JP2009512595A - 底板が水上滑走性能を強化することを可能にする帆船用の船殻 - Google Patents
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Abstract
本発明は、水上滑走性能を強化することが可能である帆船用の船殻(1)に関する。帆船用の船殻(1)は、特定の輪郭形状を有する底部(2)を備える。前記底部(2)は、船首から船尾梁まで形成されたレール(3)を備え、前記レール(3)は、船尾梁の出口で水取入口と同様の幅、同様の深さである、船首から船尾梁までの2つの平行な通路(7、8)を結合する平坦な軸方向底板(6)によって形成され、前記通路が、2つの傾斜した平面(9、10)を形成するために底板(6)の両側で断面輪郭形状を有する底板(6)から派生し、第1のものよりも傾斜が少ない別のV字形状を形成する他の2つの傾斜部分(13、14)の傍にさらに延び、かつ上側の加工物(15、16)に至る2つの4分の1の円弧輪郭形状(11、12)を終点とする。本発明は、ボートに適用可能である。
Description
本発明は、水上滑走性能を強化することを可能にする、帆船用の船殻に関する。
本発明による船殻は、船首から船尾梁へ形成されたレールから成る特定の輪郭形状を備える底板を有する。
帆船の用途およびサイズに応じて、底板は、1つまたは複数の輪郭形状にされたレールを組み込むように構成されている。
船殻は、より特別には、1つまたは複数のモータを備える船のために意図されている。
本発明による船殻は、左舷および右舷への水しぶきを回避する。
船殻は、気泡と混合されたこの水の流れを回収する。したがって、この質量は圧縮可能であり、かつ船殻への衝撃の良好な吸収体である。
この流れは、船尾梁の後方へ排他的に方向付けられ、迅速な浮揚を確実にする。
水上での船殻の摩擦表面は明白に減少される。このことは、同じ出力に対する船の速度を増加させる。
従来の船殻と比較すると、浮上が生じた後、燃料消費は、同じ速度に対して2分の1になる。
このことは、従来型の船殻によって生じていた波をなくし、通路を有する船殻下を通過するこの波のエネルギーが、通路のおかげで速度、快適性(気泡の遮断)および航海中の挙動(方向およびロール)を改善する。
以下の特許によって最新技術を定義することができる。
DE4210546:船殻は、テーパ付きの船首セクション、中央セクションおよび船尾セクションを有する。各セクションは、キール溶接線の所で結合された2つの対称的な横方向セクションで作製されている。船尾が、船殻を完成させる。中央セクションは、1回の成形から成形されてもよい。ガンネルが、甲板と船室を結合するために、縁部内に形成される。横方向セクションは、船殻の下に傾斜した輪郭形状を有し、流線型の輪郭形状および剛性を提供するために、側部から中央に包囲された線を有する。別個の横材は必要とされない。使用例/利点−小型軽量船舶、ローボート、ディンギーボート。ステンレス鋼の最小使用、横材の使用を必要としない低コストの製造。
US−4.875.425:この発明は、船殻形状が深いV字底型であり、排水量モードで使用するように製造および構成されている船舶のための船殻形状を記載している。船殻は、複数の横方向溝、または別法として単一の横方向の形成物を組み込んでおり、流線型の涙形状で船殻の底板または基準線の下に延びている船首セクションを備える。好ましくは、船殻は、船殻の船尾梁の領域内でのその大きさが20%以上である、深いV字の船底勾配角度を有する。キールと水線の長さの間に延びている表面は、平坦ではなく、可展な凸状および凹状の幾何形状を有する。船殻の後方部分の線はすべて、ほぼ1/2からほぼ4の間の負の傾斜を有する。本発明は、従来は「丸形」の船殻形状がきわめて有利であったところの、比較的大きい排水量を有する排水量モードの船舶で深いV底型の船殻形状の公知の利点が使用されることを可能にする。
JP−600421187:主題:喫水線の近傍に対称的なスラットを配置することおよび前記スラットによって発生される渦の点によって船首波の渦を除去することによって、船首波の発生をなくし、波の圧力抵抗を低下させること。構成:流線型の断面を有する三角形の対称的なスラットが、船殻喫水線の近傍に固定される。上述のスラットは、船首の右および左へ前方に延びている。スラットの後方配置および幅は、スラットの縁部が、船殻が前進するときに発生されることになる船首波領域の前縁部に近接するように設計されている。船殻が方向(i)へ前進すると、円形流が、スラットの断面の周りに発生し、スラットの端部から隔離されて、渦の点を発生させる。渦の点の回転方向が、波の圧力によって生じる渦の回転に対して反転された場合、それらは、波の圧力によって生じる渦を相殺するように相互作用することになる。
US−5.522.333:この発明は、水面上を進行するように配置された主船殻を有する双胴船ボートにおいて、推進システムを記載している。船殻が長手方向前方へ延び、組合せが、それぞれ主船殻の下に離隔された2つのポンツーンを有し、ポンツーンが前方に延びており、支持手段が主船殻によって担持され、かつポンツーンを担持しており、それによってポンツーンが、ボートが積み込まれて休止しているとき水面下に少なくとも大部分水没し、ポンツーンがボートの通常の滑走速度で水面上を滑走することを可能にするように配置された付随するチャイムを有し、支持手段が、流線型の前縁部構造および上側スポンソン構造を有し、かつ支持手段が、長手方向の位置のポンツーンのそれぞれの最大幅より小さい、ポンツーンの上方にある高さで離隔された長手方向の位置の横方向厚さを有する。
GB−2.383.779:船舶が、船舶の長手方向中央軸で他方と出会うように単一の平面内に延びている各側面を有するその側面断面形状が「V」字型である船殻を有し、船舶がまた、船殻の長さに沿って延び、かつ2つの側面が出会うところの点から下向きに延びているキールを有し、船殻の各側面とキールとの間で形成される角度(Ω、図4)が、120°に等しく、この配置が、従来型の船殻形状と比較して、船舶に改善された浮力、安定性および流線化を提供する。
US−2005/34647:この発明は船舶が航海しているとき、水面を釣り合わせ、船舶の運動を安定化させるために船舶の船殻の下側船尾部分を上向きおよび下向きに動揺することを許すために、機械工学および流線化を組み込んでいる特殊な技術である。この発明はまた、船尾および舳先船殻を効率的に組立て、かつ外部要素の衝撃を減衰させるために設計プロセス中に衝撃吸収器を導入し、船舶が動いているときに船舶の全体的な運動を流線型にするために、ヒンジを使用する。
FR−2.765.180:この発明の技術分野は、造船、より詳細には、船の船殻の建造である。これは、高速船の、偽トリマランとも呼ばれる、後方スタビライザを有する単船殻であり、中央の浮体、および流線型にされた結合アームによってそれに結合された中央の浮体の後方に向かって配置されている、2つの短い横方向浮体を有する。この発明によると、3つの浮体の船殻は、いかなる速度でも常に部分的に水没しており、横方向浮体の船殻は、薄い調節可能な水没したキールを有し、3つの水中船殻の厚さの比は、0.25から0.35の間であり、幅に対する長さの比は12から20の間であり、横方向船殻の長さに対する中央の船殻の長さの比は、2.5から4.5の間である。
US4932347:その縁部が公称の水線の上に延びるように配置されている周縁部に沿って結合された上側および下側セクションを備えるジェット・スキー船殻。この発明によると、下側船殻セクションは、
1)スキーの船首からその船尾へ延びる中央セクション、
2)中央のセクションの両側の凹状のセクション、
3)周縁部の上側船殻セクションと結合され、周縁部から下向きおよび内向きに延びている、1対の側壁、および
4)各側壁の下側部分を各凹状セクションと結合している移行セクション。各凹状セクションは、旋回中、船殻がスリップすることを防止するために、それを通って水を通過させるために船殻の長さにほぼ延びている通路を画定している。
この特許では、中央の傾斜した平面は、2つの四分円の輪郭形状を終点としない。
DE4210546
US−4.875.425
JP−600421187
US−5.522.333
GB−2.383.779
US−2005/34647
FR−2.765.180
US4932347
1)スキーの船首からその船尾へ延びる中央セクション、
2)中央のセクションの両側の凹状のセクション、
3)周縁部の上側船殻セクションと結合され、周縁部から下向きおよび内向きに延びている、1対の側壁、および
4)各側壁の下側部分を各凹状セクションと結合している移行セクション。各凹状セクションは、旋回中、船殻がスリップすることを防止するために、それを通って水を通過させるために船殻の長さにほぼ延びている通路を画定している。
この特許では、中央の傾斜した平面は、2つの四分円の輪郭形状を終点としない。
本発明の目的は、従来型の船殻によって生じていた波をなくし、通路を有する船殻下を通過するこの波のエネルギーが、通路のおかげで速度、快適性(気泡の遮断)および航海中の挙動(方向およびロール)を改善することにある。
帆船用の船殻は、特殊な形状を有する底部を有し、その底部は、船首から船尾梁まで形成された少なくとも1つのレールを特徴とし、前記レールが、船尾梁の出口で水取入口と同様の幅、同様の深さである、船首から船尾梁までの2つの平行な通路を結合する平坦な軸方向底板によって形成され、その通路が、2つのV字形状の傾斜した平面を形成するために底板の両側で断面輪郭形状を有する底板の結果生じ、かつ第1の形状よりも傾斜が少ない第2のV字形状を形成する他の2つの傾斜部分の傍にさらに延び、かつ上側の加工物に至る2つの4分の1の円弧輪郭形状を終点とし、前記ガンネル上の2つの平坦な部分を終点とする。
一実施形態によると、これが主に速度のために設計されているかどうかに応じて、通路の幅は船殻の重量および帆船の用途によって様々である。
上述の通路の幅は、船殻の幅の1/3から40%を呈するような寸法にされている。
上述の通路の幅は、船殻の幅の1/3から40%を呈するような寸法にされている。
通路の2つのV字形状の傾斜した平面は、通路の弧を形成している円弧の始点に至るまで完全に真直ぐである。
通路の弧が、中央の水流および気泡が、船殻の後部までよく含まれ、それによってより良好な滑走を確実にするように4分の1円弧を形成している。
通路の2つのV字形状の傾斜した平面が、2つの通路の全幅の約6から10%を占めている平坦な長手方向の底板によって、その底板で接続されている。
好ましい実施形態によると、底板として働く通路のV字型の底板での平坦な部分は、2つの通路の全幅の10%に等しい幅を有する。
この底板は、一様な幅の水取入口を提供するために、船首から徐々に始まる。
上述の底板は、船殻輪郭形状の最も低い部分である。
好ましい実施形態によると、上述の底板は、衝撃を吸収するように強化されている。
通路の中央のV字形状を形成している2つの傾斜した平面は、第2のV字を形成している他の2つの平面よりも狭い中央のV字形状を形成するように傾斜されなければならない。
レールのV字形状を形成している傾斜した平面の角度は、40°から60°の間である。
船殻底板のV字形状を形成している傾斜した平面の角度は、55°から75°の間である。
2つのV字の間に約15°の差がある。
レール通路は、船殻の船首から船尾梁まで平行である。
レール通路は、船殻の船首から船尾梁まで同じ幅である。
通路は、船尾梁の出口まで水取入ゾーンと同じ深さを有する。
レール通路の弧の深さは、レールの全幅の約8から14%である。
レール通路の弧の深さは、レールの全幅の10%である。
通路は、船殻の舳先を始点としなければならない。
別の実施形態によると、船殻は、第1の通路と平行である2つの他の通路を備え、これらの第2の通路は、第1のV字形状(V1)よりも傾斜が少ない第3のV字形状(V3)を形成している2つの傾斜した平面を形成している底板の両側に断面輪郭形状を有し、第2の通路のこれら2つの傾斜した平面、第3の通路のV字形状(V3)は、前述の通路の弧を形成している円弧の始点まで完全に真直ぐである。
これらの通路の弧は、第1の通路の2倍以下の深さである。
第2の通路の弧の幅は、船殻の幅の1/12から1/30である。
第1の通路の弧の幅は、船殻の幅の1/24から1/60である。
第2の通路の始点は、舳先から船尾または船尾梁までの、船殻の長さの3分の1に位置している。
第3のV字形状(V3)を形成している第2の通路は、最終的な横方向の水の突出を除去する。
添付の図面は、一例として与えられており、限定するものではない。これらは、本発明の一実施形態を表しているにすぎず、それを理解することを容易にする。
帆船用の船殻1は、底板および特殊な輪郭形状を有する。
この底板2は、船首から船尾梁5へ形成された少なくとも1つのレール3を特徴とする。
前記レール3は、船首4から船尾梁5まで平行な2つの通路7および8を結合する平坦な軸方向底板6で作製されている。
これらの通路7および8は、船首4から船尾梁5まで水取入ゾーンと同じ幅および深さである。
軸方向底板6から取られたこれらの2つの通路7および8は、断面輪郭形状を有し、底板6の両側で、第1のV字、V1を形成する2つの傾斜した平面9および10を形成している。これらの2つの傾斜した平面9、10は、円弧11および12を形成する2つの輪郭形状の傍のそれらの上側部分を終点とし、円弧11および12は、第1のV1よりも傾斜の少ない、第2のV字、V2を形成している他の2つの傾斜部分13および14の傍にさらに延び、前記傾斜部分13、14は、上側加工物15および16に至る。
上側加工物15および16に至るこれらの傾斜部分13、14は、2つの平坦な部分17および18を終点とする。
通路7、8の幅Bは、船殻の幅Aの1/3から40%を呈する寸法を有する。
通路7、8の第1のV字形状V1を形成している2つの傾斜した平面9および10は、通路7、8の弧を形成している弧または円の輪郭形状11および12の始点まで、完全に真直ぐである。
通路7、8の弧は、より良好な滑走を確実にするために、中央の水流および気泡が船殻の後部までよく含まれるように、4分の1円弧形状を有する。
気泡と水の混合は、この質量が圧縮されることを可能にし、したがって衝撃をよく吸収することができる。
このようにして、帆船は、低速であっても高速であっても、より良く波を吸収する。
通路の2つのV字形状の傾斜した平面9および10は、底板6によって底面で相互接続されている。
この平坦な長手方向の底板6は、2つの通路の全幅、すなわちBの、約6から10%である。
図4に示した実施形態によると、底板6の幅は、図4でBの符号が付けられている2つの通路の全幅と比較して8%を占めている。
この底板6は、水取入口の一様な幅を提供するように船首4から徐々に始まっている。
底板6の始点は、図9、11および12で船首の高さに見えている。
底板6はもちろん、衝撃を吸収するために様々な材料によって強化されてもよい。
この底板6は、ストランディング・ソール(stranding sole)として働いてもよい。
通路の中央のV字形状を形成している図10でV1の符号が付けられている中央のV字形状を形成している2つの傾斜した平面9および10は、第2のV、すなわち図2で符号が付けられているV2を形成する他の2つの傾斜部分13および14よりも狭い中央V1を形成するために、より大きな傾斜を有さなければならない。
レールのV字形状V1を形成している傾斜した平面9と10の間の角度は、40°から60°の間である。
V字形状V2を形成している傾斜部分13と14の間の角度は、55°から75°の間である。
図4で強調しているように、V1とV2の間の角度の差βは、約15°である。
様々な図に示されているように、レール3の通路7、8は、船首4から船尾梁5まで同じ幅である。
通路7、8は、水取入ゾーンから船尾梁5の出口まで同じ深さである。
図12で特に示されている通路7、8の始点は、これらが、舳先すなわち船首4で始まらなければならないことを強調している。
レールの通路の弧の深さは、レールの全幅、すなわちBの約8から14%である。
好ましい実施形態によると、レールの通路の弧の深さは、レールの全幅、すなわちBの10%である。
帆船は、モータ付きボート、セール・ボート、水中翼船、海上スクーターまたはジェット・スキーであってよい。
図15から19は、他の2つの通路19および20を備える実施形態を強調しており、これらの第2の通路19および20は、第1の通路7および8に対して平行である。
これらの第2の通路19および20は、第3のV字形状(V3)を形成する2つの傾斜した平面21および22を形成するために底板の両側に断面を有し、これらの傾斜した平面21および22は、通路19および20の弧を形成している円弧輪郭形状23、24の始点まで完全に真直ぐである。
2つの傾斜した平面21および22は、第1のV字形状(V1)を形成している平面9および10よりも傾斜が少ない。
これらの通路19および20の弧の深さは、第1の通路7および8の2倍少ない深さであり、第2の通路のこれらの円弧輪郭形状23、24の弧の幅は、船殻の幅の1/12から1/30である。
第2の通路19および20の始点は、舳先から船尾または船尾梁までの船殻に沿った3分の1に位置している。
1 船殻
2 底板
3 レール
4 船首
5 船尾梁
6 軸方向底板
7 通路
8 通路
9 傾斜した平面
10 傾斜した平面
第1のV字形状 V1
11 円弧輪郭形状
12 円弧
13 V2を形成する傾斜部分
14 V2を形成する傾斜部分
第2のV字形状 V2
15、16 上側の加工物
17 平坦部分
18 平坦部分
B 通路の幅
A 船殻(底板)第3のVの幅
β V1およびV2の15°の角度差
第3のV字形状 V3
19 通路
20 通路
21 第3のV字形状(V3)の傾斜した平面
22 第3のV字形状(V3)の傾斜した平面
23 円弧輪郭形状
24 円弧輪郭形状
2 底板
3 レール
4 船首
5 船尾梁
6 軸方向底板
7 通路
8 通路
9 傾斜した平面
10 傾斜した平面
第1のV字形状 V1
11 円弧輪郭形状
12 円弧
13 V2を形成する傾斜部分
14 V2を形成する傾斜部分
第2のV字形状 V2
15、16 上側の加工物
17 平坦部分
18 平坦部分
B 通路の幅
A 船殻(底板)第3のVの幅
β V1およびV2の15°の角度差
第3のV字形状 V3
19 通路
20 通路
21 第3のV字形状(V3)の傾斜した平面
22 第3のV字形状(V3)の傾斜した平面
23 円弧輪郭形状
24 円弧輪郭形状
Claims (18)
- 特定の輪郭形状を有する底部(2)を備える帆船用の船殻(1)であって、上述の底部(2)が、船首(4)から船尾梁(5)まで形成された少なくとも1つのレール(3)を特徴とし、前記レール(3)が、船尾梁(5)の出口で水取入口と同様の幅、同様の深さである、船首(4)から船尾梁(5)までの2つの平行な通路(7、8)を結合する平坦な軸方向底板(6)によって形成され、前記通路が、第1の形状V(V1)を形成している2つの傾斜した平面(9、10)を形成するために底板(6)の両側で断面輪郭形状を有する底板(8)の結果生じ、第1のものよりも傾斜が少ない別のV字形状(V2)を形成する他の2つの傾斜部分(13、14)の傍にさらに延び、かつ上側の加工物(15、16)に至る2つの4分の1の円弧輪郭形状(11、12)を終点とすることを特徴とする船殻。
- 前記通路(7、8)の幅が、船殻(1)の幅の1/3から40%を占めていることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- 通路(7、8)の第1のV字形状(V1)の2つの傾斜した平面(9、10)が、通路(7、8)の弧を形成する円弧(12、13)の始点まで完全に真直ぐであることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- 通路(7、8)の弧が、中央の水流および気泡が、船殻(1)の後部までよく含まれ、それによってより良好な滑走を確実にするように、4分の1円弧を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の帆船用の船殻。
- 通路(7、8)の第1のV字形状(V1)の2つの傾斜した平面(9、10)が、2つの通路の全幅の約6から10%を占めている平坦な長手方向の底板(6)によって、その底板で接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の帆船用の船殻。
- 底板(6)として働く通路(7、8)の第1のV字形状(V1)の底板の平坦部分が、2つの通路(7、8)の全幅の8%に等しい幅を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の帆船用の船殻。
- 底板(6)が、一様な幅の水取入口を提供するために、船首(4)から徐々に始まっていることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- 前記底板が、船殻(1)の輪郭形状の最も低い部分であることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- 通路(7、8)の第1の中央のV字形状(V1)を形成している2つの傾斜した平面(9、10)が、第2のV字形状(V2)を形成している他の2つの傾斜部分(13、14)よりも狭い第1の中央のV字形状(V1)を形成するようにより傾斜されなければならないことを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- レールのV字形状を形成している傾斜した平面の角度は、40°から60°の間であることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- 船殻(1)底板のV字形状(V2)を形成している傾斜した平面(13、14)の角度が、55°から75°の間であることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- レール(3)の通路(7、8)が、船殻(1)の船首(4)から船尾梁(5)まで平行であり、レール(3)の通路(7、8)が、船殻(1)の船首(4)から船尾梁(5)まで同じ幅であり、通路(7、8)が、水取入ゾーンから船尾梁(5)の出口まで同じ深さであることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- レール(3)の通路(7、8)の弧の深さが、レールの全幅の約8から14%であることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- レール通路(7、8)の弧の深さが、レール(3)の全幅の10%であることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- 上述の船殻が、第1の通路(7、8)と平行な他の2つの通路(19、20)を備え、これらの第2の通路(19、20)が、第1のV字形状(V1)よりも傾斜が少ない第3のV字形状(V3)を形成している2つの傾斜した平面(21、22)を形成している底板の両側に断面輪郭形状を有し、第2の通路(19、20)および第3のV字形状通路(V3)のこれらの2つの傾斜した平面(21、22)が、前述の通路(19、20)の弧を形成する円弧(23、24)の始点まで完全に真直ぐであることを特徴とする請求項1に記載の帆船用の船殻。
- これらの通路(19、20)の弧の深さが、第1の通路の弧の深さよりも2倍少ないことを特徴とする請求項15に記載の帆船用の船殻。
- これらの第2の通路の弧の幅が、船殻の幅の1/12から1/30であることを特徴とする請求項15に記載の帆船用の船殻。
- これらの第2の通路(19、20)が、舳先から船尾または船尾梁へ船殻に沿った3分の1に配置されていることを特徴とする請求項15に記載の帆船用の船殻。
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