JP2009302606A - 伝送線路及び伝送線路の製造方法 - Google Patents

伝送線路及び伝送線路の製造方法 Download PDF

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伊藤  猛
Takeshi Kurosaki
武志 黒崎
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Abstract

【課題】信号の伝送損失を低減した伝送線路及び伝送線路の製造方法を提供する。
【解決手段】一定の厚さを有する絶縁性基板、前記絶縁性基板の上面に形成した信号電極12、及び、前記絶縁性基板の下面に形成した接地電極13とにより構成される伝送線路において、前記絶縁性基板に信号電極12から接地電極13へ延びる電気力線により前記絶縁性基板の実効的な誘電率と誘電正接を低減させる空洞を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、波形劣化なく高速電気信号を伝送させる低損失な伝送線路及び伝送線路の製造方法に関する。
近年、各種素子の特性向上や各種通信技術の進展によって、高周波信号を低損失で伝送させる伝送線路技術が重要になってきている。
図11は、従来の伝送線路の構造を示した図である。なお、図11(a)は上面、図11(b)は裏面、図11(c)は信号電極の長手方向の側面、図11(a)は信号電極の幅方向の側面を示した図である。
図11に示すように、従来の伝送線路においては、誘電体基板(絶縁性基板)61の上下に信号電極62と接地電極63を形成したマイクロストリップ線路が多用されている(下記非特許文献1参照)。
このようなマイクロストリップ線路に高速な信号を伝送させようとする場合において、反射により信号劣化が起きないように、特定の特性インピーダンスに合わせて線路の設計が行われることが多い。また、マイクロストリップ線路は伝送信号速度が速くなるに従い、伝送損失が増大するため、伝送損失の小さな線路が用いられる。
特性インピーダンスは、信号電極62の幅、厚み、誘電体基板の厚みや誘電体基板の誘電率によって変化する。また、伝送損失は、信号電極62の幅、厚み、誘電体基板の誘電率や誘電正接によって変化する。このため、特性インピーダンスを維持したまま伝送損失を低減する手法として、誘電正接の小さい低誘電率の誘電体基板を用いて、信号電極62の幅を広くするという手法が用いられる。
豊田 英弘、外4名、「10Gbit/s高周波信号伝送に適したプリント配線板構造と特性評価」、電子情報通信学会論文誌、Vol.J87−C、No.11、2004年11月、p.847−856
しかしながら、信号速度が10GHz以上へと高速化するにつれて、伝送線路には更なる低損失化が求められるようになり、上述したような低損失化手法に限界が生じていた。
また、従来、フレキシブルプリント基板を用いてマイクロストリップ線路を実現する構造がよく用いられる。
図12は、従来のフレキシブルプリント基板を用いた伝送線路の断面図である。
図12に示すように、接着剤74,76で接着された信号電極73と接地電極77を有するポリイミドフィルム75に、接着剤72を有するポリイミドフィルム71、接着材78を有するポリイミドフィルム79を挟んで貼り合わせ形成する構成にしたものである。この場合、フレキシブルプリント基板の可撓性を保つため、ポリイミドフィルム75を薄くして、信号電極73の幅を狭くする必要があった。このため、伝送損失が大きくなってしまうという問題があった。
以上のことから、本発明は、信号の伝送損失を低減した伝送線路及び伝送線路の製造方法を提供することを目的とし、特に10GHz以上の高速信号を波形ひずみなく伝送させる場合において、信号の伝送損失を低減した伝送線路及び伝送線路の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係る伝送線路は、
一定の厚さを有する絶縁性基板、前記絶縁性基板の上面に形成した信号電極、及び、前記絶縁性基板の下面に形成した接地電極とにより構成される伝送線路において、
前記絶縁性基板に信号電極から接地電極へ延びる電気力線により前記絶縁性基板の実効的な誘電率と誘電正接を低減させる空洞を備えた
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第2の発明に係る伝送線路は、第1の発明に係る伝送線路において、
前記空洞は、前記信号導体の両端から前記信号導体の幅の3倍以内の前記信号導体を包含する領域に対面する前記絶縁性基板の一部又は全体に形成されたものである
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第3の発明に係る伝送線路は、
一定の厚さを有する第一の絶縁性基板の下面に形成した信号電極、及び、信号伝送方向に形成した長穴を有する第二の絶縁性基板を、前記信号電極の両端から前記信号電極の幅の3倍以内の前記信号電極を包含する領域と前記長穴とが対面するように貼り合わされ、
更に、前記第二の絶縁性基板、及び、上面に接地電極を形成した第三の絶縁性基板を貼り合わされたものである
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第4の発明に係る伝送線路は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つに係る伝送線路において、
前記絶縁性基板は可撓性材料で形成されたものである
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第5の発明に係る伝送線路の製造方法は、
一定の厚さを有する絶縁性基板、前記絶縁性基板の上面に形成した信号電極、及び、前記絶縁性基板の下面に形成した接地電極とにより構成される伝送線路の製造方法において、
前記絶縁性基板に信号電極から接地電極へ延びる電気力線により前記絶縁性基板の実効的な誘電率と誘電正接を低減させる空洞を形成する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第6の発明に係る伝送線路の製造方法は、第5の発明に係る伝送線路の製造方法において、
前記空洞は、前記信号導体の両端から前記信号導体の幅の3倍以内の前記信号導体を包含する領域に対面する前記絶縁性基板の一部又は全体に形成する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第7の発明に係る伝送線路の製造方法は、
一定の厚さを有する第一の絶縁性基板の下面に形成した信号電極、及び、信号伝送方向に形成した長穴を有する第二の絶縁性基板を、前記信号電極の両端から前記信号電極の幅の3倍以内の前記信号電極を包含する領域と前記長穴とが対面するように貼り合わせ、
更に、前記第二の絶縁性基板、及び、上面に接地電極を形成した第三の絶縁性基板を貼り合わせる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第8の発明に係る伝送線路の製造方法は、第5の発明から第7の発明のいずれか1つに係る伝送線路の製造方法において、
前記絶縁性基板は可撓性材料で形成する
ことを特徴とする。
本発明によれば、信号の伝送損失を低減した伝送線路及び伝送線路の製造方法を実現することが可能であり、特に10GHz以上の高速信号を波形ひずみなく伝送させる場合において、信号の伝送損失を低減した伝送線路及び伝送線路の製造方法を実現することが可能である。
以下、本発明に係る伝送線路及び伝送線路の製造方法の実施例について、図面を参照して説明する。
以下に本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の構造及び構成方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の断面図である。
図1に示すように、本実施例に係るマイクロストリップ線路では、信号電極12は、誘電体基板(絶縁性基板)11−1上に形成されている。信号電極12の材質は銅であり、厚みは30ミクロンである。接地電極13は、誘電体基板(絶縁性基板)11−3下に形成されている。接地電極13の材質は銅であり、厚みは30ミクロンである。また、誘電体基板(絶縁性基板)11−2には空洞である貫通穴16が形成されており、貫通穴16の幅は5ミリメートルである。なお、誘電体基板11−1,11−2,11−3には可撓性材料を用いることもできる。
図2は、本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の構成方法を示した図である。
図2に示すように、各誘電体基板11−1,11−2,11−3を貼り合わせることによって、本実施例に係るマイクロストリップ線路を構成する。この際、貫通穴16の両端は、信号電極12の両端から測定して、信号電極12の幅wの3倍以内の距離d以内の信号電極12を包含する位置に配置する。つまり、貫通穴16の両端は、信号電極12の両端から測定して、d≦3wの信号電極12を包含する位置に配置する。
これは、信号電極12の長手方向の両端から信号電極12の幅の3倍以内の位置から外れた位置では、信号電極12から接地電極13へ延びる電気力線が少なく、誘電体基板11−2の実効的な誘電率と誘電正接を低減させる効果を十分に発揮することができなくなるためである。
ここで、本発明に係る伝送線路に含まれる構造例と含まれない構造例を示す。図3は、本発明に係る伝送線路に含まれる構造例を示した図、図4は、本発明に係る伝送線路に含まれない構造例を示した図である。なお、本実施例では、例として、信号電極12の長手方向の両端から信号電極12の幅の3倍以内となるように値を設定したが、本発明の本質は信号電極12から接地電極13へ延びる電気力線により誘電体基板11−2の実効的な誘電率と誘電正接を低減させるという所にあり、誘電体基板11−2の実効的な誘電率と誘電正接を低減させる効果を発揮するのに十分な信号電極12から接地電極13へ延びる電気力線を得られる範囲内であればこれ以外の値を適宜設定することも可能である。
本実施例においては、各誘電体基板11−1,11−2,11−3の厚みは100ミクロン、材質はFR−4で、誘電率4.4、誘電正接0.02である。このマイクロストリップ線路で特性インピーダンス50Ωが要求されるような場合において、信号電極12の幅wは900ミクロンに設定される。
次に、本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の伝送損失特性について説明する。
図5は、本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の伝送損失を高周波電磁界シミュレータ(HFSS)により計算した結果を示した図である。
なお、図5においては、横軸に信号周波数、縦軸に伝送損失を示している。また、この図5には比較のため、長穴の開いていない誘電体基板61を用いた図11に示す従来のマイクロストリップ線路での計算結果も示している。なお、従来構造のマイクロストリップ線路の信号電極62の幅は、特性インピーダンスを50Ωとするため、540ミクロンにしている。
図5に示すように、10GHzでは、従来のマイクロストリップ線路と第1の実施例に係るマイクロストリップ線路共に、伝送損失が0.5dB以下と小さい。信号周波数が増大するに従い伝送損失も増大し、40GHzになると、従来構造では1dB以上の伝送損失を示すのに対し、第1の実施例に係るマイクロストリップ線路では0.5dB以下の損失に留まっていることがわかる。
更に、信号周波数が60GHzまで増大すると、従来のマイクロストリップ線路では2dB以上と伝送損失が拡大するが、第1の実施例に係るマイクロストリップ線路では0.7dB程度の損失であった。従来のマイクロストリップ線路と同等の0.5dB/cm以下の伝送損失が要求されると仮定すると、従来のマイクロストリップ線路では10GHz程度までしか使用できなかったものが、第1の実施例に係るマイクロストリップ線路では、40GHz程度まで使用することができることを示している。
以上のように、本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路を作製すれば、信号電極12の直下に誘電正接のない空洞を設けることができ、これにより誘電体基板11−2の実効的な誘電率と誘電正接を小さくすることができるため、伝送損失を低減した伝送線路を実現することができる。
以下に本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の構造及び構成方法について説明する。
図6は、本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の断面図である。
図6に示すように、本実施例に係るマイクロストリップ線路は、ポリイミドフィルム(絶縁性基板)31,35,39、接着剤32,34,36,38、銅箔33,37により構成されている。なお、貫通穴313は後述する可撓性誘電体フィルム310,311,312により囲まれる空洞である。
図7は、本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の構成方法を示した図である。
はじめに、フレキシブルプリント基板用の基板材料として、銅箔積層の可撓性誘電体フィルム310を用意する。この銅箔積層の可撓性誘電体フィルム310は、ポリイミドフィルム31上と、シート状の接着剤32及び銅箔33で構成されており、ポリイミドフィルム31の厚みは12.5ミクロン、接着剤32の厚みは13ミクロン、銅箔33の厚みは35ミクロンである。なお、図6,7では、シート状の銅箔33に化学的エッチング等を施し、マイクロストリップ線路の信号電極としている。
次に、両面に接着剤34,36が形成された可撓性誘電体フィルム311を用意する。この可撓性誘電体フィルム311に、貫通穴313を銅箔33とほぼ同じ長さに形成する。ここでは、貫通穴313の幅を500ミクロンにしている。なお、可撓性誘電体フィルム311を構成するポリイミドフィルム35の厚みは50ミクロン、接着剤34,36の厚みは13ミクロンである。
最後に、片面に銅箔37を積層した可撓性誘電体フィルム312を用意する。なお、この可撓性誘電体フィルム312を構成するポリイミドフィルム39の厚みは12.5ミクロン、接着剤38の厚みは13ミクロン、銅箔37の厚みは18ミクロンである。
以上説明した3枚の可撓性誘電体フィルム310,311,312を図6に示すように貼り合わせることにより、本実施例に係るマイクロストリップ線路を形成する。
この際、貫通穴313は、銅箔33の両端から測定して、銅箔33の幅の3倍以内の距離以内の銅箔33を包含する位置に配置する。
本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路に特性インピーダンス50Ωが要求される場合においては、信号電極の幅を150ミクロンに設定すればよい。
また、上述した本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の別の形態を図8,9に示す。図6は、本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の断面図、図7は、本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の構成方法を示した図である。
なお、上述した構造との違いは、信号電極33と接地電極の銅箔37とが短絡しないように、ポリイミド保護膜41,42を形成した点である。各ポリイミド保護膜41,42の厚みは10ミクロンである。
本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の別の形態に特性インピーダンス50Ωが要求される場合においては、信号電極の幅を110ミクロンに設定すればよい。なお、信号電極の幅は、ポリイミドフィルム31,35,39、接着剤32,34,36,38、ポリイミド保護膜41,42の誘電率は3.4、誘電正接は0.034として計算した設計値である。
次に、本発明の第2の実施例及び第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路の伝送損失特性について説明する。
図10は、本発明の第2の実施例及び第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路の伝送損失を高周波電磁界シミュレータ(HFSS)により計算した結果を示した図である。
なお、図10においては、横軸に信号周波数、縦軸に伝送損失を示している。また、参考として、従来のフレキシブルプリント基板について計算した結果についても示している。
図10に示すように、10GHzでは、従来のマイクロストリップ線路では伝送損失が0.6dBと比較的大きくなっているが、第2の実施例に係るマイクロストリップ線路及び第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路では共に0.2dB以下と小さくなっている。
信号周波数が増大するに従い伝送損失も増大し、30GHzになると、従来のマイクロストリップ線路では1.7dBの伝送損失を示すのに対し、第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路では、ポリイミド保護膜41,42の誘電正接の影響で0.5dB程度と大きくなっているものの、ポリイミド保護膜のない第2の実施例に係るマイクロストリップ線路では、0.3dB以下の損失に留まっていることがわかる。
更に、信号周波数が60GHzまで増大すると、従来のマイクロストリップ線路では3.5dBと伝送損失が拡大するが、第2の実施例に係るマイクロストリップ線路では0.5dB以下の損失を示し、第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路でも、0.9dBの伝送損失であった。
従来のマイクロストリップ線路の線路における10GHzの伝送損失0.6dB/cm程度の値が、伝送線路の性能指数として要求されると仮定すると、以上の結果から、第2の実施例に係るマイクロストリップ線路とすることで信号周波数が30GHz〜60GHz程度まで使用可能な伝送線路が実現できることがわかる。
以上のように、本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路を作製すれば、貫通穴313を有する可撓性誘電体フィルム311を使用することで、信号電極である銅箔33の直下に誘電正接のない空洞を設けることができ、基板の実効的な誘電率と誘電正接が小さくなることで、従来、伝送損失低減に障害となっていた誘電正接による伝送損失の増大を回避することができ、伝送損失を低減した伝送線路を実現することができる。
なお、上述した各実施例においては、マイクロストリップ線路を例に挙げたが、これ以外にも、例えば、コプレナ線路に適用してもよい。また、基板の誘電正接を減らすため、誘電正接のない空洞を用いたが、空洞の代わりに、誘電正接が小さいことで知られているシリコーンや液晶ポリマーを用いてもよい。
また、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく様々に変形が可能であるということは、当該技術分野における常識的な知識を持つ者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきものである。
本発明は、波形劣化なく高速電気信号を伝送させる低損失な伝送線路に利用することが可能である。
本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の断面図である。 本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の構成方法を示した図である。 本発明に係る伝送線路に含まれる構造例を示した図である。 本発明に係る伝送線路に含まれない構造例を示した図である。 本発明の第1の実施例に係るマイクロストリップ線路の伝送損失を高周波電磁界シミュレータ(HFSS)により計算した結果を示した図である。 本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の断面図である。 本発明の第2の実施例に係るマイクロストリップ線路の構成方法を示した図である。 本発明の第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路の断面図である。 本発明の第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路の構成方法を示した図である。 本発明の第2の実施例及び第2の実施例の別の形態に係るマイクロストリップ線路の伝送損失を高周波電磁界シミュレータ(HFSS)により計算した結果を示した図である。 従来の伝送線路の構造を示した図である。 従来のフレキシブルプリント基板を用いた伝送線路の断面図である。
符号の説明
11−1 誘電体基板
11−2 誘電体基板
11−3 誘電体基板
12 信号電極
13 接地電極
16 貫通穴
w 信号電極の幅
d 信号電極の両端から貫通穴の縁までの距離
31 ポリイミドフィルム
32 接着剤
33 銅箔
34 接着剤
35 ポリイミドフィルム
36 接着剤
37 接地電極
38 接着剤
39 ポリイミドフィルム
310 可撓性誘電体フィルム
311 可撓性誘電体フィルム
312 可撓性誘電体フィルム
313 貫通穴
41 信号電極の保護膜
42 接地電極の保護膜
61 誘電体基板
62 信号電極
63 接地電極
71 ポリイミドフィルム
72 接着剤
73 信号電極
74 接着剤
75 ポリイミドフィルム
76 接着剤
77 接地電極

Claims (8)

  1. 一定の厚さを有する絶縁性基板、前記絶縁性基板の上面に形成した信号電極、及び、前記絶縁性基板の下面に形成した接地電極とにより構成される伝送線路において、
    前記絶縁性基板に信号電極から接地電極へ延びる電気力線により前記絶縁性基板の実効的な誘電率と誘電正接を低減させる空洞を備えた
    ことを特徴とする伝送線路。
  2. 前記空洞は、前記信号導体の両端から前記信号導体の幅の3倍以内の前記信号導体を包含する領域に対面する前記絶縁性基板の一部又は全体に形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送線路。
  3. 一定の厚さを有する第一の絶縁性基板の下面に形成した信号電極、及び、信号伝送方向に形成した長穴を有する第二の絶縁性基板を、前記信号電極の両端から前記信号電極の幅の3倍以内の前記信号電極を包含する領域と前記長穴とが対面するように貼り合わされ、
    更に、前記第二の絶縁性基板、及び、上面に接地電極を形成した第三の絶縁性基板を貼り合わされたものである
    ことを特徴とする伝送線路。
  4. 前記絶縁性基板は可撓性材料で形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の伝送線路。
  5. 一定の厚さを有する絶縁性基板、前記絶縁性基板の上面に形成した信号電極、及び、前記絶縁性基板の下面に形成した接地電極とにより構成される伝送線路の製造方法において、
    前記絶縁性基板に信号電極から接地電極へ延びる電気力線により前記絶縁性基板の実効的な誘電率と誘電正接を低減させる空洞を形成する
    ことを特徴とする伝送線路の製造方法。
  6. 前記空洞は、前記信号導体の両端から前記信号導体の幅の3倍以内の前記信号導体を包含する領域に対面する前記絶縁性基板の一部又は全体に形成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の伝送線路の製造方法。
  7. 一定の厚さを有する第一の絶縁性基板の下面に形成した信号電極、及び、信号伝送方向に形成した長穴を有する第二の絶縁性基板を、前記信号電極の両端から前記信号電極の幅の3倍以内の前記信号電極を包含する領域と前記長穴とが対面するように貼り合わせ、
    更に、前記第二の絶縁性基板、及び、上面に接地電極を形成した第三の絶縁性基板を貼り合わせる
    ことを特徴とする伝送線路の製造方法。
  8. 前記絶縁性基板は可撓性材料で形成する
    ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の伝送線路の製造方法。
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