JP2009248514A - 内装材の製造方法および製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用の内装材において、効果的に切込みを形成する技術を提供する。
【解決手段】本発明は、エアバッグリッドを有する車両用の内装材の製造方法を提供する。この製造方法は、内装材が有する基材の表面形状に合わせて表皮材を成形する成形工程と、成形された表皮材に軟質材を貼り合わせる貼着工程と、成形状態を維持しつつ、エアバッグリッドを構成する切込みであるバーストラインを、表皮材と軟質材とに一度に形成するエアバッグリッド形成工程と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用内装材およびその製造に関する。
従来から表皮材(たとえば革材)と軟質材(たとえばウレタンその他のクッション材)とを貼り合わせた内装材が特に高級車用インパネ(インストルメントパネル)用として普及している。このような内装材の製造においては、平面的な内装材を曲面形状(3次元形状)を有するインパネの基材の形状に合致させる際に発生する内部応力に起因する皺の処理が問題となっていた。この問題を解決するため、たとえば内装材の製造における表皮材と軟質材の貼り合わせに先立って、表皮材を上記形状に合致させた状態で軟質材を張り合わせて内装材を製造することによって内部応力を軽減して皺の発生を防止する方法(段落0006)が提案されている(特許文献1)。
一方、車両用のインパネは、一般的に助手席側にエアバッグを内蔵しているので、その作動を円滑にするために所定の切込み(バーストラインあるいはティアラインとも呼ばれる。)を形成することも望まれている。このような切込みの形成方法として、たとえば基材と内装材の積層体において、基材に圧力を加えて内装材の発泡層を積層方向に圧縮しつつ切込みを形成し、これにより切込みの形成に起因するバリの発生を抑制する技術も提案されている(特許文献2)。
しかし、従来の製造方法では、効果的に切込みを形成する方法については十分な検討がなされていなかった。
特開2007−223368公報 特開2004−82865公報
本発明は、上述の従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、車両用の内装材において、効果的に切込みを形成する技術を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および効果
[適用例1]
エアバッグリッドを有する車両用の内装材の製造方法であって、
前記内装材が有する基材の表面形状に合わせて表皮材を成形する成形工程と、
前記成形された表皮材に軟質材を貼り合わせる貼着工程と、
前記成形状態を維持しつつ、前記エアバッグリッドを構成する切込みであるバーストラインを、前記表皮材と前記軟質材とに一度に形成するエアバッグリッド形成工程と、
を備える内装材の製造方法。
適用例1の製造方法は、表皮材を成形するとともに、成形された表皮材に軟質材を貼り合わせた状態において、エアバッグリッドを構成する切込みであるバーストラインが表皮材と軟質材とに一度に形成されるので、以下の2つの効果を奏することができる。第1の効果は、表皮材と軟質材とにバーストラインを形成してから貼り合わせる方法と比較して、貼り合わせ時におけるバーストラインの位置合わせを不要として製造工程を簡略化することができるという効果である。第2の効果は、表皮材と軟質材とを貼り合わせた後に積層体を成形してからバーストラインを形成する方法と比較して、積層体の成形時に発生する内部ひずみに起因する切込みの形成の阻害を抑制して、正確なバーストラインの形成を円滑化することができるという効果である。
[適用例2]
適用例1の製造方法であって、
前記エアバッグリッド形成工程は、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する工程を含み、
前記成形工程は、前記バーストラインに対応する特定の領域が、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する領域よりも前記表皮材の方向に突出するように成形する工程を含む製造方法。
適用例2の構成では、バーストラインに対応する特定の領域が、表皮材を吸引する領域よりも表皮材の方向に突出するように成形されるので、吸引時においてバーストラインに対応する特定の領域が引張ひずみを有するように成形させることができる。このように、成形型の形状的特徴によって発生させられた引張ひずみは、切断時における軟質材と刃の摩擦を小さくすることができるとともに、形成された切込みの幅を拡大して切込み深さの確認を容易にするという役割を果たすこともできる。
[適用例3]
適用例2の製造方法であって、
前記特定の領域は、前記基材の表面形状から遊離して前記表皮材の方向に突出するように成形される製造方法。
適用例3の製造方法では、特定の領域が基材の表面形状から遊離して表皮材の方向に突出するように成形されるので、内装材を成形型から剥がして成形型の方向に変形させて所定の曲面形状とする際に、表皮材の表面、すなわち、内装材の外表面に引張応力が発生することになる。この引張応力によって、内装材の外表面の皺が抑制され、外観品質を向上させることができる。
[適用例4]
適用例2または3の製造方法であって、
前記特定の領域は、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する領域と滑らかに連続するように成形される製造方法。
適用例4の製造方法では、特定の領域がバーストラインの両側において表皮材を吸引する領域と滑らかに連続するように成形されるので、表皮材への傷や皺の発生を軽減させることもできる。
[適用例5]
適用例2ないし4のいずれかの製造方法であって、さらに、
前記成形状態を維持しつつ、レーザ光を使用して前記切込みの深さを計測する検査工程を備える製造方法。
適用例5の製造方法では、成形状態を維持しつつ、レーザ光を使用して切込みの深さが計測されるので、製造装置に載置したままで簡易に検査工程を実行することができる。
[適用例6]
エアバッグリッドを有する車両用の内装材を製造するための製造装置であって、
前記内装材が有する基材の表面形状にほぼ合致する形状に成形するための成形型を有し、
前記成形型は、前記エアバッグリッドを構成する切込みであるバーストラインの両側に前記表皮材を吸引する吸引孔を有している製造装置。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例の車両用内装材の構成:
B.第1実施例における製造方法:
C.第2実施例における製造方法:
D.変形例:
A.実施例の車両用内装材の構成:
図1は、本実施例の車両用内装材としての車両用インストルメントパネル100(本明細書では、インパネ100とも呼ばれる。)を示す斜視図である。インパネ100は乗員の前側に配置されるので、車両衝突時の乗員の衝撃を吸収するために、エアバッグ200が助手席側のインパネ100の裏側に装備されている。
エアバッグ200は、車両が衝撃を受けた際にインパネ100のエアバッグリッド122(エアバッグ蓋)を開け、その開放部を通過して客室側に進入し、エアバッグ200が客室内で膨張する。このようにして、客室内で膨張したエアバッグ200が乗員を保護する。エアバッグリッド122は、インパネ100の裏面において、インパネ100を裂け易くするように形成された溝部121(バーストラインあるいはティアラインとも呼ばれる。)に囲まれた部分として構成されている。
図2は、本実施例のインパネ100の積層状態を示す断面図である。インパネ100は、本実施例では、基材パネル10と、その表面に貼り付けられたカバー部材20とで構成されている。基材パネル10は、たとえば3次元形状を有する合成樹脂の剛体として構成することができる。カバー部材20は、たとえば柔軟性を有する本革の表皮材12と、弾性を有するクッション材14とを貼り合わせたものとして構成することができる。
なお、表皮材12としては、たとえば本革、合成皮革、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(TPO樹脂)、軟質塩化ビニル樹脂(PVC樹脂)、熱可塑性ポリウレタン(TPU樹脂)等を使用することができる。クッション材14としては、たとえば発泡ポリウレタン、発泡ポリオレフィン等の発泡樹脂を使用することができる。基材パネル10としては、たとえばポリプロピレン(PP)樹脂単独、あるいは、PP樹脂をタルク、マイカ又はガラス等で補強したフィラー入りPP樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド(PPO)樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等を使用することができる。
図3は、本実施例におけるインパネ100の溝部121の構成を示す分解斜視図である。基材パネル10には、目打ち121pが形成されているので、基材パネル10の3次元形状を維持することができるとともに、エアバッグ200の作動時には円滑に切断されることになる。クッション材14は、基材パネル10の目打ち121pと連通する位置の切断面121cにおいて切断されているので、エアバッグ200の作動時には円滑に分離することができる。表皮材12には、ノッチ121nとして途中まで切込みが入れられているので、エアバッグ200の作動時には円滑に裂けることになる。
ただし、表皮材12は、クッション材14のように完全に切断されるのではなく、途中までの切込み(ノッチ121n)が形成されているので、客室側においては表皮材12が連続していることになる。これにより、溝部121は、インパネ100の表面からはほとんど目視不能(インビジブル)になっているので、インパネ100の美観を維持することができる。なお、本明細書では、ノッチ121nおよび切断面121cの連通部分は、後述する各実施例では一度に形成され、カバー部材ノッチ21nと呼ばれる。
なお、カバー部材20において、カバー部材ノッチ21nで囲まれた部分が特許請求の範囲における「エアバッグリッド」に相当し、基材パネル10の目打ち121pとともにエアバッグリッド122を構成する。
B.第1実施例における製造方法:
図4は、本発明の第1実施例におけるインパネ100の製造方法を示すフローチャートである。この製造方法では、予め製造された基材パネル10(目打ち121p形成済み)に対して、その基材パネル10の3次元形状に合致するカバー部材20を製造し、基材パネル10にカバー部材20を張り合わせることによって完成する。本実施例は、カバー部材20の製造方法に特徴を有するので、その製造方法を重点的に説明する。
ステップS100では、インパネ100のカバー部材20の製造に利用される成形機500が準備される。成形機500は、予め製造された基材パネル10の3次元形状に合致する形状を有するカバー部材20を製造するための装置である。
図5は、第1実施例の成形機500と、成形機500の支持台600とを示す説明図である。図6は、第1実施例の成形機500で成形されるインパネ100をY軸周りに180度回転させた状態を示す説明図である。成形機500は、基材パネル10の3次元形状に合致する形状の3次元曲面を有する5つの反転型510s1、510s2、510s3、510s1e、510s3eを備えている。2つのグラブ領域用反転型510s1、510s1eは、グラブ領域101(図6)の成形を担当する。2つのメータフード領域用反転型510s3、510s3eは、メータフード領域103(図6)の成形を担当する。センタークラスタ用反転型510s2は、センタークラスタ領域102(図6)の成形を担当する。グラブ領域101やメータフード領域103の領域の成形を担当する反転型は、成形後におけるカバー部材20の分離を容易にするために分離可能に構成されている(図5)。
5つの反転型510s1、510s2、510s3、510s1e、510s3eは、内部に形成された温度調整用流体流路(図示せず)に流体(たとえば温水)を流すことによって温度調整が行われている。この流体は、温調出入口540を介して外部から5つの反転型510s1、510s2、510s3、510s1e、510s3eに供給される。
図7は、第1実施例の成形機500の断面B−B(図5)を示す説明図である。断面B−Bは、反転型510s1の断面を示している。反転型510s1は、前述のようにグラブ領域101(図6)における基材パネル10の3次元形状に合致する形状の3次元曲面を有している。反転型510s1には、空洞520vが形成された真空箱520に連通する多数の吸着孔510hが形成されている。空洞520vには、吸引孔520pが接続されていて外部からの吸引に応じて、多数の吸着孔510hにおけるカバー部材20の吸引を実現することができる。第1実施例では、このような構成を有する成形機500を使用してカバー部材20の成形と積層とが行われる。なお、吸着孔510hは、図5では図示が省略されている。
図8は、本発明の第1実施例におけるインパネ100の成形・積層工程(図4のステップS200)の詳細を示すフローチャートである。ステップS210では、表皮層縫製工程が実行される。表皮層縫製工程とは、たとえば本革の表皮材料を縫製して、表皮材12を製造する工程である。表皮層縫製工程や縫製部に対する後処理については、本出願人による出願の公開公報(特開2007−223368公報)に詳細が開示され、本願出願時の当業者の技術水準の一部を構成しているので詳細な説明を省略する。
ステップS220では、表皮層成形(吸引)工程が実行される。表皮層成形工程とは、図9に示されるように反転型510s1の上方から表皮材12を近づけるとともに、図10に示されるように表皮材12に皺が発生しないように反転型510s1の表面上を沿って表皮材12を伸ばし、その状態で吸引孔520pから吸引する工程である。この工程によって、基材パネル10の3次元形状に合致する形状の3次元曲面を表皮材12が有する状態で、多数の吸着孔510hによって固定されることになる。
ステップS230では、接着剤塗布工程が実行される。接着剤塗布工程とは、たとえば図11に示されるように反転型510s1の表面上に沿って吸着された表皮材12の表面上に対して、噴射機900で接着剤を噴射して塗布する工程である。なお、接着剤の塗布は、噴射する方法に限られずハケ(図示せず)等によって塗布しても良いし、予め表皮材12とクッション材14の少なくとも一方に塗布するとともにシールを貼っておくようにしても良い。
ステップS240では、クッション剤接着工程が実行される。クッション剤接着工程とは、接着剤が塗布された表皮材12にクッション材14を貼り合わせるとともに、必要に応じて接着剤の硬化を待つ工程である。このようにして、成形・積層工程(ステップS200、図8)が完了すると、処理がステップS300(図4)に進められる。
ステップS300では、切込み形成工程が実行される。切込み形成工程とは、エアバッグリッド122を構成する溝部121(バーストラインあるいはティアラインとも呼ばれる。)のうちのカバー部材ノッチ21n(図3)を形成する工程である。溝部121は、カバー部材ノッチ21nが形成されたカバー部材20と、予め目打ち121pが形成された基材パネル10とを貼り合わせて、相互に連通させることによって構成される。
図13は、成形機500の反転型510s1においてカバー部材ノッチ21nが形成される輪郭形状位置121phを表す仮想線を示す説明図である。図14は、カバー部材ノッチ21nが形成される輪郭形状位置121phを示す断面図である。第1実施例では、このような位置に設定された輪郭形状位置121phに刃710を入れることによって、カバー部材ノッチ21nが表皮材12とクッション材14とに一度に形成される。刃710の操作は、数値制御によって自動的に制御されるようにしても良いし、あるいは作業員(図示せず)によって手作業で行われるようにしても良い。なお、本実施例では、バーストラインの両側には、切断位置において表皮材12とクッション材14とを固定するために吸着孔510hが並べられている。
図15は、刃710によって切込み(カバー部材ノッチ21n)が形成される様子を示す断面図である。この図から分かるように、刃710は、クッション材14を貫通して切断面121c(図3)を形成し、さらに表皮材12にまで到達している。本実施例では、刃710はヒータ加熱や誘導加熱その他の方法で加熱されているので、刃710を離してもノッチ121nが残存し、レーザ光によってノッチ121nの検査が可能である。
ただし、前述のように、表皮材12は、クッション材14のように完全に切断されるのではなく、途中までの切込み(ノッチ121n)が形成されているので、客室側においては表皮材12が連続していることになる。このため、予め設定された量のクリアランスCLRが反転型510s1との間に残るように刃710が正確に入れられ、クリアランスCLRに相当する厚さと表皮材12の弾性変形分(微小量)だけ表皮材12が切断されずに残ることになる。
なお、クリアランスCLRは、電磁波や超音波といった非接触の物理的挙動を利用して計測することができるので、かかる計測値を利用して刃710の操作をフィードバック方式で自動的に制御するようにしても良い。あるいは、クリアランスCLRは、既知の確定系としての3次元的な位置関係として把握することができるので、3次元的な位置関係を予め数値的に設定して数値制御を行うことによって操作しても良い。このような数値制御では、反転型510s1に表皮材12をセットする前に、刃710を模擬する計測デバイス(図示せず)を反転型510sに接触させて較正させることが好ましい。
このようにして、切込み形成工程(ステップS300)が完了すると、処理がステップS400(図4)に進められる。
ステップS400では、切込み量検査工程が実行される。切込み量検査工程とは、切込み(カバー部材ノッチ21n)の量(たとえば切込みの深さや残存厚)を計測する工程である。この計測は、レーザ測距デバイス720を用いて行われる。この検査工程によって、切込み量が確認され、エアバッグ200の作動に対して、カバー部材ノッチ21nが裂けてエアバッグリッド122(エアバッグ蓋)が円滑に開くことが保証されることになる。このような検査工程を含む品質保証が実行され、カバー部材20の製造が完了すると処理がステップS500に進められる。
ステップS500では、基材層接着工程が実行される。基材層接着工程とは、基材パネル10に対して、このようにして製造されたカバー部材20を貼り付ける工程である。基材層接着工程では、基材パネル10とカバー部材20とが3次元的に合致し、基材パネル10に予め形成された目打ち121pと、カバー部材20に形成されたカバー部材ノッチ21nとが連通するように位置合わせがなされることを確認し、確認後に接着剤を塗布して貼り合わせられる。
このように、第1実施例では、基材パネル10の3次元形状に合致する3次元面を有する反転型510s等において、成形から切込みの形成までの一連の製造工程が実行されるので、カバー部材ノッチ21nを有するカバー部材20の製造を簡易かつ高精度の製造工程とすることができる。
C.第2実施例における製造方法:
図17は、本発明の第2実施例におけるインパネ100aの製造方法を示すフローチャートである。第2実施例の製造方法は、カバー部材20aに形成されたカバー部材ノッチ21naを第1実施例の製造方法で形成されるカバー部材ノッチ21nよりも小さくすることができる点で第1実施例の製造方法と相違する。
この製造方法は、基材パネル10の3次元形状に必ずしも合致しない3次元面を有する反転型510sa(すなわち遊離した部分を有する)において、成形から切込みの形成までの一連の製造工程が実行される点で第1実施例の製造方法と相違する。具体的には、製造装置準備工程(ステップS100)と切込み形成工程(ステップS300)とが、それぞれ第1実施例の製造方法から変更されている。
図18は、成形機500aの反転型510s1aにおいてカバー部材ノッチ21nの形成位置に対応する位置に設けられた凸部121cv(遊離した部分)を示す説明図である。図19は、カバー部材ノッチ21nが形成された凸部121cvを示す断面図である。凸部121cvは、切込み形成工程(ステップS300a)において、第1実施例とは相違する形状の切込みを形成するために設けられた形状である。凸部121cvは、表皮材12の側に突出し、基材パネル10の曲面形状(3次元形状)とは相違する形状(遊離する形状)を有している。
図20は、凸部121cvの近傍における刃710aと反転型510s1aとの間の位置関係を示す斜視図である。この図から分かるように、本実施例では、刃710aは、凸部121cvの最も高い位置(頂上部)において、切込みを形成するような位置に配置されている。なお、頂上部は、刃710aと凸部121cvの位置合わせ公差の存在を考慮して、ズレを許容できるように平面状の部分として構成してもよい。ただし、凸部121cvは、反転型510s1aの曲面形状に連続的に接続された断面形状、すなわち滑らかな形状を有するように構成することが好ましい。反転型510s1上に表皮材12を載置する際の反転型510s1と表皮材12の間の摩擦を軽減してバーストラインの近傍における載置状態のばらつきを抑制するとともに、表皮材への傷や皺の発生を軽減させることもできるからである。
図21は、刃710aによって凸部121cv上において形成されたカバー部材ノッチ21naが開いている様子を示す概念図である。この概念図では、吸引孔520paからの吸引によって、空洞520vaを介して吸着孔510haがカバー部材20を反転型510s1a上に吸引する。この概念図から分かるように、刃710aを抜いた後もカバー部材ノッチ21naが開いている。これは、表皮材12とクッション材14とが凸部121cvに沿って配置された際の内部ひずみに起因するものである。
図22は、表皮材12とクッション材14とが凸部121cvに沿って配置された際の内部ひずみの様子を示す説明図である。本発明の第2実施例では、表皮材12の内部ひずみは、表皮材12が凸部121cvに沿って配置される際に、表皮材12が凸部121cvの曲面に沿って曲げられることによって発生する。具体的には、この曲げによって、外周側に引張ひずみS12tが発生するとともに、内周側に圧縮ひずみS12cが発生していることが分かる。
一方、クッション材14については、クッション材14が表皮材12の外周面に沿って曲げられることによって発生する。具体的には、この曲げによって、外周側に引張ひずみS14tが発生するとともに、内周側に圧縮ひずみS14cが発生していることが分かる。ただし、クッション材14は、表皮材12よりも小さな曲率を有しているので、クッション材14の内部ひずみS14t、S14cの大きさは、表皮材12の内部ひずみS12t、S12cの大きさよりも小さいことが分かる。
図23は、クッション材14の表面(外周面)に刃710aが入り始めたときの様子を示す説明図である。クッション材14の表面(外周面)には、引張ひずみS14tが発生しているので、刃710aが円滑に入るとともに、両側に切込みが広がってクッション材14と刃710aとの間の摩擦力を小さくすることができる。
図24は、表皮材12に刃710aが入れられたときの様子を示す説明図である。表皮材12の表面(外周面)には、引張ひずみS12tが発生しているので、このひずみによって切込みが両側に開かれるので、刃710aを円滑に入れることができる。
図25は、刃710aを抜いた後もカバー部材ノッチ21naが開いている様子を示している。これは、前述のように表皮材12とクッション材14とが凸部121cvに沿って配置された際の内部ひずみに起因するものである。このように、本実施例では、刃710aを離してもカバー部材ノッチ21naが残存し、レーザ光によってカバー部材ノッチ21naの検査が可能である。
図26は、カバー部材ノッチ21naが形成されたカバー部材20を反転型510s1aから剥がした後の状態を示す説明図である。カバー部材ノッチ21naが凸部121cvから離れて平面状態となると、カバー部材ノッチ21naが塞がって圧縮荷重が発生するとともに、その反作用として表皮材12の外表面(反転型510s1a側の面)に引張ひずみS12taとこれに対応する引張応力が発生することが発明者によって見出された。このような圧縮荷重および引張応力は、カバー部材20の美観を向上させる効果を奏することが新たに発明者によって見出された。
このような圧縮荷重の発生は、カバー部材20の完成状態においてを閉塞させることによって、カバー部材ノッチ21naを外観上見えなくすることを可能とする。出願時の当業者は、前述のように、表皮材12には、途中までの切込み(ノッチ121n)が形成されて客室側においては表皮材12が連続していることになるので、溝部121は、インパネ100の表面からはほとんど目視不能(インビジブル)とみなしていた。ところが、現実には、溝部121が隙間を有しているので、表皮材12の切込み部分を透過して内部に侵入した光が溝部121内で乱反射し、これにより溝部121の存在がうっすらと顕在化していることが本発明者によって初めて見出された。
本発明者は、このような問題に対して、カバー部材ノッチ21naを閉塞させることができる第2実施例の製造方法を創作して、カバー部材20のカバー部材ノッチ21naを目視不能(インビジブル)とすることを実現したのである。
一方、上述の引張応力の発生は、カバー部材ノッチ21naを閉塞させる際の反作用として発生し、表皮材12の外表面を伸ばす役割を果たすことも本発明者によって見出された。すなわち、カバー部材ノッチ21naが凸部121cvから離れて平面状態となるときには、表皮材12の外表面を伸ばす方向への変形となるので、表皮材12への皺の発生を顕著に抑制することができることが本発明者によって見出されたのである。
このように、第2実施例の製造方法は、刃710aによる切断時のカバー部材20との摩擦を小さくするとともに、切断後にはカバー部材ノッチ21naを閉塞させて目視不能とすると同時に表皮材12の表面を伸ばして、製造性と外観品質をともに顕著に向上させることができるのである。
D.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。特に、上記各実施例における構成要素中の独立請求項に記載された要素以外の要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
D−1.第1変形例:上述の各実施例では、内装材として車両用インストルメントパネルが例示されているが、ドアトリムその他の内装材にも本発明は適用可能である。
D−2.第2変形例:上述の各実施例や変形例において、上述の利点や効果の各々の全てが本願発明の必須の構成要件につながるものではなく、本願発明は、上述の利点や効果の各々を簡易に実現させる設計自由度を与えるものであって、少なくとも一つの利点あるいは効果を実現させるものであれば良い。
本実施例の車両用インストルメントパネル100を示す斜視図。 本実施例のインパネ100の積層状態を示す断面図。 本実施例におけるインパネ100の溝部121の構成を示す分解斜視図。 本発明の第1実施例におけるインパネ100の製造方法を示すフローチャート。 第1実施例の成形機500と支持台600とを示す説明図。 第1実施例の成形機500で成形される形状をY軸周りに180度回転させた状態を示す説明図。 第1実施例の成形機500の断面B−Bを示す説明図。 第1実施例におけるインパネ100の成形・積層工程の詳細を示すフローチャート。 反転型510s1の上方から表皮材12を近づける様子を示す説明図。 反転型510s1の面に表皮材12が載置された様子を示す説明図。 表皮材12に接着剤が噴霧される様子を示す説明図。 表皮材12の上方からクッション材14を近づける様子を示す説明図。 カバー部材ノッチ21nが形成される輪郭形状位置121phを表す仮想線を示す説明図。 カバー部材ノッチ21nが形成される輪郭形状位置121phを示す断面図。 刃710によって切込みが形成される様子を示す断面図。 レーザ測距デバイス720によって切込み深さが検査される様子を示す断面図。 第2実施例におけるインパネ100aの製造方法を示すフローチャート。 カバー部材ノッチ21nの形成位置に対応する位置に設けられた凸部121cvを示す説明図。 カバー部材ノッチ21nが形成された凸部121cvを示す断面図。 凸部121cvの近傍における刃710aと反転型510s1aとの間の位置関係を示す斜視図。 刃710aによって凸部121cv上において形成されたカバー部材ノッチ21naが開いている様子を示す概念図。 表皮材12とクッション材14とが凸部121cvに沿って配置された際の内部ひずみの様子を示す説明図。 クッション材14の表面(外周面)に刃710aが入り始めたときの様子を示す説明図。 表皮材12に刃710aが入れられたときの様子を示す説明図。 刃710aを抜いた後もカバー部材ノッチ21naが開いている様子を示す説明図。 カバー部材ノッチ21naが形成されたカバー部材20を反転型510s1aから剥がした後の状態を示す説明図。
符号の説明
10…基材パネル
12…表皮材
14…クッション材
20、20a…カバー部材
21n、21na…カバー部材ノッチ
100、100a…車両用インストルメントパネル
101…グラブ領域
102…センタークラスタ領域
103…メータフード領域
121…溝部
121c…切断面
121n…ノッチ
121ph…輪郭形状位置
121cv…凸部
122…エアバッグリッド
200…エアバッグ
500、500a…成形機
510h、510ha…吸着孔
510s、510sa…反転型
510s1、510s1e…グラブ領域用反転型
510s2…センタークラスタ用反転型
510s3、510s3e…メータフード領域用反転型
520…真空箱
520p、520pa…吸引孔
520v、520va…空洞
540…温調出入口
600…支持台
710、710a…刃
720…レーザ測距デバイス
900…噴射機
CLR…クリアランス

Claims (9)

  1. エアバッグリッドを有する車両用の内装材の製造方法であって、
    前記内装材が有する基材の表面形状に合わせて表皮材を成形する成形工程と、
    前記成形された表皮材に軟質材を貼り合わせる貼着工程と、
    前記成形状態を維持しつつ、前記エアバッグリッドを構成する切込みであるバーストラインを、前記表皮材と前記軟質材とに一度に形成するエアバッグリッド形成工程と、
    を備える内装材の製造方法。
  2. 請求項1記載の内装材の製造方法であって、
    前記エアバッグリッド形成工程は、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する工程を含み、
    前記成形工程は、前記バーストラインに対応する特定の領域が、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する領域よりも前記表皮材の方向に突出するように成形する工程を含む製造方法。
  3. 請求項2記載の内装材の製造方法であって、
    前記特定の領域は、前記基材の表面形状から遊離して前記表皮材の方向に突出するように成形される製造方法。
  4. 請求項2または3に記載の内装材の製造方法であって、
    前記特定の領域は、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する領域と滑らかに連続するように成形される製造方法。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の製造方法であって、さらに、
    前記成形状態を維持しつつ、レーザ光を使用して前記切込みの深さを計測する検査工程を備える製造方法。
  6. エアバッグリッドを有する車両用の内装材を製造するための製造装置であって、
    前記内装材が有する基材の表面形状にほぼ合致する形状に成形するための成形型を有し、
    前記成形型は、前記エアバッグリッドを構成する切込みであるバーストラインの両側に前記表皮材を吸引する吸引孔を有している製造装置。
  7. 請求項6記載の製造装置であって、
    前記成形型は、前記バーストラインに対応する領域であって、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する領域よりも前記表皮材の方向に突出している特定の領域を有する製造装置。
  8. 請求項7記載の製造装置であって、
    前記特定の領域は、前記基材の表面形状から遊離して前記表皮材の方向に突出している製造装置。
  9. 請求項7または8に記載の製造装置であって、
    前記特定の領域は、前記バーストラインの両側において前記表皮材を吸引する領域と滑らかに連続している製造装置。
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