JP2009255302A - 印刷装置、制御方法、記憶媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷媒体に光沢処理を施すのに適用される印刷装置による処理が中断した印刷ジョブが、光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブではなく、光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該印刷ジョブのキャンセル処理を行うよう制御する。
【選択図】図13
Description
且つ、前記制御方法は、前記中断要因の発生により処理が中断された印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブよりも優先して他の印刷ジョブの処理を前記印刷手段により実行させることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の印刷装置2000は、印刷媒体に光沢処理を施すことができるように構成されている。
ここでは、まず、本実施の形態における光沢印刷ジョブに係るジョブリカバリ制御(ジョブキャンセル制御)の基本的な処理フローについて図13を用いて説明する。
以下に、上述の2パス方式の光沢印刷ジョブに関するジャム発生時のリカバリ制御の更なる仕組みについて説明する。以下では、2パス方式における透明トナーの処理工程でエラーが発生した場合のリカバリ処理について述べる。2パス方式の場合は1つのジョブが転写・定着を2回通るためにジャムの発生が1パス/2パス目のどちらか、更には1パス目の印刷ジョブの内容によって、最適なリカバリ方法が変わってくる。ここでリカバリとは、例えばHDD装置111に記憶された印刷データを用いて再印刷を行うための処理である。また、1パス目とは、2パス方式の光沢印刷ジョブにおける印刷処理を行う段階に相当する。2パス目とは、この印刷処理がなされた後、即ち、2パス方式の光沢印刷ジョブにおける光沢処理を行う段階に相当する。また、以下に記す第1の印刷工程として、2パス方式の光沢印刷ジョブにおける印刷処理を行うための工程が適用される。また、第2の印刷工程として、2パス方式の光沢印刷ジョブにおける光沢処理を行うための工程が適用される。
図5は、PDL印刷データの組み合わせと第2の印刷工程でジャムなどのトラブルが発生した場合のリカバリ手順を分類したものを示す表形式図である。この分類は、投入される印刷ジョブのパターンにより6つに分類している(分類I〜VI)。つまり、投入される印刷ジョブの内容により最適なリカバリ方法が変わる。
分類Iは、1つの印刷ジョブにつき、第1及び第2の印刷工程共に、全てのページに対して同一の原稿が印字され、部数が1部である例である。
分類IIは、1つの印刷ジョブにつき、第1及び第2の印刷工程共に、全てのページに対して同一の原稿が印字され、部数が複数(m)部である例である。
分類IIIは、1つの印刷ジョブにつき、第1の印刷工程では各ページ(nページ)毎にPDL印刷データが用意されて各ページ毎に異なる原稿が印字され、第2の印刷工程では全てのページに対して同一の原稿が印字され、部数が1部である例である。
分類IVは、1つの印刷ジョブにつき、第1の印刷工程では各ページ(nページ)毎にPDL印刷データが用意されて各ページ毎に異なる原稿が印字され、第2の印刷工程では全てのページに対して同一の原稿が印字され、部数が複数(m)部である例である。
この分類Vは、1つの印刷ジョブにおいて、第1の印刷工程では各ページ(nページ)毎にPDL印刷データが用意されて各ページ毎に異なる原稿が印字される。また、第2の印刷工程でもプレプリント済みの各ページ毎にPDL印刷データが用意されて異なる原稿が印刷され、部数が1部である例である。
この分類VIは、1つの印刷ジョブにつき、第1の印刷工程では各ページ(nページ)毎にPDL印刷データが用意されて各ページ毎に異なる原稿が印字される。また、第2の印刷工程でもプレプリント済みの各ページ毎にPDL印刷データが用意されて異なる原稿が印刷され、部数が複数(m)部である例である。
図6及び図7は、用紙ジャム発生時のリカバリ処理を示すフローチャートである。
図8は、図5の分類Iの印刷ジョブを印刷装置2000へ転送し、用紙ジャムが発生した場合のリカバリ・シーケンスを示すシーケンス図である。
以下、上述した本実施の形態の全てに共通して適用される点に関する補足を行う。
上述したように本実施の形態にてコントローラ112は、中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが、光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブか光沢処理を要する光沢印刷ジョブか判断する。そして、コントローラ112は、当該中断対象の印刷ジョブが非光沢印刷ジョブではなく光沢印刷ジョブである場合に、当該印刷ジョブのキャンセル処理を印刷装置2000で実行するよう制御する。
104 UI制御部
105 スキャナ制御部
106 プリンタ制御部
107 画像処理部
108 ネットワーク制御部
109 ジョブ管理部
110 ネットワークI/F
111 HDD装置
112 コントローラ
203 第1の印刷工程のPDL画像生成部
204 第2の印刷工程のPDL画像生成部
1000 クライアントPC
2000 印刷装置
Claims (17)
- 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すことができるように構成された印刷装置であって、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブであるか前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブであるか判断する判断手段と、
前記中断した印刷ジョブが前記光沢印刷ジョブであることが前記判断手段によって判断された場合に当該印刷ジョブのキャンセル処理をキャンセル手段により実行するよう制御する制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すことができるように構成された印刷装置であって、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブであるか前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブであるか判断する判断手段と、
前記中断した印刷ジョブが前記光沢印刷ジョブであることが前記判断手段によって判断された場合に当該印刷ジョブのキャンセル処理をキャンセル手段により実行するよう制御し、前記中断した印刷ジョブが前記非光沢印刷ジョブである場合には当該印刷ジョブのリカバリ処理をリカバリ手段により実行するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記光沢印刷ジョブは、前記印刷手段を用いて前記印刷処理と前記光沢処理とが順次行われる印刷ジョブであって、
前記判断手段は、
前記中断した印刷ジョブが前記光沢処理の途中で処理が中断した光沢印刷ジョブであるか、前記印刷処理の途中で処理が中断した光沢印刷ジョブであるかを判断するものであって、
前記制御手段は、前記中断した印刷ジョブが前記光沢処理の途中で処理が中断した光沢印刷ジョブであることが前記判断手段によって判断された場合に、当該印刷ジョブのキャンセル処理を前記キャンセル手段により実行するよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。 - 前記制御手段は、
前記中断した印刷ジョブが前記印刷処理の途中で処理が中断した光沢印刷ジョブである場合には、当該印刷ジョブが光沢印刷ジョブであっても、当該印刷ジョブのリカバリ処理をリカバリ手段によって実行するよう制御することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。 - 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すことができるように構成された印刷装置であって、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブのリカバリ処理がリカバリ手段によって自動的に実行されるよう制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、
前記中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブのリカバリ処理が前記リカバリ手段によって自動的に実行されないよう制御することを特徴とする印刷装置。 - リカバリ処理とは、中断要因の発生時点にて既に実行済みの処理を当該中断要因の解除後に再実行すること、または、中断要因の発生時点にて未処理であった処理を当該中断要因の解除後に実行することである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記リカバリ処理として、記憶手段に記憶された印刷データを用いて中断した印刷ジョブの印刷を再開する処理が適用されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置。
- キャンセル処理とは、中断した印刷ジョブとは別の印刷ジョブのために前記印刷手段を利用できるようにするための処理である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記キャンセル処理として、中断した印刷ジョブの印刷データを記憶手段から削除する処理、処理中または処理待ちの印刷ジョブについての情報を表示するリストから当該中断した印刷ジョブについての情報を削除する処理の少なくとも何れかが適用されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すことができるように構成された印刷装置であって、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に他の印刷ジョブよりも優先して当該印刷ジョブの処理を前記印刷手段により実行するよう制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、
前記中断要因の発生により処理が中断された印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブよりも優先して他の印刷ジョブの処理を前記印刷手段により実行するよう制御することを特徴とする印刷装置。 - 前記制御手段は、
前記中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブである場合、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブの処理を前記印刷手段により完了させ、その後、印刷待ちの他の印刷ジョブの処理を前記印刷手段により実行するよう制御し、
前記制御手段は、
前記中断要因の発生により処理が中断された印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブの処理を前記印刷手段により完了させること無しに前記他の印刷ジョブの処理を前記印刷手段により実行するよう制御することを特徴とする請求項10記載の印刷装置。 - 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すのに適用される制御方法であって、
前記制御方法は、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが、
前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブではなく、
前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、
当該印刷ジョブのキャンセル処理をキャンセル手段により実行させることを特徴とする制御方法。 - 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すのに適用される制御方法であって、
前記制御方法は、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該印刷ジョブのキャンセル処理をキャンセル手段により実行させ、
且つ、前記制御方法は、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該印刷ジョブのリカバリ処理をリカバリ手段により実行させることを特徴とする制御方法。 - 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すのに適用される制御方法であって、
前記制御方法は、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブのリカバリ処理をリカバリ手段によって自動的に実行するのを許可し、
且つ、前記制御方法は、
前記中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブのリカバリ処理を前記リカバリ手段によって自動的に実行するのを禁止することを特徴とする制御方法。 - 印刷処理を行う印刷手段を用いて印刷媒体に光沢処理を施すのに適用される制御方法であって、
前記制御方法は、
中断要因の発生により処理が中断した印刷ジョブが前記光沢処理を要さない非光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に他の印刷ジョブよりも優先して当該印刷ジョブの処理を前記印刷手段により実行させ、
且つ、前記制御方法は、
前記中断要因の発生により処理が中断された印刷ジョブが前記光沢処理を要する光沢印刷ジョブである場合に、当該中断要因の解除後に当該印刷ジョブよりも優先して他の印刷ジョブの処理を前記印刷手段により実行させることを特徴とする制御方法。 - 請求項12乃至15の何れかに記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータで読取可能な記憶媒体。
- 請求項12乃至15の何れかに記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラム。
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