JP2010030096A

JP2010030096A - ブックカバー

Info

Publication number: JP2010030096A
Application number: JP2008193377A
Authority: JP
Inventors: Junichi Ito; 純一伊藤
Original assignee: HAGOROMO KK; Hagoromo Inc
Current assignee: HAGOROMO KK; Hagoromo Inc
Priority date: 2008-07-28
Filing date: 2008-07-28
Publication date: 2010-02-12

Abstract

【課題】書店等に陳列するコミック誌等の、立ち読みを許容する頁と規制する頁とに区分するブックカバーに関し、紙葉がダブつかずにしっかりと収納できるブックカバーを提供する。
【解決手段】書籍１７の表表紙１８と背表紙１９と裏表紙２０とを被覆するシート状のブックカバー１１であって、該ブックカバー１１は、表表紙部１２と背表紙部１３と裏表紙部１４とが一連に形成され、前記表表紙部１２の端部は、所定幅が折り返されて折返し片１５が形成され、該折返し片１５は、端部側に前記表表紙１８の挿入部２１を有すると共に、上端部２２と下端部２３とがそれぞれ前記表表紙部１２の上端部と下端部とに溶着され、前記裏表紙部１４の端部は、所定幅の折り曲げ部１６が一体に連設され、該折り曲げ部１６の上端部２４と下端部２５とには、それぞれ所定長さの帯部２６、２７が一体に連設され、少なくとも一方の帯部２６の内側面及び／又は外側面には、両面テープ２８、２９が貼着されている。
【選択図】図１

Description

本発明は、ブックカバーに関するものであり、更に詳しくは、書店等に陳列するコミック誌等の、立ち読みを許容する頁と規制する頁とに区分するブックカバーに関するものである。

従来、この種のブックカバーとしては、図１０に示す構成のものが知られている。このブックカバー１は、本の表表紙と背表紙と裏表紙とを覆う大きさに形成されており、一方の端部には表表紙を収納する袋状部２が設けられている。

また、他方の端部には収納部３が設けられており、この収納部３の上端部４と下端部５と先端部６とには所定幅のマチ部が形成されている。つまり、マチ部の存在によって収納部３が所定の厚さをもって構成される。そして、先端部６の反対側には所定幅の開口部７が形成されており、この開口部７から裏表紙と８〜９割程度の紙葉とを一緒に挿入して本をセットする（特許文献１参照）。
特開平８−４８０８８号公報

この従来例のブックカバー１においては、収納部３が所定の厚さを有しており、その中に裏表紙と紙葉とを挿入するので、必ずしも紙葉が収納部３の中にピッタリとフィットしない。つまり、収納部３の中で紙葉がダブついてしっかりと収納できないという欠点を有している。

また、上述の如く収納部３が所定の厚さを有するので、その中に紙葉の所望の頁を全て収納しきれない場合があるという欠点も有している。

従って、従来例におけるブックカバー１においては、紙葉が収納部３の中でダブつかずにしっかりと収納できるようにすることと、収納部３に紙葉の所望の頁を全て収納できるようにすることとに解決しなければならない課題を有している。

前記従来例の課題を解決する具体的手段として本発明は、書籍の表表紙と背表紙と裏表紙とを被覆するシート状のブックカバーであって、該ブックカバーは、表表紙部と背表紙部と裏表紙部とが一連に形成され、前記表表紙部の端部は、所定幅が折り返されて折返し片が形成され、該折返し片は、端部側に前記表表紙の挿入部を有すると共に、上端部と下端部とがそれぞれ前記表表紙部の上端部と下端部とに溶着され、前記裏表紙部の端部は、所定幅の折り曲げ部が一体に連設され、該折り曲げ部の上端部と下端部とには、それぞれ所定長さの帯部が一体に連設され、少なくとも一方の帯部の内側面及び／又は外側面には、両面テープが貼着されていることを特徴とするブックカバーを提供するものである。

また、前記ブックカバーは、透明な軟質性の合成樹脂シートで形成されること、；
前記表表紙部には、立ち読みを一部許容する旨の文言が表記され、前記折り曲げ部には、立ち読みを規制する旨の文言が表記されていること、；
を含むものである。

本発明に係るブックカバーは、書籍の表表紙と背表紙と裏表紙とを被覆するシート状のブックカバーであって、該ブックカバーは、表表紙部と背表紙部と裏表紙部とが一連に形成され、前記表表紙部の端部は、所定幅が折り返されて折返し片が形成され、該折返し片は、端部側に前記表表紙の挿入部を有すると共に、上端部と下端部とがそれぞれ前記表表紙部の上端部と下端部とに溶着され、前記裏表紙部の端部は、所定幅の折り曲げ部が一体に連設され、該折り曲げ部の上端部と下端部とには、それぞれ所定長さの帯部が一体に連設され、少なくとも一方の帯部の内側面及び／又は外側面には、両面テープが貼着されていることによって、折り曲げ部を所要厚さの紙葉にピッタリと沿わせて折り曲げることとなるので、折り曲げ部の内側に紙葉がしっかりとフィットした状態に保持されて、紙葉がダブつかない。
また、紙葉の厚さに合わせて折り曲げ部を沿わせるので、所望の頁を全て折り曲げ部の内側に収納できる。
そして、上下の帯部をそれぞれ裏表紙に渡してから沿わすので、裏表紙及び所要厚さの紙葉が締め付けられた状態に収納されて、紙葉がバラつかない。
更に、帯部を裏表紙部の内側に両面テープで貼着するので、裏表紙及び所要厚さの紙葉が固定した状態に保持される。
更には、ブックカバーの書籍への取り付けがスムーズに行えるだけでなく、帯部を両面テープで貼着するので、お客が取り外そうとしても容易には外せないという種々の優れた効果を奏する。

また、ブックカバーは、透明な軟質性の合成樹脂シートで形成されることによって、書籍の表表紙、背表紙及び裏表紙が全て視認できだるけでなく、軟質なので書籍の形状にフィットして見た目が良好であり、手で持ちやすく、折り目が付きにくいという種々の優れた効果を奏する。

そして、表表紙部には、立ち読みを一部許容する旨の文言が表記され、前記折り曲げ部には、立ち読みを規制する旨の文言が表記されていることによって、お客は書籍を手に取りやすく、前半の複数頁までは立ち読みすることとなる。また、立ち読みを規制された頁も続けて読みたくなることが期待され、書籍の購買意欲の向上につながることとなるという優れた効果を奏する。

次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図１において、符号１１はブックカバーを示し、このブックカバー１１は、表表紙部１２と背表紙部１３と裏表紙部１４とが一連に形成されており、表表紙部１２の端部は所定幅が折り返されて折返し片１５が形成され、裏表紙部１４の端部は所定幅の折り曲げ部１６が一体に連設されている。

ブックカバー１１は、書籍１７の表表紙１８と背表紙１９と裏表紙２０とを被覆する所定の大きさのシート状に形成されており、また、透明な軟質性の合成樹脂シートで形成される。従って、透明なので書籍１７の表表紙１８、背表紙１９、及び裏表紙２０が全て視認できる。また、軟質性の合成樹脂シートなので書籍１７の形状にフィットして見た目が良好であり、手で持ちやすく、折り目が付きにくいという特徴がある。

折返し片１５は、表表紙１８の端部１８ａ側を収納する部位である（図９参照）。この折返し片１５の一端部側には挿入部２１を有しており、この挿入部２１から表表紙１８を挿入する（図８参照）。また、折返し片１５の上端部２２と下端部２３とは、それぞれ表表紙部１２の上端部と下端部とに溶着されて封止されている。

折り曲げ部１６は、内側に折り曲げて所要厚さの紙葉３０に沿わせる部位である（図３参照）。また、折り曲げ部１６の上端部２４と下端部２５とには、それぞれ所定幅で所定長さの帯部２６、２７が一体に連設されている。

帯部２６の内側面には、両面テープ２８が貼着している。同様に帯部２６の外側面には、両面テープ２９が貼着している。両面テープ２８と両面テープ２９とは、対応する位置に貼着していることが望ましい。

次に、ブックカバー１１を書籍１７に取り付ける方法について説明する。まず、ブックカバー１１を展開した状態にして、その上部に書籍１７を開いた状態にして載置すると共に、表表紙部１２の端部１２ａと表表紙１８の端部１８ａとを揃えて沿わし、位置決めをする（図２参照）。

書籍１７の立ち読みを許容する頁と規制する頁とを決めて、当該立ち読みを規制する頁を、所要厚さの紙葉３０として裏表紙部１４に沿わす。この時、裏表紙部１４に沿わさない前半の複数頁３０ａは、立ち読みを許容する頁となる（図３参照）。

そして、折り曲げ部１６を所要厚さの紙葉３０に沿わせた状態に折り曲げる（図３参照）。この時、折り曲げ部１６の内側には所要厚さの紙葉３０がしっかりとフィットした状態に保持される。また、紙葉３０の厚さに合わせて折り曲げ部１６を沿わせるので、所望の頁を全て折り曲げ部の内側に収納できる。

次に、書籍１７をピッタリと閉じて折り曲げ部１６を紙葉の中に挟み込み（図４参照）、この折り曲げ部１６を挟み込んだ状態を維持したまま、書籍１７を挟み込み方向（図５の矢印Ａ及びＢ方向）に１８０度回転させる（図５参照）。

更に、下部の帯部２７を裏表紙２０側に渡してピッタリと沿わす。そして、両面テープ２８の剥離紙を剥がすと共に、上部の帯部２６を裏表紙２０側に渡してピッタリと沿わして、帯部２７の外側面に貼着する（図６参照）。つまり、帯部２７と帯部２６とは貼着した状態に維持される。

このように帯部２６と帯部２７とによって、裏表紙２０及び所要厚さの紙葉３０を締め付けた状態にするので、紙葉３０がバラつかずにしっかりと保持される。

次に、両面テープ２９の剥離紙を剥がしてから、書籍１７の裏表紙２０を回転させて裏表紙部１４に沿わせ、帯部２６の外側面を裏表紙部１４に貼着させる（図６及び図７参照）。

このように、帯部２６の外側面を裏表紙部１４の内側に両面テープ２９で貼着するので、折り曲げ部１６が裏表紙２０及び所要厚さの紙葉３０を固定した状態に保持することとなる（図７参照）。

書籍１７の表表紙１８を挿入部２１から挿入して奥まで押し込み、折返し片１５に収納することで（図８参照）、ブックカバー１１の書籍１７への取り付けが完了する（図９参照）。

折り曲げ部１６に収納された紙葉３０は、各頁を捲ることができないので、立ち読みが規制されることとなる。そして、折り曲げ部１６に収納されない前半の複数頁３０ａは、立ち読みが許容される頁である。

なお、表表紙部１２には、例えば「みほん本」「立ち読み一部ＯＫ！」等の立ち読みを一部許容する旨の表示（図示せず）をしておけば、お客は書籍１７を手に取りやすくなり、前半の複数頁３０ａまでは立ち読みすることとなる。

また、前記折り曲げ部１６には、例えば「続きはお買い上げのうえお読み下さい」等の立ち読みを規制する旨の表示（図示せず）をしておけば、お客がその後の頁も続けて読みたくなることが期待され、書籍の購買意欲の向上につながり、販売促進が図れることとなる。

以上説明したように、ブックカバー１１は、書籍１７への取り付けがスムーズに行えるだけでなく、帯部２６、２７を両面テープ２８、２９で貼着するので、お客が取り外そうとしても容易には外せない。

本発明に係るブックカバー１１の平面図である。表表紙部１２の端部１２ａと表表紙１８の端部１８ａとを揃えて位置決めをする状態の斜視図である。折り曲げ部１６を所要厚さの紙葉３０に沿わせて折り曲げた状態の斜視図である。書籍１７をピッタリと閉じて折り曲げ部１６を挟み込みんだ状態の斜視図である。書籍１７を挟み込み方向に１８０度回転させた状態の斜視図である。帯部２７と帯部２６とを貼着した状態の斜視図である。裏表紙２０を回転させて裏表紙部１４に沿わせた状態の斜視図である。表表紙１８を挿入部２１に挿入する状態の斜視図である。ブックカバー１１を書籍１７に取り付けた状態の斜視図である。従来例に係るブックカバー１の斜視図である。

符号の説明

１ブックカバー
２袋状部
３収納部
４上端部
５下端部
６先端部
７開口部
１１ブックカバー
１２表表紙部
１２ａ端部
１３背表紙部
１４裏表紙部
１５折返し片
１６折り曲げ部
１７書籍
１８表表紙
１８ａ端部
１９背表紙
２０裏表紙
２１挿入部
２２上端部
２３下端部
２４上端部
２５下端部
２６、２７帯部
２８、２９両面テープ
３０紙葉
３０ａ前半の複数頁

Claims

書籍の表表紙と背表紙と裏表紙とを被覆するシート状のブックカバーであって、
該ブックカバーは、表表紙部と背表紙部と裏表紙部とが一連に形成され、
前記表表紙部の端部は、所定幅が折り返されて折返し片が形成され、
該折返し片は、端部側に前記表表紙の挿入部を有すると共に、上端部と下端部とがそれぞれ前記表表紙部の上端部と下端部とに溶着され、
前記裏表紙部の端部は、所定幅の折り曲げ部が一体に連設され、
該折り曲げ部の上端部と下端部とには、それぞれ所定長さの帯部が一体に連設され、
少なくとも一方の帯部の内側面及び／又は外側面には、両面テープが貼着されていること
を特徴とするブックカバー。
前記ブックカバーは、透明な軟質性の合成樹脂シートで形成されること
を特徴とする請求項１に記載のブックカバー。
前記表表紙部には、立ち読みを一部許容する旨の文言が表記され、
前記折り曲げ部には、立ち読みを規制する旨の文言が表記されていること
を特徴とする請求項１に記載のブックカバー。