JP2009230761A - 光導波路を用いた装置、光学式タッチパネル、光導波路、検出領域における物体を検出する方法、および2層の光導波路構造を製造する製造方法 - Google Patents

光導波路を用いた装置、光学式タッチパネル、光導波路、検出領域における物体を検出する方法、および2層の光導波路構造を製造する製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】正確で構造が複雑でなく位置整合の負担が少ない光導波路を用いた装置、光学式タッチパネル等を提供する。
【解決手段】光導波路を用いた装置、光学式タッチパネル、光導波路、検出領域における物体を検出する方法、および2層の光導波路構造を作成する方法を提供する。光導波路を用いた装置10は、複数の送出光導波路要素および複数の受入光導波路要素を有する光導波路30と、光導波路につながれた光源20と、光導波路につながれた光検出器15と、および前記光導波路から離れて配置され、前記複数の送出光導波路要素から発せられた光を前記受入光導波路要素に向かって反射するリフレクタ40とを備える。光導波路は、基板と、第1のクラッド層と、受入光導波路と、第2のクラッド層と、送出光導波路要素と、および第3のクラッド層とを備える。光学式タッチパネルは、光導波路と、鏡と、面発光レーザと、および検出器を有する光導波路部分を有する。
【選択図】図1

Description

本発明の装置、デバイスおよび方法は、光導波路を用いる装置に関し、より詳細には、光導波路を用いる光学式タッチパネルに関する。
近年、研究者や消費者の間で、産業用電子モニタ、テレビジョン(TV)、コンピュータ、携帯電話、携帯情報機器(PDA)、現金自動預け払い機(ATM)および多くの他の電子デバイスのための従来の入力方法に代わる入力方法への関心が高まっている。キーボード、キーパッドおよびマウスによるような入力方法は、電子デバイスが小さくなるに従って実用的ではなくなっている。これはキーボードの実装またはマウスの操作に必要な空間が比較的大きいからである。また、キーボード、キーパッドおよびマウスは、過酷な産業環境に置かれると壊れやすい。
上記の入力方法に代わるものとして、抵抗膜方式および静電容量結合方式の技術に基づくタッチスクリーンおよびタッチパネルが提案されている。しかし、抵抗膜方式および静電容量結合方式の技術に基づくタッチパネルは、機械的に損傷を受け易く、スクリーンの色の純度に悪影響を与え、かつ、スクリーンの輝度を減らす透明導電性酸化物(PCO)の薄膜を必要とするという欠点がある。また、抵抗膜方式および静電容量結合方式タッチパネルに用いられるセンサは重く、機械的損傷を受け易い。
ガラス基板をベースにするガラス構造タッチスクリーンおよびタッチパネルもまた提案されている。しかし、ガラス構造タッチスクリーンは、モニタまたはディスプレー上にセンサを取り付けるために、そのセンサを収容可能な専用のフレームを必要とする。このような専用のフレームは、タッチスクリーンの重さ、製造する上でのコストおよび複雑さを増加させる要因となる。また、ガラス基板をベースにするガラス構造タッチスクリーンは、完成後のタッチパネルのガラス基板を割って個別のタッチパネルを製造しなければならない。割られるべきガラスの大きいガラス基板を扱う作業は、ガラスを所望しない形状に割ることによって歩留まりを下げないように、注意深い取り扱いと高度な製造技術を必要とする。このように、その製造プロセスは、高コストであり、時間を要してしまうものである。
上記の抵抗膜方式および静電容量結合方式のタッチパネルおよびガラス構造タッチパネルに生じる課題の幾つかを、光学式タッチパネルおよびタッチスクリーンが克服している。従って、広い応用分野において、光学式タッチスクリーンの需要が増加している。このため、2種類の光学式タッチパネルが提案されている。それらは、発光素子を利用したもの、および光導波路を利用したものである。
例えば、特許文献1は、関連する技術である発光素子を用いる光学式タッチパネルを記載している。発光素子および受光素子が、位置検出表面における互いに直交する2つの側面上に交互のパターンで配置されている。受光素子は中空円筒形状となっている。パネルの他の側面には鏡が配置されている。発光素子の1つが発光し、その光が、鏡によって反射され、発光素子に隣接する2つの受光素子によって受けられる。受光素子と共に配置される細長の円筒は、パネルの検出領域に位置する物体によって反射された光、または受光素子のいずれの側面にも配置されていない他の発光素子からの光を遮る。
しかし、特許文献1のパネルには、幾つかの課題がある。まず、このパネルは、多数の発光素子および受光素子を必要とする。これはパネルを製造する上でのコストを増加させる。第2に、パネルの感度を適切なものにして物体の検出能力を確実なものにするためには、発光素子と受光素子とが交互に配置される必要があるため、発光素子および受光素子を密に配置できない結果パネルの解像度が非常に低くなってしまう。また、発光素子と受光素子は、機械的損傷に弱いものであるため、発光素子または受光素子が損傷を受けてしまうと、それぞれがタッチパネルの感度をより一層低くしてしまう。
別の特許文献2は、光導波路を用いる光導波路型タッチパネルを記載している。光導波路型タッチパネルにおける互いに直交する側面上に、光導波路の送出部が配置されており、その光導波路の送出部が配置された反対側の側面上に、光導波路の受入部が配置されている。光導波路の送出部それぞれの一端に光トランスミッタが配置され、光導波路の受入部それぞれの一端にレシーバが配置されている。光導波路の送出部および受入部は、光導波路となる複数の層を有しており、これらの層は、ポリエステルおよび光学セメントの層を用いて機械的に位置整合{つまり、位置合わせ(アライメント)}され一体にまとめられている。光トランスミッタから送出された光は、光導波路の送出部を通り、タッチパネルを横断し、光導波路の受光部に入り、レシーバに到達する。
しかし、特許文献2に記載された光導波路型タッチパネルは、発光素子を用いるタッチパネルに生じえる課題を改善しているものの、多くの欠点がある。まず、光導波路の送出部、受入部がそれぞれ複数形成される場合に、2つの光トランスミッタと2つのレシーバを必要とする。これにより、タッチパネルを製造する上でのコストが増加し、また、2つの光トランスミッタと2つのレシーバを配置するための敷設領域が増えてしまう。第2に、別々の送出部および受入部を用いることは、送出部および受入部の光の送受を確実に行うために、対応する送出部および受入部を注意深く位置整合することを必要とする。この位置整合するプロセスは困難を伴う。このプロセスはまた、どの光導波路の送出部・受入部が適切に位置整合されているかいないかを判断するためのプロセスを必要とするため複雑となる。位置整合されていない光導波路の送出部・受入部があれば、その送出部・受入部による誤った検出を排除するため、光トランスミッタ・レシーバとの接続が外されたり、光の送受が行われないように無効化されたり、または、それら送出部・受入部からの信号をカウントしないように、することとなる。最後に、この位置整合の問題は、過酷な産業環境、例えば、産業用の電子モニタ用のユーザインタフェースとして用いられるような光導波路型タッチパネルだと更に深刻なこととなる。すなわち、このような使用環境では、このタッチパネルが突かれたり、落とされたり、他の機械的応力を受ける傾向にある。これらの機械的応力が作用する結果、位置整合されていない光導波路の送出部・受入部の数が増加し、光導波路型タッチパネルの感度および検出精度を落としてしまう。
米国特許第6597508号明細書 米国特許第6351260号明細書
本発明は、上述の課題を解決する。すなわち、本発明の光導波路を用いた装置、光学式タッチパネル、光導波路、検出領域における物体を検出する方法、および2層の導波路構造を製造する製造方法は、コストを増加させることなく、発光素子と受光素子を機械的損傷を受け難い構造で適切な位置へ配置することによってパネルの解像度を向上し、また、タッチパネルの小型化に寄与するとともに、複数の光導波路の送出部・受入部を過酷な使用環境であっても簡易に位置整合する、という課題を解決する。
本発明の一実施例では、複数の送出光導波路要素および複数の受入光導波路要素を含む光導波路と、前記光導波路につながれた光源と、前記光導波路につながれた光検出器と、および前記光導波路から離されて配置され、前記複数の送出光導波路要素から発せられた光を前記受入光導波路要素に向かって反射するリフレクタとを備えた光導波路を用いた装置が提供される。
本発明の別の実施例では、基板と、前記基板上に形成された第1のクラッド層と、前記第1のクラッド層上に形成され、複数の受入光導波路要素を有する受入光導波路と、前記受入光導波路上に形成された第2のクラッド層と、前記第2のクラッド層上に形成され、複数の送出光導波路要素を有する送出光導波路と、前記送出光導波路上に形成され、前記受入光導波路に対応する位置に形成された受入レンズ部分および前記送出光導波路の部分の位置に対応する位置に形成された送出レンズ部分を有する第3のクラッド層と、を有する光導波路部分と、前記光導波路部分とは反対側の検出領域の側面上に設けられた鏡と、前記光導波路部分に光学的につながれた面発光レーザと、並びに前記光導波路部分に光学的につながれた検出器とを備えた光学式タッチパネルが提供される。
本発明の更なる別の実施例では、基板と、前記基板上に形成された第1のクラッド層と、前記第1のクラッド層上に形成された複数の第1の光導波路要素と、前記複数の第1の光導波路要素上に形成された第2のクラッド層と、前記第2のクラッド層上に形成された複数の第2の光導波路要素と、前記複数の第2の光導波路要素上に形成され、前記複数の第1の光導波路要素に対応する位置に形成された第1のレンズ部分および前記第2の光導波路要素の位置に対応する位置に形成された第2のレンズ部分を有する第3のクラッド層と、を備えた光導波路が提供される。
本発明の更なる別の実施例では、検出領域における物体を検出する方法であって、前記検出領域における、その少なくとも一方の側面上に位置する光導波路と、前記光導波路に対して当該検出領域を跨いだ反対側に位置するリフレクタと、を有し、前記光導波路が、複数の光導波路要素および複数の受入光導波路要素を含み、前記光導波路の前記複数の送出光導波路要素へと光をつなぐ工程と、前記複数の送出光導波路要素から前記検出領域を横断するように複数の光ビームを同時に送出する工程と、前記光導波路の複数の受入光導波路要素において複数の光ビームを受入する工程であって、受入した前記複数の光ビームの第1の部分は、前記検出領域の反対側の前記リフレクタを反射したものであり、受入した前記複数の光ビームの第2の部分は、前記検出領域における物体を反射したものであり、受入した前記複数の光ビームのそれぞれの強度を検出する工程と、検出した前記受入した複数の光ビームの強度に従って前記検出領域内の物体の位置を決定する工程とを有する検出領域における物体を検出する方法が提供される。
本発明の更なる別の実施例では、2層の光導波路構造を作成する方法であって、基板上に下部クラッド層を形成する工程と、前記下部クラッド層上に第1のパターン化コア層を形成する工程と、前記第1のパターン化コア層上に第1の上部クラッド層を形成する工程と、前記第1の上部クラッド層上に分離クラッド層を形成する工程と、前記分離クラッド層上に第2のパターン化コア層を形成する工程と、光導波路構造を形成するように、第2のパターン化コア層上に第2の上部クラッド層を形成する工程と、前記光導波路構造を現像する工程と、前記光導波路構造から前記基板を除去する工程とを有する2層の光導波路構造を製造する製造方法が提供される。
本発明の実施例の光導波路を用いた装置、光学式タッチパネル、光導波路、検出領域における物体を検出する方法、および2層の光導波路構造を製造する製造方法によれば、コストを増加させることなく、発光素子と受光素子を機械的損傷を受け難い構造で適切な位置へ配置することによってパネルの解像度を向上することができる。さらに、タッチパネルの小型化に寄与するとともに、複数の光導波路の送出部・受入部を過酷な使用環境であっても簡易に位置整合することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施例に従う装置の平面図。 図1に示した装置のセクションAの詳細図。 図1に示した装置のセクションBの詳細図。 図1に示した装置のセクションCの詳細図。 図1に示した装置のセクションDの詳細図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う光導波路の構造図。 本発明の一実施例に従う図1の装置の側面図。 本発明の一実施例に従う装置の側面図。 本発明の更なる実施例に従う装置の側面図。 本発明の更なる別の実施例に従う装置の平面図。 本発明の更なる別の実施例に従う装置の平面図。
図を用いて本発明の実施例を説明する。共通する参照符号は同一の構成を表す。
図1には、本装置の平面図を示す。装置10は、光導波路30、リフレクタ40、光源20および光検出器15を有する。光源20は、光導波路30の一端に光学的につながれており、光導波路30は検出スペース35の互いに直交する2つの側面に沿って延びる。即ち、この実施例における光導波路30は、検出スペース35における互いに直交する2つの側面の周辺で「L字型」に延びる。リフレクタ40は、光導波路30が配置された側面とそれぞれ反対側に位置する、検出スペース35における互いに直交する2つの側面に沿って延びる。リフレクタ40は、検出スペースの直交する2つの側面の両方に沿って延びる単体として形成することができる。或いは、リフレクタ40は、2つ設けられていてもよく、その場合、一方が検出スペース35の一方の側面に沿って延び、そして他方が一方の側面に直交する側面に沿って延びるような別体構成で形成されえる。光検出器15も光導波路30の一端に光学的につながれている。
図2A〜図2Dは、図1の光導波路30の詳細図である。図2A〜図2Dに示すように、光導波路30は、広幅コア部36、および個々に単一の光ビームを発生する複数の光導波路要素34を有する。この複数の個別の光導波路要素34は、複数の送出光導波路要素(図1または図2A〜図2Dには具体的に示していない。)および複数の受入光導波路要素(図1または図2A〜図2Dには具体的に示していない。)を有する。これらの複数の送出光導波路要素は、単一層の一平面上または多数層の多数の平行な平面上のいずれかに形成することができる。なお、図2A〜図2Dは光導波路30を上方から見たものであるので、従って、光導波路要素の単一の層のみを示していることに留意されるべきである。送出光導波路要素の多数の層を設けることは、光導波路要素の密度を増加させ、従って、検出の効率および感度を増加させ、より正確なタッチパネルによる物体の検出を実現することができるため、有利である。同様に、複数の受入光導波路を、単一層の一平面上または多数層の多数の平行な平面上のいずれかに形成することができる。受入光導波路要素の多数の層を設けることは、同様に、光導波路要素の密度を増加させ、従って、検出の効率および感度を増加させ、より正確なタッチパネルによる物体の検出を実現することができるため、有利である。この実施例において、複数の送出光導波路要素が形成される一平面(ないし複数の平面)は、複数の受入光導波路要素が形成される一平面(ないし複数の平面)とは異なる。また、この実施例において、複数の送出光導波路要素は、複数の受入光導波路要素の上方に形成される。しかし、受入光導波路要素が送出光導波路要素の上方に位置するように、送出光導波路要素と受入光導波路要素の位置を逆にすることもできる。複数の送出光導波路要素を複数の受入光導波路要素の上方に、または複数の受入光導波路要素を複数の送出光導波路要素の上方に形成することによって、複数の送出光導波路要素と複数の受入光導波路要素を配置する空間の厚みを薄くすることができる。これは、タッチパネルの小型化に寄与する。
この実施例において、リフレクタ40は、屈曲した反射表面を有する鏡である。しかし、リフレクタ40は、平らな表面の鏡または2つの45度の反射表面を有する鏡でもよく、リフレクタ40上に入射する光を効率的に反射するいかなる幾何学的形状のものであってもよい。リフレクタ40については、下記にて詳細を説明する。
この実施例において、光源20は、垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)である。しかし、レーザダイオード(LD)、発光ダイオード(LED)、または有機発光ダイオード(OLED)などのような他の種類の光源を用いることもできる。光源20は、複数の個々の送出光導波路要素に光学的につなぐことができるいかなる光源であってもよい。この実施例において、光検出器15は、特定用途向け集積回路(ASIC)である。フォトダイオード、フォトトランジスタ、CMOSセンサ、およびこれに類似するもののような他の種類の検出器を用いることもできる。光検出器15は、光を感知し且つ検出する、個々の受入光導波路要素につなぐことができるセンサ、検出器およびプロセッサのいずれの構成でもよい。
次に、装置10の動作を説明する。光源20は、光導波路30の一端へと光学的につながれ、該光導波路30に向けて光を発する。具体的には、光源20からの光は、広幅コア部36へと光学的につながれ、次に複数の送出光導波路要素を形成する個々の光導波路要素34へと分けられる(図2Bを参照)。次に、光は光導波路30によって複数の送出光ビームに形成され、これらの送出光ビームは検出スペース35を横断するように同時に発せられる(即ち、図1において左から右への方向および上から下への方向の両方に発せられる)。送出光ビームのうちの第1の部分は、検出スペース35内に位置する、指先、ペンまたはスタイラスのような、物体(図示せず。)に当たり、その物体によって反射されない部分である。一方、送出光ビームのうちの第2の部分は、検出スペース35を横断し、リフレクタ40によって反射されて光導波路30に向かって戻る(即ち、図1において右から左への方向および上から下への方向に延びる)部分である。この反射した光ビーム、即ち、リフレクタ40によって反射された光ビームは、次に、複数の受入光導波路要素を形成する個々の光導波路要素上に入射する。その反射した光は、受入光導波路要素によって受け入れられ、光検出器15へとつながる。光検出器15は、受入光導波路によって受光した光を検出し、その検出した光の強度に基づいて検出スペース35内の物体の位置を計算する。
即ち、検出スペース35に存在する、指先、ペン、または先端の尖ったもののような、各種物体(図示せず。)は、送出光導波路要素からの光ビームを遮るため、従って、遮られた光ビームは対応する受入光導波路要素に戻るように反射しない。個々の光導波路要素がASICの一部であるフォトトランジスタにおいてアレー状に配置されているので、光ビームのどの部分(すなわち、上述した送出光ビームのうちの第1の部分)が遮られたかを検出することができる。光検出器15は、光ビームのどの部分が遮られたかを処理することによって、検出スペース35内の、その光ビームを遮った物体の位置を計算する。このとき、この物体は、受けた光の強度に基づいて検出されることとなる。物体に当たらずにリフレクタ40から戻るように反射される光は、物体によって遮られた光よりも明るい。なぜなら物体が光を遮るからである。この結果、受入光導波路要素のいくつかは光を受けない、あるいは強度の弱い光を受けることとなる。この差異を、検出スペース35内の物体の位置を把握するために用いる。
次に、図3A〜図3Iを参照して、本発明の一実施例に従う光導波路の詳細な説明を行う。この本発明の一実施例に従う光導波路は、基板100、第1のクラッド層110、第1のコア層120、第2のクラッド層130、分離クラッド層140、第2のコア層150および第3のクラッド層160を有する。
図3Aに示すように、基板100が用意される。基板100は、ポリエチレンナフタレート(PEN)またはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ステンレス鋼(SUS)、ガラス、またはこのような物質と同様の機能を有する物質とすることができる。第1の光感知性ワニスは、3つの異なるエポキシおよび光酸発生剤を含有する組成(composition)であり、それぞれ重量比、約35重量%、約45重量%、約25重量%、および約0.5重量%を有し、波長830nmの光で約1.542の屈折率を有する。第1の光感知性ワニスの層は、紫外光を照射され、加熱されることで、第1のクラッド層110を形成する。この実施例において、第1のクラッド層110は、約100μmの厚さを有する。しかし、第1のクラッド層110の厚さは、ユーザの入力装置の各種パラメータに応じて適宜調整されることが好ましい。
次に、第2の光感知性ワニスの層が、第1のクラッド層110上に塗布される。第2の光感知性ワニスは、エポキシ、オキセタン(oxetane)、溶媒、および光酸発生剤を含有する組成(composition)であり、それぞれ重量比、約70重量%、約30重量%、約28重量%および約0.5重量%を有し、波長830nmの光において1.594の屈折率を有する。次に、この第2の光感知性ワニスは、前置焼き(pre-baking:プリベークと称されることがある。プリベークは、水分を対象から放出させるための加熱処理のことである。)され、この第2の光感知性ワニスから溶媒の成分が除去される。図3Cに示すように、このようにして第1の光感知性コア層115が第1のクラッド層110上に形成される。
次に、光感知性コア層115を照射するために第1のフォトマスクが用いられる。この第1のフォトマスクは、レンズ構造、位置整合マークおよび光導波路のアレー構造を有する線形のオプティカルパスのパターンによって構成される。この第1のフォトマスクは、第1のフォトマスクを通り抜ける紫外光によって照射されることによって、光感知性コア層115にパターンが転写され、露出後焼き(post-exposure baking:露光後、現像前の焼き)が行われる。第1のフォトマスクによるレンズ構造、位置整合マークおよび線形のオプティカルパスのパターンの転写、および露出後焼きによって、第1のコア層120にレンズ構造126および複数の受入光導波路要素123が形成される。このようにして受入光導波路が形成される。次に、光感知性コア層115は、溶媒に浸され、新しい溶媒で洗われ、脱イオン水で洗われ、そして穏やかに空気を吹きつけられて乾燥されることによって現像される。次に、光感知性コア層115は、残った溶媒をすべて除去するために加熱され、これによって、図3Dに示すように、受入光導波路要素123およびレンズ構造126を有する第1のコア層120が、約24μmの厚さで形成される。図3Dには位置整合マークは示してない。このようにして、直線状の光導波路、屈曲した光導波路(これは、光導波路の「L」部に沿って曲がるように光を導くための部分である。)、およびレンズを有するコアチャネルがアレー構造を形成するように第1のコア層120が形成され、そのコアチャネルは、長さ方向に沿って互いに平行に延び、互いが離間している。さらに、後述する位置整合マークが作られる。
次に、第1の光感知性ワニスの層が第1のコア層120を覆うように塗布される。次に、第1の光感知性ワニスの層は、紫外光を照射され加熱されることによって、図3Eに示すように、第2のクラッド層130が形成される。この実施例において、第2のクラッド層130は、約75μmの厚さを有する。しかし、第2のクラッド層130の厚さは、ユーザの入力装置の各種パラメータに応じて適宜調整されることが好ましい。
次に、分離クラッド層140が、以下を3回繰り返すことによって形成される。即ち、第1の光感知性ワニスの層を塗布し、その層を紫外光で照射し、その層を加熱する工程である。この方法により、図3Fに示すように、約400μmの厚さを有する分離クラッド層140が形成される。上述のクラッド層同様に、分離クラッド層140の厚さは適宜調整してもよい。
その後、第2の光感知性ワニスの別の層が分離クラッド層140上に塗布される。次に、第2の光感知性ワニスの層がこの内部の第2の光感知性ワニスの層から溶媒成分を除去するように前置焼きされて、図3Gに示すように、第2の光感知性コア層145を形成する。
次に、第2の光感知性コア層145を照射するための第2のフォトマスクが用いられる。この第2のフォトマスクは、光導波路のアレー構造、レンズ構造および位置整合マークを有する線形のオプティカルパスのパターンによって構成される。第2のフォトマスクの位置整合マークは、第1のコア層120上の位置整合マークに一致するよう位置整合される。この位置整合により、受入光導波路要素123と後述する送出光導波路要素153の位置を簡易に且つ適正に一致させることができる。よって、有効な受入光導波路要素123と送出光導波路要素153が増加する結果、タッチパネルの検出精度を向上することができる。この第2のフォトマスクは、この第2のフォトマスクを通り抜ける紫外光によって照射され、第2の光感知性コア層145上に転写され、露出後焼きが行われる。第2のフォトマスクによる線形のオプティカルパス、レンズ構造および位置整合マークのパターンの転写、および露出後焼きによって、第2のコア層150において複数の送出光導波路要素153およびレンズ構造156が形成される。これにより、送出光導波路要素が形成される。次に、第2の光感知性コア層145は、溶媒に浸され、純粋な溶媒で洗われ、脱イオン水で洗われ、そして穏やかな空気の吹きつけによって乾燥されることによって現像される。次に、第2の光感知性コア層145は、残った溶媒をすべて除去するように加熱され、これにより、図3Hに示すように、送出光導波路要素153およびレンズ構造156を有する第2のコア層150が形成される。なお、図3Hにおいて位置整合マークを示していないことに留意されたい。このように、この実施例において、約24μmの厚さを有する第2のコア層150が形成される。この第2のコア層150の厚さは、ユーザの入力装置の各種パラメータに応じて適宜調整されることが好ましい。第2のコア層150は、直線状の光導波路、屈曲した光導波路およびレンズを有するコアチャネルがアレー構造となるように形成され、そのコアチャネルは、長さ方向に沿ってお互いが平行に延びお互い空間を離されている。このように、2層の光導波路構造が、図3Hに示すように、基板100、第1のクラッド層110、第1のコア層120、第2のクラッド層130、第2のクラッド層140および第2のコア層150を有するように形成される。
上述のように、第2のフォトマスクの位置整合マークが第1のコア層120上の位置整合マークと位置整合されるので、受入光導波路と送出光導波路が正確に位置整合され、複数の受入光導波路要素が複数の送出光導波路要素と正確に位置整合される。このように、複雑かつ高コストな位置整合手順を避けることができる。
垂直レンズ構造を備えた第3のクラッド層が、以下のように2層の光導波路構造上に形成される。まず、位置整合マークを有する型(モールド)が、その位置整合マークが第2のコア層150上の位置整合マークに一致するように2層の光導波路構造上に配置される。この実施例において、この型は水晶製の型である。しかし、この型は、ガラス製の型、ポリマー製の型、または被覆層を硬化するために紫外光を効率的に伝搬することができるものを適用することができる。次に、第1の光感知性ワニスが、型の開口を介して挿入され、2層の光導波路構造上に層が形成される。次に、この全体の構造が、紫外光にさらされ、型が離され、そして全体の構造が、図3Iに示すように、第3のクラッド層160を形成するように焼かれる。この実施例において、第3のクラッド層160は約700μmの厚さを有し、第1のコア層120に対応する垂直レンズの部分164および第2のコア層150に対応する垂直レンズの部分162がそれぞれ約1.0mmおよび約1.1mmの曲率半径を有する。しかし、第3のクラッド層160の厚さを調整してもよく、垂直レンズの部分164、162を異なる曲率半径となるように調整してもよい。垂直レンズの部分164、162が第1のコア層120および第2のコア層150と一体形成されることは、光導波路の小型化に寄与し、ひいてはタッチパネルの小型化につながる。また、上述のように、第1のコア層120と第2のコア層150が複数の層のうちの中間層に形成されているため、送出光導波路要素および受入光導波路要素が機械的に損傷されることを抑えることができ、この結果、パネルの解像度の低下を防ぐことができる。
次に、光導波路構造は、2層光導波路構造の厚い膜を形成するように、基板から剥離される。
次に、図4において、本発明の一実施例を示す図1の装置の側面図を示す。図4において送出光導波路と受入光導波路が積み重なっていることをより明確に示してある。即ち、第2のコア層150の複数の送出光導波路要素153が第1のコア層120の複数の受入光導波路要素123の上方に形成される。リフレクタ40は、基板170上に形成される前方反射表面180を有する。基板170と基板100は同じ基板とすることができる。光導波路構造およびリフレクタ構造は、この基板に形成される矩形状のべゼル上に取り付けることができる。この実施例において、反射表面180は、凹形に曲がっており、銀のような光を反射する物質で被覆される。
光源20は、第2のコア層150の複数の送出光導波路要素に光を伝搬する。個々の光導波路要素は、同時に、第2のコア層150に対応する垂直レンズの部分162を通り抜け、検出スペースを横断するように(即ち、図4において左から右を指している矢のように)光を送る。個々の光導波路要素からの光は、垂直レンズの部分162を通り抜けることによって、後述するリフレクタ40の反射表面180に集光される。この光は、リフレクタ40の反射表面180によって反射され、第1のコア層120の複数の受入光導波路要素へと戻る。この光は、反射表面180の凹形によって、上から下におよび下から上へと反射される。その反射した光は、さらに、第1のコア層120に対応する垂直レンズの部分164により集められ、これにより、第1のコア層120の複数の受入光導波路要素上に焦点を合わされる。その光は最終的に、解析のため光検出器15につながれる。
次に、図5において、本発明の別の実施例の装置の側面図を示す。図5における装置は、リフレクタ40の構成の他は、図4における装置と類似しており、異なる要素のみ説明する。この実施例において、リフレクタ40は、基板170および反射表面190を有する。反射表面190は、各々が約45度の角度を形成する2つの部分で形成される。第2のコア層150の複数の送出光導波路要素から、第2のコア層150に対応する垂直レンズの部分162を通り抜けて、検出スペース35を横断するように光が発せられる。次に、この送られた光は、入射光と約45度の角度を形成する反射表面190の第1の部分上に入射する。その光は下方に反射し、同様に入射光と約45度の角度を形成する反射表面190の第2の部分によって再び反射する。このようにして、光導波路に向かって戻るように反射表面190の第2の部分から再び光が反射する。反射表面の角度を形成した形状によって、光が上から下および下から上の両方を反射することができる。反射した光は垂直レンズによって、第1のコア層120を形成する複数の受入光導波路要素へと焦点を合わされる。
次に、図6において、本発明の別の実施例の装置の側面図を示した。図6の装置は、リフレクタ40の構成の他は図3A〜図3Iおよび図4の装置と同様であり、従って、異なる要素のみ説明する。この実施例において、リフレクタ40は基板170および反射性表面210を有する。この反射性表面210は平坦な反射表面であり、蛍光性物質によって被覆される。第2のコア層150の複数の送出光導波路要素153から、第2のコア層150に対応する垂直レンズの部分162を通り抜けて、検出スペース35を横断するように光が発せられる。次に、この送られた光は、反射性表面210上に入射し、反射性表面210を被覆する蛍光性物質によって高輝度の光を照射する点を生成することとなる。次に、この高輝度の点から発せられた光は、垂直レンズによって、第1のコア層120を形成する複数の受入光導波路要素123へと受けられ、焦点を合わされ、光検出器15によって検出される。
上述の実施例のいずれにおいても、基板170と基板100は同じ基板とすることができる。2層の光導波路構造およびリフレクタ構造は、この基板に形成される矩形のベゼル上に取り付けることができる。また、基板170を基板100と一体形成することができる。
更に、図6に示した実施例に対してのみ蛍光物質の被覆を上で説明したが、これまでに説明した他の実施例のいずれの反射性表面に対しても蛍光性物質で被覆することができる。蛍光性物質は、例えば、ナイルブルー、クマリン(Coumarin)、フルオレシン(Fluorescin)またはフタロシアニンのような異なる種類の染料とすることができる。反射性表面を蛍光性物質で被覆することにより、反射性表面に当たる光ビームはいずれも蛍光性物質を励起し、従って、反射性表面上に高輝度の点を作る。次にこの高輝度の点からの光は、上述のように複数の受入光導波路要素によってより容易に焦点を合わされ受け入れられて、感知され処理される。このように、蛍光性物質は光学式タッチパネルの検出感度を増加させることに寄与する。
同様に、光導波路上の複数の受入光導波路要素の前方表面を蛍光物質で被覆することもできる。戻ってきた光ビームが受入光導波路の表面上の蛍光物質に当たるとき、蛍光物質が励起され、高輝度の点をもたらす。従って、受入光導波路要素は、戻ってくる光をより容易に感知することができ、これにより、感度を増加させることができる。
図7は、本発明の更なる別の実施例の装置の上面図である。この実施例は、光導波路30の構成の他は上述の図1の実施例と同様である。従って、異なる要素のみ説明する。図7に示すように、検出スペース35における互いに直交する2つの側面に光導波路30が設けられる。しかし、この実施例においては、光源20および光検出器15(図示せず。)は、この直交する2つの側面の間の検出スペースの角で光導波路30につながれている。即ち、図1に示した実施例においては、光導波路30の一端(「L」の先端)に光源20および光検出器15が設けられ、光導波路30が2つの垂直な側面の周りで連続的なL字形状を形成したが、これに対して図7に示した実施例では、光導波路がL字形状を必ずしも形成せず、光源20および光検出器15が光導波路30が直交する部分(光導波路がL字形上である場合には「L」字の角部分)に設けられている。この構成を用いることにより、光導波路内を光が伝搬する距離が小さくなるので(最も長い距離を伝搬する場合であっても、「L」字の角部分から「L」時の先端までの距離)、同一の光源と光検出器を採用する場合にはより大きな光タッチパネルを形成することができる。従って、光導波路の長さに沿った光の強度の減衰は、図1に示した実施例のものよりも小さい。また、光導波路30がこれまで説明してきたプロセスと同様のプロセスを用いて製造されるので、この実施例においても、複雑で高コストな位置整合手順を防ぐことができている。
次に、図8において、本発明の更なる別の実施例の装置の上面図を示す。この実施例は、リフレクタ40の構成の他は上述の図1における実施例と同様である。従って、異なる要素のみ説明する。この実施例において、リフレクタ40は用いられない。代わりに、複数の光センサ48を有する第1センサアレー42および複数の光センサ48を有する第2センサアレー44によってリフレクタ40を置き換えている。検出スペース35の一端部に沿って配列された第1センサアレー42および検出スペース35の別の一端部に沿って配列された第2センサアレー44を有する複数の光センサ48が、光検出器(図示せず。)につながれる。この実施例によって、複数の送出光導波路要素および複数の受入光導波路要素の両方を光導波路30に設けなくてもよくなるので、つまり、光導波路において複数の送出光導波路要素のみが設けられればよくなるので、構造が単純になる。この実施例において光が反射されず、センサ48によって直接感知されるので、図1における実施例の装置のようにリフレクタ40にて反射した後の光の減衰を考慮する必要がなくなるため、図1に示した実施例のL字形状を有する光導波路30を用いて、より大きなパネルを製造することができる。
実験的製造:
下の表1を参照して、上述の製造プロセスを用いた実験的製造の詳細な説明を行う。
Figure 2009230761

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ワニスAの調整:
500mlの反応容器において、ビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシチルエーテル(BPEFG)(bisphenoxy ethanol fluorene diglycidyl ether)(Osaka Gas Chemicals);3',4'−エポキシシクロヘキシル−カルボキシレート(2021P)(3',4'-Epoxycyclohexyl-carboxylate)(Daicel Chemicals);および3',4'-エポキシシクロヘキシル−カルボキシレート(2081) (Daicel Chemicals)をそれぞれ重量比、約35重量%、約40重量%、および約25重量%に従って加えた。また、SP−170(Asahi Denka)の名称の光酸発生剤を重量比約0.5重量%で加えた。次に、反応容器を温度約90℃の油槽に置かれ、混合体を電気攪拌機によって約60分間300rpmで攪拌した。次に、その混合体は冷却され、溶解していない物質をいずれも除去するためにろ過した。最後に、そのワニスを暗色の瓶に保管した。
ワニスBの調整:
同様な500mlの反応容器において、ビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシチルエーテル(BPEFG);1,3,3−トリス(4−(2−(3−オキセタニル))ブトキシフェニル)ブタン(1,3,3-Tris(4-(2-(3-oxetanyl))butoxy phenyl)butane)(TrisP−RK);乳酸エチル(ethyl lactate);およびSP−170(Asahi Denka)の名称の光酸発生剤を、それぞれ重量比、約70重量%;約30重量%;約28重量%;および約0.5重量%で取った。このTrisP−RKは、参考文献である特開2007−070320公報に記載された方法を用いて作られる。次に、反応容器は温度約80℃の油槽に置かれ、混合体を電気撹拌機によって約3時間250rpmで攪拌した。次に、その混合体は冷却され、溶解していない物質を除去するためにろ過した。最後に、そのワニスを暗色の瓶で保管した。
ワニスAを含有する第1の光感知性ワニスをポリエチレンナフタレート(PEN)基板上に塗布した。そのワニス層を、365nmのバンドパスフィルタを用いて約2000mJ/cm2の1回分の露出量で紫外光によって照射した。その後、その樹脂層を約15分間約120℃で加熱し、これにより、厚さ約100μmの第1のクラッド層110を形成した。
次に、ワニスBを含有する第2の光感知性ワニスを第1のクラッド層110に塗布した。その樹脂層に対して、ワニスにおける溶媒成分を除去するため、約5分間の約100℃での前置焼きを施した。このようにして、第1の光感知性コア層115を第1のクラッド層110上に形成した。
それぞれ約12μmおよび約12μmのライン&スペースを有する光導波路コアのアレーを線形のオプティカルパスのパターンが備えた第1のフォトマスクを、露出量約2500mJ/cm2の近傍露出法(close proximity exposure method)によって光感知性樹脂を照射するのに用いた。その第1のフォトマスクは、位置整合マークを有する。中央波長約365nmのバンドパスフィルタを、第1のフォトマスクを通り抜けるように紫外光を照射するように用いた。紫外光によるフォトパターン化の後、光感知性樹脂に対して、第1の光感知性コア層115を硬化するために、約15分間約80℃で露出後焼きを施した。
次に、樹脂層を、約2分間γ-ブチロラクトン(γ-butyrolactone)溶媒に浸して、その後に、新鮮なγ-ブチロラクトン溶媒で洗い、脱イオン水で洗い、最後に穏やかな空気の吹き付けによって乾燥することによって、作成をした。次に、樹脂層を、光感知性樹脂の残った溶媒を除去するために約15分間約120℃で加熱して、これにより、厚さ約100μmの第1のコア層120を形成した。このように、直線状の光導波路、屈曲した光導波路およびレンズを有するコアチャネルがアレー構造を形成するように、長さ方向に沿ってお互い平行に延びお互い離れるように形成された。また、上のコア層をパターン化するのに用いる位置整合マークを作った。
その後に第1のコア層を被覆するように、第1の光感知性ワニスを塗布した。次に、その全体の光感知性層を、365nmのバンドパスフィルタを用いて約2000mJ/cm2の露出量で紫外光を照射し、その後で、約15分間約120℃で露出後焼きを施した。この方法によって、図3Eに示すように、厚さ約75μmの第2のクラッド層130を形成した。
第1の光感知性ワニスを、3回樹脂層上に再び塗布した。そのワニス層に対して、毎回365nmのバンドパスフィルタを用いて約2000mJ/cm2の露出量でそのワニス層に紫外光を照射した。その後で、その樹脂層に対して毎回約15分間約120℃で加熱し、これにより、全体の厚さが約400μmの分離クラッド層140を形成した。
その後で、分離クラッド層140上に第2の光感知性ワニスを塗布した。その樹脂層に対して、ワニスにおける溶媒成分を除去するために、約5分間約100℃で前置焼きを施した。このようにして、分離クラッド層140上に第2の光感知性コア層145を形成した。
それぞれ約12μmおよび約12μmのライン&スペースを有する光導波路コアのアレーおよびレンズ構造を線形のオプティカルパスのパターンが有する第2のフォトマスクを、約2500mJ/cm2の露出量における近傍露出方法によって光感知性樹脂を照射するのに用いた。その第2の光感知性マスクは、第1のコア層120上の位置整合マークに正確に位置整合された。第2のフォトマスクも位置整合マークを有する。中央波長365nmのバンドパスフィルタを、第2のフォトマスクを通り抜けるように紫外光を照射するのに用いた。紫外光によるフォトパターン化の後、その光感知性樹脂に対して、第2の光感知性コア層145を硬化するため、約15分間約180℃で露出後焼きによって施した。
次に、樹脂層を、約2分間γ-ブチロラクトン溶媒に浸し、その後に、新鮮なγ-ブチロラクトン溶媒で洗い、脱イオン用水で洗い、最後に穏やかな空気の吹き付けで乾燥することによって、作成した。次に、その樹脂層を、光感知性樹脂の残った溶媒を除去するため、約15分間約120℃で加熱して、これにより、厚さ約24μmの第2のコア層150を形成した。このようにして、直線状の光導波路、屈曲した光導波路およびレンズを有するコアチャネルがアレー構造を形成するように、長さ方向に沿ってお互い平行に延びお互い離されるように、形成した。また、位置整合マークも作った。
このようにして、各層が約400μm離されお互い同じように配置されるような、2層のコア構造を形成した。
その後で、垂直レンズを有する第3のクラッド層160を、2層の光導波路構造上に製造した。特定の位置整合マークを有する水晶製の型を、その2層の光導波路構造上に配置し、第1のコア層120および第2のコア層150の位置整合マークに位置整合した。次に、第1の光感知性ワニスを、水晶製の型における開口を介して挿入した。次に、その全体構造を、約2500mJ/cm2の露出量で第3のフォトマスクを介して紫外光に露出した。その露出の後、その水晶製の型を離して、その樹脂層を、約15分間約180℃で焼いた。
次に、光導波路構造を作成し、約15分間約120℃で焼いた。この方法により、垂直レンズと共に第3のクラッド層160は厚さ約700μmを有するように製造した。その垂直レンズは、第2のコア層150に対応する部分162および第1のコア層120に対応する部分164の両方を含み、それぞれ約1.0mmおよび約1.1mmの曲率半径を有する。
最後に、その光導波路構造を、基板から剥離し、このようにして2層の光導波路構造の厚い膜を作った。
本発明の特定の実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は、それら実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で様々な態様を採ることが可能である。
10 装置
15 光検出器
20 光源
30 光導波路
34 光導波路要素
35 検出スペース
36 広幅コア部
40 リフレクタ
42 第1光センサのアレー
44 第2光センサのアレー
48 複数の光センサ
100 基板
110 第1のクラッド層
115 第1の光感知性コア層
120 第1のコア層
123 受入光導波路要素
126 レンズ構造
130 第2のクラッド層
140 分離クラッド層
145 第2の光感知性コア層
150 第2のコア層
153 送出光導波路要素
156 レンズ構造
160 第3のクラッド層
162 垂直レンズの部分
164 垂直レンズの部分
170 基板
180、190 反射表面
210 反射性表面

Claims (36)

  1. 複数の送出光導波路要素および複数の受入光導波路要素を含む光導波路と、
    前記光導波路につながれた光源と、
    前記光導波路につながれた光検出器と、
    前記光導波路から離されて配置され、前記複数の送出光導波路要素から発せられた光を前記受入光導波路要素に向かって反射するリフレクタと
    を備えた光導波路を用いた装置。
  2. 前記複数の送出光導波路要素は、前記光導波路内で第1の表面上に形成され、
    前記複数の受入光導波路要素は、前記光導波路内で、前記第1の表面とは異なる第2の平面上に形成される
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  3. 前記複数の送出光導波路要素は、前記光導波路内で前記複数の受入光導波路要素の上方に形成される
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  4. 前記複数の送出光導波路要素は、前記光導波路内で前記複数の受入光導波路要素の上方に形成される
    請求項2に記載の光導波路を用いた装置。
  5. 前記複数の送出光導波路要素は、クラッド層によって前記複数の受入光導波路要素から分離されている
    請求項3に記載の光導波路を用いた装置。
  6. 前記複数の送出光導波路要素から発せられる光の焦点を合わせるためのレンズを更に備える
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  7. 前記複数の受入光導波路要素に向かって反射される光の焦点を合わせるためのレンズを更に備える
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  8. 前記複数の送出光導波路要素から発せられる光の焦点を合わせる第1のレンズ部分と、前記複数の受入光導波路要素に向かって反射される光の焦点を合わせる第2のレンズ部分と、を有するレンズを更に備える
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  9. 前記レンズは、前記複数の送出光導波路要素および前記複数の受入光導波路要素と一体に形成される
    請求項8に記載の光導波路を用いた装置。
  10. 前記光導波路は、検出領域における、互いに直交する少なくとも2つの側面上に形成され、
    前記リフレクタは、前記検出領域における、前記光導波路が形成された側面とは反対の側面上に形成される
    請求項8に記載の光導波路を用いた装置。
  11. 前記光導波路は、それぞれが前記複数の送出光導波路要素および前記複数の受入光導波路要素を有する2つの光導波路部分を含み、
    前記リフレクタは、2つのリフレクタ部分を有し、
    前記2つの光導波路部分は、検出領域における、互いに直交する少なくとも2つの側面上に設けられ、前記2つのリフレクタ部分は、前記検出領域における、前記2つの光導波路部分が設けられた側面とは反対の側面上に設けられ、
    前記光導波路部分の一方の前記複数の送出光導波路要素によって発せられた光は、前記光導波路部分の一方が設けられた側面とは反対の側面上に設けられた前記リフレクタ部分によって、該光導波路部分の一方の前記複数の受入光導波路要素に向かって戻るように反射され、
    前記光導波路部分の他方の前記複数の送出光導波路要素によって発せられた光は、前記光導波路部分の他方が設けられた側面とは反対の側面上に設けられた前記リフレクタ部分によって、該光導波路部分の他方の前記複数の受入光導波路要素に向かって戻るように反射される
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  12. 前記光源は、前記2つの光導波路部分の前記複数の送出光導波路要素に光学的につながれ、
    前記光検出器は、前記2つの光導波路部分の前記複数の受入光導波路要素に光学的につながれる
    請求項11に記載の光導波路を用いた装置。
  13. 前記リフレクタの反射表面は、蛍光物質によって被覆される
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  14. 前記複数の受入光導波路要素の前方表面は、蛍光物質によって被覆される
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  15. 前記リフレクタの反射表面は、屈曲している
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  16. 前記リフレクタは、前記リフレクタの前方表面に対して45度の角度を形成するように構成された少なくとも2つの反射表面を有する
    請求項1に記載の光導波路を用いた装置。
  17. 基板と、
    前記基板上に形成された第1のクラッド層と、
    前記第1のクラッド層上に形成され、複数の受入光導波路要素を有する受入光導波路と、
    前記受入光導波路上に形成された第2のクラッド層と、
    前記第2のクラッド層上に形成され、複数の送出光導波路要素を有する送出光導波路と、
    前記送出光導波路上に形成され、前記受入光導波路の位置に対応する位置に形成された受入レンズ部分および前記送出光導波路の位置に対応する位置に形成された送出レンズ部分を有する第3のクラッド層と、
    を有する光導波路部分と、
    前記光導波路部分とは反対側の検出領域の側面上に設けられた鏡と、
    前記光導波路部分に光学的につながれた面発光レーザと、
    前記光導波路部分に光学的につながれた検出器と、
    を備えた光学式タッチパネル。
  18. 前記光導波路部分は、前記検出領域における、互いに直交する少なくとも2つの側面上に形成され、
    前記鏡は、前記検出領域における、前記光導波路部分が形成された側面とは反対の側面上に形成される
    請求項17に記載の光学式タッチパネル。
  19. 前記光導波路部分は、第1の光導波路部分であり、
    前記鏡は、第1の鏡であり、
    当該光学式タッチパネルは、第2の鏡と、第2の光導波路部分と、を更に備え、
    前記第2の光導波路部分は、
    基板と、
    前記基板上に形成された第1のクラッド層と、
    前記第1のクラッド層上に形成され、複数の受入光導波路要素を有する受入光導波路と、
    前記受入光導波路上に形成された第2のクラッド層と、
    前記第2のクラッド層上に形成され、複数の送出光導波路要素を有する送出光導波路と、
    前記送出光導波路上に形成され、前記受入光導波路の位置に対応する位置に形成された受入レンズ部分および前記送出光導波路の位置に対応する位置に形成された送出レンズ部分を有する第3のクラッド層とを有し、
    前記第1の光導波路部分および前記第2の光導波路部分は、前記検出領域における、互いに直交する少なくとも2つの側面上に設けられ、前記第1の鏡および前記第2の鏡は、それぞれ、前記検出領域における、前記第1の光導波路部分および前記第2の光導波路部分が設けられた側面とは反対の側面上に設けられ、
    前記面発光レーザは、前記第1の光導波路部分の前記複数の送出光導波路要素および前記第2の光導波路部分の前記複数の送出光導波路要素に光学的につながれ、前記検出器は、前記第1の光導波路部分の前記複数の受入光導波路要素および前記第2の光導波路部分の前記受入光導波路要素に光学的につながれる
    請求項17に記載の光学式タッチパネル。
  20. 前記鏡の反射表面は、蛍光物質によって被覆される
    請求項17に記載の光学式タッチパネル。
  21. 前記光導波路部分の前記複数の受入光導波路要素の前方表面は、蛍光物質で被覆される
    請求項17に記載の光学式タッチパネル。
  22. 前記第1の鏡の反射表面および前記第2の鏡の反射表面は、蛍光物質に被覆される
    請求項19に記載の光学式タッチパネル。
  23. 前記第1の光導波路部分の前記複数の受入光導波路要素の前方表面および前記第2の光導波路部分の前記複数の受入光導波路要素の前方表面は、蛍光物質で被覆される
    請求項19に記載の光学式タッチパネル。
  24. 前記基板と、
    前記基板上に形成された第1のクラッド層と、
    前記第1のクラッド層上に形成された複数の第1の光導波路要素と、
    前記複数の第1の光導波路要素上に形成された第2のクラッド層と、
    前記第2のクラッド層上に形成された複数の第2の光導波路要素と、
    前記複数の第2の光導波路要素上に形成され、前記複数の第1の光導波路要素の位置に対応する位置に形成された第1のレンズ部分および前記第2の光導波路要素の位置に対応する位置に形成された第2のレンズ部分を有する第3のクラッド層と、
    を備えた光導波路。
  25. 前記基板は、ポリエチレンナフタレート製の基板である
    請求項24に記載の光導波路。
  26. 前記第1のクラッド層、前記第2のクラッド層および前記第3のクラッド層はそれぞれ、波長830nmの光において約1.542の屈折率を有する物質で形成される
    請求項24に記載の光導波路。
  27. 前記複数の第1の光導波路要素および前記複数の第2の光導波路要素は、波長830nmの光において約1.594の屈折率を有する材料で形成される
    請求項24に記載の光導波路。
  28. 前記第1のクラッド層、前記第2のクラッド層および前記第3のクラッド層はそれぞれ、ビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシチルエーテル(BPEFG)の約35重量割合、3',4'−エポキシシクロヘキシル−カルボキシレート(2021P)の約25重量割合、および光酸発生剤の約0.5重量割合の物質で形成される
    請求項24に記載の光導波路。
  29. 前記複数の第1の光導波路要素および前記複数の第2の光導波路要素は、ビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシチルエーテル(BPEFG)の約70重量割合、1,3,3−トリス(4−(2−(3−オキセタニル))ブトキシフェニル)ブタン(TrisP−RK)、光酸発生剤の約0.5重量割合および乳酸ラクテートの約28重量割合の物質で形成される
    請求項24に記載の光導波路。
  30. 前記第1のクラッド層、前記第2のクラッド層および前記第3のクラッド層は、波長830nmの光において約1.542の屈折率を有し、前記複数の第1の光導波路要素および前記複数の第2の光導波路要素は、波長830nmの光において約1.594の屈折率を有する
    請求項24に記載の光導波路。
  31. 検出領域における物体を検出する方法であって、
    前記検出領域における、その少なくとも一方の側面上に位置する光導波路と、前記光導波路に対して当該検出領域を跨いだ反対側に位置するリフレクタと、を有し、前記光導波路が、複数の送出光導波路要素および複数の受入光導波路要素を含み、
    前記光導波路の前記複数の送出光導波路要素へと光を導く工程と、
    前記複数の送出光導波路要素から前記検出領域を横断するように複数の光ビームを同時に送出する工程と、
    前記光導波路の複数の受入光導波路要素において複数の光ビームを受入する工程であって、受入した前記複数の光ビームの第1の部分は、前記検出領域の前記光導波路とは反対側の前記リフレクタを反射したものであり、受入した前記複数の光ビームの第2の部分は、前記検出領域における物体を反射したものであり、
    受入した前記複数の光ビームのそれぞれの強度を検出する工程と、
    検出した前記受入した複数の光ビームの強度に従って前記検出領域内の物体の位置を決定する工程と、
    を有する検出領域における物体を検出する方法。
  32. 2層の光導波路構造を製造する製造方法であって、
    基板上に下部クラッド層を形成する工程と、
    前記下部クラッド層上に第1のパターン化コア層を形成する工程と、
    前記第1のパターン化コア層上に第1の上部クラッド層を形成する工程と、
    前記第1の上部クラッド層上に分離クラッド層を形成する工程と、
    前記分離クラッド層上に第2のパターン化コア層を形成する工程と、
    光導波路構造を形成するように、第2のパターン化コア層上に第2の上部クラッド層を形成する工程と、
    前記光導波路構造を現像する工程と、
    前記光導波路構造から前記基板を除去する工程と、
    を有する2層の光導波路構造を製造する製造方法。
  33. 前記下部クラッド層を形成する工程および前記第1の上部クラッド層を形成する工程はそれぞれ、
    前記基板に樹脂を塗布する工程と、
    紫外光で前記樹脂を照射する工程と、
    前記樹脂を加熱する工程と
    を有する請求項32に記載の2層の光導波路構造を製造する製造方法。
  34. 前記分離クラッド層を形成する工程は、
    前記基板に樹脂を塗布する工程と、
    紫外光で前記樹脂を照射する工程と、および
    前記樹脂を加熱する工程と
    を3回行う請求項32に記載の2層の光導波路構造を製造する製造方法。
  35. 前記第1のパターン化上部コア層を形成する工程は、
    前記下部クラッド層上に樹脂を塗布する工程と、
    前記樹脂を前置焼きする工程と、
    前記樹脂に対して、線形のオプティカルパスの第1のパターン、第1のレンズ構造および第1の位置整合マークを有する第1のフォトマスクを適用する工程と、
    前記線形のオプティカルパスの第1のパターン、第1のレンズ構造および第1の位置整合マークを前記樹脂に転写するために前記第1のフォトマスクを通り抜ける紫外光で前記樹脂を照射する工程と、
    前記樹脂を焼く工程と、
    前記樹脂を現像する工程と、
    前記樹脂を加熱する工程と
    を有する請求項32に記載の2層の光導波路構造を製造する製造方法。
  36. 前記第2のパターン化コア層を形成する工程は、
    前記分離クラッド層上に前記樹脂を塗布する工程と、
    前記樹脂を前置焼きする工程と、
    線形のオプティカルパスの第2のパターン、第2のレンズ構造および第2の位置整合マークを有する第2のフォトマスクを、前記第2の位置整合マークが前記第1の位置整合マークと合致するように、前記第1のパターン化コア層と位置整合する工程と
    前記第2のフォトマスクを通り抜ける紫外光で前記樹脂を照射する工程と、
    前記工程を焼く工程と、
    前記樹脂を現像する工程と、
    前記樹脂を加熱する工程と
    を有する請求項35に記載の2層の光導波路構造を製造する製造方法。
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