JP2009190190A - インクジェットヘッド、およびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型で、かつコストパフォーマンスが優れていると共に、インクの回収時間を短縮化することができるインクジェットヘッド、およびインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 複数のノズル孔を配列したノズルプレート38と、複数の長溝がノズル孔のそれぞれに対応するように並設されている圧電アクチュエータとを備え、圧電アクチュエータを駆動させることで複数の長溝からノズル孔を介してインク滴を吐出させるインクジェットヘッド4であって、ノズルプレート38の下部に、複数のノズル孔から漏れ出た排出インクを案内するインクガイド43を設け、インクガイド43の下方に、このインクガイド43によって案内された排出インクを受け入れるインク受部10を設け、インク受部10に、このインク受部10に排出された排出インクをインクタンク7へと導くためのインク回収管9を設けた。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ノズルよりインク滴を吐出して被記録媒体に画像や文字を記録するインクジェットヘッド、およびインクジェット記録装置に関するものである。
従来から、インクを吐出して被記録媒体にインク滴を着弾させるインクジェット記録装置が利用されている。
これらインクジェット記録装置の中には、インクタンクなどからインク供給管を介し、インクジェットヘッドにインクを供給しているものがある。インクジェットヘッドとしては、複数のノズルを配列したノズルプレートと、インクが充填される複数の溝部が複数のノズルのそれぞれに対応するように並設されている圧電アクチュエータとを備えたものが知られている。圧電アクチュエータには、溝部の両側壁に電極部が設けられている。この電極部に駆動電圧を印加すると溝部の容積が変化し、これにより、溝部に充填されたインクがノズルを介して吐出される。
ところで、インクタンクからインクジェットヘッドにインクを供給する手段としては、加圧充填方式と吸引充填方式の2種類がある。これら加圧充填方式や吸引充填方式は、ポンプなどを用いてインクタンクから強制的にインクジェットヘッドの溝部にインクを充填する。このため、インク充填中においてはノズルプレートのノズルからインクが垂れ流し状態になる。
ここで、インク滴の吐出方向が下向き、つまり、ノズルプレートが水平に配置されているインクジェット記録装置にあっては、インクジェットヘッドをキャップなどのインク受部が配置されている場所に移動し、この場所でインクを充填するようになっている。この場合、インク充填後のノズルプレートをワイパなどで拭き取ることで、ノズル面の清掃を行うと共にメニスカスの形成を行う。
一方、インク滴の吐出方向が水平方向、つまり、ノズルプレートが鉛直方向に沿って配置されているインクジェット記録装置にあっては、ノズルから漏れ出たインクが自重で下部に向かって垂れていく。このため、ワイパなどを用いることなくメニスカスを形成することができるが、垂れ出たインクが周囲に飛散しないようにインクジェットヘッドの下方にインク吸収材を設けている。そして、このインク吸収材に、漏れ出たインクを導くべく、ノズルプレートからインク吸収材に至る間に、インク案内部材をインクジェットヘッドの壁面に沿って設けている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平5−116338号公報 特開平3−236965号公報 特開平2−108552号公報
しかしながら、ノズルプレートを鉛直方向に沿って配置するインクジェット記録装置にあっては、ノズルプレートから漏れ出たインクを吸収するためのインク吸収材を設けるので、この分インクジェットヘッドの周囲のスペースが制約されてしまうという課題がある。
また、インク吸収材の大きさをある程度インクを吸収できる大きさに設定する必要があるので、インク吸収材の占有スペースが大きくなってしまうという課題がある。
さらに、ノズルプレートから漏れ出たインクをインク吸収材に導くインク案内部材がインクジェットヘッドの壁面に密接しているため、インクジェットヘッドの内部にインクが侵入し、これが原因でインクジェットヘッドが損傷してしまうおそれがあるという課題がある。
そして、インク吸収材としては、例えば、スポンジなど多孔質状のものが用いられるが、これが経年劣化してしまうので定期的にインク吸収材を交換するメンテナンスが必要になる。このため、コストパフォーマンスが悪くなるという課題がある。
また、例えば、インク吸収材に吸収されたインクをインクタンクに回収する際、インク吸収材を急激に吸引するとインクに気泡が多く発生してしまう。このインク回収は、インクの再利用のために実行するが、気泡が多く発生してしまったインクは吐出不良の原因となる可能性があるため、吐出する前の段階でインクに対して脱気動作などの作業を繰り返し実行しなくてはならない。このため、インクの再利用にコストがかかってしまったり、インクの回収に時間がかかったりしてしまうという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、小型で、かつコストパフォーマンスが優れていると共に、インクの回収時間を短縮化することができる信頼性の高いインクジェットヘッド、およびインクジェット記録装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、複数のノズルを配列したノズルプレートと、インクタンクから流路を介して供給されるインクを充填するための複数の溝部を有し、前記複数の溝部が前記ノズルのそれぞれに対応するように並設されている圧電アクチュエータとを備え、前記圧電アクチュエータを駆動させることで前記複数の溝部から前記ノズルを介してインク滴を吐出させるインクジェットヘッドであって、前記ノズルプレートの下部に、前記複数のノズルから漏れ出た排出インクを案内するインクガイドを設け、前記インクガイドの下方に、このインクガイドによって案内された前記排出インクを受け入れるインク受部を設け、前記インク受部に、このインク受部に排出された前記排出インクを前記インクタンクへと導くためのインク回収管を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、ノズルプレートが鉛直方向に沿って配置されている場合であっても、従来のようにインク吸収材を設けることなく、インク受部に排出されたインクをインク回収管を介して速やかにインクタンクへと導くことができる。
請求項2に記載した発明は、前記インクガイドは、先端に向かうに従って徐々に先細りとなる先細り形状を有していることを特徴とする。
このように構成することで、インクガイドから排出される排出インクの排出箇所を狭いスペースに限定することができる。
請求項3に記載した発明は、前記インクガイドを前記ノズルプレートの下部からこのノズルプレートよりも内側であって斜め下方に向かって延出するように形成したことを特徴とする。
このように構成することで、ノズルプレートよりも前面にインク受部が配置されるのを回避することができるので、ノズルプレートと被記録媒体との間の距離を短く設定できる。
また、インクガイドが斜め下方に向かって延出しているので、インクジェットヘッドを構成する他の部品から離反した状態になっている。このため、ここを伝う排出インクがインクジェットヘッドの内部に侵入することを防止できる。
請求項4に記載した発明は、前記インク受部を前記インクガイド側の面を開放した箱状に形成し、前記インク受部の前記ノズルプレート側の開口縁に、内側に屈曲形成された返し部を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、例えば、ノズルプレートを鉛直方向に沿って配置した状態でインクジェットヘッドにインクを充填した後、ノズルプレートの向きを変更して水平方向に配置させるような場合であっても返し部が設けられているので排出インクの飛散を防止できる。
請求項5に記載した発明は、前記インク受部の前記ノズルプレートとは反対側の面に、前記インク回収管の一端を接続したことを特徴とする。
このように構成することで、インクジェットヘッドの高さを低く設定することができる。
請求項6に記載した発明は、前記ノズルプレートのインク滴を吐出させる側の面に、この面を被覆するノズルガードを設け、前記ノズルガードの前記複数のノズルに対応する部位に開口部を形成すると共に、前記ノズルガードの下部に前記インクガイドを一体成形したことを特徴とする。
このように構成することで、ノズルプレートの損傷を防止することができると共に、インクガイドをノズルプレートの下部に容易に取付けることが可能になる。
請求項7に記載した発明は、前記ノズルガード、および前記インクガイドの両側に、前記排出インクの進路を規制する撥水膜を塗布したことを特徴とする。
このように構成することで、インクガイドを伝って排出インクがインクジェットヘッドを構成する他の部品に付着するのを防止できる。
請求項8に記載した発明は、請求項1〜請求項7の何れかに記載のインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記圧電アクチュエータに前記インクを供給するためのインクタンクと、前記インクタンクに貯留されている前記インクを前記インクジェットヘッドへ送出するための送出ポンプと、前記インク受部に排出された前記排出インクを吸引するための吸引ポンプとを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置とした。
このように構成することで、小型で、かつコストパフォーマンスが優れていると共に、インクの回収時間を短縮化することができるインクジェット記録装置を提供することが可能になる。
請求項1に記載した発明によれば、ノズルプレートが鉛直方向に沿って配置されている場合であっても、従来のようにインク吸収材を設けることなく、インク受部に排出されたインクをインク回収管を介して速やかにインクタンクへと導くことができる。このため、インク受部の大きさを大きく設定する必要がないので、インクジェットヘッドを小型化することができると共に、インクの回収時間を短縮化することができる。
また、従来のようにインク吸収材を設ける必要がなくなるので、インク吸収材を定期的に交換する必要もなく、コストパフォーマンスを向上させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、インクガイドから排出される排出インクの排出箇所を狭いスペースに限定することができる。このため、さらにインク受部を小型化できると共に、効率よく排出インクの回収を行うことが可能になる。
請求項3に記載した発明によれば、ノズルプレートよりも前面にインク受部が配置されるのを回避することができるので、ノズルプレートと被記録媒体との間の距離を短く設定できる。このため、被記録媒体に記録される画質を向上させることが可能になる。
また、インクガイドが斜め下方に向かって延出しているので、インクジェットヘッドを構成する他の部品から離反した状態になっている。このため、ここを伝う排出インクがインクジェットヘッドの内部に侵入することを防止できる。よって、排出インクの浸入によるインクジェットヘッドの損傷を防止することが可能になり、信頼性の高いインクジェットヘッドを提供できる。
請求項4に記載した発明によれば、例えば、ノズルプレートを鉛直方向に沿って配置した状態でインクジェットヘッドにインクを充填した後、ノズルプレートの向きを変更して水平方向に配置させるような場合であっても返し部が設けられているので排出インクの飛散を防止できる。このため、インク滴の吐出方向が下向きのインクジェット記録装置であっても小型で、かつコストパフォーマンスが優れていると共に、インクの回収時間の短縮化を図ることができる。
請求項5に記載した発明によれば、インクジェットヘッドの高さを低く設定することができるので、設計の自由度を高めることが可能になる。
請求項6に記載した発明によれば、ノズルプレートの損傷を防止することができると共に、インクガイドをノズルプレートの下部に容易に取付けることが可能になる。このため、インクジェットヘッドの信頼性を高めることができると共に、組み立て性が向上して製造コストを低減することが可能になる。
請求項7に記載した発明によれば、インクガイドを伝って排出インクがインクジェットヘッドを構成する他の部品に付着するのを防止できる。このため、インクジェットヘッドの損傷を防止することが可能になる。
請求項8に記載した発明によれば、小型で、かつコストパフォーマンスが優れていると共に、インクの回収時間を短縮化することができるインクジェット記録装置を提供することが可能になる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、インクジェット記録装置1は所謂縦型のインクジェット記録装置であって、インクを水平方向に沿って吐出するインクジェットヘッド4を有する装置本体2と、被記録媒体として、例えば、ダンボール箱Dを搬送するベルトコンベア3とを備えている。
装置本体2は、直方体形状の筐体5を4つ有しており、これら筐体5内にそれぞれインクジェットヘッド4が内装されている。各筐体5は、ベルトコンベア3の幅方向両側にそれぞれインク吐出面を内側(ベルトコンベア3側)に向けた状態で2つずつ配設されている。ベルトコンベア3の幅方向両側にそれぞれ配置された2つの筐体5は上下方向に並設され、それぞれ支持部材6によって支持されている。
また、図2に示すように、インクジェット記録装置1には、インクジェットヘッド4にインクを供給するためのインクタンク(インクカートリッジ)7が設けられている。このインクタンク7には、フレキシブルチューブから成るインク供給管8の一端が接続されていると共に、フレキチューブから成るインク回収管9の一端が接続されている。
インク供給管8は、インクタンク7に貯留されているインクをインクジェットヘッド4に供給するための流路となるものであって、インク供給管8の他端が後述するインクジェットヘッド4の圧力緩和ユニット20に接続されている。インク供給管8の流路の途中には、インクタンク7に貯留されているインクを初期充填する際に用いられる送出ポンプP1が設けられている。
一方、インク回収管9は、後述するインク受部10のインクをインクタンク7に回収するための流路となるものであって、インク回収管9の他端がインク受部10に接続されている。インク回収管9の流路の途中には、インク受部10のインクを吸引するための吸引ポンプP2が設けられている。
図3〜図5に示すように、インクジェットヘッド4は、ヘッドチップ26と、この一方面側に設けられるインク流路21と、ヘッドチップ26を駆動するための駆動回路等が搭載された駆動回路基板14と、ヘッドチップ26内の圧力変化を緩和させる圧力緩和ユニット20とを有し、これらの各部材は、それぞれベース13に固定されている。
ヘッドチップ26は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)から成る圧電アクチュエータ31を有している。圧電アクチュエータ31には、ノズル孔11に連通する複数の長溝32が並設され、各長溝32は側壁33で隔離されている。
各長溝32の長手方向の一端部は圧電アクチュエータ31の一端面まで延設されており、他端部は、他端面まで延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各長溝32の幅方向両側の側壁33には、長溝32の開口側に長手方向に亘って駆動電圧印加用の電極34及び電極35が形成されている。
圧電アクチュエータ31に形成される各長溝32は、例えば、円盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッターの形状により形成される。また、各長溝32内に形成される電極34及び電極35は、例えば、公知の斜め方向からの蒸着により形成される。このような長溝32の両側の側壁33の開口側に設けられた電極34及び電極35には、フレキシブル基板19の一端が接合されている。フレキシブル基板19の他端側は、駆動回路基板14上の図示しない駆動回路に接合されることで、電極34及び電極35は駆動回路に電気的に接続されている。さらに、圧電アクチュエータ31の長溝32の開口側には、インク室プレート36が接合されている。
インク室プレート36には開口部37が形成され、この開口部37は圧電アクチュエータ31の全体の長溝32にわたって延ばされている。すなわち、全ての長溝32が開口部37を介して外方に開放され、この開口部37によって各長溝32がそれぞれ連通した状態になっている。なお、インク室プレート36は、セラミックプレート、金属プレートなどで形成することができるが、圧電アクチュエータ31との接合後の変形を考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用いることが好ましい。
また、圧電アクチュエータ31とインク室プレート36との接合体の長溝32が開口している端面には、ノズルプレート38が接合されている。このノズルプレート38は、鉛直方向に沿って配置されており、インク滴をダンボール箱Dに吐出するインク吐出面としての機能を有している。ノズルプレート38には、圧電アクチュエータ31に形成されている長溝32の各1個おきに対向する位置にノズル孔11が形成され、ノズル孔11と長溝32が連接されている。
ノズルプレート38は、圧電アクチュエータ31とインク室プレート36との接合体の長溝32が開口している端面の面積よりも大きく設定されている。このノズルプレート38は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いてノズル孔11を形成したものである。また、ノズルプレート38のダンボール箱Dに対向する面、つまり、インク吐出面には、インクの付着等を防止するための撥水性を有する撥水膜(不図示)が設けられている。
なお、筐体5(図1参照)には、ノズルプレート38に対応する部位に開口部16が形成されており、この開口部を介してインク滴がダンボール箱Dに着弾されることになる。
さらに、圧電アクチュエータ31とインク室プレート36との接合体の各長溝32が開口している端面側の外周面には、ノズルプレート38を支持するヘッドキャップ12が接合されている。このヘッドキャップ12は、ノズルプレート38の接合体端面の外側と接合されて、ノズルプレート38を安定して保持するためのものである。
そして、インク室プレート36上には、長溝32のそれぞれにインクを供給するためのインク流路21が固定されている。インク流路21の中央部には、インク導入のためのインク導入口41が形成されている。
インク導入口41には印字中の圧力変動を吸収するための圧力緩和ユニット20が接続されており、ここにインクタンク7から延びるインク供給管8の他端が接続されている(図2参照)。
これにより、例えば、インクの初期充填時などにあっては、インクタンク7に貯留されているインクが送出ポンプP1によって圧送され、インク供給管8内を通って圧力緩和ユニット20に充填される。そして、圧力緩和ユニット20に充填されたインクは、インク流路21内に導入され、インク室プレート36の開口部37を介して長溝32内に送り込まれる。すなわち、長溝32はインクが充填されるインク室として機能する一方、インク室プレート36は各長溝32をそれぞれ連通させる共通インク室として機能する。
ここで、図2、図3、図5に示すように、ヘッドチップ26のノズルプレート38には、この表面(インク吐出面)を被覆するノズルガード42が設けられている。このノズルガード42は、ノズルプレート38の損傷を防止するためのものであって、薄板で形成されている。なお、図2、図3、図5においては、ノズルガード42やノズルプレート38を認識可能な大きさとするため、ノズルガード42の厚さを適宜変更している。
ノズルガード42には、ノズル孔11に対応する部位に開口部45が形成されている。この開口部45を形成することによって、ノズルプレート38にノズルガード42を取付けてもノズル孔11が閉塞されないようになっている。
また、ノズルガード42の下端には、インクガイド43が一体成形されている。このインクガイド43は、ノズル孔11から不必要に漏れ出た排出インクを下方へと案内するためのものであって、先端に向かって徐々に先細りとなる先細り形状を有している。
インクガイド43とノズルガード42の表面には、両側の長手方向全体にインクの付着等を防止するための撥水性を有する撥水膜39が塗布されている(図5参照)。
さらに、インクガイド43は、ノズルガード42の下端からインク吐出方向とは反対側の内側に曲折し、斜め下方に向かって延出する第一屈曲部43aと、この第一屈曲部43aからやや外側に向かって屈曲延出する第二屈曲部43bとで構成され、2段階に折り曲げられた形状になっている。第二屈曲部43bの先端、つまり、インクガイド43の下方には、インク受部10が設けられている。
このインク受部10は、インクガイド43から垂れ落ちる排出インクを受け入れるためのものであって、ベース13や筐体5などに取付けられている。インク受部10は耐インク性を有する樹脂などで形成されたものであって、インクガイド43側の面を開口した箱状を有している。すなわち、インク受部10は、底面10aと、この底面10aから立ち上がるように設けられた側壁10b、前端壁10c、および後端壁10dとで構成されている。
インク受部10のノズルプレート38側に設けられている前端壁10cには、開口縁に内側に曲折された返し部15が設けられている。
ここで、インクガイド43の第一屈曲部43aとインクジェットヘッド4のベース13との間の角度θ1は30°〜60°程度であることが望ましい。また、第二屈曲部43bとベース13との間の角度θ2は30°〜90°程度であることが望ましい。このように各屈曲部43a,43bの角度を設定することで、インクガイド43とインク受部10の返し部15との干渉を防止することができると共に、インクガイド43上を伝う排出インクがインクジェットヘッド4のベース13に付着するのを防止することができる。
一方、インク受部10のノズルプレート38とは反対側に設けられている後端壁10dには、インク回収管9を連結するための連結部40が設けられ、ここにインク回収管9の他端が接続されている。これによって、インク受部10に排出された排出インクをインク回収管9を介してインクタンク7に回収することができる。インク受部10の底面10aは、インクガイド43から排出された排出インクをインク回収管9が接続されている後端壁10dへと導くために排水勾配を有している。
なお、インク回収管9の排出口、つまり、インク回収管9の一端とインクタンク7との間に、インクタンク7への塵埃の侵入を防止するフィルタ44が設けられている。
次に、インクジェット記録装置1の動作について説明する。
まず、インクタンク7に貯留されているインクをインクジェットヘッド4の長溝32に初期充填するべく、送出ポンプP1を駆動させる。すると、インクジェットヘッド4の長溝32にインクが加圧充填される。このとき、長溝32内に不要な空気が残留しないように、十分にインクを長溝32に流し込むため、ノズルプレート38のノズル孔11からインクが漏れてインクが垂れ流し状態になる。
この各ノズル孔11から漏れ出た排出インクは、自重により下方へ向かって流れていく。そして、排出インクは、ノズルガード42、インクガイド43を介してインク受部10へと排出される。このとき、ノズルガード42、およびインクガイド43の表面には、両側の長手方向全体に撥水膜39が塗布されている(図5参照)ので、ベース13などのインクジェットヘッド4の周囲に排出インクが付着することなく、インクが下方へと導かれる。また、インクガイド43が先端に向かって徐々に先細りとなる先細り状に形成されているので、インクガイド43を伝う排出インクが先端に向かうに従って徐々に1箇所に集まる。
インクガイド43から排出された排出インクは、インク受部10に溜まり、インク受部10の底面10aの排水勾配によって後端壁10d側に向かって流れていく。後端壁10dにインクが溜まり始めると吸引ポンプP2が駆動する。すると、インク受部10に排出された排出インクが吸引され、インク回収管9を介してインクタンク7へ回収される。これにより、長溝32へのインクの充填が完了する。
なお、インク受部10には、従来のように多孔質状のインク吸収材などが設けられていないので、吸引ポンプP2による吸引力をある程度大きくしても気泡の発生を抑制することができる。
ここで、インクジェット記録装置1のようにインクを水平方向に沿って吐出させる所謂縦型のインクジェット記録装置にあっては、このまま印刷動作を開始するが、インクを下向きに吐出させる所謂横型のインクジェット記録装置にこの発明のインクジェットヘッド4を用いる場合にあっては、インクジェットヘッド4へのインクの充填が完了した後、ノズルプレート38が下側に位置するようにインクジェットヘッド4の向きを変更する必要がある。すなわち、図2において、左側が鉛直下側となるようにインクジェットヘッド4(筐体5)の向きを変更する必要がある。このとき、インクタンクへ7へと回収されずにインク受部10の後端壁10d側に残留しているインクが前端壁10c側へと流れていく。しかしながら、インク受部10の前端壁10cには、開口縁に返し部15が設けられているため、排出インクがインク受部10から漏れ出ることがない。
インクジェットヘッド4へのインクの充填が完了した後、ベルトコンベア3によってダンボール箱Dを搬送する(図1参照)。そして、搬送されるダンボール箱Dが装置本体2の筐体5の前を通過する際、つまり、ノズルプレート38(ノズル孔11)の前を通過する際、インクジェットヘッド4の圧電アクチュエータ31を駆動させ、ノズル孔11から吐出させたインク滴をダンボール箱Dに着弾させる。このように、ダンボール箱Dを移動させつつインクジェットヘッド4からインク滴を連続して吐出させることでダンボール箱Dの所望の位置に画像(文字)Iが印刷される。
ここで、図6、図7に基づいて、圧電アクチュエータ31の動作、および、これを駆動させる電極34,35の駆動制御についてより詳しく説明する。
上述したようにこの発明のインクジェットヘッド4は、電極34,35を有するヘッドチップ26と、ヘッドチップ26とフレキシブル基板19で接続されている駆動回路基板14とを備えている。駆動回路基板14はまたヘッド制御部51と画像データ処理部52とを有するインクジェットヘッド4に接続されている。そして、インクジェットヘッド4を備えるインクジェット記録装置1は、所定のインターフェースを介してパーソナルコンピュータ60などに接続されている。
駆動回路基板14は、電極34,35に印加する電圧をオン・オフ制御するためのスイッチング素子等からなる回路によって構成されている。そして、電圧のオン・オフ制御によって側壁33を変形動作させ、つまり、側壁33を図6(b)の変形した状態から図6(a)の変形前の状態にすることによってインクを吐出させる。さらに、側壁33を図6(b)の状態で維持して圧電アクチュエータ31を動作させない休止時間を設ける。ヘッド制御部51は、駆動回路基板14に対して電極印加電圧やスイッチング素子のオン・オフ制御等を行う制御信号を供給し、電極34,35に所定電圧の駆動パルスを印加することで、各ノズル孔11における吐出開始や停止制御を行う。
なお、インクを吐出させた際、長溝32は負圧になる。このため、側壁33が図6(a)の状態と図6(b)の状態とを繰り返し行う変形動作がインクを長溝32へと供給するためのポンプとして機能する。したがって、初期充填時に用いられる送出ポンプP1は初期充填時のみに用いられ、印刷時の吐出動作時には稼動しない。
画像データ処理部52は、パーソナルコンピュータ60から入力された情報に基づいて各ノズル孔11に対応した画像データを作成する。また画像データ処理部52は、駆動回路基板14に対して、作成した画像データに基づいてどのタイミングで各電極34,35に電圧を印加するかを設定する2値信号を出力することで、各電極34,35に印加する駆動パルスを複数回発生させて被記録媒体に到達するインク滴の容量を変化させる制御を行う。
例えば、階調制御を行わない場合には2値データ(0または1)からなる画像データに基づいて各ノズル孔11に対応した電圧印加または停止を指示する信号を出力し、例えば4階調の階調制御を行う場合には4値データ(0、1、2、3)からなる画像データに基づいて、各ノズル孔11に対応する4種類の吐出容積(0滴、1滴、2滴、3滴分)に対応する駆動パルスの発生回数を指示する信号を出力する。
したがって、上述の実施形態によれば、インクジェットヘッド4のノズルプレート38の下端にインクガイド43を設けると共に、インクガイド43の下方にインク受部10を配設しているので、インク充填時の排出インクを確実にインク受部10に排出することができる。これに加え、インク受部10にインク回収管9を接続しているので、吸引ポンプP2を駆動させれば排出インクをインクタンク7へ回収することができる。
このため、ノズルプレート38が鉛直方向に沿って配置される所謂縦型のインクジェット記録装置であっても、従来のようにインク吸収材を設けることなく、インク受部10に排出された排出インクをインク回収管9を介して速やかにインクタンク7へと導くことができる。よって、インク受部10の大きさを大きく設定する必要がないので、インクジェットヘッド4を小型化することができると共に、インクの回収時間を短縮化することができる。
また、従来のようにインク吸収材を設ける必要がなくなるので、インク吸収材を定期的に交換する必要もなく、コストパフォーマンスを向上させることができる。
さらに、インクガイド43が先端に向かって徐々に先細りとなるように形成されているので、インクガイド43を伝う排出インクが先端に向かうに従って徐々に1箇所に集まる。このため、インクガイド43から排出される排出インクの排出箇所を狭いスペースに限定することができるので、インク受部10をさらに小型化できると共に、効率よく排出インクの回収を行うことが可能になる。
そして、インクガイド43をノズルガード42の下端からインク吐出方向とは反対側の内側に曲折して斜め下方に向かって延出するように設けているので、この分、インク受部10を内側に配設することが可能になる。すなわち、インク受部10の前端壁10cがノズルプレート38(ノズルガード42)よりも前側に配置されることを防止できるので、ノズルプレート38とダンボール箱Dとの間の距離を短く設定できる。このため、ダンボール箱Dに記録される画質を向上させることが可能になる。
また、インクガイド43が斜め下方に向かって延出しているので、インクジェットヘッド4を構成する他の部品(例えば、ベース13)から離反した状態になっている。このため、ここを伝う排出インクがインクジェットヘッド4の内部に侵入することを防止できる。よって、排出インクの浸入や付着によるインクジェットヘッド4の損傷を防止することが可能になり、信頼性の高いインクジェットヘッド4を提供できる。
さらに、インク受部10の前端壁10cには、開口縁に返し部15が設けられているため、インクを下向きに吐出させる所謂横型インクジェット記録装置にインクジェットヘッド4を用いた場合であっても排出インクの飛散を防止することができる。このため、インクジェットヘッド4の用途が広がるので、さまざまなタイプのインクジェット記録装置の部品共有化を図ることができる。よって、製造コストを低減することが可能になる。
そして、インク受部10の後端壁10dに連結部40を設け、ここにインク回収管9の他端を接続している。このため、インク受部10の底面10aにインク回収管9を配索する場合よりもインクジェットヘッド4の高さを低く抑えることができる。このため、設計の自由度を高めることが可能になると共に、縦型のインクジェット記録装置1にあっては、ダンボール箱Dの底面により近い部分まで容易に印刷することが可能になる。
また、ノズルプレート38に、この表面を被覆するノズルガード42を設け、このノズルガード42にインクガイド43を一体成形している。このため、ノズルプレート38の損傷を防止することができると共に、インクガイド43をノズルプレート38の下部に容易に取付けることが可能になる。このため、インクジェットヘッド4の信頼性を高めることができると共に、組み立て性が向上して製造コストを低減することが可能になる。
さらに、インクガイド43とノズルガード42にあっては、表面の両側部分に長手方向全体に渡って撥水膜39が塗布されている。このため、インクガイド43を伝って排出インクがインクジェットヘッド4の内部に侵入することを防止できる。このため、インクジェットヘッド4の損傷を防止することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、インクジェット記録装置1は縦型のインクジェット記録装置であって、ノズルプレート38が鉛直方向に沿って配置されている場合について説明した。しかしながら、縦型のインクジェット記録装置におけるノズルプレート38の配置角度は、鉛直方向に限られるものではなく、斜めであってもよい。つまり、ノズルプレート38を水平方向に配置されていないものを縦型のインクジェット記録装置としてよい。
さらに、上述の実施形態では、インクジェット記録装置1は装置本体2と、ベルトコンベア3とを備え、装置本体2に、インクジェットヘッド4が内装された4つの筐体5を設けた場合について説明した。しかしながら、筐体5の設置個数は4つに限られるものではなく、1つ以上であればよい。
そして、インクジェット記録装置1をキャリッジなどによってインクジェットヘッド4が移動するシリアル型のインクジェット記録装置としてもよい。
また、上述の実施形態では、インク受部10とインクタンク7とをインク回収管9で連結し、このインク回収管9の流路の途中に吸引ポンプP2を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、インクタンク7とは別にインク回収用のタンクなどのタンクを設け、ここにインク受部10に排出された排出インクを回収するようにしてもよい。すなわち、排出インクをインクタンク7を介し、印刷時に再利用できる構造にしておけばよい。
さらに、上述の実施形態では、インク受部10をインクガイド43側の面を開口した箱状に形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、インクガイド43から排出された排出インクを貯留可能な形状を有していればよい。
そして、インク受部10の後端壁10dにインク回収管9を接続した場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、底面10aにインク回収管9を接続してもよい。この場合、底面10aは、インク回収管9の接続箇所に応じた排水勾配を有していればよい。
また、上述の実施形態では、インクガイド43をノズルガード42に一体形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、インクガイド43単体をノズルプレート38の下部に接着してもよい。この場合、ノズルプレート38にノズルガード42を設けなくてもよい。
さらに、上述の実施形態では、インクガイド43を先端に向かうに従って徐々に先細りとなる先細り状に形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、排出インクが下方に確実に垂れ落ちる形状であればよい。
そして、インクジェットヘッド4の下方のスペースに余裕がある場合や、インクジェットヘッド4と被記録媒体であるダンボール箱Dとの間の距離をある程度長く設定できる場合などにあっては、インクガイド43を内側に屈曲形成する必要もなく、ノズルプレート38から鉛直下方に向かって延出してもよい。
そして、上述の実施形態では、インク受部10に排出された排出インクをインク回収管9を介してインクタンク7に回収する場合について説明した、しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、再利用を実行しない場合においては、このインクを廃棄してもよい。この場合、インク回収管9はインクタンク7に連通せず、図示しない廃棄容器に連通し、この廃棄容器にインクを廃棄する。
また、上述の実施形態では、ノズルプレート38に、圧電アクチュエータ31に形成されている長溝32の各1個おきに対向する位置にノズル孔11が形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、各長溝32のそれぞれに対向する位置にノズル孔11を設けてもよい。
さらに、上述の実施形態では、インクガイド43とノズルガード42の表面に、両側の長手方向全体にインクの付着等を防止するための撥水性を有する撥水膜39を塗布した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ノズルガード42の表面に撥水膜39を塗布しなくてもよい。
そして、上述の実施形態では、インクガイド43がノズルガード42の下端からインク吐出方向とは反対側の内側に曲折し、斜め下方に向かって延出する第一屈曲部43aと、この第一屈曲部43aからやや外側に向かって屈曲延出する第二屈曲部43bとで構成され、2段階に折り曲げられている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、インクガイド43に屈曲部を1つ設けるだけでもよい。
さらに、上述の実施形態では、特にインクを充填する際のインクの漏れについて記述したが、インク吐出時にインクガイド43を伝うインクについても同様に回収し、再利用するようにしてもよい。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の斜視図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の概略構成図である。 本発明の実施形態におけるインクジェットヘッドの平面図である。 本発明の実施形態におけるインクジェットヘッドの縦断面図である。 本発明の実施形態におけるヘッドチップの分解斜視図である。 本発明の実施形態における圧電アクチュエータの動作を示し、(a)はインク吐出時の説明図、(b)は停止時の説明図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置のブロック図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 装置本体
4 インクジェットヘッド
7 インクタンク
8 インク供給管
9 インク回収管
10 インク受部
10a 底面
10b 側壁
10c 前端壁
10d 後端壁
11 ノズル孔(ノズル)
21 インク流路(流路)
31 圧電アクチュエータ
32 長溝(溝部)
38 ノズルプレート
42 ノズルガード
43 インクガイド
43a 第一屈曲部
43b 第二屈曲部
45 開口部
P1 送出ポンプ
P2 吸引ポンプ

Claims (8)

  1. 複数のノズルを配列したノズルプレートと、
    インクタンクから流路を介して供給されるインクを充填するための複数の溝部を有し、前記複数の溝部が前記ノズルのそれぞれに対応するように並設されている圧電アクチュエータとを備え、
    前記圧電アクチュエータを駆動させることで前記複数の溝部から前記ノズルを介してインク滴を吐出させるインクジェットヘッドであって、
    前記ノズルプレートの下部に、前記複数のノズルから漏れ出た排出インクを案内するインクガイドを設け、
    前記インクガイドの下方に、このインクガイドによって案内された前記排出インクを受け入れるインク受部を設け、
    前記インク受部に、このインク受部に排出された前記排出インクを前記インクタンクへと導くためのインク回収管を設けたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記インクガイドは、先端に向かうに従って徐々に先細りとなる先細り形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記インクガイドを前記ノズルプレートの下部からこのノズルプレートよりも内側であって斜め下方に向かって延出するように形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記インク受部を前記インクガイド側の面を開放した箱状に形成し、
    前記インク受部の前記ノズルプレート側の開口縁に、内側に屈曲形成された返し部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記インク受部の前記ノズルプレートとは反対側の面に、前記インク回収管の一端を接続したことを特徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記ノズルプレートのインク滴を吐出させる側の面に、この面を被覆するノズルガードを設け、
    前記ノズルガードの前記複数のノズルに対応する部位に開口部を形成すると共に、
    前記ノズルガードの下部に前記インクガイドを一体成形したことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記ノズルガード、および前記インクガイドの両側に、前記排出インクの進路を規制する撥水膜を塗布したことを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッド。
  8. 請求項1〜請求項7の何れかに記載のインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記圧電アクチュエータに前記インクを供給するためのインクタンクと、
    前記インクタンクに貯留されている前記インクを前記インクジェットヘッドへ送出するための送出ポンプと、
    前記インク受部に排出された前記排出インクを吸引するための吸引ポンプとを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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