JP2009214659A - グラブドア付けニーエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 グラブドアとは別工程で製作されたニーエアバッグモジュールをグラブドアに組付けることができるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、質量面とコスト面で有利なグラブドア付けニーエアバッグ装置の提供。
【解決手段】ニーエアバッグモジュール40のケース43は、車両前方側面がグラブドアインナ22の一般面22aと略面一になっている。そのため、ケース43に凹部22bを覆うカバーの働きを持たせることができる。そのため、カバー50が設けられていてもカバー50で凹部22bの一部のみを覆えばよくカバー50で凹部22bの全体を覆う必要はない。そのため、カバーで凹部の全体を覆う場合に比べて、カバーの質量を軽減できコストダウンを図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、グラブドア付けニーエアバッグ装置に関する。
ニーエアバッグおよびインフレータを含むニーエアバッグモジュールがグラブドアに内蔵され、車両前突時に、ニーエアバッグが車室側(車両後方)に展開膨張して乗員の膝(ニー)を拘束するグラブドア付けニーエアバッグ装置は知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
しかし、特許文献1,2のグラブドア付けニーエアバッグ装置には、グラブドアの製作途中にニーエアバッグモジュールをグラブドアに組付けなければならず、グラブドアの製作工程とニーエアバッグモジュールの製作工程を互いに独立させることが難しいという問題がある。
グラブドアに、該グラブドアとは別工程で製作されたニーエアバッグモジュールを組付けることを可能にするために、複数のグラブドア付けニーエアバッグ装置の構造が検討された。そのうちの1つの構造が、本出願人が特願2007―310728号にて出願しており、図12、図13に示したグラブドア付けニーエアバッグ装置である。このグラブドア付けニーエアバッグ装置は、公知ではない。
図12、図13のグラブドア付けニーエアバッグ装置は、グラブドア1と、グラブドア1に固定されるエアバッグドア5と、ニーエアバッグモジュール6と、カバー7と、を有する。
グラブドア1は、グラブドアアウタ2とグラブドアインナ3とを有し、内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部(以下、単に収納用空間部という)4を有する。
エアバッグドア5は、グラブドア1と別体に形成されており、グラブドアアウタ2に固着され収納用空間部4内に立ち上がる立ち上がり壁5aを有する。
グラブドアインナ3は一般面3aと一般面3aから車両後方側に後退する凹部3bとを備え該凹部の底面に開口部3cが設けられており、この開口部3cを通すことにより、収納用空間部4に、グラブドア1、エアバッグドア5と別工程で製作されたニーエアバッグモジュール6が挿入され、組付けられることが可能である。
ニーエアバッグモジュール6は、ニーエアバッグ6aと、インフレータ6bと、ニーエアバッグ6aを車両前方側から(グラブドア1の背面側から)覆うケース6cと、を備える。
ケース6cは、金属製である。ケース6cは、ケース6cの上下両端部に設けたフック部6dをエアバッグドア5の立ち上がり壁5aに形成した穴5bに係合させ、かつ、ケース6cの左右両端部に設けた締結ブラケット6eをグラブドアインナ3に締結することにより、グラブドア1およびエアバッグドア5に支持されている。
カバー7は、グラブドア1を開けたときにグラブドアインナ3の凹部3bが見えることを抑制するために、収納用空間部4にニーエアバッグモジュール6が挿入され組付けられた後、凹部3b全体を覆っている。カバー7の車両前方側面は、グラブドアインナ3の一般面3a(グラブドア1(グラブドアインナ3)の車両前方側面、グラブドア1の背面)と略面一になっている。
しかし、図12、図13のグラブドア付けニーエアバッグ装置には、次の解決すべき課題がある。
カバー7がグラブドアインナ3の凹部3bの全体を塞いでいるため、カバー7の質量が大きく、グラブドア付けニーエアバッグ装置の質量面、コスト面で改善の余地がある。
独国特許出願公開第4209604号公報 米国特許第6276713号明細書
本発明の目的は、グラブドアとは別工程で製作されたニーエアバッグモジュールをグラブドアに組付けることができるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、質量面とコスト面で有利なグラブドア付けニーエアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) グラブドアアウタとグラブドアインナを備え内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部を備えるグラブドアと、
ニーエアバッグとインフレータと前記ニーエアバッグを車両前方側から覆うケースとを備えるニーエアバッグモジュールと、
を有し、
前記グラブドアインナは一般面と該一般面から車両後方側に後退する凹部とを備え該凹部の底面に開口部が形成されており、該開口部を通して前記ニーエアバッグとインフレータが前記収納用空間部に収納されており、
前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一になっている、グラブドア付けニーエアバッグ装置。
(2) 前記グラブドアアウタに固定して設けられるエアバッグドアと、
前記グラブドアインナの凹部のうち前記ケースの車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一となっている部分以外の部分を覆うカバーと、
を有し、
前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一のメインケース部と、該メインケース部に設けられ前記インフレータが取付けられるインフレータ取付け部と、前記メインケース部に設けられ前記エアバッグドアに取付けられるエアバッグドア側取付け部と、前記メインケース部に設けられ前記グラブドアインナに取付けられるグラブドア側取付け部と、を備えており、
前記カバーは、前記インフレータ取付け部と前記エアバッグドア側取付け部と前記グラブドア側取付け部とを覆っている、(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(3) 前記ケースのインフレータ取付け部は前記メインケース部の上下方向中間部に設けられており、前記ケースのエアバッグドア側取付け部は前記メインケース部の上下方向両端部に設けられており、前記ケースのグラブドア側取付け部は前記メインケース部の車両左右方向両端部に設けられており、
前記カバーは車両前後方向から見たときに「日」の字形状となっている、(2)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(4) 前記ケースのインフレータ取付け部は前記メインケース部の上下方向下端部に設けられており、前記ケースのエアバッグドア側取付け部は前記メインケース部の上下方向両端部に設けられており、前記ケースのグラブドア側取付け部は前記メインケース部の車両左右方向両端部に設けられており、
前記カバーは車両前後方向から見たときに「ロ」の字形状となっている、(2)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(5) 前記グラブドアアウタに固定して設けられるエアバッグドアと、
前記グラブドアインナの凹部のうち前記ケースの車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一となっている部分以外の部分を覆うカバーと、
を有し、
前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一のメインケース部と、該メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記インフレータが取付けられるインフレータ取付け部と、前記メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記エアバッグドアに取付けられるエアバッグドア側取付け部と、前記メインケース部の車両左右方向両端部から車両左右方向外側に突出して設けられ前記グラブドアインナに取付けられるグラブドア側取付け部と、を備えており、
前記カバーは、前記グラブドア側取付け部を覆っている、(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(6) 前記グラブドアアウタに固定して設けられるエアバッグドアと、
前記グラブドアインナの凹部のうち前記ケースの車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一となっている部分以外の部分を覆うカバーと、
を有し、
前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一のメインケース部と、該メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記インフレータが取付けられるインフレータ取付け部と、前記メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記エアバッグドアに取付けられるエアバッグドア側取付け部と、前記メインケース部の車両後方側面の車両左右方向両端部から車両後方側に突出して設けられ前記グラブドアインナの車両左右方向両側面に取付けられるグラブドア側取付け部と、を備えており、
前記カバーは、前記グラブドア側取付け部を車両左右方向から覆っている、(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
上記(1)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、ニーエアバッグモジュールのケースは、車両前方側面がグラブドアインナの一般面と略面一になっているため、ケースに凹部を覆う図12、図13のカバーの働きを持たせることができる。そのため、カバーが設けられていてもカバーで凹部の一部のみを覆えばよくカバーで凹部の全体を覆う必要はない。そのため、カバーで凹部の全体を覆う場合(図12、図13の装置の場合)に比べて、カバーの質量を軽減できコストダウンを図ることができる。
上記(2)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、カバーが、ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部とを覆っているため、カバーが凹部の一部のみを覆う場合であっても、ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部とが見えてしまうことを抑制できる。
上記(3)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、ケースのインフレータ取付け部がメインケース部の上下方向中間部に設けられており、ケースのエアバッグドア側取付け部がメインケース部の上下方向両端部に設けられており、ケースのグラブドア側取付け部がメインケース部の車両左右方向両端部に設けられている場合であっても、カバーが車両前後方向から見たときに「日」の字形状になっているため、カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部とが見えてしまうことを抑制できる。
上記(4)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、ケースのインフレータ取付け部がメインケース部の上下方向下端部に設けられており、ケースのエアバッグドア側取付け部がメインケース部の上下方向両端部に設けられており、ケースのグラブドア側取付け部がメインケース部の車両左右方向両端部に設けられている場合であっても、カバーが車両前後方向から見たときに「ロ」の字形状になっているため、カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部とが見えてしまうことを抑制できる。
上記(5)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とが、ケースのメインケース部と別体に形成されてメインケース部の車両後方側面に固定されているため、ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とをケースのメインケース部で車両前方側から覆うことができる。そのため、ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とを車両前方側からカバーで覆う必要はなく、カバーはグラブドア側取付け部のみを覆えばよい。その結果、カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部の全てを覆う場合に比べて、カバーの質量を軽減できコストダウンを図ることができる。
また、カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部の全てを覆う場合に比べて、車両前方側から見たときのカバーとケース及びグラブドアとの見切り線を減らすことができ見栄え向上を図ることができる。
上記(6)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、(i)ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部とが、メインケース部の車両後方側面に設けられている。そのため、ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部とをケースのメインケース部で車両前方側から覆うことができる。そのため、ケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部とを車両前方側からカバーで覆う必要はない。また、(ii)ケースのグラブドア側取付け部がグラブドアの車両左右方向両側面に取付けられている。上記(i)(ii)より、カバーはグラブドア側取付け部のみを車両左右方向から覆えばよく、カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部の全てを覆う場合に比べて、カバーの質量を軽減できコストダウンを図ることができる。
また、カバーがグラブドア側取付け部を車両左右方向から覆っているため、カバーとケース及びグラブドアとの見切り線をグラブドア付けニーエアバッグ装置の車両左右方向両側面に(見えにくい位置に)もっていくことができる。そのため、見切り線がグラブドア付けニーエアバッグ装置の車両後方側面にある場合に比べて、見栄え向上を図ることができる。
以下に、本発明実施例のグラブドア付けニーエアバッグ装置を、図1〜図11を参照して、説明する。図1〜図5、本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示しており、図6〜図8は、本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の変形例をしめしており、図9、図10は、本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示しており、図11は、本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示している。ただし、図9は、本発明実施例3にも適用可能である。
なお、図中、矢印FRは車両前方側(グラブボックス側、車室と反対側)を示し、矢印UPは上方を示す。
〔実施例1〕(図1〜図5)
まず、本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置を説明する。
本発明実施例のグラブドア付けニーエアバッグ装置(以下、単に装置ともいう)10は、車両のインストルメントパネルの助手席前方部位に設けられたグラブドア(グラブボックスのドア)に組付けられる。
装置10は、図1に示すように、内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部(以下、単に収納用空間部という)23を備えるグラブドア20と、エアバッグドア30と、ニーエアバッグモジュール40と、カバー50と、を有する。
グラブドア20は、車両のグラブボックス60のドアで、助手席前方のインストルメントパネル61部位に、グラブボックスの開口部の下端部に位置する回動中心20a回りに上下方向に回動可能に(すなわち、グラブボックス60内空間を開閉可能に)、配置される。回動中心20aは、グラブドア20の断面内にあってもよいし、グラブドア20の断面外にあってもよい。回動中心20aがグラブドア20の断面外にある場合、たとえば、グラブドア20からブラケットをグラブドア外側に突出させ該ブラケットに回動軸を通してその中心を回動中心20aとしてもよい。
グラブドア20は、閉状態で、上方にいくに従って車両後方側(車室側)に傾いており、インストルメントパネル61の外形にあわせてある。
グラブドア20は、グラブドアアウタ21と、グラブドアインナ22と、を備える。
グラブドアアウタ21は、硬質樹脂製であり、硬質樹脂は、たとえばポリプロピレン(PP)である。グラブドアアウタ21の車両後方側面には、高級感を得るために、表皮21aが設けられていてもよい。
グラブドアアウタ21は、ティア部(ティアライン、破断部)24と、ティア部24の内側に位置しティア部24が破断したときにニーエアバッグ41によって押されて開くティア内側部25と、を備えている。
ティア部24は、車室内からの見栄えをよくするために、グラブドアアウタ21の車両前方側面に設けられる。ティア部24は、ニーエアバッグ41が展開したときにニーエアバッグ41の展開圧力によって破断する部分である。ティア部24は、たとえば連続するノッチ(板厚を薄くした加工部)からなる。ティア部24は、図2に示すように、グラブドア20が閉状態にあるとき、車両前後方向から見たときに、「H」形状または略「H」形状になっている。
グラブドアインナ22は、グラブドアアウタ21と同じ材料で作製される。グラブドアインナ22は、図1に示すように、グラブドアアウタ21より車両前方側にある。グラブドアアウタ21とグラブドアインナ22とは、グラブドアアウタ21とグラブドアインナ22の何れか少なくとも一方の部材に形成したリブの先端部で、溶着または締結にて、互いに固定される。なお、図示例は溶着(振動溶着)された場合を示す。
グラブドアインナ22は、図2に示すように、一般面(車両前方側面、グラブドア20の背面)22aと、一般面22aから車両後方側に後退する(凹む)凹部22bと、を備えている。
凹部22bは、グラブドアインナ22の、車両前後方向から見たときの上下方向中間部に設けられている。凹部22bは、グラブドアインナ22の車両左右方向一端から他端まで車両左右方向に延びて設けられている。
収納用空間部23は、グラブドアインナ22の、車両前後方向から見たときの上下・左右方向中間部に設けられている。収納用空間部23は、ニーエアバッグモジュール40を収納するための空間である。収納用空間部23は、平均体型の成人男子(AM50)の乗員が助手席に着座したときの乗員の膝の車両前方に位置する。グラブドアインナ22には、収納用空間部23の車両前方側部位に、収納用空間部23を車両前方側に向かって開放する開口部23aが設けられている。開口部23aは、凹部22bの底面(車両後方側面)に形成されている。
エアバッグドア30は、グラブドアアウタ21に溶着される(固定される)。エアバッグドア30は、グラブドアアウタ21とは別工程で作製されてグラブドアアウタ21に溶着される。
エアバッグドア30は、一般部31と、立ち上がり壁32と、スリット33と、ドア部34と、を備える。
一般部31は、スリット33の外側に位置する。一般部31は、ドア部34とインテグラルヒンジ35で繋がっている。一般部31は、図1に示すように、グラブドアアウタ21の車両前方側面と略平行である。一般部31は、グラブドアアウタ21の車両前方側面に溶着、締結等で固定されている。
立ち上がり壁32は、収納用空間部23内に一般部31から一般部31に対して略垂直に車両前方側に向かって枠状に立ち上がる壁である。
スリット33は、図2に示すように、一般部31とドア部34との間に設けられる。スリット33は、エアバッグドア30を車両前後方向に貫通している。スリット33を車両前後方向から見たときの形状は、ティア部24の形状と略同じであり、「H」形状または略「H」形状である。
ドア部34は、スリット33の内側に位置する部分である。ドア部34は、車両が前突しニーエアバッグ41が展開したときに、車両後方にインテグラルヒンジ35まわりに回動、変形して開くことができる。ドア部34は、図1に示すように、グラブドアアウタ21のティア内側部25に溶着、締結等で固定されている。ドア部34とティア内側部25とが互いに固定されているため、ニーエアバッグ41が展開する時、ニーエアバッグ41の展開圧力によってドア部34とティア内側部25とが共に車両後方側に開くことができる。
エアバッグドア30は、グラブドアアウタ21とグラブドアインナ22の材料の硬質樹脂より軟質の軟質樹脂、たとえばオレフィン系エラストマー(TPO、一般的にPPの中にあるエチレンプロピレンゴムを微分散させた熱可塑性エラストマー)からなる。これは、常温下でもエラストマー(弾性体)であり、極低温(−30℃)下でも、インテグラルヒンジ部位が弾性変形してドア部を開くことができるようにするためである。TPOもグラブドアアウタ21とグラブドアインナ22のポリプロピレン樹脂もオレフィン系であるため、TPOのエアバッグドア30は、グラブドアアウタ21とグラブドアインナ22に溶着可能である。
ニーエアバッグモジュール40は、ニーエアバッグ41と、インフレータ42と、ケース43と、を備える。
ニーエアバッグ41は、車両が前面衝突した時に、グラブドア20の一部を破断および変形させて押し開き、車室側に(車両後方側に、乗員の膝頭の前方に)展開膨張し、乗員の膝(ニー)を拘束する。
インフレータ42は、ニーエアバッグ41内に配置される。インフレータ42は、ケース43にボルト・ナット42aを用いて締結固定される。インフレータ42は、図4に示すように、ワイヤハーネス42bを介して図示略のECU(ニーエアバッグECU)に接続されている。インフレータ42は、車両の前面衝突時または衝突予知時に図示略のECUからの信号によりガスをニーエアバッグ41内に供給する。
インフレータ42は、図1に示すように、ニーエアバッグ41とともに、グラブドアインナ22の開口部23aを通して収納用空間部23に収納されている。
ケース43は、樹脂製である。ケース43は、車両前面衝突時のニーエアバッグ41の展開膨張反力と膝侵入荷重のうちグラブドアアウタ21で受け止めることができない荷重(ティア部24の内側にかかる荷重)を受け止めることができるようにするため、ガラス繊維入りの樹脂製とされていることが望ましい。ただし、展開膨張反力等を受け止めることができるのであれば、ガラス繊維入りでなくグラブドア20と同じPP製であってもよい。
ケース43は、インフレータ42が内部に配置されたニーエアバッグ41を車両前方側から覆っている。ケース43は、図4に示すように、メインケース部44と、インフレータ取付け部45と、エアバッグドア側取付け部46と、グラブドア側取付け部47と、を備えている。
メインケース部44は、最も車両前方側に位置する車両前方側面44aがグラブドアインナ22の一般面22aと略面一になっている部分である。
インフレータ取付け部45は、インフレータ42が取付けられる部分である。インフレータ取付け部45は、メインケース部44に車両左右方向に延びて設けられている。インフレータ取付け部45は、図1、図4に示すように、メインケース部44の上下方向中間部に設けられている。インフレータ取付け部45は、インフレータ42固定用のボルト・ナット42aがグラブドアインナ22の一般面22aから車両前方側に(グラブドア20の外側に)突出しないようにするために、グラブドアインナ22の一般面22aに対して傾けられている。
エアバッグドア側取付け部46は、エアバッグドア30に取付けられる部分である。エアバッグドア側取付け部46は、メインケース部44に複数設けられたフック部からなり、図1に示すように、エアバッグドア30の立ち上がり壁32に設けられる係合用孔32aに係合することで、エアバッグドア30に取付けられる。
グラブドア側取付け部47は、図4に示すように、メインケース部44に設けられており、ボルト挿通用孔47aを備えており、グラブドアインナ22に図2に示すボルト孔22c部位でボルト締結にて取付けられる(固定される)。
エアバッグドア側取付け部46がエアバッグドア30に取付けられており、グラブドア側取付け部47がグラブドアインナ22に取付けられているため、車両前面衝突時のニーエアバッグ41の展開膨張反力と膝侵入荷重のうちグラブドアアウタ21で受け止めることができない荷重(ティア部24の内側にかかる荷重)をケース43で受け止め、ケース43で受け止めた荷重は、グラブドアインナ22及びエアバッグドア30を介してグラブドアアウタ21で受け止めることができる。
カバー50は、樹脂製である。カバー50は、グラブドア20と同じPP製であってもよい。カバー50は、図1に示すように、グラブドアインナ22の凹部22bのうち、メインケース部44(ケース43)の車両前方側面がグラブドアインナ22の一般面22aと略面一となっている部分以外の部分を覆っている。カバー50の車両前方側面は、グラブドアインナ22の一般面22aと略面一になっている。
カバー50が設けられているため、グラブドアインナ22に凹部22bが設けられていても、通常時(ニーエアバッグ41の非展開時)、グラブドア20を開けたときに凹部22bが見えないようにして見栄えを向上するとともに、グラブボックス60に収納された収納物が凹部22bに入り込むことを防止できる。
以上の構成は、本発明の何れの実施例にも適用される。
本発明実施例1では、さらにつぎの構成を有する。
ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47は、図4に示すように、ケース43のメインケース部44に一体に設けられている。エアバッグドア側取付け部46は、メインケース部44の上下方向両端部に設けられており、メインケース部44の上下方向両端部から上下方向外側に延びて設けられている。グラブドア側取付け部47は、メインケース部44の車両左右方向両端部に設けられており、メインケース部44の車両左右方向両端部から車両左右方向外側に突出して設けられている。
カバー50は、ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とを覆っている。すなわち、図1、図4に示すように、ケース43のインフレータ取付け部45がメインケース部44の上下方向中間部に設けられている場合には、カバー50を車両前後方向から見たときの形状は図5に示すように「日」の字形状となっている。
ここで、本発明実施例1の作用、効果を説明する。
ニーエアバッグモジュール40のケース43(メインケース部44)は、車両前方側面がグラブドアインナ22の一般面22aと略面一になっているため、ケースに凹部を覆う図12、図13のカバー7の働きを持たせることができる。そのため、カバー50が設けられていてもカバー50で凹部22bの一部のみを覆えばよくカバー50で凹部22bの全体を覆う必要はない。そのため、カバーで凹部の全体を覆う場合(図12、図13の装置の場合)に比べて、カバー50の質量を軽減できコストダウンを図ることができる。その結果、装置10の質量を軽減できコストダウンを図ることができる。
仮にケース43が金属製であったならば、インフレータ42と図示略のECUとを繋ぐワイヤハーネス42bのうちケース43に接触する部分を、コルゲートチューブ等の保護材で保護する必要がある。しかし、本発明実施例では、ケース43が樹脂製であるため、ワイヤハーネス42bのうちケース43に接触する部分にコルゲートチューブ等のワイヤハーネス保護材は不要である。そのため、ワイヤハーネス保護材を要する場合に比べて、装置10の質量、コストを軽減することができる。
図1に示すように、グラブドアインナ22の、収納用空間部23の車両前方側部位に、開口部23aを設けているため、開口部23aを通してニーエアバッグモジュール40を収納用空間部23に挿入し収納することができる。そのため、グラブドアアウタ21とグラブドアインナ22とエアバッグドア30を互いに溶着してエアバッグドア30が固定されたグラブドア20を製作した後でも、ニーエアバッグモジュール40をグラブドア20及びエアバッグドア30に組付けることができる。これによって、グラブドア20及びエアバッグドア30の製作工程とニーエアバッグモジュール40の製作工程とを互いに独立の工程とすることができ、グラブドア20及びエアバッグドア30とニーエアバッグモジュール40とを別々の部品メーカで作製でき、製作工程の自由度が向上する。
以上の作用、効果は、本発明の何れの実施例にも適用される。
本発明実施例1では、さらに、つぎの作用、効果が得られる。
カバー50が、ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47(のみ)を覆っているため、カバー50が凹部22bの一部のみを覆う場合であっても、ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とが見えないようにすることができる。
図1、図4に示すように、ケース43のエアバッグドア側取付け部46がメインケース部44の上下方向両端部に設けられており、ケース43のグラブドア側取付け部47がメインケース部44の車両左右方向両端部に設けられており、ケース43のインフレータ取付け部45がメインケース部44の上下方向中間部に設けられている場合であっても、図5に示すように、カバー50の車両前後方向から見たときの形状を「日」の字形状にすることにより、一つのカバー50でケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とが見えてしまうことを抑制できる。
〔実施例1の変形例〕(図6〜図8)
つぎに、本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の変形例を説明する。
本発明実施例1の変形例では、インフレータ取付け部45は、メインケース部44の上下方向中間部に設けられておらず、図6、図7に示すように、メインケース部44の上下方向下端部に設けられている。
インフレータ取付け部45がメインケース部44の上下方向下端部に設けられているため、インフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とを覆うカバー50を車両前後方向から見たときの形状は図8に示すように「ロ」の字形状となっている。
本発明実施例1の変形例では、図6、図7に示すように、ケース43のエアバッグドア側取付け部46がメインケース部44の上下方向両端部に設けられており、ケース43のグラブドア側取付け部47がメインケース部44の車両左右方向両端部に設けられており、ケース43のインフレータ取付け部45がメインケース部44の上下方向下端部に設けられている場合であっても、図8に示すように、カバー50の車両前後方向から見たときの形状を「ロ」の字形状にすることにより、一つのカバー50でケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とが見えてしまうことを抑制できる。
〔実施例2〕(図9、図10)
つぎに、本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置を説明する。
本発明実施例2の装置10は、つぎの構成を有する。
本発明実施例2では、ケース43のインフレータ取付け部45が、メインケース部44と別体に形成されており、メインケース部44の車両後方側面に、車両前後方向から見たときにメインケース部44から外側に突出しないようにして固定されている。ケース43のエアバッグドア側取付け部46が、メインケース部44と別体に形成されており、メインケース部44の車両後方側面の上下両端部(それらの近傍を含む)に、車両前後方向から見たときにメインケース部44から外側に突出しないようにして固定されている。ケース43のグラブドア側取付け部47が、メインケース部44の車両左右方向両端部から車両左右方向外側に突出して設けられている。グラブドア側取付け部47は、メインケース部44と別体に形成されてメインケース部44に固定されていてもよいが、部品点数削減のためメインケース部44に一体に形成されていることが望ましい。
カバー50は、車両前後方向から見たときに矩形状であり、グラブドア側取付け部47(のみ)を車両前方側から覆っている。
本発明実施例2では、つぎの作用、効果が得られる。
ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とが、メインケース部44と別体に形成されてメインケース部44の車両後方側面に固定されているため、ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とをメインケース部44で車両前方側から覆うことができる。そのため、ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とを車両前方側からカバー50で覆う必要はなく、カバー50はグラブドア側取付け部47のみを覆えばよい。その結果、カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部の全てを覆う場合に比べて、カバー50の質量を軽減できコストダウンを図ることができる。
カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部の全てを覆う場合に比べて、車両前方側から見たときのカバー50とケース43及びグラブドア20との見切り線を減らすことができ見栄え向上を図ることができる。
〔実施例3〕(図11)
つぎに、本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置を説明する。
本発明実施例3の装置10は、つぎの構成を有する。
本発明実施例3では、ケース43のインフレータ取付け部45が、メインケース部44と別体に形成されており、メインケース部44の車両後方側面に、車両前後方向から見たときにメインケース部44から外側に突出しないようにして固定されている。ケース43のエアバッグドア側取付け部46が、メインケース部44と別体に形成されており、メインケース部44の車両後方側面の上下両端部(それらの近傍を含む)に、車両前後方向から見たときにメインケース部44から外側に突出しないようにして固定されている。ケース43のグラブドア側取付け部47が、車両前後方向から見たときにメインケース部44から外側に突出しないようにしてメインケース部44の車両後方側面の車両左右方向両端部(それらの近傍を含む)から車両後方側に突出して設けられている。グラブドア側取付け部47は、メインケース部44と別体に形成されてメインケース部44に固定されていてもよいが、部品点数削減のためメインケース部44に一体に形成されていることが望ましい。
グラブドアインナ22の凹部22bの車両左右方向両端部は、ケース43のグラブドア側取付け部47をグラブドアインナ22の車両左右方向両側面に車両左右方向から取り付けることができるようにするため、車両後方側にさらに後退している(凹んでいる)。
カバー50は、車両左右方向から見たときに矩形状であり、グラブドア側取付け部47(のみ)を車両左右方向から覆っている。
本発明実施例3では、つぎの作用、効果が得られる。
(i)ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とが、メインケース部44の車両後方側面に設けられている。そのため、ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とをケース43のメインケース部44で車両前方側から覆うことができる。そのため、ケース43のインフレータ取付け部45とエアバッグドア側取付け部46とグラブドア側取付け部47とを車両前方側からカバー50で覆う必要はない。また、(ii)ケース43のグラブドア側取付け部47がグラブドアインナ22の車両左右方向両側面に取付けられる。
上記(i)(ii)より、カバー50はグラブドア側取付け部47のみを車両左右方向から覆えばよく、カバーでケースのインフレータ取付け部とエアバッグドア側取付け部とグラブドア側取付け部の全てを覆う場合に比べて、カバー50の質量を軽減できコストダウンを図ることができる。
カバー50がグラブドア側取付け部47を車両左右方向から覆っているため、カバー50とケース43及びグラブドア20との見切り線を装置10の車両左右方向両側面に(見えにくい位置に)もっていくことができる。そのため、見切り線が装置10の車両後方側面にある場合に比べて、見栄え向上を図ることができる。
本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、インフレータ取付け部がメインケース部の上下方向中間部に設けられている場合の、全体断面図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、グラブドアとエアバッグドアの分解斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、グラブドアとエアバッグドアの斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、インフレータ取付け部がメインケース部の上下方向中間部に設けられている場合の、ニーエアバッグを除いたニーエアバッグモジュールの斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、インフレータ取付け部がメインケース部の上下方向中間部に設けられている場合の、カバーの正面図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の変形例を示しており、インフレータ取付け部がメインケース部の下端部に設けられている場合の、全体断面図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の変形例を示しており、インフレータ取付け部がメインケース部の下端部に設けられている場合の、ニーエアバッグを除いたニーエアバッグモジュールの斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の変形例を示しており、インフレータ取付け部がメインケース部の下端部に設けられている場合の、カバーの正面図である。 本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、インフレータ取付け部がメインケース部の上下方向中間部に設けられている場合の、全体断面図である。 本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグモジュールとカバーをグラブドアとエアバッグドアに組付ける前の状態を示す、斜視図である。 本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグモジュールとカバーをグラブドアとエアバッグドアに組付ける前の状態を示す、斜視図である。 ニーエアバッグモジュールを後付けでグラブドアに組付けることが可能なグラブドア付けニーエアバッグ装置の開発で検討された、一例のグラブドア付けニーエアバッグ装置の全体断面図である。 図12のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグモジュールとカバーをグラブドアとエアバッグドアに組付ける前の状態を示す、斜視図である。
符号の説明
10 グラブドア付けニーエアバッグ装置
20 グラブドア
21 グラブドアアウタ
22 グラブドアインナ
22a 一般面
22b 凹部
23 ニーエアバッグモジュール収納用空間部
23a ニーエアバッグモジュール収納用空間部の開口部
30 エアバッグドア
31 一般部
32 立ち上がり壁
33 スリット
34 ドア部
35 インテグラルヒンジ
24 ティア部
25 ティア内側部
26 薄肉部
27 カバー
40 ニーエアバッグモジュール
41 ニーエアバッグ
42 インフレータ
43 ケース
44 メインケース部
44a メインケース部の車両前方側面
46 エアバッグドア側取付け部
47 グラブドア側取付け部
50 カバー
60 グラブボックス
61 インストルメントパネル

Claims (6)

  1. グラブドアアウタとグラブドアインナを備え内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部を備えるグラブドアと、
    ニーエアバッグとインフレータと前記ニーエアバッグを車両前方側から覆うケースとを備えるニーエアバッグモジュールと、
    を有し、
    前記グラブドアインナは一般面と該一般面から車両後方側に後退する凹部とを備え該凹部の底面に開口部が形成されており、該開口部を通して前記ニーエアバッグとインフレータが前記収納用空間部に収納されており、
    前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一になっている、グラブドア付けニーエアバッグ装置。
  2. 前記グラブドアアウタに固定して設けられるエアバッグドアと、
    前記グラブドアインナの凹部のうち前記ケースの車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一となっている部分以外の部分を覆うカバーと、
    を有し、
    前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一のメインケース部と、該メインケース部に設けられ前記インフレータが取付けられるインフレータ取付け部と、前記メインケース部に設けられ前記エアバッグドアに取付けられるエアバッグドア側取付け部と、前記メインケース部に設けられ前記グラブドアインナに取付けられるグラブドア側取付け部と、を備えており、
    前記カバーは、前記インフレータ取付け部と前記エアバッグドア側取付け部と前記グラブドア側取付け部とを覆っている、請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  3. 前記ケースのインフレータ取付け部は前記メインケース部の上下方向中間部に設けられており、前記ケースのエアバッグドア側取付け部は前記メインケース部の上下方向両端部に設けられており、前記ケースのグラブドア側取付け部は前記メインケース部の車両左右方向両端部に設けられており、
    前記カバーは車両前後方向から見たときに「日」の字形状となっている、請求項2記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  4. 前記ケースのインフレータ取付け部は前記メインケース部の上下方向下端部に設けられており、前記ケースのエアバッグドア側取付け部は前記メインケース部の上下方向両端部に設けられており、前記ケースのグラブドア側取付け部は前記メインケース部の車両左右方向両端部に設けられており、
    前記カバーは車両前後方向から見たときに「ロ」の字形状となっている、請求項2記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  5. 前記グラブドアアウタに固定して設けられるエアバッグドアと、
    前記グラブドアインナの凹部のうち前記ケースの車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一となっている部分以外の部分を覆うカバーと、
    を有し、
    前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一のメインケース部と、該メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記インフレータが取付けられるインフレータ取付け部と、前記メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記エアバッグドアに取付けられるエアバッグドア側取付け部と、前記メインケース部の車両左右方向両端部から車両左右方向外側に突出して設けられ前記グラブドアインナに取付けられるグラブドア側取付け部と、を備えており、
    前記カバーは、前記グラブドア側取付け部を覆っている、請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  6. 前記グラブドアアウタに固定して設けられるエアバッグドアと、
    前記グラブドアインナの凹部のうち前記ケースの車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一となっている部分以外の部分を覆うカバーと、
    を有し、
    前記ケースは、車両前方側面が前記グラブドアインナの一般面と略面一のメインケース部と、該メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記インフレータが取付けられるインフレータ取付け部と、前記メインケース部と別体に形成されて該メインケース部の車両後方側面に固定されており前記エアバッグドアに取付けられるエアバッグドア側取付け部と、前記メインケース部の車両後方側面の車両左右方向両端部から車両後方側に突出して設けられ前記グラブドアインナの車両左右方向両側面に取付けられるグラブドア側取付け部と、を備えており、
    前記カバーは、前記グラブドア側取付け部を車両左右方向から覆っている、請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
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