JP2009288750A - 記録装置 - Google Patents

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JP2009288750A
JP2009288750A JP2008144387A JP2008144387A JP2009288750A JP 2009288750 A JP2009288750 A JP 2009288750A JP 2008144387 A JP2008144387 A JP 2008144387A JP 2008144387 A JP2008144387 A JP 2008144387A JP 2009288750 A JP2009288750 A JP 2009288750A
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Katsuhito Suzuki
勝仁 鈴木
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Abstract

【課題】 レンチキュラーレンズを有する記録媒体のレンチキュラーレンズの線条方向が
、記録媒体毎に異ならないように記録装置に位置きめすること。
【解決手段】 記録ヘッド3をXYの2方向に移動させて、載置台2の載置面5に載置さ
れるシートSに対して記録を行う記録装置1において、載置面5には、レンチキュラーレ
ンズS1を有するシートSを載置した際に、レンチキュラーレンズS2の隣接するレンズ
要素S3とレンズ要素S3の間に入り、レンズ要素S3に対して係合する凸条部6を有す
ること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンチキュラーレンズを有する記録媒体に対して記録を行うことができる記
録装置に関する。
記録層に重ねてレンチキュラーレンズを有し、記録層に記録された画像を、レンチキュ
ラーレンズを介して立体画像あるいは見る角度によって見える画像の形態等が変わる変り
絵画像として見ることができる記録媒体が従来から知られている。かかる記録媒体に記録
された画像を所定の立体画像あるいは変り絵画像として見ることができるようにするため
には、記録層への記録位置をレンチキュラーレンズのレンズ配列に精度良く対応させて行
う必要がある。例えば、特許文献1には、記録媒体の載置部に載置された記録媒体の縁部
に位置決め部材を当接することで、記録媒体の位置決めを行い、記録位置とレンチキュラ
ーレンズのレンズ配列とを精度良く対応させようとする記録装置が開示されている。
なお、特許文献2には、位置決めマークに基づいた裁断について開示されている。また
、特許文献3には、記録媒体を上方から加圧し浮き上がらないようにして記録媒体を位置
決めする構成が開示されている。
特許第3352879号 特開2002−355793号 特開2006−76099号
しかしながら、レンチキュラーレンズの線条方向とこの線条方向に沿うべき記録媒体の
縁部の方向とが記録媒体毎に異なっている場合がある。例えば、大判の記録媒体を裁断し
所望の小さいサイズの記録媒体を製造する場合に、裁断される大判の記録媒体の位置決め
精度が低い場合には、裁断された小さいサイズの記録媒体においては、記録媒体毎に、レ
ンチキュラーレンズの線条方向とこの線条方向に沿う記録媒体の縁部の方向とが異なって
しまうことがある。このような記録媒体に記録を行う場合に、記録媒体の縁部で位置決め
することとすると、記録媒体毎にレンチキュラーレンズの線条方向が異なってしまうこと
になる。そのため、記録層への記録位置をレンチキュラーレンズのレンズ配列に精度良く
対応させることができない。
そこで、本発明は、レンチキュラーレンズを有する記録媒体のレンチキュラーレンズの
線条方向が、記録媒体毎に異ならないように記録装置に位置きめすることができる記録装
置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、互いに直交する2方向に記録ヘッドを移動させ
、記録媒体載置部に載置される記録媒体に対して記録を行う記録装置において、記録媒体
載置部は、レンチキュラーレンズを有する記録媒体を載置した際に、レンチキュラーレン
ズの隣接するレンズ要素とレンズ要素との間に入り、レンズ要素に対して係合する係合部
を有することとする。
記録装置をこのように構成することで、レンチキュラーレンズを有する記録媒体のレン
チキュラーレンズの線条方向が、記録媒体毎に異ならないように、記録装置に位置決めす
ることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、係合部は線条であることとする。
記録装置をこのように構成することで、レンチキュラーレンズを有する記録媒体の位置
決めの精度を高くし確実なものとすることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、係合部は、レンチキュラーレンズと同一ピッ
チで、記録媒体を内側に位置させることができる範囲に亘って設けられていることとする
記録装置をこのように構成することで、シートの位置決め精度を高く、かつ、位置決め
を確実なものとすることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、係合部がレンチキュラーレンズに係合する方
向に記録媒体載置部を移動する移動機構を備えることとする。
記録装置をこのように構成することで、レンチキュラーレンズの線条方向に対して直交
する方向の記録位置を、レンチキュラーレンズの配列に対応させることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、記録媒体が載置される面に沿う面内で記録媒
体載置部を回転させる回転機構を備えることとする。
記録装置をこのように構成することで、記録位置をレンチキュラーレンズの線条方向に
対応させたものとすることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、係合部は、記録媒体のレンチキュラーレンズ
と同一部材からなることとする。
記録装置をこのように構成することで、係合部を容易に形成することができる。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る記録装置1について、図1から図4を参照し
ながら説明する。
図1は、記録装置1の概略の構成を示す概略構成図であり、記録装置1を斜め上方から
見た斜視図である。図1において、矢印Xの方向を前方(前側)とし、この反対方向を後
方(後側)とする。また、前方から後方に向かって右手方向となる矢印Yの方向を右方(
右側)とし、この反対方向である左手方向を左方(左側)とする。そして、矢印Zの方向
を上方(上側)とし、この反対方向を下方(下側)として、以下の説明を行うこととする
記録装置1は、記録媒体としてのレンチキュラーレンズシートS(図2、図3参照)が
載置される載置台2と、記録ヘッド3と、記録ヘッド3を互いに直交する2方向である左
右方向および前後方向に移動する記録ヘッド移動機構4等を有している。
ここで、レンチキュラーレンズシート(以下、単に、シートと記載する。)Sの構成に
ついて、図2を参照しながら簡単に説明する。シートSは、透明な薄い樹脂シートの一方
の面にレンチキュラーレンズS1が形成され、他方の面に記録層S2が形成されている構
成となっている。レンチキュラーレンズS1は、半円形のシリンドリカルレンズであるレ
ンズ要素S3が複数、隙間無く平行に一定のピッチで配列された構成となっている。した
がって、例えば、記録層S2に、レンチキュラーレンズS1の配列ピッチや焦点距離等に
対応させて視差のある画像を記録し、この画像をレンチキュラーレンズS1の側から観察
すると、立体感のある画像として、あるいは見る角度によって異なる画像として観察する
ことができる。なお、シートSは記録層S2を形成することなく、レンチキュラーレンズ
S1が形成される側と反対の面の樹脂部に直接記録を行う構成のものとしてもよい。
載置台2の上面には、シートSが載置される記録媒体載置部としての載置面5が設けら
れている。載置面5には、係合部としての凸条部6が設けられている。凸条部6は、前後
方向に伸びる線条の凸条であり左右方向に複数平行に並設されている。凸条部6は、シー
トSのレンチキュラーレンズS1のレンズ要素S3と同一形状に形成され、レンチキュラ
ーレンズS1と同一ピッチで配列されている。本実施の形態では、記録対象となるシート
Sの大きさより前後左右方向に、例えば、一周り程度大きな幅と長さのシートSを用いて
いて、しかも、レンチキュラーレンズS1の側を上方に向け、記録層S2の側を載置台2
の上面に貼り付けて固定することで、凸条部6を形成している。つまり、凸条部6は、レ
ンチキュラーレンズS1と同一ピッチで形成され、シートSを載置面5に載置したときに
、凸条部6が設けられる範囲の内側にシートSを位置させることができる範囲に亘って設
けられている。
凸条部6を形成するシートは、例えば、記録対象となるシートSを裁断する前の大判の
シート体から凸条部6が設けられる範囲に合わせて裁断したものを用いる。凸条部6は、
載置台2の上面に直接、切削等の加工処理を施し、レンチキュラーレンズS1と同一形状
に形成するようにしてもよいが、上述したように、シートSを貼り付けることで、容易に
凸条部6を形成することができる。
なお、凸条部6は、A−PET(Amorphous Polyethylene T
erephthalate)、PETG(Polyethylene Terephth
alate Glycol)、PET(Polyethylene terephtha
late)、アクリル、紫外線硬化樹脂等により形成することができる。また、凸条部6
は、耐摩耗性を向上させるためにフッ素樹脂コーティングを施しても良い。
記録ヘッド3は、キャリッジ8の下面に取り付けられている。本実施の形態では、記録
ヘッド3は、インクを吐出するインクジェット型の記録ヘッドとして構成されている。そ
して、記録ヘッド3は、記録ヘッド移動機構4により、左右方向および前後方向に移動可
能とされている。左右方向への移動は、キャリッジ8と、キャリッジガイド9と、タイミ
ングベルト10等から構成される左右方向移動機構11により実現されている。また、前
後方向への移動は、ボールねじ12と、ガイドポール13と、ボールネジ連結部14、ガ
イドポール連結部15および駆動モータ16等から構成される前後方向移動機構17によ
り実現されている。
キャリッジ8は、左右方向に延設されるキャリッジガイド9に移動可能に支持され、ま
た、キャリッジ用モータ18により駆動されるタイミングベルト10に取り付けられてい
る。したがって、キャリッジ用モータ18によりタイミングベルト10を左右方向に回転
駆動すると、キャリッジ8はキャリッジガイド9に沿って左右方向に移動する。そして、
キャリッジ8に取り付けられている記録ヘッド3もキャリッジ8と共にキャリッジガイド
9に沿って左右方向に移動することができる。つまり、キャリッジ用モータ18の回転量
と回転方向を制御することで、記録ヘッド3を、左右方向について所望の位置に移動させ
ることができる。
左右方向移動機構11は、前後方向移動機構17の一部を構成するボールネジ連結部1
4およびガイドポール連結部15に取り付けられている。ボールネジ連結部14は、前後
方向に延設されるボールねじ12に噛み合っている。ボールねじ12は駆動モータ16に
より回転される。また、ガイドポール連結部15は、ガイドポール13に摺動可能に支持
されている。ガイドポール13は、ボールねじ12に平行に前後方向に延設されている。
そして、ボールネジ連結部14とガイドポール連結部15の上面に、左右方向移動機構1
1が支持されている。したがって、駆動モータ16によりボールねじ12が回転させられ
ると、ボールねじ12のリードに従ってボールネジ連結部14が前後方向に移動し、ガイ
ドポール連結部15および左右方向移動機構11も一緒に前後方向に移動させられる。つ
まり、駆動モータ16によりボールねじ12を回転することにより、その回転量と回転方
向に応じて、左右方向移動機構11を前後方向の所望の位置に移動することができる。上
述したように、キャリッジ用モータ18および駆動モータ16の駆動制御を行うことで、
記録ヘッド3を載置面5上の任意の位置に移動することができる。
上述のように構成される記録装置1により、シートSに対して記録を行う場合には、図
3に示すように、シートSのレンチキュラーレンズS1が形成されている側を載置面5の
側に向け、かつ、レンチキュラーレンズS1の線条方向を凸条部6の線条方向に沿わせる
ようにして、シートSを載置面5に載置する。載置面5に載置されたシートSのレンチキ
ュラーレンズS1と載置面5の凸条部6とは同一形状である。このため、図4に示すよう
に、レンチキュラーレンズS1の隣接するレンズ要素S3とレンズ要素S3の間に凸条部
6が入り、レンズ要素S3の側面(円弧面)に凸条部6が当接する。つまり、シートSは
、凸条部6によりレンズ要素S3が係合された状態で載置面5に載置される。このように
、凸条部6にレンチキュラーレンズS1のレンズ要素S3を係合させることで、載置面5
に載置されるシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向が、シートSを載せ換える
度に異ならないようにすることができる。
ところで、シートSに記録される画像は、1つのレンズ要素S3について所定の位置に
所定の画像が記録されることで、レンチキュラーレンズS1を介して記録画像を観察した
ときに、立体画像あるいは変り絵画像として観察することができる。したがって、記録画
像を立体画像あるいは変り絵画像として観察するためには、レンチキュラーレンズS1の
線条方向に沿って記録されるべき記録画像をレンチキュラーレンズS1の線条方向に沿っ
て記録する必要がある。
そこで、凸条部6にレンチキュラーレンズS1を係合させた状態で、載置面5に載置さ
れたシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向と、レンチキュラーレンズS1の線
条方向に沿って記録されるべき記録画像との成す角度を測定する。そして、この角度に基
づいて記録画像の記録位置をレンチキュラーレンズS1の配列に対応するように調整する
ことで、記録画像をレンチキュラーレンズS1の線条方向に対応したものとすることがで
きる。
載置されたシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向と、レンチキュラーレンズ
S1の線条方向に沿って記録されるべき記録画像との成す角度は、次のようにして測定す
ることができる。
凸条部6にレンチキュラーレンズS1を係合させた状態で、載置面5に載置されたシー
トSに対して、記録装置1により図5に示すように、シートSに対して検査用の画像であ
る複数本のラインLnから構成される検査用画像CMを記録する。ラインLnのうち、中
心に位置するラインLAは、画像データ上では、前後方向、すなわちボールねじ12の軸
方向に沿うラインとなっている。また、ラインLAの左右に有るラインLnは左右で異な
る方向に同一角度ずつ順に傾斜が累積したラインとなっている。
例えば、ラインLAよりも右側のラインLnは、レンチキュラーレンズS1の線条方向
に対して時計回りに0.01度刻みで順に傾斜角を増すように設定し、ラインLAよりも
左側のラインLnは、レンチキュラーレンズS1の線条方向対して反時計回りに0.01
度刻みで順に傾斜角を増すように設定する。このような検査用の画像データに基づいて、
凸条部6に係合した状態で載置面5に載置されるシートSに検査用画像CMを記録する。
そして、シートSに記録された検査用画像CMをレンチキュラーレンズS1の側から見る
と、図6に示すように、ラインLnの中でレンチキュラーレンズS1のレンズ要素S3の
母線(稜線)に沿って記録されているラインLBについては、連続した1本のラインとし
て視認することができる。他方、レンズ要素S3の母線(稜線)に沿って記録されていな
いラインLnについては複数のレンズ要素S3にまたがって記録されるため、例えば、ラ
インLC等のように不連続に左右のいずれかの方向に分断されたラインとなる。
したがって、ラインLnの中で、レンチキュラーレンズS1を介して1本のラインで見
ることができるラインLBに対応するラインLAの傾斜角は、レンチキュラーレンズS1
の線条方向とレンチキュラーレンズS1の線条方向に沿って記録されるべき記録画像との
成す角度である。つまり、ラインLBに対応するラインLAの傾斜角を測定することで、
載置面Sに凸条部6にレンチキュラーレンズS1を係合させた状態で載置されたシートS
のレンチキュラーレンズS1の線条方向と、レンチキュラーレンズS1の線条方向に沿っ
て記録されるべき記録画像との成す角度の測定ができる。
載置されたシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向と、レンチキュラーレンズ
S1の線条方向に沿って記録されるべき記録画像との成す角度は、載置されているシート
Sに換えて他の同一のシートSを載置した場合にも同一となる。すなわち、検査用の画像
が記録されたシートSに換えて、これと同一の他のシートSを載置した場合にも、シート
SのレンチキュラーレンズS1の線条方向は、凸条部6の線条方向に沿ったものとなる。
つまり、検査用の画像が記録されたシートSの線条方向とこのシートSに換えて載置され
たシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向は同一である。したがって、検査用の
画像が記録されたシートSよりも後に載置され記録されるシートSに対しては、測定され
た傾斜角に基づいて記録用画像を回転させた補正画像データを生成し、この補正画像デー
タに基づいて画像の記録を行うことで、記録位置をレンチキュラーレンズS1の線条方向
に対応させることができる。
上述のように、載置台2の載置面5に凸条部6を設けることで、載置面5に載置される
シートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向を一定にすることができる。このため、
シートSを載せ換えても記録画像をレンチキュラーレンズS1の線条方向に対応したもの
とすることができる。
なお、シートSに記録された画像を立体画像あるいは変り絵画像として観察するために
は、記録画像の記録位置を、レンチキュラーレンズS1の線条方向に対応させると共に、
レンズ要素S3の幅方向(レンチキュラーレンズS1の配列方向)に対しても所定位置と
なるようにする必要がある。そこで、不図示のシート端縁検出装置によりシートSの端縁
を検出し、この端縁を基準にして、レンズ要素S3の幅方向についても所定位置に所定の
画像が記録されるように記録ヘッド3のインクの吐出タイミング等が図られる。
上述の例では、測定された傾斜角に基づいて記録用画像データを回転させた補正画像デ
ータを生成し、記録される画像の側をレンチキュラーレンズS1の線条方向に沿わせる構
成としている。これに対し、図7に示す記録装置20のように、載置面5を載置面5に沿
う面内で回転可能な構成としてもよい。なお、図7は、記録装置20の構成を示す分解斜
視図であり、上述の記録装置1と同様な構成については同一の符号を付し、その説明を省
略する。
記録装置20は、載置面5を、左右方向、すなわち、凸条部6がレンチキュラーレンズ
S1のレンズ要素S3に係合する方向に移動する移動機構21と、載置面5を載置面5に
沿う面内で回転させる回転機構22が備えられている。移動機構21は、左右方向移動板
23と、ボールねじ24と、ガイドポール25等から構成されている。また、回転機構2
2は、回転板26およびつまみ27等から構成されている。
載置台2上に、左右方向移動板23と回転板26とを備え、回転板26の上面に載置面
5が形成されている。載置台2の前後には、ボールねじ12の軸と直角に配置されるボー
ルねじ24とガイドポール25が設けられている。左右方向移動板23の前端部はボール
ねじ連結部28によりボールねじ24に連結し、また、左右方向移動板23の後端部はス
リーブ29によりガイドポール25に連結している。左右方向移動板23は、ボールねじ
24の一端に設けられるつまみ30を回転することで、載置台2上をボールねじ24のリ
ードに従って左右方向に移動可能な構成となっている。
このように、移動機構21により、左右方向移動板23を左右方向に移動可能な構成と
することで、記録画像の記録位置が、レンチキュラーレンズS1に対する所定の記録位置
から左右方向、すなわちレンチキュラーレンズS1のレンズ要素S3の配列方向にずれて
いる場合には、つまみ30を回転し左右方向移動板23を左右に移動させることで、記録
画像の記録位置をレンチキュラーレンズS1の配列に対応させた所定の位置とすることが
できる。
回転機構22は次のように構成されている。回転板26の下面には、左右方向移動板2
3の上面に設けられる円環状の凸条31の内周面に嵌合する円筒部32が形成されている
。したがって、回転板26は円筒部32を中心に左右方向移動板23の面上に回転可能に
支持されている。左右方向移動板23の前側の縁部にはつまみ27が設けられている。こ
のつまみ27の周囲に歯部33が形成される。また、回転板26の前端縁には、前方に円
弧状に突出したギア部34が形成されている。円筒部32を凸条31に嵌合させた状態で
回転板26を左右方向移動板23の上面に載置したときに、つまみ27の歯部33とギア
部34とが噛み合うように、つまみ27とギア部34の配置等は構成されている。したが
って、つまみ27を回転することで、円筒部32を中心に、回転板26を回転させること
ができる。
このように回転機構22を構成することで、記録画像の記録位置が、レンチキュラーレ
ンズS1の線条方向と一致していない場合には、つまみ27を回し回転板26を回転させ
ることで、載置されているシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向と、レンチキ
ュラーレンズS1の線条方向に沿って記録されるべき記録画像との成す角度を一致させる
ことができる。回転板26の回転量は、シートSに検査用画像CMを記録して測定した角
度、すなわち、載置されたシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向と、レンチキ
ュラーレンズS1の線条方向に沿って記録されるべき記録画像との成す角度とする。これ
により、載置面5に載置されたシートSのレンチキュラーレンズS1の線条方向と、レン
チキュラーレンズS1の線条方向に沿って記録されるべき記録画像との成す角度を一致さ
せることができる。
(変形例)
上述の例では、載置面5の凸条部6はレンチキュラーレンズS1とレンズ要素S3の配
列と同一のピッチで形成したが、図8に示す記録装置40のように、レンチキュラーレン
ズS1に係合する凸条41をレンチキュラーレンズS1の配列ピッチの整数倍の間隔を空
けて配列してもよい。なお、図8においては、上述の記録装置1と同様な構成については
同一の符号を付し、その説明を省略する。このように凸条41の間隔を空ける場合であっ
ても、レンチキュラーレンズS1の配列ピッチの整数倍のピッチで凸条41を設けること
で、凸条41をレンチキュラーレンズS1に確実に係合させることができる。なお、凸条
部6と凸条部41は、少なくとも一本設けることで、レンチキュラーレンズS1の線条方
向が一定となるようにシートSを位置決めすることができる。また、凸条部6と凸条部4
1は、設ける本数やシートSの幅や長さ等を考慮し、シートSが載置面5上で容易に回転
してしまわない所定の長さに設定する。
なお、図1、図7に示すように、凸条部6は、レンチキュラーレンズS1と同一ピッチ
で、シートSを内側に位置させることができる範囲に亘って設けられている。このように
、凸条部6を、レンチキュラーレンズS1と同一ピッチで、シートSを内側に位置させる
ことができる範囲に亘って設けることで、シートSの全てのレンズ要素S3を凸条部6に
係合させることができ、位置決め精度を高く、かつ、位置決めを確実なものとすることが
できる。
また、各実施の形態において係合部は、凸条としたが、図9に示すように、隣り合うレ
ンズ要素S3とレンズ要素S3の間に入りレンズ要素S3に対して係合する突起部42を
係合部としてもよい。突起部42は、少なくとも2箇所に設けることで、レンチキュラー
レンズS1の線条方向が一定となるようにシートSを位置決めすることができる。また、
係合部は、レンチキュラーレンズS1と同一の形状で、レンチキュラーレンズS1が嵌り
込む凹状の条部を係合部としてもよい。
ところで、凸条部6がシートSを載置台2に貼り付けて形成されている場合には、凸条
部6が損傷したり磨耗したときには、凸条部6を取替えることが好ましい。そのため、載
置台2へのシートPの貼り付けを再剥離性の接着剤、粘着材、吸着材とすることで、凸条
部6を取り替える際の剥離作業が容易になる。
なお、上記の実施例、およびその変形例では、凸条部6の線条方向は、X方向、すなわ
ち、キャリッジ8がキャリッジ用モータ18により移動される方向と直交する方向に沿う
方向となっているが、凸条部6の線条方向をキャリッジ8がキャリッジ用モータ18によ
り移動される方向に沿う方向としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る記録装置の斜視図である。 シートの構成を示す図である。 記録装置にシートを載置した状態を示す図である。 記録装置に載置されたシートと凸条部との係合状態を示す図である。 検査用画像の記録内容を示す図である。 検査用画像をレンチキュラーレンズの側から見たときの画像を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る記録装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る記録装置の変形例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る記録装置の他の変形例を示す図である。
符号の説明
S ・・・ シート(記録媒体) , S1 ・・・ レンチキュラーレンズ , 1
、20、40 ・・・ 記録装置 , 2 ・・・ 載置台 , 3 ・・・ 記録ヘッ
ド , 5 ・・・ 載置面(記録媒体載置部) , 6、41・・・ 凸条部(係合部
) , 21 ・・・ 移動機構 , 22 ・・・ 回転機構 , 42 ・・・突起
部(係合部)

Claims (6)

  1. 互いに直交する2方向に記録ヘッドを移動させ、記録媒体載置部に載置される記録媒体
    に対して記録を行う記録装置において、
    前記記録媒体載置部は、レンチキュラーレンズを有する記録媒体を載置した際に、前記
    レンチキュラーレンズの隣接するレンズ要素とレンズ要素との間に入り、レンズ要素に対
    して係合する係合部を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記係合部は線条であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記係合部は、前記レンチキュラーレンズと同一ピッチで、前記記録媒体を内側に位置
    させることができる範囲に亘って設けられていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の記録装置。
  4. 前記係合部がレンチキュラーレンズに係合する方向に前記記録媒体載置部を移動する移
    動機構を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記記録媒体が載置される面に沿う面内で前記記録媒体載置部を回転させる回転機構を
    備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記係合部は、前記記録媒体のレンチキュラーレンズと同一部材からなることを特徴と
    する請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
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