JP2010023846A - 注出口付き袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない原材料樹脂で成形した厚みの薄い袋本体でありながら、その内容物の残量が少なくなっても、自立性を保持できるとともに、本体の潰れや閉塞を防止可能とし、かつ容易に減容化して廃棄できる、使用性に優れた注出口付き袋を提供する。
【解決手段】液状の内容物を密閉包装する積層フィルムからなる本体と、この本体の上端部に設けた、内容物を注出する注出口を備えるプラスチック成形体の注出部とからなる注出口付き袋において、注出部は、本体の内部へ向けて本体を保形する保形部材を延設するとともに、保形部材は、本体の底部近傍の拡開を保持する底開き性保持機構を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、本体と、注出口を備える注出口とからなる注出口付き袋に関し、より詳細には、注出部は、本体の内部へ向けて本体を保形する保形部材を延設するとともに、保形部材は、本体の底部近傍の拡開を保持する底開き性保持機構を備える注出口付き袋に関する。
従来、液体洗剤やシャンプーなど液体の内容物を密封包装する袋には、例えば、辺縁部の2辺間に蓋付き注出口が挟着され、袋内部に横断面十字型で形成された4枚のリブからなる閉塞防止部を挿入する袋であって、この閉塞防止部のリブの少なくとも袋の内面に接触する側を、先端に行くに従って細かくなるようなテーパ状に形成したことで、袋内への閉塞防止部の挿入を容易にしたもの(例えば、特許文献1)がある。また、袋の排出口付近の多層プラスチックフィルムの内面に、内容物の誘導用線状リブを、内容物の排出流れ方向に沿って設けたことで、内容物の排出時に内容物が一気に飛び出ることなく、少量ずつ注ぎ出すことを可能としたもの(例えば、特許文献2)がある。
特開平11−180463号公報 特開平6−1358号公報
しかし、上記特許文献1のような袋では、内容物の残量が少なくなった際、袋本体の両内側面部を握るなどして生じる、本体の前後両面部の触接に伴う袋の閉塞を、閉塞防止部により防止できるものの、本体に自立性がなく、袋を立てて使用することができないという問題があった。また、特許文献2のような袋では、袋本体の底構成部に胴構成部を重ね合わせて、自立性を有するものの、内容物の残量が少なくなった際に、本体を握ることで本体を閉塞させたり、中途部の折れや倒れなどにより内容物を円滑に注出することができないという問題もあった。一方、容器上部にポンプなどを備える、例えば、シャンプーやリンスなどの液体を収容する丈夫に成形されたブローボトルなどもあるが、この容器では、上述したような問題は生じないものの、容器の製造に用いられるプラスチックの使用樹脂量が多く、コスト高となるほか、容器を手で容易に潰すことができず、廃棄性が悪いという問題があった。
従って、この発明の目的は、少ない原材料樹脂で成形した厚みの薄い袋本体でありながら、その内容物の残量が少なくなっても、自立性を保持できるとともに、本体の潰れや閉塞を防止可能とし、かつ容易に減容化して廃棄できる、使用性に優れた注出口付き袋を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、液状の内容物を密閉包装する積層フィルムからなる本体と、該本体の上端部に設けた、前記内容物を注出する注出口を備えるプラスチック成形体の注出部とからなる注出口付き袋において、前記注出部は、前記本体の内部へ向けて前記本体を保形する保形部材を延設するとともに、前記保形部材は、前記本体の底部近傍の拡開を保持する底開き性保持機構を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の注出口付き袋において、前記注出部は、前記本体の上端部に取付けた取付部を介して前記本体に着脱可能に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の注出口付き袋において、前記保形部材は、前記取付部から少なくとも2以上、前記本体の底部に対し、前記本体の前後両面部に沿って垂直方向に延設することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の注出口付き袋において、前記保形部材は、前記本体の底部近傍に位置する前記保形部材の下端部近傍を、前記底開き性保持機構に接続することを特徴とする
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の注出口付き袋において、前記底開き性保持機構は、一方の内面部と、他方の内面部との間に配置することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の注出口付き袋において、前記保形部材は、折損部を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の注出口付き袋において、前記注出部は、前記注出口の開閉手段を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の注出口付き袋において、前記本体は、内容物収容時に自立性を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、液状の内容物を密閉包装する積層フィルムからなる本体と、この本体の上端部に設けた、内容物を注出する注出口を備えるプラスチック成形体の注出部とからなる注出口付き袋において、注出部は、本体の内部へ向けて本体を保形する保形部材を延設するとともに、保形部材は、本体の底部近傍の拡開を保持する底開き性保持機構を備えるので、少ない原材料樹脂で成形した厚みの薄い本体でありながら、その内容物の残量が少なくなっても、自立性を保持できるとともに、本体の潰れや閉塞を防止することができる。従って、使用性に優れた注出口付き袋を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、注出部は、本体の上端部に取付けた取付部を介して本体に着脱可能に備えるので、本体に内容物を補充したり、本体を取り替えることができ、本体や注出部を再使用することができる。従って、繰り返し使用可能な注出口付き袋を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、保形部材は、取付部から少なくとも2以上、本体の底部正面に対し、本体の前後両面部に沿って垂直方向に延設するので、本体の前後両面を手で握る(挟持する)などした際、本体の外側から本体の内側に加わる押圧を、保形部材が本体内部の所定位置で効率的に支え、本体の前面部と、後面部との触接を防ぎ、本体の閉塞を防止することで、内容物を円滑に注出させることができる。従って、使用性に優れた注出口付き袋を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、保形部材は、本体の底部近傍に位置する保形部材の下端部近傍を、底開き性保持機構に接続するので、保形部材の強度を上昇させるとともに、保形部材が本体の前後両面部全般に亘って、本体の外側から本体の内側に加わる押圧を、本体内部の固定位置で効率的に支え、本体の前後両面部の触接を防ぎ、袋の閉塞を防止することで、内容物を円滑に注出させることができる。従って、使用性に優れた注出口付き袋を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、底開き性保持機構は、一方の内面部と、他方の内面部との間に配置するので、底開き性保持機構により本体底部を、内容物収容時における本体2の膨出方向側へ確実に拡開し、本体を安定的に自立させることができる。従って、使用性に優れた注出口付き袋を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、保形部材は、折損部を備えるので、本体の廃棄時に保形部材を容易に折り、本体を減容化することができる。従って、本体廃棄時に容易に減容可能とした注出口付き袋を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、注出部は、注出口の開閉手段を備えるので、注出口の汚れや破損、または注出口から本体内への異物の侵入を防ぐことができるほか、開閉手段としてのキャップなどを内容物注出時の計量具に利用することができる。従って、使用性に優れた注出口付き袋を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、本体は、内容物収容時に自立性を有するので、注出口付き袋を台上などに立てて置く際、本体内に内容物が多く収容されている場合には、通常の自立性を有する本体の底部形状に加えて、底開き性保持機構によって、より安定に本体を起立させることができる。また、本体内の内容物の残量が少ないときでも、底開き性保持機構により本体の転倒などを防ぐことができる。従って、使用性に優れた注出口付き袋を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の一実施例を示す、注出口付き袋の全体斜視図、図2は保形部材および底開き性保持機構を示す注出口付き袋の構造図、図3は保形部材および底開き性保持機構の設置を模式的に示す本体の斜視図、図4は別実施例として、4本の保形部材を取付部に設けたことを示す保形部材および底開き性保持機構の斜視図、図5は折損部を備えた保形部材を示す保形部材および底開き性保持機構の斜視図であり、接続部の接地面積を小さくした保形部材と取付部との接続部の拡大正面図(a)および接続部に切れ線を設けた保形部材と取付部との接続部の拡大正面図(b)である。
本発明の注出口付き袋1は、図1〜2に示すように、液体洗剤や、シャンプー、リンスなどの液体を密封包装するための本体2と、この本体2の上端部に挟着させた取付部3を介して取付けられた注出部4とから構成される。
まず、本体2は、例えば、スタンドパウチ式で製袋されたものであり、前後に重ねた2枚の積層フィルムから構成される前面部2aおよび後面部2bからなり、底部が、前後積層フィルム下部の間に、底面フィルムを内側に折り返して挿入し、内側が両側から中央部にかけて湾曲線状に凹状となる船底形の底部シール部2cでヒートシールされている。そして、胴部が、前後積層フィルムの両側端縁部を側部シール部2dでヒートシールされている。
この積層フィルムとしては、主にプラスチックを主体とする積層フィルムで、最内層にシーラント層が積層された積層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、充填される内容物や、内容物充填後の加熱処理の有無など、使用条件に応じて種々の構成の積層フィルムを使用することができる。
構成の一例として、基材フィルム層にシーラント層を積層して構成することができるが、要求される性能に応じて、上記基材フィルム層とシーラント層との間に、中間層として、水蒸気その他のガスバリヤー層や、遮光層、強度向上層などを積層して構成することもできる。また前記基材フィルム層、中間層、シーラント層は、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形成してもよい。
前記基材フィルム層には、二軸延伸ポリプロピレンフィルムのほか、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルムなどの二軸延伸ポリエステルフィルムや、ナイロン6、ナイロン66、ポリメタキシリレンアジパミドなどの二軸延伸ポリアミドフィルムなどを好適に使用することができる。また、これらは単独で使用してもよく、また、複数を組み合わせて積層して使用することもできる。
中間層をガスバリヤー層とする場合、中間層には、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリルなどのフィルムのほか、アルミニウム箔、或いは、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を設けた二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどを使用することができる。また、これらのうち、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着層を設けたフィルムは、不透明であるため遮光層を兼ねることもできる。
また、中間層を強度向上層とする場合は、前記基材フィルムのいずれかを適宜追加積層してもよく、二軸延伸高密度ポリエチレンフィルムなどを、防湿層を兼ねて積層することもできる。
前記した基材フィルム層と中間層の積層には、周知技術であるドライラミネーション法または押し出しラミネーション法などを用いることができる。
また、最内層のシーラント層には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンのほか、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレンまたはその共重合体などを使用することができる。
シーラント層の積層は、上記の樹脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法で積層する方法、あるいは、上記の樹脂を押し出しコートして積層する方法などを採ることができるが、内容物がシーラント層に浸透しやすいものの場合は、ドライラミネーション法で積層することが好ましい。
次に、取付部3は、例えば、通液路となる中空部を有した円筒形などであり、本体2の積層フィルムの上端部をヒートシールする際、積層フィルムの上端部中央近傍であって、積層フィルムのシーラント層に、取付部3の下部の接着基部を熱接着により挟着させて取付けられる。なお、この取付部3の上部外周には、螺旋部3aが設けられる。
さらに、取付部3には、注出部4が取付けられる。この注出部4の下部は、例えば、取付部3を覆設可能とする内径を有するとともに、取付部3の中空部に連通した中空部を有する円筒形などであり、内周部に不図示の螺旋部を設け、この螺旋部と、取付部3の螺旋部3aとを螺合させることにより、注出部4を取付部3に着脱自在に備えることができる。
そして、注出部4の上部には、中央近傍から上方に突設させた、内部が注出部4の中空部および取付部3の中空部に連通した注出口5が設けられる。なお、これら取付部3および注出部4の形状は円筒形に限定されず、三角形や四角形、多角形など適宜形状を有するものであってよい。
さらに、注出部4の上面などには、注出口5を覆設する半透明なドーム状など適宜形状を有するキャップなどの開閉手段6が備えられる。この開閉手段6は、例えば、注出部4の上面であって、注出口5周りを掘るようにして設けられた不図示の螺旋部に、開閉手段の底部内周に設けられた不図示の螺旋部を螺合させるなどして、注出部4に対して開閉手段6を着脱自在に備えることができる。このような構成により、注出口5の汚れや破損、または注出口5から本体2内への異物の侵入を防ぐことができるほか、開閉手段6としてのキャップなどを内容物注出時の計量具に利用することができる。
なお、取付部3に対する注出部4の取付方法や、注出部4に対する開閉手段6の取付方法は、上述したような螺合に限定されず、嵌合式など適宜方法を用い、各部材の任意の部位でそれらを着脱自在に取り付けることができる。また、開閉手段6は、注出口5が外側から見れる半透明にすることが好ましいが、特に限定されるものではなく、透明もしくは着色されていてもよい。
また、これら取付部3、注出部4、注出口5、開閉手段6は、プラスチックの射出成形により容易に製造することができる。なお、特に、取付部3の材質は、その全体または少なくとも接着基部の外周面がシーラント層と熱接着可能なポリエチレン、ポリプロピレン、またはこれらの共重合体などのポリオレフィン系樹脂であることが好ましく、他の注出部、注出口、開閉手段の材質を取付部3の材質と同一にしてもよい。なお、本体2へ内容物を密閉包装した際には、取付部3の上面に周知の方法によりバージンシールなどを設けることができる。
次に、本願発明の、保形部材および底開き性保持機構について具体的構成を説明する。まず、図2〜3に示すように、取付部3の底部であって、取付部3の前後位置(本体2の前面部2aおよび後面部2bの中央近傍位置であって、内容物収容時の本体2の膨出方向側)には、本体2の底部に対して垂直方向(鉛直方向)に、本体2の前後両面部2a,2b内側に沿って前後両面部2a,2bが前後方向に拡張させるように、例えば2本の保形部材6が延設される。従って、本体2の前後両面部2a,2bは、取付部3の外径略等しい幅で前後方向に拡張された状態とすることができる。
これら2本の保形部材6は、正面幅(リブ6a)を3〜5mm程度、側面幅を10mm程度とすることが好ましく(限定されない)、下端部が本体2の底部近傍に位置する高さを有するとともに、上端部は、取付部3の中空部を挟んで、前後の保形部材6が接触しない適当な間隔を設けて取付部3に一体成形により接続されている。
また、保形部材6の、前面部2a内側および後面部2b内側にそれぞれ接触するリブ6aを、前面部2a内側および後面部2b内側に接着や熱溶着などにより着設させることが好ましく、その結果、リブ6aが本体2内で位置決めされ、本体2を確実に保形することができる。なお、保形部材6の上端部が、本体2に固定された取付部3に接続されるとともに、保形部材6の下端部が後述する底開き性保持機構7に接続されており、保形部材6が安定的に支持されているため、上述のようにリブ6aを前面部2a内側および後面部2b内側に着設させなくても、本体2を保形することができる。
さらに、保形部材6には、前後両保形部材6の下端部近傍を、本体2の前面部2aと、後面部2bとの間で、本体2の底部に沿って一体成形により接続して設けた底開き性保持機構7が備えられる。従って、この底開き性保持機構7の前端部および後端部が、本体2の底部のそれぞれ前面部2aおよび後面部2bを、内容物収容時の本体2の膨出方向側に拡開保持する構成とされる。なお、底開き性保持機構7は、保形部材6と同じ正面幅および側面幅にすることができる。
そして、これら保形部材6および底開き性保持機構7は、上述した取付部3の本体2への取付工程において、取付部3とともに本体2内に設置される。また、これら保形部材6および底開き性保持機構7は、上述した取付部3や、注出部4、注出口5、開閉手段6を構成する材質と同じ材質を用いて取付部3と一体成形することができる。
以上のような構成により、本体2内に内容物が多く収容されている場合の注出口付き袋1を台上などに立てて置くとき、上記内容物量での通常の自立性を有する本体2の底部形状に加えて、底開き性保持機構7によって本体2の底部を、内容物収容時における本体2の膨出方向側へ確実に拡開しているため、より安定に注出口付き袋1を起立させることができる。
また、本体2内の内容物の残量が減少した場合に、本体2を前面部2aおよび後面部2bを手で握る(挟持する)などしても、保形部材6によって前面部2aと後面部2bとが接触しないため、本体2が潰れることなく、本体2の閉塞を防ぎ、内容物を円滑に注出させることができる。
さらに、上述同様に本体2内の内容物の残量が減少した場合でも、底開き性保持機構7によって、本体2の底部を、内容物収容時における本体2の膨出方向側へ確実に拡開し、本体2の底部面積を広くしているため、底部の安定により、注出口付き袋1が倒れることなく、注出口付き袋1の起立姿勢を維持させることができる。
そして、注出部4が、取付部3に対して着脱自在に備えられているため、注出口付き袋1において本体2を取り替えることにより、注出部4を繰り返し使用可能とすることができ、経済的かつ使用性に優れた注出口付き袋1とすることができる。
また、保形部材6は、取付部3底部の前後それぞれの位置からの延設であれば、3本以上設けてもよい。この場合、例えば図4に示すように、取付部3の前後位置からそれぞれ2本の保形部材6を上述同様に延設されることもできる。このとき、底開き性保持機構7は、前後の保形部材6の下端部を、それぞれ左右方向に位置する保形部材6ごとに接続することで、底開き性保持機構7を本体2の底部の左右方向に並設させる構成としてもよい。なお、保形部材6は、取付部3底部の前後位置であれば、2本以上適宜本数で設置することができ、底開き性保持機構7も保形部材6の設置本数に応じて適宜本数で設置することができる。
本願発明の注出口付き袋1では、本体2の廃棄時に、本体2を減容化させるため、保形部材6に折損部8が設けられる。この場合、例えば、図5に示すように、まず、取付部3と、保形部材6との接続部に設けた折損部8として、図5(a)に示すように、取付部3と、保形部材6とを接続した接続面積8aを小さくする、あるいは、図5(b)に示すように、取付部3と、保形部材6との接続部に切れ線8bを設けるなどして両者を接続する構成とされる。
さらに、保形部材6に設けた折損部8として、図示しないが、保形部材6の周囲を、高さ方向に適当な間隔で複数の、本体2の底部に対して水平方向の切れ線を設ける、あるいは図5に示す保形部材6の側面部に、高さ方向に適当な間隔で複数の四角形などの貫通部8cが貫設される。
このような構成により、本体2の内容物を注出してしまい、本体2内の内容物の残量がなくなるなどして本体2を廃棄させる場合、本体2から注出部4を取外した後、本体2を折り畳むとき、取付部3と、保形部材6との接続部に設けた折損部8(小さな接続面積8aの接続部または切れ線8bなど)が折れるとともに、保形部材6に設けた折損部8(切れ線または貫通部8cなど)が折れるため、本体2を容易に減容化することができる。
なお、取付部3と、保形部材6との接続部に設けた折損部8の折損方法は上述に限定されず、任意の方法を用いることができる。また、保形部材6の折損部8の切れ線は、上述以外に図示しないが、高さ方向に等間隔で螺旋状の切れ線を設けてもよく、このようにすることで、本体2をねじって廃棄させる際に、保形部材6が容易にねじる方向に折れて、上述同様の効果を得ることができる。さらに、折損部8の貫通部8cの形状は、四角形に限定されず、円形や三角形、多角形など適宜設定することができる。
図6は、保形部材の別実施例の1つを示す注出口付き袋の構造図である。この図6に示すように、各保形部材6´は、高さ方向の中途部に左右方向に向けて円盤部6bを設けるとともに、各保形部材6´の折損部8として、貫通部8dの形状を円形に設けることができる。このような構成にすることで、上述同様な効果が得られるとともに、各保形部材6´の円盤部6bにより、各保形部材6´が本体2の前面部2a内側および後面部2b内側と接触する面積が大きくなるため、本体2の保形を一層確実なものとし、本体2が潰れることなく、本体2の閉塞を防ぎ、内容物を円滑に注出させることができる。なお、図6中の符号は、図1〜5の符号に対応するものである。なお、折損部8として、これら貫通部8c,8dなどを設けることにより、保形部材6,6´の重量および使用材料を軽減することができる効果も有する。
さらには、上述した保形部材6の折損部8に加えて、底開き性保持機構7にも、底開き性保持機構7の前後方向に等間隔で単数もしくは複数の切れ線などの折損部を設けてもよく、この場合も上述同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施例を示す、注出口付き袋の全体斜視図である。 保形部材および底開き性保持機構を示す注出口付き袋の構造図である。 保形部材および底開き性保持機構の設置を模式的に示す本体の斜視図である。 別実施例として、4本の保形部材を取付部に設けたことを示す保形部材および底開き性保持機構の斜視図である。 折損部を備えた保形部材を示す保形部材および底開き性保持機構の斜視図であり、接続部の接続面積を小さくした保形部材と取付部との接続部の拡大正面図(a)および接続部に切れ線を設けた保形部材と取付部との接続部の拡大正面図(b)である。 保形部材の別実施例の1つを示す注出口付き袋の構造図である。
符号の説明
1 食品用容器
2 本体
2a 前面部
2b 後面部
3 取付部
3a 螺旋部
4 注出部
5 注出口
6,6´ 保形部材
6a リブ
6b 円盤部
7 底開き性保持機構
8 折損部
8a 接続面積
8b 切れ線
8c,8d 貫通部

Claims (8)

  1. 液状の内容物を密閉包装する積層フィルムからなる本体と、
    該本体の上端部に設けた、前記内容物を注出する注出口を備えるプラスチック成形体の注出部と、
    からなる注出口付き袋において、
    前記注出部は、前記本体の内部へ向けて前記本体を保形する保形部材を延設するとともに、前記保形部材は、前記本体の底部近傍の拡開を保持する底開き性保持機構を備えることを特徴とする注出口付き袋。
  2. 前記注出部は、前記本体の上端部に取付けた取付部を介して前記本体に着脱可能に備えることを特徴とする、請求項1に記載の注出口付き袋。
  3. 前記保形部材は、前記取付部から少なくとも2以上、前記本体の底部正面に対し、前記本体の前後両面部に沿って垂直方向に延設することを特徴とする、請求項1に記載の注出口付き袋。
  4. 前記保形部材は、前記本体の底部近傍に位置する前記保形部材の下端部近傍を、前記底開き性保持機構に接続することを特徴とする、請求項1に記載の注出口付き袋。
  5. 前記底開き性保持機構は、一方の内面部と、他方の内面部との間に配置することを特徴とする、請求項1に記載の注出口付き袋。
  6. 前記保形部材は、折損部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の注出口付き袋。
  7. 前記注出部は、前記注出口の開閉手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の注出口付き袋。
  8. 前記本体は、内容物収容時に自立性を有することを特徴とする、請求項1に記載の注出口付き袋。
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