JP2009207009A - 携帯情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザに感度調整の開始を指示させることなく、静電パッドの感度調整を自動的かつ安全に行うことを目的とする。
【解決手段】 携帯電話機1の傾き及び加速度を検出するモーションセンサ22を備え、充電端子Tcへの電圧印加をトリガーとして、一定期間待機した後、さらに携帯電話機1の傾き、携帯電話機1の動き及びユーザ操作を一定期間監視し、この監視結果に基づいて、静電パッド12の感度調整を開始する。このため、非操作時に行う必要がある静電パッド12の感度調整を自動的かつ安全に行うことができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、静電パッドを有する携帯情報端末に係り、さらに詳しくは、携帯電話機などの携帯情報端末に設けられた静電パッドの感度調整を安全かつ自動的に行うための改良に関する。
静電パッドは、電極の静電容量を検出することによって、ユーザ操作を検出する入力装置であり、薄型化が容易で耐久性に優れ、携帯電話機やPDAなどの携帯情報端末の入力装置として採用されている。一般的な静電パッドは、複数の電極が2次元配置された薄膜を有し、各電極の静電容量を検出することによって、ユーザ操作の有無だけでなく、ユーザが操作した静電パッド上の2次元位置も検出することもできる。
電極の静電容量は、ユーザが指を近づけることによって変化する。この静電容量の変化を検出することにより、静電パッドに対するユーザ操作を検出することができる。ただし、電極の特性にはばらつきがあるため、検出された静電容量を補正する必要がある。すなわち、電極の特性に応じた基準値を用いて検出値を補正する必要がある。この基準値は、ユーザ操作が行われていない非操作状態において検出された静電容量に基づいて予め決定される。例えば、生産工場からの出荷前に、適切な基準値が求められ、静電パッド内のメモリに格納されている。
しかしながら、上記電極の特性は、一定ではなく、時間経過や環境変化などに応じて変化する。例えば、静電パッドの反りや、電子機器に加えた衝撃などによって、静電パッドと周辺部品との位置関係が変化すれば、その静電容量は変動する。また、温度や湿度が変化することにより、操作面に隣接する空気層の誘電率が変化した場合にも、その静電容量が変動する。このため、静電パッドの感度を良好に保つためには、工場出荷後も、適宜、非操作時における静電容量を検出し、基準値を更新する感度調整を行う必要がある。
このような感度調整を行う場合、調整時における静電パッドの状態が問題となる。上述した通り、静電パッドの感度調整を行うためには、非操作時における静電容量を検出する必要があり、感度調整中にユーザ操作が行われると、ユーザ操作時の静電容量に基づいて上記基準値が更新され、正しく感度調整を行うことができない。その結果、感度が著しく低下したり、操作入力を検出できなくなるという致命的な問題が発生する可能性がある。しかも、感度調整に失敗したことを判別することができないため、直ちに感度調整を再実行することもできない。
また、静電パッドは、操作面近傍に他の物品、特に、金属製品などの導電性物体を近づけた場合、操作入力時の状態と同様、静電容量が顕著に変化する。このため、たとえ非操作中であったとしても、このような状態で感度調整を行えば、正しく感度調整を行うことはできない。例えば、静電パッドの操作面が露出している小型の携帯電話機の場合、金属製品とともに鞄やポケットの中に収納されたり、操作面を下に向けて金属製の台上に置かれた様な状態で感度調整が行われると、却って感度が低下してしまうという問題があった。
ここで、感度調整の実行をユーザが指示する場合、ユーザ自身が注意すれば、正しく感度調整を行うことは容易である。しかしながら、感度調整をユーザに指示させることは煩雑であり、利便性を低下させてしまうことから、感度調整は、ユーザが指示しなくても自動的に実行されることが望ましい。
さらに、静電パッドの感度調整は、基準値の更新を伴う処理であり、感度調整中に不揮発性メモリの書き換えが行われている。このため、感度調整中に電源容量が不足すれば、上記メモリが破壊され、静電パッドが動作しなくなる可能性がある。
WO2004/091400 特開2007−303945
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、静電パッドの感度調整を正しく行うことができる携帯情報端末を提供することを目的とする。特に、ユーザに感度調整の開始を指示させることなく、静電パッドの感度調整を自動的かつ安全に行うことを目的とする。
第1の本発明による携帯情報端末は、薄型筐体の主面に設けられた電極の静電容量を検出することにより操作入力を検出する静電パッドと、非操作時に検出された上記電極の静電容量に基づいて上記静電パッドの感度調整を行う感度調整手段と、上記筐体の鉛直方向に対する角度を検出する傾き検出手段とを備え、上記感度調整手段が、上記傾き検出手段の検出結果に基づいて上記静電パッドの感度調整を開始するように構成される。
この様な構成により、携帯情報端末の傾きが所定の範囲内である場合に静電パッドの感度調整を開始することができる。このため、ユーザが携帯している状態や、静電パッドの操作面が下を向いている状態で感度調整が行われるのを防止することができる。なお、傾き検出手段は、互いに交差する3軸について傾きを検出する手段であることが望ましいが、少なくとも1軸について傾きを検出できればよい。また、筐体の傾きは、例えば、筐体の基準軸が鉛直方向となす角度として求められる。
第2の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、上記薄型筐体に加えられた加速度を検出する加速度検出手段を備え、上記感度調整手段が、上記加速度検出手段により一定時間内に検出された加速度に基づいて、上記静電パッドの感度調整を開始するように構成される。この様な構成により、携帯情報端末が静止状態の場合に静電パッドの感度調整を開始し、ユーザによる携帯時に感度調整が行われるのを防止することができる。
第3の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、充電端子への電圧印加に基づいて内蔵電池の充電を開始する充電手段を備え、上記感度調整手段が、上記充電端子への電圧印加に基づいて、上記静電パッドの感度調整を開始するように構成される。
この様な構成により、クレードルに取付けられた状態で静電パッドの感度調整を開始することができる。しかも、充電端子への電圧印加と、携帯電話機の傾きとを組み合わせれば、クレードルに取付けられた状態であることをより確実に検出することができる。また、外部から充電電圧が供給されているため、感度調整時に電池容量が不足し、静電パッドが破壊されるのを防止することができる。
第4の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、上記充電端子に電圧が印加されてから予め定められた待機時間が経過した後に、上記加速度検出手段及び上記傾き検出手段の検出結果とに基づいて、上記静電パッドの感度調整を開始するように構成される。このような構成により、携帯情報端末がクレードルに完全に取付けられた状態で静電パッドの感度調整を開始することができる。
第5の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、通常状態及び低消費電力状態が自動的に切り替えられる表示装置を備え、上記感度調整手段が、上記表示装置が低消費電力状態である場合に、上記静電パッドの感度調整を開始するように構成される。このような構成により、携帯情報端末が低消費電力状態の場合に静電パッドの感度調整を開始することができる。
第6の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、上記表示装置はバックライトを有し、上記低消費電力状態は、上記バックライトが消灯され、かつ、上記表示装置が画像表示を一時停止している状態である。
第7の本発明による携帯情報端末は、薄型筐体の主面に設けられた静電パッドと、上記静電パッドの感度を調整する感度調整手段と、上記筐体の鉛直方向に対する角度を検出する傾き検出手段とを備え、上記静電パッドが、上記電極の静電容量を検出する静電容量検出手段と、基準値を保持する基準値保持手段と、検出された上記静電容量を上記基準値に基づいて補正する検出値補正手段とを有し、上記感度調整手段が、上記傾き検出手段の検出結果に基づいて上記静電容量検出手段の検出結果を取得し、当該検出結果に基づいて上記基準値を更新するように構成される。
第8の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、付勢手段により付勢され移動可能に静止させた錘の変位を検出するモーションセンサを有し、上記傾き検出手段が、上記変位の時間平均を求めることにより、上記筐体の鉛直方向に対する角度を検出するように構成される。
第9の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加えて、上記変位と上記時間平均との差分を求めることにより、上記薄型筐体に加えられた加速度を検出する上記加速度検出手段を備え、上記感度調整手段が、上記傾き検出手段及び上記加速度検出手段の検出結果に基づいて上記静電容量検出手段の検出結果を取得し、当該検出結果に基づいて上記基準値を更新するように構成される。
本発明によれば、静電パッドの感度調整を正しくかつ自動的に行うことができる携帯情報端末を提供できる。特に、ユーザに感度調整の開始を指示させることなく、静電パッドの感度調整を自動的かつ安全に行うことができる。
実施の形態1.
図1及び図2は、本発明の実施の形態1による携帯情報端末の概略構成の一例を示した外観図であり、携帯情報端末の一例としてスライド式の携帯電話機1が示されている。この携帯電話機1は、表示筐体101及び操作筐体102をスライド可能に連結して構成される。
携帯電話機1は、表示筐体101及び操作筐体102を重ねたクローズ状態と、クローズ状態から表示筐体101をスライドさせたオープン状態との間を遷移させることができる。表示筐体101及び操作筐体102は、ともに略矩形の薄型筐体からなり、クローズ状態では、両筐体101,102が完全に重なり、操作キー13が表示筐体101の背面に隠れている。一方、オープン状態では、表示筐体101がスライドすることによって操作筐体102の前面に配置された操作キー13が現れるようになっている。
図1は、携帯電話機1のクローズ状態を示した外観図であり、(a)には正面図、(b)には側面図が示されている。また、図2は、携帯電話機1のオープン状態を示した外観図であり、(a)には正面図、(b)には側面図が示されている。
表示筐体101の前面、つまり、薄型筐体の一主面には、受話音を出力するための通話用レシーバRVと、表示装置としての液晶表示装置11と、操作入力を行うための静電パッド12とが配置されている。通話用レシーバRVは、表示筐体101の上端付近に、静電パッド12は下端付近に配置され、その間に液晶表示装置11が配置されている。一方、操作筐体102の前面には、多数の操作キー13が配置され、その側面には、静電パッド12の有効及び無効を切り替えるための操作キー14が配置されている。
この携帯電話機1は、クローズ状態及びオープン状態にかかわらず、静電パッド12が筐体外面に露出した状態となっている。このため、ユーザは、いつでも静電パッド12に触れることができる。また、鞄に収納されている場合には、他の物品が触れている可能性がある。また、表示筐体101を下に向けて携帯電話機1を置けば、静電パッド12が載置面に近接した状態となる。さらに、表示筐体101のスライド操作は、表示筐体101の下端付近、つまり、静電パッド12又はその近傍に指をおいて行われることになる。このようにして、静電パッド12の静電容量は、様々な要因によって変化する。
<全体ブロック>
図3は、携帯電話機1の一構成例を示したブロック図であり、携帯電話機1内の機能構成の一例が示されている。主制御部20は、携帯電話機1を構成する各ブロックを制御するマイクロプロセッサである。ユーザが静電パッド12や操作キー13,14を操作すれば、その操作信号が主制御部20へ出力され、主制御部20が、各ブロックを制御することによって、所望の機能が実現される。
静電パッド12は、ユーザが指を近づけたときに生じる電極の静電容量の変化を検出することにより、ユーザ操作を検出する操作入力手段である。この静電パッド12は、操作面に対するユーザ操作の有無を検出する手段であってもよいし、操作面内における操作位置を検出するポインティングデバイスであってもよい。本実施の形態では、静電パッド12がポインティングデバイスである場合について説明する。
感度調整部21は、静電パッド12の感度調整を行っている。この感度調整は、非操作時における静電パッド12の検出結果に基づいて行われる処理である。また、この感度調整は自動的に実行される処理であり、当該処理は、主制御部20からの感度調整指示に基づいて行われる。主制御部20は、感度調整部21が正しく感度調整を行うことができるように、モーションセンサ22、充電制御部23、表示制御部26などの出力に基づいて感度調整の開始タイミングを指示する。
モーションセンサ22は、鉛直方向と、携帯電話機1に加えられた加速度とを検出することができる3軸センサである。鉛直方向を検出することによって、携帯電話機1の傾き、つまり、鉛直方向に対する携帯電話機1の角度を求めることができる。また、加速度を検出することによって、携帯電話機1の動きを検出することができる。
充電制御部23は、操作筐体102内に保持されている内蔵電池BTの充電制御を行っている。充電制御部23は、充電端子Tcの電圧を監視しており、当該充電端子Tcに外部から充電電圧が印加されると、内蔵電池BTの充電を開始する。
セルラー通信部24は、図示しないセルラー無線基地局との間で無線信号の送受信を行う無線通信手段である。通話制御部25は、通話中に通話用マイクMC及び通話用レシーバRVを制御する。報知用スピーカSPは、音声出力によって、通話着信や電子メール受信を報知する報知手段である。
表示制御部26は、液晶表示装置11の表示制御及びバックライト27の点灯制御を行っている。携帯電話機1の動作モードには、通常モード及びパネルセーブモードがある。パネルセーブモードは、通常モードよりも消費電力を抑制した低消費電力モードである。
表示制御部26は、通常モード時には、バックライト27を点灯させ、液晶表示装置11に画像表示を行わせる。一方、パネルセーブモード時には、バックライト27を消灯し、あるいは、液晶表示装置11による表示を停止させる。例えば、ユーザ操作が行われることなく一定時間が経過すれば、バックライト27を消灯させる。その後、ユーザ操作が行われることなく更に一定時間が経過すれば、液晶表示装置11への電源供給も遮断して表示を停止させる。なお、パネルセーブモードから通常モードへの復帰は、静電パッド12や操作キー13,14の操作、着信、電子メール受信、アラーム報知などに基づいて行われる。なお、液晶表示装置11に代えて、有機EL表示装置を用いることもできる。この場合、バックライト27は省略することができる。
<静電パッド>
図4は、表示筐体101を切断線A−Aにより切断した場合の断面図である。表示筐体101は、その前面に透明パネル30が設けられ、その背面側に液晶表示装置11や静電パッド12が配置されている。
静電パッド12は、フレキシブル基板(FPC)33上に形成された電極パターン32及びセンサ回路34によって構成される。フレキシブル基板33は、折り曲げられて表示筐体101内に収納され、当該フレキシブル基板33上の透明パネル30の近傍に電極パターン32が形成されている。センサ回路34は、この電極パターン32の静電容量を検出する集積回路である。なお、このフレキシブル基板33上には、報知用スピーカSPも配置されている。
電極パターン32と透明パネル30との間には、2枚の導光板31が配置されている。この導光板31は、図示しない光源からの入射光を電極パターン32付近で散乱させることにより、静電パッド12による操作入力が有効であることを視認可能に表示している。
静電パッド12の操作面は、電極パターン32に対向する透明パネル30上の領域である。ユーザが当該操作面に指を近づけた場合、静電パッド12が有効であれば、センサ回路34が、この静電容量の変化を検出して操作信号を出力する。一方、静電パッド12が無効であれば、静電容量の変化にかかわらず操作信号は出力されない。なお、静電パッド12による操作入力の有効と無効は、操作キー14の押下操作によって切り替えることができる。
図5は、図4の電極パターン32の一例を示した平面図である。フレキシブル基板33上には、多数の電極素子32eが2次元配置されている。各電極素子32eは六角形からなり、1個の電極素子32eが6個の電極素子32eによって取り囲まれるハニカムパターンを形成している。これらの電極素子32eは、電極パターン32A、32Bのいずれかに属している。
電極パターン32Aは、X方向に配列させ、互いに導通させた7個の電極素子32eからなる。この電極パターン32Aは、Y方向の操作位置を検出するための電極であり、Y方向の位置が異なる6個の電極パターン32Aが形成されており、各電極パターン32Aには、それぞれ配線パターンYi(i=1〜6)が対応している。
電極パターン32Bは、Y方向に配列させ、互いに導通させた7個の電極素子32eからなる。この電極パターン32Bは、X方向の操作位置を検出するための電極であり、X方向の位置が異なる6個の電極パターン32Bが形成されており、各電極パターン32Bには、それぞれ配線パターンXi(i=1〜6)が対応している。
静電パッド12に指を近づけると、電極素子32eと指との間に静電容量が発生し、指に近い位置にある電極素子32eを含む電極パターン32A,32Bほど静電容量が増加する。この様な静電容量の変化を検出することによって操作位置を判別することができる。
例えば、電極パターン32Bの静電容量をCx(i=1〜6)、電極パターン32Aの静電容量をCy(i=1〜6)とすれば、これらの静電容量Ck(k=x〜x,y〜y)を監視し、静電容量に変化のあった電極パターン32A及び32Bを特定することによって、ユーザが操作した2次元位置を検出することができる。なお、上記静電容量Ckは、非操作時における各電極パターン32A,32Bと、表示筐体101内部の金属製部品等との間で形成された寄生容量と、各電極パターン32A,32Bに指を近づけることによって発生する静電容量とを合成した値となっている。
図6は、図4のセンサ回路34の詳細構成例を示した図である。静電パッド12のセンサ回路34は、複数の電極パターン32の静電容量Ck(k=x〜x,y〜y)を監視し、これらの静電容量Ckの変化に基づいて操作位置を検出している。なお、静電容量Ckの検出には様々な周知の検出方法を採用することができるが、ここでは、一例として、一定条件で充電した場合の充電時間から、静電容量Ckを検出する場合について説明する。
センサ回路34は、スイッチSW1,SW2、電流源120、コンデンサCmod、コンパレータ121、充電時間検出部122、検出値補正部123、基準値記憶部124及び操作位置検出部125によって構成されている。
スイッチSW1は、電極パターン32、すなわち、静電容量Ckのコンデンサに並列に接続された放電用スイッチであり、スイッチSW1を閉じることにより静電容量Ckを放電することができる。スイッチSW2は、静電容量Ck及びコンデンサCmodの間に直列に接続された充電用スイッチであり、コンデンサCmodの充電後に、スイッチSW1を開いた状態でスイッチSW2を閉じれば、コンデンサCmodに蓄積された電荷によって静電容量Ckを充電することができる。電流源120は、コンデンサCmodの充電用電源であり、スイッチSW2及びコンデンサCmodの間に接続され、スイッチSW2を開いた状態でコンデンサCmodの充電を行っている。
コンデンサCmodの端子間電圧は、ローパスフィルタ回路を介して、コンパレータ121に入力され、リファレンス電圧Vrefと比較されている。充電時間検出部122は、コンパレータ121の比較結果に基づいて、スイッチSW2を閉じてからコンデンサCmodの端子間電圧がリファレンス電圧Vrefに到達するまでに要する時間を測定している。つまり、充電時間検出部122は、一定条件下における静電容量Ckの充電時間を求めるタイマーであり、充電時間として静電容量Ckが検出される。
検出値補正部123は、充電時間検出部122によって求められた静電容量Ckを基準値を用いて補正している。基準値は、電極パターン32ごとの特性のばらつきを補償するためのパラメータであり、非操作入力時に検出された静電容量Ckに基づいて、電極パターン32ごとに予め求められ、基準値記憶部124内に保持されている。基準値記憶部124は、フラッシュメモリなどの半導体不揮発性メモリが用いられている。検出値補正部123は、検出対象である電極パターン32の基準値を基準値記憶部124から読出し、この基準値を用いて、検出された静電容量Ckに含まれる電極パターン32ごとのばらつきを補償し、正規化された静電容量Ckの検出値を求めている。この補正処理は、例えば、検出値と基準値の差分を求めることにより、非操作時に対する静電容量Ckの変化量を求める処理であってもよい。
操作位置検出部125は、この様にして求められた各電極パターン32ごとの静電容量Ckに基づいて、静電パッド12上におけるユーザの操作位置を求めている。具体的には、各電極パターン32について検出された静電容量Ckを補間し、静電容量Ckが極大となる2次元位置を操作位置と判別する。
感度調整部21は、主制御部20から感度調整指示が入力された場合に、感度調整を行う。この感度調整処理は、充電時間検出部122によって検出された静電容量Ckに基づいて新たな基準値を求め、基準値記憶部124内の基準値を更新する処理である。
<モーションセンサ>
図7は、図3のモーションセンサ22の一構成例を示した図である。モーションセンサ22は、3個の単軸センサ22eを組み合わせて構成される3軸センサである。各単軸センサ22eは、それぞれが1つの検出軸145を有し、重力や加速度の当該検出軸145方向の成分を検出することができる。従って、3個の単軸センサ22eを利用すれば、3次元空間における重力と加速度の方向を求めることができる。ここでは、図示した様に、3つの単軸センサ22eの検出軸145が互いに直交するように操作筐体102内に収納されているものとする。
図8は、図7の単軸センサ22eの一構成例を示した図である。この単軸センサ22eは、2つのバネ141,142によって付勢され、検出軸145上を移動することができる錘140を内蔵している。バネ141及び142は、錘140を反対側から付勢する弾性体であり、錘140は両者の付勢力がバランスする位置で静止している。
錘140の位置は、固定電極143及び可動電極144の間の静電容量として検出される。固定電極143は、操作筐体102に固定されており、錘140の動きに連動しない電極である。一方、可動電極144は、錘140に取付けられ、錘140とともに検出軸方向に移動する電極である。両電極143,144は平行となるように配置されており、両電極143,144間の静電容量を検出すれば、錘140の位置を検出することができる。
錘140の位置は、重量及び加速度に応じて変化する。すなわち、携帯電話機1の静止時には、重力の検出軸145方向の成分に応じて錘140の位置が決まる。また、携帯電話機1に加速度が加えられた場合には、錘140の位置が、当該加速度の検出軸145方向の成分に応じた距離だけ移動する。つまり、錘140の位置は、錘140に対して検出軸145方向に作用している力、つまり、重力及び慣性力の和を示している。
一般に、一定の加速度が継続的に加えられる状況はほとんど生じないことから、錘140に作用する力の時間平均を求めれば、検出軸145方向に作用している重力の成分を求めることができる。また、瞬時的に錘140に作用している力と、上記重力の成分との差分を求めれば、検出軸145方向に作用している加速度の成分を求めることができる。このようにして、各単軸センサ22eごとに、それぞれの検出軸145方向について、重力及び加速度を求めることによって、3次元空間における携帯電話機1の姿勢及び移動状態を検出することができる。
図9は、携帯電話機1の姿勢の一例を示した図である。図中の(a)及び(b)には、携帯電話機1を水平な台上に置いた状態が示されている。(a)は、静電パッド12の操作面を上に向けた状態、(b)は静電パッド12の操作面を下に向けた状態である。図中の(c)には、携帯電話機1をクレードル160に取付けた状態が示されている。クレードル160は、充電電圧供給用の端子を備え、充電中の携帯電話機1を保持する充電用設置台である。
携帯電話機1の姿勢は、携帯電話機1の傾きで示すことができる。ここでは、静電パッド12の操作面の法線を携帯電話機1の基準軸146とし、この基準軸146と、鉛直方向の上向きとがなす角度を携帯電話機1の傾きとする。つまり、携帯電話機1の姿勢は0〜180度のいずれかの傾きとして表される。図9における携帯電話機1の傾きは、(a)が0度、(b)が180度、(c)が約70度である。(a)及び(c)では、静電パッド12が非操作状態であるのに対し、(b)では、静電パッド12が設置台の影響を受けている。
このため、携帯電話機1の傾きが、0度を含む所定範囲内である場合に感度調整を行い、180度を含む所定範囲内である場合には感度調整を行わないことが望ましい。特に、携帯電話機1の姿勢が90度以上の場合には、感度調整を行わないことが望ましい。一方、クレードル160に取付けて充電を行っている場合には、静電パッド12の近傍に他の物品が配置されている可能性は低い。このため、携帯電話機1の姿勢が、クレードル160への取付状態(70度)を含む範囲内である場合に感度調整を行うことが望ましい。この例では、静電パッド12が上向きとなるように、クレードル160が携帯電話機1を70度に保持しているため、携帯電話機1の姿勢が、0〜80度の範囲にある場合に感度調整を行うことが望ましい。
<フローチャート>
図10のステップS101〜S109は、主制御部20による感度調整の起動処理の一例を示したフローチャートである。この起動処理は、感度調整部21に対し、感度調整を指示(ステップS109)するための処理であり、充電端子Tcに充電電圧が印加された場合に開始される(ステップS101)。
携帯電話機1の内蔵電池BTの充電は、たとえば、携帯電話機1をクレードル160に取り付けた状態で行われ、静電パッド12の操作面の近傍に他の物品が配置されている可能性は低い。また、クレードル160に取り付けたままの携帯電話機1に対し、操作入力が行われる可能性は低い。このため、充電端子Tcへの電圧印加をトリガーとして、この起動処理が開始される。
充電端子Tcへの電圧印加は、充電端子Tcを監視している充電制御部23によって検出される。なお、電圧印加を検出した充電制御部23は、その後に内蔵電池BTの充電処理を開始するが、この充電処理は内蔵電池BTが満充電状態の場合には実行されない。これに対し、静電パッド12の感度調整は、充電制御部23による充電処理の有無にかかわらず起動される。
充電端子Tcへ電圧が印加された後、所定の待機時間が経過するまで待つ(ステップS102)。電圧印加の検出直後は、携帯電話機1がクレードル160に完全に取り付けられていない可能性がある。このため、一定の待機時間、例えば1分間待ってから、次のステップS103へ進む。
次に、所定のチェック間隔が経過するまで待機する(ステップS103)。静電パッド12の感度調整は、次の4つの条件チェック(ステップS104〜S107)からなる一連のチェックを一定周期で繰り返し実行し、全てのチェックにパスした場合に開始される。上記チェック間隔は、このチェック周期を決定する時間間隔であり、ここでは10秒であるものとする。
第1の起動条件として、充電端子Tcに引き続き充電電圧が印加されていることをチェックする(ステップS104)。充電端子Tcへの印加電圧は、充電制御部23が引き続き監視している。もし、充電端子Tcに電圧が印加されなくなれば、感度調整部21による感度調整を起動することなく、この起動処理を終了する。
第2の起動条件として、携帯電話機1が静止していることをチェックする(ステップS105)。携帯電話機1が静止していなければ、ユーザが携帯電話機1を携帯しているか、あるいは、操作している可能性が高く、この様な場合には、感度調整に失敗する可能性が高いため、携帯電話機1が静止していることを起動条件としている。
静止状態であることの判別は、モーションセンサ22によって検出された加速度に基づいて行われる。例えば、タイマースタート時における携帯電話機1の傾きを基準として、一定角度以上の傾きの変動があった場合には、静止していないと判断する。この場合、傾きの変動は、携帯電話機1に加えられた角加速度を積分することにより求められる。例えば、傾きが±10度以上となる振動が検出された場合には静止していないと判断し、感度調整部21による感度調整を起動することなく、この起動処理を終了する。
第3の起動条件として、携帯電話機1が表向きの状態、つまり、静電パッド12が上を向いていることをチェックする(ステップS106)。上述した通り、静電パッド12を下に向けて携帯電話機1を金属製品上に載置すると、正しく感度調整を行うことができない。携帯電話機1の傾きは、モーションセンサ22によって検出できるため、少なくともこのような状態でないこを確認する。例えば、携帯電話機1の姿勢が0〜80度の範囲外であれば、静電パッド12が上向きでなく、また、クレードル160に取り付けられることなく充電されていることがわかる。また、傾きが80度を超えている場合、特に90度以上の場合、静電パッド12が下向きとなる姿勢、あるいは、下向きになる可能性のある姿勢であることがわかる。従って、携帯電話機1の姿勢が0〜80度の範囲外である場合には、感度調整部21による感度調整を起動することなく、この起動処理を終了する。
第4の起動条件として、ユーザによる操作入力をチェックする(ステップS107)。ユーザが、操作入力を行っている場合、ユーザの指が、意識的又は無意識的に静電パッド12に触れる可能性が高い。しかも、いつ触れるのかを予測することができない。従って、ユーザが、静電パッド12や操作キー13,14を操作している場合には、感度調整部21による感度調整を起動することなく、この起動処理を終了する。なお、アプリケーションの実行中もユーザが操作入力を行う可能性が高いため、アプリケーションの実行状況も併せてチェックすることが望ましい。
第1〜第4の起動条件は、所定回数に達するまで繰り返しチェックされる(ステップS108)。そして、第1〜第4の起動条件を満たした状態のまま、チェック回数が所定回数に達すれば、主制御部20は、感度調整部21に対して感度調整を指示する(ステップS109)。ここでは、一連のチェックが10秒間隔で60回繰り返され、10分の間、第1〜第4の起動条件を満たしていることがチェックされる。
感度調整部21は、この感度調整指示に基づいて、感度調整処理を開始する。この感度調整処理は、検出値補正部123による補正前の検出値、すなわち、充電時間検出部122の検出値に基づいて新たな基準値を求め、基準値記憶部124内の基準値を更新することによって行われる。この様な基準値の更新処理が、各電極パターン32について行われる。
本実施の形態によれば、携帯電話機1の充電端子Tcに対する電圧印加に基づいて、感度調整の起動処理を開始する。しかも、所定の待機時間が経過した後に、感度調整の起動処理を開始する。このため、非操作時に行うべき静電パッド12の感度調整を安全に行うことができる。
また、携帯電話機1の傾きを検出し、当該傾きが一定の範囲内にある場合に感度調整を開始する。このため、静電パッド12が下を向いている状態で感度調整が開始され、感度調整に失敗するのを防止することができる。
また、携帯電話機1に加えられる加速度を検出し、携帯電話機1が静止状態にあるにある場合に感度調整を開始する。このため、携帯電話機1がユーザによって携帯されている状態で感度調整が開始され、ユーザ操作中に感度調整が行われるのを防止することができる。
また、携帯電話機1に対するユーザ操作を検出し、ユーザ操作が行われていない状態が一定時間継続している場合に感度調整を開始する。このため、ユーザ操作中に感度調整が行われるのを防止することができる。
なお、実施の形態では、充電端子Tcへの電圧印加、筐体の傾き、筐体の静止状態及びユーザ操作をそれぞれ検出し、これらの検出結果の組み合わせに基づいて、静電パッド12の感度調整を開始するか否かを判断する場合の例を示した。しかしながら、本発明は、本実施の形態に例示した組み合わせだけに限定されるものではない。すなわち、上記条件のいずれか1つ、又は、任意の2以上の組み合わせで、静電パッド12の感度調整を開始するか否かを判断することができることは言うまでもない。
実施の形態2.
実施の形態1では、充電端子Tcへの電圧印加をトリガーとして、静電パッド12の感度調整の起動処理を開始する動作例について説明した。これに対し、本実施の形態では、パネルセーブモードへの遷移をトリガーとして、感度調整の起動処理を開始する動作について説明する。なお、携帯電話機1の構成は、実施の形態1の場合と同様であるため、重複する説明は省略する。
図11のステップS201〜S208は、本発明の実施の形態2による感度調整の起動処理の一例を示したフローチャートである。この起動処理は、携帯電話機1の動作モードが、パネルセーブモードに遷移した場合に開始される(ステップS201)。
携帯電話機1は、ユーザ操作がない状態が一定時間継続した場合に、通常モードからパネルセーブモードへ遷移する。つまり、ユーザが携帯電話機1を操作していない可能性が高い場合に、表示制御部26が、液晶表示装置11への電源供給を遮断し、あるいは、バックライト27を消灯することにより、電力消費を抑制する動作モードである。このため、パネルセーブモードへの遷移をトリガーとして、感度調整の起動処理を開始することもできる。
パネルセーブモードへの遷移後、所定の待機時間が経過するまで待つ(ステップS202)。パネルセーブモードへの遷移直後は、ユーザ操作が行われる可能性があるため、一定の待機時間、例えば1分間待ってから、次のステップS203へ進む。
次に、所定のチェック間隔が経過するまで待機する(ステップS203)。静電パッドの12感度調整は、次の3つの条件チェック(ステップS204〜S206)からなる一連のチェックを一定周期で繰り返し実行し、全てのチェックにパスした場合に開始される。上記チェック間隔は、このチェック周期を決定する時間間隔であり、ここでは10秒であるものとする。
第1の起動条件として、引き続きパネルセーブモードであることをチェックする(ステップS204)。その後のユーザ操作等によって、通常モードに戻れば、感度調整部21による感度調整を起動することなく、この起動処理を終了する。
第2の起動条件として、携帯電話機1が静止していることをチェックする(ステップS205)。携帯電話機1が静止していなければ、ユーザが携帯電話機1を携帯しているか、あるいは、操作している可能性が高く、この様な場合には、感度調整に失敗する可能性が高いため、携帯電話機1が静止していることを起動条件としている。
第3の起動条件として、携帯電話機1が表向きの状態であることをチェックする(ステップS206)。ステップS106と同様、携帯電話機1の傾きを求め、携帯電話機1の傾きが0〜80度の範囲外である場合には、感度調整部21による感度調整を起動することなく、この起動処理を終了する。
第1〜第3の起動条件は、所定回数に達するまで繰り返しチェックされる(ステップS207)。そして、第1〜第3の起動条件を満たしてた状態のまま、チェック回数が所定回数に達すれば、主制御部20は、感度調整部21に対して感度調整を指示する(ステップS208)。ここでは、一連のチェックが10秒間隔で60回繰り返され、10分の間、第1〜第3の起動条件を満たしていることがチェックされる。
本実施の形態によれば、携帯電話機1の充電が、クレードル160を用いることなく行われている場合であっても、当該携帯電話機1の静電パッド12の感度調整を行うことができる。しかも、パネルセーブモードは、一定時間、ユーザ操作が行われておらず、かつ、着信、電子メール受信、アラーム報知などが行われていない場合の動作モードであるため、静電パッド12の感度調整を安全に行うことができる。
なお、本発明が適用される携帯情報端末におけるパネルセーブモード及び通常モード間の遷移条件は、上記実施の形態に記載した場合には限定されない。すなわち、パネルセーブモードは、通常モード比べて、液晶表示装置11の表示の視認性を低下させて、消費電力を抑制する動作モードであればよい。このようなパネルセーブモード中は、ユーザ操作が行われる可能性が低い状態であり、静電パッド12の感度調整はパネルセーブモード中に行われることが望ましい。
実施の形態1による携帯電話機1の外観図であり、クローズ状態の正面図及び側面図が示されている。 実施の形態1による携帯電話機1の外観図であり、オープン状態の正面図及び側面図が示されている。 携帯電話機1の一構成例を示したブロック図であり、携帯電話機1内の機能構成の一例が示されている。 表示筐体101を切断線A−Aにより切断した場合の断面図である。 図4の電極パターン32の一例を示した平面図である。 図4のセンサ回路34の詳細構成例を示した図である。 図3のモーションセンサ22の一構成例を示した図である。 図7の単軸センサ22eの一構成例を示した図である。 携帯電話機1の姿勢の一例を示した図である。 主制御部20による感度調整の起動処理の一例を示したフローチャートである。 実施の形態2による感度調整の起動処理の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
11 液晶表示装置
12 静電パッド
20 主制御部
21 感度調整部
22 モーションセンサ
22e 単軸センサ
23 充電制御部
26 表示制御部
27 バックライト
30 透明パネル
31 導光板
32,32A,32B 電極パターン
32e 電極素子
33 フレキシブル基板
34 センサ回路
101 表示筐体
102 操作筐体
120 電流源
121 コンパレータ
122 充電時間検出部
123 検出値補正部
124 基準値記憶部
125 操作位置検出部
140 錘
141,142 バネ
143 固定電極
144 可動電極
145 検出軸
160 クレードル

Claims (9)

  1. 筐体の表面に対する操作を電極の静電容量に基づいて検出する静電パッドと、
    非操作時に検出された上記電極の静電容量に基づいて上記静電パッドの感度調整を行う感度調整手段と、
    上記筐体の傾きを検出する傾き検出手段とを備え、
    上記感度調整手段が、上記傾き検出手段の検出結果に基づいて上記静電パッドの感度調整を開始することを特徴とする携帯情報端末。
  2. 上記薄型筐体に加えられた加速度を検出する加速度検出手段を備え、
    上記感度調整手段が、上記加速度検出手段により一定時間内に検出された加速度に基づいて、上記静電パッドの感度調整を開始することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 充電端子への電圧印加に基づいて内蔵電池の充電を開始する充電手段を備え、
    上記感度調整手段は、上記充電端子への電圧印加に基づいて、上記静電パッドの感度調整を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯情報端末。
  4. 上記充電端子に電圧が印加されてから予め定められた待機時間が経過した後に、上記加速度検出手段及び上記傾き検出手段の検出結果とに基づいて、上記静電パッドの感度調整を開始することを特徴とする請求項3に記載の携帯情報端末。
  5. 通常状態及び低消費電力状態が自動的に切り替えられる表示装置を備え、
    上記感度調整手段は、上記表示装置が低消費電力状態である場合に、上記静電パッドの感度調整を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯情報端末。
  6. 上記表示装置はバックライトを有し、
    上記低消費電力状態は、上記バックライトが消灯され、かつ、上記表示装置が画像表示を一時停止している状態であることを特徴とする請求項5に記載の携帯情報端末。
  7. 薄型筐体の主面に設けられた静電パッドと、上記静電パッドの感度を調整する感度調整手段と、上記筐体の鉛直方向に対する角度を検出する傾き検出手段とを備え、
    上記静電パッドが、上記電極の静電容量を検出する静電容量検出手段と、基準値を保持する基準値保持手段と、検出された上記静電容量を上記基準値に基づいて補正する検出値補正手段とを有し、
    上記感度調整手段が、上記傾き検出手段の検出結果に基づいて上記静電容量検出手段の検出結果を取得し、当該検出結果に基づいて上記基準値を更新することを特徴とする携帯情報端末。
  8. 付勢手段により付勢され移動可能に静止させた錘の変位を検出するモーションセンサを有し、
    上記傾き検出手段が、上記変位の時間平均を求めることにより、上記筐体の鉛直方向に対する角度を検出することを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末。
  9. 上記変位と上記時間平均との差分を求めることにより、上記薄型筐体に加えられた加速度を検出する上記加速度検出手段を備え、
    上記感度調整手段が、上記傾き検出手段及び上記加速度検出手段の検出結果に基づいて上記静電容量検出手段の検出結果を取得し、当該検出結果に基づいて上記基準値を更新することを特徴とする請求項8に記載の携帯情報端末。
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