JP2009187786A - 圧着端子の被覆電線への接続構造 - Google Patents
圧着端子の被覆電線への接続構造 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】導体圧着部4の後方の被覆加締部5の一対の被覆加締片15を、一方の被覆加締片を下側にして他方の被覆加締片が上側に重なるように電線の絶縁被覆Wbの外周に加締め、被覆加締部の被覆電線の基端側に位置する後端部に、絶縁被覆の外周から逃げるように外側に斜めに広がるベルマウス15aを形成した。
【選択図】図1
Description
(1) 被覆電線の先端部における導体を露出させた部分に圧着するための断面U字状の導体圧着部と、該導体圧着部の前記被覆電線の基端側に並べて配置され、前記導体の周りに絶縁被覆の付いた前記被覆電線の部分を加締め固定するための断面U字状の被覆加締部と、前記導体圧着部および前記被覆加締部に連続して設けられた共通の底板部と、を備え、
前記導体圧着部が、前記底板部の両側縁から上方に延長し且つ、接続すべき前記被覆電線の導体を包み込むように内側に曲げられることで前記導体を前記底板部の上面に密着した状態となるように加締める一対の導体加締片を有し、
前記被覆加締部が、前記底板部の両側縁から上方に延長し且つ、接続すべき前記被覆電線の前記導体の周りに前記絶縁被覆の付いた部分を包み込むように内側に曲げられることで前記被覆電線を加締め固定する一対の被覆加締片を有する、
圧着端子の、
被覆電線への接続構造であって、
前記被覆加締部の一対の被覆加締片のうちの一方の被覆加締片を下側にして他方の被覆加締片が上側に重なるように、前記一対の導体加締片が前記絶縁被覆の付いた部分の外周に加締め付けられており、且つ、該被覆加締部の前記被覆電線の基端側に位置する後端部に、前記絶縁被覆の外周から逃げるように外側に斜めに広がるベルマウスが形成されていること。
(2) 上記(1)の構成の接続構造において、
前記ベルマウスの傾斜角度が8°〜35°の範囲に設定されていること。
(3) 上記(1)または(2)の構成の接続構造において、
前記一対の導体加締片の間に前記被覆電線の導体が配置された状態で、前記一対の導体加締片が内側に曲げて加締められることで、前記被覆電線の導体に前記導体圧着部が圧着され、且つ、前記導体圧着部の後端部に、前記導体の表面から逃げるように外側に斜めに広がるベルマウスが形成され、そのベルマウスの傾斜角度が8°〜35°の範囲に設定されていること。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかの構成の接続構造において、
前記被覆電線が、前記導体としてアルミニウム製またはアルミニウム合金製の導体を有するアルミニウム電線であること。
上記(2)の構成の接続構造によれば、被覆加締部の後端部のベルマウスの傾斜角度が8°〜35°の範囲に設定されているので、絶縁被覆の傷つきを有効に回避しながら、ベルマウスの内面と絶縁被覆の表面との接触面圧を維持することができ、それだけ被覆加締部の締付強度を高くすることができる。因みに、ベルマウスの傾斜角度が8°未満になると、被覆加締片のエッジと絶縁被覆が接触しやすくなり、絶縁被覆に傷つきが発生しやすくなる。また、ベルマウスの傾斜角度が35°を超えると、ベルマウスの内面と被覆電線の表面との間に隙間が生じやすくなり、接触面圧による締め付け効果が小さくなる。
上記(3)の構成の接続構造によれば、導体圧着部の後端部に形成されているベルマウスの傾斜角度が8°〜35°の範囲に設定されているので、電線破断部位の導体の肉厚を大きく維持することができ、それだけ導体の破断強度を高めることができる。また、ベルマウスの内面と導体の表面との接触面圧を維持することができ、それだけ導体圧着部の締付強度を高く維持することができる。その結果、圧着端子の被覆電線に対する接続強度の向上が図れる。因みに、ベルマウスの傾斜角度が8°未満になると、ベルマウスのエッジと導体の表面が過度に接触することになり、導体に傷つきが発生しやすくなる。また、ベルマウスの傾斜角度が35°を超えると、ベルマウスの内面と導体の表面との間に隙間が生じやすくなり、接触面圧による締め付け効果が小さくなる。
上記(4)の構成の接続構造によれば、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の導体を有するアルミニウム電線に対して適用したので、銅製の導体に比べて引張強度や延性に劣るアルミニウム製またはアルミニウム合金製の導体に対して過度の負担をかけることなく、圧着作業を実施することができる。
4:導体圧着部
5:被覆加締部
11:底板部
14:導体加締片
14a:ベルマウス
15:被覆加締片
15a:ベルマウス
W:被覆電線
Wa:導体
Wb:絶縁被覆
Claims (4)
- 被覆電線の先端部における導体を露出させた部分に圧着するための断面U字状の導体圧着部と、該導体圧着部の前記被覆電線の基端側に並べて配置され、前記導体の周りに絶縁被覆の付いた前記被覆電線の部分を加締め固定するための断面U字状の被覆加締部と、前記導体圧着部および前記被覆加締部に連続して設けられた共通の底板部と、を備え、
前記導体圧着部が、前記底板部の両側縁から上方に延長し且つ、接続すべき前記被覆電線の導体を包み込むように内側に曲げられることで前記導体を前記底板部の上面に密着した状態となるように加締める一対の導体加締片を有し、
前記被覆加締部が、前記底板部の両側縁から上方に延長し且つ、接続すべき前記被覆電線の前記導体の周りに前記絶縁被覆の付いた部分を包み込むように内側に曲げられることで前記被覆電線を加締め固定する一対の被覆加締片を有する、
圧着端子の、
前記被覆電線への接続構造であって、
前記被覆加締部の一対の被覆加締片のうちの一方の被覆加締片を下側にして他方の被覆加締片が上側に重なるように、前記一対の導体加締片が前記絶縁被覆の付いた部分の外周に加締め付けられており、且つ、該被覆加締部の前記被覆電線の基端側に位置する後端部に、前記絶縁被覆の外周から逃げるように外側に斜めに広がるベルマウスが形成されていることを特徴とする圧着端子の被覆電線への接続構造。 - 前記ベルマウスの傾斜角度が8°〜35°の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載した圧着端子の被覆電線への接続構造。
- 前記一対の導体加締片の間に前記被覆電線の導体が配置された状態で、前記一対の導体加締片が内側に曲げて加締められることで、前記被覆電線の導体に前記導体圧着部が圧着され、且つ、前記導体圧着部の後端部に、前記導体の表面から逃げるように外側に斜めに広がるベルマウスが形成され、そのベルマウスの傾斜角度が8°〜35°の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した圧着端子の被覆電線への接続構造。
- 前記被覆電線が、前記導体としてアルミニウム製またはアルミニウム合金製の導体を有するアルミニウム電線であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載した圧着端子の被覆電線への接続構造。
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