JP2009233266A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い慣性モーメントを有するとともに、打音の良いゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】 中空空間を有する金属製のゴルフクラブヘッド1は、フェース部31を備えたフェース部材30と、ソール部11、クラウン部12、サイド部13およびリブ20を備えた本体部材10とを含んでおり、中空空間は、フェース部31、ソール部11、クラウン部12およびサイド部13の各内面、並びにリブ20の壁面によって規定されており、リブ20は、ソール部11の内面からクラウン部12の内面まで延びており、本体部材10は、鋳造により一体成形されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、中空空間を有する金属製のゴルフクラブヘッドに関する。
近年、高い慣性モーメントを得るために、寸法が従来のものより大きく、扁平型の形状をしたゴルフクラブヘッドが、市場で入手可能になってきている。それらクラブヘッドは、高い慣性モーメントが得られるというメリットの代わりに、ヘッドの固有振動数が小さく、一般的に不快といわれる低く鈍い打音がするという問題がある。ヘッドの体積を、決められた重さの範囲内で、限界まで大きくすると、ヘッドの肉厚が薄くなり、また扁平型となるため、ソール及びクラウンの面積が大きくなる。その結果、ソール及びクラウンの固有振動数が小さくなり、打音が悪くなっていると推測されている。
そこで、特開平10−24128号公報には、ゴルフクラブヘッドの中空空間において、打音を調整するための板状のリブを、ソールの内面にのみ設置することが記載されている。また、特開2002−186691号公報には、ゴルフクラブヘッドの中空空間において、打音を調整するための板状のリブを、ソールの内面からサイドの内面にかけて設置することが記載されている。
特開平10−24128号公報 特開2002−186691号公報
しかしながら、上記の公報により提案されたリブを設けても、高い慣性モーメントを追及すると、依然として、低く鈍い打音が発生するという問題がある。これは、高い慣性モーメントを追及するため、ゴルフクラブヘッドを大型化および扁平化すると、これによってゴルフボールのインパクト時にヘッドが大きく変形し、すなわち、クラウンやソールが大きく振動し、低く鈍い打音が発生すると推測される。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、高い慣性モーメントを有するとともに、打音の良いゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る中空空間を有する金属製のゴルフクラブヘッドは、少なくともフェース部を備えた第1部材と、少なくともソール部の一部、少なくともクラウン部の一部、少なくともサイド部の一部およびリブを備えた第2部材とを含んでおり、前記リブが、前記少なくともソール部の一部の内面から前記少なくともサイド部の一部の内面を介して前記少なくともクラウン部の一部の内面まで延びており、前記リブが、前記少なくともソール部の一部、前記少なくともクラウン部の一部および前記少なくともサイド部の一部と一体となり鋳造されている。
前記リブは、約1mm〜約4mmの厚さを有してもよい。前記リブは、前記サイド部から前記ソール部までの水平の長さLsを、約10mm〜約70mmとすることができる。前記リブは、約5g〜約40gの重さを有してもよい。
前記リブは、前記クラウン部の内面から前記サイド部の内面を介して前記ソール部の内面まで延びる実質的にC字形の形状を有してもよい。前記リブの前記サイド部から前記ソール部までの水平の長さLsは、前記リブの前記サイド部から前記クラウン部までの水平の長さLcと同じか、又はそれよりも長くすることができる。前記リブの厚さは、前記ソール部内面、前記サイド部内面または前記クラウン部内面と接する部分よりも、ヘッド中心側の先端部分の方を薄くすることができる。
本発明によれば、ゴルフクラブヘッドの中空空間に設けるリブを、ソール部の内面からサイド部を介してクラウン部の内面まで延びるように設けるとともに、このリブを、ソール部、クラウン部およびサイド部と鋳造により一体成形することで、ソール部およびクラウン部の剛性が顕著に高くなり、固有振動数が高くなる。また、リブによりソール部とクラウン部が強固に固定されるので、ゴルフボールのインパクト時に自由に振動する部分の面積が狭くなり、波長が小さく、すなわち、振動数が大きくなる。よって、高慣性モーメントのためヘッドを大型化および扁平化しても、打音を改善することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るゴルフクラブヘッドの実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施の形態を示す断面正面図である。図2は、図1に示すゴルフクラブヘッドの平面図である。図3は、図2のIII−III線に沿った断面側面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。
図1〜4に示すように、ゴルフクラブヘッド1は、ソール部11及びクラウン部12を有する本体部材10と、フェース部31を有するフェース部材30とから構成される。本体部材10は、鋳造により一体成形された部材である。本体部材10とフェース部材30は溶接等によって接合され、これによりゴルフクラブヘッド1は中空構造を有する。
本体部材10は、ソール部11と、クラウン部12と、これらソール部とクラウン部の間に位置し、ゴルフクラブヘッドのトウ側からリヤ側を介してヒール側まで周回するサイド部13と、ホゼル部15とを備えている。また、本体部材10は、図2に示すように、フェース側にフェース開口14を有している。このフェース開口14は、フェース部材20が嵌るように構成されている。
また、本体部材10は、フェース開口14を一端とする内部空洞16を有している。この内部空洞16は、ソール部11、クラウン部12及びサイド部13の各内面、並びにリブ20の壁面によって規定される。リブ20は、ゴルフクラブヘッド1を通常のアドレスポジションに置いたときに、ソール部11からサイド部13を介してクラウン部12までにわたる内面から、実質的に鉛直面上に延びている。図1〜4に示すように、本実施の形態では、本体部材10は、この内部空洞において、3本のリブ20a〜cを備えている。1本のリブ20aは、ヘッドのほぼ中心部分に位置する。残る2本のリブ20b、cはそのトウ側とヒール側に位置する。3本のリブ20はいずれもサイド部13からソール部及びクラウン部の各ほぼ中心点に向かって延びている。
なお、図1〜4には、リブ20を3本備えたゴルフクラブヘッドを示したが、本発明に係るゴルフクラブヘッドは、これに限定されず、1本又は複数、好ましくは2〜7本、より好ましくは2〜5本のリブを備えることができる。例えば、図5に示すように、ゴルフクラブヘッドの本体部材10aは、5つのリブ20d〜hを備える。少なくとも1本のリブは、ソール部からリヤ側サイド部(すなわち、背面)を通ってクラウン部に延びるように配置することが好ましい。これにより、ヘッドの重心が背面側に移動し、慣性モーメントを大きくすることができる。複数のリブを設ける場合、トウ側及び/又はヒール側のサイド部を通るように配置することができる。また、リブは、サイド部からソール部及びクラウン部の各ほぼ中心点に向かって又は通過して延びるように設計することが好ましい。
リブ20は、図3に示すように、サイド部13からソール部11までの水平の長さLsを、約10mm以上にすることが好ましく、約15mm以上にすることがより好ましい。この長さLsが約10mm未満となると、ソール部の振動が低周波振動になり、打音が悪くなる。また、リブ20は、フェース部31の内面と接する範囲まで設けることもできるが、この長さLsは、約65mm以下が好ましい。なお、ゴルフクラブヘッド1は、図2に示すように、リヤ側サイド部(背面)13aの最も外側の部分から、フェース部31の最も外側の部分までの水平の長さ(以下、「ヘッド幅」という)Wを、約100mm〜約140mmとすることが好ましい。
また、リブ20のサイド部13からクラウン部12までの水平の長さLcは、前述したサイド部13からソール部11までの水平の長さLsと同じにするか、又はそれより短くすることが好ましい。このサイド部からクラウン部までの水平の長さLcを、サイド部からソール部までの水平の長さLsよりも長くすると、ヘッドの重心が高くなり過ぎるという問題がある。このサイド部13からクラウン部20までの水平の長さLcは、約5mm以上が好ましく、約6mm以上がより好ましい。
リブ20の形状は、ソール部11内面に接する部分のうちフェース側の先端と、クラウン部12内面に接する部分のうちフェース側の先端とが、実質的に直線状に、若しくは曲線状に、又はこれらを組み合わせで結ばれるような形状が好ましい。特に、上記の2つの先端から、一旦、ヘッドの外側の方向に弯曲してから結ばれる実質的にC字形の形状がより好ましい。このようにリブ20を実質的にC字形状にすることで、ソール部及びクラウン部の振動の抑制効果を維持しつつ、ヘッドの慣性モーメントを大きくすることができる。
リブ20の厚さは、ソール部11、クラウン部12及びサイド部13の各内面と接する位置において、約1mm以上が好ましく、約1.2mm以上がより好ましい。リブの厚さが約1mm未満であると、鋳込みの際に湯まわりが悪くなり、リブが欠ける等といった問題がある。また、リブの厚さは、上記各内面と接する位置において、約4mm以下が好ましく、約3.8mm以下がより好ましい。リブの厚さが約4mmを超えると、厚すぎて湯まわりが悪くなったり、リブの重量が重くなることで、ヘッドの大型化に支障がでたり、ヘッドの重量が重くなるという問題がある。リブ20の重さは、約5g以上が好ましく、約40g以下が好ましい。
リブ20の壁面は、図4に示すように、ソール部11、クラウン部12及びサイド部13の各内面と接する部分において、曲面状にすることができる。これにより、本体部材10を鋳造する際、リブ20への溶融金属の流れを良くすることができる。また、リブ20が接していないソール部11、クラウン部12及びサイド部13の厚さの薄い部分においても、溶融金属の流れを良くすることができる。
リブ20の厚さは、図4に示すように、ソール部11の内面と接する位置よりも、クラウン部12の内面と接する位置の方を、薄くすることが好ましい。これにより、リブの重量は、ソール側よりクラウン側の方が軽くなるので、ゴルフクラブヘッドを低重心にすることができる。例えば、クラウン側のリブの厚さを、ソール側のリブの厚さよりも約0.1mm以上、より好ましくは約0.5mm以上、薄くすることができる。
また、リブ20の厚さは、図2に示すように、ヘッドの中心側の先端部分の方を、ヘッドの外側または外殻側の部分、すなわち、リブがソール部11、サイド部13またはクラウン部12の内面と接する部分よりも薄くすることが好ましい。これにより、本体部材10を鋳造する際、リブ20への溶融金属の流れを良くすることができる。また、これにより、ゴルフクラブヘッドの重心がリヤ側になることから、ヘッドの慣性モーメントを大きくすることができる。例えば、リブ20の先端部分の厚さを、リブ20の外側部分の厚さよりも約0.1mm以上、より好ましくは約0.5mm以上、薄くすることができる。
ヘッド本体10を鋳造する方法としては、これに限定されないが、インベストメント鋳造により型を作成し、真空遠心鋳造により溶融金属を型に注入する方法が好ましい。例えば、Consarc社製の鋳造機を用いることができる。フェース部材30は、特に限定されないが、プレス成形により製造することが好ましい。ヘッド本体10とフェース部材30は、溶接等などによって固定することができる。
ヘッド本体10を構成するソール部11、クラウン部12、サイド部13の各厚さは、ゴルフクラブヘッドを大型化するため、約1.2mm以下にすることが好ましい。また、これらの各厚さは、薄肉化による剛性低下を避けるため、約0.6mm以上にすることが好ましい。
ソール部11の面積は、約5000mm以上が好ましく、約17000mm以下が好ましい。クラウン部12の面積は、慣性モーメント及び体積を大きくするため、約1000mm以上が好ましい。また、クラウン部12の面積は、ルール上の制限があるため、約17000mm以下が好ましい。ゴルフクラブヘッド1の重量は、ゴルフクラブのスイングバランスを考慮して、約150g以上が好ましく、約250g以下が好ましい。ドライバーであれば約170g以上が好ましく、約230g以下が好ましい。ゴルフクラブヘッド1の体積は、約400mm以上が好ましく、約500mm以下が好ましい。
本体部材10とフェース部材30は、同じ又は異なる組成の金属材料で作ることができる。本体部材10は、チタン合金や、アルミニウム合金、マグネシウム合金で作ることが好ましく、例えば、5.5〜6.75wt%のAl、3.5〜4.5wt%のV、残部がTi及び不可避的不純物である組成を有するチタン合金(Ti−6Al−4V)を用いることができる。なお、本体部材10をステンレス鋼で作ることも考えられる。また、フェース部材30は、チタン合金やアルミニウム合金で作ることが好ましく、例えば、上記のTi−6Al−4VやAMS−A201(アルミニウム合金)を用いることができる。
なお、図1〜4の本実施の形態では、本体部材10がソール部11、クラウン部12、サイド部13、ホゼル部15及びリブ20を備え、フェース部材30がフェース部31を備える例について説明したが、これに限定されず、例えば、本体部材がリブを備えていれば、フェース部材がソール部、クラウン部及び/又はサイド部の一部と、フェース部と、ホゼル部とを備え、本体部材がこのソール部、クラウン部及びサイド部の残部を備えるようにすることもできる。
図6〜12に示す構成を有する実施例1〜7のゴルフクラブヘッドを製作し、それらの性能について評価した。実施例1〜7のゴルフクラブヘッドの仕様および評価結果を表1に示す。また、比較例1として、リブのないゴルフクラブヘッドを製作し、その性能についても評価した。いずれの実施例及び比較例でもTi−6Al−4V合金を使用した。また、ヘッド幅Wは116mmとし、ヘッド重量は195g前後とした。
実施例1では、図6に示すようなリブ61を備えた。このリブ61は、サイド部からソール部までの水平の長さLsを67mm、サイド部からクラウン部までの水平の長さLcを16mmとした。また、このリブ61は厚さを3mmとした。
実施例2では、図7に示すように、上記の中央のリブ61に加えて、背面の最も外側の部分から水平方向に69mmの距離W1の位置に、中央のリブ61に対して垂直方向に延びる2本のリブ71、72を設けた。トウ側のリブ71は、長さLsを48mmとし、長さLcを33.5mmとした。また、ヒール側のリブ72は、長さLsを36mmとし、長さLcを22mmとした。トウ側およびヒール側のリブ71、72は、厚さを2mmとした。
実施例3では、図8に示すように、中央のリブ61に加えて、中央のリブに対して斜めに延びる2本のリブ81、82を設置した。これら2本のリブ81、82は、ソール部内面に接する部分のうちフェース側の先端を、フェース面の最も外側の部分から水平方向に約31mmの距離W2の位置にした。トウ側のリブ81は、長さLsを64mm、長さLcを20mmとした。また、ヒール側のリブ82は、長さLsを40mm、長さLcを20mmとした。なお、3本のリブは全て厚さを2mmとした。
実施例4では、図9に示すように、中央のリブ61に加えて、フェース面の中心付近から放射状に延びる4本のリブ91〜94を設置した。これら4本のリブのうちの最もトウ側のリブ91と最もヒール側のリブ94は、ソール部内面に接する部分のうちフェース側の先端を、フェース面の最も外側の部分から水平方向に約32mmの距離の位置にした。最もトウ側のリブ91は、長さLsを61mm、長さLcを18mmとした。トウ側の中間のリブ92は、長さLsを52mm、長さLcを20mmとした。ヒール側の中間のリブ93は、長さLsを50mm、長さLcを20mmとした。最もヒール側のリブ94は、長さLsを60mm、長さLcを50mmとした。なお、最もトウ側のリブ91の厚さを1.5mmとし、残りの4本のリブの厚さを1.0mmとした。
実施例5では、図10に示すように、中央のリブ61に加えて、この中央のリブと平行に延びる2本のリブ101、102を設置した。これら3本のリブは全て、ソール部内面に接する部分のうちフェース側の先端を、フェース面の最も外側の部分から水平方向に約47mmの距離の位置にした。トウ側のリブ101は、長さLsを63mm、長さLcを15mmとした。ヒール側のリブ102は、長さLsを54mm、長さLcを7mmとした。なお、3本のリブは全て厚さを2mmとした。
実施例6では、図11に示すように、背面の最も外側の部分から69mmの位置に、フェース面に対して平行方向に延びる2本のリブ111、114をトウ側およびヒール側のサイド部に設置するとともに、背面の最も外側の部分から39mmの位置に、同様にフェース面に対して平行方向に延びる2本のリブ112、113をトウ側およびヒール側のサイド部に設置した。トウ側でフェース側のリブ111は、長さLsを66mm、長さLcを16mmとした。トウ側でリヤ側のリブ112は、長さLsを53mm、長さLcを7mmとした。ヒール側でリヤ側のリブ113は、長さLsを41mm、長さLcを4mmとした。ヒール側でフェース側のリブ114は、長さLsを51mm、長さLcを8mmとした。トウ側でリヤ側のリブ112の厚さを2.0mmとし、残りの3本のリブの厚さを2.5mmとした。
実施例7では、図12に示すように、中央のリブ61に加えて、この中央のリブに対して斜めに延びる2本のリブ121、122を設置した。斜めに延びる2本のリブは、ソール部内面に接する部分のうちフェース側の先端を、フェース面の最も外側の部分から水平方向に約39mmの距離の位置にした。トウ側のリブ121は、長さLsと長さLcを同じ34mmとした。ヒール側のリブ122は、長さLcと長さLcを同じ29mmとした。なお、中央のリブ61は、長さLsと長さLcを同じ23mmとした。また、3本のリブは全て厚さを2mmとした。
Figure 2009233266
DYG:フェースセンターからフェース面上の重心位置までの垂直方向の距離(mm)。
ZG:ヘッド重心の深さ(mm)。
IX:x軸についての基準断面の断面2次モーメント(mm)。
IY:y軸についての基準断面の断面2次モーメント(mm)。
HGR:ヘッド重心の高さ(mm)。
表1に示すように、リブのない比較例1では、ゴルフボールを打った際に音の低く打音がした。一方、リブを設けた実施例1〜7では、高い打音に改善された。また、リブのない比較例1では、慣性モーメントIYが約4100mmと低かったが、リブを設けた実施例1〜7の慣性モーメントIYは約4400mm以上に向上した。
本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施の形態を示す断面正面図である。 図1に示すゴルフクラブヘッドの平面図である。 図2のIII−III線に沿った断面側面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドの別の実施の形態を示す断面正面図である。 実施例1のリブの構造を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 実施例2のリブの構造を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 実施例3のリブの構造を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 実施例4のリブの構造を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 実施例5のリブの構造を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 実施例6のリブの構造を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 実施例7のリブの構造を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
10 本体部材
11 ソール部
12 クラウン部
13 サイド部
14 フェース開口
15 ホゼル部
16 内部空洞
20、61〜122 リブ
30 フェース部材
31 フェース部

Claims (7)

  1. 中空空間を有する金属製のゴルフクラブヘッドであって、
    少なくともフェース部を備えた第1部材と、
    少なくともソール部の一部、少なくともクラウン部の一部、少なくともサイド部の一部およびリブを備えた第2部材と
    を含んでおり、
    前記リブが、前記少なくともソール部の一部の内面から前記少なくともサイド部の一部の内面を介して前記少なくともクラウン部の一部の内面まで延びており、
    前記リブが、前記少なくともソール部の一部、前記少なくともクラウン部の一部および前記少なくともサイド部の一部と一体となり鋳造されているゴルフクラブヘッド。
  2. 前記リブが約1mm〜約4mmの厚さを有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記リブは、前記サイド部から前記ソール部までの水平の長さLsが、約30mm〜約70mmである請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記リブが約5g〜約40gの重さを有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記リブが、前記クラウン部の内面から前記サイド部の内面を介して前記ソール部の内面まで延びる実質的にC字形の形状を有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記リブの前記サイド部から前記ソール部までの水平の長さLsが、前記リブの前記サイド部から前記クラウン部までの水平の長さLcと同じか、又はそれよりも長い請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記リブの厚さが、前記ソール部内面、前記サイド部内面または前記クラウン部内面と接する部分よりも、ヘッド中心側の先端部分の方が薄い請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
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