JP2009525291A - Ipbc含有コアセルベート - Google Patents

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Abstract

ヨードプロパルギル化合物の新規コアセルベート化法は、場合によりさらなる活性な殺生物性成分との混合物で、工業材料を保護するために非常に有効に使用することができるコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物の安定な水性分散液を与える。

Description

本発明は、ヨードプロパルギル化合物のコアセルベート化法、コアセルベート化ヨードプロパルギル化合物の安定な水性分散液、および工業材料を保護するためのそれらの使用、さらなる殺生物活性物質との混合物、これらの混合物の調製方法、ならびにコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物をベースとする殺カビ性組成物に関する。
ヨードプロパルギル化合物は、接着剤、膠、紙およびカード、織物、皮革、木材、木材ベース材料、コーティング材料およびプラスチック品、冷却潤滑油、ならびに微生物によって侵入されるまたは分解されるかもしれない他の材料などの工業材料を特にカビによる侵入から保護するという目的のための材料の保護に特に使用される公知の活性物質である。最もよく知られた典型例はIPBC(ヨードプロパルギルブチルカーバメート)である。IPBCは、固体形態あるいは様々な液体濃縮物のいずれかで市販されているが、その大部分は有機溶剤を含有する。しかしながら、VOC(揮発性有機化合物)を全く含有しないかまたはほんのわずかな少量のVOCしか含有しない調合物に対する要求がここ数年急増してきた。適切な調合物はここでは水性懸濁液である。水性IPBC懸濁液はこれまでに市販されているが、結晶化の結果として、加工特性がかなり損なわれるのと併せて、直ぐに粘度が急激に上昇するので、貯蔵安定性が不十分である。この理由は水への活性物質の不十分な溶解性であり、水性系では、これによって、小さい粒子を犠牲にして成長する大きい粒子がもたらされる。貯蔵の過程で、特に比較的高い温度で、これは、(場合によっては塊状の)沈降または粘度の増加と併せて、大きい結晶の形成につながる。このプロセスは、「オストワルド(Ostwald)熟成」と呼ばれ、文献に広く記載されている((非特許文献1)を参照されたい)。
さらに、IPBCだけでなく他の活性物質をも含有する調合物を調製することは困難である。特にサスポエマルジョン(suspoemulsion)の調製の場合では、強く顕著なヘテロ凝集が頻繁にあり、集塊に、ひいては調合物の安定性の深刻な低下につながる。
水性ヨードプロパルギル含有調合物および調製物における結晶化(オストワルド熟成)は、適切な場合にはまた架橋されてもよいコアセルベート殻でヨードプロパルギル化合物を取り囲むことによって、かなり抑制され、そして他の活性物質とのヨードプロパルギル化合物の相溶性がかなり高められ得ることが現在見出されている。適用形態での生物活性はかかる調合によって影響を受けないことがさらに見出されている。
用語としてのコアセルベーションは技術文献で公知であり、固体材料、溶液または溶融物上への親水性コロイド材料の沈澱を一般に意味する。
ヨードプロパルギル化合物と、調合助剤としての、部分的に加水分解された、そしてその使用が調合物での結晶成長を減らすためのポリビニルアルコールとを含む水性分散液は既に開示されてきた((特許文献1)を参照されたい)。
コアセルベーションの方法は文献に広く記載されており、持続放出調合物を製造するという目的のために、活性物質にも同様に、広く用いられてきた。オストワルド熟成の防止は、特にヨードプロパルギル化合物の場合には記載されていない。同様に、調合物でヘテロ凝集を防止するためのコアセルベートの使用も記載されていない。
懸濁液および/またはエマルジョンでの液体または固体活性物質のカプセル化のしばしば利用される一方法は、単純または複合コアセルベーションの方法である。これら2つのカプセル化法に伴う基礎をなす物理的および化学的プロセスは十分に理解され、文献に広く記載されている。特許文献では、複合コアセルベーションの方法(例えば、(特許文献2)および(特許文献3)を参照されたい)のみならず、単純コアセルベーションの方法(例えば、(特許文献4)を参照されたい)もまた記載されてきた。
このマイクロカプセル化法に伴う基本原理は、元の水溶液からの1つ以上の溶解ポリマーの相分離および懸濁または乳化粒子の界面での生成コアセルベートの増加である。
単純コアセルベーションの場合には、相分離はポリマーの水溶液中で誘導される。これは、pHの適切な条件、溶剤、または塩濃度を選択することによって、任意の水性ポリマー溶液で原則として実現することができる。典型的な例は、コアセルベートの形成が塩濃度の変更によってまたは有機溶剤の量の変化によって調節される、ゼラチン/水/エタノールまたはゼラチン/水/硫酸ナトリウム溶液である。
複合コアセルベーションは、系のpHまたは塩濃度を適切に選択することによって異なる正味電荷の2つ以上の溶解高分子電解質で実現することができる。これによって、異なる電荷の高分子電解質が互いに引き付けられ、そして複合体の形態で共沈されることが可能であることを意味する。高分子電解質の典型的な一組み合わせ、および最も十分に研究された系は、ゼラチンおよびアラビアゴムである。
コアセルベート殻は、その後化学的に架橋させ、それらに高い機械的安定性を与えることができる。ゼラチン/アラビアゴム・コアセルベートは、例えば、グルタルアルデヒドもしくはホルムアルデヒドでまたは金属陽イオンとの錯体形成によって架橋させることができる。
国際公開第00/57702号パンフレット GB−A 1475229 米国特許第2,800,458号明細書 GB−A 1275712 H.Mollet、A.Grubemann、「調合テクニック(Formuliertechnik)」、ワインハイム(Weinheim)、Wiley−VCH、2000年、320−322ページ
本発明は、
a)1つ以上の親水性コロイドの水溶液が少なくとも1つのヨードプロパルギル化合物と混合される工程と、
b)コアセルベート化助剤を加えることによってまたは周囲条件を変更することによって、親水性コロイドがヨードプロパルギル化合物の粒子表面上に沈澱させられるかまたは沈積させられる工程と、
c)必要に応じて、このように調製されたヨードプロパルギル化合物のコアセルベート殻が架橋される工程と
を特徴とするヨードプロパルギル化合物のコアセルベート化法を提供する。
親水性コロイドは好ましくは、イオン性であり、そして異なる電荷を有して互いに混合物で存在してもよく、かつ、従って、両性特性を有するポリマーである。好適なコロイドは、単純コアセルベーションを生じるもののみならず、複合コアセルベーションも生じるものである。本発明の方法を行うために好適な親水性コロイドは、より好ましくは、ゼラチン、寒天、アルブミン、セルロース誘導体、カラギーナン、キトサン、大豆タンパク、ポリビニルアルコール、グリアジン、デンプン、または、複合コアセルベーションの場合には、ゼラチン/アラビアゴム、ゼラチン/アカシア、ゼラチン/ペクチン、ゼラチン/カーボポル、ヘパリン/ゼラチン、ゼラチン/カルボキシメチルセルロース、B−ラクトグロブリン/アラビアゴム、またはグアー/デキストランの組み合わせである。
非常に特に好ましくは、ゼラチン、またはゼラチン/アラビアゴム混合物が、本発明の方法を行うための親水性コロイドとして使用される。
本発明の方法を行うときに一般的な手順は先ず、1つ以上の親水性コロイドの水溶液を調製することである。この場合使用される親水性コロイドの濃度は広い範囲内で変えることができる。一般的に言えば、水溶液を基準として、0.05重量%〜30重量%の少なくとも1つのコロイドが使用される。水溶液を基準として、0.2重量%〜20重量%、より好ましくは0.5重量%〜15重量%の親水性コロイドを使用することが好ましい。このコロイド溶液中で、コアセルベーションのためのヨードプロパルギル化合物が乳化されるかまたは懸濁される。これは、撹拌およびグラインディングによって行うことができる。しかしながら、コアセルベートされるべきヨードプロパルギル化合物にコロイド溶液を加えることもまた可能である。これに関連してヨードプロパルギル化合物は、選ばれた温度に依存して、固体または溶融物の形態で存在してもよい。
コアセルベートされるべきヨードプロパルギル化合物は、水溶液を基準として、0.5重量%〜50重量%の濃度で一般に使用される。それぞれ水溶液を基準として、1重量%〜40重量%、より好ましくは2重量%〜30重量%のヨードプロパルギル化合物を使用することが好ましい。
本発明の方法を行うための温度は、広い範囲内で変えることができる。一般に、工程(a)では、親水性コロイドとヨードプロパルギル化合物との混合物、より具体的には、エマルジョンまたは懸濁液は0℃〜90℃の温度で調製される。
エマルジョンまたは懸濁液は好ましくは10℃〜80℃の温度で、より好ましくは15℃〜70℃の温度で調製される。
単純コアセルベーションに好適な1つ以上の親水性コロイドを使用するとき、酸性pH、より好ましくは3〜5のpHが一般に設定される。これは、全ての典型的な有機または無機酸を用いて、好ましくは塩酸、硫酸、リン酸、クエン酸、酢酸、ギ酸によって行うことができる。酸は、所望のpHを設定するために必要な量で使用される。
例えば、アラビアゴムがコロイドとして使用される状態で、複合コアセルベーションの場合などの、ある種の場合には、溶解度に基づいて、先ずアルカリ性pHを設定することが必要かもしれないが、実際のコアセルベーション前にpHを再び酸性にすることが必要である。
本発明の方法のコアセルベーション工程(b)は次に、コアセルベート化助剤の添加によっておよび/または周囲条件の変更によって行われる。これによって、親水性コロイドがそのときヨードプロパルギル化合物の粒子表面上に沈澱するかまたは沈積することを意味する。周囲条件の変更とは、例えば、温度の低下またはpHの変更を意味する。
本発明の目的のためのコアセルベート化助剤は、塩、高分子電解質、アルコール類、アセトン、およびポリエチレングリコールまたはそれらの組み合わせである。
特に好ましくは、本発明の方法の実行との関連で、コアセルベーションは、塩の添加、pHの上昇もしくは温度の低下、またはそれらの組み合わせによって実施される。
好適な塩は原則として全ての無機塩である。しかしながら、陽イオンとして、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、アンモニウムまたはリチウムと、陰イオンとして、硫酸、クエン酸、酒石酸、ギ酸、酢酸、臭化物、リン酸、炭酸または塩化物との塩を使用することが好ましい。特に好ましくは、硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酢酸ナトリウムおよび塩化ナトリウムならびに硫酸カリウム、クエン酸カリウム、酒石酸カリウム、酢酸カリウム、塩化カリウムを挙げることができる。塩の添加は好ましくは水溶液の形態で、0℃〜50℃の範囲の温度で行われる。塩溶液の濃度は、広い範囲内で変えることができる。この濃度は、例えば、ヨードプロパルギル化合物をまだ全く含有しない親水性コロイド材料の溶液に塩溶液を加えることによって決定することができる。濁りが生じる濃度がコアセルベーションのための適切な塩濃度である。一般に濃度は、コアセルベートされるべき溶液を基準として、0.005重量%〜10重量%である。
pHの上昇によるコアセルベーションは、アルカリ性溶液の添加によって起こり得る。10以上のpHは好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、または炭酸カリウムの水溶液の添加によって設定することができる。アルカリ性溶液の添加は一般に0℃〜50℃の範囲の温度で行われる。
温度低下によるコアセルベーションは、外部冷却、または、例えば、氷水などの、より冷たい媒体との混合のいずれかにより、エマルジョンまたは懸濁液を冷却することによって行うことができる。この場合の温度は0℃〜90℃から−5℃〜10℃に下げられる。
得られたコアセルベートは、それらがコアセルベート化された媒体中で直接利用することができるか、しかしながら、粒子を単離し、精製することもまた可能であるかのいずれかである。コアセルベートは、濾過、遠心分離または温浸によって単離することができる。それ故、本発明の方法によって調製されたコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物が本発明によってさらに提供される。
コアセルベートは、コアセルベートを固体形態で単離することもまた可能であるが、水性系の分散液で一般に使用される。
非常に特に好ましくは、65℃〜90℃の範囲で、3〜5の範囲でのpHで、それぞれのヨードプロパルギル化合物の溶融温度より高い温度でエマルジョンから出発することによってヨードプロパルギル化合物をコアセルベートすることが可能である。使用されるポリマーは好ましくはゼラチン(単純コアセルベーション)またはゼラチン/アラビアゴムの組み合わせ(複合コアセルベーション)である。コアセルベーションは、0℃〜10℃への温度の低下のみおよび/または複合コアセルベーションの場合にはpHを>10にその後変更することによって行われる。
非常に特に好ましくは、25%濃度ゼラチン溶液(1gのヨードプロパルギル化合物当たり0.45gのゼラチン)と混合される4%ヨードプロパルギル化合物/水エマルジョンが使用され、40℃でpHは0.1モル/リットルのHClを用いて4.5に設定される。70℃の温度でエマルジョンは超音波プローブ(先端5mm、215s、35%)で分散させられる。コアセルベーションは、温度を下げることによって、ウルトラタラックス(Ultraturrax)(9000分−1)を用いて氷水にエマルジョンを分散させることによって、およびそのようにして、温度を0℃に下げることによって行われる。
複合コアセルベーションのためには、アラビアゴムの添加前に、pHは0.5モル/リットルのNaOHで10に上げられ、温度は45℃に上げられる。暖かい25%濃度ゼラチン溶液の添加後に、pHは、0.5モル/リットルのHClで4に下げられ、撹拌しながら室温への冷却が行われる。カプセルは氷浴中で2時間にわたって硬化させられる。
本発明の方法によって調製されたコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物のコアセルベート殻は、必要に応じて架橋させることができ、それを用いてある種の場合にはコアセルベートの安定性を高めることが可能である。コアセルベート殻の架橋は一般に、アルデヒドとの反応によって、または金属陽イオンとの錯体形成によって実施され、これらの物質をコアセルベートにその後加えることにより行われる。16〜96時間の反応時間の後、架橋したコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物は水で洗浄され、必要に応じて濾過、遠心分離または温浸(Digerieren)によって単離される。
架橋は好ましくはアルデヒドで、より具体的には1,5−ペンタンジアール(グルタルアルデヒド)、メタナール(ホルムアルデヒド)で実施される。アルデヒドの濃度は一般に、コアセルベート化されるべきヨードプロパルギル化合物を基準として、10重量%〜100重量%、好ましくは30重量%〜70重量%である。
架橋反応のための温度は一般に、10℃〜50℃、好ましくは20℃〜30℃である。
架橋反応は、連続撹拌しながら24〜72時間実施される。
非常に特に好ましくは、架橋は、連続振盪しながら48時間の反応時間25℃の温度で50%濃度グルタルアルデヒド溶液(懸濁液中1gの固体当たり0.5gのグルタルアルデヒド)で実施される。過剰のグルタルアルデヒドは、水での複数の洗浄および遠心分離工程で除去される。
原則としてコアセルベーションのための本発明の方法は、全てのヨードプロパルギル化合物に適用することができる。本方法は、3−ヨード−2−プロピニル プロピルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル ブチルカーバメート(IPBC)、3−ヨード−2−プロピニル m−クロロフェニルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル フェニルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル−2,4,5−トリクロロフェニルエーテル、3−ヨード−2−プロピニル 4−クロロフェニルホルマール(IPCF)、ジ(3−ヨード−2−プロピニル)ヘキシル ジカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルオキシエタノール エチルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルオキシエタノール フェニルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル チオキソチオエチルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルカルバミン酸エステル(IPC)、N−ヨードプロパルギルオキシカルボニルアラニン、N−ヨードプロパルギルオキシカルボニルアラニンエチルエステル、3−(3−イソプロパルギル)ベンゾオキサゾール−2−オン、3−(3−ヨードプロパルギル)−6−クロロベンゾオキサゾール−2−オン、4−クロロフェニル 3−ヨードプロパルギルホルマール、3−ヨード−2−プロピニル n−ヘキシルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル シクロヘキシルカーバメートをコアセルベートするのに好ましくは役立つ。
非常に特に好ましくは、本方法は3−ヨード−2−プロピニル ブチルカーバメート(IPBC)に適用することができる。
本発明のコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物は、工業材料を微生物による侵入および/または分解から保護するための殺生物剤として大変好適である。
本発明は、工業材料を微生物による侵入および/または分解から保護するためのコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物の使用をさらに提供する。
本発明のコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物は、工業材料を保護するために好適である。本文脈において工業材料とは、工業での使用のために製造された無生物材料を意味する。工業材料は例えば接着剤、膠、紙およびボール紙、織物、皮革、木材、木材ベース材料、コーティング材料およびプラスチック品、冷却潤滑油ならびに微生物によって侵入されるまたは分解されるかもしれない他の材料である。
工業材料の分解または変質を引き起こすかもしれない微生物の例には、細菌、カビ、酵母、藻、およびスライム有機体が挙げられる。本発明の活性物質は好ましくはカビ、より好ましくは糸状菌、木材変色および木材腐朽菌(担子菌(Basidiomycetes))に対して、そしてまたスライム有機体および細菌に対しても作用する。
次の属の微生物が一例として挙げられる:
アルテルナリア・テナース(Alternaria tenuis)などの、アルテルナリア属(Alternaria)、
アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)などの、アスペルギルス属(Aspergillus)、
ケタマカビ(Chaetomium globosum)などの、ケトミウム属(Chaetomium)、
コニオホラ・プテアナ(Coniophora puetana)などの、コニオホラ属(Coniophora)、
レンチナス・チグリナス(Lentinus tigrinus)などの、レンチナス属(Lentinus)、
ペニシリウム・グローカム(Penicillium glaucum)などの、ペニシリウム属(Penicillium)、
ポリポラス・ベルシコロール(Polyporus versicolor)などの、ポリポラス属(Polyporus)、
アオレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)などの、アオレオバシジウム属(Aureobasidium)、
スクレオホマ・ピチョフィラ(Sclerophoma pityophila)などの、スクレオホマ属(Sclerophoma)、
トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)などの、トリコデルマ属(Trichoderma)、
大腸菌(Escherichia coli)などの、エシェリキア属(Escherichia)、
緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)などの、シュードモナス属(Pseudomonas)、
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)などの、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)
それらのそれぞれの物理的および/または化学的特性に依存して、本発明のコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物は、溶液、エマルジョン、懸濁液、粉末、発泡体、ペースト、顆粒、エアゾールおよびポリマー物質における超微細カプセル化などの、典型的な調合物へさらに変換することができる。
これらの調合物は、公知の方法で、例えば、適切な場合には界面活性剤、すなわち、乳化剤および/または分散剤および/または泡形成剤を使用して、個々の活性物質を増量剤、すなわち、液体溶剤、圧力下の液化ガス、および/または固体キャリアと混合することによって調製することができる。使用される増量剤が水である場合には、例えば、有機溶剤を補助溶剤として使用することもまた可能である。本質的に、好適な溶剤は、キシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレンなどの芳香族化合物、クロロベンゼン、クロロエチレンもしくは塩化メチレンなどの塩素化芳香族化合物もしくは塩素化脂肪族炭化水素、シクロヘキサンもしくはパラフィン、例えば鉱油留分などの脂肪族炭化水素、ブタノールもしくはグリコールなどのアルコールならびにそれらのエーテルおよびエステル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなどのケトン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなどの強極性溶剤、ならびに水である。液化ガス増量剤またはキャリアとは、周囲温度でおよび大気圧下にガス状である液体、例えば、ハロゲン化炭化水素およびブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素などの、エアゾール噴射剤を意味する。好適な固体キャリアは、例えば、カオリン、粘土、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイトまたはケイ藻土などの、粉砕天然鉱物、および微細化されたシリカ、アルミナおよびシリケートなどの、粉砕合成鉱物である。顆粒用の好適な固体キャリアは、例えば、方解石、大理石、軽石、セピオライトおよびドロマイトなどの破砕され分画された天然石、ならびに有機および無機穀粉の合成顆粒、ならびにおがくず、ココナツ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎などの有機材料の顆粒である。好適な乳化剤および/または泡形成剤は、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホネートおよびタンパク加水分解物などの、非イオン性および陰イオン性乳化剤である。好適な分散剤は、例えばリグノサルファイト廃液およびメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロースならびにアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニルなどの、粉末、顆粒またはラテックスの形態での天然および合成ポリマー、ならびにケファリンおよびレシチンなどの天然リン脂質、ならびに合成リン脂質などの粘着付与剤を調合物に使用することができる。他の可能な添加剤は鉱油および植物油である。
無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアン(Prussian)ブルー、ならびにアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料などの有機染料のような着色剤と、鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などの微量の栄養素とを使用することが可能である。
調合物は一般に、0.1〜95重量パーセント、好ましくは2〜75重量パーセントの活性物質混合物を含有する。
本発明は、本発明のコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物をベースとする、そして少なくとも1つの溶剤または希釈剤およびまた、適切な場合、加工助剤および、適切な場合、さらなる抗菌活性化合物を含む殺菌性組成物をさらに提供する。この場合、活性物質は、溶解形態懸濁液またはエマルジョンとしてのいずれかで本明細書では存在してもよい。溶剤または希釈剤は、水または全ての習慣的な有機溶剤のいずれかである。
それぞれ、コアセルベート化ヨードプロパルギル化合物の、ならびに組成物および前駆体(例えば、マスターバッチ)または、全く一般的には、それらから調製することができる調合物の活性および作用スペクトルは、作用のスペクトルを広げるためにまたは、例えば、昆虫からの追加の保護などの、特定の効果を得るために、適切な場合、さらなる抗菌性化合物、殺カビ剤、殺菌剤、除草剤、殺虫剤、殺藻剤または他の活性物質を加えることによって高めることができる。これらの活性物質は、適切な場合、混合物中にコアセルベート化形態で同様に存在してもよい。
これらの混合物は、本発明の化合物より広い作用スペクトルを有しうる。
多くの場合、相乗効果がこの場合には得られる、すなわち、コアセルベート化ヨードプロパルギル化合物と1つ以上のさらなる活性物質との混合物の活性は、個々の成分の活性より大きい。特に有利な成分は、例えば、次の化合物である:
アザコナゾール、アゾシクロチン、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェンブコナゾール、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、フェネサニル、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、フルコナゾール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、イソゾホス(isozofos)、ミクロブタニル、メトコナゾール、パクロブトラゾール、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメオコナゾール(simeoconazole)、(±)−シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール、2−(1−第三ブチル)−1−(2−クロロフェニル)−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアペンテノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール、ウニコナゾール、ならびにそれらの金属塩および酸付加体などのトリアゾール、
クロトリマゾール、ビホナゾール、クリムバゾール、エコナゾール、フェナパミル(fenapamil)、イマザリル、イソコナゾール、ケトコナゾール、ロムバゾール(lombazole)、ミコナゾール、ペフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾール、チアゾールカー(thiazolcar)、1−イミダゾリル−1−(4’−クロロ−フェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−オン、ならびにそれらの金属塩および酸付加体などのイミダゾール、
アンシミドール、ブチオベート、フェナリモール、メパニピリン(mepanipyrin)、ヌアリモル、ピボキシフル(pyvoxyfur)、トリアミロール(triamirol)などのピリジンおよびピリミジン、
ベノダニル、カルボキシム、カルボキシムスルホキシド、シクラフルアミド、フェンフラム、フルタニル(flutanil)、フルカルバニル、フルメシクロックス、メベニル、メプロニル、メトフロキサム、メトスルホバックス、ニコビフェン、ピラカルボリド、オキシカルボキシン、シルラン(Shirlan)、シードバックス(Seedvax)などのスクシネートデヒドロゲナーゼ阻害剤、
テルビナフィン、ナフチフィン、ブテナフィン、3−クロロ−7−(2−アザ−2,7,7−トリメチルオクト−3−エン−5−イン)などのナフタレン誘導体、
ジクロフルアニド、トリルフルアニド、フォルペット、フルオロフォルペット、キャプタン、キャプトフォールなどのスルフェンアミド、
カルベンダジム、ベノミル、フベリダゾール、チアベンダゾールまたはそれらの塩などのベンズイミダゾール、
アルジモルフ、ジメトモルフ、ドデモルフ、ファリモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、トリデモルフ、トリモルファミドならびに、例えば、p−トルエンスルホン酸およびp−ドデシルフェニルスルホン酸などのそれらのアリールスルホネート塩などのモルホリン誘導体、
2−メルカプトベンゾチアゾールなどのベンゾチアゾール、
シクロヘキシル−ベンゾ[b]チオフェンカルボキサミドS,S−ジオキシドなどのベンゾチオフェンジオキシド、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)ベンズアミド、テクロフタラムなどのベンズアミド、
ホウ酸、ホウ酸エステル、ボラックスなどのホウ素化合物、
ベンジルアルコールモノ(ポリ)ヘミホルマール、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン(DMDMH)、ビスオキサゾリジン、n−ブタノールヘミホルマール、シス−1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド、1−[1,3−ビス(ヒドロキシメチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−4−イル]−1,3−ビス(ヒドロキシメチル)ウレア、ダゾメット、ジメチロールウレア、4,4−ジメチルオキサゾリジン、エチレングリコールヘミホルマール、7−エチルビシクロオキサゾリジン、ヘキサヒドロ−S−トリアジン、ヘキサメチレンテトラミン、N−ヒドロキシメチル−N’−メチルチオウレア、メチレンビスモルホリン、N−(ヒドロキシメチル)グリシンナトリウム、N−メチロールクロロアセトアミド、オキサゾリジン、パラホルムアルデヒド、タウロリン、テトラヒドロ−1,3−オキサジン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−アミンメタノール、テトラメチロールアセチレンジウレア(TMAD)などのホルムアルデヒドおよびホルムアルデヒド放出化合物、
N−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−オクチルイソチアゾリノン、N−オクチルイソチアゾリン−3−オン、4,5−トリメチレンイソチアゾリノン、4,5−ベンゾイソチアゾリノンなどのイソチアゾリノン、
桂皮アルデヒド、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、β−ブロモ桂皮アルデヒド、o−フタルアルデヒドなどのアルデヒド、
チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、メチレンビスチオシアネートなどのチオシアネート、
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウム、塩化ベンジルジメチルドデシルアンモニウム、塩化ジクロロベンジルジメチルアルキルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化N−ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化1−ヘキサデシルピリジニウム、イミノクタジントリス(アルベシレート)などの第四級アンモニウム化合物およびグアニジン、
ジヨードメチルp−トリルスルホン、3−ヨード−2−プロピニルアルコール、4−クロロフェニル−3−ヨードプロパルギルホルマール、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニルエチルカーバメート、2,3,3−トリヨードアリルアルコール、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニルアルコール、3−ヨード−2−プロピニルn−ヘキシルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルシクロヘキシルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルフェニルカーバメートなどのヨウ素誘導体、
トリブロモフェノール、テトラクロロフェノール、3−メチル−4−クロロフェノール、3,5−ジメチル−4−クロロフェノール、ジクロロフェン、2−ベンジル−4−クロロフェノール、トリクロサン、ジクロサン(diclosan)、ヘキサクロロフェン、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸オクチル、o−フェニルフェノール、m−フェニルフェノール、p−フェニルフェノール、4−(2−第三ブチル−4−メチルフェノキシ)フェノール、4−(2−イソプロピル−4−メチルフェノキシ)フェノール、4−(2,4−ジメチルフェノキシ)フェノールならびにそれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩などのフェノール、
ブロノポール、ブロニドックス(bronidox)、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノン、1−ブロモ−3−クロロ−4,4,5,5−テトラメチル−2−イミダゾリジノン、β−ブロモ−β−ニトロスチレン、クロロアセトアミド、クロラミンT、1,3−ジブロモ−4,4,5,5−テトラメチル−2−イミダゾリジノン、ジクロラミンT、3,4−ジクロロ−(3H)−1,2−ジチオール−3−オン、2,2−ジブロモ−3−ニトリルプロピオンアミド、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、ハレイン(halane)、ハラゾン、ムコクロル酸、フェニル(2−クロロシアノビニル)スルホン、フェニル(1,2−ジクロロ−2−シアノビニル)スルホン、トリクロロイソシアヌル酸などの活性化ハロゲン基を持った殺微生物剤、
1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン(およびそれらのCu、Na、Fe、Mn、Zn塩)、テトラクロロ−4−メチルスルホニルピリジン、ピリメタノール(pyrimethanol)、メパニピリム、ジピリチオン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2(1H)−ピリジンなどのピリジン、
アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、2,4−ジヒドロ−5−メトキシ−2−メチル−4−[2−[[[[1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン]アミノ]オキシ]メチル]フェニル]−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(CAS No.185336−79−2)などのメトキシアクリレートまたは類似物、
例えば、ナフタレン酸スズ、オクタン酸スズ、2−エチルヘキサン酸スズ、オレイン酸スズ、リン酸スズ、安息香酸スズ、ナフタレン酸銅、オクタン酸銅、2−エチルヘキサン酸銅、オレイン酸銅、リン酸銅、安息香酸銅、ナフタレン酸亜鉛、オクタン酸亜鉛、2−エチルヘキサン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、リン酸亜鉛、安息香酸亜鉛などの高級脂肪酸、樹脂酸、ナフタレン酸およびリン酸との金属スズ、銅および亜鉛の塩などの金属石鹸、
例えば、ヒドロキシ炭酸銅、二クロム酸ナトリウム、二クロム酸カリウム、クロム酸カリウム、硫酸銅、塩化銅、ホウ酸銅、フルオロケイ酸亜鉛、フルオロケイ酸銅などの金属スズ、銅、亜鉛の塩、ならびにまたクロム酸塩および二クロム酸塩などの金属塩、
例えば、トリブチルスズ酸化物、CuO、CuO、ZnOなどの、金属スズ、銅および亜鉛の酸化物などの酸化物、
過酸化水素、過酢酸、過硫酸カリウムなどの酸化剤、
クフラネブ、ファーバン(ferban)、N−ヒドロキシメチル−N’−メチルジチオカルバミン酸カリウム、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸カリウム、マンコゼブ、マネブ、メタム、メチラム、チラム、ジネブ、ジラムなどのジチオカーバメート、
2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、シアノジチオイミドカルバミン酸二ナトリウムなどのニトリル、
8−ヒドロキシキノリンおよびそれらの銅塩などのキノリン、
ベトキサジン、5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン、4,5−ベンゾジチアゾリノン、4,5−トリメチレンジチアゾリノン、塩化N−(2−p−クロロベンゾイルエチル)ヘキサミニウム(hexaminium)、2−オキソ−2−(4−ヒドロキシフェニル)アセトヒドロキシシンナモイルクロリド、トリス−N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)−アルミニウム、N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)−トリブチルスズまたはそのカリウム塩、ビス−N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)銅;イプロバリカルブ、フェンヘキサミド、スピロキサミン、カルプロパミド、ジフルメトリン、キノキシフェン、ファモキサドン、ポリオキソリム、アシベンゾラルS−メチル、フラメトピル、チフルザミド、メタラキシルM、ベンチアバリカルブ、メトラフェノン、シフルフェナミド、チアジニル、ティーツリー油、フェノキシエタノールなどの他の殺カビ剤および殺菌剤、
単独またはポリマー材料中へ組み込まれたAg、ZnまたはCu含有ゼオライト。
アザコナゾール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジニコナゾール、ジウロン、ヘキサコナゾール、メトコナゾール、ペンコナゾール、プロピコナゾール、テブコナゾール、ジクロフルアニド、トリルフルアニド、フルオロフォルペット、メトフロキサム、カルボキシン、シクロヘキシル−ベンゾ[b]チオフェンカルボキサミドS,S−ジオキシド、フェンピクロニル、4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)−1H−ピロール−3−カルボニトリル、ブテナフィン、イマザリル、N−メチル−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾリン−3−オン、N−オクチルイソチアゾリン−3−オン、ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリノン、メルカプトベンゾチアゾール、チオシアナト−メチルチオベンゾチアゾール、チアベンダゾール、ベンゾイソチアゾリノン、N−(2−ヒドロキシプロピル)アミノメタノール、ベンジルアルコール(ヘミ)ホルマール、N−メチロールクロアセトアミド、N−(2−ヒドロキシプロピル)アミノメタノール、グルタルアルデヒド、オマジン、Zn−オマジン、ジメチルジカーボネート、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、ベトキサジン、o−フタルジアルデヒド、2、2−ジブロモ−3−ニトリル−プロピオンアミド、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(DMDMH)、テトラメチロールアセチレンジウレア(TMAD)、エチレングリコールヘミホルマール、p−ヒドロキシ安息香酸、カルベンダジム、クロロフェン、3−メチル−4−クロロフェノール、o−フェニルフェノールとの混合物が非常に特に好ましい。
上述の殺カビ剤および殺菌剤とは別に、良好な効能の混合物が、さらに、他の活性な化合物でまた調製される:
殺虫剤/ダニ駆除剤/殺線虫剤:
アバメクチン、アセフェート、アセタミプリド、アセトプロール、アクリナトリン、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アルドリン、アレスリン、アルファ−シペルメトリン、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスA、アジンホスM、アゾシクロチン、
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、バートリン(barthrin)、4−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピロール−3−カルボニトリル、ベンダイオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベータシフルトリン、ビフェントリン、ビオレスメトリン、ビオアレスリン、ビストリフルロン、ブロモホスA、ブロモホスM、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタチオホス、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、
カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタップ、キノメチオネート、クロエトカルブ、4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン(CAS RN:120955−77−3)、クロルダン、クロルエトキシホス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、N−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−N’−シアノ−N−メチルエタンイミドアミド、クロルピクリン、クロルピリホスA、クロルピリホスM、シス−レスメトリン、クロサイトリン(clocythrin)、クロチアゾベン(clothiazoben)、シポフェノトリン(cypophenothrin)、クロフェンテジン、クマホス、シアノホス、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シロマジン、
デカメトリン、デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチル、ジアフェンチウロン、ジアリホス、ジアジノン、1,2−ジベンゾイル−1−(1,1−ジメチル)ヒドラジン、DNOC、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、ジクリホス、ジクロトホス、ジフェチアロン、ジフルベンズロン、ジメトエート、3,5−ジメチルフェニルメチルカーバメート、ジメチル(フェニル)シリルメチル−3−フェノキシベンジルエーテル、ジメチル(4−エトキシフェニル)シリルメチル−3−フェノキシベンジルエーテル、ジメチルビンホス、ジオキサチオン、ジスルホトン
エフルシラネート(eflusilanate)、エマメクチン、エムペントリン、エンドスルファン、EPN、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ、エチオン、エトフェンプロックス、エトリムホス、エトキサゾール、エトベンザニド、
フェナミホス、フェナザキン、酸化フェンブタスズ、フェンフルトリン、フェニトロチオン、フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンピラド、フェンピロキシメート、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェンバレレート、フィプロニル、フロニカミド、フルアクリピルム、フルアズロン、フルシクロクスロン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルピラゾホス、フルフェンジン(flufenzine)、フルメトリン、フルフェンプロックス、フルバリネート、フォノホス、ホルメタネート、ホルモチオン、ホスメチラン(fosmethilan)、ホスチアゼート、フブフェンプロックス、フラチオカルブ、
ハロフェノジド、HCH(CAS RN:58−89−9)、ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ヒドラメチルノン、ヒドロプレン、
イミダクロプリド、イミプロトリン、インドキシカルブ(indoxycarb)、ヨードフェンホス、イプリノメクチン(iprinomectin)、イプロベンホス、イサゾホス、イソアミドホス(isoamidophos)、イソフェンホス、イソプロカルブ、イソプロチオラン、イソキサチオン、イベルメクチン、
カデドリン(kadedrin)、
ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、
マラチオン、メカルバム、メルビンホス、メスルフェンホス、メタアルデヒド、メタクリホス、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトルカルブ、ミルベメクチン、モノクロトホス、モキシエクチン(moxiectin)、
ナレド、NI 125、ニコチン、ニテンピラム、ノビフルムロン、
オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、オキシデプロホス、
パラチオンA、パラチオンM、ペンフルロン(penfluron)、ペルメトリン、2−(4−フェノキシフェノキシ)エチルエチルカーバメート、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシム、ピリミカルブ、ピリミホスM、ピリミホスA、プラレトリン、プロフェノホス、プロメカルブ、プロパホス、プロポキスル、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、ピレスメトリン(pyresmethrin)、ピレスラム、ピリダベン、ピリダリル、ピリミジフェン、ピリプロキシフェン、ピリチオバックナトリウム、
キナルホス、
レスメトリン、ロテノン、
サリチオン、セブホス(sebufos)、シラフルオフェン、スピノサッド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スルホテップ、スルプロホス、
タウ−フルバリネート、タロイルス(taroils)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリムホス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、ターバム、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメタカルブ(tetramethacarb)、チアクロプリド、チアフェノックス(thiafenox)、チアメトキサム、チアプロニル(thiapronil)、チオジカルブ、チオファノックス、チアゾホス(thiazophos)、チオシクラム、チオメトン、チオナジン、スリンギエンシン(thuringiensin)、トラロメトリン、トランスフルトリン、トリアラセン(triarathen)、トリアゾホス、トリアザメート、トリアズロン、トリクロルホン、トリフルムロン、トリメタカルブ、
バミドチオン、キシリルカルブ、ゼータメトリン(zetamethrin)、
軟体動物駆除剤:
フェンチンアセテート、メタアルデヒド、メチオカルブ、ニクロサミド、
除草剤および殺藻剤:
アセトクロル、アシフルオルフェン、アクロニフェン、アクロレイン、アラクロール、アロキシジム、アメトリン、アミドスルフロン、アミトール、スルファミン酸アンモニウム、アニロホス、アスラム、アトラジン、アザフェニジン、アジプトロトリーン(aziptrotryne)、アジムスルフロン、
ベナゾリン、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベンスルフロン、ベンスルフィド(bensulfide)、ベンタゾン、ベンゾフェンキャップ(benzofencap)、ベンツチアズロン、ビフェノックス、ビスピリバック、ビスピリバックナトリウム、ボラックス、ブロマシル、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブタクロール、ブタミホス、ブトラリン、ブチレート、ビアラホス、ベンゾイルプロップ、ブロモブチド、ブトロキシジム、
カルベタミド、カルフェントラゾンエチル、カルフェンストロレ(carfenstrole)、クロメトキシフェン、クロルアンベン、クロルブロムロン、クロルフルレノール、クロリダゾン、クロリムロン、クロルニトロフェン、クロロ酢酸、クロランスラムメチル、シニドンエチル、クロロトルロン、クロロクスロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール、クロルチアミド、シンメチリン、シノスルフロン、クレホキシジム、クレトジム、クロマゾン、クロメプロップ、クロピラリド、シアナミド、シアナジン、シクロエート、シクロキシジム、クロロキシニル、クロジナホッププロパルギル、クミルロン、クロメトキシフェン、シハロホップ、シハロホップブチル、クロピラスルロン(clopyrasuluron)、シクロスルファムロン、
ジクロスラム、ジクロルプロップ、ジクロルプロップP、ジクロフォップ、ジエタチル、ジフェノクスロン、ジフェンゾコート、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロル、ジメチピン、ジニトラミン、ジノセブ、ジノセブアセテート、ジノターブ、ジフェナミド、ジプロペトリン、ジクオート、ジチオピル、ジデュロン、DNOC、DSMA、2,4−D、ダイムロン、ダラポン、ダゾメット、2,4−DB、デスメディファム、デスメトリン、ジカンバ、ジクロベニル、ジメタミド(dimethamid)、ジチオピル、ジメタメトリン、
エグリナジン、エンドタール、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エチジムロン、エトフメセート、エトベンザニド、エトキシフェン、エタメツルフロン、エトキシスルフロン、
フェノキサプロップ、フェノキサプロップP、フェニュロン、フラムプロップ、フラムプロップM、フラザスルフロン、フルアジホップ、フルアジホップP、フエアクロル(fuenachlor)、フルクロラリン、フルフェナセット、フルメツロン(flumeturon)、フルオロックグリコフェン(fluorocglycofen)、フルオロニトロフェン、フルプロパネート、フルレノール、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル、フォメサフェン、ホサミン、ホサメチン、フラムプロップイソプロピル、フラムプロップイソプロピルL、フルフェンピル、フルミクロラックペンチル、フルミプロピン(flumipropyn)、フルミオクスジム(flumioxzim)、フルルタモン(flurtamone)、フルミオクスジム(flumioxzim)、フルピルスルフロンメチル、フルチアセットメチル、
グリホセート、グルホシネートアンモニウム、
ハロキシフォップ、ヘキサジノン、
イマザメタベンズ、イソプロツロン、イソキサベン、イソキサピリホップ、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イオキシニル、イソプロパリン、イマゾスルフロン、イマゾモックス(imazomox)、イソキサフルトール、イマザピック、
ケトスピラドックス(ketospiradox)、
ラクトフェン、レナシル、リヌロン、
MCPA、MCPAヒドラジド、MCPAチオエチル、MCPB、メコプロップ、メコプロップP、メフェナセット、メフルイジド、メソスルフロン、メタム、メタミホップ、メタミトロン、メタザクロル、メタベンズチアズロン、メタゾール、メトロプトリーン(methoroptryne)、メチルダイムロン、メチルイソチオシアネート、メトブロムロン、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モナライド、モノリニュロン、MSMA、メトラクロル、メトスルラム、メトベンズロン、
ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、塩素酸ナトリウム、
オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、オキシスルフロン(oxysulfuron)、オルベンカーブ、オリザリン、オキサジアルギル、
プロピザミド、プロスルホカルブ、ピラゾレート、ピラゾスルフロン、ピラゾキシフェン、ピリベンゾキシム、ピリブチカルブ、ピリデート、パラコート、ペブレート、ペンジメタリン、ペンタクロロフェノール、ペントキサゾン、ペンタノクロル、石油、フェンメディファム、ピクロラム、ピペロホス、プレチラクロル、プリミスルフロン、プロジアミン、プロホキシジム、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパキザフォブ(propaquizafob)、プロパジン、プロファム、プロピソクロル(propisochlor)、ピリミノバックメチル、ペラルゴン酸、ピリチオバック、ピラフルフェンエチル、
キンメラック、キノクロアミン(quinocloamine)、キザロホップ、キザロホップP、キンクロラック、
リムスルフロン、
セトキシジム、シフロン(sifuron)、シマジン、シメトリン、スルホスルフロン、スルホメツロン、スルフェントラゾン、スルコトリオン、スルホサート、
タールオイル、TCA、TCAナトリウム、テブタム、テブチウロン、ターバシル、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、チアザフルオロン(thiazafluoron)、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリジファン、トリエタジン、トリフルロラリン(trifluoralin)、タイコール(tycor)、チジアジミン、チアゾピル、トリフルスルフロン、
バーノレート。
これらの活性物質の組み合わせ中の活性物質の重量比は、比較的広い範囲内で変わることができる。
好ましくは、コアセルベート化ヨードプロパルギル化合物対共成分の比は一般に50:1〜1:50に、好ましくは20:1〜1:20の比に、特に好ましくは10:1〜1:10の比にある。
混合物は一つの場合には、それらをコアセルベーションの前にさえ互いに混合し、次に混合物の活性物質の全てがコアセルベートされることを意味する、共コアセルベーション(joint coacervation)にそれらをかけることによって得ることができる。別の代わりの場合には既にコアセルベートされたヨードプロパルギル化合物に固体または液体活性物質を加えることが可能であり、または逆も同様である。あるいはまた、共成分は、例えば、エマルジョン、懸濁液または溶液の形態で、それらだけで調合し、次にコアセルベートと混合することができる。コアセルベートを再び破壊しないために、例えば、ミリングの場合で起こるような、高い剪断力は避けられるべきである。
工業材料を保護するために使用される殺菌性組成物、調合物または濃縮物は、0.01重量%〜95重量%、より特に0.01重量%〜60重量%の濃度で、コアセルベート化ヨードプロパルギル化合物、またはコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物と他の活性物質との混合物を含有する。
使用されるコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物または組み合わせが用いられる濃度は、調節されるべき微生物の性質および発生率によっておよびまた保護されるべき材料の組成によっても左右される。使用のための最適量は、試験系列を用いて決定することができる。一般に適用濃度は、保護されるべき材料を基準として、0.001重量%〜5重量%、好ましくは0.05重量%〜2.0重量%の範囲に置かれる。
以下に続く実施例は本発明を例示するのに役立つが、それらに限定しない。百分率のための単位は、任意の他の単位が明らかに示されない限り、常に重量パーセントである。
[実施例]
実施例1
(コアセルベーションなしの水中のIPBC分散系の本発明によらない比較例)
ガラスビーカーに、19.8gの水および0.2gの微粉化IPBC(懸濁液を基準として1%)からなる20gの懸濁液を装入した。分散は、2分の分散時間でおよそ9000分−1のウルトラタラックスを用いて行った。分散液を40℃で貯蔵した。貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定することができるため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃で5日後に、確かな結晶成長が既に観察された。
実施例2
(本発明によらない比較例、国際公開第00/57702号パンフレットに類似の、モヴィオール(Mowiol)18−88、部分加水分解ポリ酢酸ビニルとのIPBCの分散系)
ガラスビーカーに、17.4gの水、2.6gの微粉化IPBC(懸濁液を基準として12.7%)および0.52gのモヴィオール(Mowiol)18−88(活性物質を基準として1%)からなる20.52gの懸濁液を装入した。分散は、2分の分散時間でおよそ9000分−1のウルトラタラックスを用いて行った。サンプルを40℃で貯蔵した。貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定できるようにするため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃で7日後に僅かな結晶成長が観察された。
実施例3
(IPBCの単純コアセルベーション、調合物中への氷水の組み込み、丸い凝集体)
1.8gの熱い25%濃度ゼラチン溶液(ストース(Stoess)製のゲリタ(Gelita)ブルーム300ファルマ(Pharma)、タイプAゼラチン)を24gの蒸留水に加えた。1.2gの塩化ナトリウム溶液(1モル濃度)および1gのIPBCを加えた。サンプルを、加熱しながらマグネチックスターラーを用いておよそ40℃の温度に加熱した。所望の温度に達したとき、pHを約4.5に調整した(0.1モル濃度のHCl溶液で)。懸濁液を次に85℃での熱水浴中で約65℃に加熱した(マグネチックスターラー)。IPBCが液体形態にあるとき、エマルジョン棒付きウルトラタラックスでの短い分散工程があった(9000rpmで1分)。分散の過程で、120gの氷水を非常に速く加えた。氷水の添加に、およそ30秒間の撹拌が続いた(9000rpmでのウルトラタラックス)。最後に、サンプルを穏やかに撹拌しながら約2時間氷浴中で冷却した。
貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定できるようにするため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃で2週間後に有意な結晶成長は全く観察されなかった。
サンプルをIPBC活性物質のバイオアベイラビリティについて生物検定した(実施例9を参照されたい)。コーティングにおける生物活性は、直接組み込まれたIPBCと比べて有意な差を全く示さなかった。
実施例4
(IPBCの単純コアセルベーション、氷水中への調合物の組み込み、小粒子)
1.8gの熱い25%濃度ゼラチン溶液(ストース製のゲリタ・ブルーム300ファルマ、タイプAゼラチン)を24gの蒸留水に加えた。1gのIPBCを加えた。サンプルを、加熱しながらマグネチックスターラーを用いておよそ40℃の温度に加熱した。所望の温度に達したとき、pHを約4.5に調整した(0.1モル濃度のHCl溶液で)。懸濁液を次に85℃での熱水浴中で約65℃に加熱した(マグネチックスターラー)。活性物質が液体形態にあるとき、超音波プローブ(ブランソン(Branson)250D、35%で超音波プローブ5mm215秒)での分散工程もまたあった。85gの氷水をガラスビーカーに導入した。熱いエマルジョンをゆっくりした滴加によって加えた。この添加の過程で、最初の装入物を、エマルジョン棒付きウルトラタラックスを用いて均一にした(9000rpmで)。最後に、サンプルを穏やかに撹拌しながら約2時間氷浴中で冷却した。
貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定できるようにするため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃で2週間後に有意な結晶成長は全く観察されなかった。
サンプルをIPBC活性物質のバイオアベイラビリティについて生物検定した(実施例9を参照されたい)。コーティングにおける生物活性は、直接組み込まれたIPBCと比べて有意な差を全く示さなかった。
実施例5
(IPBCの複合コアセルベーション)
1.8gの熱い25%濃度ゼラチン溶液(ストース製のゲリタ・ブルーム300ファルマ、タイプAゼラチン)を24gの蒸留水に加えた。1gのIPBCを加えた。サンプルを、加熱しながらマグネチックスターラーを用いておよそ40℃の温度に加熱した。所望の温度に達したとき、pHを約4.5に調整した(0.1モル濃度のHCl溶液で)。懸濁液を次に85℃での熱水浴中で約65℃に加熱した(マグネチックスターラー)。活性物質が液体形態にあるとき、超音波プローブ(ブランソン250D、35%で超音波プローブ5mm215秒)での分散工程もまたあった。170gの氷水をガラスビーカーに導入した。熱いエマルジョンをゆっくりした滴加によって加えた。この添加の過程で、最初の装入物を、エマルジョン棒付きウルトラタラックスを用いて均一にした(9000rpmで)。氷水の添加後に、撹拌をおよそ30秒間行い(9000rpmでのウルトラタラックス)、冷却をおよそ30分間氷浴中で実施した(穏やかな撹拌)。8.3gのアラビアゴム(水中3%)の添加前に、0.5モル濃度のNaOHを用いてpHを約10へ変更した。サンプルを45℃の温度に加熱した。次に、1gの熱い25%濃度ゼラチン溶液(ストース製のゲリタ・ブロック(Gelita Blook)300ファルマ、タイプAゼラチン)を加えた。激しく撹拌し、マグネチックスターラーを用いながら、pHを、0.5モル濃度のHClを用いて4にゆっくり調整した。サンプルをRTでゆっくり撹拌しながら室温に冷却した。室温に達した後すぐに、カプセルを約2時間にわたって氷浴中で硬化させた。
貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定できるようにするため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃で2週間後に有意な結晶成長は全く観察されなかった。
サンプルをIPBC活性物質のバイオアベイラビリティについて生物検定した。生物活性は、直接組み込まれたIPBCと比べて有意な差を全く示さなかった(実施例9を参照されたい)。
実施例6
(IPBC、n−オクチルイソチアゾリノン、およびシブトリン(cybutryn)の混合物、架橋での単純コアセルベーション)
懸濁液を実施例3に記載されたように調製した。サンプルをその後ベックマン(Beckman)J30 I遠心分離機で遠心分離した(2000gで2分)。上澄液を分離した後、サンプル中の活性物質の含量を確かめ、それを水で13%に希釈した。次に1.2gの50%濃度グルタルアルデヒド溶液を10gの懸濁液に加えた。サンプルを次にRTで約48時間振盪した。過剰のグルタルアルデヒドを除去するために、多くの洗浄および遠心分離工程がそれに続いた(2000gで2分)。最終洗浄工程後に、2.75gの水をストリッピングし、1.75gのNOITエマルジョン(20%、6%エマルゲイター(Emulgator)WN乳化剤および6%ソプロホール(Soprophor)FL)と1gのシブトリン懸濁液(50%、6%エマルゲイターWN乳化剤および6%ソプロホールFL)とを加えた。
その後、サンプルを40℃で振盪水浴中に貯蔵した。
貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定できるようにするため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃での28日間の貯蔵後にヘテロ凝集は全く観察されなかった。
実施例7
(IPBC、n−オクチルイソチアゾリノン、およびシブトリンの混合物、架橋での単純コアセルベーション、小粒子)
懸濁液を実施例4に記載されたように調製した。サンプルをその後ベックマンJ30 I遠心分離機で遠心分離した(2000gで2分)。上澄液を分離した後、サンプル中のIPBCの含量を確かめ、それを水で13%に希釈した。次に1.2gの50%濃度グルタルアルデヒド溶液を10gの懸濁液に加えた。サンプルを次にRTで約48時間振盪した。過剰のグルタルアルデヒドを除去するために、多くの洗浄および遠心分離工程がそれに続いた(2000gで2分)。最終洗浄工程後に、2.75gの水を取り除き、1.75gのNOITエマルジョン(20%、6%エマルゲイターWN乳化剤および6%ソプロホールFL)と1gのシブトリン懸濁液(50%、6%エマルゲイターWN乳化剤および6%ソプロホールFL)とを加えた。
その後、サンプルを40℃で振盪水浴中に貯蔵した。
貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定できるようにするため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃での28日間の貯蔵後にヘテロ凝集は全く観察されなかった。
実施例8
(IPBC、n−オクチルイソチアゾリノン、およびシブトリンの混合物、架橋での複合コアセルベーション、小粒子)
懸濁液を実施例5に記載されたように調製した。サンプルをその後ベックマンJ30 I遠心分離機で遠心分離した(2000gで2分)。上澄液を分離した後、サンプル中のIPBCの含量を確かめ、それを水で13%に希釈した。次に1.2gの50%濃度グルタルアルデヒド溶液を10gの懸濁液に加えた。サンプルを次にRTで約48時間振盪した。過剰のグルタルアルデヒドを除去するために、多くの洗浄および遠心分離工程がそれに続いた(2000gで2分)。最終洗浄工程後に、2.75gの水をストリッピングし、1.75gのNOITエマルジョン(20%、6%エマルゲイターWN乳化剤および6%ソプロホールFL)と1gのシブトリン懸濁液(50%、6%エマルゲイターWN乳化剤および6%ソプロホールFL)とを加えた。その後、サンプルを40℃で振盪水浴中に貯蔵した。
貯蔵中のサンプルの微視的変化を測定できるようにするため、それを一定間隔で光学顕微鏡検査法によって詳しく調べた。40℃での28日間の貯蔵後にヘテロ凝集は全く観察されなかった。
実施例9
(コーティング試験)
被験物質を、溶解機を用いて、定められた濃度で、試験ペイント中へ組み込んだ。
カビ抵抗性についてのエマルジョンペイントの試験手順は次の通りであった:
被験コーティング材料を好適な基材の両面に塗布した。現実的結果を得るために、試験検体の一部を、カビ抵抗性についての試験前に流水で浸出し(24時間、20℃)、さらなる部分を新鮮な空気の暖かい流れを用いて処理した(7日間、40℃)。
このように調製したサンプルを次に、寒天培地上に置き、サンプルおよび培地の両方をカビ胞子で汚染させた。検査を2〜3週間の貯蔵(29±1℃、80〜90%相対湿度)後に行った。
サンプルがカビを含まないままであるかまたは多くても僅かな侵入を縁に示すときに、コーティングを永久にカビ抵抗性であるとして分類する。
汚染は、コーティング材料を破壊することが知られているかまたはコーティング上に頻繁に現れる以下の糸状菌の胞子を用いて実施した:
アルテルナリア・テナース(Alternaria tenuis)、
黄色アスペルギルス(Aspergillus flavus)、
アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、
アスペルギルス・ウスツス(Aspergillus ustus)、
シンドスポラム・ヘルバラム(Cindosporum herbarum)、
パエシロマイセス・バリオチイ(Paecilomyces variotii)、
ペニシリウム・シトリウム(Penicillum citrium)、
アオレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、
スタチボトリス・チャータラム(Stachybotrys chartarum)
浸出および風洞暴露なしで、0.08%(エマルジョンペイントの固形分含量を基準として)の純IPBCまたは実施例3、4および5からのコアセルベート化IPBCを含有する処方Aによるコーティングはカビ抵抗性であった。浸出および風洞暴露後に、0.16%(エマルジョンペイントの固形分含量を基準として)の純IPBCまたは実施例3、4および5からのコアセルベート化IPBCを含有する処方Aのコーティングは活性であった。
Figure 2009525291

Claims (18)

  1. a)1つ以上の親水性コロイドの水溶液が少なくとも1つのヨードプロパルギル化合物と混合される工程と、
    b)コアセルベート化助剤を加えることによっておよび/または反応混合物の周囲条件を変更することによって、前記親水性コロイドが前記ヨードプロパルギル化合物の粒子表面上に沈澱させられるかまたは沈積させられる工程と、
    c)必要に応じて、このように調製されたコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物のコアセルベート殻が架橋される工程と
    を特徴とするヨードプロパルギル化合物のコアセルベート化法。
  2. 使用される親水性コロイドが、ゼラチン、寒天、アルブミン、セルロース誘導体、カラギーナン、キトサン、大豆タンパク、ポリビニルアルコール、グリアジン、デンプン、またはゼラチン/アラビアゴム、ゼラチン/アカシア、ゼラチン/ペクチン、ゼラチン−カーボポル、ヘパリン/ゼラチン、ゼラチン/カルボキシメチルセルロース、B−ラクトグロブリン/アラビアゴム、もしくはグアー/デキストランの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 工程a)が3〜5の範囲のpHで実施されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 工程a)で前記ヨードプロパルギル化合物が、1つ以上の親水性コロイドの水溶液を基準として、0.5重量%〜50重量%の量で使用されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 工程a)で水溶液中の前記親水性コロイドの濃度が0.05重量%〜30重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 工程a)が0℃〜90℃の温度で行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 工程b)で使用されるコアセルベート化助剤が、塩、高分子電解質、アルコール類、アセトン、およびポリエチレングリコールまたはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 工程b)で前記反応混合物の周囲条件の変更が10以上へのpHの上昇によっておよび/または−5℃〜10℃への温度の低下によって行われることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ヨードプロパルギル化合物として、3−ヨード−2−プロピニルプロピルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(IPBC)、3−ヨード−2−プロピニル m−クロロフェニルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル フェニルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル−2,4,5−トリクロロフェニルエーテル、3−ヨード−2−プロピニル 4−クロロフェニルホルマール(IPCF)、ジ(3−ヨード−2−プロピニル)ヘキシルジカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルオキシエタノール エチルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルオキシエタノール フェニルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニル チオキソチオエチルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルカルバミン酸エステル(IPC)、N−ヨードプロパルギルオキシカルボニルアラニン、N−ヨードプロパルギルオキシカルボニルアラニンエチルエステル、3−(3−ヨードプロパルギル)ベンゾオキサゾール−2−オン、3−(3−ヨードプロパルギル)−6−クロロベンゾオキサゾール−2−オン、4−クロロフェニル3−ヨードプロパルギルホルマール、3−ヨード−2−プロピニルn−ヘキシルカーバメート、3−ヨード−2−プロピニルシクロヘキシルカーバメートまたはそれらの混合物を用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 工程c)で前記架橋が少なくとも1つのアルデヒドとの反応によって行われることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法によって得ることができるコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物。
  12. 請求項11に記載の少なくとも1つのコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物、少なくとも1つの溶剤または希釈剤、およびまた、必要に応じて、加工助剤および、必要に応じて、さらなる抗菌性化合物を含む殺菌性組成物。
  13. 工業材料を微生物による侵入および/または破壊から保護するための請求項11に記載のコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物または請求項12に記載の組成物の使用。
  14. 請求項11に記載の少なくとも1つのコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物を含む安定な水性分散液。
  15. 請求項11に記載の少なくとも1つのコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物と、殺カビ剤、殺菌剤、除草剤、殺虫剤、および殺藻剤からなる一連のものからの少なくとも1つのさらなる殺生物活性物質とを含む混合物。
  16. a)1つ以上の親水性コロイドの水溶液が、少なくとも1つのヨードプロパルギル化合物、ならびに殺カビ剤、殺菌剤、除草剤、殺虫剤、および殺藻剤からなる一連のものからの少なくとも1つのさらなる殺生物活性物質と混合され、そして
    b)コアセルベート化助剤を加えることによっておよび/または反応混合物の周囲条件を変更することによって、前記親水性コロイドが前記ヨードプロパルギル化合物および前記殺生物活性物質の粒子表面上に沈澱させられるかまたは沈積させられ、そして
    c)必要に応じて、コアセルベート化ヨードプロパルギル化合物と殺生物活性物質とのこのように調製された混合物のコアセルベート殻が架橋される
    ことを特徴とする請求項15に記載の混合物の調製方法。
  17. 任意の所望の順に、固体もしくは液体形態でのまたは、適切な場合、懸濁液もしくはエマルジョンとしての殺カビ剤、殺菌剤、除草剤、殺虫剤、および殺藻剤からなる一連のものからの少なくとも1つの殺生物活性物質が、既にコアセルベート化されたヨードプロパルギル化合物と混合されることを特徴とする請求項15に記載の混合物の調製方法。
  18. 請求項11に記載の少なくとも1つのコアセルベート化ヨードプロパルギル化合物を含む工業材料。
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