JP2009216334A - 火力発電プラントの燃料ガス供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製鉄所から発生する副生ガスを主燃料とする火力発電設備へ重油及び/又はコークス炉ガスに代わる保炎用燃料を供給可能な燃料ガス供給装置を提供する。
【解決手段】製鉄所から発生する高炉ガス、転炉ガス、及び製鉄所から発生する副生ガスを混合したミックスガスのうち少なくとも一種以上のガスをボイラーへ供給する主燃料ガス供給手段14と、製鉄所から発生するコークス炉ガスをボイラーへ供給するコークス炉ガス供給手段32と、ガスハイドレートを貯蔵可能なタンクを有し、貯蔵するガスハイドレートを急速にガス化させる急速ガス化手段を備えるガスハイドレートガス化装置120と、前記主燃料ガス供給手段14が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出されるガスとを所定の割合で混合し、前記コークス炉ガス供給手段32に送出する代替コークス炉ガス供給手段74と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、火力発電プラントの燃料ガス供給装置に関する。
本発明において、製鉄所から発生する副生ガスは、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガスであり、製鉄所から発生する副生ガスを混合したミックスガスとは、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガスのうち2種又は3種のガスを混合したガスを言う。
現在、製鉄所から発生する副生ガスである高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガス、これらガスを混合したミックスガスを燃料ガスとするガス専焼、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガス、これらガスを混合したミックスガス及び重油を燃焼可能な混焼、及び重油専焼が可能な火力発電プラントでは、燃料費が安価なガス専焼で燃料に見合った発電出力とするガス成り運転が経済的な理由から主な運用となっている。
ガス専焼は、発熱量の低い高炉ガス、転炉ガス及びミックスガスが、安定した燃焼を継続する火種としての保炎性がないため、火種として保炎性に優れるコークス炉ガスを全熱量の10〜20%程度助燃する必要がある。重油混焼は、製鉄所の操業変動によるコークス炉ガス不足時、高炉ガスの熱量不足等による最低出力維持及び給電要請による焚き増し時に行っている。重油専焼は、製鉄所からの副生ガスの供給が停止した場合に必要である。
今日、硫黄酸化物による大気汚染やCOによる地球環境問題の観点から、重油使用の削減が求められている。これに対して本出願人は、重油に代え保炎用燃料としてLNGを気化させた天然ガスを用いて安価な代替コークス炉ガスを製造する技術を開発し、既に特許出願を行っている(特許文献1参照)。
特開2007−107401号公報
特許文献1に記載の技術は、天然ガスと高炉ガスとを混合(増熱)し代替コークス炉ガスを製造し、これを重油に代え保炎用燃料とするものであり、既設のボイラーを改造することなくそのまま使用することが可能な有用な技術である。しかしながら天然ガス源としてLNGを使用する場合、火力発電プラントとLNG受入基地とが離れた場所にあると、何十キロメートルとパイプラインを敷設する必要があり、このような場合にはコストを含め容易に実施できるとは言い難い。また今日LNGの調達も厳しさを増している。これらのことから重油に代わる保炎用燃料として、特許文献1に記載の技術以外の技術も求められているところである。この場合、特許文献1に記載の技術と同様、既設のボイラーを改造することなくそのまま使用することが可能な技術であることが好ましい。
本発明の目的は、製鉄所から発生する副生ガスを燃料とする火力発電プラントのボイラーへ重油及び/又はコークス炉ガスに代わる保炎用燃料を供給可能な燃料ガス供給装置を提供することである。
請求項1に記載の本発明は、製鉄所から発生する高炉ガス、転炉ガス、及び製鉄所から発生する副生ガスを混合したミックスガスのうち少なくとも一種以上のガスをボイラーへ供給する主燃料ガス供給手段と、製鉄所から発生するコークス炉ガスをボイラーへ供給するコークス炉ガス供給手段と、ガスハイドレートを貯蔵可能なタンクを有し、貯蔵するガスハイドレートを急速にガス化させる急速ガス化手段を備えるガスハイドレートガス化装置と、前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出されるガスとを所定の割合で混合し、前記コークス炉ガス供給手段に送出する代替コークス炉ガス供給手段と、を備えることを特徴とする火力発電プラントの燃料ガス供給装置である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置において、前記ガスハイドレートが天然ガスハイドレート及び/又はメタンハイドレートであることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置において、前記急速ガス化手段は、加熱水を貯留する加熱水タンクを有し、ガスハイドレートに加熱水を噴射可能な加熱水噴射装置であり、加熱水をボイラー排ガスの熱を利用して製造することを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置において、さらに前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出されるガスとを所定の割合で混合し、前記主燃料ガス供給手段に送出可能な代替コークス炉ガス調整手段を備え、前記代替コークス炉ガス調整手段を介して、常時、前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出される少量のガスとを所定の割合で混合し、前記主燃料ガス供給手段に送出することを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置において、前記ガスハイドレートガス化装置から送出される少量のガスが、ボイルオフガスであることを特徴とする。
本発明の火力発電プラントの燃料ガス供給装置は、製鉄所から発生する高炉ガス等をボイラーへ供給する主燃料ガス供給手段、製鉄所から発生するコークス炉ガスをボイラーへ供給するコークス炉ガス供給手段の他、ガスハイドレートガス化装置、主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部とガスハイドレートガス化装置から送出されるガスとを所定の割合で混合し、コークス炉ガス供給手段に送出する代替コークス炉ガス供給手段を有するので、代替コークス炉ガスを保炎用燃料として使用することができる。これにより重油を保炎用燃料としている火力発電プラントにあっては、重油の使用を抑制することができる。またコークス炉ガスを保炎用燃料としている火力発電プラントにあっては、製鉄所の操業によりコークス炉ガスが不足してもガス専焼運転の継続、発電出力の維持ができる。代替コークス炉ガスは、コークス炉ガス供給手段を通じてボイラーに供給されるので、既設のボイラーを改良することなくそのまま使用することができる。またガスハイドレートガス化装置は、ガスハイドレートを急速にガス化させる急速ガス化手段を備えるので、急な保炎用燃料の要求に対しても迅速に対応することができる。
また本発明によれば、前記ガスハイドレートが天然ガスハイドレート及び/又はメタンハイドレートであるので、天然ガス及び/又はメタンガスを増熱用燃料として使用することで簡単に代替コークス炉ガスを製造することができる。
また本発明によれば、前記急速ガス化手段は、加熱水を貯留する加熱水タンクを有し、ガスハイドレートに加熱水を噴射可能な加熱水噴射装置であるので、急な保炎用燃料の要求に対しても迅速に対応することができる。さらに加熱水タンクに貯留する加熱水をボイラー排ガスの熱を利用して製造するのでエネルギの有効利用、省エネルギにつながる。
また本発明によれば、さらに前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出されるガスとを所定の割合で混合し、前記主燃料ガス供給手段に送出可能な代替コークス炉ガス調整手段を備え、前記代替コークス炉ガス調整手段を介して、常時、前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出される少量のガスとを所定の割合で混合し、前記主燃料ガス供給手段に送出するので、急な保炎用燃料の要求に対しても迅速に対応することができる。代替コークス炉ガスの製造を開始してから発熱量が安定するには時間を要するので、保炎用燃料の要求があって初めて保炎用燃料の製造を始めると、要求に間に合わない場合もあるが、本発明では、このような心配はない。
また本発明によれば、前記ガスハイドレートガス化装置から送出される少量のガスが、ボイルオフガスであるので、ボイルオフガスを有効に利用することができる。またボイルオフガスを利用することで、代替コークス炉ガスの調整を常時行うことが可能となり、急な保炎用燃料の要求に対しても迅速に対応することができる。
図1は、本発明の第1実施形態としての火力発電プラントの燃料ガス供給装置10の概略的構成を示すプロセスフロー図である。また図2は、火力発電プラントの燃料ガス供給装置10の一部を構成する天然ガスハイドレートガス化装置120の概略的構成を示す。ここでは天然ガスハイドレート(以下NGHと記す)としてペレット状のNGHを使用する例を示す。なお、本発明が本実施形態に限定されないことは言うまでもない。
燃料ガス供給装置10は、ボイラー12へ燃料ガスを供給する装置であって、燃料系統として、製鉄所から発生する高炉ガスをボイラー12へ供給する高炉ガス系統、製鉄所から発生するコークス炉ガスをボイラー12へ供給するコークス炉ガス系統、コークス炉ガスの代替ガスである代替コークス炉ガスを製造しボイラー12へ供給する系統を有する。またボイラー12は、重油をバックアップ用の燃料とする。
高炉ガスは、ボイラー12の主燃料であり、高炉ガス供給手段14を介してボイラー12の高炉ガスバーナ16に供給される。高炉ガス供給手段14は、高炉ガスバーナ16と接続する高炉ガス配管18を備え、高炉ガス配管18の途中には、上流側から順に製鉄所から送られる高炉ガスの発熱量を測定するカロリー計20、U字水封弁22、流量計24、緊急水封弁26、流量制御ダンパー28及びバーナ弁30が設けられている。
コークス炉ガスは、主としてボイラー12の保炎用燃料として使用されるガスであり、コークス炉ガス供給手段32を介してボイラー12のコークス炉ガスバーナ34に供給される。コークス炉ガス供給手段32は、コークス炉ガスバーナ34と接続するコークス炉ガス配管36を備え、コークス炉ガス配管36の途中には、上流側から順に製鉄所から送られるコークス炉ガスの発熱量を測定するカロリー計38、U字水封弁40、流量計42、逆流防止ダンパー44、緊急水封弁48、流量制御ダンパー50及びバーナ弁52が設けられている。
重油は、主として製鉄所からの副生ガスの供給が停止したような場合に発電を維持する
バックアップ用の燃料であり、重油供給手段54を介してボイラー12の重油バーナ56に供給される。重油供給手段54は、重油を貯留する重油タンク58、重油を圧送する重油ポンプ60、重油バーナ56に接続する重油配管62を備え、重油ポンプ60及び重油配管62を通じて重油を重油バーナ56に供給する。重油配管62の途中には、上流側から順に流量計64、流量制御弁66、遮断弁68及びバーナ弁70が設けられ、重油ポンプ60の吐出部には圧力調節用の制御弁72を備える。
代替コークス炉ガスは、代替コークス炉ガス供給手段74により製造され、コークス炉ガス供給手段32を介してボイラー12のコークス炉ガスバーナ34に供給される。代替コークス炉ガスは、高炉ガスと天然ガスとを混合することで製造する。代替コークス炉ガス供給手段74は、NGHガス化装置120から送出される天然ガスを混合器76へ導く天然ガス配管78、高炉ガス配管18に接続し高炉ガスの一部を混合器76へ導く高炉ガス分岐管80、天然ガス及び高炉ガスを混合する混合器76、混合したガスをコークス炉ガス配管36に導く代替コークス炉ガス配管82を備える。
天然ガス配管78の途中には、上流側から順に天然ガスの発熱量を測定するカロリー計84、流量制御弁86、流量計88、遮断弁90が設けられると共に、NGHガス化装置120で発生するボイルオフガスを混合器76へ送出するためのバイパス管92が、流量制御弁86、流量計88、遮断弁90をバイパスする形で設らけれている。バイパス管92には、流量制御弁94、流量計96が設けられている。高炉ガス分岐管80は、高炉ガス配管18内を流れる高炉ガスの発熱量を測定するカロリー計20の下流側でかつU字水封弁22の上流側の高炉ガス配管18に接続し、途中に流量計98、流量制御ダンパー100及び送風量の異なる高炉ガス供給ファン102、104が設けられている。混合器76とコークス炉ガス配管36を結ぶ代替コークス炉ガス配管82の途中には、混合ガスの発熱量を測定するカロリー計106、代替コークス炉ガス配管82内の圧力が所定の圧力以上となった場合にガスを系外に排出する安全弁108、流量計109、流量制御ダンパー110を備える。
さらに燃料ガス供給装置10は、代替コークス炉ガスの発熱量が安定するまで、製造した代替コークス炉ガスを高炉ガス配管18へ流す代替コークス炉ガス調整手段112を備える。代替コークス炉ガス調整手段112は、代替コークス炉ガス供給手段74と代替コークス炉ガス調整配管114とを含み、代替コークス炉ガス調整配管114は、途中に流量計115、遮断弁116を備え、一端をカロリー計106よりも下流側の代替コークス炉ガス配管82に、他端を流量計24によりも下流側の高炉ガス配管18に接続する。この代替コークス炉ガス調整手段112を利用して、常時少量の混合ガスを高炉ガス配管18へ流しておけば、代替コークス炉ガスの要求に迅速に対応することができる。
天然ガスは、NGHガス化装置120を通じて供給される。周知のように、NGHは、水分子が形成するかご状の結晶構造の空間に天然ガスが取込まれた包接化合物であり、氷状の固体物質である。このNGHは、NGH1m当り約160Nmと多くの天然ガスを包蔵することができる。NGHは、大気圧下、約−80℃の温度で安定的に存在し、さらに約−20℃の温度で分解が抑制される自己保存性も知られており、加熱することで容易に天然ガスを取り出すことができる。
NGHガス化装置120は、NGHペレット122を貯蔵可能なタンク124を有する。タンク124の壁面は、断熱性を有し、例えば自己保存性を発現する−20℃程度のNGHペレット122を長期間貯蔵することができる。タンク124の中間部にはスクリーン126が取付けられており、NGHペレット導入管128を介して供給されるNGHペレット122は、スクリーン126上に堆積する。タンク124内の上部には、NGHペレット122を加熱しガス化させるための加熱水を噴射するスプレー管130が、スクリーン126の上方には、NGHペレット122を加熱しガス化させるためのNGH加熱器132が設けられている。
スプレー管130は、複数のスプレーノズル134を備え、加熱水流量制御弁136を備える加熱水配管138を通じて加熱水タンク140と接続し、スプレーノズル134を通じて90℃程度の加熱水がNGHペレット122に噴射される。これにより急速にNGHペレット122をガス化させることができる。さらにスプレー管130には、タービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144と熱交換し30℃程度となった温水を供給する温水配管146が接続し、温水をNGHペレット122に噴射することもできる。タービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144と熱交換し30℃程度となった温水を供給する温水配管146には、途中に流量制御弁147が設けられ、スプレー管130と接続すると共に、加熱水タンク140と接続し加熱水タンク140に温水を供給する分岐管148を有する。
加熱水タンク140は、スプレー管130に高温の加熱水を供給するための加熱水を貯留するタンクであって、加熱水を製造するための加熱水タンク加熱器150、加熱水温度を検出する温度検出器152、水位検出器154を備え、水位検出器154の信号は水位調節器155に送られ、水位調節器155は、加熱水タンク140の水位を所定の水位に調節する。加熱水タンク加熱器150は、間接加熱式の熱交換器であって、循環水加熱器156と加熱水タンク加熱器循環水配管158、NGH加熱器循環水配管162を通じて接続し、循環水加熱器156で加熱された高温の加熱水は、NGH加熱器循環水配管162途中に設けられた循環水ポンプ160を介して加熱水タンク加熱器150に送られ加熱水タンク140内の水を加熱する。循環水ポンプ160は、回転数を可変可能なポンプであり、回転数制御により吐出流量を調節する。
循環水加熱器156は、NGH加熱器循環水配管162を通じてNGH加熱器132とも接続し、NGH加熱器循環水配管162の途中に設けられた三方弁164、166を切替えることで、循環水を加熱水タンク加熱器150又はNGH加熱器132に送ることができる。循環水加熱器156の加熱源は、ボイラー12から排出されるボイラー排ガスである。ボイラー排ガスダクト168には、ボイラー排ガス分岐ダクト170が設けられ、ボイラー排ガス分岐ダクト170は、循環水加熱器156の高温側と接続する。ボイラー排ガスダクト168には加温ガス流量制御補助ダンパー172が、ボイラー排ガス分岐ダクト170には加温ガス流量制御ダンパー174が設けれ、これら開度を調節することで、循環水加熱器156を所定の温度に加熱することができる。
タンク124の上部には、汽水分離器176が設けられ、NGHペレット122がガス化し発生する天然ガスを送出する天然ガス配管78が接続する。またタンク上部には、タンク124内の圧力が所定の圧力を超えた場合に、タンク124内の天然ガスを放出してタンク124の破損を防止する安全弁178が装着されている。NGHガス化装置120は、貯蔵するNGHペレット122を積極的に冷却する冷凍設備を有していないので、NGHペレット122を積極的に加熱しない場合であってもタンク124壁面を通じての自然入熱によりNGHペレット122がガス化され、ボイルオフガス(以下BOGと記す)が発生するけれども、このBOGは、天然ガス配管78のバイパス管92を通じて混合器76へ送られるので、有効に利用することができる。
タンク124の下部には、NGHペレット122のガス化に伴い発生する5℃程度の冷水180を貯留する冷水プール182が設けられていると共に、タンク124下部には冷水送水管184が連結し、冷水送水ポンプ186を介してタービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144へ冷水が送られる。冷水送水ポンプ186の出口部には冷水流量制御弁188、三方弁190が設けられ、三方弁190を切替えることでタービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144に冷水が冷却媒体の一つとして送られる。タービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144と熱交換し温度の高くなった冷水が流れる温水配管146には、三方弁192が設けられ、温水は温水配管146を通じてスプレーノズル134に送られる他、系外に送出することもできる。またタンク124の下部には、冷水プール182の水位を調節するための水位検出器194、水位調節器196、水位制御弁198が装着されており、これらにより冷水プール182の水位を任意の高さに調節することができる。
この他、NGHガス化装置120には、タンク124内の圧力を検出しタンク124内の圧力を調節する圧力検出器200及び圧力調節器202、NGHペレット122のレベルを検出しNGHペレット供給弁204の動作を調節するレベル検出器206及びレベル調節器208が設けられている。またNGH加熱器循環水配管162に設けられた三方弁164、166、循環水ポンプ160、冷水送水ポンプ186等、機器、弁の動作を制御する制御装置210を備える。さらに冷水の温度を検出する温度検出器212、系外に送出する温水の温度を検出する温度検出器214、NGH加熱器循環水配管162に設けられ循環水の温度を検出する温度検出器216、218を備える。
以上のような構成からなる燃料ガス供給装置10の使用例を以下に示す。燃料ガス供給装置10は、製鉄所から発生する副生ガスである高炉ガス、コークス炉ガスを優先的にボイラー12に供給し、ボイラー12を備える火力発電プラントは、コークス炉ガスを保炎用燃料としたガス専焼運転を行う。製鉄所から供給される高炉ガス及びコークス炉ガスの発熱量及び流量データは、ボイラー自動燃焼制御装置(図示を省略)へ送られ、ボイラー自動燃焼制御装置は、ボイラー圧力を所定の圧力に維持するための制御信号に基づき所定流量の燃焼空気ならびに燃料を高炉バーナ16、コークス炉バーナ34へ送るように制御する。重油系統は、基本的には使用せず、副生ガスの供給が停止したような場合に使用する。コークス炉ガスが製鉄所から十分に供給されガス専焼運転が維持できる場合には、代替コークス炉ガスは特に必要ない。代替コークス炉ガスを必要としない場合、NGHガス化装置120は、スタンバイ状態にある。スタンバイ状態のNGHガス化装置120は、NGH加熱器132の加熱、スプレーノズル134からの加熱水の噴射を行わない。
さらにタービン油冷却器142等への冷水の供給も停止する一方、ボイラー排ガスの熱を利用して、加熱水タンク140内に貯留する水を所定の温度まで加熱する。制御装置210は、加熱水タンク140内の水の温度が約90℃となるように、循環水ポンプ160を起動し、循環水加熱器156で加熱した循環水を加熱水タンク加熱器150に送るように制御する。温度調節は、循環水ポンプ160の回転数制御、加温ガス流量制御補助ダンパー172、加温ガス流量制御ダンパー174のダンパー開度を調節することで行う。加熱水タンク140に加熱水を貯留しておくことで、代替コークス炉ガスの供給要請があると、加熱水タンク140内の加熱水をNGHペレット122に直に噴射することができる。加熱水タンク140内の加熱水は90℃程度に加熱されているので温度が高く、加熱水を噴射することで直に天然ガスを発生させることができ、代替コークス炉ガスの供給要請に迅速に対応することができる。
待機状態のNGHガス化装置120は、NGHペレット122を積極的にガス化させないけれども、冷凍機を備えていないので、自然入熱によりBOGが発生する。このBOGは、代替コークス炉ガス調整手段112を介して高炉ガス配管18に送られ、ここで高炉ガスと混合し燃焼される。具体的にはBOGは、バイパス管92を介して混合器76に送られる。同時に混合器76には、混合ガスの発熱量が所定の発熱量となるように、高炉ガスが小容量の高炉ガス供給ファン104で昇圧され送られる。混合器76で混合された混合ガスからなる代替コークス炉ガスは、代替コークス炉ガス調整配管114を通じて高炉ガス配管18に送られ、ここで高炉ガスと混合する。これら制御は、ボイラー自動燃焼制御装置が行う。高炉ガスに混合される代替コークス炉ガスの発熱量及び流量データはボイラー自動燃焼制御装置に送られ、ボイラー自動燃焼制御装置はこれらのデータに基づき高炉ガス、コークス炉ガス量ならびに燃焼空気量を制御する。これによりNGHガス化装置120から発生するBOGが無駄にならず、さらにBOGを利用して代替コークス炉ガスの調整を行うことで、製造初期に見られる発熱量の不安定性が解消され、代替コークス炉ガスの供給要請があった場合、直に発熱量の安定した代替コークス炉ガスを供給することができる。高炉ガスバーナ16は、燃焼可能な燃料の発熱量の範囲が広いため、少量の代替コークス炉ガスを高炉ガスに混合しても問題はない。
製鉄所の操業状況の変化によりコークス炉ガスの供給量が減少したときは、ボイラー自動燃焼制御装置は、代替コークス炉ガス供給手段74に代替コークス炉ガスの製造に必要な天然ガスと高炉ガスとを混合器76に送り所定の割合で混合し、流量制御ダンパー110を制御して不足するコークス炉ガスに対応する代替コークス炉ガスを供給すると共に燃焼空気量の制御を行う。代替コークス炉ガスは代替コークス炉ガス供給配管82を通じてコークス炉ガス配管36に送る。コークス炉ガス配管36に送り込まれた代替コークス炉ガスは、発熱量がコークス炉ガスと同一となるように製造され燃焼空気量が調節されているので、コークス炉バーナ34(設計範囲内)で燃焼させることができる。
代替コークス炉ガスの製造に必要な天然ガスは、次の要領で混合器76に送られる。代替コークス炉ガスの供給要請に基づき、天然ガス配管78上の遮断弁90が開き、流量制御弁86が徐々に所定の弁開度となる。一方、BOGを送出するバイパス管92上の流量制御弁94は流量制御弁86に合わせて徐々に閉じる。遮断弁90及び流量制御弁86が開き、タンク124内の圧力が低下すると、圧力調節器202は、タンク124内の圧力が所定の圧力となるように加熱水流量制御弁136を開け、加熱水タンク140に貯留する高温の加熱水をスプレーノズル134からNGHペレット122に噴射し、NGHペレット122を強制的にガス化させる。また圧力調節器202は、NGH加熱器132に循環水を供給するように、NGH加熱器循環水配管162に介装された三方弁164、166を切替え、循環水ポンプ160の回転数を調節する。NGH加熱器132を稼働させても直に大量の天然ガスを発生させることはできないけれども、高温の加熱水を噴射することで直に大量の天然ガスを発生させることができる。天然ガスの発生量が安定すると、加熱水の噴射は停止しNGH加熱器132によりNGHペレット122をガス化させる。タンク124内の圧力調節は、NGH加熱器132に供給する循環水の温度、流量を調節することで行う。
一方、代替コークス炉ガスの製造に必要な高炉ガスは、次の要領で混合器76に送られる。代替コークス炉ガスの供給要請に基づき、BOGを利用した代替コークス炉ガスに必要な高炉ガス量に流量制御ダンパー100で調節しながら稼働中の小容量の高炉ガス供給ファン104から大容量の高炉ガス供給ファン102に切り替えて小容量の高炉ガス供給ファン104を停止する。この後、所定の流量の高炉ガスを所定の圧力まで昇圧して混合器76に送る。
代替コークス炉ガスの製造時、NGHガス化装置120では、NGHペレット122のガス化に伴い冷水180が発生する。冷水プール182に所定量の冷水が溜まると、冷水送水ポンプ186を起動し、タービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144に冷水を送り、冷水をタービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144の冷却媒体とする。冷水はタービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144と熱交換し温水となり、温水は、必要に応じて温水配管146を通じてスプレー管130に導き、スプレーノズル134を介してNGHペレット122に噴射し、NGHペレット122のガス化に利用してもよい。これによりNGH加熱器132の周りのみNGHペレット122が溶けることを防止できる。温水をNGHペレト122のガス化に利用しない場合や加熱水タンク140への補給が不要な場合は、三方弁192を切替え、温水を系外に送り、構内の補給水等に利用する。温水をNGHガス化装置120に戻さないことで、冷水180を低い温度に維持することができる。
代替コークス炉ガスを供給している状態から、代替コークス炉ガスが不要となった場合には、NGH加熱器132の加熱を停止する。また加熱水タンク140が所定の水位に達していない場合はタービン油冷却器142及び/又は軸冷水冷却器144と熱交換し温水となった水を分岐管148を通じて加熱水タンク140に送り、加熱水タンク140を所定の水位とする。加熱水タンク140が所定の水位となった後、冷水送水ポンプ186を停止し、NGH加熱器循環水配管162に設けられた三方弁164、166を加熱水タンク140側に切替え、スタンバイ状態に入る。
以上のように本発明の火力発電プラントの燃料ガス供給装置10は、NGHを使用して天然ガスを製造し、この天然ガスと高炉ガスとを混合することで代替コークス炉ガスを製造し、コークス炉ガスを供給するコークス炉ガス配管36を通じて、コークス炉バーナ34で燃焼させることができる。これにより代替コークス炉ガスを保炎用燃料として使用することで、重油を保炎用燃料としている火力発電プラントにあっては、重油の使用を抑制することができる。コークス炉ガスを保炎用燃料としている火力発電プラントにあっては、製鉄所の操業によりコークス炉ガスが不足してもガス専焼運転の継続、発電出力の維持ができる。代替コークス炉ガスは、コークス炉ガス供給手段32を通じてボイラー12に供給されるので、既設のボイラーを改良することなくそのまま使用することができる。
コークス炉ガスが不足した場合、短時間内に代替コークス炉ガスを供給できない場合、重油を保炎用燃料として使用するか、重油供給系統を有しない火力発電プラントにあっては運転を停止することが必要なケースも生じるけれども、本発明の火力発電プラントの燃料ガス供給装置10は、代替コークス炉ガスが必要ないときも、NGHガス化装置120の加熱水タンク140に加熱水を貯留することで、急な代替コークス炉ガスの供給要請に対しても迅速に対応することができる。さらに代替コークス炉ガスが必要ないときも、BOGを利用して代替コークス炉ガスの調整を行うことで、急な代替コークス炉ガスの供給要請に対してもより迅速に対応することができる。なお上記実施形態では、代替コークス炉ガスが必要ないとき、BOGを利用して代替コークス炉ガスの調整を行う例を示したけれども、BOGに代え、常時、NGHを少しガス化させ、発生する少量の天然ガスを利用してもよい。さらに、代替コークス炉ガスの供給要請があった場合に、代替コークス炉ガス調整手段112を通じて混合ガスの発熱量を安定させ、発熱量が安定した後にコークス炉ガス配管34に送り込んでもよい。
上記実施形態では、高炉ガスをボイラー12の主燃料とする例を示したけれども、ボイラー12の主燃料は、高炉ガスに限定されるものではない。製鉄所の副生ガスには、高炉ガスの他、転炉ガス、コークス炉ガスがあり、転炉ガスを高炉ガスに代え、又は高炉ガスと共にボイラー12の主燃料ガスとしてもよい。さらに高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガスのうちいずれか2種類以上のガスを混合したミックスガスを、高炉ガス又は転炉ガスに代え、高炉ガス又は転炉ガスと共にボイラー12の主燃料ガスとしてもよい。この場合、高炉ガスの他、ボイラー12に転炉ガス用のガスバーナ及び/又はミックスガス用のガスバーナを設け、それぞれのガスバーナにそれぞれの燃料ガスを供給可能な燃料ガス系統を設けてもよく、また一の燃料ガス系統を利用して高炉ガス、転炉ガス、ミックスガス又はこれらを混合したガスをボイラー12に供給してもよい。複数の燃料ガス系統を通じて主燃料ガスをボイラー12に供給する場合には、本実施形態に示した代替コークス炉ガス供給手段74及び代替コークス炉ガス調整手段112と同じ要領で、代替コークス炉ガス供給手段及び代替コークス炉ガス調整手段を燃料ガス系統毎に設ける。また上記実施形態では、重油をバックアップ燃料とするボイラー12の例を示したけれども、重油供給系統を有しないボイラーに、本発明の火力発電プラントの燃料ガス供給装置10を使用可能なことは言うまでもない。
また上記実施形態では、ガスハイドレートとしてNGHを使用する例を示したけれども、ガスハイドレートは特定のガスハイドレートに限定されるものではなく、メタン、エタン、プロパン又はこれら混合物からなるガスハイドレートであってもよい。またガスハイドレートの形状もペレット形状に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態としての火力発電プラントの燃料ガス供給装置10の概略的構成を示すプロセスフロー図である。 図1の火力発電プラントの燃料ガス供給装置10の一部を構成する天然ガスハイドレートガス化装置120の概略的構成を示す図である。
符号の説明
10 燃料ガス供給装置
12 ボイラー
14 高炉ガス供給手段
32 コークス炉ガス供給手段
74 代替コークス炉ガス供給手段
76 混合器
78 天然ガス配管
80 高炉ガス分岐管
82 代替コークス炉ガス配管
112 代替コークス炉ガス調整手段
114 代替コークス炉ガス調整配管
120 天然ガスハイドレートガス化装置
122 天然ガスハイドレートペレット
124 タンク
134 スプレーノズル
140 加熱水タンク
156 循環水加熱器
170 ボイラー排ガス分岐ダクト

Claims (5)

  1. 製鉄所から発生する高炉ガス、転炉ガス、及び製鉄所から発生する副生ガスを混合したミックスガスのうち少なくとも一種以上のガスをボイラーへ供給する主燃料ガス供給手段と、
    製鉄所から発生するコークス炉ガスをボイラーへ供給するコークス炉ガス供給手段と、
    ガスハイドレートを貯蔵可能なタンクを有し、貯蔵するガスハイドレートを急速にガス化させる急速ガス化手段を備えるガスハイドレートガス化装置と、
    前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出されるガスとを所定の割合で混合し、前記コークス炉ガス供給手段に送出する代替コークス炉ガス供給手段と、
    を備えることを特徴とする火力発電プラントの燃料ガス供給装置。
  2. 前記ガスハイドレートが天然ガスハイドレート及び/又はメタンハイドレートであることを特徴とする請求項1に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置。
  3. 前記急速ガス化手段は、加熱水を貯留する加熱水タンクを有し、ガスハイドレートに加熱水を噴射可能な加熱水噴射装置であり、加熱水をボイラー排ガスの熱を利用して製造することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置。
  4. さらに前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出されるガスとを所定の割合で混合し、前記主燃料ガス供給手段に送出可能な代替コークス炉ガス調整手段を備え、
    前記代替コークス炉ガス調整手段を介して、常時、前記主燃料ガス供給手段が供給する燃料ガスの一部と前記ガスハイドレートガス化装置から送出される少量のガスとを所定の割合で混合し、前記主燃料ガス供給手段に送出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置。
  5. 前記ガスハイドレートガス化装置から送出される少量のガスが、ボイルオフガスであることを特徴とする請求項4に記載の火力発電プラントの燃料ガス供給装置。
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