JP2010074651A - 再生装置および再生装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信可能な機器間において相互に連携した動作を実現することができる再生装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るリビングテレビ1は、キッチンテレビと通信可能に接続されており、自機の稼動状態に関する状態変化を検出する稼動状態判定部43、キッチンテレビの稼動状態に関する状態変化を検出する他装置稼動状態判定部42と、自機の稼動状態またはキッチンテレビの稼動状態において状態変化を検出した場合、自機の稼動状態を示す自装置稼動情報32と、キッチンテレビの稼動状態を示す他装置稼動情報33とに応じて、再生時の音量を決定する音量決定部45とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像信号および音声信号に基づく再生処理を実行する再生装置に関するものである。
近年、テレビの薄型化、小型化が進み、テレビの設置可能な場所が広がっている。例えば、家庭においても、キッチン、リビング、寝室、風呂場、またはトイレ等、様々な場所に様々な設置形態でテレビが設置されるようになっている。
キッチンに設置されるテレビ(いわゆる、キッチンテレビ)として、例えば、非特許文献1に開示されるデジタルキッチンテレビがある。また、複数の機器が異なる場所に設置されている環境下において、これら複数の機器を連携させて処理を行う技術思想も開示されている(例えば特許文献1、2)。
特許文献1では、リビングに設置されているテレビで視聴している番組の録画を指示することで、この番組をキッチンテレビに記憶させることができる無線リモコン式キッチンテレビが開示されている。この無線リモコン式キッチンテレビでは、リビングのテレビで料理番組を見ながら、リモコンの録画ボタンを押すと、リビングのテレビで見ている番組のチャンネルデータとともに録画信号がキッチンテレビに送信される。そして、キッチンテレビではこのチャンネルデータに応じて選局し、録画信号を受信した時点での画像を記録することができる。
また、特許文献2では、外部機器からのイベント発生と、そのイベント発生時点における接続機器の状態とに基づき、設定されている動作を行う接続機器が開示されている。より具体的には、接続機器がテレビで、外部機器が電話機である場合、テレビの視聴中に電話機がなり、ユーザが電話機をとったらテレビの音量を低下させることができる。
特開2007−129309号公報(2007年5月24日公開) 特開2007−110388号公報(2007年4月26日公開) サンバリーコーポレーション、地上デジタル(地デジ)対応 浴室テレビ・キッチンテレビ、[ 平成20年6月24日検索]、インターネット<URL:http://WWW. Sunvalley-tv.com/product/kitchen.html>
しかしながら、上記従来の構成では、自機の稼動状態の変化に応じて、自機の動作を変更したり、通信相手に動作の変更を促したりするなど、通信可能な機器間において相互に連携した動作を実現することができないという問題が生じる。なお、上記稼動状態とは動作している状態、停止している状態、待機している状態など各機器の稼動に関わる状態のことである。一方、動作とは、上記稼動状態に応じて実行する各機器の所定の動きである。
具体的には、特許文献1では、リモコンから出力された録画信号に応じてキッチンテレビが挙動を変更するものであり、キッチンテレビの挙動変化に応じてリビングのテレビの挙動が変更されるものではない。特許文献2に示す接続機器も、外部機器の稼動状態の変化にあわせて自機の動作を変更するものである。このため、接続機器自身が動作状態を変更するとともに外部機器に対しても動作状態の変更を促すなど、相互に連携して動作状態を変更させるものではない。すなわち、通信可能な両者が相互に連携して動作するものではない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信可能な機器間において相互に連携した動作を実現することができる、再生装置および再生装置の制御方法を実現することにある。
本発明に係る再生装置は、上記した課題を解決するために、映像信号および音声信号に基づく再生処理を実行する再生装置であって、他の再生装置と通信可能に接続されており、自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出する状態変化検出手段と、上記状態変化検出手段が自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、自機の稼動状態を示す自機稼動状態情報と、他の再生装置の稼動状態を示す他機稼動状態情報とに応じて、上記再生処理に関する動作を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によると、状態変化検出手段を備えるため、自機または他の再生装置における稼動状態の変化の有無を把握することができる。なお、稼動状態の変化とは、例えば、自機または他の再生装置が稼動中であった状態から停止する、あるいは停止している状態から起動する等、動作のオンオフに関わる状態変化が挙げられる。さらには、出力している音量が変化したり、表示している映像の輝度が変化したりする等、自機または他の再生装置の稼動中における設定の変化も挙げられる。
また、決定手段を備えているため、自機または他の再生装置において稼動状態に変化が生じた場合、自機稼動状態情報と他機稼動状態情報とに応じて、当該再生装置が実行する再生処理に関する動作を決定することができる。なお、再生処理に関する動作とは、再生処理の実行開始、停止等、再生処理自体の実行に関わる動作に加え、音声信号に基づき出力される音声の音量の調整、映像信号に基づき出力される映像の輝度の調整等、実行する再生処理の処理結果に関わる動作も含む。
すなわち、本発明に係る再生装置は、自機の稼動状態または他の再生装置の稼動状態に変化が生じた場合、自機と他機との両方の稼動状態を考慮し再生処理に関する動作を決定することができる。
したがって、本発明に係る再生装置は、通信可能な機器間において相互に連携した動作を実現することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記他の再生装置から、上記他機稼動状態情報を取得する取得手段を備え、上記状態変化検出手段が、自機の稼動状態の状態変化の有無を検出する自機状態変化検出手段を有しており、上記自機状態変化検出手段が、自機の稼動状態の状態変化を検出した場合、上記決定手段は、状態変化後の上記自機稼動状態情報と、上記取得手段によって取得している上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理に関する動作を決定するように構成されていてもよい。
上記した構成によると、自機状態変化検出手段を備えているため、自機の稼動状態の状態変化を検出することができる。このため、自機において稼動状態の状態が変化した場合、この変化に応じて、他の再生装置の稼動状態を考慮して、再生処理に関する動作を決定することができる。すなわち、自機の稼動状態に変化が生じた場合、この変化後の稼動状態と、他の再生装置の稼動状態とを考慮し、当該再生装置の再生処理に関する動作を適切な動作となるように決定することができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記他の再生装置から、上記他機稼動状態情報を取得する取得手段を備え、上記状態変化検出手段が、上記取得手段によって取得された他機稼動状態情報に基づき、他の再生装置の稼動状態の変化の有無を検出する他機状態変化検出手段を有しており、上記他機状態変化検出手段が、他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、上記決定手段は、上記自機稼動状態情報と状態変化後の上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理に関する動作を決定するように構成されていてもよい。
上記した構成によると、他機状態変化検出手段を備えているため、他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出することができる。このため、他の再生装置において稼動状態の状態が変化した場合、この変化後の他の再生装置の稼動状態と、自機の稼動状態とを考慮して、再生処理に関する動作を決定することができる。すなわち、他の再生装置の稼動状態に変化が生じた場合、この変化後の稼動状態と、自機の稼動状態とを考慮し、当該再生装置の再生処理に関する動作を適切な動作となるように決定することができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報との組み合わせと、上記再生処理に関する動作を示す動作情報との対応関係を示す状態テーブルを記憶する記憶装置をさらに備え、上記決定手段は、上記記憶装置に記憶された状態テーブルを参照して、上記自機稼動状態情報と、上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理に関する動作を決定するように構成されていてもよい。
上記構成によると、上記状態テーブルを記憶する記憶装置を備えるため、上記決定手段は、この状態テーブルを参照することで、自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報との組み合わせから再生処理に関する動作を容易に決定することができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記状態テーブルは、上記再生処理に関する動作を示す動作情報として、音声信号に基づき再生する音声の音量を規定する音量情報を含んでおり、上記決定手段は、上記記憶装置に記憶された状態テーブルを参照して、上記自機稼動状態情報と、上記他機稼動状態情報とに基づき、再生する音声の音量を決定するように構成されていてもよい。
上記構成によると、上記状態テーブルは、動作情報として、音量情報を含むため、本発明に係る再生装置は、自機と他機との両方の稼動状態を考慮し、再生する音声の音量を決定することができる。
したがって、本発明に係る再生装置は、通信可能な他の再生装置との間で、両者の稼動状態に応じて、相互に連携して再生する音声の音量を調整することができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記自機稼動状態情報が、上記再生処理が自機において実行中である旨を示すものであり、上記他機稼動状態情報が、上記再生処理が他の再生装置において実行中である旨を示している場合、上記決定手段は、音声信号に基づき再生する音声の音量を、自機と他の再生装置とのそれぞれにおいて再生される音声により互いに干渉されない音量として予め規定されている音量に変更するように決定することが好ましい。
上記構成によると、上記決定手段は、上記自機稼動状態情報が、自機が再生処理を実行中である旨を示しており、上記他機稼動状態情報が、他の再生装置が再生処理を実行中である旨を示している場合、すなわち、自機および他の再生装置がともに再生処理を実行している場合、再生される音声の音量を、互いに干渉しない音量へと変更するように決定することができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記自機稼動状態情報が、上記再生処理が自機において実行中である旨を示すものであり、上記他機稼動状態情報が、上記再生処理が他の再生装置において停止されている旨を示している場合、上記決定手段は、音声信号に基づき再生する音声の音量を、ユーザからの操作指示により、該ユーザの所望の音量として予め規定した音量に変更するように決定することが好ましい。
上記構成によると、上記決定手段は、上記自機稼動状態情報が、自機が再生処理を実行中である旨を示しており、上記他機稼動状態情報が、他の再生装置が再生処理を停止している旨を示している場合、すなわち他の再生装置は再生処理を停止しており、自機のみが再生処理を実行している場合、ユーザの所望する音量とするように決定することができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報との組み合わせと、上記再生処理に関する動作を示す動作情報との対応関係を示す状態テーブルを記憶する記憶装置をさらに備え、上記状態テーブルは、上記再生処理に関する動作を示す動作情報として、該再生処理の実行開始または停止を指示する実行指示情報を含んでおり、上記決定手段は、上記記憶装置に記憶された状態テーブルを参照して、上記自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理の実行開始または停止を決定するように構成されていてもよい。
上記構成によると、上記状態テーブルが、再生処理に関する動作を示す動作情報として、再生処理の実行開始または停止を指示する実行指示情報を含むため、上記決定手段は、自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報との組み合わせに応じて、再生処理の実行を開始するのか、停止するのか容易に決定することができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記他の再生装置から、該他の再生装置にて再生処理されている映像信号および音声信号を特定する再生対象特定情報を取得する特定情報取得手段をさらに備え、上記自機稼動状態情報は、上記再生処理が自機において停止されている旨を示しており、上記他機状態変化検出手段が他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、状態変化後の上記他機稼動状態情報が、上記再生処理が他の再生装置において停止されたことを示すとき、上記決定手段は、上記自機稼動状態情報と状態変化後の上記他機稼動状態情報とに基づき、特定情報取得手段によって取得した再生対象特定情報に対応する映像信号および音声信号の再生処理を開始するように決定するように構成されていてもよい。
上記構成によると、決定手段は、他の再生装置の再生処理が停止された場合、該他の再生装置にて再生処理を実行していた映像信号および音声信号の再生処理を開始させるように決定することができる。このため、本発明に係る再生装置は、他の再生装置にて再生していた映像信号および音声信号を、他の再生装置の再生処理の停止後に当該再生装置において引き続き実行することができる。
このように、他の再生装置の再生処理が停止された場合、この再生処理を当該再生装置にて実行することができる。このため、例えば、他の再生装置と本発明に係る再生装置とが異なる場所に設置されている場合、他の再生装置の再生処理を停止させても、当該再生装置が設置されている場所にて引きつづき映像信号および音声信号を再生させることができる。
また、本発明に係る再生装置は、上記した構成において、上記再生対象特定情報が、上記映像信号および音声信号を搬送する放送波の受信チャンネルを示す情報であってもよい。
上記再生対象特定情報が、上記受信チャンネルを示す情報である場合、他の再生装置において再生処理されていた放送波を当該再生装置にて受信し再生処理することができる。
本発明に係る再生装置の制御方法は、上記した課題を解決するために、映像信号および音声信号に基づく再生処理を実行する再生装置の制御方法であって、当該再生装置は他の再生装置と通信可能に接続されており、自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出する第1ステップと、上記第1ステップにおいて、自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、自機の稼動状態を示す自機稼動状態情報と、他の再生装置の稼動状態を示す他機稼動状態情報とに応じて、上記再生処理に関する動作を決定する第2ステップと、を含むことを特徴とする。
上記方法では、第1ステップを含むため、自機または他の再生装置における稼動状態の変化の有無を把握することができる。また、第2ステップを含むため、自機または他の再生装置において稼動状態に変化が生じた場合、自機稼動状態情報と他機稼動状態情報とに応じて、当該再生装置が実行する再生処理に関する動作を決定することができる。
すなわち、本発明に係る再生装置の制御方法は、自機の稼動状態または他の再生装置の稼動状態に変化が生じた場合、自機と他機との両方の稼動状態を考慮し再生処理に関する動作を決定することができる。
したがって、本発明に係る再生装置の制御方法は、通信可能な機器間において相互に連携した動作を実現することができるという効果を奏する。
なお、上記再生装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記再生装置をコンピュータにて実現させる再生装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る再生装置は、上記した課題を解決するために、映像信号および音声信号に基づく再生処理を実行する再生装置であって、他の再生装置と通信可能に接続されており、自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出する状態変化検出手段と、上記状態変化検出手段が自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、自機の稼動状態を示す自機稼動状態情報と、他の再生装置の稼動状態を示す他機稼動状態情報とに応じて、上記再生処理に関する動作を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る再生装置は、通信可能な機器間において相互に連携した動作を実現することができるという効果を奏する。
本発明に係る再生装置の制御方法は、上記した課題を解決するために、映像信号および音声信号に基づく再生処理を実行する再生装置の制御方法であって、当該再生装置は他の再生装置と通信可能に接続されており、自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出する第1ステップと、上記第1ステップにおいて、自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、自機の稼動状態を示す自機稼動状態情報と、他の再生装置の稼動状態を示す他機稼動状態情報とに応じて、上記再生処理に関する動作を決定する第2ステップと、を含むことを特徴とする。
したがって、本発明に係る再生装置の制御方法は、通信可能な機器間において相互に連携した動作を実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図9に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施の形態に係る視聴システム100は、図2に示すように、利用用途の異なる部屋(図2では、リビングとキッチン)ごとに配置されたテレビ(リビングテレビ1およびキッチンテレビ2)を備え、これらテレビ同士が、無線LANによって通信可能に接続されることで構築されるシステムである。図2は、本発明の実施形態を示すものであり、視聴システム100の概略を示す図である。
なお、本実施形態では、リビングテレビ(再生装置、他の再生装置)1とキッチンテレビ(再生装置、他の再生装置)2とを接続するための接続手段は、無線LANにより実現される構成であるが、上記接続手段は、これに限定されるものではない。例えば、この接続手段としてBluetooth(登録商標)等の他の無線通信技術を利用する構成であってもよい。また、接続ケーブルによって両者を接続し、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)等のデジタル映像・音声入出力規格や、i.link(登録商標)等の接続規格を採用してもよい。あるいは、PLC(Power Line Communication 電力線搬送通信)を利用してもよい。
上記視聴システム100では、図2に示すようにキッチンにはキッチンテレビ2が、リビングにはリビングテレビ1が備えられ、それぞれの部屋で、ユーザはテレビ番組等を視聴することができるようになっている。
しかしながら、図2ではリビングとキッチンとが隣接する間取りとなっており、そのため、リビングテレビ1とキッチンテレビ2とは近接した位置に配置されることとなる。このように、リビングテレビ1とキッチンテレビ2とが近接する位置に配置される場合、それぞれのテレビで同時に番組を視聴すると、両者のテレビのスピーカから出力される音が相互に干渉して双方のテレビの音声が互いに聞こえづらくなる場合がある。
本実施の形態に係る視聴システム100では、このように音が干渉する可能性がある場合、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2から出力される音は、それぞれが所定の音量レベル(干渉時設定音量)となるように調整される。
一方、音が干渉する可能性がない場合、本実施の形態に係る視聴システム100では、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2から出力される音は、ユーザにより設定された所望の音量レベル(非干渉時設定音量)となるように調整される。本実施の形態に係る視聴システム100では、この非干渉時設定音量は、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2それぞれにおける前回稼動時にユーザにより設定した音量とする。なお、このように音が干渉する可能性がない場合とは、例えば、キッチンテレビ2またはリビングテレビ1のいずれか一方が稼動していない場合などが想定される。
(リビングテレビの構成)
ここで、本実施の形態に係る視聴システム100が備えるリビングテレビ1の構成について図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態を示すものであり、リビングテレビ1のハードウェア構成を示す図である。
上記リビングテレビ1は、図3に示すようにアナログチューナ11、デジタルチューナ12、外部入力部13・・・、AVセレクタ14、映像信号処理部15、音声信号処理部16、DAC(Digital to Analog Converter)17、音声AMP(amplifier)出力部18、表示装置19、スピーカ20、通信制御部21、アンテナ22、不揮発性メモリ(記憶装置)23、操作部24、電源回路25、および主制御部26を備えてなる構成である。
上記アナログチューナ11は、主制御部26からの制御指示に応じて、不図示のアナログ放送用アンテナを介して受信する放送信号(アナログ放送)を選局するものである。アナログチューナ11によって選局され取得された放送信号のうち映像信号は、AVセレクタ14を通じて映像信号処理部15に出力され、音声信号は、AVセレクタ14を通じて音声信号処理部16に出力される。
上記デジタルチューナ12は、主制御部26からの制御指示に応じて、不図示のデジタル放送用アンテナを介して受信する放送信号(デジタル放送)を選局するものである。デジタルチューナ12によって選局され、取得された放送信号のうち映像信号は、AVセレクタ14を通じて映像信号処理部15に送信され、音声信号は、AVセレクタ14を通じて音声信号処理部16に送信される。
外部入力部13は、例えば、外部機器から入力された映像信号または音声信号を受付けるものである。外部入力部13としては、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)等の規格に応じた家電やAV機器向けのデジタル映像・音声入出力インターフェースが挙げられる。本実施の形態に係るリビングテレビ1(またはキッチンテレビ2)では、この外部入力部13を複数備えている。
AVセレクタ14は、主制御部26からの制御指示に応じて、アナログチューナ11、デジタルチューナ12、および外部入力部13・・・を切換えて入力を受付けるものである。また、AVセレクタ14は、アナログ放送またはデジタル放送の放送信号から音声データおよび映像データを抽出するものでもある。AVセレクタ14は、抽出した音声データを音声信号処理部16に、映像データを映像信号処理部15にそれぞれ送信する。
上記映像信号処理部15は、AVセレクタ14から入力された映像信号を表示装置19にて表示できる形式に変換するものである。また、映像信号処理部15は、表示画面制御部27を備えている。この表示画面制御部27は、変換した映像信号を表示装置19に出力して表示するように制御したり、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)データに基づき、予め用意された設定メニュー画面、音量ケージ、現在時刻、選局チャンネルなどの各種情報を描画し、表示装置19に出力して表示するように制御したりする。
上記音声信号処理部16は、AVセレクタ14から入力された音声信号をスピーカ20から出力できる形式に変換するものである。また、この音声信号処理部16は、音量制御部28を備えており、この音量制御部28は、上記音声信号に基づき再生される音声の音量を制御する。音声信号処理部16は、変換した音声信号をDAC17に出力し、デジタルデータからアナログデータに変化させ音声AMP出力部18に送信させる。
上記音声AMP出力部18は、DAC17を介して音声信号処理部16から入力された音声信号に基づき、スピーカ20から出力する音声の出力制御を行うものである。
通信制御部21は、アンテナ22を介して他の装置(キッチンテレビ2)との間での通信を確立するように制御したり、通信を確立した他の装置(キッチンテレビ2)と相互に情報を送受信したりするように制御するものである。
上記不揮発性メモリ23は、リビングテレビ1あるいはキッチンテレビ2において利用する各種設定情報を記憶する半導体メモリであって、例えば、フラッシュメモリなどによって実現される。不揮発性メモリ23には、音量設定テーブル(状態テーブル)31、自装置稼動情報(自機稼動状態情報)32、他装置稼動情報(他機稼動状態情報)33、および稼動状態変更テーブル(状態テーブル)34が記憶されている。
上記音量設定テーブル31は、自機の稼動状態を示す情報と他のテレビの稼動状態を示す情報との組み合わせと、出力する音声の音量レベルを示す情報との対応関係を示すテーブルである。
具体的には、図4に示すように、稼動中、スタンバイ状態等、自機および他機の稼動状態を示す情報(時期稼動状態および他機稼動状態)と、それら稼動状態の組み合わせに応じた音量レベルに関する情報(動作情報)とが対応付けられている。図4は、本発明の実施形態を示すものであり、音量設定テーブル31の一例を示す図である。
なお、自機稼動状態および他機稼動状態における稼動中とは、リビングテレビ1において、番組が視聴できるように表示装置19に映像が表示され、スピーカ20から音声が出力されている状態を指す。一方、スタンバイ状態とは、電源回路25が待機中の状態(スタンバイ状態)となるように働いており、リビングテレビ1が稼動していない状態である。本実施の形態に係るリビングテレビ1は、ユーザから稼動の停止指示を受信すると、スタンバイ状態となるように構成されている。
また、音量設定テーブル31において設定されている音量レベルは、以下のようにして規定されている。すなわち、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2の両者において番組が再生され、両者の音声が干渉しあう可能性がある環境下では、音声が干渉しあわない程度に小さくなるように規定されている。
一方、リビングテレビ1のみ稼動しており、両者の音声が干渉しない環境下では、リビングテレビ1から出力する音声の音量レベルは、ユーザが通常の使用時に好む音量レベルに設定する。なお、本実施の形態に係るリビングテレビ1では、リビングテレビ1の前回の使用時に設定した音量レベルを、ユーザが通常の使用時に好む音量レベルとして設定する。
なお、このユーザが通常の使用時に好む音量レベルは、リビングテレビ1の前回の使用時に設定した音量レベルに限定されるものではなく、予めユーザによって当該リビングテレビ1において設定したものであってもよい。
また、本実施の形態に係るリビングテレビ1では、音量レベルの設定は、例えば、図5に示すようなグラフィカルな音量設定画面を参照して、ユーザによって容易に設定できるようになっている。図5は本発明の実施形態を示すものであり、音量設定画面の一例を示す図である。
すなわち、上記音量設定画面では、音量をグラフィカルに棒状に表した音量バーを参照して、音量レベルの高低を決定することができる。また、リビングテレビ1の音量とキッチンテレビ2の音量とが図5に示すように並んで表示されており、接続相手であるキッチンテレビ2の音量を参照にしつつリビングテレビ1の音量を決定できるようになっている。
自装置稼動情報32は、現時点におけるリビングテレビ1の稼動状態を示す情報である。後述するが、本実施の形態に係るリビングテレビ1では、稼動状態が変更されるたびに、主制御部26からの制御指示により自装置稼動情報32が更新されるようになっている。
他装置稼動情報33は、リビングテレビ1の接続相手である他の装置(キッチンテレビ2)の稼動状態を示す情報である。リビングテレビ1では、キッチンテレビ2から稼動状態に関する情報を受信した場合、この情報を他装置稼動情報33として不揮発性メモリ23に記憶するようにも構成されている。一方、リビングテレビ1からもキッチンテレビ2に対して、リビングテレビ1の稼動状態に関する情報を、所定のタイミングで送信するようになっている。なお、上記所定のタイミングとは、予め決められた時間間隔ごとのタイミングである。
すなわち、本実施の形態に係る視聴システム100では、図6に示すように、稼動状態が稼動中かスタンバイ状態にあるかに関わらずリビングテレビ1から所定時間間隔で稼動状態の問い合わせを行い、この問い合わせに対する応答をキッチンテレビ2から取得できるようになっている。また逆に、キッチンテレビ2から所定時間間隔で稼動状態の問い合わせを行い、この問い合わせに対する応答をリビングテレビ1から取得できるようにもなっている。
また、本実施の形態に係る視聴システム100では、リビングテレビ1またはキッチンテレビ2からの問い合わせに対して稼動状態が通知されるだけではなく、図7に示すように、自機の稼動状態が変更された場合にも稼動状態を通知するように構成されている。なお、図6および図7は、本発明の実施形態を示すものであり、リビングテレビ1とキッチンテレビ2との間における稼動状態の通知処理を説明する図である。
このように、リビングテレビ1とキッチンテレビ2とが互いに所定時間間隔ごとに相手の稼動状態に関する情報を取得できるようになっている。また、自機の稼動状態が変更された場合、その変更後の稼動状態を接続相手に通知できるようにもなっている。このため、リビングテレビ1とキッチンテレビ2とは互いに、稼動状態を監視し、稼動状態に変更が生じたか否か把握できる。
稼動状態変更テーブル34は、図10に示すように、自機の稼動状態と、他機の稼動状態の変更に伴い、自機の動作をどのように変更させるか、その対応関係を示すテーブルである。より具体的には、他機をキッチンテレビ2としたとき、キッチンテレビ2の稼動状態が稼動中からスタンバイ状態へと変更された場合、自機の動作を、スタンバイ状態から起動させ、音量を非干渉時設定音量とするように、上記対応関係が示されている。
操作部24は、ユーザからの操作指示を受付けるものである。ユーザからの操作指示が入力ボタン等の押下によって実行される場合、操作部24はこの操作ボタン等によって実現できる。一方、ユーザからの操作指示をリモートコントローラから受付ける場合、この操作部24は、リモートコントローラから出力される光を受光する受光部によって実現できる。操作部24は、ユーザから操作指示を受付けると、その情報を主制御部26に送信する。
電源回路25は入力電力から出力電力を生成する回路であって、主制御部26からの制御指示に基づき、リビングテレビ1の起動、待機(スタンバイ状態)等、その稼動状態に応じた動作をする。
主制御部26は、リビングテレビ1が備える各部の各種制御を行うものであり、例えば、CPUの機能を実装した集積回路によって実現できる。
なお、キッチンテレビ2についても、このリビングテレビ1と同様の部材を備え、また、不揮発性メモリ23に、同様に音量設定テーブル31、自装置稼動情報32、および他装置稼動情報33を記憶した構成となっている。このため、キッチンテレビ2についての説明は省略する。
(リビングテレビにおける音量調整処理に関するソフトウェア構成)
次に、上記した構成を有するリビングテレビ1の音量調整処理に関するソフトウェア構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態を示すものであり、リビングテレビ1における音量調整処理に関するソフトウェア構成を示す図である。
図1に示すように本実施の形態に係るリビングテレビ1は、機能ブロックとして、情報取得部(取得手段)41、他装置稼動状態判定部42、稼動状態判定部43、稼動状態通知部44、音量決定部(決定手段)45、稼動指示部46、およびチャンネル決定部47を備えてなる構成である。なお、他装置稼動状態判定部42および稼動状態判定部43により、本発明における状態変化検出手段を実現する。また、稼動指示部46とチャンネル決定部47とによって本発明の決定手段を実現できる。
上記情報取得部41は、通信制御部21を通じて、他のテレビ(ここでは、キッチンテレビ2)から送信された、キッチンテレビ2の稼動状態に関する情報を受付けるものである。また、後述するが情報取得部41は、キッチンテレビ2がユーザからの停止指示によりスタンバイ状態となった場合、該キッチンテレビ2にて再生していた番組のチャネル情報も取得する。情報取得部41は、上記稼動状態に関する情報およびチャンネル情報(再生対象特定情報)を受付けると、これらの情報を他装置稼動状態判定部42に送信する。
上記他装置稼動状態判定部42は、情報取得部41から受信した上記稼動状態に関する情報と、すでに不揮発性メモリ23に記憶されている他装置稼動情報33とを比較し、他のテレビ(キッチンテレビ2)の稼動状態に変更が生じたかどうか判定するものである。
他装置稼動状態判定部42は、変更が生じたと判定した場合、キッチンテレビ2の稼動状態の変更に応じた音量レベルを決定するように、音量決定部45に指示する。また、他装置稼動状態判定部42は、他装置稼動情報33を、現時点でのキッチンテレビ2の稼動状態に更新する。
また、他装置稼動状態判定部42は、キッチンテレビ2から受信した稼動状態に関する情報が、キッチンテレビ2が稼動中からスタンバイ状態へと変更されるものであると判定した場合、この稼動状態の変更に対する判定結果を、稼動指示部46に通知する。また、この判定結果を通知する際、他装置稼動状態判定部42は、キッチンテレビ2から取得したチャンネル情報も送信する。
稼動指示部46は、操作部24により受付けたユーザからの稼動状態の変更指示に応じて、電源回路25を制御して当該リビングテレビ1を起動させたり、起動しているリビングテレビ1を停止させ、スタンバイ状態にしたりするものである。また、稼動指示部46は、他装置稼動状態判定部42から受信した判定結果に応じて、稼動状態変更テーブル34を参照して、稼動状態をスタンバイ状態から起動させ稼動中へと変更すように決定するものでもある。
また、稼動指示部46は、上記変更指示または他装置稼動状態42から受信した判定結果により変更された当該リビングテレビ1の稼動状態(自機の稼動状態に関する情報)を稼動状態判定部43に通知するものでもある。
また、稼動指示部46は、他装置稼動状態判定部42からの判定結果に応じて、スタンバイ状態から起動して稼動中へと変更するように決定した場合、キッチンテレビ2から受信したチャンネル情報をチャンネル決定部47に送信し、再生する番組のチャンネルを決定するように指示するものでもある。
チャンネル決定部47は、稼動指示部46からの指示に応じて、再生する番組のチャンネルを決定する。そして、デジタルチューナ12に対して、決定したチャネルの放送波を選択し受信するように指示するものである。
稼動状態判定部43は、稼動指示部46から受信した自機の稼動状態に関する情報、すなわち現時点での自機の稼動状態に基づき、該稼動状態に変更があったか否か判定するものである。具体的には、稼動状態判定部43は、不揮発性メモリ23に記憶した自装置稼動情報32と、稼動指示部46から受信した自機の稼動状態に関する情報とに基づき稼動状態に変更が生じたか否か判定する。
稼動状態判定部43は、稼動状態に変更が生じたと判定した場合、現時点での稼動状態をキッチンテレビ2に通知するように稼動状態通知部44に指示する。さらに、稼動状態判定部43は、音量決定部45に、変更後のリビングテレビ1の稼動状態に応じた音量レベルを決定するように指示する。
上記音量決定部45は、他装置稼動状態判定部42または稼動状態判定部43からの指示に応じて、リビングテレビ1にて出力する音声の音量レベルを決定するものである。より具体的には、音量決定部45は、他装置稼動状態判定部42からの指示に応じて、変更後のキッチンテレビ2の稼動状態と自機の稼動状態とに基づき、稼動状態変更テーブル34を参照してリビングテレビ1にて出力する音声の音量レベルを決定する。あるいは、音量決定部45は、稼動状態判定部43からの指示に応じて、変更後のリビングテレビ1の稼動状態と、キッチンテレビ2の稼動状態とに基づき、音量設定テーブル31を参照してリビングテレビ1にて出力する音声の音量レベルを決定する。
音量決定部45は、リビングテレビ1にて出力する音声の音量レベルを決定すると、決定した音量レベルで音声が出力されるように、音声信号処理部16が有する音量制御部28に指示する。この音量決定部45からの指示に応じて、音量制御部28は、出力する音声の音量を制御する。
なお、上記リビングテレビ1と接続されるキッチンテレビ2は、音量調整処理に関して、リビングテレビ1と同様なソフトウェア構成を有している。すなわち、キッチンテレビ2は、リビングテレビ1と同様な機能ブロックを備えている。このため、キッチンテレビ2が音量調整処理に関するソフトウェアとして備える各機能ブロックについては、リビングテレビ1が備える各機能ブロックと同一の符号番号を付しその説明は省略するものとする。
(音量調整処理1)
上述した構成を有するリビングテレビ1およびキッチンテレビ2における、音量調整処理の処理フローの一例を、図8を参照にして説明する。特にここでは、リビングテレビ1の起動指示をトリガとする、リビングテレビ1とキッチンテレビ2との間における音量調整処理(音量調整処理1)を例に挙げて説明する。図8は、本発明の実施形態を示すものであり、音量調整処理1の処理の流れを説明するフローチャートである。
まず、前提としてリビングテレビ1がスタンバイ状態にあるものとする。本実施の形態に係るリビングテレビ1は、稼動していない間は電源回路25が待機中の状態(スタンバイ状態)となるように働く。つまり、リビングテレビ1は、主電源がOFF状態とはならない。また、同様にキッチンテレビ2が稼動していない間も、キッチンテレビ2が備える電源回路25が待機中の状態(スタンバイ状態)となるように働く。
このような前提において、ユーザから操作部24を介してリビングテレビ1の起動指示を稼動指示部46が受付ける(ステップS11、これ以降S11のように称する)。稼動指示部46は、この操作部24からの指示に応じて電源回路25を動作させてリビングテレビ1を稼動させる。このように、リビングテレビ1では、スタンバイ状態から稼動状態に変更される。また、稼動指示部46は、操作部24から受付けた指示を稼動状態判定部43に通知する。
この稼動指示部46から受信した指示と、自装置稼動情報32とから稼動状態判定部43が、リビングテレビ1の稼動状態の変更を判定する。ここで、稼動状態に変更があったと判定した場合、この変更後の稼動状態をキッチンテレビ2に通知するように稼動状態通知部44に指示するとともに、自装置稼動情報32を更新する。
稼動状態通知部44は、稼動状態判定部43からの指示に応じて通信制御部21を制御して、キッチンテレビ2に対し、リビングテレビ1が稼動し、稼動状態が変更された旨を示す情報を通知する(S12)。
また、稼動状態判定部43は、上記したように自装置稼動情報32を更新し、リビングテレビ1の変更後の稼動状態に関する情報をキッチンテレビ2に通知するように稼動状態通知部44に指示すると、さらにこの稼動状態についての判定結果を音量決定部45に送信する。
音量決定部45は、稼動状態判定部43からリビングテレビ1の稼動状態に関する判定結果(ここでは、リビングテレビ1が稼動したという判定結果)を受信すると、他装置稼動情報33を読み出す。そして、音量決定部45は、リビングテレビ1の稼動状態に関する判定結果と他装置稼動情報33とに基づき、音量設定テーブル31を参照して、リビングテレビ1において出力する音量を決定する。すなわち、音量決定部45が読み出した他装置稼動情報33に基づき、キッチンテレビ2が稼動中であると判定した場合(S13において「YES」)、音量決定部45は、リビングテレビ1から出力する音の音量を干渉時音量に設定する(S15)。
一方、キッチンテレビ2が稼動中でない場合、すなわち、キッチンテレビ2が停止しスタンバイ状態にある場合、音量決定部45は、リビングテレビ1から出力する音の音量を非干渉時音量に設定する(S14)。
一方、キッチンテレビ2では、リビングテレビ1から変更後の稼動状態に関する情報を情報取得部41が受信すると、この受信した情報を他装置稼動状態判定部42に送信する。
他装置稼動状態判定部42は、情報取得部41からリビングテレビ1の変更後の稼動状態に関する情報を受信すると、自装置稼動情報32を参照して自機が稼動中か否か、すなわち、稼動中かスタンバイ状態か判定する(S22)。ここで、自機が稼動中ではないと判定した場合(S22において「NO」)、他装置稼動状態判定部42は、リビングテレビ1から受信した変更後の稼動状態を示す情報によって、他装置稼動情報33を更新する(S24)。
上述したように、本実施の形態に係るキッチンテレビ2では、稼動していない間は電源回路25が待機中の状態となるように働いており、キッチンテレビ2は、主電源がOFF状態とはならない。このため、キッチンテレビ2は、リビングテレビ1から変更後の稼動状態に関する情報を受信し、他装置稼動情報33を更新することができるようになっている。
一方、他装置稼動状態判定部42が、自機が稼動中であると判定した場合(S22において「YES」)、受信した変更後のリビングテレビ1の稼動状態に関する情報に基づき、リビングテレビ1が起動したか否かさらに判定する(S23)。ここで、リビングテレビ1が起動していると判定した場合(S23において「YES」)、ステップS22およびステップS23における判定結果、すなわち、キッチンテレビ2およびリビングテレビ1の両者がともに稼動している状態にあることを示す判定結果を音量決定部45に通知する。
音量決定部45は、他装置稼動状態判定部42から通知されたステップS22およびS23における判定結果と、音量設定テーブル31とに基づき、キッチンテレビ2から出力する音量を、干渉時音量に設定するように決定する(S25)。そして、この決定した干渉時音量にて音量を出力させるように音量制御部28を制御する。
一方、リビングテレビ1から受信した、上記変更後の稼動状態に関する情報が、リビングテレビ1が起動した旨を示すものではない場合、ステップS23における他装置稼動状態判定部42の判定結果は「NO」となる。
この場合、音量決定部45は、他装置稼動状態判定部42から通知されたステップS22およびS23における判定結果と、音量設定テーブル31とに基づき、キッチンテレビ2から出力する音量を、非干渉時音量に設定するように決定する(S26)。そして、この決定した非干渉時音量にて音量を出力させるように音量制御部28を制御する。
以上のように、リビングテレビ1は、自機の稼動状態とキッチンテレビ2の稼動状態との関係により、出力する音声の音量レベルを、非干渉時音量または干渉時音量とすることができる。すなわち、リビングテレビ1は、自機が稼動中であり、キッチンテレビ2も稼動中である場合、出力する音声の音量レベルを干渉時音量とし、自機が稼動中であり、キッチンテレビ2が停止中である場合、非干渉時音量とすることができる。
一方、キッチンテレビ2は、リビングテレビ1から受信した該リビングテレビ1の変更後の稼動状態と自機の稼動状態との関係により、出力する音声の音量レベルを、非干渉時音量または干渉時音量とすることができる。あるいは、出力する音声の音量レベルを設定するのではなく、変更後のリビングテレビ1の稼動状態により、他装置稼動情報33の更新だけを行うことができる。
すなわち、キッチンテレビ2は、自機が稼動中であり、リビングテレビ1も稼動中である場合、出力する音声の音量レベルを干渉時音量とし、自機が稼動中であり、リビングテレビ1が停止中である場合、非干渉時音量とすることができる。また、自機が稼動していない場合、リビングテレビ1の変更後の稼動状態に関する情報により、他装置稼動情報33を更新することもできる。
なお、図8では、リビングテレビ1の起動指示をトリガとしてリビングテレビ1において出力する音量の設定を判断し、リビングテレビ1の稼動状態の変更通知をトリガとして、キッチンテレビ2において出力する音量の設定を判断する場合について説明した。ここで、キッチンテレビ2の起動指示をトリガとしてキッチンテレビ2において出力する音量の設定を判断し、キッチンテレビ2の稼動状態の変更通知をトリガとして、リビングテレビ1において出力する音量の設定を判断する場合であっても、図5に示すリビングテレビ1とキッチンテレビ2との処理フローを入れ替えることで同様にして実行できる。
以上のように、本実施の形態に係るリビングテレビ1は、自機の稼動状態の変更、またはキッチンテレビ2の稼動状態の変更を検出する稼動状態判定部43および他装置稼動状態判定部42を備える。そして、上記稼動状態判定部43が自機の稼動状態の変更を、あるいは上記他装置稼動状態判定部42が他の再生装置の稼動状態の変更を検出した場合、自装置稼動情報32と他装置稼動情報33とに応じて、上記再生処理において出力する音声の音量レベルを決定する音量決定部45を備える。
このため、本実施の形態に係るリビングテレビ1は、自機またはキッチンテレビ2における稼動状態の変更の有無を把握することができる。また、音量決定部45を備えているため、自機または他の再生装置において稼動状態が変更した場合、自装置稼動情報32と他装置稼動情報33とに応じて、リビングテレビ1が出力する音声の音量レベルを決定することができる。
このように、リビングテレビ1は、自機の稼動状態またはキッチンテレビ2の稼動状態が変更した場合、自機とキッチンテレビ2との両方の稼動状態を考慮し、出力する音声の音量レベルを決定することができる。このため、リビングテレビ1は、キッチンテレビ2との間において相互に連携した動作を実現することができる。
また、このように本実施の形態に係る視聴システム100では、リビングテレビ1とキッチンテレビ2との両者の稼動状態に応じて、両者が稼動中の場合は干渉時音量に、一方の装置がスタンバイ状態の場合は、稼動中の他方の装置の音量を非干渉時音量とすることができる。したがって、リビングテレビ1とキッチンテレビ2とにおいて、出力される音が干渉してしまうことを防ぐことができる。
また、一方の装置が起動していない場合であってもスタンバイ状態であるため、他方の装置において稼動状態が変更された場合、一方の装置ではこの変更された稼動状態に関する情報を受付け、他装置稼動情報33を更新することができる。このように一方の装置が起動していない場合であっても、他装置稼動情報33を更新することができるため、他方の装置の稼動状態を監視しておくことができる。
上記ではリビングテレビ1の起動指示をトリガとする、リビングテレビ1とキッチンテレビ2との間における音量調整処理(音量調整処理1)を例に挙げて説明した。次に、リビングテレビ1に対する停止指示をトリガとするリビングテレビ1とキッチンテレビ2との間における音量調整処理(音量調整処理2)について図9を参照して説明する。図9は、本発明の実施形態を示すものであり、音量調整処理2の処理の流れを説明するフローチャートである。
(音量調整処理2)
本実施の形態に係る視聴システム100では、リビングテレビ1とキッチンテレビ2との間において、一方の装置における稼動状態が稼動中からスタンバイ状態に変更されることにより、他方の装置の稼動状態がスタンバイ状態から起動させ稼動中へと変更されるように構成されている。
例えば、リビングテレビ1が稼動中であり、キッチンテレビ2がスタンバイ状態にある場合において、リビングテレビ1を停止させスタンバイ状態に変更させると、スタンバイ状態にあるキッチンテレビ2が起動され、リビングテレビ1にて再生していた番組が再生される。またこのとき、キッチンテレビ2で番組を再生する際の音量は、非干渉時音量に設定される。
このように、一方の装置における稼動状態が稼動中からスタンバイ状態に変更されることにより、他方の装置の稼動状態がスタンバイ状態から稼動中へと変更される処理を音量調整処理2として、以下に説明する。
まず、前提としてリビングテレビ1が稼動状態にあり、キッチンテレビ2がスタンバイ状態にあるものとする。
このような前提において、ユーザから操作部24がリビングテレビ1の停止指示を受付ける(S31)。操作部24は、受付けた停止指示を稼動指示部46に送信する。稼動指示部46は、操作部24から受信した停止指示を稼動状態判定部43に送信する。
稼動状態判定部43は、稼動指示部46から指示される停止指示と、自装置稼動情報32とを比較し、リビングテレビ1における稼動状態の変更の有無を判定する。ここでは、ユーザから停止指示を受け、リビングテレビ1の稼動状態が変更されているため、稼動状態判定部43は、稼動状態に変更が生じたと判断する。そして、稼動状態判定部43は、変更後の稼動状態、すなわちリビングテレビ1がスタンバイ状態に変更される旨をキッチンテレビ2に通知するように、稼動状態通知部44に指示する。この指示に応じて、稼動状態通知部44が、通信制御部21を制御してリビングテレビ1の稼動状態がスタンバイ状態に変更される旨をキッチンテレビ2に通知する(S32)。また、リビングテレビ1からキッチンテレビ2へと稼動状態の変更が通知される際、稼動状態通知部44は、リビングテレビ1が稼動中に選択していたチャンネル情報もあわせて通知する。
さらにまた、稼動状態判定部43は、変更後の稼動状態を反映するように自装置稼動情報32を更新するとともに、音量決定部45に変更後の稼動状態の情報、すなわちスタンバイ状態への変更を通知する。
音量決定部45は、稼動状態判定部43からの通知に応じて、音量設定テーブル31を参照してリビングテレビ1の音量を設定する。ここでは、リビングテレビ1の稼動状態が稼動中からスタンバイ状態へと変更され、一方、キッチンテレビ2の稼動状態が、現時点ではスタンバイ状態にあるため、リビングテレビ1の音量を非干渉時音量に設定する(S33)。
このように、スタンバイ状態へと変更される際に、非干渉時音量に設定することで、リビングテレビ1は、次回の起動時にキッチンテレビ2が稼動中でないならば、非干渉時音量にて音声を出力できる。
このようにして稼動状態通知部44からの指示に応じて通信制御部21を介して稼動状態の変更がキッチンテレビ2に通知されるとともに、リビングテレビ1の音量を非干渉時音量に設定すると、稼動指示部46は、電源回路25を動作させてリビングテレビ1を停止させ、スタンバイ状態とする(S34)。
一方、キッチンテレビ2では、情報取得部41が通信制御部21を制御してリビングテレビ1から稼動状態の変更通知を受信する(S41)。情報取得部41は、リビングテレビ1の稼動状態の変更通知を取得すると、この取得した変更通知を他装置稼動状態判定部42に送信する。他装置稼動状態判定部42は、情報取得部41により取得した稼動状態の変更通知を解析し、変更後のリビングテレビ1の稼動状態を判定する。ここでは、リビングテレビ1の稼動状態が稼動中らスタンバイ状態へと変更されたと判定する。他装置稼動状態判定部42は、稼動指示部46に対してこの判定結果を通知する。また、上述したように、情報取得部41は、リビングテレビ1で再生していた番組のチャンネル情報を取得している。そこで、他装置稼動状態判定部42は、稼動指示部46に上記判定結果とともに、このチャンネル情報もあわせて送信する。
稼動指示部46は、他装置稼動状態判定部42からの判定結果に応じて、図10に示す稼動状態変更テーブル34を参照してキッチンテレビ2を起動させると決定する。そして、稼動指示部46は、電源回路25を制御し、キッチンテレビ2を起動させる(S42)。さらに、稼動指示部46は、チャンネル決定部47に、受信した上記チャンネル情報を送信し、再生する番組のチャンネルを決定させる。チャンネル決定部47は、他装置稼動状態判定部42から受信した上記チャンネル情報に基づき、リビングテレビ1で再生していた番組のチャンネルを特定する。そして、チャンネル決定部47は、特定したチャンネルの放送信号を受信するようにデジタルチューナ12に指示する。この指示に応じて、デジタルチューナ12は、リビングテレビ1で再生していた番組のチャンネルを選択し、該チャンネルに応じた放送信号を受信する。
このようにして、キッチンテレビ2では、リビングテレビ1で視聴していた番組のチャンネルに設定する(S43)。
なお、上記他装置稼動状態判定部42は、リビングテレビ1の稼動状態が稼動中からスタンバイ状態へと変更されたと判定すると、このリビングテレビ1の稼動状態の変更に応じて音量を決定するように音量決定部45に指示している。そこで、音量決定部45は、稼動状態変更テーブル34を参照して、キッチンテレビ2にて出力する音声の音量レベルを決定する。ここでは、リビングテレビ1の稼動状態がスタンバイ状態へと変更されているため、キッチンテレビ2の音量決定部45は、出力する音声の音量レベルを非干渉時音量に設定する(S44)。
なお、図9では、リビングテレビ1の稼動停止指示をトリガとしてリビングテレビ1をスタンバイ状態とするとともに、リビングテレビ1の稼動状態の変更通知(スタンバイ状態への変更)をトリガとして、キッチンテレビ2をスタンバイ状態から起動させる場合について説明した。ここで、キッチンテレビ2の稼動停止指示をトリガとしてキッチンテレビ2をスタンバイ状態に変更させ、キッチンテレビ2の稼動状態の変更通知(スタンバイ状態への変更)をトリガとして、リビングテレビ1をスタンバイ状態から起動させる場合であっても、図9に示すリビングテレビ1とキッチンテレビ2との処理フローを入れ替えることで同様にして実行できる。
以上のように、本実施の形態に視聴システム100では、キッチンテレビ2において、上記他装置稼動状態判定部42がリビングテレビ1がスタンバイ状態へと変更されたと判定した場合、稼動指示部46が再生処理をスタンバイ状態から起動させるように決定する。さらにこの他装置稼動状態判定部42の判定結果に応じて、音量決定部45が上記再生処理において出力する音声の音量レベルを決定することができる。
すなわち、本実施の形態に係る視聴システム100では、リビングテレビ1またはキッチンテレビ2のいずれか一方の稼動状態の変更に応じて、他方の稼動状態も変更することができる。すなわち、一方の装置の稼動を停止させると、他方を起動させるように連携して動作させることができる。
また、上記視聴システム100は、スタンバイ状態から起動した装置では、停止指示によりスタンバイ状態となった装置にて再生していた番組を再生させることができる構成である。このため、例えば、ユーザがリビングテレビ1を停止させ、リビングからキッチンに移動すると、このキッチンに設置されているキッチンテレビ2にて、先ほどリビングテレビ1で視聴していた番組を続けて見ることができる。したがって、場所移動にともないユーザが視聴可能なテレビが変更されることとなっても、変更されたテレビにてユーザが特にチャンネル設定を行うことなく引き続き同じ番組を視聴することができる。
なお、上記した視聴システム100では、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2の両者が稼動中の場合、互いに出力する音声が干渉しあわないように干渉時設定音量にて音声を出力させる構成であった。
さらに以下に示すように、一方の装置に対するユーザからの音量設定指示に応じて他方の装置から出力する音量を変更できるように構成されていてもよい。より具体的には、例えばリビングテレビ1およびキッチンテレビ2の両者が起動して稼動中である状態で、キッチンテレビ2が、ユーザから音量を上げるように設定変更指示を受付けた場合、この音量の設定変更に応じて、リビングテレビ1では、出力する音量を所定のレベルだけ下げるように構成されていてもよい。あるいは、例えばリビングテレビ1およびキッチンテレビ2の両者が起動して稼動中である状態で、キッチンテレビ2が、ユーザから音量をミュートするように設定変更指示を受付けた場合、リビングテレビ1では、出力する音量を所定のレベルだけ上げるように構成されていてもよい。
このように、一方の装置において出力する音声の音量の設定変更に応じて、他方の装置において出力する音声の音量を変更できるように構成することで、一方の装置で再生している番組の音声をより妨害が少ない環境で出力させることができる。さらには、一方の装置で再生している番組を視聴しながら、他方の装置で再生されている番組の音声の音量を大きくして聞くことができる。
また、上記した視聴システム100では、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2それぞれの稼動状態に応じて、リビングテレビ1またはキッチンテレビ2から出力する音量を非干渉時設定音量とするのか、干渉時設定音量とするのか音量決定部45が決定する構成であった。
しかしながら、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2それぞれの稼動状態に応じて決定する対象は、音量に限定されるものではない。例えば、映像信号に基づき再生される映像の輝度値等であってもよい。すなわち、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2それぞれの稼動状態に応じて決定する対象は、再生処理に関わる設定値であればよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2の各ブロック、特に情報取得部41、他装置稼動状態判定部42、稼動状態判定部43、稼動状態通知部44、音量決定部45、稼動指示部46、およびチャンネル決定部47は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、リビングテレビ1およびキッチンテレビ2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるリビングテレビ1の制御プログラムおよびキッチンテレビ2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記リビングテレビ1およびキッチンテレビ2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明に係る再生装置は、自機の稼動状態または、通信可能に接続された他の再生装置の稼動状態に変化が生じた場合、自機と他機との両方の稼動状態を考慮し再生処理に関する動作を決定することができる。このため、例えば、互いに通信可能な複数の再生装置が配置されている空間において相互に連携した動作を行う必要がある場合に幅広く適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、リビングテレビにおける音量調整処理に関するソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、視聴システムの概略を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、リビングテレビのハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、音量設定テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、音量設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、リビングテレビとキッチンテレビとの間における稼動状態の通知処理を説明する図である。 本発明の実施形態を示すものであり、リビングテレビとキッチンテレビとの間における稼動状態の通知処理を説明する図である。 本発明の実施形態を示すものであり、音量調整処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、音量調整処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、稼動状態変更テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 リビングテレビ(再生装置、他の再生装置)
2 キッチンテレビ(再生装置、他の再生装置)
21 通信制御部
22 アンテナ
23 不揮発性メモリ(記憶装置)
24 操作部
25 電源回路
26 主制御部
27 表示画面制御部
28 音量制御部
31 音量設定テーブル(状態テーブル)
32 自装置稼動情報(自機稼動状態情報)
33 他装置稼動情報(他機稼動状態情報)
34 稼動状態テーブル(状態テーブル)
41 情報取得部(取得手段)
42 他装置稼動状態判定部(状態変化検出部)
43 稼動状態判定部(状態変化検出部)
44 稼動状態通知部
45 音量決定部(決定手段)
46 稼動指示部(決定手段)
47 チャンネル決定部(決定手段)
100 視聴システム

Claims (13)

  1. 映像信号および音声信号に基づく再生処理を実行する再生装置であって、
    他の再生装置と通信可能に接続されており、
    自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出する状態変化検出手段と、
    上記状態変化検出手段が自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、自機の稼動状態を示す自機稼動状態情報と、他の再生装置の稼動状態を示す他機稼動状態情報とに応じて、上記再生処理に関する動作を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする再生装置。
  2. 上記他の再生装置から、上記他機稼動状態情報を取得する取得手段を備え、
    上記状態変化検出手段が、自機の稼動状態の状態変化の有無を検出する自機状態変化検出手段を有しており、
    上記自機状態変化検出手段が、自機の稼動状態の状態変化を検出した場合、上記決定手段は、状態変化後の上記自機稼動状態情報と、上記取得手段によって取得している上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理に関する動作を決定することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記他の再生装置から、上記他機稼動状態情報を取得する取得手段を備え、
    上記状態変化検出手段が、上記取得手段によって取得された他機稼動状態情報に基づき、他の再生装置の稼動状態の変化の有無を検出する他機状態変化検出手段を有しており、
    上記他機状態変化検出手段が、他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、上記決定手段は、上記自機稼動状態情報と状態変化後の上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理に関する動作を決定することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 上記自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報との組み合わせと、上記再生処理に関する動作を示す動作情報との対応関係を示す状態テーブルを記憶する記憶装置をさらに備え、
    上記決定手段は、上記記憶装置に記憶された状態テーブルを参照して、上記自機稼動状態情報と、上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理に関する動作を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の再生装置。
  5. 上記状態テーブルは、上記再生処理に関する動作を示す動作情報として、音声信号に基づき再生する音声の音量を規定する音量情報を含んでおり、
    上記決定手段は、上記記憶装置に記憶された状態テーブルを参照して、上記自機稼動状態情報と、上記他機稼動状態情報とに基づき、再生する音声の音量を決定することを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
  6. 上記自機稼動状態情報が、上記再生処理が自機において実行中である旨を示すものであり、
    上記他機稼動状態情報が、上記再生処理が他の再生装置において実行中である旨を示している場合、
    上記決定手段は、音声信号に基づき再生する音声の音量を、自機と他の再生装置とのそれぞれにおいて再生される音声により互いに干渉されない音量として予め規定されている音量に変更するように決定することを特徴とする請求項5に記載の再生装置。
  7. 上記自機稼動状態情報が、上記再生処理が自機において実行中である旨を示すものであり、
    上記他機稼動状態情報が、上記再生処理が他の再生装置において停止されている旨を示している場合、
    上記決定手段は、音声信号に基づき再生する音声の音量を、ユーザからの操作指示により、該ユーザの所望の音量として予め規定した音量に変更するように決定することを特徴とする請求項5に記載の再生装置。
  8. 上記自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報との組み合わせと、上記再生処理に関する動作を示す動作情報との対応関係を示す状態テーブルを記憶する記憶装置をさらに備え、
    上記状態テーブルは、上記再生処理に関する動作を示す動作情報として、該再生処理の実行開始または停止を指示する実行指示情報を含んでおり、
    上記決定手段は、上記記憶装置に記憶された状態テーブルを参照して、上記自機稼動状態情報と上記他機稼動状態情報とに基づき、上記再生処理の実行開始または停止を決定することを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
  9. 上記他の再生装置から、該他の再生装置にて再生処理されている映像信号および音声信号を特定する再生対象特定情報を取得する特定情報取得手段をさらに備え、
    上記自機稼動状態情報は、上記再生処理が自機において停止されている旨を示しており、
    上記他機状態変化検出手段が他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、状態変化後の上記他機稼動状態情報が、上記再生処理が他の再生装置において停止されたことを示すとき、
    上記決定手段は、上記自機稼動状態情報と状態変化後の上記他機稼動状態情報とに基づき、特定情報取得手段によって取得した再生対象特定情報に対応する映像信号および音声信号の再生処理を開始するように決定することを特徴とする請求項8に記載の再生装置。
  10. 上記再生対象特定情報が、上記映像信号および音声信号を搬送する放送波の受信チャンネルを示す情報であることを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  11. 映像信号および音声信号に基づく再生処理を実行する再生装置の制御方法であって、
    当該再生装置は他の再生装置と通信可能に接続されており、
    自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出する第1ステップと、
    上記第1ステップにおいて、自機の稼動状態の状態変化、または他の再生装置の稼動状態の状態変化を検出した場合、自機の稼動状態を示す自機稼動状態情報と、他の再生装置の稼動状態を示す他機稼動状態情報とに応じて、上記再生処理に関する動作を決定する第2ステップと、を含むことを特徴とする再生装置の制御方法。
  12. コンピュータを請求項1から10のいずれか1項に記載の再生装置の各手段として機能させるための再生装置の制御プログラム。
  13. 請求項12に記載の再生装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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