JP2009258779A - 移動ロボット及び足跡計画方法 - Google Patents

移動ロボット及び足跡計画方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009258779A
JP2009258779A JP2008103629A JP2008103629A JP2009258779A JP 2009258779 A JP2009258779 A JP 2009258779A JP 2008103629 A JP2008103629 A JP 2008103629A JP 2008103629 A JP2008103629 A JP 2008103629A JP 2009258779 A JP2009258779 A JP 2009258779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subgoal
foot
movement
planned
mobile robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008103629A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Takaoka
豊 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008103629A priority Critical patent/JP2009258779A/ja
Publication of JP2009258779A publication Critical patent/JP2009258779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】信頼性の高い足跡計画を短時間で実行することができると共に、自然な動作で移動可能な移動ロボット及び足跡計画方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る移動ロボット100は、脚部の下端に足平を設け、計画した着地位置に足平を着地させて移動する移動ロボットであって、移動始点Sから移動終点Gへと至る移動ロボット100の移動経路Rを計画する経路計画部13と、計画した移動経路R上において移動始点Sから所定の距離にサブゴールSGを設定するサブゴール設定部14と、移動始点Sから設定したサブゴールSGに到達する足平の着地位置を計画する足跡計画部15と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、計画した着地位置に足平を着地させて移動する移動ロボット及びその足跡計画方法に関する。
近時、自ら移動経路の環境を認識して目的地へと移動する自律移動ロボットが開発されている。このような自律移動ロボットでは、移動経路上に存在する障害物を検出し、検出結果に基づいて目的地へと移動する。
移動ロボットが3次元空間内を移動する脚式歩行ロボットである場合には、移動ロボットは、環境の認識結果に基づいて足平を着地可能な領域を判断し、足平の着地位置を順次計画することで歩行を実現する。尚、本明細書中において以下では、移動ロボットの脚部の下端に設けた足平の着地位置を順次計画することを足跡計画と称する。
非特許文献1には、足の歩幅を考慮して、計画した移動経路に沿って足の着地位置を決定する足跡計画手法が開示されている。非特許文献1に記載の足跡計画手法では、足平の着地姿勢は、その着地位置における計画した移動経路の接線方向に設定する。
非特許文献2には、ステップセットを用いた足跡計画手法が開示されている。例えば、移動ロボットの右足が立脚である場合には、次の一歩である左足が遷移可能な位置姿勢をその歩幅などから求めることができる。そこで、非特許文献2に開示された足跡計画手法では、足平の一歩に関して遷移可能な次の一歩の集合を予め求めておき、それら次の一歩の集合をステップセットとして保持する。そして、ステップセットに含まれる一歩を組み合わせた探索枝の中から、最もコストの低い一歩の組合せを探索することで、最適な足跡計画を行うものである。
左部浩太郎他:「二足歩行ロボットによるステレオ画像を用いた障害物回避と歩行計画」,第8回画像センシングシンポジウム予稿集,(2002−6)。 "Planning Biped Navigation Strategies in Complex Environments," J. Chestnutt, J. Kuffner, K. Nishiwaki, and S. Kagami, Proceedings of the 2003 International Conference on Humanoid Robots, October, 2003.
しかしながら、非特許文献1記載の足跡計画手法では、移動始点から移動終点へと至る全ての着地位置を計画するため足跡計画に多くの処理時間を必要とし、現実的にはオンラインで毎歩更新することが困難なものであった。また、足跡計画を予め実行しておくことで計算コストを減少させることができるものの、計画した足跡計画に基づいてロボットを移動させた場合には、実際には、事前に計画した足平の着地位置が干渉して移動することができないことがある。即ち、予め計画した移動経路に沿って足平の着地位置を計画しているため、例えば急カーブの移動経路をロボットが移動する場合などには、ロボットの足平の着地位置同士が必ずしも遷移可能なものになるとは限らず、予め実行した足跡計画では信頼性が不十分なことがある。
また、非特許文献2記載の足跡計画手法では、遷移可能な次の一歩の集合であるステップセットを用いているため計画された次の一歩が干渉することはないものの、予め計算したステップ集合であるためその微調整が困難であり、足平の着地位置を環境に応じて柔軟に所望の位置に計画することができないという問題がある。例えばユーザがロボットに段差を登らせたいと考えたときには、当該段差の幅や位置に応じた適切な足平の着地位置が必要となるが、予め計算した離散的なステップセットでは、当該適切な足平の着地位置を必ずしも有しているわけではない。この結果、ロボットは上手く足平を着地することができず、段差を登って移動することができないことがある。ここで、段差を登るように足跡計画を実行することができない場合には、当該段差を避けるような足跡計画を実行することも可能ではあるが、本来は移動可能であるにもかかわらずに当該段差を避けて移動することになるため、ロボットの動作はユーザから見て不自然な動作となる。また、ステップセット集合に多数の一歩の集合を保持することでこのような不自然な足跡計画を回避する手法が考えられるものの、ステップセット集合の生成処理には多くの計算時間を要し、さらには、これらステップセットを記憶するために多くのメモリ容量を必要とする。このため、ステップセットに含まれる一歩を組み合わせた探索枝の探索処理にも多くの処理時間を必要とすることになり、現実的には、オンラインで毎歩更新することは困難である。
特に、移動ロボットが3次元空間内を移動する脚式歩行ロボットである場合には、車輪型の移動ロボットとは異なり、足平の着地位置を計画する必要がある。しかし、上述した従来の移動ロボットでは足跡計画に要する計算コストが高く、オンラインで毎歩更新することが困難であるという問題があった。また、移動ロボットが環境に存在する段差などの障害物を乗り越えて移動する場合には、計画された足跡計画に基づいて移動すると不自然な動作になる場合があるという問題があった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、信頼性の高い足跡計画を短時間で実行することができると共に、自然な動作で移動可能な移動ロボット及び足跡計画方法を提供することを目的とする。
本発明に係る移動ロボットは、脚部の下端に足平を設け、計画した着地位置に前記足平を着地させて移動する移動ロボットであって、移動始点から移動終点へと至る前記移動ロボットの移動経路を計画する経路計画部と、前記計画した移動経路上において前記移動始点から所定の距離にサブゴールを設定するサブゴール設定部と、前記移動始点から前記設定したサブゴールに到達する前記足平の着地位置を計画する足跡計画部と、を備えるものである。
このように、移動終点までの全ての足平の着地位置を計画するのではなく、移動始点から所定の距離に設定したサブゴールまでの足跡計画を実行することで、サブゴールまでの遷移可能性を確保した足平の着地位置を短時間で計画することができるため、環境に対して信頼性の高い一歩をオンラインで計画することができる。
また、前記サブゴール設定部で設定した前記サブゴールの配置を調整するサブゴール調整部を更に備え、前記サブゴール調整部は、前記足跡計画部において、前記移動始点から前記サブゴール設定部で設定した前記サブゴールに到達する足平の着地位置が計画不能な場合に、該足平の着地位置が計画可能となるように前記サブゴール設定部で設定した前記サブゴールの配置を調整し、前記足跡計画部は、前記移動始点から前記サブゴール調整部で調整した前記サブゴールに到達する足平の着地位置を計画するようにしてもよい。これにより、サブゴールまでの足跡計画が計画不能である場合に、当該サブゴールの配置を調整することで、足跡計画の成功確率を上昇させることができるため、自然な動作で移動可能な足跡計画を実行することができる。
さらにまた、前記足跡計画部で計画した前記足平の着地位置を記憶する記憶部を更に備え、前記サブゴール調整部での前記サブゴール調整処理の実行時間が所定の処理時間を超えた場合には、少なくとも1制御周期前に計画して前記記憶部に記憶した前記足平の着地位置に基づいて移動するようにしてもよい。サブゴールまでの足跡計画が計画不能であり、当該サブゴールの配置の調整処理が所定の時間内に終了しなかった場合には、以前の足跡計画における結果を利用することによって、移動ロボットが急停止することを防ぎつつ時間を確保することで、フェールセーフすることができる。
また、前記足跡計画部で計画した複数歩分の前記足平の着地位置のうち、前記移動始点から開始する開始一歩分の足平の着地位置に基づいて移動するようにしてもよい。複数歩分の足平の着地位置を確保し、サブゴールまでの遷移可能性が満足されているそのうちの一歩分の足平の着地位置を利用することで、足跡計画の信頼性を向上させることができ、また、一歩のみを利用することで応答性を向上させることができる。
さらにまた、前記足跡計画部で1制御周期前に計画した複数歩分の前記足平の着地位置のうち、前記移動始点から開始する開始一歩分の着地位置を新たな移動始点として設定し、前記サブゴール設定部は、前記計画した移動経路上において、前記新たな移動始点から所定の距離にサブゴールを設定し、前記足跡計画部は、前記新たな移動始点から前記設定したサブゴールに到達する前記足平の着地位置を計画するようにしてもよい。計画した一歩分の足平の着地位置から、次のサブゴールへと足跡計画を実行することで、足跡計画を認識が可能な所定の範囲に限定することができるため、認識率をより向上させることができると共に、より効率的に足跡計画を実行することができる。
また、前記移動ロボットが移動手段としての2つの脚部を備え、2足歩行運動により移動を行うものとすると好適である。
また、本発明は方法によっても具現化され、本発明に係る足跡計画方法は、計画した着地位置に足平を着地させて移動する移動ロボットの足跡計画方法であって、移動始点から移動終点へと至る前記移動ロボットの移動経路を計画するステップと、前記計画した移動経路上において前記移動始点から所定の距離にサブゴールを設定するステップと、前記移動始点から前記設定したサブゴールに到達する前記足平の着地位置を計画するステップと、を備えるものである。
本発明によれば、信頼性の高い足跡計画を短時間で実行することができると共に、自然な動作で移動可能な移動ロボット及び足跡計画方法を提供することを目的とする。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、各図面において、同一要素には同一の符号を付しており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明を省略する。
発明の実施の形態1.
本実施の形態1に係る移動ロボットは、脚部の下端に足平を設け、計画した着地位置に足平を着地させて移動する。移動ロボットは、移動始点から移動終点へと至る移動ロボットの移動経路を計画する経路計画部と、その計画した移動経路上において移動始点から所定の距離にサブゴールを設定するサブゴール設定部と、移動始点から設定したサブゴールに到達する足平の着地位置を計画する足跡計画部と、を備える。
まず、図1を用いて、本発明に係る移動ロボット100の構成について説明する。図1は、移動ロボット100を側方(移動ロボット100の移動する方向を向いて左方向)から見た様子を概略的に表す概略図であり、移動ロボット100に搭乗者Pが搭乗している様子を表している。また、図1に示すように、床面形状を検出するセンサとしてのレーザレンジファインダ10が移動ロボット100に取り付けられる。尚、図1においては、説明の便宜上、移動体1が進行する向き(前後方向)をx軸、移動体1が進行する方向について水平方向に直交する向き(左右方向)をy軸、移動体の移動する平面から鉛直方向に延びる向き(上下方向)をz軸とし、これらの3軸からなる座標系を用いて説明する。即ち、図1中において、前記x軸は紙面に向かって左右方向、y軸は紙面の奥行方法、z軸は紙面中の上下方向を示す。
図1に示すように、移動ロボット100は、搭乗者Pが搭乗する載置台(図示せず)を含む上体部101と、上体部101を支持する腰部(図示せず)を介して回動自在に固定される脚部104と、腰部に取り付けられたレーザレンジファインダ10とにより構成される。脚部104は、右脚102及び左脚103により構成され、右脚102は、右膝関節102c、右足首関節102e、右足平102fを備え、同様に、左脚103は、左膝関節103c、左足首関節103e、左足平103fを備える。図示しないモータからの駆動力が、同じく図示しないプーリ及びベルトを介して伝達されることで、各関節が所望の角度に駆動され、その結果、右脚102及び左脚103に所望の動きをさせることができる。
移動ロボット100の上体部101には、腰部(図示せず)を介して移動ロボット100が歩行する床面の床面形状データを検出するレーザレンジファインダ10が設けられている。より具体的には、例えば図1においては、レーザレンジファインダ10を、水平方向から移動ロボット100の足元に向けて傾斜させて設置し、移動ロボット100の足元近傍を含む前方に向けて赤外線などのレーザ光を照射し、その反射光を受光させる。このようにすると、移動ロボット100の足元近傍の床面形状データについて高い分解能を確保することができ、密度の高い足元近傍の床面形状データを取得することができる。
レーザレンジファインダ10は、床面上の障害物を含む外部環境の距離画像データを取得する。尚、距離画像データとは、環境に存在する計測対象までの距離値を各画素の画素値として有する2次元データである。後述するように、距離画像データの座標変換を行うことにより、外界の3次元の点群データを生成することができる。
さらに、レーザレンジファインダ10は、移動ロボット100の腰部に備えられており、水平軸を中心に揺動可能な構成となっている。これにより、移動ロボット100の移動方向前方をスキャンすることができる。より具体的には、例えば図1においては、移動方向前方(ここではx軸方向)に向けて、レーザレンジファインダ10が移動ロボット100の水平軸(ここではy軸)を中心として上下に揺動可能に取り付けられている。このようにすると、側面視では、レーザ光によるスキャン範囲を移動ロボット100の移動方向前方に向かって、上下に広がった扇形形状となるように構成することができ、移動に必要な領域のみを効率的にスキャンすることができる。
ここで、レーザレンジファインダ10が、2次元の距離画像データから3次元の点群データを生成する方法について説明する。まず、レーザレンジファインダ10を上下に揺動させずに固定した場合に、レーザ光を床面に垂直に移動方向前方に向かって左右に照射することで、床面に垂直な平面上における障害物の距離画像データを取得する。そして、レーザレンジファインダ10を移動ロボット100の水平軸を中心に、移動方向前方に向かって上下に揺動させながらスキャンすることで、複数の異なる平面上における距離画像データを取得する。次いで、レーザレンジファインダ10を揺動可能に支持する関節の角度に基づいて複数の距離画像データを座標変換して位置合わせする。これにより、複数平面上で得られた距離画像データの統合を行うことができる。または、複数の距離画像データから対応点を求めることによって、距離画像データ相互の位置合わせを行ってもよい。このようにして、前方の領域に含まれる3次元の距離画像データを簡便な構成によって容易に取得することができる。
続いて以下では、本実施の形態1に係る移動ロボット100の制御系について説明する。移動ロボット100の制御系の構成を図2に示す。図2に示すように、移動ロボット10の移動計画装置1は、経路計画部13と、サブゴール設定部14と、足跡計画部15と、サブゴール調整部16と、を備える。また、移動ロボット100は、移動計画装置1で計画した足跡計画結果31を記憶する記憶部30を備える。
まず、図2において、レーザレンジファインダ10は、上述したように、移動ロボット100の外部環境の距離画像データを取得する。より具体的には、移動ロボット100が移動方向(ここではx軸方向)へ移動する際に、レーザレンジファインダ10より移動方向前方に向けてレーザ光を照射することで、移動方向前方の距離画像データを検出する。尚、床面形状検出センサとして、レーザレンジファインダに代えてステレオカメラを用いてもよい。つまり、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を備えた複数のカメラを備え、これら複数のカメラによって撮影された画像の視差を利用して距離画像データを生成してもよい。より具体的には、複数のカメラによって撮影した画像データから対応点を検出し、ステレオ視によって対応点の3次元位置を復元する。ここで、複数の撮影画像における対応点の探索は、複数の撮影画像に対する時空間微分の拘束式を用いた勾配法や相関法等の公知の手法を適用して行えばよい。
3次元位置データ生成部11は、距離画像データの座標変換を行って床面形状データとしての3次元位置データ群を生成する。尚、3次元位置データ群とは、距離画像データに含まれる多数の計測点の位置ベクトルを3次元直交座標系で表したデータの集合である。
また、3次元位置データ生成部11は、生成した3次元位置データの歪みをオドメトリを用いて補正する。より具体的には、レーザレンジファインダ10によるスキャン中に、移動ロボット100が移動することによって発生する検出誤差を補正する。移動ロボット100はスキャン中に移動するため、検出される3次元位置データは移動ロボット100の移動量に応じた検出誤差を含む。このため、オドメトリにより、各関節軸に設けられたエンコーダなどの出力に基づいて移動ロボット100の移動量を算出して、移動ロボット100が移動することによって発生する検出誤差を補正する。
さらにまた、3次元位置データ生成部11は、移動ロボット100の上体部101に設けられたジャイロ(図示せず)からの出力に基づいて、3次元位置データ群のピッチ方向の歪みを補正する。即ち、移動ロボット100の腰部に設けられたジャイロ(図示せず)の出力からピッチ方向の回転成分を検出し、3次元位置データのピッチ方向の検出誤差を補正する。これにより、歩行ロボットにおいて3次元位置データに与える影響が大きいピッチ方向の検出誤差を補正することができる。
環境地図生成部12は、3次元位置データ群から平面を検出し、複数の平面の集合としての環境地図を生成する。さらに具体的に述べると、環境地図生成部12は、まず、3次元位置データ群からの平面検出結果をもとに、床面領域を移動ロボット100が歩行可能な移動可能領域として認識し、床面とは別の平面が含まれる領域を障害物領域として認識する。尚、床面とは、移動ロボット100の足平102f及び103fが接している平面を意味する。ただし、このような領域認識は一例である。例えば、床面とは高さが異なる平面や斜面であっても、床面との高さの差が所定の値より小さい場合に足平102f及び103fを着地させることが可能であれば、これらの平面を移動可能領域として認識してもよい。更にまた、検出された平面の面積と足平102f及び103fの面積とを比較した結果によって、その平面を移動可能領域として認識するかを決定してもよい。そして、環境地図生成部12は、認識された移動可能領域及び障害物領域から、複数の平面の集合としての環境地図を生成する。
本実施の形態1における環境地図は、2次元平面(xy平面とする)を格子状に分割したグリッドデータとして生成される。環境地図の各グリッドに対応するデータとして、各グリッドのxy平面に垂直なz軸方向の高さ、各グリッドが属する平面を一意に識別可能な平面ID、及び、各グリッドが属する平面の法線ベクトルが保持される。環境地図生成部12は、ほぼ同じ高さの隣接するグリッドの集合を1つの平面と認識し、認識した1つの平面に対して一意な平面IDを付与する。
例えば図3(a)に示す環境160を移動ロボット100が歩行する場合、床面に相当する平面P11及び障害物161の上面に相当する平面P12が環境地図生成部12により検出される。また、環境地図生成部12によって、平面P11が移動可能領域として認識され、平面P12が障害物領域として認識される。このとき、環境地図生成部12によって生成される環境地図200は図3(b)に示すようになる。図3(b)の環境地図200は、各グリッドのデータとして、各平面のそれぞれを一意に識別可能な平面ID、各グリッドのz軸方向の高さ、及び法線ベクトル(na,nb,nc)が保持される。尚、隣接するグリッド間の平面IDの違い及びz軸方向の高さの違いによって右足平102f及び左足平103fの着地位置における路面の凹凸を検出するため、環境地図200を構成する各グリッドの面積は、右足平102f及び左足平103fの底面の面積より十分に小さくなるよう選択するとよい。
さらに、図3(b)の環境地図200は、各グリッドのデータとして領域種別を示す情報、つまり移動可能領域であるか障害物領域であるかを示す識別情報が保持される。図3(b)の例では、床面P11に対応する領域R11が移動可能領域であり、障害物161に対応する領域R12(図3(b)の斜線領域)が障害物領域である。
移動計画装置1は、経路計画部13と、サブゴール設定部14と、足跡計画部15と、サブゴール調整部16と、を備えている。そして、移動ロボット100は、移動計画装置1で計画した足跡計画結果31を記憶する記憶部30を備える。
経路計画部13は、移動始点(スタートS)から移動終点(ゴールG)へと至る移動ロボット100の移動経路Rを計画する。経路計画方法については、公知の経路計画方法を適用可能であるが、例えば、A*(エースター)経路探索法を用いて、移動経路を計画する。
サブゴール設定部14は、計画した移動経路上において、移動始点から所定の距離となる位置にサブゴールを設定する。尚、サブゴール設定部14によるサブゴールの設定方法の詳細については後述する。
足跡計画部15は、移動始点からサブゴールへと到達する足平の着地位置を計画する。より具体的には、足跡計画部15は、環境地図生成部12によって生成された環境地図を参照して、移動ロボット100の足平の着地位置を計画し、計画した着地位置に到達するための右足平102f及び左足平103fの着地位置を算出する。ここで、足跡計画部15による足跡計画方法については、公知の足跡計画方法を適用可能であるが、例えば、経路計画部13で計画した移動経路に沿って足平の着地位置を計画する。尚、足跡計画部15による足跡計画方法としては、探索法やロジック配置法など、公知の手法を用いることができる。
サブゴール調整部16は、サブゴール設定部14で設定したサブゴールの配置を調整する。より具体的には、サブゴール調整部16は、足跡計画部13における足跡計画の結果、移動始点からサブゴール設定部14で設定したサブゴールへと到達する足平の着地位置が計画不能である場合には、その足平の着地位置が計画可能となるように、サブゴール設定部14で設定したサブゴールの配置を調整する。尚、サブゴール調整部16によるサブゴールの調整方法の詳細については後述する。
動作生成部17は、移動計画装置1によって計画された右足平102f及び左足平103fの着地位置を実現するための動作データを生成する。ここで、動作データとは、移動ロボット100のZMP位置、重心位置、右足平102f及び左足平103fの位置及び姿勢、並びに、移動ロボット100の上体部101の位置及び姿勢を含む。
制御部18は、動作生成部17によって生成された動作データを入力し、逆運動学演算によって各関節の目標関節角度を算出する。さらに、制御部18は、算出した目標関節角度とエンコーダ20によって計測した現在の関節角度をもとに各関節を駆動するためのトルク制御値を算出する。制御部18によって算出されたトルク制御値に従って各関節を駆動するためのアクチュエータ19を動作させることにより、移動ロボット100の歩行が行われる。
続いて以下では、移動計画装置1による制御方法の詳細を図4乃至9を用いて説明する。図4は、移動計画装置1による制御手順を示すフローチャートである。
まず、移動計画装置1は、直前の制御周期において計画した複数歩分の足平の着地位置のうち、その最初の一歩の足平の着地位置を新たなスタートSとして設定する(ステップS101)。
次いで、経路計画部13は、環境地図を参照して、スタートSからゴールGまでの移動経路Rを計画する(ステップS102)。
次いで、サブゴール設定部14は、計画された移動経路R上に、サブゴールSGを設定する(ステップS103)。サブゴールSGは、移動経路R上においてスタートSから所定の距離Dとなる位置に設定する。また、サブゴールSGは、障害物の境界線上を避けて設定する。具体的には、障害物の境界線を含む所定の領域(以下、エッジ領域という。)を避けるようにサブゴールSGを設定する。
次いで、足跡計画部15は、スタートSから設定したサブゴールSGまでの足跡計画を実行する(ステップS104)。即ち、足跡計画部15は、移動経路Rに沿って、移動ロボット100の右足平102f及び左足平103fの着地位置を算出する。そして、算出した足平の着地位置(足跡計画結果)を記憶部20に記憶する。
例えば図5に示すように、サブゴール設定部12は、スタートSから所定の距離D+αとなる位置にサブゴールSGを設定する。ここで、スタートSから所定の距離D離れた位置は、障害物P12のエッジ領域(障害物P12の境界線から幅Eを有する領域であって、図において斜線で示す領域ER)に含まれるため、当該エッジ領域を避けるように、所定の距離D+αとなる位置にサブゴールSGを設定する。そして、足跡計画部15による足跡計画の結果、移動経路Rに沿って、スタートSからサブゴールSGまでの右足平102f及び左足平103fの着地位置が計画される。尚、図に示した例では、右足平102fは直前の制御周期で計画した一歩の足平の着地位置である。また、図に示した例では、移動ロボット100が空間中に存在する段差P12を乗り越える動作を含む。
このように、ゴールGまでの足跡計画を実行するのではなく、サブゴールSGまでの足跡計画を実行することで、足跡計画を短時間で実行することができる。そして、サブゴールSGまでの足平の着地位置は遷移可能性が確保されるため、サブゴールSGまでの複数歩分の足平の着地位置のうち、そのうちの一歩分の足平の着地位置を動作計画に用いることで、環境に対して信頼性の高い一歩をオンラインで計画することができる。
さらに、サブゴールSGを設定するための所定の距離Dについて、例えば1、2歩分相当の距離を所定の距離Dとする代わりに、4、5歩分相当の距離を所定の距離Dとすることで、移動ロボット100が実際に移動に使用する最初の一歩以外にも複数歩分の足平の着地位置を確保しておくことができる。これにより、後述するように次の一歩の足跡計画が実現不可能な場合には、それら確保しておいた足平の着地位置を利用することができるため、移動ロボット100の移動を中断させずに継続することができる。
また、例えば図6(a)及び(b)に示すように、移動ロボット100の移動に伴ってスタートS及びサブゴールGを設定・更新してゆくことで、より効率的に足跡計画を実行することができる。尚、図6では、移動ロボット100の移動に伴って、移動ロボット100が認識可能な範囲(スキャン範囲Q)が移動する様子を示している。図6(a)に示すように、制御周期tにおいて、移動ロボット100はスタートS0からサブゴールSG0まで足跡計画を実行する。そして、図6(b)に示すように、制御周期t+1において、移動ロボット100は、制御周期tにおいて計画したスタートS0からの足跡計画のうち、その最初の一歩分の着地位置を新たなスタートS1として設定するとともに、新たにサブゴールSG1を設定して、そのスタートS1からサブゴールSG1までの足跡計画を実行する。このように、直前の制御周期で計画した一歩分の足平の着地位置から開始して、次の新たなサブゴールへと足跡計画を実行することで、移動ロボット100が認識可能な所定の範囲内に限定して足跡計画を実行することができるため、認識率をより向上させることができると共に、より効率的に足跡計画を実行することができる。
次いで、移動計画装置1は、足跡計画部15がサブゴールSGまでの足跡計画を完了することができたか否かを判定する(ステップS105)。足跡計画を完了することができた場合には、移動計画装置1は、足跡計画部15による足跡計画結果を記憶部30に記憶する。そして、移動ロボット100は、当該足跡計画のうち、最初の一歩分の足平の着地位置に基づいて動作する。
一方、足跡計画部15によりサブゴールSGまでの足跡計画を完了することができなかった場合には、サブゴール調整部16は、サブゴール設定部14で設定したサブゴールSGの配置を調整する(ステップS106)。ここでのサブゴールSGの配置の調整方法は様々な手法が考えられるが、移動経路Rに沿って、足平の着地位置が計画可能となるようにサブゴール設定部14で設定したサブゴールSGの配置を調整する。即ち、サブゴールSGの位置・姿勢を所定量変更する。これにより、サブゴールSGまでの足跡計画が計画不能である場合に、当該サブゴールSGの配置を調整することで足跡計画の成功確率を上昇させ、自然な動作で移動可能な足跡計画を実行することができる。
例えば図7(a)に示すように、サブゴールSGの配置によっては、サブゴールSGまでの足跡計画を完了させることができない場合がある。そこで、図7(b)に示すように、サブゴール調整部16によって、サブゴールSGをサブゴールSG3へと調整することで、サブゴールSG3までの足跡計画を完了させること可能になる場合がある。サブゴールSGの調整方法としては、例えば図8(a)に示すようにサブゴールSGを移動経路R上でサブゴールSG4へと移動することができる。尚、図8(b)に示すように、サブゴールSGとは高さが異なるエッジ領域ER1にはサブゴールSG4を移動させないようにすることが好ましい。足跡計画における計算処理の複雑化を回避して、足跡計画の成功率を向上させるためである。
次いで、移動計画装置1は、サブゴール調整部16でのサブゴールSGの調整処理の実行時間が所定の処理時間を超えたか否かを判断する(ステップS107)。サブゴール調整の処理時間が所定の処理時間を越えなかった場合には、ステップS104へと戻り、調整されたサブゴールSGまでの足跡計画を実行する。
一方で、サブゴール調整の処理時間が所定の処理時間を越えた場合には、サブゴール調整処理の実行を中断して、直前の制御周期において計画した足跡計画結果を用いて動作する(ステップS108)。即ち、サブゴール調整処理についてタイムアウトした場合には、少なくとも1制御周期前に計画した足跡計画結果のうちで、移動ロボット100が移動に使用済みの一歩分を除いた、その次の一歩の足平の着地位置に基づいて動作する。このように、サブゴールSGまでの足跡計画が計画不能であり、かつ、そのサブゴールSGの配置の調整処理がタイムアウトした場合には、以前に計画した足跡計画結果を利用して移動ロボット100の動作が急停止することを防ぐことで、フェールセーフを実現することができる。
例えば図9に示すように、移動ロボット100は、まず、最初の制御周期tにおいて、スタートS0からサブゴールSG0までの足跡計画を実行する(即ち、それぞれ1歩分の足平の着地位置を示すデータD1乃至5を生成する)。次いで、移動ロボット100は、次の制御周期t+1において(即ち、移動に伴って新たな環境認識結果を得た場合において)、一歩目の足平の着地位置データD1を移動に消費しながら、スタートS1からサブゴールSG1までの次の足跡計画を実行する(即ち、データD6乃至10を生成する)。尚、このとき、サブゴールSG1までの足跡計画が完了できなかった場合には、サブゴールSG1を調整するようにしてもよい。次いで、移動ロボット100は、次の制御周期t+2において、一歩目の足平の着地位置データD6を消費しながら、スタートS2からサブゴールSG2までの次の足跡計画を実行する(即ち、データD11乃至15を生成する)。ここで、サブゴールSG2までの足跡計画を完了させることができず(例えば、データD15を生成することができない場合)、かつ、サブゴールSG2の調整処理についてタイムアウトした場合には、直前の制御周期t+1で計画したデータD7乃至10を用いて動作を実現する。即ち、移動ロボット100は、次の制御周期t+3において、直前の制御周期t+1で計画したデータD7乃至10をD11乃至14として採用し、その最初の一歩のデータD7を消費しながら、スタートS3からサブゴールSG3までの次の足跡計画を実行する(即ち、データD16乃至20を生成する)。従って図9に示した例では、移動ロボット100は、足平の着地位置を示すデータD1、D6、D7(D11)、D16に基づいて移動する。
尚、上述したステップS108では、サブゴール調整の処理時間が所定の処理時間を越えた場合には、サブゴール調整処理の実行を中断して、直前の制御周期において計画した足跡計画結果を用いて動作するものとしたが、ステップS102で計画した移動経路Rが環境変化によって変更された場合には、直前の制御周期において計画した足跡計画結果を採用しないものとしてもよい。即ち、移動経路R自体が変更された場合には、その変更に伴ってサブゴールSGも変更されるため、移動ロボット100は過去に計画された足跡計画結果を利用せずに、変更されたサブゴールSG5までの新たな足跡計画を実行するようにしてもよい。更に、変更されたサブゴールSG5までの新たな足跡計画を完了させることができない場合には、移動ロボット100を一時的に停止させ、当該停止位置からサブゴールSG5まで足跡計画を実行するようにしてもよい。
以上説明したように、ゴールGまでの全ての足平の着地位置について足跡計画を実行するのではなく、サブゴールSGまでの足跡計画のみを実行することで、サブゴールSGまでの遷移可能性を確保した足平の着地位置を短時間で計画することができ、環境に対して信頼性の高い一歩をオンラインで計画することができる。また、サブゴールSGまでの足跡計画が計画不能で完了することができなかった場合には、そのサブゴールSGの配置を調整することで、足跡計画の成功確率を上昇させることができ、自然な動作で移動可能な足跡計画を実行することができる。更に、サブゴールSGまでの足跡計画が計画不能であり、かつ、サブゴールSGの配置の調整処理が所定の時間内に終了しなかった場合には、以前の足跡計画における結果を利用することで、フェールセーフを実現することができる。
尚、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態に係る移動ロボットの構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る移動ロボットが有する制御系のブロック構成図である。 本発明の実施の形態に係る移動ロボットが移動する環境の一例及び環境地図の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る移動計画装置の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る移動ロボットの処理の様子を概念的に例示する図である。 本発明の実施の形態に係る移動ロボットの処理の様子を概念的に例示する図である。 本発明の実施の形態に係る移動ロボットの処理の様子を概念的に例示する図である。 本発明の実施の形態に係る移動ロボットの処理の様子を概念的に例示する図である。 本発明の実施の形態に係る移動ロボットの足跡計画結果の様子を概念的に例示する図である。
符号の説明
1 移動計画装置、
10 レーザレンジファインダ、11 3次元位置データ生成部、
12 環境地図生成部、13 経路計画部、14 サブゴール設定部、
15 足跡計画部、16 サブゴール調整部、
17 動作生成部、18 制御部、19 アクチュエータ、20 エンコーダ、
30 記憶部、31 足跡計画結果、

100 移動ロボット、104 脚部、
102 右脚、102c 右膝関節、102e 右足首関節、102f 右足平、
103 左脚、103c 左膝関節、103e 左足首関節、103f 左足平、

160 環境、161 障害物、P11、P12、P13 平面、200 環境地図、
P 搭乗者、R11、12 領域、R 移動経路、
ER エッジ領域、Q スキャン範囲

Claims (11)

  1. 脚部の下端に足平を設け、計画した着地位置に前記足平を着地させて移動する移動ロボットであって、
    移動始点から移動終点へと至る前記移動ロボットの移動経路を計画する経路計画部と、
    前記計画した移動経路上において前記移動始点から所定の距離にサブゴールを設定するサブゴール設定部と、
    前記移動始点から前記設定したサブゴールに到達する前記足平の着地位置を計画する足跡計画部と、
    を備えた移動ロボット。
  2. 前記サブゴール設定部で設定した前記サブゴールの配置を調整するサブゴール調整部を更に備え、
    前記サブゴール調整部は、前記足跡計画部において、前記移動始点から前記サブゴール設定部で設定した前記サブゴールに到達する足平の着地位置が計画不能な場合に、該足平の着地位置が計画可能となるように前記サブゴール設定部で設定した前記サブゴールの配置を調整し、
    前記足跡計画部は、前記移動始点から前記サブゴール調整部で調整した前記サブゴールに到達する足平の着地位置を計画する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動ロボット。
  3. 前記足跡計画部で計画した前記足平の着地位置を記憶する記憶部を更に備え、
    前記サブゴール調整部での前記サブゴール調整処理の実行時間が所定の処理時間を超えた場合には、少なくとも1制御周期前に計画して前記記憶部に記憶した前記足平の着地位置に基づいて移動する
    ことを特徴とする請求項2記載の移動ロボット。
  4. 前記足跡計画部で計画した複数歩分の前記足平の着地位置のうち、前記移動始点から開始する開始一歩分の足平の着地位置に基づいて移動する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の移動ロボット。
  5. 前記足跡計画部で1制御周期前に計画した複数歩分の前記足平の着地位置のうち、前記移動始点から開始する開始一歩分の着地位置を新たな移動始点として設定し、
    前記サブゴール設定部は、前記計画した移動経路上において、前記新たな移動始点から所定の距離にサブゴールを設定し、
    前記足跡計画部は、前記新たな移動始点から前記設定したサブゴールに到達する前記足平の着地位置を計画する
    ことを特徴とする請求項4記載の移動ロボット。
  6. 前記移動ロボットが移動手段としての2つの脚部を備え、2足歩行運動により移動を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の移動ロボット。
  7. 計画した着地位置に足平を着地させて移動する移動ロボットの足跡計画方法であって、
    移動始点から移動終点へと至る前記移動ロボットの移動経路を計画するステップと、
    前記計画した移動経路上において前記移動始点から所定の距離にサブゴールを設定するステップと、
    前記移動始点から前記設定したサブゴールに到達する前記足平の着地位置を計画するステップと、
    を備えた足跡計画方法。
  8. 前記移動始点から前記設定した前記サブゴールに到達する足平の着地位置が計画不能な場合に、該足平の着地位置が計画可能となるように前記設定した前記サブゴールの配置を調整し、
    前記移動始点から前記調整した前記サブゴールに到達する足平の着地位置を計画する
    ことを特徴とする請求項7記載の足跡計画方法。
  9. 前記サブゴールの調整処理の実行時間が所定の処理時間を超えた場合には、少なくとも1制御周期前に計画して記憶した前記足平の着地位置に基づいて移動する
    ことを特徴とする請求項8記載の足跡計画方法。
  10. 前記計画した複数歩分の前記足平の着地位置のうち、前記移動始点から開始する開始一歩分の足平の着地位置に基づいて移動する
    ことを特徴とする請求項7乃至9いずれか1項記載の足跡計画方法。
  11. 1制御周期前に計画した複数歩分の前記足平の着地位置のうち、前記移動始点から開始する開始一歩分の着地位置を新たな移動始点として設定し、
    前記計画した移動経路上において、前記新たな移動始点から所定の距離にサブゴールを設定し、
    前記新たな移動始点から前記設定したサブゴールに到達する前記足平の着地位置を計画する
    ことを特徴とする請求項10記載の足跡計画方法。
JP2008103629A 2008-04-11 2008-04-11 移動ロボット及び足跡計画方法 Pending JP2009258779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103629A JP2009258779A (ja) 2008-04-11 2008-04-11 移動ロボット及び足跡計画方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103629A JP2009258779A (ja) 2008-04-11 2008-04-11 移動ロボット及び足跡計画方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009258779A true JP2009258779A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41386149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008103629A Pending JP2009258779A (ja) 2008-04-11 2008-04-11 移動ロボット及び足跡計画方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009258779A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200991A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toyota Motor Corp 脚式ロボットの歩行着地位置計画方法
CN103480534A (zh) * 2013-09-12 2014-01-01 江苏科技大学 机器人喷涂工件曲面造型方法
JP2014503376A (ja) * 2011-01-28 2014-02-13 インタッチ テクノロジーズ インコーポレーション モバイルテレプレゼンスロボットとのインタフェーシング
CN103611646A (zh) * 2013-12-09 2014-03-05 江苏科技大学 喷涂机器人空间路径规划方法
JP2018005709A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社明電舎 自律移動装置
CN112074383A (zh) * 2018-05-01 2020-12-11 X开发有限责任公司 使用2d和3d路径规划的机器人导航
CN112947453A (zh) * 2021-02-24 2021-06-11 湖北文理学院 一种混凝土平仓机行驶路径规划与实时调整方法
CN113954080A (zh) * 2021-11-26 2022-01-21 乐聚(深圳)机器人技术有限公司 机器人的转向行走轨迹规划方法、装置、设备及介质

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200991A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toyota Motor Corp 脚式ロボットの歩行着地位置計画方法
JP2014503376A (ja) * 2011-01-28 2014-02-13 インタッチ テクノロジーズ インコーポレーション モバイルテレプレゼンスロボットとのインタフェーシング
CN103480534A (zh) * 2013-09-12 2014-01-01 江苏科技大学 机器人喷涂工件曲面造型方法
CN103480534B (zh) * 2013-09-12 2016-01-20 江苏科技大学 机器人喷涂工件曲面造型方法
CN103611646A (zh) * 2013-12-09 2014-03-05 江苏科技大学 喷涂机器人空间路径规划方法
JP2018005709A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社明電舎 自律移動装置
CN112074383A (zh) * 2018-05-01 2020-12-11 X开发有限责任公司 使用2d和3d路径规划的机器人导航
CN112947453A (zh) * 2021-02-24 2021-06-11 湖北文理学院 一种混凝土平仓机行驶路径规划与实时调整方法
CN112947453B (zh) * 2021-02-24 2024-04-30 湖北文理学院 一种混凝土平仓机行驶路径规划与实时调整方法
CN113954080A (zh) * 2021-11-26 2022-01-21 乐聚(深圳)机器人技术有限公司 机器人的转向行走轨迹规划方法、装置、设备及介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009258779A (ja) 移動ロボット及び足跡計画方法
JP5067215B2 (ja) 移動ロボット及び環境地図生成方法
EP2124122B1 (en) Environment map drawing method and mobile robot
JP2009136987A (ja) 移動ロボット、及び床面形状データの補正方法
KR100981698B1 (ko) 다리식 이동 로봇
US20210232151A1 (en) Systems And Methods For VSLAM Scale Estimation Using Optical Flow Sensor On A Robotic Device
JP4665857B2 (ja) アームを誘導可能な移動体およびアームを誘導する方法
Chestnutt et al. Biped navigation in rough environments using on-board sensing
JP6052045B2 (ja) 自律移動体
JP2013141715A (ja) 脚式移動ロボットの脚体運動軌道生成装置。
JP4678007B2 (ja) 環境地図生成方法、及び移動ロボット
JP4844459B2 (ja) 平面検出方法、及び移動ロボット
Kanoulas et al. Footstep planning in rough terrain for bipedal robots using curved contact patches
JP2009174898A (ja) 移動体および環境情報作成方法
KR20200073985A (ko) 궤도 생성 장치 및 궤도 생성 방법
Hildebrandt et al. Real-time pattern generation among obstacles for biped robots
KR20170138977A (ko) 보행 로봇 및 그의 위치 인식과 지도 작성을 동시에 수행하는 방법
Delfin et al. Visual path following using a sequence of target images and smooth robot velocities for humanoid navigation
Seiwald et al. Quintic spline collocation for real-time biped walking-pattern generation with variable torso height
JP2009176031A (ja) 自律移動体,自律移動体制御システムおよび自律移動体の自己位置推定方法
WO2020065701A1 (ja) 情報処理装置および移動ロボット
JP5358961B2 (ja) 移動ロボット及びレーザレンジセンサの走査速度制御方法
Dang et al. A framework for manipulation and locomotion with realtime footstep replanning
Belter et al. Precise self-localization of a walking robot on rough terrain using ptam
Lee et al. Dynamic humanoid locomotion over rough terrain with streamlined perception-control pipeline