JP2009264516A - 配線・配管材用のスリーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 速やかに所定の長さに伸ばすことができる、配線・配管材用のスリーブを提供する。
【解決手段】 コンクリート構築部1に埋設されるスリーブ3は、外面にらせん溝4aを備えた中空状の内挿筒体4と、その内挿筒体4の外周に被さる中空状の外装筒体5とからなる。外装筒体5は、弾性片5aを備える。その弾性片5aは、内挿筒体4のらせん溝4aと係合する係止爪5bを有する。そこで、内挿筒体4を外装筒体5へ挿入する挿入方向Pへのスライド移動に対しては、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が、相対的に大となって、前記挿入方向Pへのスライド移動を制限する。そして、内挿筒体4を外装筒体5から引き抜く引抜方向Qへのスライド移動に対しては、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が、相対的に小となって、前記引抜方向Qへのスライド移動を許容する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コンクリート構築部に埋設される、配線・配管材用のスリーブに関するものである。
従来、コンクリート壁に貫通孔を形成する場合には、予め紙管等の筒体を型枠間に挿入し、これによって筒体部分に貫通孔を形成していた。ところが、筒体を型枠間に掛け亘るように配置するには、型枠間の鉄筋等が邪魔をして非常に入れにくかった。また、筒体を、型枠間の長さに合わせて切断していたが、この切断作業は、面倒であった。
そこで、図10に示されるように、筒体12、13どうしを螺合させ、それら筒体12、13を相対的に回動することで長さ調節するスリーブ11があった(例えば、特許文献1参照)。また、図11に示されるように、筒体22、23どうしを嵌合させ、それら筒体22、23を相対的に長手方向にスライドさせることで長さ調節するスリーブ21があった(例えば、特許文献2参照)。このスリーブ21は、一方の筒体22に、長手方向に並ぶ係合溝22a、22aが設けられ、他方の筒体23に、係合板23aが設けられて、それら係合溝22aと係合板23aとの係合により、両筒体22、23の相対位置が保持されるものであった。
特開平7−145880号公報 特開平10−121723号公報
しかし、図10に示される従来のスリーブ11にあっては、スリーブ11の長さを変えるために筒体12、13を回動しなければならず、手間がかかった。特に、スリーブ11を型枠間の狭い場所に配置するために、スリーブ11の全長をできるだけ短くした状態で入れ、その後適宜長さまで伸ばしていたが、その伸ばす長さが長いと、筒体12、13の回動操作に手間取ることになった。
また、図11に示される従来のスリーブ21にあっては、係合溝22aと係合板23aとの係合では、係合溝22a、22aが並ぶピッチ単位でしか長さの調節ができず、すなわち微調節ができず、そのため、スリーブ21と型枠との間に隙間ができてしまう問題があった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、速やかに所定の長さに伸ばすことができる、配線・配管材用のスリーブを提供することにある。
この発明に係る配線・配管材用のスリーブは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配線・配管材用のスリーブは、コンクリート構築部に、配線・配管材が通る貫通孔を形成すべく、前記コンクリート構築部に埋設されるスリーブである。このスリーブは、外面にらせん溝を備えた中空状の内挿筒体と、その内挿筒体の外周に被さる中空状の外装筒体とを備える。そして、前記外装筒体は、外方へと撓むことが可能な弾性片を備え、その弾性片は、前記外装筒体の内方へと突出し前記らせん溝と係合する係止部を有する。そこで、前記内挿筒体を前記外装筒体へ挿入する挿入方向へのスライド移動に対しては、前記係止部が前記らせん溝を係止する係止力が、相対的に大となって、前記挿入方向へのスライド移動を制限するとともに、前記内挿筒体を前記外装筒体から引き抜く引抜方向へのスライド移動に対しては、前記係止力が、相対的に小となって、前記引抜方向へのスライド移動を許容するように、前記係止部と前記らせん溝との係合部分が形成される。
このスリーブによると、内挿筒体と外装筒体とが嵌まり合って、その長手方向の相対位置を変えることで、スリーブの長さが調節される。ここで、内挿筒体には、外面にらせん溝が設けられ、外装筒体には、そのらせん溝と係合する係止部を有する弾性片が設けられる。したがって、係止部がらせん溝内を移動するよう、相対的に外装筒体をらせん溝に沿って回動することで、内挿筒体と外装筒体との長手方向の相対位置が変わり、スリーブの長さを調節することができる。また、内挿筒体を外装筒体から引き抜く引抜方向へのスライド移動に対しては、係止部がらせん溝を係止する係止力が相対的に小であって、その引抜方向へのスライド移動を許容する。このため、相対的に内挿筒体を外装筒体に対して引抜方向へ引っ張ることで、内挿筒体を、外装筒体に対して引抜方向にスライド移動させることができ、簡単にスリーブを伸ばすことができる。
そこで、このスリーブを、コンクリート構築部を形成するための型枠の間に配置するにあたって、内挿筒体と外装筒体とを嵌め合わせてスリーブが縮んだ状態で、型枠間に挿入し、内部で、相対的に内挿筒体を外装筒体に対して引抜方向へ引っ張って、スリーブを伸ばすとともに、係止部をらせん溝の適宜位置に係合させる。このとき、スリーブの長さが型枠間の間隔に満たない場合は、その間隔に達するよう、係止部がらせん溝内を移動するようにして、相対的に外装筒体を内挿筒体に対して回動することで、スリーブの長さを微調節する。こうして、相対的に内挿筒体を外装筒体に対して引抜方向へ引っ張って、スリーブを伸ばし、さらに、相対的に外装筒体を内挿筒体に対して回動して、スリーブの足りない長さを微調節することで、型枠間で、スリーブを速やかに所定の長さに伸ばすことができる。また、このとき、内挿筒体を外装筒体へ挿入する挿入方向へのスライド移動に対しては、前記係止力が相対的に大であって、その挿入方向へのスライド移動が制限されるため、スリーブが縮むのを避けることができる。
また、請求項2に記載の発明に係る配線・配管材用のスリーブは、請求項1に記載のスリーブにおいて、前記外装筒体は、前記内層筒体との相対移動を阻止するために、前記内挿筒体の外面を圧接する、またはその外面にねじ込まれる、ビスが取り付けられるビス取付部を備える。こうして、ビスを外装筒体のビス取付部に取り付けて、そのビスで内挿筒体の外面を圧接したり、またそのビスを内挿筒体の外面にねじ込んだりして、外装筒体と内挿筒体との相対移動を阻止して、スリーブを所定の長さに確実に維持することができる。
また、請求項3に記載の発明に係る配線・配管材用のスリーブは、請求項1または2に記載のスリーブにおいて、前記外装筒体は、前記内挿筒体が挿入される入口側とは反対側に、前記内挿筒体を内部に挿入可能な筒体が接続される、接続口を備える。こうして、外装筒体の接続口に筒体を接続することで、この筒体を含めた長さを長くすることができ、これによって、外装筒体の単独の長さを短く設定することができる。
また、請求項4に記載の発明に係る配線・配管材用のスリーブは、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスリーブにおいて、前記内挿筒体は、前記外装筒体から離れた側の端部に、外方に広がるフランジ部を備える。
この発明に係る配線・配管材用のスリーブによれば、らせん溝と係止部との構成により、相対的に内挿筒体を外装筒体に対して引抜方向へ引っ張って、スリーブを伸ばし、さらに、相対的に外装筒体を内挿筒体に対して回動して、スリーブの足りない長さを微調節することで、スリーブを速やかに所定の長さに伸ばすことができる。
以下、この発明に係る配線・配管材用のスリーブを実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図8は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、コンクリート構築部であって、例えば、天井から下方に突設された梁を構成するコンクリート壁等からなる。1aは、前記コンクリート構築部1に設けられて、配線・配管材が通る貫通孔1aである。2は、コンクリート構築部1を形成するための型枠である。3は、前記コンクリート構築部1に前記貫通孔1aを形成すべく、コンクリート構築部1に埋設される、配線・配管材用のスリーブである。
このスリーブ3は、外面にらせん溝4aを備えた中空状の内挿筒体4と、その内挿筒体4の外周に被さる中空状の外装筒体5とを備える。ここで、外装筒体5は、外方へと撓むことが可能な弾性片5aを備える。そして、その弾性片5aは、外装筒体5の内方へと突出し内挿筒体4のらせん溝4aと係合する係止部としての係止爪5bを有する。そこで、内挿筒体4を外装筒体5へ挿入する挿入方向Pへのスライド移動に対しては、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が、相対的に大となって、前記挿入方向Pへのスライド移動を制限するとともに、内挿筒体4を外装筒体5から引き抜く引抜方向Qへのスライド移動に対しては、前記係止力が、相対的に小となって、前記引抜方向Qへのスライド移動を許容するように、係止爪5bとらせん溝4aとの係合部分が形成されている。
具体的には、内挿筒体4は、円筒状に形成されて、その外面のほぼ全面に、前記らせん溝4aが設けられている。このらせん溝4aは、そのらせん溝4aを形成する前記引抜方向Q側の第1面4bが、外方に向かって起立して形成され、らせん溝4aを形成する前記挿入方向P側の第2面4cがなだらかな面となるように傾斜して形成されている。そして、この内挿筒体4には、外装筒体5へ挿入する先端側に、らせん溝4aを塞ぐようにして、抜け止め用の突起4dが形成されている。したがって、この突起4dに、らせん溝4a内を移動する係止爪5bが当接することで、内挿筒体4は、外装筒体5に対して抜け止められ、内挿筒体4が外装筒体5から外れるのが防止される。
また、内挿筒体4は、外装筒体5から離れた側(つまり、前記引抜方向Qの側)の端部に、外方に広がるフランジ部4eを備える。そして、このフランジ部4eには、型枠2への取付部4fが設けられている。詳細には、この取付部4fは、四つがフランジ部4eに均等配置されている。そして、取付部4fは、フランジ部4eに、前記挿入方向Pに向かって中空状に突出形成されており、その天面には、釘6が挿入される孔4gが明けられている。
外装筒体5は、円筒状に形成されている。この外装筒体5には、内挿筒体4が挿入される入口側に、前記弾性片5aが一対設けられている。この弾性片5aは、外装筒体5の周壁が略コの字状に切り欠かれた切欠き5cの内側部分からなり、前記内挿筒体4が挿入される入口を向く方向(つまり、内挿筒体4の前記引抜方向Q)に延設されている。そして、この弾性片5aに設けられる前記係止爪5bは、その係止爪5bにおける前記引抜方向Q側の第1面5dが、内方に向かって起立して形成され、係止爪5bにおける前記挿入方向P側の第2面5eがなだらかな面となるように傾斜して形成されている。こうして、係止爪5bの起立する第1面5dが、内挿筒体4におけるらせん溝4aの起立する第1面4bと対向し、内挿筒体4を外装筒体5へ挿入する挿入方向Pへのスライド移動に対して、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が相対的に大となって、そのスライド移動が制限される。そして、係止爪5bの傾斜する第2面5eが、内挿筒体4におけるらせん溝4aの傾斜する第2面4cと対向し、内挿筒体4を外装筒体5から引き抜く引抜方向Qへの移動に対して、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が相対的に小となって、そのスライド移動が許容される。
また、外装筒体5は、内挿筒体4との相対移動を阻止するために、内挿筒体4の外面を圧接する、またはその外面にねじ込まれる、ビス7が取り付けられるビス取付部5fを備える。このビス取付部5fは、一対設けられている。そして、ビス取付部5fは、外装筒体5の周壁の、内挿筒体4が挿入される入口側に、外方へと円筒状に突出形成されており、この円筒内の孔5gが貫通形成されて、ビス7が挿入されるビス孔となっている。
次に、以上の構成からなるスリーブ3の作用効果について説明する。このスリーブ3によると、内挿筒体4と外装筒体5とが嵌まり合って、その長手方向の相対位置を変えることで、スリーブ3の長さが調節される。ここで、内挿筒体4には、外面にらせん溝4aが設けられ、外装筒体5には、弾性片5aが設けられるとともに、その弾性片5aに、内挿筒体4のらせん溝4aと係合する係止爪5bが設けられる。したがって、係止爪5bがらせん溝4a内を移動するよう、相対的に外装筒体5をらせん溝4aに沿って回動することで、内挿筒体4と外装筒体5との長手方向の相対位置が変わり、スリーブ3の長さを調節することができる。
また、内挿筒体4を外装筒体5から引き抜く引抜方向Qへのスライド移動に対しては、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が相対的に小であって、その引抜方向Qへのスライド移動を許容する。このため、相対的に内挿筒体4を外装筒体5に対して引抜方向Qへ引っ張ることで、内挿筒体4を、外装筒体5に対して引抜方向Qにスライド移動させることができ、簡単にスリーブ3を伸ばすことができる。
そこで、このスリーブ3を、コンクリート構築部1を形成するための型枠2、2の間に配置するにあたって、内挿筒体4と外装筒体5とを嵌め合わせてスリーブ3が縮んだ状態で(図8参照)、型枠2、2間に挿入し、内部で、相対的に内挿筒体4を外装筒体5に対して引抜方向Qへ引っ張って、スリーブ3を伸ばすとともに、係止爪5bをらせん溝4aの適宜位置に係合させる。このとき、スリーブ3の長さが型枠2、2間の間隔に満たない場合は、その間隔に達するよう、係止爪5bがらせん溝4a内を移動するようにして、相対的に外装筒体5を内挿筒体4に対して回動することで、スリーブ3の長さを微調節する(図1参照)。こうして、相対的に内挿筒体4を外装筒体5に対して引抜方向Qへ引っ張って、スリーブ3を伸ばし、さらに、相対的に外装筒体5を内挿筒体4に対して回動して、スリーブ3の足りない長さを微調節することで、型枠2、2間で、スリーブ3を速やかに所定の長さに伸ばすことができる。したがって、型枠2、2間に鉄筋が配筋されていても、その鉄筋を避けてスリーブ3を挿入して型枠2、2間の所定の位置に迅速に配置することができ、その配置作業を効率良く行うことができる。
また、このとき、内挿筒体4を外装筒体5へ挿入する挿入方向Pへのスライド移動に対しては、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が相対的に大であって、その挿入方向Pへのスライド移動が制限され、このため、スリーブ3が縮むのを避けることができる。ここで、この係止爪5bによる係止力は、手により内挿筒体4を外装筒体5に対して引抜方向Qへスライド移動することは可能であって、スリーブ3を型枠2、2間に突っ張らせた場合には、内挿筒体4が外装筒体5に対して挿入方向Pへスライド移動することがない係止力であるのが望ましい。
さらに、ビス7を外装筒体5のビス取付部5fに取り付けて、そのビス7で内挿筒体4の外面を圧接したり、またそのビス7を内挿筒体4の外面にねじ込んだりすることで、外装筒体5と内挿筒体4との相対移動を阻止すれば、スリーブ3を所定の長さに確実に維持することができる。ここで、外装筒体5に対して内挿筒体4が、挿入方向Pへスライド移動するのを制限、つまりスリーブ3が縮むのを制限するために、係止爪5bがらせん溝4aを係止する係止力が、コンクリート打設に対して十分に耐えることができる、または、その係止力によってスリーブ3を伸ばして両型枠2、2間に突っ張らせることができるのであれば、ビス7は、らせん溝4aと係止爪5bとの係合による内挿筒体4と外装筒体5との相対的な螺回動を阻止するのみに作用しても良い。また、この螺回動の阻止や、外装筒体5に対する内挿筒体4の、挿入方向Pへのスライド移動の阻止、つまり、スリーブ3が縮む方向の阻止は、ビス7によらなくとも、この阻止にあたって、接着剤で接着してもよく、また、係止爪5bの外方への移動を規制するように係止爪5b外方に、テープを巻いたり、内挿筒体4と外装筒体5とをともにテープで巻いて固定してもよく、その阻止手段は問わない。
また、スリーブ3を、型枠2、2間の所定の位置に配置した後に、内挿筒体4のフランジ部4eに設けられた取付部4fの孔4gに、釘6を挿入し、その釘6を型枠2に打ち込むことで、内挿筒体4、ひいてはスリーブ3を、確実に型枠2に固定することができる(図2参照)。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、外装筒体5には、ビス取付部5fが設けられているが、このビス取付部5fは、無くともよい。
また、内挿筒体4には、フランジ部4eが設けられているが、このフランジ部4eは、無くともよい。また、この内挿筒体4のフランジ部4eの有無にかかわらず、外装筒体5は、内挿筒体4から離れた側の端部に、外方に広がるフランジ部を備えてもよい。
また、図9に示すように、外装筒体5は、内挿筒体4が挿入される入口側とは反対側に、内挿筒体4を内部に挿入可能な筒体8が接続される、接続口5hを備えてもよい。図示実施の形態においては、外装筒体5は、その長さが短く形成されており、内挿筒体4が挿入される入口側とは反対側に、径大となった前記接続口5hが設けられている。そして、この接続口5hに、前記筒体8が嵌められて接続される。ここで、筒体8は、例えば塩ビ管(塩化ビニル樹脂管)等の平滑管からなるが、この平滑管に限定されるものではない。また、筒体8は、接続口5hの内周側に嵌まらなくとも、外周側に嵌まってもよい。この外装筒体5によると、外装筒体5の接続口5hに筒体8を接続することで、この筒体8を含めた長さを長くすることができる。したがって、外装筒体5の単独の長さを短く設定することができ、また、長手の管材を切断した筒体8を用いれば、異なる長さの貫通孔1aに容易に対応することができる。
また、係止爪5bが設けられた弾性片5aは、外装筒体5に一体となって形成されなくとも、外装筒体5を、外装筒体本体と、その外装筒体本体とは別体の、例えばC字形状に形成された弾性片とで構成し、この弾性片を、外装筒体本体をだき抱えるようにして組み付けても構わない。
この発明の一実施の形態の、縦断面図である。 同じく、平面図である。 同じく、内挿筒体の斜視図である。 同じく、内挿筒体の縦断面図である。 同じく、外装筒体の斜視図である。 同じく、外装筒体の縦断面図である。 同じく、外装筒体の横断面図である。 同じく、内挿筒体と外装筒体とを組み合わせた縦断面図である。 この発明の他の実施の形態の、外装筒体と筒体とを組み合わせた縦断面図である。 従来のスリーブを示す正面図である。 従来の他のスリーブを示す要部断面図である。
符号の説明
1 コンクリート構築部
1a 貫通孔
3 スリーブ
4 内挿筒体
4a らせん溝
4e フランジ部
5 外装筒体
5a 弾性片
5b 係止爪(係止部)
5f ビス取付部
5h 接続口
7 ビス
8 筒体
P 挿入方向
Q 引抜方向

Claims (4)

  1. コンクリート構築部に、配線・配管材が通る貫通孔を形成すべく、前記コンクリート構築部に埋設される、配線・配管材用のスリーブであって、
    外面にらせん溝を備えた中空状の内挿筒体と、その内挿筒体の外周に被さる中空状の外装筒体とを備え、
    前記外装筒体は、外方へと撓むことが可能な弾性片を備え、その弾性片は、前記外装筒体の内方へと突出し前記らせん溝と係合する係止部を有し、
    前記内挿筒体を前記外装筒体へ挿入する挿入方向へのスライド移動に対しては、前記係止部が前記らせん溝を係止する係止力が、相対的に大となって、前記挿入方向へのスライド移動を制限するとともに、前記内挿筒体を前記外装筒体から引き抜く引抜方向へのスライド移動に対しては、前記係止力が、相対的に小となって、前記引抜方向へのスライド移動を許容するように、前記係止部と前記らせん溝との係合部分が形成されていることを特徴とする、配線・配管材用のスリーブ。
  2. 前記外装筒体は、前記内層筒体との相対移動を阻止するために、前記内挿筒体の外面を圧接する、またはその外面にねじ込まれる、ビスが取り付けられるビス取付部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の配線・配管材用のスリーブ。
  3. 前記外装筒体は、前記内挿筒体が挿入される入口側とは反対側に、前記内挿筒体を内部に挿入可能な筒体が接続される、接続口を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の配線・配管材用のスリーブ。
  4. 前記内挿筒体は、前記外装筒体から離れた側の端部に、外方に広がるフランジ部を備えることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配線・配管材用のスリーブ。
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