JP2009301063A - 撮像装置、撮像装置に適用される制御方法 - Google Patents

撮像装置、撮像装置に適用される制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 撮像装置等の光学系の設計に自由度を持たせられるようにする。
【解決手段】 撮像装置は、光学系301、303により結ばれた像を電気信号に変換する撮像手段304と、撮像手段304で変換された電気信号を処理して静止画像データを得る静止画像信号処理手段307と、静止画像データを記録する静止画記録手段308と、撮像手段304で変換された電気信号を処理して動画像データを得る動画像信号処理手段309、305と、動画像データを記録する動画記録手段306とからなる。さらに、光学系301、303の焦点距離を検出する焦点距離検出手段310と、検出された焦点距離に応じて、上記静止画記録手段308での記録を禁止する制御手段311とを備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光学系を用いて画像を取り込む撮像装置、撮像装置に適用される制御方法に関するものである。
従来から特許文献1のような静止画像及び動画像の記録を可能とした撮像装置が提案されている。例えば、ビデオカメラとテープレコーダとを一体とし、動画像の記録と静止画像の記録とを同一のテープ上に記録できる撮像装置や、動画像はテープに記録し静止画像はメモリなどの別の記録メデイアに記録する撮像装置などがある。
特開平9−181959号公報
近年の撮像装置では、撮像素子の高画素化が進んでいる。ところが、撮像素子の高画素化が進むと、それに伴いレンズ光学系も大型化してしまうことが考えられる。これは、高画素化に対応した光学解像度を得るための大型化であり、たとえ撮像素子の撮像領域(イメージサイズ)の大きさが変わらなくとも、高画素に対応した光学系を設計せざるをえないためである。
特に、静止画撮影においては銀塩カメラに迫る画素密度の撮像素子が実用化されており、上記従来例で述べた静止画像及び動画像の記録を可能とした撮像装置においても、そのような高画素の撮像素子が採用されつつある。
しかし、その反面、動画像においてはNTSC等、既存の動画撮影方式に準拠する映像フォーマットがいまだ主流であり、上記のような高画素の撮像素子の解像能力を発揮するほどの解像度で記録する必要はない。
従って、高画素の撮像素子を用い、静止画像及び動画像の記録を可能とする撮像装置を考えると、それまでの撮像装置に比べ静止画の解像度は改善されるものの、レンズ光学系の大型化を生じ、しかも、動画像の解像度は従来なみのシステムとなってしまう。
さらに、焦点距離が可変な光学系であるいわゆるズームレンズでは、レンズ光学系の大型化は顕著に現れ、特に可変焦点距離比(ズーム比)が増すにつれ、その割合は増す傾向にある。
本発明は、光学系の設計に自由度を持たせられ、光学系を小型化できる撮像装置、撮像装置に適用される制御方法を提供しよとするものである。
上記目的を達成するために本発明は、焦点距離が可変である光学系を透過した被写体光学像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子で得られた電気信号を処理して第1の解像度の画像信号を得る第1の信号処理及び前記第1の解像度より高解像度の第2の解像度の画像信号を得る第2の信号処理を行う画像信号処理手段と、前記焦点距離によって定まる前記光学系の解像力が所定の解像力よりも小さい場合は前記第2の信号処理に対して所定の制限を行い、そうでない場合および前記第1の信号処理の場合は前記制限を行うことなく前期画像信号処理手段の処理を行わせる制御手段とを有する。
以上説明したように本発明によれば、光学系の設計に自由度を持たせられ、光学系を小型化できる撮像装置、撮像装置に適用される制御方法を提供できるものである。
第1の実施形態における撮像装置を示すブロック図である。 焦点距離と有効像円径の関係を示したグラフである。 焦点距離と有効像円径の関係を示した図である。 第1の実施形態の撮像装置の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における撮像装置を示すブロック図である。 焦点距離と有効像円径の関係を示したグラフである。 焦点距離と有効像円径の関係を示した図である。 第2の実施形態の撮像装置の処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における撮像装置を示すブロック図である。 第3の実施形態の撮像装置の処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態における撮像装置を示すブロック図である。 焦点距離と解像力の関係を示したグラフである。 第4の実施形態の撮像装置の処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態における撮像装置を示すブロック図である。 焦点距離とコントラストの関係を示したグラフである。 第5の実施形態の撮像装置の処理を示すフローチャートである。 第6の実施形態における撮像装置を示すブロック図である。 第6の実施形態の撮像装置の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では、ビデオカメラ、テープレコーダ、メモリを一体とし、動画像はテープレコーダで記録し、静止画像はメモリなどに記録するといったように、動画像と静止画像を2つの異なる記録メデイアにそれぞれ記録する撮像装置を例に挙げ説明する。
同図において、301はレンズ、302は絞り、304はCCDなどの光電変換素子からなる撮像素子である。レンズ301を通過した光は、絞り302を通過して、撮像素子304の撮像面に被写体像を結像させる。撮像素子304は、撮像面に結像された光の強度に応じた電荷量の電気信号を発生させる。
また、303は焦点距離を可変とするズームレンズであり、ユーザの設定によりその位置が自在に動くことで焦点距離を可変にする。310はズームレンズ303の位置を検出するためのズームエンコーダであり、焦点距離を電気的に検出する。
305は動画像の信号処理回路である。306は動画像を磁気テープなどのメデイアに記録するVTR等からなる動画記録装置である。309はサンプルホールド回路で、撮像素子304より得られる連続した撮像画像信号の一部を選択的に保持し連続的に読み出す。撮像素子304より得られた電気信号は、特に高画素CCDを用いた場合、その中央の一部などの例えばNTSC方式で必要な情報量に応じた所定エリアから得られる信号のみサンプルホールド回路309にて選択される。そして、動画像信号処理回路305にてNTSC方式に準じた信号のような連続的な動画像に変換され、動画記録装置306にてビデオテープ等に記録される。
307は静止画像の信号処理回路で、JPEG等の画像データ・フォーマットに代表されるような圧縮信号処理回路などから構成される。308は静止画記録装置である。撮像素子304より得られた電気信号は、静止画像信号処理回路307を経て、静止画記録装置308により静止画像がメモリなどのメデイアに記録される。さらに、311は静止画記録を制御するための静止画記録制御回路であるが、その詳細については後述する。
なお、図示しないが、基準タイミング信号を発生させるタイミング・ジェネレータより、撮像素子304、動画像信号処理回路305、動画記録装置306、静止画像信号処理回路307、静止画記録装置308に対し、それぞれを同期させて動作させるべく、基準タイミング信号が供給される。
また、動画記録装置306と静止画記録装置308といった2つの記録手段を持つため、それぞれ任意のタイミングで静止画像と動画像との記録の開始、あるいは記録の終了が可能となる。
一般的に、ズームレンズの焦点距離が短くなれば、ズームレンズを含む光学系の有効像領域は狭くなり、反対に長くなれば、有効像領域は広くなる。本実施の形態においては、上記レンズ301、絞り302、ズームレンズ303などからなる光学系は、すべての焦点距離における有効像領域が撮像素子304の全撮像領域をカバーするわけではなく、レンズ光学系の大型化を避けるために、ある一定の焦点距離よりも長い焦点距離で得られる有効像領域が撮像素子304の全撮像領域をカバーするような設計としている。
図2に、ズームレンズ303の焦点距離に対する有効像領域(有効像円径)の変化特性の一例を示す。同図において、縦軸は有効像円径[mm]、横軸はズームレンズ303のとりうる焦点距離[mm]を示している。さらに、図中701は撮像素子304の有効画素すべて(以下、「全有効撮像領域」と呼ぶ)をおおうのに必要な円の直径を示すラインである。また、702は焦点距離に対する有効像円径の変化を示した特性線である。特性線702に示すように、焦点距離が短いワイド側(W)から焦点距離の長いテレ側(T)に向かうにつれて有効像円径は増加し、ある焦点距離faを越えると、有効像円が撮像素子304の全有効撮像領域すべてをおおう。
図3では、この様子を撮像面上へ置き換えて説明したものである。同図において、801は撮像素子304の全有効撮像領域を示し、被写体像を光電変換可能な全領域を示す。また、803は撮像素子304の全有効撮像領域をカバーしたときの有効像円の大きさを示す。このときの焦点距離は、図2におけるfaのポイントとなる。
焦点距離をfaからワイド側に変化させると、図2で説明したように有効像円は小さくなり、ワイド端における有効像円の大きさは804に示す大きさとなる。この場合の撮像可能な被写体像は、802に示すエリアまで狭くなる。逆に、焦点距離をfaからテレ側に変化させると、有効像円の大きさは803で示す有効像円を越えることになり、従来と同様の動作が可能である。
なお、この焦点距離に対する有効像円の大きさは、光学設計において、レンズ光学系の大きさと相反する関係にあり、レンズ光学系を小型化するために焦点距離faに示すポイントをテレ側としたり、有効像円を焦点距離の広い範囲で有効にするために焦点距離faに示すポイントをワイド側としレンズ光学系を大きくするというような選択が行われる。
図1に戻って、静止画記録制御回路311について説明すると、ズームエンコーダ310より得られた焦点距離情報を基に、現在ユーザが設定した焦点距離における有効像円径が撮像素子304の全有効撮像領域をカバーできる値であるか否かを判定し、カバーできる値であるならば静止画の撮影を許可し、カバーできない値であるならば撮影を禁止する働きをする。言い換えると、焦点距離が図2に示すグラフ上のfaのポイントよりテレ側であれば、有効像円径は全撮像領域をカバーしており、逆にfaのポイントよりもワイド側である場合にはカバーしていないと判断する。
以下、図4に示すフローチャートに従って、静止画記録制御回路311の動作を説明する。
このフローチャートは、例えば、撮像素子304の読み出し基準タイミング毎に実行されるものとする(ステップ10)。
ステップ11では、ズームエンコーダ310より現在のズームレンズ303の位置(焦点距離)情報を読み込む。
ステップ12では、現在の焦点距離が焦点距離fa以上か未満かを、すなわち、有効像円が撮像素子304の全有効撮像領域をカバーしているかどうかを判断する。
焦点距離がfa以上の場合は、ステップ13に進み、静止画記録を許可する。一方、焦点距離がfa未満の場合は、ステップ14に進み、静止画記録を不許可とし、このフローを終了する。
ステップ13で静止画記録が許可されると、ステップ15では、ユーザが静止画記録トリガーボタン(不図示)を押したかを判定する。
静止画記録トリガーボタンを押した場合は、ステップ16に進み、静止画記録装置308ヘ現在の画像を記憶させることにより撮影を行う。一方、静止画記録トリガーボタンを押していない場合は、このフローを終了する。
なお、ステップ13では「静止画記録を許可する」とし、ステップ14では「静止画記録を不許可とする」と記したが、特にそれに応じた動作や作用を行う必要はない。ただし、例えば、静止画記録の許可、不許可に応じて静止画記録装置308の電源を停止することにより、電力の効率利用などを行うこともできる。
以上、静止画撮影に関して述べたが、動画撮影においては撮像素子304より得られる信号の一部を連続的に記録する。上記説明のとおり、例えばNTSC方式など既存の方式に準拠した動画表示のために必要な画素数は、静止画で求められる画素数に比べて少ないため、撮像素子304の全有効撮像領域の中央部分の領域の所定画素数から得られる画像信号のみをサンプルホールド回路309で一旦選択して保持し、それを連続して読み出して記録する。
そして、動画像の撮像領域が、ワイド端における有効像領域(図3のエリア804)以下であれば、どの焦点距離においても動画像の撮像領域は必ず有効像領域内となるため、通常どおりの撮影を行うことができる。それゆえ光学系の設計において、動画像の撮像領域(エリア802)をワイド端における有効像領域(図3のエリア804)に内接するように設計すれば、レンズ光学系を最小の大きさにすることが可能である。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、焦点距離と有効像円径との関係により静止画撮影を許可あるいは禁止する構成としたが、第2の実施形態では、焦点距離と有効像円径との関係により静止画撮影時の撮像画を変更して、信号処理を行う構成にした点に特徴を有するものである。
図5は、第2の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。以下では、図1において既に説明した構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。静止画記録制御手段311は、上記第1の実施形態で述べたものと同じく、ズームエンコーダ310より得られた焦点距離情報を基に、現在ユーザが設定した焦点距離における有効像円径が撮像素子304の全有効撮像領域をカバーしているかを判定する。ただし、本実施の形態では、カバーしていない場合に、静止画撮影を禁止するのではなく、切り出し位置制御回路313を介して静止画像信号処理を行う画像範囲を選択し、特定の画像領域のみ静止画像として抽出、信号処理を行う。
図6を用いて、この動作についてさらに詳しく説明する。
同図に示すグラフは、第1の実施形態で説明した図2と同様に、焦点距離に対する有効像円径の関係を示している。ここで注目するのは、焦点距離がfaよりもワイド側にあり、有効像円径が撮像素子304の全有効撮像領域を下回るようになったとき、すなわちライン701の値より小さな値となったときである。上記第1の実施形態では、この状態における静止画の撮像を禁止することにしたが、図6のライン703で示されるような有効像円径内にて撮像できうる領域の画像のみを静止画像として取り込むことも可能である。
この状態を具体的に示すと、焦点距離がfaより小さくなった場合において、図3に示したワイド端における有効像円に内接する撮像領域802を静止画撮影用の領域とし、その領域を切り出すようにする。そして、静止画像の信号処理をこの範囲に限定して行うことにより、撮像される画像領域は小さくなるものの、静止画像の撮影は可能となる。
なお、図6のライン703に示すように、静止画像の切り出し領域を焦点距離fa以下の場合で一律とするのではなく、焦点距離に応じて、例えばライン704に示すように徐々にその領域を狭めていくことも可能である。
また、有効像円径が全有効撮像領域を割り込んだ(焦点距離がfaより小さい)場合の静止画像として撮像素子304からデータを読み出す領域を、撮像素子304の縦横比に合わせる必要もなく、例えば図7のエリア805に示すような正方形であるとか、あるいは円形として処理しても差し支えない。
以下、図8に示すフローチャートに従って、静止画記録制御回路311及び切り出し位置制御回路313の動作を説明する。
このフローチャートは、例えば、撮像素子304の読み出し基準タイミング毎に実行されるものとする(ステップ20)。
ステップ21では、ズームエンコーダ310より現在のズームレンズ303の位置(焦点距離)情報を読み込む。
ステップ22では、現在の焦点距離が焦点距離fa以上か未満かを、すなわち、有効像円が撮像素子304の全有効撮像領域をカバーしているかどうかを判断する。
焦点距離がfa以上の場合は、ステップ23に進み、全画素による静止画記録待機状態となる。一方、焦点距離がfa未満の場合は、ステップ24に進み、焦点距離に応じた画素を選択し静止画記録待機状態となる。
ステップ25では、ユーザが静止画記録トリガーボタン(不図示)を押したかを判定する。
静止画記録トリガーボタンを押した場合は、ステップ26に進み、静止画記録装置308ヘ現在の画像を記憶させることにより撮影を行う。一方、静止画記録トリガーボタンを押していない場合は、そのままこのフローを終了する。
なお、ステップ24における「焦点距離に応じた画素を選択」という動作は、例えば焦点距離を引数とし、撮影に用いる画素の位置を縦横の座標位置として出力するルックアップ・テーブルを持つか、あるいは焦点距離を変数とした近似式を用いて、撮像素子の中心座標から演算結果に基づいた領域を選択するなどの方法が挙げられるが、本発明はこれらの方法に限られるものではなく有効像円内の領域を選択できるものであればどのような方法であってもよい。
このように静止画像信号処理に用いる撮像領域を、切り出し制御回路313により、あらかじめデータとして備えている切り出す図形の形、大きさ、中心からの距離等を静止画像信号処理回路307に伝え、その領域のみの画素信号を読み出すことにより、有効像円外の領域を含まない静止画を得ることができる。
(第3の実施形態)
上記第1、2実施形態では、有効像円径が撮像素子304の全有効撮像領域をカバーできない条件において、静止画撮影の禁止あるいは静止画像信号の画素信号読出し領域の変更を行うようにしたが、第3の実施形態では、画素信号の読出し自体に制限を設けず、ユーザに警告することにより、静止画撮影時に撮像領域に光学的なかげりが生じてしまうことを知らせることを目的とする。
図9は、第3の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。以下では、図1において既に説明した構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
312は警告装置であり、ズームエンコーダ310が検出する焦点距離に応じて判定処理を行い、静止画撮影時に光学的なかげりが生じることをユーザに警告するものである。この警告装置312としては、例えば、警告音を発するブザー、警告表示をおこなうランプ、さらには撮像画を確認するための電子ファインダ上になんらかの表示を行うといったものであればよい。
以下、図10に示すフローチャートに従って、警告装置312の動作を説明する。
このフローチャートは、例えば、撮像素子304の読み出し基準タイミング毎に実行されるものとする(ステップ30)。
ステップ31では、ズームエンコーダ310より現在のズームレンズ303の位置(焦点距離)情報を読み込む。
ステップ32では、現在の焦点距離が焦点距離fa以上か未満かを、すなわち、有効像円が撮像素子304の全有効撮像領域をカバーしているかどうかを判断する。
焦点距離がfa以上の場合は、直接ステップ35に進む。一方、焦点距離がfa未満の場合は、ステップ34に進み、撮像円形が静止画撮影時における撮像素子304の全有効撮像領域をカバーしていない旨の警告を行ってから、ステップ35に進む。
ステップ35では、ユーザが静止画記録トリガーボタン(不図示)を押したかを判定する。
静止画記録トリガーボタンを押した場合は、ステップ36に進み、静止画記録装置308ヘ現在の画像を記憶させることにより撮影を行う。一方、静止画記録トリガーボタンを押していない場合は、そのままこのフローを終了する。
(第4の実施形態)
上記第1〜3の実施形態では、動画記録に際して撮像素子304の一部のエリアのみサンプルホールド回路309で選択する装置について述べたが、以下に述べる第4〜6の実施形態では、動画記録に際して撮像素子304の全ての領域を用いる装置を前提としている。
図11は、第4の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。
静止画記録制御手段311は、ズームエンコーダ310より得られた焦点距離情報を基に、現在の焦点距離に対応した解像力が、静止画撮影時の必要解像力を満足させるかどうか判断して、静止画記録を禁止する。
ここで、上記レンズ301、絞り302、ズームレンズ303などからなる光学系においては、光学系が再現できる解像力がすべての焦点距離領域において撮像素子304の解像度を満足させる値をとるわけではなく、レンズ光学系の大型化を避けるために、ある一定の焦点距離よりも短い焦点距離領域でのみ撮像素子304の解像度を満足させうる設計としている。
図12を用いて、高画素撮像素子に対応するズームレンズ303の解像力について説明する。同図は、横軸に示す焦点距離[mm]に対する縦軸に示す解像力[本/mm]の変化を示したものである。
図中501は焦点距離に対するズームレンズ303の解像力を示した特性線であり、焦点距離が長くなるにつれ、解像力が低下していることがわかる。
この解像力の特性は、光学系の設計時において、光学系の大きさと各焦点距離において得ようとする解像力とのバランスにより決定される。同グラフに示す特性を有するような光学系の設計においては、焦点距離の短いワイド(W)側での解像力を重視し、逆に焦点距離の長いテレ(T)側での解像力を若干犠牲にすることにより、撮像光学系のサイズを小型化している。
502は静止画撮影時に必要とされる解像力を示すラインであり、静止画を撮影するときは、ライン502で示すしきい値以上の解像力が要求される。なお、この静止画撮影時の必要解像力502は、撮像素子304の解像度(画素のピッチ)より一意的に算出することが可能である。
503は動画撮影時に必要とされる解像力を示すラインで、動画を撮影するときは、ライン503で示すしきい値以上の解像力が要求される。この動画撮影時の必要解像力503は、動画記録装置306の記録解像度、あるいは動画像信号処理回路305の解像度により求められ、そのいずれか低い値が必要解像力503となる。
上記のように静止画撮影時の必要解像力502と動画撮影時の必要解像力503とが別々に設定される理由は、先にも触れたように、静止画については高画質化のニーズにより撮像素子の解像度を上げる必要がある一方で、動画については従来から普及している例えばNTSC方式の準拠したモニタのような従来なみの解像度しか再現できない表示装置を使用することから、従来なみの解像度があれば実用上差し支えないからである。
図12のグラフからもわかるように、光学系設計において光学系のサイズを小型化することにより、光学的な特性の一部が犠牲となってしまう。その領域である焦点距離fsよりテレ側の静止画を撮影するのに不適切な範囲(静止画撮影不適範囲)504においては、静止画撮影に必要十分とされる解像度は得られないが、解像度の低い動画撮影にはなんら問題なく使用することが可能である。
静止画記録制御回路311について説明すると、ズームエンコーダ310より得られた焦点距離情報を基に、現在ユーザが設定した焦点距離におけるズームレンズ303の解像力が静止画撮影において満足出来る値であるか否かを判定し、満足できる値であるならば静止画の撮影を許可し、満足できない値であるならば撮影を禁止する働きをする。具体的には、ズームエンコーダ310で得られた焦点距離が、図12で示した焦点距離fsよりテレ側の静止画撮影不適範囲504にある場合、動画撮影は可能であるが、静止画撮影に対しては必要とされる解像度を得ることができないため、その静止画撮影を禁止するものである。
以下、図13に示すフローチャートに従って、静止画記録制御回路311の動作を説明する。
このフローチャートは、例えば、撮像素子304の読み出し基準タイミング毎に実行されるものとする(ステップ40)。
ステップ41では、ズームエンコーダ310より現在のズームレンズ303の位置(焦点距離)情報を読み込む。
ステップ42では、現在の焦点距離が焦点距離fs以下であるか否かを、すなわち、現在の焦点距離に対応した解像力が、静止画撮影時の必要解像力を満足させるかどうか判断する。
焦点距離がfs以下の場合は、ステップ43に進み、静止画記録を許可する。一方、焦点距離がfsを超える場合は、ステップ44に進み、静止画記録を不許可として、このフローを終了する。
ステップ43で静止画記録が許可されると、ステップ45では、ユーザが静止画記録トリガーボタン(不図示)を押したかを判定する。
静止画記録トリガーボタンを押した場合は、ステップ46に進み、静止画記録装置308ヘ現在の画像を記憶させることにより撮影を行う。一方、静止画記録トリガーボタンを押していない場合は、そのままこのフローを終了する。
なお、上記第1の実施形態でも述べように、ステップ43における「静止画記録を許可する」、ステップ44における「静止画記録を不許可とする」に応じた動作や作用を行う必要はないが、例えば、静止画記録の許可、不許可に応じて静止画記録手段308の電源を停止することにより、電力の効率利用などを行うこともできる。
また、この第4の実施形態では、焦点距離の長いテレ側の解像力が犠牲となるような光学設計について述べたが、解像力に関しては、その光学系の設計において焦点距離の短いワイド側、あるいはその両側の解像力をそれぞれ犠牲にすることによっても光学系の小型化設計を行うことも可能であり、その場合でも本実施の形態は有効である。
(第5の実施形態)
上記第4の実施形態では、焦点距離と光学的な解像力との関係に着目する構成としたが、第5の実施形態では、特に焦点距離と光学的なコントラストとの関係に着目する。また、上記第4の実施形態のように静止画撮影を禁止してもよいが、以下では、静止画撮影時の信号処理のプロセスを変更するものについて説明する。
図14は、第5の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。
第5の実施形態でもサンプルホールド回路316を設けているが、このサンプルホールド回路316は、第1〜3の実施形態で述べたサンプルホールド回路309のようなエリア選択を行うものではなく、撮像素子304により得られる光電変換信号をあらかじめ所定の周波数帯域制限するために信号を間引くものである。なお、サンプリングタイミングは、動画信号処理回路305あるいは動画記録装置306の周波数とすればよい。
また、静止画記録制御手段311は、ズームエンコーダ310より得られた焦点距離情報を基に、現在ユーザが設定した焦点距離におけるコントラストが静止画撮影において撮像素子304の解像度を満足するものか否かを判定する。そして、その判定結果に応じて、圧縮制御回路315を介して静止画像信号処理回路307での圧縮処理の圧縮率を制御する。
具体的には、現在ユーザが設定した焦点距離におけるコントラストが静止画撮影において撮像素子304の解像度を満足するものでないと判定すると、(1)静止画像信号処理回路307での圧縮率を上げ(圧縮率Aとする)、再現できない周波数帯域の再現性を犠牲にしてデータ量を減らす、(2)静止画像信号処理回路307の圧縮率を下げ(圧縮率Bとする)、データ量を増やしてでも、再現が難しい周波数帯域の再現を行う、という(1)、(2)いずれかの制御を行う。
(1)で述べたように圧縮率を上げると、再現できる周波数帯域が狭められるが、データ量を少なくすることができるので、光学的なコントラストの低下による再現できる周波数帯域が狭まっているのであれば、圧縮率を上げて信号処理を行うことにより静止画記録装置308の記憶効率を有効に使用することができる。
反対に、(2)で述べたように圧縮率を下げると、再現される周波数帯域が広くなるので、光学的なコントラストが減衰した周波数帯域における再現性をそれ以上劣化させないで静止画記録を行うことが可能となる。
なお、圧縮制御回路315によって制御する静止画像信号処理回路307での圧縮率について触れておくと、例えばDTC(離散コサイン変換)などに代表される直交変換を施し、その高周波数項を取り除くことによって圧縮率を上げることができ、逆に高周波数項を取り除かなければ圧縮率を下げることができる。なお、本発明は、この圧縮方法に限られるものではなく、公知のさまざまな圧縮方法を適用できることは言うまでもない。
次に、図15を用いて、高画素撮像素子に対応するズームレンズ303のコントラストについて説明する。同図は、例えばレンズ中央位置における所定解像度のコントラストの代表的な変化を示し、横軸に示す焦点距離[mm]に対する縦軸に示すコントラスト[%]の変化を示したものである。
図中601は焦点距離に対するコントラストを示した特性線であり、焦点距離が長くなるにつれ、コントラストが低下していることがわかる。
このコントラストを若干犠牲にすることによりレンズ光学系のサイズを小型化することが可能であるが、この犠牲となるコントラストの低下は、特に焦点距離の長いテレ側に顕著に表れる。
602は静止画撮影時に必要とされる第1のコントラストを示すラインであり、静止画撮影をするときは、ライン602で示すしきい値以上のコントラストが要求される。このしきい値以上のコントラストならば、撮像素子304の持ちうる解像度や素子感度を問題なく再現することができる。また、603は静止画撮影時に静止画像信号処理回路307の処理プロセスを変更する第2のコントラストを示すラインであり、後述する信号処理における圧縮率の増減を判定する基準となる。
604は動画撮影時に必要とされるコントラストを示すラインであり、動画を撮影するときは、ライン604で示すしきい値以上のコントラストが望まれる。
図15のグラフからもわかるように、光学系設計において光学系のサイズを小型化することにより、光学的な特性の一部が犠牲となってしまう。その領域である焦点距離fc1よりfc2までの静止画撮影焦点距離範囲605においては、静止画撮影に必要とされるコントラストが得られないので、静止画像信号処理回路307での信号処理プロセスを変更し、圧縮率を変更する。さらに、fc2よりもさらにテレ側の静止画撮影焦点距離範囲606においては、さらに圧縮率を変更する。
以下、図16に示すフローチャートに従って、静止画記録制御回路311及び圧縮制御回路315の動作を説明する。
このフローチャートは、例えば、撮像素子304の読み出し基準タイミング毎に実行されるものとする(ステップ50)。
ステップ51では、ズームエンコーダ310より現在のズームレンズ303の位置(焦点距離)情報を読み込む。
ステップ52では、現在の焦点距離が焦点距離fc1以下であるか否かを、すなわち、現在の焦点距離に対応したコントラストが、静止画撮影時に必要とされる第1のコントラストを満足させるかどうか判断する。
焦点距離がfc1以下の場合は、ステップ54に進み、通常の圧縮率を選択し静止画記録待機状態となる。一方、焦点距離がfc1を超える場合は、ステップ53に進む。
ステップ53では、さらに、現在の焦点距離が焦点距離fc2以下であるか否かを判断する。
そして、焦点距離fc2以下であれば(図15の焦点距離fc1よりfc2までの静止画撮影焦点距離範囲605)、圧縮率Aを選択し静止画記録待機状態となる(ステップ55)。すなわち、前述した(1)の制御のように、静止画像信号処理回路307の圧縮率を上げ、再現できない周波数帯域の再現性を犠牲にしてデータ量を減らすことで、静止画記録装置308の記憶効率を有効に使用する。
また、焦点距離fc2を超えていれば(図15の焦点距離fc2よりもさらにテレ側の静止画撮影焦点距離範囲606)、圧縮率Bを選択し静止画記録待機状態となる(ステップ56)。すなわち、前述した(2)の制御のように、静止画像信号処理回路307の圧縮率を下げ、データ量を増やしてでも、再現が難しい周波数帯域の再現を行うことで、光学的なコントラストが減衰した周波数帯域における再現性をそれ以上劣化させないで記録することが可能となる。
ステップ57では、ユーザが静止画記録トリガーボタン(不図示)を押したかを判定
する。
静止画記録トリガーボタンを押した場合は、ステップ58に進み、静止画記録装置3
08ヘ現在の画像を記憶させることにより撮影を行う。一方、静止画記録トリガーボタンを押していない場合は、そのままこのフローを終了する。
なお、上記第5の実施形態では、図15に示す静止画撮影焦点距離範囲605、静止画撮影焦点距離範囲606、それ以外の焦点距離範囲の3領域に分け、それぞれで異なった圧縮率による信号処理を行うようにしたが、この圧縮率を焦点距離の変化とともに連続的に変化させるようにしてもよい。
(第6の実施形態)
上記第4、5の実施形態では、焦点距離と光学的な解像力、あるいは焦点距離とコントラストの関係について述べたが、さらに光学系の特性を左右する要素の一つに収差が挙げられる。この収差についても、図15で説明したコントラストと同じく、焦点距離が長くなるにつれて、その特性の劣化が拡大されてしまう傾向にある。したがって、収差に対しても、基準となる焦点距離frを設定しておき、この焦点距離frに基づいた判定処理を行う。なお、焦点距離frを超える場合には、第1の実施形態で説明したように静止画記録を禁止したりあるいは第5の実施形態で説明したように圧縮率を変更するなどの静止画信号処理のプロセスの変更を行うようにしてもよいが、本実施形態では警告を発するようにしている。
図17は、第6の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。以下では、図1において既に説明した構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
警告装置312は、ズームエンコーダ310が検出する焦点距離に応じて判定処理を行い、静止画撮影時に光学的な劣化を生じてしまうことユーザに警告するものである。この警告装置312としては、例えば、警告音を発するブザー、警告表示をおこなうランプ、さらには撮像画を確認するための電子ファインダ上になんらかの表示を行うといったものであればよい。
以下、図18に示すフローチャートに従って、警告装置312の動作を説明する。
このフローチャートは、例えば、撮像素子304の読み出し基準タイミング毎に実行されるものとする(ステップ60)。
ステップ61では、ズームエンコーダ310より現在のズームレンズ303の位置(焦点距離)情報を読み込む。
ステップ62では、現在の焦点距離が焦点距離fr以下であるか否かを、すなわち、現在の焦点距離に対応した収差レベルが、静止画撮影時に必要とされるレベルを満足させるかどうかを判断する。
焦点距離がfr以下の場合は、直接ステップ64に進む。一方、焦点距離がfrを超える場合は、ステップ63に進み、収差レベルが静止画撮影時の許容レベルを満足していない旨の警告を行ってから、ステップ64に進む。
ステップ64では、ユーザが静止画記録トリガーボタン(不図示)を押したかを判定する。
静止画記録トリガーボタンを押した場合は、ステップ65に進み、静止画記録装置308ヘ現在の画像を記憶させることにより撮影を行う。一方、静止画記録トリガーボタンを押していない場合は、そのままこのフローを終了する。
なお、上記第1〜6の実施形態において、静止画制御回路311、切り出し位置制御回路313、警告装置312の判定処理部、圧縮制御回路315等は、例えばマイクロコンピュータを用いて、各実施の形態で説明したフローチャートを実行するよう制御がなされればよい。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体等の媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲の記載で示した機能、または、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用できるものである。
例えば、以上の実施形態において、所定の焦点距離になった場合に静止画記録を禁止するようにしているが、これは、解除部材によってこの静止画記録の禁止を解除できるようにするなど、完全な禁止ではなく、何らかのかたちで撮影を制限するようなものであっても良い。更に、静止画記録を禁止、制限するのではなく、ズームレンズの方を静止画記録の際に所定の焦点距離にならないように禁止、制限するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、静止画記録の制限は、焦点距離による解像度の劣化によるものであるが、本発明は、ピント位置やフィルタによる画像の劣化等、被写体光学像を透過する透明光学部材の移動位置により画像が劣化するようなものであれば同様に適用できるものである。
また、以上の実施形態では、動画、静止画の何れも記録媒体に記録するようになっているが、これは、いずれか一方、或いは、両方とも単なる表示や他の装置へ画像信号を出力するだけであって、画像記録媒体に記録しない場合であっても本発明は適用できるものである。
また、以上の実施形態では、動画と静止画で制御形態を変えるようにしているが、本発明は、動画、静止画にかかわらず、例えば、高画素撮像素子等を用いて、第1の解像度の画像と該第1の解像度の画像より高解像度の第2の解像度の画像を得る場合であっても本発明は適用できるものである。この場合、実施形態的には、第1の解像度の画像が上記実施形態の動画に、第2の解像度の画像を上記実施形態の静止画に対応することになる。
また、以上の実施の形態のソフト構成とハード構成は、適宜置き換えることができるものである。
なお、本発明は、以上の各実施形態、または、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるようにしてもよい。
また、銀塩フィルムを使用するカメラ、撮影レンズ交換可能なカメラ、一眼レフカメラ、レンズシャッタカメラ、監視カメラ等、種々の形態のカメラ、更には、カメラ以外の撮像装置や、光学装置、その他の装置、更には、それらカメラ、撮像装置、光学装置、その他の装置に適用される装置、方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体等の媒体、そして、これらを構成する要素に対しても適用できるものである。
301 レンズ
302 絞り
303 ズームレンズ
304 CCDなどの光電変換素子からなる撮像素子
305 動画像の信号処理回路
306 動画記録装置
307 静止画像の信号処理回路
308 静止画記録装置
309 サンプルホールド回路
310 ズームエンコーダ
311 静止画記録制御回路
312 警告装置
313 切り出し位置制御回路
315 圧縮制御回路
316 サンプルホールド回路

Claims (6)

  1. 焦点距離が可変である光学系を透過した被写体光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子で得られた電気信号を処理して静止画像データを得る静止画像信号処理手段と、
    前記撮像素子で連続的に得られた電気信号を処理して動画像データを得る動画像信号処理手段と、
    前記焦点距離によって定まる前記光学系の有効像円が、前記撮像素子の所定の領域よりも小さい場合は前記静止画信号処理手段による処理を制限し、そうでない場合および前記動画信号手段による処理の場合は前記制限を行うことなく前記静止画信号処理手段および前記動画信号処理手段の処理を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点距離によって定まる前記光学系の有効像円が、前記撮像素子の所定の領域よりも小さいか否かは、前記光学系の焦点距離によって判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 焦点距離が可変である光学系を透過した被写体光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子で得られた電気信号を処理して第1の解像度の画像信号を得る第1の信号処理及び前記第1の解像度より高解像度の第2の解像度の画像信号を得る第2の信号処理を行う画像信号処理手段と、
    前記焦点距離によって定まる前記光学系の解像力が所定の解像力よりも小さい場合は前記第2の信号処理に対して所定の制限を行い、そうでない場合および前記第1の信号処理の場合は前記制限を行うことなく前期画像信号処理手段の処理を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記第1の信号処理は動画像の信号処理であり、前記第2の信号処理は静止画像の信号処理であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 焦点距離が可変である光学系を透過した被写体光学像を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子で得られた電気信号を処理して静止画像データを得る静止画像信号処理ステップと、
    前記撮像素子で連続的に得られた電気信号を処理して動画像データを得る動画像信号処理ステップと、
    前記焦点距離によって定まる前記光学系の有効像円が、前記撮像素子の所定の領域よりも小さい場合は前記静止画信号処理ステップによる処理を制限し、そうでない場合および前記動画信号ステップによる処理の場合は前記制限を行うことなく前記静止画信号処理ステップおよび前記動画信号処理ステップの処理を行わせる制御ステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 焦点距離が可変である光学系を透過した被写体光学像を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子で得られた電気信号を処理して第1の解像度の画像信号を得る第1の信号処理及び前記第1の解像度より高解像度の第2の解像度の画像信号を得る第2の信号処理を行う画像信号処理ステップと、
    前記焦点距離によって定まる前記光学系の解像力が所定の解像力よりも小さい場合は前記第2の信号処理に対して所定の制限を行い、そうでない場合および前記第1の信号処理の場合は前記制限を行うことなく前期画像信号処理ステップの処理を行わせる制御ステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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