JP2009228671A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クランクケース13とシリンダブロック12とを、シリンダ2の軸方向に相対移動させることにより圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関10において、クランクケース13とシリンダブロック12の間の隙間に、空気圧によって該隙間をシールするシール用チューブ15を配置する。シール用チューブ15内の空気圧を利用して前記隙間をシールする。
【選択図】図1
Description
動させることにより圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関において、クランクケースとシリンダブロックの間の隙間をシールする際に、該隙間に正の空気圧を作用させることを最大の特徴とする。
前記クランクケースには、前記シリンダブロックの少なくとも一部を前記シリンダの軸方向に移動可能に収納する収納部が設けられ、
前記クランクケースの収納部の内壁と、前記シリンダブロックの前記収納部に収納される部分の外壁との間の隙間をシールするシール手段を備え、
前記シール手段は、前記隙間をシールする際に、該隙間に正の空気圧を作用させることを特徴とする。
が可能となる。
前記シール部材は、有端または無端の筒状の形状を有するとともに側面から外側に突出したリブを有し、前記クランクケースの収納部の内壁と、前記シリンダブロックのうち前記収納部に収納される部分の外壁との少なくとも一方に設けられた溝に前記リブが挿入されることで前記シール部材が前記クランクケースおよび/または前記シリンダブロックに結合され、
前記空気圧によって前記リブを前記溝に押し付けることで、前記隙間をシールするようにしてもよい。
の間から内燃機関の外部へオイルが漏れ出すことをより確実に抑制できる。また、この構成によりシール部材がクランクケースおよび/またはシリンダブロックに確実に結合されるので、シール部材の位置及び作動を安定させることが可能となる。その結果、シール部材によるシール性能を安定させることができる。
ギア等からなる機構を指す。また、カム軸14は、軸部14aに、複数のカム部14b及び複数の可動軸受部14c(いずれも、円柱状部材)を偏心させた形で取り付けた部材である。各カム軸14の軸部14aには、各カム部14bが固定されているとともに、各可動軸受部14cが回転可能な形で取り付けられている。
。なお、本実施例においてシール用チューブ15は、シール部材であるとともにシール手段を構成する。
肩部35aを結ぶ曲線が直線に近づく方向に変形し、足部35bはより強くクランクケース33の内壁33bに押さえ付けられる。また、足部35bと肩部35aを結んだ直線がより図中の水平方向に近づくため、肩部35aはシリンダブロック32の溝部32bの底面により強く押さえ付けられる。このように、加圧ポンプ37を作動させることにより、シール用バンド35の、クランクケース33の内壁33b及びシリンダブロック32の溝部32bの底面への接触圧力を増大させることができ、シリンダブロック32とクランクケース33の間のシール性を向上させることができる。
点から決定されている。
設けられ、このリブがクランクケースの内壁及びシリンダブロックの外壁に設けられたリブ用の溝に挿入固定された構成について説明する。
なる。
ック側溝52bに内周リブ55bが挿入されることで、凹部53cの底面53dと、シリンダブロック52の外壁52aとに生じた油膜をシールするのに充分な空気圧として、予め実験などによって求められた値に設定される。
11、56・・・・・・・・・・・・・・・シリンダヘッド
12、32、42、52・・・・・・・・・シリンダブロック
12a、32a、42c、52a・・・・・・・・・・シリンダブロック外壁
13、23、33、43、53・・・・・・クランクケース
13a、23a、33a、43a、53a・・収納部
13b、23b、33b、43b・・収納部内壁
14・・・・・・・・・・・・・・・カム軸
15、25、55・・・・・・・・・・・・シール用チューブ
26、36、46・・・・・・・・・加圧パイプ
27、37、47・・・・・・・・・圧縮ポンプ
35・・・・・・・・・・・・・・・シール用バンド
45a、45b・・・・・・・・・・シール用リング
50、60、70・・・・・・・・・ECU
52b・・・・・・・・・・・・・・ブロック側溝
53e・・・・・・・・・・・・・・クランクケース側溝
53f・・・・・・・・・・・・・・リブ押え部材
Claims (7)
- ピストン及びクランク軸が設けられたクランクケースに対して、シリンダが形成されたシリンダブロックを、前記シリンダの軸方向に相対移動させることにより圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関において、
前記クランクケースには、前記シリンダブロックの少なくとも一部を前記シリンダの軸方向に移動可能に収納する収納部が設けられ、
前記クランクケースの収納部の内壁と、前記シリンダブロックの前記収納部に収納される部分の外壁との間の隙間をシールするシール手段を備え、
前記シール手段は、前記隙間をシールする際に、該隙間に正の空気圧を作用させることを特徴とする可変圧縮比内燃機関。 - 前記シール手段は、前記隙間に配置され弾性体からなるシール部材を有し、前記空気圧によって前記シール部材を変形させて前記クランクケースの収納部の内壁と、前記シリンダブロックのうち前記収納部に収納される部分の外壁とに押し付けることで、前記隙間をシールすることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記シール部材は、空気が充填された中空の弾性体であり、前記空気圧は、該シール部材に充填された空気によって作用されることを特徴とする請求項2に記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記シール手段は、前記空気圧を上昇させる加圧装置をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記シール手段は、前記隙間において前記シリンダの軸方向に各々離れて配置され弾性体からなる複数のシール部材と、前記隙間における前記複数のシール部材の間の空間の空気圧を上昇させる加圧装置と、を有することを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記加圧装置は、前記クランクケース内の圧力が高いほど、前記空気圧を高くすることを特徴とする請求項4または5に記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記シール手段は、前記隙間に配置され弾性体からなるシール部材を有し、
前記シール部材は、有端または無端の筒状の形状を有するとともに側面から外側に突出したリブを有し、前記クランクケースの収納部の内壁と、前記シリンダブロックのうち前記収納部に収納される部分の外壁との少なくとも一方に設けられた溝に前記リブが挿入されることで前記シール部材が前記クランクケースおよび/または前記シリンダブロックに結合され、
前記空気圧によって前記リブを前記溝に押し付けることで、前記隙間をシールすることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
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