JP2010016276A - コイル巻線機 - Google Patents

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Minoru Ogawa
稔 小川
Chiaki Sakaida
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Abstract

【課題】コイルの耐久性の向上を図れ、かつ、生産性の向上を図る上で有利なコイル巻線機を提供する。
【解決手段】押圧円板36は、芯金32の中心軸と平行する軸心を中心に回転可能に、かつ、芯金32の中心軸に対して離間接近する方向に移動可能に設けられ芯金32に巻回される線材2に当接可能な外周部3602を有する。付勢部材38は、押圧円板36を付勢することで外周部3602を線材2に押圧させ線材2を芯金32に密着させつつ巻回させるものである。芯金32の回転位置の如何に拘わらず、付勢部材38の付勢力により押圧円板36の外周部3602が芯金32に巻回される線材2に当接して押圧し、かつ、押圧円板36は芯金32の回転に追従して回転するため、線材2は芯金32の中心軸に向けて常時押圧された状態で巻回される。
【選択図】図22

Description

本発明はコイル巻線機に関する。
従来より、断面が長辺と短辺を有する矩形状を呈する軸状の芯金を回転させ、回転する芯金に線材を供給することで芯金の回りに線材を巻回させ、平面視矩形状の空芯コイルを製造するコイル巻線機が提供されている。
この場合、芯金の短辺部分に巻回される際の線材のテンションに比較して、芯金の長辺部分に巻回される際の線材のテンションが低下しやすいため、長辺に対応する空芯コイルの部分の線材が外側に膨らんでしまい、所望の磁界を得る上で不利がある。
そこで、線材を芯金に巻回して空芯コイルを製造した後、空芯コイルの長辺部分の線材を押圧することで線材の膨らみを修正するようにしたコイル巻線機が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2007−180360 特開2002−280247
しかしながら、上記従来のコイル巻線機では、線材を押圧してコイルの整形を行うことから、線材に過大な力がかかるためコイルの耐久性の向上を図る上で不利があり、また、コイルの整形を行う工程が別途必要であることから生産性の向上を図る上でも不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的は、コイルの耐久性の向上を図れ、かつ、生産性の向上を図る上で有利なコイル巻線機を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明のコイル巻線機は、断面が矩形状を呈する軸状の芯金と、前記芯金を該芯金の中心軸を中心に回転させる回転部と、前記芯金の回りに巻回されるように回転する前記芯金に線材を供給する線材供給部と、前記芯金の中心軸と平行する軸心を中心に回転可能に、かつ、前記芯金の中心軸に対して離間接近する方向に移動可能に設けられ前記芯金に巻回される前記線材に当接可能な外周部を有する押圧円板と、前記押圧円板を付勢することで前記外周部を前記線材に押圧させ前記線材を前記芯金に密着させつつ巻回させる付勢部材とを備える。
本発明によれば、従来のように空芯コイルを製造した後ではなく、すなわち、空芯コイルが成形された後ではなく、線材を芯金に巻きつける際に、すなわち、空芯コイルを成形する際に、押圧円板の外周部を線材に押圧させるので、コイルの耐久性の向上を図れ、かつ、生産性の向上を図る上で有利となる。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、図2はコイル巻線機10の斜視図、図3はコイル巻線機10の正面図、図4は図3のA矢視図、図5は図3のB矢視図、図6は図3のC矢視図である。
図1乃至図6に示すように、コイル巻線機10は架台12を備え、架台12は、上板12A、下板12B、4本の支柱12Cを含んで構成されている。
なお、本実施の形態では、コイル巻線機10の左右は、図3に示すように、コイル巻線機10を正面から見た状態でいうものとし、コイル巻線機10の手前側を前方、その反対側を後方というものとする。
上板12Aおよび下板12Bは同形同大の矩形板状を呈し、上板12Aおよび下板12Bの4隅の角部が4本の支柱12Cで連結されることで、上板12Aおよび下板12Bは上下に間隔をおいて水平方向に延在している。
コイル巻線機10は、図1乃至図6、図32に示すように、ボビン14、ボビン駆動部16、線材緩衝部18、不図示の線材供給部、巻回部20、第1搬送部22、受け台24、整形部26、第2搬送部28などを含んで構成されている。
コイル巻線機10の概略動作は次のようになされる。
ボビン14から繰り出された線材2(図21)が線材緩衝部18および前記線材供給部を介して巻回部20の芯金32(図21)で巻回されることにより空芯コイル4(図29、図30)が形成される。
そして、第1搬送部22によって巻回部20から受け台24に搬送された空芯コイル4の両端から引き出された2本の線材2が整形部26によって整形されたのち、空芯コイル4は第2搬送部28によってトレー72(図33)に搬送される。
(ボビン14、ボビン駆動部16)
ボビン14は、図1、図4に示すように、円筒状のボビン本体14Aと、ボビン本体14Aと一体に設けられた支軸14Bとを有し、ボビン本体14Aには、線材2(図21)が巻回されている。なお、図1乃至図6において線材2は図示されていない。
ボビン駆動部16は、モータ16Aを有し、モータ16Aの駆動軸16Bが支軸14Bに連結されている。
モータ16Aは、上板12Aの後方から起立された縦板12Dの左側部に取着されている。
ボビン14は、支軸14B、駆動軸16B、モータ16A、縦板12Dを介して上板12Aに取着され、支軸14Bは、前後方向を向いている。
(線材緩衝部18)
線材緩衝部18は、図1、図2に示すように、ボビン14と巻回部20との間に設けられ、ボビン14から繰り出された線材2を所定長保持するものであり、本実施の形態では、前記所定長は、1つの空芯コイル4を形成するに足る線材2の長さとされている。
線材緩衝部18は、フレーム18Aと、複数の固定プーリ18Bと、複数の可動プーリ18Cなどを含んで構成されている。
フレーム18Aは、上板12Aの左端部に取着され、上下左右に延在している。
各固定プーリ18Bは、フレーム18Aの上部に左右方向に等間隔をおいて設けられ、各固定プーリ18Bの支軸はフレーム18Aに固定されている。
各可動プーリ18Cは、フレーム18Aの下部に左右方向に等間隔をおいて設けられ、各可動プーリ18Cの支軸は、フレーム18Aに対して上下方向にスライド可能に設けられている。
また、各可動プーリ18Cは、図示しない重りにより下方に付勢され、各可動プーリ18Cの支軸が図示しないストッパに当接することで可動プーリ18Cの下限位置が決定されている。
ボビン14から繰り出された線材2が固定プーリ18Bと下限位置に位置する可動プーリ18Cとを交互に掛け回されることで、ボビン14から繰り出された線材2が線材緩衝部18によって所定長保持される。
巻回部20による線材2の巻回により、線材緩衝部18に保持されていた所定長の線材2が巻回部20に向かって繰り出され、したがって、各固定プーリ18Aと各可動プーリ18Cが回転すると共に、可動プーリ18Cが上方に移動される。
このような線材緩衝部18を設けることにより、後述する線材供給部から巻回部20への線材2の繰り出しが円滑に行われ、巻回部20による線材2の巻回速度の高速化を図る上で有利となっている。
(線材供給部)
前記線材供給部は、線材2が芯金32(図18)の回りに巻回されるように、回転する芯金32に所定のテンションをもって線材2を供給するものであり、前記線材供給部としては従来公知のものが採用可能である。
(巻回部20)
図7は巻回部20の正面図、図8は図7の要部拡大図、図9は巻回部20の斜視図、図10は図9の要部拡大図である。
図11は巻回部20の断面図、図12、図13は巻回部20の動作を説明する断面図、図14は芯金32の駆動部の説明図、図15は芯金32の正面図である。
図16(A)は芯金部材の断面図、(B)は(A)のB矢視図、図17は芯金部材に組み込まれたヒータ62の断面図、図18(A)は芯金32がホルダ46内部に没入した状態の断面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は芯金32がホルダ46外方に突出した状態の断面図である。
図19は芯金32に組み込まれたヒータ62と温度センサ6208の説明図、図20は芯金32の変形例を示す断面図である。
図21は押圧円板36の動作を示す模式図、図22(A)、(B)は押圧円板36の押圧力の説明図である。
図26(A)、(B)、(C)は線材2と押圧円板36の押圧力との関係の説明図、図27は押圧円板36が弾性部材66を有さない場合の動作説明図、図28は押圧円板36が弾性部材66を有する場合の動作説明図である。
図29は空芯コイル4の斜視図、図30は空芯コイル4の平面図、図31は比較例の空芯コイル4の平面図である。
図7に示すように、巻回部20は、支持台30、芯金32、回転部34、押圧円板36、付勢部材38、芯金スライド駆動部40、芯金加熱部41などを含んで構成され、巻回部20は、線材2を芯金32に巻回することで空芯コイル4を形成するものである。
支持台30は長方形板状を呈し、上板12A上に設けられている。
支持台30の上面には、支持台30の長辺方向に間隔をおいて対向する板状の第1フレーム30A、第2フレーム30Bが起立して設けられている。
図7、図9に示すように、第1フレーム30Aには、芯金32、回転部34、押圧円板36、付勢部材38、芯金スライド駆動部40が設けられている。
第2フレーム30Bには、コイル当て付け板42が設けられている。
(芯金32)
芯金32は線材2が巻回されるものであり、図16、図18(A)、(B)に示すように、断面が矩形枠状を呈する軸状に形成されている。
本実施の形態では、芯金32の中心軸と直交する平面で切った芯金32の断面は、互いに対向する長辺と互いに対向する短辺とを有し、芯金32は前記中心軸方向に貫通する孔3202(空気流路)を有している。
本実施の形態では、芯金32と、芯金32の中心軸方向の端部に連結され前記中心軸方向に延在する断面が円環状の筒部44とを有する芯金部材が設けられている。
筒部44は芯金32の輪郭よりも大きな直径で形成され、筒部44と芯金32との境の箇所に筒部44の先端面4402が位置している。
また、前記芯金部材は、円筒状のホルダ46の内部空間に摺動可能に収容され、この内部空間の端部は、ホルダ46の壁部4602に開口4604として開放されている。
この壁部4602は、空芯コイル4(図29)に当て付けられる第1の当て付け面4610を構成している。
図18(C)に示すように、筒部44の先端面4402が壁部4602の内面に当接すると、芯金32は、開口4604を通り第1の当て付け面4610から最も突出する最大突出位置となる。なお、以後の説明では、筒部44の先端面4402が壁部4602の内面から離れているが、芯金32が第1の当て付け面4610から突出した位置を単に突出位置という。
開口4604は、芯金32よりも一回り大きい断面の矩形状に形成されている。
図18(A)に示すように、筒部44がホルダ46の内部で壁部4602から離間する向きに移動し、筒部44の先端面4402が壁部4602の内面から離間すると、芯金32は、開口4604からホルダ46の内部に没入した没入位置となる。
また、ホルダ46は、その外周が第1フレーム30Aに設けられた不図示の軸受け部により回転可能に支持されている。
(コイル当て付け板42)
コイル当て付け板42は、図7に示すように、ホルダ46の第1の当て付け面4610と平行する平面上を延在する円板状を呈し、芯金32と同軸上に配設されている。
コイル当て付け板42が芯金32に臨む面と反対側の箇所にはコイル当て付け板42と同軸上に延在する支軸4202が突設され、支軸4202が第2フレーム30Bに設けられた不図示の軸受け部によって回転可能に支持されている。
コイル当て付け板42が第1の当て付け面4610に対面する面は、その中央部が芯金32の先端面に当て付けられ、また、その外周部が空芯コイル4に当て付けられる第2の当て付け面4210を構成している。
なお、本実施の形態では、図7に示すように、第2フレーム30Bと支持台30との間に、スライドテーブル30Dとエアシリンダ31が設けられている。
スライドテーブル30Dは、支持台30に対して第2フレーム30Bを芯金32の中心軸(筒部44の中心軸)と平行にスライド可能に支持するものである。
エアシリンダ31は、空気の給排により第2フレーム30Bを第1フレーム30Aに対して接離する方向にスライドさせるものである。
言い換えると、エアシリンダ31は、コイル当て付け板42の中央部を芯金32の先端面に当て付けつつ、第2の当て付け面4210を第1の当て付け面4610に近接離間させるコイル幅調整領域で移動させ、かつ、コイル当て付け板42の中央部が芯金32の先端面から離間した離間位置に移動させるものである。
また、図7、図9に示すように、コイル幅調整領域におけるコイル当て付け板42の位置は、スライドテーブル30D上に設けられた調整機構30Eによって調整されるように構成されている。
したがって、コイル幅調整領域における第2の当て付け面4210と第1の当て付け面4610との間隔は、調整機構30Eによって調整可能となっており、この間隔によって、芯金32に巻回される線材2の巻き幅、すなわち、空芯コイル4の巻き幅が決定される。
(回転部34)
回転部34は、芯金32を該芯金32の中心軸を中心に回転させるものである。
本実施の形態では、図7に示すように、回転部34は、スピンドルモータ48、スピンドル軸50、第1連結ベルト52、第2連結ベルト54などを含んで構成されている。
スピンドルモータ48は、支持台30から起立されたモータ用フレーム30Cに固定されている。
スピンドル軸50は支持台30と平行に延在し、その基端がスピンドルモータ48の駆動軸に連結され該駆動軸と一体的に回転駆動される。
スピンドル軸50は、その中間部が第1フレーム30Aの不図示の軸受け部で、先端が第2フレーム30Bの不図示の軸受け部でそれぞれ回転可能に支持されている。
第1連結ベルト52は、スピンドル軸50とホルダ46とに掛け回されることで、スピンドル軸50の回転力をホルダ46(芯金32)に伝達する。
第2連結ベルト54は、スピンドル軸50とコイル当て付け板42の支軸4202とに掛け回されることで、スピンドル軸50の回転力をコイル当て付け板42に伝達する。
したがって、スピンドルモータ48が回転することにより、ホルダ46および芯金32と、コイル当て付け板42とが同期して回転することになり、詳細には、同一の向きに同一の速度で回転することになる。
(芯金スライド駆動部40)
芯金スライド駆動部40は、芯金部材を芯金32の中心軸方向に移動させることで芯金32を前記最大突出位置と前記没入位置との間で移動させるものである。
本実施の形態では、図14に示すように、芯金スライド駆動部40は、エアシリンダ55と、連結アーム56と、連結部材58とを含んで構成されている。
エアシリンダ55は、エアの給排により芯金32の中心軸方向と平行にスライドするスライダ5502を有している。
連結アーム56は、スライダ5502に取着され、その先端にローラ5602が回転可能に取着されている。
連結部材58は、筒部44に一体的に取着され、筒部44と同軸上でローラ5602を挟むように対向して設けられた2つのフランジ5802を有し、フランジ5802間の間隔はローラ5602の直径よりも大きな寸法で形成されている。
したがって、エアシリンダ55が動作してスライダ5502がスライドすると、連結アーム56、ローラ5602、フランジ5802、連結部材58を介して筒部44が芯金32の中心軸方向にスライドし、したがって、芯金32が前記最大突出位置と前記没入位置との間で移動する。
そして、図13に示すように、第2の当て付け面4210と第1の当て付け面4610との間隔が決定された状態で、芯金32を前記突出位置に突出させ、芯金32の先端面を第2の当て付け面4210に当接するように構成されている。
(芯金加熱部41)
芯金加熱部41は芯金32を加熱することにより、芯金32に巻回される線材2の被覆を構成する熱可塑性樹脂を溶融して互いに重なり合う線材2を一体化しつつ空芯コイル4を形成するためのものである。
本実施の形態では、図16、図17に示すように、芯金32の内部に、該芯金32の中心軸に沿って設けられた空気流路3202と、空気流路3202に熱風を供給する熱風供給手段60とが設けられ、これら空気流路3202と熱風供給手段60とによって芯金加熱部41が構成されている。
詳細に説明すると、筒部44の内部には、芯金32の中心軸と同軸上に延在する円柱状の収容空間4410が形成されている。
そして、収容空間4410にはヒータ62が収容されている。
ヒータ62は、図17、図19に示すように、軸状のケース6202と、ケース6202の中心軸に沿ってかつその全長にわたって形成された内部流路6204と、内部流路6204内に収容されたヒータ本体6206とを有している。
なお、図19において符号6206Aはヒータ本体6206から導出された一対のリード線、符号6208は内部流路6204内の温度を検出する温度センサを示す。
ケース6202は、収容空間4410の内面との間に円筒状の空間を介在させた状態で収容されており、したがって、筒部44はケース6202に対して回転可能に構成されている。
ケース6202の後端は、収容空間4410の後方に露出しており、その露出したケース6202の後端部分は、ヒータ固定具6210を介して第1フレーム30Aに取着されている。
収容空間4410内部において、内部流路6204の先端は、空気流路3202に連通しており、内部流路6204の後端は、図示しない空気供給源に連結されている。
したがって、前記空気供給源から内部流路6204に供給された空気は、ヒータ本体6206によって加熱されて熱風となり芯金32の空気流路3202を通り、これにより芯金32が加熱される。
なお、図13に示すように、コイル当て付け板42には、芯金32の空気流路3202と連通可能な空気流路4220が形成されており、空気流路3202、4220を介して空気が流れるように構成されている。
本実施の形態では、熱風供給手段60はヒータ62と空気供給源(送風手段)によって構成される。
このように芯金32を加熱するので、芯金32に巻回される線材2を効率よく、ばらつきなく加熱でき、空芯コイル4の品質の向上を図る上で有利となる。
なお、図20は芯金加熱部41の変形例を示す。
収容空間4410のうち芯金32寄りの空間4412をシール部材45で密閉すると共に、該空間4412に半田Hを充填し、ヒータ本体6206の一部をシール部材45を介して空間4412に収容し、ヒータ本体6206により半田Hを加熱溶融する。この際、ヒータ6206は、前記と同様にヒータ固定具6210を介して第1フレーム30Aに取着されている。
この変形例によれば、加熱溶融された半田Hにより芯金32が加熱される。
なお、ヒータ本体6206と筒部44との間に介在する半田Hは溶融しているため、ヒータ本体6206が固定されても、芯金32および筒部44の回転は支障なく行われる。
(押圧円板36)
押圧円板36は、図10に示すように、芯金32の中心軸と平行する軸心を中心に回転可能に、かつ、芯金32の中心軸に対して離間接近する方向に移動可能に設けられ芯金32に巻回される線材2に当接可能な外周部3602を有する。
本実施の形態では、押圧円板36は、図28に示すように、剛性を有する材料から形成された円板本体64と、円板本体64の外周に取着され外周部3602を構成する弾性変形可能な弾性部材66とを含んでいる。
本実施の形態では、押圧円板36は、図10、図21に示すように、アーム68の一端に回転可能に支持され、アーム68はその中間部が支軸70を介して第1フレーム30Aに揺動可能に支持されている。
(付勢部材38)
付勢部材38は、図8、図10に示すように、押圧円板36を付勢することで外周部3602を線材2に押圧させ線材2を芯金32に密着させつつ巻回させるものである。
本実施の形態では、付勢部材38は、図10に示すように、アーム70の他端と第1フレーム30Aとの間に張設された付勢用コイルばね38Aで構成されている。
また、アーム70の他端と第1フレーム30Aとの間には位置規制用コイルばね39が張設されている。
位置規制用コイルばね39は、芯金32が取り除かれた際に、付勢用コイルばね38Aによる押圧円板36の移動限界位置を規制するものである。
次に、第1搬送部22、受け台24、整形部26、第2搬送部28について説明する。
図32はコイル巻線機10の概略構成図、図33は第1搬送部22、受け台24、整形部26、第2搬送部28の斜視図、図34は図33のA矢視図である。
図35は第1搬送部22、受け台24、整形部26の斜視図、図36乃至図38は第1搬送部22、受け台24、整形部26の動作説明図である。
図39は第1搬送部22の構成図、図40は受け台24の構成図、図41は第1搬送部22、受け台24、整形部26の斜視図である。
図42は整形部26の正面図、図43、図44は整形部26の動作説明図である。
図45は第2搬送部28の吸着ノズル2802の断面図である。
図46は整形部26の動作説明図、図47は図46のA矢視図である。
図48は第1搬送部22の動作説明図、図49乃至図54は整形部26の動作説明図である。
図55(A)はトレー72の平面図、(B)は(A)の拡大図、(C)は(B)のCC線断面図である。
図56(A)は整形後の空芯コイル4の平面図、(B)は整形後の空芯コイル4の側面図である。
図1、図32乃至図34に示すように、架台12の上板12Aに上部フレーム12Eが設けられており、上部フレーム12Eに、第1搬送部22、受け台24、整形部26、第2搬送部28が取着されている。
(第1搬送部22)
第1搬送部22は、芯金32上に形成された空芯コイル32を把持して受け台24に載置するものである。
本実施の形態では、第1搬送部22は、図35、図39に示すように、レール2202と、水平スライダ2204と、水平移動機構2206と、上下スライダ2208と、上下移動機構2210と、ロータリーシリンダ2212と、チャック部2214などを含んで構成されている。
レール2202は、上部フレーム12Eに設けられ水平方向に延在する。
水平スライダ2204は、レール2202上をレール2202に沿ってスライド可能に設けられている。
水平移動機構2206は、水平スライダ2204をレール2202に沿ってスライドさせるものであり、エアシリンダによって構成されている。
上下スライダ2208は、水平スライダ2204に設けられ水平スライダ2204に対して上下方向にスライド可能に設けられている。
上下移動機構2210は、水平スライダ2204に設けられ上下スライダ2208を上下方向にスライドさせるものであり、エアシリンダによって構成されている。
ロータリーシリンダ2210は、上下スライダ2208に設けられ、水平方向に延在する回転軸部を有し、その回転軸部を該回転軸部の中心軸回りに回転させる。
チャック部2212は、前記回転軸部に設けられ、エアの給排により開閉する2つのアーム2212Aを有し、2つのアーム2212Aで空芯コイル4を挟持するように構成されている。
そして、図示しないエア供給部からのエアが、水平移動機構2206、上下移動機構2210、ロータリーシリンダ2212、チャック部2214のそれぞれに給排されることにより、水平スライダ2204、上下スライダ2208、ロータリーシリンダ2210、チャック部2212のそれぞれが駆動されるように構成されている。
すなわち、図36、図39に示すように、チャック部2214により、芯金32上に形成された空芯コイル4が挟持され、水平スライダ2204、上下スライダ2208、ロータリーシリンダ2210が動作することにより、図37に示すように、チャック部2214に挟持された空芯コイル4が受け台24上に載置される。
(受け台24)
受け台24は、第1搬送部22によって載置された空芯コイル4を保持すると共に、空芯コイル4をスライドさせることで整形部26と共に空芯コイル4の整形を行うものである。
本実施の形態では、受け台24は、図36、図40に示すように、レール2402と、水平スライダ2404と、水平移動機構2406と、受け台本体2408などを含んで構成されている。
レール2402は、架台12の上板12Aに設けられ、第1搬送部22のレール2202の下方で該レール2202と平行に延在する。
水平スライダ2404は、レール2402上をレール2402に沿ってスライド可能に設けられている。
水平移動機構2406は、水平スライダ2404をレール2402に沿ってスライドさせるものである。
本実施の形態では、水平移動機構2406は、何れも図示しないが、モータと、該モータの駆動軸によって回転駆動される送りねじと、該送りねじに螺合され水平スライダ2404に設けられた雌ねじ部材を有している。
受け台本体2408は、図46、図47に示すように、載置面2410、コイル固定ピン2412、研磨屑吸い込み口2414、切断刃逃げ溝2418、不要線回収ボックス2420などを備えている。
載置面2410は、空芯コイル4が載置される面であり、水平面上を延在する平坦面で構成されている。
コイル固定ピン2412は、空芯コイル4の内周が係合される軸状の部分であり、巻回芯32と同一の断面形状で構成されており、図49、図54に示すように、図示しない移動機構により、載置面2410から出没するように構成されている。
研磨屑吸い込み口2414は、コイル固定ピン2412に係合された空芯コイル4の近傍の載置面2410箇所に開口し、整形部26による空芯コイル4の線材2が研磨された際に発生する屑を吸い込むものである。
切断刃逃げ溝2418は、研磨屑吸い込み口2414の近傍の載置面2410箇所に上方に開放状に形成され、整形部26の切断刃2610が空芯コイル4の線材2を切断する際に切断刃2610を逃がすための空間を形成する。
不要線回収ボックス2420は、切断刃2610によって接断された不要な線材2を収容する。
(整形部26)
整形部26は、空芯コイル4から引き出された線材2、すなわち、引き出し線の整形、研磨、切断などを行うものである。
本実施の形態では、整形部26は、図42、図46に示すように、フレーム2602を有し、フレーム2602に、線材規制部材2604と、線材押さえ部材2606と、研磨ローラ2608と、切断刃2610と、第1駆動部2612と、第2駆動部2614と、第3駆動部2616などが取着されている。
線材規制部材2604は、フェルトなどの起毛材料などで構成され、空芯コイル4の両端から引き出された線材2を載置面2410に向けて押圧するものである。
押さえ部材2606は、空芯コイル4の両端から引き出された線材2を載置面2410との間で挟んで固定するものである。
研磨ローラ2608は、空芯コイル4の両端から引き出された線材2の部分を研磨して線材2の被覆を取り除き、線材2の導体部分を露出させて半田付けができるようにするものである。
切断刃2610は、線材2の不要部分を切断するものである。
第1駆動部2612は、線材規制部材2604を載置面2410に対して接離する方向に移動させるものである。
第2駆動部2614は、押さえ部材2606と研磨ローラ2608を載置面2410に対して接離する方向に移動させるものである。
第3駆動部2616は、切断刃2610を載置面2410に対して接離する方向に移動させるものである。
第1乃至第3駆動部2612、2614、2616はエアシリンダによって構成されている。
受け台24および整形部26による空芯コイル4の整形動作について説明する。
図48に示すように、第1搬送部22のチャック部2214によって芯金32上に形成された空芯コイル4が把持される。
次いで、図46、図47、図49に示すように、第1搬送部22によって空芯コイル4が受け台24の載置面2410上に載置されると共に、載置面2210から突出したコイル固定ピン2412に係合される。
この状態で、第1駆動部2612により線材規制部材2604が空芯コイル4の両端から引き出された巻線2を載置面2410に向けて押圧する。
そして、この状態で、図50に示すように、受け台24が水平移動機構2406によりスライドし、巻線2が載置面2410と線材規制部材2604との間に挟まれて移動することで巻線2が直線状に伸ばされた状態に整形される。
次に、図51、図52に示すように、第2駆動部2614により押さえ部材2606と研磨ローラ2608を載置面2410に向けて移動させる。
これにより、線材2は押さえ部材2606によって載置面2210との間で固定され、その状態で、研磨ローラ2608が回転し、線材2の被覆を除去する。
さらに、図53に示すように、第3駆動部2616により切断刃2610が載置面2210に向けて移動されることで、不要な線材2が切断される。
そして、第1、第2、第3駆動部2612、2614、2616によって、線材規制部材2604、押さえ部材2606、研磨ローラ2608、切断刃2610を載置面2410から上方に退避させると共に、コイル固定ピン2412を載置面2210から没入させる。
このようにして空芯コイル4が整形され、図56(A)、(B)に示すように、空芯コイル4の両端から引き出された線材2は、空芯コイル4の長辺方向の両端から該長辺と直交する方向に直線状に延在した状態となっている。
(第2搬送部28)
第2搬送部28は、整形部26によって整形された空芯コイル4を受け台24からトレー72に搬送するものである。
図33に示すように、第2搬送部28は、吸着ノズル2802と、上下移動機構2804と、水平移動機構2806とを含んで構成されている。
吸着ノズル2802は、図45に示すように、軸状を呈し、その先端に形成され水平面上を延在する吸着面2802Aと、吸着面2802Aから突設され空芯コイル4の内周に係合する凸部2802Bと、吸着面2802Aに開口するエア吸い込み孔2802Cなどを有している。
したがって、エア吸い込み孔2802Cからエアを吸引することにより、空芯コイル4を凸部2802Bで係合しつつ吸着面2802Aに吸着させて空芯コイル4を保持することができるようになっている。
上下移動機構2804は、吸着ノズル2802を上下方向に移動するものである。
水平移動機構2806は、フレーム12Eに設けられ、上下移動機構2804を水平方向に移動させるものである。
上下移動機構2804、水平移動機構2806はエアシリンダで構成されている。
第2搬送部28の下方には、トレー7移動機構74が設けられている。
トレー7移動機構74は、トレー72を水平面に沿って互いに直交する2方向に移動させるものであり、従来公知の2軸ステージ機構とエアシリンダなどで構成されている。
トレー72は、図55(A)に示すように矩形板状を呈し、その上面には、直交する格子状に複数のコイル収容部76が並べられて設けられている。
各コイル収容部76はそれぞれ1つの空芯コイル4を収容するものである。
図55(B)、(C)に示すように、コイル収容部76は、載置面7602と、凸部7604と、凹部7606とを有している。
載置面7602は、空芯コイル4の輪郭よりも大きな平坦面で形成され、空芯コイル4が載置される。
凸部7604は、載置面7602から上方に突設され、空芯コイル4の内周に係合され、空芯コイル4が載置面7602上で動かないようにするものである。
凹部7606は、載置面7602に接続され、載置面7604よりも高さが低い底壁7610と底壁7610の周囲から起立された側壁7612とで構成されている。
空芯コイル4が凸部7604に係合された状態で載置面7604に載置されると、空芯コイル4の両端から引き出された線材2は、凹部7606で囲まれた空間内に位置し、線材2が底壁7610および側壁7612によって保護される。
トレー72における各コイル収容部76の姿勢(向き)は同一とされ、したがって、各コイル収容部76に収容された空芯コイル4は、それらの両端から引き出された線材2の姿勢(向き)が同一となる。
したがって、第2搬送部28によって、受け台24から取り出された空芯コイル4は、と、上下移動機構2804と水平移動機構2806によりトレー72に搬送され、この際、トレー7移動機構74によってトレー72が水平方向の2軸方向に移動されることで、空芯コイル4は、各コイル収容部76に順次収容されることになる。
このようにして、複数の空芯コイル4がトレー72に収容されると、各コイル収容部76に収容された空芯コイル4は、それらの両端から引き出された線材2の姿勢(向き)が同一となっているため、トレー72を部品実装機に装着することで、空芯コイル4のプリント基板への実装が容易に可能となる。
(巻回部20の動作)
次に、巻回部20の動作について説明する。
まず、図13に示すように、第2の当て付け面4210と第1の当て付け面4610との間隔が決定され、これにより芯金32に巻回される線材2の巻き幅である空芯コイル4の巻き幅が決定される。
さらに、芯金スライド駆動部40により、芯金32が前記突出位置に突出され芯金32の先端面が第2の当て付け面4210に当接する。
回転部34によりホルダ46および芯金32と、コイル当て付け板42とが同期して回転し、ボビン14から繰り出された線材2は、線材緩衝部18を介して前記線材供給部に至り、この線材供給部から回転する芯金32に供給される。
前記線材供給部は、芯金32に供給する線材2の位置を、芯金32の中心軸に沿って往復移動させることにより、図28に示すように、線材2を芯金32の中心軸方向に沿って巻回させると共に、芯金32の中心軸と直交する方向に積層して巻回させる。
芯金32に巻回された線材2は、芯金加熱部41によって加熱された芯金32の熱により、線材2の被覆を構成する熱可塑性樹脂が溶融されることで互いに重なり合う線材2が一体化され空芯コイル4が形成される。
この際、図21、図22(A)、(B)に示すように、芯金32の回転位置の如何に拘わらず、付勢部材38の付勢力により押圧円板36の外周部3602が芯金32に巻回される線材2に当接して押圧し、かつ、押圧円板36は芯金32の回転に追従して回転するため、線材2は芯金32の中心軸に向けて常時押圧された状態で巻回される。
また、芯金32に巻回される線材2の量(積層数)が増加するにつれて押圧円板36は芯金32の中心軸から離間し、したがって、付勢部材38による付勢力が増大し、押圧円板36による線材2への押圧力も増大する。
線材2の芯金32への巻回が終了したならば、芯金32と線材供給部との間で線材2を切断する。
そして、エアシリンダ31により、第2フレーム30Bを近接位置から離間位置に移動して、第2の当て付け面4210と第1の当て付け面4610との間を離間させる。
次いで、第1搬送部22のチャック部2214により空芯コイル4を把持した状態で、芯金スライド駆動部40により芯金32を突出位置から没入位置に没入させ、これにより、芯金32から空芯コイル4を取り外す。
以上説明したように、本実施の形態によれば、押圧円板36の外周部3602が芯金32に巻回される線材2に当接して押圧し、かつ、押圧円板36は芯金32の回転に追従して回転するため、線材2は芯金32の中心軸に向けて常時押圧された状態で巻回される。
したがって、図31に示すように、線材2が芯金32から浮き上がることなく、図29、図30に示すように、線材2が芯金32の輪郭に沿って密着しつつ確実に巻回される。
そのため、従来のように空芯コイルを製造した後に空芯コイルの線材を押圧してコイルの整形を行う場合に比較して、線材に過大な力がかからず、コイルの耐久性の向上を図る上で有利となり、また、コイルの整形を行う工程を省くことができるため、生産性の向上を図る上でも有利となる。
また、本実施の形態では、図28に示すように、押圧円板36の外周部3602が弾性部材66で構成されているため、押圧円板36からの押圧力は、弾性部材66を介して芯金32の中心軸方向の全域にわたって位置する線材2のそれぞれに均一に作用するため、線材2の芯金32への巻回を確実かつ安定して行う上で有利となっている。
(第2の実施の形態)
図23は第2の実施の形態における付勢力調整手段の構成を示す斜視図、図24は図23の正面図、図25は押圧円板36を透視した正面図、図57(A)、(B)は付勢力調整手段の動作説明図である。
第2の実施の形態では、付勢部材である付勢用コイルばね38Aの付勢力を変化させる付勢力調整手段をさらに備えている。
上述のように芯金32の中心軸と直交する平面で切った芯金32の断面は、互いに対向する長辺と互いに対向する短辺とを有している。
付勢力調整手段は、押圧円板36の外周部3602が芯金32の長辺に当接する際には付勢部材38に第1の付勢力を発生させ、押圧円板36の外周部3602が芯金32の短辺に当接する際には付勢部材38に第1の付勢力よりも小さい第2の付勢力を発生させるように構成されている。
付勢力調整手段は、例えば、付勢用コイルばね38Aに連結されたアーム80と、このアーム80を移動させるカム機構82などで構成することができる。
アーム80は、ガイド8002により芯金32に対して離間接近する方向に移動可能に支持された2つのアーム部80A、80Bを有している。
2つのアーム部のうちの一方のアーム部80Aの端部は付勢用コイルばね38Aに連結されている。
2つのアーム部のうちの他方のアーム部80Bの端部はコイルスプリング84およびカムフォロア86を介してカム88に係合している。
カム88は、芯金32と同期して回転され、これによりアーム80を介して付勢用コイルばね38Aの付勢力が上述のように調整される(図57)。
このように、付勢力調整手段により、押圧円板36の外周部3602が芯金32の長辺に当接する際には付勢部材38に第1の付勢力を発生させ、押圧円板36の外周部3602が芯金32の短辺に当接する際には付勢部材38に第1の付勢力よりも小さい第2の付勢力を発生させると、線材2のテンションが低下して浮き上がりやすい芯金32の長辺側においても、線材2が芯金32から浮き上がることなく、線材2が芯金32の輪郭に沿って密着しつつ確実に巻回される。
したがって、長辺と短辺を有する矩形状の空芯コイル4の品質の向上を図る上でより一層有利となる。
なお、付勢力調整手段を用いることにより、第1の付勢力と第2の付勢力との大きさを同一にするなど任意である。
なお、実施の形態では、押圧円板36の外周部3602を弾性部材66で構成した場合について説明したが、図27に示すように、押圧円板36から弾性部材66を省いた構成としてもよい。
しかしながら、この場合は、押圧円板36からの押圧力が外周部3602に当接する一部の線材2に集中して作用する状態が生じることになる。
したがって、本実施の形態のように、押圧円板36の外周部3602を弾性部材66で構成することが、線材2の芯金32への巻回を確実かつ安定して行う上でより有利である。
コイル巻線機10の斜視図である。 コイル巻線機10の斜視図である。 コイル巻線機10の正面図である。 図3のA矢視図である。 図3のB矢視図である。 図3のC矢視図である。 巻回部20の正面図である。 図7の要部拡大図である。 巻回部20の斜視図である。 図9の要部拡大図である。 巻回部20の断面図である。 巻回部20の動作を説明する断面図である。 巻回部20の動作を説明する断面図である。 芯金32の駆動部の説明図である。 芯金32の正面図である。 (A)は芯金部材の断面図、(B)は(A)のB矢視図である。 芯金部材に組み込まれたヒータ62の断面図である。 (A)は芯金32がホルダ46内部に没入した状態の断面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は芯金32がホルダ46外方に突出した状態の断面図である。 芯金32に組み込まれたヒータ62と温度センサ6208の説明図である。 芯金32の変形例を示す断面図である。 押圧円板36の動作を示す模式図である。 (A)、(B)は押圧円板36の押圧力の説明図である。 第2の実施の形態における付勢力調整手段の構成を示す斜視図である。 図23の正面図である。 押圧円板36を透視した正面図である。 (A)、(B)、(C)は線材2と押圧円板36の押圧力との関係の説明図である。 押圧円板36が弾性部材66を有さない場合の動作説明図である。 押圧円板36が弾性部材66を有する場合の動作説明図である。 空芯コイル4の斜視図である。 空芯コイル4の平面図である。 比較例の空芯コイル4の平面図である。 コイル巻線機10の概略構成図である。 第1搬送部22、受け台24、整形部26、第2搬送部28の斜視図である。 図33のA矢視図である。 第1搬送部22、受け台24、整形部26の斜視図である。 第1搬送部22、受け台24、整形部26の動作説明図である。 第1搬送部22、受け台24、整形部26の動作説明図である。 第1搬送部22、受け台24、整形部26の動作説明図である。 第1搬送部22の構成図である。 受け台24の構成図である。 第1搬送部22、受け台24、整形部26の斜視図である。 整形部26の正面図である。 整形部26の動作説明図である。 整形部26の動作説明図である。 第2搬送部28の吸着ノズル2802の断面図である。 整形部26の動作説明図である。 図46のA矢視図である。 第1搬送部22の動作説明図である。 整形部26の動作説明図である。 整形部26の動作説明図である。 整形部26の動作説明図である。 整形部26の動作説明図である。 整形部26の動作説明図である。 整形部26の動作説明図である。 (A)はトレー72の平面図、(B)は(A)の拡大図、(C)は(B)のCC線断面図である。 (A)は整形後の空芯コイル4の平面図、(B)は整形後の空芯コイル4の側面図である。 (A)、(B)は付勢力調整手段の動作説明図である。
符号の説明
10……コイル巻線機、32……芯金、34……回転部、36……押圧円板、38……付勢部材。

Claims (5)

  1. 断面が矩形状を呈する軸状の芯金と、
    前記芯金を該芯金の中心軸を中心に回転させる回転部と、
    前記芯金の回りに巻回されるように回転する前記芯金に線材を供給する線材供給部と、
    前記芯金の中心軸と平行する軸心を中心に回転可能に、かつ、前記芯金の中心軸に対して離間接近する方向に移動可能に設けられ前記芯金に巻回される前記線材に当接可能な外周部を有する押圧円板と、
    前記押圧円板を付勢することで前記外周部を前記線材に押圧させ前記線材を前記芯金に密着させつつ巻回させる付勢部材と、
    を備えるコイル巻線機。
  2. 前記押圧円板は、剛性を有する材料から形成された円板本体と、前記円板本体の外周に取着され前記外周部を構成する弾性変形可能な弾性部材とを含んでいる、
    請求項1記載のコイル巻線機。
  3. 前記付勢部材の付勢力を変化させる付勢力調整手段をさらに備え、
    前記芯金の中心軸と直交する平面で切った前記芯金の断面は、互いに対向する長辺と互いに対向する短辺とを有し、
    前記付勢力調整手段は、前記押圧円板の外周部が前記芯金の長辺に当接する際には前記付勢部材に第1の付勢力を発生させ、前記押圧円板の外周部が前記芯金の短辺に当接する際には前記付勢部材に前記第1の付勢力よりも小さい第2の付勢力を発生させる、
    請求項1記載のコイル巻線機。
  4. 前記芯金は前記中心軸方向に貫通する孔を有し、
    前記芯金と、前記芯金の中心軸方向の端部に連結され前記中心軸方向に延在する筒部とを有する芯金部材が設けられ、
    前記筒部の内部から前記芯金の孔に熱風を供給する熱風供給手段をさらに備える、
    請求項1記載のコイル巻線機。
  5. 前記熱風供給手段は、前記筒部の内部に配置されたヒータと、空気を前記筒部の内部から前記芯金の孔に供給する送風手段をさらに備える、
    請求項1記載のコイル巻線機。
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