JP2010009843A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーが最後まで操作されているかどうかを容易に判別することができるレバー式コネクタを提供する。
【解決手段】第2のコネクタハウジング60にレバー70が回動可能に装着され、レバーの操作部71を嵌合側に操作することで、第1のコネクタハウジング10に対して第2のコネクタハウジングを嵌合させ、反対の解除側に操作することにより、嵌合を解除するレバー式コネクタにおいて、第1のコネクタハウジングに、スライド自在な検知部材50が設けられ、検知部材は、レバーが、正規嵌合を実現する完嵌合操作位置まで回動しているとき、スライドが可能となり、このスライドにより、レバーの完操作を知らせると共に、レバーの操作部の解除側への操作を阻止し、レバーが完嵌合操作位置の手前の半嵌合操作位置で止まっているとき、レバーの操作部と干渉することでスライドを阻止されて、レバーの未完操作を知らせるように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、レバーを用いた「てこの原理」で、小さい力によりコネクタの嵌合と離脱を行うようにしたレバー式コネクタに係り、特に半嵌合検知機能を有するレバー式コネクタに関するものである。
従来、多極コネクタのように高嵌合力が必要とされるコネクタの分野では、嵌合力を助勢するためのレバーを備えたレバー式コネクタが利用されている。レバー式コネクタは、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにレバーを回動可能に取り付け、このレバーを回動操作することにより、レバーと他方のコネクタハウジングとの間に設けたカム機構の作用によって、両コネクタハウジングの嵌合と離脱を助勢するものである。
例えば、特許文献1に、その一例として、半嵌合検知機能を備えたレバー式コネクタが示されている。このレバー式コネクタは、互いに嵌合される第1及び第2のコネクタハウジングのうち第1のコネクタハウジングに、互いに近接させて第1の嵌合検知用端子及び第2の嵌合検知端子を設けると共に、第1、第2の嵌合検知用端子同士を接触状態にさせる接触位置と非接触状態にさせる非接触位置との間で移動可能な状態変更部材と、状態変更部材を接触位置または非接触位置へ常時付勢する付勢部材とを設け、第2のコネクタハウジングに、第1のコネクタハウジングに対して第2のコネクタハウジングを嵌合・離脱させるレバーを設け、該レバーに、第1のコネクタハウジングに対する第2のコネクタハウジングの嵌合が完了したとき、前記状態変更部材を付勢部材の付勢力に抗して接触位置または非接触位置へ移動させる駆動力伝達部を設けたものである。
このレバー式コネクタによれば、レバーの操作による第1、第2の嵌合検知用端子の接触状態を電気的に検知することにより、コネクタハウジングの嵌合状態を判別することができる。
特開2008−84725号公報
ところで、レバーの操作位置を電気信号で確認する上記従来のレバー式コネクタでは、通電できる状態での検査となるため、通電可能状態にならないとコネクタの嵌合状態を判別できない。そのため、2つのコネクタハウジングを組み付けた段階で即座に嵌合状態が適正か否かを判別することは難しい。例えば、レバーの位置を目視で確認することも可能ではあるが、誤認のおそれが大であり、安全性に欠ける。また、上記従来のレバー式コネクタは、レバーを一旦嵌合位置に操作しても、何かの間違いで解除側へ誤操作してしまうおそれもある。
本発明は、上記事情を考慮し、レバーが最後まで操作されているかどうかを容易に判別することができ、電気的に検査するのを待つ必要がなく、組付段階で即座にコネクタの嵌合状態の適正・不適正を見分けることができると共に、コネクタの正規嵌合時には、レバーを解除操作できないようにして、安全性を高めることのできるレバー式コネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、互いに嵌合する第1及び第2のコネクタハウジングのうち第2のコネクタハウジングにレバーが回動可能に装着され、このレバーの操作部を操作して該レバーを嵌合側に回動させることで、前記第1のコネクタハウジングに対して第2のコネクタハウジングを嵌合させ、その嵌合状態から、前記レバーの操作部を操作して該レバーを前記嵌合側と反対の解除側に回動させることで、前記第1のコネクタハウジングに対する第2のコネクタハウジングの嵌合を解除するレバー式コネクタにおいて、前記第1のコネクタハウジングに、第1の位置と第2の位置の間で移動可能な検知部材が設けられ、該検知部材は、前記レバーが、前記第1及び第2のコネクタハウジングの正規嵌合を実現する完嵌合操作位置まで回動しているとき、前記第1の位置から第2の位置までの移動が可能となり、該第2の位置への移動により、前記レバーの完操作を知らせると共に、前記レバーの操作部の解除側への操作を阻止し、一方、前記レバーが前記完嵌合操作位置の手前の半嵌合操作位置で止まっているとき、該レバーの操作部と干渉することで、前記第1の位置から第2の位置への移動を阻止されて、前記レバーの未完操作を知らせるものとして構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレバー式コネクタであって、前記第1の位置と第2の位置に前記検知部材をそれぞれ係止するための第1の係止部と第2の係止部が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のレバー式コネクタであって、前記検知部材が、前記第1のコネクタハウジング上に、該第1のコネクタハウジングに対する前記第2のコネクタハウジングの嵌合方向と交差する方向にスライド自在に設けられており、前記第1のコネクタハウジングと前記検知部材に、互いに係合することで、前記検知部材の離脱を防止すると共に、該検知部材のスライド動作を案内するスライド機構が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレバー式コネクタであって、前記検知部材には、前記レバーの操作部が、前記半嵌合操作位置と前記完嵌合操作位置との間で止まっているとき、その状態での前記検知部材の前記第1の位置から第2の位置への移動により、前記レバーの操作部上を摺動することで、該レバーを前記完嵌合操作位置まで回動させるカム面が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレバー式コネクタであって、前記第1のコネクタハウジングに、前記第2のコネクタハウジングの嵌合する第1の嵌合口と、前記第1及び第2のコネクタハウジングとは別の第3のコネクタハウジングの嵌合する第2の嵌合口とが隣接して設けられており、前記検知部材が、前記第1の位置から第2の位置に到達する手前の位置にあるとき、前記第2の嵌合口に対する第3のコネクタハウジングの嵌合を邪魔するように構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1のコネクタハウジングに対して第2のコネクタハウジングを嵌合する際に、レバーを嵌合側に回動させることにより、両コネクタハウジングを嵌合させることができる。また、嵌合を解除する際には、レバーを解除側に回動させることにより、両コネクタハウジングの嵌合を解除させることができる。
特に、このレバー式コネクタでは、第1のコネクタハウジングに第2のコネクタハウジングを嵌合する際、両コネクタハウジングが正規嵌合する位置(完嵌合操作位置)までレバーが回動操作されているときには、検知部材を第1の位置から第2の位置まで移動させることができるので、そのことをもって、両コネクタハウジングの正規嵌合が実現されたと判断することができる。また、その際に、検知部材がレバーの操作部を解除側へ操作できないように阻止するので、誤ってレバーが解除側に動くおそれがなくなり、正規嵌合状態を保証することができる。
一方、レバーが最後まで操作されず、両コネクタハウジングが半嵌合状態にあるときには、半嵌合操作位置にあるレバーの操作部に、第1の位置から第2の位置へ移動しようとする検知部材が干渉することにより、検知部材が第1の位置から第2の位置へ移動できなくなるので、そのことをもって、両コネクタハウジングの正規嵌合が実現されていず、半嵌合状態あると判断することができる。
このように、検知部材の位置だけで、レバーが完操作されているか未完操作の状態であるかを判別することができるので、電気的に検査するのを待つ必要がなく、組付段階で即座にコネクタの嵌合状態の適正・不適正を見分けることができる。また、コネクタの正規嵌合時には、レバーを解除操作できないので、安全性を高めることもできる。
請求項2の発明によれば、第1の位置と第2の位置に検知部材を係止しておくことができるので、搬送中などに検知部材がいたずらに動くような心配がなく、組立作業性の向上が図れる。
請求項3の発明によれば、検知部材をスライド機構により第1のコネクタハウジングに組み付けた状態で、第1の位置にある検知部材を第2の位置までスライドさせることができるかどうかで、レバーが完嵌合操作位置にあるか半嵌合操作位置にあるか、つまり、第1及び第2コネクタハウジングが正規嵌合されているか半嵌合状態にあるかを判別することができる。この場合、コネクタハウジングの嵌合方向と交差する方向への検知部材のスライド動作により、その判別を行うことができるので、容易に見分けが付けられる。また、スライド機構により、検知部材を第1のコネクタハウジングに組み付ければ、検知部材を脱落しないように止めておけるので、仮組状態を安定保持することができる。
請求項4の発明によれば、レバーが検知部材と衝突する半嵌合操作位置よりも嵌合側に回動されているものの、依然として中途半端な位置にあって、両コネクタハウジングが適正に嵌合されていない状態のとき、検知部材を第1の位置から第2の位置に移動することによって、中途半端な位置にあるレバーを完嵌合操作位置まで回動させて、コネクタハウジングを適正に嵌合させることができるので、不安定な嵌合状態を未然に防ぐことができる。
請求項5の発明によれば、第3のコネクタハウジングが検知部材に邪魔されて第1のコネクタハウジングに嵌合できないとき、第2のコネクタハウジングが半嵌合状態であると判断することができる。従って、第1のコネクタハウジングに対して第2のコネクタハウジング及び第3のコネクタハウジングを順番に嵌合させる操作がスムーズにできるかどうかで、少なくとも第2のコネクタハウジングと第1のコネクタハウジングの嵌合が適切に行われているかどうかをチェックすることができ、信頼性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は第1のコネクタ側の構成を示す分解斜視図、図2は同第1のコネクタに検知部材を取り付けた状態を示す斜視図、図3は別の角度から見た図2と同様の状態を示す斜視図、図4は第1のコネクタに第2のコネクタを正規嵌合させて検知部材を第2の位置にスライドさせた状態を示す斜視図、図5は図4の状態を上から見て示す部分断面図、図6は図5の要部の拡大図、図7は第1のコネクタに対する第2のコネクタの嵌合が半嵌合であり、そのため検知部材を第2の位置にスライドさせることができない状態を示す斜視図、図8は図7の状態を上から見て示す要部の平面図、図9は図7の状態を上から見て示す要部の断面図、図10はレバーの操作部が検知部材のカム面に当たっている状態を示す図9と同様の要部の断面図、図11はその要部の拡大図、図12は図11の状態から更に検知部材をスライドさせたときの状態を示す図11と同様の要部の拡大図である。また、図13は第1のコネクタに第2のコネクタを正規嵌合させて、検知部材を第2の位置にスライドさせ、その上で第3のコネクタを第1のコネクタに嵌合させようとしている状態を示す斜視図、図14は第1のコネクタに対する第2のコネクタの嵌合が半嵌合であり、そのため検知部材を第2の位置にスライドさせることができず、それゆえに第3のコネクタを第1のコネクタに嵌合させようとしても、検知部材に邪魔されて嵌合できない状態を示す斜視図である。
全体概要を図13及び図14に示すように、このレバー式コネクタは、第1のコネクタ(メスコネクタ)M0と、その第1のコネクタM0に接続される第2のコネクタ(オスコネクタ)M1及び第3のコネクタ(オスコネクタ)M2とからなる。
メスコネクタである第1のコネクタM0は、第1のコネクタハウジング(メスハウジング)10に必要個数の端子を装着し、第1のコネクタハウジング10の前面に検知部材50を装着したものである。一方のオスコネクタである第2のコネクタM1は、第2のコネクタハウジング(オスハウジング)60に必要個数の端子(図示略)を装着し、第2のコネクタハウジング60にレバー70を装着したものである。もう一方のオスコネクタである第3のコネクタM2は、第3のコネクタハウジング(オスハウジング)160に必要個数の端子(図示略)を装着し、第3のコネクタハウジング160にレバー170を装着したものである。
図1〜図3に示すように、第1のコネクタハウジング10の前面には、第2のコネクタM1のコネクタハウジング60の嵌合する第1の嵌合口11と、第3のコネクタM2のコネクタハウジング160の嵌合する第2の嵌合口12とが隣接して設けられている。これら嵌合口11、12は、第1のコネクタハウジング10を形成する上板14と下板15と左右側板16、17と中間仕切板18とにより画成されており、前面が嵌合面11A、11Bとして開放している。
また、第1のコネクタハウジング10の上板14の上面(外面)と下板15の下面(外面)には、嵌合面11A、12Aと平行な方向〔第1のコネクタM0に対する第2、第3のコネクタM1、M2の嵌合方向(以下、コネクタ嵌合方向と言う)と直交する方向〕に延びるスライドレール(スライド機構)20が設けられている。
検知部材50は、第1のコネクタハウジング10の嵌合口11、12を挟んで対向する上板14と下板15の外面に嵌まる一対の平行板51、52と、これら平行板51、52を繋ぐ連結板53と、よりなる断面コ字形をなしており、上下の平行板51、52の内面に形成されたガイド溝(スライド機構)54を、第1のコネクタハウジング10の上板14と下板15の各外面のスライドレール20に係合させることで、第1のコネクタハウジング10に、コネクタ嵌合方向と直交する方向にスライド可能に装着されている。また、スライドレール20にガイド溝54を係合させることにより、検知部材50は簡単に手前側に脱落しないように保持されている。
一方、第2のコネクタM1のレバー70は、一端が第2のコネクタハウジング60に回動自在に係合され、他端に操作部71を有するもので、このレバー70の操作部71を操作してレバー70を嵌合側(第1のコネクタハウジング10に押し込む側)に回動させることにより、第1のコネクタハウジング10に対して第2のコネクタハウジング60を嵌合させることができる。また、その嵌合状態から、レバー70の操作部71を操作してレバー70を嵌合側と反対の解除側(第1のコネクタM0から手前に引き出す側)に回動させることにより、第1のコネクタハウジング10に対する第2のコネクタハウジング60の嵌合を解除することができるようになっている。
このような機能を持たせるため、レバー70と第1のコネクタハウジング10には、カムピンとカム溝よりなるカム機構(図示せず)等が設けられている。また、操作部71には、図5に示すように、レバー70を、第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング60が完全に嵌合する位置(以下、完嵌合操作位置と言う)まで回動させた際に、第1のコネクタハウジング10側のロック部(図示略)と係合するロックアーム75が設けられている。
なお、第3のコネクタM2のレバー170についても同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
また、検知部材50は、第1のコネクタハウジング10に装着された状態で、図2、図3に示す第1の位置と図4に示す第2の位置との間でスライドできるようになっている。第1のコネクタハウジング10には、検知部材50側の係止枠55の孔55aと係合することで、第1の位置と第2の位置に検知部材50をそれぞれ位置決めするための第1の係止突起(第1の係止部)21と第2の係止突起(第2の係止部)22が設けられている。
検知部材50は、図4〜図6に示すように、第2のコネクタM1のレバー70が、第1及び第2のコネクタハウジング10、60の正規嵌合を実現する完嵌合操作位置まで回動しているとき、レバー70の操作部71と連結板53が干渉しないことにより、図2及び図3に示す第1の位置から第2の位置までの移動が可能となる。そして、第2の位置への移動により、レバー50の完操作を作業者に知らせると共に、連結板53によりレバー70の操作部71(ロックアーム75を含む範囲)を覆い隠して、該操作部71の解除側への操作を阻止する機能を有する。
また、検知部材50は、図7〜図9に示すように、レバー70が完嵌合操作位置の手前の半嵌合操作位置で止まっているとき、連結板53が出っ張った状態のレバー70の操作部71と干渉することにより、第1の位置から第2の位置への矢印A方向の移動を阻止され、それにより、レバー70の未完操作を作業者に知らせる機能を有する。
また、図10〜図12に示すように、検知部材50の連結板53の、第2の位置へスライドする際に前側となる部分の内面角部には、面取状のカム面57が設けられている。このカム面57は、図示のように、レバー70の操作部71が、半嵌合操作位置と完嵌合操作位置との間で止まっているとき、その状態での検知部材50の第1の位置から第2の位置への矢印A方向の移動により、レバー70の操作部71と摺動することで、レバー70を完嵌合操作位置まで押し込んで回動させる機能を果たす部分である。
また、図13、図14に示すように、第3のコネクタM2を第2の嵌合口12に嵌合させようとする際に、検知部材50の位置によって、嵌合させることができたりできなかったりするように、検知部材50と第2の嵌合口12の位置関係が設定されている。即ち、検知部材50が、第1の位置から第2の位置に到達する手前の位置にあるとき、第2の嵌合口12に対する第3のコネクタM2の第3のコネクタハウジング160の嵌合を邪魔するように、検知部材50と第2の嵌合口12の位置関係が設定されている。
次に作用を説明する。
まず、図1〜図3に示すように、スライドレール20にガイド溝54を係合させることで、検知部材50を第1のコネクタハウジング10に装着し、係止枠55を第1の係止突起21に係合させる。次に、第2のコネクタM1を第1のコネクタM0の第1の嵌合口11に初期嵌合させ、その状態で、レバー70を嵌合側に回動させることにより、第1のコネクタハウジング10の第1の嵌合口11に第2のコネクタハウジング60を嵌合させることができる。また、嵌合を解除する際には、レバー70を解除側に回動させることにより、両コネクタハウジング10、60の嵌合を解除させることができる。
このレバー式コネクタの場合は、第1のコネクタハウジング10に第2のコネクタハウジング60を嵌合させた際に、必要操作として、検知部材50を第1の位置から第2の位置へスライドさせる。
すると、両コネクタハウジング10、60が正規嵌合する位置(完嵌合操作位置)までレバー70が回動操作されているときには、図4〜図6に示すように、検知部材50を第1の位置から第2の位置まで移動させることができる。従って、そのことをもって、両コネクタハウジング10、60の正規嵌合が実現されたと判断することができる。また、その際に、検知部材50がレバー70の操作部71やロックアーム75を覆い隠して操作部71を解除側へ操作できないように阻止するので、誤ってレバー70が解除側に動くおそれがなくなり、正規嵌合状態を保証することができる。
一方、図7〜図9に示すように、レバー70が最後まで操作されず、両コネクタハウジング10、60が半嵌合状態にあるときには、半嵌合操作位置にあるレバー70の操作部71に、第1の位置から第2の位置へ移動しようとする検知部材50の連結板53が干渉することにより、検知部材が第1の位置から第2の位置へ矢印A方向に移動できなくなるので、そのことをもって、両コネクタハウジング10、60の正規嵌合が実現されていず、半嵌合状態あると判断することができる。
このように、検知部材50の位置だけで、レバー70が完操作されているか未完操作の状態であるかを判別することができるので、電気的に検査するのを待つ必要がなく、組付段階で即座に、第1、第2のコネクタM0、M1の嵌合状態の適正・不適正を見分けることができる。また、第1、第2のコネクタM0、M1の正規嵌合時には、レバー70を解除操作できないので、安全性を高めることもできる。
また、図13に示すように、第3のコネクタM2を検知部材50に邪魔されずに第1のコネクタM0に嵌合させることができるときには、検知部材50が支障なく第2の位置にスライドしていることであるから、第1のコネクタM0と第2のコネクタM1が正規嵌合していると判断することもできる。
また、第3のコネクタM2が検知部材50に邪魔されて第1のコネクタM0に嵌合できないときには、検知部材50が第2の位置にスライドできなかったということであるから、第1のコネクタM0と第2のコネクタM1が半嵌合状態であると判断することができる。
従って、第1のコネクタM0に対して第2のコネクタM1及び第3のコネクタM2を順番に嵌合させる操作がスムーズにできるかどうかで、少なくとも第2のコネクタM1と第1のコネクタM0の嵌合が適切に行われているかどうかをチェックすることができ、信頼性を高めることができる。
また、図10〜図12に示すように、レバー70が検知部材50と衝突する半嵌合操作位置よりも嵌合側に回動されているものの、依然として中途半端な位置にあって、第1、第2のコネクタハウジング10、60が適正に嵌合されていない状態のときには、カム面57がレバー70の操作部71を拾うことによって、検知部材50を第1の位置から第2の位置に矢印A方向に移動することによって、中途半端な位置にあるレバー70を完嵌合操作位置まで回動させることができ、それにより、第1、第2のコネクタハウジング10、60を適正に嵌合させることができる。従って、不安定な嵌合状態を未然に防ぐことができる。
また、本実施形態のレバー式コネクタでは、第1及び第2の係止突起21、22を第1のコネクタハウジング10に設けることによって、第1の位置と第2の位置に検知部材50を係止しておくことができるようにしているので、搬送中などに検知部材50がいたずらに動くような心配がなく、組立作業性の向上が図れる。
また、本実施形態のレバー式コネクタでは、検知部材50のスライド動作を、スライドレール20とガイド溝54とでガイドするようにし、検知部材50が第1の位置から第2の位置までスライドさせることができるかどうかで、レバー70が完嵌合操作位置にあるか半嵌合操作位置にあるか、つまり、第1のコネクタM0と第2のコネクタM1が適正に嵌合されているかどうかを判別するので、容易に見分けが付けられる。また、スライドレール20とガイド溝54の係合により、検知部材50を第1のコネクタハウジング10に脱落しないように止めておけるので、仮組状態を安定保持することができる。
なお、上記実施形態では、検知部材50を第2の位置に位置決めする第2の係止突起22(第2の係止部)が第1のコネクタハウジング10上に設けられている場合を示したが、レバー70上に第2の係止部が設けられていてもよい。
本発明の実施形態の説明図で、第1のコネクタ側の構成を示す分解斜視図である。 同第1のコネクタに検知部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 別の角度から見た図2と同様の状態を示す斜視図である。 前記第1のコネクタに第2のコネクタを正規嵌合させて検知部材を第2の位置にスライドさせた状態を示す斜視図である。 図4の状態を上から見て示す部分断面図である。 図5の要部の拡大図である。 前記第1のコネクタに対する第2のコネクタの嵌合が半嵌合であり、そのため検知部材を第2の位置にスライドさせることができない状態を示す斜視図である。 図7の状態を上から見て示す要部の平面図である。 図7の状態を上から見て示す要部の断面図である。 レバーの操作部が検知部材のカム面に当たっている状態を示す図9と同様の要部の断面図である。 図10の要部の拡大図である。 図11の状態から更に検知部材を矢印A方向にスライドさせたときの状態を示す図11と同様の要部の拡大図である。 前記第1のコネクタに第2のコネクタを正規嵌合させて、検知部材を第2の位置にスライドさせ、その上で第3のコネクタを第1のコネクタに嵌合させようとしている状態を示す斜視図である。 前記第1のコネクタに対する第2のコネクタの嵌合が半嵌合であり、そのため検知部材を第2の位置にスライドさせることができず、それゆえに第3のコネクタを第1のコネクタに嵌合させようとしても、検知部材に邪魔されて嵌合できない状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 第1のコネクタハウジング
11 第1の嵌合口
12 第2の嵌合口
20 スライドレール(スライド機構)
21 第1の係止突起(第1の係止部)
22 第2の係止突起(第2の係止部)
50 検知部材
54 ガイド溝(スライド機構)
60 第2のコネクタハウジング
70 レバー
71 操作部
160 第3のコネクタハウジング

Claims (5)

  1. 互いに嵌合する第1及び第2のコネクタハウジングのうち第2のコネクタハウジングにレバーが回動可能に装着され、このレバーの操作部を操作して該レバーを嵌合側に回動させることで、前記第1のコネクタハウジングに対して第2のコネクタハウジングを嵌合させ、その嵌合状態から、前記レバーの操作部を操作して該レバーを前記嵌合側と反対の解除側に回動させることで、前記第1のコネクタハウジングに対する第2のコネクタハウジングの嵌合を解除するレバー式コネクタにおいて、
    前記第1のコネクタハウジングに、第1の位置と第2の位置の間で移動可能な検知部材が設けられ、該検知部材は、前記レバーが、前記第1及び第2のコネクタハウジングの正規嵌合を実現する完嵌合操作位置まで回動しているとき、前記第1の位置から第2の位置までの移動が可能となり、該第2の位置への移動により、前記レバーの完操作を知らせると共に、前記レバーの操作部の解除側への操作を阻止し、一方、前記レバーが前記完嵌合操作位置の手前の半嵌合操作位置で止まっているとき、該レバーの操作部と干渉することで、前記第1の位置から第2の位置への移動を阻止されて、前記レバーの未完操作を知らせるものとして構成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 請求項1に記載のレバー式コネクタであって、
    前記第1の位置と第2の位置に前記検知部材をそれぞれ係止するための第1の係止部と第2の係止部が設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  3. 請求項1または2に記載のレバー式コネクタであって、
    前記検知部材が、前記第1のコネクタハウジング上に、該第1のコネクタハウジングに対する前記第2のコネクタハウジングの嵌合方向と交差する方向にスライド自在に設けられており、前記第1のコネクタハウジングと前記検知部材に、互いに係合することで、前記検知部材の離脱を防止すると共に、該検知部材のスライド動作を案内するスライド機構が設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレバー式コネクタであって、
    前記検知部材には、前記レバーの操作部が、前記半嵌合操作位置と前記完嵌合操作位置との間で止まっているとき、その状態での前記検知部材の前記第1の位置から第2の位置への移動により、前記レバーの操作部上を摺動することで、該レバーを前記完嵌合操作位置まで回動させるカム面が設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレバー式コネクタであって、
    前記第1のコネクタハウジングに、前記第2のコネクタハウジングの嵌合する第1の嵌合口と、前記第1及び第2のコネクタハウジングとは別の第3のコネクタハウジングの嵌合する第2の嵌合口とが隣接して設けられており、前記検知部材が、前記第1の位置から第2の位置に到達する手前の位置にあるとき、前記第2の嵌合口に対する第3のコネクタハウジングの嵌合を邪魔するように構成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
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