JP2009280124A - タンクセミトレーラ - Google Patents

タンクセミトレーラ Download PDF

Info

Publication number
JP2009280124A
JP2009280124A JP2008135269A JP2008135269A JP2009280124A JP 2009280124 A JP2009280124 A JP 2009280124A JP 2008135269 A JP2008135269 A JP 2008135269A JP 2008135269 A JP2008135269 A JP 2008135269A JP 2009280124 A JP2009280124 A JP 2009280124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
gravity
center
tractor
trailer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008135269A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4624445B2 (ja
Inventor
Katsuaki Nakai
勝章 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2008135269A priority Critical patent/JP4624445B2/ja
Publication of JP2009280124A publication Critical patent/JP2009280124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4624445B2 publication Critical patent/JP4624445B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】低重心化を図り、タンクの大型化を図ることができるタンクセミトレーラを提供すること。
【解決手段】タンクセミトレーラ1によれば、フレーム20は、トラクタ支持部21と車輪支持部22との間に位置する低床部23を備え、その低床部23の重心高Hcがトラクタ支持部21の重心高Haよりも低く且つ車輪支持部22の重心高Hbよりも低く構成されているので、低床部23を低重心化して、フレーム20の低重心化を図ることができる。これにより、フレーム20を低重心化して、タンクセミトレーラ1全体としての低重心化を図ることができる。その結果、道路運送車両法の保安基準(最大安定傾斜角度)に対して余裕が生まれ、その分、タンク10の大型化を図ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、タンクセミトレーラに関し、特に、低重心化を図り、タンクの大型化を図ることができるタンクセミトレーラに関するものである。
従来より、トラクタに牽引されるセミトレーラとして、運搬物(LNGなど)を収容するタンクを備えたタンクセミトレーラが知られている(例えば特許文献1)。この種のタンクセミトレーラは、タンク自体の強度によってセミトレーラとしての強度を確保するモノコック構造と、タンクを支持するフレームを備え、フレーム自体の強度またはフレームの強度とタンクの強度とを組み合わせることによってセミトレーラとしての強度を確保するフレーム構造との、2種類の構造に大別される。
特開2004−83034号公報
ところで、かかるタンクセミトレーラは、運搬効率の向上を図るために、タンクの大型化が強く要請されている。しかしながら、上述したフレーム構造のタンクセミトレーラでは、タンクがフレームに支持されているため、タンクを大型化すると、その分、重心高が高くなるという問題点があった。その結果、走行安定性が損なわれるばかりか、道路運送車両法の保安基準(最大安定傾斜角度)を満たさなくなる場合があった。
一方、上述したモノコック構造のタンクセミトレーラでは、フレーム構造の場合と比較して重心高を低く抑えることはできるが、最低地上高を確保しなければならないという観点から、タンクの大型化が制限されるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、低重心化を図り、タンクの大型化を図ることができるタンクセミトレーラを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載のタンクセミトレーラは、運搬物を収容するタンクと、そのタンクを支持するフレームと、そのフレームを支持する車輪とを備え、前記フレームがトラクタに連結されて前記トラクタに牽引されるものであって、前記フレームは、前記タンクの前端側を支持すると共に前記トラクタに連結された状態において前記トラクタに支持されるトラクタ支持部と、前記タンクの後端側を支持すると共に前記車輪に支持される車輪支持部と、その車輪支持部と前記トラクタ支持部との間に位置する低床部とを備え、その低床部の重心高は、前記トラクタ支持部の重心高よりも低く且つ前記車輪支持部の重心高よりも低く構成されている。
請求項2記載のタンクセミトレーラは、請求項1記載のタンクセミトレーラにおいて、前記フレームは、前記低床部が前記トラクタ支持部および車輪支持部に対して階段状に窪んで形成されている。
請求項3記載のタンクセミトレーラは、請求項2記載のタンクセミトレーラにおいて、前記タンクは、前記運搬物を収容する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽と、その外槽と内槽との間に介装される支持部材とを備え、その支持部材を介して前記内槽が前記外槽に支持されるように構成され、支持部材は、前記タンクが前記フレームに支持された状態において前記トラクタ支持部および車輪支持部に対応する位置に配設されている。
請求項4記載のタンクセミトレーラは、請求項1から3のいずれかに記載のタンクセミトレーラにおいて、前記タンクは円筒形に形成され、前記フレームは、互いに対向して前記タンクの前後方向に沿って延設される一対の梁部材により形成されると共に、それら一対の梁部材により前記タンクの外周面を支持するように構成され、前記一対の梁部材間の対向間隔は、前記トラクタ支持部における前記対向間隔が前記車輪支持部における前記対向間隔よりも広く構成されている。
請求項5記載のタンクセミトレーラは、請求項1から4のいずれかに記載のタンクセミトレーラにおいて、前記車輪支持部の重心高は、前記トラクタ支持部の重心高よりも低く構成されている。
請求項1記載のタンクセミトレーラによれば、フレームは、タンクの前端側を支持するトラクタ支持部と、タンクの後端側を支持する車輪支持部とを備え、トラクタ支持部がトラクタに支持されると共に車輪支持部が車輪に支持される。また、フレームは、トラクタ支持部と車輪支持部との間に位置する低床部を備え、その低床部の重心高がトラクタ支持部の重心高よりも低く且つ車輪支持部の重心高よりも低く構成されている。
ここで、トラクタ支持部は、トラクタに支持される部位であり、確保すべき地上高(地面からの高さ)がトラクタの仕様によって予め設定されているので、トラクタ支持部の低重心化を図るには限界がある。また、車輪支持部も、車輪に支持される部位であり、確保すべき地上高が予め設定されているので、車輪支持部の低重心化を図るには限界がある。
これに対し、本発明によれば、トラクタ支持部と車輪支持部との間に位置する低床部を備え、その低床部の重心高がトラクタ支持部の重心高よりも低く且つ車輪支持部の重心高よりも低く構成されているので、低床部を低重心化して、フレームの低重心化を図ることができる。これにより、フレームを低重心化して、タンクセミトレーラ全体としての低重心化を図ることができるという効果がある。その結果、道路運送車両法の保安基準(最大安定傾斜角度)に対して余裕が生まれ、その分、タンクの大型化を図ることができるという効果がある。
請求項2記載のタンクセミトレーラによれば、請求項1記載のタンクセミトレーラの奏する効果に加え、フレームは、低床部がトラクタ支持部および車輪支持部に対して階段状に窪んで形成されているので、低床部の重心を低重心側へ偏心させて、合理的にフレームの低重心化を図ることができるという効果がある。
また、フレームの低重心化を図ることで、タンクセミトレーラ全体としての低重心化を図ることができ、その分、タンクの大型化を図ることができるという効果がある。
更に、本発明によれば、低床部がトラクタ支持部および車輪支持部に対して階段状に窪んで形成されているので、トラクタ支持部と車輪支持部とによりタンクを支持して、低床部とタンクとの間に空間を形成することができる。これにより、例えば、工具箱や消火器、或いは、タンクに収容された液体の運搬物を外部との熱交換により気化させてタンクから取り出すための熱交換器などの各種の装備品を搭載するスペースを確保することができるという効果がある。
請求項3記載のタンクセミトレーラによれば、請求項2記載のタンクセミトレーラの奏する効果に加え、タンクは、運搬物を収容する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽と、その外槽と内槽との間に介装される支持部材とを備え、その支持部材を介して内槽が外槽に支持されるように構成され、支持部材は、タンクがフレームに支持された状態においてトラクタ支持部および車輪支持部に対応する位置に配設されているので、支持部材がタンクを支持するための骨格となり、タンクの支持剛性を確保することができるという効果がある。
これにより、低床部がトラクタ支持部および車輪支持部に対して階段状に窪んで形成されることで、フレームによるタンクの支持面積が減少しても、タンクの支持剛性の低下を抑制することができるという効果がある。
請求項4記載のタンクセミトレーラによれば、請求項1から3のいずれかに記載のタンクセミトレーラの奏する効果に加え、タンクは円筒形に形成され、フレームは、互いに対向してタンクの前後方向に沿って延設される一対の梁部材により形成されると共に、それら一対の梁部材によりタンクの外周面を支持するように構成され、一対の梁部材間の対向間隔は、トラクタ支持部における対向間隔が車輪支持部における対向間隔よりも広く構成されているので、トラクタ支持部では、車輪支持部に比べてタンクが一対の梁部材間に深く入り込み、その分、タンクを低く支持することができる。
ここで、トラクタ支持部は、トラクタに支持される部位であり、確保すべき地上高(地面からの高さ)がトラクタの仕様によって予め設定されているので、トラクタ支持部の低重心化を図るには限界がある。これに対し、タンクを低く支持することで、タンクを低重心化して、タンクセミトレーラ全体としての低重心化を図ることができるという効果がある。
請求項5記載のタンクセミトレーラによれば、請求項1から4のいずれかに記載のタンクセミトレーラの奏する効果に加え、車輪支持部の重心高は、トラクタ支持部の重心高よりも低く構成されているので、車輪支持部を低重心化して、フレームの低重心化を図ることができる。
ここで、トラクタ支持部は、トラクタに支持される部位であり、確保すべき地上高(地面からの高さ)がトラクタの仕様に基づいて予め設定されているので、トラクタ支持部の低重心化を図るには限界がある。一方、車輪支持部は、車輪に支持される部位であり、トラクタ支持部において確保すべき地上高を満足する必要はないので、一般的にトラクタ支持部に比べて確保すべき地上高は低くなる。よって、車輪支持部を低重心化することで、フレームを低重心化して、タンクセミトレーラ全体としての低重心化を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態におけるタンクセミトレーラ1の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施の形態におけるタンクセミトレーラ1の側面図である。なお、図1では、タンクセミトレーラ1がトラクタ100に連結された状態を図示している。
タンクセミトレーラ1は、トラクタ100に牽引されて運搬物を運搬するセミトレーラであり、図1に示すように、運搬物(LNGなど)を収容するタンク10と、そのタンク10を支持するフレーム20と、そのフレーム20を支持する車輪30とを主に備え、フレーム20が連結装置101を介してトラクタ100に連結されるように構成されている。また、タンクセミトレーラ1は、フレーム20に低床部23を備え、その低床部23によりフレーム20を低重心化して、タンクセミトレーラ1全体としての低重心化を図ることができるように構成されている。
次いで、図2を参照して、各部の詳細構成について説明する。図2(a)は、タンクセミトレーラ1の側面図であり、図2(b)は、タンクセミトレーラ1の上面図である。なお、図2(b)では、図面の理解を容易とするために、タンク10を二点鎖線で図示している。また、図2(c)は、図2(a)のIIc−IIc線におけるタンクセミトレーラ1の断面図であり、図2(d)は、図2(a)のIId−IId線におけるタンクセミトレーラ1の断面図である。
図2に示すように、タンク10は、運搬物を収容する略円筒形の内槽11と、その内槽11の外周を覆う略円筒形の外槽12とを備え、いわゆる二層構造に構成されている。また、内槽11と外槽12との間には複数の支持部材13が介装され、それら複数の支持部材13により内槽11が外槽12に支持されている。
支持部材13は、内槽11の外周面および外槽12の内周面に沿って円環状に形成されると共に、タンク10の前端側(図2(a)左側)及び後端側(図2(a)右側)において、後述するフレーム20のトラクタ支持部21及び車輪支持部22に対応する位置に配設されている。
車輪30は、タンクセミトレーラ1の走行装置として機能するものであり、懸架装置(図示せず)を介してフレーム20を支持している。なお、本実施の形態におけるタンクセミトレーラ1は、図2(b)に示すように、合計8個の車輪30を備えて構成されている。但し、車輪30の個数は、必ずしもこれに限られるものではなく、最大積載量と軸荷重との関係に基づいて設定することが好ましい。
フレーム20は、タンクセミトレーラ1の骨格を成すものであり、タンク10の前端側(図2(a)左側)を支持するトラクタ支持部21と、タンク10の後端側(図2(a)右側)を支持する車輪支持部22と、それらトラクタ支持部21と車輪支持部22との間に位置する低床部23とを備えて構成されている。
なお、本実施の形態におけるタンクセミトレーラ1は、フレーム20自体の強度によってセミトレーラとしての強度が確保されている。但し、タンク10の強度とフレーム20の強度とを組み合わせることによってセミトレーラとしての強度を確保するように構成しても良い。
トラクタ支持部21は、トラクタ100に連結された状態においてトラクタ100に支持される部位であり(図1参照)、図2(a)に示すように、重心高(地面Gからトラクタ支持部21の重心Caまでの高さ)がHaとなるように構成されている。車輪支持部22は、車輪30に支持される部位であり、図2(a)に示すように、重心高(地面Gから車輪支持部22の重心Cbまでの高さ)がHbとなるように構成されている。
これらトラクタ支持部21と車輪支持部22との重心高は、車輪支持部22の重心高がトラクタ支持部21の重心高よりも低く構成され(Hb<Ha)、車輪支持部22がトラクタ支持部21よりも低重心化されている。
ここで、トラクタ支持部21は、トラクタ100に支持される部位であり、確保すべき地上高(地面Gからの高さ)がトラクタ100の仕様に基づいて予め設定されているので、トラクタ支持部21の低重心化を図るには限界がある。一方、車輪支持部22は、車輪30に支持される部位であり、トラクタ支持部21において確保すべき地上高を満足する必要はないので、一般的に(例えば、連結装置101の分だけ)トラクタ支持部21に比べて確保すべき地上高は低くなる。よって、車輪支持部22を低重心化することで、フレーム20を低重心化して、タンクセミトレーラ1全体としての低重心化を図ることができる。
また、トラクタ支持部21と車輪支持部22とは、車輪支持部22の全高(地面Gから車輪支持部22の最上部までの高さ)がトラクタ支持部21の全高(地面Gからトラクタ支持部21の最上部までの高さ)よりも低く構成されている。よって、図2(a)に示すように、車輪支持部22では、トラクタ支持部21に比べてタンク10を低く支持することができる。これにより、タンク10を低重心化して、タンクセミトレーラ1全体としての低重心化を図ることができる。
低床部23は、トラクタ100及び車輪30のいずれにも支持されない部位であり、図2(a)に示すように、トラクタ支持部21及び車輪支持部22に対して地面G側へ階段状に窪んで形成されると共に、重心高(地面Gから低床部23の重心Ccまでの高さ)がHcとなるように構成されている。
この低床部23の重心高は、トラクタ支持部21の重心高よりも低く且つ車輪支持部22の重心高よりも低く構成され(Hc<Hb<Ha)、低床部23がトラクタ支持部21及び車輪支持部22のいずれよりも低重心化されている。
また、フレーム20は、図2(b)に示すように、互いに対向してタンク10の前後方向(図2(b)左右方向)に延設される一対の梁部材20aと、それら一対の梁部材20aを連結する複数の桁部材20bとにより梯子状に形成され、一対の梁部材20a間にタンク10が載架されることで、それら一対の梁部材20aによりタンク10の外周面を支持するように構成されている。
更に、一対の梁部材20a間の対向間隔は、トラクタ支持部21における対向間隔Laが車輪支持部22における対向間隔Lbよりも広く構成されている(La>Lb)。これにより、図2(c)及び図2(d)に示すように、トラクタ支持部21では、車輪支持部22に比べてタンク10が一対の梁部材20a間に深く沈み込み、その分、タンク10を低く支持することができる。
ここで、トラクタ支持部21は、トラクタ100に支持される部位であり、確保すべき地上高がトラクタ100の仕様に基づいて予め設定されているので、トラクタ支持部21の低重心化を図るには限界がある。これに対し、タンク10を低く支持することで、タンク10を低重心化して、タンクセミトレーラ1全体としての低重心化を図ることができる。
上述したように構成されるフレーム20は、低床部23がトラクタ支持部21及び車輪支持部22に対して地面G側へ階段状に窪んで形成されることで、図2(a)に示すように、低床部23ではタンク10を支持せず、トラクタ支持部21と車輪支持部22とによりタンク10を支持している。これにより、低床部23とタンク10との間に空間Sが形成される。
このように、低床部23ではタンク10を支持せず、トラクタ支持部21と車輪支持部22とによりタンク10を支持する場合には、フレーム20によるタンク10の支持面積が減少し、タンク10の支持剛性の低下を招く。これに対し、本実施の形態におけるタンクセミトレーラ1は、上述したように、タンク10の支持部材13がトラクタ支持部21及び車輪支持部22に対応する位置に配設されているので、支持部材13がタンク10を支持するための骨格となり、タンク10の支持剛性を確保することができる。これにより、フレーム20によるタンク10の支持面積が減少しても、タンク10の支持剛性の低下を抑制することができる。
空間Sは、低床部23とタンク10との間で且つトラクタ支持部21と車輪支持部22との間に囲まれて形成される空間であり、フレーム20の幅方向(図2(a)紙面表裏方向)に開放されている。これにより、例えば、工具箱や消火器(いずれも図示せず)、或いは、タンク10に収容された液体の運搬物を外部との熱交換により気化させてタンク10から取り出すための熱交換器40等の各種の装備品を搭載するスペースを確保することができる。
ここで、低床部23とタンク10との間に空間Sを有していない場合でも、一対の梁部材20a間に形成される隙間に各種の装備品(熱交換器40等)を搭載することは可能である。しかしながら、この場合には、十分なスペースを確保することができず、装備品の分割や小型化が必要となる。また、梁部材20aが妨げとなり、熱交換器40の熱効果効率が低下すると共に、搭載した装備品の取り扱いやメンテナンスが不便となる。
これに対し、空間Sは、フレーム20の幅方向に開放されているので、スペースに制限を受けることなく、各種の装備品を一体物として搭載することができる。また、フレーム20の幅方向に開放されているので、熱交換器40の熱交換効率を向上させると共に、搭載した装備品の取り扱いやメンテナンスを容易に行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるタンクセミトレーラ1によれば、フレーム20は、トラクタ支持部21と車輪支持部22との間に位置する低床部23を備え、その低床部23の重心高Hcがトラクタ支持部21の重心高Haよりも低く且つ車輪支持部22の重心高Hbよりも低く構成されているので、低床部23を低重心化して、フレーム20の低重心化を図ることができる。これにより、フレーム20を低重心化して、タンクセミトレーラ1全体としての低重心化を図ることができる。その結果、道路運送車両法の保安基準(最大安定傾斜角度)に対して余裕が生まれ、その分、タンク10の大型化を図ることができる。
また、フレーム20は、低床部23がトラクタ支持部21及び車輪支持部22に対して階段状に窪んで形成されているので、低床部23の重心を低重心側へ偏心させて、合理的にフレーム20の低重心化を図ることができる。
また、合理的にフレーム20の低重心化を図ることで、タンクセミトレーラ1全体としての低重心化を図ることができ、その分、タンク10の大型化を図ることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施の形態では、タンク10が内槽11と外槽12との二層構造に構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、単層構造として構成しても良い。
上記実施の形態では、タンク10(内槽11及び外槽12)が略円筒形に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、タンク10を、タンク10の前端側および後端側にそれぞれ位置する略円筒形の小径部と、それら小径部の間に位置すると共に小径部よりも大径に構成される略円筒形の大径部とを備えるように構成し、大径部をフレーム20の低床部23に配置すると共に、小径部をフレーム20のトラクタ支持部21及び車輪支持部22で支持するように構成しても良い。この場合には、低床部23がトラクタ支持部21及び車輪支持部22に対して階段状に窪んで形成されているので、タンク10とフレーム20との干渉を回避しつつも、空間Sの分だけタンク10の大型化を図ることができる。
本発明の一実施の形態におけるタンクセミトレーラの側面図である。 (a)は、タンクセミトレーラの側面図であり、(b)は、タンクセミトレーラの上面図である。(c)は、図2(a)のIIc−IIc線におけるタンクセミトレーラの断面図であり、(d)は、図2(a)のIId−IId線におけるタンクセミトレーラの断面図である。
符号の説明
1 タンクセミトレーラ
10 タンク
11 内槽
12 外槽
13 支持部材
20 フレーム
20a 梁部材
21 トラクタ支持部
22 車輪支持部
23 低床部
30 車輪
100 トラクタ
Ha トラクタ支持部の重心高
Hb 車輪支持部の重心高
Hc 低床部の重心高
S 空間

Claims (5)

  1. 運搬物を収容するタンクと、そのタンクを支持するフレームと、そのフレームを支持する車輪とを備え、前記フレームがトラクタに連結されて前記トラクタに牽引されるタンクセミトレーラにおいて、
    前記フレームは、
    前記タンクの前端側を支持すると共に前記トラクタに連結された状態において前記トラクタに支持されるトラクタ支持部と、
    前記タンクの後端側を支持すると共に前記車輪に支持される車輪支持部と、
    その車輪支持部と前記トラクタ支持部との間に位置する低床部とを備え、
    その低床部の重心高は、前記トラクタ支持部の重心高よりも低く且つ前記車輪支持部の重心高よりも低く構成されていることを特徴とするタンクセミトレーラ。
  2. 前記フレームは、前記低床部が前記トラクタ支持部および車輪支持部に対して階段状に窪んで形成されていることを特徴とする請求項1記載のタンクセミトレーラ。
  3. 前記タンクは、前記運搬物を収容する内槽と、その内槽の外周を覆う外槽と、その外槽と内槽との間に介装される支持部材とを備え、その支持部材を介して前記内槽が前記外槽に支持されるように構成され、
    支持部材は、前記タンクが前記フレームに支持された状態において前記トラクタ支持部および車輪支持部に対応する位置に配設されていることを特徴とする請求項2記載のタンクセミトレーラ。
  4. 前記タンクは円筒形に形成され、
    前記フレームは、互いに対向して前記タンクの前後方向に沿って延設される一対の梁部材により形成されると共に、それら一対の梁部材により前記タンクの外周面を支持するように構成され、
    前記一対の梁部材間の対向間隔は、前記トラクタ支持部における前記対向間隔が前記車輪支持部における前記対向間隔よりも広く構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のタンクセミトレーラ。
  5. 前記車輪支持部の重心高は、前記トラクタ支持部の重心高よりも低く構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のタンクセミトレーラ。
JP2008135269A 2008-05-23 2008-05-23 タンクセミトレーラ Expired - Fee Related JP4624445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135269A JP4624445B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 タンクセミトレーラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135269A JP4624445B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 タンクセミトレーラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009280124A true JP2009280124A (ja) 2009-12-03
JP4624445B2 JP4624445B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=41451058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008135269A Expired - Fee Related JP4624445B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 タンクセミトレーラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4624445B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102556186A (zh) * 2012-02-16 2012-07-11 新兴能源装备股份有限公司 高中压气体罐式半挂车
JP5061263B1 (ja) * 2012-03-22 2012-10-31 日本車輌製造株式会社 タンクローリ
JP2012530637A (ja) * 2009-06-18 2012-12-06 インターナショナル トランスポート エクイップメント コーポレイション インターモーダル・タンク輸送システム、インターモーダル・タンク輸送用の構成要素、及びインターモーダル・タンク輸送方法
CN103216315A (zh) * 2013-04-26 2013-07-24 第一拖拉机股份有限公司 以液化天然气为燃料的拖拉机
JP2013184725A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 可搬型液化ガスタンク
CN104923930A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 荆门宏图特种飞行器制造有限公司 一种半挂车及其罐体下部连接结构的装配方法和工装设备
CN109515368A (zh) * 2018-10-29 2019-03-26 淮阴工学院 一种液罐车侧翻缓冲装置及其控制方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099192A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd タンクセミトレーラ及びタンクセミトレーラ式連結車両

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099192A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd タンクセミトレーラ及びタンクセミトレーラ式連結車両

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530637A (ja) * 2009-06-18 2012-12-06 インターナショナル トランスポート エクイップメント コーポレイション インターモーダル・タンク輸送システム、インターモーダル・タンク輸送用の構成要素、及びインターモーダル・タンク輸送方法
CN102556186A (zh) * 2012-02-16 2012-07-11 新兴能源装备股份有限公司 高中压气体罐式半挂车
JP2013184725A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 可搬型液化ガスタンク
JP5061263B1 (ja) * 2012-03-22 2012-10-31 日本車輌製造株式会社 タンクローリ
CN103216315A (zh) * 2013-04-26 2013-07-24 第一拖拉机股份有限公司 以液化天然气为燃料的拖拉机
CN104923930A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 荆门宏图特种飞行器制造有限公司 一种半挂车及其罐体下部连接结构的装配方法和工装设备
CN104923930B (zh) * 2014-03-17 2019-06-25 荆门宏图特种飞行器制造有限公司 一种半挂车及其罐体下部连接结构的装配方法和工装设备
CN109515368A (zh) * 2018-10-29 2019-03-26 淮阴工学院 一种液罐车侧翻缓冲装置及其控制方法
CN109515368B (zh) * 2018-10-29 2021-06-01 淮阴工学院 一种液罐车侧翻缓冲装置及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4624445B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4624445B2 (ja) タンクセミトレーラ
JP6314757B2 (ja) 電動車両の車体後部構造
JP5435136B2 (ja) 車体の下部構造
JP6292205B2 (ja) 車両床下構造
US20220250685A1 (en) All-terrain vehicle and body thereof
US9346492B2 (en) Off-road vehicle
JP2017077783A (ja) 車両床下構造
JP2013067202A (ja) 車両用バッテリ搭載構造
RU2337846C1 (ru) Боковина тележки грузового вагона
CN102963436B (zh) 车辆用滑柱塔形支承加强结构
CN101300145A (zh) 悬架纵臂
JP5364283B2 (ja) 運搬台車
CN106985910A (zh) 车身后部结构
JP5769081B2 (ja) サイドメンバ用バルクヘッド構造
JP2017087934A (ja) ブレーキチャンバーブラケットの取付構造およびドライブアクスル
JP7312369B2 (ja) 車体後部構造
JP6283998B2 (ja) 車両のフロア構造
WO2018066608A1 (ja) トラニオンブラケットおよびトラニオン式サスペンション
JP5061263B1 (ja) タンクローリ
CN210554145U (zh) 车架和车辆
JP6426997B2 (ja) 鉄道車両用の操舵台車
JP2006218989A (ja) 車両のリアフロア構造
JP2015030330A (ja) 鞍乗り型車両の車体フレーム
JP3203084U (ja) 運搬用台車
KR102463185B1 (ko) 초저상 버스용 프론트 프레임 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees