JP2010012884A - 箱型荷台の後部ドアのスライド装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライド可能な下方ヒンジで支持される後部ドア4の荷室側の上部にドアレール10を取り付けるとともに、後部ドア4を90°回動し前方にスライドさせる際に、ドアレール10が嵌め込まれるガイド部材11を後部フレーム5に装着する。後部ドア4は、その上部及び下部がそれぞれガイド部材11、下方ヒンジによって案内された状態でスライドするので、安定した姿勢で収納位置まで移動することができる。ガイド部材11は、後部ドア4を閉鎖した状態では、押え部材15によって車両の横方向内側に変位するため、車両走行時にはガイド部材11が箱型荷台の最大横幅内に収まるようになり、ガイド部材11の存在により荷室の横方向内法寸法が制限されることはない。
【選択図】図2
Description
図11(a)に示すように、車両に架装された箱型荷台101の後部には、両側の支柱と上下の梁からなる4辺形の後部フレーム102が設置され、後部フレーム102には、2枚の後部ドア103が後部フレーム102に嵌め込まれる形で設けてある。各後部ドア103の車両中央側の端部には、ドアを閉鎖するロックロッド104が取り付けられ、ドアの閉鎖時に、ロックロッド104の上下に固着したカム体が、後部フレーム102の上下の梁にそれぞれ固着されたカムキーパー105に固定される。
後部ドア3を開放するときは、ロックロッド104を外した後、ドアを90°回動し箱型荷台の側面と平行にすると、後部ドア103に固着された下方ヒンジ107のドア側ヒンジ片ドア側ヒンジ片107Bも90°回動する(このときの下方ヒンジ107の状態を図12(b)の2点鎖線で表す)。この状態では、中間ヒンジ109と後部フレーム102との係合が外れ、後部ドア103を前方に押すと、上方ヒンジ106の側面側ヒンジ片106Cのローラ106Eが上方レール106Aに、また、下方ヒンジ107のローラ107Eが下方レール107Aに案内されて、後部ドア103は、荷台の側面に沿って前方にスライドし側面に収納される。
本発明の課題は、後部ドアを荷台の側面に収納するスライド装置を備えた箱形荷台において、後部ドアを閉鎖した場合に、スライド装置の構成部品が横方向の外側に張り出すことを防止し、上述の問題を解決することにある。
「観音開き式に開閉される後部ドアと、前記後部ドアを取り付ける後部フレームとを備え、車両に架装される箱型荷台であって、
前記後部ドアの下部には下方ヒンジが固定されるとともに、前記箱型荷台の下方には下方レールが車両前後方向に延びるように設置され、前記後部ドアの開放時に、前記下方ヒンジが前記下方レールに沿ってスライドして、前記後部ドアが前記箱型荷台の側面に収納されるよう構成されており、さらに、
前記後部ドアの荷室側の上部には、水平方向に延びるドアレールが固定され、かつ、前記後部フレームの上部には、前記後部ドアがスライドするときに前記ドアレールが嵌め込まれるガイド部材が装着され、
前記ガイド部材が、前記後部フレームの車両側面側に固定されたガイド部材用ヒンジピンに枢着され、車両の横方向外側に変位するようばね部材によって付勢されるとともに、前記後部ドアと連動して前記ガイド部材を車両の横方向内側に変位する押し込み装置が設けられており、前記後部ドアを閉鎖したときは、前記押し込み装置が前記ガイド部材を車両の横方向内側に変位する」
ことを特徴とする箱型荷台となっている。
本発明のスライド装置では、開放時に90°回動した状態の後部ドアを前方にスライドさせるときは、後部ドアの重量が、基本的には後部ドアの下部に固定される下方ヒンジによって支持される。このとき、下方ヒンジが後部ドアの端部に取り付けてある関係上、車両側面にある後部ドアには、重力により後方部分が下がるようなモーメントが作用する。請求項5の発明では、後部ドアが箱型荷台の側面に収納されると後部ドアの後部がガイド部材に支持されるから、下方ヒンジに作用する荷重が軽減されると同時に、そのモーメントが打ち消され、後部ドアを姿勢が安定した状態で収納することができる。一般道路と異なる、例えば貨物ターミナルの構内では、貨物の積み降ろしのために後部ドアを開放して箱型荷台の側面に収納したまま車両を低速で移動する場合があるが、請求項5の発明を採用したときは、このような場合でも、後部ドアが不安定な姿勢となるのを防止できる。
作業者が後部ドアを前方にスライドさせ、箱型荷台の側面に収納される前方端位置まで達したときは、下方ヒンジがストッパ部に衝突するため、後部ドアには、その上部を車両の前方に傾けるモーメントが生じ、これにより下方ヒンジ等に衝撃的なモーメント荷重が作用する。請求項6の発明では、そのモーメントにより後部ドアの後方が上側に移動した際に、後部ドアに固着された弾性材のダンパがガイド部材の段差部に当接するので、下方ヒンジの急激な停止に伴い後部ドアが車両の前方に傾くような事態が防止され、下方ヒンジ等に過大なモーメント荷重が作用して損傷を招くことはない。
後部ドアを車両の側面に収納するために開放するときは、後部ドアが上方ヒンジ及び下方ヒンジのヒンジピンを中心に回動するので、90°回動した状態において、ドアレールとガイド部材との間には不可避的な少量の間隙が生じ、後部ドアをスライドする初期においては、ドアレールとガイド部材とが離れた位置にある。請求項8の発明では、この初期の状態において、上方ヒンジのヒンジピンが上方ヒンジピン受けに形成された延長ガイド部に沿って案内され、後部ドアの上方に固着したドアレールは、後部フレームとの間の距離を一定に保持しながら移動するので、ドアレールを後部フレームに設置したガイド部材に確実に嵌め込むことができる。
図1は、本発明を実施した箱型荷台の斜視図であり、図1(a)は、車両の左側後部ドアを閉鎖した状態で車両の斜め後方から見た図、図1(b)は、開放時に左側後部ドアを90°回動した状態で斜め前方から見た図となっている。なお、これらの斜視図は、分かり易いようにロックロッド等を省略して示すものであり、右側後部ドアが対称的な同一構造物となっていることは言うまでもない。図2は、図1(b)の状態におけるA部の拡大斜視図、図3は、90°回動した後部ドアの荷室側(裏面)の上部を、図1(b)と反対方向から見た斜視図である。図4(a)(b)には、それぞれ図1(a)の状態におけるA部の側面図と後面図とを示し、図5(a)(b)には、それぞれ図1(b)の状態におけるA部の側面図と後面図とを示す。また、図6は、後部ドアを前方端までスライドして収納した状態を斜視図で示すもので、図6(a)は、車両の斜め前方から見た図、図6(b)は、図6(a)の後部ドア上部を矢印R方向から見た拡大斜視図である。
後部ドア4の上部には上方ヒンジ8が固着され、中間部には2個の中間ヒンジ9が固着されている。ただし、上方ヒンジ8には、下方ヒンジ6のヒンジピンと同一垂直線上に配置された上方ヒンジピンが固定され、上方ヒンジピンは、後部ドア4の開閉にあたり90°回動する際の回転中心となるのに対し、中間ヒンジ9は、後部ドア4が閉鎖された図1(a)に示す状態において、後部フレーム5に固定された中間ヒンジ受けと係合し、後部ドア4の中間部を後部フレーム5に結合するものである。なお、上方ヒンジ8の詳細な構成については、図8等を参照しながら後述する。
車両の走行時おいては、ウイングが閉鎖されて側面パネル1が垂直となり、また、箱型荷台に装備される後部ドア4も閉鎖されて図1(a)に示す状態となる。この状態では、ドアレール10が後部ドア4の上部に取り付けられて荷室内に存在するので、荷室の横方向の内法寸法は、ドアレール10の存在により制限されることはない。そして、ガイド部材11は、押え部材15の屈曲部15aに当接して車両の横方向内側に変位し、側面パネル1よりも横方向に張り出さない位置に移動する(図4(b)参照)ので、ガイド部材11の存在によって側面パネル1の車両横方向の位置が制約を受けることはない。このように、本発明の後部ドアのスライド装置では、荷室の横方向の内法寸法を極力大きくすることができると同時に、スライド装置のない箱型荷台との部材の共通化も容易であって、例えば共通の寸法のウイングを用いることができる。
なお、この変形例及び上記実施例のガイド部材11は、ガイド部材用ヒンジピン12を越えて延びる延長部14を設けるものであるが、本発明のガイド部材として延長部を備えていないものを使用することもできる。この場合は、例えばガイド部材用ヒンジピン部分に回転を規制するストッパを設け、押し込み装置として、上記実施例と同様な後部ドアに固定した押え部材を設ければよい。また、ガイド部材を付勢するばね部材13として、上記実施例では圧縮式コイルばねを用いているが、ガイド部材用ヒンジピンを取り巻くねじり式コイルばねを採用し、ガイド部材を車両横方向外側に付勢してもよい。
後部ドア4を閉鎖した状態から90°回動した状態までの範囲では、図4、図5等に示すように、上方ヒンジ8の上方ヒンジピン8aが上方ヒンジピン受け22の後端のU字形部に収容されており、後部ドア4は、下方ヒンジ6のヒンジピン及び上方ヒンジ8の上方ヒンジピン8aを中心として回転する。したがって、回動の際に、後部ドア4の上部がふらつくことがなく、後部ドア4を安定した姿勢で円滑に開閉することが可能であると同時に、下方ヒンジ6のヒンジピンに作用する荷重が軽減され、その耐久性が向上する。
後部ドア4をスライドさせ車両の側面に収納するときは(ウイングの閉鎖によりスライドストッパ24は上方ヒンジ8と干渉しない位置となる)、上方ヒンジ8の上方ヒンジピン8a及び転動ローラ21は、図8(a)の破線に沿って移動する。このとき、後部ドア4を90°回動した状態では、後部ドア4が上方及び下方ヒンジのヒンジピンを中心に回転するため、後部ドア4のドアレール10と後部フレーム5のガイド部材11との間には、図5(a)においてLで示す少量の間隙が生じる。上方ヒンジピン受け22の延長ガイド部22aは、その長さがLを超える寸法に設定されているので、後部ドア4をスライドする初期において、ドアレール10がガイド部材11に嵌め込まれるまでは、上方ヒンジ8のヒンジピン8aが延長ガイド部22aに案内されて移動する。つまり、上方ヒンジピン受け22の延長ガイド部22aにより、後部ドア4の上方に固着したドアレール10が、後部フレーム5との間の距離を一定に保持しながら移動するため、上記間隙の存在にかかわらず、ドアレール10をガイド部材11に確実に嵌め込むことができる。
なお、上記実施例では、上方ヒンジ8の上方ヒンジピン8aの上部に転動ローラ21を取り付けているが、転動ローラ21を上方ヒンジピン8aの下部に設け、転動ローラ21と対応する高さに走行板23を固定してもよい。
なお、上記実施例では、下方ローラ26を支持軸26bに枢着しその姿勢を可変としているが、下方ローラ26に小型のものを採用して固定式としてもよい。また、下方ドアレール25を省略して、下方ローラ26が直接後部ドア4の荷室側パネルに接触するように構成することもできる。
4 後部ドア
5 後部フレーム
6 下方ヒンジ
7 下方レール
8 上方ヒンジ
8a 上方ヒンジピン
10 ドアレール
11 ガイド部材
11a 段差部
12 ガイド部材用ヒンジピン
13 ばね部材
14 延長部
14a 端部ストッパ
15 押え部材(押し込み装置)
16 ドアレール補強部材
17 バンパ
18 ローラ部材
19 カム部材(押し込み装置)
20 トルクロッド(押し込み装置)
22 上方ヒンジピン受け
22a 延長ガイド部
24 スライドストッパ
Claims (10)
- 観音開き式に開閉される後部ドアと、前記後部ドアを取り付ける後部フレームとを備え、車両に架装される箱型荷台であって、
前記後部ドアの下部には下方ヒンジが固定されるとともに、前記箱型荷台の下方には下方レールが車両前後方向に延びるように設置され、前記後部ドアの開放時に、前記下方ヒンジが前記下方レールに沿ってスライドして、前記後部ドアが前記箱型荷台の側面に収納されるよう構成されており、さらに、
前記後部ドアの荷室側の上部には、水平方向に延びるドアレールが固定され、かつ、前記後部フレームの上部には、前記後部ドアがスライドするときに前記ドアレールが嵌め込まれるガイド部材が装着され、
前記ガイド部材が、前記後部フレームの車両側面側に固定されたガイド部材用ヒンジピンに枢着され、車両の横方向外側に変位するようばね部材によって付勢されるとともに、前記後部ドアを閉鎖したときは、前記後部ドアと連動して前記ガイド部材を車両の横方向内側に変位する押し込み装置が設けられていることを特徴とする箱型荷台。 - 前記ガイド部材には、前記ガイド部材用ヒンジピンを越えて延びる延長部が設けられるとともに、前記延長部の端部には端部ストッパが形成されており、前記ガイド部材が車両の横方向外側に変位したときは、前記端部ストッパが前記後部フレームに固定された固定部分に当接する請求項1に記載の箱型荷台。
- 前記押し込み装置は、前記後部ドアに固定された屈曲部を有する押え部材であり、前記押え部材が、前記後部ドアを閉鎖したときに前記ガイド部材を押圧して車両の横方向内側に変位する請求項1又は請求項2に記載の箱型荷台。
- 前記ガイド部材には、前記ガイド部材用ヒンジピンを越えて延びる延長部が設けられるとともに、前記延長部の端部には当接部が形成されており、かつ、前記押し込み装置は、前記後部フレームに設置されたカム部材であって、前記カム部材が、前記後部ドアの閉鎖したときに前記延長部の当接部を押圧して前記ガイド部材を車両の横方向内側に変位する請求項1又は請求項2に記載の箱型荷台。
- 前記ガイド部材の上部にはローラ部材が設置されるとともに、前記ドアレールの端部にはドアレール補強部材が固着されており、前記後部ドアの開放時において、前記箱型荷台の側面に収納される前方端位置まで前記後部ドアがスライドした時点で、前記ドアレール補強部材が前記ガイド部材のローラ部材に乗り上げる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の箱型荷台。
- 前記ガイド部材には、断面において略水平方向に伸びる段差部が形成されるとともに、前記後部ドアにおける前記ドアレールの端部の下方位置には、弾性材からなるバンパが固着されており、前記後部ドアの開放時において、前記箱型荷台の側面に収納される前方端位置まで前記後部ドアがスライドした時点で、前記バンパが前記段差部の下に移動する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の箱型荷台。
- 前記後部ドアの上部には、前記後部ドアの開放時に、前記後部ドアと共にスライドする上方ヒンジが固定されるとともに、前記後部フレームには、前記後部ドアの閉鎖時に前記上方ヒンジの上方ヒンジピンを収容する上方ヒンジピン受けが固着されている請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の箱型荷台。
- 前記上方ヒンジピン受けには、車両の前方に延びる延長ガイド部が形成されている請求項7に記載の箱型荷台。
- 前記箱型荷台が跳ね上げ式に開放されるウイングを備えるとともに、前記後部フレームには、前記後部ドアの開放時に前記上方ヒンジと当接してスライドを阻止するスライドストッパが設置されており、前記スライドストッパは、前記ウイングが閉鎖されたときに、前記ウイングと連動して前記上方ヒンジと当接しない位置に変位する請求項7に記載の箱型荷台。
- 前記ガイド部材の上部には、前記ドアレールに摺接する合成樹脂製の摺動材が固着されている請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の箱型荷台。
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| CN104343812A (zh) * | 2014-09-26 | 2015-02-11 | 驻马店大力天骏专用汽车制造有限公司 | 新型车厢合页以及制作该合页的模具和方法 |
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