JP2009269715A - 自動倉庫の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォークを挿入する空間を設けることによる枠組棚の高さの増大を抑制するとともに、搬入部での移載動作に必要な時間を削減すること。
【解決手段】バケットをフォーク装置で荷置き及び荷取りするスタッカクレーンと、直上に荷棚が配置されるように形成されたステーションとを有する自動倉庫において、運行制御コントローラのメインCPUは、バケットをリフタで上昇可能となったことを示す先行入庫信号を入力する(ステップS21)と、バケットをリフタからフォーク装置で荷取り可能な位置へ移動させる(ステップS22)とともに、リフタを上昇させる移載開始信号をコンベヤ制御装置に出力する(ステップS23)。そして、メインCPUは、リフタの上昇が完了したことを示す入庫要求信号をコンベヤ制御装置から入力する(ステップS24)と、フォーク装置にバケットの荷取りを開始させる(ステップS25)。
【選択図】図6
【解決手段】バケットをフォーク装置で荷置き及び荷取りするスタッカクレーンと、直上に荷棚が配置されるように形成されたステーションとを有する自動倉庫において、運行制御コントローラのメインCPUは、バケットをリフタで上昇可能となったことを示す先行入庫信号を入力する(ステップS21)と、バケットをリフタからフォーク装置で荷取り可能な位置へ移動させる(ステップS22)とともに、リフタを上昇させる移載開始信号をコンベヤ制御装置に出力する(ステップS23)。そして、メインCPUは、リフタの上昇が完了したことを示す入庫要求信号をコンベヤ制御装置から入力する(ステップS24)と、フォーク装置にバケットの荷取りを開始させる(ステップS25)。
【選択図】図6
Description
本発明は、自動倉庫の制御装置に関する。
自動倉庫では、荷の収納部を複数有する枠組棚と、該枠組棚に沿って走行するフォーク装置を有するスタッカクレーンを備え、所望の収納部にスタッカクレーンを走行させることにより、フォーク装置にて荷を収納部へ移載する荷置き作業と、フォーク装置にて荷を収納部からフォーク装置へ移載する荷取り作業が行われている。また、自動倉庫には、外部と荷の受け渡しを行うステーション(搬入部)が備えられており、該ステーションは、外部から荷をステーションまで搬送するローラ式やベルト式のコンベヤを装備している。このような自動倉庫において、ステーションに搬入された荷を上昇させて、該荷の下面側にフォークを挿入可能とするリフタを装備した自動倉庫が開示されている(例えば、特許文献1)。
ここで、コンベヤで外部から荷を搬入する従来技術の自動倉庫について、図7を参照して説明する。図7は、バケット(荷)を収納する棚の側面を模式的に表した図であり、前記スタッカクレーンや前記フォーク装置は省略されている。
図7に示すように、従来技術の自動倉庫の棚71には、複数本の対をなす支柱73と、高さ方向(段方向)に沿って配設された複数の棚板74の枠組みにより、複数の荷棚(収納部)75が区画形成されている。棚71の最下段に形成された荷棚75の1つは、外部からバケットBを搬入するためのステーション75aとされており、該ステーション75aの内部までバケットBを搬入可能にローラ式のコンベヤ76が取付けられている(図7の左下部分)。コンベヤ76によって自動倉庫の外部からステーション75aまで搬入されたバケットBは、ステーション75aに設けられたリフタ(昇降装置)78によって上昇され、バケットBの下面とコンベヤ76との間にフォーク77が挿入可能な空間SP1が確保される。すなわち、バケットBは、リフタ78によって前記フォーク装置のフォーク77で荷取り可能な状態に上昇される。そして、フォーク装置は、バケットBが上昇された状態で、空間SP1にフォーク77を挿入してステーション75aからバケットBを荷取りする。
特開2006−62771号公報
ところが、従来技術の自動倉庫において、リフタ78は、フォーク装置の移載動作の状態に関係なく、ステーション75aに搬入されたバケットBを上昇させていた。そして、リフタ78でバケットBを上昇させた状態で、ステーション75aの直上の棚板74とバケットBとの間に、フォーク77を挿入可能な空間SPを確保していた。空間SPは、リフタ78がバケットBを上昇させた際に、ステーション75aの直上の荷棚75に対してフォーク装置が移載動作を行うことで、フォーク77とバケットBとが接触することを回避するために必要な空間である。そして、フォーク装置による移載動作を円滑に行う観点から、ステーション75aを設けた段に形成された他の荷棚75までステーション75aと同じ高さに設定する必要があり、スペースを無駄に消費していた。
また、従来技術の自動倉庫では、ステーション75aに搬入されたバケットBをリフタ78で上昇させてから、フォーク装置に荷取りする動作を開始させていた。このため、フォーク装置が移載動作可能であっても、リフタ78の上昇が完了するまでフォーク装置は動作されず、フォーク装置の動作に無駄な時間が生じていた。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、フォークを挿入する空間を設けることによる枠組棚の高さの増大を抑制するとともに、搬入部での移載動作に必要な時間を削減することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、荷を収納する複数の収納部を備えた枠組棚と、前記収納部への荷の移載動作を行うフォークを有し、走行路に沿って走行する荷移載装置と、前記枠組棚に搬入する荷を搬送する搬送装置と、直上に収納部が配置されるように前記枠組棚に形成され、前記搬送装置から前記荷移載装置へ移載する荷の載置部を設けた搬入部と、前記載置部を前記荷移載装置の移載動作が可能な上昇位置に上昇動作させる昇降装置と、を備えた自動倉庫の制御装置において、前記荷移載装置の走行及び移載動作と、前記昇降装置の昇降動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記荷移載装置が前記搬入部に対する前記荷の移載位置への走行を開始したことを契機に前記昇降装置の上昇動作を開始させ、前記載置部が前記上昇位置への上昇を完了したことを契機に前記載置部の荷を前記荷移載装置へ移載する移載動作を開始させることを要旨とした。
これによれば、制御手段は、荷移載装置が搬入部に対する荷の移載位置への走行を開始したことを契機に、昇降装置の上昇動作を開始させる。つまり、荷移載装置が搬入部の直上の収納部に対する移載動作を行っているときには、昇降装置は載置部を上昇させておらず、フォークと荷が接触することがない。このため、昇降装置を上昇させた状態で載置部に載置した荷と、直上の収納部との間にフォークを挿入する空間を確保する必要がない。したがって、フォークを挿入する空間を設けることによる枠組棚の高さの増大を抑制することができる。また、荷移載装置の移載位置への走行と、昇降装置の上昇動作とを同時に行うことができる。したがって、移載動作に必要な時間を削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動倉庫の制御装置において、前記制御手段は、前記搬送装置が前記搬入部への前記荷の搬送を開始した、又は前記荷が前記載置部に載置されたことを契機として、前記荷移載装置に前記搬入部に対する前記荷の移載位置への走行を開始させることを要旨とした。
これによれば、制御手段は、搬送装置が搬入部への荷の搬送を開始したとき、あるいは荷が載置部に載置されたときに、荷移載装置に移載位置への走行を開始させる。このため、制御手段は、荷の移載動作を速やかに開始することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動倉庫の制御装置において、前記制御手段は、前記荷移載装置の走行及び移載の各指示を行う指示手段と、前記荷移載装置の走行及び移載の各動作を制御する走行移載動作制御手段と、を備え、前記指示手段は、前記搬入部に対する前記荷の移載位置に前記荷移載装置を走行させる走行指示を前記走行移載動作制御手段に出力し、前記走行指示を入力した前記走行移載動作制御手段は、前記荷移載装置に走行及び移載動作を行わせていないとき、又は前記荷移載装置に行わせている前記走行指示以外の指示に基づく走行及び移載動作が完了したときに、前記荷移載装置の走行開始を示す走行開始指示を前記指示手段に出力すると共に、前記荷移載装置に走行を開始させる制御を実行することを要旨とした。
これによれば、走行移載動作制御手段は、指示手段に走行開始指示を出力すると共に、荷移載装置に走行を開始させる。したがって、移載動作に必要な時間を削減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の自動倉庫の制御装置において、前記搬送装置は、回転可能に支持された複数の搬送部材を水平に、かつ荷の搬送方向に所定の間隔で並べて前記荷を搬送可能に構成したローラ式のコンベアであることを要旨とした。
これによれば、自動倉庫が設置された構内において、ローラ式のコンベヤで構築された荷の搬送ラインと接続しやすい。
本発明によれば、フォークを挿入する空間を設けることによる枠組棚の高さの増大を抑制するとともに、搬入部での移載動作に必要な時間を削減できる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、自動倉庫11は通路を挟んで左右両側に一対の棚(枠組棚)12a,12bが並設されている。なお、図1では片側の棚12bを省略して図示しており、棚12bは棚12aと同一構成とされている。各棚12a,12bは、通路の長手方向(連方向)に沿って配設された複数本の支柱13と、隣り合う支柱13で対をなすよう通路の高さ方向(段方向)に沿って配設された複数の棚板14とから構成されている。そして、図1に示すように、各棚12a,12bには、支柱13と棚板14の枠組みによりバケットBを収納する荷棚(収納部)15が連方向及び段方向にそれぞれ複数ずつ区画形成されている。棚12aの荷棚15と棚12bの荷棚15は、それぞれ対向して配置されている。なお、自動倉庫11に収納されるバケットBは、有底箱状をなして資材を収容可能に形成された保管容器である。
図1に示すように、自動倉庫11は通路を挟んで左右両側に一対の棚(枠組棚)12a,12bが並設されている。なお、図1では片側の棚12bを省略して図示しており、棚12bは棚12aと同一構成とされている。各棚12a,12bは、通路の長手方向(連方向)に沿って配設された複数本の支柱13と、隣り合う支柱13で対をなすよう通路の高さ方向(段方向)に沿って配設された複数の棚板14とから構成されている。そして、図1に示すように、各棚12a,12bには、支柱13と棚板14の枠組みによりバケットBを収納する荷棚(収納部)15が連方向及び段方向にそれぞれ複数ずつ区画形成されている。棚12aの荷棚15と棚12bの荷棚15は、それぞれ対向して配置されている。なお、自動倉庫11に収納されるバケットBは、有底箱状をなして資材を収容可能に形成された保管容器である。
通路の底面には、当該通路の長手方向(連方向)に沿って走行レール(走行路)16が敷設されている。走行レール16は、一直線に延設されている。そして、走行レール16上を、スタッカクレーン(荷移載装置)17が走行可能に配置されている。スタッカクレーン17は、予め定めたホームポジションとオポジットポジションとの間を走行するように配置され、両ポジション間を往復動作可能とされている。
スタッカクレーン17は、走行レール16上を走行可能な前後一対の走行輪(図示しない)を有する走行台18と、当該走行台18上に立設された一対のマスト19と、一対のマスト19の間に上下動(昇降動作)可能に配設された昇降キャリッジ20とを備えている。昇降キャリッジ20上には、荷棚15に対してバケットBを出し入れするためのフォーク装置23が設けられている。そして、昇降キャリッジ20は、図示しないワイヤを介してマスト19間に吊り下げられている。
フォーク装置23は、高い伸縮率を確保すべく、上フォークF(図2(c)に示す)と、図示しない中間フォーク及び下フォークとからなる三段式とされている。フォーク装置23の下フォークは、昇降キャリッジ20の底壁22に固定されているとともに、中間フォークは下フォークに対してスライド(摺動)可能に支持され、さらに上フォークFは中間フォークに対してスライド(摺動)可能に支持されている。そして、上フォークF及び中間フォークは、昇降キャリッジ20に設けられたフォーク用モータM3(図4に示す)を駆動源とし、当該フォーク用モータM3の動作によって伸縮動作する。
また、走行台18には、走行用モータM1と昇降用モータM2(いずれも図4に示す)が設けられている。走行用モータM1と昇降用モータM2には、例えばサーボモータが使用されている。図示しない走行輪は、走行用モータM1により回転駆動される。そして、スタッカクレーン17は、走行輪が走行レール16上を転動することにより当該走行レール16に沿って走行する。また、昇降キャリッジ20は、図示しない巻上げ装置が昇降用モータM2により駆動されることで、前記巻き上げ装置にて昇降キャリッジ20を吊り下げるためのワイヤが巻き上げ及び繰り出しされることによって昇降する。
また、図1に示すように、スタッカクレーン17には、マスト19の下部と対応する位置にクレーンコントローラ(走行移載動作制御手段)21が配設されている。クレーンコントローラ21は、後述する運行制御コントローラ30からの指令(指示)信号に基づいて走行用モータM1や昇降用モータM2などを制御するようになっている。
本実施形態では、図1及び図3に示すように、棚12bの最下段に形成された荷棚15の1つは、バケットBを外部から自動倉庫11に搬入するステーション(搬入部)15aとされている。ステーション15aには、棚12bの側面側から該棚12bと直交する方向にローラ式のコンベヤ(搬送装置)26が導入されている。コンベヤ26は、コンベヤ用モータM4(図4に示す)の駆動により回転する複数の円柱状搬送部材26aを水平に、かつ荷の搬送方向に所定の間隔で並べて形成されている。そして、コンベヤ26は、円柱状搬送部材26aの回転によりバケットBを円柱状搬送部材26aの上に載置した状態で、外部からステーション15aまで搬送(搬入)したり、逆にステーション15aから外部へ搬送(搬出)したりすることが可能となっている。
また、図1〜図3に示すように、ステーション15aには、コンベヤ26で搬送したバケットBを、フォーク装置23で荷取り及び荷置きする動作が可能な状態へ上昇させるリフタ(昇降装置)28が装備されている。リフタ28は、コンベヤ26を囲うように側面視略U字型に形成されたリフタ本体28bと、リフタ本体28bの基底部に設けられてリフタ本体28bを昇降可能に支持するエアシリンダ28aとから形成されている。図2(c)に示すように、リフタ本体28bの高さは、リフタ本体28bがエアシリンダ28aによって上昇された際に、荷受部28cとコンベヤ26との間にフォーク装置23の上フォークFを挿入可能な空間SP1を確保できる高さとしてある。
図2(a)〜(c)に示すように、リフタ本体28bの上開口端部には、リフタ本体28bの上開口端部から内側へ向けて突出形成され、バケットBの下面を支持してバケットBを載置可能な荷受部(載置部)28cが備えられている。そして、図2(c)に示すように、コンベヤ26を挟んで対向するように配設された各荷受部28cは、その離間距離がフォーク装置23の上フォークFの幅より広くなるように形成されている。
また、図2(a)に示すように、自動倉庫11の通路側に位置する荷受部28cには、荷受部28cの上にバケットBが載置されていることを検出する荷受センサSW1が設けられている。すなわち、荷受センサSW1は、コンベヤ26で外部からバケットBを搬入する際に、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬送されたことを検出できる位置に形成されている。ここで、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬送されたこと、すなわち荷受部28cの上にバケットBが載置されていることを荷受センサSW1が検出して出力する検出信号を「荷受信号」とする。
また、図2(b),(c)に示すように、リフタ本体28bを昇降可能に支持するエアシリンダ28aには、エアシリンダ28aの動力源となる圧縮空気を供給する空気配管(図示しない)が接続されている。また、該空気配管には、所定の制御信号の入力により電磁的に動作して圧縮空気の供給を切り替え動作するソレノイドバルブ(図4に示す)29が設けられている。そして、ソレノイドバルブ29(図4に示す)は、所定の信号を入力すると圧縮空気をエアシリンダ28aの伸長側空気室に供給するよう切り替え動作してリフタ本体28bを上昇させる一方、所定の信号を入力すると圧縮空気をエアシリンダ28aの収縮側空気室に供給するように動作してリフタ本体28bを下降させる。また、エアシリンダ28aには、エアシリンダ28aの伸長によって、バケットBの下面に上フォークFを挿入可能な位置(上昇位置)まで荷受部28cが上昇されたことを検出するリフタ上昇センサSW2が備えられている。ここで、エアシリンダ28aの伸長によって、バケットBの下面に上フォークFを挿入可能な位置まで荷受部28cが上昇されたことをリフタ上昇センサSW2が検出して出力する検出信号を「リフタ上昇信号」という。
以上のように構成されたリフタ28は、バケットBをフォーク装置23で荷取り及び荷置き可能な状態に荷受部28cを上昇させることができる。すなわち、リフタ28で荷受部28cを上昇させると、コンベヤ26とバケットBとの間にフォーク装置23の上フォークFが挿入可能な空間SP1が形成される。そして、フォーク装置23は、上フォークFを空間SP1に挿入するとともに、昇降キャリッジ20の動作により上昇することで、バケットBを上フォークFの上に荷取り(移載)動作することができる。ここで、ステーション15aのバケットBをフォーク装置23で荷取り及び荷置き可能に走行台18及び昇降キャリッジ20で位置決めされるフォーク装置23の位置を、フォーク装置23の「搬入出位置」とする。なお、フォーク装置23は、コンベヤ26に載置された状態ではバケットBの下面に上フォークFを挿入できないことから、バケットBの移載動作を行うことはできない。
図3(a),(b)に示すように、棚12b内におけるステーション15aの高さL1は、リフタ28で上昇された荷受部28c上のバケットBが、ステーション15aの直上に配設された棚板14に接触しないように、他段の荷棚15の高さL2より空間SP2だけ高く設定されている。つまり、空間SP2はリフタ28の昇降幅に対応する高さに設定されている。また、空間SP2は、リフタ28でバケットBが上昇されていない状態で、ステーション15aの直上の荷棚に対して移載動作をする際に、フォーク装置23の上フォークFが挿入される空間となる。また、空間SP2は、空間SP1と略同一の高さとなっている。
そして、本実施形態では、ステーション15aを設けた最下段の荷棚15の高さは、全てステーション15aの高さL1と同一としてある。また、自動倉庫11の通路を挟んで対向する荷棚15同士の段方向の高さを同一とするために、棚12aの最下段の高さもステーション15aの高さL1と同一としてある。
図1に示すように、自動倉庫11には、自動倉庫11の統括的な制御を行う運行制御コントローラ30が設置されている。運行制御コントローラ30には、各種データを自動倉庫11のオペレータの操作により入力するキーボード30kと、各種情報を表示するディスプレイ30dが設けられている。また、本実施形態の自動倉庫11には、コンベヤ26及びリフタ28を駆動制御するコンベヤ制御装置31が設置されている。コンベヤ制御装置31には、運行制御コントローラ30と同様にキーボード31kと、ディスプレイ31dが設けられている。
また、スタッカクレーン17及び運行制御コントローラ30は、クレーンコントローラ21と運行制御コントローラ30との間で無線により信号の授受を行う送受信装置24a,24b(図4に示す)を備えている。そして、クレーンコントローラ21は、運行制御コントローラ30の指令に基づいて、入庫作業又は出庫作業を行うように、スタッカクレーン17の走行用モータM1や昇降用モータM2を制御する。本実施形態では、クレーンコントローラ21と、運行制御コントローラ30と、コンベヤ制御装置31とから、制御手段が構成されている。
また、コンベヤ制御装置31は、コンベヤ26でステーション15aと外部との間でバケットBの搬入出を行うように、コンベヤ用モータM4を制御する。また、コンベヤ制御装置31は、運行制御コントローラ30の指示に基づき、リフタ28で荷受部28cを上昇又は下降させる動作を行うように、ソレノイドバルブ29を制御する。
運行制御コントローラ30、コンベヤ制御装置31及びクレーンコントローラ21は、コンピュータ及びメモリを備え、当該メモリに記憶された各種制御プログラムに従って、各種の制御を実行する。
次に、本実施形態の自動倉庫11の電気的構成を図4に従って説明する。
まず、運行制御コントローラ30について説明する。
本実施形態の運行制御コントローラ30には、メインCPU(中央演算装置)30a及びメモリ30bが備えられている。メモリ30bには、クレーンコントローラ21を制御するための各種プログラムが記憶されている。また、メモリ30bには、各種演算処理結果や、クレーンコントローラ21及びコンベヤ制御装置31からの各種制御データ(制御コマンド)などが一時記憶される。運行制御コントローラ30とコンベヤ制御装置31とは、電気的に接続されており各種の制御信号を双方向に通信可能となっている。
まず、運行制御コントローラ30について説明する。
本実施形態の運行制御コントローラ30には、メインCPU(中央演算装置)30a及びメモリ30bが備えられている。メモリ30bには、クレーンコントローラ21を制御するための各種プログラムが記憶されている。また、メモリ30bには、各種演算処理結果や、クレーンコントローラ21及びコンベヤ制御装置31からの各種制御データ(制御コマンド)などが一時記憶される。運行制御コントローラ30とコンベヤ制御装置31とは、電気的に接続されており各種の制御信号を双方向に通信可能となっている。
また、運行制御コントローラ30は、運行制御コントローラ30の指示に基づきスタッカクレーン17(フォーク装置23)が、ステーション15aに搬入されたバケットBを荷取りする動作を開始したことを示す制御信号(以下、「移載開始信号」と示す)を、コンベヤ制御装置31に出力可能に構成されている。また、運行制御コントローラ30は、上昇されたリフタ28の荷受部28cに載置されたバケットBをフォーク装置23で荷取することを指示する制御信号(以下、「荷取り指示信号」と示す)をクレーンコントローラ21に出力可能に構成されている。
次に、コンベヤ制御装置31について説明する。
コンベヤ制御装置31には、サブCPU31a及びメモリ31bが備えられている。メモリ31bには、コンベヤ26の搬送動作や、リフタ28の昇降動作を制御するための各種プログラムが記憶されている。また、メモリ31bには、各種演算処理結果や、運行制御コントローラ30からの各種制御データ(制御コマンド)などが一時記憶される。また、コンベヤ制御装置31には、荷受センサSW1及びリフタ上昇センサSW2が接続されている。そして、コンベヤ制御装置31は、荷受センサSW1の出力する荷受信号を入力可能に構成されている。コンベヤ制御装置31は、リフタ上昇センサSW2が出力するリフタ上昇信号を入力可能に構成されている。
コンベヤ制御装置31には、サブCPU31a及びメモリ31bが備えられている。メモリ31bには、コンベヤ26の搬送動作や、リフタ28の昇降動作を制御するための各種プログラムが記憶されている。また、メモリ31bには、各種演算処理結果や、運行制御コントローラ30からの各種制御データ(制御コマンド)などが一時記憶される。また、コンベヤ制御装置31には、荷受センサSW1及びリフタ上昇センサSW2が接続されている。そして、コンベヤ制御装置31は、荷受センサSW1の出力する荷受信号を入力可能に構成されている。コンベヤ制御装置31は、リフタ上昇センサSW2が出力するリフタ上昇信号を入力可能に構成されている。
また、コンベヤ制御装置31には、コンベヤ用モータM4及びソレノイドバルブ29が接続されている。そして、コンベヤ制御装置31は、コンベヤ用モータM4の駆動を制御して、バケットBをコンベヤ26の上に載置した状態で、外部からステーション15aへ搬送(搬入)したり、逆にバケットBをステーション15aから外部へ搬送(搬出)したりすることが可能となっている。また、コンベヤ制御装置31は、ソレノイドバルブ29を動作させて圧縮空気の供給を制御し、リフタ本体28bの上昇動作及び下降動作を制御可能に構成されている。
コンベヤ制御装置31は、荷受部28cに載置してリフタ28で上昇可能な位置までバケットBがコンベヤ26により搬送されたことを示す制御信号(以下、「先行入庫信号」と示す)を、運行制御コントローラ30に出力可能に構成されている。また、コンベヤ制御装置31は、フォーク装置23でバケットBを荷取り可能な位置まで荷受部28cが上昇されたことを示す制御信号(以下、「入庫要求信号」と示す)を、運行制御コントローラ30に出力可能に構成されている。
次に、クレーンコントローラ21について説明する。
クレーンコントローラ21は、CPU21aとメモリ21bを備えている。メモリ21bには、スタッカクレーン17の走行及び昇降キャリッジ20の昇降を制御するための各種制御用プログラムが記憶されている。また、メモリ21bには、各種演算処理結果や、運行制御コントローラ30からの各種制御データ(制御コマンド)などが一時記憶される。クレーンコントローラ21には、走行用モータM1、昇降用モータM2及びフォーク用モータM3が接続されている。
クレーンコントローラ21は、CPU21aとメモリ21bを備えている。メモリ21bには、スタッカクレーン17の走行及び昇降キャリッジ20の昇降を制御するための各種制御用プログラムが記憶されている。また、メモリ21bには、各種演算処理結果や、運行制御コントローラ30からの各種制御データ(制御コマンド)などが一時記憶される。クレーンコントローラ21には、走行用モータM1、昇降用モータM2及びフォーク用モータM3が接続されている。
また、クレーンコントローラ21は、運行制御コントローラ30からスタッカクレーン17(フォーク装置23)を搬入出位置へ移動させる制御信号(以下、「クレーン移動指示信号(走行指示)」という)を運行制御コントローラ30から入力した場合、フォーク装置23に移載動作を実行させていないときには、フォーク装置23が搬入出位置に移動を開始したことを示す制御信号(以下、「走行開始信号(走行開始指示)」と示す)を運行制御コントローラ30(メインCPU30a)に出力する。また、クレーンコントローラ21は、クレーン移動指示とは別の指示に基づきフォーク装置23に移載動作を実行させているときには、実行中の移載動作が完了してから、メインCPU30aに走行開始信号を出力する。そして、走行開始信号を出力したクレーンコントローラ21は、フォーク装置23を搬入出位置に移動させるべく走行台18及び昇降キャリッジ20の動作を制御するように構成されている。
次に、本実施形態の自動倉庫11において、コンベヤ制御装置31のサブCPU31aが行う制御について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、コンベヤ制御装置31のサブCPU31aは、荷受センサSW1から荷受信号を入力したか否かを判定する(ステップS11)。この判定結果が肯定の場合、サブCPU31aは、先行入庫信号を運行制御コントローラ30に対して出力する(ステップS12)。一方、ステップS11における判定結果が否定の場合、サブCPU31aは、荷受信号を入力して肯定と判定されるまで待機する。すなわち、サブCPU31aは、ステップS11において荷受センサSW1から荷受信号を入力し、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬入された(荷受部28cにバケットBが載置された)と認識してから、運行制御コントローラ30に先行入庫信号を出力するようになっている。
まず、コンベヤ制御装置31のサブCPU31aは、荷受センサSW1から荷受信号を入力したか否かを判定する(ステップS11)。この判定結果が肯定の場合、サブCPU31aは、先行入庫信号を運行制御コントローラ30に対して出力する(ステップS12)。一方、ステップS11における判定結果が否定の場合、サブCPU31aは、荷受信号を入力して肯定と判定されるまで待機する。すなわち、サブCPU31aは、ステップS11において荷受センサSW1から荷受信号を入力し、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬入された(荷受部28cにバケットBが載置された)と認識してから、運行制御コントローラ30に先行入庫信号を出力するようになっている。
次に、サブCPU31aは、移載開始信号を運行制御コントローラ30から入力したか否かを判定する(ステップS13)。この判定結果が肯定の場合、サブCPU31aは、ソレノイドバルブ29を制御してリフタ28を上昇させる(ステップS14)。一方、ステップS13における判定結果が否定の場合、サブCPU31aは、運行制御コントローラ30から移載開始信号を入力して肯定と判定されるまで待機する。すなわち、サブCPU31aは、ステップS13において、リフタ28の荷受部28cに載置されたバケットBに対してスタッカクレーン17(フォーク装置23)が荷取りする動作(移動)を開始したと認識してから、リフタ28を上昇動作させるようになっている。
続けて、サブCPU31aは、リフタ上昇センサSW2からリフタ上昇信号を入力したか否かを判定する(ステップS15)。この判定結果が肯定の場合、サブCPU31aは、入庫要求信号を運行制御コントローラ30に出力する。一方、ステップS15における判定結果が否定の場合、サブCPU31aは、リフタ上昇センサSW2からリフタ上昇信号を入力して肯定と判定されるまで待機する。すなわち、サブCPU31aは、ステップS15において、フォーク装置23で荷取り可能な位置までバケットBが上昇されたと認識してから、運行制御コントローラ30に入庫要求信号を出力するようになっている。
次に、本実施形態の自動倉庫11において、運行制御コントローラ30のメインCPU30aが行う制御について、図6のフローチャートを参照して説明する。本実施形態では、以下に説明する手順にしたがって制御を実行するメインCPU30aが、指示手段として機能する。
まず、運行制御コントローラ30のメインCPU30aは、コンベヤ制御装置31から先行入庫信号を入力したか否かを判定する(ステップS21)。この判定結果が肯定の場合、メインCPU30aは、クレーンコントローラ21に対してクレーン移動指示信号を出力する(ステップS22)。一方、ステップS21における判定結果が否定の場合、メインCPU30aは、コンベヤ制御装置31から先行入庫信号を入力して肯定と判定されるまで待機する。すなわち、メインCPU30aは、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬送されたと認識してから、クレーンコントローラ21にフォーク装置23の移動を指示するようになっている。
続けて、メインCPU30aは、クレーンコントローラ21から走行開始信号を入力したことを条件として、移載開始信号をコンベヤ制御装置31に出力する(ステップS23)。すなわち、メインCPU30aは、フォーク装置23が搬入出位置に向けて移動を開始したと認識してから、コンベヤ制御装置31にリフタ28を上昇させるようになっている。換言すると、メインCPU30aは、フォーク装置23によりステーション15a以外の荷棚15に対して荷取り及び荷置きする動作を行っていない状態となってから、コンベヤ制御装置31にリフタ28を上昇させるようになっている。
次に、メインCPU30aは、コンベヤ制御装置31から入庫要求信号を入力したか否かを判定する(ステップS24)。この判定結果が肯定の場合、メインCPU30aは、荷取り指示信号をクレーンコントローラ21に出力する(ステップS25)。一方、ステップS24における判定結果が否定の場合、メインCPU30aは、コンベヤ制御装置31から入庫要求信号を入力して肯定と判定されるまで待機する。すなわち、メインCPU30aは、リフタ28によりバケットBが上昇されてフォーク装置23で荷取り可能な状態となったと認識してから、フォーク装置23で荷取りさせるようになっている。
なお、運行制御コントローラ30から荷取り指示信号を入力したクレーンコントローラ21は、リフタ28の荷受部28cからバケットBを荷取りさせるようにフォーク装置23を動作させる。そして、クレーンコントローラ21は、オペレータがキーボード30kの操作により指定した所定の荷棚15に、バケットBを荷置き(収納)させるようにフォーク装置23を動作させる。また、クレーンコントローラ21は、クレーン移動指示信号を入力した後であって、フォーク装置23を搬入出位置まで移動させる迄の間に、荷取り指示信号を入力した場合、フォーク装置23を搬入出位置まで移動させた後にバケットBの荷取り動作をさせる。
次に、上記のように構成された自動倉庫11の作用について説明する。
まず、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬入されたことを契機として、運行制御コントローラ30は、クレーンコントローラ21に対してフォーク装置23(スタッカクレーン17)を搬入出位置へ移動開始させる指示をする。この状態において、コンベヤ制御装置31は、荷受部28c(リフタ28)を上昇させないようになっている。
まず、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬入されたことを契機として、運行制御コントローラ30は、クレーンコントローラ21に対してフォーク装置23(スタッカクレーン17)を搬入出位置へ移動開始させる指示をする。この状態において、コンベヤ制御装置31は、荷受部28c(リフタ28)を上昇させないようになっている。
続けて、フォーク装置23が搬入出位置へ移動開始したことを契機として、コンベヤ制御装置31は、バケットBが載置された荷受部28cの上昇を開始させる。すなわち、本実施形態の自動倉庫11では、フォーク装置23が何れかの荷棚15に対して荷置き又は荷取りする動作を実行していない状態となってから、荷受部28cの上昇を開始させるようになっている。このため、フォーク装置23がステーション15aの直上に位置する荷棚15に対して荷取り又は荷置きする動作を実行している場合には、荷受部28cが上昇されることがなく、バケットBとフォーク装置23とが接触するおそれがない。このため、リフタ28で上昇させたバケットBと、直上の荷棚15との間にフォーク装置23の上フォークFを挿入する空間SP(図7に示す)を設ける必要がない。
そして、フォーク装置23によりバケットBを荷取り可能な位置まで荷受部28cが上昇されたことを契機として、運行制御コントローラ30は、クレーンコントローラ21に対してフォーク装置23でバケットBをステーション15aから荷取りさせる指示をする。そして、クレーンコントローラ21は、オペレータにより指定された荷棚15に荷置きさせるようにフォーク装置23を動作させる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)運行制御コントローラ30のメインCPU30aは、クレーンコントローラ21にクレーン移動指示信号を出力してフォーク装置23を搬入出位置へ移動開始させると、走行開始信号を入力してから、コンベヤ制御装置31に移載開始信号を出力してリフタ28を上昇させるようにした。このため、リフタ28は、フォーク装置23がステーション15aの直上の荷棚15に対してバケットBの移載動作を実行しているときには、バケットBを載置した荷受部28cを上昇させることがない。したがって、リフタ28が上昇させたバケットBと、ステーション15aの直上の棚板14との間に、上フォークFを挿入するための空間SP(図7に示す)を設ける必要がない。そして、上フォークFを挿入するための空間SPの高さだけ、ステーション15aの高さL1の増大を抑制することができる。また、棚12a,12bの高さの増大を抑えることができる。
(1)運行制御コントローラ30のメインCPU30aは、クレーンコントローラ21にクレーン移動指示信号を出力してフォーク装置23を搬入出位置へ移動開始させると、走行開始信号を入力してから、コンベヤ制御装置31に移載開始信号を出力してリフタ28を上昇させるようにした。このため、リフタ28は、フォーク装置23がステーション15aの直上の荷棚15に対してバケットBの移載動作を実行しているときには、バケットBを載置した荷受部28cを上昇させることがない。したがって、リフタ28が上昇させたバケットBと、ステーション15aの直上の棚板14との間に、上フォークFを挿入するための空間SP(図7に示す)を設ける必要がない。そして、上フォークFを挿入するための空間SPの高さだけ、ステーション15aの高さL1の増大を抑制することができる。また、棚12a,12bの高さの増大を抑えることができる。
(2)運行制御コントローラ30のメインCPU30aは、先行入庫信号を入力すると、リフタ28で上昇可能な位置までバケットBが搬入された(荷受部28cに載置された)と判断し、クレーンコントローラ21にクレーン移動指示信号を出力してフォーク装置23を搬入出位置へ移動開始させるようにした。このため、バケットBをフォーク装置23で荷取り可能な状態までリフタ28(荷受部28c)を上昇させてから、フォーク装置23を移動開始させる場合と比較して、荷の移載動作を速やかに開始することができる。
(3)運行制御コントローラ30のメインCPU30aは、クレーンコントローラ21から走行開始信号を入力すると、コンベヤ制御装置31に移載開始信号を出力してリフタ28(荷受部28c)を上昇開始させるようにした。このため、フォーク装置23の搬入出位置への移動と、リフタ28(荷受部28c)の上昇とを、同時に実行させることができる。したがって、バケットBの搬入に必要な時間を削減することができる。
(4)クレーンコントローラ21は、走行開始信号をメインCPU30aに出力すると、フォーク装置23の搬入出位置への移動を開始させる。したがって、バケットBの搬入に必要な時間を削減することができる。
(5)コンベヤ26は、ローラ式としてある。このため、自動倉庫11が設置された構内において、ローラ式のコンベヤで構築されたバケットBの搬送ラインと接続しやすい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 本実施形態において、運行制御コントローラ30に接続された外部管理コンピュータを設けるとともに、該外部管理コンピュータの指示に基づき、コンベヤ制御装置31にリフタ28の昇降動作を制御させてもよい。この場合、外部管理コンピュータは、運行制御コントローラ30を介しクレーンコントローラ21に対してフォーク装置23にバケットBの移載動作をさせる指示をする一方、該移載指示を記憶するとともに、各移載指示に基づくフォーク装置23の移載動作が完了する毎に前記移載指示について移載完了に設定する。そして、外部管理コンピュータは、運行制御コントローラ30を介しクレーンコントローラ21に対してステーション15aに搬入されたバケットBを所定の荷棚15に収納させる指示をした際に、フォーク装置23に移載動作をさせていないかについて、前記記憶した移載指示を確認する。そして、外部管理コンピュータは、フォーク装置23に移載動作をさせていないことを確認すると、運行制御コントローラ30を介しコンベヤ制御装置31に対してリフタ28でバケットBを上昇させる指示(リフタ上昇許可)を行う。このように構成しても、リフタ28は、フォーク装置23がステーション15aの直上の荷棚15に対して荷の移載動作を実行しているときに、バケットBを載置した荷受部28cを上昇させることがない。このため、リフタ28が上昇させたバケットBと、ステーション15aの直上の棚板14との間に、上フォークFを挿入するための空間SP(図7に示す)を設ける必要がない。したがって、上フォークFを挿入するための空間SPの高さだけ、ステーション15aの高さL1の増大を抑制することができる。
○ 本実施形態において、ステーション15aは、荷棚12a,12bの最下段の荷棚15に設けることに限られず、2段目や3段目など、他の段の荷棚15に設けてもよい。
○ 本実施形態において、荷受センサSW1は、荷受部28cと対応するようにコンベヤ26に設けてもよい。このように構成しても、バケットBがリフタ28で上昇可能な位置まで搬入されたことを検出することができる。
○ 本実施形態において、荷受センサSW1は、荷受部28cと対応するようにコンベヤ26に設けてもよい。このように構成しても、バケットBがリフタ28で上昇可能な位置まで搬入されたことを検出することができる。
○ 本実施形態において、コンベヤ26は、外部からバケットBの搬入だけを行うように構成してもよい。
○ 本実施形態において、リフタ28はステーション15aに外部から搬入されたバケットBを荷取りするためだけに昇降動作を行うように構成してもよい。
○ 本実施形態において、リフタ28はステーション15aに外部から搬入されたバケットBを荷取りするためだけに昇降動作を行うように構成してもよい。
○ 本実施形態において、コンベヤ26は、ベルト式であってもよい。
○ 本実施形態において、自動倉庫11には、パレット上に載置された荷を収納してもよい。
○ 本実施形態において、自動倉庫11には、パレット上に載置された荷を収納してもよい。
○ 本実施形態において、フォーク装置23は、フォーク用モータM3の作動により、常に同一方向に連動して伸縮動作するように構成された複数(例えば、2本)のフォークを備えていてもよい。
○ 本実施形態において、運行制御コントローラ30と、コンベヤ制御装置31は一体に構成してもよい。この場合、運行制御コントローラ30のメインCPU30aと、コンベヤ制御装置31のサブCPU31aを1つのCPUで兼用してもよい。同様に、運行制御コントローラ30のメモリ30bとコンベヤ制御装置31のメモリ31bとを1つのメモリで兼用してもよい。
○ 本実施形態において、ステーション15aが設けられていない側の棚12aにおける最下段の荷棚15の高さを空間SP2の高さだけ低くして、他の段の荷棚15の高さL2と同じ高さに設定してもよい。また、ステーション15aの設けられた側の棚12bにおける最下段の荷棚15の高さを、ステーション15aより空間SP2の高さだけ低くして、他の段の荷棚15の高さL2と同じ高さに設定してもよい。
○ 本実施形態において、コンベヤ26に、該コンベヤ26でステーション15aに向けて搬送(搬入)されるバケットBを検出する荷センサを設けてもよい。そして、コンベヤ制御装置31のサブCPU31aは、前記荷センサがバケットBを検出して出力する検出信号を入力したことを契機として、先行入庫信号を運行制御コントローラ30に対して出力するようにしてもよい。そして、運行制御コントローラ30のメインCPU30aは、先行入庫信号を入力するとクレーンコントローラ21にフォーク装置23を搬入出位置へ移動させる指示をするようにする。このように構成することで、バケットBがステーション15aまで搬送される前から、フォーク装置23に移載動作を開始させることができる。したがって、バケットBの搬入に必要な時間を削減することができる。
以下の技術的思想(発明)は、前記実施形態から把握できる。
(イ)荷を収納する複数の収納部を備えた枠組棚と、前記収納部への荷の移載動作を行うフォークを有し、走行路に沿って走行する荷移載装置と、前記枠組棚に搬入する荷を搬送する搬送装置と、直上に収納部が配置されるように前記枠組棚に形成され、前記搬送装置から前記荷移載装置へ移載する荷の載置部を設けた搬入部と、前記載置部を前記荷移載装置の移載動作が可能な上昇位置に上昇動作させる昇降装置と、を備えた自動倉庫の制御装置において、前記荷移載装置の走行及び移載の各指示及び前記昇降装置の昇降の指示を行う指示手段と、前記荷移載装置の走行及び移載の各動作を制御する走行移載動作制御手段と、前記昇降装置の昇降動作を制御する昇降動作制御手段と、を備え、前記指示手段は、前記搬入部に対する前記荷の移載位置に前記荷移載装置を走行させる走行指示を前記走行移載動作制御手段に出力し、前記走行移載動作制御手段から走行の開始を示す走行開始指示を入力することにより、前記載置部を前記上昇位置へ上昇動作させる上昇指示を前記昇降動作制御手段に出力し、前記昇降動作制御手段からの上昇の完了を示す上昇完了指示を入力することにより、前記載置部の荷を前記荷移載装置へ移載させる移載指示を前記走行移載動作制御手段に出力することを特徴とする自動倉庫の制御装置。
(イ)荷を収納する複数の収納部を備えた枠組棚と、前記収納部への荷の移載動作を行うフォークを有し、走行路に沿って走行する荷移載装置と、前記枠組棚に搬入する荷を搬送する搬送装置と、直上に収納部が配置されるように前記枠組棚に形成され、前記搬送装置から前記荷移載装置へ移載する荷の載置部を設けた搬入部と、前記載置部を前記荷移載装置の移載動作が可能な上昇位置に上昇動作させる昇降装置と、を備えた自動倉庫の制御装置において、前記荷移載装置の走行及び移載の各指示及び前記昇降装置の昇降の指示を行う指示手段と、前記荷移載装置の走行及び移載の各動作を制御する走行移載動作制御手段と、前記昇降装置の昇降動作を制御する昇降動作制御手段と、を備え、前記指示手段は、前記搬入部に対する前記荷の移載位置に前記荷移載装置を走行させる走行指示を前記走行移載動作制御手段に出力し、前記走行移載動作制御手段から走行の開始を示す走行開始指示を入力することにより、前記載置部を前記上昇位置へ上昇動作させる上昇指示を前記昇降動作制御手段に出力し、前記昇降動作制御手段からの上昇の完了を示す上昇完了指示を入力することにより、前記載置部の荷を前記荷移載装置へ移載させる移載指示を前記走行移載動作制御手段に出力することを特徴とする自動倉庫の制御装置。
11…自動倉庫、12a,12b…棚、15…荷棚、15a…ステーション、16…走行レール、17…スタッカクレーン、21…クレーンコントローラ、23…フォーク装置、26…コンベヤ、26a…円柱状搬送部材、28…リフタ、28c…荷受部、30…運行制御コントローラ、30a…メインCPU、31…コンベヤ制御装置、31a…サブCPU、B…バケット、F…上フォーク。
Claims (4)
- 荷を収納する複数の収納部を備えた枠組棚と、前記収納部への荷の移載動作を行うフォークを有し、走行路に沿って走行する荷移載装置と、前記枠組棚に搬入する荷を搬送する搬送装置と、直上に収納部が配置されるように前記枠組棚に形成され、前記搬送装置から前記荷移載装置へ移載する荷の載置部を設けた搬入部と、前記載置部を前記荷移載装置の移載動作が可能な上昇位置に上昇動作させる昇降装置と、を備えた自動倉庫の制御装置において、
前記荷移載装置の走行及び移載動作と、前記昇降装置の昇降動作を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記荷移載装置が前記搬入部に対する前記荷の移載位置への走行を開始したことを契機に前記昇降装置の上昇動作を開始させ、前記載置部が前記上昇位置への上昇を完了したことを契機に前記載置部の荷を前記荷移載装置へ移載する移載動作を開始させることを特徴とする自動倉庫の制御装置。 - 前記制御手段は、前記搬送装置が前記搬入部への前記荷の搬送を開始した、又は前記荷が前記載置部に載置されたことを契機として、前記荷移載装置に前記搬入部に対する前記荷の移載位置への走行を開始させることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫の制御装置。
- 前記制御手段は、前記荷移載装置の走行及び移載の各指示を行う指示手段と、前記荷移載装置の走行及び移載の各動作を制御する走行移載動作制御手段と、を備え、
前記指示手段は、前記搬入部に対する前記荷の移載位置に前記荷移載装置を走行させる走行指示を前記走行移載動作制御手段に出力し、
前記走行指示を入力した前記走行移載動作制御手段は、前記荷移載装置に走行及び移載動作を行わせていないとき、又は前記荷移載装置に行わせている前記走行指示以外の指示に基づく走行及び移載動作が完了したときに、前記荷移載装置の走行開始を示す走行開始指示を前記指示手段に出力すると共に、前記荷移載装置に走行を開始させる制御を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動倉庫の制御装置。 - 前記搬送装置は、回転可能に支持された複数の搬送部材を水平に、かつ荷の搬送方向に所定の間隔で並べて前記荷を搬送可能に構成したローラ式のコンベアであることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の自動倉庫の制御装置。
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JP2008121990A Pending JP2009269715A (ja) | 2008-05-08 | 2008-05-08 | 自動倉庫の制御装置 |
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2008
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