JP2009173265A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ショルダーリブ及びセカンドリブ双方の耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図る。
【解決手段】トレッド部14におけるタイヤ幅方向Tの両端14aからタイヤ径方向Kの内方に向けて延びるバットレス部16に、タイヤ周方向Sに沿って延びる凹溝24が形成されているとともに、ショルダーリブ22のせん断剛性に対するセカンドリブ21のせん断剛性の比率が0.80以上0.93以下とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤに関するものである。
この種のタイヤとして、トレッド部の外周面に、タイヤ周方向に沿って延びる主溝がタイヤ幅方向に間隔をあけて複数形成され、これらの主溝によって、タイヤ幅方向の両端部に位置するショルダーリブ、およびこれらのショルダーリブに前記主溝を介してタイヤ幅方向の内側から隣接するセカンドリブが区画された構成が知られている。
このような構成のタイヤでは、接地時に、ショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部の接地圧が局所的に高くなり、ショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部が摩耗し易くなる、つまりショルダーリブが偏摩耗するおそれがあった。また一方で、セカンドリブにおいて、まずタイヤ幅方向の外方端縁にタイヤ周方向に沿って摩耗が生じ(リバーウェア)、その後この摩耗がタイヤ幅方向の内側に向けて拡がることによって(リブパンチウェア)、このセカンドリブが偏摩耗するおそれもあった。
このうち前者の問題、つまりショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部の摩耗を抑制する手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、トレッド部におけるタイヤ幅方向の両端からタイヤ径方向の内方に向けて延びるバットレス部に、タイヤ周方向に沿って延びる凹溝を形成することが考えられる。このような構成のタイヤでは、接地時に、ショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部に作用する接地圧が低減され、これによりショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部に作用するタイヤ幅方向の内方に向けたせん断力が低減され、ショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部が摩耗し易くなるのを防ぐことができる。
特開平11−151909号公報
しかしながら、前記従来のタイヤは、ショルダーリブの偏摩耗が抑制できたとしても、セカンドリブの偏摩耗を有効に抑制できるものではなく、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図るのが困難という問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ショルダーリブ及びセカンドリブ双方の耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図ることができるタイヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のタイヤは、トレッド部の外周面に、タイヤ周方向に沿って延びる主溝がタイヤ幅方向に間隔をあけて複数形成され、これらの主溝によって、タイヤ幅方向の両端部に位置するショルダーリブ、およびこれらのショルダーリブに前記主溝を介してタイヤ幅方向の内側から隣接するセカンドリブが区画されたタイヤであって、前記トレッド部におけるタイヤ幅方向の両端からタイヤ径方向の内方に向けて延びるバットレス部には、タイヤ周方向に沿って延びる凹溝が形成されているとともに、前記ショルダーリブのせん断剛性に対する前記セカンドリブのせん断剛性の比率が0.80以上0.93以下とされていることを特徴とする。
この発明によれば、ショルダーリブのせん断剛性に対するセカンドリブのせん断剛性の比率が0.80以上0.93以下となっているので、ショルダーリブ及びセカンドリブ双方の耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図ることができる。
すなわち、前記比率が0.80よりも小さくなると、セカンドリブのせん断剛性が小さくなりすぎ、このセカンドリブの耐偏摩耗性を向上させることができず、また前記比率が0.93よりも大きくなると、ショルダーリブのせん断剛性が小さくなりすぎ、このショルダーリブの耐偏摩耗性を向上させることができない。
ここで、前記セカンドリブには、そのタイヤ幅方向の両端からタイヤ幅方向の内側に向かうに従い漸次タイヤ周方向における一方側に向けて延在し、かつトレッド部の外周面をタイヤ径方向の外側から見た平面視形状がV字状とされた湯溝が形成されてもよい。
この場合、セカンドリブに前記平面視形状がV字状の湯溝が形成されているので、セカンドリブのせん断剛性が低下するのを抑えつつ、トレッド部に良好な排水性能を具備させることができる。
なお、前述のようにV字状をなす湯溝を構成する2つの直線部分のうち、タイヤ幅方向の外側に位置する外側直線部分のタイヤ幅方向に対する傾斜角度は、タイヤ幅方向の内側に位置する内側直線部分のタイヤ幅方向に対する傾斜角度よりも小さくなってもよい。
この場合、湯溝を形成したことによってセカンドリブにおけるタイヤ幅方向の外側部分のせん断剛性が低下するのを抑制することが可能になり、リブパンチウェアの発生を防ぐことができる。
また、前記凹溝におけるタイヤ幅方向の内方に向けた凹み量は、前記ショルダーリブのタイヤ幅方向における大きさの4%以上8%以下となってもよい。
この場合、凹溝の前記凹み量が、ショルダーリブのタイヤ幅方向における大きさの4%よりも小さくなると、ショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部に作用する接地圧を低減することができなくなり、また、8%よりも大きくなると、接地時に、凹溝が車体重量によって潰されてそのタイヤ径方向の両端部が互いに当接し合うことにより前述の接地圧を低減できなくなるおそれがある。
さらに、前記凹溝の前記凹み量は、この凹溝のバットレス部における開口幅の15%以上30%以下となってもよい。
この場合、凹溝の前記凹み量が、この凹溝のバットレス部における開口幅の15%よりも小さくなると、ショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部に作用する接地圧を低減することができなくなり、また、30%よりも大きくなると、接地時に、凹溝が車体重量によって潰されてそのタイヤ径方向の両端部が互いに当接し合うことにより前述の接地圧を低減できなくなるおそれがある。
この発明によれば、ショルダーリブ及びセカンドリブ双方の耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図ることができる。
以下、本発明に係るタイヤの一実施形態を、図1および図2を参照しながら説明する。この重荷重用空気入りタイヤ(タイヤ)10は、図示されない左右一対のビード間でトロイド状に延びるカーカス12のクラウン部12aにおけるタイヤ径方向Kの外側に、ベルト層13とトレッド部14とがこの順に設けられている。なお、図示の例ではベルト層13は複数層となっている。
さらに本実施形態では、トレッド部14におけるタイヤ幅方向Hの両端14aからタイヤ径方向Kの内側に向けて延びるバットレス部16と、内部にビードが埋設されたビード部と、バットレス部16とビード部とを連結するサイドウォール部18とが備えられている。
ここで、トレッド部14の外周面には、タイヤ周方向Sに沿って連続して延びる主溝19、20がタイヤ幅方向Hに間隔をあけて複数(図示の例では4つ)形成されており、これらの主溝19、20により、トレッド部14の外周面に複数のリブ21、22、23が区画されている。
以下、これらのリブ21〜23のうち、トレッド部14におけるタイヤ幅方向Hの両端部に位置するリブ22をショルダーリブ22といい、このショルダーリブ22に主溝20を介してタイヤ幅方向Hの内側から隣接するリブ21をセカンドリブ21という。
なお、ショルダーリブ22におけるタイヤ幅方向Hの外方端は、トレッド部14におけるタイヤ幅方向Hの両端14aと一致しており、バットレス部16におけるタイヤ径方向Kの外方端に連なっている。
ここで、本実施形態では、バットレス部16にタイヤ周方向Sに沿って延びる凹溝24が形成されている。そして、複数の主溝19、20のうち最もタイヤ幅方向Hの外側に位置し、かつショルダーリブ22におけるタイヤ幅方向Hの内側部分を区画する外側主溝20の底面20aは、凹溝24におけるタイヤ径方向Kの外方端24aよりもタイヤ径方向Kの内方に位置している。また、凹溝24におけるタイヤ幅方向Hの内方に向けた凹み量Aは、ショルダーリブ22のタイヤ幅方向Hにおける大きさWの4%以上8%以下となっている。さらに、凹溝24の前記凹み量Aは、この凹溝24のバットレス部16における開口幅Fの15%以上30%以下となっている。また、凹溝24におけるタイヤ径方向Kの外方端24aとトレッド部14のタイヤ幅方向Hにおける両端14aとのタイヤ径方向Kにおける距離Cは、外側主溝20の底面20aからのショルダーリブ22の突出高さTの50%以上100%未満となっている。さらに、凹溝24のバットレス部16における開口幅Fは、ビード部の内周面と、トレッド部14の外周面においてタイヤ赤道部上に位置する部分とのタイヤ径方向Kにおける距離(断面高さ)の4%以上7%以下となっている。なお、凹溝24のタイヤ幅方向Hに沿った縦断面視形状は単一の円弧となっている。
そして、本実施形態では、ショルダーリブ22のせん断剛性に対するセカンドリブ21のせん断剛性の比率が0.80以上0.93以下となっている。
せん断剛性は下記式から算出される。
W×L3/T3/(1+3.9×L2/T2)×E
ただし、Wは、リブのタイヤ幅方向Hにおける大きさ(幅)、Lは、リブのタイヤ周方向Sにおける大きさ(接地長さ)、Tは、外側主溝20の底面20aからのリブのタイヤ径方向Kの外側に向けた突出高さ(高さ)、Eは、トレッド部14を形成するゴム材料のヤング率をそれぞれ表している。なお、前記リブの接地長さは、このタイヤ10を正規条件下で平坦路面に静的に置いたときに接地面内に位置するリブのタイヤ周方向Sにおける全長をいう。
ここで、前記正規条件とは、荷重および内圧をそれぞれ、下記規格に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)、およびこれに対応する空気圧とし、リムを、下記規格に記載されている適用サイズにおける標準リム(または“Approved Rim”,“Recommended Rim”)にすることを意味する。
また、前記平坦路面とは理想的な平滑路面を意味する。
また、前記規格は、タイヤが製造または使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では“The Tire and Rim Association Inc.”の“Year Book”であり、欧州では“The European Tire and Rim Technical Organization”の“Standards Manual”であり、日本では日本自動車タイヤ協会の“JATM A Year Book”で規定されている。
さらに本実施形態では、セカンドリブ21には、そのタイヤ幅方向Hの両端からタイヤ幅方向Hの内側に向かうに従い漸次タイヤ周方向Sにおける一方側に向けて延在し、かつトレッド部14の外周面をタイヤ径方向Kの外側から見た平面視形状がV字状とされた湯溝17が形成されている。この湯溝17によって、セカンドリブ21はタイヤ周方向Sに分割されている。また、湯溝17は、タイヤ周方向Sに等間隔をあけて複数形成されている。
このように分割されたセカンドリブ21全体のせん断剛性は、湯溝17によってタイヤ周方向Sで分割された部分ごとのせん断剛性をそれぞれ前述の式から算出し、これらの各算出値の逆数同士を足し合わせて得られた数値の逆数から求められる。
また、前述のようにV字状をなす湯溝17を構成する2つの直線部分17a、17bのうち、タイヤ幅方向Hの外側に位置する外側直線部分17bのタイヤ幅方向Hに対する傾斜角度θは、タイヤ幅方向Hの内側に位置する内側直線部分17aのタイヤ幅方向Hに対する傾斜角度よりも小さく、例えば15°以下となっている。さらに、内側直線部分17aの方が外側直線部分17bよりも長くなっている。また、湯溝17が形成されたタイヤ周方向Sの位置は、タイヤ幅方向Hの両側に位置するセカンドリブ21ごとで互いに異なっている。さらに、前記2つの直線部分17a、17bが、セカンドリブ21におけるタイヤ幅方向Hの両端からタイヤ幅方向Hの内側に向かう(互いに近づく)タイヤ周方向Sは、タイヤ幅方向Hの両側に位置するセカンドリブ21ごとで互いに反対向きとなっている。
以上説明したように、本実施形態による重荷重用空気入りタイヤ10によれば、ショルダーリブ22のせん断剛性に対するセカンドリブ21のせん断剛性の比率が0.80以上0.93以下となっているので、ショルダーリブ22及びセカンドリブ21双方の耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図ることができる。特に本実施形態では、タイヤとしてショルダーリブ及びセカンドリブの偏摩耗が問題となりやすい重荷重用空気入りタイヤ10を採用しており、前述の長寿命化が効果的に期待できる。
さらに、セカンドリブ21に前記平面視形状がV字状の湯溝17が形成されているので、セカンドリブ21のせん断剛性が低下するのを抑えつつ、トレッド部14に良好な排水性能を具備させることができる。
また本実施形態では、V字状をなす湯溝17を構成する2つの直線部分17a、17bのうち、タイヤ幅方向Hの外側に位置する外側直線部分17bのタイヤ幅方向Hに対する傾斜角度θが、タイヤ幅方向Hの内側に位置する内側直線部分17aのタイヤ幅方向Hに対する傾斜角度よりも小さくなっているので、湯溝17を形成したことによってセカンドリブ21におけるタイヤ幅方向Hの外側部分のせん断剛性が低下するのを抑制することが可能になり、リブパンチウェアの発生を防ぐことができる。
さらに本実施形態では、外側直線部分17bの方が内側直線部分17aよりも長さが短くなっているので、セカンドリブ21におけるタイヤ幅方向Hの外側部分のせん断剛性が低下するのを確実に抑制することができる。
また、凹溝24の凹み量Aが、ショルダーリブ22のタイヤ幅方向Hにおける大きさWの4%以上8%以下とされ、さらに、この凹み量Aが、凹溝24の開口幅Fの15%以上30%以下となっているので、この凹溝24によって、ショルダーリブ22におけるタイヤ幅方向Hの外方端部に作用する接地圧を良好かつ確実に低減することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、凹溝24として、前記縦断面視形状が単一の円弧となっている構成を示したが、2つ以上の平面若しくは曲面により凹溝を画成してもよいし、または平面と曲面とを組み合わせて凹溝を画成してもよい。さらに、凹溝24は、バットレス部16に、タイヤ周方向Sの全周にわたって連続して延在させて形成してもよいし、あるいはタイヤ周方向Sの全周にわたって断続的に形成してもよい。
また、セカンドリブ21に湯溝17を形成しなくてもよいし、この湯溝の形状は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
次に、以上説明した作用効果についての検証試験を実施した。この試験に際し、実施例1から3及び比較例1から4の計7種類の重荷重用空気入りタイヤを採用した。
まず、これらの重荷重用空気入りタイヤの各構成の共通点について説明する。
トレッド部の外周面においてタイヤ赤道部を除いた位置にタイヤ幅方向に間隔をあけて4つの主溝を形成することにより、このトレッド部の外周面を、タイヤ赤道部上に位置するセンターリブと、タイヤ幅方向の両端部に位置するショルダーリブと、これらショルダーリブとセンターリブとの間に位置するセカンドリブと、に区画した。
また、トレッド部全体におけるタイヤ幅方向の大きさは234mmとし、前記4つの主溝の各深さは15.8mmとした。そして、各重荷重用空気入りタイヤのサイズは全て295/80R22.5とし、8.25×22.5のリムを用い、内圧を850kPaかけた。
また、セカンドリブに、図2で示したような、タイヤ幅方向の両端からタイヤ幅方向の内側に向かうに従い漸次タイヤ周方向における一方側に向けて延在し、かつトレッド部の外周面をタイヤ径方向の外側から見た平面視形状がV字状とされた湯溝(溝幅3mm、深さ4mm、タイヤ周方向で隣り合う湯溝同士の間隔36.7mm)を形成した。
また、バットレス部にタイヤ周方向に沿って延びる凹溝を形成した。この凹溝は、ビード部の内周面からタイヤ径方向の外側に241mm離れた位置に形成し、また凹溝のバットレス部における開口幅は、前記断面高さの4.2%(10mm)とし、さらに凹溝のタイヤ幅方向の内方に向けた凹み量は、凹溝の前記開口幅の30%(3mm)とした。
さらに、前述のようにV字状をなす湯溝を構成する2つの直線部分のうち、タイヤ幅方向の外側に位置する外側直線部分のタイヤ幅方向に対する傾斜角度を15°とした。
次に、前記7種類の重荷重用空気入りタイヤのセカンドリブ及びショルダーリブそれぞれにおける前述した幅W、接地長さL及び高さTをそれぞれ、表1に示すように設定し、前記7種類の重荷重用空気入りタイヤそれぞれにおけるショルダーリブのせん断剛性に対するセカンドリブのせん断剛性の比率を、表1に示すように設定した。つまり、実施例1から3では、前記比率を0.80以上0.93以下とし、比較例1及び2では、前記比率を0.80よりも小さくし、比較例3及び4では、前記比率を0.93よりも大きくした。
そして、以上の各重荷重用空気入りタイヤを車両に装着して、テストコース上を50,000km走行させた後に、セカンドリブおよびショルダーリブを観察し、セカンドリブ内で偏摩耗により段差が生じているか否か、および段差が生じていた場合にはその段差量を測定し、また、ショルダーリブにおけるタイヤ幅方向の外方端部に摩耗が生じているか否か、および摩耗が生じていた場合にはその幅を測定した。
Figure 2009173265
この結果、表1に示されるように、セカンドリブの前記段差については、比較例1及び2では生じているのに対し、実施例1から3と比較例3及び4とでは生じていないことが確認された。
次に、ショルダーリブの前記摩耗については、実施例1から3及び比較例1から4で生じているものの、その幅の大きさは、実施例1から3が比較例3及び4よりも小さく抑えられており、比較例1、2及び実施例1から3が一般的な許容範囲内にあることが確認された。
以上より、実施例の重荷重用空気入りタイヤでは、ショルダーリブ及びセカンドリブ双方の耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図ることができることが確認された。
ショルダーリブ及びセカンドリブ双方の耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ全体としての摩耗に対する長寿命化を図ることができる。
本発明に係る一実施形態として示した重荷重用空気入りタイヤのタイヤ幅方向に沿う一部拡大縦断面図である。 図1に示す重荷重用空気入りタイヤのトレッド部の平面図である。
符号の説明
10 重荷重用空気入りタイヤ(タイヤ)
14 トレッド部
14a 両端
16 バットレス部
17 湯溝
19、20 主溝
21 セカンドリブ
22 ショルダーリブ
24 凹溝
A 凹溝におけるタイヤ幅方向の内方に向けた凹み量
W ショルダーリブのタイヤ幅方向における大きさ
F 凹溝のバットレス部における開口幅
H タイヤ幅方向
K タイヤ径方向
S タイヤ周方向

Claims (4)

  1. トレッド部の外周面に、タイヤ周方向に沿って延びる主溝がタイヤ幅方向に間隔をあけて複数形成され、これらの主溝によって、タイヤ幅方向の両端部に位置するショルダーリブ、およびこれらのショルダーリブに前記主溝を介してタイヤ幅方向の内側から隣接するセカンドリブが区画されたタイヤであって、
    前記トレッド部におけるタイヤ幅方向の両端からタイヤ径方向の内方に向けて延びるバットレス部には、タイヤ周方向に沿って延びる凹溝が形成されているとともに、
    前記ショルダーリブのせん断剛性に対する前記セカンドリブのせん断剛性の比率が0.80以上0.93以下とされていることを特徴とするタイヤ。
  2. 請求項1記載のタイヤであって、
    前記セカンドリブには、そのタイヤ幅方向の両端からタイヤ幅方向の内側に向かうに従い漸次タイヤ周方向における一方側に向けて延在し、かつトレッド部の外周面をタイヤ径方向の外側から見た平面視形状がV字状とされた湯溝が形成されていることを特徴とするタイヤ。
  3. 請求項1または2に記載のタイヤであって、
    前記凹溝におけるタイヤ幅方向の内方に向けた凹み量は、前記ショルダーリブのタイヤ幅方向における大きさの4%以上8%以下となっていることを特徴とするタイヤ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤであって、
    前記凹溝の前記凹み量は、この凹溝のバットレス部における開口幅の15%以上30%以下となっていることを特徴とするタイヤ。
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