JP2009527357A - 除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 - Google Patents
除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009527357A JP2009527357A JP2008556439A JP2008556439A JP2009527357A JP 2009527357 A JP2009527357 A JP 2009527357A JP 2008556439 A JP2008556439 A JP 2008556439A JP 2008556439 A JP2008556439 A JP 2008556439A JP 2009527357 A JP2009527357 A JP 2009527357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- composition
- film
- agent
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L2/00—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
- A61L2/16—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
- A61L2/18—Liquid substances or solutions comprising solids or dissolved gases
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B17/00—Methods preventing fouling
- B08B17/02—Preventing deposition of fouling or of dust
- B08B17/04—Preventing deposition of fouling or of dust by using removable coverings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
- C09D5/008—Temporary coatings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
- C09D5/02—Emulsion paints including aerosols
- C09D5/021—Aerosols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
- C09D5/14—Paints containing biocides, e.g. fungicides, insecticides or pesticides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
Description
a) i) 水溶性または水分散性フィルム形成剤;
ii) 少なくとも1つの抗菌剤;および
iii) 不活性溶媒;
を含む除去可能な液体コーティング組成物を提供するステップ;
b) その場所に前記組成物を適用し、それによってコーティングを形成させるステップ;および、
c) 約15℃〜約100℃の温度で水溶液で前記コーティングを除去するステップ、を含んでなる方法に関する。
i) 水溶性または水分散性フィルム形成剤;
ii) 少なくとも1つ以上の抗菌剤、
iii) 不活性溶媒;および
iv) 任意には、可塑化剤、界面活性剤、架橋剤、着色剤、可溶化剤、レオロジー改良剤、酸化防止剤、pH調整剤、湿潤剤、泡止め剤、増量剤、潤滑剤、加工助剤、耐変色剤、フィルム性能増強物質または酵素のうちの1つ以上を含む除去可能な食品加工運転停止時用スプレー組成物において、耐久性がありかつ15℃超での水溶液処理に付された場合に除去可能である、運転停止時用スプレー組成物である。
a) i) 水溶性または水分散性フィルム形成剤;
ii) 少なくとも1つの抗菌剤;および
iii) 不活性溶媒;
b) その場所に前記組成物を適用してコーティングを形成させるステップ、および
c) 約15℃〜約100℃の温度の水溶液で前記コーティングを除去するステップ、を含んでなる方法に関する。
以下では、本明細書で記述されているフィルムまたはコーティングの構成成分の詳細な説明が提供される。
水溶性または水分散性フィルム形成剤は、耐久性があり除去可能な以下で記述する通りのあらゆる作用物質の少なくとも1つであり得る。フィルムまたはコーティングは、例えば15℃超好ましくは30℃超で水溶液処理に付された場合に除去可能である。例としては、これらに限定されないが、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、アクリレート共重合体、イオン性炭化水素重合体およびポリウレタン、またはそれらの組合せが含まれる。
ポリ(ビニルアルコール)とも記されるポリビニルアルコールは、加水分解によりポリ酢酸ビニルから作られる。ポリビニルアルコールの物理的特性は、分子量および加水分解度によって制御される。ポリビニルアルコール加水分解度で等級付けされる最も一般的に入手可能なグレードは、87〜89%のグレード(11〜13モル%の残留酢酸ビニル単位を含有する)、96%加水分解グレード(4モル%の残留酢酸アセテート単位を含有する)、およびそれぞれ約98%および99%超が加水分解されている「完全加水分解」および「超加水分解」グレードである。さらに低い加水分解度(例えば74%および79%)も同様に市販されている。一部の好ましい加水分解度は85モル%超または92モル%超である。本発明のポリビニルアルコール構成成分は、同様に、少量(約15モル%以下)のその他の単量体でビニルアセテート共重合体を加水分解することにより得られるものといったようなビニルアルコール共重合体でもあり得る。適切なコモノマーは、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸またはフマル酸、イタコン酸などのエステルである。同様に、炭化水素例えばエチレン、プロピレンまたはオクタデセンなどのアルファ−オレフィン、より高いビニルエステル例えばビニルブチレート、2−エチルへキソエート、ステアレート、トリメチルアセテートまたはその相同体(シェル・ケミカル・カンパニー(Shell Chem.Co.)により販売されている「VV−10」タイプのビニルエステル)とビニルアセテートとの共重合は、適切なポリビニルアルコール共重合体に加水分解され得る共重合体を提供する。その他の適切なコモノマーは、N置換アクリルアミド、ビニルフルオリド、アリルアセテート、アリルアルコールなどである。同様に、遊離不飽和酸例えばアクリル酸、メタクリル酸、モノメチルマレイン酸などは、コモノマーとして作用し得る。
本発明のフィルム形成組成物は、約0.25〜約50重量%の濃度でPVPを含有し得る。適切なグレードのPVPが、インターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ(International Specialty Products)(米国ニュージャージ州ウェーン(Wayne,NJ,USA))から入手可能である。かかるグレードとしては、約6,000〜約15,000の分子量範囲を有するK−15;約40,000〜約80,000の分子量範囲を有するK−30;約240,000〜約450,000の分子量範囲を有するK−60;約900,000〜約1,500,000の分子量範囲を有するK−90;および約2,000,000〜約3,000,000の分子量範囲を有するK−120が含まれる。PVPとその他のフィルム形成化合物の組合せと同様、PVPの混合物も利用可能である。
本発明のフィルム形成組成物は同様に、アクリレートエマルジョン重合体をも包含することができる。好ましいアクリレート重合体は、エチレン不飽和コモノマーの1つ以上の共重合体からなるものである。本発明の組成物内で有用な単量体は、1つ以上のエチレン不飽和極性または非極性、非イオン化単量体および少なくとも1つのエチレン不飽和カルボン酸を含む。単量体は、2つ以上のエチレン不飽和部位を包含することができ、適切なカルボン酸は好ましくは1つ以上のカルボキシル基を包含する。適切なエチレン不飽和酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、ブテン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸および桂皮酸ならびにダイマー酸例えばアクリルおよびメタクリルダイマー酸および以上のものの組合せが含まれる。エチレン不飽和極性または非極性、非イオン化単量体としては、エチレン不飽和エステル、エチレン不飽和ニトリル、エチレン不飽和アルコール、アリールビニル化合物およびアリールアルキルビニル化合物が含まれる。商業的入手可能性に基づいて、アクリレート重合体は、好ましくはアクリル酸またはメタクリル酸、シアノアクリレートおよびメタクリレート(例えばアクリロニトリル)およびその他の既知のアクリル、ビニルおよびジエン単量体と組合せた、C1−C6のアルキルアクリレートまたはメタクリレートといったアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルとの共重合体である。アクリレート重合体構成成分は、任意には架橋剤として有効である1つ以上の金属塩錯化剤を含有し得る。かかる錯化剤が存在する場合、それはアクリレート重合体上でペンダントカルボキシル基と結合して、架橋されていない匹敵するアクリレート重合体よりもさらに耐水性ある架橋された重合体を形成する。適切な金属塩錯化剤には、例えば炭酸亜鉛アンモニウムといったような亜鉛を含有するものが含まれる。その他の有用な錯化剤には、例えばジルコニウム、カルシウム、マグネシウムおよび遷移金属を含めたさまざまな既知の金属塩が含まれる。典型的な錯化剤には、多価金属錯体、例えば炭酸亜鉛アンモニウム、エチレンジアミン炭酸カルシウムアンモニウム、酢酸亜鉛アンモニウム、アクリル酸亜鉛アンモニウム、マレイン酸亜鉛アンモニウム、アミノ酢酸亜鉛アンモニウムおよびアニリンアンモニウムカルシウムおよび以上のものの組合せが含まれる。
本発明のために有用なイオン性炭化水素共重合体には、RCH=CH2という一般構造式をもつα−オレフィンの重合体が含まれ、この式中、Rは水素および1〜8個の炭素原子をもつアルキルラジカル(前記重合体のオレフィン含有率は、重合体に基づき少なくとも50mol%である)、および1または2個のカルボキシル基をもつα、β−エチレン不飽和カルボン酸(前記重合体の酸単量体含有率は重合体に基づき0.2〜25mol%である)からなるクラスの中から選択されたラジカルである。このタイプの重合体は、本明細書に特定的に参照により援用されている米国特許第3,264,272号明細書の中で記述されている。
ポリウレタン分散または溶液というのは、ウレタン基を含有する重合体の水分散液または水溶液を意味する。架橋されたポリウレタン分散質というのは、当業者によって理解されている通りのウレタン基および架橋結合を含有する重合体の水分散液を意味する。架橋結合度に応じて、ポリウレタンは水溶液(架橋結合が全く無いかまたは低い)または水分散液であってよい。
本発明のために有用な抗菌剤は、無機または有機作用物質またはそれらの混合物のいずれかであり得る。本発明は、任意の特定の抗菌剤の選択に限定されるわけではなく、その抗菌剤が組成物中のその他の構成成分と化学的に相容性あるものであることを条件として、抗菌剤、防カビ剤、防腐剤、消毒剤、サニタイザー、殺菌剤、殺藻剤、防汚剤、保存剤および以上のものおよびそれに類するものの組合せといったような任意の既知の水溶性または水分散性抗菌剤を本発明の組成物の中に含み入れることができる。適切な抗菌剤の種類について以下で記述する。
本発明のために有用な酵素には、清浄、脱染およびバイオフィルム分解といったような有益な効果をもつ酵素が含まれる。これらの酵素には、デアセチラーゼ、アミダーゼ、セルラーゼ、エステラーゼ、グリコシダーゼ、キシラナーゼ、アミラーゼ、トランスアミナーゼ、ラミナリナーゼ、ベータ・ガラクトシダーゼ、ベータ・マンノシダーゼ、プルラナーゼ、ホスファターゼ、プロテアーゼ、リパーゼおよびペリオキシダーゼのうちの1つまたは混合物が含まれる。
本発明のために有用な組成物は同様に1つ以上の界面活性剤を含有することもできる。理論により束縛されてはいないものの、界面活性剤は、被覆されるべき表面の湿潤化を助け、フィルムによる均等な被覆を補助することになると考えられている。界面活性剤は又、除去時点でのフィルムによる発泡を助け、かくしてフィルムの除去および保護された表面の洗浄を助けるものとも考えられている。適切な界面活性剤は、約9〜約17の好ましい親水性−親油性平衡(HLB)を有する。適切な界面活性剤には両性界面活性剤、例えばトマー・プロダクツ(Tomah Products)製のAmphoteric N;シリコーン界面活性剤、例えばビック・ケミーから入手可能なBYK348(ビック・ケミー社(BYK−Chemie GmbH)、ドイツ、ヴェーゼル(Wesel,Germany));フッ素化界面活性剤、例えばデュポン製のZonyl(登録商標)FS300(デュポン、米国デラウエア州ウィルミントン);およびノニルフェノキシポリエトキシエタノール系界面活性剤、例えばダウ(Dow)より入手可能なTriton N−101(米国ミシガン州ミッドランド(Midland,MI,USA))が含まれるがこれらに限定されるわけではない。その他の適切な界面活性剤には、エトキシル化デシンジオール、例えばエアープロダクツ・アンド・ケミカルズ(Air Products & Chemicals)(米国ペンシルバニア州アレンタウン(Allentown,PA, USA))から入手可能なSurfynol 465;アルキルアリールポリエーテル、例えばダウから入手可能なTriton CF−10;オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、例えばダウから入手可能なTriton X−100;エトキシル化アルコール、例えばシェル(Shell)(オランダ、ハーグ(Hague,the Netherlands))から入手可能なNeodol 23−5またはNeodol 91−8;ダウから入手可能なTergitol 15−S−7、ステパン・カンパニー(Stepan Company)(米国イリノイ州ノースフィールド(Northfield,IL,USA))製の28%ラウレス硫酸ナトリウムであるSteol−4N、ソルビタン誘導体、例えばユニケマ(Uniqema)製(米国デラウエア州ニューキャッスル(New Castle,DE,USA))のTween20またはTween60、および4級アンモニウム化合物、例えば塩化ベンザルコニウムが含まれる。
本発明のために有用な不活性溶媒には水が含まれる。付加的な溶媒には、好ましくは約1〜約6個の炭素原子および1〜約6個のヒドロキシ基を含有するモノアルコール単官能性および多官能性アルコールが含まれる。例としては、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、マンニトールおよびグルコースが含まれる。同じく有用であるのは、高級グリコール、ポリグリコール、ポリオキシド、グリコールエーテルおよびプロピレングリコールエーテルである。付加的な溶媒には、遊離酸およびスルホン酸化されたアルキルアリールのアルカリ金属塩、例えばトルエン、キシレン、クメンおよびフェノールまたはフェノールエーテルまたはジフェニルエーテルスルホネート;アルキルおよびジアルキルナフタレンスルホネートおよびアルコキシル化誘導体が含まれる。
コーティング組成物に添加できる付加的な構成成分には、着色剤、レオロジー改良剤、架橋剤、可塑化剤、界面活性剤、可溶化剤、酸化防止剤、pH調整剤、湿潤剤、泡止め剤、増量剤、潤滑剤、加工助剤、耐変色剤および付加的な性能増強剤が含まれる。湿潤剤は、処方物の表面張力を低下させて、それが表面を湿らし、表面上に展延し、潜在的には、汚れ、固体物質、微生物、バイオフィルム、表面汚染物質、脂肪および表面のすき間の中、下およびまわりに進入できるようにする。
本発明のために有用な着色剤には染料および色素例えば食品グレードの色素が含まれる。
本発明のために有用な組成物は、粘度を増強するすなわち増粘し、水性処理またはコーティング組成物を表面に密着させるために利用される1つ以上のレオロジー改良剤またはレオロジー剤を含有することもできる。密着により組成物は、より長時間過渡的なおよび常在する微生物と接触状態にとどまることができ、微生物学的効能を促進し、過度の液だれによる浪費に対抗することができる。レオロジー改良剤は、付加的な保護を提供する障壁を形成するべく、フィルム形成要素であるかまたはフィルム形成剤と共働作用することができる。有用である可溶性または水分散性レオロジー改良剤は、無機物または有機物として分類可能である。有機増粘剤はさらに天然重合体と合成重合体とに分けることができ、合成重合体はさらに合成天然ベースの重合体と合成石油ベースの重合体に細分することできる。
本発明は、任意には架橋剤を含み得る。フィルム形成組成物と共に架橋剤を使用することの利点は、粘着性および機械的強度といったような機械的フィルム特性ならびにコーティングの溶解度に影響を及ぼすということが含まれる。本発明においては、架橋結合されたフィルムは、機械的にはるかに丈夫なフィルムを生み出した。さらに、架橋結合は、粘着性を減少させ、汚れおよび微生物が重合体フィルムに物理的に接着するのを防ぎ、これは一部の利用分野にとって望ましいことであり得る。本発明においては、架橋結合はフィルムからの抗菌剤の放出に対して有益な影響を及ぼした。架橋結合の度合いは、所望の特性の組合せを達成するように調整される。
保護フィルムの可撓性および無欠性にとっては、結果として得られるフィルムが可塑化されることが重要である。フィルムの可塑化は、本発明の目的のためには、ポリエチレングリコールまたはグリセロールといったような適切な可塑化剤の取込みによって達成された。本発明に適したその他の可塑化剤には、溶媒、ポリオール、平均分子量200〜800g/モルのポリエチレングリコールおよびソルビトールが含まれるが、これらに限定されるわけではない。グリセロールは、微生物により容易に代謝され、潜在的に病原菌を成長させる結果となることから、グリセロールよりもPEGが好ましい。
上述の構成成分に加えて、本発明の組成物は同様に、1つ以上の性能増強用添加剤、「性能増強物質」を含むこともできる。これらには、材料および地金と接触して錆が形成するのを防ぐため水性系内で使用される数多くの有機または無機材料のいずれかを包含するフラッシュ錆防錆剤が含まれる。1つの例は安息香酸ナトリウムである。
注入を含めたあらゆる手段により標的表面または場所にフィルムまたはコーティングを適用することができる。フィルムまたはコーティングは、標的表面上に連続的でかつ/または均質な層を達成するために適用される。塗料およびコーティングのために日常的に用いられるコーティングシステム、例えば(ただしこれらに限定されるわけではない)ブラシ、ローラー、ペイントパッド、マット、スポンジ、コーム、手動ポンプディスペンサー、圧搾空気式スプレーガン、エアレススプレーガン、電気式または静電式アトマイザー、背負い式スプレー塗布装置、布、紙、羽毛、スタイラス、ナイフおよびその他のアプリケータ工具をコーティングに用いることができる。コーティングを適用するための方法として浸漬が用いられる場合、特別な機器は全く必要とされない。織物およびカーペットといったような繊維状基材のためには、消耗式、泡式、フレックスニップ(flex−nip)、ニップ(nip)、パッド、キスロール、ベック、スカイン(skein)、ウインチ、液体噴射、オーバーフロー・フラッド(overflow flood)、ロール、ブラシ、ローラー、スプレー、浸し塗り、浸漬などによりコーティングを適用することができる。コーティングは同様に、従来のベック染色手順、連続染色手順またはスレッドライン塗布を用いて適用することもできる。
標的表面上に適用されるフィルムまたはコーティングの厚みは、除去に必要な時間および表面に適用される単位面積当たりの殺生物剤の量に影響を及ぼす。フィルムの厚みが大きくなればなるほど、所望の抗菌特性を維持するためにフィルムを再度適用しなければならなくなるまでの時間的間隔は長くなる。より薄いフィルムは、洗い流すことによってより容易かつ迅速に除去される。かくして、コーティングの容易な除去および長く持続する抗菌特性の両方を可能にするフィルムの厚みを結果としてもたらすような形で、処方物を適用することが重要である。上述のように、フィルムまたはコーティングは約0.3〜約300ミクロンの厚みを有する。より特定的な実施形態においては、フィルムまたはコーティングは、約0.5〜約100ミクロンの厚みを有する。さらに一層特定的な実施形態においては、フィルムまたはコーティングは約1.0〜約30ミクロンの厚みを有する。
本発明は、ユーザーにより適切と判定された時点で除去され得るフィルムに関する。除去の時間は、i)標準的に出発集団のうちの死滅したまたは不活性化された微生物の量として表現される、所望の抗菌活性を可能にするための所望の最低接触時間、または(ii)後続する作業またはプロセスステップを開始する前に表面からコーティングを取り除く必要性または願望、のいずれかによって決定され得る。コーティングは乾燥後といったように何時でも除去され得るが、フィルムの厚み、抗菌剤の濃度および特定の用途が、適切な除去時点を決定する。例えば、ユーザーは、運転停止期間の後に、処理済み機器を正常運転に復帰させたいと考えるかもしれない。例えば果物は、食べる前に洗う必要がある。フィルム内の殺生物剤を使い果たした時点で、フィルムを除去することができ、新しいコーティング層を適用することができるだろう。例えば、ドレンは、毎日、毎週または隔週といったように定期的に処理することができる。フィルムの適用から30秒後といった早期に、または、数時間後、数日後、数週後、数ヵ月後さらには数年後に、抗菌活性を測定することができる。従って、コーティングの除去タイミングは、そのコーティングの利用分野に左右される。
明確さを期して、本明細書で使用されている用語は、本明細書で記述されている通りに、またはかかる用語が本発明の当業者により理解されると思われる通りに、理解されるべきである。本明細書で用いられている一定の用語についての付加的な説明を以下に記す:
コーティング除去のために使用される水溶液は60〜100wt%の水を含有し残りの構成成分が溶解した構成成分である、あらゆる溶液である。溶解した構成成分には、アルコールといった溶媒、可溶化剤、界面活性剤、塩、キレート剤、酸および塩基が含まれるがこれらに限定されるわけではない。
本明細書の文脈内で耐久性のあるという用語は、その除去が故意に開始されるかまたは行なえるようになるまで表面上に残っている乾燥したコーティング物質に関係する。使用条件とは、本発明の応用分野についてコーティングが標的表面上に残っている間優勢である環境条件であり、これには、摂氏40度未満の温度の水との偶発的接触が含まれ得る。
連続的または実質的に連続的という用語は、この文脈内では、被覆されていない部分、くぼみや穴といったようなコーティングの欠陥の無い標的表面を被覆するコーティングを意味する。
この文脈内での均質なまたは実質的に均質なという用語は、コーティング表面にわたって無視できるほどの厚み変化しかないコーティングを意味する。均質でないまたは実質的に均質でないコーティングは、コーティングが適用される表面全体にわたって均等な抗菌特性および除去特性を提供しないことになる。
「残留抗菌効能」(または自己浄化特性)という用語は、病原菌による反復的攻撃誘発の後でさえ、活性状態にとどまる、本明細書に記述されている通りに形成されたコーティングの特性を表わしている。本発明に従うと、少なくとも3−ログ単位の削減が少なくとも1平方インチ当たり106個の細胞の少なくとも2回の接種サイクル全体にわたり、各接種の後達成される。残留抗菌効能を決定するために用いられるテスト方法は、実施例16に記述されている。
抗菌処方物のための特定の必要条件に応じて、接触時間は「消毒剤の殺胚芽および洗浄浄化作用、米国公定分析化学者協会公式分析方法」、第960.09項および適用される節、第15版、1990年(EPA指針91−2)で記されているように変動すると思われる。本発明の意図された利用分野がサニタイザーとしての用途である場合には、組成物は、複数の供試生物に対して室温で(25+/−2℃)で30秒以内に99.999%の削減(5−ログ程度の削減)を提供すべきである)。一方、消毒剤として本発明を用いることが意図されている場合には、組成物は10分以内に99.9%の削減(3ログ程度の削減)を提供すべきである。意図された利用分野が残留抗菌活性として利用されることである場合には、本発明は微生物と10分超の接触時間を有することができる。
物理的障壁は、当該フィルム形成組成物から形成されるフィルムとして定義される。結果として得られるフィルムは、汚れ、脂肪、塵埃、微生物などの周囲環境からの汚染に対して、処理された表面を密閉する。これらの汚染は、コーティングの表面上にとどまり、コーティングの除去の時点で洗い落とされることになる。
以下の例では、「摂氏度」は「℃」と略される。
ATCC − アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション
BHI − ブレイン・ハート・インフュージョン
BHT − ブチル化ヒドロキシトルエン
CFU −コロニー形成ユニット
Conc. − 濃度
cP −センチポイズ
DI − 脱イオン化された
L − リットル
LB − ルリア・ベルターニ・ブロス
M − モル/リットル
MW − グラム/モル単位の分子量
NA − 該当せず
ND − 未決定
PBS − リン酸緩衝食塩溶液(緩衝液):10倍原液は、pH6.8で;NaCl(80);KCl(2.0);NaH2PO4(14.4);KH2PO4(2.4)(g/800 mL)を含む
PEG −ポリエチレングリコール
PVOH − ポリビニルアルコール
QAC − 4級アンモニウム化合物
RAC − 除去可能な抗菌コーティング
RPM − 毎分回転数
SS316 − ステンレス鋼、タイプ316 (ASTM規格)
UHMWPE − 超高分子量ポリエチレン
wt% − 重量パーセント
ZOD − 拡散ゾーン
溶液中の抗菌効能についてのテスト方法
溶液中の殺生物または抗菌効能を、以下の実施例中で記述されている通りに、当該技術分野で一般に知られている検定により決定することができる。
抗菌コーティングの抗菌および抗真菌効能を評価するために、以下に記述する通り、拡散ゾーン(ZOD)テストを利用した。
フィルム形成剤としてポリビニルアルコール(PVOH)(DuPont Elvanol(登録商標)、グレード71−30、分子量約94,000、加水分解度99.0〜99.8%;デュポン、米国デラウエア州ウィルミントン)を使用した。3〜8wt%の溶液を生成するため90℃の脱イオン水の中にElvanol(登録商標)グレード71−30粉末を混合することにより、PVOH原液を調製した。ポリビニルアルコールが完全に溶解してしまうまで約20分間、磁気攪拌棒を用いて混合物を攪拌した。混合物を室温まで冷却させた。
この実施例は、コーティングが実質的に連続しかつ均質であることを実証した。
この実施例は、コーティングの溶解度が架橋剤の濃度に左右されることを実証している。
2枚のプラスチック製カバースリップ(タイプ Thermanox(登録商標)#174942、22mm×60mm;ナルジェ・ヌンク・インターナショナル(Nalge Nunc International)、米国ニューヨーク州ロチェスター(Rochester,NY,USA))を、1.0g/Lの塩化ベンザルコニウム殺生物剤を含有する4wt%のPVOH溶液中に浸した。付加的な2枚のカバースリップを、対照として塩化ベンザルコニウム無しの4wt%のPVOH溶液内に浸した。カバースリップを50mLの遠心分離管内に置き、一晩空気乾燥させた。
1つのステンレス鋼切り取り試片(フォーマット22mm×60mm×1mm)を、浸漬により処方物#22でコーティングし、空気乾燥させた。対照として第2の切り取り試片は、コーティングしないまま残した。2枚の切り取り試片を50mL入り遠心分離管内に入れた。
抗菌性フィルムコーティングがスプレーされた表面がバイオフィルム形成の開始を遅らせることができるか否かを見るために実験が行なわれた。ステンレス鋼の切り取り試片(SS316、22mm×60mm×1mm)に、垂直位置で処方物#14a、#16および#17をスプレーするか、または未処理のまま残した。切り取り試片を垂直位置で一晩空気乾燥させた。
スプレーされたPVOHフィルムからのQACの放出は、放出実験によって実証された。フィルムをステンレス鋼切り取り試片上にスプレーし、脱イオン水中に沈め、試料を経時的に取出して放出されたQACを判定した。放出されたQACの濃度を、文献から適応させたHPLC法により判定した(R.C.メイヤー(R.C.Meyer)、J.Pharm.Sci.1980年、第69号、1148〜1150頁)。
塩化ベンザルコニウム(QAC)の水溶液(25wt%)を、ポリビニルピロリドン(水中PVP K−120;インターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ、米国ニュージャージ州ウェーン)溶液の10wt%水溶液に加えた。PVPの最終濃度は5wt%であり、塩化ベンザルコニウムの最縮濃度は1wt%であった。このPVPフィルム形成溶液を用いて、バイオフィルム形成の防止のために切り取り試片を処理した。
PVPの最終濃度が5wt%で塩化ベンザルコニウムの最終濃度が0.01wt%となるように、PVP K−120および塩化ベンザルコニウムのフィルム形成溶液を調製した。この溶液を用いて、実施例8で記述されるようにバイオフィルム切り取り試片を処理した。
ポリビニルアルコール(PVOH)(分子量100,000、加水分解度99%超、シグマ・アルドリッチ)を、水中に溶解させた。このPVOH溶液にジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを添加して、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム0.1wt%、PVOH5wt%、そして100%充分量の脱イオン水の最終的フィルム形成組成物を達成した。生成後2日目のリステリア・ウェルシメリバイオフィルム(実施例8で記述されている通りに調製されたもの)により被覆されたPVC切り取り試片をコーティングするために、この組成物を使用した。3時間の接触時間の後、実施例8で記述されている通りに、細胞生存能力を決定した。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムでのPVOHコーティングは、1mL当たりのCFU単位で7.3ログの削減を生み出した。
米国特許出願公開第2005/0215663号明細書の第212〜第217段落(略号については段落154〜187も参照のこと)に記述されている通りにポリウレタン分散を合成した。調製物は、30wt%のポリウレタン水分散を生成した。
2本のパイプ(PVC−1120、J−Mマニュファクチャリング(J−M Manufacturing)、米国ニュージャージ州リビングストン(Livingston,NJ,USA))を長さ方向に開放切断して、半パイプを得た。標準的Scotch(登録商標)ダクトテープ(3M、米国ミネソタ州セントポール)を用いてパイプを合わせて再びテーピングした。パイプの幾何形状は表6に示されている。ワグナー・スプレー・システム(ワグナー・パワー・ペインター(Wagner Power Painter)、モデル0500179、ワグナー・スプレー・テック社(Wagner Spray Tech Corp.),米国ミネソタ州プリムス(Plymouth,MN,USA)を用い、システムのスプレーノズルを水平に向けられたパイプの片端に同軸的に心合せし10秒間スプレーすることによって、処方物#91でパイプをコーティングした。
この実施例は、レオロジー改良剤が、剪断減粘挙動をもつ除去可能な抗菌コーティング組成物をいかにして提供するかを例示する。かかる挙動は、表面に対する組成物の容易で(優れたスプレー性)、効率の良い(液だれ無し)、かつ有効な(均質な抗菌活性)適用を可能にする。この実施例は同様に、レオロジー改良剤の添加の後に抗菌効能を完全に保持できることも例示している。
この実施例は、レオロジー剤を用いて、異なる加水分解度のポリビニルアルコールグレードに基づいてコーティング処方物に対して剪断減粘性を提供することができるということを例示している。この実施例は同様に、剪断減粘性(粘度比率)を、処方物に添加されるレオロジー改良剤のレベルを変動させることによって調整することができるということも例示している。この実施例においては使用されるレオロジー剤は、Alocgum(登録商標)L251である。
この実施例は、真菌が表面上で成長するのを防ぐための本発明に従ったコーティング処方物の使用を例示している。
この実施例は、長時間にわたる抗菌効能を可能にするための本発明に従ったコーティング処方物の使用について例示している。この実施例は同様に、微生物による抗菌性コーティングの多数の再接種の後の連続した抗菌効能も実証している。この実施例は同様に、処方物から形成されたコーティングの残留抗菌効能も実証している。この実施例は同じく、抗菌コーティングがグラム陽性菌(スタフィロコッカス・アウレウス)およびグラム陰性菌(クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae))生体に対して効果があることも例示している。
この実施例は、表面に適用した後にフィルム内への処方物の展延を達成するための界面活性剤の使用を例示している。
この実施例は、一時的乳白剤としての抗菌性コーティング中の小さな気泡の使用を例示している。本発明の意図された用途の一部については、コーティングに永続的な色がついていることが常に好ましいとはかぎらない。例えば壁のコーティングのためには、カラーコーティングまたは不透明コーティングは、悪趣味とみなされる可能性があり、その代り透明な抗菌性コーティングが好まれるかもしれない。永続的着色剤または乳白剤を除外すると、コーティングを適用する作業者が、コーティングすべき表面のどの部分がすでに被覆されたかについてのフィードバックを得られないという欠点がある。この欠点を克服するため、本発明の以下の実施形態を適用することができる。すなわち、標的表面上に作り出されるフィルム内に小さな気泡を作り出すため、少なくとも1つの発泡剤を添加することができる。気泡は乳白剤として作用し、新たに適用されたフィルムを白く変える。気泡が乾燥フィルム内に取込まれるのを妨げるため、処方物には泡止め剤も添加される。泡止め剤は、フィルムがなお濡れている間に気泡を破壊するのを助け、乾燥後に透明なコーティングを生成する。
この実施例は、抗菌特性に対するフィルムの厚みの影響を例示している。抗菌効能を、スタフィロコッカス・アウレウスATCC6358を用いて拡散ゾーン(ZOD)方法により測定した。コーティング処方物#134の組成は、実施例18で記述されている。より厚いフィルムが結果としてより大きな拡散ゾーンひいてはコーティングの改良された殺生物特性をもたらした。
Claims (39)
- ある場所における微生物の制御を提供する方法であって、
a) i) 水溶性または水分散性フィルム形成剤;
ii) 少なくとも1つの抗菌剤;および
iii) 不活性溶媒;
を含む除去可能な液体コーティング組成物を提供するステップ;
b) その場所に上記組成物を塗布し、それによってコーティングを形成するステップ;および、
c) 約15℃〜約100℃の温度で水溶液により上記コーティングを除去するステップ、
を含む方法。 - 液体コーティング組成物の表面張力が40mN/m未満である、請求項1に記載の方法。
- 組成物が、スプレーまたはエアロゾル化によってある場所に適用される、請求項1に記載の方法。
- フィルム形成剤がポリビニルアルコールおよびその共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、アクリレート共重合体、イオン性炭化水素重合体およびポリウレタンまたはそれらの組合せのうちの1つまたはそれ以上のものである、請求項1に記載の方法。
- ある重合体がポリビニルアルコールまたはその共重合体である、請求項4に記載の方法。
- ある場所が、タンク、コンベヤ、床、ドレイン、冷却器、冷凍庫、冷蔵庫、機器表面、壁、バルブ、ベルト、パイフ、継手、割れ目、建物表面、厨房表面;食品加工施設、獣医もしくは動物介護施設、動物介護機器または畜産もしくは孵化施設内に見られる無生物表面;病院または外科センターの壁、ベッド、機器;病院またはその他の医療環境内で着用される医療衣、靴を含む繊維製品の表面;およびその他の病院内表面のうちの1つまたはそれ以上の表面である、請求項1に記載の方法。
- 表面が、アルミニウム、鋼、ステンレス鋼、クロム、チタン、鉄、合金およびその混合物からなる群から選択された1つまたはそれ以上の金属を含む、請求項6に記載の方法。
- 表面が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンを含めたポリオレフィン;ポリメタクリレート、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル、ブタジエン、ABS、アクリロニトリルブタジエン;ポリエチレンテレフタレートを含めたポリエステル;およびナイロンを含めたポリアミド;およびそれらの組合せからなる群から選択された1つまたはそれ以上のプラスチック材料を含む、請求項6に記載の方法。
- 表面がレンガ、タイル、セラミック、磁器、木材、ビニル、リノリウム、カーペット、紙、皮革、それらの組合せなどである、請求項6に記載の方法。
- ある場所が、金属、鉱物、重合体、プラスチック、繊維状生地もしくは不織布、もしくはその混合物からなる無生物表面、またはコーティングされたもしくは塗装された表面である、請求項1に記載の方法。
- 水溶液が本質的に水;水と酸;または水と塩基;または水と洗浄剤からなる、請求項1に記載の方法。
- ポリビニルアルコールが、70〜96モルパーセントの平均加水分解度を有する、請求項5に記載の方法。
- ポリビニルアルコールが、85〜90モルパーセントの平均加水分解度を有する、請求項5に記載の方法。
- フィルム形成剤が、約4,000〜約186,000の範囲の分子量を有する、請求項4に記載の方法。
- 不活性溶媒が水である、請求項1に記載の方法。
- 液体コーティング組成物が、可塑剤、界面活性剤、架橋剤、着色剤、可溶化剤、レオロジー改良剤、酸化防止剤、pH調整剤、湿潤剤、消泡剤、増量剤、潤滑剤、加工助剤、耐変色剤、およびフィルム性能増強物質または1つまたはそれ以上の酵素のうちの1つまたはそれ以上のものをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- ある場所が、食品加工機器の表面である、請求項6に記載の方法。
- 食品加工表面が、タンク、コンベヤ、床、ドレイン、冷却器、冷凍庫、機器表面、壁、バルブ、ベルト、パイプ、継手、割れ目またはそれらの組合せのうちの1つまたはそれ以上の表面である、請求項17に記載の方法。
- ある場所が、牛肉、鶏肉、豚肉、野菜、果実および海産物のうちの1つまたはそれ以上のものを含む食品の表面である、請求項1に記載の方法。
- コーティングが、微生物汚染に対する障壁である、請求項1に記載の方法。
- 少なくとも1つの抗菌剤が、1つまたはそれ以上の抗細菌剤、殺真菌剤、静真菌剤、殺カビ剤、防カビ剤、防腐剤、消毒剤、サニタイザー、殺菌剤、殺藻剤、または防汚剤である、請求項1に記載の方法。
- 抗菌剤が、第4級アンモニウム化合物またはその混合物のうちの1つまたはそれ以上である、請求項1に記載の方法。
- 除去が、ある場所をスプレーまたは洗浄することによって実施される、請求項1に記載の方法。
- コーティングが、汚染された表面に塗布された場合に少なくとも3−ログの微生物の削減を提供する、請求項1に記載の方法。
- コーティングが、汚染された表面に塗布された場合に少なくとも5−ログの微生物の削減を提供する、請求項24に記載の方法。
- コーティングが、ある場所において少なくとも1つのタイプの微生物の増殖を妨げる、請求項1に記載の方法。
- ある場所における微生物の制御には、バイオフィルム内に隠されている微生物の削減が含まれている、請求項1に記載の方法。
- コーティングが実質的に連続的でかつ均一である、請求項1に記載の方法。
- コーティングが、約0.3ミクロン〜約300ミクロンの厚みを有する、請求項28に記載の方法。
- コーティングが、約0.5ミクロン〜約100ミクロンの厚みを有する、請求項29に記載の方法。
- i) 水溶性または水分散性フィルム形成剤;
ii) 少なくとも1つまたはそれ以上の抗菌剤、
iii) 不活性溶媒;および
iv) 場合により、可塑剤、界面活性剤、架橋剤、着色剤、可溶化剤、レオロジー改良剤、酸化防止剤、pH調整剤、湿潤剤、消泡剤、増量剤、潤滑剤、加工助剤、耐変色剤、フィルム性能増強物質または酵素のうちの1つまたはそれ以上
を含む除去可能な食品加工運転停止時用スプレー組成物であって、該組成物は、耐久性でかつ15℃を超える水溶液処理に付された場合に除去可能である、上記組成物。 - 約20〜約50mN/mの表面張力を提供する界面活性剤を含む、請求項31に記載の組成物。
- 界面活性剤がオルガノシリコーンである、請求項32に記載の組成物。
- 界面活性剤が組成物の約0.01wt%〜約1.0wt%の濃度である、請求項32に記載の組成物。
- 組成物が、その組成物に剪断減粘性を提供するレオロジー制御剤を含むことを特徴とする、請求項31に記載の組成物。
- 組成物が、汚染された食品加工表面に適用された場合に少なくとも3−ログの微生物の削減を提供する、請求項31に記載の組成物。
- 汚染された表面に塗布される場合には、組成物は消毒剤、サニタイザー、防腐剤又は汚染に対する物理的障壁であり、かつその後に汚染を受ける汚染される表面に塗布される場合、組成物には、残留抗菌効能がある、請求項31に記載の組成物。
- フィルム形成剤が、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、アクリレート共重合体、イオン性炭化水素重合体、およびポリウレタンまたはその組み合わせを含む1つまたはそれ以上のポリビニルアルコール又はその共重合体である、請求項31に記載の組成物。
- 少なくとも1つの抗菌剤が、抗細菌剤、殺真菌剤、静真菌剤、殺カビ剤、防カビ剤、防腐剤、消毒剤、サニタイザー、殺菌剤、殺藻剤、又は防汚剤である、請求項31に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US77608106P | 2006-02-23 | 2006-02-23 | |
US60/776,081 | 2006-02-23 | ||
PCT/US2007/004717 WO2007100654A2 (en) | 2006-02-23 | 2007-02-23 | Removable antimicrobial coating compositions and methods of use |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014092247A Division JP6006259B2 (ja) | 2006-02-23 | 2014-04-28 | 除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009527357A true JP2009527357A (ja) | 2009-07-30 |
JP2009527357A5 JP2009527357A5 (ja) | 2010-04-15 |
JP5570123B2 JP5570123B2 (ja) | 2014-08-13 |
Family
ID=38326183
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008556439A Expired - Fee Related JP5570123B2 (ja) | 2006-02-23 | 2007-02-23 | 除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 |
JP2014092247A Expired - Fee Related JP6006259B2 (ja) | 2006-02-23 | 2014-04-28 | 除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014092247A Expired - Fee Related JP6006259B2 (ja) | 2006-02-23 | 2014-04-28 | 除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1991624A2 (ja) |
JP (2) | JP5570123B2 (ja) |
CN (2) | CN101454406B (ja) |
AU (1) | AU2007221204B2 (ja) |
CA (1) | CA2636052A1 (ja) |
WO (1) | WO2007100654A2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013519785A (ja) * | 2010-02-17 | 2013-05-30 | ヘンリー カンパニー エルエルシー | 微生物を軽減する建築用バリア、そのようなバリアを形成するための組成物、および関連する方法 |
JP2013532160A (ja) * | 2010-07-02 | 2013-08-15 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 生物学的な除染ゲル、およびこのゲルを用いて表面を除染するための方法 |
JP2014501798A (ja) * | 2010-11-08 | 2014-01-23 | アージョヴィギンス・セキュリティ | 抗ウイルス特性を有するコーティングを形成することができる流体組成物 |
JP2016532547A (ja) * | 2013-07-29 | 2016-10-20 | アピール テクノロジー インコーポレイテッド | 農業用スキングラフト |
JP2017137481A (ja) * | 2016-01-11 | 2017-08-10 | 東京インキ株式会社 | 抗菌コーティング剤、抗菌性積層体、抗菌性積層体の製造方法、および抗菌性積層体を用いたフィルムまたはシート、包装容器、包装袋、蓋材 |
US10092014B2 (en) | 2016-01-26 | 2018-10-09 | Apeel Technology, Inc. | Method for preparing and preserving sanitized products |
US10266708B2 (en) | 2015-09-16 | 2019-04-23 | Apeel Technology, Inc. | Precursor compounds for molecular coatings |
US10407377B2 (en) | 2015-12-10 | 2019-09-10 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions for forming protective coatings |
US10517310B2 (en) | 2015-05-20 | 2019-12-31 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions and methods of preparation thereof |
KR20200076523A (ko) * | 2018-12-19 | 2020-06-29 | 주식회사 이엠에스 | 디스플레이용 유리 보호용 코팅제 조성물 및 그의 제조방법 |
US10843997B2 (en) | 2016-11-17 | 2020-11-24 | Apeel Technology, Inc. | Compositions formed from plant extracts and methods of preparation thereof |
JP2021509588A (ja) * | 2017-12-29 | 2021-04-01 | リクイッドシール ホールディング ビー.ブイ.Liquidseal Holding B.V. | 果実のコーティング |
US10987442B2 (en) | 2009-05-07 | 2021-04-27 | Oberthur Fiduciaire Sas | Information medium having antiviral properties, and method for making same |
US11641865B2 (en) | 2020-03-04 | 2023-05-09 | Apeel Technology, Inc. | Compounds and formulations for protective coatings |
US11827591B2 (en) | 2020-10-30 | 2023-11-28 | Apeel Technology, Inc. | Compositions and methods of preparation thereof |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1987106A2 (en) | 2006-02-23 | 2008-11-05 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Removable antimicrobial coating compositions and methods of use |
EP2324087A4 (en) * | 2008-05-30 | 2012-05-30 | Mcdaniel Steven C | SURFACE COATINGS AND TREATMENTS HAVING ACTIVE ENZYMES AND PEPTIDES |
GB0901966D0 (en) * | 2009-02-05 | 2009-03-11 | Danisco | Composition |
MX347440B (es) * | 2009-05-29 | 2017-04-26 | Filligent Ltd | Composicion para el uso en la disminucion de la transmision de patogenos humanos. |
US20110177146A1 (en) * | 2009-07-27 | 2011-07-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Removable antimicrobial coating compositions containing cationic rheology agent and methods of use |
US20110177145A1 (en) * | 2009-07-27 | 2011-07-21 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | In situ preparation of peracid-based removable antimicrobial coating compositions and methods of use |
IT1403618B1 (it) * | 2011-01-05 | 2013-10-31 | Copan Italia Spa | Procedimento per realizzare un dispositivo per il prelievo ed il trasferimento di campioni per biologia molecolare |
US20140366918A1 (en) * | 2012-01-25 | 2014-12-18 | Diversey, Inc. | Compositions and methods for cleaning management |
US9386772B2 (en) * | 2012-02-14 | 2016-07-12 | Allegiance Corporation | Antimicrobial elastomeric articles |
CN102726395A (zh) * | 2012-07-05 | 2012-10-17 | 浙江大学 | 戊二醛交联壳聚糖在抑制洋葱伯克氏菌群生长中的应用 |
MX2015007211A (es) | 2012-12-11 | 2015-10-29 | Nano Safe Coatings Inc | Antimicrobianos de amonio cuaternario con terminacion de benzofenona curados por uv para superficies. |
CN103937406A (zh) * | 2013-01-23 | 2014-07-23 | 常立 | 一种水可冲洗型临时保护涂料 |
USRE48510E1 (en) | 2013-02-19 | 2021-04-13 | Nano Safe Coatings Incorporated | Phosphorus functional antimicrobial coatings for metal surfaces |
DE102014107413A1 (de) | 2014-05-26 | 2015-11-26 | Schülke & Mayr GmbH | Kit für das Einfärben von desinfizierten Bereichen einer Oberfläche |
DE102014107412A1 (de) | 2014-05-26 | 2015-12-17 | Schülke & Mayr GmbH | Gefärbte desinfizierende Zubereitung auf Basis von Bispyridiniumalkan |
GB201410510D0 (en) * | 2014-06-12 | 2014-07-30 | Fantex Ltd | Liquid Antimicrobial |
CN104738029B (zh) * | 2015-02-11 | 2016-10-26 | 四川红种子高新农业有限责任公司 | 一种林木活性缓释涂抹剂及其在病虫害防治中的应用 |
KR102369257B1 (ko) * | 2015-04-30 | 2022-03-03 | 대한민국(농촌진흥청장) | 옥외용 차광 도막 형성용 조성물 |
AU2015409857B2 (en) * | 2015-09-22 | 2020-10-08 | Rohm And Haas Company | Polymer emulsion and antimicrobial coating composition comprising the same |
CN105754471B (zh) * | 2016-03-25 | 2017-09-29 | 福州市福塑科学技术研究所有限公司 | 一种应用于易拉罐的可剥离防污涂料及其制备与使用方法 |
CN106583215A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 安徽宝恒新材料科技有限公司 | 一种提高不锈钢抗菌能力的方法 |
CN106634130A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-10 | 常德金德镭射科技股份有限公司 | 包装袋 |
CN106634129A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-10 | 常德市金润新材料科技有限公司无锡新材料研究院 | 防霉保鲜膜及其制备方法 |
CN106634517A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-10 | 常德市金润新材料科技有限公司无锡新材料研究院 | 防霉保鲜涂料及其制备方法和应用 |
CN106634518A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-10 | 常德金德镭射科技股份有限公司 | 包装盒 |
CN106638157B (zh) * | 2016-12-29 | 2018-11-30 | 常德市金润新材料科技有限公司 | 防霉保鲜纸及其制备方法和制备装置 |
CN106697599A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-24 | 常德金德镭射科技股份有限公司 | 包装瓶 |
JP6978035B2 (ja) * | 2017-05-18 | 2021-12-08 | 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 | 抗ウイルス性組成物 |
KR101925340B1 (ko) | 2017-08-21 | 2018-12-05 | 순천향대학교 산학협력단 | 범퍼 및 사이드 미러 벌레 퇴치제 |
CN109810596B (zh) * | 2017-11-20 | 2021-05-25 | 立邦涂料(中国)有限公司 | 一种新型乳胶漆防腐体系的开发与应用 |
CN112048084A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-12-08 | 浙江隆泰医疗科技股份有限公司 | 一种低温交联的聚乙烯醇复合抗菌肽材料的制备方法 |
CN115175968B (zh) * | 2020-10-07 | 2024-05-14 | 株式会社Lg化学 | 抗菌聚合物组合物 |
BR102020024967A2 (pt) * | 2020-12-07 | 2022-06-21 | União Brasileira De Educação E Assistência - Mantenedora Da Pucrs | Composição antimicrobiana para uso tópico e/ou externo |
JP6935603B1 (ja) * | 2021-02-25 | 2021-09-15 | 株式会社木下抗菌サービス | 抗ウイルスコーティング用組成物、抗ウイルスコーティング方法及び抗ウイルス物 |
CN112980252A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-18 | 青岛广恩技术研发有限公司 | 一种可擦除的水性长效抑菌涂膜剂及其制备方法 |
CN113248765B (zh) * | 2021-06-15 | 2022-08-05 | 哈尔滨工程大学 | 一种改性硅橡胶及其制备方法和应用 |
JP2023180157A (ja) * | 2022-06-08 | 2023-12-20 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 抗ウイルス性塗料組成物、塗膜、および、物品 |
US20240004255A1 (en) * | 2022-07-01 | 2024-01-04 | E Ink Corporation | Sealing Films and Sealing Compositions for Sealing Microcells of Electro-Optic Devices |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5017369A (en) * | 1987-03-03 | 1991-05-21 | Marhevka Virginia C | Film-forming teat sealer for prevention of mastitis and use thereof |
US5234974A (en) * | 1990-07-26 | 1993-08-10 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Alkali-soluble hydrophilic polymer coatings |
JPH11508941A (ja) * | 1995-07-13 | 1999-08-03 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | コーティング可能な殺生物組成物 |
WO2001053428A1 (fr) * | 2000-01-17 | 2001-07-26 | Nihon Parkerizing Co., Ltd. | Agent d'hydrophilisation, fluide d'hydrophilisation et procede d'hydrophilisation |
JP2003027008A (ja) * | 2001-03-29 | 2003-01-29 | Air Products & Chemicals Inc | 低起泡性のn−アルキル酒石酸イミドおよびn−アルキルリンゴ酸イミド湿潤剤 |
JP2003504227A (ja) * | 1999-07-02 | 2003-02-04 | ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド | 除去可能な保護コーティングを有する光透過性及び(又は)コーティングされた物品 |
JP2004508291A (ja) * | 2000-04-28 | 2004-03-18 | イーコラブ インコーポレイティド | 抗菌組成物 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2723493B2 (de) * | 1977-05-25 | 1980-05-22 | Unilease S.A., Luxemburg | Verfahren zur Reinhaltung von verschmutzungsgefährdeten Oberflächen |
US4783340A (en) * | 1987-04-29 | 1988-11-08 | Ecolab Inc. | Two-package co-sprayable film-forming sanitizer |
US5158766A (en) * | 1989-04-13 | 1992-10-27 | Ecolab, Inc. | Storage stable aqueous soluble germicidal film forming composition |
GB9817457D0 (en) | 1998-08-12 | 1998-10-07 | Reckitt & Colman Inc | Improvements in or related to organic compositions |
US20020086936A1 (en) * | 2000-12-28 | 2002-07-04 | Eoga Anthony B. | Anti soiling coating composition and process for use thereof |
US7378382B2 (en) * | 2004-05-05 | 2008-05-27 | The Clorox Company | Rheologically stabilized silicone dispersions comprising a polydimethylsiloxane mixture |
EP1863865B1 (en) | 2005-03-22 | 2012-05-16 | Biosafe Inc. | Method of creating a solvent-free polymeric silicon-containing quaternary ammonium antimicrobial agent having superior sustained antimicrobial properties |
-
2007
- 2007-02-23 CA CA002636052A patent/CA2636052A1/en not_active Abandoned
- 2007-02-23 CN CN200780006134.2A patent/CN101454406B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2007-02-23 AU AU2007221204A patent/AU2007221204B2/en not_active Ceased
- 2007-02-23 JP JP2008556439A patent/JP5570123B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-02-23 CN CNA2007800060797A patent/CN101389716A/zh active Pending
- 2007-02-23 EP EP07751476A patent/EP1991624A2/en not_active Withdrawn
- 2007-02-23 WO PCT/US2007/004717 patent/WO2007100654A2/en active Application Filing
-
2014
- 2014-04-28 JP JP2014092247A patent/JP6006259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5017369A (en) * | 1987-03-03 | 1991-05-21 | Marhevka Virginia C | Film-forming teat sealer for prevention of mastitis and use thereof |
US5234974A (en) * | 1990-07-26 | 1993-08-10 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Alkali-soluble hydrophilic polymer coatings |
JPH11508941A (ja) * | 1995-07-13 | 1999-08-03 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | コーティング可能な殺生物組成物 |
JP2003504227A (ja) * | 1999-07-02 | 2003-02-04 | ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド | 除去可能な保護コーティングを有する光透過性及び(又は)コーティングされた物品 |
WO2001053428A1 (fr) * | 2000-01-17 | 2001-07-26 | Nihon Parkerizing Co., Ltd. | Agent d'hydrophilisation, fluide d'hydrophilisation et procede d'hydrophilisation |
JP2004508291A (ja) * | 2000-04-28 | 2004-03-18 | イーコラブ インコーポレイティド | 抗菌組成物 |
JP2003027008A (ja) * | 2001-03-29 | 2003-01-29 | Air Products & Chemicals Inc | 低起泡性のn−アルキル酒石酸イミドおよびn−アルキルリンゴ酸イミド湿潤剤 |
Cited By (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10987442B2 (en) | 2009-05-07 | 2021-04-27 | Oberthur Fiduciaire Sas | Information medium having antiviral properties, and method for making same |
JP2013519785A (ja) * | 2010-02-17 | 2013-05-30 | ヘンリー カンパニー エルエルシー | 微生物を軽減する建築用バリア、そのようなバリアを形成するための組成物、および関連する方法 |
US9758679B2 (en) | 2010-02-17 | 2017-09-12 | Henry Company, Llc | Microbe mitigating architectural barriers, compositions for forming such barriers and related methods |
JP2013532160A (ja) * | 2010-07-02 | 2013-08-15 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 生物学的な除染ゲル、およびこのゲルを用いて表面を除染するための方法 |
JP2016093503A (ja) * | 2010-07-02 | 2016-05-26 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 生物学的な除染ゲル、およびこのゲルを用いて表面を除染するための方法 |
KR101848108B1 (ko) * | 2010-07-02 | 2018-04-11 | 꼼미사리아 아 레네르지 아토미끄 에뜨 옥스 에너지스 앨터네이티브즈 | 생물학적 정화 겔 및 이 겔을 이용한 표면 정화 방법 |
JP2014501798A (ja) * | 2010-11-08 | 2014-01-23 | アージョヴィギンス・セキュリティ | 抗ウイルス特性を有するコーティングを形成することができる流体組成物 |
US11059982B2 (en) | 2010-11-08 | 2021-07-13 | Oberthur Fiduciaire Sas | Fluid compositions that can form a coating having antiviral properties |
JP2016532547A (ja) * | 2013-07-29 | 2016-10-20 | アピール テクノロジー インコーポレイテッド | 農業用スキングラフト |
US10239069B2 (en) | 2013-07-29 | 2019-03-26 | Apeel Technology, Inc. | Agricultural skin grafting |
US10537130B2 (en) | 2013-07-29 | 2020-01-21 | Apeel Technology, Inc. | Agricultural skin grafting |
US11160287B2 (en) | 2015-05-20 | 2021-11-02 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions and methods of preparation thereof |
US10517310B2 (en) | 2015-05-20 | 2019-12-31 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions and methods of preparation thereof |
US11812758B2 (en) | 2015-05-20 | 2023-11-14 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions and methods of preparation thereof |
US10959442B2 (en) | 2015-05-20 | 2021-03-30 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions and methods of preparation thereof |
US10266708B2 (en) | 2015-09-16 | 2019-04-23 | Apeel Technology, Inc. | Precursor compounds for molecular coatings |
US11447646B2 (en) | 2015-09-16 | 2022-09-20 | Apeel Technology, Inc. | Precursor compounds for molecular coatings |
US11472970B2 (en) | 2015-09-16 | 2022-10-18 | Apeel Technology, Inc. | Precursor compounds for molecular coatings |
US10561155B2 (en) | 2015-12-10 | 2020-02-18 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions for forming protective coatings |
US11767278B2 (en) | 2015-12-10 | 2023-09-26 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions for forming protective coatings |
US10407377B2 (en) | 2015-12-10 | 2019-09-10 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions for forming protective coatings |
US11028030B2 (en) | 2015-12-10 | 2021-06-08 | Apeel Technology, Inc. | Plant extract compositions for forming protective coatings |
JP2017137481A (ja) * | 2016-01-11 | 2017-08-10 | 東京インキ株式会社 | 抗菌コーティング剤、抗菌性積層体、抗菌性積層体の製造方法、および抗菌性積層体を用いたフィルムまたはシート、包装容器、包装袋、蓋材 |
US10092014B2 (en) | 2016-01-26 | 2018-10-09 | Apeel Technology, Inc. | Method for preparing and preserving sanitized products |
US11723377B2 (en) | 2016-01-26 | 2023-08-15 | Apeel Technology, Inc. | Method for preparing and preserving sanitized products |
US10537115B2 (en) | 2016-01-26 | 2020-01-21 | Apeel Technology, Inc. | Method for preparing and preserving sanitized products |
US11319275B2 (en) | 2016-11-17 | 2022-05-03 | Apeel Technology, Inc. | Compositions formed from plant extracts and methods of preparation thereof |
US10843997B2 (en) | 2016-11-17 | 2020-11-24 | Apeel Technology, Inc. | Compositions formed from plant extracts and methods of preparation thereof |
US11918003B2 (en) | 2016-11-17 | 2024-03-05 | Apeel Technology, Inc. | Compositions formed from plant extracts and methods of preparation thereof |
JP2021509588A (ja) * | 2017-12-29 | 2021-04-01 | リクイッドシール ホールディング ビー.ブイ.Liquidseal Holding B.V. | 果実のコーティング |
JP7269256B2 (ja) | 2017-12-29 | 2023-05-08 | リクイッドシール ホールディング ビー.ブイ. | 果実のコーティング |
KR102179866B1 (ko) * | 2018-12-19 | 2020-11-17 | 주식회사 이엠에스 | 디스플레이용 유리 보호용 코팅제 조성물 및 그의 제조방법 |
KR20200076523A (ko) * | 2018-12-19 | 2020-06-29 | 주식회사 이엠에스 | 디스플레이용 유리 보호용 코팅제 조성물 및 그의 제조방법 |
US11641865B2 (en) | 2020-03-04 | 2023-05-09 | Apeel Technology, Inc. | Compounds and formulations for protective coatings |
US11827591B2 (en) | 2020-10-30 | 2023-11-28 | Apeel Technology, Inc. | Compositions and methods of preparation thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101454406B (zh) | 2013-03-27 |
WO2007100654A9 (en) | 2011-12-15 |
EP1991624A2 (en) | 2008-11-19 |
AU2007221204B2 (en) | 2012-06-07 |
AU2007221204A1 (en) | 2007-09-07 |
WO2007100654A2 (en) | 2007-09-07 |
JP5570123B2 (ja) | 2014-08-13 |
CA2636052A1 (en) | 2007-09-07 |
WO2007100654A3 (en) | 2008-01-03 |
CN101454406A (zh) | 2009-06-10 |
JP6006259B2 (ja) | 2016-10-12 |
JP2014167011A (ja) | 2014-09-11 |
CN101389716A (zh) | 2009-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6006259B2 (ja) | 除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 | |
JP5478074B2 (ja) | 除去可能な抗菌性コーティング組成物およびその使用方法 | |
JP6051270B2 (ja) | カチオン性レオロジー剤を含有する除去可能な抗菌コーティング組成物およびその使用方法 | |
CA2764576C (en) | In situ preparation of peracid-based removable antimicrobial coating compositions and methods of use | |
US20110182959A1 (en) | Removable antimicrobial coating compositions containing acid-activated rheology agent and methods of use |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100223 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121009 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130108 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140527 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140624 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5570123 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |