JP2009525408A - 新規のテキスタイル表面含浸方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、テキスタイル表面(1)を含浸させる方法であって、シリンダーとテキスタイル表面の間にある孔から含浸液を分注する固定中空シリンダー(5)にテキスタイル表面を接触させ、前記テキスタイル表面のうち片方を含浸させる方法に関する。本発明の方法によれば、テキスタイル表面の含浸を正確かつ生産的に制御することができる。

Description

本発明は、テキスタイル表面を含浸させる方法であって、シリンダーとテキスタイル表面の間にある孔から含浸液を分注する固定中空シリンダーにテキスタイル表面を接触させ、前記テキスタイル表面のうち片方を含浸させる方法に関する。本発明の方法によれば、テキスタイル表面の含浸を正確かつ生産的に制御することができる。
テキスタイル表面を流体処理によって含浸させるためには、多くの技術が存在する。最も一般的な方法としては、パッドフィニッシング(pad finishing)であり、それは、流体の含浸物質を含むバスにテキスタイル表面を通し、その後、2つのエクスプレッシングロール(expressing roll)による加圧又はドレインロール(drain roll)により過剰な吸収液体を搾り出し、最終的には、乾燥器に通すことを含む。具体的には、テキスタイル表面を有機溶媒又は希釈液を含む製剤で処理した場合、例えば熱処理によって希釈液又は溶媒を上記の形で除去するなど、続いて希釈液又は溶媒を除去することが好ましい。図1は、この非常に良く知られた技術の例の一つを示したものである。
この技術は非常に有用であり、単純なテキスタイル表面を不活性の物質で処理する一般的な方法である。それにも関わらず、処理の有効性と精度を制限するであろう多数の制限が存在する。特に以下の点で制限がある:
−含浸物品が、湿気又は酸素などの外気との接触に対して不安定になる点が特に不適切であり、これは、過剰な物品がバスに規則的に後退し、外気に多くの部分が露出し、バス表面が永久に露出することによる;
−含浸中において沈殿量を正確に制御できないが、これは、バス表面の溶媒の蒸発とエクスプレッシングロールからのリターンによるバス濃度の改質が生じるからである。湿気及び毛細管現象もまた、バスを通過する間のテキスタイルと同調する物品の量に影響を与える;
−工業的安全性及び衛生面において、溶媒相での物品の使用により多くの蒸発表面が存在することとなり、そして、生じた不要な溶媒の蒸気を導くため(除去するため)に複雑で高価な機器が必要となる;
−テキスタイル表面の残留物によるバスのコンタミネーションも、含浸の質に悪影響を及ぼし、一般的に問題となる;
−含浸した流体の種々の動きにより生ずる乱気流の結果、頻繁に泡が生ずることがあり、これが装置の機能及び時に最終製品の質に悪影響を及ぼすことがある;
−積層テキスタイル及び多層品である場合には特に一般的であるが、処理するテキスタイルの片面のみを含浸させたいときには適切な方法がない。
複合テキスタイルの片面のみを含浸させる他の方法が知られており、それはキスロール(kiss roll)含浸として知られている。これによれば、テキスタイル表面をバス中で回転するロールと接触させ、物品を含浸させ、次に、それをテキスタイル表面に移動させる。すでに述べた通り、次に、テキスタイル表面を乾燥機に送る。図2は、この含浸技術の例の一つを示したものである。
この技術は、テキスタイルの片面のみを処理するのにいくつかの場合では適切であるが、以下の場合では必ずしも適切でないことが証明されている:
−含浸物品の粘性が非常に低い場合、キスロールから取得できる量もまた小さく、そして、キスロールを異なる速度で回転させてもテキスタイル表面を所望の含浸量を保証することができない。特に、これは、テキスタイルの深い(deep-down)含浸を達成したい場合には該当し、この場合、低い粘性が適切である;
−特に、バスの露出及びロール上の物品の薄層の移動による、外気に対して反応性のある含浸物品の取り扱いは、パッドフィニッシング(pad finishing)の場合最少にすると良い;
−バスのコンタミネーションは、パッドフィニッシング(pad finishing)の場合と比較するとそれほど深刻な問題とはならないが、それにも関わらず、生ずることである;
−この技術ではテキスタイルの処理速度に比較的制限があり、処理ラインの生産性に制限がある;
−この場合においても、泡が生ずることがあり処理したテキスタイル表面の室に問題を生じることがある;
−使用する含浸液によっては、特に空気との接触によって架橋又は反応する場合、キスロールが汚染され、テキスタイル表面に跡が残る。
ここに、上記の障害を回避し、工業的に実現可能なテキスタイル表面の含浸方法の開発が必要となる。
この問題を解決するために、出願人は、特に反応性が高く外気に反応性を示す流体物品に複合テキスタイルの片面のみを含浸させるのに特に適した技術を開発した。
この技術は孔の開いた(例えば回転しない)固定されたキスロールに基づくものであり、キスロールには、一つか二つ以上のロールの母線に沿って孔が配置され、その孔はテキスタイル正面の片面を直接含浸させるのに適切な数だけ配置されている。
この技術の利点は以下の通りである:
−含浸物品を、テキスタイル表面の片方を定量的に制御し含浸することができる。このためには、テキスタイル表面の処理速度、テキスタイル表面への含浸液の流量、並びに、孔を有する中空シリンダーの位置及び配列(例えば、孔の位置と直径)を制御する必要がある。これらのパラメータを調製することによって、含浸液の性質及びエリア辺りの含浸量に関係なく本発明を使用することができる;
−本方法であれば泡が殆ど発生しないか、若しくは全く発生しない;
−含浸液の粘性が非常に低いとき、テキスタイル構造の中心まで含浸させることができる;
−最終製品が完成する前に含浸品のテキスタイル表面が外気に接触することはない;
−テキスタイル表面から生ずる不純物によるコンタミネーションのリスクがない;
−この技術によれば生産性が優れている、なぜなら、所望の量の含浸品を含浸することができ、又、任意に、ドクターブレード、シリンダー又はテキスタイル構造を含浸させる任意の手段を使用することによりテキスタイル表面を含浸させることができるからである;
−衛生及び安全面の観点からは、有機溶媒層に物品がある場合であっても溶媒の外気への流出は限定的である;
−最終的には、直接的に沈殿させることができるので、含浸品の濃度はいつも最適なものとできる。
従って、本発明の方法であれば、テキスタイル表面の含浸を正確かつ生産的に制御することができる。
本発明の第一の目的は、テキスタイル表面の含浸方法であり、テキスタイル表面のうち片面を含浸させるために、シリンダーとテキスタイル表面の間にある孔から含浸液を分注する固定中空シリンダーにテキスタイル表面を接触させる方法である。
本発明によれば、シリンダーは中空構造を有しており、その内部に含浸液を含む。下記に説明するとおり、シリンダーはあらゆる方法で含浸液を供給することができる。本発明によれば、前述したように、シリンダーは固定されている。シリンダーが回転するロール又は物体でないことにより、外気の存在で架橋し反応する含浸液から前記シリンダーの表面を汚染されることがなく、さらに、テキスタイル表面に跡や汚れが生ずることを防止できる。
本発明の方法は、連続で又はバッチモードで実施しても良い。テキスタイル表面を孔のある中空シリンダーを接触させ、任意に他のフィニッシング(finishing)工程に導く方法は、本分野で慣用的に使用されている、例えばパッドフィニッシング(pad finishing)で使用されているロールなどを使用すれば良い。
発明の目的のために、用語「テキスタイル表面」は、すべての織物構造を含む一般名である。テキスタイル表面としては、任意の紡織線維、糸(yarn:ヤーン)、フィラメント及び/又は他材料で構成されて良い。それらは、しなやかな布(supple fabric)を含み、織られても、張り合わされても、ニットされても、編まれても、フェルトにされても、針で編まれても、縫われても、又、他の製造方法で作成されても良い。テキスタイルの技術分野においては、布(cloth)という単語はまた、テキスタイル表面を指すのにも使用される。
用語「糸(yarn:ヤーン)」は、例えば、連続的なマルチフィラメントを意味し、連続的な糸は複数の糸の集合体、又は、単一のテキスタイル若しくは複数のテキスタイルから得られる連続的なテキスタイルの紡績糸より得られる。用語「テキスタイル」は、例えば短テキスタイル又は長テキスタイルなどであり、回転させることを意図し、不織布の製造のためのもの、又は、切って短テキスタイルを形成するケーブルを意味する。
テキスタイル表面は、糸、テキスタイル及び/又はフィラメントから構成することが可能であり、それらはテキスタイル表面製造前に一つか二つ以上の処理を受ける、例えば、テキスタイル加工(texturizing)、伸張、伸張−テキスタイル加工、サイジング、緩和(relaxing)、熱による接着、撚り(twisting)、固定、クレッピング(creping)、洗浄 及び/又は乾燥工程などである。
本発明によれば、テキスタイル表面の製造には任意のテキスタイル材料を使用することができる。参考のために、以下に例を挙げる:
−自然テキスタイル
例えば、綿、リネン、麻、ジュート、ココナッツ、紙セルローステキスタイルなどの植物由来のテキスタイル
ウール、毛皮、革、絹などの動物由来のテキスタイル:
−人口テキスタイル
例えば、セルロース又はその誘導体などのセルロースベースのテキスタイル、
動物又は植物由来の蛋白テキスタイル
−合成テキスタイル
例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリマリック(polymallic)アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリオレフィン、アクリロニトリル、(メセドリン)アクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリウレタン。
重合反応又は重縮合から得られる合成テキスタイルは、特に、マトリックス中に、あらゆるタイプの添加剤、例えば、顔料、つや消し剤、マッティング剤(つや消し剤)、触媒、熱及び/又は光安定剤、帯電防止剤、難燃剤、抗菌剤、抗真菌及び/又は抗ダニ剤などを含む。
テキスタイル表面のタイプとしては、糸や織物の直線的な編み込みから得られる表面、糸やニットの曲線的な編み込みから得られる表面、複直線的な表面、チュール、不織布の表面、及び複合表面などが特に挙げられる。使用可能なテキスタイル表面としては、フェルト、デニム、ジャカード布、針で縫われた織物、縫われた織物、鉤針で編まれた織物、グレナディーン、刺しこみで編まれた織物、ダマスク、ボイル織物、アルパカ織物、バラシャ織物、ディミティ織物、輪で囲まれた織物、ブロケード、サラサ、ビロード、カンバス、シフォン、群織物、サイズ(sized)織物、旗布、編まれた織物、ファイユ、フラール、チーズクロス、ジオテキスタイル、ジャスプ(jaspe)織物、マテラーセ織り、タフテッド(tufted)織、オーガンザ、プリーツの織物、リボン及びトワールなどが挙げられる。
本発明の方法で使用できるテキスタイル表面としては、一つか二つ以上の独立した異なるテキスタイル表面を様々な方法で集合させたものから構成されても良い。テキスタイル表面としては単層であっても、多層であっても良い。
テキスタイル表面としては、例えば、裁縫、溶接又は接着などの機械的手段等により所々もしくは一連全てを集合体とし、多層構造を製造したものであっても良い。
構造としては、上記で定義したように少なくとも2つのテキスタイル表面を有している。例えば、特に2つのテキスタイル層をPTFE、ポリウレタン又はポリエステルから成る微小孔のある膜で接着させて製造した積層体;又は、それに代わって2つのテキスタイル層をコーティング(ポリウレタン、シリコーンなど)により製造した積層体などである。
本発明の方法で使用できるテキスタイル表面によれば、テキスタイル表面を、該テキスタイル表面を接触する部分に孔を有する固定中空シリンダーに接触させる。
本発明に使用するシリンダーとしては任意の様々な材料により構成しても良い。本発明のシリンダーを製造する材料の選択は、適用する製品によって、一般的なコストと特性により選択することに留意する。すなわち、このように作製されるであろう物又は使用されるであろう環境に従って、反発力、堅さ、柔軟性、サイズ安定性、ロード時の変形温度、耐熱性、特定の化学物質への不浸透性、特定の物質の接触に対する抵抗性など異なる性質が要求される。選択的には、シリンダーは一つか二つ以上の材料から選択されれば良く、金属、ガラス、木、熱可塑性物質、熱硬化性材料とその混合物及び/又は集合体からなる群から選択される。
本発明の目的のためには、テキスタイル表面が処理の間にダメージを受けないように、丸い凸面形を有する孔を介して含浸液を分注する部分とテキスタイル表面との間の接触表面が提供できるようなシリンダーの状態又は異なる状態を有することが可能である。前記接触表面は、例えば半円径若しくはU字型断面を有して居れば良い。シリンダーの残りの部分(すなわち接触表面以外の部分)は横断面が平らな及び/又はカーブする形で良く、U型に、V型に、半円形に、直線及び/又は丸い角度で長方形、及び凹及び/又はが凸面にしても良い。最終的には、シリンダーは、例えば、他の構成要素のハウジングのためのスペースと共に、補強用溝と共に、他の構成要素の集合体のための手段と共に、又は、部品システムと共に、複合構造を有しても良い。
本発明に使用するシリンダーは、特に、その長さと直径によって定義すれば良い。長さに関しては、含浸するテキスタイル表面の大きさ(特に幅)を考慮することにより、選択される。例えば、異なるセクションによってスライドさせることによって適用可能な長さを有するシリンダーを使用しても良い。直径に関しては、使用するテキスタイル表面のタイプ、シリンダーとテキスタイル表面の接触表面、使用する含浸液のタイプと量を考慮に入れて必要な直径を決定する。シリンダーは、例えば、5〜200mm、優先的には10〜100mmの直径を有すると良い。
上記に述べた通り、シリンダーは前記テキスタイル表面との接触表面に孔を有する。装置中で含浸液を使用できず喪失してしまうので、シリンダーがこの部分の外側に孔を持たない方が好ましいことは理解できることであろう。
孔を有するシリンダーの孔の平均径は0.05〜5mmであり、優先的には0.1〜1mmである。孔を有するシリンダーは独立した異なる孔を有していても全く問題ないことに留意すべきである。
孔はテキスタイル表面に接触するシリンダーの接触表面に任意に配置されて良いが、例えば、ランダムに、シリンダー(5)の長さ方向にわたる一本若しくは複数本の平行線上に、又は、シグザグに、シリンダーの接触面に配列される。異なる配列が、処理するテキスタイルの性質の機能と結びつくことに留意しなければならない。テキスタイル表面の特定の部分で孔の分布を制限することによって、バッチによる含浸を行えることも考えられる。
優先的には、孔とシリンダーの間のスペースは、テキスタイル表面の含浸液の拡散性を考慮に入れて、前記シリンダーの表面を通過する時に、テキスタイル表面の全体の含浸が得られるようにするようにする。
さらに優先的には、Lは、シリンダー(5)の長さに対する、シリンダー(5)の長さにわたって配置された隣り合う孔同士間の間隔の理論上の全体の長さの割合であり、シリンダー(5)の孔の間隔と位置が、0.1≦L≦10、より優先的には0.5≦L≦2の関係となると良い。ここで、孔がシリンダーの接触表面にジグザグに配置されている場合、Lが1より大きくすることに留意する。
シリンダーは当業者にとって既知の任意の方法により穿孔すれば良い。例えば、レーザー、電気腐食、押し抜き、特に、熱により押し抜き、又、例えば、針又はドリル、特に、ドリルビットを使用した押し抜きなどで、シリンダーを穿孔すれば良い。
優先的には、本発明の方法は、含浸液を中空シリンダーに導入する手段を含むことが好ましい。この手段としては、特に、供給源から液を流し、それを前記シリンダーへ導入するポンプが良い。この手段はまた、供給源から重力によって液をシリンダーへ供給できるようなものでも良く、又は、供給源で印加される圧力により液をシリンダーへ供給できるようなものでも良い。
本発明の方法は、テキスタイル表面の含浸液処理の前の工程も含まれる。本発明のテキスタイル表面の含浸方法によれば、あらゆるタイプの含浸液をテキスタイル表面の含浸に使用することが可能となる。これに制限される訳ではないが、以下に挙げる群から選択される一つか二つ以上の試薬を含浸液に含むことができる:
−染色剤、例えば、色素や顔料
−漂白剤、例えば、過酸化水素、より一般的にはこの分野で使用される任意の過酸化物又は過酸化塩
−つや出し剤、例えば、スターチ
−マーセライズ剤、例えば、水酸化ナトリウム
−不浸透剤及び撥水剤、例えば、溶媒又は水性媒体中のパラフィン、フルオロ樹脂及びシリコーン樹脂
−難燃剤、例えば、綿の難燃剤として使用するリン化合物
−染み抜き剤、例えば、フッ素化合物
−抗菌、抗真菌及び/又は抗ダニ剤
−撥水剤、例えば、パラフィン、シリコーン樹脂、及びフルオロ樹脂など。撥水性はテキスタイル表面の性質である。それは、中庸の湿度、小雨の中、テキスタイルに殆ど又は全く水の付着がないことと一致する。
−柔軟材、カチオン性柔軟剤又はシリコーン柔軟剤。
含浸液は、Couette粘度計またはキャピラリー粘度計で測定した動的粘度が0.1〜1000、より優先的には0.5〜50である。
本発明に使用する液体組成物は特に以下の者を含む:
−有機化合物、例えば、任意にフルオロ化アクリレート又はワックス
−シリコーンベースの化合物、例えば、特に官能基化された(例えば、アミン、アミド、ポリエーテル、フルオロ、エポキシ、水酸基またはアクリレート)シリコーンオイル;
及び/又は
−固体粒子、例えば、シリコーン粒子又はナノ粒子。
テキスタイル表面に適用する含浸液は不活性でも反応性があっても良く、例えば、前記含浸液の多くの成分が一緒に反応し、特に架橋反応により、集合体及び/又はネットワークを形成する。
これに関しては、集合体及び/又はネットワークを形成するのに適した化合物としては、上記で述べたように、例えば、当業者に良く知られた架橋剤の存在下での官能基化された若しくは官能基化されていないアクリレート、又は、活性基を生む粒子などが挙げられる。
含浸液は、相互に反応性のある化合物又は反応性化合物及び非反応性化合物の混合物、特に、相互に反応性のない化合物を含んでいれば良い。
優先的には、含浸液は、シリコーンベースの組成物、特に、架橋可能な液体シリコーン組成物を含んでいればがよい。
テキスタイル材料に多くの機能を与えるコーティングを形成するために使用できる架橋可能な液体シリコーン組成物は多数存在する。含浸液が、重付加、ヒドロシリル化、ラジカル反応又は縮合反応を介し室温又は加熱することで架橋するマルチパック、ツーパック又はワンパックポリオルガノシロキサン組成物の多くを使用することできる。なお、シリコーン組成物については、Walter Nollの“Chemistry and Technology of Silicones”、Academic Press、1968、2nd editionの、特に、386〜409ページに記載されている。
より特異的に、シリコーンベースの組成物の主構成分である重縮合又は重不可反応中のポリオルガノシランは、以下の一般式の単位により構成される
nSiO(4-n)/2 (I)
及び/又は
xySiO(4-x-y)/2 (II)
式中の種々の記号は以下の意味である:
−記号Rは、独立しており、異なっていても良く、各々、炭化水素ベースの非加水分解性基を示す、この官能基は以下のものであって良い:
*1〜5個の炭素原子及び1〜6個の塩素及び/又はフッ素原子を含むアルキル又はハロアルキル基、
*3〜8個の炭素原子及び1〜4個の塩素及び/又はフッ素原子を含むシクロアルキル又はハロシクロアルキル基、
*6〜8個の炭素原子及び1〜4個の塩素及び/又はフッ素原子を含むアリール、アルキルアリール、又は、ハロアリール基、
*3〜4個の炭素原子を含むシアノアルキル基;
−記号Zは、独立しており、異なっていても良く、各々、水素原子、C2〜C6のアルケニル基、水酸基又は加水分解性基を示す;
−nは、整数で0、1、2又は3であり;
−xは、整数で0、1、2又は3であり;
−yは、整数で0、1又は2であり;
−x+yは1〜3である。
有機R基はシリコーン原子に直接的に結合し、以下の基を含む:メチル;エチル;プロピル;イソプロピル;ブチル;イソブチル;n−ペンチル;t−ブチル;クロロメチル;ジクロロメチル;α−クロロエチル;α,β−ジクロロエチル;フルオロメチル;ジフルオロメチル;α,β−ジフルオロエチル;3,3,3−トリフルオロプロピル;トリフルオロシクロプロピル;4,4,4−トリフルオロブチル;3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロペンチル;β−シアノエチル;γ−シアノプロピル;フェニル;p−クロロフェニル;m−クロロフェニル;3,5−ジクロロフェニル;トリクロロフェニル;テトラクロロフェニル;o−,p−又はm−トリル;α,α,α−トリフルオロトリル;キシリル(2,3−ジメチルフェニルなど)及び3,4−ジメチルフェニル。優先的には、シリコーン原子に有機R基は、ハロゲン化が可能なメチル若しくはフェニル基、又は、シアノアルキル基で良い。
記号Zは、水素原子、ハロゲン原子(特に塩素原子)、ビニル基若しくは水酸基、又は加水分解性基、例えば、:アミノ、アミド、アミノキシ、オキシム、アルコキシ、アルケニルオキシ、アシルオキシなどである。
ポリオルガノシロキサン及びシロキシル(siloxyl)ユニット(I)及び(II)の比率及び分布は既知であり、エラストマーに変換させる目的で回復可能な(又は加硫可能な)生成物上で架橋処理を機能させるために選択される。
得られたシリコーンポリマーは、ユニット(R)3SiO1/2(M);ユニット(R)2SiO2/2(D)、ユニットRSiO3/2(T)及び/又はユニットSiO4/2(Q)を含むと良く、優先的には少なくとも一つのユニットT又はユニットQを含む。
重付加反応を介し、特に、一般に金属触媒存在下(好ましくは白金触媒)で室温又は加熱することで架橋するマルチパック(multi-pack)、ツーパック(two-pack)又はワンパック(one-pack)ポリオルガノシロキサン組成物は、米国特許第3220972号明細書、米国特許第3284406号明細書、米国特許第3436366号明細書、米国特許第3697473号明細書及び米国特許第4340709号明細書に記載されている。これらの組成物を含んだポリオルガノシロキサンは一対の組み合わせにより構成される。一方は、ユニット(II)から構成される直鎖、分岐鎖又は架橋ポリシロキサンであり、Z基はC2〜C6のアルケニル基であり、又、xは1以上であり、任意にユニット(I)を組み合わせても良い。又、一方は、ユニット(II)から構成される直鎖、分岐鎖又は架橋ポリシロキサンであり、Z基は水素原子であり、又、xは1以上であり、任意にユニット(I)を組み合わせても良い。
蒸気存在下での縮合反応を介し室温で架橋するマルチパック、ツーパック又はワンパックポリオルガノシロキサン組成物は、ワンパックポリオルガノシロキサン組成物については、米国特許第3065194号明細書、米国特許第3542901号明細書、米国特許第3779986号明細書米国特許第4417042号明細書及び仏国特許発明第2638752号明細書に記載されており、又、ツーパック組成物については、米国特許第3678002号明細書、米国特許第3888815号明細書、米国特許第3933729号明細書及び米国特許第4064096号明細書に記載されている。これらの組成物に含まれているポリオルガノシロキサンは、ユニット(II)から構成される直鎖、分岐鎖又は架橋ポリシロキサンであり、Z基は水酸基、ハロゲン原子、又は加水分解性基であり、少なくとも一つのZ基を水酸基、ハロゲン原子、又は加水分解性基とし、xが2又は3の時、少なくとも一つのZ基をアルケニル基とすることもでき、任意にユニット(I)を組み合わせても良い。このような組成物は、2つ以上特に3つ以上の加水分解性基(例えば、ケイ素酸、アルキルトリアルコキシシラン又はアミノアルキルトリアルコキシシラン)を有するシランなどの架橋剤を含んでいても良い。
重付加又は縮合反応を介し架橋するポリオルガノシロキサンは、有利なことには、25℃で100000mPa.s以下の粘性を有していれば良く、好ましくは、10〜50000mPa.sである。
シリコーン処理製造のための重縮合反応は、特に、OH及び/又はOR1(ここでR1は直鎖、分岐鎖のC1〜C6好ましくはC1〜C3アルキル基)を含む加水分解性/縮合性基を少なくとも3つ以上含むポリオルガノシロキサン(POS)の反応、OH及び/又はOR1(ここでR1は直鎖、分岐鎖のC1〜C6好ましくはC1〜C3アルキル基)を含む加水分解性/縮合性基を少なくとも1つ以上含むポリオルガノシロキサン(POS)の反応であり、一般的には、当分野で既知の重縮合触媒存在下で反応させる(例えば、仏国特許発明第2865223号明細書を参照)。
処理するテキスタイル表面に特定の性質を与えるためには、以下を含んだ重縮合−架橋液体シリコーン組成物を含んだ含浸液を特に使用することができる:
A)シリコーンネットワーク生成システムであって、一方ではM、D、T及びQから選択され、一つはユニットT又はQである、少なくとも2つ以上の異なるシロキシル(siloxyl)ユニットを含み、並びに、一方では、OH及び/又はOR1(ここでR1は直鎖、分岐鎖のC1〜C6好ましくはC1〜C3アルキル基)を含む加水分解性/縮合性基を少なくとも3つ以上含むポリオルガノシロキサン(POS)を含む;
B)結合−プロモーター又は触媒であって、特に、Ti、Zr、Ge、Si、Mn又はAlの金属アルコキシド又はポリアルコキシドであり、特に、ジルコン酸塩、チタン酸塩及び/又はケイ素酸塩であり、式Zr(OPr)4のn−プロピル(Pr)ジルコン酸塩、式Ti(OBu)4のn−ブチル(Bu)チタン酸塩及び、式Si(OEt)4のエチル(Et)ケイ素酸塩である;
C)シラン、ポリオルガノシロキサン又は有機化合物などの機能的な添加剤であって、本質的に直鎖であり、各化合物は以下のものを含む:
−A)及び/若しくはB)と反応できる、又は、A)及び/若しくはB)と反応したそのままの官能基を生成できる一つか二つ以上の結合機能であり、例えば、OH及び/又はOR1に対応する加水分解性/縮合性基、又は、OH及び/又はOR1官能基そのものを生成できる機能;
−処理するテキスタイル表面に特定の性質を与えることができる一つか二つ以上の官能基であって、例えば、
−疎水性、これは、アルキル基、シリコーン基及び/又はフルオロ基などから;
及び/又は
−親水性、これは、アミン基、アミド基、水酸基及び/又はポリエーテル基などより生じる。
架橋液体シリコーン組成物は、組成A)100重量部に対して、0.5〜200好ましくは0.5〜100重量部の組成B)及び1〜1000好ましくは1〜300重量部の組成C)を含む。
特に好ましいシリコーン組成物としては、以下の多数の成分を混合して得られたものである:
−少なくとも一つ以上のポリオルガノシロキサン(POS)を含む成分Aであって、ポリオルガノシロキサン(POS)は、一方では、M、D、T及びQから選択され、一つはユニットT又はQである少なくとも2つ以上のユニットを含み、並びに、一方では、OH及び/又はOR1(ここでR1は直鎖、分岐鎖のC1〜C6好ましくはC1〜C3アルキル基)を含む加水分解性/縮合性基を少なくとも3つ以上含む;この成分は優先的にはユニットCH3SiO3/2(T)、ユニット(CH32SiO2/2(D)、及びユニット(CH33SiO1/2(M)を任意に含んだ水酸化MDT樹脂でも良く;この成分はユニットSiO4/2(Q)及びユニット(CH33SiO1/2(M)を任意に含んだ水酸化MQ樹脂でも良い;
−触媒、特に、Ti、Zr、Ge、Si、Mn又はAlの金属アルコキシド又はポリアルコキシドであり、特に、ジルコン酸塩、チタン酸塩及び/又はケイ素酸塩であり、式Zr(OPr)4のn−プロピル(Pr)ジルコン酸塩、式Ti(OBu)4のn−ブチル(Bu)チタン酸塩及び、式Si(OEt)4のエチル(Et)ケイ素酸塩である成分B;
ユニットCH3SiO3/2(T)、ユニット(CH32SiO2/2(D)、及びユニット(CH33SiO1/2(M)を任意に含んだ水酸化MDT樹脂、並びに、ユニット(CH32SiO2/2(D)を任意に含んだ水酸化シリコーンガム(ユニットD)を含む成分C;
−界面活性剤と共に水性層を形成する希釈液、又は、脂肪族、塩化、芳香族、アルカノール又はカルボン酸エステル溶媒などの有機溶媒。
シリコーン組成物は任意に以下の群から選択される一つか二つ以上の化合物を含む:熱硬化性組成物のレオロジーに適用させる強化フィラー、半強化フィラー又はスタッフィングフィラー、架橋剤、付着剤、可塑剤、触媒阻害剤、及び、着色剤。
本発明の含浸方法の後は、テキスタイル表面は、含浸液の良好な浸透及び/又は前記含浸液のテキスタイル表面上の均一な適用を可能とするような手段を適用すれば良い。この目的を達成するために、パッドフィニッシング(pad finishing)に一般的に使用される一つか二つ以上のドクターブレード又はエクスプレッシングロールを使用すれば良い。その静電気的性質のため、ドクターブレードがより好ましい。
本発明に使用する含浸液によっては、テキスタイル表面から溶媒を抽出するため、テキスタイル表面のフィニッシングを促進させるため、含浸液のテキスタイル表面への浸透を増加させるため、又は、可能な化学反応(例えば、架橋反応又は重合反応)を開始するために、含浸テキスタイル表面を乾燥させる必要がある。この目的を達成するために、パッドフィニッシング(pad finishing)に一般的に使用される乾燥手段を、テキスタイル表面を適用すれば良い。この目的を達成するために、特に、換気乾燥機、電磁放射乾燥機(赤外線又はマイクロ波)、高周波乾燥機又は懸垂式乾燥機を使用することができる。
本発明の含浸方法とは別に、テキスタイル表面は、フィニッシング又はドライフィリング(dry-filling)処理として知られる一つか二つ以上の処理を行っても良い。これらの他の処理は本発明の含浸プロセスの後でも前でも、同時に行っても良い。他の処理としては、特に、下記のような処理がある:印刷、カレンダ加工、火炎又はグリル処理、湯通し処理、積層化、コーティング、他の物質又はテキスタイル表面との集合体化、洗浄、脱脂、炭化、エンボス加工、水泡形成、モアレ加工、スクラッピング、縮充(fulling)、デキャッテイング(decating)、塩素処理、被膜加工、サンフォージング(sanforizing)、予備形成。
テキスタイル表面は、そのままの形で、若しくは商品として加工され、衣料品分野、家庭用品分野、建築及び公共事業、衛生用品分野、内装又は外装用のテキスタイル製品分野(防水シート、テント、スタンド及び大型テント)、或いは、工業部門などの分野で、様々な形で適用される。工業部門としては、濾過、コーティング支持物、自動車建設、食品業界、製紙産業又は機械産業が挙げられる。
本発明は、又、テキスタイル表面を含浸させる方法のための装置も目的とし、
装置は少なくとも、
−少なくともシリンダーとテキスタイル表面(1)の間の接触面に孔を有する固定中空シリンダー(5);
−テキスタイル表面をシリンダーに接触させる手段;
−任意に、含浸液の浸透の増加及び/又は前記含浸液のテキスタイル表面上の均一な適用を可能とするような手段;
並びに、
−任意に、前記テキスタイル表面を乾燥させるための手段;
を含む。
本発明の方法においては、含浸液の流量及び孔を有する中空シリンダーでのテキスタイル表面の処理速度が、含浸液の性質及びユニットエリアごとの拡散量の性質に適応していることは明らかである。本発明の方法であれば、含浸液の流量及び孔を有する中空シリンダーでのテキスタイル表面の処理速度を調節することができ、適切なソフトウエアをロードしたコンピュータからの指令によっても実行することができる。
本発明は、テキスタイル表面を含浸させる方法、及び/又は、装置を実施するためのデジタルコンピュータの内部メモリに、直接搭載することができるコンピュータープログラムであって、該プログラムがコンピュータ上で起動している時に含浸液の流量及びシリンダー(5)上のテキスタイル表面(1)の処理速度を制御するソフトウェアコード部分を少なくとも含むコンピュータープログラムに関する。
本発明の原理を理解できるようにするために特定の用語を使用しているが、これは本発明の範囲をそれにより限定するものではない。当業者であれば、本分野の通常の知識に基づいて、本発明改質、改造及び発展させることができる。「及び/又は」はこれで接続された言葉の全ての組み合わせを「及び」「又は」で接続するものである。
本発明の詳細と利点をより明確にするために、以下に実施例を示す。これは例示目的であって、これにより本発明の範囲が限定されることはない。
実施例1:単層テキスタイル表面
使用したテキスタイル表面は、6.6ヤーンのポリアミドからのポリアミド織物であり、使用した縦糸横糸は、78dtex/68endsである。この織物は、150cmの幅を持ち、約100g/m2のユニット単位の質量を有する。
行った処理は、架橋液体シリコーン組成物をベースとした撥水性処理である。使用した組成物は、以下の要素を含む(重量をベースとした基準量である):
−成分A:以下の混合物
0.5重量%のOH、62重量%のCH3SiO3/2ユニット、24重量の%(CH32SiO2/2ユニット、及び14重量%の(CH33SiO1/2ユニットを含んだ水酸化MDT樹脂:47重量部
及び
2重量%のOH、45重量%のSiO4/2ユニット及び55重量%の(CH33SiO1/2ユニットを含んだ水酸化MQ樹脂:7重量部
−成分B:以下の混合物
トリス(3−(トリメトキシシリル)プロピル)イソシアヌレート:7重量部;
式Zr(OPr)4のn−プロピル(Pr)ジルコン酸塩:20重量部;
式Ti(OBu)4のn−ブチル(Bu)チタン酸塩:2重量部
及び、
式Si(OEt)4のエチル(Et)ケイ素酸塩:4重量部;
−成分C:以下の混合物
0.5重量%のOH、62重量%のCH3SiO3/2ユニット、24重量の%(CH32SiO2/2ユニット、及び14重量%の(CH33SiO1/2ユニットを含んだ水酸化MDT樹脂:10重量部;
0.01重量%のOH、及び、100重量の%(CH32SiO2/2ユニットを含んだ水酸化シリコーンガム(ユニットD):20重量部;
−成分D:揮発油溶媒:883重量部。
活性成分の量が5%となるように、適用前に、溶媒(揮発油)で組成物を再希釈する。その動的粘度は、4mPa.sであった。重縮合を介した架橋反応のこのタイプの処理は、空気中の蒸気と反応する。空気中の蒸気に露出することで、順次ゲルが形成され、白い塊が形成される。
比較のために、パッドフィニッシング(pad finishing)及びキスロール含浸を使用して上記のテキスタイル表面を上記の撥水性処理を行った。
本発明で使用した技術は、以下のパラメータで使用した;ステンレス−スチール316シリンダーで直径32mm、長さ1600mm、シリンダーの孔の平均径=0.5mmで孔間の距離=1mm(中心から中心)、又比率Lは1。
テキスタイル表面の目標処理速度は5m/分であり、テキスタイル表面上の目標蒸気摂取量(テキスタイルの重さ単位あたりの溶液の取り込み重量)は80%であった。
処理組成物は、1〜3L/分で排出できる能力がある標準的な蠕動ポンプ(例えば、MasterFlex LS)によりチューブに導入される。
組成物のテキスタイルへの浸透は、30mmの径の1600mmの長さの小型の下流のシリンダー(図4の9)を使用して促進することができる。
その後、テキスタイル表面は約150℃の温度の乾燥機を通過させる。通過時間は、約2分間である。
パーリング(pearling)効果の測定は、スプレー試験として知られる標準的な撥水性試験(AATC試験方法 22−1996)により行った:この試験は、テキスタイル物品の試験サンプルに一定体積の水をスプレーすることから成る。サンプルの外観を視覚的に評価し、スタンダードと比較した。0〜5の数字は、水分保持量の機能を示したものである。0の時は、サンプル全体が湿っており、5の時は完全に乾燥していることを示す。
処理の耐久性を試験するために、Washcatorタイプ(Electrolux)の工業的洗浄機を使用し、50℃で時間を8、16、24、32、40及び48時間と変化させ洗浄した。
スプレー試験測定については、洗浄の前後で行った。
表1は3つの含浸技術を使用して得られた結果を示したものである:
Figure 2009525408
この表からも明らかな通り、本発明の孔を有するチューブの技術であれば撥水性処理に関して最も良い結果が得られている。
実施例2:多層テキスタイル表面
使用したテキスタイル表面は、積層化した3層の複合体であり、ポリアミドテキスタイル(100g/m2)、親水性ポリウレタン膜、極性ポリエステル(130g/m2)をベースとする。この積層体の外側の層は、撥水性処理をすることを意図し、6.6ヤーンのポリアミドからのポリアミド織物であり、使用した縦糸横糸は、78dtex/68endsである。この織物は、150cmの幅を持ち、約100g/m2のユニット単位の質量を有する。
行った処理は、上記ですでに記載した架橋液体シリコーン組成物をベースとした撥水性処理である。
比較のために、キスロール含浸を使用して上記のテキスタイル表面を上記の撥水性処理を行った。パッドフィニッシング(pad finishing)に関しては、複合体の機能に関し(蒸気の移動)、内側の層を処理できないので、使用できなかった。
シリンダーに関しては実施例1と同じ物を使用した。
テキスタイル表面の目標処理速度は5m/分であり、テキスタイル表面上の目標蒸気摂取量(テキスタイルの重さ単位あたりの溶液の取り込み重量)は80%であった。
表2は2つの含浸技術を使用して得られた結果を示したものである:
Figure 2009525408
この実施例においても、この表からも明らかな通り、本発明の孔を有するチューブの技術であれば撥水性処理に関して最も良い結果が得られている。
図1は、従来技術であるテキスタイル表面のパッドフィニッシング(pad finishing)方法の一例を示した図である。第一段階でテキスタイル表面1を、含浸液を含んだバス2に導入し、乾燥機3で溶媒を抽出する前に、ドレインロール9に通す。 図2は、従来技術であるテキスタイル表面のキスロール含浸方法の一例を示した図である。テキスタイル表面1を、バス2中で回転するロール4に接触させ物品を含浸させ、テキスタイル表面を移動させる。上記に述べたように、乾燥機3で溶媒を抽出する前に、ドレインロール9に通す。 図3は、本発明の含浸によるテキスタイル表面の処理方法の一実施形態例を示したものである。テキスタイル表面1を、前記表面を含浸させる孔を有するシリンダー5に接触させる。ここで、テキスタイル又は垂線に対する孔の位置は、例えば、テキスタイル又は溶液の性質の機能により調整できるようにすれば良い。テキスタイル表面は、ドクターブレード6に通し、テキスタイル構造に物質が浸透するようにする。最終的には、テキスタイル表面1は、乾燥機3に運ばれる。孔を有するシリンダー5は供給源8を介し、ポンプ7によって物質を供給する。 図4は、本発明の含浸によるテキスタイル表面の処理方法の一実施形態例を示したものである。テキスタイル表面1を、前記表面を含浸させる孔を有するシリンダー5に接触させる。テキスタイル表面は、プレッシングロール(加圧ロール)9に通し、テキスタイル構造に物質が浸透するようにする。最終的には、テキスタイル表面1は、乾燥機3に運ばれる。孔を有するシリンダー5は供給源8を介し、ポンプ7によって物質を供給する。
符号の説明
1 テキスタイル表面
2 バス
3 乾燥機
4 ロール
5 シリンダー
6 ドクターブレード
7 ポンプ
8 供給源
9 プレッシングロール(加圧ロール)

Claims (20)

  1. テキスタイル表面(1)を含浸させる方法であって、少なくとも一つの固定中空シリンダー(5)にテキスタイル表面を接触させ、前記シリンダーはテキスタイル表面との接触表面にある孔から含浸液を分注し、前記テキスタイル表面(1)のうち片面を含浸させる方法。
  2. テキスタイル表面(1)が単層又は多層表面であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記シリンダー(5)が直径5〜200mm、好ましくは10〜100mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記シリンダー(5)が、前記テキスタイル表面との接触領域にのみ孔を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
  5. シリンダー(5)の孔の平均径が0.05〜5mm、好ましくは0.1〜1mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  6. 孔が、ランダムに、シリンダー(5)の長さ方向にわたる一本若しくは複数本の平行線上に、又は、シグザグに、シリンダー(5)の接触面に配列されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
  7. シリンダー(5)の孔の間隔及び位置は、テキスタイル表面(1)上の含浸液の拡散性を特に考慮し、テキスタイル表面(1)が前記シリンダー(5)の表面を通過する時に、テキスタイル表面(1)の全体の含浸が得られるようにすることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
  8. シリンダー(5)の孔の間隔が、0.1≦L≦10、より好ましくは0.5≦L≦2となる関係を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の方法、ここで、Lは、シリンダー(5)の長さに対する、シリンダー(5)の長さにわたって配置された隣り合う孔同士間の間隔の理論上の全体の長さの割合である。
  9. 含浸液をシリンダー(5)内に導入する手段を含むことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の方法。
  10. 含浸液が、
    −染色剤
    −漂白剤
    −つや出し剤
    −マーセライズ剤
    −不浸透剤及び撥水剤
    −難燃剤
    −染み抜き剤
    −抗菌剤、抗真菌剤及び/若しくは抗ダニ剤
    −撥水剤、
    並びに/又は
    −柔軟材
    から選択される一つか二つ以上の薬剤を含むことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の方法。
  11. 含浸液が、0.1〜1000、好ましくは0.5〜50の動的粘度を有することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の方法。
  12. 含浸液が、シリコーンベースの組成物を含むことを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の方法。
  13. 含浸液が、重付加、ヒドロシリル化、ラジカル反応又は縮合反応を介し室温又は加熱することで架橋するマルチパック、ツーパック又はワンパックポリオルガノシロキサン組成物を含むことを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の方法。
  14. テキスタイル表面(1)をシリンダー(5)に接触させる手段を含むことを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の方法。
  15. 例えば、ドクターブレード又はエクスプレッシングロールのような、含浸液の良好な浸透及び/又は前記含浸液のテキスタイル表面(1)上の均一な適用を可能とするような手段(6、9)を少なくとも一つ含むことを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の方法。
  16. 前記含浸の後に、テキスタイル表面(1)を乾燥させるための手段(3)、例えば、換気乾燥機、電磁放射乾燥機、高周波乾燥機又は懸垂式乾燥機を含むことを特徴とする請求項1〜15の何れか一項に記載の方法。
  17. 請求項1〜16の何れか一項に記載の方法により得られる物品。
  18. 衣料品分野、家庭用品分野、建築及び公共事業、衛生用品分野、内装又は外装用のテキスタイル製品分野、或いは、工業部門に属することを特徴とする請求項17に記載の物品。
  19. 請求項1〜16の何れか一項に記載のテキスタイル表面(1)を含浸させる方法を実施するための装置であって、
    −少なくともシリンダーとテキスタイル表面(1)の間の接触面に孔を有する固定中空シリンダー(5)
    −テキスタイル表面(1)をシリンダー(5)に接触させる手段
    −任意に、含浸液の浸透の増加及び/又は前記含浸液のテキスタイル表面(1)上の均一な適用を可能とするような手段(6、9)
    並びに、
    −任意に、テキスタイル表面(1)を乾燥させるための手段(3)
    を少なくとも含む装置。
  20. 請求項1〜16の何れか一項に記載の方法、及び/又は、請求項19に記載の装置を実施するためのデジタルコンピュータの内部メモリに直接搭載することができるコンピュータープログラムであって、該プログラムがコンピュータ上で起動している時に含浸液の流量及びシリンダー(5)上のテキスタイル表面(1)の処理速度を制御するためのソフトウェアコード部分を少なくとも含むコンピュータープログラム。
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