JP2009265976A - 表示操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示操作装置全体の制御を行うCPUが、押下座標を取得する取得処理間隔をCPU主導で設定可能とし、アプリケーションに応じて押下座標の取得数優先かまたはCPU処理負荷の軽減優先かを柔軟に選択することが可能な表示操作装置を提供する。
【解決手段】画面を表示する表示手段4と、表示手段4上に形成されたタッチパネル1と、タッチパネル1への押下座標を検出する押下検出手段21と、押下検出手段21で検出された押下座標に応じた処理および装置全体の制御を行うCPU3と、割込信号をCPU3に出力する割込制御手段23とを備え、CPU3は、押下検出手段21で検出された押下座標に応じて割込間隔を決定し、割込制御手段23に通知する割込間隔決定手段31を有し、通知に応じて割込制御手段23から割込間隔で出力されてくる割込信号を受信すると、押下検出手段21から押下座標を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルに対して指またはペンなどの入力手段を用いてクリック操作やドラッグ操作を行うことにより、その押下操作の押下座標に応じた処理を行う表示操作装置に関する。
従来よりこの種の表示操作装置として、設備機器や家電機器などの電気機器を制御する操作端末としての機能を備えた表示操作装置がある。例えば、空調管理システムの分野において、ビル内の空調機器の集中コントローラとしての表示操作装置では、ユーザの利便性を考慮して画面と一体化したタッチパネルを設け、ユーザによるタッチパネル上での押下操作により、機器個別の制御および一括制御などを可能としている。
また近年、普及が進んでいるホームネットワークの分野においても、家庭内の家電機器(IHクッキングヒータ、エアコン、照明など)を一括管理するホームコントローラにタッチパネルが用いられてきている。
従来のタッチパネルを用いた表示操作装置の一例について説明する。表示操作装置は、指またはペンなどの入力手段によるタッチパネルへの押下操作を検出するタッチパネルコントローラと、タッチパネルと一体化したディスプレイと、タッチパネルコントローラが検出した押下座標に基づき、その押下座標に対応した処理(押下座標処理)を行うCPUとから構成される。
タッチパネルコントローラは、押下操作の検出に伴い、割込信号をCPUに出力する。CPUは、割込信号の検知により、メイン処理を停止し割込処理を起動させ、タッチパネルコントローラから押下座標を取得し、押下座標をバッファへ格納する処理(座標取得処理)を行う。そして、CPUは、バッファに格納された押下座標に対応した処理(押下座標処理)を行う。押下座標処理では、バッファに押下座標が格納されていることを確認し、電気機器(被制御機器)への制御情報の通信処理やディスプレイへの描画更新処理を実施している。
従来の表示操作装置では、上記のように処理されるため、割込処理以外の他の処理によりCPUの処理負荷が高くなっている場合であっても、優先的に割込処理が実行されることになり、他の処理に影響を与える可能性がある。
そこで、CPUの現在の負荷に応じた処理能力で割込処理を行うことにより、他の処理に影響を与えることを少なくすることを可能にした技術がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、CPUの現在の処理負荷に応じて変化する押下座標処理の処理間隔をタッチパネルコントローラ側で検知し、その処理間隔に応じてタッチパネルコントローラからCPUに割込信号を出力する間隔、すなわちCPU側に押下座標処理を実行させる間隔を動的に変更するようにしている。
特開2003−84907号公報(第4頁)
上記特許文献1の技術では、押下座標処理の処理間隔、換言すれば押下座標を取得する時間間隔をCPUの処理負荷に応じてタッチパネルコントローラ側が決定している。このため、他の処理によりCPUの負荷が高くなっている場合に、例えばタッチパネル上をペンや指などでなぞるドラッグ操作での文字入力が行われると、押下座標の取得間隔が長くなり、文字認識に十分な精度の押下座標を取得できない可能性がある。そのため文字入力のようなドラッグ操作での押下座標の軌跡を検出する必要がある場合には、他の処理に優先して押下座標を短時間間隔で取得できることが望ましい。
一方、ユーザがタッチパネル上のアイコンを押下する場面では、CPUの動作として、押下座標に配置したアイコンに対応した押下座標処理を実行する。したがって、最初に押下された押下座標を取得できれば十分であり、その後、ユーザがタッチパネルの同様の位置を押下し続けたときの押下座標の取得処理は不要である。このため、押下開始時だけ座標取得処理を取得すればよく、それ以降はCPUの能力を他の処理へ宛がうことによりCPU性能を有効に使用できる。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、表示操作装置全体の制御を行うCPUが、押下座標を取得する取得処理間隔をCPU主導で設定可能とし、押下座標の取得数優先かまたはCPU処理負荷の軽減優先かを柔軟に選択することが可能な表示操作装置を提供することを目的とする。
本発明に係る表示操作装置は、タッチパネルへの押下操作の押下座標に応じた処理を行う表示操作装置であって、画面を表示する表示手段と、表示手段の画面上に形成されたタッチパネルと、タッチパネルへの押下座標を検出する押下検出手段と、押下検出手段で検出された押下座標に応じた処理および装置全体の制御を行う処理手段と、割込信号を処理手段に出力する割込制御手段とを備え、処理手段は、押下検出手段で検出された押下座標に応じて割込間隔を決定し、割込制御手段に通知する割込間隔決定手段を有し、通知に応じて割込制御手段から割込間隔で出力されてくる割込信号を受信すると、押下検出手段から押下座標を取得するものである。
本発明によれば、装置全体の制御を行う処理手段が、押下検出手段から押下座標を取得する割込間隔を、押下検出手段で検出された押下座標に応じて決定するので、押下座標の取得数優先かまたはCPU処理負荷の軽減優先かをタッチパネル上の押下操作に応じて柔軟に選択することが可能となる。
本発明は、タッチパネルを有し、そのタッチパネルへの押下操作により、押下座標に応じた処理を行う表示操作装置であって、ここでは特に、家庭内の家電機器や設備機器など電気機器がネットワークを構成するシステムにおいて、これらの電気機器と接続され、これらを制御する操作端末としても機能する表示操作装置について説明する。本発明は、表示操作装置全体の制御を行うCPUが、タッチパネルに接続されたタッチパネルコントローラから押下座標を取得する取得処理間隔を、タッチパネルコントローラ主導ではなくCPU主導で設定可能とし、短時間間隔で押下座標の取得が必要な場合には、押下座標の取得処理を他の処理に優先してCPUで行うようにしたことに一つの特徴を有している。以下の実施の形態1〜3では、CPU主導で、押下座標の取得回数を制御するための各種構成について順に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1の表示操作装置は、表示画面に電源アイコンや強弱切替アイコンなどを描画し、これらアイコンを選択押下することにより、ユーザがタッチパネル上に入力する際の入力方式を切り替えながらアイコンに応じたアプリケーションを動作させる。入力方式としては、ここでは例えばアイコンを単に選択・非選択する「選択入力モード」と、ペンなどの入力手段により文字入力を可能とする「ペン入力モード」との2種類の入力方式がある。実施の形態1の表示操作装置は、その入力方式に応じて、タッチパネルの押下座標の取得間隔を動的に変更するようにしたものである。
図1は、本実施の形態1における表示操作装置のブロック図である。
図1における表示操作装置は、タッチパネル1と、押下検出手段21、割込間隔設定手段22、割込制御手段23および座標送信手段24を備えるタッチパネルコントローラ2と、割込間隔決定手段31、座標受信手段32、中央演算手段33、割込受付手段34および入力方式記憶手段40を備える処理手段としてのCPU3と、表示手段4と、通信手段5とを備えている。
タッチパネル1は、ユーザの指およびペンなどの入力手段による押圧操作を受け付けるインタフェースであり、表示手段4の画面上に形成されている。
以下、まずタッチパネルコントローラ2の構成について説明する。
押下検出手段21は、タッチパネル1が押下されていることを検出し、押下されていることを割込制御手段23に出力するとともに、その押下座標を座標送信手段24からの要求に応じて所定の時間間隔(後述の割込間隔)で座標送信手段24に出力する。
割込制御手段23は、CPU3が有する割込受付手段34に割込信号を出力する。割込信号の割込受付手段34への出力タイミングは、CPU3側の割込間隔決定手段31で決定され、割込間隔設定手段22に設定された割込間隔に基づくものである。また、割込制御手段23は、割込信号の出力開始後、座標送信手段24からの割込信号出力停止の指示を受信すると、割込信号の出力を停止する。
割込間隔設定手段22は、CPU3が有する割込間隔決定手段31が決定した割込間隔を設定する。
座標送信手段24は、CPU3が有する座標受信手段32からの押下座標取得要求に応じて前記押下検出手段21が検出した押下座標を、CPU3の座標受信手段32に出力する。また、押下座標の出力完了後に、割込制御手段23に対して割込信号の出力停止を指示する。
次に、CPU3の構成について説明する。
中央演算手段33では、本表示操作装置でのソフトウェア処理を行う。ソフトウェア処理は、通常実行されているメイン処理と割込発生時に実行する割込処理とに分類される。メイン処理では、座標受信手段32が受信した押下座標に基づいて、表示手段4が表示する表示内容の更新処理、表示操作装置の入力方式の切り替え処理、電気機器との制御情報の授受を通信手段5を介して行う通信処理などを行う。割込処理は、タッチパネルコントローラ2から割込受付手段34を介して割込信号を受信した際に起動する処理であり、座標受信手段32を介してタッチパネルコントローラ2の座標送信手段24から押下座標を取得する座標取得処理を行う。
また中央演算手段33は、メイン処理実行中に割込受付手段34が割込信号を検出した場合、該メイン処理を中断し、割込処理を開始する。そして、割込処理の終了後に、中断していたメイン処理を再開する。また、中央演算手段33は、押下座標を受信すると、その押下座標に配置されたアイコンに基づいて入力方式を決定し、決定した入力方式を入力方式記憶手段40に記憶する。
割込受付手段34は、タッチパネルコントローラ2が有する割込制御手段23が出力する割込信号を検知し、検知した旨を中央演算手段33に通知する。
座標受信手段32は、前記中央演算手段33からの要求により、タッチパネルコントローラ2側の座標送信手段24に押下座標取得要求を送信して押下座標を受信する。
入力方式記憶手段40は、現在設定されている入力方式を記憶している。入力方式には、上述したように「ペン入力モード」と「選択入力モード」とがあり、入力方式は、表示手段4に表示される画面上の各アイコン毎に予め設定され、その設定内容は中央演算手段33に記憶されている。
割込間隔決定手段31は、入力方式毎に予め設定された割込間隔を内部に記憶しており、入力方式記憶手段40に記憶設定されている入力方式に対応した割込間隔を決定し、その決定した割込間隔を割込間隔設定手段22に出力する。
割込間隔決定手段31は、入力方式記憶手段40が有する入力方式の変更を監視し、該入力方式が変更された場合、入力方式ごとに予め規定した割込間隔を、タッチパネルコントローラ2が有する割込間隔設定手段22に出力する。
表示手段4は、画像や文字を表示するディスプレイである。
通信手段5は、ネットワークを介して電気機器と接続しており、中央演算手段33の要求に応じて該電気機器と制御情報を授受する。
次に、本実施の形態1の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作について説明する。
図2は、実施の形態1の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作を示すフローチャートである。
タッチパネルコントローラ2は電源投入後、押下検出手段21によりタッチパネル1への押圧が検出されたかどうかを割込制御手段23でチェックしており(S1)、押下が検出されるまで待機する。すなわち、押下検出手段21は、タッチパネル1への押圧状況(押下開始、押下中)を検出し、その検出結果を割込制御手段23に出力しており、割込制御手段23は、押下検出手段21からの結果に応じてタッチパネル1への押圧が検出されたかどうかをチェックしている。
割込制御手段23は、押下検出手段21がタッチパネル1への押圧を検出した場合、割込信号の出力するタイミングか否かを、割込間隔設定手段22が設定する割込間隔に基づいてチェックする。すなわち、前回割込信号を出力開始してからの経過時間が割込間隔以上であるかどうかをチェックし(S2)、割込間隔以上である場合に割込信号を出力開始し(S3)、該経過時間が割込間隔未満である場合には割込信号を出力せずステップS1へ戻る。
そして、座標送信手段24は、割込制御手段23から割込信号をCPU3に出力したことによってCPU3の座標受信手段32から出力される押下座標取得要求を待機し続け、該押下座標取得要求を受信すると(S4)、押下検出手段21に押下座標を要求して受信し、CPU3側の座標受信手段32に出力する(S5)。そして押下座標の出力完了後、座標送信手段24は割込制御手段23に割込信号の出力停止を指示する。該指示を受けた割込制御手段23は割込信号を停止し(S6)、ステップS1へ戻る。
次に、本実施の形態1の表示操作装置におけるCPU3の動作について説明する。
図3は、実施の形態1の表示操作装置におけるCPU3の動作を示すフローチャートである。
CPU3は、電源投入後、表示手段4への初期画面の表示、通信手段5の初期化、入力方式を「選択入力モード」へ初期設定などといった初期化処理を行い(S11)、その後、メイン処理を起動する(S12)。
中央演算手段33はメイン処理を実行しており、電気機器との制御情報との通信処理や、該制御情報に基づいて表示手段4への表示内容の更新処理などを繰り返し行っている。また、メイン処理ではタッチパネルコントローラ2からの押下座標がバッファ33aに格納されていることを監視しており、バッファ33aに押下座標が格納されていない場合には(S13)、メイン処理を継続して行い(S14)、バッファ33aに押下座標が格納された場合には、押下座標処理を行う(S15)。
ところで、タッチパネルコントローラ2側でタッチパネル1への押圧が検出された場合、タッチパネルコントローラ2からCPU3に割込信号の出力が開始されるが(図2のステップS3)、CPU3は、その割込信号の出力開始を検知すると、割込処理を行う。
図4は、割込処理の流れを示すフローチャートである。
CPU3の割込受付手段34は、タッチパネルコントローラ2の割込制御手段23から出力される割込信号の出力開始を検知すると(S21)、検知した旨を中央演算手段33に通知し、中央演算手段33ではステップS12において実行中のメイン処理を中断し(S22)、座標取得処理を開始する(S23)。
図5は、図4の座標取得処理の流れを示すフローチャートである。
座標取得処理では、中央演算手段33が、座標受信手段32を介してタッチパネルコントローラ2に押下座標を要求し(S23a)、該要求に応じてタッチパネルコントローラ2から送信されてくる押下座標を受信する(S23b)。そして、該押下座標を内部のバッファ33aに格納し(S23c)、座標取得処理を終了する。
中央演算手段33は、座標取得処理を終了すると、図4に示す割込終了処理すなわち座標取得処理前に中断した地点からメイン処理を再開する(S24)。
なお、CPU3は、上述したようにバッファ33aに押下座標が格納された場合、押下座標処理(図3のステップS15)を行うが、以下、押下座標処理について説明する。
図6は、図3の押下座標処理の流れを示すフローチャートである。
中央演算手段33は、バッファ33aに格納された押下座標に配置されているアイコンに対応する処理を行う(S15a)。すなわち、例えば入力方式の切替処理や表示手段4への表示内容の更新処理を行う。そして、中央演算手段33は、バッファ33aに格納された押下座標に配置されているアイコンに対応する入力方式をチェックし(S15b)、押下座標に配置されているアイコンが電気機器名の入力開始を要求するアイコンならば、入力方式記憶手段40の内容を「ペン入力モード」に書き換え、図7に示すような文字入力受付画面(ペン入力画面)を表示手段4に表示する(S15c)。割込間隔決定手段31は、入力方式が変更されたことを検出し、「ペン入力モード」時の割込間隔(50ms)をタッチパネルコントローラ2が有する割込間隔設定手段22に出力して設定する(S15d)。
一方、ステップS15bの結果が「選択入力モード」であれば、具体的には例えば前記押下座標に配置されているアイコンがペン入力確定アイコンならば、入力方式記憶手段40の内容を「選択入力モード」とする。割込間隔決定手段31は、入力方式記憶手段40が更新されたことを検出し、「選択入力モード」時の割込間隔(500ms)をタッチパネルコントローラ2が有する割込間隔設定手段22に出力して設定する(S15e)。なお、前回の押下座標処理時に、電気機器名の入力開始を要求するアイコンが押下された後、今回の押下座標処理時にペン入力確定アイコンが押下された場合には、入力方式記憶手段40の内容を「選択入力モード」とした後、表示手段4の画面を、文字入力受付画面から、該文字入力受付画面の表示前に表示していた画面に戻す制御を行うものとする。
本実施の形態1によれば、タッチパネル1が押下された押下座標に応じて入力方式を設定し、その入力方式に応じてCPU3が割込間隔を決定するようにしているので、CPU主導で割込間隔を決定することができ、押下座標の取得数優先かまたはCPU処理負荷の軽減優先かをタッチパネル上の押下操作に応じて柔軟に選択することが可能となる。具体的には、入力方式が「選択入力モード」の場合、割込間隔を長い間隔に設定することにより、タッチパネルコントローラ2の割込信号の出力間隔が長くなり、CPU3にてメイン処理を中断し割込処理を起動させる回数を抑制できる。したがってCPU処理負荷を抑制でき、割込処理が他の処理へ影響を及ぼすことを回避できる。すなわち、押下開始時の押下座標が分かればよく、その後も押下続けている間に通知される押下座標が不要なアイコンについては、割込間隔を長くして割込処理を起動させる回数を抑制してCPU処理負荷を抑制するものである。
また、入力方式が「ペン入力モード」のように、正確に文字認識を行うため短い間隔で押下座標を取得する必要がある場合には、割込間隔を短く設定することにより、タッチパネルコントローラ2の割込信号の出力間隔が短くなり、短時間間隔で押下座標を取得できる。このときCPU処理負荷が増加するため、他の処理に影響を及ぼす可能性があるが、正確に文字認識を行うことが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2の表示操作装置は、押下座標に配置されているアイコンの動作属性(クリック可、ドラッグ移動可)に応じて、CPU3がタッチパネルコントローラ2から押下座標を取得する押下座標取得条件(回数や取得間隔)を動的に変更するものである。
図8は、本実施の形態2における表示操作装置のブロック図である。
図8における表示操作装置は、タッチパネル1と、押下検出手段21、割込モード設定手段25、割込制御手段23、座標送信手段24、割込モード設定手段25および操作状態検出手段26を備えるタッチパネルコントローラ2と、割込モード決定手段35、座標受信手段32、中央演算手段33、割込受付手段34、アイコン管理手段36および表示制御手段37を備えるCPU3と、表示手段4と、通信手段5とを備えている。
タッチパネル1は、ユーザの指およびペンなどの入力手段による押圧操作を受け付けるインタフェースであり、表示手段4の画面上に形成されている。
以下、まずタッチパネルコントローラ2の構成について説明する。
押下検出手段21は、前記タッチパネル1が押下されていることを検出し、押下されていることを操作状態検出手段26に出力するとともに、その押下座標を座標送信手段24からの要求に応じて座標送信手段24に出力する。
操作状態検出手段26は、押下検出手段21の検出結果に基づいてタッチパネル1に対するユーザの操作状態を検出する。操作状態には「リリース」、「押下開始」および「押下中」があり、それぞれタッチパネル1が押圧されていない状態、押圧を開始した状態、押圧が解除されずに押圧が続いている状態を表す。
割込制御手段23は、CPU3が有する割込受付手段34に割込信号を出力する。割込信号の割込受付手段34への出力タイミングは、CPU3側の割込モード決定手段35で決定され、割込モード設定手段25に設定された後述の割込モードと、操作状態検出手段26が検出した操作状態との組み合わせに応じた出力条件(割込間隔)に基づくものであり、割込制御手段23に予め割込間隔として設定されている。また、割込制御手段23は、割込信号の出力開始後、座標送信手段24からの割込信号出力停止の指示を受信すると、割込信号の出力を停止する。
割込モード設定手段25は、CPU3が有する割込モード決定手段35が決定した割込モードを設定する。ここで、割込モードには、「簡易モード」と「詳細モード」とがあり、画面に表示されるアイコンの後述の動作属性毎に予め設定されており、タッチパネル1が押下されたときのその押下座標に配置されたアイコンの動作属性に応じてCPU3が有する割込モード決定手段35によって決定されるようになっている。割込モードは、具体的には例えば背景画像や決定ボタンなど、ドラッグ移動ができないアイコンは「簡易モード」に設定され、ドラッグ移動可能なアイコンは「詳細モード」に設定される。
座標送信手段24は、CPU3が有する座標受信手段32からの要求に応じて前記操作状態検出手段26が検出した操作状態および前記押下検出手段21が検出した押下座標を、座標受信手段32に出力する。また、操作状態ならびに押下座標の出力完了後に、割込制御手段23に対して割込信号の出力停止を指示する。
次に、CPU3の構成について説明する。
中央演算手段33では、本表示操作装置でのソフトウェア処理を行う。ソフトウェア処理は、通常実行されているメイン処理と割込発生時に実行する割込処理とに分類される。メイン処理では、座標受信手段32が受信した操作状態および押下座標に基づいて、表示制御手段37を介して表示手段4が表示する表示内容の更新処理、該押下座標の割込モード決定手段35への通知、アイコン管理手段36が管理するアイコンの操作状態およびアイコンが配置されている表示座標の更新処理、電気機器との制御情報の授受を通信手段5を介して行う通信処理などを行う。割込処理は、タッチパネルコントローラ2から割込受付手段34を介して割込信号を受信した際に起動する処理であり、座標受信手段32を介してタッチパネルコントローラ2の座標送信手段24から操作状態および押下座標を取得する処理を行う。
また、中央演算手段33は、メイン処理実行中に割込受付手段34が割込信号を検出した場合、該メイン処理を中断し、割込処理を開始する。そして、割込処理の終了後に、中断していたメイン処理を再開する。
割込受付手段34は、タッチパネルコントローラ2が有する割込制御手段23が出力する割込信号を検知し、検知した旨を中央演算手段33に通知する。
座標受信手段32は、中央演算手段33からの要求により、タッチパネルコントローラ2側の座標送信手段24に操作状態および押下座標取得要求を送信して操作状態および押下座標を受信する。
アイコン管理手段36は、表示手段4の画面上に配置されているアイコンを管理している。ここでのアイコンとは、ユーザがタッチパネル1上を押下することにより電気機器の電源状態を切り替える電源ボタンや、動作出力の強弱を切り替える強弱ボタンなどを指す。アイコン管理手段36では、アイコンの画像データと、アイコンに対する現在の操作状態(リリース、押下開始及び押下中)と、現在表示手段4に表示している位置を表す表示座標と、アイコンがクリック可またはドラッグ移動可であるかなどを表す動作属性とをアイコン毎に記憶している。アイコン管理手段36の内容は、中央演算手段33によりリアルタイムに更新される。
割込モード決定手段35は、中央演算手段33から受け付けた押下座標に配置されているアイコンをアイコン管理手段36から検索し、該アイコンの動作属性に基づいて割込モードを決定し、該割込モードをタッチパネルコントローラ2が有する割込モード設定手段25に出力する。
表示制御手段37は、中央演算手段33からの指示により表示手段4に背景画像などの画像を表示させる。また、中央演算手段33からの指示により、アイコン管理手段36が管理するアイコンの操作状態および動作属性に基づいて表示手段4に表示するアイコン画像を変更する。例えば、動作属性が「ドラッグ移動可」のアイコンの操作状態が「押下中」である場合、後述の図9(b)に示すように該アイコンの画像を影を付けて背景から浮いているように見えるように描画し、アイコンが「リリース」の時の画像(図9(a))と異なる画像を表示させる。影を付ける以外にも、上下左右とわずかに揺らして描画したり、アイコン画像の配色または濃淡または枠線の線種を変更して描画してもよい。
表示手段4は、画像や文字を表示するディスプレイである。
図9は、表示手段に表示される表示画面の一例を示している。図9(a)はタッチパネルが押下されていない「リリース」状態を示す画面、図9(b)は押下されている「押下中」状態を示す図である。
表示画面には、複数のアイコン100(100a、100b)が表示されている。各アイコン100のうち、100aはドラッグ移動可のアイコンであり、100bはドラッグ不可(クリック可)のアイコンを示している。図9(b)では、「1F分電盤トリップ」のアイコンが押下されている状態を示しており、アイコンの左と下に黒い影が付き、ドラッグ移動可能であることを示している。
通信手段5は、ネットワークを介して電気機器と接続しており、中央演算手段33の要求に応じて該電気機器と制御情報を授受する。
次に、本実施の形態2の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作について説明する。
図10は、実施の形態2の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作を示すフローチャートである。
タッチパネルコントローラ2は電源投入後、押下検出手段21によりタッチパネル1への押圧が検出されたかどうかを割込制御手段23でチェックしており(S31)、押下が検出されるまで待機する。すなわち、押下検出手段21は、タッチパネル1への押圧状況(押下開始、押下中)を検出し、その検出結果を操作状態検出手段26を介して割込制御手段23に出力しており、割込制御手段23は、押下検出手段21からの結果に応じてタッチパネル1への押圧が検出されたかどうかをチェックしている。ここで、タッチパネル1への押下があった場合、操作状態検出手段26は、押下検出手段21からの出力に基づいて、操作状態を「リリース」から「押下開始」に変更し、押圧開始されたことを割込制御手段23に出力する。
割込制御手段23は、操作状態検出手段26の検出結果が「押下開始」と変更されたことを受け、タッチパネル1が押下されたと判断し、割込信号の出力を開始する(S32)。
そして、座標送信手段24は、割込制御手段23から割込信号をCPU3に出力したことによってCPU3の座標受信手段32から出力される、操作状態および押下座標の取得要求を座標送信手段24が待機し続け、該要求を受信すると(S33)、操作状態検出手段26が検出した操作状態および押下検出手段21が検出した押下座標をCPU3側の座標受信手段32に出力する(S34)。そして操作状態および押下座標の出力完了後、座標送信手段24は割込制御手段23に割込信号の出力停止を指示する。該指示を受けた割込制御手段23は割込信号を停止する(S35)。
そして、割込制御手段23は、このときの割込モードを割込モード設定手段25を参照してチェックし(S36)、「詳細モード」の場合、現在のタッチパネル1の操作状態を操作状態検出手段26の検出結果に基づいてチェックする(S37)。現在のタッチパネル1の操作状態が「押下中」である場合、ステップS32に戻り、ステップS32〜S37の処理を、タッチパネル1の操作状態が「リリース」となるまで繰り返す。これにより、割込モードが「詳細モード」の場合には、タッチパネル1上を押下開始してからリリースするまでの間、押下検出手段21で検出した押下座標が逐次CPU3側に送信されることになる。
一方、ステップS36で割込モードが「簡易モード」である場合には、最初のステップS31に戻る。これにより、タッチパネル1上が押下され、その押下座標に対応する割込モードが「簡易モード」であれば、一旦、ステップS34で押下座標をCPU3側に送信した後は、押下座標の送信は行わず、次の押下を待つ状態となる。
次に、本実施の形態の表示操作装置におけるCPU3の動作について説明する。
図11は、実施の形態2の表示操作装置におけるCPU3の動作を示すフローチャートである。
CPU3の電源投入後、表示手段4への初期画面の表示、通信手段5の初期化、割込モードを「簡易モード」へ初期設定などといった初期化処理を行い(S41)、その後、メイン処理を起動する(S42)。
中央演算手段33はメイン処理を実行しており、電気機器との制御情報との通信処理や、該制御情報に基づいて表示制御手段37を介して表示手段4への表示内容の更新処理などを繰り返し行っている。また、メイン処理ではタッチパネルコントローラ2からの操作状態および押下座標がバッファ33aに格納されていることを監視しており、バッファ33aに押下座標が格納されていない場合には(S43)、メイン処理を継続して行い(S44)、バッファ33aに押下座標が格納された場合には、押下座標処理を行う(S45)。
ところで、タッチパネルコントローラ2側でタッチパネル1への押圧が検出された場合、タッチパネルコントローラ2からCPU3に割込信号の出力が開始されるが(図10のステップS32)、CPU3は、その割込信号の出力開始を検知すると、割込処理を行う。
図12は、割込処理の流れを示すフローチャートである。
CPU3の割込受付手段34は、タッチパネルコントローラ2の割込制御手段23から出力される割込信号の出力開始を検知すると(S51)、検知した旨を中央演算手段33に通知し、中央演算手段33ではステップS42において実行中のメイン処理を中断し(S52)、座標取得処理を開始する(S53)。
図13は、図12の座標取得処理の流れを示すフローチャートである。
座標取得処理では、中央演算手段33が、座標受信手段32を介してタッチパネルコントローラ2に操作状態および押下座標を要求し(S53a)、該要求に応じてタッチパネルコントローラ2から送信されてくる押下座標を受信する(S53b)。そして、該押下座標を内部のバッファ33aに格納し(S53c)、座標取得処理を終了する。
中央演算手段33は、座標取得処理を終了すると、割込終了処理すなわち座標取得処理前に中断した地点からメイン処理を再開する(S54)。
なお、CPU3は、上述したようにバッファ33aに操作状態および押下座標が格納された場合、操作状態および押下座標に基づいた押下座標処理を行うが、以下、押下座標処理について説明する。
図14は、押下座標処理の流れを示すフローチャートである。
中央演算手段33は、バッファ33a内に格納された操作状態が「押下開始」の場合(S45a)、バッファ33aに格納された押下座標に配置されているアイコンに対応する処理を行う(S45b)。そして、中央演算手段33は、バッファ33a内に格納された押下座標を割込モード決定手段35に通知する。割込モード決定手段35では、中央演算手段33から受け付けた押下座標に配置されているアイコンをアイコン管理手段36から検索し、該アイコンの動作属性が「ドラッグ移動可」の場合、割込モードを「詳細モード」、それ以外の場合に「簡易モード」と決定し、タッチパネルコントローラ2が有する割込モード設定手段25に出力する(S45c)。
また、中央演算手段33は、バッファ33a内の操作状態が「押下開始」の場合、バッファ33a内の押下座標が配置されているアイコンの操作状態を、アイコン管理手段36に指示して「押下中」に変更する(S45d)。この操作状態は、一定期間押下座標の受信がない場合または次に「押下開始」に対応する押下座標を受信した場合に「リリース」へと戻る。
一方、中央演算手段33は、バッファ33a内の操作状態が「押下中」の場合、バッファ33a内の押下座標が配置されているアイコンの「表示座標」を、アイコン管理手段36に指示して、バッファ33aに格納された押下座標に変更する(S45e)。また、中央演算手段33は、表示制御手段37に指示して、表示座標が変更されたアイコンを表示座標を変えて再描画させる(S45f)。中央演算手段33は、表示制御手段37に指示して、動作属性が「ドラッグ移動可」のアイコンの操作状態が「押下中」であるアイコンに対して、該アイコンの画像を影を付けて背景から浮いているように見えるように描画させる。
本実施の形態2によれば、タッチパネル1の押下座標に配置されたアイコンの動作属性に応じて割込モードを決定し、その割込モードに応じてCPUが割込処理の起動回数を制御するようにしているので、CPU主導で割込処理の起動制御が可能となり、押下座標の取得数優先かまたはCPU処理負荷の軽減優先かをタッチパネル上の押下操作に応じて柔軟に選択することが可能となる。具体的には、背景画像や決定ボタンなどドラッグ移動ができないアイコンがユーザにより押下された場合、割込モードを「簡易モード」に設定し、最初の押下時にのみ割込処理を起動することにより、座標取得処理の起動回数が抑制できる。したがってCPU処理負荷を抑制でき、座標取得処理が他の処理へ影響を及ぼすことを回避できる。
一方、ドラッグ移動可能なアイコンがユーザにより押下された場合、割込モードを「詳細モード」に設定することにより、割込処理を優先して処理する。すなわち、押下座標を一定間隔で取得する。これにより、ドラッグ操作に追従してアイコンを移動させる描画が可能となる。
また、パソコンのようにマウスを備え、ユーザのマウス操作に追随してマウスカーソルが移動する一般の表示操作装置では、ドラッグ可能なアイコン画像の選択時にマウスカーソル画像を変更(例えば通常時は矢印で押下時は手の平)することにより、ユーザに選択中のアイコンがドラッグ移動可能であることを容易に認識させることができるが、本例のようにタッチパネルを有する表示操作装置ではマウスを備えていないことも多く、ユーザに選択中のアイコンがドラッグ移動可能であることを認識させることは困難であった。
しかし、本実施の形態2では、各アイコン毎に操作状態と動作属性とを管理するようにしているので、クリック可のアイコンが単にクリックされた場合には、例えば手の平を表示し、ドラッグ移動可能なアイコンが押下中の状態にある場合には、そのアイコンに影を付ける、僅かに揺らすなど、通常時と異なる表現で描画することが可能となる。これにより、押下中のアイコンがドラッグ移動可能であることをユーザに認識させることが容易となる。
実施の形態3.
実施の形態3の表示操作装置は、タッチパネルコントローラ2からCPU3に押下座標を送信する際の転送速度を、押下座標に配置されているアイコンの動作属性に応じてCPUが変更することにより、押下座標の取得間隔を調整するものである。
図15は、本実施の形態3における表示操作装置のブロック図である。
図15における表示操作装置は、タッチパネル1と、押下検出手段21、割込制御手段23、座標送信手段24および操作状態検出手段26を備えるタッチパネルコントローラ2と、座標受信手段32、中央演算手段33、割込受付手段34、アイコン管理手段36、表示制御手段37、転送速度設定手段38および異常検出手段39を備えるCPU3と、表示手段4と、通信手段5とを備えている。
タッチパネル1は、ユーザの指およびペンなどの入力手段により押下操作を受け付けるインタフェースであり、表示手段4の画面上に形成されている。
以下、まずタッチパネルコントローラ2の構成について説明する。
押下検出手段21は、前記タッチパネル1が押下されていることを検出し、押下されていることを操作状態検出手段26に出力するとともに、その押下座標を座標送信手段24からの要求に応じて座標送信手段24に出力する。
操作状態検出手段26は、押下検出手段21の検出結果に基づいてタッチパネル1に対するユーザの操作状態を検出する。操作状態には「リリース」、「押下開始」、「押下中」があり、それぞれタッチパネル1が押圧されていない状態、押圧を開始した状態、押圧が解除されずに押圧が続いている状態を表す。
割込制御手段23は、押下検出手段21がタッチパネル1へ押下操作を検出した場合に割込信号をCPU3へ出力する。また、割込制御手段23は、割込信号の出力開始後、座標送信手段24からの割込信号出力停止の指示を受信すると、割込信号の出力を停止する。
座標送信手段24は、CPU3が有する座標受信手段32とクロック同期型シリアル通信方式によりデータを授受する。クロック同期型シリアル通信方式とは、座標送信手段24と座標受信手段32とをクロック信号線、送信信号線および受信信号線の3本の信号線で接続し、座標受信手段32がクロック信号線上にて発信するクロックのタイミングで、送信信号線にCPU3からタッチパネルコントローラ2へとコマンドデータを送信し、受信信号線にタッチパネルコントローラ2からCPU3へと押下座標を1ビットずつ出力する方式である。座標送信手段24は、座標受信手段32から押下座標を要求するコマンドデータを受け付け後、押下検出手段21から押下座標を取得し、上記クロックのタイミングで該押下座標を受信信号線に出力する。また、押下座標の出力完了後、割込制御手段23に割込信号の出力停止を指示する。
次に、CPU3の構成について説明する。
中央演算手段33では、本表示操作装置でのソフトウェア処理を行う。ソフトウェア処理は、通常実行されているメイン処理と外部からのイベント発生時に実行する割込処理とに分類される。メイン処理では、座標受信手段32が受信した押下座標に基づいて、表示制御手段37を介して表示手段4が表示する表示内容の更新処理、該押下座標の転送速度設定手段38への通知、アイコン管理手段36が管理するアイコンの操作状態およびアイコンが配置されている座標の更新、電気機器との制御情報の授受を通信手段5を介して行う通信処理などを行う。割込処理は、タッチパネルコントローラ2から割込受付手段34を介して割込信号を受信した際に起動する処理であり、座標受信手段32を介してタッチパネルコントローラ2の座標送信手段24から操作状態および押下座標を取得する処理を行う。
また、中央演算手段33は、メイン処理実行中に割込受付手段34が割込信号を検出した場合、該メイン処理を中断し、割込処理を開始する。そして、割込処理の終了後に、中断していたメイン処理を再開する。
割込受付手段34は、タッチパネルコントローラ2が有する割込制御手段23が出力する割込信号と、座標受信手段32が押下座標の受信完了時に出力する後述の受信完了割込信号とを検知し、検知した旨を中央演算手段33に通知する。
座標受信手段32は、中央演算手段33からの要求により、タッチパネルコントローラ2側の座標送信手段24に操作状態および押下座標取得要求を送信して操作状態および押下座標を受信する。この受信動作では、タッチパネルコントローラ2が有する座標送信手段24に対する押下座標要求コマンドの出力、座標送信手段24が出力する押下座標の受信、コマンドおよび押下座標の出力タイミングとなるクロック信号線上へのクロック発信を行う。該クロック発信する周波数は後述の転送速度設定手段38が設定する転送速度に従う。
アイコン管理手段36は、表示手段4の画面上に配置されているアイコンを管理している。ここでのアイコンとは、ユーザがタッチパネル上を押下することにより電気機器の電源状態を切り替える電源ボタンや、動作出力の強弱を切り替える強弱ボタンなどを指す。アイコン管理手段36では、アイコンの画像データと、アイコンに対する現在の操作状態(リリース、押下開始及び押下中)と、現在表示手段4に表示している位置を表す表示座標と、アイコンがクリック可またはドラッグ移動可であるかなどを表す動作属性とをアイコン毎に記憶している。アイコン管理手段36の内容は、中央演算手段33によりリアルタイムに更新される。
転送速度設定手段38は、中央演算手段33から受け付けた押下座標に配置されているアイコンをアイコン管理手段36から検索し、該アイコンの動作属性に基づいてタッチパネルコントローラ2から操作状態および押下座標を受信する際の転送速度、具体的には座標受信手段32がクロック信号線上にクロック発信する周波数を設定する。この転送速度は、動作属性が「ドラッグ移動可」の場合、「クリック可」の場合に比べて速く設定されるようになっている。
異常検出手段39は、最近一日の間に収集した押下座標を内部に履歴として保持し、その履歴から押下座標の平均座標を計算し、該平均座標と本表示操作装置出荷時に設定した基準座標との差分を求め、該差分が閾値以上の場合にタッチパネルにハードウェア異常が発生したことを検出する。これは、平均座標が基準座標と離れている場合、正しく押下座標を検出できなくなっていると捉え、ハードウェア異常の発生と判断するものである。
表示制御手段37は、中央演算手段33からの指示により表示手段4に背景画像などの画像を表示させる。また、中央演算手段33からの指示により、アイコン管理手段36が管理するアイコンの操作状態および動作属性に基づいて表示手段4に表示するアイコン画像を変更する。例えば、動作属性がドラッグ移動可のアイコンの操作状態が「押下中」である場合、図9に示したように該アイコンの画像を影を付けて背景から浮いているように見えるように描画し、アイコンが未選択時の時と異なる画像を表示させる。影を付ける以外にも、上下左右とわずかに揺らして描画したり、アイコン画像の配色または濃淡または枠線の線種を変更して描画してもよい。また、異常検出手段39がタッチパネル1の異常を検出した場合、表示手段4に設けた異常通知LED(図示せず)を点滅させる。
表示手段4は、画像や文字を表示するディスプレイである。またタッチパネルの異常をユーザに通知する異常通知LED(図示せず)を備える。
通信手段5は、ネットワークを介して電気機器と接続しており、中央演算手段33の要求に応じて該電気機器と制御情報を授受する。
次に、本実施の形態の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作について説明する。
図16は、実施の形態3の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作を示すフローチャートである。
タッチパネルコントローラ2は電源投入後、押下検出手段21によりタッチパネル1への押圧が検出されたかどうかを割込制御手段23でチェックしており(S61)、押下が検出されるまで待機する。すなわち、押下検出手段21は、タッチパネル1への押圧状況を検出しており、その検出結果を操作状態検出手段26を介して割込制御手段23に出力しており、割込制御手段23は、押下検出手段21からの結果に応じてタッチパネル1への押圧が検出されたかどうかをチェックしている。ここで、タッチパネル1への押圧があった場合、操作状態検出手段26は、押下検出手段21からの出力に基づいて、操作状態を「リリース」から「押下開始」に変更し、押圧開始されたことを割込制御手段23に出力する。
割込制御手段23は、操作状態検出手段26の検出結果が「押下開始」と変更されたことを受け、タッチパネル1が押下されたと判断し、割込信号の出力を開始する(S62)。
そして、座標送信手段24は、割込制御手段23から割込信号をCPU3側に出力したことによってCPU3の座標受信手段32から出力される操作状態および押下座標の取得要求を待機し続け、該要求を受信すると(S63)、押下検出手段21が検出した押下座標を座標受信手段32が発信するクロックに従い受信信号線に出力する(S64)。そして操作状態および押下座標の出力完了後、座標送信手段24は割込制御手段23に割込信号の出力停止を指示する。該指示を受けた割込制御手段23は割込信号を停止する(S65)。
次に、本実施の形態の表示操作装置におけるCPU3の動作について説明する。
図17は、実施の形態3の表示操作装置におけるCPU3の動作を示すフローチャートである。
CPU3の電源投入後、表示手段4への初期画面の表示、通信手段5の初期化、転送速度を1MHzへ初期設定などといった初期化処理を行い(S71)、その後、メイン処理を起動する(S72)。
中央演算手段33はメイン処理を実行しており、電気機器との制御情報との通信処理や、該制御情報に基づいて表示制御手段37を介して表示手段4への表示内容の更新処理などを繰り返し行っている。また、メイン処理ではタッチパネルコントローラ2からの操作状態および押下座標がバッファ33aに格納されていることを監視しており、バッファ33aに押下座標が格納されていない場合には(S73)、メイン処理を継続して行い(S74)、バッファ33aに押下座標が格納された場合には、押下座標処理を行う(S75)。
ところで、タッチパネルコントローラ2側でタッチパネル1への押圧が検出された場合、タッチパネルコントローラ2からCPU3に割込信号の出力が開始されるが(図16のステップS62)、CPU3は、その割込信号の出力開始を検知すると、割込処理を行う。
図18は、割込処理の流れを示すフローチャートである。
CPU3の割込受付手段34は、タッチパネルコントローラ2の割込制御手段23から出力される割込信号の出力開始を検知すると(S81)、検知した旨を中央演算手段33に通知し、中央演算手段33ではステップS72において実行中のメイン処理を中断し(S82)、座標取得処理を開始する(S83)。
図19は、図18の座標取得処理の流れを示すフローチャートである。
座標取得処理では、中央演算手段33が、座標受信手段32を介してタッチパネルコントローラ2に操作状態および押下座標を要求する(S83a)。そして、ステップS82で中断した地点からメイン処理を再開する(S83b)。このとき、中央演算手段33ではメイン処理が実行されているが、座標受信手段32では、設定された転送速度に従いタッチパネルコントローラ2から操作状態および押下座標を取得する処理を行う(S83c)。そして、操作状態および押下座標の受信を完了すると、座標受信手段32は、受信完了割込信号を割込受付手段34に出力する。割込受付手段34は、受信完了割込信号を検知すると、検知した旨を中央演算手段33に通知する。
中央演算手段33は、割込受付手段34からの受信完了割込信号を受信すると、実行中のメイン処理を中断し(S83d)、座標受信手段32が受信した操作状態および押下座標をバッファ33aに格納し(S83e)、座標取得処理を終了する。
中央演算手段33は、割込処理を終了すると、割込終了処理すなわちステップS83dで中断した地点からメイン処理を再開する(S84)。
なお、CPU3は、上述したようにバッファ33aに操作状態および押下座標が格納された場合、操作状態および押下座標に基づいた押下座標処理(図17のステップS75)を行うが、以下、押下座標処理について説明する。
図20は、押下座標処理の流れを示すフローチャートである。
中央演算手段33は、まず、異常検出手段39に該押下座標を通知する。異常検出手段39では、中央演算手段33から通知される押下座標を履歴として蓄積しており、現在から1日前までに取得した押下座標の平均値を計算し、該平均値と本入力操作装置の出荷時に設定された基本座標値の差分が閾値以上か否かを判断する(S75a)。閾値以上である場合、タッチパネル1にハードウェア異常が発生したと検出し、表示制御手段37を介して表示手段4の異常検出LEDを点灯させる(S75b)。
次に、中央演算手段33は、バッファ33a内の操作状態が「押下中」の場合(S75c)、続いて、バッファ33a内の押下座標の位置に表示されている当該アイコンの動作属性が「ドラッグ移動可」か否かをチェックし(S75d)、「ドラッグ移動可」であれば、該アイコンのアイコン管理手段36内の「表示座標」をバッファ33aに格納された押下座標に変更し(S75e)、表示制御手段37に該アイコンを新しい表示座標の位置に再描画させる(S75f)。
一方、中央演算手段33は、バッファ33a内の操作状態が「押下開始」の場合、続いて、バッファ33a内の押下座標の位置に表示されている当該アイコンの動作属性が「ドラッグ移動可」か否かをチェックし(S75g)、「ドラッグ移動可」であれば、当該アイコンの操作状態をアイコン管理手段36に指示して「押下中」に変更する(S75h)。また、中央演算手段33は、表示制御手段37に指示して、当該アイコンの画像を影を付けて背景から浮いているように見えるように描画させる(S75i)。更に、バッファ33a内の押下座標を転送速度設定手段38に出力する。
転送速度設定手段38は、中央演算手段33からの押下座標を受け付けると、その押下座標に配置されているアイコンをアイコン管理手段36から検索し、該アイコンの動作属性(ここでは「ドラッグ移動可」)に応じた転送速度を、例えば「100KHz」に設定する(S75j)。すなわち、タッチパネル1で押下されたアイコンが「ドラッグ移動可」のアイコンの場合には、CPU3は他の処理に優先して割込処理(座標取得処理)を行うようにしている。これにより、ドラッグ操作に伴って変化する押下座標の位置を短時間間隔で取得することが可能となり、アイコン画像をドラッグ操作に伴って移動させる表示が可能となる。
一方、ステップS75gで動作属性が「クリック可」の場合も、上記と同様に中央演算手段33は、バッファ33a内の押下座標を転送速度設定手段38に出力する。転送速度設定手段38は、中央演算手段33からの押下座標を受け付け、ここでは当該アイコンの動作属性が「クリック可」であることから、クリック可に応じた転送速度、例えば「10KHz」に設定する(S75k)。すなわち、クリック可の場合には、ドラッグ移動可の場合に比べて短時間間隔での押下座標の取得が不要であることから、転送速度を遅く設定する。これにより、CPU3は押下座標の取得処理の回数を少なくでき、CPU3側では、割込処理よりも他のメイン処理を優先して処理することができる。
本実施の形態3によれば、タッチパネルコントローラ2からCPU3に押下座標を送信する際の転送速度を、押下座標に配置されているアイコンの動作属性に応じてCPU3が設定するようにしているので、CPU主導で割込処理の起動制御が可能となる。また、転送速度を制御することにより、割込処理の起動回数を制御でき、押下座標の取得数優先かまたはCPU処理負荷の軽減優先かをタッチパネル上の押下操作に応じて柔軟に選択することが可能となる。具体的には、動作属性がクリック可のアイコンがユーザにより押下された場合、転送速度を遅く設定することにより、割込処理の起動回数が抑制できる。したがってCPU処理負荷を抑制でき、座標取得処理が他の処理へ影響を及ぼすことを回避できる。
一方、ドラッグ移動可能なアイコンがユーザにより押下された場合、転送速度を速く設定することにより、割込処理の起動回数を多くし、割込処理を優先して処理することができる。これにより、ドラッグ操作に追従してアイコンを移動させる描画が可能となる。
また、パソコンのようにマウスを備え、ユーザのマウス操作に追随してマウスカーソルが移動する一般の表示操作装置では、ドラッグ可能なアイコン画像の選択時にマウスカーソル画像を変更(例えば通常時は矢印で選択時は手の平)することにより、ユーザに選択中のアイコンがドラッグ移動可能であることを容易に認識させることができるが、本例のようにタッチパネルを有する表示操作装置ではマウスを備えていないことも多く、ユーザに選択中のアイコンがドラッグ移動可能であることを認識させることは困難であった。
しかし、本実施の形態3では、各アイコン毎に操作状態と動作属性とを管理するようにしているので、クリック可のアイコンが単にクリックされた場合には、例えば手の平を表示し、ドラッグ移動可能なアイコンが押下中の状態にある場合には、そのアイコンに影を付ける、僅かに揺らすなど、通常時と異なる表現で描画することが可能となる。これにより、押下中のアイコンがドラッグ移動可能であることをユーザに認識させることが容易となる。
また、押下座標の履歴を収集することにより、タッチパネル1のハードウェア異常を検出でき、ユーザにすばやく表示操作装置の修理または交換を促すことが可能となる。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形が可能である。
1.実施の形態1において、割込間隔決定手段31による割込間隔の決定を、入力方式に応じて決定していたのに代えて、押下検出手段21で検出された押下座標の位置に配置されているアイコンの動作属性に応じて決定する。
2.実施の形態2において、割込モード決定手段35による割込モードの決定を、押下検出手段21で検出された押下座標の位置に配置されているアイコンの動作属性に応じて決定していたのに代えて、入力方式に応じて決定する。
3.実施の形態3において、転送速度設定手段38による転送速度の設定を、押下検出手段21で検出された押下座標の位置に配置されているアイコンの動作属性に応じて決定していたのに代えて、入力方式に応じて決定する。
4.実施の形態3における異常検出手段39を、実施の形態1の構成および実施の形態2の構成にも適用する。
本発明は、家電機器を制御するホームコントローラや設備機器を制御する集中コントローラなどのタッチパネルを有する表示操作装置に適用して好適である。
本実施の形態1における表示操作装置のブロック図である。 実施の形態1の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の表示操作装置におけるCPU3の動作を示すフローチャートである。 割込処理の流れを示すフローチャートである。 図4の割込処理の流れを示すフローチャートである。 押下座標処理の流れを示すフローチャートである。 文字入力受付画面の一例を示す図である。 本実施の形態2における表示操作装置のブロック図である。 表示手段に表示される表示画面の一例を示す図である。 実施の形態2の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の表示操作装置におけるCPU3の動作を示すフローチャートである。 割込処理の流れを示すフローチャートである。 図12の割込処理の流れを示すフローチャートである。 押下座標処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態3における表示操作装置のブロック図である。 実施の形態3の表示操作装置におけるタッチパネルコントローラ2の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3の表示操作装置におけるCPU3の動作を示すフローチャートである。 割込処理の流れを示すフローチャートである。 図18の座標取得処理の流れを示すフローチャートである。 押下座標処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 タッチパネル、2 タッチパネルコントローラ、4 表示手段、5 通信手段、
21 押下検出手段、22 割込間隔設定手段、23 割込制御手段、24 座標送信手段、25 割込モード設定手段、26 操作状態検出手段、31 割込間隔決定手段、
32 座標受信手段、33 中央演算手段、33a バッファ、34 割込受付手段、
35 割込モード決定手段、36 アイコン管理手段、37 表示制御手段、38 転送速度設定手段、39 異常検出手段、40 入力方式記憶手段。

Claims (19)

  1. タッチパネルへの押下操作の押下座標に応じた処理を行う表示操作装置であって、
    画面を表示する表示手段と、
    該表示手段の前記画面上に形成されたタッチパネルと、
    該タッチパネルへの押下座標を検出する押下検出手段と、
    前記押下検出手段で検出された押下座標に応じた処理および装置全体の制御を行う処理手段と、
    割込信号を前記処理手段に出力する割込制御手段とを備え、
    前記処理手段は、前記押下検出手段で検出された押下座標に応じて割込間隔を決定し、前記割込制御手段に通知する割込間隔決定手段を有し、前記通知に応じて前記割込制御手段から前記割込間隔で出力されてくる割込信号を受信すると、前記押下検出手段から前記押下座標を取得することを特徴とする表示操作装置。
  2. 前記処理手段は、前記押下座標に応じて前記タッチパネルに対するユーザの入力方式を切り替え、前記割込間隔決定手段は、前記入力方式に基づいて前記割込間隔を決定することを特徴とする請求項1記載の表示操作装置。
  3. 前記入力方式として、ペン入力モードと選択入力モードとを有し、前記割込間隔決定手段は、前記ペン入力方式に対応する入力領域が押下されたときの割込間隔を、前記選択入力モードに対応する入力領域が押下されたときの割込間隔に比べて短くし、前記ペン入力モード時には、前記選択入力モード時に比べて短時間間隔で前記押下検出手段から前記押下座標を取得するようにしたことを特徴とする請求項2記載の表示操作装置。
  4. 前記タッチパネルに表示される前記画面には複数のアイコンが表示され、前記処理手段は、前記画面に表示されている前記複数のアイコンそれぞれの動作属性を管理しており、前記割込間隔決定手段は、前記押下検出手段で検出された押下座標に配置されているアイコンの動作属性に基づいて前記割込間隔を決定することを特徴とする請求項1記載の表示操作装置。
  5. 前記動作属性として、クリック可とドラッグ移動可とを有し、前記処理手段の前記割込間隔決定手段は、前記ドラッグ移動可のアイコンが押下されたときの割込間隔を前記クリック可のアイコンが押下されたときの割込間隔に比べて短くし、前記ドラッグ移動可のアイコン押下時には、前記クリック可のアイコン押下時に比べて短時間間隔で前記押下検出手段から前記押下座標を取得するようにしたことを特徴とする請求項4記載の表示操作装置。
  6. タッチパネルへの押下操作の押下座標に応じた処理を行う表示操作装置であって、
    画面を表示する表示手段と、
    該表示手段の前記画面上に形成されたタッチパネルと、
    該タッチパネルが押下されていることを検出するとともに、その押下座標を検出する押下検出手段と、
    該押下検出手段の検出結果に基づき押下操作の操作状態をリアルタイムに検出する操作状態検出手段と、
    前記押下検出手段で検出された押下座標に応じた処理および装置全体の制御を行う処理手段と、
    割込信号を前記処理手段に出力する割込制御手段とを備え、
    前記処理手段は、前記押下検出手段で検出された押下座標に基づいて割込モードを決定し、前記割込制御手段に通知する割込モード決定手段を備え、
    前記割込制御手段は、前記決定された割込モードと前記操作状態検出手段の検出結果との組み合わせに応じた出力条件に従って割込信号を出力し、
    前記処理手段は、前記割込信号を受信すると、前記押下検出手段から前記押下座標を取得することを特徴とする表示操作装置。
  7. 前記割込モードとして、詳細モードと簡易モードとを有し、前記操作状態として、リリース、押下開始および押下中を有し、前記割込制御手段は、前記操作状態がリリースから押下開始に変更になった場合に割込信号を一旦出力し、その後は、前記割込モードが簡易モードで前記操作状態が押下開始の場合には割込信号を出力せず、前記割込モードが詳細モードで且つ前記操作状態が押下中の場合には、前記操作状態がリリースとなるまで割込信号を一定間隔で出力することを特徴とする請求項6記載の表示操作装置。
  8. 前記タッチパネルに表示される前記画面には複数のアイコンが表示され、前記処理手段は、前記画面に表示されている前記複数のアイコンそれぞれの動作属性を管理しており、前記割込モード決定手段は、前記押下検出手段で検出された押下座標に配置されているアイコンの動作属性に基づいて前記割込モードを決定することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の表示操作装置。
  9. 前記アイコンの動作属性として、クリック可とドラッグ移動可とを有し、前記割込モード決定手段は、前記ドラッグ移動可のアイコンが押下されたときの割込モードを前記詳細モードに決定し、前記クリック可のアイコンが押下されたときの割込モードを前記簡易モードに決定することを特徴とする請求項8記載の表示操作装置。
  10. 前記処理手段は、前記押下座標に応じて前記タッチパネルに対するユーザの入力方式を切り替え、前記割込モード決定手段は、前記入力方式に基づいて前記割込モードを決定することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の表示操作装置。
  11. 前記入力方式として、ペン入力モードと選択入力モードとを有し、前記割込モード決定手段は、前記ペン入力方式に対応する入力領域が押下された場合に前記詳細モードに決定し、前記選択入力モードに対応する入力領域が押下された場合に前記簡易モードに決定することを特徴とする請求項10記載の表示操作装置。
  12. タッチパネルへの押下操作の押下座標に応じた処理を行う表示操作装置であって、
    画面を表示する表示手段と、
    該表示手段の前記画面上に形成されたタッチパネルと、
    該タッチパネルが押下されていることを検出するとともに、その押下座標を検出する押下検出手段と、
    前記押下検出手段で検出された押下座標に応じた処理および装置全体の制御を行う処理手段と、
    前記押下検出手段で前記タッチパネルの押下が検出されると割込信号を前記処理手段に出力する割込制御手段とを備え、
    前記処理手段は、前記押下検出手段で検出された押下座標に応じて転送速度を決定し、前記割込制御手段に通知する転送速度決定手段を備え、該通知に応じて前記割込制御手段から、前記決定された転送速度で出力されてくる押下座標を取得することを特徴とする表示操作装置。
  13. 前記タッチパネルに表示される前記画面には複数のアイコンが表示され、前記処理手段は、前記画面に表示されている前記複数のアイコンそれぞれの動作属性を管理しており、前記転送速度決定手段は、前記押下検出手段で検出された押下座標に配置されているアイコンの動作属性に従い、転送速度を決定することを特徴とする請求項12記載の表示操作装置。
  14. 前記アイコンの動作属性として、クリック可とドラッグ移動可とを有し、前記処理手段の前記転送速度決定手段は、前記ドラッグ移動可のアイコンが押下されたときの転送速度を前記クリック可のアイコンが押下されたときの転送速度に比べて速くし、前記ドラッグ移動可のアイコン押下時には、前記クリック可のアイコン押下時に比べて短時間間隔で前記押下検出手段から前記押下座標を取得するようにしたことを特徴とする請求項13記載の表示操作装置。
  15. 前記処理手段は、前記押下座標に応じて前記タッチパネルに対するユーザの入力方式を切り替え、前記転送速度決定手段は、前記入力方式に基づいて前記転送速度を決定することを特徴とする請求項12記載の表示操作装置。
  16. 前記入力方式として、ペン入力モードと選択入力モードとを有し、前記転送速度決定手段は、前記ペン入力方式に対応する入力領域が押下されたときの転送速度を、前記選択入力モードに対応する入力領域が押下されたときの転送速度に比べて速くし、前記ペン入力モード時には、前記選択入力モード時に比べて短時間間隔で前記押下検出手段から前記押下座標を取得するようにしたことを特徴とする請求項15記載の表示操作装置。
  17. 前記処理手段は、前記表示手段に表示するアイコンに対して操作状態と動作属性とを管理しており、操作状態が押下中且つ動作属性がドラッグ移動可能であるアイコンは、影付き表示するまたは僅かに揺らして表示する、枠線の線種を変更する、アイコンの配色を変更する、アイコンの濃淡を変更する、いずれかの方法により、アイコン画像を変更して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項4、5、8、9、13、14の何れかに記載の表示操作装置。
  18. 前記処理手段は、前記押下検出手段から取得した前記押下座標を収集し、収集した押下座標から平均座標を求め、該平均座標と基準座標との差分が所定の閾値以上である場合にタッチパネルにハード異常が発生したことを検出する異常検出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項17の何れかに記載の表示操作装置。
  19. 複数の電気機器とネットワークを介して通信するための通信手段を備え、前記画面には前記複数の電気機器のそれぞれに対応したアイコンが表示されており、前記処理手段は、前記画面上のアイコンが押下された場合、該アイコンに対応する電気機器に制御情報を送信し、前記電気機器の動作を制御するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項18の何れかに記載の表示操作装置。
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