JP2009190159A - キャリア及びウエハ研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 研磨加工中に変形や破損する可能性が低く、ウエハを高い平坦度で研磨して高品質にしかも効率良く仕上げること。
【解決手段】 ウエハの両面を研磨加工する際に用いられるものであって、厚みが0.15mm以下の円板状に形成され、ギア部10aを介して両定盤の間で自転しながら軸線L1回りに公転させられるプレート10と、該プレートの中心G1から偏心した位置を中心G2として形成された平面視矩形状のウエハ保持孔11と、プレートの中心とウエハ保持孔の中心とを結ぶ中心線L2上に中心が位置し且つプレートの外縁とウエハ保持孔とからそれぞれ略等しい距離だけ間が空くように形成された直径15mm以上のメイン逃げ孔12と、プレートの外縁、ウエハ保持孔及びメイン逃げ孔からそれぞれ5mm以上間が空き且つ中心線を挟んで左右対称となるように複数形成された直径10mm以上のサブ逃げ孔13と、を備えているキャリア2を提供する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ウエハを上定盤と下定盤との間で所定の厚みに研磨加工する際に使用するキャリア、該キャリアを有するウエハ研磨装置に関するものである。
近年、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等として水晶等を利用した圧電振動子が用いられている。この種の圧電振動子は、様々なものが知られており、例えば音叉型の圧電振動片を有するものや、厚み滑り振動する圧電振動片を有するもの等が知られている。
ところで、この圧電振動片は、水晶、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等の各種の圧電体から形成されている。具体的には、圧電体の原石を切断してウエハにした後、該ウエハを所定の厚みまで研磨加工する。そして、研磨加工されたウエハを洗浄、乾燥させた後、フォトリソ技術によりエッチング加工して圧電振動片の外形を形成すると共に、所定の金属膜をパターニングして電極を形成する。これにより、1枚のウエハから一度に複数の圧電振動片を作製することができる。
このように作製される圧電振動片は、自身の厚みがウエハの厚みに依存するため、上述した研磨加工が品質等を決定付けるための特に重要な工程とされている。通常、研磨加工は、原石から切断されたウエハをある程度の厚みまで粗く研磨するラッピング工程と、該ラッピング工程後、ウエハを鏡面研磨して所定の厚みまで高精度に仕上げるポリッシング工程と、を行っている。
この研磨加工は、一般的に研磨装置を利用して行われている(特許文献1参照)。ここで、従来の研磨装置について図23及び図24を参照して簡単に説明する。
研磨装置200は、図23及び図24に示すように、サンギア201と、インターナルギア202と、キャリア203とを有している。また、キャリア203の上下には、上定盤204及び下定盤205が配置されている。サンギア201及びインターナルギア202は、共に反時計方向に回転するようになっており、キャリア203を遊星運動させている。即ち、キャリア203を時計方向に自転させながら、反時計方向に公転させている。なお、このキャリア203は、例えば、鉄等の金属材料からなる直径数インチの円板であり、上定盤204と下定盤205との間に所定角度毎に複数個配置されている。
上定盤204及び下定盤205には、それぞれ対向面に研磨パッドPが固定されている。そして、キャリア203に保持されたウエハSを両定盤204、205で上下から挟み込んでいる。この際、上定盤204は、所定の荷重をウエハSに加えた状態となっている。下定盤205は、キャリア203が公転する方向とは逆方向である反時計方向に回転するようになっている。
また、上定盤204には、両定盤204、205の間に研磨液Wを供給するための供給路204aが複数(数十個)形成されている。そして、図示しない供給ホースを介して研磨液Wが供給路204aに供給されるようになっている。これにより、両定盤204、205の間に各供給路204aを介して研磨液Wを供給することができ、研磨液Wを利用してウエハSを研磨することができるようになっている。
なお、上定盤204に形成された研磨パッドPには、供給路204aを塞がないように開口が形成されている。また、研磨液Wとしては、微小な粒径の研磨剤が混入されたものが使用される。また、ラッピング工程或いはポリッシング工程を行う場合には、通常、同一の構成ではあるが異なる研磨装置200を使用している。但し、ラッピングを行う場合には、通常、研磨パッドPは使用しない。研磨材(遊離砥粒)によるウエハ表面の微細な破壊でラッピングが進行するためである。
このように構成された研磨装置200によりポリッシング工程を行って、ウエハSを鏡面研磨する場合について簡単に説明する。
まず、上定盤204と下定盤205とを離間させた状態で、各キャリア203にウエハSをセットする。セット後、上定盤204を所定の荷重でウエハSに押し付けた状態で、該ウエハSを両定盤204、205で挟み込む。そして、供給路204aを介して両定盤204、205の間に研磨液Wを供給しながら、サンギア201、インターナルギア202を駆動させてキャリア203を自転及び公転させる。また、これと同時に下定盤205を回転させる。これにより、キャリア203に保持されたウエハSの両面を鏡面研磨することができ、ウエハSの厚みを所定の厚みに仕上げることができる。
特開平4−331068号公報
しかしながら、まだ以下の課題が残されている。
始めに、近年の技術進歩により、ウエハSの大型化が年々進んでいる。また、電子機器の小型化に伴って、これら電子機器に搭載される圧電振動子のさらなる小型化が求められており、圧電振動片自体の小型化が要求されている。ここで、圧電振動片の厚みは、上述したようにウエハSの厚みに依存するため、ウエハS自身のさらなる薄型化が求められている。例えば、音叉型の圧電振動片の作製する場合には、ウエハSの厚みとして100μmから130μm程度の厚みが要求される。つまり、大型化したウエハSをできるだけ薄く、しかも高品質に仕上げることが今後要求される。
そのため、ウエハSを保持するためのキャリア203に関しても、厚みが薄い(例えば、厚みが0.1mm前後)ものが使用され始めている。ところが、厚みが薄いので、キャリア203自体の剛性が弱くなってしまい、変形がし易いものであった。
特に、従来のキャリア203は、ウエハSを保持する保持孔だけが形成されていたり、図25に示すように、保持孔203aに加え1つの逃げ孔(φ15mm程度)203bが形成されていたりするのが一般的である。そのため、面内におけるキャリア203の機械的強度バランスが悪かった。その結果、研磨加工中に、キャリア203が実際に変形や破損する場合があった。
また、キャリア203の厚みが薄い場合には、上定盤204と下定盤205との間の隙間が僅かな隙間となってしまう。そのため、両定盤204、205の間に研磨液Wを十分に供給することが難しい状況になってきている。それに加え、供給路204aの真下にキャリア203が位置した場合には、逃げ孔203bが無い或いは1つしかないので、研磨液Wが下定盤205に流れ難い。その結果、ウエハSの研磨面に研磨液Wを十分且つ均一に引き渡らせることが難しいものであった。
よって、研磨負荷(抵抗)がどうしても高くなってしまい、研磨速度を上げることができなかった。そのため、ウエハSの平坦度が劣ってしまい、高品質なウエハSに仕上げることが難しかった。また、研磨加工に時間がかかってしまい、効率の良い作業を行うことができなかった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、研磨加工中に変形や破損する可能性が低く、ウエハを高い平坦度で研磨して高品質にしかも効率良く仕上げることができるキャリア、該キャリアを有するウエハ研磨装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明に係るキャリアは、間に研磨液が供給された上定盤と下定盤とでウエハの両面を研磨して、該ウエハを所定の厚みに研磨加工する際に用いられるキャリアであって、厚みが0.15mm以下の円板状で外縁がギア部となるように形成され、ギア部を介して前記上定盤と前記下定盤との間で自転しながら軸線回りに公転させられるプレートと、該プレートの中心から偏心した位置を中心として該プレートに形成され、前記ウエハを保持する平面視矩形状のウエハ保持孔と、前記プレートの中心と前記ウエハ保持孔の中心とを結ぶ中心線上に中心が位置し、且つ、プレートの外縁とウエハ保持孔とからそれぞれ略等しい距離だけ間が空くように前記プレートに形成された直径15mm以上のメイン逃げ孔と、前記プレートの外縁、前記ウエハ保持孔及び前記メイン逃げ孔からそれぞれ5mm以上間が空き、且つ、前記中心線を挟んで左右対称となるように前記プレートに複数形成された直径10mm以上のサブ逃げ孔と、を備えていることを特徴とする。
この発明に係るキャリアを利用してウエハの両面を研磨加工する場合には、まず、プレートに形成されたウエハ保持孔にウエハを収納して保持させる。そして、ウエハを保持したキャリアを上定盤と下定盤との間にセットする。すると、キャリアは、ギア部を介して両定盤の間で自転しながら軸線回りに公転させられるので、ウエハ保持孔に保持されたウエハも同時に自転及び公転運動する。これにより、ウエハは、研磨液が間に供給された両定盤によって両面が研磨加工させられる。
その結果、ウエハを所定の厚みに研磨することができる。特に、ウエハ保持孔は、プレートの中心から偏心した位置を中心に形成されているので、自転及び公転中、ウエハは両定盤の広い範囲に均等に接触する。そのため、ムラなく研磨加工することができる。しかも、キャリアは厚みが0.15mm以下であるので、非常に薄い厚みにウエハを研磨加工することができる。
ところで、キャリアのプレートには、メイン逃げ孔に加え、複数のサブ逃げ孔が形成されている。しかも、メイン逃げ孔は、プレートの中心とウエハ保持孔の中心とを結ぶ中心線上であって、プレートの外縁とウエハ保持孔とからそれぞれ略等しい距離だけ間が空く位置に形成されている。また、サブ逃げ孔は、上記中心線を挟んで左右対称となるようにプレートの両側に同じ数だけ形成されていると共に、プレートの外縁、ウエハ保持孔及びメイン逃げ孔のそれぞれから5mm以上間が空くように形成されている。
そのため、ウエハ保持孔の形成によるプレートの面内強度の偏りを、メイン逃げ孔とサブ逃げ孔とで調整することができ、プレートの機械的強度バランスを向上することができる。従って、厚みが0.15mm以下のキャリアであっても、研磨加工中に変形や破損する可能性が低く、信頼性の高いキャリアとすることができる。
更に、プレートにメイン逃げ孔と複数のサブ逃げ孔とが形成されているので、これら逃げ孔内に研磨液が入り込み易い。そのため、ウエハ保持孔に保持されているウエハに研磨液を十分且つ均一に行き渡り易くなり、研磨負荷を低減させることができる。その結果、研磨速度を上げることができ、より短時間で効率良く研磨作業を行うことができるうえ、ウエハの平坦度をより高い精度で仕上げて高品質化を図ることができる。
また、本発明に係るキャリアは、上記本発明のキャリアにおいて、前記サブ逃げ孔が、前記プレート又は前記ウエハ保持孔の中心を中心として描かれる仮想円上に中心が位置するように複数形成されていることを特徴とする。
この発明に係るキャリアにおいては、複数のサブ逃げ孔がプレートの中心又はウエハ保持孔の中心を中心として描かれる仮想円上に中心が位置するように形成されているので、中心線を挟んでより精度良く対称的な位置関係となる。そのため、キャリアの機械的強度バランスをより最適な状態にすることができる。また、サブ逃げ孔をより容易に形成し易くなる。
また、プレートの中心を基準とした場合には、プレートが自転及び公転しているときのサブ逃げ孔の移動軌跡を、偏心を考慮しない単純な移動軌跡とすることができ、両定盤からサブ逃げ孔が外側に露出してしまわないようにするための位置を正確に予測し易い。従って、サブ逃げ孔に入り込んだ研磨液を両定盤の外側に流れてしまうことを規制することが可能となり、研磨負荷のさらなる低減化に繋げることができる。
また、本発明に係るウエハ研磨装置は、上記本発明のキャリアと、前記ギア部を介して前記キャリアに噛合され、該キャリアを自転させながら前記軸線回りに公転させる遊星歯車機構と、中心が刳り貫かれた環状に形成され、前記キャリアの上下に配置されて、前記ウエハ保持孔に保持された前記ウエハに所定の荷重を加えながら該ウエハを両面から挟み込む上定盤及び下定盤と、前記上定盤と前記下定盤との間に研磨液を供給する研磨液供給手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明に係るウエハ研磨装置においては、まず、ウエハ保持孔にウエハを保持したキャリアを、上定盤と下定盤との間にセットする。そして、ウエハ保持孔で保持されたウエハの両面を上定盤と下定盤とで所定の荷重を加えながら挟み込む。次いで、研磨液供給手段により両定盤の間に研磨液を供給すると同時に、遊星歯車機構を駆動させてキャリアを自転させながら両定盤の中心を貫く軸線回りに公転させる。
これにより、研磨液を利用しながらウエハの両面を両定盤で研磨加工することができ、ウエハを所定の厚みに研磨加工することができる。特に、上述したキャリアを利用するので、非常に薄い厚みに研磨することができる。また、キャリアによって研磨負荷が低減しているので、研磨速度を上げることができる。そのため、より短時間で効率良く研磨作業を行うことができると共に、平坦度が高い高品質なウエハに仕上げることができる。
本発明に係るキャリアによれば、研磨加工中に変形や破損する可能性が低く、信頼性を高めることができる。また、ウエハを高い平坦度で研磨でき高品質に仕上げることができるうえ、効率の良い研磨作業を実現することができる。
また、本発明に係るウエハ研磨装置によれば、上記キャリアを利用するので、同様に、より短時間で効率良く研磨作業を行うことができると共に、平坦度が高い高品質なウエハに仕上げることができる。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1から図21を参照して説明する。
本実施形態のウエハ研磨装置1は、図1から図3に示すように、研磨液Wを供給しながらウエハSの両面を研磨して、該ウエハSの厚みを所定の厚みに調整する装置であって、キャリア2と、遊星歯車機構3と、上定盤4と、下定盤5と、研磨液供給手段6と、を備えている。
キャリア2は、図4に示すように、プレート10と、ウエハ保持孔11と、メイン逃げ孔12と、サブ逃げ孔13とから構成されている。プレート10は、外縁がギア部10aとされ、厚みが0.15mm以下の円板状に形成された鉄等の金属プレートである。このプレート10は、遊星歯車機構3によってギア部10aを介して両定盤4、5の間で自転しながら軸線L1回りに公転させられるようになっている。これについては、後に詳細に説明する。
ウエハ保持孔11は、ウエハSを収納して保持する平面視矩形状の保持孔であって、プレート10の中心G1から偏心した位置を中心G2としてプレート10に形成されている。メイン逃げ孔12は、プレート10の重量軽減及び機械的強度バランスを調整するための直径15mm以上のダミー孔である。このメイン逃げ孔12は、プレート10の中心G1とウエハ保持孔11の中心G2とを結ぶ中心線L2上に中心が位置し、且つ、プレート10の外縁とウエハ保持孔11とからそれぞれ略等しい距離だけ間が空くように形成されている。
サブ逃げ孔13は、メイン逃げ孔12と同様に、プレート10の重量軽減及び機械的強度バランスを調整するための直径10mm以上のダミー孔である。このサブ逃げ孔13は、プレート10の外縁、ウエハ保持孔11及びメイン逃げ孔12からそれぞれ5mm以上間が空き、且つ、中心線L2を挟んで左右対称となるようにプレート10に複数形成されている。
本実施形態では、サブ逃げ孔13が中心線L2を挟んでプレート10の両側に2つずつ計4つ形成されている場合を例にしている。但し、上述した条件を満たすのであれば、それ以上の数のサブ逃げ孔13を形成して構わない。また、これら4つのサブ逃げ孔13は、プレート10の中心G1を中心として描かれる仮想円C上に中心が位置するように形成されており、キャリア2が自転及び公転する際に両定盤4、5の外側に露出しないように予め位置調整されている。
特に、プレート10の中心G1を中心とする仮想円Cであるので、プレート10の自転及び公転中のサブ逃げ孔13の移動軌跡を、偏心を考慮しない単純な移動軌跡とすることができる。よって、両定盤4、5からサブ逃げ孔13が外側に露出してしまわないようにするための位置を正確に予測し易い。従って、上述した位置調整を容易且つ確実に行うことができる。
なお、キャリア2の寸法の一例としては、例えば、プレート10の直径が144mm前後で、厚みが0.13mmである。また、ウエハ保持孔11は、70mm〜80mm×75mm〜85mm程度のサイズである。また、メイン逃げ孔12の直径は20mm前後で、サブ逃げ孔13の直径は12mm前後である。
このように構成されたキャリア2は、図3に示すように、両定盤4、5の間に軸線L1を中心として等角度毎に配置されている。なお、本実施形態では、キャリア2を5枚配置した場合を例に挙げて説明するが、この場合に限られず、上定盤4及び下定盤5の寸法等によって制約を受ける範囲内で自由に設定して構わない。
また、図1から図3に示すように、上記軸線L1に沿ってシャフト20が配置されており、該シャフト20にはサンギア21が固定されている。また、5枚のキャリア2の周囲を取り囲むように、リング状に形成されたインターナルギア22が配置されている。そして、5枚のキャリア2は、サンギア21及びインターナルギア22に対してギア部10aが噛合した状態で配置されている。
これらサンギア21及びインターナルギア22は、図示しない駆動源により共に反時計方向に回転するようになっている。この際、サンギア21及びインターナルギア22の回転速度は、それぞれ別々の速度で回転するように調整されている。これにより、各キャリア2は、時計方向に自転しながら、軸線L1を中心に反時計方向に公転するようになっている。つまり、サンギア21及びインターナルギア22は、ギア部10aを介してキャリア2に噛合され、該キャリア2を自転させながら軸線L1回りに公転させる上記遊星歯車機構3として機能する。
上定盤4及び下定盤5は、共に中心が刳り貫かれた環状(リング状)に形成されており、キャリア2の上下に配置されている。この際、下定盤5は、回転テーブル23上に固定されており、回転テーブル23と共に軸線L1を中心としてキャリア2の公転方向とは反対方向(時計方向)に回転するようになっている。一方、上定盤4は、ポール24に沿って上下に移動可能とされており、上定盤4との距離を自在に調整できるようになっている。これにより、キャリア2に形成されたウエハ保持孔11にウエハSを収納して保持或いは取り出したり、ウエハ保持孔11に保持されたウエハSに所定の荷重を加えながら該ウエハSを両定盤4、5で挟み込んだりすることができるようになっている。
ところで両定盤4、5は、図3に示すように、キャリア2の一部が両定盤4、5の内周面及び外周面から外側に飛び出して露出するサイズに形成されている。そのため、自転及び公転するキャリア2は、サンギア21側の一部及びインターナルギア22側の一部が常に露出するようになっている。なお、図3では、下定盤5だけ図示しているが上定盤4も下定盤5と同じサイズである。また、上述したように、プレート10に形成されたサブ逃げ孔13は、両定盤4、5から外側に露出してしまわないように位置調整されている。メイン逃げ孔12も同様である。
また、上定盤4の上方には、図1に示すように、パウダーリング25が固定されたリングプレート26が配置されており、該リングプレート26の下面に上記ポール24が固定されている。パウダーリング25には、環状の溝部25aが形成されており、パウダーリング25の上方に配置された供給バルブ27から吐出された研磨液Wを内部に貯留できるようになっている。
また、リングプレート26には、複数のパウダーホース28の基端側が固定されている。この際、各パウダーホース28は、溝部25a内に連通した状態で固定されている。これにより、溝部25a内に一旦貯留された研磨液Wは、溝部25aからパウダーホース28内に流れ、パウダーホース28の先端に向かって流れるようになっている。
これらパウダーホース28の先端は、図5に示すように、上定盤4に形成された複数の貫通路4aに固定されている。これら複数の貫通路4aは、図6に示すように、軸線L1を中心として、半径R1の内側円、半径R2の中間円、半径R3の外側円に沿って所定間隔毎に形成されている。これにより、両定盤4、5の間にムラなく均等に研磨液Wを供給することができるようになっている。
ところで、パウダーホース28の固定についてより詳細に説明すると、該パウダーホース28は、図5に示すように、円筒状に形成された継手29を介して貫通路4aに差し込まれて固定されている。この継手29には、略中間部分に外径が大きくなったストップリング29aが形成されている。
一方、上定盤4に形成された貫通路4aの内径は、継手29の外径よりも若干大きいサイズとされている。これにより、継手29を貫通路4a内に嵌め込んで嵌合固定できるようになっている。この際、継手29に形成されたストップリング29aが上定盤4の上面に接触するので、継手29は安定に固定されるようになっている。
このように、継手29を介して上定盤4の貫通路4aに固定されたパウダーホース28によって、両定盤4、5の間に研磨液Wを供給することができるようになっている。なお、図1及び図2では、図を見易くするために継手29の図示を省略している。
また、図1に示すように、下定盤5の下方には、研磨後に流れてきた研磨液Wを受け取る回収パン30と、回収パン30で受け取られて集められた研磨液Wを貯める研磨液槽31とが配置されている。
研磨液槽31には、内部に溜まった研磨液Wを攪拌すると共に、研磨液Wを汲み上げて循環ホース32に循環させるポンプ33が設けられている。そして、循環ホース32は、供給バルブ27に接続された分配器34に接続されている。これにより、回収した研磨液Wを再度供給バルブ27に戻し、パウダーリング25の溝部25a内に供給できるようになっている。
なお、上述したパウダーリング25、リングプレート26、供給バルブ27、パウダーホース28、回収パン30、研磨液槽31、循環ホース32、ポンプ33及び分配器34は、研磨液Wを両定盤4、5の間に供給する上記研磨液供給手段6として機能する。また、このうち、回収パン30、研磨液槽31、循環ホース32、ポンプ33及び分配器34は、供給した研磨液Wを回収すると共に、回収した研磨液Wを循環させて再度両定盤4、5の間に供給する研磨液回収手段35として機能する。
また、回収パン30には、フィルタ36が設けられており、回収した研磨液Wに含まれるウエハSの研磨加工粉を除去している。これにより、常に清浄な研磨液Wを両定盤4、5の間に供給し続けることができるようになっている。
なお、上述した研磨液Wは、研磨材が含有された液である。研磨材としては、一般的に酸化セリウム(CeO2)が慣用される。また、研磨液Wとしては、例えば、酸化セリウムと防錆材と水とからなるスラリーである。
また、本実施形態の両定盤4、5には、図1及び図2に示すように、研磨用パッドPが接着されている。この研磨用パッドPは、図7に示すように、接着層P1とナップ層P2とからなる2層のパッドである。ナップ層P2は、厚みが例えば400μmから1000μm程度のスエード等の繊維状の層であり、表面に無数の微小開口P3が形成されている。つまり、ナップ層P2の表面は、襞状となっている。そのため、研磨中にこの微小開口P3に研磨液Wを一時的に保持したり、ウエハSの研磨加工粉を一時的に溜め込んだりすることができるようになっている。また、接着層P1は、厚みが例えば400μmから1000μm程度の層であり、格子状の溝部P4が形成されている。そして、この溝部P4を通じて研磨液WやウエハSの研磨加工粉が外部に排出されるようになっている。
次に、このように構成されたウエハ研磨装置1を利用しながら、ウエハSの両面を研磨加工する場合について説明する。
まず、上定盤4を下定盤5から離間するようにポール24に沿って上方に移動させた後、キャリア2のウエハ保持孔11内にウエハSを収納して保持させる。ウエハSを保持した後、ポール24に沿って上定盤4を下降させ、ウエハ保持孔11に保持されたウエハSの両面を上定盤4と下定盤5とで所定の荷重を加えながら挟み込む。これにより、ウエハSは、図1に示すように、両定盤4、5の表面に接着された研磨用パッドPに挟み込まれた状態となる。この際、キャリア2は、一部が両定盤4、5の内周面及び外周面から外側に飛び出して露出した状態となっている。
次いで、研磨液供給手段6により両定盤4、5の間に研磨液Wを供給すると同時に、遊星歯車機構3を駆動させてキャリア2を自転させながら両定盤4、5の中心を貫く軸線L1回りに公転させる。但し、研磨液Wの供給と遊星歯車機構3の作動が同時ではなく、研磨液Wの供給を行った後に遊星歯車機構3を駆動させても構わない。また、遊星歯車機構3の駆動と同時に、下定盤5をキャリア2の公転方向とは反対方向に回転させる。
研磨液Wを供給するには、ポンプ33を作動させる。ポンプ33を作動させると、研磨液Wは研磨液槽31の中で十分に攪拌された後に汲み上げられて、循環ホース32内に送られる。そして、循環ホース32内を通過した後、研磨液Wは分配器34に送られ、該分配器34で分流されてパウダーリング25内の溝部25a内に送られる。そして、溝部25a内に送られた研磨液Wは、該溝部25a内に貯留されると共に各パウダーホース28に流れ込む。そして、パウダーホース28を流れた研磨液Wは、貫通路4aを通過した後、両定盤4、5の間に流れ込む。これにより、研磨液Wの供給を行うことができる。
一方、遊星歯車機構3の駆動によってキャリア2が自転及び公転させられるので、ウエハ保持孔11に保持されたウエハSも同時に自転及び公転運動する。これにより、ウエハSは、研磨液Wが間に供給された両定盤4、5によって両面が研磨加工させられる。その結果、ウエハSを所定の厚みに研磨することができる。
特に、ウエハ保持孔11は、プレート10の中心G1から偏心した位置を中心G2として形成されているので、自転及び公転中、ウエハSは両定盤4、5の広い範囲に均等に接触する。そのため、ムラなく研磨加工することができる。しかも、キャリア2は厚みが0.15mm以下であるので、非常に薄い厚みにウエハSを研磨加工することができる。
ところで、キャリア2のプレート10には、メイン逃げ孔12に加え、複数のサブ逃げ孔13が形成されている。しかも、メイン逃げ孔12は、プレート10の中心G1とウエハ保持孔11の中心G2とを結ぶ中心線L2上であって、プレート10の外縁とウエハ保持孔11とからそれぞれ略等しい距離だけ間が空くように形成されている。また、サブ逃げ孔13は、上記中心線L2を挟んで左右対称となるようにプレート10の両側に2つずつ形成されていると共に、プレート10の外縁、ウエハ保持孔11及びメイン逃げ孔12からそれぞれ5mm以上間が空くように形成されている。
そのため、ウエハ保持孔11の形成によるプレート10の面内強度の偏りを、メイン逃げ孔12とサブ逃げ孔13とで調整することができ、プレート10の機械的強度バランスを向上することができる。従って、厚みが0.15mm以下のキャリア2であっても、研磨加工中に変形や破損する可能性が低く、信頼性の高いキャリア2とすることができる。
しかも、4つのサブ逃げ孔13は、プレート10の中心G1を中心として描かれる仮想円C上に中心が位置するように形成されているので、中心線L2を挟んでより精度良く対称的な位置関係となる。そのため、キャリア2の機械的強度バランスをより最適な状態に近づけることができ、上述した作用効果を顕著に奏することができる。
また、プレート10にメイン逃げ孔12と4つのサブ逃げ孔13とが形成されているので、これら逃げ孔12、13内に貫通路4aを通過してきた研磨液Wが入り込み易い。そのため、貫通路4aの真下にキャリア2が位置した場合であっても、下定盤5に研磨液Wを積極的に流すことができる。しかも、4つのサブ逃げ孔13は、キャリア2の自転及び公転中に両定盤4、5から外側に露出してしまわないように形成されているので、サブ逃げ孔13内に流れ込んだ研磨液Wが両定盤4、5の外側に流れてしまうことを規制している。この点においても、下定盤5に研磨液Wを積極的に流すことができる。
よって、ウエハ保持孔11に保持されているウエハSに研磨液Wが十分且つ均一に行き渡り易くなり、研磨負荷を低減させることができる。その結果、研磨速度を上げることができ、より短時間で効率よく研磨作業を行うことができるうえ、ウエハSの平坦度をより高い精度で仕上げて高品質化を図ることができる。
また、本実施形態では、ウエハSを研磨する際に、下定盤5をキャリア2の公転方向とは反対方向に向けて回転させているので、より効率良くウエハSを研磨することができる。
ところで、両定盤4、5の間に供給された研磨液Wは、上定盤4及び下定盤5に接着された研磨用パッドPのナップ層P2に形成された微小開口P3に一時的に保持された状態で研磨に貢献する。また、研磨によって生じたウエハSの微細な研磨加工粉も、微小開口P3に一時的に保持される。そして、これら研磨液W及び研磨加工粉は、研磨用パッドPの接着層P1に形成された溝部P4を通じて流れ、最終的には回収パン30によって回収される。そして、回収パン30によって回収された研磨液W及び研磨加工粉は、フィルタ36を通過した後、研磨液槽31に溜まる。
なお、フィルタ36を通過する際に、研磨加工粉は除去される。そのため、研磨液槽31には、清浄な研磨液Wだけが溜まった状態となる。そして、回収された研磨液Wは、再度ポンプ33によって送り出され、再使用される。
このように、一度供給した研磨液Wを廃棄して無駄にするのではなく、再度有効利用できるので、研磨液Wに費やすコストの低減化を図ることができる。しかも、フィルタ36を利用して研磨加工粉を除去できるので、常に清浄な研磨液Wだけを安定して供給し続けることができ、高精度な研磨を行うことができる。
次に、上述したウエハ研磨装置1を利用して、図8に示すシリンダパッケージタイプの圧電振動子40を製造する場合について説明する。始めに、この圧電振動子40について説明する。
圧電振動子40は、図8に示すように、圧電振動片41と、該圧電振動片41を内部に収納するケース42と、圧電振動片41をケース42内に密閉させる気密端子であるプラグ43と、を備えている。
圧電振動片41は、図9及び図10に示すように、水晶、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された音叉型の振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。なお、この圧電振動片41は、上述したウエハSから作製されたものである。
この圧電振動片41は、平行に配置された一対の振動腕部45、46と、該一対の振動腕部45、46の基端側を一体的に固定する基部47と、一対の振動腕部45、46の外表面上に形成されて一対の振動腕部45、46を振動させる第1の励振電極48と第2の励振電極49とからなる励振電極50と、第1の励振電極48及び第2の励振電極49に電気的に接続されたマウント電極51、52とを有している。
また、本実施形態の圧電振動片41は、一対の振動腕部45、46の両主面上に、該振動腕部45、46の長手方向に沿ってそれぞれ形成された溝部53を備えている。この溝部53は、振動腕部45、46の基端側から略中間付近まで形成されている。
第1の励振電極48と第2の励振電極49とからなる励振電極50は、一対の振動腕部45、46を互いに接近又は離間する方向に所定の共振周波数で振動させる電極であり、一対の振動腕部45、46の外表面に、それぞれ電気的に切り離された状態でパターニングされて形成されている。具体的には、図11に示すように、第1の励振電極48が、一方の振動腕部45の溝部53上と、他方の振動腕部46の両側面上とに主に形成され、第2の励振電極49が、一方の振動腕部45の両側面上と他方の振動腕部46の溝部53上とに主に形成されている。
また、第1の励振電極48及び第2の励振電極49は、図9及び図10に示すように、基部47の両主面上において、それぞれ引き出し電極54、55を介してマウント電極51、52に電気的に接続されている。そして圧電振動片41は、このマウント電極51、52を介して電圧が印加されるようになっている。
なお、上述した励振電極50、引き出し電極54、55及びマウント電極51、52は、例えば、クロム(Cr)と金(Au)との積層膜であり、水晶と密着性の良いクロム膜を下地として成膜した後に、表面に金の薄膜を施したものである。但し、この場合に限られず、例えば、クロムとニクロム(NiCr)の積層膜の表面にさらに金の薄膜を積層しても構わないし、クロム、ニッケル、アルミニウム(Al)やチタン(Ti)等の単層膜でも構わない。
また、一対の振動腕部45、46の先端には、自身の振動状態を所定の周波数の範囲内で振動するように調整(周波数調整)を行うための重り金属膜56が被膜されている。なお、この重り金属膜56は、周波数を粗く調整する際に使用される粗調膜56aと、微小に調整する際に使用される微調膜56bとに分かれている。これら粗調膜56a及び微調膜56bを利用して周波数調整を行うことで、一対の振動腕部45、46の周波数をデバイスの公称周波数の範囲内に収めることができる。
ケース42は、図8に示すように、有底円筒状に形成されており、圧電振動片41を内部に収納した状態でプラグ43の後述するステム60の外周に対して圧入されて、嵌合固定されている。なお、このケース42の圧入は、真空雰囲気下で行われており、ケース42内の圧電振動片41を囲む空間が真空に保たれた状態となっている。
プラグ43は、ケース42を密閉させるステム60と、該ステム60を貫通するように平行配置され、ステム60を間に挟んで一端側が圧電振動片41をマウント(機械的に接合及び電気的に接続)するインナーリード61aとされ、他端側が外部に電気的に接続されるアウターリード61bとされた2本のリード端子61と、ステム60の内側に充填されてステム60とリード端子61とを固定させる絶縁性の充填材62とを有している。
ステム60は、金属材料で環状に形成されたものである。また、充填材62の材料としては、例えば、ホウ珪酸ガラスである。また、リード端子61の表面及びステム60の外周には、それぞれ同材料の図示しないメッキが施されている。
2本のリード端子61は、ケース42内に突出している部分がインナーリード61aとなり、ケース42外に突出している部分がアウターリード61bとなっている。そして、インナーリード61aとマウント電極51、52とが、導電性のバンプBを介してマウントされている。即ち、バンプBを介してインナーリード61aとマウント電極51、52とが機械的に接合されていると同時に、電気的に接続されている。その結果、圧電振動片41は、2本のリード端子61にマウントされた状態となっている。
なお、上述した2本のリード端子61は、一端側(アウターリード61b側)が外部に電気的に接続され、他端側(インナーリード61a側)が圧電振動片41に対してマウントされる外部接続端子として機能する。
このように構成された圧電振動子40を作動させる場合には、2本のリード端子61のアウターリード61bに対して、所定の駆動電圧を印加する。これにより、インナーリード61a、バンプB、マウント電極51、52及び引き出し電極54、55を介して、第1の励振電極48及び第2の励振電極49からなる励振電極50に電流を流すことができ、一対の振動腕部45、46を接近・離間させる方向に所定の周波数で振動させることができる。そして、この一対の振動腕部45、46の振動を利用して、時刻源、制御信号のタイミング源やリファレンス信号源等として利用することができる。
次に、圧電振動子40の製造方法について、図12から図14に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、圧電振動片41の元となるウエハSを作製するウエハ作製工程について説明する。このウエハ作製工程は、原石を切断してウエハSにすると共に、該ウエハSを複数回研磨しながら最終的に所定の厚み、例えば150μmの厚みに調整する工程である。
始めに、原石を用意すると共にX線回析法等により切断角度(カット角)の測定を行う(S1)。詳細には、原石のZ面のX軸回りの角度が指定の角度になるようにX線を用いて測定する。測定後、ベースとなるガラス上に接着剤を用いて原石を固定する。
次いで、ガラス上に固定された原石を、ワイヤーソーのワークテーブルにセットする。そして、測定した上記切断角度に沿って、原石をワイヤーソー(例えば、線径が約160μmの高張力線)を用いて約220μmの厚みに切断する(S2)。
次いで、切断されたウエハSの両面を粗く研磨してラッピングを行い、ウエハSの厚みを約180μmにする工程を行う。
まず、ラッピングを行う前に、ウエハSの側面研磨を行う(S3)。これにより、外周を滑らかに仕上げて、ウエハSの割れや欠け等の発生を抑制することができる。続いて、図示しない両面ラップ装置によりウエハSの両面をラッピング(粗加工)して研磨する(S4)。このラッピングによって、厚みを約220μmから約180μmまで薄くする。
続いて、ラッピングが終了した後、ウエハSを洗浄する(S5)。即ち、ウエハSを図示しないバスケットに収納すると共に、バスケットごと洗浄液に漬浸する。そして、超音波洗浄と純水洗浄とを繰り返し行う。また、同時に酸洗浄とアルカリ洗浄とを組み合わせて行う。そして、ウエハSに付着しているラッピングを行った際に用いた砥粒を除去した後、純水によるすすぎ洗浄を行う。その後、スピン乾燥機により脱水及び乾燥を行う。
次いで、ラッピングによってウエハSの表面に生じた加工変質層を除去する第1のエッチングを行う(S6)。この工程は、ラッピングを行った際に用いた砥粒が加工変質層に食い込んでいるので、ウエハSの両面を約10μm程度フッ酸系の溶液によりエッチングして加工変質層を除去する工程である。詳細には、ウエハSをバスケットに収納した後、所定の時間の間、バスケットごとフッ酸系の溶液であるエッチング液に漬浸する。なおこの間、バスケットをゆっくり上下に揺動させて、ウエハSの厚みにムラが生じてしまうことを防止することが好ましい。そして、所定の時間が経過した後、バスケットをエッチング液から取り出すと共に、純水に漬浸させて十分にエッチング液を取り去る。この第1のエッチングにより、ウエハSの厚みは約180μmから約160μmまで薄くなる。
次いで、ウエハSを乾燥させた後、ウエハSの両面を鏡面研磨して、最終的に厚みを所定の厚みに仕上げて調整するポリッシングを行う(S7)。具体的には、ウエハSの厚みを約160μmから150μmまで薄くして仕上げる。即ち、ウエハSの片面を約5μm程度研磨する。このポリッシングは、先に説明した図1に示すウエハ研磨装置1を利用して行うものである。よって、詳細な説明は省略する。
このように、ポリッシングに上述したウエハ研磨装置1を利用することで、平坦度が高いく、厚みが約150μmに高精度に仕上げされたウエハSを得ることができる。しかも、効率良く研磨作業を行えるので、ポリッシングに費やす時間を大幅に短縮することができる。
そして、ポリッシングが終了した後、再び洗浄を行う(S8)。即ち、ウエハSをバスケットに収納した後、超音波洗浄と純水洗浄とを繰り返し行って洗浄を行う。なお、ポリッシングが終了したウエハSは、次工程に移行するまでの間、純水等に漬浸した状態で保管することが好ましい。
次いで、ポリッシングによってウエハSの表面に生じたダメージ層や何らかの付着物等を除去する第2のエッチングを行う(S9)。詳細には、ウエハSをバスケットに収納した後、所定の時間の間、バスケットごとフッ酸系の溶液であるエッチング液に漬浸してエッチングを行う。
次いで、ウエハSをバスケットに収納した後、純水や60℃程度の温度に加熱した温純水や超純水にバスケットを漬浸して、ウエハSの洗浄を行う(S10)。洗浄した後、ウエハSをスピン乾燥機等で脱水する。脱水後、真空中でウエハSを加熱して、吸着した水分を脱利させて乾燥させる。なお、乾燥後は、N2デシケータにウエハSを保管することが好ましい。
次に、上述したように研磨されたウエハSを利用して、圧電振動子40を一度に複数製造する工程に移行する。
まず、研磨後のウエハSをフォトリソ技術によりエッチングして、複数の圧電振動片41の外形形状をパターニングする外形形成工程を行う(S20)。この工程について、具体的に説明する。
始めに、ポリッシングが終了したウエハSを準備(S20a)した後、図15に示すようにウエハSの両面にエッチング保護膜70をそれぞれ成膜する(S20b)。このエッチング保護膜70としては、例えば、クロム(Cr)を数μm成膜する。次いで、エッチング保護膜70上に図示しないフォトレジスト膜を、フォトリソグラフィ技術によってパターニングする。この際、圧電振動片41の周囲を囲むようにパターニングする。そして、このフォトレジスト膜をマスクとしてエッチング加工を行い、マスクされていないエッチング保護膜70を選択的に除去する。そして、エッチング加工後にフォトレジスト膜を除去する。これにより、図16及び図17に示すように、エッチング保護膜70を上述した形状にパターニングすることができる(S20c)。つまり、圧電振動片41の外形形状、即ち、一対の振動腕部45、46及び基部47の外形形状に沿ってパターニングすることができる。またこの際、複数の圧電振動片41の数だけパターニングを行う。なお、図17から図22は、図16に示す切断線C−C線に沿った断面を示す図である。
次いで、パターニングされたエッチング保護膜70をマスクとして、ウエハSの両面をそれぞれエッチング加工する(S20d)。これにより、図18に示すように、エッチング保護膜70でマスクされていない領域を選択的に除去して、圧電振動片41の外形形状を形作ることができる。この時点で、外形形成工程が終了する。なお、圧電振動片41は、後に行う切断工程を行うまで、図示しない連結部を介してウエハSに連結された状態となっている。
次に、一対の振動腕部45、46に溝部53を形成する溝部形成工程を行う(S21)。この工程について、具体的に説明する。
まず、図19に示すように、エッチング保護膜70上にフォトレジスト膜71をスプレー塗布等により成膜する(S21a)。そして、このフォトレジスト膜71を、フォトリソグラフィ技術によってパターニングする。この際、図20に示すように、溝部53の領域を空けた状態で圧電振動片41の外形形状に沿ってパターニングする(S21b)。そして、パターニングされたフォトレジスト膜71をマスクとしてエッチング加工を行い、マスクされていないエッチング保護膜70を選択的に除去する(S21c)。そして、エッチング加工後にフォトレジスト膜71を除去する。これにより、図21に示すように、既にパターニングされたエッチング保護膜70を、溝部53の領域を空けた状態でさらにパターニングすることができる。
次いで、この再度パターニングされたエッチング保護膜70をマスクとして、ウエハSをエッチング加工(S21d)した後、マスクとしていたエッチング保護膜70を除去する(S21e)。これにより、図22に示すように、一対の振動腕部45、46に溝部53を形成することができる。この時点で、溝部形成工程が終了する。
次に、複数の圧電振動片41の外表面上に図示しない電極膜を成膜すると共に、パターニングを行って、励振電極50、引き出し電極54、55、マウント電極51、52をそれぞれ形成する電極形成工程を行う(S22)。また、これと同時に、同様の方法により重り金属膜56を形成する(S23)。
次いで、ウエハSと圧電振動片41とを連結していた連結部を切断して、複数の圧電振動片41をウエハSから切り離して小片化する切断工程を行う(S24)。これにより、所定の厚みに調整されたウエハSから、励振電極50、引き出し電極54、55及びマウント電極51、52の各電極が形成された圧電振動片41を一度に複数製造することができる。
次いで、圧電振動片41をマウントする前に、共振周波数の粗調を行う(S25)。これは、重り金属膜56の粗調膜56aにレーザ光を照射して一部を蒸発させ、重量を変化させることで行う。なお、共振周波数をより高精度に調整する微調に関しては後に行う。これについては、後に説明する。
次に、プラグ43を作製する気密端子作製工程を行う(S26)。具体的には、まず、ステム作製工程によりステム60を作製する(S26a)。即ち、鉄ニッケルコバルト合金や鉄ニッケル合金等の導電性を有する板部材をランス加工した後、複数回の深絞り加工を行って有底の筒部材を形成する。そして、筒部材の底面に開口を形成すると共に、外形抜きを行って筒部材を板部材から切り離すことで、ステム60を作製する。
次いで、ステム60内に、リード端子61及び充填材62をそれぞれセットするセット工程を行う(S26b)。まず、作製したステム60を、図示しない専用の治具にセットした後、予めリング状に焼結された充填材62をステム60の内部にセットすると共に、充填材62を貫通するようにリード端子61をセットする。
上記セット工程により、ステム60とリード端子61と充填材62とを組み合わせた後、治具を加熱炉内に入れて1000℃前後の温度雰囲気で充填材62の焼成を行う(S26c)。これにより、充填材62とリード端子61との間、充填材62とステム60との間が完全に封着されて、気密に耐えられる構造となる。そして、治具から取り出すことで、プラグ43を得ることができる。この時点で、気密端子作製工程が終了する。
次に、リード端子61の外表面及びステム60の外周に同一材料の金属膜を湿式メッキ法で被膜させるメッキ工程を行う(S27)。そのための前処理として、リード端子61の外表面及びステム60の外周を洗浄すると共に、アルカリ溶液で脱脂した後、塩酸及び硫酸の溶液にて酸洗浄を行う。この前処理が終了した後、リード端子61の外表面及びステム60の外周面に下地金属膜を形成する。例えば、Cuメッキ或いはNiメッキを略2μm〜5μmの膜厚で被膜させる。続いて、下地金属膜上に仕上金属膜を形成する。例えば錫や銀等の単一材料の他、耐熱メッキや、錫銅合金、錫ビス膜合金、錫アンチモン合金等を、略8μm〜15μmの膜厚で被膜させる。
このように、下地金属膜及び仕上金属膜からなる金属膜を被膜させることで、インナーリード61aと圧電振動片41との接続を可能にすることができる。また、圧電振動片41の接続だけでなく、ステム60の外周に被膜された金属膜が柔らかく弾性変形する特性を有しているので、ステム60とケース42との冷間圧接を可能にすることができ、気密接合を行うことができる。
続いて、金属膜の安定化を図るため、真空雰囲気の炉中でアニーリングを行う(S28)。例えば、170℃の温度で1時間の加熱を行う。これにより、下地金属膜の材料と仕上金属膜の材料との界面に形成される金属間化合物の組成を調整して、ウイスカの発生を抑制することができる。このアニーリングが終了した時点でマウント工程を行うことができる。なお、金属膜を被膜する際に、湿式メッキ法で行った場合を例にしたが、この場合に限られず、例えば、蒸着法や化学気相法等で行っても構わない。
なお、本実施形態では、アニーリングが終了した後、次に行うマウント工程のためにインナーリード61aの先端に、金等の導電性のバンプBを形成する(S29)。そして、圧電振動片41のマウント電極51、52をインナーリード61aに接合するマウント工程を行う(S30)。具体的には、バンプBを加熱しながら、該バンプBを間に挟んだ状態でインナーリード61aと圧電振動片41とを所定の圧力で重ね合わせる。これにより、バンプBを介してインナーリード61aとマウント電極51、52とを接続することができる。その結果、圧電振動片41をマウントすることができる。即ち、圧電振動片41は、リード端子61に機械的に支持されると共に、電気的に接続された状態となる。
なお、バンプ接続する際に、加熱・加圧を行ってマウントしたが、超音波を利用してバンプ接続を行っても構わない。
次に、封止工程を行う前に、上述したマウントによる歪みをなくすために、所定の温度でベーキングを行う(S31)。続いて、圧電振動片41の周波数調整(微調)を行う(S32)。この周波数調整について、具体的に説明すると、全体を真空チャンバーに入れた状態で、アウターリード61b間に電圧を印加して圧電振動片41を振動させる。そして、周波数を計測しながら、レーザにより重り金属膜56の微調膜56bを蒸発させることで、周波数の調整を行う。なお、周波数計測を行うには、アウターリード61bに図示しないプローブの先端を押し付けることで、計測を正確に行うことができる。この周波数調整を行うことで、予め決められた周波数の範囲内に圧電振動片41の周波数を調整することができる。
なお、上記微調及び先に行った粗調の際に、レーザの照射により重り金属膜56を蒸発させることで、周波数調整を行ったが、レーザではなくアルゴンイオンを利用しても構わない。この場合には、アルゴンイオンの照射によりスパッタリングを行い、重り金属膜56を除去することで周波数調整を行う。
最後に、マウントされた圧電振動片41を内部に収納するようにケース42をステム60に圧入し、圧電振動片41を気密封止する封止工程を行う(S33)。具体的に説明すると、真空中で所定の荷重を加えながらケース42をプラグ43のステム60の外周に圧入する。すると、ステム60の外周に形成された金属膜が弾性変形するので、冷間圧接により気密封止することができる。これにより、ケース42内に圧電振動片41を密閉して真空封止することができる。
なお、この工程を行う前に、圧電振動片41、ケース42及びプラグ43を十分に加熱して、表面吸着水分等を脱離させておくことが好ましい。
そして、ケース42の固定が終了した後、スクリーニングを行う(S34)。このスクリーニングは、周波数や共振抵抗値の安定化を図ると共に、ケース42を圧入した嵌合部に圧縮応力に起因する金属ウイスカが発生してしまうことを抑制するために行うものである。スクリーニング終了後、内部の電気特性検査を行う(S35)。即ち、圧電振動片41の共振周波数、共振抵抗値、ドライブレベル特性(共振周波数及び共振抵抗値の励振電力依存性)等を測定してチェックする。また、絶縁抵抗特性等を併せてチェックする。そして、最後に圧電振動子40の外観検査を行って、寸法や品質等を最終的にチェックする。この結果、図8に示す圧電振動子40を製造することができる。
特に、ウエハ研磨装置1により、平坦度が高く高精度に両面研磨された高品質なウエハSを使用するので、該ウエハSから作製された圧電振動片41及び圧電振動子40に関しても高品質化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ウエハSから製造される製品の一例として、シリンダパッケージタイプの圧電振動子40を例に挙げて説明したが、セラミックパッケージタイプの圧電振動子を製造しても構わないし、圧電振動子以外の製品を製造しても構わない。
いずれにしても、平坦度が高い高品質なウエハSを用いることができるので、該ウエハSから製造される製品の高品質化を図ることができる。
本発明に係るウエハ研磨装置の構成図である。 図1に示すウエハ研磨装置を構成するキャリア周辺の拡大図である。 図2に示す断面矢視A−A図である。 図1に示すウエハ研磨装置を構成するキャリアの平面図である。 図1に示すウエハ研磨装置を構成する上定盤とパウダーホースとの取り付け関係を示す図である。 上定盤に形成された貫通路の位置を示す図である。 上定盤及び下定盤に接着された研磨用パッドの拡大断面図である。 図1に示すウエハ研磨装置により研磨加工されたウエハを利用して製造された圧電振動子の一実施形態を示す図であって、全体構成図である。 図8に示す圧電振動子を構成する圧電振動片を上面から見た図である。 図9に示す圧電振動片を下面から見た図である。 図9に示す断面矢視B−B図である。 図8に示す圧電振動子を製造する際の流れを示すフローチャートである。 図8に示す圧電振動子を製造する際の流れを示すフローチャートである。 図8に示す圧電振動子を製造する際の流れを示すフローチャートである。 図8に示す圧電振動子を製造する際の一工程を示す図であって、ウエハの両面にエッチング保護膜を成膜した状態を示す図である。 図15に示す状態から、エッチング保護膜をパターニングした後の状態を示す図であって、ウエハを上方から見た図である。 図16に示す断面矢視C−C図である。 図17に示す状態から、エッチング保護膜をマスクとして、ウエハをエッチング加工した状態を示す図である。 図18に示す状態から、ウエハの両面にフォトレジスト膜を成膜した状態を示す図である。 図19に示す状態から、フォトレジスト膜をパターニングした後の状態を示す図である。 図20に示す状態から、パターニングしたフォトレジスト膜をマスクとして、エッチング保護膜をエッチング加工してさらにパターニングした後の状態を示す図である。 図21に示す状態から、さらにパターニングしたエッチング保護膜をマスクとして、ウエハSをエッチング加工した状態を示す図である。 従来の研磨装置の一例を示す構成図である。 図23に示す断面矢視D−D図である。 従来のキャリアの平面図である。
符号の説明
C…仮想円
S…ウエハ
W…研磨液
G1…プレートの中心
G2…ウエハ保持孔の中心
L1…軸線
L2…プレートの中心とウエハ保持孔の中心とを結ぶ中心線
1…ウエハ研磨装置
3…遊星歯車機構
4…上定盤
5…下定盤
6…研磨液供給手段
2…キャリア
10…プレート
10a…プレートのギア部
11…ウエハ保持孔
12…メイン逃げ孔
13…サブ逃げ孔

Claims (3)

  1. 間に研磨液が供給された上定盤と下定盤とでウエハの両面を研磨して、該ウエハを所定の厚みに研磨加工する際に用いられるキャリアであって、
    厚みが0.15mm以下の円板状で外縁がギア部となるように形成され、ギア部を介して前記上定盤と前記下定盤との間で自転しながら軸線回りに公転させられるプレートと、
    該プレートの中心から偏心した位置を中心として該プレートに形成され、前記ウエハを保持する平面視矩形状のウエハ保持孔と、
    前記プレートの中心と前記ウエハ保持孔の中心とを結ぶ中心線上に中心が位置し、且つ、プレートの外縁とウエハ保持孔とからそれぞれ略等しい距離だけ間が空くように前記プレートに形成された直径15mm以上のメイン逃げ孔と、
    前記プレートの外縁、前記ウエハ保持孔及び前記メイン逃げ孔からそれぞれ5mm以上間が空き、且つ、前記中心線を挟んで左右対称となるように前記プレートに複数形成された直径10mm以上のサブ逃げ孔と、を備えていることを特徴とするキャリア。
  2. 請求項1に記載のキャリアにおいて、
    前記サブ逃げ孔は、前記プレート又は前記ウエハ保持孔の中心を中心として描かれる仮想円上に中心が位置するように複数形成されていることを特徴とするキャリア。
  3. 請求項1又は2に記載のキャリアと、
    前記ギア部を介して前記キャリアに噛合され、該キャリアを自転させながら前記軸線回りに公転させる遊星歯車機構と、
    中心が刳り貫かれた環状に形成され、前記キャリアの上下に配置されて、前記ウエハ保持孔に保持された前記ウエハに所定の荷重を加えながら該ウエハを両面から挟み込む上定盤及び下定盤と、
    前記上定盤と前記下定盤との間に研磨液を供給する研磨液供給手段と、を備えていることを特徴とするウエハ研磨装置。
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