JP2009202254A - 部品組み付け方法及び装置 - Google Patents

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節男 中村
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Abstract

【課題】本体部品や付属部品を位置決め保持する治具を備えた設備構造を簡素化して設備費を低減する。
【解決手段】部品セット工程1には、本体部品であるドアインナパネル3を位置決め可能な汎用治具である第1,第2本体治具13,17を備える第1,第2組み付け部15,19を設ける。ドアインナパネル3に組み付ける付属部品であるドアサッシュ部材5を位置決め可能な専用治具である第1,第2,第3,第4付属部品治具25A,25B,27,29を、第1,第2組み付け部15,19の側部にてスライド移動可能に設置する。第1,第2本体治具13,17のいずれかに対し、必要とする車種に対応する第1〜第4付属部品治具25A〜29のいずれかを選択して、該選択した例えば第2付属部品治具25Bを第2スライド機構103によって例えば第2組み付け部19に移動させ、第2本体治具17に第2付属部品治具25Bを合体させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、本体部品と付属部品とをそれぞれ位置決め保持させてこれら各部品相互を組み付ける部品組み付け方法及び装置に関する。
自動車のドアパネルに付属部品を溶接により接合して組み付ける際には、例えば下記特許文献1に記載されているように、ワーク仮付け工程において、本体部品であるドアパネルを投入した後、付属部品に相当するヒンジ取付部補強部材やドアサッシュ部材を別途投入している。
特開2000−272561号公報
ところで、従来では、これら本体部品や付属部品を位置決め保持する治具としては、車種毎に専用の治具を使用するのが一般的であり、このため設備全体が大掛かりとなって設備費の増大を招くものとなる。
そこで、本発明は、本体部品や付属部品を位置決め保持する治具を備えた設備構造を簡素化して設備費を低減することを目的としている。
本発明は、本体部品を位置決め保持する汎用の本体治具と、付属部品を位置決め保持する専用の付属部品治具とを互いに合体させた状態で、本体部品を本体治具に、付属部品を付属部品治具にそれぞれ位置決め保持させて本体部品と付属部品とを組み付けることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、汎用の本体治具と専用の付属部品治具とを互いに合体させるようにしたので、各種の本体部品及びそれに対応する各種の付属部品を組み付ける際に、本体治具としては汎用のものを少なくとも1つ用意すればよいので、すべて専用の治具を使用する場合に比較して設備構造が簡素化して設備費を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す部品組み付け装置を備えた設備全体の簡略化した構成図であり、部品を位置決めセットして組み付ける部品組み付け工程1を備えている。この部品組み付け工程1は、本体部品である例えば自動車のドアインナパネル3(図9参照)に、付属部品としての例えばドアサッシュ部材5やドアインナウエスト部材6,ドアヒンジ取付用のボルトプレート7あるいはドアロック取付用のロックプレート9を、作業者11がそれぞれ位置決めしてセットした後、溶接ロボット35,37により溶接固定して組み付ける。
上記した部品組み付け工程1には、第1本体治具13を備える第1組み付け部15と、第2本体治具17を備える第2組み付け部19を互いに並べて配置してあり、さらに必要に応じて第3本体治具21を備える第3組み付け部23を設置してもよい。これら第1,2,3本体治具13,17,21は、ドアインナパネル3を位置決め保持するもので、その詳細については後述するが、基本的には互いに同一構造であり、各車種の異なる形状や大きさのドアインナパネルを位置決め可能となるよう汎用化している。
部品組み付け工程1の側方位置に隣接して第1,第2,第3,第4付属部品治具25A,25B,27,29を一列に配置してあり、これら第1〜第4付属部品治具25A〜29は、その配列方向に移動可能なスライドベース31を備える第1スライド機構33によって一体的に移動可能である。第1スライド機構33は、例えば駆動源としてモータを用いたボールねじ機構によってスライドベース31を移動させる構造とする。
これら第1〜第4付属部品治具25A〜29は、前記したドアサッシュ部材5などの付属部品を位置決め保持可能なもので、車種毎に形状や大きさが異なる付属部品毎にそれぞれ対応する専用の治具を含んでいる。
そして、これら特定の付属部品を位置決め可能な専用の付属部品治具25A〜29は、第1スライド機構33の駆動によって、第1,2組み付け部15,19(もしくは第3組み付け部23)のいずれかに対応する位置にスライド移動して選択され、その選択位置で第1,2組み付け部15,19(もしくは第3組み付け部23)側へ第2スライド機構39によって移動する。なお、この第2スライド機構39は、後述するが実際には第1〜第4付属部品治具25A〜29にそれぞれ対応してスライドベース31上に設けてある。
これにより、例えば第1組み付け部15の第1本体治具13に、第1付属部品治具25Aが合体することになり、この状態でドアインナパネル3を第1本体治具13に、ドアサッシュ部材5などの付属部品を第1付属部品治具25Aに,それぞれ作業者11が位置決めセットする。
また、第1,2組み付け部15,19の近傍には、ドアインナパネル3とドアサッシュ部材5などの付属部品とをスポット溶接にて接合固定する溶接ロボット35,37を設置している。なお、第3組み付け部23を設置する場合には、第3組み付け部23の近傍に同様にして溶接ロボットを設置する。
上記した溶接ロボット35,37は、図1ではスライドベース31上に設置するよう図示してあるが、組み付け部15,19相互間など適宜開いたスペースに設置するものとする。
図2は、前記図1に示した部品組み付け工程1における第2組み付け部19と、第2,第3付属部品治具25B,27との位置関係を示した斜視図であり、他の第1組み付け部15や第1,第4付属部品治具25A,29は省略して簡素化し、第2組み付け部19と第2,第3付属部品治具25B,27とを用いて治具構造の詳細を説明する。
第2組み付け部19は、7つのクランプ装置45,47,49,51,53,55,57を、ベース板61上に設けている。このうち2つのクランプ装置45,47は、スライドベース31と反対側の端部付近に支持ポスト46,48を介して並べて設置固定してあり、支持ポスト46,48の先端(上端)にクランプアーム45a,47aと部品受け部45b,47bとを備え、クランプアーム45a,47aを、クランプシリンダ45c,47cにより回動支持部45d,47dの上端を支点として上下に回動変位させることで、部品受け部45b,47b上に載置したドアインナパネル3の車体下部に位置するサイドシル側をクランプ固定する。
一方、他の5つのクランプ装置49,51,53,55,57、例えば代表してクランプ装置49について見れば、クランプ装置45,47と同様にクランプアーム49a,部品受け部49b及びクランプシリンダ49cを備えているが、ベース板61上に固定しているのではなく、直交3軸方向に移動可能とする移動機構63を備えたNCロケータとしている。
上記した移動機構63は、ベース板61上に、スライドベース31のスライド移動方向と同方向の水平方向に延びる第1ガイドレール63aに沿って移動可能な第1スライドブロック63bを設け、この第1スライドブロック63bの移動は、モータ63cの駆動により図示しないボールねじ機構によってなされる。
第1スライドブロック63b上には上記の水平方向と直交する水平方向に延びる第2ガイドレール63dを設けるとともに、第2ガイドレール63dに沿って移動する第2スライドブロック63eを設ける。この第2スライドブロック63eの移動はモータ63fの駆動により動力伝達部63gを介して図示しないボールねじ機構によってなされる。
第2スライドブロック63eの側部には、鉛直方向に延びる第3ガイドレール63hを設け、第3ガイドレール63hには第3スライドブロック63iを移動可能に設ける。この第3スライドブロック63iの移動は、モータ63jの駆動により動力伝達部63kを介して図示しないボールねじ機構によってなされる。
そして、第3スライドブロック63iに、前記した部品受け部49bを固定するとともに、クランプアーム49aを回動支持部49dを介して回動可能に支持し、さらにクランプシリンダ49cを回動支持ピン49eを介して回動可能に支持させる。
他の4つのクランプ装置51,53,55,57についても、クランプ装置49と同様に、ベース板61上に固定しているのではなく、直交3軸方向に移動可能とする移動機構65,67,69,71をそれぞれ備えている。これら各移動機構65,67,69,71は、前記した移動機構63と同様な構造であるので説明は省略する。
上記した2つのクランプ装置49,51は、クランプ装置47側にてベース板61上に、スライドベース31のスライド移動方向と直交する方向に並べて配置し、他の3つのクランプ装置53,55,57は2つのクランプ装置49,51に対向するようにしてクランプ装置45側にてベース板61上に並べて配置している。
そして、これら2つのクランプ装置49,51と、3つのクランプ装置53,55,57との間のベース板61上のクランプ装置45,47にほぼ対応する位置には、クランプ装置45,47近傍からスライドベース31側の縁部にわたり、一対のガイド溝73を設けている。このガイド溝73は、スライドベース31上の付属品治具25A,25B,27,29を引き込む際のガイドとなる。
図2に示すように、スライドベース31上の第2,第3付属部品治具25B,27に対応する位置には、一対のガイド溝75,77をそれぞれ備えている。この一対のガイド溝75,77は、スライドベース31の移動によって前記したベース板61側の一対のガイド溝73に整合可能であり、各ガイド溝75,77上に可動板79,81をそれぞれスライド移動可能に設置している。
そして、上記整合する側のガイド溝75,77端部に先拡がりの拡開部75a,77aを形成するとともに、この拡開部75a,77aの先端に整合するように、前記したベース板61側の一対のガイド溝73の端部にも先拡がりの拡開部73aを形成している。
第2付属部品治具25Bにおける可動板79上のベース板61と反対側の両角部には、前記したクランプ装置45,47と同様なクランプ装置83,85を、支持ポスト84,86を介して固定設置している。すなわち、このクランプ装置83,85は、支持ポスト84,86の先端(上端)にクランプアーム83a,85aと部品受け部83b,85bとを備え、クランプアーム83a,85aを、クランプシリンダ83c,85cにより回動支持部83d,85dの上端を支点として上下に回動変位させることで、部品受け部83b,85b上に載置したドアサッシュ部材5の車体上部側をクランプ固定する。
可動板79上には、さらに4つのロケートピン87,89,91,93を、アーム95,97,99,101を介して支持ポスト88,90,92,94の上端にそれぞれ設置固定している。これら4つのロケートピン87,89,91,93は、ドアインナパネル3に形成してあるロケート孔に挿入して位置決めを行う。
そして、一対のガイド溝75,77のそれぞれの側方位置には、前記図1に示してある第2スライド機構39に相当する第2スライド機構103,133をそれぞれ設置している。これら第2スライド機構103,133は互いに同様な構造であるので、第2スライド機構103についてのみ説明する。
第2スライド機構103は、可動板79をガイド溝75に沿って移動させるもので、リニアガイド105に沿ってスライダ107が移動する、例えば電動(ロボ)シリンダを使用できるが、可動板79をガイド溝75に沿って直線移動させるものであれば、電動シリンダに限ることはなくエアシリンダでもよい。
図3は、上記した電動シリンダのスライダ107がベース板61側の端部付近まで移動して第2付属部品治具25Bの可動板79を、後述する図6のようにベース板61側に移動させたときのベース板61側から見たスライダ107周辺の斜視図である。
スライダ107上には、第2スライド機構103と直交する方向に延びるスライド機構109を取り付けている。このスライド機構109も第2スライド機構103と同様に、リニアガイド111に沿ってスライダ113が移動する、例えば電動(ロボ)シリンダで構成している。
そして、スライダ113の上面には連結板115の基端側を連結固定し、連結板115の先端部に係止片117を取り付ける。係止片117は、先端側をガイド溝75側に向けて突出端部117aとして突出させる。一方、可動板79側の角部には被係止片119を取り付け、被係止片119のスライドベース31側の先端を上方に向けて屈曲させて被係止部119aを形成する。
図3に示すように、スライド機構109のスライダ113をガイド溝75側に移動させたときには、係止片117の突出端部117aと被係止片119の被係止部119aとが干渉する状態となり、可動板79をスライドベース31側からベース板61側に移動させるときには、突出端部117aが被係止部119aの手前(図3では奥側)に位置して被係止部119aを押し付ける。
逆に、可動板79をベース板61からスライドベース31側に移動させるときには、図4に示すように、突出端部117aが被係止部119aの前方側(図4では手前側)に位置して被係止部119aに引っ掛けた状態として引っ張るようにする。
また、上記図3,図4に示す状態から、スライダ113をガイド溝75から離れる方向に移動させることで、係止片117の突出端部117aと被係止片119の被係止部119aとが干渉する状態が解除される。
前記した第2付属部品治具25Bにおけるクランプ装置83,85やロケートピン87,89,91,93のすべては、前記したベース板61上のクランプ装置45,47と同様に、可動板79上に設置固定するものであって、直交3軸方向に移動するNCロケータではない。
同様にして、第3付属部品治具27も、第2付属部品治具25Bとは別の車種専用の治具であり、そのクランプ装置121,123や、ロケートピン125,127,129,131は、可動板81上に設置固定してあり、直交3軸方向に移動するNCロケータではない。
したがって、上記したベース板61に固定したクランプ装置83,85やクランプ装置121,123によって、第2付属部品治具25Bや第3付属部品治具27(第1,第4付属部品治具25A,29も同様)は、特定の付属部品(ドアサッシュ部材)を位置決め保持する専用の治具を構成することになる。
一方、ロケートピン87,89,91,93やロケートピン125,127,129,131は、特定の本体部品(ドアインナパネル)を位置決め保持する専用の本体部品位置決め部となる。
なお、上記したクランプ装置121,123や、ロケートピン125,127,129,131は、前記した第2付属部品治具25Bのクランプ装置83,85や、ロケートピン87,89,91,93とそれぞれ同様であるので説明は省略する。
このような第2,第3付属部品治具25B,27における車種専用の治具構造と、可動板79,81をスライドベース31とベース板61との間をスライド移動させる構造は、前記図1に示してある他の第1,第4付属部品治具25A,29についても同様に設けてある。
次に、上記した部品組み付け工程1における部品組み付け作業について説明する。なお、ここでは、一例として図2に示す第2組み付け部19に第2付属部品治具25Bを合体させての部品組み付け作業について説明する。
図2の状態から、第1スライド機構33によってスライドベース31を矢印A方向に向けて移動させ、図5に示すように、第2付属部品治具25Bを第2組み付け部19に対応させ、このとき一対のガイド溝75を第2組み付け部19側のガイド溝73に整合させる。このとき、第2組み付け部19における2つのクランプ装置49,51と、3つのクランプ装置53,55,57とは、移動機構63,65,67,69,71によって相互の間隔を拡げるように互いに離反移動させておく。
次に、図5の状態から、第2スライド機構103を駆動し、可動板79を有する第2付属部品治具25Bを第2組み付け部19に向けて移動させ、図6に示すように、第2付属部品治具25Bを、2つのクランプ装置49,51と、3つのクランプ装置53,55,57との間に位置させる。これにより第2組み付け部19において、第2本体治具17と第2付属部品治具25Bとが互いに合体した状態となる。
その後は、第2組み付け部19における2つのクランプ装置49,51と、3つのクランプ装置53,55,57を、移動機構63,65,67,69,71を作動させることによって、対応するドアインナパネル3を位置決めできる位置に移動させる。
この状態で、まずドアインナパネル3を、図7に示すように車体外側が上側となる姿勢でセットする。このときドアインナパネル3は、車体下部側に相当するサイドシル側の端縁部3aを、2つのクランプ装置45,47の回動支持部45d,47dに当接させて位置出しを行う。したがって、2つのクランプ装置45,47は、本体部品の一端部を当接させて位置出しを行う位置出し部を構成することになる。これと同時に、第2付属部品治具25B側の4つのロケートピン87,89,91,93を、ドアインナパネル3に形成してあるロケート孔に挿入して位置決めを行う。
さらにこのとき7つのクランプ装置45,47,49,51,53,55,57の各クランプアーム(クランプアーム45aや49aなど)は、図7ではクランプ状態として図示しているが、実際には開放状態(アンクランプ状態)であり、その各部品受け部(部品受け部45b,49bなど)の上にドアインナパネル3を載置する。
続いて、図8に示すように、ドアサッシュ部材5をその車体下部側をドアインナパネル3の車体上部側に重ねあわせるようにして、第2付属部品治具25Bにセットする。このときドアサッシュ部材5は、第2付属部品治具25Bにおけるアンクランプ状態の2つのクランプ装置83,85の部品受け部83b,85b上に載置する。
その後、第2本体治具17側のクランプシリンダ(クランプシリンダ45cや49cなど)を駆動してクランプアーム(クランプアーム45aや49aなど)を、閉じ方向に回動させることで、ドアインナパネル3をクランプ固定するとともに、第2付属部品治具25B側のクランプシリンダ83c,85cを駆動してクランプアーム83a,85aを閉じ方向に回動させることで、ドアサッシュ部材5をクランプ固定する。
なお、ドアサッシュ部材5を位置決めセットする前に、図9に示すようにドアインナパネル3のドアサッシュ部材5側の縁部に、車体前後方向(図9中で左右方向)に延びる補強部材となるドアインナウエスト部材6をセットしておく。
また、ドアインナパネル3の車体前方側の縁部の上下2箇所には、ドアヒンジ取付用のボルトプレート7を、またドアインナパネル3の車体後方側の縁部の上下方向ほぼ中央位置には、ドアロック取付用のロックプレート9を、それぞれセットする。これらボルトプレート7及びロックプレート9のセット作業は、ドアサッシュ部材5のセット前でも後でもよい。
以上のようにして、部品のセットが完了したら、前記図1に示してある溶接ロボット35により、セットしたドアサッシュ部材5などの各種付属部品をドアインナパネル3に溶接固定する。各種付属部品を溶接固定した状態のドアインナパネル3のパネル組立体3Aは、前記図1における搬送用ロボット135により、ナット溶接機136に搬送して適宜ナットを溶接固定した後、ドアインナパネル置台137に搬出する。
その後は、図10に示すように、上記したパネル組立体3Aの前記各種付属部品をセットした側の上に、前記ドアインナウエスト部材6に接合固定するドアアウタウエスト部材139と、下部に位置するドアガードバー141と、上下方向中央に位置する補強部材143とを、それぞれ溶接固定する作業に移行する。
この溶接作業としては、次のようにして行う。まず、上記した搬送用ロボット135とは別の搬送用ロボット145が、そのロボットアーム先端に、テンプレート治具置き台147に配置してある各車種に対応する複数のテンプレート治具149のいずれかを図11に示す連結部151にて連結した状態で、部品セット台144にセットしてある前記したドアアウタウエスト部材139,ドアガードバー141及び補強部材143を、把持具153,155,157,159,161,163でそれぞれ把持する。
続いて、搬送用ロボット145が上記把持状態で、さらに前記したドアインナパネル置台137上のパネル組立体3Aを、図12に示すようにテンプレート治具149の3つの把持具165,167,169により把持し、図1に示すスポット溶接工程171に搬入する。スポット溶接工程171では、溶接ロボット173及び溶接兼搬送用ロボット175により、ドアアウタウエスト部材139,ドアガードバー141及び補強部材143をパネル組立体3Aに溶接固定し、その後溶接兼搬送用ロボット175により搬出パレット177に搬出する。
なお、上記したパネル組立体3Aを製造後のドアアウタウエスト部材139などの溶接作業については、本発明の特徴ではなく、上記の作業形態に限定するものではなく、単にこれらドアアウタウエスト部材139,ドアガードバー141及び補強部材143をパネル組立体3Aに溶接固定すればよい。
上記したパネル組立体3Aを製造後のドアアウタウエスト部材139などの溶接作業を行っている間に、部品組み付け工程1の第2組み付け部19においては、続けて同車種のドアパネルを製造する場合にあっては、図6の状態で上記と同様にして部品のセット作業及び溶接作業を順次連続して行う。
一方、第2組み付け部19において異なる車種のドアパネルを製造する場合には、パネル組立体3Aの搬出後に、2つのクランプ装置49,51と、3つのクランプ装置53,55,57とを、移動機構63,65,67,69,71によって元の相互の間隔が広い状態となるように互いに離反移動させる。その後、図4に示すように係止片117の突出端部117aを被係止片119の被係止部119aに係止した状態で、第2スライド機構103により可動板79をスライドベース31側に移動させ、次に製造する車種に対応する第3付属部品治具27と第4付属部品治具29のいずれかを、第2組み付け部19に対応する位置となるよう第1スライド機構33によって移動させる。
その後は、前記した第2付属部品治具25Bと同様にして第3付属部品治具27と第4付属部品治具29のいずれかを、第2組み付け部19の第2本体治具17に合体させて部品のセット作業に移行する。
以上より、本実施形態によれば、本体部品であるドアインナパネル3を位置決めする本体治具13,17,21を、車種を問わず汎用とする一方、付属部品であるドアインナウエスト部材6を位置決めする付属部品治具25A,25B,27,29を車種毎の専用とし、必要に応じて該付属部品治具25A,25B,27,29のいずれかを選択して、本体治具13,17,21のいずれかに接近させて合体させるようにしたので、組み付け部15,19,23においては汎用治具として例えば7つのクランプ装置45,47,49,51,53,55,57をベース板61上に設置するだけでよく、組み付け部15,19,23における治具構造の複雑化を抑えて設備構造を簡素化でき設備費の増大を抑えることができる。
この際、図2に示すように、付属部品治具25A,27(付属部品治具25B,29も同様)には、特定の本体部品(ドアインナパネル)を位置決め保持する専用の本体部品位置決め部となるロケートピン87,89,91,93、ロケートピン125,127,129,131をそれぞれ設けているので、これらを汎用として本体治具13,17,21側に設ける必要がなく、したがって組み付け部15,19,23における治具構造をより簡素化することができる。
また、生産台数が比較的少ない車種の場合には、複数の組み付け部15,19,23のうち1箇所のみ使用することで、その1箇所の例えば第2組み付け部19で、部品セット作業とその後の溶接作業を連続して行うことができる。これにより、複数箇所の組み付け部を使用することなく、効率よく少量生産が可能となる。
一方、生産台数が比較的多い車種の場合には、互いに同種の第1,第2組み付け部15,19の2箇所を使用する。すなわち、第1組み付け部15の第1本体治具13に第1付属部品治具25Aを合体させるとともに、第2組み付け部19の第2本体治具17に第2付属部品治具25Bを合体させて、第1組み付け部15と第2組み付け部19の2箇所で部品のセット及び溶接作業を行う。
この場合、一方の例えば第1組み付け部15で部品セット作業を行っている間に、他方の第2組み付け部19で溶接作業を行い、続いて第2組み付け部15で部品セット作業を行っている間に、第1組み付け部19で溶接作業を行う、というように、部品セット作業と溶接作業とを交互に繰り返すことで、効率よく多量生産が可能となる。
また、本実施形態では、複数の付属部品治具25A,25B,27,29を本体治具13,17,21の側方位置にて第1スライド機構33によって一体的にスライド移動可能に設けているので、必要とする付属部品治具を容易かつ素早く選択でき、さらに複数の付属部品治具25A,25B,27,29それぞれを、第1スライド機構33上と前記本体治具13,17,21に合体する合体位置との間を第2スライド機構103,133によってスライド移動可能に設けたので、治具の合体作業を効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、ドアインナパネル3を付属部品治具25Aにセットするときに、車体下部側に相当するサイドシル側の端縁部3aを、2つのクランプ装置45,47の回動支持部45d,47dに当接させて位置出しを行うようにしているので、ドアインナパネル3をセットする際の位置出しを、簡素化した構造の治具でより確実に行うことができる。
図13,図14は、前記図3,図4に示した電動シリンダ113に代えてモータ179を使用した例を示す。第2スライド機構103のスライダ107上に設置したモータ179の駆動軸179aに、連結板181を連結し、連結板181の先端に係止具183を取り付ける。係止具183は、2枚の係止板183a,183bの基端部を相互間に隙間を形成した状態で連結片183cにより互いに連結している。
図13は、前記図3に対応しており、係止板183a,183b相互間に被係止片119の被係止部119aを入り込ませた状態で、係止板183aにより被係止部119aを押し付けて、可動板79をスライドベース31側からベース板61側に移動させる。
一方、図14は、前記図4に対応しており、係止板183a,183b相互間に被係止片119の被係止部119aを入り込ませた状態で、係止板183bにより被係止部119aを引っ掛けた状態として引っ張ることで、可動板79をベース板61からスライドベース31側に移動させる。
図13及び図14のように、係止板183a,183b相互間に被係止部119aを入り込ませた係止状態を解除するには、モータ179の駆動によって係止具183を回転させればよい。
上記図13,図14の例では、図13のように可動板79を押し込んだ状態から、図14のように可動板79を引き込む動作に移行する際には、係止板183a,183b相互間に被係止部119aを係止したままでよいので、前記図3,図4の例のように電動シリンダ113(本例にあってはモータ179)を駆動する必要がなく、より効率よく作業を行える。
本発明の一実施形態を示す部品位置決め装置を備えた設備全体の簡略化した構成図である。 図1の部品セット工程における第2組み付け部と、第2,第3付属部品治具との位置関係を簡略化して示した斜視図である。 第2付属部品治具の可動板を、本体治具のベース板側に移動させたときのベース板側から見た係止構造部周辺の斜視図である。 第2付属部品治具の可動板を、本体治具のベース板側からスライドベース側に移動させるときのベース板側から見た係止構造部周辺の斜視図である。 図2の状態から、スライドベースをスライド移動させて第2付属部品治具を第2組み付け部に対応する位置とした状態を示す動作説明図である。 図5の状態から、第2付属部品治具を第2組み付け部に移動させて第2本体治具に合体させた状態を示す動作説明図である。 図6の状態から、第2本体治具にドアインナパネルをセットした状態を示す動作説明図である。 図7の状態から、第2付属部品治具にドアサッシュ部材をセットした状態を示す動作説明図である。 ドアインナパネルに各種付属部品を取り付けた状態のパネル組立体の正面図である。 図9のパネル組立体に、ドアアウタウエスト部材,ドアガードバー及び補強部材を取り付けた状態を示す正面図である。 図10のドアアウタウエスト部材,ドアガードバー及び補強部材を把持しているテンプレート治具の平面図である。 図11に対し、テンプレート治具によりパネル組立体を把持した状態を示す平面図である。 図3に対応する別の例を示す斜視図である。 図4に対応する別の例を示す斜視図である。
符号の説明
3 ドアインナパネル(本体部品)
5 ドアサッシュ部材(付属部品)
13 第1本体治具
17 第2本体治具
21 第3本体治具
25A 第1付属部品治具
25B 第2付属部品治具
27 第3付属部品治具
29 第4付属部品治具
33 第1スライド機構
45,47 クランプ装置(位置出し部)
87,89,91,93,125,127,129,131 ロケートピン(本体部品位置決め部)
103,133 第2スライド機構

Claims (10)

  1. 本体部品を位置決め保持する本体治具を、各種の本体部品を位置決め可能な汎用とし、前記本体部品に組み付ける付属部品を位置決め保持する付属部品治具を、特定の付属部品を位置決め可能な専用とし、前記汎用の本体治具と専用の付属部品治具とを互いに合体させた状態で、前記本体部品を前記本体治具に位置決め保持させるとともに、前記付属部品を前記付属部品治具に位置決め保持させて、前記本体部品と付属部品とを組み付けることを特徴とする部品組み付け方法。
  2. 前記付属部品治具を、各種の付属部品をそれぞれ専用に位置決め保持可能となるよう複数設け、この複数の付属部品治具のうちの1つを選択して前記本体治具に合体させた状態で、前記本体部品を前記本体治具に位置決め保持させるとともに、前記付属部品を前記付属部品治具に位置決め保持させることを特徴とする請求項1に記載の部品組み付け方法。
  3. 前記本体治具を複数設けるとともに、前記付属部品治具を、同一種の付属部品を保持可能な同種のものとして複数設け、前記複数の本体治具のうちの1つに前記同種の複数の付属部品治具のうちの1つを合体させた状態で、前記本体部品を前記本体治具に位置決め保持させるとともに前記付属部品を前記付属部品治具に位置決め保持させた後、前記本体部品と付属部品とを溶接固定して部品接合作業を行うことを特徴とする請求項2に記載の部品組み付け方法。
  4. 前記本体治具を複数設けるとともに、前記付属部品治具を、同一種の付属部品を保持可能な同種のものとして複数設け、前記複数の本体治具のうちの1つに前記同種の複数の付属部品治具のうちの1つを合体させた状態で、前記本体部品を前記本体治具に位置決め保持させるとともに前記付属部品を前記付属部品治具に位置決め保持させて部品セット作業を行う一方、前記複数の本体治具のうちの他の1つに前記同種の複数の付属部品治具のうちの他の1つを合体させて前記本体部品を前記本体治具に位置決め保持させるとともに前記付属部品を前記付属部品治具に位置決め保持させた状態で、前記本体部品と前記付属部品とを溶接固定して部品接合作業を行うことを特徴とする請求項2に記載の部品組み付け方法。
  5. 各種の本体部品を位置決め可能な汎用の本体治具と、前記本体部品に組み付ける特定の付属部品を位置決め可能な専用の付属部品治具とをそれぞれ有し、前記汎用の本体治具と前記専用の付属部品治具とを互いに合体可能としたことを特徴とする部品組み付け装置。
  6. 前記付属部品治具を、各種の付属部品をそれぞれ専用に位置決め保持可能となるよう複数設け、この複数の付属部品治具を、該複数の付属部品治具のうちの1つを選択して前記本体治具に対して合体させるべく接近離反移動可能に設けたことを特徴とする請求項5に記載の部品組み付け装置。
  7. 前記複数の付属部品治具を前記本体治具の側方位置にて第1スライド機構によって一体的にスライド移動可能に設け、前記複数の付属部品治具それぞれを、前記第1スライド機構上と前記本体治具に合体する合体位置との間を第2スライド機構によってスライド移動可能に設けたことを特徴とする請求項6に記載の部品組み付け装置。
  8. 前記本体治具側に、前記本体部品の一端部を当接させて位置出しを行う位置出し部を設けたことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の部品組み付け装置。
  9. 前記付属部品治具に、前記本体部品を位置決め保持する本体部品位置決め部を設けたことを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の部品組み付け装置。
  10. 前記本体部品は自動車ドアのドアインナパネルで、前記付属部品はこのドアインナパネルに組み付けるドアサッシュ部材であることを特徴とする請求項5ないし9のいずれか1項に記載の部品組み付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269403A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Honda Motor Co Ltd 圧入方法及び圧入装置

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