JP2009222257A - 製氷装置付冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】製氷装置付冷蔵庫において、製氷部で出来た透明な氷を冷蔵室温度で溶かすことなく氷貯蔵室で長期保存を可能にすること。
【解決手段】冷蔵庫は、製氷用冷却器18を有する製氷部21を冷蔵室2内に配置してその製氷用冷却器18に水を循環して透明氷を生成すると共に、製氷部21で生成された氷を貯氷する貯氷容器30を氷貯蔵室3に設けている。この冷蔵庫は、冷蔵室2と氷貯蔵室3との間を上下に区画する仕切断熱壁12に製氷部21で生成された氷塊が通る連絡道12aを設けると共に、その連絡道12aの出口を開閉するブレード51aを有するダンパー51を設けている。このダンパー51は、貯氷容器30内に落下した氷塊がブレード51aにより持ち上げられて当該ブレード51aと連絡道12aの出口との間に挟まれるのを阻止する氷塊挟持防止手段を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は透明な氷を自動的に作る製氷装置を備える家庭用の製氷装置付冷蔵庫に関するものである。
家庭用冷蔵庫に組み込まれた自動製氷装置において、透明な氷を作ることは過去に数多く提案されている。例えば、自動製氷装置の製氷容器の上部に加熱板を設け、製氷容器(製氷皿)上部の水を温めることで、凍結速度を水に含まれる不純物や空気等の溶存気体の拡散速度よりも遅くなるようにして透明度の高い氷をつくる。つまり、水全体を同時に凍結させずに、水の一部を加熱して部分的に凍結を遅らせる。これにより、水の中に溶存する気体及び不純物が、凍結する水の中から、加熱した水の中に移動拡散する。これによって製氷された氷は透明度の高い氷となる。但し、溶存気体及び不純物が集中して凍結した部分は、当然透明度が低くなる。この例が特許文献1に示すものである。
一方、最近提案されているものとしては、冷蔵庫に製氷皿専用の製氷用蒸発器を設け、この製氷用蒸発器で冷却された製氷部に水循環させ、純粋な水を先に固化(氷結)させ不純物を含ませないようにして透明氷を作る例がある。この例が特許文献2に示すものである。
特開平1−123968号公報 特開2006−317077号公報
前記特許文献1に示された従来の製氷装置は、製氷容器内(製氷皿)の水の水温を温めて凍結速度をおくらせるため、水温上昇を伴わない凍結に比べて製氷が完了する所要時間が極端に長く(遅く)なってしまう。従って、家庭用の冷蔵庫で透明氷を作ろうとした場合は、従来の製氷時間が1〜2時間であるのに対し、8〜10時間かかってしまう問題があった。また、この種の冷蔵庫は、圧縮機−凝縮器−減圧器−蒸発器を順次接続した冷凍サイクルの蒸発器により冷却される。即ち、蒸発器で熱交換した冷気を各室に強制循環し、これにより冷凍室、冷蔵室、野菜室などを設定温度に冷却している。
また、特許文献2に示された冷凍冷蔵庫は、前記冷凍冷蔵庫が持つ冷凍サイクルの蒸発器の他に、冷媒を気化させることが出来る製氷用蒸発器を先の蒸発器に対して並列に設けたものである。そして前記製氷用蒸発器に冷凍サイクル中を循環する冷媒を流し、気化熱を製氷用蒸発器を介して水に伝えたものである。つまりこの冷凍冷蔵庫は熱伝導率の低い空気を介在させることなく製氷用蒸発器で直接水を冷却するものである。こうすることにより、この冷凍冷蔵庫は別個の冷凍サイクル等を不要にし、冷凍冷蔵庫自体の大型化を抑制する他、製氷時間の短縮を図ることを目的としている。
更に、前記製氷用蒸発器に固着した冷却部に製氷水を吹き付ける或いは製氷水を流す等して純粋な水を優先的に冷却部に氷結させ不純物は水に含ませ回収するようにし透明氷を作ることを目的とした技術が開示されている。このものであると製氷用蒸発器を持つ冷凍サイクルを別に設ける必要がないことから冷蔵庫自体の大型化が抑制され製氷時間の短縮が図れる他、透明氷を得ることができる。
然しながら、特許文献2では製氷室を製氷氷結室と製氷保管室に分け製氷氷結室は0℃〜5℃の冷蔵温度帯の温度に調整し、製氷保管室は−20℃の冷凍温度帯の温度に調整するとしているが図面及び本文中の記載を見てもこの製氷室内をどのような手段で0℃〜5℃の製氷氷結室と−20℃の製氷保管室に区分けするのかが明確に示されていない。換言すると製氷氷結室と製氷保管室とを区画する仕切断熱壁等に設けられた氷移送用の穴を熱的に遮断するダンパーブレード等の詳細構造については何等説明されていないものである。
更に製氷氷結室は0℃〜5℃と冷蔵室温度に維持するとしているにも係わらず、冷蔵室とどのような配置関係にあるのかが明記されていない。又、冷蔵室と冷凍室間の仕切断熱壁をどのように活用し、収納効率の向上を計るのか等の工夫については何等説明していないものである。
本発明は前記課題を解決するためになされたものである。
即ち、上から冷蔵室、冷凍室、野菜室等を有し且つ専用の冷却器を製氷部に有し、その製氷用冷却器に水を循環して、透明氷を作るようにした冷蔵庫に於いて、冷蔵室と製氷室との間を上下に区画する仕切断熱壁に氷が通る連絡道を設け且つ、その連絡道の出口に落下する氷を制御するダンパーのブレードを設けると共に貯氷容器内に落下した氷塊がブレードにより持ち上げられ、ブレードと出口との間に挟まれるのを阻止する防止機構を前記ブレードに施した製氷装置付冷蔵庫とすることにより製氷部で出来た透明な氷を冷蔵室温度で溶かすことなく氷貯蔵室で長期保存が可能になるものである。又、氷が通る連絡道出口に設けるダンパーのブレードに前記ブレードの回動時、貯氷容器内の氷をブレードが巻き込まない工夫をこらしたものであるから例えば、貯氷容器の高さ寸法内にブレードの回動軌跡が入る設計とし、製氷室の高さ寸法を詰めた冷蔵庫としても支障がないものである。従って、ブレードと貯氷容器間の距離を詰め効率の良い冷蔵庫とすることが出来る。
また、氷が通る連絡道を塞ぐブレードを二つに分け観音開き方式で連絡道を塞ぐようにすると共に両ブレードの合わせ目には可撓性部材を設け、合わせ目をシールするようにした製氷装置付冷蔵庫とすることによりダンパーブレードの回動軌跡を小さく出来、貯氷容器が入る製氷室の高さ寸法を小さくすることが出来、効率の良い製氷装置付冷蔵庫とすることが出来ることは勿論、ブレードの高さ寸法が小さくなることにより氷を巻き込むと言う心配がなくなる上、ブレード間には可撓性部材があることより、合わせ目に隙間が出来る等の問題が生じない製氷装置付冷蔵庫が得られるものである。
また、氷が通る連絡道を塞ぐブレードを氷が通る連絡道の入口と出口の2箇所に設けるようにしたものであるから、氷が通る連絡道のシール性も向上することは勿論、氷が通る連絡道に異物が溜まることが無いものである。
また、氷が通る穴を塞ぐブレードに氷をブレードより斜面に乗せて落下させる落下リブを設けた製氷装置付冷蔵庫とすることにより出口に溜まっている間の氷とブレードとは前記リブに邪魔されて完全な面接触状態とならないので、ブレードが回動すると氷は自重で容器内に落下しやすいものである。従って、次のブレード閉段階に氷が邪魔し出口をシール出来ないと言う密封不良が発生することのない製氷装置付冷蔵庫を得ることが出来るものである。
また、貯氷容器の後部壁面にブレードを介して落下する氷を貯氷容器の中央側に案内する傾斜面を設けると共に貯氷容器内に貯氷された氷がブレードに触れないように貯氷容器内に溜まる氷の量と回動時のブレード最下端Pとの間にH1寸法を確保するようにした製氷装置付冷蔵庫とすることによって、ブレード回動時の氷の巻き込みを防止出来ると共に氷を貯氷容器中央に寄せておけるので使用者には使い勝手の良い製氷装置付冷蔵庫となるものである。
また、貯氷容器内に溜まる貯氷量を制御するレベルセンサの満氷検出位置を、ダンパーブレードが開閉動作をする軌跡よりH1寸法下方とした製氷装置付冷蔵庫とすることにより、貯氷容器内に溜まる氷がブレードに触ることはなくなるので、ダンパーブレードが溜まった氷で動作を邪魔される事がない製氷装置付冷蔵庫となるものである。
本発明は、製氷部で出来た透明な氷を冷蔵室温度で溶かすことなく氷貯蔵室で長期保存が可能になるものである。又、氷が通る穴出口に設けるダンパーのブレードには貯氷容器内の氷が接触するようなことがあっても前記ブレードの回動時、貯氷容器内の氷をブレードが巻き込まない工夫をこらしたものであるから、貯氷容器の高さ寸法内にブレードの回動軌跡が入る設計としても支障がないものである。従って、ブレードと貯氷容器間の距離を詰め、効率の良い冷蔵庫とすることが出来る他、製氷部と貯水部との配管作業が非常にやさしい冷蔵庫とすることが出来るものである。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図4に於いて、1は冷凍室、冷蔵室、野菜室それに氷貯蔵室等を備えた冷凍冷蔵庫本体、この冷凍冷蔵庫本体1は図2、図3に示すとおり、上から冷蔵室2、氷貯蔵室3、冷凍室4、野菜室5を有している。
6〜9は前記各室の前面開口部を閉塞する扉である。6はヒンジ(図示せず)等を中心に回動する冷蔵室扉、他の7〜9は引き出し式の扉である。この引き出し式扉7〜9を引き出すと各室を構成する容器が扉と共に引き出される。7は氷貯蔵室扉、8は冷凍室扉、9は野菜室扉である。11は前記扉6〜9と冷凍冷蔵庫本体1の箱体間をシールするパッキングで各扉6〜9の室内側外周縁に取り付けられている。12は冷蔵室4と氷貯蔵室3間を区画断熱する仕切断熱壁である。この仕切断熱壁12は30〜50mm程度の厚さで、スチロフォーム或いはウレタンフォーム等の発泡断熱材、真空断熱材等で作られている。13は氷貯蔵室3及び冷凍室4と野菜室5との間を区画断熱する仕切断熱壁で、仕切断熱壁12と同様に30〜50mm程度の厚さである。これもスチロフォーム或いはウレタンフォーム等の発泡断熱材、真空断熱材等で作られている。
次に冷凍冷蔵庫本体1に備えられた冷凍サイクルについて図3、図4により説明する。図に於いて、16は圧縮機、17は冷蔵庫本体1冷却用の第一冷却器、18は製氷用冷却器である(図4に示す)。圧縮機16で圧縮した冷媒ガスが凝縮器(図示せず)で凝縮液化し、減圧器で減圧され、第一、第二冷却器で前記減圧された液冷媒が蒸発して圧縮機に戻る。19は第一の冷却器17近くに設けられた送風機である。この送風機19は先の冷却器17と熱交換し、且つ除湿した冷気を冷凍室4、冷蔵室2、野菜室5等に供給ダクト(図示せず)等を介して送風する。この供給ダクトにより供給された冷気は、戻りダクト(図示せず)により回収される。この時、冷却器17と熱交換する循環空気は、冷却器17によって冷却されると共に湿気を奪われる。従って冷却器17には、多量の霜が付く。この霜を定期的に除去するのが除霜用ヒータ20である。
本実施例の場合、製氷用冷却器18は透明氷を作るための製氷部21を冷却するのを主としている。この製氷用冷却器18と第一の冷却器17への冷媒の流し方は、図6の通りである。これは追って説明する。次に図2〜図4に於いて、本発明の製氷装置本体10について説明する。尚、ここで言う製氷装置本体10とは製氷部21を含み、出来た氷を貯蔵する部分を除いた所を言うものである。図2、図3に於いては、循環水を貯蔵する貯水タンク22並びに前記循環水を受け、その循環水を製氷板に凍結させ、透明な氷塊を作る製氷装置本体10と、出来た氷塊を氷貯蔵室3等に設けられた貯氷容器30にストックさせる途中の機能等について説明する。22は貯水タンクであり、この貯水タンク22は図2〜図4からも判るように冷蔵室2の最下段(仕切断熱壁12の上面12a)と棚板14との間に形成された製氷室15に、図に示す如く設けられている。
この製氷室15の奥行寸法は図3からも判るように冷蔵室扉6のポケット6aの奥行寸法L1を避けた位置から冷蔵室2の背壁2aまでになっている。また、製氷室15の横幅は図2にも示す如く、ほぼ冷蔵室幅の1/2となっている。これは冷蔵室扉6を中央で縦に2分割した扉に合わせた為である。係る製氷室15内に先の貯水タンク22は図2〜図3に示す如く設置されているものである。通常この貯水タンク22は1〜2L程度の水を入れることが出来るタンクに形成されている。この1〜2L程度の水は製氷装置が1日で使う水の量である。従って、使用者はこの貯水タンク22内に水がなくなるのを確認すると、この貯水タンク22を製氷室15より取り出し、水を補給するものである。この点からして、従来貯水タンク22は使用者にとって取り扱いしやすい所に設置されている。
換言すると本実施例に於いては、製氷室15の開口部を閉塞するような形に貯水タンク22を設け、開口部前面を蓋するようにしたものである。10は製氷装置本体、この製氷装置本体10は先の貯水タンク22と併設して設けられている。図3では製氷室15内で且つ貯水タンク22の奥側に設けられている。即ち、製氷装置本体10は冷蔵室2内の製氷室15内に設置されていると言うことである。尚、前記製氷装置本体10は冷蔵室2と区画される外郭ケース44内に設置される。勿論このケース44は蓋等があり開閉できるものであるから、特に配管等の清掃時には、このケース44の蓋等を外せば簡単に出来るものである。
次に図4をもって、前記外郭ケース44内に設置されている製氷装置本体10について説明する。本図は冷蔵室に設置された貯水タンク22の水を一旦定量タンク23(1回の製氷に必要となる水の量を溜めておくタンク)に移送し、その定量タンク23内の水を製氷部21に循環ポンプ24をもって循環し、製氷部21に所定の大きさ(厚さを含めて)の板状透明氷を作り、それをカットヒータ29で所定の大きさに分割し、それを氷貯蔵室3に設けた貯氷容器30に連絡道12aを介して落下させ貯氷する製氷装置を説明するものである。尚、製氷装置本体10(製氷部)は冷蔵室2側に設置されているものであるから、この製氷装置本体10の雰囲気温度は0〜5℃である。従って、ここで出来た氷塊は貯氷容器30(氷貯蔵室温度は−20℃)側に図に示す如くダンパー51開に伴って落下させ、貯氷されるものである。更に前記製氷装置本体10は仕切断熱壁12に設けられた連絡道12aまで氷塊を運ぶ役目をここでは果たしている。
ここで、先に説明したダンパー51について説明すると前記ダンパー51のブレード51aは連絡道12aを常時、閉する方向に働いており氷貯蔵室3と冷蔵室2の間の温度差を確保しているものであるが、カットヒータ29により氷塊の切断が完了すると所定の時間だけ連絡道12aを開するように働くものである。更に又、前記製氷装置本体10には給水ポンプ26により定量タンク23に1回分の水が、その都度給水されているものである。以下に、これらのことを更に詳細に説明すると、22は冷蔵室2の底部(仕切断熱壁の上面12b)に設置された着脱自在の貯水タンク、この貯水タンク22内には後述する製氷部21で1回に使用される水の量の例えば10倍の量の水が貯えてある。
即ち、製氷部21で1回に使用する水の量が200ccであるとすると2000ccを貯えることが出来る容量を持っていると言うことである。また、この貯水タンク22は、給水管、例えば定量タンク23に水を送る為の給水管との接続部を取り外すことにより、引き出すことが出来、蓋を開くことにより貯水タンク22内を簡単に清掃出来る構造に作られている。
23は外郭ケース44内に着脱自在に設置された定量タンク、この定量タンク23内には先にも記載したとおり製氷部21で作られる1回分の透明氷に相当する水の量が貯水タンク22より移送されている。そして、前記定量タンク23も貯水タンク22と同様に給水管との接続部を外すことにより引き出すことが出来、蓋を開くことにより簡単に内部を清掃出来る構造に作られている。循環ポンプ26は貯水タンク22より定量タンク23に水を移送するものである。この循環ポンプ26は、駆動部が貯水タンク22の外側にあり、ポンプ部が貯水タンク22内にあるタイプの所謂非接触型のポンプであっても良い。先の一定量の水は、例えばこのポンプ26を10秒間回すことにより得ることができる水量である。要はポンプの能力により運転時間で一定量を確保する構造である。
25は給水管を示している。この給水管25は貯水タンク22、定量タンク23に対し、図には示していないが接続部で着脱自在に接続されている。従って、貯水タンク22は給水、或いは清掃時、簡単に取り外しが出来るように工夫されている。24はその定量タンク23内の水を製氷部21に循環する循環ポンプである。この循環ポンプ24は傾斜して設けられた製氷部21の頂部に先の水を循環する。28は先の給水管27の先端に設けられた分流ノズルである。前記給水管27はこの分流ノズル28と定量タンク23間を接続するものである。また、前記分流ノズル28は製氷部21の幅一杯に均一な水量を流す役目を果たす。21は製氷部、この製氷部21は例えば幅100mm、長さ150mm、高さ30mmに作られた製氷板21aと−20〜−30℃位まで冷える製氷用冷却器18等より成るものである。
勿論、前記製氷板21aはアルミニウム或いは銅等の熱伝導性の良い薄板金属板で作られ、製氷用冷却器18とは熱的に良好に取り付けられている。この為、製氷板21a表面(水の流れる面)は当然−20〜−30℃の温度に保持される。そして、分流ノズル28よりこの製氷板21aに流された水を少しずつ透明な氷として成長させるものである。製氷板21aで製氷されず通り過ぎた不純物を含む水は先の定量タンク23に設けられた戻り口23aより戻される。これを繰り返し行うことにより、製氷板21aには空気や不純物の少なくなった水のみが凍り、不純物は未氷結の循環水となり定量タンク23に戻る。これによって、製氷板21aには常に透明な板状氷が出来ることとなる。
製氷板21aでの製氷が完了した時点で製氷板21aと氷との界面を溶かし、次の行程となるカットヒータ29に該製氷板21aの傾斜を利用し、製氷の完了した板状氷を降下させる。このカットヒータ29に届いた板状の透明氷はこのカットヒータ29で所定の大きさに分割され、図の通りに落とされ、貯氷容器30に貯氷される。尚、この時前記カットヒータ29は板状の透明氷を例えば10分〜60分位かけて切断出来れば良い発熱量としておく。即ち、1回の製氷サイクルが60分であるとすると60分以内に板状氷がカットヒータにより分割され、ブロック氷になれば良いからである。以上透明氷を作る為の製氷部構成部品例えば、製氷板21a、定量タンク23、循環ポンプ24、給水管27、分流ノズル28、カットヒータ29等は何れも0〜5℃の室温に設定された外郭ケース44内に設置されている。
これにより、前記給水管25、給水ポンプ26ともども凍結から守られ凍結防止ヒータは必要としない。即ち、冷蔵室2は従来一般に採用されている冷気量制御ダンパー等を介して冷蔵室2に入る冷気量により室温が確保されている為である。更にまた、前記貯水タンク22、定量タンク23は冷蔵庫の外に取り出し、内部を簡単に清掃出来るので貯水タンク22への水補給、或いは定量タンク23内の不純物洗い流し等が容易になる。
次に図5を用いて説明する。尚、図5は図2とは異なる実施例を説明する図である。図に於いて、2は冷蔵室、3は氷貯蔵室、4は冷凍室を示す。12は仕切断熱壁であり、この図は貯水タンク22、製氷装置本体10の外郭44を製氷室15に対し正面から見て並列設置したものである。この場合も、両者を前後に併設した場合(図2)と同様の効果が得られるものである。
次に図6を用いて製氷用冷却器について説明する。図に於いて、16は圧縮機、31は凝縮器、33は流路切換弁、17は第一の冷却器、18は製氷用冷却器であり、そして19は第一の冷却器と熱交換した冷気を各室に強制循環する送風機である。34は膨張弁である。35は制御部である。この制御部35は膨張弁34の開度を変え、減圧度合を変えると共に流路切換弁33の冷媒流れ方向を変えたり停止するものである。例えば、製氷用冷却器18のみで製氷を行いたいときには膨張弁34の開度を上げ、冷却器17、18に同時に冷媒を流す時には、先の開度を下げ、第一の冷却器17のみに冷媒を流す時には、先の中間に位置する開度にする等して冷媒温度をコントロールする。このように、制御部35で膨張弁34、流路切換弁33を制御することにより、冷媒の蒸発温度幅を持たせ、効率的な冷凍サイクル運転が出来る点が図6の実施例である。
次に、図7を用いて製氷部21について説明する。尚、図7は本発明に使用する製氷部21の断面拡大説明図である。図に於いて、21は製氷部で製氷板21a、製氷用冷却器18より構成されている。28は分流ノズルである。36はU字状に折り曲げたパイプ18aから成る製氷用冷却器18を製氷板21aに密着するように取り付ける取付板である。この取付板36の両側は前記U字状に折り曲げたパイプ18aに密着するよう該パイプ径にほぼ合わせて作られている。
尚、この製氷用冷却器18を製氷板21aに取り付ける時には、矢印P方向より冷却器18を取付板36に向かってスライドさせるようにして差し込むことにより完成する。即ち、冷蔵庫の製作段階で前記製氷用冷却器18を製氷室15に臨ませておくことで、製氷板21aは後から取り付けることが出来る。37は製氷部21の熱を水が流れる製氷板21aに集中させる為の断熱材であり、38は透明氷完成時に製氷部21を加熱し、製氷板21aに着いた透明氷を溶かして、その板状透明氷をカットヒータ側に落下させる加熱ヒータである。
図7に示すものは、製氷板21a上に水を流し、この製氷板21aに板状透明氷を作るものである。これに対し、図8に示すものは製氷時に小さく分割した透明氷を作るように、前記製氷板21aを図のように分割された小さな室を有するものとし、この製氷板21aを逆さに配設している。この製氷板21aの小さな室に向けて、分流ノズル28より循環水を吹き付け、透明氷を作る製氷部21を示している。また、製氷部21に結氷した透明氷は、加熱ヒータ38の働きにより製氷部21aから下方に落下するものである。尚、分流ノズル28が氷落下に邪魔になる場合には、製氷が完了した時点で、分流ノズルを移動させるか、製氷部21を移動させるものである。勿論、図8に示す製氷板21aを使用するときには、図4に示すカットヒータ29は必要なく、製氷板21aから落下した氷塊は直接貯氷容器30側に落下させるものである。
次に、図9、図10を用いて本発明の製氷機構部材をユニット化し、製氷装置本体10とした例を説明する。図に於いて、21は製氷部、21aは製氷板、23は定量タンク、24は循環ポンプ、25は給水管、27は給水管、28は分流ノズル、29はカットヒータ、30は貯氷容器、36は取付板である。前記、製氷装置本体10を構成する部材(21、21a・・・)はベース材(図示せず)に組み付けられユニット化されている。前記製氷装置本体10構成部材の内でユニット化から除外されているのは、製氷板21aに取り付けられる製氷用冷却器18である。
即ち、貯水タンク22及び貯水タンク22より定量タンク23に水を供給する給水ポンプ26は図4に示す如く、水道水の貯水タンク22への供給等の面から手前側に設けられるのが多いことから、これらはユニット化の対象から除外するのが良い。また、製氷板21aに取り付けられる製氷用冷却器18は冷蔵庫箱体側に予め取り付けられた冷凍サイクルと冷媒配管を同じくしていることにより、前記冷凍サイクルとは切り離すことが出来ない為である。
而して、44は前記製氷装置本体10を構成する部材(21、21a・・・)をユニット化したものを納める外郭ケースである。この外郭ケース44は1個の容器であっても良いし、2、3個位の部品を伴うものであっても良い(例えば蓋と容器と外郭ケース44内に入れる部材)。また、この外郭ケース44は庫内及び庫外(室外)より循環水中に入ろうとする埃等を遮断する働きを有しているものである。44aは前記外郭ケース44に設けられた給水管引き出し口、この給水管引き出し口44aから給水管25は外郭ケース44の外側に引き出されている。この給水管引き出し口44aから引き出された給水管25は外郭ケース44を冷蔵室下部の製氷室15内に組み込んだ際、貯水タンク22側から出る給水管25の接続部25aに接続されるものである。
44bは外郭ケース44に設けられた製氷用冷却器18挿入窓、この製氷用冷却器18挿入窓44bは製氷用冷却器18(本発明の場合フィン等が付いていないパイプ状冷却器)を製氷板21aの下面に取り付けられた取付部45の入り口部45aに対向して設けられている。而して、外郭ケース44を製氷室15に組み込んだ後、前記製氷用冷却器18(パイプ状)はこの製氷用冷却器18挿入窓44bより先の製氷用冷却器18の弾性力を利用し、取付部45内にスライドするようにして密着係合されるものである。尚、前記取付部45は製氷板21aと製氷部21との間に出来た空間を示すものである。また、図には示していないが、前記ケース44には循環ポンプ24等への電源供給用リード線の引き出し口44cを有している。
更にまた、製氷装置本体10をユニット化するに際してベース板の他、図9に示す通りケース自体に取付脚46を設け、この取付脚46を基準に各製氷機構成部材をケース44に組み込んでも良いことは勿論である。図9に示すものは外郭ケース44と一体または別体に作られた取付脚46を基準にして、製氷部21、カットヒータ29を組み付けユニット化した例である。この時、定量タンク23はベース板或いは外郭ケース等には、しっかりと固定されず外郭ケースより扉を開けると使用者が難しくなく、引き出せる構造としておく必要がある。
以上の通り、ユニット化した製氷装置本体10を製氷室15に組み込み併設される給水タンク22間等との間の電気配線、給水配管及び製氷用冷却器の取り付けを行うことで、例えば図4の状態となり、使用者の望む透明な氷を得ることが出来る。また、図10に示すものは、ケース44を2部品(容器と蓋)で作った例と、ユニット化するのを製氷部21とカットヒータ29とにした例である。この場合でも前記ケース44にはパイプ状冷却器18を通す製氷用冷却器挿入窓44b、リード線の引き出し口44c、給水管引き出し口44aは設けておくものである。而して、この場合は冷蔵庫組立時にケース44の蓋を開け、定量タンク23、循環ポンプ24をケース44内に組み込めば良いものである。
図9、図10にも示す通り、製氷装置本体10のユニット化は部分組立化を促進し、冷蔵庫自体の組立時間を短縮するものであり、ケース44に前記製氷部21及びカットヒータ29を納めるのは循環水中に室内は勿論室外の埃等が浸入するのを防止すると共に、製氷機構成部材に使用者の手が触れるのを防止する。以上のようにユニット化した製氷装置本体10を仕切断熱壁12を冷凍室側に窪ませた所に位置させることにより貯水タンク22の高さ寸法に合わせて作られる製氷室15の室高さを、いたずらに高くする必要がないので効率の良い冷蔵室の収納効率を確保することが出来るものである。換言すると、製氷装置本体10(製氷部)の収納場所を目立たない所にすることができるものである。
次に図11〜図15をもって製氷室15で作られた氷を連絡道を介して貯氷容器30に送る点について説明する。図11は連絡道に設けるダンパー51のブレード51aの構造を示す図であり、図12は異なる例を示す図であり、図13更に異なる例を示す図であり、図14は図13に用いたダンパーブレードの平面図であり、図15はダンパーブレードと貯氷容器部に設けるレベルセンサとの位置関係を示す図である。
先ず図11〜図14に於いて説明する。2は冷蔵室、12は仕切断熱壁(冷凍室と冷蔵室間、氷貯蔵室と製氷室間)、12aは連絡道、30は貯氷容器、51はダンパー、51aはブレードである。図4に示すダンパー51、ブレード51aは連絡道12aを一枚のブレード51aで密封するようにしたものであるが、このものは連絡道12aを塞ぐのにブレードを二つ51a、51aに分け所謂観音開き方式で該連絡道12aを塞ぐようにすると共に両ブレード51a、51aの合わせ目には可撓性部材51b、51bを設け、合わせ目を可撓性部材51b、51b同志でシールするようにした製氷装置付冷蔵庫とすることによりダンパーブレードの回動軌跡を小さくし、貯氷容器30が入る冷凍室の高さ寸法(H寸法)を小さくしたものである。又、ブレード51a、51aの高さ寸法が小さくなることにより氷を巻き込むと言う心配がなくなる上、ブレード間51a、51aには可撓性部材51b、51bがあることより、合わせ目に隙間が出来る等の問題が生じない製氷装置付冷蔵庫が得られるものである。勿論前記可撓性部材51b、51bには低温度で硬化しないシリコン樹脂等で作られた板状部材をつかうものである。
又、この板状可撓性部材51b、51bは、あまり幅広には作らない。何故ならばこの板状可撓性部材51b、51bでは氷を直接支えるのが難しい為である。さらに連絡道12aとブレード51aとの当接面には図には示してないがシール材を設けておけばシール性は更に向上するものである。
図12に示すものは、出口の穴を塞ぐブレード51aを連絡道12aの入口と出口の2箇所に設けるようにしたものであるから、連絡道12aのシール性も向上することは勿論、連絡道12aに異物が溜まることが無いものである。
次に図13、図14に於いて、このものは連絡道12aを塞ぐブレード51aに氷をブレードより落下させる落下リブ52を設け、ブレード51aに乗った氷は図13に示す如く斜面に沿って落下し、ブレード51aに残らないようにしたものである。またブレード51a上に乗った氷は前記リブに邪魔されてブレード51aとは面接触状態とならないのでブレードが回動すると、氷は自重で容器内に落下しやすいものである。従って、次のブレード閉段階に氷が邪魔し、出口をシール出来ないと言う密封不良が発生することのない製氷装置付冷蔵庫を得ることが出来る。なお前記落下リブ52は図14に示す如くブレード51aに数条設けておくものである。
次に図15に於いて、このものは連絡道12aより落下する氷をブレード51a及び、貯氷容器30の後部壁面30a(傾斜面)を利用して貯氷容器30の中央に導くようにしたものである。この時ブレード51aは貯氷容器30の後部壁面30a(傾斜面)に触れないようにしてある。こうすることにより特別な部品を設けることなく連絡道12aより貯氷容器側に落下する氷が前記ブレード51aに巻きつくのを防止出来ると共に氷を貯氷容器30中央に寄せておけるので使用者には使い勝手の良い製氷装置付冷蔵庫となるものである。また、貯氷量を制御するレベルセンサ53による満氷検出位置を、ダンパーブレード51aが開閉動作をする軌跡よりH1下方とした製氷装置付冷蔵庫とすることにより貯氷容器30内に溜まる氷がブレード51aに触ることはなくなるのでダンパーブレード51aが溜まった氷で動作を邪魔される事がない製氷装置付冷蔵庫となるものである。
本発明は以上説明した如き構成を有するものであるから、次の如き効果が得られるものである。即ち、上から冷蔵室、冷凍室、野菜室等を有し、且つ専用の冷却器を製氷部に有し、その製氷用冷却器に水を循環水として流し、該製氷部で透明氷を作るようにした冷蔵庫に於いて、前記水を貯蔵する貯水タンクを冷蔵室下部の製氷室に設置すると共に製氷装置本体の製氷部を前記貯水タンクと併設して設置するようにしたものであるから、製氷部側に於いては、循環水の凍結が防止出来、貯水部側に於いては、氷貯蔵室いっぱいの貯氷容器とすることが出来る。
また、製氷部を従来冷蔵室に設置していた貯水タンクに併設して設置するようにしたものであるから、貯水タンクと製氷部とを結ぶ配管等の配設作業が容易になることは勿論、冷蔵室底部のコーナー部を製氷コーナーとして使用者に認識してもらえるものである。
又、製氷室は冷蔵室を棚板等をもって複数段に区画した室の内、最下段に形成された室であり、その幅寸法は冷蔵室扉の幅方向の分割寸法に合わせておけば、一方の扉を開すれば貯水タンクは勿論、水の循環に必要な循環ポンプ等のサービスも容易に受けることができるものである。
又、製氷室の底面は冷蔵室と氷貯蔵室を区画する仕切断熱壁で構成され、製氷部の一部はこの仕切断熱壁を冷凍室側に窪ませた所に位置して構成されていることより、製氷部が冷蔵室側にはみ出し、冷蔵室を小さくしてしまうということが無くなることは勿論、製氷部を人の目のつかない所に配置することが出来るものである。
又、貯水タンクと製氷装置本体とは、製氷室に併設して設けられ、貯水タンクは手前側より引き出し可能に設置されていることより、使用者は容易に貯水タンクへの給水が出来るものである。
又、製氷部は貯水タンクの裏側に設置され、製氷部で出来た氷は仕切断熱壁を貫通して設けた連絡道を通して氷貯蔵室に設けた貯氷容器内に貯氷されるようにしたので、製氷された氷塊が温度的に溶け出すことがないことは勿論、製氷部の設置に当たっても前方の貯水タンクで覆われた所を利用するようにしているので冷蔵室の使い勝手が落ちることはないものである。
即ち、上から冷蔵室、冷凍室、野菜室等を有し且つ専用の冷却器を製氷部に有し、その製氷用冷却器に水を循環して、透明氷を作るようにした冷蔵庫に於いて、冷蔵室と氷貯蔵室との間を上下に区画する仕切断熱壁に氷が通る連絡道を設け、且つその連絡道の出口に落下する氷を制御するダンパーのブレードを設けると共に貯氷容器内に落下した氷塊がブレードにより持ち上げられブレードと出口との間に挟まれるのを阻止する防止機構を前記ブレードに施した製氷装置付冷蔵庫とすることにより製氷部で出来た透明な氷を冷蔵室温度で溶かすことなく長期保存が可能になるものである。又、氷が通る連絡道出口に設けるダンパーのブレードには貯氷容器内の氷が接触するようなことがあっても前記ブレードの回動時、貯氷容器内の氷をブレードが巻き込まない工夫をこらしたものであるから例えば、貯氷容器の高さ寸法内にブレードの回動軌跡が入る設計としても支障がないものである。従って、ブレードと貯氷容器間の距離を詰め効率の良い冷蔵庫とすることが出来る。
また、氷が通る連絡道を塞ぐブレードを二つに分け観音開き方式で連絡道を塞ぐようにすると共に両ブレードの合わせ目には可撓性部材を設け、合わせ目をシールするようにした製氷装置付冷蔵庫とすることによりダンパーブレードの回動軌跡を小さく出来、貯氷容器が入る冷凍室の高さ寸法を小さくすることが出来、効率の良い製氷装置付冷蔵庫とすることが出来ることは勿論、ブレードの高さ寸法が小さくなることにより氷を巻き込むと言う心配がなくなる上、ブレード間には可撓性部材があることより合わせ目に隙間が出来る等の問題が生じない製氷装置付冷蔵庫が得られるものである。
また、氷が通る連絡道を塞ぐブレードを氷が通る連絡道の入口と出口の2箇所に設けるようにしたものであるから、氷が通る連絡道のシール性も向上することは勿論、氷が通る連絡道に異物が溜まることが無いものである。
また、氷が通る連絡道を塞ぐブレードに氷をブレードより斜面に乗せて落下させる落下リブを設けた製氷装置付冷蔵庫とすることにより、出口に溜まっている間の氷とブレードとは前記リブに邪魔されて完全な面接触状態とならないのでブレードが回動すると氷は自重で容器内に落下するものである。従って、次のブレード閉段階に氷が邪魔し出口をシール出来ないと言う密封不良が発生することのない製氷装置付冷蔵庫を得ることが出来るものである。
また、貯氷容器の後部壁面にブレードを介して落下する氷を貯氷容器の中央側に案内する傾斜面を設けると共に貯氷容器内に貯氷された氷がブレードに触れないように貯氷容器内に溜まる氷の量と回動時のブレード最下端Pとの間にH1寸法を確保するようにした製氷装置付冷蔵庫とすることによってブレード回動時の氷の巻き込みを防止出来ると共に氷を貯氷容器中央に寄せておけるので使用者には使い勝手の良い製氷装置付冷蔵庫となるものである。
また、貯氷容器内に溜まる貯氷量を制御するレベルセンサによる満氷検出位置をダンパーブレードが開閉動作をする軌跡よりH1寸法下方とした製氷装置付冷蔵庫とすることにより貯氷容器内に溜まる氷がブレードに触ることはなくなるのでダンパーブレードが溜まった氷で動作を邪魔される事がない製氷装置付冷蔵庫となるものである。
本発明を備えた冷蔵庫の正面図である。 図1の扉を除き要部を拡大した説明図である。 図1のAーA断面図である 図3の要部拡大説明図である。 図2とは異なる例を示す説明図である。 本発明等に使用される一般的冷凍サイクルの説明図である。 本発明に使用する製氷部の断面拡大説明図である。 図7とは異なる製氷部の断面拡大説明図である。 製氷装置本体のユニット化を示す要部断面説明図である 製氷部とカットヒータ部をユニット化した例を示す要部断面説明図である。 氷が通る穴に設けるダンパーブレードの構造を示す図である。 図11とは異なる例を示す図である。 図12とは異なる例を示す図である。 図13に用いたダンパーブレードの平面図である。 ダンパーブレードと貯氷容器部に設けるレベルセンサとの位置関係を示す図である。
符号の説明
1…冷凍冷蔵庫本体、2…冷蔵室、2a…冷蔵室2の背壁、3…氷貯蔵室、4…冷凍室、5…野菜室、6…冷蔵室扉、6a…ポケット、7…氷貯蔵室扉、8…冷凍室扉、9…野菜室扉、10…製氷装置本体、11…パッキング、12…仕切断熱壁、12a…連絡道、12b…仕切断熱壁の上面、13…仕切断熱壁、14…棚板、15…製氷室、16…圧縮機、17…第1の冷却器、18…製氷用冷却器、19…送風機、20…除霜用ヒータ、21…製氷部、21a…製氷板、22…貯水タンク、23…定量タンク、23a…戻り口、24…循環ポンプ、24a…駆動部、24b…ポンプ部、25…給水管、25a…接続部A、25b…接続部B、26…給水ポンプ、27…給水管、28…分流ノズル、29…カットヒータ、30…貯氷容器、31…凝縮器、32…キャピラリチューブ、33…流路切換弁、34…膨張弁、35…制御基板、36…取付板、37…断熱材、38…加熱ヒータ、39…断熱材、40…断熱材付蓋、41…軸、42…ハンドル、43…遮蔽板、44…外郭ケース、44a…給水管引き出し口、44b…製氷用冷却器挿入窓、44c…リード線の引き出し口、45…取付部、45a…入口部、46…取付脚、47…樋、48…駆動モータ、49…ライナー、50…レベルセンサ、51…ダンパー、51a…ブレード、51b…可撓性部材、52…落下リブ、53…レベルセンサ。

Claims (6)

  1. 冷蔵室、冷凍室及び氷貯蔵室を備え、製氷用冷却器を有する製氷部を前記冷蔵室内に配置してその製氷用冷却器に水を循環して透明氷を生成すると共に、前記製氷部で生成された氷を貯氷する貯氷容器を前記氷貯蔵室に設けた冷蔵庫に於いて、
    前記冷蔵室と前記氷貯蔵室との間を上下に区画する仕切断熱壁に前記製氷部で生成された氷塊が通る連絡道を設けると共に、その連絡道の出口を開閉するブレードを有するダンパーを設け、
    前記ダンパーは、前記貯氷容器内に落下した氷塊が前記ブレードにより持ち上げられて当該ブレードと前記連絡道の出口との間に挟まれるのを阻止する氷塊挟持防止手段を備えたことを特徴とする製氷装置付冷蔵庫。
  2. 請求項1において、氷塊が通る前記連絡道を塞ぐ前記ブレードを二つに分けて観音開き方式とすると共に、その両ブレードの合わせ目に可撓性部材を設けて当該可撓性部材により合わせ目をシールすることを特徴とする製氷装置付冷蔵庫。
  3. 請求項1において、氷塊が通る前記連絡道を塞ぐ前記ブレードを氷塊が通る当該連絡道の入口と出口の2箇所に設けたことを特徴とする製氷装置付冷蔵庫。
  4. 請求項1において、氷塊が通る前記連絡道を塞ぐ前記ブレードに、氷塊をブレードより斜面に乗せて落下させる落下リブを設けたことを特徴とする製氷装置付冷蔵庫。
  5. 請求項1において、前記貯氷容器の後部で前記ブレードを介して落下する氷塊を前記貯氷容器の中央側に案内するように当該ブレードを傾斜させると共に、前記貯氷容器内に貯氷された氷塊が前記ブレードに触れないように当該貯氷容器内に溜まる氷塊と当該ブレードの回動時のブレード最下端との間に所定寸法を確保したことを特徴とする製氷装置付冷蔵庫。
  6. 請求項1において、前記貯氷容器内に溜まる貯氷量を制御するレベルセンサの満氷検出位置を前記ブレードが開閉動作をする軌跡より所定寸法下方としたことを特徴とする製氷装置付冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012078078A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Toshiba Corp 冷蔵庫
WO2020211002A1 (zh) * 2019-04-17 2020-10-22 合肥华凌股份有限公司 储冰盒、制冰系统及冰箱
WO2023274018A1 (zh) * 2021-07-01 2023-01-05 海尔智家股份有限公司 用于回收制作透明冰的水的无排水管透明冰制冰机

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