JP2009191977A - 駆動力伝達用プーリ及びその製造方法 - Google Patents

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Takeshi Nakada
毅 中田
Kazuyoshi Miyaji
一好 宮地
Norihiro Sugita
教啓 杉田
Tsuyoshi Kise
強志 木瀬
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Abstract

【課題】固定シーブ又は可動シーブと軸部材との溶着を短時間で且つ良好に行わせ、製造時のサイクルタイムの短縮及び組み付け精度の向上を図ることができるとともに、軸部材が固定シーブ又は可動シーブから離脱する際の予兆をユーザに把握させることができる駆動力伝達用プーリ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】固定シーブ2と、可動シーブ3と、固定シーブ2及び可動シーブ3の略中央に円形に開口した開口部と、該開口部に溶着されて固定シーブ2及び可動シーブ3の回転軸を成す円筒状の軸部材8、9とを有し、車両の駆動力を伝達するための駆動力伝達用プーリにおいて、円環状の電気抵抗溶接にて軸部材8を固定シーブ2に溶着して成るとともに、軸部材8の固定シーブ2との溶着部位8a近傍であってVベルト10からの負荷により当該固定シーブ2が移動する側に径方向外向きの突起aが設けられたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の駆動力を伝達すべく無端状ベルトを懸架可能とされた駆動力伝達用プーリ及びその製造方法に関するものである。
スクータ式の自動二輪車において一般に採用されている遠心クラッチは、図11に示すように、エンジンの駆動により回転する駆動プーリ(不図示)との間でVベルトを懸架する従動プーリ101と、該従動プーリ101と連結されたドライブプレート104と、該ドライブプレート104の外周面に形成され、回転時の遠心力により側方へ移動可能なクラッチ部材105と、側方へ移動したクラッチ部材105と当接してドライブプレート104とともに回転する出力用ハウジング106と、該出力用ハウジング106の中央から延設されて車両の後輪と減速機を介して連結されたシャフト107とを有していた。
このうち従動プーリ101(駆動力伝達用プーリ)は、同図に示すように、固定側テーパ面102aが形成された固定シーブ102と、該固定シーブ102の固定側テーパ面102aと向かい合った可動側テーパ面103aを有し、当該固定側テーパ面102aと可動側テーパ面103aとの間で無端状ベルト(Vベルト)を懸架しつつ固定シーブ102と共に回転可能とされるとともに、当該固定シーブ102と近接又は離間可能とされた可動シーブ103とから主に構成され、可動シーブ103の固定シーブ102に対する近接又は離間動作により、車両の変速がなされるようになっていた。
固定シーブ102(可動シーブ103も同様)は、円筒状の軸部材108の一端が溶着されており、この軸部材108を軸として回転可能とされたものである。然るに、軸部材108の端部をバーリング加工して円環状に立ち上げ、バーリング部108aを形成しておくとともに、これと対応した固定シーブ102における開口縁もバーリング加工して円環状に立ち上げてバーリング部102bを形成しておき、これらバーリング部108a及び102bの突端同士をプラズマ溶接又はTig溶接等にて溶着していた。
しかしながら、上記従来の駆動力伝達用プーリにおいては、固定シーブ102と軸部材108とが、夫々形成されたバーリング部102b及び108aの突端に対するプラズマ溶接により溶着されていたため、当該バーリング部108a及び102bの突端に沿って溶接トーチを円環状に動作させる必要があり、溶着作業に長時間を要してしまいサイクルタイムが増大してしまうという問題があった。
そこで、本出願人は、固定シーブ又は可動シーブと軸部材との溶着を短時間で且つ良好に行わせ、製造時のサイクルタイムの短縮及び組み付け精度の向上を図ることを目的として、軸部材108、109の固定シーブ102又は可動シーブ103との溶着部位を径方向に膨出して厚肉部を形成するとともに、当該厚肉部を固定シーブ102又は可動シーブ103の開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材108、109を固定シーブ102又は可動シーブ103に溶着することを検討するに至った。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記の駆動力伝達用プーリにおいては、軸部材108、109を固定シーブ102又は可動シーブ103の開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材108、109を固定シーブ102又は可動シーブ103に溶着するものであったので、以下の如き問題があった。
例えば極めて長期間の使用により、軸部材と固定シーブ又は可動シーブとの溶接部位が無端状ベルトからの負荷に耐えられなくなった場合、当該溶接部位が破断して当該軸部材が固定シーブ又は可動シーブから離脱してしまうという不具合があった。特に、上記の如き円環状の電気抵抗溶接による溶接部位は、軸部材が固定シーブ又は可動シーブから一気に離脱してしまう可能性があり、ユーザによる予兆の把握が困難であるという不具合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、固定シーブ又は可動シーブと軸部材との溶着を短時間で且つ良好に行わせ、製造時のサイクルタイムの短縮及び組み付け精度の向上を図ることができるとともに、軸部材が固定シーブ又は可動シーブから離脱する際の予兆をユーザに把握させることができる駆動力伝達用プーリ及びその製造方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、固定側テーパ面が形成された固定シーブと、該固定シーブの固定側テーパ面と向かい合った可動側テーパ面を有し、当該固定側テーパ面と可動側テーパ面との間で無端状ベルトを懸架しつつ前記固定シーブと共に回転可能とされるとともに、当該固定シーブと近接又は離間可能とされた可動シーブと、前記固定シーブ及び可動シーブの略中央に円形に開口した開口部と、前記固定シーブ及び可動シーブの開口部に溶着され、それぞれから突出形成されて当該固定シーブ及び可動シーブの回転軸を成す円筒状の軸部材とを有し、車両の駆動力を伝達するための駆動力伝達用プーリにおいて、前記軸部材を前記開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材を前記固定シーブ又は可動シーブに溶着して成るとともに、前記軸部材の固定シーブ又は可動シーブとの溶着部位近傍であって前記無端状ベルトからの負荷により当該固定シーブ又は可動シーブが移動する側に径方向外向きの突起が設けられたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の駆動力伝達用プーリにおいて、前記突起は、前記固定シーブ又は可動シーブとの間に所定寸法のクリアランスを介して形成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の駆動力伝達用プーリにおいて、前記突起の基端側と前記固定シーブ又は可動シーブとの間に前記クリアランスが形成されるとともに、当該突起の先端側が前記固定シーブ又は可動シーブの開口縁部と当接して成ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリにおいて、前記突起は、前記円環状の電気抵抗溶接前に予め前記軸部材に形成して成ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリにおいて、前記突起は、前記円環状の電気抵抗溶接後に前記軸部材に形成するものであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、固定側テーパ面が形成された固定シーブと、該固定シーブの固定側テーパ面と向かい合った可動側テーパ面を有し、当該固定側テーパ面と可動側テーパ面との間で無端状ベルトを懸架しつつ前記固定シーブと共に回転可能とされるとともに、当該固定シーブと近接又は離間可能とされた可動シーブと、前記固定シーブ及び可動シーブの略中央に円形に開口した開口部と、前記固定シーブ及び可動シーブの開口部に溶着され、それぞれから突出形成されて当該固定シーブ及び可動シーブの回転軸を成す円筒状の軸部材とを有し、車両の駆動力を伝達するための駆動力伝達用プーリの製造方法において、前記軸部材を前記開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材を前記固定シーブ又は可動シーブに溶着するとともに、前記軸部材の固定シーブ又は可動シーブとの溶着部位近傍であって前記無端状ベルトからの負荷により当該固定シーブ又は可動シーブが移動する側に径方向外向きの突起を設けることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の駆動力伝達用プーリの製造方法において、前記突起は、前記固定シーブ又は可動シーブとの間に所定寸法のクリアランスを介して形成されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の駆動力伝達用プーリの製造方法において、前記突起の基端側と前記固定シーブ又は可動シーブとの間に前記クリアランスを形成するとともに、当該突起の先端側を前記固定シーブ又は可動シーブの開口縁部と当接させることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項6〜8の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリの製造方法において、前記突起を、前記円環状の電気抵抗溶接前に予め前記軸部材に形成することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項6〜8の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリの製造方法において、前記突起を、前記円環状の電気抵抗溶接後に前記軸部材に形成することを特徴とする。
請求項1及び請求項6の発明によれば、軸部材を固定シーブ又は可動シーブの開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、当該軸部材を固定シーブ又は可動シーブに溶着するので、固定シーブ又は可動シーブと軸部材との溶着を短時間で且つ良好に行わせ、製造時のサイクルタイムの短縮及び組み付け精度の向上を図ることができる。
加えて、軸部材の固定シーブ又は可動シーブとの溶着部位近傍であって無端状ベルトからの負荷により当該固定シーブ又は可動シーブが移動する側に径方向外向きの突起が設けられたので、軸部材が固定シーブ又は可動シーブから離脱する際の予兆をユーザに把握させることができる。
請求項2及び請求項7の発明によれば、突起は、固定シーブ又は可動シーブとの間に所定寸法のクリアランスを介して形成されるので、軸部材を固定シーブ又は可動シーブの開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接を行う過程で生じるバリ(余肉)が当該突起と干渉してしまうのを回避することができる。
請求項3及び請求項8の発明によれば、突起の基端側と固定シーブ又は可動シーブとの間にクリアランスが形成されるとともに、当該突起の先端側が固定シーブ又は可動シーブの開口縁部と当接して成るので、軸部材を固定シーブ又は可動シーブの開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接を行う際、固定シーブ又は可動シーブが突起の先端と当接して位置決めを行わせることができ、且つ、突起の基端側のクリアランスにより、軸部材を固定シーブ又は可動シーブの開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接を行う過程で生じるバリ(余肉)が当該突起と干渉してしまうのを回避することができる。
請求項4及び請求項9の発明によれば、突起は、円環状の電気抵抗溶接前に予め軸部材に形成して成るものであるので、成形により或いは旋盤加工等により設けることができ、その形成位置若しくは形状(高さ寸法等)において精度よく形成することができる。
請求項5及び請求項10の発明によれば、突起は、円環状の電気抵抗溶接後に軸部材に形成するものであるので、円環状の電気抵抗溶接時において軸部材を固定シーブ又は可動シーブの開口部に圧入する際、当該固定シーブ又は可動シーブの開口縁部と突起とが干渉してしまうのを回避することができる。従って、軸部材を固定シーブ又は可動シーブの開口部に圧入する際、その圧入方向を任意設定することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る駆動力伝達用プーリは、スクータ型の自動二輪車における遠心クラッチ装置の従動プーリに適用されたものである。かかる遠心クラッチ装置は、スクータ型の自動二輪車におけるエンジン駆動力の伝達及びその遮断を行わせるもので、図1に示すように、従動プーリ1と、ドライブプレート4と、クラッチ部材7と、出力用ハウジング6と、シャフト7とから主に構成されている。
従動プーリ1は、二輪車のエンジンの駆動により回転する駆動プーリ(不図示)との間で樹脂製のVベルト10(無端状ベルト)を懸架可能とされたものである。かかる従動プーリ1は、金属成形品から成る固定シーブ2及び可動シーブ3から構成され、これら固定シーブ2及び可動シーブ3の離間部にはテーパ面(固定側テーパ面2a及び可動側テーパ面3a)が形成されている。これら対向するテーパ面にVベルト10が嵌入して駆動プーリとの間で当該Vベルト10を懸架するようになっている。
固定シーブ2には、その略中央から円筒状の軸部材8が突出形成されており、当該軸部材8の内周面8bにニードルベアリングB1及びボールベアリングB2が配設されて、シャフト7を回転自在に挿通可能とされている。この固定シーブ2の外周には可動シーブ3がスプライン嵌合にて組み付けられており、Vベルト10の回転と共に両シーブが回転し得るとともに、可動シーブ3が固定シーブ2に対して近接又は離間可能とされている。
具体的には、可動シーブ3は、スプリングSPにより固定シーブ2に対して近接する方向(即ち、固定側テーパ面と可動側テーパ面とが近接する方向)へ常時付勢されており、従動プーリ1におけるVベルト10の縮径動作が作用すると、スプリングSPの付勢力に抗して固定シーブ2から遠ざかる方向(同図中左方向)へ移動し得るよう構成されている。尚、可動シーブ3には、固定シーブ2と同様、その略中央から円筒状の軸部材9が突出形成されており、当該軸部材9の内周面9bに沿って固定シーブ2の軸部材8が摺動し得るようになっている。
しかして、エンジンの回転数が増加すると駆動プーリ側のVベルト10の嵌入部が狭まって、その径が広がるよう構成されているので、これに伴い従動プーリ1側のVベルト10が同図矢印方向へ移動しようとし、かかる作用を受けて可動シーブ3が左方向(Vベルト10の嵌入部の径が縮小する方向)へ移動し、シフトアップするようになっている。このように、本実施形態の遠心クラッチ装置においては、車速に応じてシフトチェンジが自動的になされるよう構成されている。
ドライブプレート4は、従動プーリ1の固定シーブ2に連結されて当該従動プーリ1とともに回転可能なもので、その外周面には、径方向(同図上下方向)へ移動可能な摩擦材から成るクラッチ部材5と、錘11とが配設されている。即ち、従動プーリ1の回転数が所定値以上となると、その遠心力にて拡径する方向へクラッチ部材5が移動し、出力用ハウジング6のフランジ部内周面に当接可能して当該出力用ハウジング6を連れ回しするようになっている。
出力用ハウジング6は、略中央に挿通孔6aが形成されるとともに、ドライブプレート4の外周面を覆って配設された傘状のものであり、当該挿通孔6aにはシャフト7の先端が挿通し得るよう構成されている。また、挿通孔6aの内周面周縁からは、従動プーリ1側に延びる筒状部材6bが一体的(例えば溶接等により固着)に形成されており、かかる筒状部材6bの内周面に形成されたスプラインがシャフト7側に形成されたスプラインと噛み合うよう組み付けられている。
シャフト7は、締付ナットNによりその先端が出力用ハウジング6と連結されており、当該出力用ハウジング6とともに回転し得るものである。かかるシャフト7の基端側には、図示しない減速機(減速歯車等により構成)が接続され、自動二輪車の後輪を駆動し得るようになっている。即ち、従動プーリ1が所定回転数に達すると、その遠心力にてクラッチ部材5が出力用ハウジング6と当接することとなり、当該従動プーリ1及びドライブプレート4の回転力が出力用ハウジング6を介してシャフト7に伝達され、自動二輪車の後輪を駆動させるのである。
ここで、本実施形態における固定シーブ2は、図2〜図4に示すように、その略中央に円形に開口した開口部Aが形成されており、この開口部Aに円筒状の軸部材8の一端が溶着されることにより、当該固定シーブ2から軸部材8を突出形成させている。しかして、固定シーブ2は、従動プーリ1(駆動力伝達用プーリ)に組み付けられた状態で、軸部材8を回転軸として回転可能とされる。
より具体的には、軸部材8を固定シーブ2の開口部Aに圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材8を固定シーブ2に溶着している。即ち、固定シーブ2の開口部Aの内径寸法は、軸部材8の溶着部位8aの外径寸法より若干小さく設定されており、後述する円環状の電気抵抗溶接装置にて、当該開口部Aに溶着部位8aを圧入させつつ通電させて溶着するのである。
これにより、従来の如き溶接トーチを用いたプラズマ溶接又はTig溶接等に比べ、固定シーブ2と軸部材8との溶着を短時間で且つ良好に行わせ、製造時のサイクルタイムの短縮及び組み付け精度の向上を図ることができる。即ち、本実施形態の如く円環状の電気抵抗溶接によれば、プラズマ溶接に比べて溶着作業が短時間で済み、入熱量を少なくして歪みを抑制しつつ固定シーブ2と軸部材8との溶接を行うことができるのである。
特に、軸部材8の溶着部位8aに対して固定シーブ2を溶接しているため、固定シーブ2と軸部材8との溶着時に当該軸部材8が内側に撓んで内周面の寸法が小さくなってしまうのを回避でき、ベアリングB1(図1参照)の配設作業を良好に維持することができる。また、従来の如く溶着前にバーリング部を形成する必要がないため、溶着作業をより良好に行わせることができ、従動プーリ1(駆動力伝達用プーリ)の製造工程を簡素化することができる。
更に、軸部材8の固定シーブ2との溶着部位8a近傍であってVベルト10(無端状ベルト)からの負荷により当該固定シーブ2が移動する側(図2における右側)には、径方向外向き(同図における上下向き)の突起aが設けられている。この突起aは、固定シーブ2との間に所定寸法tのクリアランスを介して形成(言い換えるならば、突起aと固定シーブ2との間には所定寸法tのクリアランスが形成)されている。
一方、本実施形態における可動シーブ3は、図5、6に示すように、その略中央に円形に開口した開口部Bが形成されており、この開口部Bに円筒状の軸部材9の一端が溶着されることにより、当該可動シーブ3から軸部材9を突出形成させている。しかして、可動シーブ3は、従動プーリ1(駆動力伝達用プーリ)に組み付けられた状態で、軸部材9を回転軸として回転可能とされる。
より具体的には、軸部材9を可動シーブ3の開口部Bに圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材9を可動シーブ3に溶着している。即ち、可動シーブ3の開口部Bの内径寸法は、軸部材9の溶着部位9aの外径寸法より若干小さく設定されており、後述する円環状の電気抵抗溶接装置にて、当該開口部Bに溶着部位9aを圧入させつつ通電させて溶着するのである。
これにより、従来の如き溶接トーチを用いたプラズマ溶接又はTig溶接等に比べ、可動シーブ3と軸部材9との溶着を短時間で且つ良好に行わせ、製造時のサイクルタイムの短縮及び組み付け精度の向上を図ることができる。即ち、本実施形態の如く円環状の電気抵抗溶接によれば、プラズマ溶接に比べて溶着作業が短時間で済み、入熱量を少なくして歪みを抑制しつつ可動シーブ3と軸部材9との溶接を行うことができるのである。
特に、軸部材9の溶着部位9aに対して可動シーブ3を溶接しているため、可動シーブ3と軸部材9との溶着時に当該軸部材9が内側に撓んで内周面の寸法が小さくなってしまうのを回避でき、軸部材8への挿通作業を良好に維持することができる。また、従来の如く溶着前にバーリング部を形成する必要がないため、溶着作業をより良好に行わせることができ、従動プーリ1(駆動力伝達用プーリ)の製造工程を簡素化することができる。
更に、軸部材9の可動シーブ3との溶着部位9a近傍であってVベルト10(無端状ベルト)からの負荷により当該可動シーブ3が移動する側(図5における左側)には、径方向外向き(同図における上下向き)の突起bが設けられている。この突起bは、可動シーブ3との間に所定寸法tのクリアランスを介して形成(言い換えるならば、突起bと可動シーブ3との間には所定寸法tのクリアランスが形成)されている。
而して、突起a、bは、円環状の電気抵抗溶接前に予め軸部材8又は9に形成して成るものであり、図3、6に示すように、当該突起a、bが形成されていない側から固定シーブ2又は可動シーブ3を軸部材8又は9に圧入するものとされている。従って、固定シーブ2又は可動シーブ3の開口縁部と突起a又はbとが干渉することがない。また、突起a、bは、円環状の電気抵抗溶接前に予め軸部材8又は9に形成して成るので、成形により或いは旋盤加工等により設けることができ、その形成位置若しくは形状(高さ寸法等)において精度よく形成することができる。
次に、本実施形態に係る固定シーブ2の軸部材8との溶着方法について説明する。
固定シーブ2と軸部材8との溶着作業は、図7に示すような円環状の電気抵抗溶接装置を用いて行う。かかる円環状の電気抵抗溶接装置は、突端(図中下端)がリング状に形成された導電体から成る上側電極部材12と、該押圧体12と連結された導電体から成る可動型13と、固定シーブ2の固定側テーパ面2aに沿って当接し得る上側パッド部材16と、軸部材8を載置させ得ると共に導電体から成る下側電極部材14と、該下側電極部材14と連結された導電体から成る固定型15と、固定シーブ2の固定側テーパ面2aとは反対の面に沿って当接し得る下側パッド部材17とから主に構成されている。
上側電極部材12、可動型13、下側電極部材14及び固定型15は、例えばクロム銅などの良導体から成るとともに、上側パッド部材16及び下側パッド部材17は、非磁性絶縁体から成るものである。そして、図7の左側で示すように、下側パッド17上に固定シーブ2を載置させつつ上側パッド16を固定側テーパ面2aに当接して保持させれば、円環状の電気抵抗溶接装置内に固定シーブ2を固定することができる。
一方、同図左側に示すように、下側電極部材14上には、溶着部位を下方に向けて倒立させた軸部材8を載置させるとともに、上側電極部材12の突端を固定シーブ2における開口部Aの上側開口縁部に当接させておく。この状態から、可動型13を固定型15に対して近接させる方向に動作させ、上側電極部材12を伴って下降させると同時に、当該可動型13と固定型15(上側電極部材12と下側電極部材14)との間で電圧を印加する。
しかして、軸部材8の溶着部位8aが開口部Aに圧入されつつその開口縁部との間で通電して溶着することとなり、円環状の電気抵抗溶接が行われることとなる。ここで、突起aと固定シーブ2との間には、所定寸法tのクリアランスが形成されている。これにより、同図右側で示すように、略中央にて軸部材8を突出状態で溶着して成る固定シーブ2を得ることができるので、可動型13を上側電極部材12と共に上昇させ、上側パッド16も上昇させれば、軸部材8が溶着された固定シーブ2を取り出すことができる。
尚、可動シーブ3及びその軸部材9についても、図8に示すように、上記円環状の電気抵抗溶接装置にて溶着することができる。即ち、可動型13を固定型15に対して近接させる方向に動作させ、上側電極部材12を伴って下降させると同時に、可動型13と固定型15(上側電極部材12と下側電極部材14)との間で電圧を印加することにより、軸部材9の溶着部位9aが開口部Bに圧入されつつその開口縁部との間で通電して溶着することとなり、円環状の電気抵抗溶接が行われるのである。ここで、突起bと可動シーブ3との間には、所定寸法tのクリアランスが形成されている。
また、本実施形態においては、上側電極部材12を下降させることにより、固定された軸部材8に対して固定シーブ2を動作させて円環状の電気抵抗溶接しているが、固定された固定シーブ2に対して軸部材8を動作させ、円環状の電気抵抗溶接するようにしてもよい。
上記のように、突起a、bは、固定シーブ2又は可動シーブ3との間に所定寸法tのクリアランスを介して形成されるので、軸部材8、9を固定シーブ2又は可動シーブ3の開口部A、Bに圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接を行う過程で生じるバリ(余肉)が当該突起a、bと干渉してしまうのを回避することができる。
また、上記の如き突起bに代えて、図9に示すように、突起b’の基端b’a側と可動シーブ3との間にクリアランス(寸法tで示す隙間)が形成されるとともに、当該突起b’の先端b’b側が可動シーブ3の開口縁部と当接して成るものとしてもよい。勿論、突起aに代えて、上述の如く、突起の基端側と固定シーブ2との間にクリアランスが形成されるとともに、当該突起の先端側が固定シーブ2の開口縁部と当接して成るものとしてもよい。
これによれば、軸部材8、9を固定シーブ2又は可動シーブ3の開口部A、Bに圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接を行う際、固定シーブ2又は可動シーブ3が突起の先端と当接して位置決めを行わせることができ、且つ、突起の基端側のクリアランスにより、軸部材8、9を固定シーブ2又は可動シーブ3の開口部A、Bに圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接を行う過程で生じるバリ(余肉)が当該突起と干渉してしまうのを回避することができる。
上記実施形態によれば、軸部材8、9を固定シーブ又は可動シーブの開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、当該軸部材を固定シーブ又は可動シーブに溶着するので、固定シーブ又は可動シーブと軸部材との溶着を短時間で且つ良好に行わせ、製造時のサイクルタイムの短縮及び組み付け精度の向上を図ることができる。
加えて、軸部材8、9の固定シーブ2又は可動シーブ3との溶着部位8a、9a近傍であってVベルト10(無端状ベルト)からの負荷により当該固定シーブ2又は可動シーブ3が移動する側(具体的には、溶着部位8aと近接した位置であって可動シーブ3を臨まない側、或いは溶着部位9aと近接した位置であって固定シーブ2を臨まない側)に径方向外向きの突起a、bが設けられたので、軸部材8、9が固定シーブ2又は可動シーブ3から離脱する際の予兆をユーザに把握させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、上記の如き円環状の電気抵抗溶接後に突起を軸部材8、9に形成するものとしてもよい。即ち、図10に示すように、軸部材8を固定シーブ2の開口部Aに圧入しつつ(同図(a)参照)その開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、当該軸部材8を固定シーブ2に溶着(同図(b)参照)した後、パンチD(リングであってもよい)により軸部材8を押圧して変形させ、突起cを形成する(同図(c)参照)ものであってもよい。即ち、円環状の電気抵抗溶接後、軸部材8の端部を塑性変形させて突起cを立ち上げ形成することにより固定シーブ2をカシメるものである。尚、同図(d)の如く、円環状の電気抵抗溶接及び突起cの形成後、所定形状及び寸法に切削加工するのが好ましい。
こうして円環状の電気抵抗溶接後に形成された突起cは、上記実施形態と同様、軸部材8の固定シーブ2との溶着部位8a近傍であってVベルト10(無端状ベルト)からの負荷により当該固定シーブ2が移動する側に径方向外向きに形成されたものとなる。尚、かかる突起cは、軸部材9の可動シーブ3との溶着部位8a近傍であってVベルト10(無端状ベルト)からの負荷により当該可動シーブ3が移動する側に径方向外向きに形成されたものであってもよい。
かかる突起cは、円環状の電気抵抗溶接後に軸部材に形成するものであるので、円環状の電気抵抗溶接時において軸部材8、9を固定シーブ2又は可動シーブ3の開口部に圧入する際、当該固定シーブ2又は可動シーブ3の開口縁部と突起とが干渉してしまうのを回避することができる。従って、軸部材8、9を固定シーブ2又は可動シーブ3の開口部に圧入する際、その圧入方向を任意設定することができる。
また、上記実施形態においては、図4に示すように、突起a、bが略円環状に形成されているが、部分的に形成したものであってもよい。尚、例えば無端状ベルトを懸架し得る駆動力伝達用プーリであれば、他の形態のプーリ(本実施形態の如きスクータ型自動二輪車の駆動プーリと対応して配設されるものとは異なる形態)に適用してもよい。
軸部材を開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材を固定シーブ又は可動シーブに溶着して成るとともに、軸部材の固定シーブ又は可動シーブとの溶着部位近傍であって無端状ベルトからの負荷により当該固定シーブ又は可動シーブが移動する側に径方向外向きの突起が設けられた駆動力伝達用プーリその製造方法であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたものにも適用することができる。
本発明の実施形態に係る駆動力伝達用プーリが適用される遠心クラッチ装置を示す断面模式図 同駆動力伝達用プーリにおける固定シーブ及びその軸部材を示す縦断面図及び拡大図 同動力伝達用プーリにおける固定シーブ及びその軸部材を示す分解断面図 同動力伝達用プーリにおける固定シーブを示す正面図 同駆動力伝達用プーリにおける可動シーブ及びその軸部材を示す縦断面図及び拡大図 同動力伝達用プーリにおける可動シーブ及びその軸部材を示す分解断面図 同動力伝達用プーリの軸部材を固定シーブに溶接するための円環状の電気抵抗溶接装置を示す模式図であって、左側が溶接前の状態、右側が溶接後の状態を示す図 同駆動力伝達用プーリにおける可動シーブとその軸部材との溶接状態を示す拡大図 同駆動力伝達用プーリにおける他の形態の可動シーブとその軸部材との溶接状態を示す拡大図 本発明の他の実施形態における突起の形成過程を示す拡大模式図 従来の駆動力伝達用プーリが適用される遠心クラッチ装置を示す断面模式図
符号の説明
1 従動プーリ(駆動力伝達用プーリ)
2 固定シーブ
3 可動シーブ
4 ドライブプレート
5 クラッチ部材
6 出力用ハウジング
7 シャフト
8 軸部材
8a 溶着部位
9 軸部材
9a 溶着部位
10 無端状ベルト
11 錘
12 上側電極部材
13 可動型
14 下側電極部材
15 固定型
16 上側パッド部材
17 下側パッド部材
A、B 開口部
a、b、b’、c 突起

Claims (10)

  1. 固定側テーパ面が形成された固定シーブと、
    該固定シーブの固定側テーパ面と向かい合った可動側テーパ面を有し、当該固定側テーパ面と可動側テーパ面との間で無端状ベルトを懸架しつつ前記固定シーブと共に回転可能とされるとともに、当該固定シーブと近接又は離間可能とされた可動シーブと、
    前記固定シーブ及び可動シーブの略中央に円形に開口した開口部と、
    前記固定シーブ及び可動シーブの開口部に溶着され、それぞれから突出形成されて当該固定シーブ及び可動シーブの回転軸を成す円筒状の軸部材と、
    を有し、車両の駆動力を伝達するための駆動力伝達用プーリにおいて、
    前記軸部材を前記開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材を前記固定シーブ又は可動シーブに溶着して成るとともに、前記軸部材の固定シーブ又は可動シーブとの溶着部位近傍であって前記無端状ベルトからの負荷により当該固定シーブ又は可動シーブが移動する側に径方向外向きの突起が設けられたことを特徴とする駆動力伝達用プーリ。
  2. 前記突起は、前記固定シーブ又は可動シーブとの間に所定寸法のクリアランスを介して形成されたことを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達用プーリ。
  3. 前記突起の基端側と前記固定シーブ又は可動シーブとの間に前記クリアランスが形成されるとともに、当該突起の先端側が前記固定シーブ又は可動シーブの開口縁部と当接して成ることを特徴とする請求項2記載の駆動力伝達用プーリ。
  4. 前記突起は、前記円環状の電気抵抗溶接前に予め前記軸部材に形成して成ることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリ。
  5. 前記突起は、前記円環状の電気抵抗溶接後に前記軸部材に形成するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリ。
  6. 固定側テーパ面が形成された固定シーブと、
    該固定シーブの固定側テーパ面と向かい合った可動側テーパ面を有し、当該固定側テーパ面と可動側テーパ面との間で無端状ベルトを懸架しつつ前記固定シーブと共に回転可能とされるとともに、当該固定シーブと近接又は離間可能とされた可動シーブと、
    前記固定シーブ及び可動シーブの略中央に円形に開口した開口部と、
    前記固定シーブ及び可動シーブの開口部に溶着され、それぞれから突出形成されて当該固定シーブ及び可動シーブの回転軸を成す円筒状の軸部材と、
    を有し、車両の駆動力を伝達するための駆動力伝達用プーリの製造方法において、
    前記軸部材を前記開口部に圧入しつつその開口縁部との間で通電させることにより円環状の電気抵抗溶接し、軸部材を前記固定シーブ又は可動シーブに溶着するとともに、前記軸部材の固定シーブ又は可動シーブとの溶着部位近傍であって前記無端状ベルトからの負荷により当該固定シーブ又は可動シーブが移動する側に径方向外向きの突起を設けることを特徴とする駆動力伝達用プーリの製造方法。
  7. 前記突起は、前記固定シーブ又は可動シーブとの間に所定寸法のクリアランスを介して形成されることを特徴とする請求項6記載の駆動力伝達用プーリの製造方法。
  8. 前記突起の基端側と前記固定シーブ又は可動シーブとの間に前記クリアランスを形成するとともに、当該突起の先端側を前記固定シーブ又は可動シーブの開口縁部と当接させることを特徴とする請求項7記載の駆動力伝達用プーリの製造方法。
  9. 前記突起を、前記円環状の電気抵抗溶接前に予め前記軸部材に形成することを特徴とする請求項6〜8の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリの製造方法。
  10. 前記突起を、前記円環状の電気抵抗溶接後に前記軸部材に形成することを特徴とする請求項6〜8の何れか1つに記載の駆動力伝達用プーリの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101231172B1 (ko) * 2010-11-10 2013-02-07 우원식 개량된 이음구조를 갖는 풀리 조립체의 제조방법

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