JP2009229974A - 液晶表示装置、及び、液晶表示装置における光の色設定方法 - Google Patents

液晶表示装置、及び、液晶表示装置における光の色設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易にバックライトの色を設定可能な「液晶表示装置、及び、液晶表示装置における光の色設定方法」を提供する。
【解決手段】光源ユニット130−1において、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量が所定の場合に、青色蛍光体142−1、赤色蛍光体142−2、緑色蛍光体142−3から照射される青色領域の光、赤色領域の光及び緑色領域の光によって所定の色領域が定まり、制御部136が、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量を調整することによって、青色領域の光、赤色領域の光及び緑色領域の光を合成した光の色を、所定の色領域内で簡易に所望の色に設定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示を行う液晶表示装置、及び、当該液晶表示装置における光の色設定方法に関する。
液晶表示装置は、液晶ディスプレイにバックライトを照射するとともに、当該液晶ディスプレイ内の液晶の配向を変化させ、バックライトを透過あるいは遮断することで画像表示を行う。このような液晶表示装置において、例えば特許文献1に記載された技術では、液晶部を透過した光の進行方向に蛍光体を備え、当該蛍光体における波長変換により、透過光を適切な色に変換している。
一方、透過光の波長を変換するのではなく、バックライトの波長を適切なものとする、すなわち、バックライトの色を適切なものとする手法が存在する。光源として発光ダイオードを用いる場合、バックライトを適切な色に設定する方式としては、擬似白色方式と、RGB方式とがある。擬似白色方式は、図8に示す光源ユニット230のように、青色領域の色の光を照射する発光ダイオード240の光の照射方向に、黄色蛍光体242を配置し、当該黄色蛍光体242における波長変換により、発光ダイオード240が照射する青色領域の光を白色の光に変換して照射する。一方、RGB方式は、青色領域の色の光を照射する発光ダイオード、赤色領域の光を照射する発光ダイオード、緑色領域の光を照射する発光ダイオードを備え、これらを合成した光の色が図9のCIE標準表色系の色度図に示す白色となるようにする。
特開平10−319877号公報
しかしながら、従来の擬似白色方式やRGB方式では、以下のような問題が生じる。すなわち、擬似白色方式では、個々の発光ダイオード240が照射する光の色や、黄色蛍光体242の厚さにばらつきが生じやすい。これらのばらつきを抑制しようとすると、発光ダイオード240や黄色蛍光体242の製造工程における歩留まり率が低下し、コスト増加の要因となる。また、使用する液晶ディスプレイや、光源ユニットから液晶ディスプレイまでの間に存在する導光板等の光学部材によって、図10に示すように、光源ユニットが照射する光の色領域250は、液晶ディスプレイに使用される光学部材を透過することにより、光学部材の特性に応じて、色領域260の範囲内でシフトする。このような色のシフトは光学部材によって異なるため、色のシフトを考慮して統一的に発光ダイオードが照射する光の色を定めておくことができない。
一方、RGB方式では、青色領域の色の光を照射する発光ダイオード、赤色領域の色の光を照射する発光ダイオード、緑色領域の色の光を照射する発光ダイオードは、それぞれ材料が異なるため、時間経過や温度上昇に伴う発光効率や色の変化の度合が異なり、これらを考慮した制御を行おうとすると、非常に複雑となる。
本発明の目的は、上述した問題を解決するものであり、簡易にバックライトの色を設定可能な液晶表示装置、及び、当該液晶表示装置における光の色設定方法を提供するものである。
本発明に係る、液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置は、前記光照射部が、第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源と、前記第1の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体と、前記第2の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体と、前記第3の光源からの光の波長を変換し、第4の色領域の色の光を照射する第3の蛍光体と、前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第2乃至第4の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第2乃至第4の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定手段とを有する。
この構成によれば、3つの光源の光量を調整することによって、これら3つの光源から蛍光体を介して照射される光の3つの色によって定まる所定の色領域内で、光源から蛍光体を介して照射される3つの色領域の色の光を合成した光の色を、所望の色に設定することができる。従って、個々の光源が照射する光の色や、蛍光体の厚さにばらつきが生じている場合、あるいは、光学部材が変更された場合にも、簡易にバックライトの色を設定することが可能である。また、3つの光源は、同一の色領域の色の光を照射するものであるため、時間経過や温度上昇に伴う発光効率や色の変化の度合が大きく異なることはなく、制御が容易である。
また、本発明に係る液晶表示装置は、前記第1乃至第3の光源が、青色領域の色の光を照射し、前記第1の蛍光体が、青色領域の色の光を照射し、前記第2の蛍光体が、赤色領域の色の光を照射し、前記第3の蛍光体が、緑色領域の色の光を照射する。
青色領域の色の光を、波長変換によって赤色領域の色の光、あるいは、緑色領域の色の光に変換することは容易である。従って、3つの光源がいずれも青色領域の色の光を照射し、蛍光体によって、当該青色領域の色の光を、赤色領域の色の光や緑色領域の色の光に変換することで、同一色の3つの光源を用いて制御を容易にしつつ、光源の色領域以外の色領域の光を容易に得ることができる。
また、本発明に係る、液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置は、前記光照射部が、第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源と、前記第2の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体と、前記第3の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体と、前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第1乃至第3の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第1乃至第3の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定手段とを有する。
この構成によれば、3つの光源の光量を調整することによって、1つの光源から照射される光の1つの色と、2つの蛍光体を介して照射される光の2つの色とによって定まる所定の色領域内で、光源から照射される1つの色領域の色の光と、光源から蛍光体を介して照射される2つの色領域の色の光を合成した光の色を、簡易に所望の色に設定することができる。また、3つの光源は、同一の色領域の色の光を照射するものであるため、時間経過や温度上昇に伴う光効率や色の変化の度合が大きく異なることはなく、制御が容易である。
また、本発明に係る液晶表示装置は、前記第1乃至第3の光源が、青色領域の色の光を照射し、前記第1の蛍光体が、赤色領域の色の光を照射し、前記第2の蛍光体が、緑色領域の色の光を照射する。
上述したように、青色領域の色の光を、波長変換によって赤色領域の色の光、あるいは、緑色領域の色の光に変換することは容易である。従って、3つの光源がいずれも青色領域の色の光を照射し、蛍光体によって、当該青色領域の色の光を、赤色領域の色の光や緑色領域の色の光に変換することで、同一の色領域の色の光を照射する3つの光源を用いて制御を容易にしつつ、光源の色領域以外の色領域の光を容易に得ることができる。
また、本発明に係る液晶表示装置は、前記合成光色設定手段によって設定された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報に基づいて、前記第1乃至第3の光源の光量を設定する光量設定手段とを有する。
この構成によれば、適切に設定された光源の光量に関する情報を保持しておき、その後は、光源の光量を、その保持した情報に基づく光量に設定することで、再度の光量設定が不要となり、作業をより容易にすることができる。また、3つの光源が同一の色領域の色の光を照射するため、時間経過に伴う劣化の度合は大きく異なることはなく、ある程度の期間は、過去に設定された光量をそのまま用いることが可能である。
また、本発明に係る液晶表示装置は、前記光源が、発光ダイオードである。
本発明に係る、第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源、前記第1の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体、前記第2の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体、及び、前記第3の光源からの光の波長を変換し、第4の色領域の色の光を照射する第3の蛍光体からなり、液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置における光の色設定方法は、前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第2乃至第4の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第2乃至第4の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定ステップを有する。
本発明に係る、第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源、前記第2の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体、及び、前記第3の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体からなり、液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置における光の色設定方法は、前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第1乃至第3の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第1乃至第3の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定ステップを有する。
また、本発明に係る液晶表示装置における光の色設定方法は、前記合成光色設定ステップによって設定された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報を保持手段に保持させる保持ステップと、前記保持手段に保持された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報に基づいて、前記第1乃至第3の光源の光量を設定する光量設定ステップとを有する。
本発明によれば、3つの光源の光量を調整することによって、これら3つの光源から照射される光の色や、蛍光体を介して照射される光の色によって定まる所定の色領域内で、合成した光の色を、簡易に所望の色に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。
図1に示す液晶表示装置100は、バックライトの色の設定方式としてRGB方式を用いている。この液晶表示装置100は、前方から順に、前枠材102と、ガラス、液晶及び偏光フィルタからなる液晶ディスプレイ104と、輝度上昇フィルム106と、プリズムシート108と、拡散シート110と、導光板(Light Guide Plate:LGP)112と、反射板114と、後枠材116と、プリント基板120とが配置されるとともに、導光板112の下部に対向して光照射部としての光源ユニット130−1、130−2が配置される。これらのうち、前枠材102、液晶ディスプレイ104、光増幅部106、プリズムシート108、拡散シート110、導光板112、反射板114、後枠材116及び光源ユニット130−1、130−2により液晶ディスプレイモジュールが構成される。
光源ユニット130−1、130−2から照射された光は、導光板112に入射され、当該導光板112の内部で反射を繰り返しつつ、拡散シート110へ照射され、更に、拡散シート110によって拡散され、プリズムシート108、輝度上昇フィルム106を介して、液晶ディスプレイ104にバックライトとして入射される。ここで、導光板112の内部で反射を繰り返した光は、一部が反射シート114へ照射されるが、当該反射シート114によって反射された後、導光板112を介して、更には、上述と同様に、拡散シート110、プリズムシート108及び輝度上昇フィルム106を介して、液晶ディスプレイ104にバックライトとして入射される。
図2は、第1の光源ユニット130−1の詳細な構成を示す図である。図3に示す第1の光源ユニット130−1は、複数の発光ダイオード(LED)ユニット132と、制御部136と、メモリ138と、操作部139とにより構成される。
複数の発光ダイオードユニット132は、縦横に配列されている。これら発光ダイオードユニット132のそれぞれは、3個の発光ダイオード140−1、140−2及び140−3を配置してなる。これら発光ダイオード140−1乃至140−3は、光の照射方向に導光板112の下部が位置するように配置され、青色領域の色の光を照射する。発光ダイオード140−1による光の照射方向には、青色蛍光体142−1が配置される。同様に、発光ダイオード140−2による光の照射方向には、赤色蛍光体142−2が配置され、発光ダイオード140−3による光の照射方向には、緑色蛍光体142−3が配置される。
青色蛍光体142−1は、発光ダイオード140−1からの青色領域の色の光を入射すると、当該光の波長を変換し、入射した光とは異なる青色領域の色の光を照射する。赤色蛍光体142−2は、発光ダイオード140−2からの青色領域の色の光を入射すると、当該光の波長を変換し、赤色領域の色の光を照射する。緑色蛍光体142−3は、発光ダイオード140−3からの青色領域の色の光を入射すると、当該光の波長を変換し、緑色領域の色の光を照射する。
制御部136は、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量を調整することによって、蛍光体142−1が照射する青色領域の色の光、蛍光体142−2が照射する赤色領域の色の光、及び、蛍光体142−3が照射する緑色領域の色の光によって定まる所定の色領域内で、これら青色領域の色の光、赤色領域の色の光及び緑色領域の色の光を合成した光の色を設定する。
以下、制御部136による、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量調整について、フローチャートを参照しつつ説明する。図3及び図4は、制御部136による、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量調整のフローチャートである。
制御部136は、液晶表示装置100の電源がオンとなると、発光ダイオード140−1乃至140−3に対して、所定の電流(例えば、仕様上供給可能な最大電流値の2分の1)を供給することにより、これら発光ダイオード140−1乃至140−3を起動させる(S101)。これにより、青色蛍光体142−1から照射される光の色は図5の青色領域のB、赤色蛍光体142−2から照射される光の色は図5の赤色領域のR、緑色蛍光体142−3から照射される光の色は図5の緑色領域のGとなる。
次に、制御部136は、利用者の操作部139の操作による発光ダイオード140−1乃至140−3の光量調整の指示を受けると、当該指示に応じて、発光ダイオード140−1乃至140−3に供給する電流を制御して、これら発光ダイオード140−1乃至140−3の光量を調整する。発光ダイオード140−1乃至140−3の光量が調整されることにより、青色蛍光体142−1から照射される青色領域の色の光、赤色蛍光体142−2から照射される赤色領域の色の光、及び、緑色蛍光体142−3から照射される緑色領域の色の光を合成した光(合成光)の色は、図5に示すB、R、Gを頂点とする、白色を含む色領域である三角形領域150の範囲内で設定される(S102)。これにより、合成光の色を、三角形領域150の範囲内で利用者が所望する色に設定することが可能となる。
次に、制御部136は、利用者が操作部139を操作して、合成光の色を確定させる指示を行ったか否かを判定する(S103)。ここで、利用者は、液晶ディスプレイ104の表示色を視認することで、当該液晶ディスプレイ104にバックライトとして入射される光が所望の色であるか否かを判定し、所望の色である場合には、操作部139を操作して、合成光の色を確定させる指示を行う。
合成光の色を確定させる操作が行われていない場合には、再び、S102における利用者の操作部139の操作による発光ダイオード140−1乃至140−3の光量調整及び合成光の色の設定以降の動作が繰り返される。
一方、合成光の色を確定させる操作が行われた場合には、制御部136は、S102における調整後の発光ダイオード140−1乃至140−3の光量に対応する、これら発光ダイオード140−1乃至140−3に対する供給電流の情報を、メモリ138へ格納させる(S104)。
その後、液晶表示装置100の電源がオフとなって発光ダイオード140−1乃至140−3が停止した場合に、図4の動作に移行する。すなわち、発光ダイオード140−1乃至140−3が停止した後、再び、液晶表示装置100の電源がオンとなると、制御部136は、図3のS104において、メモリ138に格納した電流情報を読み出す(S201)。
次に、制御部136は、読み出した電流情報が示す電流を発光ダイオード140−1乃至140−3に供給する。これにより、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量が当該電流に応じたものに調整され、青色蛍光体142−1から照射される青色領域の色の光、赤色蛍光体142−2から照射される赤色領域の色の光、及び、緑色蛍光体142−3から照射される緑色領域の色の光を合成した光の色が、図3のS103にて利用者が確定させた色に設定される(S202)。
図6は、第2の光源ユニット130−2の詳細な構成を示す図である。図6に示す第2の光源ユニット130−2は、図2に示す第1の光源ユニット130−1と比較すると、青色蛍光体142−1が存在しない構成である。
制御部136は、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量を調整することによって、発光ダイオード140−1が照射する青色領域の色の光、蛍光体142−2が照射する赤色領域の色の光、及び、蛍光体142−3が照射する緑色領域の色の光によって定まる所定の色領域内で、これら青色領域の色の光、赤色領域の色の光及び緑色領域の色の光を合成した光の色を設定する。
制御部136による、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量調整の動作は、図3及び図4に示すフローチャートで示す動作とほぼ同様である。
すなわち、制御部136は、液晶表示装置100の電源がオンとなると、発光ダイオード140−1乃至140−3に対して、所定の電流(例えば、仕様上供給可能な最大電流値の2分の1)を供給することにより、これら発光ダイオード140−1乃至140−3を起動させる(S101)。これにより、発光ダイオード140−1から照射される光の色は図7の青色領域のB、赤色蛍光体142−2から照射される光の色は図7の赤色領域のR、緑色蛍光体142−3から照射される光の色は図7の緑色領域のGとなる。
次に、制御部136は、利用者の操作部139の操作による発光ダイオード140−1乃至140−3の光量調整の指示に応じて、発光ダイオード140−1乃至140−3に供給する電流を制御し、これら発光ダイオード140−1乃至140−3の光量を調整する。発光ダイオード140−1乃至140−3の光量が調整されることにより、発光ダイオード140−1から照射される青色領域の色の光、赤色蛍光体142−2から照射される赤色領域の色の光、及び、緑色蛍光体142−3から照射される緑色領域の色の光を合成した光(合成光)の色は、図7に示すB、R、Gを頂点とする、白色を含む色領域である三角形領域151の範囲内で設定される(S102)。これにより、合成光の色を、三角形領域151の範囲内で利用者が所望する色に設定することが可能となる。
次に、制御部136は、利用者が操作部139を操作して、合成光の色を確定させる指示を行ったか否かを判定する(S103)。合成光の色を確定させる操作が行われていない場合には、再び、S102における利用者の操作部139の操作による発光ダイオード140−1乃至140−3の光量調整及び合成光の色の設定以降の動作が繰り返される。
一方、合成光の色を確定させる操作が行われた場合には、制御部136は、S102における調整後の発光ダイオード140−1乃至140−3の光量に対応する、これら発光ダイオード140−1乃至140−3に対する供給電流の情報を、メモリ138へ格納させる(S104)。
その後、液晶表示装置100の電源がオフとなって発光ダイオード140−1乃至140−3が停止した場合には、図4の動作に移行し、再び、液晶表示装置100の電源がオンとなると、制御部136は、図3のS104において、メモリ138に格納した電流情報を読み出す(S201)。
次に、制御部136は、読み出した電流情報が示す電流を発光ダイオード140−1乃至140−3に供給する。これにより、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量が当該電流に応じたものに調整され、発光ダイオード140−1から照射される青色領域の色の光、赤色蛍光体142−2から照射される赤色領域の色の光、及び、緑色蛍光体142−3から照射される緑色領域の色の光を合成した光の色が、図3のS103にて利用者が確定させた色に設定される(S202)。
このように、液晶表示装置100では、光照射部130−1において、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量が所定の場合に、青色蛍光体142−1、赤色蛍光体142−2、緑色蛍光体142−3から照射される青色領域の光、赤色領域の光及び緑色領域の光によって図5に示す色領域である三角形領域150が定まり、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量を調整することによって、青色領域の光、赤色領域の光及び緑色領域の光を合成した光の色を、三角形領域150内で簡易に所望の色に設定することができる。
また、光照射部130−2において、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量が所定の場合に、発光ダイオード140−1、赤色蛍光体142−2、緑色蛍光体142−3から照射される青色領域の光、赤色領域の光及び緑色領域の光によって図7に示す色領域である三角形領域151が定まり、発光ダイオード140−1乃至140−3の光量を調整することによって、青色領域の光、赤色領域の光及び緑色領域の光を合成した光の色を、三角形領域151内で簡易に所望の色に設定することができる。
また、発光ダイオード140−1乃至140−3は同一色である青色領域の光を照射するものであるため、時間経過や温度上昇に伴う発光効率や色の変化の度合が大きく異なることはなく、制御が容易である。
また、青色領域の色の光を、波長変換によって赤色領域の色の光、あるいは、緑色領域の色の光に変換することが容易であることに鑑み、発光ダイオード140−1乃至140−3がいずれも青色領域の光を照射し、光照射部130−1では、青色蛍光体142−1、赤色蛍光体142−2、緑色蛍光体142−3によって色を変換し、光照射部130−2では、赤色蛍光体142−2、緑色蛍光体142−3によって色を変換することで、青色領域の色の光を照射する3つの発光ダイオード140−1乃至140−3を用いて制御を容易にしつつ、青色領域以外の色領域の光を容易に得ることができる。
また、確定した合成光の色を実現させるための発光ダイオード140−1乃至140−3の光量に対応する電流の情報をメモリ138に保持し、その後は、発光ダイオード140−1乃至140−3へ供給する電流を、その保持した電流に設定して光量設定を行うことで、再度の光量設定が不要となり、作業をより容易にすることができる。また、発光ダイオード140−1乃至140−3がいずれも青色領域の光を照射するため、時間経過に伴う劣化の度合は大きく異なることはなく、ある程度の期間は、過去にメモリ138に保持した電流に応じた光量設定を行うことで、合成光の色を所望の色に設定することが可能である。
なお、上述した実施形態では、発光ダイオード140−1乃至140−3がいずれも青色領域の色の光を照射するようにしたが、これらが照射する光の色は同一の色であればよく、その色に応じて蛍光体を変えればよい。例えば、発光ダイオード140−1乃至140−3がいずれも赤色領域の色の光を照射する場合には、発光ダイオード140−2の光の照射方向に青色蛍光体を配置し、発光ダイオード140−3の照射方向に緑色蛍光体を配置する。更には、発光ダイオード140−1の光の照射方向に赤色蛍光体を配置してもよい。
また、上述した実施形態では、バックライトの色の設定方式としてRGB方式を用いているが、他の方式を用いる場合にも、同様に、発光ダイオードが所定の光量の場合に定まる色領域の範囲内で、発光ダイオードの光量調整により、合成光の色を所望の色に設定することが可能である。また、光源は発光ダイオードに限定されるものではなく、他の光源を用いた場合にも、同様に本発明を適用することができる。
以上、説明したように、本発明に係る液晶表示装置、及び、液晶表示装置における光の色設定方法は、簡易にバックライトの色を設定可能であり、液晶表示装置等として有用である。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。 第1の光源ユニットの詳細な構成を示す図である。 制御部による、発光ダイオードの光量調整の動作を示す第1のフローチャートである。 制御部による、発光ダイオードの光量調整の動作を示す第2のフローチャートである。 第1の光源ユニットを用いた場合の色度図である。 第2の光源ユニットの詳細な構成を示す図である。 第2の光源ユニットを用いた場合の色度図である。 従来の光源ユニットの構成を示す図である。 色度図の一例を示す図である。 液晶に使用される光学部材によるシフトを説明する図である。
符号の説明
100 液晶表示装置
102 前枠材
104 液晶ディスプレイ
106 輝度上昇フィルム
108 プリズムシート
110 拡散シート
112 導光板
114 反射板
120 プリント基板
130−1、130−2 光源ユニット
132 発光ダイオードユニット
136 制御部
138 メモリ
139 操作部
140−1、140−2、140−3 発光ダイオード
142−1 青色蛍光体
142−2 赤色蛍光体
142−3 緑色蛍光体

Claims (9)

  1. 液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置であって、
    前記光照射部は、
    第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源と、
    前記第1の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体と、
    前記第2の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体と、
    前記第3の光源からの光の波長を変換し、第4の色領域の色の光を照射する第3の蛍光体と、
    前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第2乃至第4の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第2乃至第4の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定手段とを有する液晶表示装置。
  2. 前記第1乃至第3の光源は、青色領域の色の光を照射し、
    前記第1の蛍光体は、青色領域の色の光を照射し、
    前記第2の蛍光体は、赤色領域の色の光を照射し、
    前記第3の蛍光体は、緑色領域の色の光を照射する請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置であって、
    前記光照射部は、
    第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源と、
    前記第2の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体と、
    前記第3の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体と、
    前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第1乃至第3の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第1乃至第3の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定手段とを有する液晶表示装置。
  4. 前記第1乃至第3の光源は、青色領域の色の光を照射し、
    前記第1の蛍光体は、赤色領域の色の光を照射し、
    前記第2の蛍光体は、緑色領域の色の光を照射する請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記合成光色設定手段によって設定された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報に基づいて、前記第1乃至第3の光源の光量を設定する光量設定手段とを有する請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 前記光源は、発光ダイオードである請求項1乃至5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源、前記第1の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体、前記第2の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体、及び、前記第3の光源からの光の波長を変換し、第4の色領域の色の光を照射する第3の蛍光体からなり、液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置における光の色設定方法であって、
    前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第2乃至第4の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第2乃至第4の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定ステップを有する色設定方法。
  8. 第1の色領域の色の光を照射する第1乃至第3の光源、前記第2の光源からの光の波長を変換し、第2の色領域の色の光を照射する第1の蛍光体、及び、前記第3の光源からの光の波長を変換し、第3の色領域の色の光を照射する第2の蛍光体からなり、液晶ディスプレイのバックライトとなる光を照射する光照射部を有する液晶表示装置における光の色設定方法であって、
    前記第1乃至第3の光源の光量を調整することによって、前記第1乃至第3の色領域の色によって定まる所定の色領域内で、前記第1乃至第3の色領域の色の光を合成した光の色を設定する合成光色設定ステップを有する色設定方法。
  9. 前記合成光色設定ステップによって設定された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報を保持手段に保持させる保持ステップと、
    前記保持手段に保持された前記第1乃至第3の光源の光量に関する情報に基づいて、前記第1乃至第3の光源の光量を設定する光量設定ステップとを有する請求項7又は8に記載の色設定方法。
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