JP2010002092A - 冷凍サイクル装置の更新方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】新規室外機5および新規室内機6に入れ替える際、両者を既設液管4および新規ガス管9aによって接続する、新規ガス管9aは、新規室外機5の入口と新規室内機6の出口とにそれぞれ設置された新規分岐管7、7と、新規分岐管7、7の一方側に接続された既設ガス管3と、他方側に接続された新規配管8aとから、形成されている。
【選択図】図3
Description
冷凍サイクルを構成する構成機器を、高圧冷媒(低沸点冷媒)を使用したものから低圧冷媒(高沸点冷媒)を使用するものへ入れ替えたり、既存の構成機器に対して能力の大きな構成機器へ入れ替えたりする際、発生する圧力損失の増加によって性能が低下する。
すなわち、低圧冷媒(高沸点冷媒)では配管による圧力損失の影響を大きく受けるため、太い配管を使用するのが一般的であるのに対し、高圧冷媒(低沸点冷媒)では配管の圧力損失の影響が小さいため、太い配管はもちろんのこと細い配管でも高い性能が発揮できる。従って、低圧冷媒(高沸点冷媒)で使用していた太い配管を再利用して高圧冷媒(低沸点冷媒)の機器に入れ替える場合は、配管は通常より太い配管となり、圧力損失による性能低下の影響は問題とならない。
このため、既設の細い配管を利用せずに、新規に太い配管を施工するため、配管部材コストが高くなったり、曲げ加工等の加工性が悪いため、新規に配管を取り回すには施工性が悪い等の問題がある。または、既設の細い配管を利用する場合は、圧力損失の影響による性能低下を見込んで、能力の大きな構成機器を取り付けて既存機器と同等の性能を得るなどの対応が必要となる。
前記ガス管に追加して、前記蒸発器と前記圧縮機とを連結する新規配管を設置することを特徴とする。
図1〜図3は本発明の実施形態1に係る冷凍サイクル装置の更新方法を説明するものであって、図1は更新前の冷凍サイクル装置の構成を模式的に示す構成図、図2は更新前の冷凍サイクル装置の冷媒回路図、図3は更新後の冷凍サイクル装置の構成を模式的に示す構成図である。
この図1における室外機1と室内機2の構成を詳細に示したのが図2である。図2において、空気調和機100の冷媒回路は、圧縮機13と、四方弁14と、室外熱交換器15と、膨張弁16と、室内熱交換器17と、これらを接続するガス配管3と液配管4と、を有している。
その後、低温低圧の冷媒は液管4を経由して室内機2の室外熱交換器(蒸発器に同じ)17で蒸発する。すなわち、室内空気の熱を吸収してガス状の冷媒になるとともに、熱を奪われた室内空気の温度が下がり冷房が可能となる。
また、本発明で更新前の空気調和機と位置づけている空気調和機100の冷媒としては高圧冷媒(低沸点冷媒)であるR410Aが使用されていることが多い。
高圧冷媒(低沸点冷媒)であるR410Aを使用した空気調和機に代わり、新規に設置する空気調和機の作動冷媒が、例えばHFO−1234yfを含むような低圧冷媒(高沸点冷媒)の場合には、前述したように冷房時の低圧圧力損失による性能低下を考慮するとガス管は太く(例えば直径19.05mm以上)する必要がある。
この図においてガス管9aは例えば並行に配置された2本の配管から形成されている。すなわち、室外機5の入口(四方弁14の入口に同じ)と室内機6の出口(室内熱交換器17の出口に同じ)とに、それぞれ新たに分岐管7、7が設置され、分岐管7、7の一方側には高圧冷媒仕様で設置していたガス管3が、他方側には新たに設置された配管8aが、それぞれ接続されている。
このように構成することにより、高圧冷媒仕様で設置していた既設のガス管3を最大限利用することが可能となると同時に、低圧冷媒仕様で設置するガス管9aの圧力損失を低減することが可能となり、性能低下を抑制することができる。そして、この方法では、新規に設置する配管8aの配管径を任意に選定することができるため、ガス管9aとして必要な配管断面積を適切に設定することが可能となり、性能低下の抑制に適切に対応することが可能となる。
なお、液管に関しては、既設の液管4をそのまま使用するから、新たな配管部材コストおよび施工コストが発生しない。
また、ガス管3と液管4とが最大限に利用可能であると同時に、新規に施工する配管8aは細い配管で対応可能であるため、新規に太いガス管を施工する場合に比較して、配管部材コストの低減が可能となり、かつ、施工性の良い工事となる。
さらに、圧力損失による性能低下を抑制することが可能となるため、より安価な機器で機器更新が可能となる。すなわち、室外機5および室内機6の性能低下を考慮して、考慮した性能低下分を補うだけの能力の大きい機器を設置する必要がなくなる。
また、冷凍サイクル装置とは、空気調和機に限定するものではなく、例えば、冷凍機(庫)、冷蔵機(庫)、給湯装置(ウオータクーラ)等、を指している。さらに、新規配管8aは1本に限定するものではなく、複数本であっても(新規ガス管9aが3本以上の配管を有しても)よい。
図4は本発明の実施形態2に係る冷凍サイクル装置の更新方法を説明する更新後の冷凍サイクル装置の構成を模式的に示す構成図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付す。
図4において、高圧冷媒(低沸点冷媒)であるR410Aを使用した空気調和機に代わり例えばHFO−1234yfを含むような低圧冷媒(高沸点冷媒)を使用する新規の空気調和機300は、図1、2における既設の空気調和機100の室外機1および室内機2を、それぞれ低圧冷媒(高沸点冷媒)を作動冷媒とする室外機5および室内機6に入れ替えると共に、高圧冷媒仕様で設置していた既設の液管4と高圧冷媒仕様で設置していた既設のガス管3とを含む複数のガス管9bに、置き換えたものである。液管10bは新規配管8bを新規に設置する。
このように構成することにより、高圧冷媒仕様で設置していた既設ガス管3および液管4を最大限利用することが可能となると同時に、低圧冷媒仕様で設置するガス管9bの圧力損失を低減することが可能となり、性能低下を抑制することができる。この方法では新規に設置するガス管9bの合計断面積は、既設ガス管3および既設液管4の断面積に依存するため、任意に設定が不可能となるが、既設ガス管3および既設液管4は近接して設置されているため、新規分岐管7の設置等が容易となる。
また、圧力損失による性能低下を抑制することが可能となるため、より安価な機器で機器更新が可能となる。すなわち、室外機5および室内機6の性能低下を考慮して、考慮した性能低下分を補うだけの能力の大きい機器を設置する必要がなくなる。
図5は本発明の実施形態3に係る冷凍サイクル装置の更新方法を説明する更新後の冷凍サイクル装置の構成を模式的に示す構成図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付す。
図5において、高圧冷媒(低沸点冷媒)であるR410Aを使用した空気調和機に代わり例えばHFO−1234yfを含むような低圧冷媒(高沸点冷媒)を使用する新規の空気調和機400は、図1、2における既設の空気調和機100の室外機1および室内機2を、それぞれ低圧冷媒(高沸点冷媒)を作動冷媒とする室外機5および室内機6に入れ替えると共に、高圧冷媒仕様で設置していた既設の液管4と新規配管8cとをガス管9cに、高圧冷媒仕様で設置していた既設のガス管3を新規の液管10cに、それぞれ置き換えたものである。
このように構成することにより、既設の液管4を最大限利用することが可能となると同時に、ガス管9cの圧力損失を低減することが可能となり、性能低下を抑制することができる。この方法では、配管8cの配管径を任意に選定できるため、ガス管9cとして必要な合計配管断面積を適切に設定することが可能となり、性能低下の抑制に適切に対応可能となる。
一方、液管に関しては、高圧冷媒仕様で設置していたガス管3を液管10cとして使用するから、新たな配管部材コストが発生しない。
また、圧力損失による性能低下を抑制することが可能となるため、より安価な機器で機器更新が可能となる。すなわち、室外機5および室内機6の性能低下を考慮して、考慮した性能低下分を補うだけの能力の大きい機器を設置する必要がなくなる。
図6は本発明の実施形態4に係る冷凍サイクル装置の更新方法を説明する更新後の冷凍サイクル装置の構成を模式的に示す構成図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付す。
図6において、高圧冷媒(低沸点冷媒)であるR410Aを使用した空気調和機に代わり例えばHFO−1234yfを含むような低圧冷媒(高沸点冷媒)を使用する新規の空気調和機500は、図1、2における既設の空気調和機100の室外機1および室内機2を、それぞれ低圧冷媒(高沸点冷媒)を作動冷媒とする室外機5および室内機6に入れ替えると共に、高圧冷媒仕様で設置していた既設の液管4をこの液管4を含む複数の液管10dに、高圧冷媒仕様で設置していた既設のガス管3をこのガス管3を含む複数のガス管9dに、それぞれ置き換えたものである。
また、液管10dは並行に配置された2本の配管から形成されている。すなわち、室外機5の出口(膨張弁16の出口に同じ)と室内機6の入口(室内熱交換器17の入口に同じ)とに、それぞれ新たに分岐管11、11が設置され、分岐管11、11の一方側には高圧冷媒仕様で設置していた既設液管4が、他方側には新たな配管8eが、それぞれ接続されている。
また、配管8dに関しては、新規に太いガス管を設置することに比べて、細い配管で対応可能である。従って、配管8dは細い配管(例えば直径9.52mm)で施工可能であり、配管部材コストを安くすることが可能となると同時に、曲げ加工等の加工性が良く、新規に配管を取り回すための施工性も良い。
また、既設ガス管3と既設液管4が最大限に利用可能であると同時に、新規に施工する配管8dおよび配管8eは細い配管で対応可能であるため、新規に太いガス管および太い液管を施工することに比較して、配管部材コストの低減が可能となり、かつ、施工性の良い工事となる。
また、圧力損失による性能低下を抑制することが可能となるため、より安価な機器で機器更新が可能となる。すなわち、室外機5および室内機6の性能低下を考慮して、考慮した性能低下分を補うだけの能力の大きい機器を設置する必要がなくなる。
図7は本発明の実施形態5に係る冷凍サイクル装置の更新方法を説明する更新後の冷凍サイクル装置の構成を模式的に示す構成図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付す。
図7において、高圧冷媒(低沸点冷媒)であるR410Aを使用した空気調和機に代わり例えばHFO−1234yfを含むような低圧冷媒(高沸点冷媒)を使用する新規の空気調和機600は、図4における空気調和機300(実施の形態2参照)の室外機5の入口(四方弁14の入口に同じ)と室内機6の出口(室内熱交換器17の出口に同じ)とを接続するガス管9bをガス管9eに変更したものである。
ガス管9eは、ガス管9bを構成する高圧冷媒仕様で設置していた既設の液管4に電磁弁(管閉塞手段に同じ)12を設置したものである。すなわち、ガス管3又は既設の液管4を流用した新たなガス管のいずれか一方(ここでは液管4を流用した新たなガス管)に電磁弁等の流量調節手段を設置することにより、液管4から流用したガス管を流れる冷媒の流量を調節して、ガス管3を冷媒が通過するようにし、回路内を循環する冷凍機油の循環を促進させようとするものである。
そこで、新規ガス管9eを構成する2本の配管のいずれか一方の配管に冷媒の流れを閉止する電磁弁12を設置する。冷媒循環量の多い通常運転時は電磁弁12を開とし、2本の配管に冷媒を循環させることにより、圧力損失を低減した運転を行う。
能力を抑制するために冷媒循環量を低下させた運転時は、電磁弁12を閉とすることにより、1本の配管にのみ冷媒を循環させる。そのことにより、ガス管の断面積を減らし冷媒流速を増加させることが可能となり、ガス管内で冷媒回路中の冷凍機油が循環しない冷媒流速以下となることを防止する。
なお、実施の形態5は、前記実施の形態2の効果(実施の形態1の効果を含む)を奏するものである。
Claims (8)
- 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁を有し、外部に設置された室外機と、室内熱交換器を有し、内部に設置された室内機と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設液管と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設ガス管と、を備えた冷凍サイクル装置において、
前記室外機及び前記室内機の更新時に既設ガス管に新規配管を追加してガス管を複数にすることを特徴とする冷凍サイクル装置の更新方法。 - 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁を有し、外部に設置された室外機と、室内熱交換器を有し、内部に設置された室内機と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設液管と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設ガス管と、を備えた冷凍サイクル装置において、
これまで使用していた冷媒よりも低圧の冷媒に対応する仕様にする場合に、既設ガス管に新規配管を追加してガス管を複数にすることを特徴とする冷凍サイクル装置の更新方法。 - 既設液管に新規配管を追加して液管を複数にすることを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍サイクル装置の更新方法。
- 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁を有し、外部に設置された室外機と、室内熱交換器を有し、内部に設置された室内機と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設液管と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設ガス管と、を備えた冷凍サイクル装置において、
前記室外機及び前記室内機の更新時に、既設ガス管と既設液管を新規ガス管とし、ガス管を複数にすることを特徴とする冷凍サイクル装置の更新方法。 - 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁を有し、外部に設置された室外機と、室内熱交換器を有し、内部に設置された室内機と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設液管と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設ガス管と、を備えた冷凍サイクル装置において、
これまで使用していた冷媒よりも低圧の冷媒に対応する仕様にする場合に、既設ガス管と既設液管を新規ガス管とし、ガス管を複数にすることを特徴とする冷凍サイクル装置の更新方法。 - 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁を有し、外部に設置された室外機と、室内熱交換器を有し、内部に設置された室内機と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設液管と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設ガス管と、を備えた冷凍サイクル装置において、
前記室外機及び前記室内機の更新時に、既設ガス管を液管とし、既設液管をガス管とし、前記ガス管に新規配管を追加してガス管を複数にすることを特徴とする冷凍サイクル装置の更新方法。 - 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁を有し、外部に設置された室外機と、室内熱交換器を有し、内部に設置された室内機と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設液管と、前記室外機と前記室内機との間に設けられた既設ガス管と、を備えた冷凍サイクル装置において、
これまで使用していた冷媒よりも低圧の冷媒に対応する仕様にする場合に、既設ガス管を液管とし、既設液管をガス管とし、前記ガス管に新規配管を追加してガス管を複数にすることを特徴とする冷凍サイクル装置の更新方法。 - 複数にしたガス管のいずれかに冷媒の流量を調節する手段を設けることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の冷凍サイクル装置の更新方法。
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