JP2010011934A - 遊技機 - Google Patents

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JP2010011934A JP2008172822A JP2008172822A JP2010011934A JP 2010011934 A JP2010011934 A JP 2010011934A JP 2008172822 A JP2008172822 A JP 2008172822A JP 2008172822 A JP2008172822 A JP 2008172822A JP 2010011934 A JP2010011934 A JP 2010011934A
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株式会社大一商会
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Abstract

【課題】可動役物の形状や変位可能な範囲について自由度を高め、可動役物の演出効果の低下を抑制することができる遊技機の提供。
【解決手段】表示開口部が形成された額縁状を呈し遊技領域板の開口部に対して配設されたセンター役物と、表示開口部を通して遊技者側から視認可能に配設され遊技の進行にあわせて演出表示を行う演出表示装置と、箱状を呈する役物収容ケース118とを具備し、収容位置および下降位置の間で変位可能な左可動役物339と、役物装着部に左可動役物339が装着され、表示開口部および役物収容ケース118の形状に対応して屈曲した腕状を呈する左役物支持部材と、正面視において演出表示手段の左側方に配設され、左役物支持部材の駆動手段装着部に接合された昇降スライドを備え、左可動役物339および左役物支持部材を昇降させる左役物駆動部353とを具備する。
【選択図】図38

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する)や回胴式遊技機(一般に「パチスロ機」とも称する)等の遊技機に関するものである。
従来、液晶ディスプレイ等の演出表示手段の前方を移動可能な可動役物を備え、可動役物の動作と演出表示手段の表示態様とを組み合わせて視覚的演出を行う遊技機がある(例えば特許文献1)。可動役物は、一般に、通常時には演出表示手段の視認を阻害しない箇所に収容されており、遊技状態に応じて視認容易な箇所に移動して演出を行う。
特開2007−14408号公報
ところで、可動役物を変位させるためにはモータやソレノイド等の動力とラックギア等の伝達機構とを備えた駆動手段が必要であり、可動役物の周辺に駆動手段を収容すると可動役物を収容するための空間が小さくなり、可動役物を大型化することは困難であった。例えば、特許文献1には、駆動手段によって昇降される可動役物であって、通常時は演出表示手段よりも前上方に隠蔽されており、遊技の進行にあわせて降下して演出表示手段の画面の前方に変位可能な可動役物を備えた遊技機が開示されているが、駆動手段を収容する空間が可動役物よりも上方に必要であった。このため、可動役物は扁平で横長な形状であり、上下方向の寸法を大きくすることが困難であった。また、可動役物を支持する支持部材を大型化することも困難であり、可動役物の可動範囲が小さく制限されていた。これらの制約のために可動役物の演出効果が低くなり興趣が低下する虞があった。
本発明は、上記の実状に鑑み、可動役物の形状や変位可能な範囲について自由度を高め、可動役物の演出効果の低下を抑制することができる遊技機の提供を課題とするものである。
手段1:「略中央に開口部が設けられた板状を呈し、遊技媒体が転動する遊技領域が遊技者側に設けられた遊技領域板と、
略中央に表示開口部が設けられた額縁状を呈し、前記遊技領域板の遊技者側の面よりも遊技者側に突出するように前記開口部に対して装着されたセンター役物と、
収容空間を内側に有し遊技者側が開放された箱状を呈し、前記遊技領域板よりも後方に配設されており、前記開口部を後方から覆う箱状部材と、
正面視略長方形を呈し、前記遊技領域板よりも後方であり、前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置に配設され、遊技の進行にあわせて演出表示を行う演出表示手段と、
前記収容空間に配設され、遊技の進行に合わせて前記収容空間内において変位する可動役物、
該可動役物が先端部に装着された腕状を呈し、前記収容空間に配設され、前記箱状部材の内面近傍の第一位置および該第一位置から離隔した第二位置を含む所定範囲で前記可動役物が変位可能であるように支持する腕状部材、
および前記箱状部材の中の遊技者側に対して遮蔽された箇所に配設され、前記腕状部材の根元部が取着され、前記腕状部材を駆動して前記可動役物を変位させる駆動部
を備える可動役物装置と、
を具備し、
前記第一位置と前記駆動部の配設された箇所とは、前記演出表示手段の夫々異なる辺に近接しており、
前記第二位置は、前記可動役物が前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能となる位置であり、
前記腕状部材は、前記表示開口部の内周縁に沿って屈曲した形状を呈する」ことを特徴とする遊技機。
ここで、「演出表示手段」は、静止画や動画などを表示して視覚的演出を行う手段を示す。「演出表示手段」としては、特に限定されるものではないが、液晶表示装置、EL表示装置、プラズマ表示装置、またはCRT等を例示することができる。
本発明の手段1の構成によれば、駆動部と可動役物とは腕状部材によって接合されており、駆動部は正面視において第一位置に対して演出表示手段の角を挟んだ位置に配設されている。腕状部材が駆動部によって駆動されて変位すると、腕状部材に取着された可動役物は第一位置および第二位置を含む所定範囲で変位する。第一位置は箱状部材の内面近傍にあり、第二位置は演出表示手段の前方であって第一位置から離隔しており表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置である。これにより、可動役物を変位させて遊技者側からの視認状態を変化させて視覚的演出を行うことができる。
さらに、腕状部材の形状が表示開口部の形状に対応して屈曲する形状であるため、演出表示手段の画面の視認性を阻害しにくくなっている。つまり、腕状部材が遊技者側から視認可能な位置にある場合にも表示開口部の縁に沿うような外観を呈するので、腕状部材が収容空間の略中央にあらわれて演出表示手段の画面を遮り視認性を低下させる虞を抑制することができる。また、腕状部材が可動役物よりも目立ってしまって可動役物の演出性を損なうという事態が生じる虞を低減することができる。
また、本発明によれば、駆動部の形状および大きさに対する制約を低減させることができる。すなわち、駆動部が第一位置に近接して配設されていると、可動役物が第一位置にあるときに可動役物が駆動部に干渉しないようにする必要があったため、駆動部を小型化する必要があったり、可動役物の形状や大きさが制約される虞があったりしたのに対し、本発明によれば、駆動部と第一位置とが離隔しているので可動役物と駆動部とが干渉する虞を大幅に抑制することができ、駆動部の形状および大きさに対する制約を軽減することができる。
手段2:「略中央に開口部が設けられた板状を呈し、遊技球が転動する遊技領域が遊技者側に設けられた遊技領域板と、
略中央に表示開口部が設けられた額縁状を呈し、前記遊技領域板の遊技者側の面よりも遊技者側に突出するように前記開口部に対して装着されたセンター役物と、
操作ハンドルの操作に従って前記遊技領域に遊技球を射出する発射装置と、
前記遊技領域に配設され、遊技球の転動方向を変化させる障害部材と、
前記遊技領域に配設され、前記遊技領域を転動する遊技球が入球可能な入賞口と、
該入賞口への遊技球の入球を検出する入賞検出手段と、
該入賞検出手段の検出結果に基づき抽選を行う抽選手段と、
前記抽選手段の抽選結果に基づき特定の利益を付与する利益付与手段と、
収容空間を内側に有し遊技者側が開放された箱状を呈し、前記遊技領域板よりも後方に配設されており、前記開口部を後方から覆う箱状部材と、
正面視略長方形を呈し、前記遊技領域板および前記箱状部材よりも後方であり、前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置に配設され、遊技の進行にあわせて演出表示を行う演出表示手段と、
前記収容空間に配設され、遊技の進行に合わせて前記収容空間内において変位する可動役物、
該可動役物が先端部に装着された腕状を呈し、前記収容空間に配設され、前記箱状部材の内面近傍の第一位置および該第一位置から離隔した第二位置を含む所定範囲で前記可動役物が変位可能であるように支持する腕状部材、
および前記箱状部材の中の遊技者側に対して遮蔽された箇所に配設され、前記腕状部材の根元部が取着され、前記腕状部材を駆動して前記可動役物を変位させる駆動部
を備える可動役物装置と
を具備し、
前記第一位置と前記駆動部の配設された箇所とは、前記演出表示手段の夫々異なる辺に近接しており、
前記第二位置は、前記可動役物が前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能となる位置であり、
前記腕状部材は、前記表示開口部の内周縁に沿って屈曲した形状を呈する」ことを特徴とする遊技機。
ここで、「演出表示手段」は、静止画や動画などを表示して視覚的演出を行う手段を示す。「演出表示手段」としては、特に限定されるものではないが、液晶表示装置、EL表示装置、プラズマ表示装置、またはCRT等を例示することができる。
手段2の構成によれば、遊技者が操作ハンドルを操作し、遊技領域に遊技球を発射すると、遊技球は障害部材やセンター役物に当接して転動方向を変化させながら遊技領域を流下してゆく。遊技球が入賞口に入球すると入賞検出手段によって検出され、抽選手段によって抽選が行われる。そして、抽選結果に基づいて特定の利益を付与する。本構成によれば、可動役物および演出表示手段を利用した演出が可能であり、入賞口への遊技球の入球の検出に基いて演出を行ったり、抽選結果に基いて演出を行ったりすることで、遊技の進行にともなって様々な演出を展開することができる。
また、本構成によれば、駆動部と可動役物とは腕状部材によって接合されており、駆動部は正面視において第一位置とは演出表示手段の角を挟んだ位置に配設されている。腕状部材が駆動部によって駆動されて変位すると、腕状部材に取着された可動役物は第一位置および第二位置を含む所定範囲で変位する。第一位置は箱状部材の内面近傍にあり、第二位置は演出表示手段の前方であって第一位置から離隔しており表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置である。これにより、可動役物を変位させて遊技者側からの視認状態を変化させて視覚的演出を行うことができる。
さらに、腕状部材の形状が表示開口部の形状に対応して屈曲する形状であるため、演出表示手段の画面の視認性を阻害しにくくなっている。つまり、腕状部材が遊技者側から視認可能な位置にある場合にも表示開口部の縁に沿うような外観を呈するので、腕状部材が収容空間の略中央にあらわれて演出表示手段の画面を遮り視認性を低下させる虞を抑制することができる。また、腕状部材が可動役物よりも目立ってしまって可動役物の演出性を損なうという事態が生じる虞を低減することができる。
また、本構成によれば、駆動部の形状および大きさに対する制約を低減させることができる。すなわち、駆動部が第一位置に近接して配設されていると、可動役物が第一位置にあるときに可動役物が駆動部に干渉しないようにする必要があったため、駆動部を小型化する必要があったり、可動役物の形状や大きさが制約される虞があったりしたのに対し、本発明によれば、駆動部と第一位置とが離隔しているので可動役物と駆動部とが干渉する虞を大幅に抑制することができ、駆動部の形状および大きさに対する制約を軽減することができる。
手段3:手段1または手段2の構成において、「前記駆動部は、前記表示開口部の後側方に位置し、前記第一位置は、前記表示開口部の後上方であって遊技者側から遮蔽される位置であり、前記腕状部材は、前記可動役物を前記第一位置および前記第二位置を含む範囲で上下移動可能に支持する」ことを特徴とする。
手段3の構成によれば、可動役物は上下に移動して表示開口部よりも上にある第一位置から、表示開口部の後方、すなわちを表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置へと変位することが可能である。演出表示手段の画面における演出を優先するときには、可動役物は演出表示手段の画面の邪魔にならない第一位置にて保持され演出表示手段の演出を見やすくし、演出表示手段と可動役物の演出を組み合わせて行うときには可動役物を下降させて演出表示手段の前方に移動させることができるので、演出を多様化することができる。
手段4:手段3の構成において、「前記腕状部材の前記根元部は、前記先端部よりも下方に設けられている」ことを特徴とする。
本構成によれば、先端部に装着される可動役物が駆動部よりも高所に変位することが可能になる。これにより、駆動部が配設される位置を第一位置よりも低い位置にすることができる。駆動部を低い位置に配設することで、駆動部の上方に空間的な余地をつくって他の部材を配設したり、箱状部材の角部を凹んだ形状にしたりすることが可能となる。
手段5:手段4の構成において「前記腕状部材の前記先端部は、前記可動役物の上端部に取着されており、
前記腕状部材は、前記可動役物が前記第一位置にあるとき、前記先端部が前記箱状部材の上側内面に近接している」ことを特徴とする。
手段5の構成によれば、可動役物の上端部に腕状部材の先端部が取着されていて、可動役物が第一位置に保持されるときに先端部は箱状部材の上側内面に近接するので、可動役物および腕状部材を収容空間の隅により近寄せることができ、可動役物が第一位置にあるときに可動役物および腕状部材が表示開口部を通して遊技者側に対して露呈する虞を抑制することができる。また、可動役物が第一位置から下降した場合にも、腕状部材は可動役物の上部に接合されており露呈しにくくすることができる。
手段6:「略中央に開口部が設けられた板状を呈し、遊技球が転動する遊技領域が遊技者側に設けられた遊技領域板と、
略中央に表示開口部が設けられた額縁状を呈し、前記遊技領域板の遊技者側の面よりも遊技者側に突出するように前記開口部に対して装着されたセンター役物と、
操作ハンドルの操作に従って前記遊技領域に遊技球を射出する発射装置と、
前記遊技領域に配設され、遊技球の転動方向を変化させる障害部材と、
前記遊技領域に配設され、前記遊技領域を転動する遊技球が入球可能な入賞口と、
該入賞口への遊技球の入球を検出する入賞検出手段と、
該入賞検出手段の検出結果に基づき抽選を行う抽選手段と、
前記抽選手段の抽選結果に基づき特定の利益を付与する利益付与手段と、
収容空間を内側に有し遊技者側が開放された箱状を呈し、前記遊技領域板よりも後方に配設されており、前記開口部を後方から覆う箱状部材と、
正面視略長方形を呈し、前記遊技領域板および前記箱状部材よりも後方であり、前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置に配設され、遊技の進行にあわせて演出表示を行う演出表示手段と、
前記収容空間に配設され、遊技の進行に合わせて前記収容空間内において変位する可動役物、
根元部が先端部よりも下方に位置する腕状を呈し、前記可動役物の上端部が前記先端部に取着されており、前記収容空間に配設され、前記表示開口部の後上方で遊技者側から略全体が遮蔽される第一位置および該第一位置から離隔して下方にある第二位置を含む所定範囲で前記可動役物が上下に変位可能であるように支持する腕状部材、
および前記箱状部材の中の遊技者側に対して遮蔽された箇所に配設され、前記腕状部材の根元部が取着され、前記腕状部材を駆動して前記可動役物を変位させる駆動部
を備える可動役物装置と
を具備し、
前記第一位置と前記駆動部の配設された箇所とは、前記演出表示手段の夫々異なる辺に近接しており、
前記第二位置は、前記可動役物が前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能となる位置であり、
前記腕状部材は、前記可動役物が前記第二位置にあるときに前記表示開口部の内周縁に沿って屈曲した形状を呈する」ことを特徴とする遊技機。
ここで、「演出表示手段」は、静止画や動画などを表示して視覚的演出を行う手段を示す。「演出表示手段」としては、特に限定されるものではないが、液晶表示装置、EL表示装置、プラズマ表示装置、またはCRT等を例示することができる。
手段6の構成によれば、遊技者が操作ハンドルを操作し、遊技領域に遊技球を発射すると、遊技球は障害部材やセンター役物に当接して転動方向を変化させながら遊技領域を流下してゆく。遊技球が入賞口に入球すると入賞検出手段によって検出され、抽選手段によって抽選が行われる。そして、抽選結果に基づいて特定の利益を付与する。本構成によれば、可動役物および演出表示手段を利用した演出が可能であり、入賞口への遊技球の入球の検出に基いて演出を行ったり、抽選結果に基いて演出を行ったりすることで、遊技の進行にともなって様々な演出を展開することができる。
本構成によれば、駆動部と可動役物とは腕状部材によって接合されており、駆動部は正面視において第一位置とは演出表示手段の角を挟んだ位置に配設されている。腕状部材が駆動部によって駆動されて変位すると、腕状部材に取着された可動役物は第一位置および第二位置を含む所定範囲で変位する。第一位置は箱状部材の内面近傍にあり、第二位置は演出表示手段の前方であって第一位置から離隔しており表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置である。これにより、可動役物を変位させて遊技者側からの視認状態を変化させて視覚的演出を行うことができる。
さらに、本構成によれば、演出表示手段の画面における演出を優先するときには、可動役物は演出表示手段の画面の邪魔にならない第一位置にて保持され演出表示手段の演出を見やすくし、演出表示手段と可動役物の演出を組み合わせて行うときには可動役物を下降させて演出表示手段の前方に移動させて演出を多様化することが可能である。
また、本構成によれば、腕状部材の形状が表示開口部の形状に対応して屈曲する形状であるため、演出表示手段の画面の視認性を阻害しにくくなっている。つまり、腕状部材が遊技者側から視認可能な位置にある場合にも表示開口部の縁に沿うような外観を呈するので、腕状部材が収容空間の略中央にあらわれて演出表示手段の画面を遮り視認性を低下させる虞を抑制することができる。また、腕状部材が可動役物よりも目立ってしまって可動役物の演出性を損なうという事態が生じる虞を低減することができる。
さらに、本構成によれば、可動役物の上端部に腕状部材の先端部が取着されていて、可動役物が第一位置に保持されるときに先端部は箱状部材の上側内面に近接するので、腕状部材を収容空間の隅により近寄せることができ、可動役物が第一位置にあるときに可動役物および腕状部材が表示開口部を通して遊技者側に対して露呈する虞を抑制することができる。また、可動役物が第一位置から下降した場合にも、腕状部材は可動役物の上部に接合されていて露呈しにくくなるので目立ちにくくすることができる。
また、本構成によれば、先端部に装着される可動役物が駆動部よりも高所に変位することが可能である。これにより、第一位置よりも低い位置に駆動部を配設することができる。駆動部を低い位置に配設することで、駆動部の上方に空間的な余地をつくって他の部材を配設したり、箱状部材の角部を凹んだ形状にしたりすることが可能となる。
また、本構成によれば、駆動部の形状および大きさに対する制約を低減させることができる。すなわち、駆動部が第一位置に近接して配設されていると、可動役物が第一位置にあるときに可動役物が駆動部に干渉しないようにする必要があったため、駆動部を小型化する必要があったり、可動役物の形状や大きさが制約される虞があったりしたのに対し、本発明によれば、駆動部と第一位置とが離隔しているので可動役物と駆動部とが干渉する虞を大幅に抑制することができ、駆動部の形状および大きさに対する制約を軽減することができる。
手段7:手段1〜手段6のいずれか一つの構成において、「前記箱状部材の背面側には前記表示開口部に対応する位置に背面開口部が穿設されており、前記演出表示手段は、前記表示開口部および前記背面開口部を通して遊技者側から視認可能に前記箱状部材の後方に配設されている」ことを特徴とする。
手段7の構成によれば、箱状部材の外に演出表示手段が配設され、収容空間全体が演出表示手段より前方となるので、可動役物を大型化したり可動範囲を広げたりして演出の迫力を増すことができる。さらに、箱状部材の後方に演出表示手段が配設されているけれども、背面開口部を通して遊技者側から視認可能となっているので演出の興趣が低下する虞を抑制することができる。また、箱状部材と演出表示手段とが前後に層状に並んで配設されるため構成を簡素とし、組み付けやメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
手段8:手段1〜手段7のいずれか一つの構成において、「磁石を備えた吸着部および磁性体で形成された被吸着部からなり、前記吸着部および前記被吸着部は、一方が前記可動役物または前記腕状部材に配設され、他方が前記第一位置近傍の前記箱状部材に配設された役物位置決め手段をさらに備え、
前記可動役物が前記第一位置にあるとき、前記役物位置決め手段の前記吸着部と前記被吸着部とが吸着した状態となり前記可動役物は前記第一位置に保持される」ことを特徴とする。
手段8の構成によれば、可動役物が揺動した場合など、可動役物の位置が本来の位置から若干ずれた状態で第一位置に到達した場合や、駆動部によって精確な位置決め制御がなされていない場合であっても、役物位置決め手段によって可動役物を箱状部材の内面近傍の第一位置に位置決めして保持することが可能である。また、磁石を利用した役物位置決め手段によれば、動力を用いることなく可動役物を第一位置に精確に位置決めして保持し続けることが可能である。また、高い精度で位置決めをすることが可能であるので、可動役物を収容空間の端にぴったり寄せるように保持することができ、デッドスペースを減少させることができる。これにより、遊技領域や演出表示手段等のために利用可能な空間を増大させることができる。
手段9:手段1〜手段8のいずれか一つの構成において、「前記駆動部は、
前記腕状部材の前記根元部に取着されており、長手方向に沿って歯がならぶラックギアが設けられた昇降スライド部材と、
前記ラックギアと噛合するピニオンギアと、
該ピニオンギアを回転させて前記昇降スライド部材を駆動させる動力源と、
直棒状を呈し、前記昇降スライド部材の前記長手方向に沿って延びる滑らかな誘導面を有するガイド部材と、
前記昇降スライド部材の上部の可動役物側に回転自在に軸支されて配設された第一ローラと、
前記昇降スライド部材を挟んで前記第一ローラと対向する向きで前記第一ローラよりも下方に回転自在に軸支されて配設され、前記第一ローラとともに前記ガイド部材を挟持する第二ローラと
を備え、
前記第一ローラおよび第二ローラは、前記昇降スライド部材を前記ガイド部材の誘導面に沿って往復運動可能に支持する」ことを特徴とする。
手段9の構成によれば、昇降スライド部材にはガイド部材の長手方向に向かって延びるラックギアが設けられており、動力源によって駆動された昇降スライド部材が誘導面に沿って往復移動する。また、腕状部材の根元部に加わる力が大きくなる場合でもギア間にすべりやずれが生じにくいので腕状部材と可動役物とを精確な位置に変位させることができる。
ところで、昇降スライド部材に腕状部材の根元部が装着され腕状部材の先端部に可動役物が装着されており、可動役物は腕状部材で片持ち式に支持されているため、可動役物が重い場合や可動役物が変位して慣性が働く場合には、可動役物および腕状部材が昇降スライド部材ごと傾く虞がある。昇降スライド部材が傾くと、周辺の部材に当接したり擦れたりする虞があるが、本構成によれば、昇降スライド部材は複数のローラによって支持されており、他の部材に当接する虞を抑制し、昇降スライド部材の滑らかな動作を保つことができる。
手段10:「略中央に開口部が設けられた板状を呈し、遊技球が転動する遊技領域が遊技者側に設けられた遊技領域板と、
略中央に表示開口部が設けられた額縁状を呈し、前記遊技領域板の遊技者側の面よりも遊技者側に突出するように前記開口部に対して装着されたセンター役物と、
操作ハンドルの操作に従って前記遊技領域に遊技球を射出する発射装置と、
前記遊技領域に配設され、遊技球の転動方向を変化させる障害部材と、
前記遊技領域に配設され、前記遊技領域を転動する遊技球が入球可能な入賞口と、
該入賞口への遊技球の入球を検出する入賞検出手段と、
該入賞検出手段の検出結果に基づき抽選を行う抽選手段と、
前記抽選手段の抽選結果に基づき特定の利益を付与する利益付与手段と、
収容空間を内側に有し遊技者側が開放された箱状を呈し、前記遊技領域板よりも後方に配設されており、前記開口部を後方から覆い、前記表示開口部に対応する位置に背面開口部が穿設された箱状部材と、
正面視略長方形を呈し、前記遊技領域板および前記箱状部材よりも後方であり、前記表示開口部および前記背面開口部を通して遊技者側から視認可能な位置に配設され、遊技の進行にあわせて演出表示を行う演出表示手段と、
前記収容空間に配設され、遊技の進行に合わせて前記収容空間内において変位する可動役物、
根元部が先端部よりも下方に位置する腕状を呈し、前記可動役物の上端部が前記先端部に取着されており、前記収容空間に配設され、前記表示開口部の後上方で遊技者側から略全体が遮蔽される第一位置および該第一位置から離隔して下方にある第二位置を含む所定範囲で前記可動役物が上下に変位可能であるように支持する腕状部材、
前記腕状部材の前記根元部に取着されており、長手方向に沿って歯がならぶラックギアが設けられた昇降スライド部材、
前記ラックギアと噛合するピニオンギア、
該ピニオンギアを回転させて前記昇降スライド部材を駆動させる動力源、
直棒状を呈し、前記昇降スライド部材の前記長手方向に沿って延びる滑らかな誘導面を有するガイド部材、
前記昇降スライド部材の上部の可動役物側に回転自在に軸支されて配設された第一ローラ、
前記昇降スライド部材を挟んで前記第一ローラと対向する向きで前記第一ローラよりも下方に回転自在に軸支されて配設され、前記昇降スライド部材が前記ガイド部材に沿って往復運動可能であるように前記第一ローラとともに前記ガイド部材を挟持する第二ローラ、
および前記箱状部材の中の前記表示開口部の後側方であって遊技者側に対して遮蔽された箇所に配設され、前記昇降スライド部材、前記ガイド部材、前記第一ローラ、前記第二ローラ、および前記動力源を収容する駆動部ケース
を備える可動役物装置と、
磁石を備えた吸着部および磁性体で形成された被吸着部からなり、前記吸着部および前記被吸着部は、一方が前記可動役物または前記腕状部材に配設され、他方が前記第一位置近傍の前記箱状部材に配設された役物位置決め手段と
を具備し、
前記第一位置と前記駆動部ケースの配設された箇所とは、前記演出表示手段の夫々異なる辺に近接しており、
前記第二位置は、前記表示開口部および前記背面開口部を通して遊技者側から視認可能となる位置であり、
前記腕状部材は、前記可動役物が前記第二位置にあるときに前記表示開口部の内周縁に沿って屈曲した形状を呈する」
前記可動役物が前記第一位置にあるとき、前記役物位置決め手段の前記吸着部と前記被吸着部とが吸着した状態となり前記可動役物は前記第一位置に保持される」ことを特徴とする遊技機。
ここで、「演出表示手段」は、静止画や動画などを表示して視覚的演出を行う手段を示す。「演出表示手段」としては、特に限定されるものではないが、液晶表示装置、EL表示装置、プラズマ表示装置、またはCRT等を例示することができる。
手段10の構成によれば、遊技者が操作ハンドルを操作し、遊技領域に遊技球を発射すると、遊技球は障害部材やセンター役物に当接して転動方向を変化させながら遊技領域を流下してゆく。遊技球が入賞口に入球すると入賞検出手段によって検出され、抽選手段によって抽選が行われる。そして、抽選結果に基づいて特定の利益を付与する。本構成によれば、可動役物および演出表示手段を利用した演出が可能であり、入賞口への遊技球の入球の検出に基いて演出を行ったり、抽選結果に基いて演出を行ったりすることで、遊技の進行にともなって様々な演出を展開することができる。
本構成によれば、昇降スライド部材と可動役物とは腕状部材によって接合されており、駆動部ケースは正面視において第一位置とは演出表示手段の角を挟んだ位置に配設されている。昇降スライド部材が動力源によって駆動されて変位すると、腕状部材に取着された可動役物は第一位置および第二位置を含む所定範囲で変位する。第一位置は箱状部材の内面近傍にあり、第二位置は演出表示手段の前方であって第一位置から離隔しており表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置である。これにより、可動役物を変位させて遊技者側からの視認状態を変化させて視覚的演出を行うことができる。
また、本構成によれば、可動役物は腕状部材で支持されており、可動役物は上下に移動して表示開口部よりも上にある第一位置から、表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置へと変位することが可能である。演出表示手段の画面における演出を優先するときには、可動役物は演出表示手段の画面の邪魔にならない第一位置にて保持され演出表示手段の演出を見やすくし、演出表示手段と可動役物の演出を組み合わせて行うときには可動役物を下降させて演出表示手段の前方に移動させることができるので、演出を多様化することが可能である。また、可動役物は表示開口部よりも小さく、表示開口部を閉塞させないので、可動役物が表示開口部から視認可能な位置にあるときにも可動役物と演出表示手段の表示態様とが連携した視覚的演出を行うことができる。
さらに、本構成によれば、可動役物の上端部に腕状部材の先端部が取着されていて、可動役物が第一位置に保持されるときに先端部は箱状部材の上側内面に近接するので、腕状部材を収容空間の隅により近寄せることができ、可動役物が第一位置にあるときに可動役物および腕状部材が表示開口部を通して遊技者側に対して露呈する虞を抑制することができる。また、可動役物が第一位置から下降した場合にも、腕状部材は可動役物の上部に接合されていて露呈しにくくなるので目立ちにくくすることができる。
また、本構成によれば、先端部に装着される可動役物が駆動部ケースよりも高所に変位することが可能になる。これにより、駆動部ケースが配設される位置を第一位置よりも低い位置にすることができる。駆動部ケースを低い位置に配設することで、駆動部ケースの上方に空間的な余地をつくって他の部材を配設したり、箱状部材の角部を凹んだ形状にしたりすることが可能となる。
さらに、本構成によれば、センター役物の表示開口部の内周縁の最も近くの部分の形状に対応して腕状部材が屈曲した形状を呈するため、腕状部材が遊技者側から視認可能な位置にある場合にも表示開口部の縁に沿うような外観を呈する。これにより、腕状部材が収容空間の略中央にあらわれて演出表示手段の画面を遮り視認性を低下させる虞を抑制することができる。また、腕状部材が可動役物よりも目立ってしまって可動役物の演出性を損なうという事態が生じる虞を低減することができる。
また、本構成によれば、箱状部材の外に演出表示手段が配設され、収容空間全体が演出表示手段より前方となるので、可動役物を大型化したり可動範囲を広げたりして演出の迫力を増すことができる。さらに、箱状部材の後方に演出表示手段が配設されているけれども、背面開口部を通して遊技者側から視認可能となっているので演出の興趣が低下する虞を抑制することができる。また、箱状部材と演出表示手段とが前後に層状に並んで配設されるため構成を簡素とし、組み付けやメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
さらに、本構成によれば、昇降スライド部材にはガイド部材の長手方向に向かって延びるラックギアが設けられており、動力源によって駆動された昇降スライド部材が誘導面に沿って往復移動する。また、腕状部材の根元部に加わる力が大きくなる場合でもギア間にすべりやずれが生じにくいので腕状部材と可動役物とを精確な位置に変位させることができる。
ところで、昇降スライド部材に腕状部材の根元部が装着され腕状部材の先端部に可動役物が装着されており、可動役物は腕状部材で片持ち式に支持されているため、可動役物が重い場合や可動役物が変位して慣性が働く場合には、可動役物および腕状部材が昇降スライド部材ごと傾く虞がある。昇降スライド部材が傾くと、周辺の部材に当接したり擦れたりする虞があるが、本構成によれば、昇降スライド部材は複数のローラによって支持されており、他の部材に当接する虞を抑制し、昇降スライド部材の滑らかな動作を保つことができる。
また、本構成によれば、駆動部ケースおよび駆動部ケースに収容される各部材の形状に対する制約を低減させることができる。すなわち、駆動部ケースが第一位置に近接して配設されていると、可動役物が第一位置にあるときに可動役物が駆動部ケースに干渉しないようにする必要があったため、駆動部ケースを小型化する必要があったり、可動役物の形状や大きさが制約される虞があったりしたのに対し、本発明によれば、駆動部ケースと第一位置とが離隔しているので可動役物と駆動部とが干渉する虞を大幅に抑制することができ、駆動部ケースおよび駆動部ケースに収容される各部材の形状に対する制約を軽減することができる。
さらに、本構成によれば、可動役物が揺動した場合など、可動役物の位置が本来の位置から若干ずれた状態で第一位置に到達した場合や、動力源およびギア類からなる駆動部によって精確な位置決め制御がなされていない場合であっても、役物位置決め手段によって可動役物を箱状部材の内面近傍の第一位置に位置決めして保持することが可能である。また、磁石を利用した役物位置決め手段によれば、動力を用いることなく可動役物を第一位置に精確に位置決めして保持し続けることが可能である。また、高い精度で位置決めをすることが可能であるので、可動役物を収容空間の端にぴったり寄せるように保持することができ、デッドスペースを減少させることができる。これにより、遊技領域や演出表示手段等のために利用可能な空間を増大させることができる。
手段11:「内部に遊技盤収容空間を有し、前面に開閉可能な扉およびスピーカー等の演出用装置を備えた遊技盤枠と、
該遊技盤枠内に配設され、上部の前記扉または前記演出用装置に対応する位置に切欠部が設けられ、略中央に開口部が設けられた板状を呈し、遊技球が転動する遊技領域が遊技者側に設けられた遊技領域板と、
略中央に表示開口部が設けられた額縁状を呈し、前記遊技領域板の遊技者側の面よりも遊技者側に突出するように前記開口部に対して装着されたセンター役物と、
操作ハンドルの操作に従って前記遊技領域に遊技球を射出する発射装置と、
前記遊技領域に配設され、遊技球の転動方向を変化させる障害部材と、
前記遊技領域に配設され、前記遊技領域を転動する遊技球が入球可能な入賞口と、
該入賞口への遊技球の入球を検出する入賞検出手段と、
該入賞検出手段の検出結果に基づき抽選を行う抽選手段と、
前記抽選手段の抽選結果に基づき特定の利益を付与する利益付与手段と、
透光性を有する素材で形成され、遊技者側が開放された箱状を呈し、正面視において前記遊技領域板と略同形であって収容空間を内側に有し、前記切欠部に対応した形状の凹部が設けられ、前記遊技領域板よりも後方に配設されており前記開口部を後方から覆い、前記表示開口部に対応する位置に背面開口部が穿設された箱状部材と、
正面視略長方形を呈し、前記遊技領域板および前記箱状部材よりも後方であり、前記表示開口部および前記背面開口部を通して遊技者側から視認可能な位置に配設され、遊技の進行にあわせて演出表示を行う演出表示手段と、
前記収容空間に配設され、遊技の進行に合わせて前記収容空間内において変位する可動役物、
根元部が先端部よりも下方に位置する腕状を呈し、前記可動役物の上端部が前記先端部に取着されており、前記収容空間に配設され、前記表示開口部の後上方で遊技者側から略全体が遮蔽される第一位置および該第一位置から離隔して下方にある第二位置を含む所定範囲で前記可動役物が上下に変位可能であるように支持する腕状部材、
前記腕状部材の前記根元部に取着されており、長手方向に沿って歯がならぶラックギアが設けられた昇降スライド部材、
前記ラックギアと噛合するピニオンギア、
該ピニオンギアを回転させて前記昇降スライド部材を駆動させる動力源、
直棒状を呈し、前記昇降スライド部材の前記長手方向に沿って延びる滑らかな誘導面を有するガイド部材、
前記昇降スライド部材の上部の可動役物側に回転自在に軸支されて配設された第一ローラ、
前記昇降スライド部材を挟んで前記第一ローラと対向する向きで前記第一ローラよりも下方に回転自在に軸支されて配設され、前記昇降スライド部材が前記ガイド部材に沿って往復運動可能であるように前記第一ローラとともに前記ガイド部材を挟持する第二ローラ、
および前記箱状部材の中の前記表示開口部の後側方であって遊技者側に対して遮蔽された箇所に配設され、前記昇降スライド部材、前記ガイド部材、前記第一ローラ、前記第二ローラ、および前記動力源を収容する駆動部ケース
を備える可動役物装置と、
磁石を備えた吸着部および磁性体で形成された被吸着部からなり、前記吸着部および前記被吸着部は、一方が前記可動役物または前記腕状部材に配設され、他方が前記第一位置近傍の前記箱状部材に配設された役物位置決め手段と
を具備し、
前記第一位置と前記駆動部ケースの配設された箇所とは、前記演出表示手段の夫々異なる辺に近接しており、
前記第二位置は、前記可動役物が前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能となる位置であり、
前記腕状部材は、前記可動役物が前記第二位置にあるときに前記表示開口部の内周縁に沿って屈曲した形状を呈し、
前記可動役物が前記第一位置にあるとき、前記役物位置決め手段の前記吸着部と前記被吸着部とが吸着した状態となり前記可動役物は前記第一位置に保持される」ことを特徴とする遊技機。
ここで、「演出表示手段」は、静止画や動画などを表示して視覚的演出を行う手段を示す。「演出表示手段」としては、特に限定されるものではないが、液晶表示装置、EL表示装置、プラズマ表示装置、またはCRT等を例示することができる。
手段11の構成によれば、遊技者が操作ハンドルを操作し、遊技領域に遊技球を発射すると、遊技球は障害部材やセンター役物に当接して転動方向を変化させながら遊技領域を流下してゆく。遊技球が入賞口に入球すると入賞検出手段によって検出され、抽選手段によって抽選が行われる。そして、抽選結果に基づいて特定の利益を付与する。本構成によれば、可動役物および演出表示手段を利用した演出が可能であり、入賞口への遊技球の入球の検出に基いて演出を行ったり、抽選結果に基いて演出を行ったりすることで、遊技の進行にともなって様々な演出を展開することができる。
本構成によれば、昇降スライド部材と可動役物とは腕状部材によって接合されており、駆動部ケースは正面視において第一位置とは演出表示手段の角を挟んだ位置に配設されている。昇降スライド部材が動力源によって駆動されて変位すると、腕状部材に取着された可動役物は第一位置および第二位置を含む所定範囲で変位する。第一位置は箱状部材の内面近傍にあり、第二位置は演出表示手段の前方であって第一位置から離隔しており表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置である。これにより、可動役物を変位させて遊技者側からの視認状態を変化させて視覚的演出を行うことができる。
また、本構成によれば、可動役物は腕状部材で支持されており、可動役物は上下に移動して表示開口部よりも上にある第一位置から、表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置へと変位することが可能である。演出表示手段の画面における演出を優先するときには、可動役物は演出表示手段の画面の邪魔にならない第一位置にて保持され演出表示手段の演出を見やすくし、演出表示手段と可動役物の演出を組み合わせて行うときには可動役物を下降させて演出表示手段の前方に移動させることができるので、演出を多様化することが可能である。
さらに、本構成によれば、可動役物の上端部に腕状部材の先端部が取着されていて、可動役物が第一位置に保持されるときに先端部は箱状部材の上側内面に近接するので、腕状部材を収容空間の隅により近寄せることができ、可動役物が第一位置にあるときに可動役物および腕状部材が表示開口部を通して遊技者側に対して露呈する虞を抑制することができる。また、可動役物が第一位置から下降した場合にも、腕状部材は可動役物の上部に接合されていて露呈しにくくなるので目立ちにくくすることができる。
また、本構成によれば、先端部に装着される可動役物が駆動部ケースよりも高所に変位することが可能になる。これにより、駆動部ケースが配設される位置を第一位置よりも低い位置にすることができる。駆動部ケースを低い位置に配設することで、駆動部ケースの上方に空間的な余地をつくって他の部材を配設したり、箱状部材の角部を凹んだ形状にしたりすることが可能となる。
さらに、本構成によれば、腕状部材の形状が表示開口部の形状に対応して屈曲する形状であるため、腕状部材が遊技者側から視認可能な位置にある場合にも表示開口部の縁に沿うような外観を呈する。これにより、腕状部材が収容空間の略中央にあらわれて演出表示手段の画面を遮り視認性を低下させる虞を抑制することができる。また、腕状部材が可動役物よりも目立ってしまって可動役物の演出性を損なうという事態が生じる虞を低減することができる。
また、本構成によれば、箱状部材の外に演出表示手段が配設され、収容空間全体が演出表示手段より前方となるので、可動役物を大型化したり可動範囲を広げたりして演出の迫力を増すことができる。さらに、箱状部材の後方に演出表示手段が配設されているけれども、背面開口部を通して遊技者側から視認可能となっているので演出の興趣が低下する虞を抑制することができる。また、箱状部材と演出表示手段とが前後に層状に並んで配設されるため構成を簡素とし、組み付けやメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
さらに、本構成によれば、昇降スライド部材にはガイド部材の長手方向に向かって延びるラックギアが設けられており、動力源によって駆動された昇降スライド部材が誘導面に沿って往復移動する。また、腕状部材の根元部に加わる力が大きくなる場合でもギア間にすべりやずれが生じにくいので腕状部材と可動役物とを精確な位置に変位させることができる。
ところで、昇降スライド部材に腕状部材の根元部が装着され腕状部材の先端部に可動役物が装着されており、可動役物は腕状部材で片持ち式に支持されているため、可動役物が重い場合や可動役物が変位して慣性が働く場合には、可動役物および腕状部材が昇降スライド部材ごと傾く虞がある。昇降スライド部材が傾くと、周辺の部材に当接したり擦れたりする虞があるが、本構成によれば、昇降スライド部材は複数のローラによって支持されており、他の部材に当接する虞を抑制し、昇降スライド部材の滑らかな動作を保つことができる。
また、本構成によれば、駆動部ケースおよび駆動部ケースに収容される各部材の形状に対する制約を低減させることができる。すなわち、駆動部ケースが第一位置に近接して配設されていると、可動役物が第一位置にあるときに可動役物が駆動部ケースに干渉しないようにする必要があったため、駆動部ケースを小型化する必要があったり、可動役物の形状や大きさが制約される虞があったりしたのに対し、本発明によれば、駆動部ケースと第一位置とが離隔しているので可動役物と駆動部とが干渉する虞を大幅に抑制することができ、駆動部ケースおよび駆動部ケースに収容される各部材の形状に対する制約を軽減することができる。
さらに、本構成によれば、可動役物が揺動した場合など、可動役物の位置が本来の位置から若干ずれた状態で第一位置に到達した場合や、動力源およびギア類からなる駆動部によって精確な位置決め制御がなされていない場合であっても、役物位置決め手段によって可動役物を箱状部材の内面近傍の第一位置に位置決めして保持することが可能である。また、磁石を利用した役物位置決め手段によれば、動力を用いることなく可動役物を第一位置に精確に位置決めして保持し続けることが可能である。また、高い精度で位置決めをすることが可能であるので、可動役物を収容空間の端にぴったり寄せるように保持することができ、デッドスペースを減少させることができる。これにより、遊技領域や演出表示手段等のために利用可能な空間を増大させることができる。
さらに、本構成によれば、遊技盤枠には演出の多様化を可能とする演出用装置が装着されており、箱状部材には演出用装置との干渉を防ぐために凹部が設けられている。腕状部材は凹部の内面側に対応した形状で屈曲しており、箱状部材の内面に沿うように延びるため、腕状部材の可動範囲に対する制約を抑制することができる。遊技盤枠に演出用装置を備えたとしても、腕状部材の可動範囲の減少のために演出効果が低減する虞を抑制することができる。
また、本構成によれば、遊技機の後方から箱状部材を透過して内部が視認可能であり、箱状部材を遊技領域板の背面側に取着した状態でも、遊技機の背面側から見れば箱状部材の内部の様子を確認可能とすることができる。これにより、腕状部材や駆動部ケース内の部材類に不具合が生じた場合にも比較的容易に問題箇所を特定することができる。
箱状部材を形成する素材としては、一例として透光性を有するプラスチックが挙げられる。例えば、ポリカーボネイト樹脂、スチロール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などがある。これらに限定されるものではなく、透光性、成形性、耐衝撃性等の要求を満たすものであれば他のプラスチックを用いてもよいし、プラスチック以外の素材であってもよい。
手段12:手段1〜手段11のいずれか一つの構成において、「前記遊技機は、パチンコ機である」ことを特徴とする。パチンコ機とは、遊技者が遊技機に投入する媒体である投入媒体と、遊技者が行う実質的な遊技に用いられる媒体である遊技媒体とを同一のものとした遊技機であり、投入された例えば遊技球等の媒体を用いて遊技が行われるタイプの遊技機の一種である。具体的には、「操作ハンドルの操作に対応して遊技球を発射する発射装置と、多数の障害釘、センター役物、表示手段等の適宜の機器が組み込まれたり、始動入賞口、大入賞口、通過口、到達口等の遊技球が入球する適宜の入球口が設けられた遊技領域と、発射装置から遊技領域に遊技球を導くレールと、遊技領域に導かれた遊技球の入球口への入球に応じたり、複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出手段とを具備するもの」である。
なお、パチンコ機としては、種々のタイプのものがあり、一般に「デジパチ」と称されるものに代表される「入球口への入球状態を検出する入球状態検出手段(すなわち遊技状態検出手段)と、入球状態検出手段によって入球が検出されると所定の抽選を行う抽選手段と、抽選手段の抽選結果に応じて特別図柄を変動させると共に変動を停止させる特別図柄表示手段とを備えたもの」や「加えて、特別図柄の変動中に、複数の装飾図柄からなる装飾図柄列を変動表示させるとともに、所定のタイミングでキャラクタ等を出現させる演出表示手段を更に具備するもの」、一般に「ハネモノ」と称されるものに代表される「役物内での遊技球の振分けによって抽選を行う抽選手段を備えたもの」、一般に「アレパチ」と称されるものに代表される「例えば16個等の所定個数の遊技球により1ゲームが行われ、1ゲームにおける複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて所定個数の遊技球の払出しを行うもの」等を例示することができる。
手段12によると、パチンコ機において、手段1〜手段11までのいずれかの作用効果を奏することができる。
手段13:手段1〜手段11のいずれか一つの構成において、「前記遊技機は、パチスロ機である」ことを特徴とする。パチスロ機とは、遊技媒体であるメダルを投入し、メダルの投入後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に応じて複数の図柄からなる図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて図柄列の変動を停止させる、といった実質的な遊技を行うものであり、停止操作機能付きのスロットマシーンである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動を停止させるものであってもよい。そして、図柄列の変動停止時における図柄の組合わせが特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払い出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができるように、遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段13によると、パチスロ機において、手段1〜手段11までのいずれかの作用効果を奏することができる。
手段14:手段1〜手段11のいずれか一つの構成において、「前記遊技機は、パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機である」ことを特徴とする。ここで、「パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機」とは、複数個(例えば5個)の遊技球を1単位の投入媒体とし、投入媒体を投入した後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に応じて複数の図柄からなる図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて図柄列の変動を停止させるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動を停止させるものであってもよい。そして、図柄列の変動停止時における図柄の組合わせが特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払い出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができるように、遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段14によると、パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機において、手段1〜手段11までのいずれかの作用効果を奏することができる。
なお、上記に例示したパチスロ機や、パチンコ機とパチスロ機とを融合させた遊技機等のように、投入する媒体によっては実質的な遊技が行われない遊技機では、一見、遊技媒体が存在しないかのように思われるが、このような遊技機であっても、遊技内容の全体において、遊技球やその他の適宜の物品を用いて行われる遊技を含ませることが想定できる。よって、このような遊技機であっても、遊技媒体を用いて遊技が行われる遊技機の対象とすることができる。
このように、本発明によれば、駆動部が可動役物の収容位置から離隔した位置に配設されており、表示開口部の内周縁の形状に対応して屈曲した形状を呈する腕状部材によって駆動部と可動役物とが連結されていることによって、形状や変位可能な範囲の自由度が高い可動役物を備え、可動役物の演出効果の低下を抑制することが可能な遊技機を提供できる。
以下、本発明の一実施形態であるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜図17は、一般的な遊技機を示したものであり、本実施形態のパチンコ機1における特徴的な構成は図18〜図74に基づいて説明する。
[パチンコ機の全体構造について]
図1は、実施形態に係るパチンコ機1の外枠2に対して本体枠3を閉塞し、本体枠3に対して扉枠5を開放した状態を示す斜視図であり、図2は、パチンコ機1の正面から見た斜視図であり、図3は、パチンコ機1の正面図であり、図4は、パチンコ機1の背面図であり、図5は、パチンコ機1の平面図である。
図1および図2において、本実施形態に係るパチンコ機1は、島(図示しない)に設置される外枠2と、該外枠2に開閉自在に軸支され且つ遊技盤4を装着し得る本体枠3と、該本体枠3に開閉自在に軸支され且つ前記遊技盤4に形成されて球が打ち込まれる遊技領域20を遊技者が視認し得る透明板ユニットとしてのガラスユニット190と該ガラスユニット190の下方に配置され且つ遊技の結果発生した賞球を受け入れて発射レール38の発射位置に供給する皿ユニット300とを備えた扉枠5と、を備えて構成されている。ここで、外枠2、本体枠3および扉枠5を合わせたものが、本発明の遊技盤枠に相当し、扉枠5は、本発明の扉に相当する。
外枠2には、その下方前方に表面が装飾カバー板6aによって被覆されている下部装飾板6が固着されており、また、詳細に図示しないが、外枠2は、上下の木製の上枠板および下枠板と左右の軽合金(アルミニュウム)製の側枠板とを、それぞれの端部を連結するための連結部材で連結することによって方形状に組み付けられるものである。なお、外枠2の上部に設けられる上支持金具7と下部装飾板6の一側上面に設けられる下支持金具8に、本体枠3の上下に固定される上軸支金具47および下軸支金具48とを係合することにより、本体枠3が外枠2に対して開閉自在に軸支されている。
また、本体枠3には、上記したように遊技盤4が着脱自在に装着し得る他に、図4に示すように、その裏面に賞球を払い出すための賞球タンク50、タンクレール部材51、球通路ユニット52、および球払出装置(球払出ユニット)53が取り付けられ、その裏面下部に発射装置57と、遊技盤4を除く扉枠5や本体枠3に設けられる電気的部品を制御するための各種の制御基板や電源基板395(図60参照)等が一纏めに設けられている基板ユニット54が取り付けられ、更に、本体枠3の後面開口70(図7参照)を覆うカバー体58が着脱自在に設けられている。
更に、扉枠5には、上記した皿ユニット300に、ハンドルユニット318が設けられている。そして、扉枠5に設けられる皿ユニット300が1つであり、しかも、従来は本体枠3に設けられていたハンドルユニット318が扉枠5側である皿ユニット300に設けられ、また、扉枠5と本体枠3とが正面から見てほぼ同じ方形の大きさであるため、正面から本体枠3が視認できなくなっている。ここで、ハンドルユニット318が、本発明の操作ハンドルに相当する。
[本体枠について]
図4〜図6に基き、本体枠について説明する。図4および図5は、前述した通りであり、図6は、本体枠の正面図である。
遊技盤4が取り付けられる本体枠3は、合成樹脂によって一体的に成形されるものであり、本体枠3の一側上下には、本体枠3を外枠2に開閉軸支するための上軸支金具47および下軸支金具48が取り付けられている。この軸支金具47,48を外枠2に取り付けられる上支持金具7および下支持金具8にそれぞれ係合することにより、本体枠3を外枠2に対して開閉自在に軸支することができる。本体枠3には、遊技盤4が前面側から着脱自在に装着し得ると共に、発射装置57と、賞球を払い出すための賞球タンク50とタンクレール部材51と球通路ユニット52と球払出装置53と、外枠2に対する本体枠3の施錠および本体枠3に対する扉枠5の施錠を行う施錠装置60と、遊技盤4を除く扉枠5や本体枠3に設けられる電気的部品を制御するための各種の制御基板や電源基板等が一纏めに設けられている基板ユニット54と、後面開口70を覆うカバー体58等の各種の部品が装着されている。
ところで、本体枠3は、正面から見た場合に、図6に示すように、長方形状に形成され、その上部の約3/4が遊技盤4を設置するための遊技盤設置凹部30となっており、その遊技盤設置凹部30の下方のやや奥まった領域が板部32となっている。遊技盤設置凹部30の後方には、遊技盤設置凹部30の空間を形成するために後述する側面壁290〜293が後方に向って突設され、この側面壁290〜293によって囲まれる空間に、遊技盤4および該遊技盤4に設けられる演出表示装置等の各種部品の後方突出部分が収納されるようになっている。ここで、遊技盤設置凹部30が、本発明の遊技盤収容空間に相当する。
また、遊技盤設置凹部30を囲む前面側の前面上辺部、前面右側辺部、および前面左側辺部には、上記した構成以外に開放側である前面右側辺部の上部、中間部、下部に本体枠3の開放側裏面に取り付けられる後述する施錠装置60に設けられる扉枠フック部61を貫通させて前方に飛び出させるためのフック用開口36が開設されており、また、軸支側である前面左側辺部の内側面に遊技盤4に形成される位置決め凹部466と係合するための盤位置決め突起37が設けられている。
次に、本体枠3の前面側の構成であって遊技盤設置凹部30の下方に位置する板部32に設けられる構成について説明すると、図6に示すように、板部32の前面の略中央から開放側の端部に向かって発射レール38がビス止め固定されている。この発射レール38の先端位置に対応する板部32の前面には、レール接続部材44が突設され、遊技盤設置凹部30に遊技盤4が設置されたときに、遊技盤4の外レールユニット472の下流端である接続通路部477と隣接するようになっている。レール接続部材44の側方位置(発射レール38と反対側の位置)には、遊技盤4の下部を固定するための楕円形状の遊技盤固定具46が回動自在に取り付けられている。この遊技盤固定具46は、前記遊技盤設置凹部30に遊技盤4が載置された状態で時計方向に回動して遊技盤固定具46を遊技盤4の前面に押圧して遊技盤4を固定するものである。一方、遊技盤4を取り外す場合には、遊技盤固定具46を反時計方向に回すことにより、遊技盤4の下部の固定の解除を簡単に行うことができる。更に、遊技盤固定具46の軸支側の側方に賞球払出ストッパー機構39が設けられている。この賞球払出ストッパー機構39は、球払出装置53から払出された賞球を扉枠5側の皿ユニット300に払い出す賞球通路の途中に設けられるもので、扉枠5を開放したときに、自動的に賞球通路を閉塞して賞球通路から外部に球がこぼれ落ちないようにする一方、扉枠5を閉じたときに自動的に賞球通路を連通させて球払出装置53から払出された賞球を皿ユニット300に払い出すものである。なお、発射レール38の発射位置の上方の板部32には、遊技盤4に形成される締結部469と図示しない締結具で締結するための締結穴41が形成されている。
また、板部32の開放側下部は、手前側に膨出状に突設された(裏面から見れば凹状となっている)直方体状の発射装置取付部40が形成されており、この発射装置取付部40に本体枠3の裏面から発射装置57が固定されている。また、発射装置取付部40の前面壁部分には、扉枠5の裏面側に取り付けられるスライドユニット230のスライド係脱片231(図1参照)が挿入されるハンドル連結窓40aが形成され、扉枠5を閉じたときに後述するスライド係脱片231がハンドル連結窓40aに挿入されて扉枠5の下部前面に設けられるハンドルユニット318と発射装置57とが連携されて、ハンドルユニット318の回動操作量に応じた強さで発射装置57の弾発力を調節することができるようになっており、それによって発射レール38の発射位置にある球を弾発して遊技領域20の所望の位置に打ち出すことができる。
本体枠3の前面構造は、概ね上記した通りであるが、次に、主として図4を参照して本体枠3の裏面構造について説明する。図4に示すように、本体枠3の裏面上部には、賞球又は貸球として払い出すための球を貯留する賞球タンク50が着脱自在に装着され、その賞球タンク50の下方に該賞球タンク50からの球を横傾斜状に誘導するタンクレール部材51が配置され、さらにタンクレール部材51の流下端から下方に向けて球通路ユニット52および球払出装置53が設けられている。タンクレール部材51は、賞球タンク50からの球を前後方向に2列に整列させながら下流側に誘導するものであり、そのタンクレール部材51の下流端から球通路ユニット52に球が移動する際に1列となって球通路ユニット52内を落下する。そして、球通路ユニット52から球払出装置53に導かれた球は、次に説明する払出制御基板ボックス55に収納される払出制御基板720(図60参照)によって実行される払出制御プログラムに応じて所定個数の賞球や貸球を払出し、その払出した球を扉枠5の前面側に設けられる皿ユニット300に排出するようになっている。なお、球払出装置53には、詳細に図示しないが払出モータと該払出モータによって回転駆動されて球を1個単位で払い出す回転払出部材が設けられている。
更に、本体枠3の裏面には、その下部に基板ユニット54が取り付けられている。この基板ユニット54には、払出制御基板ボックス55、外部端子板56、電源基板ボックス(図示しないが払出制御基板ボックス55および外部端子板56の奥側に固定されている。)等の遊技盤4に設けられない基板ボックスが集約して設けられている。つまり、遊技盤4が交換されても交換する必要のない制御基板を収納する基板ボックスが集約して設けられるものである。そして、遊技盤4を遊技盤設置凹部30に収納設置した際に、遊技盤4側に設けられる主制御基板と基板ユニット54に設けられる基板であって主制御基板と接続する必要のある基板との電気的な接続が自動的に行われるようになっている。上記した基板ユニット54の下方であって前記発射装置取付部40には、ユニット化された発射装置57が取り付けられている。さらに、本体枠3の前述した側面壁290〜293の後端に沿って形成される後面開口70には、カバー体58が開閉自在に設けられている。このカバー体58は、遊技盤4の後方部の全域を覆うものであり、このカバー体58を取り付けて閉じた状態では、図5に示すように、パチンコ機1の最も後方へ突出している前記タンクレール部材51の後端部とほぼ同一垂直面となるように形成されている。
また、本体枠3の開放側裏面には、施錠装置60が固定されている。この施錠装置60は、本体枠3の外枠2に対する施錠、および扉枠5の本体枠3に対する施錠の両方の施錠を行う、所謂W錠といわれるものであり、この施錠装置60から本体枠3の前方に向けて複数(本実施形態においては3個)の扉枠フック部61とシリンダー錠62(共に図1参照)とが突出するように設けられている。
次に、遊技盤設置凹部30の構成について説明する。図7は、部品を取り付ける前の本体枠3の側面図であり、図8は、部品を取り付けた本体枠3の前方から見た斜視図である。遊技盤設置凹部30は、正確には、図7および図8に示すように、上辺部と開放側の一部に遊技盤4を収納しない前向きの鍔面部分があり、上辺部の鍔面部分には特に何も形成されていないが、開放側の鍔面部分には、施錠装置60の扉枠フック部61が貫通するフック用開口36が上中下の3箇所開設されている。つまり、開放側の鍔面部分の裏面に施錠装置60が固定されている(図4参照)。
しかして、遊技盤設置凹部30は、軸支側の内側面および上記した上辺部および開放側の鍔面部から後方へ周設される第一側面壁290と、該第一側面壁290から後方に周設される第二側面壁291と、該第二側面壁291から後方に周設される第三側面壁292と、該第三側面壁292から後方に周設される第四側面壁293、とにより、本体枠3の左右側辺および上辺の後方部分が囲まれた凹状に形成されているものである。なお、第一側面壁290〜第四側面壁293は、背面から見て上辺および右辺(軸支側の辺)が段差をもって後方に真っ直ぐに延長されるように形成されるのに対し、左辺(開放側の辺)が第一側面壁290から第四側面壁293に向かうにしたがって内側に傾斜する段差状(図5参照)に形成される。これは、左辺(開放側の辺)の第一側面壁290から第四側面壁293までを後方に真っ直ぐ形成したときに、本体枠3を開放する際に、第四側面壁293の最後端部が外枠2の側枠板の内面と当接してスムーズに開放できない場合があるため、開放側の第一側面壁290から第四側面壁293までが内側傾斜状とすることによりスムーズに開放することができるようにしたものである。それと同時に開放側の第一側面壁290に沿って施錠装置60が取り付けられるが、その取付けを第一側面壁290の後端辺に設けられる錠取付穴(図示外)を利用して行うため、その錠取付穴(図示外)を形成するためにも開放側の第一側面壁290から第四側面壁293を傾斜段差状に形成したものである。更に、第一側面壁290〜第四側面壁293の段差の寸法も、第一側面壁290と第二側面壁291との段差は、遊技盤4の裏面の周辺と当接する必要があるため、ある程度大きな段差をもって形成されるが、それ以外の段差は、極めて小さな段差となっている。
そして、上記した側面壁290〜293は、図7に示すように、それぞれ奥行き幅寸法d1,d2,d3,d4を有するように形成され、本実施形態の場合、d1+d2+d3+d4=約90mmとなっている。特に、第一側面壁290の幅寸法d1は、遊技盤4の厚みに相当し、残りの第二側面壁291と第三側面壁292と第四側面壁293とによって形成される空間に遊技盤4に設けられる各種の遊技装置の後方突出部分が収納されるようになっている。特に、本実施形態の場合には、次に説明するように、遊技盤4の周辺部に対応する位置まで第二側面壁291と第三側面壁292と第四側面壁293とによって形成される空間の大きさが確保されているので、例えば、遊技盤4のほぼ全域を占めるような演出表示装置115等が取り付けられている場合においても、そのような各種部品による後方突出部分を楽に収納することができるものである。
また、第四側面壁293の後端辺からは背面から見てその左辺、上辺および右辺に、左後面壁294、上後面壁295および右後面壁296がそれぞれ内側に向かって突設されている。右後面壁296は、その前面が平板状となっており、その後面に球通路ユニット52と球払出装置53とが着脱自在に取り付けられるようになっている。したがって、右後面壁296の内側への突出幅は、球通路ユニット52と球払出装置53とを取り付ける幅があれば充分である。また、上後面壁295は、その前面が平板状となっており、その後面にタンクレール部材51が取り付けられるため、その下端辺が傾斜状に形成されている。したがって、上後面壁295の内側への突出幅は、傾斜状に取り付けられるタンクレール部材51の高さ幅寸法があれば充分である。更に、右後面壁296には、その前面が平板状となっており、その後面にカバー体58を軸支するカバー体支持筒部280が形成されている。したがって、右後面壁296の内側への突出幅は、カバー体支持筒部280を形成する幅寸法があれば充分である。
上述したように、第四側面壁293の後端辺から内側に向かって突設される左後面壁294、上後面壁295および右後面壁296の前面が平板状に形成され、この平板状部分が遊技盤4の周辺部に対応するものであるため、上記したように、遊技盤4の周辺部に対応する位置まで第二側面壁291と第三側面壁292と第四側面壁293とによって形成される空間の大きさが確保されているので、例えば、遊技盤4のほぼ全域を占めるような演出表示装置115等が取り付けられている場合においても、そのような各種部品による後方突出部分を楽に収納することができるものである。なお、左後面壁294、上後面壁295および右後面壁296の内側は、後面開口70となっており、この後面開口70がカバー体58(図4参照)によって開閉自在に閉塞されるようになっている。
[扉枠について]
次に、上記した本体枠3の前面側に開閉自在に設けられる扉枠5について、図9乃至図11を参照して説明する。図9は、扉枠5の背面図であり、図10は、扉枠5の正面から見た分解斜視図であり、図11は、扉枠5の背面から見た分解斜視図である。
図9乃至図11に示すように、扉枠5は、方形状に形成される扉枠本体100の上部に縦長六角形状の遊技窓101が形成され、該遊技窓101の前面周囲に扉レンズユニット120が取り付けられ、また、遊技窓101の下方の板状部の前面に扉枠本体100に皿ユニット300が設けられ、その皿ユニット300の一側(開放側)にハンドルユニット318が突設固定されている。また、扉枠本体100の裏面には、遊技窓101の周囲に補強板金160が固定され、遊技窓101を閉塞するようにガラスユニット190が取り付けられると共に、前記遊技窓101の下方の板状部の裏面に、前記ハンドルユニット318に対応するスライドユニット230、装着台220、および枠装飾中継端子板240がそれぞれ取り付けられている。なお、ガラスユニット190の裏面下部には、防犯機能を有する防犯カバー210も装着されている。
扉枠本体100は、合成樹脂によって額縁状に形成され、前述したように上方部に縦長六角形状の遊技窓101が形成され、その遊技窓101の下方が板状部となっている。遊技窓101の上部左右には、スピーカ144a,144bを貫通させる円形状のスピーカ用開口102が形成され、そのスピーカ用開口102の下方にガラスユニット190の止め片194を係止するための止めレバー108が回動自在に設けられている。
一方、遊技窓101の下方の板状部には、軸支側上部に皿ユニット300の賞球連絡樋431(図16および図17参照)が貫通する賞球通過口103が開設され、その斜め中央寄りに側面開口蓋383(図16および図17参照)を脱着するための蓋用開口105が開設され、その蓋用開口105の開放側の隣接する位置に球送りユニット226を装着するための球送り開口104が開設され、さらに球送り開口104のさらに開放側寄りに前記シリンダー錠62が貫通するための錠穴106が開設されている。また、球送り開口104の下方の板状部の裏面側にスライドユニット230を取り付けるためのスライドユニット装着凹部107が形成されている。同じく、下方の板状部の裏面側の遊技窓101の下部左右に、ガラスユニット190の掛止突片195を掛け止めるための係合受片(図示外)が形成され、その係合受片の側方に防犯カバー210の装着弾性片213が装着される装着開口部110が形成されている。また、板状部の前面中央には、前方に向って皿ユニット300の案内穴436(図17参照)に挿入される係合突起111が形成されている。更に、扉枠本体100の下辺は、後方に突出した扉枠突片112となっており、この扉枠突片112と本体枠3に形成される係合溝42,43(図1参照)とが扉枠5と本体枠3との下側辺部における外側の突条および係合部を構成するものである。
[扉レンズユニット]
次に、上記した扉枠本体100の前面側の上部に取り付けられる扉レンズユニット120の構成について主として図12乃至図14を参照して説明する。図12は、扉枠5の前面側に取り付けられる扉レンズユニット120の正面から見た分解斜視図であり、図13は、扉レンズユニット120のレンズカバー140と皿ユニット300に設けられるレンズカバー309との関係を示すパチンコ機1の正面斜視図であり、図14は、スピーカカバー146a,146bおよび装飾部材149a,149bを構成する部材のうち、LEDに照射される部材を取り除いた場合の扉枠5の正面図である。
図12乃至図14に示すように、扉レンズユニット120は、前面側を反射面とするリフレクタ122,130a,130bと、該リフレクタ122,130a,130bの前面および内側に取り付けられる冷陰極管132,134a,134bおよびLED基板137,138a,138bと、前記リフレクタ122,130a,130bの前方を覆う光透過性のあるレンズカバー140と、該レンズカバー140に取り付けられるスピーカ144a,144bと、前記レンズカバー140のベースとなるレンズベース体121と、から構成されている。ここで、スピーカ144a,144bが、本発明の演出用装置に相当する。
レンズベース体121は、平面視で前方が円弧で後方が直線の後面が開放した内部中空の三角形状に合成樹脂によって形成され、その中空内部に冷陰極管132,134a,134bに高電圧の電流を供給するインバータ基板136が収納固定されている。また、レンズベース体121の前面および底面に当接するように断面L字状の上リフレクタ122が取り付けられている。この上リフレクタ122は、白色に着色されたポリカーボネート樹脂で形成されており、この白色着色樹脂によって反射率を高めた表面を有するものとしている。つまり、上リフレクタ122の表面は、上冷陰極管132およびLED137aから発せられた光を反射する反射面となっている。次に説明する側方リフレクタ130a,130bも同様に白色に着色されたポリカーボネート樹脂で形成されている。ところで、上リフレクタ122の両端部に、上冷陰極管132の両端を支持するための電極支持部125が形成され、さらに上リフレクタ122の前面に適宜間隔を置いて上冷陰極管132を支持するために先端部がU字状に形成された陰極管支持片123が突設されている。これは、上冷陰極管132の中央が屈曲された「く」字状に屈曲して形成されているので、中央の屈曲部に応力がかかって破損しやすいため、両端の電極支持部125だけではなく適宜間隔を置いて陰極管支持片123で支持し、しかも、上冷陰極管132を陰極管支持片123に支持する際には、耐熱性ゴムパッキン(図示外)に挟んで上冷陰極管132が動かないように支持することにより、より破損し難い支持構造とすることができる。また、両端の電極支持部125は、上方が開放されていると共に、内側に向いている周壁に上冷陰極管132の端部を受け入れるように一辺が開口した電極挿入孔(図示外)が形成されており、この電極挿入孔に上冷陰極管132の配線が接続された端部に取り付けられた弾性変形し得るゴム製スリーブ133を開口部分の対面方向である上方から挿入し、その後、電極支持部125の上方から電極蓋127を嵌め込むことにより、上冷陰極管132を上リフレクタ122の前面に装着することができる。このように上リフレクタ122の両端部にゴム製スリーブ133を装着し、そのゴム製スリーブ133部分を電極支持部125の電極挿入孔(図示外)に遊嵌状態で支持させることにより、上冷陰極管132が衝撃等により振動しても、ゴム製スリーブ133がその振動を吸収する際に、上冷陰極管132の端部が電極支持部125の部分で揺動あるいは摺動して破壊応力が弱められるので、電極支持部125部分および上冷陰極管132の屈曲部での上冷陰極管132の破損を防止することができる。なお、上リフレクタ122の左右端には、スピーカ144a,144bを貫通させるスピーカ貫通穴128a,128bが形成されている。
上記の上リフレクタ122の両端に側方リフレクタ130a,130bが垂下するように連結されている。この側方リフレクタ130a,130bも上リフレクタ122と同様に白色に着色されたポリカーボネート樹脂で形成されており、この白色着色樹脂によって反射率を高めた表面を有するものとしている。つまり、側方リフレクタ130a,130bの表面は、側方冷陰極管134a,134bおよびLED138cから発せられた光を反射する反射面となっている。側方リフレクタ130a,130bの前方に取り付けられる側方冷陰極管134a,134bは、直線状のものであるため、その側方冷陰極管134a,134bを支持する電極支持部131a,131bが、側方リフレクタ130a,130bの上下端部の2箇所に形成されている。もちろん、電極支持部131a,131bに側方冷陰極管134a,134bが支持される際には、上冷陰極管132と電極支持部125との関係を同じように、側方冷陰極管134a,134bの端部にゴム製スリーブ135a,135bが装着され、そのゴム製スリーブ135a,135bが電極支持部131a,131bに当接して支持されるようになっている。これにより、側方冷陰極管134a,134bが振動しても破損し難い支持構造とすることができる。
上記した上リフレクタ122および側方リフレクタ130a,130bの内側(遊技窓101を縁取る位置)には、多数のLEDが実装されたLED基板137,138a,138bが取り付けられている。このLED基板137,138a,138bに実装されるLED137a,138c(LED基板138a,138bに実装されるLEDを同じ符号の138cと表示する。)によって次に説明するレンズカバー140の内周面が装飾される。
上記したレンズベース体121と上冷陰極管132および側方冷陰極管134a,134bが装着された上リフレクタ122および側方リフレクタ130a,130bとは、レンズカバー140の裏面側に固定される。レンズカバー140は、前記レンズベース体121と上冷陰極管132が装着された上リフレクタ122に対応する上レンズカバー部141と、前記側方冷陰極管134a,134bが装着された側方リフレクタ130a,130bに対応する側方レンズカバー部142a,142bとが透過性の樹脂によって形成されている。より詳細に説明すると、上レンズカバー部141および側方レンズカバー部142a,142bは、共に白色レンズ部として断面楔状の前方膨出部が合成樹脂で成形され、その白色レンズ部141,142a,142bの下部後端の遊技窓101を縁取る内側に着色の異なる合成樹脂で成形された赤色レンズ部(図示外)を連結して構成されるものである。そして、この赤色レンズ部(図示外)を前記上LED基板137および側方LED基板138a,138bに直線状に実装される複数のLED137a,138cによって照明するものである。
ところで、上レンズカバー部141は、内部が空洞で後方が開放した断面楔状に形成されると共に平面視においてブーメラン形状に構成されるものであり、前述した「く」字状に形成される上冷陰極管132とその楔状の先端部内面との距離が近くなるように形成されている。そして、上レンズカバー部141の楔状先端部外側には、銀色に着色された先頭レンズ部141cが接着されており、上レンズカバー部141のほぼ全体に相当する断面楔状の前方膨出面を上冷陰極管132で照明している。また、側方レンズカバー部142a,142bは、内部が空洞で後方が開放して断面楔状に形成される点で上レンズカバー部141と同様であるが、側方視において楔状の突出量が上レンズカバー部141に比べて少なく、また全体としてなだらかな曲線を有するブーメラン形状に構成されるものであり、前述した直線状に形成される側方冷陰極管134a,134bとその楔状の先端部内面との距離が近くなるように形成されている。そして、側方レンズカバー部142a,142bの楔状先端部外側には、銀色に着色された先頭レンズ部142cが接着されており、側方レンズカバー部142a,142bのほぼ全体に相当する断面楔状の前方膨出面を側方冷陰極管134a,134bで照明している。
上記した実施形態においては、リフレクタ122,130a,130bによって区画される空間に配置される発光源として、冷陰極管132,134a,134bとLED137a,138cとし、それぞれに対応するレンズカバー141,142a,142bとして色彩の異なる合成樹脂で成形して連結しているので、レンズカバー141,142a,142bを冷陰極管132,134a,134bとLED137a,138cとによって好適に照射される構造および色彩で成形することができるものである。もちろん、種類の異なる発光源として、冷陰極管132,134a,134bとLED137a,138cの組み合わせに限らず、両者ともLEDとして構成してもよい。
また、レンズカバー140の上レンズカバー部141と側方レンズカバー部142a,142bとの連結部分には、スピーカ144a,144bを取り付けるためのスピーカ取付穴143a,143bが穿設されている。スピーカ144a,144bは、スピーカコーン145aが前面に設けられるものであり、そのスピーカコーン145aを支持するコーン支持体を取付部材(図示しない)によってスピーカ取付穴143a,143bの裏面から取り付けるようになっている。また、スピーカ取付穴143a,143bの前面は、網目状カバー147a,147bがその前面に取り付けられたスピーカカバー146a,146bによって覆われている。このようにスピーカ144a,144bの前面は、網目状カバー147a,147b(パンチングメタル)を有するスピーカカバー146a,146bによって覆われている。
更に、レンズカバー140の側方レンズカバー部142a,142bの下方に装飾部材取付領域148a,148bが形成され、その装飾部材取付領域148a,148bに装飾部材149a,149bが取り付けられている。この装飾部材149a,149bは、上記したスピーカカバー146a,146bと類似した形状にして、レンズカバー140を扉枠本体100の表面に取り付けたときに、レンズカバー140の上部左右と下部左右とがバランスのとれた印象を与えるために取り付けられるものである。
ところで、上記したスピーカカバー146a,146bおよび装飾部材149a,149bは、上記したように単にスピーカ144a,144bの前方を覆ったり、あるいはレンズカバー140の下部を装飾したりするだけではなく、その周囲がLEDで光装飾される構造となっている。この構造について説明する。まず、スピーカカバー146a,146bについて説明する。スピーカカバー146a,146bは、合成樹脂で平板状に成形されたカバーベース板151の裏面にLED基板152を密着させる一方、カバーベース板151の前方にスピーカ枠154を内蔵した状態で図示外のインナーレンズや前面レンズで覆い、前面を網目状カバー147a,147bで閉塞する構成となっている。
次に、装飾部材149a,149bについて説明する。装飾部材149a,149bは、合成樹脂で平板状に成形された装飾ベース板155の裏面にLED基板156を密着させる一方、装飾ベース板155の前方に装飾枠158を内蔵した状態で図示外のインナーレンズや装飾レンズで覆い、前面を装飾板159a,159bで閉塞する構成となっている。
以上、詳述したように、本実施形態に係るスピーカカバー146a,146bおよび装飾部材149a,149bは、扉枠5の遊技窓101を囲む領域において、前述した冷陰極管132,134a,134bおよびLED基板137,138a,138b(図61の枠装飾ランプ842に相当)による光装飾とは別に四隅を重点的に光装飾するように構成されているので、遊技窓101の下辺を除く全周が漫然と光によって装飾されるのではなく、強弱のある光装飾とし、遊技窓101の下辺を除く全周を効果的に光装飾を行うことができるものである。
[補強板金]
次に、扉枠本体100の裏面側に取り付けられる補強板金160について、図10および図11を参照して説明する。補強板金160は、図10および図11に示すように、扉枠本体100の上辺部裏面に沿って取り付けられる上側補強板金161と、扉枠本体100の軸支側辺部裏面に沿って取り付けられる軸支側補強板金162と、扉枠本体100の開放側辺部裏面に沿って取り付けられる開放側補強板金163と、扉枠本体100の遊技窓101の下辺裏面に沿って取り付けられる下側補強板金164と、が相互にビス等で締着されて方形状に構成されるものである。
上側補強板金161は、所定幅を有して扉枠本体100の横幅寸法とほぼ同じ長さに形成され、その長辺の両端縁が後方に向って折曲した上折曲突片165、下折曲突片166となっている。この上折曲突片165および下折曲突片166は、本体枠3の上部防犯二重溝33(図6参照)に嵌合されるものである。軸支側補強板金162も、所定幅を有して扉枠本体100の縦長寸法とほぼ同じ長さに形成され、その長辺の両端縁が後方に向って折曲されているが、内側の軸支側短折曲突片172は極めて短く、外側の折曲突片が折曲部から先がL字状に形成された軸支側L字状折曲突片167となっている。この軸支側L字状折曲突片167は、そのL字状に曲がった先端部が前述した本体枠3の軸支側の延設された軸支辺部49の内側に当接するようになっている。開放側補強板金163は、所定幅を有して扉枠本体100の縦長寸法とほぼ同じ長さに形成され、その長辺の両端縁が後方に向って折曲した開放側外折曲突片173、開放側内折曲突片174となっている。開放側外折曲突片173は、前述した本体枠3の側部防犯溝34(図6参照)に挿入されるものであり、開放側内折曲突片174は、本体枠3の防犯凹部35(図6参照)に挿入されるものである。また、開放側補強板金163の上部、中間部、下部に施錠装置60の扉枠フック部61が侵入しえるように係合開口175が形成され、その係合開口175の裏面側を覆うように扉枠フック部61が係合するフックカバー176が固定されている。下側補強板金164は、所定幅を有して扉枠本体100の横幅寸法とほぼ同じ長さに形成され、その長辺の両端縁のうち下方長辺端縁が後方に向って折曲した下折曲突片178となっており、上方長辺端縁の両側部が後方に向って折曲した上折曲突片179となっているものの、その両側部の上折曲突片179に挟まれる部分が垂直方向に延設される垂直折曲突片180となっている。この垂直折曲突片180は、その上端縁形状が後述するガラスユニット190のユニット枠191の下端形状に合致するように凹状に形成され、ガラスユニット190を扉枠5の裏面側に固定したときに、垂直折曲突片180の上端片がガラスユニット190のユニット枠191の幅方向のほぼ中央の外周に沿って形成される係合溝200に係合するようになっている。なお、下側補強板金164には、扉枠本体100に形成される賞球通過口103の底面を除く外周を保護する賞球通過口被覆部177が形成されている。
[ガラスユニット]
次に、扉枠5の裏面に取り付けられる透明板ユニットとしてのガラスユニット190について、図10および図11を参照して説明する。ガラスユニット190は、図10および図11に示すように、遊技窓101よりも大きな開口を有する合成樹脂で成型した環状の縦長八角形状のユニット枠191と、該ユニット枠191の開口の外周前後面に2枚の透明板としてのガラス板201(ガラス板でなくても透明な合成樹脂板でもよい。)を接着することにより構成されるものである。ユニット枠191の斜め上部左右には、止め片194が環状の外側に向かって突設形成され、下部左右には、掛止突片195が環状の外側に向かって突設形成されている。この止め片194と掛止突片195とは、前述したように、ガラスユニット190を扉枠5の裏面に取り付けるためのものである。また、本実施形態におけるガラスユニット190は、ユニット枠191の後端面の前記止め片194の上部であってスピーカ144a,144bの側方位置と、軸支側の中間位置に外側に向って突設される防犯用突出板部199をユニット枠191と一体的に形成している。
[防犯カバー]
次に、上記したガラスユニット190の下部裏面を被覆して遊技盤4への不正具の侵入を防ぐ防犯機能が付与された防犯カバー210について、図10および図11を参照して説明する。防犯カバー210は、図10および図11に示すように、透明な合成樹脂によって左右の補強板金162,163の間のガラスユニット190の下方部を覆うような平板状に形成され、その上辺部が遊技盤4の内レールユニット462の下方円弧面に沿った円弧状の当接凹部211として形成されていると共に、その当接凹部211に沿って後方に向って防犯後突片214が突設されている。また、防犯カバー210を取り付けた状態で軸支側裏面には、防犯後端部突片215が斜め状に突設形成されている。一方、防犯カバー210の前面には、防犯カバー210を取り付けた状態で前記ガラスユニット190のユニット枠191の下方形状に沿った防犯前突片212が突設されると共に、下部両端にU字状に形成される装着弾性片213が前方に向けて突設形成されている。
[装着台]
装着台220は、図10および図11に示すように、扉枠本体100の板部裏面の上半分を覆うように取り付けられるものであり、防犯カバー210と同様に透明な合成樹脂によって前方が開放した横長直方体状に形成されるものである。この装着台220は、発射レール38から発射された球をスムーズに遊技盤4に導くために、扉枠5を閉めたときに装着台220の後面と板部32とによって発射レール38を挟持するように形成されるものであり、このため、装着台220の後面に球飛送誘導面227が形成されている。ところで、本実施形態に係る装着台220には、その軸支側上部に下側補強板金164に形成される賞球通過口被覆部の後方突出部を貫通させる賞球通過口用開口221が形成され、その開放側下部に球送りユニット226を取り付ける球送りユニット取付凹部222が形成されている。この球送りユニット取付凹部222から斜め方向の領域が前記球飛送誘導面227となっている。また、球送りユニット取付凹部222に取り付けられる球送りユニット226は、発射装置57の打球杆の往復動差に対応して揺動する球送り部材が設けられ、この球送り部材の揺動動作によって皿ユニット300の誘導通路部362の流下端にある球を発射レール38の発射位置に1個ずつ供給するものである。また、装着台220の中程下部に後述する側面開口蓋383を取り外す際に指を入れることができる蓋用開口223が形成されている。更に、装着台220の上辺の一部に垂直に立設される立壁224が形成されている。この立壁224は、前記防犯カバー210を取り付けたときに、該防犯カバー210の前面と当接して防犯カバー210の下部が前方に移動しないように規制するためのものである。
[枠装飾中継端子板]
上記した装着台220の下部の軸支側には、図10および図11に示すように、枠装飾中継端子板240が取り付けられ、その枠装飾中継端子板240の後面を覆う中継基板カバー241が取り付けられている。この枠装飾中継端子板240は、扉枠5に設けられる電飾部品や電気部品(冷陰極管132,134a,134b、LED基板137,138a,138b、スピーカ144a,144b,341a,341b、ハンドルユニット318内に設けられるスイッチ、貸球ユニット324、操作ボタンユニット326等)からの配線が集約して接続され、その枠装飾中継端子板240からの配線が本体枠3の裏面に取り付けられる基板ユニット54に組み込まれる中継基板等を介して払出制御基板ボックス55の払出制御基板や遊技盤4に取り付けられる主制御基板ボックス25の主制御基板に接続されている。
[皿ユニット]
次に、図15乃至図17を参照して皿ユニット300の構成について説明する。図15は、扉枠5の前面に設けられる皿ユニット300の正面図であり、図16は、皿ユニット300の正面から見た分解斜視図であり、図17は、皿ユニット300の背面から見た分解斜視図である。
図16および図17に示すように、皿ユニット300は、大きく分けて外観を構成するユニット枠301と、該ユニット枠301の内部に取り付けられる下部スピーカユニット330と、該下部スピーカユニット330の上部に配置され且つ前記ユニット枠301の上面に臨むように設けられる皿体360と、該皿体360に設けられる第二球抜弁375の球抜き動作をするための第二球抜リンクユニット400と、ユニット枠301の後面を閉塞する皿蓋体430と、から構成されている。そこで、まずユニット枠301について説明する。
図15乃至図17に示すように、ユニット枠301は、上面が手前側に向って緩やかに傾斜する平面視半楕円形状の上面カバー部302と、該上面カバー部302の手前側から連続して前面と底面とを構成する前面カバー部303と、が合成樹脂によって一体的に成形されている。上面カバー部302の奥側には、扉枠本体100の前面側に当接する垂直カバー部302aも一体的に形成されている。この垂直カバー部302aには、その中央に貸球ボタンユニット用開口323が開設され、この貸球ボタンユニット用開口323に貸球ユニット324が裏面側から装着し得るようになっている。貸球ユニット324は、パチンコ機1に隣接して球貸し機が設けられている場合に、貸出指令を導出するスイッチや貸出残表示器等が設けられるものである。
また、上面カバー部302の垂直カバー部302aの立ち上がり部から前方に皿体上面開口部305が開設され、その前方中央に操作ボタンユニット用凹空間部306が形成され、該操作ボタンユニット用凹空間部306から左右の上面カバー部302の前端部に沿ってLED装飾空間部307が穿設され、さらに皿体上面開口部305の側方に第一球抜ボタン313を取り付けるための第一球抜ボタン用開口313aが設けられている。上記した皿体上面開口部305には、皿体360の貯留部361およびこれに連通する誘導通路部362の上面開口と同一形状に形成され、ユニット枠301に皿体360を取り付けたときに、皿体上面開口部305に皿体360の貯留部361および誘導通路部362が臨むようになっている。
上記した操作ボタンユニット用凹空間部306には、空間部形成部材310が取り付けられ、該空間部形成部材310に操作ボタンユニット326が装着されるようになっている。空間部形成部材310には、操作ボタンユニット326の係合突片(図示外)を係合するための係合穴312と、操作ボタンユニット326の固定ネジ穴(図示外)を止着するためのネジ止め部311と、さらに操作ボタンユニット326を空間部形成部材310内に差し込んだときに操作ボタンユニット326の底面に設けられるコネクタ(図示外)と接続される配線のコネクタ310aを収納する配線収納開口310bが形成されている。なお、操作ボタンユニット326は、複数(図示の場合は3個)の操作ボタン327を有して構成されているが、この複数の操作ボタン327は、遊技盤4に設けられる演出表示装置115等で行われる遊技内容に遊技者が参加する際に操作されるものである。
更に、第一球抜ボタン313は、上面カバー部302の第一球抜ボタン用開口313aに装着された摺動支持部材314を介して上面カバー部302に取り付けられるものであり、その摺動支持部材314内を上下方向に摺動するようになっている。そして、第一球抜ボタン313が遊技者によって押圧操作されると、該第一球抜ボタン313の下方に位置する回動部材366が回動軸367を中心にして時計回転方向に回動し、その回動部材366の下端に連携されるスライド弁365が移動する。スライド弁365は、常にはバネ369により付勢されて皿体360の誘導通路部362の下流端部を閉塞した位置にあるが、上記のように第1球抜ボタン313の操作により移動したときには、誘導通路部362から退避し、誘導通路部362と該誘導通路部362の下流側に連続する第一球抜通路部364とを連通させる。これにより皿体360の貯留部361および誘導通路部362に貯留されていた球を皿体360から球抜きすることができる。この構造については、皿体360の説明の際にさらに詳述する。
次に、ユニット枠301の前面カバー部303の構成について説明する。前面カバー部303は、上記したように上面カバー部302の手前側から連続して前面と底面とを構成するように構成されているため、前面カバー部303の前面部分は、中央部分が最も前方に突出し左右に離れるほど奥側に傾斜している。しかして、前面カバー部303の前面部分の中央突出部の左右には、スピーカ用開口315a,315bが開設され、そのスピーカ用開口315a,315bが網目状のスピーカカバー316a,316b(パンチングメタル)によって被覆されている。そして、スピーカカバー316a,316bの後方には、下部スピーカユニット330に収納固定される2つのスピーカ341a,341bが位置することになる。なお、スピーカ用開口315a,315bは、前面カバー部303の前面中央の突出部から奥側に向って傾斜する傾斜状面に形成されるものであるから、正面から見た場合に、パチンコ機1の中心縦ラインから外側に向って開放していることになる。そして、前面カバー部303の前面中央の突出部からスピーカ用開口315a,315bの上部および下部の開口縁までを縁取るように前面装飾板304が取り付けられている。
また、前面カバー部303の開放側端部下方にハンドルユニット318を取り付けるためのハンドル取付穴317が開設されている。ハンドルユニット318は、周知のように、打球の弾発力を調節するためのものであり、このため遊技者が操作し得る回動操作部材318aが設けられ、その回動操作部材318aを回動操作することにより、回動軸の後端に固定される係合カム319が回動する。そして、前述したように、係合カム319の回動運動をスライドユニット230のスライド係脱片231のスライド移動運動に変換することにより発射装置57の弾発力の強弱を調節することができるようになっている。
ここで、第二球抜リンクユニット400は、第二球抜ボタン401と、該第二球抜ボタン401が係止されて揺動する押圧揺動部材(図示外)と、該押圧揺動部材(図示外)の押圧動作を前記第二球抜弁375の球抜き揺動動作として伝達するためにリンク部材取付板(図示外)に取り付けられる第一リンク414および第二リンク419と、から構成されている。
そして、前面カバー部303の中央下部には、第二球抜リンクユニット400の一部を構成する第二球抜ボタン401を臨ませるための第二球抜ボタン用開口320が開設されている。また、前面カバー部303の底面中央には、前記第一球抜ボタン313および第二球抜ボタン401を操作したときに球抜きされた球を皿ユニット300の外部に排出するための球排出口322が形成され、その球排出口322の斜め前方に前記操作ボタンユニット326を取り付けるための締具挿入穴325が形成されている。なお、本実施形態において、第一球抜ボタン313と第二球抜ボタン401の2つの球抜ボタン313,401を設けたのは、第一球抜ボタン313の操作によって、皿体360の貯留部361および誘導通路部362に貯留されているすべての球を球抜きすることができるものの、その球抜動作は、誘導通路部362で一列状に整列された球を球抜するために多少時間がかかるのに対し、第二球抜ボタン401の操作によって、皿体360の貯留部361から上流側の球を径の大きな第二球抜開口388から素早く球抜することができるため、球抜時間を短くすることができる。このため、遊技者が球抜きにかける時間の長短を選択することができるものである。また、遊技中に大当たりとなった場合に皿ユニット300に大量の球が払出されることになり、これを放置して遊技を継続すると皿ユニット300の上流側に設けられる受皿満タンスイッチ730が機能して払出動作が停止されたり弾発動作が停止されて大当たり中であるにもかかわらず遊技が継続できなくなるおそれがあり、このような場合に、第二球抜ボタン401の操作を行うことにより、皿ユニット300に貯留されつつある球を球抜すると同時に発射位置への球の供給を維持して大当たり中の遊技を継続することができるようになっている。
次に、皿ユニット300のユニット枠301の裏面を閉塞する皿蓋体430の構成について説明する。皿蓋体430は、ユニット枠301の裏面のほぼ全域を閉塞するように長方形状の平板として合成樹脂によって成形され、その前面側のほぼ中央に球抜通路後樋433が一体的に突設形成されている。球抜通路後樋433には、上下に球を前方に誘導する湾曲状の上誘導樋434と下誘導樋435とが形成され、皿蓋体430をユニット枠301の裏面に取り付けた状態において、下部スピーカユニット330のスピーカボックス本体331に形成される球抜通路前樋337と対面して皿内球抜通路を構成しているものである。このとき、球抜通路前樋337に形成される誘導樋338が球抜通路後樋433の上誘導樋434と下誘導樋435との間に位置するようになっているので、皿内球抜通路は蛇行状に形成されることとなり、球抜きされた球が勢いを弱めながら球排出口322から外部に排出されるようになっている。
また、皿蓋体430には、上記した球抜通路後樋433の上部側方に開口蓋取付窓432が開設され、また、一端側(軸支側)上部裏面に四角筒状の賞球連絡樋431が突設されている。賞球連絡樋431は、皿ユニット300を扉枠本体100の表面に取り付けたときに、扉枠本体100の軸支側下部に形成された賞球通過口103を貫通して扉枠本体100の裏面側にまで貫通するものであり、本体枠3に対して扉枠5を閉じた状態で本体枠3に形成される賞球通路の末端と重合状に対面するものである。また、開口蓋取付窓432は、皿体360の第2球抜通路部(図示外)の側壁開口(図示外)を閉塞する側面開口蓋383を着脱自在に取り付けるための開口であり、扉枠本体100に形成される蓋用開口105(図11および図12参照)に対応する位置に設けられるものである。
[遊技盤の構成について]
図18〜図26に基づき説明する。図18は遊技領域を有する遊技盤と、その遊技盤に装着された複数のユニットとを組付けたパチンコ主要部の構成を示す正面図であり、図19はパチンコ主要部を左上前方から示す斜視図であり、図20はパチンコ主要部を右上前方から示す斜視図であり、図21はパチンコ主要部の平面図であり、図22はパチンコ主要部の背面図である。図23はパチンコ主要部を分解して斜め前方から示す分解斜視図であり、図24はパチンコ主要部を分解して斜め後方から示す分解斜視図である。また、図25は図18のA−A線においてパチンコ主要部の縦断面を示した断面図であり、図26は図18のB−B線においてパチンコ主要部の横断面を示した断面図である。
図18、図21、図23、および図24に示すように、遊技盤4は、略円形の開口260を有する前構成部材261と、前構成部材261の後方に装着される合板製の遊技領域板181とを具備して構成されている。遊技領域板181の表面には、開口260内に遊技球を案内する外レール472および内レール462からなる案内レール78、主入賞口ユニット264、左入賞口ユニット208および通過ゲート612等が取付けられ、遊技領域板181に形成された開口部269には中央部分に表示開口部99が設けられた額縁状のセンター役物247が取付けられている。つまり、開口260で囲まれた遊技領域板181の表面に遊技領域20が区画形成されており、この遊技領域20内には、多数の障害釘(図示しない)が所定のゲージ配列をなして設けられているほか、その途中の適宜位置に、上述のセンター役物247、風車状部材(図示しない)、通過ゲート612、主入賞口ユニット264、および左入賞口ユニット208等が配置されている。なお、前構成部材261の中央最下部には、入賞口等に入賞しなかった遊技球を遊技領域20内から排出するアウト口471が設けられている。通過ゲート612には、通過ゲート612を遊技球が通過したことを検出するゲートセンサ760(図60参照)が設けられている。遊技領域板181の後方には可動役物ユニット117が配設されている。可動役物ユニット117は、前方が開放されており中央部分に背面開口部342が設けられ、内部に役物等を収容する収容空間を有する箱状の役物収容ケース118に、左可動役物ユニット345および右可動役物ユニット346(図38参照)、右下部電飾248、ステージ391、役物発光制御基板217、および周辺制御基板810等を組み付けて構成されている。演出表示装置115は、可動役物ユニット117(役物収容ケース118)のさらに後方に配設されており、センター役物247の表示開口部99、および背面開口部342を通して遊技者側から演出表示装置115を視認可能となっている。本例の演出表示装置115は、液晶表示器(LCD)である。ここで、役物収容ケース118が、本発明の箱状部材に相当し、役物収容ケース118の内部が、本発明の収容空間に相当し、演出表示装置115が、本発明の演出表示手段に相当し、障害釘が、本発明の障害部材に相当する。
また、図22に示すように、遊技盤4の後側には、各種基板が装着される基部であり、可動役物ユニット117の後下部に取着され、アウト口471に流入した遊技球や、遊技領域20に配設された主入賞口ユニット264および左入賞口ユニット208等の各種入賞口に流入した遊技球を受ける部材でもある基板ホルダー96が組付けられている。基板ホルダー96の後方には、主制御基板710(図60参照)を収容する主制御基板ケース707が装着される。
[センター役物の構成について]
次に、センター役物247の具体的な構成について、主に図27乃至図30に基づき詳細に説明する。図27は、センター役物247を正面から示す正面図であり、図28は、センター役物247を左上前方から示す斜視図であり、図29はセンター役物247を左上後方から示す斜視図であり、図30は、センター役物247を分解して構成を右上前方から示す分解斜視図であり、図31は、センター役物247を分解して構成を左上後方から示す分解斜視図である。
図18に示すように、センター役物247は、遊技盤4のほぼ中央に配設されており、全周を遊技領域20に囲まれている。センター役物247は全体が額縁状を呈しており、中央部分にセンター開口部99が設けられている。
図18および図27に示すように、センター役物247は上部から右下部にかけて電飾類が配設された額縁状を呈し、中央のセンター開口部99を通して遊技者側から演出表示装置115が見えるようになっている役物である。図30に示すように、センター役物247は、遊技領域板181に装着されるセンター枠270と、センター枠270に対して取着される発光装飾ユニット250および右下部電飾枠272からなる。図28及び図29に示すように、センター役物247にはセンター開口部99および右下電飾枠272の2箇所の開口部が設けられている。センター開口部99の内周縁は曲線的で複雑な形状であるが、全体としては正面視において角を丸めた略長方形を呈する。図18〜図20に示すように、右下部電飾枠272の開口部256には、右下部電飾248が挿入される。ここで、センター開口部99が、本発明の表示開口部に相当する。
また、図19及び図28に示すように、センター役物247の左外側にはワープ入口234が開口しており、センター役物247の左方の遊技領域20を流下する遊技球が流入可能となっている。詳しくは後述するが、ワープ入口234から流入した遊技球は、ステージ470へと流出する。
図32〜図34に示すように、発光装飾ユニット250は、前方が開口したトレー状を呈する発光基板ケース487に上部発光基板486および側部発光基板488を収容し、さらに前方に順番に、仕切壁部材485、第二レンズ484、第一レンズ483、上部電飾枠482を並べて組み立て、全体を螺子で複数個所締結して固定して構成されている。このうち、上部電飾枠482、第一レンズ483、第二レンズ484、および発光基板ケース487は透光性を有する素材で形成されており、仕切壁部材485は金メッキ仕上げが施されている。上部発光基板486および側部発光基板488には遊技者側に向けて多数のLEDが配設されている。
上部電飾枠482は、立体的に起伏に富んだ形状を呈しており発光装飾ユニット250の外観を特徴付ける部材である。第一レンズ483は平板な形状を呈するが、全面的にすりガラス状の表面仕上げが施されており、遊技者側からは発光装飾ユニット250の内部を視認することが困難となっている。第二レンズ484は、第一レンズ483よりも薄手のフィルム状の部材であり、部分によって色の濃淡の違いがある着色が施されており、発光演出を行う際に演出に変化をもたらす。仕切壁部材485は、上部電飾枠482とともに第一レンズ483と第二レンズ484とを前後に挟んで保持する部材であり、全体に金メッキが施されている。仕切壁部材485と発光基板ケース487との間には上部発光基板486および側部発光基板488が配設されており、前述のように夫々の基板に搭載された多数のLEDによって遊技者側に対して光を投射し、第二レンズ484、第一レンズ483、上部電飾枠482の順に透過した光によって遊技者側に向けて発光演出を行うことができる。仕切壁部材485は、上部発光基板486および側部発光基板488を各部分に区画してLEDの光が混交しないようにしている。
また、図29、図31および図33に示すように、発光装飾ユニット250の背面側は、多数の開口部や小孔が形成されている。具体的には、図31に示すように、発光装飾ユニット250の最後方に位置する発光基板ケース487の背面には多数の縦長スリット状の放熱孔493が開孔されている。これにより、空気の対流で上部発光基板486および側部発光基板488(図34参照)の発する熱を発光装飾ユニット250の内部から逃がすことができる。また、発光基板ケース487の背面には、上部発光基板486および側部発光基板488に対してハーネスを接続可能とするためのハーネス孔490、ハーネス孔491およびハーネス孔492が設けられている。発光基板ケース487の背面側には、板状のガイド突起494が突設されており、左可動役物339および右可動役物340との間に適切な間隔が常に保たれて、発光装飾ユニット250の放熱孔493の通気性が損なわれないようになっている。また、発光基板ケース487の背面496は波状面となっており、内部に収容されている上部発光基板486および側部発光基板488との間隔に変化をつけている。また、発光基板ケース487の背面496に凹凸を設けることにより、背面側に配設される各種の部材やハーネスと当接した際にも放熱孔493が閉塞しにくくなっており、空気の対流を確保して内部の温度が上昇する虞を抑制している。
図28に示すように、センター役物247の右下部には、右下発光装置配設部256が開口されている。可動役物ユニット117に配設された右下部電飾248が右下発光装置配設部256に挿入され遊技者側に突出し、遊技者側に向けて発光演出を行うことが可能となっている(右下部電飾248については後述する)。これにより、右下部電飾248の演出態様と発光装飾ユニット250の演出態様とが組み合わせられた発光演出が行われる。また、センター役物247の左側には、遊技領域20に面した開口部であるワープ入口234が開口されており、遊技領域20を転動する遊技球が流入可能となっている。なお、ワープ入口234に流入した遊技球は、内部が遊技球の通路として形成されたワープ導入部236の中を通り、ワープ連結部238(図29参照)を通過してさらにワープ通路部425(図20参照)を経由してステージ470へと流出する。
図29および図30に示すように、右下発光装置配設部256は、センター枠270の右下部に形成された右下電飾取着基部275に右下電飾枠272、装飾部材273および球飛出し防止部材274が組みつけられて右下部電飾248が丁度納まる形状に開口した枠状に構成されている。球飛出し防止部材274は、遊技領域20や、後述するステージ前部398およびステージ後部391から右下発光装置配設部256に遊技球が飛び込まないように右下発光装置配設部256の左上方に仕切りを設ける波板状の部材である。
図30および図31に示すように、センター役物247の中央下部にはステージ前部398が設けられている。ステージ前部398は、上を遊技球が左右方向に転動可能な通路状に形成されており、後述するステージ後部391と組み合わせられて、ワープ入口234(図28参照)からセンター役物247の中に入った遊技球が転動するステージ470(図18〜図20参照)を構成する。
ステージ前部398は、ステージ後部391(図25参照)の前方に位置しており、遊技領域20(図20参照)から弾発して進入した遊技球や、ステージ後部391から流下してきた遊技球をステージ前部上面289上にて転動させた後に、中央に形成されたセンター出口283の近辺から再び遊技領域20へと流出させる。ステージ前部上面289はセンター出口283が最も低くなる下向きに凸の略弧状に形成されており、左側の傾斜面には堰部373が2箇所形成されている。遊技球が堰部373を超えて中央寄りに流下した後は堰部373を乗り越えて逆流することがないように、堰部373には段差が設けられている。また、ステージ前部398の前縁に設けられたセンター出口283の近傍は、若干勾配が急になって左右から略中央へと下っている流出部371が形成されている。流出部371の周辺以外は、ステージ前部398の前側にはステージ前壁372が設けられており、遊技球は流出部371の周辺以外からは遊技領域20に流出しない。流出部371には奥から手前に向かって低くなる勾配も設けられており、流出部371で左右方向への転動の勢いを弱めた遊技球は、勾配に従って前方に転動してセンター出口283から遊技領域20へと流出する。
[主入賞口ユニットの構成について]
次に、主入賞口ユニットの構成について、図35および図36に基づいて詳細に説明する。図35は、主入賞口ユニットを右上前方から示す斜視図であり、図36は、主入賞口ユニットを右上後方から示す斜視図である。
図35および図36に示すように、主入賞口ユニット264は、センター役物247の下方における遊技領域20の左右方向略中央部分に配置され、上方に開口するポケット形の第一始動口600と、第一始動口600の下方に配置され一対の可動片606で閉鎖又は開放可能な第二始動口604と、第二始動口604の下方に配置され左右方向に延びる矩形状の大入賞口(図示しない)および大入賞口を閉鎖可能とし上辺が前方に回動する開閉扉334を有した大当たり遊技用開閉装置500とを具備している。主入賞口ユニット264は、大当たり遊技用開閉装置500の左側方に1個の一般入賞口614を具備している。第一始動口600および第二始動口604は、いずれも、遊技球を受け入れるための受入部と、受け入れた遊技球を案内する球通路とから構成されている。一般入賞口614は、遊技者側に突出する部分の先端面が閉鎖されるとともに遊技球を受入可能に上側が流入口594として開放されており、流入口594に入った遊技球を流出させる球誘導部622が遊技領域板181に穿設された中央下部孔268(図23参照)の中に延出している。
大当たり遊技用開閉装置500は、大入賞口に入賞した遊技球を検出する開閉装置カウントセンサ776(図60参照)と、大入賞口を閉鎖可能な左右方向に延びる矩形状とされ下辺側が軸支されると共に上辺側が直立状態から前方に回動可能とされた開閉扉334と、前後方向に進退可能なプランジャを有した大当たり遊技用開閉装置開閉ソレノイド778(図60参照)と、大当たり遊技用開閉装置開閉ソレノイド778におけるプランジャの前後方向の進退に伴って水平方向且つ左右方向(遊技盤面に沿った方向)に延びる軸周りに回動して開閉扉334を回動させる伝達部材(図示しない)と、開閉装置カウントセンサ776、開閉扉334、および、大当たり遊技用開閉装置開閉ソレノイド778等を支持すると共に大入賞口に入賞した遊技球を大入賞口センサ370で検出されるように誘導する誘導路を有したアタッカー駆動部ケース583とを備えている。
主入賞口ユニット264は、第二始動口604を開閉する一対の可動片606を開閉駆動させる始動口開閉駆動ユニット(図示しない)をアタッカー駆動部ケース583の中に備えている。この始動口開閉駆動ユニットは、前後方向に進退可能なプランジャを有した始動口ソレノイドと、始動口ソレノイドにおけるプランジャの前後方向の進退に伴って水平方向且つ左右方向(遊技盤面に沿った方向)に延びる軸周りに回動し、一対の可動片606から後側に延在された突出ピンを上下方向に移動可能な伝達部材とを備えている。
また、図60に示すように、主入賞口ユニット264には第一始動口センサ780が備えられており、第一始動口600に入賞した遊技球が、第一始動口センサ780の貫通孔を通過することで第一始動口センサ780に検出されると共に、主入賞口ユニット264の下側に形成された排出口から排出されるようになっている。同様に第二始動口604に入賞した遊技球は、主入賞口ユニット264に備えられた第二始動口センサ782に検出され、排出口から排出される。ここで、第一始動口600が、本発明の入賞口に相当し、第一始動口センサ780が、本発明の入賞検出手段に相当する。
一般入賞口614に入賞した遊技球は、可動役物ユニット117の役物収容ケース118に配設された球誘導部材437の右通路440に配設された一般入賞口センサ762(図60参照)に検出され、排出口から排出される。
なお、大当たり遊技用開閉装置500は、大入賞口の左右方向の幅が、一対の可動片606が開状態となり第二始動口装置604が開放状態となった時の幅よりも、更に広い幅とされており、遊技球がより入賞し易いようになっている。また、大入賞口から進入し開閉装置カウントセンサ776で検出された遊技球は、そのまま主入賞口ユニット264の下方へ排出されるようになっている。
また、主入賞口ユニット264は、その第一始動口600が、センター役物247のステージ391のセンター出口283(図30参照)の直下に位置するように遊技領域板181に取付固定されており、センター出口283から流出した遊技球が、主入賞口ユニット264の第一始動口600に入賞する可能性が高くなるように配置されている。
[左入賞口ユニットについて]
図37に基き左入賞口ユニットについて説明する。図37は左入賞口ユニットを右前上方から示した斜視図である。
図37に示すように、左入賞口ユニット208は、透光性を有する素材で形成された板状を呈するサイドランプパネル560、サイドランプパネル560の左下側に装着される金メッキが施されたサイドランプ枠部材561、透光性を有する素材で形成され、サイドランプパネル560の後側に装着され遊技領域板181の左サイド孔209(図23参照)に嵌挿される嵌挿部562、一般入賞口611を備えサイドランプパネル560の前面側中央部に装着される第一入賞口部材566、および一般入賞口613,615を備えサイドランプパネル560の前面側下部に装着される第二入賞口部材568によって構成される。第一入賞口部材566の装着される箇所の上部には、サイドランプ枠部材561の一部の上面が勾配のついた平坦な面に形成された左球案内斜面564が設けられており、上方から流下してきた球を勾配によって右方向へと案内する。
サイドランプパネル560および嵌挿部562は透光性を有する素材で形成されており、左入賞口ユニット208の後方に配設された左上発光基板825および左下発光基板826(図38参照)から照射された光を遊技者側に放射し、発光演出を行うことができる。なお、左誘導樋438および中誘導樋437(図38参照)もまた透光性を有する素材で形成されているので、左下発光基板826の光は左誘導樋438および中誘導樋437を透過する。
一般入賞口611,613,615は、遊技領域20に向けて開口しており(図20参照)、遊技領域20を流下する遊技球が入賞可能になっている。一般入賞口611,613,615に入った遊技球は、夫々、球誘導部624、球誘導部626、および球誘導部628を通過して球通路442,439を通り、各一般入賞口に対応して配設された一般入賞口センサ762(図60参照)によって入賞を検出された後に排出口から排出される。
[可動役物ユニットについて]
以下、可動役物ユニットの全体的な構成について、図38〜図43に基き詳細に説明する。図38は、可動役物ユニットの正面図であり、図39は、可動役物ユニットを右上前方から示した斜視図であり、図40は、可動役物ユニットを右上後方から示した斜視図であり、図41は、可動役物ユニットを分解して構成を右上前方から示す分解斜視図であり、図42は、可動役物ユニットの主要部が収容される役物収容ケースの正面図であり、図43は、可動役物を降下させた状態を示す可動役物ユニットの正面図である。
図38〜図42に示すように、可動役物ユニット117は、前方が開放された箱状の役物収容ケース118の中に各種の役物類を配設して構成されている。すなわち、役物収容ケース118の中には、左可動役物339、左役物駆動部353、左役物支持部材355(図51参照)、および左アームカバー357からなる左可動役物ユニット345が左側に配設され、右可動役物340、右役物駆動部354、右役物支持部材356、右アームカバー358からなる右可動役物ユニット346が右側に配設され、右下部電飾248および右発光制御基板518が右下部に配設され、中央下部にはステージ後部391が配設されている。また、役物収容ケース118の背面側には、額縁状を呈する後方装飾枠部材378が配設されている。ここで、左可動役物339が、本発明の可動役物に相当し、左役物駆動部353が、本発明の駆動部に相当し、役物収容ケース118が、本発明の箱状部材に相当する。また、左可動役物ユニット345が、本発明の可動役物装置に相当する。
また、役物収容ケース118の内側には、左上発光基板825および左下発光基板826が配設されており、さらに背面側にも役物発光制御基板217、中継端子基板824、周辺制御基板810等の基板類が所定の位置に配設されている。役物収容ケース118の内側下部には、左誘導樋438、中誘導樋437、右誘導樋441等の遊技球を排出するための流路を構成する部材類も配設されている。
図39〜図43に示すように、役物収容ケース118は、正面視において遊技領域板181に対応した略同形であって前方が開放された箱状を呈し、図22に示すように遊技領域板181を後方から略全体的に覆っている。役物収容ケース118の背面の略中央部には広く開口された背面開口部342が設けられている。背面開口部342は、略長方形を呈しており、背面開口部342を通して遊技者側から演出表示装置115が視認可能となっている。遊技領域板181と同様に、役物収容ケース118の右上部および左上部は、スピーカ144a,144bと干渉しないように角が切欠されて中央部より1段低く形成されている。つまり、中央天板部277よりも左天板部278および右天板部279の方が低くなっており、中央天板部277と左天板部278との間には中央から左端に向けて斜めに下がるケース左肩部285が設けられ、中央天板部277と右天板部278との間には中央から右端に向けて斜めに下がるケース右肩部286が設けられている。役物収容ケース118の右端上部には、役物収容ケース118を遊技領域板181に固定するための接合具を螺着する箇所として、前後方向に延びる山形の突条を呈して役物収容ケース118の内側に向かって凸になった突出部281が設けられている。また、役物収容ケース118の左端中央付近には、左上発光基板825を取着するための凹部である左基板取着部276が設けられている。また、役物収容ケース118の内部には多数のネジ受部284が形成されており、役物収容ケース118の内部に配設される様々な部材類をネジ止めして固定することが可能である。また、役物収容ケース118は、全体が透明なプラスチック製であり、全体が一体的に成形されており、前方から後方へと徐々に全体が小さくなるような抜き勾配が設けられており、台状を呈している。ここで、ケース左肩部285が、本発明の凹部に相当する。
[左右の可動役物について]
図50は、左可動役物ユニットを左上前方から示した斜視図であり、図51は、左可動役物ユニットを分解して左上前方から示した分解斜視図であり、図52は、右可動役物ユニットを右上前方から示した斜視図であり、図53は、右可動役物ユニットを分解して右上前方から示した分解斜視図である。図54は、左役物駆動部を分解して左上後方から示した分解斜視図であり、図55は、左可動役物を分解して右上前方から示した分解斜視図であり、図56は右可動役物を分解して右上前方から示した分解斜視図である。また、図57は、左右の可動役物を降下させた状態を示す遊技盤の正面図である。
図38に示すように、役物収容ケース118の内側上部には、左側に左可動役物ユニット345が配設され、右側に右可動役物ユニット346が配設されている。左可動役物ユニット345の前方には左側方カバー427、右可動役物ユニット346の前方には右側方カバー428が夫々配設されており、左役物駆動部353および右役物駆動部354を覆って各駆動部が遊技者側から視認されにくくなっている。
左側方カバー427の裏側には左側方発光基板829が配設されており、左側方カバー427に対して裏側から光を投射し、左側方カバー427が発光しているように見せることができる。同様に、右側方カバー428の裏側には右側方発光基板830が配設されており、右側方カバー428が発光しているように見せることができる。
役物収容ケース118の背面上部には役物発光制御基板217が装着されている。役物発光制御基板217と、左役物発光基板585、右役物発光基板451および上部発光基板486との間はハーネス478,538(図44参照)で接続されている。また、役物発光制御基板217と周辺制御基板810との間もハーネス(図示しない)で接続されている。周辺制御基板810から各基板への間の配線は役物収容ケース118に設けられたフック(図示しない)によって役物収容ケース118に沿って延びるようにまとめられている。なお、役物発光制御基板217と、左役物発光基板585および右役物発光基板451との間は、露出配線で結ばれている。すなわち、左可動役物339および右可動役物340からは夫々上後方へとハーネス478,538が露出して延びており、役物発光制御基板217に接続している。
左可動役物339および右可動役物340は、昇降可能に支持されており、下降した時には、図57に示すように、演出表示装置115の画面の前方において、画面の略上半分を覆う下降位置に変位し、遊技者側から役物の略全体が視認可能となる。左可動役物339および右可動役物340が上昇したときは、図18に示すように、左発光帯部349および右発光帯部350がわずかに視認可能となっており、残る部分はセンター役物247および遊技領域板181の後方に隠れる。詳細は後述するが、左発光帯部349および右発光帯部350は、センター役物247の発光装飾ユニット250の意匠的に特徴のある波線状の稜線や谷線を多用した形状と類似した曲線的な形状を呈し、センター役物247との関連を遊技者に印象づける。ここで、左可動役物339の下降位置が、本発明の第二位置に相当する。
図25に示すように、左可動役物339は発光装飾ユニット250と演出表示装置115の画面の間となる前後位置に配設されている。左可動役物339が可動範囲の最も上にあたる収容位置にあるときに、左可動役物339の下端に設けられた左発光帯部349は、発光装飾ユニット250の下端より若干下にあり遊技者側から視認可能である。ただし、演出表示装置115の画面の視認性を妨げるほどには下方に突出していない。また、左可動役物339を支持する左役物支持部材355(図51参照)を昇降可能とする縦長の溝状に開口されたアーム溝539の周囲を遮蔽するように左側方カバー427が配設され、演出表示装置115の左前方にあたる背面開口部342(図23および図44参照)の内周部は曲線で構成された装飾的な外観を呈する。ここで、左可動役物339の収容位置が、本発明の第一位置に相当する。
図26に示すように、右可動役物340もまた左可動役物と同様の位置関係で発光装飾ユニット250と演出表示装置115との間となる前後位置に配設されている。発光装飾ユニット250の背面側には板状のガイド突起494が設けられており、輸送中に左可動役物339および右可動役物340が発光装飾ユニット250に当接しないため、梱包する際に梱包資材の装着を容易とし可動役物の破損を防いでいる。また、図29に示すように、右可動役物340との干渉を防ぐために、右可動役物340の近くに設けられたハーネス孔490は保護部495によって背面側を覆われている。
左可動役物339および右可動役物340は、役物収容ケース118の内側に設けられた収容部のほぼ最上部まで変位可能となっており、図18に示したように左可動役物339および右可動役物340が収容状態となるのは、各可動役物を可動範囲の最上部である収容位置に保持したときであり、図38および図39は、そのときの可動役物ユニット117の様子を示した図である。各可動役物の動作に関しては後述する。
図50および図51に示すように、左可動役物339は、左可動役物339の背面側頂部に設けられた嵌合突起部593の3個の突起と、左役物支持部材355の先端に設けられた役物装着部570の3個の凹部とが嵌合させられネジ止めされて、左役物支持部材355に対して固定されている。左可動役物339は、正面視において「熱」という文字を表す形状を呈しており、さらに下端部には曲線的な帯状の左発光帯部349が設けられている。左可動役物339を支持する腕状の左役物支持アーム405は、左可動役物339から左側に延びゆるやかに下方に屈曲して左役物駆動部353に接合される腕状を呈しており、リブ状の造形がなされていて強度の高い左役物支持部材355と、左役物支持部材355の遊技者側に装着されて左役物支持部材355の前面を覆う左アームカバー357とによって構成されている。左役物支持アーム405はセンター開口部99の左上側の内周縁の形状と対応して屈曲しているので、図57に示すように、左可動役物339が下降位置に変位し遊技者側から略全体が視認可能となっているときには、左役物支持アーム405はセンター開口部99の左上の内周縁の近傍にあり目立ちにくくなっている。左役物支持アーム405が片持ち式で左可動役物339を支持しているので、左可動役物339の周囲がすっきりしており、演出表示装置115の表示態様の視認性の低下が抑制されている。ここで、左役物支持アーム405が、本発明の腕状部材に相当する。
また、図38に示すように、役物収容ケース118の左上部にはケース左肩部285が設けられていて中央上部よりも低くなっているが、左役物支持アーム405がケース左肩部285に対応する形状で屈曲しているので、左可動役物339が収容位置にあるときにも左役物支持アーム405と役物収容ケース118との干渉が抑制されている。
また、左アームカバー357の背面上部には、小型の永久磁石である磁石473を後方から挿入可能な窪み状を呈する磁石収容部474が設けられている。磁石収容部474に磁石が配設され、磁石473の背面側は収容部後壁475にと磁石収容部474とによって囲われることにより、磁石473は磁石収容部474内に保持される。図44に示すように、役物収容ケース118に装着された後方装飾枠部材378(図44参照)には下向きに開口した小窓状の被吸着部材収容部477が設けられており、略T字状を呈する磁性体である被吸着部材476の下部が被吸着部材収容部477に上から挿入されて配設されている。
磁石473は、被吸着部材476と互いに吸着し、左役物支持アーム405の位置決めを行い、左可動役物339を収容位置にて保持する。左役物支持アーム405が役物収容ケース118の形状に対応して屈曲しているため、左役物支持アーム405および左可動役物339は収容空間の上部内側の隅の近傍まで寄せられる。磁石473と被吸着部材476との吸着作用を用いた位置決め機構は、永久磁石の磁力を利用しているので、左役物駆動部353の駆動力が働かない状態でも左役物支持アーム405を保持し続けることが可能である。また、左役物駆動部353が左可動役物339を下降させるときには、磁石473と被吸着部材476とを容易に分離可能であり、左可動役物ユニット345を精確に動作させることが可能である。
図59に示すように、被吸着部材476は、上方から挿入されているだけで、接着や接合によって固定されておらず、上下に摺動可能に保持されている。被吸着部材476が上下に摺動すると、被吸着部材収容部477から下方に突出した先端部の下端位置が変位する。下から力が加えられた場合には被吸着部材476は摺動可能な範囲で上方に摺動することができる。被吸着部材476に重力以外の力が加わっていなければ、被吸着部材476は重力により下降し、被吸着部材収容部477の上面に当接し、被吸着部材収容部477の小窓から被吸着部材476の下端部が突出した状態に戻る。
図55に示すように、左可動役物339は、透光性を有する素材で形成され前方が開放された箱状を呈する左役物ケーシング584の中に左役物発光基板585、左役物レンズ586、左役物文字プレート587、透光性を有する素材で形成された左発光帯部349が順に装着され、最後に金メッキが施された左役物前枠588が装着されて構成されている。
左役物発光基板585は、LEDを多数搭載しており、前方に向けて光を照射し、左役物レンズ586、左役物文字プレート587および左発光帯部349を順に透過して遊技者側に光を放射し、左可動役物339による発光演出を行う。左役物レンズ586は、光を屈折させるレンズ加工が施されており、LEDの光の進行方向を様々に変化させることで左可動役物339が面的に光っているように見せるとともに、遊技者側から左可動役物339の内部が視認困難とする。左役物文字プレート587は、透光性を有する素材で形成され、「熱」という漢字の形を呈している。左発光帯部349もまた、透光性を有する素材で形成されており、左発光帯部349の後方に配設されたLEDからの光を受け、遊技者側に向けて光を放射する。左役物前枠588は金メッキが施されており、左可動役物339の外形を視認容易とし装飾性を高める。また、左役物文字プレート587と左発光帯部349との境界を視覚的に明確にしている。さらに、左役物前枠588は、左発光帯部349の取付部582を遮蔽し、左可動役物339の外観に取付部582が露呈しないようになっている。左役物ケーシング584は、左役物前枠588の内側に嵌挿されるため、正面視において、左ケーシング側壁591の厚みの分だけ左役物前枠588の内面592と左役物発光基板585との間に後方が透過してみえる部分ができる。また、左役物ケーシング584の背面にはハーネス孔589が開口されており、左役物発光基板585に接続するハーネス478(図44参照)を左可動役物339の後方から通すことができる。先述のように、左役物ケーシング584の背面側頂部には嵌合突起部593が形成されており、左可動役物339の最上部において左役物支持アーム405の先端部に設けられた役物装着部570に取着し、左可動役物を支持することができる。ここで、役物装着部570が、本発明の先端部に相当する。
図51および図54に示すように、左役物支持アーム405の役物装着部570と反対側の端部には、2個の孔が穿設された駆動手段装着部558が設けられており、昇降スライド563を構成する第一昇降プレート544および第二昇降プレート547によって挟まれ、アーム挟持部559にて挟持されている。さらに、昇降スライド563は、第一昇降プレート544および第二昇降プレート547が合着されて構成されており、第一昇降プレート544および第二昇降プレート547によって挟持されて回転自在に軸支された4個のローラ状部材、すなわち第一上部ローラ557a、第二上部ローラ557b、第一下部ローラ557c、第二下部ローラ557dを備えており、後述する昇降ガイド軸棒552を、第一上部ローラ557aおよび第二上部ローラ557bの対、および第一下部ローラ557cおよび第二下部ローラ557dの対によって上下2箇所で挟んで第一昇降プレート544および第二昇降プレート547を上下に往復移動可能に支持する。昇降スライド563の上部は左役物支持アーム405が取着され、片持ち方式で略水平方向へと延出しているため、昇降スライド563は不安定となり左役物支持アーム405が延びている側が下がる向きに傾斜しがちであるが、昇降ガイド軸棒552を上下2箇所で夫々一対のローラで挟んでいるので傾斜が抑制されている。また、昇降スライド563の傾斜によって昇降ガイド軸棒552と昇降スライド563との間で部分的に摩擦が大きくなって昇降の滑らかさが損なわれる虞が、ローラによって滑らかに滑ることで抑制されている。左可動役物339の重量のために左可動役物339側が低くなる向きに傾斜すると、第一上部ローラ557aが左可動役物339側で昇降ガイド軸棒552に押圧され、第二下部ローラ557dが、第一上部ローラ557aよりも下方で第一上部ローラ557aとは昇降ガイド軸棒552を挟んで対向する向きで昇降ガイド軸棒552に押圧されるため、第一上部ローラ557aおよび第二下部ローラ557dとによって昇降ガイド軸棒552を挟むようにして昇降スライド563の傾倒を防ぐ。このときにも上記のようにローラで支えているので昇降スライドの動きは滑らかさを保つことができる。
第一昇降プレート544にはラックギア546が一体的に形成されており、ラックギア546に噛合するピニオンギア545の回転に応じて昇降スライド563は昇降する。ピニオンギア545は、ステッピングモータである左駆動モータ542の回転軸に装着されており、左駆動モータ542によって駆動される。左駆動モータ542は、モータブラケット543を介して第一駆動手段カバー540の外側に設けられたモータ取付ベース573に装着され、回転軸はモータブラケット543と第一駆動手段カバー540の各部材に穿設された孔を貫通して第一駆動手段カバー540の内側に延びる。ここで、駆動手段装着部558が、本発明の根元部に相当し、昇降スライド563が、本発明の昇降スライド部材に相当し、昇降ガイド軸棒552が、本発明のガイド部材に相当し、第一上部ローラ557aが、本発明の第一ローラに相当し、第二下部ローラ557dが、本発明の第二ローラに相当し、左駆動モータ542が、本発明の動力源に相当する。
第一駆動手段カバー540と第二駆動手段カバー541とは相互に係合しネジ止めされて固定され、左役物駆動手段353の内部の各部材を所定の位置に納めて保持する。第二駆動手段カバー541の上面には挿通孔554,555が穿設され、底面には挿通孔571,572が穿設されており、昇降ガイド軸棒552,553が挿通される。昇降ガイド軸棒552,553の長さ寸法は第一駆動手段カバー540の長尺側の寸法と略同一であり、昇降ガイド軸棒552,553は、挿通された状態で各軸棒端部552a,553aが第二駆動手段カバー541の上面および底面から若干突出する。各軸棒端部552a,553aには細溝が刻まれており、Cリング(図示しない)が装着され、抜け落ちが防止されて配設される。Cリングの装着された部分は、第一駆動手段カバー540の挿通ガイド550,551によって周囲を囲われ、Cリングの抜け落ちが防止される。第二駆動手段カバー541の内側上部には昇降ガイド軸棒552,553を支持するためにL字形の補強金具549が装着される。ここで、第一駆動手段カバー540と第二駆動手段カバー541とを組み合わせたものが、本発明の駆動部ケースに相当する。
また、第二駆動手段カバー541の上部にはセンサ装着窓574が設けられており、内側に役物位置検出センサ556が配設されている。第二昇降プレート547には位置検出片548が突設されており、左可動役物339が収容位置に上昇すると、第二昇降プレート547に設けられた位置検出片548が役物位置検出センサ556によって検出される。この検出結果に基き、周辺制御基板810によって左可動役物339が可動範囲の上限である収容位置に到達したとして左駆動モータ542の駆動が停止される。
ここで、左可動役物339、左役物支持部材355、左アームカバー357、第一昇降プレート544、第二昇降プレート547等の一体的に昇降する部材を組み合わせたものが、左役物アームユニット421である(図58参照)。
以下、右可動役物ユニット346について、図52、図53、および図56に基いて説明する。右可動役物ユニット346は、基本的に左可動役物ユニット347と同等の構成を備え、同様に作用するものである。
図52および図53に示すように、右可動役物340は、右可動役物340の背面側頂部で右役物支持部材356に対して着設されている。右可動役物340は、正面視において「唱」という文字を表す形状を呈しており、下端部には曲線的な帯状の右発光帯部350が設けられている。右可動役物340を支持する腕状の右役物支持アーム406は、右可動役物340から右側に延びゆるやかに下方に屈曲して駆動手段装着部(図示しない。対称形を呈する駆動手段装着部558を参照)において右役物駆動部354に接合されており、リブ状の造形がなされていて強度の高い右役物支持部材356と、右役物支持部材356の遊技者側に装着されて右役物支持部材356の前面を覆う右アームカバー358とによって構成されている。右役物支持アーム406はセンター開口部99の右上側の内周縁の形状と対応して屈曲しているので、図57に示すように、右可動役物340が下降位置に変位し遊技者側から略全体が視認可能となっているときには、右役物支持アーム406はセンター開口部99の左上の内周縁の近傍にあり目立ちにくくなっている。右役物支持アーム406が片持ち式で右可動役物340を支持しているので、左可動役物339と同様に右可動役物340の周囲もすっきりしており、演出表示装置115の表示態様の視認性の低下が抑制されている。
また、図38に示すように、左役物支持アーム405と同様に、右役物支持アーム406も、ケース右肩部286に対応する形状で屈曲しているので、右可動役物340が収容位置にあるときにも右役物支持アーム406と役物収容ケース118との干渉が抑制されている。
また、右アームカバー358の背面上部には、小型の永久磁石である磁石533を後方から挿入可能な窪み状を呈する磁石収容部534が設けられている。右アームカバー358が右役物支持部材356に装着され、磁石533の背面側は収容部後壁535にと磁石収容部534とによって囲われることにより、磁石533は磁石収容部534内に保持される。図44に示すように、役物収容ケース118に装着された後方装飾枠部材378には下向きに開口した小窓状の被吸着部材収容部537が設けられており、略T字状を呈する磁性体である被吸着部材536の下部が被吸着部材収容部537に上から挿入されて配設されている。磁石533は、被吸着部材536と互いに吸着し、右役物支持アーム406および右可動役物340の位置決めを行い、右可動役物340を収容位置にて保持する。
図56に示すように、右可動役物340は、透光性を有する素材で形成され前方が開放された箱状を呈する右役物ケーシング450の中に右役物発光基板451、右役物レンズ452、右役物文字プレート453、透光性を有する素材で形成された右発光帯部350が順に装着され、最後に金メッキが施された右役物前枠454が装着されて構成されている。
右役物発光基板451は、LEDを多数搭載しており、前方に向けて光を照射し、右役物レンズ452、右役物文字プレート453および右発光帯部350を順に透過して遊技者側に光を放射し、左可動役物340による発光演出を行う。右役物レンズ452は、光を屈折させるレンズ加工が施されており、LEDの光の進行方向を様々に変化させることで右可動役物340が面的に光っているように見せるとともに、遊技者側から右可動役物340の内部が視認困難とする。右役物文字プレート451は、透光性を有する素材で形成され、「唱」という漢字の形を呈している。右発光帯部350も、透光性を有する素材で形成されており、右発光帯部350の後方に配設されたLEDからの光を受け、遊技者側に向けて光を放射する。右役物前枠454は金メッキが施されており、右可動役物340の外形を視認容易とし装飾性を高める。また、右役物文字プレート451と右発光帯部350との境界を視覚的に明確にしている。さらに、右役物前枠454は、右発光帯部350の取付部460を遮蔽し、右可動役物340の外観に取付部460が露呈しないようになっている。右役物ケーシング450は、右役物前枠454の内側に嵌挿されるため、正面視において、右ケーシング側壁457の厚みの分だけ右役物前枠454の内面458と右役物発光基板451との間に後方が透過してみえる部分ができる。また、右役物ケーシング450の背面にはハーネス孔455が開口されており、右役物発光基板451に接続するハーネス538(図44参照)を右可動役物340の後方から通すことができる。右役物ケーシング450の背面最上部には嵌合突起部461が形成されており、右可動役物340の最上部において右役物支持部材356の役物装着部449に取着して右可動役物340を支持することができる。ここで、右可動役物340と一体的に昇降する部材を組み合わせたものが、右役物アームユニット422である。
なお、右役物駆動部354の内部構成は、左役物駆動部353の内部構成と左右対称になっており、構成および作用は同等であるので詳細説明を省略する。
ところで、位置検出片548は縦長の板状を呈しており、役物位置検出センサ556によって検出されたときには、左可動役物339または右可動役物340はまだ収容位置に精確に位置決めされていない。また、左駆動モータ542および右駆動モータ576はステッピングモータであり、基準回転角度より小さな角度での制御を要する精確な位置決めはできない。そこで、役物位置検出センサ556によって位置検出片548が検出されるくらいに収容位置近傍に左可動役物339または右可動役物340が接近すると、磁石473,533と被吸着部材476,536とが互いに吸着する作用により左可動役物339および右可動役物340の位置決めを行う。ここで、磁石473が、本発明の吸着部に相当し、被吸着部材476が、本発明の被吸着部に相当する。
図58および図59に基き説明する。左可動役物ユニット345を例にとると、可動役物339が図58(b)に示す下方の位置から、図58(a)に示す収容位置へと向かって上昇するときに、収容位置近傍に接近すると、左役物アームユニット421の磁石収容部474に配設された磁石473と、後方装飾枠部材378の被吸着部材収容部477に配設された被吸着部材476とが互いに吸引しあう範囲内に接近する(図59(a))。被吸着部材476は下方に移動できないので、磁石473が装着された左役物アームユニット421が上方に移動して磁石473と被吸着部材476とが互いに吸着する。このとき、左役物駆動部353は、役物位置検出センサ556が位置検出片548を検出したことに基き動力を停止させる。磁石473と被吸着部材476とが当接するとき、被吸着部材476は静止しているが、磁石473は左役物アームユニット421とともに上昇しており、被吸着部材476は磁石473と吸着した後に上方へと押し上げられる(図59(b))。磁石473と被吸着部材476が吸着すると、左役物アームユニット421に加わる力は重力のみとなるので、上方への運動エネルギーが重力によって相殺されるまで上方へと動いた後に落下し、被吸着部材476が可動範囲の下限で被吸着部材収容部477の内面に当接し、当初の位置、すなわち最も下降して下端部が被吸着部材477の小窓から突出した位置で停止する。磁石473と被吸着部材476とは吸着した状態を保ち、左役物アームユニット421は停止した位置で保持される。このとき、左可動役物339は収容位置に位置決めされる。
なお、被吸着部材476は、磁石473と吸着した後に上昇したとき、図59(b)に示すように、他の部材に当接して上昇を妨げられるようになっていることが望ましい。上昇中に重力によって運動エネルギーが減じられるものの、上昇によって位置エネルギーを得るため、落下して停止したときに磁石473および被吸着部材476に対して衝撃を与える虞があるので、磁石473の磁力が弱ったり被吸着部材476の形状を変形させる原因となる虞がある。これに対し、上昇中に他の部材に当接する場合には、左役物アームユニット421の上昇を抑制し、磁石473および被吸着部材476に加わる衝撃を分散させ、下降時の衝撃を弱めることができる。
[ステージ後部について]
以下、図45に基き、ステージ後部391について説明する。ステージ後部391は、全体的に透光性を有する素材で形成されており、中央部が両端部よりも低くなった下向きに凸の略円弧状を呈しており、上面には、左右方向に延びる平行する2本の溝状の第一棚部287および第二棚部288が設けられている。また、第一棚部287の左側には、ワープ通路部425が取着されている。ワープ通路部425は屈曲した中空の筒状を呈しており、第一棚部287に面した端部にはワープ出口235が開口されており、他方の端部は遊技者側を向いて開口した通路流入部426が設けられている。通路流入部426はワープ出口235よりも高所に位置し、通路流入部426に遊技球が流入するとワープ出口235から流出する。
第一棚部287と第二棚部288の境界には第一棚部境界壁392が立設されており、第一棚部287から第二棚部288への遊技球の逸脱を防止している。第一棚部287の後方には後側壁が立設されており、遊技球のステージ470の後方への流出も防がれている。
第一棚部287は、第二棚部288よりも少し高い位置にあり、中央部が両端部よりも低くなった下向きに凸の略円弧状を呈している。第一棚部287の中央部よりやや右よりの箇所は、ゆるやかに隆起した形状を呈しており、奥側から遊技者側に向けて低くなる勾配を有する溝状の第一誘導溝389が凹設されている。遊技球が第一誘導溝389上にて左右方向への転動を止めた場合には遊技者側に転動して第二棚部288に入る。第一誘導溝389の両脇にはなだらかに遊技者側に下る勾配のつけられた第一流下部393が一箇所ずつ形成されている。なお、第一棚部境界壁392は、第一誘導溝389および第一流下部393の所で切欠されており、遊技球が第二棚部288へと流出可能となっている。
第二棚部288は、第一棚部287と同様に、中央部が両端部よりも低くなった下向きに凸の略円弧状を呈する。第二棚部288の前面側は第二棚部境界壁384が立設されており、第二棚部288を転動する遊技球が第二棚部288の前方へと逸脱することを抑制する。前記第一誘導溝389の前方には、第二誘導溝385が凹設されており、第一誘導溝389を遊技者側へと転動して第二誘導溝385に流入した遊技球を溝の形状に沿ってさらに遊技者側へと転動させ、球誘導孔382を通過させてステージ前部398へと流入させる。また、第二棚部288を転動する遊技球が第二誘導溝385上にて左右方向への転動を止めた場合には、同様に遊技球を遊技者側に転動させて球誘導孔382を通過させてステージ前部398へと流入させる。球誘導孔382の上には庇板383が装着されており、弾発した遊技球が遊技領域20から球誘導孔382に飛び込んで第一始動口600に入賞しやすくなる可能性を減少させる。球誘導孔382および庇板383は、装飾のための浮彫模様417が設けられ金メッキを施された装飾板379に一体的に形成されている。浮彫模様417は、球誘導孔382を挟んだ左右両側に設けられており、装飾板379は、後方の左台状部377および右台状部386よりも上端が高く、左台状部377および右台状部386から遊技者側に遊技球が流出することを防いでいる。また、左台状部377の左方および右台状部386の右方には第二流下部380が設けられている。第二流下部380は、段差381,387が設けられて第二棚部288の他の部分よりも低く凹んだ形状を呈しており、第二流下部380の遊技者側は第二棚部境界壁384が切欠され、第二棚部288を転動する遊技球が前方へと流出可能となっている。
ワープ通路部425は、センター役物247に装着されたワープ導入部236と組み合わせられて遊技領域20からステージ470へつながる球通路を構成する。
先述のようにワープ入口234から入った遊技球はワープ導入部236の中を通りワープ連結部238に至る(図28および図29参照)。ワープ連結部238は、筒状のワープ通路部425の端部における開口である通路流入部426に連結しており、遊技球はワープ連結部238から通路流入部426を経由してワープ通路部425に流入する。ワープ通路部425を流下した遊技球はワープ出口235からステージ後部391に形成された第一棚部287に流出し、第一棚部287の上を左右方向に転動する。
また、図41および図42に示すように、ステージ後部391の下方にはステージ左下発光基板827およびステージ下発光基板828が配設されており、透光性を有する素材で形成されたステージ後部391に下方から光を照射してステージ後部391を透過して光を放射し、ステージ後部391が光っているように見せることができる。
ステージ後部391のさらに後方には、額縁状を呈する後方装飾枠部材378が配設されており、役物収容ケース118の内側を装飾するとともに、ステージ470より後方に遊技球が逸脱することを防止している。
先述のように、ステージ後部391の前方に位置するステージ前部398は、遊技領域20(図20参照)から弾発して進入した遊技球や、ステージ後部391から流下してきた遊技球をステージ前部上面289上にて転動させた後に、中央に形成されたセンター出口283の近辺から再び遊技領域20へと流出させる。遊技球がセンター出口283から流出したときには、直下に位置する第一入賞口600へ入賞しやすくなっている。
[右下部電飾について]
次に、図46〜図49に基き、右下部電飾について説明する。図46は、右下部電飾の前面に正対して示す正面図であり、図47は、右下部電飾を右上前方から示す斜視図であり、図48は、右下部電飾を分解して右上前方から示す分解斜視図であり、図49は、図46のC−C間における断面を示す断面図である。
図46〜図49に示すように、右下部電飾248は、全体としては略円筒形を呈し、中央部に「心」の漢字をモチーフとしてデザインされた文字発光部501を備えた発光装置である。文字発光部501は、透光性を有するプラスチックで形成された文字レンズ部材503、金メッキが施された文字枠部材502、および文字発光基板504によって構成されている。文字発光基板504が投射した光は、文字レンズ部材503を透過して遊技者側に放射されるが、文字レンズ部材503には文字の輪郭をかたどった文字枠部材502が装着されており、「心」という文字の形で発光しているように見える。文字発光部501は、枠レンズ部材507の前面に装着されている。枠レンズ部材507は、略円盤状のレンズ基部533の前方に、多数の導光棒状部材516が円周方向に略等間隔で突設されており、導光棒状部材516よりもさらに中心寄りの部分には枠レンズ内壁519とが突設されており、レンズ基部533の枠レンズ内壁519に囲われた内側の部分にはコネクタ孔527が設けられている。文字発光部501は、枠レンズ内壁519の内側のレンズ基部533の前面に文字発光部501が嵌着可能な凹凸を形成して設けられた文字装着基部534に取着され、文字発光基板504の背面側に突出するコネクタ(図示しない)がコネクタ孔527に挿入されて後方に突出し、後方から文字発光基板504のコネクタに対してハーネスが接続可能となっている。
枠レンズ部材507の前方には、不透明な素材で形成され、文字発光部501を囲む略円筒形を呈するケーシング前部506がさらに配設されており、ケーシング前部506の前面には金メッキが施された前面化粧枠505が装着されている。前面化粧枠505には導光棒状部材516に対応した位置に多数の化粧枠孔514が円周方向に略等間隔で穿設されており、導光棒状部材516の先端部がケーシング孔515および化粧枠孔514を貫通して前方に突出し、遊技者側から視認可能となっている。枠レンズ内壁519の後部は、枠レンズ内壁519に対応する略円環状にレンズ基部533の後方に若干突出し後端面が鋸刃状を呈する光導入部534が設けられている。光導入部534に対して後方から光が照射されると、枠レンズ内壁519が導光体として働き、枠レンズ内壁519の先端部が光って見える。このとき、光導入部534の後端面が鋸刃状であり、入射する光の屈折によって枠レンズ内壁519の先端部の光は明暗による縞模様を呈する。
枠レンズ部材507の後方には、多数のLED517を搭載した電飾基部発光基板508が配設されており、円環状を呈するケーシング後部509と枠レンズ部材507とによって電飾基部発光基板508は前後から挟み込まれて固定されている。ケーシング後部509の後方には底部がいずれも開放された円筒形の後側の一部を斜めに切除した形状を呈する第一台座部材510および略半円板状の第二台座部材511が順に装着され、全体がネジで締結されて右下電飾248が構成されている。なお、電飾基部発光基板508および第二台座部材511には夫々ハーネス孔528,529が開口しており、文字発光基板504の後方に延びるハーネス(図示しない)が、文字発光部501他の部材類によって遮蔽されて遊技者側から視認されないようになっている。これにより、文字発光部501は、右下電飾248の中央で浮いているように見える効果を得ることができる。
第一台座部材510および第二台座部材511は組立てられたときに円筒の後側の一部が斜めに切欠されたような形状を呈する。第二台座部材511には棒状に突出したネジ受部513が複数設けられており、前記の切欠された形状の箇所を役物収容ケース118の内面に当接させて右下電飾248全体が斜め上方を向くような向きで役物収容ケース118に着設される。これにより、図18〜図20に示すように右下電飾248の正面が遊技者の上体側に向けて配設される。
[通過ゲートについて]
また、図23に示すように、遊技領域板181に穿設されたゲート嵌挿部479には、通過ゲート612が遊技者側から嵌挿され、通過ゲート612の後部が後方に若干突出する位置でネジで固定される。通過ゲート612にはゲートセンサ760が装着されており、遊技球の通過ゲート612内の通過を検出する。
[図柄表示装置について]
図18に示すように、前構成部材261の右下部には多数のLEDを用いた図柄表示装置87が備えられている。図柄表示装置87は、図62に示す第一特別図柄表示器84、第二特別図柄表示器86、第一特別図柄保留表示器88、第二特別図柄保留表示器90、普通図柄表示器82、普通図柄保留表示器92等の各種表示器から構成されており、遊技の進行にあわせて遊技状態を表示する。
詳しくは後述するが、第一始動口600または第二始動口604に遊技球が入賞したことが検出されると、主制御基板710(図60参照)において特別図柄を判定するための乱数を用いた抽選が行われ、その後に特別図柄表示制御手段702(図62参照)において特別図柄の変動が停止され、決定された図柄を表示する。ここで、主制御基板710が、本発明の抽選手段に相当する。
同様に後述するが、通過ゲート612を遊技球が通過したことがゲートセンサ760によって検出されると、主制御基板710において抽選が行われる。抽選結果によって第二始動口604の両脇に備えられた可動片606の開閉動作が行われる場合があり、普通図柄表示器82は、可動片606の開閉動作発生の当否を示す普通図柄を表示する。
[主基板および周辺基板の制御的な構成について]
次に、パチンコ機1の主基板および周辺基板の制御的な構成について図60および図61を参照して説明する。
図60は、制御構成を概略的に示すブロック図であって、主基板700周辺の構成を主として示した図である。図61は、制御構成を概略的に示すブロック図であって、周辺基板800周辺の構成を主として示した図である。なお、これらの図面において太線の矢印は電源の接続および方向を示し、細線の矢印は信号の接続および方向を示している。
本実施形態のパチンコ機1の制御は、大きく分けて主基板700のグループ(図60に示す)と、周辺基板800のグループ(図61に示す)とで分担されている。主基板700のグループは遊技動作(入賞検出、乱数取得および当たり判定、特別図柄表示、賞球払出等)を制御しており、周辺基板800のグループは演出動作(発行装飾や音響出力、液晶表示および装飾体の動作等)を制御している。
図60に示すように、主基板700は、主制御基板710と払出制御基板720とから構成されている。主制御基板710は、中央演算装置としてのCPU711、読み出し専用メモリとしてのROM712および読み書き可能メモリとしてのRAM713を備えている。
CPU711は、ROM712に格納されている制御プログラムを実行することによりパチンコ機1で行われる各種遊技を制御したり、周辺基板800や払出制御基板720に出力するコマンド信号を作成したりする。
RAM713には、主制御基板710で実行される種々の処理において生成される各種データや入力信号等の情報が一時的に記憶される。
なお、主基板700は、電源基板395に接続されており、電源基板395から作動用電力が供給されるようになっている。具体的には、電源基板395から払出制御基板720に作動用電力が供給され、当該払出制御基板720を介して主制御基板710に作動用電力が供給される。
この主制御基板710の入力インタフェースには、パネル中継端子板750を介して、第一始動口600への入賞状態を検出する第一始動口センサ780、第二始動口604への入賞状態を検出する第二始動口センサ782、通過ゲート612を遊技球が通過したことを検出するゲートセンサ760、および一般入賞口611,613,614,615に遊技球が入賞したことを検出する一般入賞口センサ762が接続されている。
さらに、主制御基板710の入力インタフェースには、パネル中継端子板750に接続された開閉装置中継端子板754を介して開閉装置カウントセンサ776が接続されている。
上記各センサからの検出信号は主制御基板710に入力されるようになっている。
一方、パネル中継端子板750の出力インタフェースには図柄制限抵抗基板766を介して普通図柄・特別図柄表示基板768が接続されている。これにより、主制御基板710は、普通図柄表示器82、第一特別図柄表示器84および第二特別図柄表示器86への駆動信号を出力することが可能となっている。
また、開閉装置中継端子板754の出力インタフェースには普通電動役物ソレノイド774と開閉装置開閉ソレノイド778とが接続されており、主制御基板710から、普通電動役物ソレノイド774および開閉装置開閉ソレノイド778に向けて駆動信号が出力される。なお、普通電動役物ソレノイド774は第二始動口604の上方に設けられた一対の可動片606を駆動するものであり、大当たり遊技用開閉装置開閉ソレノイド778は大当たり遊技用開閉装置500を駆動するものである。ここで、主制御基板710と、大当たり遊技用開閉装置500とを組み合わせたものが、本発明の利益付与手段に相当する。
一方、払出制御基板720は、中央演算装置としてのCPU722、読み出し専用メモリとしてのROM724および読み書き可能メモリとしてのRAM726を備えている。
そして、払出制御基板720は、主制御基板710から入力したコマンド信号を処理し、球払出装置53や、発射ハンドルおよび発射モータ等から構成される発射装置57に対して、駆動信号を出力する。これにより、球払出装置53は、駆動信号に従って遊技球を払い出し、発射装置57は駆動信号に従って遊技球を発射させることが可能になる。
また、払出制御基板720の入力インタフェースには、本体枠3の前枠体(図示しない)の開放状態を検出する内枠開放スイッチ736および扉枠5の開放状態を検出する扉開放スイッチ738も接続されている。
なお、主制御基板710と払出制御基板720との間では、それぞれの入出力インタフェースを介して双方向通信が実施されており、たとえば主制御基板710が賞球コマンドを送信すると、これに応えて払出制御基板720から主制御基板710にACK信号が返される。
また、払出制御基板720には、皿体360に貯えられる遊技球が満タンになったことを検出する受皿満タンスイッチ730も接続されており、この検出に基づいて、「遊技球を皿体360から取り出して下さい」旨の報知がなされる。
また、主制御基板710および払出制御基板720には外部端子板56が接続されている。第一始動口600および第二始動口604への入賞状態、普通図柄・特別図柄の変動状態および抽選結果に基づく遊技状態等の各種情報は、この外部端子板56を介して、遊技施設に設けられたホールコンピュータ等へ出力される。
一方、周辺基板800は、図61に示すように、周辺制御基板810と表示装置制御基板816とから構成されている。なお、上記の主制御基板710と周辺制御基板810との間では、それぞれの出力インタフェースと入力インタフェースとの間で一方向だけの通信が行われている。即ち、主制御基板710から周辺制御基板810へのコマンド送信はあっても、周辺制御基板810から主制御基板710へのコマンド送信は行われない。また、周辺基板800に供給される作動用電力は、主制御基板710を介して供給される。
周辺制御基板810もまた、CPU811、ROM812およびRAM813等の電子部品を有しており、これらの電子部品によって所定の演出制御プログラムを実行することが可能となっている。
また、周辺制御基板810には、効果音や楽曲等演出音の基となる音源を記憶したROM819と、このROM819に記憶された音源を基に演出内容等に応じた効果音や楽曲等の演出音を出力する音源IC818と、が設けられている。
なお、周辺制御基板810と表示装置制御基板816との間では、それぞれの入出力インタフェースとの間で双方向に通信が行われる。
一方、表示装置制御基板816には、演出表示装置115としての液晶表示器(LCD)が接続されている。この表示装置制御基板816は、周辺制御基板810から送信されたコマンド信号を処理し、演出表示装置115に対して駆動信号を出力する。なお、表示装置制御基板816には、CPU832、RAM834、ROM836、VDP838および画像ROM839が備えられている。
CPU832は、周辺制御基板810から送られてきたコマンド信号を入出力インタフェースを介して受信するとともに、そのコマンドを基に演算処理を行って、VDP838の制御を行う。
RAM834は、CPU832の作業領域を提供すると共に、表示コマンドに含まれる情報を一時的に記憶する。また、ROM836は、CPU832用(表示制御用)のプログラムを保持する。
VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)838は、演出表示装置115に組み込まれたLCDドライバ(液晶駆動回路)を直接操作する描画回路である。VDP838の内部には、レジスタが設けられており、VDP838の動作モードや各種表示機能の設定情報等を保持しておくことが可能となっている。そして、このレジスタに保持される各種情報をCPU832が書き換えることにより、演出表示装置115における表示態様を種々変化させることが可能となる。
画像ROM839は、各種の画像データを記憶する不揮発性メモリであり、各種の表示図柄のビットマップ形式画像データおよび背景画像用のJPEG形式画像データ等が記憶されている。
また、周辺制御基板810には、役物発光制御基板217、中継端子板240、中継抵抗基板824が接続されている。さらに、周辺制御基板810の入力インタフェースには、遊技盤4の後方側に排出された遊技球(即ちアウト球)を検出する排出口検出センサ854が接続されている。
役物発光制御基板217の出力インタフェースには、発光装飾ユニット250の上部発光基板486、左役物発光基板585および右役物発光基板451が接続されている。これにより、役物発光制御基板217は、上部発光基板486の各LEDの点灯状態と、左役物発光基板585および右役物発光基板451の各LEDの点灯状態とを変化させることが可能となっている。
周辺制御基板810に接続された中継抵抗基板824の出力インターフェースには、側部発光基板488が接続されている。これにより、側部発光基板488の各LEDの点灯状態を変化させる。
また、周辺制御基板810に接続された中継端子板240には、扉枠5に接続されたスピーカ144,341、操作ボタン327および枠装飾ランプ842等が接続されており、周辺制御基板810には、操作ボタン327の操作状態に基づいて演出表示装置115に出力される演出態様を切り替えると共に、スピーカ144,341や枠装飾ランプ842に対して駆動信号を出力する。
[主制御基板および周辺制御基板の機能的な構成について]
次に、パチンコ機1の主基板700を構成する主制御基板710および周辺基板800を構成する周辺制御基板810の機能的な構成について図62を参照して説明する。
図62は、主制御基板710および周辺制御基板810の機能的な構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図62に示すように、主制御基板710は、遊技状態制御手段934と、特別図柄抽選手段900と、特別図柄表示制御手段702と、特別図柄保留表示制御手段930と、特別図柄保留カウンタ903と、保留順記憶手段940と、当否判定用乱数記憶領域5131と、処理領域5132と、大当たり遊技実行手段715と、小当たり遊技実行手段714と、開閉動作制御手段938と、普通図柄抽選手段920と、普通図柄表示制御手段716と、普通図柄保留表示制御手段718と、普通図柄保留カウンタ923と、可動片開閉制御手段928と、コマンド送信手段946と、を備えている。
遊技状態制御手段934は、パチンコ機1の遊技状態がいずれの遊技状態であるかを判断し、当該判断した遊技状態に基づいて遊技状態を制御する。
本実施形態では、大当たり遊技および小当たり遊技以外のパチンコ機1の遊技状態として、通常遊技状態、有利遊技状態、および時短遊技状態のいずれかの遊技状態に制御される。
通常遊技状態は、後述の開放延長機能が作動しない遊技状態であって、一対の可動片606が後述の促進態様に制御されない遊技状態である。即ち、後述するが、一対の可動片606は、普通図柄抽選手段920による抽選処理において当選したことを契機として開閉動作するものであり、これによって第二始動口604への遊技球の入賞確率を高めるものであるが、可動片606が動作するときの動作態様としては、第1の動作態様と、該第1の動作態様よりも遊技者に有利な第2の動作態様(促進態様)とが用意されている。そしてこのうち、通常遊技状態では、可動片606が動作するときの動作態様として第1の動作態様が採用されることとなる。なお、この第1の動作態様とは、第二始動口604への遊技球の入賞が促進され難い態様のことであり、例えば、第二始動口604が閉状態に維持される態様、または、第二始動口604が閉状態に維持される場合と比べて遊技球の入賞に影響を与えない程度に一対の可動片606が開放動作する態様(即ち、可動片606が開閉動作したとしても第二始動口604への入賞頻度が閉状態に維持される場合とほぼ同等である態様)である。「遊技球の入賞に影響を与えない程度に」とは、一対の可動片606が開閉動作したとしても第二始動口604への入賞頻度が閉状態に維持される場合と殆ど同等であること、即ち、一対の可動片606が開放動作したとしても第二始動口604への遊技球の入賞が大きくは促進されないことを意味する。
一方、有利遊技状態および時短遊技状態は、後述の開放延長機能が作動する遊技状態であって、一対の可動片606が動作するときの動作態様として上記第2の動作態様(促進態様)が採用される遊技状態である。ここで、「促進態様」とは、第二始動口604への遊技球の入賞が促進される態様であって、例えば一対の可動片606の開放時間としてより長い時間が採用される態様のことである。すなわち、「促進態様」とは、普通図柄抽選手段920による抽選における当選確率のアップ、普通図柄抽選手段920による抽選時間の短縮(普通図柄の変動時間の短縮)および一対の可動片606の開放時間アップ等が相当する。ただし、これら三つの態様のうち、いずれか一つまたは二つのみを行うことによって促進態様としても良く、三つ全てを行うことによって促進態様としても良い。
確変機能が作動しない場合、特別図柄抽選手段900によって、大当たりに当選する確率が所定の低確率(第1の確率)で抽選処理が行われる。一方、確変機能が作動する場合、特別図柄抽選手段900によって、大当たりに当選する確率が第1の確率よりも少なくとも2倍以上の確率(本実施形態では第1の確率(当選確率A)に対して10倍とされた第2の確率(当選確率B))で抽選処理が行われる。このように、確変機能が作動する場合に、確変機能が作動しない場合と比べて大当たりへの当選確率を少なくとも2倍以上とするのは、確変機能が作動したときに、確変機能が作動しない場合と比べて特別図柄の変動回数が少ない段階で大当たりに当選しうるようにすることで、興趣の低下の抑制を図るためである。
本実施形態では、通常遊技状態は、開放延長機能および確変機能の両方とも作動しない遊技状態であり、時短遊技状態は、開放延長機能は作動するけれども確変機能が作動しない遊技状態であり、有利遊技状態は、開放延長機能および確変機能の両方とも作動する遊技状態である。
いずれかの遊技状態から遊技者にとってより有利な遊技状態への変更は、条件装置が作動した場合にのみ行われる。なお、上記3つの遊技状態(通常遊技状態、時短遊技状態、有利遊技状態)のうち、遊技者にとって最も有利な遊技状態は有利遊技状態であり、遊技者にとっても最も不利な遊技状態は通常遊技状態である。従って、通常遊技状態から有利遊技状態への変更、時短遊技状態から有利遊技状態への変更等は、条件装置が作動しない限り行われない。
第一特別図柄抽選手段900は、遊技球が第一始動口600への入賞に基づいて第一始動口センサ780により検出されると、0〜1233の乱数幅で発生する当否判定用乱数のうち一つの乱数を、第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902により取得する。この取得した乱数は当否判定用乱数記憶領域5131に記憶されると共に、当該取得した乱数の数は、第一特別図柄保留カウンタ903によって第一所定数(例えば4個)まで保留される。そして、第一特別図柄保留カウンタ903による保留が解除されると、取得された順に当否判定用乱数記憶領域5131に記憶される乱数が処理領域5132に移され、第一特別図柄当否判定手段904によって大当たりまたは小当たりに当選したか否かが判定される。
第一特別図柄当否判定手段904による当否判定は、通常遊技状態または時短有利遊技状態であれば、第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902によって取得された乱数値と第一通常特図判定テーブル906とに基づいて行われるように、遊技状態制御手段934によって制御される。第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902により取得した乱数値が大当たり乱数であるか否かが判定され、大当たり乱数であれば大当たり遊技実行手段715によって大当たり遊技が実行される。
一方、有利遊技状態であれば、第一特別図柄当否判定手段904による当否判定は、第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902によって取得された乱数値と第一確変特図判定テーブル908とに基づいて行われるように、遊技状態制御手段934によって制御される。まず、第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902により取得した乱数値が大当たり乱数であるか否かが判定され、大当たり乱数であれば大当たり遊技実行手段715によって大当たり遊技が実行される。有利遊技状態のとき、すなわち第一確変特図判定テーブル908は、第一通常特図判定テーブル906と比較して大当たり乱数の数が10倍に増えている。
第二特別図柄抽選手段910は、遊技球が第二始動口604への入賞に基づいて第二始動口センサ782により検出されると、遊技球が第一始動口600に入賞したときと同様に0〜1233の乱数幅で発生する特別図柄当否判定用の乱数のうち一つの乱数を、第二特別図柄当否判定用乱数取得手段912により取得する。この取得した乱数は当否判定用乱数記憶領域5131に記憶されると共に、当該取得した乱数の数は、第二特別図柄保留カウンタ913によって第二所定数(例えば4個)まで保留される。そして、第二特別図柄保留カウンタ913による保留が解除されると、取得された順に当否判定用乱数記憶領域5131に記憶される乱数が処理領域5132に移され、第二特別図柄当否判定手段914によって大当たりまたは小当たりに当選したか否かが判定される。
第二特別図柄当否判定手段914による当否判定は、通常遊技状態または時短遊技状態であれば、第二特別図柄当否判定用乱数取得手段912によって取得された乱数値と第二通常特図判定テーブル907とに基づいて行われるように、遊技状態制御手段934によって制御される。なお、本例においては、第二通常特図判定テーブル907に記憶されている大当たり乱数は、第一通常特図判定テーブル906に記憶されている大当たり乱数と同じである。
一方、有利遊技状態であれば、第二特別図柄当否判定手段914による当否判定は、第二特別図柄当否判定用乱数取得手段912によって取得された乱数値と第二確変特図判定テーブル909とに基づいて行われるように、遊技状態制御手段934によって制御される。なお、本例においては、第二確変特図判定テーブル909に記憶されている大当たり乱数は、第一確変特図判定テーブル908に記憶されている大当たり乱数と同じである。
なお、大当たり遊技が実行されているときには、第一始動口600または第二始動口604に遊技球が入賞しても当否判定は行われずに、取得した当否判定用乱数が当否判定用乱数記憶領域5131に記憶されると共に第一特別図柄保留カウンタ903または第二特別図柄カウンタ913のカウンタ値がカウントアップされる。また、第一通常特図判定テーブル906、第二通常特図判定テーブル907、第一確変特図判定テーブル908および第二確変特図判定テーブル909は、いずれもROM712(図60参照)に記憶されている。
このように、第一特別図柄当否決定手段904による当たり判定と第二特別図柄当否決定手段914による当たり判定とでは、異なるテーブルが用いられる。本例においては対応する各テーブルに記憶されている大当たり乱数は同じとなっているが、第一始動口600または第二始動口604のいずれの始動口に入賞するかで抽選処理を異ならせることによって、遊技内容のバリエーションを増やし、興趣の低下を抑制することが可能である。
なお、当否判定用乱数記憶領域5131は、特別図柄抽選手段毎の抽選順序(すなわち第一特別図柄抽選手段900による抽選順序および第二特別図柄抽選手段910による抽選順序)を、それぞれ記憶しているものの、両者を併合した抽選順序(すなわち各始動口センサ780,782によって遊技球が検出された順序)は記憶していない。各始動口センサ780,782によって遊技球が検出された順序(すなわち第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902または第二特別図柄当否判定用乱数取得手段912によって乱数が取得された順序)は、保留順記憶手段940によって記憶される。ただし、第二特別図柄抽選手段910(詳細には第二特別図柄当否判定手段914)による当否判定は、常に第一特別図柄抽選手段900(詳細には第一特別図柄当否判定手段904)による当否判定よりも優先して行われる。すなわち、第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902または第二特別図柄当否判定用乱数取得手段912によって取得された乱数と、夫々の特別図柄当否判定用乱数取得手段において乱数が取得された順序とは記憶されているが、第二特別図柄保留カウンタ913による保留が1個以上ある限り、第一特別図柄抽選手段900による当否判定を後回しにして第二特別図柄抽選手段910による当否判定が継続的に行われる。
ところで、第一特別図柄当否決定手段904または第二特別図柄当否決定手段914による当否判定の結果が大当たりと判定されると、図示しない図柄乱数取得手段によって、0〜99の乱数幅で発生する図柄乱数のうち一つの乱数が取得される。そして、この取得された乱数値が、0〜42であれば第一大当たりと判定され、43〜62であれば第二大当たりと判定され、63〜99であれば第三大当たりと判定される。
第一大当たりまたは第三大当たりと判定されると、第一大当たり遊技実行手段715aによって、大当たりに当選した旨を示す演出画像が演出表示装置(演出画像表示装置)115の表示面に表示される状況のもとで大当たり遊技用開閉装置(開閉装置)500を開閉動作させる長開放大当たり遊技(遊技者に対する定量の遊技球の払い出しが促される大当たり遊技)が実行される。
第一特別図柄当否決定手段904によって大当たりと判定された場合において、図柄乱数取得手段によって第二大当たりと判定されると、第二大当たり遊技実行手段715bによって、大当たりに当選した旨を示す演出画像が演出表示装置(演出画像表示装置)115の表示面に表示される状況のもとで大当たり遊技用開閉装置(開閉装置)500を、長開放大当たりよりも少ない回数で開閉動作させる短開放大当たり遊技(遊技者に対する定量の遊技球の払い出しが促される大当たり遊技)が実行される。一方、第二特別図柄当否決定手段914によって大当たりと判定された場合において、図柄乱数取得手段によって第二大当たりと判定されると、第一大当たり遊技実行手段715aによって、大当たりに当選した旨を示す演出画像が演出表示装置(演出画像表示装置)115の表示面に表示される状況のもとで大当たり遊技用開閉装置(開閉装置)500を開閉動作させる長開放大当たり遊技(遊技者に対する定量の遊技球の払い出しが促される大当たり遊技)が実行される。
すなわち、大当たりについての抽選処理は、第一特別図柄当否決定手段904または第二特別図柄当否決定手段914による当否判定と、こうした図柄乱数に応じた当選種判定とによって行われる。
一方、第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902および第二特別図柄当否判定用乱数取得手段912によって取得された乱数値が大当たり乱数でなければ、小当たり(状態維持当たり)に当選(選出)しているか否かが、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914によって判定される。第一通常特図判定テーブル906、第一確変特図判定テーブル908、第二通常特図判定テーブル907および第二確変特図判定テーブル909には、いずれも、当否判定用乱数0〜1233のうち、12個が小当たり乱数として記憶されている。取得した乱数がこれらの小当たり乱数であると判定されると、小当たり遊技実行手段714によって大当たり遊技用開閉装置(開閉装置)500が開閉動作される小当たり遊技が実行される。
このように、第一特別図柄抽選手段900による抽選処理では、確変機能が作動しているか否かに拘らず、小当たりへの当選確率は常に一定である。また、同様に、第二特別図柄抽選手段910による抽選処理においても、確変機能が作動しているか否かに拘らず、小当たりへの当選確率は常に一定である。なお、第一特別図柄抽選手段900による抽選処理において小当たりに当選する確率と、第二特別図柄抽選手段910による抽選処理において小当たりに当選する確率とを異ならせると、第一始動口600または第二始動口604のいずれの始動口に入賞するかで小当たりの発生確率が変化するため、遊技に変化をもたらすことも可能である。
なお、第一特別図柄抽選手段900および第二特別図柄抽選手段910による当否判定は、上述のとおり、第一特別図柄保留カウンタ903または第二特別図柄保留カウンタ913による保留の解除条件が成立したことに基づいて行われる。本実施形態における当該解除条件は、第一特別図柄または第二特別図柄の変動開始であるが、これに限られない。例えば、特別図柄当否判定用の乱数を取得した際に当否判定を行い、当該当否判定結果を、第一特別図柄または第二特別図柄の変動が開始されるまで記憶するようにしても良い。
第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による判定結果は、第一特別図柄表示制御手段702または第二特別図柄表示制御手段704によって、第一特別図柄表示器84または第二特別図柄表示器86に表示される。ただし、当該表示は、複数のLEDの点灯パターンによって表示されるため、当該表示から、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による判定結果を遊技者が把握することは困難である。
また、第一特別図柄保留カウンタ903または第二特別図柄保留カウンタ913による保留数は、それぞれ、第一特別図柄保留表示制御手段930または第二特別図柄保留表示制御手段932によって、第一特別図柄保留表示器88または第二特別図柄保留表示器90に表示される。
大当たり遊技実行手段715および小当たり遊技実行手段714は、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による判定結果に基づいて、大当たり遊技または小当たり遊技を実行する。ここで、大当たり遊技は条件装置の作動を伴う遊技であり、小当たり遊技は条件装置の作動を伴わない遊技である。
条件装置は、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による判定結果が大当たりである場合にのみ作動するものであって、一の遊技状態から当該一の遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態への変更(移行)は、条件装置が作動した場合にのみ可能となる。例えば通常遊技状態から有利遊技状態への変更(移行)などは条件装置が作動することが条件である。従って、小当たり遊技が実行されるに際して遊技状態が変更することはなく、例えば、通常遊技状態であるときに小当たり遊技が実行されても通常遊技状態が継続し、時短遊技状態であるときに小当たり遊技が実行されても時短遊技状態が継続する。
なお、一の遊技状態から当該一の遊技状態よりも遊技者に不利な遊技状態への変更(移行)は、条件装置が作動することの他、遊技状態変更抽選(一の遊技状態から当該一の遊技状態よりも遊技者により不利な遊技状態に変更するか否かの抽選)に当選すること、または、特別図柄の変動が一定回数行われること、の条件が成立した場合に行われる場合もある。従って、例えば時短遊技状態から通常遊技状態への変更(移行)、有利遊技状態から通常遊技状態への変更(移行)などは、条件装置が作動しない場合であっても、上述した他の条件が成立することによって行われる場合がある。
大当たり遊技実行手段715は、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914により判定された抽選結果が大当たりであれば、開閉動作制御手段938によって開閉装置開閉ソレノイド772を作動させて大当たり遊技用開閉装置500を開閉させる動作を行い、大当たり遊技を実行する。
より具体的には、大当たり遊技の種類として、大当たり遊技用開閉装置500の開放回数が相対的に多い(例えば15回)長開放大当たり遊技と、大当たり遊技用開閉装置500の開放回数が相対的に少ない(例えば2回)短開放大当たり遊技とがある。第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914により判定された抽選結果が、第一大当たりまたは第三大当たりであれば、大当たり遊技実行手段715としての第一大当たり遊技実行手段715aが長開放大当たり遊技を実行する。一方、第一特別図柄当否判定手段904により判定された抽選結果が、第二大当たりであれば、大当たり遊技実行手段715としての第二大当たり遊技実行手段715bが短開放大当たり遊技を実行する。また、第二特別図柄当否判定手段914により判定された抽選結果が、第二大当たりであれば、大当たり遊技実行手段715としての第二大当たり遊技実行手段715bが長開放大当たり遊技を実行する。
大当たり遊技用開閉装置500に遊技球が入賞すると、開閉装置カウントセンサ776によって入賞球数がカウントされる。そして、賞球としての所定数(例えば14球)の遊技球が、払出制御基板720によって球払出装置53から受け皿に払い出される。
なお、大当たり遊技の種別は、大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間がほぼ同じ(例えば30秒)であるが、最大開放回数が相対的に多い大当たり(例えば15ラウンド)と、最大開放回数が相対的に少ない大当たり(例えば2ラウンド)とであっても良い。また、最大開放回数がほぼ同じ(例えば15ラウンド)であるが、大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間が相対的に長い当たり(例えば30sec)と、大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間が相対的に短い当たり(例えば0.3sec)とであっても良い。
ここで、「ラウンド」とは大当たり遊技時における大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作単位であって、大当たり遊技用開閉装置500が開放したのち、当該開放状態から閉鎖条件が成立して大当たり遊技用開閉装置500が閉鎖するまでが1ラウンドである。当該閉鎖条件は、大当たり遊技用開閉装置500が開放してから所定時間経過すること、または、大当たり遊技用開閉装置500に最大入賞数の遊技球が入賞すること、である。このいずれかの条件を満たしたときに、大当たり遊技用開閉装置500が閉鎖する。
ところで、本実施形態では、長開放大当たり遊技における閉鎖条件と、短開放大当たり遊技および小当たり遊技における閉鎖条件とが異なっている。長開放大当たり遊技における閉鎖条件は、大当たり遊技用開閉装置500が開放してから30sec経過すること、または、9球の遊技球が入賞すること、である。一方、短開放大当たり遊技または小当たり遊技における閉鎖条件は、大当たり遊技用開閉装置500が開放してから0.3sec経過すること、または、3球の遊技球が入賞すること、である。
なお、大当たり遊技用開閉装置500の閉鎖条件はこれらに限られるものではない。ただし、長開放大当たり遊技時においては、大当たり遊技用開閉装置500が開放してから所定時間経過するまでに最大入賞数の遊技球が大当たり遊技用開閉装置500に入賞可能である程度となるように、閉鎖条件が設定されることが好ましい。一方、小当たり遊技時においては、大当たり遊技用開閉装置500が開放中に辛うじて1球または2球の遊技球が大当たり遊技用開閉装置500に入賞可能である程度となるように、閉鎖条件が設定されることが好ましい。
小当たり遊技実行手段714は、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914により判定された抽選結果が小当たりであれば、大当たり遊技用開閉装置500を開閉動作させる小当たり遊技を行う。本実施形態では、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914により判定された抽選結果が小当たりであれば、大当たり遊技用開閉装置500が開放してから0.3sec経過すること、または、3球の遊技球が入賞すること、を閉鎖条件とする大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作が1回行われる(大当たり遊技時における大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作単位を「ラウンド」と称するのに対し、小当たり遊技時における大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作単位を「回」と称する)。
このように、第一特別図柄当否判定手段904によって当否判定が行われ、判定結果が大当たりであったとしても、当該大当たりによって行われる大当たり遊技が長開放大当たり遊技である場合と短開放大当たり遊技である場合とで、遊技者に付与される利益が大きく異なる。即ち、当選した大当たりの種別が第一大当たりまたは第三大当たりである場合には、長開放大当たり遊技が行われ、大当たり遊技用開閉装置500に多量の遊技球が入賞しうる。一方、当選した大当たりの種別が第二大当たりであって短開放大当たり遊技が行われる場合には、極めて少数の遊技球が入賞するのみである。
一方、第二特別図柄当否判定手段914によって当否判定が行われ、判定結果が大当たりであった場合には、当該大当たりの種別がいずれの場合においても長開放大当たり遊技が行われるため、大当たり遊技用開閉装置500に多量の遊技球が入賞しうる。これにより、第一特別図柄当否判定手段904による当否判定よりも、第二特別図柄当否判定手段914による当否判定の方が遊技者に付与される利益が大きくなる。従って、遊技者には、第一始動口600よりも第二始動口604に遊技球を入賞させた方が有利であるとみなされる。
また、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による大当たりの当否判定は、小当たりの当否判定に先立ってそれと別に行われる。ここで、小当たりの当否判定が大当たりの当否判定よりも仮に先に行われたとすると、小当たりに当選した場合には大当たりの当選が行われないことになってしまう。すなわち、本実施形態のパチンコ機1は、大当たりと小当たりとが重複当選することがないので、このような遊技機において小当たりの当否判定に先立って大当たりの当否判定が仮に行われたとすると、小当たりに当選した時点で大当たりに当選する機会が失われることとなる。従って、大当たりの当否判を小当たりの当否判定に先立って行うことで、第一特別図柄抽選手段900または第二特別図柄抽選手段910によって行われる全ての特別図柄の抽選において、大当たりへの当否判定が行われることとなり、興趣の低下を抑制できる。
なお、大当たりと小当たりとを重複して当選させるようにすることも可能であるが、この場合、いずれを優先して当選とするかを決めなければならず、制御的にも複雑となる。従って、本実施形態のように、大当たりに当選しなかったときにのみ小当たりの当否判定を行うことによって、制御的な複雑化を回避できる。さらには、大当たりの当否判定および小当たりの当否判定の二度の抽選機会が与えられ、遊技者に得した気分を与えることができ、興趣の低下を抑制できる。
一方、有利遊技状態であるときに小当たりに当選したとしても、有利遊技状態が継続される(即ち確変機能の作動が継続する)ので、遊技者に安心感を与えることができる。即ち、有利遊技状態において、大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作が1回(または1ラウンド)行われたとしても、通常遊技状態や時短遊技状態に変更されることがないので、興趣の低下を抑制できる。
次に、普通図柄抽選手段920による抽選について説明する。
普通図柄抽選手段920は、遊技球が通過ゲート612(図18参照)を通過してゲートセンサ760により検出されると、0〜250の乱数幅で発生する普通図柄当否判定用乱数のうち一つの乱数を、普通図柄当否判定用乱数取得手段922により取得する。この取得した乱数は、当該取得した乱数を記憶する記憶領域および当該取得した乱数の数をカウンタ値として記憶する普通図柄保留カウンタを有する普通図柄保留手段923によって所定の上限値(例えば4個)まで保留される。そして、普通図柄保留手段923による保留が解除されると、取得された順に普通図柄当否判定手段924によって当否が判定される。
普通図柄当否判定手段924による当否判定は、通常遊技状態であれば、普通図柄当否判定用乱数取得手段922によって取得された乱数値と通常普図判定テーブル926とに基づいて行われるように、遊技状態制御手段934によって制御される。普通図柄当たり判定用乱数取得手段922により取得した乱数値が当たり乱数であるか否かが判定され、当たり乱数であれば、可動片開閉制御手段928によって一対の可動片606の開閉動作が実行される。なお、このとき、普通図柄の変動時間は4000msecであり、一対の可動片606は、開放時間180msの開閉動作を1回実行する(第1の動作態様)。
一方、時短遊技状態または有利遊技状態であれば、普通図柄当否判定手段924による当否判定は、普通図柄当否判定用乱数取得手段922によって取得された乱数値と普通図柄開放延長時当たり判定用テーブル927とに基づいて行われるように、遊技状態制御手段934によって制御される。普通図柄当たり判定用乱数取得手段922により取得した乱数値が当たり乱数であるか否かが判定され、当たり乱数であれば、可動片開閉制御手段928によって一対の可動片606の開閉動作が実行される。なお、このとき、普通図柄の変動時間は1024msecであり、一対の可動片606は、開放時間1900msecの開閉動作を3回および開放時間856msecの開閉動作を2回実行する(第2の動作態様(促進態様))。
このように、時短遊技状態または有利遊技状態であるときは、通常遊技状態の場合と比べて、第二始動口604への遊技球の入賞頻度が飛躍的に向上する。従って、時短遊技状態または有利遊技状態であると特別図柄の抽選機会が飛躍的に増加し、大当たり遊技が実行される期待感が高まり、興趣の低下を抑制できる。また、第二始動口604への入賞頻度が向上することで長開放大当たり遊技の割合が大幅に高まるため、遊技者の遊技継続への意欲を高め、休憩等で遊技を中断されて稼動が低下する虞を抑制することができる。
ここで、通常普図判定テーブル926および普通図柄開放延長時当たり判定用テーブル927は、いずれもROM712(図60参照)に記憶されている。
なお、本実施形態において、普通図柄当否判定手段924による当否判定は、通常遊技状態であっても当たりであると判定されて一対の可動片606の開閉動作が実行されうるが、これに代えて、通常遊技状態であるときは当たり確率がゼロとなるようにしても良い。即ち、一対の可動片606の開閉動作が行われるのは、時短遊技状態または有利遊技状態であるときのみとしても良い。
普通図柄当否判定手段924による判定結果は、普通図柄表示制御手段716によって普通図柄表示器82に表示される。また、普通図柄保留カウンタ923による保留数は、普通図柄保留表示制御手段718によって普通図柄保留表示器92に表示される。
可動片開閉制御手段928は、普通図柄当否判定手段924によって判定された抽選結果が当たりであるときに、普通電動役物ソレノイド774を作動させて一対の可動片606を開閉動作させる。ただし、上述したとおり、時短遊技状態または有利遊技状態である場合と、通常遊技状態である場合とでは、一対の可動片606の開閉動作態様は異なっている(時短遊技状態または有利遊技状態である場合、第二始動口604への遊技球の入賞が、通常遊技状態である場合よりも容易化される)。
なお、本実施形態では、一対の可動片606が閉鎖されているとき、第二始動口604への遊技球の入賞が不可能となっており、一対の可動片606が開閉動作することに伴って、第二始動口604への遊技球の入賞が、第一始動口600への遊技球の入賞よりも容易となる。ただし、一対の可動片606が閉鎖されているとき、第二始動口604への遊技球の入賞が不可能である態様に限られず、第二始動口604への遊技球の入賞が第一始動口600への遊技球への入賞よりも困難であれば良い。
コマンド送信手段946は、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による抽選結果およびこの抽選結果に拘わる情報を周辺基板810に送信する。「抽選結果に拘わる情報」とは、演出表示装置115にて行われる装飾図柄の変動時間等が相当する。
なお、第一特別図柄当否判定手段904、第二特別図柄当否判定手段914および普通図柄当否判定手段924による当否判定結果には、必ずしも外れが含まれている必要はない。例えば、大当たり遊技用開閉装置500への遊技球の入賞が極めて困難な態様で小当たり遊技が実行される場合であれば、大当たりに当選しなかったときは全て小当たりに当選するようにしても良い。
また、本実施形態のように、第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による当否判定において、大当たりの当否判定を小当たりの当否判定に先だって行うことによって上述したような顕著な効果がもたらされるが、大当たりの当否判定と小当たりの当否判定とを一括で行っても良い。
一方、周辺制御基板810は、図62に示すように、コマンド受信手段950と、演出抽選手段960と、演出制御手段962と、を備えている。
コマンド受信手段950は、主制御基板710から送信された第一特別図柄当否判定手段904または第二特別図柄当否判定手段914による判定結果および当該判定結果に拘わる情報を受信する。
演出抽選手段960は、演出表示装置115に表示される演出態様を決定し、これに伴って、スピーカー144,341から出力される効果音や楽曲等の演出音および各ランプ842,852,853における表示が決定される。演出制御手段962は、演出抽選手段960により決定された演出態様や表示に基づいて制御を行う。具体的には、演出抽選手段960により決定された演出態様が演出表示装置115に表示されるように表示装置制御基板816に情報送信すると共に、これに伴って決定された演出音等および表示がスピーカー144,341および枠装飾ランプ842から出力および表示されるように枠装飾中継端子板240を介して制御する。さらには、役物発光制御基板217を介して発光装飾ユニット250に備えられた上部発光基板486や可動役物の各発光基板の発光状態を制御する。演出制御手段962は、遊技盤4に配設された他の各発光基板の発光状態もまた制御する。また、演出制御手段962は、可動役物ユニット117に配設された左可動役物ユニット345および右可動役物ユニット346の動作をも制御する。
次に、パチンコ機1の遊技進行に応じて主基板700で実行される種々の制御処理について図63〜図68を参照して説明する。
[メインシステム処理について]
まず、図63に基づいて説明する。図63は、主基板700の主制御基板710に搭載されるCPU711(いずれも図60参照)が実行するメインシステム処理の一例を示すフローチャートである。
図63に示すように、パチンコ機1へ電源が供給されると、CPU711(図60参照)は、電源投入時処理を実行する(ステップS10)。この電源投入時処理では、まず、RAM713(図60参照)に記憶されているバックアップデータが正常であるか(停電発生時の設定値となっているか)否かを判別する。すなわち、この実施の形態のRAM713(データメモリ)は、電力の常時供給によって各種の制御データがバックアップされるバックアップ領域を有している。そして、パチンコ機1は、電力供給の停止に際しては、上記RAM713の処理領域に記憶されている各種の制御データを上記バックアップ領域に一時退避させる処理を行うとともに、電源復帰時にこの一時退避されたデータを当該RAM713の処理領域に読み出すことで、電源遮断時から継続性のある遊技を実行可能としている。
したがって、この電源投入時処理(ステップS10)では、バックアップデータ(バックアップ領域内のデータ)が正常であれば、RAM713に記憶されているバックアップデータに従って電力供給の停止時の状態に戻す処理(復電時処理)を実行する。一方、バックアップデータが異常であれば、RAM713に記憶されているバックアップデータは消去される。そしてその後、RAM713の処理領域には、例えば現在の遊技状態を示す制御データなど、遊技進行に必要な各種の制御データが各々の初期パラメータをもって書き込まれることとなる(初期化処理)。また、製品化されてから最初の電源投入時も、遊技進行に必要な各種の制御データが各々の初期パラメータをもって書き込まれることとなる。
ただし、この電源投入時処理(ステップS10)では、RAM713に記憶されているバックアップデータの消去を指示するRAM消去スイッチがオンであるか否かの判断も行われる。すなわち、このRAM消去スイッチがオンであったときも、RAM713に記憶されているバックアップデータは消去される。また併せて、RAM713の処理領域には、例えば現在の遊技状態を示す制御データなど、遊技進行に必要な各種の制御データが各々の初期パラメータをもって書き込まれることとなる(初期化処理)。なお、こうした初期化処理が行われた状態では(イニシャル時では)、現在の遊技状態を示す制御データは、開放延長機能および確変機能の両方とも作動しない遊技状態である「通常遊技状態」を示すようになる。したがって、上記一対の可動片606がイニシャル時に動作するようなことがあれば、この一対の可動片606は、開放時間180msの開閉動作を1回実行することとなる(第1の動作態様)。また、こうした初期化処理の直後のイニシャル時に大当たりについての抽選処理が行われるときは、その当選確率として上記第1の確率(当選確率A)が採用されることとなる。
また、電源投入時処理(ステップS10)では、このような初期化処理を実行したときに主制御基板710(図60参照)が起動したことを示す電源投入コマンドを、周辺制御基板810(図60参照)に送信可能な状態にセットする処理も実行される。電源投入コマンドは、主制御基板710が起動したことを周辺制御基板810に通知するものである。なお、遊技店の閉店時等にパチンコ機1への電力供給を停止した場合(電源を落とした場合)にもRAM713にバックアップデータが記憶され、再びパチンコ機1への電力供給を開始したときには電源投入時処理が実行される。
電源投入時処理(ステップS10)が終了すると、CPU711は、遊技用の各処理を繰り返し実行するループ処理を開始する。このループ処理の開始時には、CPU711は、まず、停電予告信号が検知されているか否かを判断する(ステップS20)。なお、この実施形態では、パチンコ機1にて使用する電源電圧は、電源基板(図示しない)によって生成される。即ち、パチンコ機1に搭載される複数種類の装置はそれぞれ異なる電源電圧で動作するため、外部電源からパチンコ機1に供給される電源電圧を電源基板にて所定の電源電圧に変換した後、各装置に電源を供給している。そして、停電が発生し、外部電源から電源基板に供給される電源電圧が所定の電源電圧以下となると、電源基板から主制御基板710に電源電圧の供給が停止することを示す停電予告信号が送信される。そして、ステップS20で主制御基板710に搭載されるCPU711により停電予告信号を検知すると、電源断発生時処理を実行する(ステップS40)。
この電源断発生時処理は、停電後に電源基板に供給される電源電圧(本実施形態では24V)が復旧(以下「復電」と称する)した場合に、遊技機の動作を停電前の状態から開始するために停電発生時の状態をRAM713のバックアップ領域にデータを一時退避させる処理である。処理内容は後述するが、本実施例においては、図示する通り、電源断発生時処理は、割込処理ではなく、ループの開始直後に停電予告信号の検知有無に応じて実行される分岐処理としてメイン処理(主制御処理)内に組み込まれている。
ステップS20で停電予告信号が検知されていない場合(ステップS20におけるNO)、即ち、外部電源からの電力が正常に供給されている場合には、遊技にて用いられる乱数を更新する非当落乱数更新処理を行う(ステップS30)。なお、非当落乱数更新処理にて更新される乱数については後述する。
[電源断発生処理について]
図64は、電源断発生時処理の一例を示すフローチャートである。上述したように、電源断発生時処理(ステップS40)は、メインシステム処理において、停電予告信号が検出された時に(ステップS20におけるYES)実行される処理である。CPU711は、まず、割込処理が実行されないように割込禁止設定を行う(ステップS42)。そして、RAM713の処理領域におけるチェックサムを算出し、この算出結果と各種の遊技データをRAM713のバックアップ領域に記憶する(ステップS44)。このチェックサムは、復電時に停電前のRAM713の内容が適正に保持されているか否かをチェックするために使用される。
次いで、CPU711は、RAM713の所定領域に設けられたバックアップフラグに、電源断発生時処理が行われたことを示す規定値を設定する(ステップS46)。以上の処理を終えると、CPU711は、RAM713へのアクセスを禁止し(ステップS48)、無限ループに入って電力供給の停止に備える。ところで、この処理では、ごく短時間の停電等(以下「瞬停」と称する)により電源電圧が不安定になって電源断発生時処理が開始されてしまうと、実際には電源電圧は停止されないため、無限ループから復帰することができなくなるおそれがある。かかる弊害を回避するため、本実施例のCPU711には、ウォッチドックタイマが設けられており、所定時間、ウォッチドックタイマが更新されないとリセットがかかるように構成されている。ウォッチドックタイマは、正常に処理が行われている間は定期的に更新されるが、電源断発生時処理に入ると、更新が行われなくなる。その結果、瞬停によって電源断発生時処理に入り、図43の無限ループに入った場合でも所定期間経過後にリセットがかかり、電源投入時と同じプロセスでCPU711が起動することになる。
なお、RAM713のバックアップ領域に代えて、書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROMなど)を備えるようにしてもよい。この場合、データをバックアップさせるために常時の電力供給を必要としない、といったメリットがある。
若しくは、上記RAM713の全領域を、電力の常時供給によってデータがバックアップされるバックアップ領域としてもよい。この場合、電源遮断時において、RAM713の特定領域に記憶されているデータをその他の領域に退避させる必要がなくなる。また、電源復帰時にも、退避データを処理領域に読み出す必要がなくなるため、これらの処理に要する負荷が軽減されるようになる。
[タイマ割込処理について]
図65は、タイマ割込処理の一例を示すフローチャートである。本実施の形態においては、メインシステム処理の実行中に主基板700の主制御基板710に搭載されるCPU711により4ms毎にタイマ割込処理が実行される。タイマ割込処理において、CPU711は、レジスタの待機処理を実行した後(ステップS50)、ステップS60からステップS270の処理を実行する。
ステップS60のセンサ監視処理では、上述した各種のセンサ(ゲートセンサ760、第一始動口センサ780、第二始動口センサ782、第三始動口センサ784、開閉装置カウントセンサ776等)の検出信号を監視する処理を実行する。
ステップS70の当落乱数更新処理では、遊技で用いられる乱数を更新する処理を実行する。なお、この実施形態では、当落乱数更新処理にて更新される乱数と、上述した非当落乱数更新処理にて更新される乱数と、は異なる。乱数については後述するが、当落乱数更新処理にて更新される乱数を非当落乱数更新処理でも更新するようにしてもよい。
また、ステップS80の払出制御処理では、センサ監視処理(ステップS60)にて検出された信号に基づいて払出制御基板720に遊技球の払い出しを指示する払出コマンドを送信する。
ステップS90の普通図柄・普通電動役物制御処理では、センサ監視処理処理(ステップS60)にてゲートセンサ760から検出された信号に基づいて普通図柄表示器82に関わる制御処理を実行するとともに、一対の可動片606の開閉制御を行うための処理を実行する。
ステップS100の特別図柄・特別電動役物制御処理では、特別図柄の変動開始から当たり遊技の開始までの一連の処理を実行するとともに、特別電動役物としての大当たり遊技用開閉装置500の開閉制御を行うための処理を実行する。
ステップS260の出力データ設定処理では、特別図柄・特別電動役物制御処理(ステップS100)等において定まる情報に基づいて、主制御基板710から周辺制御基板810に送信するコマンドを生成する処理を実行する。
ステップS270のコマンド送信処理では、出力データ設定処理(ステップS260)において設定されたコマンドを周辺制御基板810に送信する処理が行われる。ステップS60からステップS270の処理を実行すると、レジスタ復帰処理(ステップS280)を実行して、タイマ割込処理を終了する。
ここで、上述した非当落乱数更新処理(ステップS30)および当落乱数更新処理(ステップS70)においてCPU711により更新される各種乱数について説明する。
本実施形態において、遊技にて用いられる各種乱数として、当否判定用乱数、図柄乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン乱数および普通図柄当否判定用乱数等がある。
当否判定用乱数は、大当たり遊技または小当たり遊技を発生させるか否かの判定に用いられる当否判定用乱数である。図柄乱数は、大当たり遊技を発生させると判定されたときに、大当たりの種別(第一大当たり、第二大当たりおよび第三大当たり)の判定に用いられる乱数である。リーチ判定用乱数は、当否判定にて大当たりおよび小当たりのいずれにも当選していない(即ち外れ)と判定されたときに、リーチ変動とするか否かの判定に用いられる乱数である。変動パターン乱数は、第一特別図柄表示器84および第二特別図柄表示器86に表示する特別図柄の変動パターンを決定するために用いられる乱数である。普通図柄当否判定用乱数は、一対の可動片606を開放状態に制御するか否かの判定に用いられる乱数である。
なお、演出表示装置115にて表示制御される装飾図柄の変動パターンは、変動パターン乱数により決定しても良く、周辺基板800の周辺制御基板810に搭載されるCPU811または表示装置制御基板816に搭載されるCPU832(いずれも図61参照)により決定するようにしてもよい。また、変動パターン乱数は必須ではなく、リーチ判定用乱数を用いて特別図柄の変動パターンを決定するようにしても良い。
これらの乱数のうち、当落乱数更新処理では、大当たり遊技または小当たり遊技の発生に関わる当否判定用乱数、図柄乱数、および、遊技球を受け入れやすい開放状態に一対の可動片606を制御するか否かに関わる普通図柄当たり判定用乱数の更新を行う。ここで、大当たり遊技の発生および一対の可動片606を開放状態に制御するか否かに関わる判定に用いられる乱数は一定のタイミングとして4ms毎に更新される。このようにすることにより、それぞれの乱数における所定期間における確率(大当たり遊技または小当たり遊技を発生させると判定される確率、一対の可動片606を開放状態に制御すると判定される確率)を一定にする(即ち狙い打ち等により確率に偏りが発生することを防止する)ことができ、遊技者が不利な状態となることを防止できる。
一方、非当落乱数更新処理では、当たり遊技の発生および普通図柄の表示結果に関わらないリーチ判定用乱数、並びに、変動パターン乱数の更新を行う。なお、主制御基板710で更新される乱数は、上記したものに限られず、非当落乱数更新処理では、当否判定用乱数を更新するカウンタが1周したときに次にカウントを開始させる当否判定用乱数の初期値を決定するための初期値決定乱数等の更新も行う。
[特別図柄・特別電動役物制御処理について]
次に、図66に基づいて特別図柄・特別電動役物制御処理について説明する。図66は、特別図柄・特別電動役物制御処理(ステップS100)の一例を示すフローチャートである。
この特別図柄・特別電動役物制御処理では、まず、始動口入賞処理(ステップS110)を行う。具体的には後述するが、第一始動口600または第二始動口604に遊技球が入賞したか否か判別し、これに基づいて一連の処理を行う。始動口入賞処理(ステップS110)を行うと、次に、処理フラグを確認し(ステップS120〜ステップS230)、処理フラグに対応する処理を行う。
始動口入賞処理(ステップS110)を終えると、先ず、処理フラグが0であるか否かを判断し(ステップS120)、処理フラグが0であれば(ステップS120におけるYES)変動開始処理(ステップS130)を実行する。変動開始処理(ステップS130)では、特別図柄の変動表示を開始するための設定を行う。詳しくは後述するが、大当たり遊技または小当たり遊技を開始させるか否かの判断を行い、処理フラグを「1」に更新する。一方、ステップS120において処理フラグが0でなければ(ステップS120におけるNO)ステップS140に進む。
ステップS140に進むと、処理フラグが1であるか否かを判断する(ステップS140)。処理フラグが1であれば(ステップS140におけるYES)変動パターン設定処理(ステップS150)を実行する。この変動パターン設定処理では、特別図柄表示器84に表示される特別図柄および演出表示装置115に表示される装飾図柄の変動パターンを決定し、当該変動パターンに対応して設定される変動時間(特別図柄表示器84において特別図柄の変動表示を開始してから停止表示するまでの時間)をタイマにセットし、処理フラグを「2」に更新する。一方、ステップS140において処理フラグが1でなければ(ステップS140におけるNO)、ステップS170に進む。
ステップS170に進むと、処理フラグが2であるか否かを判断する(ステップS170)。処理フラグが2であれば(ステップS170におけるYES)変動中処理(ステップS180)を実行する。この変動中処理では、変動パターン設定処理(ステップS150)で設定された変動時間をタイマにより監視し、タイムアウトしたことに基づいて特別図柄表示器84における特別図柄の変動表示を停止させる。このとき、変動開始処理(ステップS130)にて大当たりとする判定がなされていれば、処理選択フラグを「3」に更新し、小当たりとする判定がなされていれば、処理選択フラグを「4」に更新し、大当たりおよび小当たりとする判定のいずれもなされていなければ処理選択フラグを「0」に更新する。一方、ステップS170において処理フラグが2でなければ(ステップS170におけるNO)、ステップS190に進む。
ステップS190に進むと、処理フラグが3かどうか判断する(ステップS190)。処理フラグが3であれば(ステップS190におけるYES)大当たり遊技開始処理(ステップS200)を実行する。この大当たり遊技開始処理では、大当たり種別(第一大当たり、第二大当たりまたは第三大当たり)を判断し、その大当たり種別に応じて大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作を制御するためのラウンド回数、開放時間および遊技球の入賞制限個数をセットし、処理フラグを「5」に更新する。一方、ステップS190において処理フラグが3でなければ(ステップS190におけるNO)、ステップS210に進む。
ステップS210に進むと、処理フラグが4かどうか判断する(ステップS210)。処理フラグが4であれば(ステップS210におけるYES)小当たり遊技処理(ステップS220)を実行する。この小当たり遊技処理では、大当たり遊技用開閉装置500の開放動作を制御するための開放回数および開放時間をセットし、処理フラグを「6」に更新する。一方、処理フラグが4でなければ(ステップS210におけるNO)、ステップS230に進む。
ステップS230に進むと、処理フラグが5かどうか判断する(ステップS230)。処理フラグが5であれば(ステップS230におけるYES)特別電動役物大当たり制御処理(ステップS240)を実行する。この特別電動役物大当たり制御処理では、大当たり遊技開始処理(ステップS200)においてセットしたラウンド回数、開放時間および遊技球の入賞制限個数に基づいて大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作を制御し、大当たり遊技が終了する場合には、確率変動機能を作動させるか否か判断させるとともに処理フラグを「0」に更新する処理を行う。
一方、ステップS230において処理フラグが5でなければ(ステップS230におけるNO)特別電動役物小当たり制御処理(ステップS250)を実行する。この特別電動役物小当たり制御処理(ステップS250)では、小当たり遊技処理(ステップS220)においてセットした開放回数、開放時間および制限個数に基づいて、大当たり遊技用開閉装置500の開閉動作を制御し、小当たり遊技が終了する場合には、処理フラグを「0」に更新する処理を行う。
ステップS130からステップS250の各種処理のいずれかを実行すると特別図柄・特別電動役物制御処理を終了する。
[始動口入賞処理について]
次に、始動口入賞処理について図67に基づいて説明する。図67は、始動口入賞処理の一例を示すフローチャートである。
始動口入賞処理では、CPU711は、先ず、第二始動口604に遊技球が入賞したか否かを判断する(ステップS1101)。具体的には、第二始動口センサ782による遊技球検知の有無を確認する。このとき、第二始動口センサ782による遊技球の検知があれば、第二始動口604に遊技球が入賞したと判断する(ステップS1101におけるYES)。第二始動口センサ782による遊技球の検知がなければ、第二始動口604に遊技球が入賞していない(ステップS1101におけるNO)と判断する。
ステップS1101において第二始動口604に遊技球が入賞したと判断したときには、各種データ(第二特別図柄当否判定用乱数取得手段912によって取得された当否判定用乱数、図柄乱数、特別図柄種別)を取得する。そして、第二特別図柄保留カウンタ913のカウンタ値が上限値である4未満であるか否かを判断する(ステップS1102)。
ステップS1101において第二特別図柄保留カウンタ913のカウンタ値が上限の4未満であると判断すると(ステップS1102におけるYES)、CPU711は、第二保留記憶処理を行い(ステップS1103)、その後、ステップS1104に進む。第二保留記憶処理は、第二始動口604に遊技球が入賞したことによって取得した各種データ(当否判定用乱数、図柄乱数、特別図柄種別)を当否判定用乱数記憶領域5131に記憶すると共に、第二特別図柄保留カウンタ913のカウンタ値に1を加算する処理である。なお、当否判定用乱数記憶領域5131は、当否判定用乱数記憶領域、図柄乱数記憶領域および特別図柄種別記憶領域を有しており、第二始動口604に遊技球が入賞したことによって取得した各種データは、それぞれの記憶領域に記憶される。
CPU711が、ステップS1101において第二始動口604に遊技球が入賞していないと判断したとき(ステップS1101におけるNO)、および、ステップS1102において第二特別図柄保留カウンタ913のカウンタ値が上限値の4に達していると判断したとき(ステップS1102におけるNO)は、いずれもステップS1104に進む。
ステップS1104では、CPU711は、第一始動口600に遊技球が入賞したか否かを判断する(ステップS1104)。具体的には、第一始動口センサ780による遊技球検知の有無を確認する。このとき、第一始動口センサ780によって遊技球が検知された場合には第一始動口600に遊技球が入賞したと判断する(ステップS1104におけるYES)。第一始動口センサ780による遊技球の検知がなければ、第一始動口600に遊技球が入賞していない(ステップS1104におけるNO)と判断する。
ステップS1104において第一始動口600に遊技球が入賞したと判断したときには、各種乱数(第一特別図柄当否判定用乱数取得手段902によって取得された当否判定用乱数、図柄乱数、特別図柄種別)を取得し、第一特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値が上限値である4未満であるか否かを判断する(ステップS1105)。
ステップS1104において第一特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値が上限の4未満であると判別すると(ステップS1105におけるYES)、CPU711は、第一保留記憶処理を行い(ステップS1106)、始動口入賞処理を終了する。第一保留記憶処理は、第一始動口600に遊技球が入賞したことによって取得した各種データ(当否判定用乱数、図柄乱数、特別図柄種別)を当否判定用乱数記憶領域5131に記憶すると共に、第一特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値に1を加算する処理である。なお、第二始動口604に遊技球が入賞したことによって取得した各種データと同様に、第一始動口600に遊技球が入賞したことによって取得した各種データは、当否判定用乱数記憶領域5131における記憶領域に記憶される。
CPU711が、ステップS1104において第一始動口600に遊技球が入賞していないと判断したとき(ステップS1104におけるNO)、および、ステップS1105において第一特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値が上限値の4に達していると判断したとき(ステップS1105におけるNO)は、いずれも始動口入賞処理を終了する。
なお、ステップS1102において、第二始動口604に遊技球が入賞したときに第二特別図柄保留カウンタ913のカウンタ値が上限値であるとき、ステップS1101で取得した各種データを破棄する。同様に、ステップS1105において、第一始動口600に遊技球が入賞したときに第一特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値が上限値であるとき、ステップS1104で取得した各種データを破棄する。
なお、第二始動口604に遊技球が入賞したと判断したとき、各種データ(当否判定用乱数、図柄乱数、特別図柄種別)の取得は、必ずしもステップS1101で行う必要はなく、ステップS1101〜ステップS1103の間で行えばよい。例えば、ステップS1101で各種データを取得せずに、ステップS1102で第二特別図柄保留カウンタ913のカウンタ値が上限値未満であることを判定した後に各種データを取得してもよいし、ステップS1103の第二保留記憶処理で取得するようにしてもよい。
同様に、第一始動口600に遊技球が入賞したと判定したとき、各種データ(当否判定用乱数、図柄乱数、特別図柄種別)の取得は、必ずしもステップS1104で行う必要はなく、ステップS1104〜ステップS1106の間で行えばよい。例えば、ステップS1104で各種データを取得せずに、ステップS1102で第一特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値が上限値未満であることを判別した後に各種データを取得してもよいし、ステップS1106の第一保留記憶処理で取得するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、第二始動口604への入賞処理(ステップS1101〜ステップS1103)を実行したのちに、第一始動口600への入賞処理(ステップS1104〜1106)を実行している。ただし、これに代えて、第一始動口600への入賞処理を実行したのちに、第二始動口604への入賞処理を実行する態様であっても良い。
また、本実施形態では、第一始動口600に遊技球が入賞したときは第一特別図柄抽選手段900によって抽選処理を行い、第二始動口604に入賞したときは第二特別図柄抽選手段910によって抽選処理を行っているが、これに限られない。例えば、第一始動口600に遊技球が入賞したときは第二特別図柄抽選手段910によって抽選処理を行い、第二始動口604に入賞したときは第一特別図柄抽選手段900によって抽選処理を行うようにしても良い。
また、本実施形態では、第一特別図柄抽選手段900による抽選処理および第二特別図柄抽選手段910による抽選処理のいずれが行われた場合であっても大当たりへの当選確率は同じであるが、これに限られない。例えば、第一特別図柄抽選手段900による抽選処理が行われた場合の大当たり当選確率と、第二特別図柄抽選手段910による抽選処理が行われた場合の大当たり当選確率と、が異なるようにしても良い。
さらに、本実施形態では、第一特別図柄抽選手段900による抽選処理にて大当たりに当選した場合と、第二特別図柄抽選手段910による抽選処理にて大当たりに当選した場合、とで遊技者に付与される利益が異なり、第一特別図柄抽選手段900によって抽選処理が行われる場合よりも第二特別図柄抽選手段910によって抽選処理が行われる場合の方が有利であるが、これに限られない。例えば、第一特別図柄抽選手段900による抽選処理が行われた場合には長開放大当たり遊技が実行される確率が相対的に高く設定される一方で、第二特別図柄抽選手段910による抽選処理が行われた場合には長開放大当たり遊技が実行される確率が相対的に低く設定されるような場合が相当する。
[変動開始処理について]
次に、変動開始処理について図68に基づいて説明する。図68は、変動開始処理の一例を示すフローチャートである。
処理選択フラグが「0」のときに実行される変動開始処理(ステップS130)では、CPU711は、先ず、当否判定用乱数記憶領域5131に記憶されている乱数の数(始動記憶数)が0であるか否かを判断する(ステップS1301)。当否判定用乱数記憶領域5131に記憶されている始動記憶数が0であることは、特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値が0であることを意味する。
始動記憶数が0でなければ(ステップS1301におけるNO)、当否判定用乱数記憶領域5131のシフト処理を行う(ステップS1302)。このシフト処理は、第一始動口600および第二始動口604への遊技球の入賞に基づいて取得された乱数の当否判定が行われる順序をシフトする処理である。即ち、特別図柄の当否判定は第二始動口604への遊技球の入賞に基づく当否判定が第一始動口600への遊技球の入賞に基づく当否判定よりも優先して行われるため、変動開始に伴って当該順序がシフトする。第一始動口600または第二始動口604への遊技球の入賞に基づいて取得された乱数のうち最も早く第二始動口604への遊技球の入賞に基づいて取得された乱数から、最も遅く第二始動口600への遊技球の入賞に基づいて取得された乱数へと順に、処理領域5132に移される。なお、ステップS1301において始動記憶数が0であれば(ステップS1301におけるYES)、変動開始処理を終了する。
ステップS1302においてシフト処理を行ったのち、CPU711は、処理領域5132に記憶されている種別(第一特別図柄であるか第二特別図柄であるか)を判別する(ステップS1303)。ここで、当該種別が第二特別図柄種別であれば(ステップS1303におけるYES)、第二特別図柄フラグをON状態にする(ステップS1303)と共に、第2特別図柄保留カウンタ913のカウンタ値を1減算して(ステップS1305)、ステップS1308に進む。一方、当該種別が第1特別図柄種別であれば(ステップS1303におけるNO)、第1特別図柄フラグをON状態にする(ステップS1306)と共に、第1特別図柄保留カウンタ903のカウンタ値を1減算して(ステップS1307)、ステップS1308に進む。
ステップS1308では、確変機能が作動している遊技状態であるか否かを判断する(ステップS1308)。ここで、確変機能が作動している遊技状態であれば(ステップS1308におけるYES)、第一確変特図判定テーブル908または第二確変特図判定テーブル909が選択される(ステップS1309)。一方、ステップS1308において確変機能が未作動であれば(ステップS1308におけるNO)、第一通常特図判定テーブル906または第二通常特図判定テーブル907が選択される(ステップS1310)。
そして、ステップS1309またはステップS1310において選択された判定テーブルと、処理領域5132に記憶されている当否判定用乱数と、に基づいて当否判定が行われる(ステップS1311)。なお、ステップS1311における大当たり判定は、特別図柄当否判定手段904によって行われる。
ステップS1311における当否判定にて大当たりであると判定されると(ステップS1311におけるYES)、取得した図柄乱数に基づいて大当たりの種別を判定する(ステップS1312)。その後、大当たりの種別に応じたフラグをON状態にする(ステップS1313)。具体的には、第一大当たりであれば第一大当たりフラグをON状態にし、第二大当たりであれば第二大当たりフラグをON状態にし、第三大当たりであれば第三大当たりフラグをON状態にする。その後、処理フラグを「1」に更新し(ステップS1316)、変動開始処理を終了する。
一方、ステップS1311における当否判定にて大当たりでないと判定すると(ステップS1311におけるNO)、小当たりであるか否かが判定される(ステップS1314)。ここで、小当たりに当選していると判定されると(ステップS1314におけるYES)、小当たりフラグをON状態にして(ステップS1315)、ステップS1316に進み、処理フラグを「1」に更新し、変動開始処理を終了する。ステップS1314において小当たりに当選していないと判定されると(ステップS1314におけるNO)、ステップS1316に進み、処理フラグを「1」に更新し、変動開始処理を終了する。
なお、本実施形態では、ステップS1302においてシフト処理を行ったのち、ステップS1309またはステップS1310において選択された判定テーブルと、処理領域5132に記憶されている当否判定用乱数と、に基づいて当否判定が行われる(ステップS1311)が、これに限られない。例えば、判定テーブルと、当否判定用乱数記憶領域5131に記憶されている当否判定用乱数のうち最も早く記憶された乱数と、に基づいて当否判定を行い、その後、シフト処理を行っても良い。このとき、当否判定用乱数記憶領域5131に記憶されている当否判定用乱数を参照できるのは、変動開始時のみである。
[変動パターン設定処理について]
次に、変動パターン設定処理について図69に基づいて説明する。図69は、変動パターン設定処理(ステップS150)の一例を示すフローチャートである。
変動パターン設定処理は、当否判定結果に応じて変動パターンを設定する処理である。この処理では、先ず、複数種類の大当たりのうちいずれかの大当たりフラグがON状態であるか否かを判断する(ステップS1510)。ここで大当たりフラグがON状態であると(ステップS1510におけるYES)、大当たりの種別に対応する変動パターンに設定する(ステップS1520)。具体的には、第一大当たりフラグがON状態であれば第一大当たりに対応する変動パターンに設定し、第二大当たりフラグがON状態であれば第二大当たりに対応する変動パターンに設定し、第三大当たりフラグがON状態であれば第三大当たりに対応する変動パターンに設定する。そして、その後、ステップS1560に進んで変動時間値をタイマにセットし、処理フラグを「2」に更新(ステップS1570)したのち、変動パターン設定処理を終了する。
ステップS1510において、いずれの大当たりフラグもON状態でないとき(ステップS1510におけるNO)、小当たりフラグがON状態であるか否かを判断する(ステップS1530)。ここで、小当たりフラグがON状態であると(ステップS1530におけるYES)、小当たりに対応する変動パターンに設定し(ステップS1540)、ステップS1560に進み、処理フラグを「2」に更新(ステップS1570)して変動パターン設定処理を終了する。
ステップS1530において、小当たりフラグがON状態でないとき(ステップS1530におけるNO)、当否判定結果が大当たりおよび小当たりのいずれにも当選していない外れである判断し、外れに対応する変動パターンに設定し(ステップS1550)、ステップS1560に進み、処理フラグを「2」に更新(ステップS1570)して変動パターン設定処理を終了する。
なお、この変動パターン設定処理において設定された変動パターンに基づいて、特別図柄表示器84における複数のLEDの点灯パターンによって表示される。
[変動中処理について]
次に、図70に基づいて、変動中処理について説明する。図70は、変動中処理の一例を示すフローチャートである。変動中処理では、先ず、特別図柄が変動中であるか否かを判断する(ステップS1801)。ここで、特別図柄表示器84が変動中であれば変動中であると判断される。特別図柄が変動中でなければ(ステップS1801におけるNO)、そのまま、変動中処理を終了する。
ステップS1801において特別図柄が変動中であると判断すると(ステップS1801におけるYES)、ステップS1802に進み、変動時間が終了しているか否かを判断する。具体的には、変動パターン設定処理においてタイマにセットした変動時間が経過したか否かを判断する。ここで、変動時間が経過していなければ、変動時間が経過するまで待機する(ステップS1802におけるNO)。変動時間が経過すると(ステップS1802におけるYES)、特別図柄の変動を停止する(ステップS1803)。即ち、特別図柄表示器84において、第一特別図柄抽選手段900または第二特別図柄抽選手段910の抽選結果を導出表示する。
特別図柄の変動を停止すると(ステップS1803)、複数の大当たり種別のうちいずれかの大当たりフラグがON状態であるか否かを判断する(ステップS1804)。即ち、今回の変動が停止して抽選結果が導出された結果、いずれかの大当たり遊技を開始するか否を判断する。いずれかの大当たりフラグがON状態であると(ステップS1804におけるYES)、処理フラグを「3」に更新し(ステップS1805)、変動中処理を終了する。いずれの大当たりフラグもON状態でなければ(ステップS1804におけるNO)、次に小当たりフラグがON状態であるか否かを判断する(ステップS1806)。即ち、今回の変動が停止して抽選結果が導出された結果、小当たり遊技を開始するか否かを判断する。小当たりフラグがON状態であると(ステップS1806におけるYES)、処理フラグを「4」に更新し(ステップS1807)、変動中処理を終了する。小当たりフラグがON状態でなければ(ステップS1806におけるNO)、処理フラグを「0」に更新し(ステップS1808)、変動中処理を終了する。
[大当たり遊技開始処理について]
次に、図71に基づいて、大当たり遊技開始処理について説明する。この大当たり遊技開始処理では、先ず、確率変動機能が作動中であるか否かを判断する(ステップS2001)。上述のように、大当たり遊技が実行されているときは確変機能が作動しないため、確変機能が作動している場合には、確変機能の作動を停止して(ステップS2002)、ステップS2003に進む。一方、ステップS2001において確変機能が作動していないと判断すると(ステップS2001におけるNO)、ステップS2002をスキップしてステップS2003に進む。
ステップS2003では、開放延長機能が作動中であるか否かを判断する。上述のとおり、大当たり遊技が実行されているときは開放延長機能が作動しないため、開放延長機能が作動している場合には、開放延長機能の作動を停止して(ステップS2004)、ステップS2005に進む。一方、ステップS2003において開放延長機能が作動していないと判断すると(ステップS2003におけるNO)、ステップS2004をスキップしてステップS2006に進む。
ステップS2005では、長開放大当たりであるか否かを判断する。具体的には、長開放大当たりフラグがON状態であれば長開放大当たりであると判断し(ステップS2005におけるYES)、長開放大当たり遊技時におけるラウンド回数(例えば15ラウンド)、1ラウンド当たりの大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間(例えば30sec)および最大入賞数(例えば9球)をセットする(ステップS2006)。そして、その後、ステップS2008に進んで処理フラグを「5」に更新し、大当たり遊技開始処理を終了する。
一方、ステップS2005において、短開放大当たりがON状態であれば長開放大当たりではなく短開放大当たりであると判断し(ステップS2005におけるNO)、短開放大当たり遊技時におけるラウンド回数(例えば2ラウンド)、1ラウンド当たりの大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間(例えば0.3sec)および最大入賞数(例えば3球)をセットし、ステップS2008に進む。
[小当たり遊技開始処理について]
次に、図72に基づいて、小当たり遊技開始処理について説明する。この小当たり遊技開始処理では、先ず、小当たり遊技時における大当たり遊技用開閉装置500の開閉回数(例えば1回)、1回当たりの大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間(例えば0.3sec)、最大入賞数(例えば3球)をセットする。その後、処理フラグを「6」に更新して小当たり遊技開始処理を終了する。
[特別電動役物大当たり制御処理]
次に、図73に基づいて、特別電動役物大当たり制御処理について説明する。特別電動役物大当たり制御処理においては、先ず、大当たり遊技用開閉装置500が開放中であるか否かを判断する(ステップS2401)。大当たり遊技用開閉装置500が開放中であれば(ステップS2401におけるYES)、予めセットされた大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間が経過したか否かを判断する(ステップS2402)。具体的には、ステップS2006またはステップS2007においてセットされた最大開放時間が経過したか否かを判断する。大当たり遊技用開閉装置500の最大開放時間が経過したと判断すると(ステップS2402におけるYES)、大当たり遊技用開閉装置500を閉鎖して(ステップS2404)、ステップS2405に進む。
ステップS2402において大当たり遊技用開閉装置500の開放時間が経過していなければ(ステップS2402におけるNO)、予めセットされた最大入賞数の遊技球が大当たり遊技用開閉装置500に受け入れられたか否かを判断する(ステップS2403)。具体的には、開閉装置カウントセンサ776によるカウント値が、ステップS2006またはステップS2007においてセットされた最大入賞数に達したか否かを判断する。大当たり遊技用開閉装置500に最大入賞数の遊技球が受け入れられたと判断すると(ステップS2403におけるYES)、ステップS2404に進み、大当たり遊技用開閉装置500を閉鎖する。一方、大当たり遊技用開閉装置500に最大入賞数の遊技球が受け入れられていなければ、ステップS2402に戻る。
ステップS2405では、予めセットされたラウンド数に達したか否かを判断する(ステップS2405)。具体的には、ステップS2006またはステップS2007においてセットされたラウンド数に達したか否かを判断する。ここで、予めセットされたラウンド数に達していれば(ステップS2405におけるYES)ステップS2407に進み、大当たりフラグ(第一〜第三大当たりフラグのうちON状態となっているフラグ)をOFFにする。一方、予めセットされたラウンド数に達していなければ(ステップS2405におけるNO)、大当たり遊技用開閉装置500の開放処理を行い(ステップS2406)、ステップS2402に戻る。
なお、ステップS2401において、大当たり遊技用開閉装置500が開放中でないと判断されると(ステップS2401におけるNO)、ステップS2405に進む。
ステップS2407において大当たりフラグをOFFにしたのち、確変機能を作動すべきか否かを判断し(ステップS2408)、確変機能を作動すべきであれば確変機能の作動処理を行う(ステップS2409)。具体的には、ステップS2407においてOFFにされた大当たりフラグが、第一大当たりフラグまたは第二大当たりフラグであれば、確変機能を作動する。即ち、大当たりの種別が、第一大当たりまたは第二大当たりであれば、確変機能を作動する。
次いで、開放延長機能を作動すべきか否かを判断し(ステップS2408)、開放延長機能を作動すべきであれば開放延長機能の作動処理を行う(ステップS2411)。その後、処理フラグを「0」に更新し(ステップS2415)、特別役物大当たり制御処理を終了する。一方、ステップS2410において開放延長機能を作動させないと判断された場合(ステップS2410におけるNO)にも、ステップS2415に進んで処理フラグを「0」に更新し、特別電動役物大当たり制御処理を終了する。
上記ステップS2408において、確変機能を作動すべきでない当たり(第三大当たり)に当選している旨判断されたときも(ステップS2408におけるNO)、開放延長機能の作動処理を行う(ステップS2413)。そしてこの後、開放延長機能の作動回数(例えば100回)を設定した時点で(ステップS2414)、ステップS2415に進んで処理フラグを「0」に更新し、特別電動役物大当たり制御処理を終了する。
上述のように、本実施形態においては、第一〜第三大当たりのいずれの大当たりに当選した場合でも、開放延長機能が作動させられるが(ステップS2411,S2413)、当選した大当たりに基づいて開放延長機能を作動するか否かを決定するようにしてもよい。これにより、大当たり遊技の終了後の遊技状態をさらに多様化し、興趣の低下を抑制できる。
[特別電動役物小当たり制御処理]
次に、図74に基づいて、特別電動役物小当たり制御処理について説明する。特別電動役物小当たり制御処理では、先ず、ステップS2201においてセットされた最大入賞数の遊技球が大当たり遊技用開閉装置500に入賞したか否かを判断する(ステップS2501)。最大入賞数の遊技球が大当たり遊技用開閉装置500に入賞していれば(ステップS2501におけるYES)、大当たり遊技用開閉装置500が開閉中か否かを判断する(ステップS2502)。大当たり遊技用開閉装置500が開閉中であれば(ステップS2502におけるYES)、大当たり遊技用開閉装置500を閉鎖して(ステップS2503)、小当たりフラグをOFF状態にする(ステップS2509)。ステップS2502において大当たり遊技用開閉装置500が開放中でなければ(即ち閉鎖していれば)、ステップS2509に進み、小当たりフラグをOFF状態にする。そして、その後、ステップS2510に進み、処理フラグを「0」に更新して、特別電動役物小当たり制御処理を終了する。
ステップS2501において最大入賞数の遊技球が大当たり遊技用開閉装置500に入賞していないと判断すると、大当たり遊技用開閉装置500が開放中であるか否かを判断する(ステップS2504)。ここで、大当たり遊技用開閉装置500が開放中であれば(ステップS2504におけるYES)、ステップS2201において予めセットされた開放時間が経過しているか否かを判断し(ステップS2505)、開放時間が経過していれば(ステップS2505におけるYES)、大当たり遊技用開閉装置500を閉鎖する(ステップS2506)。その後、大当たり遊技用開閉装置500の開閉回数が、ステップS2201において予めセットされた回数に達しているか否かを判断し(ステップS2507)、当該予めセットされた回数に達していれば(ステップS2507におけるYES)、小当たりフラグをOFFにした(ステップS2509)のち、処理フラグを「0」に更新する(ステップS2510)。ステップS2504において大当たり遊技用開閉装置500が開放中でないと判断すると(ステップS2504におけるNO)、ステップS2507に進む。
なお、ステップS2505において大当たり遊技用開閉装置500の開放時間が予め定めた時間を経過していないと判断したとき(ステップS2505におけるNO)、ステップS2501に戻る。また、ステップS2507において大当たり遊技用開閉装置500の開放回数が予め定めた回数に達していないと判断したとき(ステップS2507におけるNO)、大当たり遊技用開閉装置500を再び開放し(ステップS2508)、その後、ステップS2501)に戻る。
このように、予めセットされた遊技球が大当たり遊技用開閉装置500に入賞したと判断すると(ステップS2501におけるYES)、ステップS2201において予めセットされた大当たり遊技用開閉装置500の開閉回数に達したか否かに拘らず、特別電動役物小当たり制御処理を終了する。
[可動役物を利用した演出について]
以下、図18および図57に基き、可動役物を利用した演出について説明する。
図18に示すように、左可動役物339および右可動役物340がいずれも収容位置に保持されている場合には、各可動役物の大部分が遮蔽されており、遊技者側からは視認が困難である。遊技者側からは各可動役物の下端部に設けられた左発光帯部349および右発光帯部350がセンター役物247のセンター開口部99の中に見えており、センター役物247の発光装飾ユニット250と各表出部との形状的な特徴の類似から、意匠的に関連づけられているとして、センター役物247と、その後方から見えている左発光帯部349および右発光帯部350との間に一体感があるという印象を与える。また、各可動役物が遮蔽される位置に収容されており、演出表示装置115の画面は全体的に明瞭に視認される。遊技開始時の初期状態が図18に示す状態であれば、遊技者は左発光帯部349および右発光帯部350を視認してその存在には気づくが、センター役物247の装飾体の一部であると認識され得る。また、センター役物247および遊技領域板181の後方に左可動役物339および右可動役物340が隠れていることには想到しづらくなっている。
遊技の進行に応じて、左役物アームユニット421および右役物アームユニット422(図50および図52参照)が下降すると、図56に示すように、左可動役物339および右可動役物340が演出表示装置115の手前に現れて遊技者側からほぼ全体が視認可能となる。左アームカバー357および右アームカバー358はセンター開口部99の輪郭に対応した屈曲した形状をしており、左役物アームユニット421および右役物アームユニット422が下降した状態でも目立ちにくくなっている。左可動役物339および右可動役物340が下降すると、演出表示装置115の画面の略上半分に相当する範囲を覆うように可動役物が現れ、各役物に備えられた発光基板を使用して発光演出を行う。演出表示装置115の画面の上半分の範囲でも可動役物の隙間などから見える部分があり、可動役物の発光演出と対応する表示態様を表示することで、可動役物の演出を引き立てるとともに、演出表示装置115の演出と可動役物の演出とを組み合わせ、より複雑な視覚的演出とすることも可能である。左可動役物339は、左役物発光基板585と左役物前枠588との間に透光性を有する部分を有し、文字の輪郭部分を透過して後方の演出表示装置115の表示態様が遊技者側から視認可能となっている。ただし、左役物ケーシング584の左ケーシング側壁591の端面に表示態様が見えているため、屈折して明瞭には見えない。これにより、演出表示装置115の表示態様が左可動役物339の発光演出と組み合わせられている印象をさらに強化することができる。右可動役物340に関しても左可動役物339と構成は同等であり、同様の作用が得られる。
また、左可動役物ユニット345と右可動役物ユニット346(図44参照)は、独立して昇降および発光が可能であるので、一方のみを下降させたり、発光させる演出を行うことも可能であるし、交互に昇降させたり、途中まで下降させて振動させるといった複雑な演出を行うことも可能である。
図44に示すように、左可動役物339および右可動役物340が降下した状態では、各可動役物は役物支持部材によって側方から支持されている。各可動役物が上昇し、収容位置近傍に変位すると、磁石473,533が、夫々に対応する被吸着部材と吸引しあって可動役物を上昇させ、収容位置へと位置決めして保持する。各可動役物が収容位置にあるときは、磁力によって各可動役物は収容位置に保持され続けるため、左役物駆動部353および右役物駆動部354は動作を停止しエネルギー消費を抑制することができる。また、各可動役物は磁力で保持されているため、収容位置からはずれた位置にずり下がる虞を抑制することができる。
また、各役物支持部材は、役物駆動部から斜め上方に向けて延びて可動役物を支持している。また、各役物支持部材は屈曲しているので、各役物支持部材が役物駆動部から水平方向に最短距離で可動役物との間を結ぶ形状である場合よりも役物支持部材の長さが長くなっている。これにより、可動役物が昇降するときに役物支持部材に生じる曲げモーメントおよびねじれモーメントが大きくなり、可動役物が微妙に振動するような効果をもたらして可動役物の演出をより印象づけることも期待できる。
[本実施形態の効果のまとめ]
このように、本例のパチンコ機1によれば、左可動役物339、右可動役物340および演出表示装置115を組み合わせた演出が可能であり、入賞口への遊技球の入球の検出や抽選結果に基いて様々な演出を展開することができる。
以下、右可動役物340に関しては左可動役物339と同様の構成であり、同等の効果を奏するものとして説明を省略する。
本例のパチンコ機1によれば、屈曲した腕状を呈する左役物支持アーム405の駆動手段装着部558に昇降スライド563が接合され、役物装着部570に左可動役物339が接合されており、正面視において左役物駆動部353は演出表示装置115の左方に、左稼動役物339の収容位置は演出表示装置115の上方に位置しており、演出表示装置115の左上角を挟んだ位置関係にある。昇降スライド563が左駆動モータ542によって駆動されて上下に変位すると、左可動役物339は収容位置および下降位置を含む所定範囲で変位する。収容位置は役物収容ケース118の収容空間内であって役物収容ケース118の上側内面近傍にあり、左稼動役物339の下降位置は演出表示装置115の前方であってセンター開口部99を通して遊技者側から視認可能な位置である。左可動役物339を変位させ、視認状態を変化させて視覚的演出を行うことができる。
また、本例のパチンコ機1によれば、演出表示装置115における演出を優先するときには、左可動役物339は演出表示装置115の画面の邪魔にならない収容位置にて保持され演出表示装置115の演出を見やすくし、演出表示装置115と左可動役物339の演出を組み合わせて行うときには左可動役物339を下降させて演出表示装置115の前方に移動させることができる。また、左可動役物339はセンター開口部99よりも小さく、センター開口部99を閉塞させないので、左可動役物339がセンター開口部99から視認可能な位置にあるときにも左可動役物339と演出表示装置115の表示態様とが連携した視覚的演出を行うことができる。
さらに、本例のパチンコ機1によれば、左役物支持アーム405の役物装着部570と左可動役物339の上端部にある嵌合突起部593とが接合されていて、左可動役物339が収容位置に保持されるときに役物装着部570は役物収容ケース118の上側内面に近接するので、左役物支持アーム405を収容空間の隅により近寄せることができ、左可動役物339が収容位置にあるときに左可動役物339および左役物支持アーム405がセンター開口部99を通して遊技者側に対して露呈する虞を抑制することができる。また、左可動役物339が収容位置から下降するとき、左役物支持アーム405は左可動役物339の上部に接合されているため、左可動役物339よりも遅れて遊技者側から視認可能な範囲に下降する。これにより、相対的に左可動役物339よりも遊技者側に対して露呈しにくくなるので、左可動役物339よりも目立ってしまう虞を抑制することができる。
さらに、本例のパチンコ機1によれば、センター開口部99の内周縁の最も近くの部分の形状に対応して左役物支持アーム405が屈曲した形状を呈するため、左役物支持アーム405が遊技者側から視認可能な位置にある場合にも、左役物支持アーム405はセンター開口部99の縁に沿うような外観を呈する。これにより、左役物支持アーム405が収容空間の略中央にあらわれて演出表示装置115の画面を遮り視認性を低下させる虞を抑制することができる。
また、本例のパチンコ機1によれば、役物装着部570に装着される左可動役物339を左役物駆動部353よりも高所に変位させることが可能になる。これにより、収容位置よりも左役物駆動部353を低い位置に配設することができる。左役物駆動部353を低い位置に配設することで、左役物駆動部353の上方に空間的な余地をつくって他の部材を配設したり、役物収容ケース118の角部を凹んだ形状にしたりすることが可能となる。
また、本例のパチンコ機1によれば、左役物駆動部353の形状に対する制約を低減させることができる。すなわち、役物駆動部が収容位置に近接して配設されていると、可動役物が収容位置にあるときに左可動役物と左役物駆動部とが干渉しないようにする必要があったため、役物駆動部や可動役物の形状や大きさが制約される虞があったりしたのに対し、本発明によれば、左役物駆動部353と収容位置とが離隔しているので左可動役物339と駆動部とが干渉する虞を大幅に抑制することができ、左役物駆動部353および左役物駆動部353に収容される各部材の形状に対する制約を軽減することができる。
さらに、本例のパチンコ機1によれば、昇降スライド563の第一昇降プレート544には丸棒状の昇降ガイド軸棒552の長手方向に向かって延びるラックギア546が設けられており、左駆動モータ542によって駆動され昇降ガイド軸棒552に沿って往復移動する。ラックギアによって往復運動する機構であるため、左役物支持アーム405の駆動手段装着部558に加わる力が大きくなる場合でもギア間にすべりやずれが生じにくく、左役物支持アーム405と左可動役物339とを精確な位置に変位させることができる。
ところで、昇降スライド563に左役物支持アーム405の駆動手段装着部558が装着され、左役物支持アーム405の役物装着部570に左可動役物339が装着されており、左可動役物339は左役物支持アーム405で片持ち式に支持されているため、左可動役物339および左役物支持アーム405が昇降スライド563ごと傾く虞がある。昇降スライド563が傾くと、周辺の部材に当接したり擦れたりする虞があるが、本例のパチンコ機1によれば、昇降スライド563は複数のローラによって支持されており、他の部材に当接する虞を抑制し、昇降スライド563の滑らかな動作を保つことができる。
さらに、本例のパチンコ機1によれば、左可動役物339が揺動した場合など、左可動役物339の位置が本来の位置から若干ずれた状態で収容位置に到達しても、磁石473および被吸着部材476の吸着によって左可動役物339を役物収容ケース118の内面近傍の収容位置に位置決めして保持することが可能である。すなわち、昇降スライド563には位置検出片548が突設されており、役物位置検出センサ556によって位置検出がなされるようになっているが、微妙な位置のずれを補正するために必要な精度で位置検出することはできない。これに対し、磁石を利用した役物位置決め手段によれば、、高い精度で位置決めをし、左可動役物339を収容空間の端に無駄なくぴったり寄せるように保持することができる。また、動力を用いることなく左可動役物339を収容位置に精確に位置決めして保持し続けることが可能である。これにより、左可動役物339の位置決めが不精確になって演出効果を低下させる虞を抑制するとともに、デッドスペースを減少させて遊技領域や演出表示装置115等のために利用可能な空間を増大させることができる。
さらに、本例のパチンコ機1によれば、扉枠5には後方に突出した部分を有するスピーカ144a,144bが装着されており、役物収容ケース118にはスピーカ144a,144bとの干渉を防ぐためにケース左肩部285およびケース右肩部286が設けられている。左役物支持アーム405はケース左肩部285の内面側に対応した形状で屈曲しており、役物収容ケース118の内面に沿うように延びるため、左役物支持アーム405を役物収容ケース118の左上隅に近接させることができ、左役物支持アーム405の可動範囲に対する制約を抑制することができる。このように、扉枠5または本体枠4にスピーカ144a,144bのような演出用装置を備えていても、左役物支持アーム405との干渉を抑制し、左役物支持アーム405の可動範囲の減少のために演出効果が低減する虞を抑制することができる。
また、本例のパチンコ機1によれば、役物収容ケース118を透過して内部が視認可能であり、役物収容ケース118を遊技領域板の背面側に取着した状態でも役物収容ケース118の内部の様子を確認可能とすることができる。これにより、左役物支持アーム405や左役物駆動部353の中の部材類に不具合が生じた場合にも比較的容易に問題箇所を特定することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、上記実施形態においては、左可動役物339および右可動役物340の2個の可動役物を備えたものを例として示したが、これに限定されるものではなく、可動役物が1個しかないものであってもよいし、3個以上備えたものであってもよい。また、複数の可動役物を備える場合には、夫々が独立して変位可能なものであってもよいし、連動するようになっていてもよい。
また、上記実施形態においては、左可動役物339および右可動役物340がいずれも上方の収容位置と下降位置との間で昇降して変位するものを示したが、これに限定されるものではなく、異なる変位の仕方をするものであってもよい。例えば、下方に収容位置があって可動役物が上昇することで遊技者側から視認可能となるものであってもよいし、可動役物が横方向に移動したり、斜め方向に移動するものであってもよい。複数の可動役物を備えている場合には、夫々の可動役物が別々の方向に変位するものであってもよく、例えば、上下に変位する可動役物と、左右に変位する可動役物を備えたものであってもよい。
また、上記実施形態においては、可動役物が収容位置にあるときに磁力で吸着して位置決めして保持するものを示したが、これに限定されるものではなく、可動役物の位置を各種センサーによって検出して位置決めするものであってもよいし、機械的なストッパー機構によって位置決めして保持するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、LEDを搭載した発光基板を可動役物に備えたものを例として示したが、これに限定されるものではなく、発光基板のない可動役物であってもよい。例えば、発光基板を備えておらず、透光性を有する窓状の部材を備えたものとして、可動役物を透過して遊技者側から演出表示装置115の表示態様を視認可能としてもよいし、単に装飾的な立体物としての可動役物であってもよい。
また、上記実施形態においては、左可動役物339および右可動役物340が収容位置にあるときにも左発光帯部349および右発光帯部350が遊技者側から視認可能となっているものを示したが、これに限定されるものではなく、収容位置にあるときに各可動役物の全体が遮蔽され、遊技者側から見えなくなるものであってもよい。
また、上記実施形態においては、役物収容ケース118の上側の角部が段状に低く形成されたものを示したが、これに限定されるものではなく、角部になめらかな曲線で構成された凹部が設けられているものであってもよいし、角部が直線的に面取りされた形状となっているものであってもよく、役物収容ケース118の形状は種々に変えることができる。また、役物収容ケース118の形状に応じて役物支持アームの形状も種々に変えることができる。
また、上記実施形態においては、センター開口部99が曲線的な形状に形成されており、なめらかな曲面をもつ造形が施されているものを示したが、これに限定されるものではなく、例えば演出表示装置115の隅まで視認可能とするような角張った形状に形成されていてもよいし、役物支持アームの形状をセンター開口部の内周縁の形状に対応させて屈曲させることが可能であれば、より複雑な形状を呈するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、役物収容ケース118は、透光性を有するプラスチックであるABSで形成されているが、これに限定されるものではない。透光性、成形性、耐衝撃性等の要求を満たすものであれば、例えば、ポリカーボネイト樹脂、スチロール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂など他のプラスチックであってもよいし、プラスチック以外の素材であってもよい。
さらに、上記実施形態では、遊技機としてパチンコ機1を示したが、パチンコ機以外の遊技機、例えば、パチスロ機や、パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機等であっても本発明を適用することができる。
実施形態に係るパチンコ機の外枠に対して本体枠を閉塞し、本体枠に対して扉枠を開放した状態を示す斜視図である。 パチンコ機を右上前方から示す斜視図である。 パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の後側全体を示す背面図である。 パチンコ機の平面図である。 本体枠の正面図である。 部品を取り付ける前の本体枠の側面図である。 部品を取り付けた本体枠を右上後方から示す斜視図である。 扉枠の背面図である。 扉枠の構成を左上前方から示す分解斜視図である。 扉枠の構成を右上後方から示す分解斜視図である。 扉枠の前面側に取り付けられる扉レンズユニットを左上前方から示す分解斜視図である。 扉レンズユニットのレンズカバーと皿ユニットに設けられるレンズカバーとの関係を示すパチンコ機の分解斜視図である。 スピーカカバーおよび装飾部材を構成する部材のうち、LEDに照射される部材を取り除いた場合の扉枠の正面図である。 扉枠の前面に設けられる皿ユニットの正面図である。 皿ユニットの構成を左上前方から示す分解斜視図である。 皿ユニットの構成を右上後方から示す分解斜視図である。 遊技領域を有する遊技盤と、その遊技盤に装着される複数のユニットとを組付けたパチンコ主要部の構成を示す正面図である。 パチンコ主要部の構成を左上前方から示す斜視図である。 パチンコ主要部の構成を右上前方から示す斜視図である。 パチンコ主要部の構成を示す平面図である。 パチンコ主要部の構成を示す背面図である。 パチンコ主要部の構成を右上前方から示す分解斜視図である。 パチンコ主要部の構成を左上後方から示す分解斜視図である。 図18におけるA−A間の断面を示す断面図である。 図18におけるB−B間の断面を示す断面図である。 センター役物の正面図である。 センター役物を左上前方から示す斜視図である。 センター役物を右上後方から示す斜視図である。 センター役物の構成を右上前方から示す分解斜視図である。 センター役物の構成を右上後方から示す分解斜視図である。 センター役物の発光装飾ユニットの構成を示す正面図である。 発光装飾ユニットの背面図である。 発光装飾ユニットの構成を右上前方から示す分解斜視図である。 主入賞口ユニットを右上前方から示す斜視図である。 主入賞口ユニットを右上後方から示す斜視図である。 左入賞口ユニットを右上前方から示す斜視図である。 可動役物ユニットの正面図である。 可動役物ユニットを右上前方から示す斜視図である。 可動役物ユニットを右上後方から示す斜視図である。 可動役物ユニットの構成を右上前方から示す分解斜視図である。 可動役物ユニットの構成を右上後方から示す分解斜視図である。 役物収容ケースの正面図である。 可動役物を降下させた状態の可動役物ユニットの構成を示す正面図である。 ステージ後部を右上前方から示す斜視図である。 右下電飾の正面図である。 右下電飾を右上前方から示す斜視図である。 右下電飾の構成を右上前方から示す分解斜視図である。 図47におけるC−C間の断面を示す断面図である。 左可動役物ユニットを左上前方から示す斜視図である。 左可動役物ユニットの構成を左上前方から示す分解斜視図である。 右可動役物ユニットを右上前方から示す斜視図である。 右可動役物ユニットの構成を右上前方から示す分解斜視図である。 左可動役物ユニットの左役物駆動部の構成を左上後方から示す分解斜視図である。 左可動役物の構成を右上前方から示す分解斜視図である。 右可動役物の構成を右上前方から示す分解斜視図である。 可動役物を降下させた状態のパチンコ主要部の構成を示す正面図である。 左役物アームユニットの機構を示す説明図である。 被吸着部材および被吸着部材収容部の構成を示す説明図である。 制御構成を概略的に示すブロック図であって、主基板周辺の構成を主として示した図である。 制御構成を概略的に示すブロック図であって、周辺基板周辺の構成を主として示した図である。 主制御基板および周辺制御基板の機能的な構成を概略的に示す機能ブロック図である。 主基板の主制御基板に搭載されるCPUが実行するメインシステム処理の一例を示すフローチャートである。 電源断発生時処理の一例を示すフローチャートである。 タイマ割込処理の一例を示すフローチャートである。 特別図柄・特別電動役物制御処理の一例を示すフローチャートである。 始動口入賞処理の一例を示すフローチャートである。 変動開始処理の一例を示すフローチャートである。 変動パターン設定処理の一例を示すフローチャートである。 変動中処理の一例を示すフローチャートである。 大当たり遊技開始処理の一例を示すフローチャートである。 小当たり遊技開始処理の一例を示すフローチャートである。 特別電動役物大当たり制御処理の一例を示すフローチャートである。 特別電動役物小当たり制御処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
20 遊技領域
30 遊技盤設置凹部(遊技盤収容空間)
57 発射装置
99 センター開口部(表示開口部)
115 演出表示装置(演出表示手段)
118 役物収容ケース(箱状部材、収容空間)
144a,144b スピーカ(演出用装置)
181 遊技領域板
247 センター役物
269 開口部
285 ケース左肩部(凹部)
318 ハンドルユニット(操作ハンドル)
339 左可動役物(可動役物)
342 背面開口部
345 左可動役物ユニット(可動役物装置)
353 左役物駆動部(駆動部)
378 後方装飾枠部材 (箱状部材)
405 左役物支持アーム(腕状部材)
449 駆動手段装着部(根元部)
473 磁石(吸着部、役物位置決め手段)
476 被吸着部材(被吸着部、役物位置決め手段)
500 大当たり遊技用開閉装置(利益付与手段)
533 磁石(吸着部、役物位置決め手段)
536 被吸着部材(被吸着部、役物位置決め手段)
540 第一駆動手段カバー(駆動部ケース)
541 第二駆動手段カバー(駆動部ケース)
542 左駆動モータ(動力源)
545 ピニオンギア
546 ラックギア
552 昇降ガイド軸棒(ガイド部材)
557a 第一上部ローラ(第一ローラ)
557d 第二下部ローラ(第二ローラ)
558 駆動手段装着部(根元部)
563 昇降スライド(昇降スライド部材)
570 役物装着部(先端部)
600 第一始動口(入賞口)
710 主制御基板(抽選手段、利益付与手段)
780 第一始動口センサ(入賞検出手段)

Claims (1)

  1. 略中央に開口部が設けられた板状を呈し、遊技媒体が転動する遊技領域が遊技者側に設けられた遊技領域板と、
    略中央に表示開口部が設けられた額縁状を呈し、前記遊技領域板の遊技者側の面よりも遊技者側に突出するように前記開口部に対して装着されたセンター役物と、
    収容空間を内側に有し遊技者側が開放された箱状を呈し、前記遊技領域板よりも後方に配設されており、前記開口部を後方から覆う箱状部材と、
    正面視略長方形を呈し、前記遊技領域板よりも後方であり、前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能な位置に配設され、遊技の進行にあわせて演出表示を行う演出表示手段と、
    前記収容空間に配設され、遊技の進行に合わせて前記収容空間内において変位する可動役物、
    該可動役物が先端部に装着された腕状を呈し、前記収容空間に配設され、前記箱状部材の内面近傍の第一位置および該第一位置から離隔した第二位置を含む所定範囲で前記可動役物が変位可能であるように支持する腕状部材、
    および前記箱状部材の中の遊技者側に対して遮蔽された箇所に配設され、前記腕状部材の根元部が取着され、前記腕状部材を駆動して前記可動役物を変位させる駆動部
    を備える可動役物装置と、
    を具備し、
    前記第一位置と前記駆動部の配設された箇所とは、前記演出表示手段の夫々異なる辺に近接しており、
    前記第二位置は、前記可動役物が前記表示開口部を通して遊技者側から視認可能となる位置であり、
    前記腕状部材は、前記表示開口部の内周縁に沿って屈曲した形状を呈することを特徴とする遊技機。

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