JP2010060537A - 測定用カートリッジ搬送機構及び測定装置 - Google Patents

測定用カートリッジ搬送機構及び測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】測定ステージにおける遮光性を高めることができると共に、搬送ベルトの耐久性を低下させることがない、測定用カートリッジ搬送機構及び測定装置を提供すること。
【解決手段】試薬を収容するカートリッジ200を用いて測定を行う測定装置1において、カートリッジ200を搬送するための搬送機構100であって、分注ステージ10から測定ステージ20に至るようにカートリッジ200を水平方向に搬送する環状の一対の搬送ベルトであって、各搬送ベルトにおける鉛直方向に沿った搬送面がカートリッジ200を挟持可能な間隔で相互に対向するように配置された一対の搬送ベルトと、測定ステージ20において、一対の搬送ベルトの上方又は下方のいずれかに配置された測定部21に対して、カートリッジ200を移動させる移動手段を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、試薬を収容するカートリッジを用いて測定を行う測定装置と、この測定装置においてカートリッジを搬送するための測定用カートリッジ搬送機構に関する。
従来、複数種類の物質を含有する試薬の中から所望の物質を分離・同定して分析を行うための測定方法や測定装置が種々開発されている。例えば、特定の物質にのみ選択的に結合する試薬にサンプルを分注し、当該サンプル中に含まれている標的物質を試薬中の成分に結合させ、結合によって生成された複合物質を、化学発光、蛍光、吸収、あるいは散乱等の現象を利用して定量的に検出する方法が用いられている。このような測定方法として、具体的にはEIA(Enzyme Immunoassay:酵素免疫測定法)、FIA(Fluorescence Immunoassay:蛍光免疫測定法)等が挙げられる。
このような測定を行うための測定装置としては、回転盤上に複数の反応容器を配置し、これら各反応容器に試薬とサンプルをそれぞれ分注して、複合物質を生成する装置が提案されている。しかしながら、このような測定装置では、同一の反応容器を複数の測定に使用するため、各測定を終える毎に反応容器を洗浄する必要が生じ、測定装置全体が複雑かつ大型化するために好ましくない。
そこで、近年では、試薬を予め収容したカートリッジを準備し、このカートリッジに対してサンプルを分注して測定を行い、測定後にはカートリッジを廃棄する測定装置も提案されている。このような測定装置は、例えば、カートリッジに対してサンプルを分注する分注ステージと、複合物質の測定を行う測定ステージを備えて構成され、分注ステージでサンプルの分注を終えたカートリッジをロボットアーム等にて測定ステージに搬送するように構成されている。しかしながら、このような測定装置では、分注ステージと測定ステージをそれぞれ独立して駆動する駆動機構が必要であったり、ロボットアーム等のカートリッジの移動機構が必要であるために、測定装置全体の構造が複雑化したり、測定装置の動作にトラブルが生じる可能性が高まってしまう等の問題がある。
このような問題を解消するため、本件出願人は、直線上の反応ラインにて搬送されたカートリッジに対して、試薬の分注や測定を行うことができる自動酵素免疫測定装置を提案している(例えば特許文献1参照)。この測定装置によれば、同一の反応ライン上において試薬の分注や測定を行うことができ、分注ステージから測定ステージにカートリッジを搬送する必要がなくなるので、駆動機構や移動機構を簡素化できるという利点がある。この測定装置では、カートリッジを搬送する反応ラインが、水平方向に沿った搬送面を有する一対の無端ベルトによって構成されており、この無端ベルトの上面にカートリッジの両端を載置させた状態で、当該カートリッジを搬送することができる。
特開平5−40122号公報
しかしながら、特許文献1に記載の測定装置では、測定ステージにおける反応ラインの干渉が問題となっていた。すなわち、測定ステージにおいて測定を正確に行うためには、カートリッジの周囲からの外乱光を遮光する必要があるため、無端ベルトの上面にカートリッジの両端を載置させたまま、このカートリッジの周囲を遮光用部材で覆っていた。このため、遮光用部材とカートリッジの間に無端ベルトの厚みの分だけ隙間が生じ易く、所望の遮光状態を得ることが困難であった。あるいは、このような隙間を無くすために遮光用部材を無端ベルトに押し付ける必要があったので、無端ベルトが磨耗等してその耐久性が損なわれ易いという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、測定ステージにおける遮光性を高めることができると共に、搬送ベルトの耐久性を低下させることがない、測定用カートリッジ搬送機構及び測定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の測定用カートリッジ搬送機構は、試薬を収容するカートリッジを用いて測定を行う測定装置において当該カートリッジを搬送するための搬送機構であって、前記カートリッジに対して分注を行う分注ステージから、前記分注が行われた前記カートリッジに対して測定を行う測定ステージに至るように、前記カートリッジを水平方向に搬送する環状の一対の搬送ベルトであって、当該各搬送ベルトにおける鉛直方向に沿った搬送面が前記カートリッジを挟持可能な間隔で相互に対向するように配置された一対の搬送ベルトと、前記測定ステージにおいて、前記一対の搬送ベルトの上方又は下方のいずれかに配置された測定手段に対して前記カートリッジを移動させ、あるいは、前記一対の搬送ベルトの上方又は下方のいずれかに配置された測定手段を前記カートリッジに対して移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の測定用カートリッジ搬送機構は、請求項1に記載の測定用カートリッジ搬送機構において、前記移動手段は、前記一対の搬送ベルトの相互間において前記カートリッジの端部を下方から支持する支持手段と、前記支持手段を昇降させる第1昇降手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の測定用カートリッジ搬送機構は、請求項2に記載の測定用カートリッジ搬送機構において、前記カートリッジの搬送方向における前記支持手段の上流側には、前記一対の搬送ベルトの相互間において前記カートリッジの端部が載置された状態で水平方向に摺動可能な摺動プレートを設け、前記摺動プレートと前記支持手段とを前記カートリッジの搬送方向に沿って隣接するように配置すると共に、前記支持手段の上面と前記摺動プレートの上面とを相互に面一状に配置したことを特徴とする。
また、請求項4に記載の測定用カートリッジ搬送機構は、請求項1から3のいずれか一項に記載の測定用カートリッジ搬送機構において、前記一対の搬送ベルトの相互間において前記カートリッジの上面に当接されることによって、当該カートリッジを上方から覆う当接手段と、前記当接手段を前記第1昇降手段の昇降に伴って昇降させる第2昇降手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の測定用カートリッジ搬送機構は、請求項1から4のいずれか一項に記載の測定用カートリッジ搬送機構において、前記一対の搬送ベルトは、前記分注ステージから前記測定ステージに至り、さらに前記カートリッジを前記一対の搬送ベルトから取り外す廃棄ステージに至るように、前記カートリッジを水平方向に搬送するものであり、前記廃棄ステージにおいて、前記一対の搬送ベルトの相互の空間部及び当該空間部から下方に至る空間部を、前記カートリッジが落下可能な開放空間部としたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の測定装置は、前記請求項1から5のいずれか一項に記載の測定用カートリッジ搬送機構と、前記測定用カートリッジ搬送機構における前記一対の搬送ベルトの上方に配置され、当該一対の搬送ベルトにて搬送されるカートリッジに対して分注を行う分注手段と、前記一対の搬送ベルトによる前記カートリッジの搬送方向における前記分注手段より下流側において、前記一対の搬送ベルトの上方又は下方に配置され、前記分注手段によって分注が行われた前記カートリッジに対して測定を行う測定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の測定用カートリッジ搬送機構によれば、各搬送ベルトにおける鉛直方向に沿った搬送面によってカートリッジを挟持するので、搬送ベルトの間からカートリッジを比較的容易に上下に移動させることができ、搬送ベルトによる拘束からカートリッジを容易に開放できる。このため、カートリッジを測定手段で覆って完全に遮光する等が容易になり、測定ステージにおけるカートリッジの遮光性を高めることができる。また、搬送ベルトに載置させた状態でカートリッジを遮光する必要がなくなるため、搬送ベルトを過大に押圧したり磨耗させることがないので、搬送ベルトの耐久性が低下することを防止できる。
また、請求項2に記載の測定用カートリッジ搬送機構によれば、支持手段を第1昇降手段にて昇降させることで、搬送ベルトの間からカートリッジを、比較的簡易な機構で、容易かつ確実に上下に移動させることが可能となる。
また、請求項3に記載の測定用カートリッジ搬送機構によれば、支持手段の上面と摺動プレートの上面とを相互に面一状に配置したので、摺動プレートから支持手段に対してカートリッジをスムーズに乗り移らせることが可能となる。
また、請求項4に記載の測定用カートリッジ搬送機構によれば、カートリッジの上面に当接手段を当接させた状態で、この当接手段を第2昇降手段にて昇降させるので、搬送ベルトの間からカートリッジを一層確実に上下に移動させることが可能となる。特に、当接手段によってカートリッジを上方から覆うので、カートリッジの昇降と同時にカートリッジの遮光を行うことができ、遮光に要する時間を短縮できると共に、遮光機構の簡素化を図ることができる。
また、請求項5に記載の測定用カートリッジ搬送機構によれば、カートリッジを開放空間部に落下させることで当該カートリッジを廃棄できるので、搬送ベルトの間からカートリッジを取り出すための特別な機構を用いることなく当該カートリッジを廃棄でき、測定装置を一層簡素化することができる。
また、請求項6に記載の測定装置によれば、請求項1から5のいずれか一項に記載の測定用カートリッジ搬送機構を備えているため、これら各請求項の搬送機構によって得られる利点を兼ね備えた測定装置を構成することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る測定用カートリッジ搬送機構及び測定装置の一実施の形態を詳細に説明する。ただし、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、測定装置のうち、特記する構成を除いては、特許文献1に開示された装置と同様の構成を採用することができ、その説明を省略する。
(構成−全体)
最初に、本実施の形態に係る測定装置の全体構成について説明する。図1は本実施の形態に係る測定装置の全体斜視図、図2はカバーを取り外した状態における図1の測定装置の全体平面図である。この測定装置1は、カートリッジ200に収容された試薬を用いてEIA測定を行う自動酵素免疫測定装置であり、概略的には、ベース面2の上部に搬送機構100を配置して構成されており、この搬送機構100にてカートリッジ200を所定の複数位置に順次搬送し、これら各位置において各種の所定操作を行うことで測定を行うものである。
カートリッジ200は、測定者の手作業や公知の機構を用いて、搬送機構100における搬送基点となる位置P1にセットされる。この搬送機構100の要部斜視図を図3に示す。この搬送機構100は、図示太線矢印方向に沿ってカートリッジ200を所定時間(例えば30秒)毎に間欠的に所定距離ずつ搬送するものであり、図2、3に一点鎖線にて示すように、分注ステージ10、測定ステージ20、及び廃棄ステージ30に順次至るように設けられている。これら分注ステージ10、測定ステージ20、及び廃棄ステージ30の具体的構成については後述する。
(構成−カートリッジ)
次に、本実施の形態に係る測定装置1における測定に使用するカートリッジ200の構成について説明する。図4はカートリッジ200を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、図5はカートリッジ200の縦断面図である。カートリッジ200は、中空筒状の第1から第3のウェル201〜203を並列配置して構成されている。第1のウェル201は、カートリッジ200の一端部に配置されており、その内部には、図示しない感作磁性粒子を含む液が予め充填されている。第2のウェル202は、カートリッジ200の中央に配置されており、その内部は、充填物のない空きスペースとなっている。第3のウェル203は、第2のウェル202を挟んで第1のウェル201とは反対側の端部に配置されており、その内部には、図示しない酵素標識抗体が予め充填されている。これら第1から第3のウェル201〜203の上面は開口となっているが、この開口は図示しないシールにて密閉されている。
また、これら第1から第3のウェル201〜203の上端近傍には、第1のウェル201や第3のウェル203よりもさらに側方に突出する端部204が設けられており、この端部204を搬送機構100の後述する搬送ベルト101で挟持した状態で、カートリッジ200が搬送される。この端部204には、鉛直方向に沿う切欠部205が形成されており、この切欠部205には搬送機構100の後述するガイド突起104を係脱自在に係止させることができる。この端部204は、測定ステージ20においては後述する測定部21と当接プレート110の間に挟持された状態で、この測定部21の上面の一部を塞ぐことになり、測定部21の遮光性に影響するため、非透光性の黒色樹脂にて形成されている。以下では、図4の寸法W1をカートリッジ200の幅、寸法W2を端部204の幅、寸法T1をカートリッジ200の厚みとして説明する。
(構成−搬送機構)
次に、図3の搬送機構100の詳細について説明する。この搬送機構100は、一対の搬送ベルト101と、これら各搬送ベルト101を駆動する駆動機構102を備えて構成されている。一対の搬送ベルト101は、弾性部材(例えば合成樹脂)にて形成された無端ベルトであり、各々の搬送面が鉛直方向にほぼ沿う向きで配置されている。これら一対の搬送ベルト101は、その相互間にカートリッジ200を挟持可能なように、当該カートリッジ200の幅に対応する間隔を隔てて配置されている。なお、カートリッジ200にて搬送ベルト101が押圧された場合においても、カートリッジ200の幅に対応する間隔を安定的に維持するため、各搬送ベルト101の中央には間隔保持プレート103が配置されている。また、各搬送ベルト101の搬送面には、カートリッジ200側に突出するガイド突起104(後述する図6から図11にのみ図示する)が、カートリッジ200の配置間隔に対応する間隔で固着されている。このガイド突起104は、カートリッジ200の切欠部205に対応する長さ及び幅の縦長の直方体であり、この切欠部205に対してガイド突起104を係脱自在に係止させることで、カートリッジ200の搬送の安定性を向上させる。駆動機構102は、搬送ベルト101の搬送方向における両端部に設けられたスプロケット105と、このスプロケット105を回転させる図示しないステップモータを備えて構成されている。ただし、駆動機構102としてはその他の公知の機構を採用することができる。なお、特許請求の範囲及び明細書における「挟持」とは、一対の搬送ベルト101によってカートリッジ200を内側(一対の搬送ベルト101の相互中央位置に向う側)に押圧保持する状態の他、これら一対の搬送ベルト101の相互間にカートリッジ200を非押圧的に配置する状態を含む。
(構成−分注ステージ)
次に、分注ステージ10について説明する。ただし、分注ステージ10は、従来と同様に構成することができるので、以下ではその基本的構成のみを説明する。分注ステージ10は、カートリッジ200に対するサンプルの分注等を行うステージであり、この分注ステージ10における搬送ベルト101の近傍には、図示しないシール除去装置、希釈液分注ポンプ11、12、及び試薬吸引分離ポンプ13が配置されている。また、ベース面2には、サンプルカセット14、サンプリングチップカセット15、サンプルクレーン機構16、及びサンプリングポンプユニット17が配置されている。サンプルカセット14には、測定対象となるサンプルを含んだサンプル容器300が複数配置されている。サンプリングチップカセット15には、複数のサンプリングチップ18が配置されており、このサンプリングチップ18をサンプルクレーン機構16にて水平面内において移送させ、サンプリングポンプユニット17にてポンプ動作を行なうことで、サンプルの吸引や分注を行うことができる。
この分注ステージ10に対応する部分の搬送機構100の構造について説明する。図6は図3のA−A矢視縦断面図である。この部分において、搬送機構100の各搬送ベルト101の下方には、摺動プレート106が設けられている。この摺動プレート106は、分注ステージ10のほぼ全長に至る長さで水平状に設けられた板材であって、各搬送ベルト101の下方からカートリッジ200側に向けて突出するように配置されている。このように各搬送ベルト101の下方から突出した突出部107の上面に、端部204の少なくとも一部を載置させた状態で、カートリッジ200を水平方向に摺動させることが可能となっている。従って、分注ステージ10においては、仮にカートリッジ200に対して下方に外力が加わった場合であっても、端部204が突出部107によって支持されることで、カートリッジ200が搬送ベルト101の間から不用意に脱落するようなことが防止され、カートリッジ200を安定的に搬送することが可能となっている。
(構成−測定ステージ)
次に、測定ステージ20について説明する。図7はカートリッジ200の上昇状態における図3のB−B矢視縦断面図、図8はカートリッジ200の下降状態における図3のB−B矢視縦断面図、図9は図7に対する部分の斜視図(ただし一部を破断する)、図10は図8に対する部分の斜視図(ただし一部を破断する)である。この測定ステージ20は、複合物質の測定を行うステージであり、測定部21を備える。この測定部21は、カートリッジ200の内部の複合物質の測定を行うための測定手段であり、測定用の暗室スペースを形成するものであって、黒色非透光性の弾性部材(例えば発泡性樹脂)から中空直方状に形成されている。この測定部21には、その上面のみに開口22が設けられており、この開口22から当該測定部21の内部にカートリッジ200を挿入することで、当該カートリッジ200を外部から覆うと共に、当該測定部21の内部に外乱光が入射することを防止することができる。この測定部21は、その側方から当該測定部21の内部に至る光電子増倍管(PMT:Photo Multi−plier Tube)23を備えており、この光電子増倍管23を用いて、カートリッジ200の内部における蛍光物質の光量を測定することができる。
この測定ステージ20に対応する部分の搬送機構100の構造について説明する。この部分において、搬送機構100は、支持プレート108、第1昇降機構109、当接プレート110、及び第2昇降機構111を備える。これら各部は、測定ステージ20において一対の搬送ベルト101の下方に配置された測定部21に対してカートリッジ200を移動させる移動手段を構成する。
具体的には、支持プレート108は、特許請求の範囲における支持手段に対応するもので、1個分のカートリッジ200の厚みT1に対応する長さで水平状に設けられた板材であって、摺動プレート106と同様に、各搬送ベルト101の下方からカートリッジ200側に向けて突出するように配置されており、この各搬送ベルト101から突出した突出部112の上面に、端部204の少なくとも一部を載置させることが可能となっている。
この支持プレート108及びその突出部112は、分注ステージ10に配置した摺動プレート106及びその突出部107に対して、カートリッジ200の搬送方向に沿って隣接する位置に配置されている。また、支持プレート108は、第1昇降機構109によって昇降されるが、その上昇位置においては、支持プレート108の突出部112の上面と摺動プレート106の突出部107の上面とが相互に面一状となる高さに配置される。これらのことから、一対の搬送ベルト101によってカートリッジ200を分注ステージ10から測定ステージ20に搬送する際、このカートリッジ200の端部204が、摺動プレート106の突出部107の上面から支持プレート108の突出部112の上面にスムーズに乗り移ることが可能である。
第1昇降機構109は、特許請求の範囲における第1昇降手段に対応するもので、支持プレート108を昇降させる。具体的には、第1昇降機構109は、支持プレート108の下面側に固定された鉛直ロッド113と、この鉛直ロッド113に連携された図示しないシリンダとを備えて構成されており、このシリンダによって鉛直ロッド113を上下動させることで、支持プレート108を、上述した所定の上昇位置と、所定の下降位置との2位置に往復移動させる。この上昇位置は、図7、9に示す位置であり、支持プレート108の突出部112の上面と摺動プレート106の突出部107の上面とを相互に面一状とする位置である。下降位置は、図8、10に示す位置であり、支持プレート108の上面に端部204が載置されたカートリッジ200を測定部21の内部に収容する位置であって、具体的には、この端部204のうち、支持プレート108の上面に載置されていない部分が、測定部21の上面に当接する位置である。
当接プレート110は、特許請求の範囲における当接手段に対応するもので、一対の搬送ベルト101の相互間においてカートリッジ200の上面に当接されることによって、当該カートリッジ200を上方から覆うものである。具体的には、当接プレート110は、黒色非透光性の弾性部材(例えば発泡性樹脂)から平板状に形成されており、一対の搬送ベルト101の相互間隔より狭い幅であって、カートリッジ200の上面より若干広い幅及び長さを有する。この当接プレート110は、測定ステージ20に搬送されたカートリッジ200の鉛直上方に配置されている。
第2昇降機構111は、特許請求の範囲における第2昇降手段に対応するもので、当接プレート110を第1昇降機構109の昇降に伴って昇降させるものである。具体的には、第2昇降機構111は、当接プレート110の鉛直上方に配置された昇降プレート114と、この昇降プレート114に固定された図示しない鉛直ロッドと、この鉛直ロッドに連携された図示しないシリンダとを備えて構成されており、このシリンダによって鉛直ロッドを上下動させることで、昇降プレート114を介して当接プレート110を、所定の上昇位置と所定の下降位置との2位置に往復移動させる。この上昇位置は、第1昇降機構109にて上昇位置で支持されたカートリッジ200に対してさらに鉛直上方となる位置であり、このように当接プレート110を上昇させた状態では、当接プレート110がカートリッジ200に対して搬送方向において干渉しないので、カートリッジ200をスムーズに測定ステージ20に出し入れすることができる。下降位置は、第1昇降機構109にて下降位置に移動され測定部21に挿入されたカートリッジ200に対してその上面に当接する位置であり、この状態では、カートリッジ200の上面が当接プレート110にて覆われて、外乱光がカートリッジ200の上面から当該カートリッジ200の内部に入射することが防止される。また、これら上昇位置から下降位置に至る間においても、当接プレート110はカートリッジ200の上面に当接しつつ下降することで、当接プレート110を介してカートリッジ200を下方に押圧でき、カートリッジ200を一対の搬送ベルト101の相互間から容易かつ確実に下方に移動させることが可能となる。
(構成−廃棄ステージ)
次に、廃棄ステージ30について説明する。図11は図3のC−C矢視縦断面図である。この廃棄ステージ30は、使用済みのカートリッジ200を廃棄するためのステージであり、廃棄容器31を備えて構成されている。この廃棄容器31は、後述する開放空間部115の下方に設けられた中空直方体であり、その上面には開口32が設けられ、開放空間部115を落下したカートリッジ200を開口32を介して収容する。
この廃棄ステージ30に対応する部分の搬送機構100の構造について説明する。この部分において、搬送機構100は、開放空間部115を備えて構成されている。この開放空間部115は、一対の搬送ベルト101の相互間から廃棄容器31に至る開放状の空間部であって、この開放空間部115においてカートリッジ200が自重で自由落下して廃棄容器31に収容される。具体的には、廃棄ステージ30には、一対の搬送ベルト101の下流側の端部204が位置しており、これら搬送ベルト101による挟持から開放されることで、カートリッジ200が下方に落下可能となっている。また、廃棄ステージ30には、摺動プレート106や当接プレート110の如き支持手段が設けられていないため、上流側の当接プレート110に端部204が載置されたカートリッジ200は、廃棄ステージ30に搬送された時点で、下方からの支えを失って下方に落下する。なお、カートリッジ200を下方に押圧する手段を設けることもでき、例えば、当接プレート110と同一高さで、当接プレート110の下流側に配置されたプレートを設け、このプレートを第2昇降機構111によって上下動させてもよく、この場合には、カートリッジ200を一層安定的に落下させることが可能となる。
(測定動作)
次に、このように構成された測定装置1による測定動作について説明する。図2において、カートリッジ200を、搬送機構100における搬送基点となる位置P1(搬送ベルト101の相互間の上流側端部位置)にセットする。この際、各搬送ベルト101のガイド突起104をカートリッジ200の切欠部205に下方から挿通させることで、突起104を切欠部205に係止させる。
その後、このカートリッジ200を、搬送ベルト101にて所定時間毎に間欠的に所定距離ずつ搬送する。位置P1の次の搬送位置から分注ステージ10が開始される。この搬送位置では、図示しないシール除去装置をカートリッジ200の上方から下降させ、このカートリッジ200の図示しないシールに孔を開けて、第1から第3のウェル201から203を開口する。次の搬送位置では、カートリッジ200の第2のウェル202に希釈液分注ポンプ11により希釈液を分注する。また、この分注の間に、サンプルクレーン機構16によってサンプリングポンプユニット17を移動させ、このサンプリングポンプユニット17の図示しないノズルの先端に、サンプリングチップカセット15に配置されたサンプリングチップ18を装着し、さらにサンプリングチップ18の内部に、サンプルカセット14に配置されたサンプル容器300のサンプルを吸入する。
次の搬送位置では、サンプリングチップ18の内部に吸入したサンプルを、カートリッジ200の第2のウェル202に分注した後、希釈液で希釈されたサンプルをサンプリングチップ18によって再吸引及び再分注することで攪拌し、このサンプルを感作磁性粒子を含む第3のウェル203に分注して、このサンプルをサンプリングチップ18によって再吸引及び再分注することで攪拌する。その後、サンプルクレーン機構16によってサンプリングポンプユニット17を移動させ、次回の測定のために、サンプリングチップ18を図示しない廃棄容器に落下させることで廃棄する。
次の搬送位置からさらに複数の搬送位置に搬送する間に、カートリッジ200を約37℃にて約10分間保温することで、抗原抗体反応させる。その後の搬送位置において、永久磁石を備えた図示しないB/F分離(Bound/Free分離)装置をカートリッジ200の第1のウェル201に近接させることで、抗原抗体反応の生じた感作磁性粒子を、永久磁石の磁場によって第1のウェル201の側壁側に吸引し、未反応溶液から分離する。そして、この磁場内にある次の搬送位置において、第1のウェル201に希釈液分注ポンプ12を用いて洗浄液の分注と吸引を繰り返すことで、第1のウェル201の側壁に付着した感作磁性粒子を洗浄して、未反応溶液を洗い流す。次の搬送位置では、第3のウェル203内の酵素標識抗体が試薬吸引分離ポンプ13により吸引されて第1のウェル201に分注される。この搬送位置において、図示しない加振装置にて第1のウェル201を振動させることで、標識抗体と抗原抗体反応物の攪拌を行う。
次の搬送位置からさらに複数の搬送位置に搬送する間に、カートリッジ200を約37℃にて約10分間保温することで、標識抗体反応させる。その後の搬送位置において、図示しないB/F分離装置にて再びB/F分離を行い、このB/F分離装置の磁場内にある次の搬送位置において、第1のウェル201を洗浄液で再び洗浄し、さらに次の搬送位置において、第1のウェル201を図示しない加振装置で再び攪拌した後、次の搬送位置からさらに複数の搬送位置に搬送する間に、カートリッジ200を約37℃にて約5分間保温することで、酵素反応させる。これにて分注ステージ10が終了する。この分注ステージ10の間は、上述したように、カートリッジ200は、一対の搬送ベルト101の相互間に挟持された状態で、かつ、その端部204が摺動プレート106に載置された状態で、安定的に搬送される。
次の搬送位置より測定ステージ20が開始する。この測定ステージ20への移行に伴い、カートリッジ200の端部204は、摺動プレート106の突出部107から支持プレート108の突出部112にスムーズに乗り移される。この乗り移り後、第1昇降機構109によって支持プレート108が下降位置に下降され、これに伴ってカートリッジ200も下降して測定部21に挿入される。この際、各搬送ベルト101のガイド突起104が切欠部205から下方に抜けることで、突起104による切欠部205への係止が解除される。また同時に、第2昇降機構111によって当接プレート110が下降位置に下降され、この当接プレート110がカートリッジ200の上面に当接し、当該カートリッジ200を下方に押下げつつ、カートリッジ200の上面を覆う。
その後、光電子増倍管23によってカートリッジ200の内部の複合物質の測定を行い、この光電子増倍管23からの測定出力が所定の出力先に出力される。この測定の終了後、第2昇降機構111によって当接プレート110が上昇位置に上昇され、当接プレート110とカートリッジ200の当接が解除される。また同時に、第1昇降機構109によって支持プレート108が上昇位置に上昇され、これに伴ってカートリッジ200も上昇して一対の搬送ベルト101の相互間に再度挿入される。この際、各搬送ベルト101のガイド突起104がカートリッジ200の切欠部205に下方から再度挿入される。これにて測定ステージ20が終了する。
次の搬送位置より廃棄ステージ30が開始する。この廃棄ステージ30への搬送時に、カートリッジ200は、搬送ベルト101による挟持から開放されると共に、下方からの支えを失うことで、開放空間部115を落下し、その下方に配置された廃棄容器31に収容される。これにて廃棄ステージ30が終了する。
(本実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、各搬送ベルト101における鉛直方向に沿った搬送面によってカートリッジ200を挟持するので、搬送ベルト101の間からカートリッジ200を比較的容易に上下に移動させることができ、搬送ベルト101による拘束からカートリッジ200を開放できる。このため、カートリッジ200を測定部21で覆って完全に遮光する等が容易になり、測定ステージ20におけるカートリッジ200の遮光性を高めることができる。また、搬送ベルト101に載置させた状態でカートリッジ200を遮光する必要がなくなるため、搬送ベルト101を過大に押圧したり磨耗させることがないので、搬送ベルト101の耐久性が低下することを防止できる。
また、支持プレート108を第1昇降機構109にて昇降させることで、搬送ベルト101の間からカートリッジ200を、比較的簡易な機構で、容易かつ確実に上下に移動させることが可能となる。
また、支持プレート108の上面と摺動プレート106の上面とを相互に面一状に配置したので、摺動プレート106から支持プレート108に対してカートリッジ200をスムーズに乗り移らせることが可能となる。
また、カートリッジ200の上面に当接プレート110を当接させた状態で、この当接プレート110を第2昇降機構111にて昇降させることで、搬送ベルト101の間からカートリッジ200を、一層確実に上下に移動させることが可能となる。特に、当接プレート110によってカートリッジ200を上方から覆うので、カートリッジ200の昇降と同時にカートリッジ200の遮光を行うことができ、遮光に要する時間を短縮できると共に、遮光機構の簡素化を図ることができる。
また、カートリッジ200を開放空間部115に落下させることで当該カートリッジ200を廃棄できるので、搬送ベルト101の間からカートリッジ200を取り出すための特別な機構を用いることなく当該カートリッジ200を廃棄でき、測定装置1を一層簡素化することができる。
また、これら各請求項の搬送機構100によって得られる利点を兼ね備えた測定装置1を構成することができる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(測定ステージにおけるカートリッジの移動方向について)
上記実施の形態においては、測定ステージ20でカートリッジ200を測定部21に挿入するために、カートリッジ200を下降させていたが、このカートリッジ200を上昇させるようにしてもよい。例えば、搬送ベルト101の上方に測定部21を設け、この測定部21の底面のみを開口とする。また、支持プレート108を第1昇降機構109で上昇させることで、カートリッジ200を測定部21に挿入する。この場合には、カートリッジ200のほぼ全体を測定部21の内部に挿入する。この際、カートリッジ200の下方に当接プレート110を当接させつつ、この当接プレート110で測定部21の開口を塞いで遮光を行う。
あるいは、カートリッジ200ではなく、測定部21を昇降させてもよい。図12は変形例に係る図7に対応する部分の縦断面図、図13は測定部21の上昇状態における縦断面図である。測定部21の下方には支持プレート116が配置されており、この支持プレート116を図13に示すように第3昇降機構117で昇降することで、カートリッジ200を測定部21に挿入できる。このような構造においても、搬送ベルト101を挟むことなく測定を行うことが可能となり、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(測定ステージにおけるカートリッジと測定部の関係について)
また、上記実施の形態においては、カートリッジ200の第1から第3のウェル201〜203のみを測定部21に挿入しており、端部204やその周辺部については測定部21に挿入していないが、これら端部204を含むカートリッジ200の全体を測定部21に挿入するようにしてもよい。図14は他の変形例に係る図7に対応する部分の縦断面図、図15は他の変形例に係る図8に対応する部分の縦断面図である。ここでは、測定部21は、カートリッジ200の全体を収容可能な大きさに形成されており、図15に示す下降状態では、当接プレート110によって測定部21の開口部22を塞ぐことで、この測定部21を遮光状態としている。なお、この構造では、下降状態においては支持プレート108の突出部112が測定部21の側壁の内部に挿入可能となるように、当該側壁には、この突出部112を挿通可能とする切欠部24を設けることが好ましい。
本発明の一実施の形態に係る測定装置の全体斜視図である。 カバーを取り外した状態における図1の測定装置の全体平面図である。 搬送機構の要部斜視図である。 カートリッジを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 カートリッジの縦断面図である。 図3のA−A矢視縦断面図である。 カートリッジの上昇状態における図3のB−B矢視縦断面図である。 カートリッジの下降状態における図3のB−B矢視縦断面図である。 図7に対する部分の斜視図である。 図8に対する部分の斜視図である。 図3のC−C矢視縦断面図である。 変形例に係る図7に対応する部分の縦断面図である。 測定部の上昇状態における縦断面図である。 他の変形例に係る図7に対応する部分の縦断面図である。 他の変形例に係る図8に対応する部分の縦断面図である。
符号の説明
1 測定装置
2 ベース面
10 分注ステージ
11、12 希釈液分注ポンプ
13 試薬吸引分離ポンプ
14 サンプルカセット
15 サンプリングチップカセット
16 サンプルクレーン機構
17 サンプリングポンプユニット
18 サンプリングチップ
20 測定ステージ
21 測定部
22、32 開口
23 光電子増倍管
30 廃棄ステージ
31 廃棄容器
100 搬送機構
101 搬送ベルト
102 駆動機構
103 間隔保持プレート
104 ガイド突起
105 スプロケット
106 摺動プレート
107、112 突出部
108、116 支持プレート
109 第1昇降機構
110 当接プレート
111 第2昇降機構
113 鉛直ロッド
114 昇降プレート
115 開放空間部
117 第3昇降機構
200 カートリッジ
201 第1のウェル
202 第2のウェル
203 第3のウェル
204 端部
24、205 切欠部
300 サンプル容器
P1 位置

Claims (6)

  1. 試薬を収容するカートリッジを用いて測定を行う測定装置において当該カートリッジを搬送するための搬送機構であって、
    前記カートリッジに対して分注を行う分注ステージから、前記分注が行われた前記カートリッジに対して測定を行う測定ステージに至るように、前記カートリッジを水平方向に搬送する環状の一対の搬送ベルトであって、当該各搬送ベルトにおける鉛直方向に沿った搬送面が前記カートリッジを挟持可能な間隔で相互に対向するように配置された一対の搬送ベルトと、
    前記測定ステージにおいて、前記一対の搬送ベルトの上方又は下方のいずれかに配置された測定手段に対して前記カートリッジを移動させ、あるいは、前記一対の搬送ベルトの上方又は下方のいずれかに配置された測定手段を前記カートリッジに対して移動させる移動手段と、
    を備えたことを特徴とする測定用カートリッジ搬送機構。
  2. 前記移動手段は、
    前記一対の搬送ベルトの相互間において前記カートリッジの端部を下方から支持する支持手段と、
    前記支持手段を昇降させる第1昇降手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の測定用カートリッジ搬送機構。
  3. 前記カートリッジの搬送方向における前記支持手段の上流側には、前記一対の搬送ベルトの相互間において前記カートリッジの端部が載置された状態で水平方向に摺動可能な摺動プレートを設け、
    前記摺動プレートと前記支持手段とを前記カートリッジの搬送方向に沿って隣接するように配置すると共に、前記支持手段の上面と前記摺動プレートの上面とを相互に面一状に配置したこと、
    を特徴とする請求項2に記載の測定用カートリッジ搬送機構。
  4. 前記移動手段は、
    前記一対の搬送ベルトの相互間において前記カートリッジの上面に当接されることによって、当該カートリッジを上方から覆う当接手段と、
    前記当接手段を前記第1昇降手段の昇降に伴って昇降させる第2昇降手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の測定用カートリッジ搬送機構。
  5. 前記一対の搬送ベルトは、前記分注ステージから前記測定ステージに至り、さらに前記カートリッジを前記一対の搬送ベルトから取り外す廃棄ステージに至るように、前記カートリッジを水平方向に搬送するものであり、
    前記廃棄ステージにおいて、前記一対の搬送ベルトの相互の空間部及び当該空間部から下方に至る空間部を、前記カートリッジが落下可能な開放空間部としたこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の測定用カートリッジ搬送機構。
  6. 前記請求項1から5のいずれか一項に記載の測定用カートリッジ搬送機構と、
    前記測定用カートリッジ搬送機構における前記一対の搬送ベルトの上方に配置され、当該一対の搬送ベルトにて搬送されるカートリッジに対して分注を行う分注手段と、
    前記一対の搬送ベルトによる前記カートリッジの搬送方向における前記分注手段より下流側において、前記一対の搬送ベルトの上方又は下方に配置され、前記分注手段によって分注が行われた前記カートリッジに対して測定を行う測定手段と、
    を備えたことを特徴とする測定装置。
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