JP2010001964A - Ball valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、アクチュエータによりボール弁体を回転させることにより、バルブの開閉又は流れ方向を変えるボール弁であり、ボディと該ボール弁体との間にリング状のボールシート及びOリングが用いられているボールバルブに関するものである。 The present invention is a ball valve that changes the opening / closing or flow direction of a valve by rotating the ball valve body with an actuator, and a ring-shaped ball seat and an O-ring are used between the body and the ball valve body. It relates to the ball valve.
従来、この種の技術として、下記に記載されるボールバルブの構造がある。
従来技術であるボールバルブ110の構造を図9に示す。
ボールバルブ110は、流路を有するバルブボディ111と、ボール弁体103を制御するシリンダ112とから構成されている。バルブボディ111内には、ボール弁体103が配置され、ボール弁体103が、シリンダ112内に有する図示しないアクチュエータにより、90度回転されることにより、流路の開閉を行う。
図9のボールバルブ110のうち、ボール弁体103、ボディ104の三角溝、ボールシート101、及びOリング102を拡大したものを図8に示す。
図8に示すように、ボディ104の三角溝とボール弁体103の間にボールシート101とOリング102がある。Oリング102は三角溝とボールシート101に挟まれ、三角溝の角方向に押された形で設置されている。
ボールシート101は、Oリング102から生じる押圧力102bにより、ボール弁体103に押圧された状態にある。ボールシート101がボール弁体103に押圧されていることにより、初期時、ボール弁体103とボディ104の間から流体の内部漏れが発生しない。
Conventionally, as this type of technology, there is a ball valve structure described below.
The structure of the
The
FIG. 8 shows an enlarged view of the
As shown in FIG. 8, there is a
The
しかしながら、従来のボールバルブには、以下の問題があった。
ボールシート101とボール弁体103が接する面から垂直の場所にOリング102がないため、Oリング102の押圧力102aを効率よくボールシート101がボール弁体103を押圧する押圧力102bへと伝達することができなかった。なぜなら、Oリングから生じた押圧力は、垂直方向へ最も強く生じるのに対して従来のボールバルブでは、ボールシート101とボール弁体103が接する面の垂直方向にOリング102が無いからである。
Oリング102の押圧力102aを押圧力102bへと効率的に伝達することができないため、Oリング102は、押圧力102bに必要な押圧力よりも強い押圧力を必要とした。Oリング102の反力に基づく押圧力は、大きく変形しているほどその経時的劣化は早く、Oリング102は漏れが発生しないだけの必要な押圧力102bを発生させることができなくなるため、Oリング102を早期に交換する必要があるという問題が生じていた。
また、ボールシート101はボールシートの接面が大きいため、ボール弁体103の動作により摩耗し、漏れが発生しやすい問題が生じていた。
However, the conventional ball valve has the following problems.
Since there is no O-
Since the
Further, since the
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、高い耐久性を持ち、かつコンパクトなボールバルブを提供することにある。 Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a compact ball valve having high durability.
上記目的を達成するために、本発明に係るボールバルブは以下の構成を有する。
(1)アクチュエータによりボール弁体を回転させることにより、バルブの開閉を行うものであって、ボディと該ボール弁体との間にリング状のボールシート及びOリングを有するボールバルブであって、ボールシートがボール弁体と接触する片持ち梁部を有すること、Oリングが弾性変形することにより、片持ち梁部を前記ボール弁体に押圧すること、を特徴とする。
(2)(1)のボールバルブにおいて、前記ボールシートの前記片持ち梁部の先端部に凸部を設けること、または、前記片持ち梁部の先端部に対応する前記ボディに凸部を設けること、を特徴とする。
(3)アクチュエータによりボール弁体を回転させることにより、バルブの開閉を行うものであって、ボディと該ボール弁体との間にリング状のボールシート及びOリングを有するボールバルブであって、ボールシートが第1片持ち梁部及び第2片持ち梁部を有すること、第1片持ち梁部をボール弁体に押圧する弾性変形した第1Oリングと、第2片持ち梁部をボール弁体に押圧する弾性変形した第2Oリングとを有すること、を特徴とする。
In order to achieve the above object, a ball valve according to the present invention has the following configuration.
(1) The valve is opened and closed by rotating the ball valve body with an actuator, and a ball valve having a ring-shaped ball seat and an O-ring between the body and the ball valve body, The ball seat has a cantilever portion that contacts the ball valve body, and the cantilever portion is pressed against the ball valve body by elastic deformation of the O-ring.
(2) In the ball valve of (1), a convex portion is provided at a tip portion of the cantilever portion of the ball seat, or a convex portion is provided in the body corresponding to the tip portion of the cantilever portion. It is characterized by this.
(3) The ball valve body is opened and closed by rotating the ball valve body by an actuator, and a ball valve having a ring-shaped ball seat and an O-ring between the body and the ball valve body, The ball seat has a first cantilever portion and a second cantilever portion, an elastically deformed first O-ring that presses the first cantilever portion against the ball valve body, and a second cantilever portion as a ball valve. And having an elastically deformed second O-ring that presses against the body.
(1)本発明では、片持ち梁部を設けて、ボールシートの一部を押圧することにより、Oリングの位置をボールシートとボール弁体とが当接するシールポイント側にずらすことにより、Oリングの押圧力を直接シールポイントに伝えることができる。そのため、Oリングの押圧力を効率的にシールポイントに伝えることができ、従来と比較してOリングの押圧力は半分程度よいため、同じ押圧力のOリングを使用すれば、Oリングを従来と比べ約2倍程度長く使用することができる。
また、片持ち梁部自体も、弾性変形しているため、それ自体の弾性変形力も、押圧力と同じ方向に作用する。
したがって、Oリングの押圧力を効率よくボールシートへ伝達することができるため、Oリングを長期使用することができる。
(1) In the present invention, by providing a cantilever portion and pressing a part of the ball seat, the position of the O-ring is shifted to the seal point side where the ball seat and the ball valve body come into contact with each other. The pressing force of the ring can be transmitted directly to the seal point. Therefore, the pressing force of the O-ring can be efficiently transmitted to the seal point, and the pressing force of the O-ring is about half better than the conventional pressure. Can be used about twice as long.
Further, since the cantilever portion itself is also elastically deformed, its own elastic deformation force acts in the same direction as the pressing force.
Therefore, since the pressing force of the O-ring can be efficiently transmitted to the ball seat, the O-ring can be used for a long time.
(2)本発明者らが、片持ち梁部を設けて実験を重ねたところ、弾性変形しているOリングが、ボールシートの外側に飛び出す問題があることを発見した。従来のように、ボールシート全体をボール弁体に対してOリングが押圧しているときには、Oリングに作用する反力がバランスしているため、Oリングがボールシートの外側に飛び出すことがなかった。しかし、片持ち梁部では、ボール弁体の口元がボールシートを介してOリングをしごくことによりボールシートの外側に飛び出すと考えられる。本発明では、前記片持ち梁部の先端部に対応する前記ボディに凸部を設けているので、凸部によりOリングが外側に飛び出すことを防止することができる。
(3)シールする箇所が2箇所となるため、シール性を向上させることができるため、ボールシートをボール弁体に確実に押圧することができる。
また、Oリングの押圧力を効率よくボールシートへ伝達することができるため、Oリングを長期使用することができる。
(2) When the present inventors repeated the experiment by providing a cantilever portion, it was found that there is a problem that the elastically deformed O-ring jumps out of the ball seat. As in the prior art, when the O-ring is pressed against the ball valve body as a whole, the reaction force acting on the O-ring is balanced, so the O-ring does not jump out of the ball seat. It was. However, in the cantilever portion, it is considered that the mouth of the ball valve body jumps out of the ball seat by squeezing the O-ring through the ball seat. In this invention, since the convex part is provided in the said body corresponding to the front-end | tip part of the said cantilever part, it can prevent that an O-ring jumps outside by a convex part.
(3) Since there are two places to be sealed, the sealing performance can be improved, so that the ball seat can be reliably pressed against the ball valve body.
Moreover, since the pressing force of the O-ring can be efficiently transmitted to the ball seat, the O-ring can be used for a long time.
第1実施形態の説明を行う。
本発明に係るボールバルブの第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1にボールバルブ1の正面図のうちバルブボディ3を説明するため断面図とした図を示す。図2は図1のA−A断面図を示す。図3は、バルブボディ3の分解斜視図を示す。
図1に示すように、ボールバルブ1は、シリンダ2とバルブボディ3から構成されている。
バルブボディ3は、図3に示すように、外形はバルブボディ本体8とバルブキャップ6により構成されている。バルブボディ本体8とバルブキャップ6の間には、ボールバルブ1の開閉を行うボール弁体7を中心に、左右にリング状のボールシート4A、4B、及び、Oリング5A、5Bが構成されている。ボールシート4A、4Bは、ボール弁体7とバルブボディ本体8の間を流体が漏れることを防止するため取付けられている。Oリング5A、5Bは、ボールシート4A、4Bをボール弁体7に押し当てて流体が漏れないようにするために取付けられている。バルブボディ本体8とバルブキャップ6との接合部にはパッキン17が取付けられている。バルブポディ本体8には流路8bが形成されている。バルブキャップ6には、流路6aが形成されている。
ボール弁体7には、その中心に流体が流れる流路7bが形成されている。ボール弁体7の球面の壁面を壁面7cという。
バルブボディ本体8のシリンダ2との接合面には、シャフト孔8a及びネジ孔8cが形成されている。シャフト孔8aには、90度回転可能なシャフト9が挿入されている。シャフト9を挿入した際のシャフト孔8aとの隙間には、流体の漏れを防止するためのOリング10がある。シャフト9の下方先端部にはボール接合部9aがあり、ボール弁体7のシャフト接合部7aと嵌合している。シャフト9の上方先端部にはピニオン接合部9cがあり、シリンダ2内にあるピニオン16と嵌合している。
The first embodiment will be described.
A ball valve according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a sectional view for explaining the
As shown in FIG. 1, the
As shown in FIG. 3, the outer shape of the
The
A
図4に、本願発明の特徴的部分を示す。図4は、図1のボールシート4A、Oリング5A、バルブボディ本体8、及びボール弁体7を特徴的に抜き出した図を示す。
バルブボディ本体8は、2つの当接面81、82を有している。
ボールシート4Aの形状は、面422、面411、面43、及び面413、421を延長した面からできる略五角形の形状をしている。面413を延長した面と面411とからなる角度Mは、本実施例においては約50度である。ボールシート4Aは、略五角形から、略台形形状が切欠けられた形状をしている。切欠けられた略台形形状は、底面が面423の長さであり、上面が長さLである。長さLよりも面423の長さが長いため、面423に向かうにつれ切欠き幅は広くなる。長さLは、本実施例においては約1mmである。面412を延長し、当接面81と結んでできる角度Nは、本実施例においては約30度である。
FIG. 4 shows a characteristic part of the present invention. FIG. 4 is a view in which the
The valve body
The shape of the ball seat 4 </ b> A has a substantially pentagonal shape formed by a
面421、422は、当接面81、82と当接する。面421、422、及び面423に囲まれた部分を支柱42Aとする。支柱42Aは当接面81、82に当接しているため固定された状態にある。面423はOリング5Aと当接している。
面411、412、413に囲まれた部分を片持ち梁部41Aとする。片持ち梁部41Aの面411は、ボール弁体7と当接している。面411とボール弁体7が当接している当接面から垂直方向にOリング5Aが取付けられている。面412は、Oリング5Aと当接している。片持ち梁部41Aはボール弁体7に押し当てられた状態であるため、内側に押し込まれた状態で形成されている。そのため、片持ち梁部41A自体が弾性変形力を持ち、ボール弁体7を押す押圧力を有する。
Oリング5Aは、三方を、バルブボディ本体8の当接面81、片持ち梁部41Aの面412、及び支柱42Aの面423に囲まれた状態にある。
The
A portion surrounded by the
The O-
図2に示すように、シリンダ2はシリンダボディ12とシリンダキャップ11とにより外形が形成されている。シリンダ2の内部は、中心にピニオン16が回転自在に取付けられ、ピニオン16に嵌合するように、その両側にラック14A、14Bが直線運動可能に取付けられている。ラック14A、14Bには、Oリング13が付着され流体の漏れを防止している。また、ラック14A、14Bは、図示しないアクチュエータに接合されている。
As shown in FIG. 2, the
次に、第1実施形態に係る本発明の作用について説明する。
ボールバルブ1は、ボール弁体7の回転により、流路が開いた状態と、閉じた状態とに分けられる。第1に、流路が閉じた状態を図1に基づいて説明する。
図1に示す状態にあるとき、例えば流路8b側から、流体が流されている時、ボール弁体7の壁面7cに流路をさえぎられているため、流体は流路6a側に流れることはできない。
ボール弁体7の壁面7cに流路をさえぎられた流体は、ボール弁体7の壁面7cとバルブボディ本体8の間を通って流路6a側に流れようとする。しかし、ボール弁体7の壁面7cとバルブボディ本体8の間には、ボールシート4A及びOリング5Aがあることにより、流体が流れることはできない。すなわち、ボール弁体7の壁面7cを沿って流れようとする流体は、Oリング5Aが片持ち梁部41Aを押圧し、片持ち梁部41Aの面411がボール弁体7の壁面7cと接触しているため、流れることができない。また、Oリング5A側からは、Oリング5Aがシールしていることにより流体が流れることができない。
Next, the operation of the present invention according to the first embodiment will be described.
The
In the state shown in FIG. 1, for example, when the fluid is flowing from the
The fluid blocked by the
本発明の特徴部分の作用であるボールシート及びOリングのシール特性について、従来技術である図8と本発明である図5とを比較して説明していく。
片持ち梁部41Aを形成することによる特性について説明する。
始めに図8を用いて従来技術を説明する。図8では、実験結果により得たOリング102から生じる押圧力を矢印102a、102b、102c、102dで表した。
Oリング102から直接生じる押圧力102aが、ボールシート101を押圧し、押圧力102bが生じボール弁体103を押圧する。
図8に示す従来技術は、後述する本発明の第1の片持ち梁部41Aを形成していない。
図8に示す従来技術においては、ボールシート101とボール弁体103が接する面から垂直の場所にOリング102がない。そのため、Oリング102の押圧力102aを効率よく伝達することができない。なぜなら、Oリングから生じた押圧力は、垂直方向へ最もよく伝達されるからである。
例えば、ボールシート101をボール弁体103に押し付ける押圧力102bに対して、Oリング102がボールシート101を押す押圧力102aは、押圧力102bの力よりも強い力で押圧しなければならない。
Oリング102の反力に基づく押圧力は、大きく変形しているほどその経時的劣化は早く、Oリング102は漏れが発生しないだけの必要な押圧力102bを発生させることができなくなるため、Oリング102を早期に交換する必要が生じていた。
The sealing characteristics of the ball seat and O-ring, which are the features of the present invention, will be described by comparing FIG. 8 showing the prior art with FIG. 5 showing the present invention.
The characteristic by forming the
First, the prior art will be described with reference to FIG. In FIG. 8, the pressing force generated from the O-
The
The prior art shown in FIG. 8 does not form a
In the prior art shown in FIG. 8, there is no O-
For example, with respect to the
As the pressing force based on the reaction force of the O-
次に、図5を用いて本発明の実施例について説明する。図5では、実験結果により得たOリング5Aから生じる押圧力を、矢印51,52,53,54で表した図を示す。
Oリング5Aが片持ち梁部41Aを押圧する押圧力51は、片持ち梁部41Aを押圧し、片持ち梁部41Aが押圧力51を受け、ボール弁体7の壁面7cを押圧する。壁面7cへと押圧される押圧力を押圧力52で示す。
図5に示す本発明においては、ボールシート4Aのうちボール弁体7と接する面から垂直の場所には、Oリング5Aが配置されている。本実施例においては、片持ち梁部41Aを設けることにより、Oリング5Aの位置をボールシート4Aとボール弁体7とが当接するシールポイント側にずらすことにより、Oリング5Aをボールシート4Aとボール弁体7とが接する面の垂直方向に位置させることができた。
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In FIG. 5, the figure which represented the pressing force which arises from O-
The pressing
In the present invention shown in FIG. 5, an O-ring 5 </ b> A is disposed at a location perpendicular to the surface of the ball seat 4 </ b> A that contacts the
Oリング5Aから生じた押圧力51は、垂直方向へ最も良く伝達される。そのため、本実施例においては、Oリング5Aがボールシート4Aとボール弁体7とが接する面の垂直方向に位置させているため、Oリング5Aがボールシート4Aを押す押圧力51は、押圧力52へと効率よく伝達することができる。したがって、Oリングが同じ押圧力を生じさせれば、従来では、ボールシート101とボール弁体103の接面に対して、半分程度しかOリング102の押圧力を伝えられなかったのに対して、本実施例においては、ほぼ同じ押圧力を、ボールシート4Aとボール弁体7の接面に対して伝達させることができる。
よって、本実施例においては、従来と同じ押圧力を有するOリングを使用した場合、Oリング5Aが経時的劣化により押圧力51が減少したとしても、ボール弁体7とボールシート4が当接するのに必要な押圧力が少なくて済むため、継続してOリング5Aを使用し続けることができる。そのためOリング5Aを早期に交換する必要はなく、シール性を長期間維持できる。
The pressing
Therefore, in this embodiment, when an O-ring having the same pressing force as in the prior art is used, the
片持ち梁部41Aはボール弁体7に押し当てられた状態であるため、内側に押し込まれた状態でボール弁体7に当接している。片持ち梁部41Aが内側に押し込まれていることにより片持ち梁部41A自体が弾性変形力を有し、弾性変形力によりボール弁体7を押圧する。そのため、従来技術と比較して、片持ち梁部41A自体も押圧力を有する点で、ボール弁体7を強く押圧することができる。
また、流路8bから流入した流体は、片持ち梁部41Aの面412と面423により形成された切欠き部分に流入する。流体が切欠き部分に流入すると片持ち梁部41Aを持ち上げ、さらに片持ち梁部41Aがボール弁体7に押圧されシール性がさらに高まる。
図1に示されたボールバルブ1に流体が流路8bに流れ込むとボール弁体7を流路6a側に押し込む。ボール弁体7が流路6a側に押し込むと、ボールシート4Bの片持ち梁部41Bがさらに、内側に押し込まれる。内側に片持ち梁部41Bが押し込まれることにより、シール性はさらに高まる。
Since the
Further, the fluid flowing in from the
When the fluid flows into the
第2に、流路が開いた状態について説明する。
図2に図示されないアクチュエータにより、ラック14A、14Bを外方向へと移動させる。ラック14A、14Bを外方向へ移動させることより、ピニオン16に左向きの回転運動が与えられる。ピニオン16が左に回転すると、ピニオン16に嵌合されているシャフト9、シャフト9に嵌合されているボール弁体7が左に90度回転をする。
ボール弁体7が90度回転することにより、ボール弁体7の流路7bが流路6a、流路8bと一直線になるため、流路8bから流れてくる流体が流路7bを通り流路6aへと流れる。流体がボール弁体7の流路7bを通過する際にも、ボール弁体7の壁面7cに沿って流体が流れることがあるが、Oリング5Aが片持ち梁部41Aを押圧し、片持ち梁部41Aの外側部411がボール弁体7の壁面7cと接触しているため、流体の漏れを防止できる。
Second, the state where the flow path is opened will be described.
The
Since the
Oリング5Aの押圧力を効率よくボール弁体7に伝えることができるため、シール性能・耐久性が向上する。また、シール性能・耐久性向上のための構成物品の増加がないため、安価にできるという経済的効果がある。
また、ボール弁体7の負荷トルクが安定しているため、小型アクチュエータが使用でき、バルブの小型化又は低パイロット圧力化に貢献できる。
また、構成がシンプルのため、組立て性・メンテナンス性がよい。
Since the pressing force of the O-
Further, since the load torque of the
In addition, since the configuration is simple, it is easy to assemble and maintain.
図6に示すように、ボールシート4Aの片持ち梁部41Aの先端部に対応するボディに凸部8dを設けることにより、Oリング5Aの外側への飛び出しを防止することができる。
すなわち、従来の図8のように、ボールシート101全体をボール弁体103に対してOリング102が押圧しているときには、Oリング102に作用する反力がバランスしているため、Oリング102がボールシート101の外側に飛び出すことがなかった。
しかし、図4のような、片持ち梁部41Aでは、ボール弁体7の口元がボールシート4Aを介してOリング5Aをしごくことにより、Oリング5Aがボールシート4Aの外側に飛び出すと考えられる。本発明では、片持ち梁部41Aの先端部に対応するボディに凸部8cを設けているので、凸部8cによりOリング5Aが外側に飛び出すことを防止することができる。
Oリング5Aの飛び出しを防止するためには、凸部を片持ち梁部41Aに設けることによっても同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 6, by providing the convex portion 8d on the body corresponding to the tip of the
That is, as shown in FIG. 8, when the O-
However, in the
In order to prevent the O-
第2実施形態の説明を行う。
本発明に係るボールバルブの第2実施形態について図7を参照して説明する。
ボールシート部分の形状は、第1実施形態と同様であるから、図7に示す部分以外の形態の説明は省略する。
ボールシート50はT字形状をしており、第1片持ち梁部50a、第2片持ち梁部50b、及び支持部50cから構成されている。
片持ち梁部50aは、ボール弁体54と第1Oリング51Aとにはさまれた状態にある。また、片持ち梁部50bは、ボール弁体54と第2Oリング51Bとにはさまれた状態にある。支柱50cは、バルブボディ53の角53Aに定設されている。
The second embodiment will be described.
A second embodiment of the ball valve according to the present invention will be described with reference to FIG.
Since the shape of the ball seat portion is the same as that of the first embodiment, description of forms other than the portion shown in FIG. 7 is omitted.
The
The
次に第2実施形態の作用を説明する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ボール弁体54とバルブボディ53の隙間を流体が流出することを防止する必要がある。
第2実施形態では、ボール弁体54とバルブボディ53との間に、ボールシート50、第1Oリング51A及び第2Oリング51Bがあることにより、流体が流れることはできない。すなわち、ボール弁体54の壁面54cを沿って流れようとする流体は、第1Oリング51Aが片持ち梁部50aを押圧し、片持ち梁部50aがボール弁体54の壁面54cと接触しているため、流れることができない。さらに、第2実施形態においては、第2Oリング51Bが片持ち梁部50bを押圧し、片持ち梁部50bがボール弁体54の壁面54cと接触するため、流れることができない。
第2実施形態は、シールする箇所が2箇所となるため、シール性を向上させることができる。
また、Oリング51A、51Bの押圧力を効率よくボールシート50へ伝達することができるため、Oリング51A、51Bを長期使用することができる。
Next, the operation of the second embodiment will be described.
Also in the second embodiment, it is necessary to prevent the fluid from flowing out through the gap between the
In the second embodiment, the fluid cannot flow due to the
In the second embodiment, there are two places to be sealed, so that the sealing performance can be improved.
Moreover, since the pressing force of the O-rings 51A and 51B can be efficiently transmitted to the
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
例えば、Oリングの硬度・材料を変更することにより、押圧力を変えることができるとともに、様々流体に対応できる。
また、Oリングを特殊形状品に変更すること、又はボールシートの構造状の変更により、面圧分布を自由に調整できる。
また、ボールシートの材料をPTFEなどに変更することにより、耐摩耗性がよくなり、さらに耐久性を向上することができる。
また、ボールバルブ構造は、90度正逆回転のみではなく、一方向回転ボールバルブでもよい。
また、アクチュエータはエアオペレイト式のみではなく、電動式駆動でもよい。
また、ボールシートの一部を押圧する弾性体は、Oリングのみではなく皿バネ等でもよい。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various applications are possible.
For example, by changing the hardness and material of the O-ring, the pressing force can be changed and various fluids can be handled.
Further, the surface pressure distribution can be freely adjusted by changing the O-ring to a specially shaped product or by changing the structure of the ball seat.
Further, by changing the material of the ball sheet to PTFE or the like, the wear resistance can be improved and the durability can be further improved.
Further, the ball valve structure may be a one-way rotating ball valve as well as 90-degree forward / reverse rotation.
Further, the actuator may be not only an air operated type but also an electric drive.
Further, the elastic body that presses a part of the ball seat may be a disc spring or the like as well as the O-ring.
1 ボールバルブ
2 シリンダ
3 バルブボディ
4A、4B バルブシート
5A、5B Oリング
6 バルブキャップ
7 ボール弁体
8 バルブボディ本体
1
Claims (3)
前記ボールシートが前記ボール弁体と接触する片持ち梁部を有すること、
前記Oリングが弾性変形することにより、前記片持ち梁部を前記ボール弁体に押圧すること、
を特徴とするボールバルブ。 By opening and closing the valve by rotating the ball valve body with an actuator, the ball valve having a ring-shaped ball seat and an O-ring between the body and the ball valve body,
The ball seat has a cantilever portion in contact with the ball valve body;
Pressing the cantilever part against the ball valve body by elastically deforming the O-ring;
Ball valve characterized by
前記ボールシートの前記片持ち梁部の先端部に凸部を設けること、または、前記片持ち梁部の先端部に対応する前記ボディに凸部を設けること、
を特徴とするボールバルブ。 The ball valve of claim 1,
Providing a convex portion at the tip of the cantilever portion of the ball seat, or providing a convex portion on the body corresponding to the tip portion of the cantilever portion;
Ball valve characterized by
前記ボールシートが第1片持ち梁部及び第2片持ち梁部を有すること、
前記第1片持ち梁部を前記ボール弁体に押圧する弾性変形した第1Oリングと、前記第2片持ち梁部を前記ボール弁体に押圧する弾性変形した第2Oリングとを有すること、
を特徴とするボールバルブ。 By opening and closing the valve by rotating the ball valve body with an actuator, the ball valve having a ring-shaped ball seat and an O-ring between the body and the ball valve body,
The ball sheet has a first cantilever portion and a second cantilever portion;
An elastically deformed first O-ring that presses the first cantilever portion against the ball valve body, and an elastically deformed second O-ring that presses the second cantilever portion against the ball valve body,
Ball valve characterized by
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