JP2009286066A - 穿孔工具 - Google Patents

穿孔工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2009286066A
JP2009286066A JP2008143425A JP2008143425A JP2009286066A JP 2009286066 A JP2009286066 A JP 2009286066A JP 2008143425 A JP2008143425 A JP 2008143425A JP 2008143425 A JP2008143425 A JP 2008143425A JP 2009286066 A JP2009286066 A JP 2009286066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
dust collection
suction nozzle
drilling
drilling tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008143425A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5277729B2 (ja
Inventor
Kenji Kobori
賢志 小堀
Tomomasa Nishikawa
智雅 西河
Shingo Yamazaki
真護 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2008143425A priority Critical patent/JP5277729B2/ja
Publication of JP2009286066A publication Critical patent/JP2009286066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5277729B2 publication Critical patent/JP5277729B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

【課題】 集塵機構付き穿孔工具において、穿孔作業終了後には、穿孔穴内部に粉塵の一部が残留し、穿孔穴にアンカ等を打ち込む際には、残留した粉塵を除去する必要が生じ、この粉塵を除去する作業時に粉塵が舞ってしまい、作業現場及び作業者に対し劣悪な環境となっていた。
【解決手段】 集塵アダプタ16において、空気流入通路16bが穿孔穴8a内部に突出可能な構成とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主にコンクリートやレンガといった石材に穿孔穴を開けるための電動モータやエンジン等で駆動される穿孔工具に関し、特に、穿孔時に発生する粉塵を集塵し、かつ、穿孔作業後に穿孔穴内に残留する粉塵を集塵し、作業現場及び作業者に対する環境改善を図ることができる、集塵装置を有する穿孔工具に関するものである。
従来、コンクリートやレンガといった石材に対し穿孔穴を開けるための穿孔工具として、ドリル工具や、先端工具を回転打撃させるハンマードリルや振動ドリルが一般的に使用されている。該穿孔工具を使用して穿孔作業を行う際には粉塵が発生するため、作業者は防塵マスクや保護眼鏡等を装着ていた。
上記状況を改善するため、粉塵を吸い取る集塵機構を配設したものが用いられている。(例えば特許文献1参照)
従来の集塵装置を有する穿孔工具の問題点を図12を用いて説明する。図12は従来の集塵装置を有する穿孔工具の構成を示した部分断面図であり、参考文献1の発明である。穿孔工具100は、その内部に先端工具101を回転、又は、回転及び打撃などする機構を有しており、先端工具101によって、被削材を穿孔することができるようになっている。先端工具101によって、被削材を穿孔すると、その際に粉塵が発生する。その粉塵を、先端工具101の先端部付近及び被削材付近を覆うように設けられる集塵アダプタ103を介して、集塵袋104などに収容するようにしていた。
実開平3−59111号公報
穿孔作業終了後には、穿孔穴内部に粉塵の一部が残留し、穿孔穴にアンカー等を打ち込む際には、残留した粉塵を除去する必要が生じ、この粉塵除去作業時に粉塵が飛散し、作業現場及び作業者に対し劣悪な環境となっていた。また、図示した横方向の穿孔作業のみならず、下方向への穿孔作業においては、重力の影響により粉塵が残留しやすく、残留した粉塵を除去する作業が問題となっていた。
本発明の目的は、穿孔作業後に穿孔穴内に残留した粉塵を吸引可能な集塵装置を有する穿孔工具を提供することである。
上記目的は、モータと、被削材を穿孔可能な先端工具と、モータの回転力によって、先端工具を回転可能にする回転力伝達機構と、被削材の粉塵を集塵可能な集塵ユニットとを有する穿孔工具であって、前記集塵ユニットは、前記先端工具の一部を覆い被削材の粉塵を集塵ユニットへと案内可能な集塵アダプタと、被削材の粉塵を貯蔵可能な集塵ケースと、前記集塵ケースと前記集塵アダプタとを接続する粉塵流路と、粉塵を前記集塵アダプタから前記集塵ケース方向へと吸引する吸引手段とを有し、前記集塵ユニットは、被削材の穿孔穴に挿入可能であって前記吸引手段と接続されている吸引ノズルを有することを特徴とする穿孔工具によって、達成することができる。
本発明の請求項1に記載の穿孔工具の構成とすることによって、吸引手段によって、穿孔穴の内部へと吸引ノズルを挿入することによって、吸引ノズルより穿孔穴内部にたまった粉塵を吸引することができる。このため、穿孔を行っている際には、集塵アダプタによって集塵を行うことができ、また、穿孔が終わった際には、吸引ノズルによって穿孔穴の内部に溜まった粉塵を吸い取ることができる。そのため、穿孔穴の内部に溜まった粉塵を除去することを抑制することができるために、作業性の良い穿孔工具を提供することができる。
請求項2に記載の穿孔工具の構成とすることによって、吸引ノズルを粉塵流路内部へと挿入可能であるために、吸引ノズルを使用しない際には、粉塵流路へと収納することによってコンパクトな穿孔工具を提供することができる。
請求項3に記載の穿孔工具の構成とすることによって、伸縮パイプと直交する方向に延びる第1軸部の軸心を回転中心として吸引ノズルが回転可能であるために、吸引ノズルを使用しない際に第2軸部とスライダとを略同一の方向へと伸ばすことができる。そのため、コンパクトな穿孔工具を提供することができる。
請求項4に記載の穿孔工具の構成とすることによって、吸引ノズルが屈曲可能であるために、作業者が穿孔穴へと吸引ノズルを挿入する際に吸引ノズルを変形させながら容易に挿入することができ、作業性の良い穿孔工具を提供することができる。
請求項5に記載の穿孔工具の構成とすることによって、吸引ノズルと集塵ケースの間の連通を遮断することにより、集塵アダプタより集塵をより強い吸引力で行うことができる。そのため、作業性の良い穿孔工具を提供することができる。
請求項6に記載の穿孔工具の構成とすることによって、吸引ノズルを穿孔穴に挿入した際に、集塵アダプタと集塵ケースとの間の連通を遮断することによって、吸引ノズルを使用する際には、集塵アダプタより集塵することが無いために、より強い吸引力で吸引ノズルより粉塵を吸引することができる。そのため、作業性の良い穿孔工具を提供することができる。
請求項7に記載の穿孔工具の構成とすることによって、前記吸引手段は、前記モータの回転によって回転するファンを有するために、先端工具を駆動するモータによりファンを駆動可能となり、コンパクトな穿孔工具を提供することができる。
請求項8に記載の穿孔工具の構成とすることによって、フィルタは、ファンと粉塵を貯蔵する貯蔵空間とを隔てており、貯蔵空間と連通し穿孔穴へと挿入可能な吸引ノズルを有するために、穿孔の際には、集塵アダプタより集塵を行い、穿孔穴内部の粉塵を集塵する際には、吸引ノズルを用いて集塵を行うことができ、作業性の良い穿孔工具を提供することができる。
請求項9に記載の穿孔工具の構成とすることによって、穿孔の際には、フィルタと集塵アダプタとの間を連通させ、且つ、吸引ノズルと集塵ケースとの間の連通を遮断することにより、効果的に集塵アダプタより集塵を行うことができる。また、穿孔穴内部の粉塵を集塵する際には、フィルタと集塵アダプタとの間を連通を遮断し、且つ、吸引ノズルと集塵ケースとの間の連通することにより、効果的に吸引ノズルより集塵を行うことができる。
本発明の第1の実施形態を図1から図3を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の穿孔工具を示す一部断面正面図である。穿孔工具の一例として、図1に示すように、ハンマドリル1を用いて説明する。先端工具9の延びる軸方向において、工具保持部8が設けられる方を前、ハンドル4が設けられる方を後として、図中の矢印に示すように、前後の方向を定義する。また、先端工具9の軸方向と直交する方向において、図中の矢印に示すように、上下を定義する。
ハンマドリル1は、モータ3を内部に回転可能に保持するハウジング2を有する。ハウジング2は、その前端部付近に工具保持部8を有し、その後端部付近にハンドル4を有する。工具保持部8は、被削材Wを切削可能な先端工具9を着脱可能に保持している。ハンドル4は、略D型をしており、そのD型の内周面にトリガ5が設けられている。ハンドル4の下端部には、図示しないプラグを端部に有する電源コード6が設けられている。ハウジング2の中央部付近には、切換レバー7が設けられており、図示しないハウジング2内部の機構を切り換えることにより、モータ3の回転力により先端工具9を回転させ、又は、打撃させることができ、あるいは、その双方である回転及び打撃させることができるようになっている。
モータ3の出力軸には、ファン10が設けられている。ファン10は、その上部に集塵用のファンが10Bが、下部にモータ3の冷却用のファン10Aが設けられている。ファン10Bは、ハウジング2内部の空気通路2Aと空間的に接続されており、ファン10Bにより、空気通路2A内部の空気をハウジング2の外部へと図示しない穴を介して排気可能となっている。
ハウジング2には、集塵ユニット20が接続されている。集塵ユニット20は、集塵ケース21と、伸縮パイプ24と、集塵アダプタ26とを有する。なお、集塵ユニット20は、伸縮パイプ24の一部を介してハウジング2に取り付けられている。
集塵ケース21は、集塵ユニット20に着脱可能に保持されており、内部にフィルタ22及び貯蔵空間23を有する。貯蔵空間23と空気通路2Aとは、フィルタ22を介して接続されている。なお、フィルタ22は、粉塵を濾すことができるようになっている。
伸縮パイプ24は、2重構造の固定パイプ24Bと、2重構造の移動パイプ24Aとにより構成されている。移動パイプ24Aは、固定パイプ24Bより小径に設けられており、移動パイプ24Aの一部は固定パイプ24B内部へと収納可能となっている。移動パイプ24A及び固定パイプ24Bは、離間するようにばね25により付勢されており、ばね25の付勢力に抗して移動パイプ24Aに力を加えると、移動パイプ24Aが固定パイプ24B内部へと収納することができるようになっている。
移動パイプ24Aの前端には集塵アダプタ26が設けられている。集塵アダプタ26は、先端工具9の少なくとも一部を覆うように構成されており、先端工具9により貫通可能である。先端工具9により集塵アダプタ26は貫通されるが、貫通される後端部には、シール部材27が設けられており、集塵アダプタ26の内部と外部とを略隔てるようになっている。なお、シール部材27は、集塵アダプタ26に一端で取付けられており、他端で先端工具9と略接するようになっている。
移動パイプ24Aの内部には、移動パイプ24Aの移動方向と略同一の向きである前後方向へと移動可能な吸引ノズル28が設けられている。吸引ノズル28は、移動パイプ24Aの前端部に設けられた穴から突出可能に設けられている。吸引ノズル28は、ばね29により、前方へと移動する方向へと付勢されている。また、吸引ノズル28には、その一部としてシャッター部材28Aが設けられている。
図2にばね25により、伸縮パイプ24が伸びた状態であって、穿孔穴W1に吸引ノズル28が挿入された状態を示す。吸引ノズル28には、図1の状態では、被削材Wと当接することにより、その前方への移動を規制されていたが、穿孔穴に挿入可能な位置に移動したことにより、前方へと移動している。なおこの移動は、ばね29の前方方向への付勢力による。
図3に図1のA−A線矢視図を示す。図中に示すように、移動パイプ24Aは、2重の構造になっており、その空間の間に、ばね25が設けられている。図中に示すように、ばね25は、略中空円筒上に延びている。図中に示すように、移動パイプ24Aの内部において、吸引ノズル28は、円筒形状部とその径方向に延びる部分を介してシャッター部材28Aが設けられている。
本発明の第1の実施形態の穿孔工具であるハンマドリル1の動作について説明する。
電源コード6の図示しない端部に設けられるプラグをコンセントに差し込んだ状態で、ハンドル4を作業者が握り、トリガ5を操作すると、モータ3に通電される。モータ3は通電により、ハウジング2に対して回転する。モータ3は、その回転による出力を、ハウジング2内部の図示しない機構により、先端工具9を回転、打撃、又は回転及び打撃を行う。ハンドル4を握った状態でこの先端工具9により、被削材Wは切削され、穿孔される。
また、モータ3の出力により、モータ3の回転軸に回転不能に設けられるファン10が回転する。ファン10の下部に設けられる冷却ファン10Aにより、モータ3の下部付近のハウジング2の図示しない穴部により、上方へと向うように、ハウジング2の内部へと空気が取り込まれる。また、ファン10の上部に設けられる集塵ファン10Bにより、ハウジング2の空気通路2A内部の空気を、ハウジング2の外部へと排気する。空気通路2Aの空気が移動することにより、集塵ユニット20が粉塵を吸引する。
まず、集塵アダプタ26の被削材Wとの隙間、又は、シール部材27と先端工具9の間の隙間などから、集塵アダプタ26の内部へと空気が流入する。先端工具9には、先端部9Aと螺旋部9Bとがあり、先端部9Aにより、被削材が破砕され、螺旋部9Bによりが、粉塵が先端工具9の軸方向の後方側へと移動される。なお、作業者は、ハンマドリル1を被削材Wの方向へと押し付けることにより、被削材が先端部9Aにより破砕され、穿孔穴が開くにつれて、伸縮パイプ24の長さは短くなるようになっているために、移動パイプ24A及び固定パイプ24Bの先端工具9の軸方向の長さは短くなっている。すなわち、穿孔穴の深さが深くなる際に、被削材Wと移動パイプとは常に接触しており、固定パイプ24Bの位置が近くなっている。先端工具9により被削材Wが穿孔される際には、粉塵が発生する。発生した粉塵は、螺旋部9Bにより集塵アダプタ内26Aへと移動し、粉塵及び集塵アダプタ26内部に集塵アダプタ26外部より取り込まれた空気は、移動パイプ24A及び固定パイプ24Bにより構成される集塵通路へと移動する。この後、粉塵及び空気は、移動パイプ24A及び固定パイプ24Bの内周面により構成される粉塵通路より集塵ケース21へと移動する。集塵ケース21に移動した粉塵及び空気は、フィルタ22により粉塵のみが濾される。これにより、貯蔵部23に粉塵が貯蔵されることになり、空気通路2Aへと空気が移動する。なお、吸引ノズル28の先端は、被削材Wと当接している状態となっており、ばね29は、伸びた状態で前方へと吸引ノズル29を付勢された状態である。なお、図中に示すように、吸引ノズル29は管状をしているが、先端工具9の径よりも小径に構成されている。
作業者が望む深さまでの穿孔を行った後に、ハンマドリル1を被削材Wより離れる方向へと作業者がハンマドリル1を移動させる。この際に、先端工具9の螺旋部9Bにより移動されず、穿孔穴W1内部に粉塵が残ることがある。このため、穿孔穴W1内部に残る粉塵を除去する必要が生じる。
ハンマドリル1を被削材Wより離す方向である後方へと移動させ、下方へと移動させ、穿孔穴W1へと吸引ノズル29を挿入可能な位置にハンマドリル1を移動させる。この際に、集塵アダプタ26と被削材Wとは接触している状態であり、先端工具9が被削材Wに接触しない位置にハンマドリル1は位置している。
吸引ノズル29は、ばね29の付勢力により前方へと付勢されるため、穿孔穴W1へと挿入される。作業者がトリガ5を操作すると、モータ3の回転力により、先端工具9へと回転力などが伝達されるが、被削材Wに接触していないので、被削材Wを傷付けることはない。ここで、モータ3の回転力により、ファン10が回転し、上方に位置する集塵ファン10Bも回転する。集塵ファン10Bの回転により、穿孔穴W1内部に残った粉塵は、集塵されることとなる。詳細には、集塵ファン10Bの回転により、空気通路2Aの空気がハウジング2の外部へと移動する。これにより、粉塵を吸引する吸引力が発生する。この際には、集塵アダプタ26と被削材Wとの隙間、先端工具9とシール部材27との隙間から集塵アダプタ26内部へと空気が流入しない。すなわち、シャッター部材28Aが集塵アダプタ26と移動パイプ24Aとの間の空気の移動を抑制しているからである。この際に、集塵アダプタ26と被削材Wとの間より、穿孔穴W1へと空気が流入する。穿孔穴W1に入った空気は、穿孔穴W1内部の粉塵を伴い管状の吸引ノズル28の内部を通って、移動パイプ24Aへと移動する。その後、粉塵及び空気は、移動パイプ24Aより固定パイプ24Bへと移動し、集塵ケース21内部へと移動する。粉塵及び空気は、フィルタ23により濾され、貯蔵空間22に粉塵が貯蔵され、空気のみが空気通路2Aへと移動する。
本発明の第2の実施形態の穿孔工具について、図4から図7を用いて、ハンマドリル1を例に説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分は、説明を省略する。
図4は、第2の実施形態を示すハンマドリル1の一部断面正面図である。第1の実施形態とは、主に吸引ノズル28付近の構成が異なる。図4中に示すように、吸引ノズル28は、円筒状の移動パイプ24Aの先に設けられる集塵アダプタ26より、側面から径方向へと延びるように設けられている。
図5に、図4のB−B線矢視図を示す。図中に示すように、吸引ノズル28はは、円筒状の移動パイプ24Aの径方向へ延びる第2部分28Cと、第2部分28Cと直交する方向に延びる第1部分28Bとを有する。なお、図中に示すように、吸引ノズル29は管状をしているが、先端工具9の径よりも小径に構成されている。なお、図4及び図6に示すように、吸引ノズル28は、集塵アダプタ26に対して回動可能となっている。吸引ノズル28は、カム部28Dを有しており、回動により、その位置を変更可能である。図4及び図6の断面部に示すように、シャッター部材28Aにより、集塵アダプタ内空間26Aと移動パイプ24Aとの間の空気の移動を抑制可能となっている。図4及び図6に示すように、シャッター部材28Aは、先端工具9の軸方向へと移動可能である。
図5に、吸引ノズル29を180度回動させた状態を示す。なお、シャッター部材28Aは、先端工具9の軸方向前方へと移動しており、集塵アダプタ内部と移動パイプ24Aとの間の空気の移動を抑制している。図7に図6のC−C線矢視図を示す。カム部29Dが移動しており、吸引ノズル内空間29B1と集塵アダプタ内部の空間26Aとが連通している。
第2の実施形態のハンマドリル1の動作について説明する。穿孔穴をあける際には、図4に示すように、シャッター部材28Aを前方に移動させない状態で、かつ、吸引ノズル28が、集塵アダプタ26より前方へと突出しない状態とする。なお、図4の状態では、吸引ノズルの第1部分28Bは、先端工具9の軸方向と略平行に延びるように位置している。このように位置することにより、作業者がトリガ5を操作した際に回転する集塵ファンにより、吸引力が発生し、穿孔の際に先端工具9の螺旋部9Bにより、集塵アダプタ26内空間26Aへと移動した粉塵、及び、空気を移動パイプ24A、固定パイプ24Bを介して集塵ケース21へと移動させる。
穿孔穴W1の内部の粉塵を集塵する際には、吸引ノズル28を第2部分29Cの延びる方向を軸として180度回動させる。このことにより、カム部29Dが移動し、吸引ノズル内空間28B1と集塵アダプタ内空間26Aとを連通される。また、シャッター部材28Aにより、集塵アダプタ26と移動パイプ24Aとの間の空気の移動が抑制されているために、より強い吸引力で、吸引ノズル28から穿孔穴W1内部の粉塵及び空気を移動パイプ24A内部へと移動することができる。
吸引ノズル28を180度回転させた状態で、吸引ノズル28を穿孔穴W1へと挿入しトリガ5を操作すると、集塵ファンが回転し吸引力が発生する。穿孔穴W1周辺より穿孔穴W1内部へと空気が流入し、穿孔穴W1内部の粉塵及び空気が吸引ノズル28の内部28A1へと移動する。移動した粉塵及び空気は、接続部26A1を介して集塵アダプタ内空間26Aへと移動し、移動パイプ24A、固定パイプ24Bを介して集塵ケース21へと移動する。
本発明の第3の実施形態について図8から図11を用いて説明する。
図8に示すように、吸引ノズル28は、集塵ケース21の側部より延びるように設けられており、変形可能な部材により構成されている。吸引ノズル28は、一端が集塵ケース21の側部と接続されており、一端を保持部材30で保持されている。これは、吸引ノズル28が変形可能であるために、保持部材30により変形した状態で吸引ノズル28が保持される。また、集塵ユニット20には、移動可能な操作部31が設けられている。なお、図中に示すように、吸引ノズル29は管状をしているが、先端工具9の径よりも小径に構成されている。
図9に、図8のD−D線矢視図を示す。操作部31と、シャッター部材31A及び移動部材31Bは、一体に形成されており、操作部31の移動に連動するように構成されている。図9に示す状態では、吸引ノズル内空間30Aと、貯蔵部22とは移動部材31Bにより隔てられているために、連通していない。また、固定パイプ24Bと貯蔵空間22とは連通している。
図10に吸引ノズル28を変形させることにより、保持部材30から取外した状態をしめす。また、操作部31を移動させた状態を示している。
図11に、図10のE−E線矢視図を示す。操作部31が移動しており、固定パイプ24B内部の空間と、吸引ノズル内空間28Aとが連通しており、シャッター部材31Aにより固定パイプ24B内部の空間と、貯蔵部22とは連通していない。
第3の実施形態のハンマドリル1の動作について説明する。操作部31を移動させない状態では、吸引ノズル内空間30Aと、貯蔵部22とは移動部材31Bにより隔てられているために、連通していない。固定パイプ24Bと貯蔵空間22とは連通しているために、螺旋部9Bにより集塵アダプタ内部へと移動した粉塵、及び空気は、集塵ケース21へと移動可能である。なお、吸引ノズルない空間30Aと、貯蔵部22とは移動部材31Bにより隔てられているために、連通していないために、吸引ノズル28から空気が入ることを抑制することができるために、より強い吸引力で、集塵アダプタ26より、粉塵及び空気を集塵することができる。
穿孔穴内部に残った粉塵を吸引する際には、操作部31を移動させ、固定パイプ24B内部の空間と、吸引ノズル内空間28Aとが連通しており、シャッター部材31Aにより固定パイプ24B内部の空間と、貯蔵部22とは連通していない状態とする。シャッター部材31Aにより貯蔵部22と、貯蔵部22とは連通していないために、集塵アダプタ26より、集塵ケース21へと空気が移動することがない。また、貯蔵部22と、吸引ノズル内空間28Aとが連通しているために、吸引ノズル28を介して強い吸引力で穿孔穴W1内部に残った粉塵を吸引ノズル28を介して集塵ケース21へと集塵することができる。
以上、本発明の実施形態によれば、穿孔作業時に生じる粉塵を集塵し且つ、穿孔作業後に穿孔穴内に残留する粉塵を除去することで、作業性を向上するとともに作業現場及び作業者の環境を改善することが可能となる。
なお、本発明の実施形態においては、電気コードによってハンマドリルへと給電する構成としたが、繰り返し充電可能な充電池によって給電する構成であっても良い。また、エンジンなどの駆動源によって、先端工具を回転、打撃、回転及び打撃などする構成であっても本発明の効果を奏し得ることができるために、良いものである。
本発明の実施形態においては、3つのモードを有する構成としたが、粉塵を発生する穿孔工具であれば、本発明の効果を奏し得ることができるために、良いものである。例えば、回転のみの穿孔工具、回転及び打撃、回転のみの2つのモードを持つ穿孔工具、回転及び打撃のみの穿孔工具などであっても本発明の効果を奏し得ることができる。
本発明の実施形態においては、集塵アダプタ、移動パイプ又は集塵ケースから吸引ノズルが延びる構成としたが、集塵ファンよりも被削材側にフィルタがある構成であれば、フィルタの前方のどの位置から吸引ノズルが延びるものであっても本発明の効果を奏し得ることができるものである。
なお、本発明の実施形態においては、吸引ノズルの穿孔穴へと挿入する端部は、円筒形状のものとしたが、例えばブラシ状・円錐形状のものでも良く、素材としては、例えば、ゴム製・樹脂製など種々の構成であっても、本発明の効果を奏し得ることができるものである。
なお、本発明の実施形態においては、樹脂製の集塵ケースの貯蔵部に粉塵を貯蔵する構成としたが、布・紙などの素材でできている集塵バッグで粉塵を貯蔵する構成であっても本発明の効果を奏し得ることができるものである。
本発明の穿孔工具の第一の実施形態の穿孔の際の一部断面図 本発明の穿孔工具の第一の実施形態の集塵の際の一部断面図 図1のA−A線矢視図 本発明の穿孔工具の第二の実施形態の穿孔の際の一部断面図 図4のB−B線矢視図 本発明の穿孔工具の第二の実施形態の集塵の際の一部断面図 図6のC−C線矢視図 本発明の穿孔工具の第三の実施形態の穿孔の際の一部断面図 図8のD−D線矢視図 本発明の穿孔工具の第三の実施形態の集塵の際の一部断面図 図10のE−E線矢視図 従来の穿孔工具を示す要部断面図。
符号の説明
1.ハンマドリル 2.ハウジング 3.モータ 4.ハンドル 5.トリガ 6.電源コード 7.切換レバー 8.工具保持部 9.先端工具 10.ファン 20.集塵ユニット 21.集塵ケース 22.フィルタ 23.貯蔵部 24.伸縮パイプ 25.ばね 26.集塵アダプタ 27.シール部材 28.吸引ノズル 29.ばね

Claims (9)

  1. モータと、
    被削材を穿孔可能な先端工具と、
    モータの回転力によって、先端工具を回転可能にする回転力伝達機構と、
    被削材の粉塵を集塵可能な集塵ユニットとを有する穿孔工具であって、
    前記集塵ユニットは、前記先端工具の一部を覆い被削材の粉塵を集塵ユニットへと案内可能な集塵アダプタと、被削材の粉塵を貯蔵可能な集塵ケースと、前記集塵ケースと前記集塵アダプタとを接続する粉塵流路と、粉塵を前記集塵アダプタから前記集塵ケース方向へと吸引する吸引手段とを有し、
    前記集塵ユニットは、被削材の穿孔穴に挿入可能であって前記吸引手段と接続されている吸引ノズルを有することを特徴とする穿孔工具。
  2. 前記吸引ノズルは、少なくとも一部が前記粉塵通路内部へと挿入可能であることを特徴とする請求項1記載の穿孔工具。
  3. 前記粉塵流路は、前記先端工具の軸方向に延びる伸縮パイプの内部に設けられており、
    該伸縮パイプは、前記先端工具の軸方向に伸縮可能であり、
    前記吸引ノズルは、前記先端工具の軸方向と直行する方向に延びる第2軸部と、該第2軸部と直交する方向に延びる第1軸部とを有しており、該第2軸部の軸心を回転中心として回転可能であることを特徴とする請求項1記載の穿孔工具。
  4. 前記吸引ノズルの少なくとも一部は、屈曲可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の穿孔工具。
  5. 前記吸引ノズルと前記集塵ケースとの間の連通を遮断可能な部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載の穿孔工具。
  6. 前記集塵集塵アダプタと前記集塵ケースの間の連通を遮断可能なシャッター部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項記載の穿孔工具。
  7. 前記吸引手段は、前記モータの回転によって回転するファンを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項記載の穿孔工具。
  8. モータと、
    被削材を穿孔可能な先端工具と、
    モータの回転力によって、先端工具を回転可能にする回転力伝達機構と、
    被削材の粉塵を集塵可能な集塵ユニットとを有する穿孔工具であって、
    前記集塵ユニットは、被削材の粉塵を貯蔵可能な集塵ケース及び前記先端工具の一部を覆う集塵アダプタを有しており、
    該集塵ケース内部には、フィルタ及び貯蔵部を有しており、
    前記フィルタは、前記モータの回転力により回転するファンと貯蔵空間とを隔てられており、
    前記貯蔵空間と連通し穿孔穴へと挿入可能な吸引ノズルを有することを特徴とする穿孔工具。
  9. 前記集塵アダプタと前記フィルタの間であって、前記吸引ノズルよりも集塵アダプタ側には、前記フィルタと前記集塵アダプタの連通を遮断可能なシャッター部材を有しており、
    前記吸引ノズルと前記集塵ケースの間には、連通を遮断可能な部材を有することを特徴とする請求項8記載の穿孔工具。
JP2008143425A 2008-05-30 2008-05-30 穿孔工具 Expired - Fee Related JP5277729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008143425A JP5277729B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 穿孔工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008143425A JP5277729B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 穿孔工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009286066A true JP2009286066A (ja) 2009-12-10
JP5277729B2 JP5277729B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=41455746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008143425A Expired - Fee Related JP5277729B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 穿孔工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5277729B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106584371A (zh) * 2016-11-08 2017-04-26 浙江亚特电器有限公司 一种电动工具的集尘装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6982398B2 (en) 2004-06-01 2006-01-03 Illinois Tool Works Inc. Fuel saving engine driven welding-type device and method of use

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0235611U (ja) * 1988-08-31 1990-03-07
JPH0359111U (ja) * 1989-10-14 1991-06-11
JP2000141358A (ja) * 1998-11-09 2000-05-23 Riken Diamond Kogyo Kk アンカーの施工方法及び切削ビット
JP2001000013U (ja) * 1990-07-28 2001-04-06 ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト 吸引機構を有するドリル/たがね装置
JP2006248088A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Isamu Mizobuchi グラウト剤注入用穿孔穴の清掃方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0235611U (ja) * 1988-08-31 1990-03-07
JPH0359111U (ja) * 1989-10-14 1991-06-11
JP2001000013U (ja) * 1990-07-28 2001-04-06 ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト 吸引機構を有するドリル/たがね装置
JP2000141358A (ja) * 1998-11-09 2000-05-23 Riken Diamond Kogyo Kk アンカーの施工方法及び切削ビット
JP2006248088A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Isamu Mizobuchi グラウト剤注入用穿孔穴の清掃方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106584371A (zh) * 2016-11-08 2017-04-26 浙江亚特电器有限公司 一种电动工具的集尘装置
CN106584371B (zh) * 2016-11-08 2023-11-14 浙江亚特电器股份有限公司 一种电动工具的集尘装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5277729B2 (ja) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2067554B1 (en) Drilling tool with dust collector
JP2009136971A (ja) 集塵装置付き穿孔工具
JP4986260B2 (ja) 電動工具
JP2007038645A (ja) 集塵カバー及びこれを備えたカッター
JP5267801B2 (ja) 集塵装置付き穿孔工具
JP2008229850A (ja) 集塵機構付き穿孔工具
JP2007061977A (ja) 電動工具の吸塵装置
JPWO2016129268A1 (ja) 吸塵ドリル及び吸塵ユニット
JP5056216B2 (ja) 穿孔工具
JP5194957B2 (ja) 穿孔工具
JP5277729B2 (ja) 穿孔工具
JP2008207258A (ja) 穿孔工具
JP2018043327A (ja) コアドリル
JP5087113B2 (ja) 携帯用切削工具及び集塵構造体
JP2008207360A (ja) 集塵機構付き電動工具
JP5463464B2 (ja) 穿孔装置
JPS63200905A (ja) ドリル装置
JP5168645B2 (ja) 穿孔工具
JP2009241158A (ja) 穿孔工具
JP5229682B2 (ja) 穿孔工具
JP5578718B2 (ja) 集塵装置
JP5321138B2 (ja) 集塵装置付き穿孔工具
JP4992624B2 (ja) 電動工具
JP2008207361A (ja) 集塵機構付き穿孔工具
JP7049873B2 (ja) 吸塵ビット及び回転打撃工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees