JP2010017288A

JP2010017288A - ベッド用シーツ

Info

Publication number: JP2010017288A
Application number: JP2008179062A
Authority: JP
Inventors: Harujiro Miyashita; 治二郎宮下
Original assignee: SANMOTO KK
Current assignee: SANMOTO KK
Priority date: 2008-07-09
Filing date: 2008-07-09
Publication date: 2010-01-28

Abstract

【課題】就寝時にずれたり皺になることなく、ベッド用マットレスに装着することのできるベッド用シーツを得る。
【解決手段】ベッド用マットレスに被せるためのベッド用シーツ。ベッド用マットレスの裏面側に位置する開口縁部２１の全周にわたって紐通し用袋部２２が形成されており、該紐通し用袋部２２には伸縮性締付け部材３１が挿通されている。シーツの開口縁部２１の互いに対向する長辺部分及び短辺部分は、両端にクリップ２６を有する伸縮性紐部材２５Ａ，２５Ｂが張り設けられ、内側に引っ張られている。
【選択図】図２

Description

本発明は、ベッド用シーツ、特に、ベッド用マットレスに被せるためのベッド用シーツに関する。

従来、ベッド用シーツとしては、例えば、特許文献１に記載されているように、ボックスタイプであって、ベッド用マットレスに被せ、該マットレスの裏面側に位置する開口縁部の全周に設けたゴム紐によって締め付けていた。

しかしながら、ベッド用シーツの縁部をゴム紐によって締め付けるだけでは、締付け力が弱く、就寝時に背中が当たる部分が皺になったり、ずれたりし、寝心地が悪いという問題点を有していた。
特開平１０-２８６１６０号公報

そこで、本発明の目的は、就寝時にずれたり皺になることなく、ベッド用マットレスに装着することのできるベッド用シーツを提供することにある。

以上の目的を達成するため、本発明は、
ベッド用マットレスに被せるためのベッド用シーツであって、
ベッド用マットレスの裏面側に位置する長方形状の開口縁部の全周にわたって紐通し用袋部が形成され、該紐通し用袋部に伸縮性締付け部材が挿通されているシーツ本体と、
前記シーツ本体の開口縁部の対向する２辺のそれぞれに係止可能な係止具を両端に有する複数の伸縮性紐部材と、
を備えたことを特徴とする。

本発明に係るベッド用シーツは、シーツの開口縁部の全周にわたって設けた伸縮性締付け部材によってベッド用マットレスに被せて装着される。そして、伸縮性紐部材の両端に設けた係止具をシーツ本体の開口縁部の対向する２辺のそれぞれに係止することによって、開口縁部が中心方向に弾性的に引っ張られた状態となる。これにて、シーツ本体がベッド用マットレスにずれたりすることなくピンと張った状態で装着される。即ち、シーツの開口縁部の全周にわたって設けた伸縮性締付け部材によってベッド用マットレスに作業性よく装着することができ、しかも、伸縮性紐部材の両端の係止具を開口縁部の対向する２辺のそれぞれに係止することでずれを防止することができ、寝心地が格段に向上する。また、シーツがピンと張られており、見た目に奇麗で高級感が醸し出される。

本発明に係るベッド用シーツにおいて、前記伸縮性紐部材は両端部分が二股に分岐しており、該分岐部分の先端に前記係止具が取り付けられていてもよい。あるいは、前記伸縮性紐部材は長さが調整可能であることが好ましい。

以下、本発明に係るベッド用シーツの実施例について、添付図面を参照して説明する。

図１に、本発明に係るベッド用シーツの一実施例を備えたベッドを示す。このベッドは、ベッド本体１０と、ベッド用マットレス１５と、ベッド用シーツ２０とで構成されている。ベッド本体１０とベッド用マットレス１５とは、いずれも従来から周知のものである。

ベッド用シーツ２０は、布地をボックスタイプに縫製したもので、その全体構成を図２に拡大して示す。長方形状をなす開口縁部２１は、ベッド用マットレス１５に装着した際に該マットレス１５の裏面側に位置する部分である。開口縁部２１にはその全周にわたって紐通し用袋部２２が形成されている。そして、この紐通し用袋部２２には、１本の無端状とされた伸縮性締付け部材３１（例えば、ゴム紐）が挿通されている。

前記ベッド用シーツ２０には両端に係止具であるクリップ２６を取り付けた伸縮性紐部材２５Ａ，２５Ｂが付属されている。伸縮性紐部材２５Ａ，２５Ｂは、例えば、ゴム材を編み込んで扁平な紐状としたもので、樹脂製あるいは金属製のリング２７を介して両端部分が二股に分岐している。この分岐部分の先端にクリップ２６が取り付けられている。

伸縮性紐部材２５Ａは開口縁部２１の対向する二つの長辺の間隔に適した長さとされ、伸縮性紐部材２５Ｂは開口縁部２１の対向する二つの短辺の間隔に適した長さとされている。

以上の構成からなるベッド用シーツ２０は、通常のシーツと同様に、伸縮性締付け部材３１の弾性を利用して、ベッド用マットレス１５に被せる。そして、伸縮性紐部材２５Ａに設けたクリップ２６を開口縁部２１の対向する長辺のそれぞれにバランスよく係止するとともに、伸縮性紐部材２５Ｂに設けたクリップ２６を開口縁部２１の対向する短辺のそれぞれにバランスよく係止することによって、開口縁部２１が内向きに弾性的に引っ張られた状態となる。即ち、開口縁部２１の互いに対向する長辺部分及び短辺部分が伸縮性紐部材２５Ａ，２５Ｂによって引っ張られる。これにて、シーツ２０がベッド用マットレス１５にずれたりすることなくピンと張った状態で装着される。

本実施例において、シーツ２０の開口縁部２１の全周にわたって設けた伸縮性締付け部材３１によってベッド用マットレス１５に作業性よく装着することができる。しかも、伸縮性紐部材２５Ａ，２５Ｂの両端に取り付けたクリップ２６を開口縁部２１の対向する２辺のそれぞれに係止することで、開口縁部２１を内側に引っ張り、ずれを防止することができ、寝心地が格段に向上する。また、シーツ２０がピンと張られており、見た目に奇麗で高級感が醸し出される。なお、クリップ２６は様々な種類のものを使用することができる。

また、前記クリップ２６に代えて、図３に示すように、伸縮性紐部材２５の両端部に雄型ホック２８ａと二つの雌型ホック２８ｂ，２８ｃを所定の間隔で取り付けてもよい。ホック２８ａをホック２８ｂ又はホック２８ｃに嵌めることで形成されるループ２５ａをシーツ２０の開口縁部２１に取り付けたループ状の引っ掛け紐（図示せず）に係止させることで、シーツ２０を弛みなくマットレス１５に装着できる。図３に示す伸縮性紐部材２５はホック２８ａをホック２８ｂ，２８ｃのいずれかに嵌めることで、長さの調整が可能である。

伸縮性紐部材の長さの調整に関してはその他様々な手段を採用できる。例えば、前記リング２７の部分で長さを調整可能としてもよい。また、係止具に関しても、前記クリップやホックに代えて、開口縁部２１に設けたループに係止可能な鉤状部材であってもよい。

なお、本発明に係るベッド用シーツは前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、伸縮性紐部材２５は両端部分が二股ではなく１本のストレートな形状であってもよい。

本発明に係るベッド用シーツの一実施例を備えたベッドを示す分解斜視図であり、ベッド用シーツのみ下方から見た状態で描かれている。ベッド用シーツの拡大斜視図である。係止具の他の例を示し、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は使用時の側面図である。

符号の説明

１０…ベッド本体
１５…ベッド用マットレス
２０…ベッド用シーツ
２１…開口縁部
２２…紐通し用袋部
２５，２５Ａ，２５Ｂ…伸縮性紐部材
２６…クリップ
２８ａ，２８ｂ，２８ｃ…ホック
３１…伸縮性締付け部材

Claims

ベッド用マットレスに被せるためのベッド用シーツであって、
ベッド用マットレスの裏面側に位置する長方形状の開口縁部の全周にわたって紐通し用袋部が形成され、該紐通し用袋部に伸縮性締付け部材が挿通されているシーツ本体と、
前記シーツ本体の開口縁部の対向する２辺のそれぞれに係止可能な係止具を両端に有する複数の伸縮性紐部材と、
を備えたことを特徴とするベッド用シーツ。
前記伸縮性紐部材は両端部分が二股に分岐しており、該分岐部分の先端に前記係止具が取り付けられていること、を特徴とする請求項１に記載のベッド用シーツ。
前記伸縮性紐部材は長さが調整可能であることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のベッド用シーツ。