JP2009293645A - トルク伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機のロック時に、ウエイト部材がトルク伝達装置から脱落することを回避することを目的とする。
【解決手段】駆動源からのトルクを受けて回転する第1回転体11と、回転機器15の回転軸17に連結されて、第1回転体11からのトルクを回転機器15の回転軸17に伝達する第2回転体19と、第1回転体11から第2回転体19に至るトルク伝達経路に設けられ、トルクが所定トルク以上となったときにトルクの伝達を遮断するトルクリミッタ部20と、第2回転体19に隣接しかつ第2回転体19よりも前側に設けられ、慣性質量として作用するウエイト部材22とを備え、ウエイト部材22を回転機器15の回転軸17に直接、固定していることを特徴とするトルク伝達装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン等の駆動源のトルクを、圧縮機等の回転機器に伝達するトルク伝達装置に関するものである。
圧縮機が焼き付き等の障害によりロック状態(回転不能状態)となったときに、駆動源であるエンジン側に過大な負荷が発生することを防止すべく、伝達トルクが所定トルク以上となったときにトルクの伝達を遮断するトルクリミッタ機能を備えるトルク伝達装置が知られている。
このトルク伝達装置は、例えば特許文献1に記載されている装置であり、これを図5から図7に示す。すなわち、図5は従来例(特許文献1)のトルク伝達装置の側面断面図であり、図6(a)は従来例のハブ部材においてウエイト部材を組み付ける前の裏面図、図6(b)は図6(a)の断面図である。そして、図7は従来例のトルク伝達装置の車両空調用圧縮機への組付状態の断面図である。なお、図6(a)は、図6(b)の断面図においてY方向から視た図である。
この従来例のトルク伝達装置90は、駆動側の第1回転体(プーリー11)と従動側の第2回転体(ハブ部材98の一部である円筒状部材99)を有しており、ハブ部材98は樹脂又は焼結金属で形成されたトルクリミッタ部20を備えている。そして、圧縮機15のロック等により過負荷状態が発生して、伝達トルクが所定トルク以上になると、トルクリミッタ部20が破断して、トルク伝達を遮断するようにしている。圧縮機15が焼き付きを起こしロックした際に動力伝達のためのベルト切れ等の不具合を回避するためである。なお、ハブ部材98は、中央部に雌ねじ部99aを有し、圧縮機15の回転軸17の外周に形成された雄ねじ部17aと係合して、圧縮機15と連結されている。
そして、圧縮機等の従動側回転機器のトルク変動(回転変動)を低減することを目的として、ハブ部材98に慣性質量としてのウエイト部材92をねじ結合により取り付ける構造をとっている。
特開2003−161333号公報
しかし、圧縮機15の回転軸17の雄ねじ部17aにオイルが付着している場合等においては、圧縮機15のロック時に、ハブ部材98の中央雌ねじ部99aが、駆動源からのトルクを受け続けて、圧縮機15の回転軸17の雄ねじ17aに対して過大に進角してねじ込まれる。その結果、図6(a)に示すように、トルクリミッタ部20が破断する前に、ハブ部材98の中央ボス部99が破断する。この破断部は進行してついにはウエイト部材92を取り付けているねじ部99cにまで到達する。すると、ウエイト部材92のハブ部材98との結合状態は破壊されてウエイト部材92がハブ部材98から脱落する。
本発明は上記点に鑑み、圧縮機のロック時に、ウエイト部材がトルク伝達装置から脱落することを回避することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1形態では、
回転機器(15)に駆動源からのトルクを伝達するトルク伝達装置は、
前記駆動源からのトルクを受けて回転する第1回転体(11)と、
前記回転機器(15)の回転軸(17)に連結されて、前記第1回転体(11)からのトルクを前記回転機器(15)の回転軸(17)に伝達する第2回転体(19)と、
前記第1回転体(11)から前記第2回転体(19)に至るトルク伝達経路に設けられ、前記トルクが所定トルク以上となったときにトルクの伝達を遮断するトルクリミッタ部(20)と、
前記第2回転体(19)に隣接しかつ前記第2回転体(19)よりも前側に設けられ、慣性質量として作用するウエイト部材(22)とを備え、
前記ウエイト部材(22)を前記回転機器(15)の前記回転軸(17)に直接、固定していることを特徴とする。
これにより、圧縮機のロック時にハブの中央ボス部が破断しても、ウエイト部材は、回転機器(15)の回転軸(17)に直接、固定されているためトルク伝達装置から脱落することは無くなる。
本発明の第2形態では、トルク伝達装置は、前記第2回転体が円筒状部材(19)であり、前記トルクリミッタ部(20)が前記円筒状部材(19)の径方向で外側に配置されていることを特徴とする。第2回転体の具体的形態を表したものである。
本発明の第3形態では、トルク伝達装置は、前記ウエイト部材(22)の中央に貫通穴が設けられており、該貫通穴に雌ねじが形成され、前記回転軸の雄ねじと係合していることを特徴とする。ウエイト部材の具体的形態を表したものである。
本発明の第4形態では、トルク伝達装置は、前記回転機器(15)の前記回転軸(17)の先端において、ナット(32)が前記回転軸(17)の雄ねじ部(17a)と係合しかつ前記ウエイト部材(22)の中央部と当接して、前記ナットにより前記ウエイト部材(22)が前記回転軸に締結されていることを特徴とする。
これにより、ウエイト部材(22)の固定をより確実に行うことができる。また、ナットの存在により、ウエイト部材の脱落をさらに困難にすることが可能となる。
本発明の第5形態では、トルク伝達装置は、前記第2回転体(19)の中央に貫通穴が設けられており、該貫通穴に雌ねじ(19a)が形成され、該雌ねじ(19a)は前記回転軸(17)の前記雄ねじ部(17a)と係合しており、前記第2回転体(19)の前記雌ねじ(19a)には接着剤が付着していることを特徴とする。
これにより、第2回転体の円筒状部材(19)の中央の雌ねじ部に接着剤が付着しているため、圧縮機のロック時に、ハブ部材の中央雌ねじ部が、圧縮機の回転軸の雄ねじに対して過大に進角してねじ込まれることが無くなる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1〜図3に本発明の第1実施形態を示す。第1実施形態は、車両走行用エンジンからの動力を車両用空調装置の冷凍サイクルの圧縮機に伝達するトルク伝達装置に本発明を適用したものである。
図1は第1実施形態によるトルク伝達装置10の断面図である。11は本発明の第1回転体を構成するプーリであり、このプーリ11は図示しない車両走行用エンジン(駆動源)から複数Vベルト(図示せず)を介して駆動力(トルク)を受けて回転する。
このプーリ11は本実施形態では樹脂製のプーリ本体部12と、このプーリ本体部12の内周部に一体に固定された金属製の円筒状部材13とにより構成されている。金属製の円筒状部材13は具体的には鉄系金属により形成され、プーリ本体部12の成形時にインサート成形によりプーリ本体部12の内周部に一体化される。プーリ本体部12の樹脂材質は具体的には耐熱性、機械的強度、寸法精度の確保等からフェノール樹脂のような熱硬化性樹脂が好適である。
また、プーリ本体部12には、複数Vベルトが嵌合する複数V溝12aを有する外周円筒部12bと、円筒状部材13を支持する内周円筒部12cと、外周円筒部12bと内周円筒部12cとを連結するように半径方向に延びる連結部12dが一体成形にて形成されている。
金属製の円筒状部材13の内周部には、ボール14aを有するラジアル転がり軸受14の外輪部14bが圧入により固定される。この軸受14の内輪部14cは、図7に示す圧縮機15のフロントハウジング16の円筒状突出部16aの外周部に圧入により固定される。圧縮機15は車両用空調装置の冷凍サイクルの圧縮機であり、本発明の従動側回転機器を構成する。
圧縮機15の圧縮機構を作動させる回転軸17の先端部がフロントハウジング16の円筒状突出部16aの中心部に配置され、この回転軸17の先端雄ねじ部17aにハブ部材18およびウエイト部材22が係合して締結されるようになっている。
ここで、ハブ部材18は、大別して、内側円筒状部材19と、この内側円筒状部材19に一体に構成されるトルクリミッタ部20と、このトルクリミッタ部20の外周側に結合される外側環状体21とから構成される。
そして、図3(a)(b)はハブ部材18を示している。図3(b)に示すように内側円筒状部材19の中央に貫通穴が設けられており、この貫通穴に雌ねじ部19aが形成されている。雌ねじ部19aは回転軸17の雄ねじ部17aと係合している。
ハブ部材18のうち、内側円筒状部材19は本発明の第2回転体を構成するものであって、本実施形態では内側円筒状部材19にトルクリミッタ部20を一体構成するため、内側円筒状部材19は他の部材より機械的強度の低い材料、具体的には焼結金属にて成形されている。ここで、トルクリミッタ部20はプーリ11から伝達されるトルクが所定トルク以上となったときに破断してトルクの伝達を遮断する機能を果たすものである。
このトルクリミッタ機能を果たすために、図3に示すようにトルクリミッタ部20は、内側円筒状部材19の外周面の軸方向の中央部付近の位置から複数(図示の例は3個)のブリッジ部20aを一体形成している。すなわち、内側円筒状部材19の外周面から径方向で外側へ延びる円板形状部に複数(図示の例は3個)の穴部20bを形成して、この穴部20bの相互間にブリッジ部20aを形成している。そして、この複数のブリッジ部20aの外周側に外周環状部20cを一体形成し、この外周環状部20cを外側環状体21に一体に結合している。
これにより、プーリ11から外側環状体21を介してトルクリミッタ部20に加わるトルクが所定トルク以上になると、ブリッジ部20aが破断してトルクの伝達を遮断することができる。
外側環状体21は樹脂製であり、具体的には、成形作業性に優れた熱可塑性樹脂の中で、機械的強度、耐熱性に優れたポリフェニレンサルファイド(PPS)、ナイロン等により成形される。従って、内側円筒状部材19と一体になっているトルクリミッタ部20の外周環状部20cはインサート成形により外側環状体21と一体に結合できる。ここで、外周環状部20cには軸方向に貫通する穴20dを円周方向に複数個(例えば6個)設け、この複数の穴20dに外側環状体21の樹脂を充填することにより、トルクリミッタ部20の外周環状部20cと外側環状体21との結合強度を高めている。
外側環状体21において、プーリ本体部12に対向する面から複数個の突起部21aがプーリ本体部12側へ突き出すように一体成形されている。この複数個の突起部21aは図3に示すように略台形状の形状で、かつ、円周方向に等間隔に複数個(図示の例では6個)設けられている。なお、図2はハブ部材18を取り外した状態にてプーリ11部分を図1の左側から見た図であり、そのため、ハブ部材18の突起部21aを2点鎖線で図示している。
一方、プーリ本体部12において、外周円筒部12bと内周円筒部12cとを連結する連結部12dに、図1、図2に示すように複数個(図示の例では6個)の円弧状の凹部12eが形成されており、この凹部12eの相互間の部位に、内周円筒部12cから径方向で外側へ放射状に延びる突起部12fが形成されている。この突起部12fは円周方向に等間隔で複数個(図示の例では6個)設けられ、かつ、ハブ部材18の外側環状体21側へ向かって突出(図1参照)している。
プーリ11及びハブ部材18が圧縮機15に装着された状態においては、ハブ部材18の外側環状体21の突起部21aとプーリ11の突起部12fとは、図2に示すように円周方向に交互に位置する。
そして、両突起部12f、21a間には、プーリ11が受けたトルクをハブ部材18に伝達する弾性変形可能な材質からなる弾性ダンパー部材23、24が2個1組として配設されている。なお、弾性ダンパー部材23、24の具体的材質としては、例えば、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム)が好適である。弾性ダンパー部材23、24は、両突起部12f、21a間で弾性的に圧縮変形してプーリ11からハブ部材18へのトルク伝達を行う機能と、ゴム材の弾性変形により圧縮機15の駆動トルク変動を低減する機能とを果たす。プーリ11の回転方向は図2の矢印A方向である。
次に、ハブ部材18において慣性質量として作用するウエイト部材22について説明する。ウエイト部材22はプーリ11と略同一外径を有する円板状の部材であり、圧縮機15の駆動トルク変動を低減するための所定の慣性モーメントが得られるようにその板厚、形状等が設定される。ウエイト部材22の材質は機械的強度、加工性等から金属、例えば、鉄系金属が好適である。
図1に示すように、ウエイト部材22は、中央に貫通穴22bが設けられており、貫通穴22bに雌ねじ部22aが形成されている。ウエイト部材22は、この雌ねじ部22aを、圧縮機15の回転軸17の先端雄ねじ部17aに係合させて、回転軸17に直接的に固定される。そして、ウエイト部材22は、ハブ部材18に隣接しかつハブ部材18よりも前側、すなわち圧縮機15と反対側の部位に設置される。
ハブ部材18の組立て方法を説明する。まず、トルクリミッタ部20を有する内側円筒状部材19を焼結金属の型成形により形成する。次に、この内側円筒状部材19をインサート成形により樹脂製の外側環状体21と一体化する。図3はこの一体化後の状態を示す。
次に、ハブ部材18およびウエイト部材22を圧縮機15に取り付ける方法を説明する。まず、ハブ部材18の中央雌ねじ部19aを圧縮機15の回転軸17の先端雄ねじ部17aに係合させて、ハブ部材18を圧縮機15の回転軸17に取り付ける。そして、予め回転軸17に挿入して取り付けられているスペーサ31の肩部31aに当接するまでハブ部材18を回転させる。次に、ウエイト部材22の中央雌ねじ部22fを回転軸17の先端雄ねじ部17aに係合させ、ウエイト部材22を、回転締め付けして、ハブ部材18と共に回転軸17にねじ止め固定する。
このねじ止めのために、ウエイト部材22には径方向の中間部位に複数(例えば3個)の治具挿入穴22cが開けてある。すなわち、この治具挿入穴22cに図示しない締め付け治具を挿入して、締め付け治具を回転することにより、ウエイト部材22全体に締め付け力を付与して、ウエイト部材22のねじ締結による固定を行うことができる。
次に、本実施形態によるトルク伝達装置の概略作動を述べる。図示しない車両エンジンからVベルトを介してプーリ11に回転動力(トルク)が伝達され、このプーリ11のトルクは弾性ダンパー部材23、24を介して、ハブ部材18の樹脂製の外側環状体21に伝達される。
ハブ部材18では、外側環状体21、トルクリミッタ部20および内側円筒状部材19一体構成され、ハブ部材18の内側円筒状部材19が圧縮機15の回転軸17の先端雄ねじ部17aにねじ締結により固定されている。このため、ハブ部材18に伝達されるトルクによって回転軸17が回転し、圧縮機15が作動する。
上記は正常時の作動であり、圧縮機15においては冷媒の圧縮、吸入作動の繰り返しにより駆動トルクが変動するが、ハブ部材18に隣接して慣性質量としてのウエイト部材22を装着することにより、圧縮機15の駆動トルク変動を低減できる。
また、ハブ部材18の外側環状体21とプーリ11とのトルク伝達経路に弾性ダンパー部材23、24を介在しているので、圧縮変形している弾性ダンパー部材23、24が弾性的に伸縮することにより圧縮機15の駆動トルク変動を一層、低減できる。
これに反し、圧縮機15の焼き付き故障等により圧縮機15がロック状態になり、ハブ部材18のトルクリミッタ部20に加わるトルクが所定トルク以上となると、トルクリミッタ部20のブリッジ部20aが破断し、トルク伝達が遮断される。
ところで、ウエイト部材22はその中央雌ねじ部22fにて圧縮機15の回転軸17の雄ねじ部17aに係合固定されている。このため、圧縮機のロック時に、たとえハブ部材18の中央ボス部19が破断しても、ウエイト部材がトルク伝達装置から脱落することを回避することが可能となる。
(第2実施形態)
図4に本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態は、第1実施形態に対して圧縮機15の回転軸17の雄ねじ部17aを少し長くして、雄ねじ部17aの先端においてナット32を係合させたものである。図1と同一機能を有する部材には同一番号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、圧縮機15の回転軸17の先端において、ナット32が回転軸17の雄ねじ部17aと係合し、ウエイト部材22の中央部にナット32が当接して、ナット32によりウエイト部材22が回転軸17に締結されている。
この構造により、ウエイト部材22の固定をより確実に行うことができる。また、ナット32の存在により、ウエイト部材22の脱落をさらに困難にすることが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態に対して、円筒状部材19の雌ねじ部19aに接着剤が付着しているものである。第2回転体の円筒状部材19の中央の雌ねじ部に接着剤が付着しているため、圧縮機のロック時に、ハブ部材の中央雌ねじ部が、圧縮機の回転軸の雄ねじに対して過大に進角してねじ込まれることが無くなる。
当然のことながら、回転軸17の雄ねじ部側に接着剤を付着しても、上記と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
また、上述の各実施形態では、本発明によるトルク伝達装置を車両用空調装置に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々な技術分野のトルク伝達装置に広く適用することができる。
本発明の第1実施形態によるトルク伝達装置の断面図である。 図1のプーリ部分の左側面図である。 (a)は図1のハブ部材の正面図、(b)は(a)の断面図である。 本発明の第2実施形態によるトルク伝達装置の断面図である。 従来例のトルク伝達装置の断面図である。 (a)は従来例のハブ部材においてウエイト部材を組み付ける前の裏面図、(b)は(a)の断面図である。 従来例のトルク伝達装置の車両空調用圧縮機への組付状態の断面図である。
符号の説明
11 プーリ(第1回転体)
15 圧縮機(回転機器)
17 回転軸
18 ハブ部材
19 円筒状部材(第2回転体)
20 トルクリミッタ部
22 ウエイト部材

Claims (5)

  1. 回転機器(15)に駆動源からのトルクを伝達するトルク伝達装置であって、
    前記駆動源からのトルクを受けて回転する第1回転体(11)と、
    前記回転機器(15)の回転軸(17)に連結されて、前記第1回転体(11)からのトルクを前記回転機器(15)の回転軸(17)に伝達する第2回転体(19)と、
    前記第1回転体(11)から前記第2回転体(19)に至るトルク伝達経路に設けられ、前記トルクが所定トルク以上となったときにトルクの伝達を遮断するトルクリミッタ部(20)と、
    前記第2回転体(19)に隣接しかつ前記第2回転体(19)よりも前側に設けられ、慣性質量として作用するウエイト部材(22)とを備え、
    前記ウエイト部材(22)を前記回転機器(15)の前記回転軸(17)に直接、固定していることを特徴とするトルク伝達装置。
  2. 前記第2回転体は円筒状部材(19)であり、前記トルクリミッタ部(20)は前記円筒状部材(19)の径方向で外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のトルク伝達装置。
  3. 前記ウエイト部材(22)の中央に貫通穴(22b)が設けられており、該貫通穴(22b)に雌ねじ(22a)が形成され、前記回転軸の雄ねじ部(17a)と係合していることを特徴とする請求項1または2に記載のトルク伝達装置。
  4. 前記回転機器(15)の前記回転軸(17)の先端において、ナット(32)が前記回転軸(17)の雄ねじ部(17a)と係合しかつ前記ウエイト部材(22)の中央部と当接して、前記ナットにより前記ウエイト部材(22)が前記回転軸に締結されていることを特徴とする請求項3に記載のトルク伝達装置。
  5. 前記第2回転体(19)の中央に貫通穴が設けられており、該貫通穴に雌ねじ(19a)が形成され、該雌ねじ(19a)は前記回転軸(17)の前記雄ねじ部(17a)と係合しており、前記第2回転体(19)の前記雌ねじ(19a)には接着剤が付着していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトルク伝達装置。
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