JP2009285522A - 逆浸透膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原水の水質の変動、逆浸透膜の製造個体差や経年劣化等の影響を受けることなく、ボイラの給水水質として最適の水を安定して供給することが可能な逆浸透膜装置を提供する。
【解決手段】逆浸透膜装置10は、原水ライン12に設けられたポンプ13を介して原水が供給され、原水中の不純物が除去された処理水を排出する処理水ライン14ならびに不純物が濃縮された濃縮水を排出する濃縮水ライン15を備えた逆浸透膜モジュール11と、濃縮水ライン15と処理水ライン14との間に接続され、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ライン16と、処理水ライン14に設けられ、処理水の水質を検出する処理水水質検出器6と、濃縮水混合ライン16に設けられた流量調整弁8と、処理水水質検出器6の検出信号に基づいて流量調整弁8を制御する制御手段20とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、逆浸透膜装置に関し、特に、濃縮水の一部を処理水と混合させることにより、ボイラにとって最適水質の水を得ることを可能にした逆浸透膜装置に関する。
ボイラ等の機器への給水の水処理装置として、給水中に含まれる溶存塩類等の不純物を濾過する濾過膜部を有する逆浸透膜装置がある(例えば、特許文献1参照)。この逆浸透膜装置では、透過水量の低下や透過水の水質悪化を防止するとともに、必要量以上の濃縮水の排水を防止することができるシステムを実現している。具体的には、給水中の不純物を除去する濾過膜部を備え、この濾過膜部からの濃縮水の一部を排水するとともに、残部を濾過膜部の上流側へ還流させ、濾過膜部への給水、濾過膜部からの透過水および濾過膜部からの濃縮水のいずれかの水温、もしくは濾過膜部への給水の水質に基づいて濃縮水の排水量を調節するようにしている。
特開2006−305499号公報
逆浸透膜装置は、濾過膜により、給水中に含まれる不純物を濾過するもので、逆浸透膜(RO膜)やナノ濾過膜(NF膜)等が用いられている。逆浸透膜は、分子量が数十程度のイオン類を濾別可能な液体分離膜であり、ナノ濾過膜は、2nm程度より小さい粒子や高分子(分子量が最大数百程度の物質)の透過を阻止することができる液体分離膜である。
上記濾過膜、特にナノ濾過膜は、原水中の塩化物イオン、硫酸イオン等の腐食性イオンを除去し、シリカ等の防食性成分を透過する特殊な膜である。ナノ濾過膜の塩化物イオン除去率は約80%、硫酸イオン除去率は約99%以上と高いため、原水が硫酸イオンリッチの場合、ナノ濾過膜を通すことにより、硫酸イオンがほとんど除去され、このため一般水質の場合に比べて電気伝導率が大きく低減される。また、膜の製造個体差、膜の経年劣化、原水の水温によってもイオン除去率にばらつきがあり、同じ逆浸透膜装置であっても処理水のイオン除去率が2〜3倍程度異なることがある。このため、処理水の電気伝導率が低くなりすぎたり、Mアルカリ度が低くなりすぎたりという現象が生じることがある。例えば、電気伝導率が低すぎると、ボイラでの電極による水位制御が困難になるという問題が生じる。また、例えば、Mアルカリ度が低くなりすぎると、ボイラ水のpHが上昇し難く、ボイラ水と接触する伝熱面で腐食が起こりやすくなるという問題が生じる。
そこで、原水の水質の変動、逆浸透膜の製造個体差や経年劣化等の影響を受けることなく、ボイラの給水水質として最適の水を安定して供給することが可能な逆浸透膜装置が求められている。以上のことが本発明の課題である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、原水の水質の変動、逆浸透膜の製造個体差や経年劣化等の影響を受けることなく、ボイラの給水として最適水質の水を安定して供給することが可能な逆浸透膜装置を提供することを目的とする。
本発明者は、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ラインを設け、処理水の水質情報又は原水の水質情報に基づいて濃縮水の混合量を調整することにより、ボイラの給水水質として最適の水を安定して供給することが可能であることを見出し、これに基づいて、以下のような新たな廃水処理装置を発明するに至った。
(1) 原水ラインに接続され、該原水ラインから供給される原水から不純物を除去する逆浸透膜モジュールと、前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が除去された処理水を排出する処理水ラインと、前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が濃縮された濃縮水を排出する濃縮水ラインと、前記濃縮水ラインと前記処理水ラインとの間に接続され、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ラインと、前記処理水ライン14に設けられ、処理水の水質を検出する処理水水質検出器と、前記濃縮水混合ラインに設けられた流量調整弁と、前記処理水水質検出器の検出信号に基づいて前記流量調整弁を制御する弁制御手段と、を備えたことを特徴とする逆浸透膜装置。
(2) 原水ラインに接続され、該原水ラインから供給される原水から不純物を除去する逆浸透膜モジュールと、前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が除去された処理水を排出する処理水ラインと、前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が濃縮された濃縮水を排出する濃縮水ラインと、前記濃縮水ラインと前記処理水ラインとの間に接続され、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ラインと、前記原水ラインに設けられ、原水の水質を検出する原水水質検出器と、前記濃縮水混合ラインに設けられた流量調整弁と、前記原水水質検出器の検出信号に基づいて前記流量調整弁を制御する弁制御手段と、を備えたことを特徴とする逆浸透膜装置。
(3) 前記濃縮水ラインに、濃縮水の水質を検出する濃縮水水質検出器が設けられ、該濃縮水水質検出器の検出信号に基づいて、前記弁制御手段により前記流量調整弁を制御することを特徴とする(1)又は(2)記載の逆浸透膜装置。
(4) 前記濃縮水ラインに、濃縮水流量を調整可能な排水弁を設けたことを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の逆浸透膜装置。
本発明によれば、原水の水質の変動、逆浸透膜モジュールの膜の製造個体差や経年劣化等の影響を受けることなく、ボイラの給水として最適水質の水を安定して供給することが可能になる。
以下、本発明の実施形態の逆浸透膜装置について説明する。第1実施形態に係わる逆浸透膜装置は、原水ラインを介して原水が供給され、原水中の不純物が除去された透過水ならびに不純物が濃縮された濃縮水として排出する逆浸透膜モジュールを備えている。この逆浸透膜モジュールの濃縮水ラインと処理水ラインとの間に、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ラインが設けられている。処理水ラインには処理水の水質を検出する処理水水質検出器が設けられ、この処理水水質検出器の検出信号に基づいて濃縮水混合ライン設けた流量調整弁を制御するようになっている。
図1は、本発明の第1実施形態による逆浸透膜装置のシステム構成図である。
逆浸透膜装置は、逆浸透膜モジュールを利用して、溶解塩、シリカ分等の不純物を含んだ被処理水の浸透圧より高い圧力をかけて、溶媒としての水だけを選択的に透過採取するものである。
逆浸透膜装置に用いられる逆浸透膜モジュールの濾過膜としては、逆浸透膜(RO膜)やナノ濾過膜(NF膜)等を挙げることができる。逆浸透膜は、分子量が数十程度のイオン類を濾別可能な液体分離膜である。また、ナノ濾過膜は、2nm程度より小さい粒子や高分子(分子量が最大数百程度の物質)の透過を阻止することができる液体分離膜であり、濾過機能の点において、限外濾過膜(分子量が1,000〜300,000程度の物質を濾別可能な膜)と前記逆浸透膜との中間に位置する機能を有するものである。
図1に示すように、逆浸透膜装置10は、上記のような逆浸透膜モジュール11と、この逆浸透膜モジュール11の上流側に設けられた、原水タンク1からの原水が供給される原水ライン12と、この原水ライン12に設けられた、原水を加圧するためのポンプ13と、逆浸透膜モジュール11の下流側に設けられた、不純物が除かれた処理水(透過水)を排出する処理水ライン14と、逆浸透膜モジュール11の下流側に設けられた、不純物が濃縮された濃縮水を排水する濃縮水ライン15とを備えている。処理水ライン14には、流量調整弁5、処理水の水質(例えば電気伝導率)を検出する処理水水質検出器6および流量計7がこの順序で設けられている。
濃縮水ライン15と処理水ライン14との間に濃縮水混合ライン16が接続され、この濃縮水混合ライン16を介して濃縮水の一部が処理水ライン14に流入し、処理水と濃縮水が混合されるようになっている。この濃縮水混合ライン16には流量調整弁8およびオリフィス9が設けられている。また、濃縮水ライン15と、原水ライン12におけるポンプ13の上流との間に循環水ライン17が接続されている。
濃縮水ライン15における、上記濃縮水混合ライン16の分岐部分より下流には、3本に分岐した分岐ライン15a、15b、15cが設けられ、それぞれの分岐ライン15a、15b、15cに第1排水弁18a、第2排水弁18b、第3排水弁18cが設けられている。それぞれの排水弁18a〜18cには定流量弁機構(図示せず)を備えている。この定流量弁機構は、各排水弁18a〜18cにおいて異なる流量値に設定されている。各排水弁18a〜18cからの排水量は、一例として以下のように設定される。すなわち、逆浸透膜モジュール11からの処理水量(透過水量)と排水量(濃縮水量)との和に対する排水量の割合で述べると、例えば、第1排水弁18aのみを開状態にしたときの排水量は5%排水、また第2排水弁18bのみを開状態にしたときの排水量は10%排水、さらに第3排水弁18cのみを開状態にしたときの排水量は20%排水となるように設定されている。濃縮水ライン15の分岐ライン15a〜15cの下流には、濃縮水の水質(例えば電気伝導率)を検出する濃縮水水質検出器19が設けられている。
制御部20は、信号受信線21a、信号受信線21bおよび信号受信線21cを介して、それぞれ処理水水質検出器6、流量計7および濃縮水水質検出器19から信号を受信し、信号送信線22a、信号送信線22b、信号送信線22cおよび信号送信線22dを介して、それぞれポンプ13の電源部23、流量調整弁5、流量調整弁8および排水弁18a〜18cに制御信号を送信し、これらを制御するようになっている。
原水タンク1には、例えば、水道水、工業用水等の原水が貯留され、原水タンク1からの原水は、ポンプ13により原水ライン12から逆浸透膜モジュール11に供給され、逆浸透膜モジュール11において処理される。逆浸透膜モジュール11において処理された処理水は、処理水ライン14から給水タンク2に排出され、不純物が濃縮された濃縮水は、濃縮水ライン15から濃縮水として排出される。排出される濃縮水の一部は、循環水ライン17からポンプ13の上流の原水ライン12に還流し、残りの一部は濃縮水ライン15から分岐した濃縮水混合ライン16から処理水ライン14に流入して処理水と混合され、さらに、残りの一部は排水弁18a〜18cを介して分岐ライン15a〜15cに流れて排出される。濃縮水混合ライン16から処理水ライン14に流入する濃縮水の量は、以下のようにして決定される。
処理水ライン14を通過する処理水の水質(特に電気伝導率)が処理水水質検出器6により検出され、この検出信号は制御部20に送信され、制御部20はこの検出信号に基づいて流量調整弁8および排水弁18a〜18cに制御信号を送信し、濃縮水混合ライン16に流れる濃縮水の量を調整する。これにより、給水タンク2に供給されるブレンド水(濃縮水混合ライン16の濃縮水と処理水ライン14の処理水とが混合された混合水)の水質、特に電気伝導率(EC)が適正範囲になるように調整することができる。給水タンク2に貯留されたブレンド水は、例えばボイラ3等の機器に給水される。
また、排水弁18a〜18cの調整により、濃縮水ライン15の出口15dから排出される濃縮水排出量が決定され、排出される濃縮水の残りが循環水ライン17と濃縮水混合ライン16に分岐される。循環水ライン17と濃縮水混合ライン16とに流れる濃縮水の割合は、流量調整弁8により調整される。すなわち、濃縮水混合ライン16に流れる濃縮水の割合が多くなるほど循環水ラインに流れる濃縮水は少なくなる。以上のように、処理水の水質に応じて流量調整弁8の制御により濃縮水の混合量を調整し、適正なブレンド水を得ることができる。
また、制御部20には、流量計7からの検出信号も入力され、この信号に基づいてポンプ13の回転数をインバータ23により制御し、原水の送水量を調整することができる。また、濃縮水水質検出器19からの検出信号も入力され、排出される濃縮水の水質に基づいて排水弁18a〜18cの開度を調整し、濃縮水排出量を調整することも可能である。
以上のように、第1実施形態では、処理水ライン14に設けた処理水水質検出器6が検出した処理水水質に基づいて濃縮水混合ライン16の流量調整弁8を制御し、処理水へ混合する濃縮水量を調整することにより、ボイラにとって最適の水質の水を給水することが可能となる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係わる逆浸透膜装置は、原水ラインを介して原水が供給され、原水中の不純物が除去された透過水ならびに不純物が濃縮された濃縮水として排出する逆浸透膜モジュールを備えている。この逆浸透膜モジュールの濃縮水ラインと処理水ラインとの間に、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ラインが設けられている。原水ラインには原水の水質を検出する原水水質検出器が設けられ、この原水水質検出器の検出信号に基づいて濃縮水混合ライン設けた流量調整弁を制御するようになっている。
図2は、本発明の第2実施形態による逆浸透膜装置のシステム構成図である。なお、第1実施形態と同一部材、同一機能のものは同一符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態の逆浸透膜装置では、原水ライン12のポンプ13の上流に原水水質検出器24が設けられ、原水水質検出器24の検出信号が制御部20に送信され、この信号に基づいて制御部20は流量調整弁8および排水弁18a〜18cを制御するようになっている。その他の構成は第1実施形態と同一であるので説明を省略する。なお、処理水水質検出器6からの検出信号も制御部20に送信されるようになっているが、第2実施形態では原水水質検出器24のみを使用し、処理水水質検出器6の検出信号は使用しないようにしてもよい。
以上のように、第2実施形態では、原水ライン12に設けた原水水質検出器24が検出した原水水質に基づいて濃縮水混合ライン16の流量調整弁8を制御し、処理水へ混合する濃縮水量を調整することにより、ボイラにとって最適の水質の水を給水することが可能となる。
上記した第1実施形態および第2実施形態では、処理水又は原水の水質に基づいて濃縮水混合ラインからの濃縮水の混合量を調整し、適正水質の処理水を得るようにしたものであるが、処理水の給水対象がボイラである場合、ブレンド水の目標電気伝導率(EC)は、ボイラの運転情報やボイラ水の要求水質に基づき計算・決定すればよい。以下、ボイラを給水対象とする場合の逆浸透膜装置において、ボイラの運転情報により適正水質を得るように構成した実施例を説明する。
<実施例1>
濃縮ブロー率10%(濃縮倍率10倍)で運転している蒸気ボイラにおいて、電極による水位制御を正常に行う観点から、ボイラ水の電気伝導率(EC)を10mS/m以上に維持する場合、ブレンド水のECが1mS/m以上になるように、濃縮水混合ライン16における濃縮水の混合割合を調節する。
<実施例2>
濃縮ブロー率10%(濃縮倍率10倍)で運転している蒸気ボイラにおいて、腐食防止の観点からボイラ水のpHを11〜12の範囲に維持する場合、ブレンド水のMアルカリ度(ECと相関があり、ECで代替測定可能)が15〜50mg/Lの範囲になるように、濃縮水混合ライン16における濃縮水の混合割合を調節する。
<実施例3>
実施例2の蒸気ボイラにおいて、蒸気ボイラへの給水タンク2で復水(蒸気ドレン水)の回収が行われており、補給水がドレン水により1/3の濃度に希釈される場合、ブレンド水のMアルカリ度が45〜150mg/Lの範囲になるように、濃縮水混合ライン16における濃縮水の混合割合を調節する。
ブレンド水の目標値は、手計算した後に濃縮水混合ライン16側に設定するか、あるいはボイラ側に設定された運転情報や要求水質を通信等で取り込み、自動計算させることも可能である。後者の場合は、ボイラの運転条件に応じて目標値が変更される。
以上、説明したように、本発明の実施形態によれば、濃縮水ラインと処理水ラインとの間に、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ラインを設け、処理水の水質を検出する処理水水質検出器の検出信号に基づいて濃縮水混合ラインの流量調整弁を制御し、処理水へ混合する濃縮水量を調整することにより、ボイラにとって最適の水質の水を給水することが可能となる。
また、本実施形態によれば、濃縮水ラインと処理水ラインとの間に、濃縮水の一部を処理水と混合させる濃縮水混合ラインを設け、原水の水質を検出する原水水質検出器の検出信号に基づいて濃縮水混合ラインの流量調整弁を制御し、処理水へ混合する濃縮水量を調整することにより、ボイラにとって最適の水質の水を給水することが可能となる。
また、本実施形態によれば、処理水水質又は原水水質の情報に加えて、濃縮水の水質情報も、流量調整弁の制御に使用するので、より高精度にボイラにとって最適の水質の水を給水することが可能となる。
また、本実施形態によれば、濃縮水ラインに、濃縮水流量を調整可能な排水弁を設けたので、濃縮水のブロー量(回収率)を制御し、より高精度にボイラにとって最適の水質の水を給水することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、逆浸透膜モジュール11、原水ライン12、濃縮水混合ライン16、処理水水質検出器6、濃縮水水質検出器19、流量調整弁8、排水弁18a〜18c等の具体的構成および配置は適宜設計変更可能である。また、上記の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の第1実施形態の逆浸透膜装置のシステム構成図である。 本発明の第2実施形態の逆浸透膜装置のシステム構成図である。
符号の説明
1 原水タンク
2 給水タンク
3 ボイラ
6 処理水水質検出器
8 流量調整弁
11 逆浸透膜モジュール
12 原水ライン
14 処理水ライン
15 濃縮水ライン
16 濃縮水混合ライン
18a、18b、18c 排水弁
19 濃縮水水質検出器
20 制御部

Claims (4)

  1. 原水ラインに接続され、該原水ラインから供給される原水から不純物を除去する逆浸透膜モジュールと、
    前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が除去された処理水を排出する処理水ラインと、
    前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が濃縮された濃縮水を排出する濃縮水ラインと、
    前記濃縮水ラインと前記処理水ラインとの間に接続され、該濃縮水ラインを流れる濃縮水の一部を該処理水ラインを流れる処理水と混合させる濃縮水混合ラインと、
    前記処理水ラインに設けられ、処理水の水質を検出する処理水水質検出器と、
    前記濃縮水混合ラインに設けられた流量調整弁と、
    前記処理水水質検出器の検出信号に基づいて前記流量調整弁を制御する弁制御手段と、を備えたことを特徴とする逆浸透膜装置。
  2. 原水ラインに接続され、該原水ラインから供給される原水から不純物を除去する逆浸透膜モジュールと、
    前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が除去された処理水を排出する処理水ラインと、
    前記逆浸透膜モジュールに接続され、該逆浸透膜モジュールにより不純物が濃縮された濃縮水を排出する濃縮水ラインと、
    前記濃縮水ラインと前記処理水ラインとの間に接続され、該濃縮水ラインを流れる濃縮水の一部を該処理水ラインを流れる処理水と混合させる濃縮水混合ラインと、
    前記原水ラインに設けられ、原水の水質を検出する原水水質検出器と、
    前記濃縮水混合ラインに設けられた流量調整弁と、
    前記原水水質検出器の検出信号に基づいて前記流量調整弁を制御する弁制御手段と、を備えたことを特徴とする逆浸透膜装置。
  3. 前記濃縮水ラインに、濃縮水の水質を検出する濃縮水水質検出器が設けられ、該濃縮水水質検出器の検出信号に基づいて、前記弁制御手段により前記流量調整弁を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の逆浸透膜装置。
  4. 前記濃縮水ラインに、濃縮水流量を調整可能な排水弁を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の逆浸透膜装置。
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