JP2009163898A - ビルトイン型ih調理器 - Google Patents

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Takanobu Sugioka
孝伸 杉岡
Hiroki Yoshida
裕樹 吉田
Masahiro Inukai
正浩 犬飼
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Abstract

【課題】静電容量式のタッチキー25を備えたビルトイン型IH調理器において、タッチキー25の誤動作が生じないようにしたものが望まれていた。
【解決手段】操作パネル27の下面に電極基板42を配置し、電極基板42の下方に表示回路基板50を設ける。そして、表示回路基板50から所定の間隔をあけて下方にフレキシブル配線基板44を配線する。フレキシブル配線基板44が表示回路基板50から所定の離間状態を維持するように、フレキシブル配線基板44を支持体46で支持する。支持体46には、フレキシブル配線基板44を下面側に沿わせて案内するための横長支持部47およびフレキシブル配線基板を横長支持部47の下面に当接させた状態を維持するための複数の係止爪48が備えられている。また、横長支持部47には、その長さ方向に交差方向へ突出する突部54が備えられている。
【選択図】図11

Description

この発明は、キッチンキャビネットにビルトインされるビルトイン型IH調理器に関する。
従来より、キッチンキャビネットにビルトインされるビルトイン型IH調理器が知られている。たとえば、特許文献1に記載のビルトイン型IH調理器は、トッププレート(天板に相当する)が露出されるようにキッチンキャビネットに組み込まれる。
特許文献1に記載のビルトイン型IH調理器には、前面右側に操作部9が設けられ、操作部9には複数の操作スイッチ26と複数の表示器27とが備えられている。(特許文献1の段落[0021]、図2参照)
また、表示器27は、ガラス製のトッププレートの前縁に配置される構成も示されている。(特許文献1の図2、図3参照)
特開2002−39546号公報
特許文献1に記載のビルトイン型IH調理器では、前面に操作部9が設けられており、そこに複数の操作スイッチ26が配置されているため、操作スイッチ26が何のスイッチであるかを確認するためには、ユーザは屈んで操作スイッチ26を見なければならず、操作スイッチ26の操作がしにくいという課題がある。
そこで、IH調理器においては、たとえば天板の前縁に、静電容量式のタッチキーを設け、上方からタッチキーを操作するようにしたものが提案されている。
ところで、静電容量式のタッチキーは、メンブレン式の押圧キー(シートスイッチ)と比べて耐久性はあるが、信頼性が劣るという課題がある。なぜなら、静電容量式のタッチキーは、ユーザが触れたときの静電容量の微小な変化を検出し、その静電容量の微小な変化を制御部等へ伝達するための配線回路が備えられているが、配線回路が長い場合は配線回と周囲の部材との間の静電容量がノイズとして加わり、微小な静電容量変化を正しく制御部へ伝達することができないという課題がある。
特に、IH調理器において、操作パネルとして厚みのあるガラス板が使用されている場合、ガラス板に操作者が手指を触れた際にガラス板を介して微小な静電容量変化を検出しなければならず、検出された静電容量変化が配線基板を伝わる間に、配線基板と周囲の部材との間の静電容量が変化して、ノイズが加わりやすいという課題があった。
この発明は、このような背景のもとになされたもので、静電容量式のタッチキーを備えたビルトイン型IH調理器であって、タッチキーの誤動作が生じないように配線構造が改善されたビルトイン型IH調理器を提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、静電容量変化を取り出すための電極と、電極により取り出された静電容量変化を処理信号に変換処理するための処理基板との間を接続するフレキシブル配線基板の配置構造が改造されたビルトイン型IH調理器を提供することを他の目的とする。 この発明は、さらに、操作パネルに備えられた操作ダイヤルが、水やごみ等の侵入しにくい構造とされ、故障が生じにくいビルトイン型IH調理器を提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、キッチンキャビネットに形成された開口に上方から挿入され、前方部がキッチンキャビネットに備えられたステーに保持されるビルトイン型IH調理器であって、被加熱物を収容した調理容器が載置される天板と、前記天板の下側に配置され、天板に載置された調理容器を加熱するための加熱コイルと、前記天板の前縁に沿って、上面が水平に横方向に延びるように設けられた横長の操作パネルと、前記操作パネルの周囲を囲う枠体と、前記操作パネルの下面に配置され、前記操作パネルの上面に操作者が触れることによる静電容量変化を取り出すための電極と、前記操作パネルの下面に、前記電極に隣接して設けられた表示部と、前記表示部の下方に配置され、表示部に表示を行わせるための表示回路基板と、前記操作パネルの下方であって、前記電極から横方向へ離れた位置に設けられ、前記電極が取り出す静電容量変化をデジタル信号に変換し、前記加熱コイルを駆動するための制御部へ出力するための処理基板と、前記電極が取り出す静電容量変化を電極の下方であって、前記表示回路基板より低い位置まで導き、かつ、その低い位置で横方向へ導いて前記処理回路へ与えるためのフレキシブル配線基板と、前記フレキシブル配線基板を支持する樹脂製の支持体であって、前記低い位置で横方向へ延び、前記フレキシブル配線基板と前記操作パネルおよび表示回路基板との間を所定の離間状態に維持する横長支持部を含む支持体と、を備えたことを特徴とするビルトイン型IH調理器である。
請求項2記載の発明は、キッチンキャビネットに形成された開口に上方から挿入され、前方部がキッチンキャビネットに備えられたステーに保持されるビルトイン型IH調理器であって、被加熱物を収容した加熱調理容器が載置される天板と、前記天板の下側に配置され、天板に載置された調理容器を加熱するための加熱コイルと、前記天板の前縁に沿って、上面が水平に横方向に延びるように設けられた横長の操作パネルと、前記操作パネルの周囲を囲う枠体と、前記操作パネルの下面に配置され、前記操作パネルの上面に操作者が触れることによる静電容量変化を取り出すための電極と、前記操作パネルの下方であって、前記電極から横方向へ離れた位置に設けられ、前記電極が取り出す静電容量変化をデジタル信号に変換し、前記加熱コイルを駆動するための制御部へ出力するための処理基板と、前記電極が取り出す静電容量変化を電極の下方の低い位置まで導き、かつ、その低い位置で横方向へ導いて前記処理基板へ与えるためのフレキシブル配線基板と、前記フレキシブル配線基板を支持する樹脂製の支持体であって、前記低い位置で横方向へ延び、前記フレキシブル配線基板と前記操作パネルとの間を所定の離間状態に維持する横長支持体を含む支持体と、を備えたことを特徴とするビルトイン型IH調理器である。
請求項3記載の発明は、キッチンキャビネットに形成された開口に上方から挿入され、前方部がキッチンキャビネットに備えられたステーに保持されるビルトイン型IH調理器であって、被加熱物を収容した調理容器が載置される天板と、前記天板の下側に配置され、天板に載置された調理容器を加熱するための加熱コイルと、前記天板の前縁の下面に配置され、前記天板の前縁上面に操作者が触れることによる静電容量変化を取り出すための電極と、前記天板の下方であって、前記電極から横方向へ離れた位置に設けられ、前記電極が取り出す静電容量変化をデジタル信号に変換し、前記加熱コイルを駆動するための制御部へ出力するための処理基板と、前記電極が取り出す静電容量変化を電極の下方の低い位置まで導き、かつ、その低い位置で横方向へ導いて前記処理基板へ与えるためのフレキシブル配線基板と、前記フレキシブル配線基板を支持する樹脂製の支持体であって、前記低い位置で横方向へ延び、前記フレキシブル配線基板と前記天板との間を所定の離間状態に維持する横長支持部を含む支持体と、を備えたことを特徴とするビルトイン型IH調理器である。
請求項4記載の発明は、前記支持体は、上側に上側空間を確保するために突出するリブを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項5記載の発明は、前記枠体は金属で形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項6記載の発明は、前記操作パネルは、キッチンキャビネットへの組み込み完了時に前記ステーの上に配置される構成であり、配置時に、前記横長支持部は前記ステーの上面と対向する位置になり、前記支持体は、前記ステーの上面と前記横長支持部とを所定の離間状態に維持するために、横長支持部から下方へ突出する突起を有することを特徴とする、請求項1、2または5記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項7記載の発明は、前記枠体は、操作パネルの下方を覆う金属製底板を含むことを特徴とする、請求項5記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項8記載の発明は、前記支持体は、金属製底板との間を所定の離間状態に保つために、前記横長支持体から下方へ突出する突起を有することを特徴とする、請求項7記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項9記載の発明は、前記横長支持部は、前記枠内の下方前側において、前記フレキシブル配線基板を支持することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項10記載の発明は、前記操作パネルは、前記天板より一段高い位置に設けられていることを特徴とする、請求項1、2または5記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項11記載の発明は、前記操作パネルには、回転式操作部が設けられていて、回転式操作部は、前記操作パネルを上下に貫通する孔から上方へ突出する回転軸と、前記孔の周囲を覆うように、前記操作パネルの上面に配置された水封シールド環と、前記回転軸の周囲を囲み、かつ、前記水封シールド環を覆うように設けられた環状のつまみ土台と、前記つまみ土台を介在させ、回転軸の上端に取り付けられた操作ダイヤルと、を有することを特徴とする、請求項1、2または5記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項1記載の発明によれば、フレキシブル配線基板は、横方向へ静電容量変化を導くために延びているが、その部分は支持体の横長支持部で支持されている。よってフレキシブル配線基板が横方向に長くても、途中で上下に撓みにくく、その上方に位置する操作パネルおよび表示回路基板と近接したり、離れたりすることなく、操作パネルおよび表示回路基板と所定の離間状態を維持することができる。よって、操作パネルや表示回路基板からのノイズ(静電容量変化)を受けにくい構造とでき、正しく静電容量変化を処理基板へ伝達することができる。
また、操作パネルは、被加熱物を収容した調理容器が載置される天板とは別体で構成されており、操作パネルが天板から静電容量的影響を受けにくい。
なお、天板および操作パネルを、共に、ガラス板で構成すれば、IH調理器の表面をガラス製のデザインで統一でき、デザイン的に優れたものとなる。
さらに、操作パネルの周囲は枠体で覆われているため、操作パネルの堅牢さが強調されている。この場合において、枠体を金属で形成した場合、操作パネル内に外部からの静電容量的影響が侵入しにくいという利点を生じる。
請求項2記載の発明も、請求項1記載の発明と同様、操作パネルの下方で横方向に延びるフレキシブル配線基板が、支持体の横長支持部で支持されており、上下に撓みにくく、操作パネルとの間を所望の間隔(離間状態)に保つことができ、操作パネルからの静電容量的影響がフレキシブル配線基板に加わるのを防止できる。
請求項3記載の発明によれば、天板の前縁が操作パネルとして機能するように構成されている。すなわち、天板の前縁の上面に操作者が触れることにより、静電容量変化を検出できるようにされている。
このような請求項3記載のビルトイン型IH調理器であっても、天板の前縁下方に横方向に延びるフレキシブル配線基板は、支持体の横長支持部で支持されているから、天板との間が所定の離間状態に維持されており、横方向に延びるフレキシブル基板に天板等からの静電容量的影響が加わることを防止できる。
請求項4記載の発明によれば、支持体にはリブが備えられているから、リブにより、支持体の上側に上側空間を確実に確保でき、前述の離間状態を保てる。
請求項5記載の発明によれば、枠体を金属で形成することにより、枠体内に外部ノイズが入りにくくできる。また、デザイン的に操作パネル周りを高級感のある構成とすることができる。
請求項6記載の発明によれば、ビルトイン型IH調理器がキッチンキャビネットに備えられたステーに保持されたときに、そのステーの上に操作パネルが配置される構成であっても、操作パネル内のフレキシブル配線基板に対してステーからのノイズが乗ることがなく、静電容量変化を正確に検出できる、誤動作のないビルトイン型IH調理器とすることができる。
請求項7記載の発明によれば、枠体は操作パネルの下方を覆う金属底板を含んでおり、下方からのノイズが操作パネル方向へ流入するのを防止することができる。また、操作パネル部の強度を確保することができる。
請求項8記載の発明によれば、金属製底板とフレキシブル配線基板との間が所定の離間状態に保たれるので、金属製底板を通してフレキシブル配線基板に静電容量的影響が加わるのを防止できる。
請求項9記載の発明によれば、フレキシブル配線基板はビルトイン型IH調理器の前方寄りに配置されるため、フレキシブル配線基板が加熱コイルの生じる電磁ノイズ等の影響を受けにくい。
請求項10記載の発明によれば、操作パネルを天板よりも一段高い場所に設けたことにより、加熱ヒータから操作部への熱伝導を低減することができ、操作パネルが熱くなったりするのを防止できる。また、調理時において、調理容器からの吹きこぼれが操作パネルにまで達することを防止でき、操作ダイヤルが設けられている場合に、こぼれた液体が操作ダイヤル内に侵入するのを防止できる。
また、調理容器がIH調理器の前方へ滑ったり、前方から滑り落ちるのを防止することができる。
請求項11記載の発明によれば、回転式の操作ダイヤルが備えられている場合に、その操作ダイヤルの回転軸と操作パネルに形成された孔との間から内部へ水やごみが侵入するのを確実に阻止することができる。
以下では、この発明の一実施形態に係る加熱調理器1を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、加熱調理器1を正面右上から見た斜視図である。図1の説明では、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(以下同様)。ここで、前側と正面側とは同じであり、後側と背面側とは同じであり、左右方向と幅方向とは同じである。
この実施形態に係る加熱調理器1は、キッチンキャビネット(図示せず)にビルトインされる、いわゆるビルトイン型の誘導加熱調理器(IH調理器)である。図1に示すように、加熱調理器1は、その外殻をなすケーシング2を備えている。
ケーシング2は、平面視においてやや幅広の矩形状であり、かつ、上下方向にやや薄いボックス形状である。ケーシング2は、その主たる部分をなすフレーム3と、フレーム3の上面に設けられた天板4とを有している。
フレーム3は、ケーシング2とほぼ同じ大きさで中空のボックス形状であり、その前側上端部は、幅方向全域に亘って、左側面視で略L字形状に窪んでおり、組み付け部5とされる。組み付け部5は、キッチンキャビネットに設けられた位置決めバー(図示せず)に嵌まり、これにより、加熱調理器1がキッチンキャビネットに組み付けられる。
天板4は、ガラス製であって、ケーシング2の上面をなし、平面視で矩形の薄板状に形成されており、フレーム3の上面を覆っている。
天板4の後縁部の左右には、フレーム3の内部に連通する切欠きがそれぞれ設けられており、左側の切欠きは、左通風口20とされ、右側の切欠きは、右通風口21とされる。左通風口20および右通風口21のそれぞれは、左カバーおよび右カバーとしてのカバー22によって上から覆われている。カバー22は、格子状に形成されているので、左通風口20および右通風口21は、カバー22によって覆われた状態であっても、外部に連通している(通気性を有している)。つまり、カバー22は、左通風口20および右通風口21のそれぞれを通風可能にカバーしている。
フレーム3では、天板4の下側かつ組み付け部5の後側に上側空間6が形成されている。上側空間6、すなわち天板4の下側には、前方左右と後方中央との合計3箇所の位置に、誘導加熱コイルがそれぞれ配置されており、各誘導加熱コイルは、それぞれの位置に応じて、左加熱コイル7、右加熱コイル8、中央後加熱コイル9(図1参照)と区別される。左加熱コイル7および右加熱コイル8は、左右に並べて配置されている。中央後加熱コイル9は、左加熱コイル7および右加熱コイル8の間で、かつ、左加熱コイル7および右加熱コイル8の後側に配置されている。また、左加熱コイル7および右加熱コイル8の定格出力は、ともに相対的に大きく、たとえば3kWである。これに対し、中央後加熱コイル9の定格出力は、相対的に小さく、たとえば1.6kWである。
なお、図1に示すように、天板4の上面において、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9のそれぞれに一致する部分には、容器(金属鍋など)の載置位置を示すための環状の囲み線が、印刷などによって表示されている。各囲み線は、それぞれの位置に応じて、左囲み線10、右囲み線11、中央後囲み線12と区別される。左囲み線10は、左加熱コイル7に対応し、天板4の左側に位置している。右囲み線11は、右加熱コイル8に対応し、天板4の右側に位置している。中央後囲み線12は、中央後加熱コイル9に対応し、天板4の後側中央に位置している。
また、フレーム3内の上側空間6より下側の左領域には、前方へ引き出し可能なロースター17が配置されている。ロースター17内には、ヒータが設けられており、ロースター17内に収容された被加熱物は、ヒータによって加熱される。
なお、上側空間6の下側の右領域には、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9を制御する制御回路基板およびその制御回路基板の後方に位置する送風装置19が配置されている。
天板4の前縁には、左右方向に延びるように、天板4に比べて一段上側へ突き出た操作部24が取り付けられている。操作部24は、組み付け部5の上方に位置している。操作部24の上面には操作パネル27が設けられ、このパネルの左3分の1の領域に、キー入力部25L、表示部26L、操作ダイヤル(つまみ入力部)23Lが、左から右に並ぶように配置されている。また、操作パネル27の左右方向中央の3分の1の領域にはキー入力部25C、表示部26C、操作ダイヤル(つまみ入力部)23Cが、左から右に並ぶように配置されている。さらに、操作パネル27の右3分の1の領域には、キー入力部25R、表示部26Rおよび操作ダイヤル(つまみ入力部)23Rが、左から右に並ぶように配置されている。キー入力部25L、表示部26Lおよび操作ダイヤル23Lは、左加熱コイル7によって加熱する調理容器を載置する位置を表わす天板4に表記された左囲み線10に対応づけて設けられており、左加熱コイル7による加熱調理に必要な信号の入力表示部である。キー入力部25C、表示部26Cおよび操作ダイヤル23Cは、中央後加熱コイル9による加熱調理に必要な信号の入力表示部であり、中央後囲み線10に対応づけた位置、すなわち中央後囲み線12の前側に配置されている。キー入力部25R、表示部26Rおよび操作ダイヤル23Rは、右加熱コイル8による加熱調理に必要な信号の入力表示部であり、右囲み線11に対応づけた前方右位置に配置されている。
図2は、操作部24の平面図である。図2を参照して、操作部24の上面である操作パネル27に備えられた入力部および表示部の構成についてより詳細に説明する。
キー入力部25Lは、操作パネル27の下面に配置された静電容量変化を検出するための電極を有し、操作パネル27の上面にユーザが指を触れると電極の静電容量が変化をするので、その変化を入力信号として利用する静電容量式のタッチキーによって構成されている。キー入力部25Lには、「ON/OFF」「TIMER」「MENU」という3種類のタッチキーが横方向に配列されている。これらタッチキーの表面にユーザの指が触れると、静電容量の変化が検出されて、信号が入力される。すなわち、左加熱コイル7(図1参照)のオンおよびオフの切り換え、タイマー設定時間の入力およびメニュー選択信号の入力ができる。
キー入力部25Lの右隣に隣接された表示部26Lには、左加熱コイル7の火力を表わす横方向に複数の発光部が配列されたバー状の火力表示、「揚げ物」「炒め物」「保温」「少量油」というのメニュー表示、「3kW」という最大出力表示、「8:88」というタイマー時間表示が備えられている。
表示部26Lの右側には操作ダイヤル(つまみ)23Lが設けられている。操作ダイヤル23Lは、操作パネル27の表面から上方へ突出する平面視円形の円柱状のつまみである。操作ダイヤル23Lが回転操作されることにより、操作パネル27の下側に設けられ、操作ダイヤル23Lに連結されたボリュームエンコーダが回転して加熱情報(どの程度の火力で調理を行うか)および調理の開始信号を出力する。出力される加熱情報および開始信号は制御部へ与えられる。
操作パネル27の右3分の1の領域に設けられたキー入力部25R、表示部26Rおよび操作ダイヤル23Rは、上述した左3分の1の領域に設けられたキー入力部25L、表示部26Lおよび操作ダイヤル23Lの構成と同じ構成である。
操作パネル27の中央3分の1の領域に設けられたキー入力部25C、表示部26Cおよび操作ダイヤル23Cの構成は、キー入力部25Cは、キー入力部25L、25Rと同じであるが、表示部26Cが多少異なっている。これは、表示部26Cが表示する中央後加熱コイル6(図1参照)の出力が1.6kWと定格が小さいので、それに合わせて表示内容を変えているからである。なお、操作ダイヤル23Cは、左右の操作ダイヤル23L、23Rと比べてやや小振りになっているが、機能は同じである。
図3は、加熱調理器1の平面図で、左囲み線10の載置領域にフライパン30が載置された状態の平面図である。図4は、図3の右側面図である。
図3および図4を参照して、操作ダイヤル23Lの配置位置は、前方から見て、天板4の調理容器載置位置である左囲み線10の中心から右側へ距離Aずれた位置に設けられている。
同様に、中央後囲み線12に対応した操作ダイヤル23Cは、前方から見て、天板4の調理容器載置位置である中央後囲み線12の中心から右側へ距離Aずれた位置に設けられている。さらに、右囲み線11に対応する操作ダイヤル23Rは、前方から見て、天板4の調理容器載置位置である右囲み線11の中心から右側へ距離Aずれた位置に設けられている。
この結果、フライパン30をたとえば左囲み線10上に載置したとき、その柄31が加熱調理器1の前方へ延び出していても、操作ダイヤル23Lが左囲み線10の中央から右側へ距離Aずれた位置にあるため、柄31と干渉することがない。
すなわち、図4に示すように、水平方向の高さだけを見ると、操作ダイヤル23L、23C、23Rの高さは、天板4上に載置されたフライパン30の柄31と干渉し得る高さになっている。しかしながら、図3の平面視で表わされるように、各操作ダイヤル23L、23C、23Rは、調理容器載置位置の中心から横にずれた位置に配置されているから、調理容器のたとえば柄等と干渉することなく、調理容器が載置された状態で、操作がしづらい等の問題はない。
図5は、操作部24の右端部分の分解斜視図である。操作部24は、金属製(たとえばアルミニウム製)の枠体28を有しており、枠体28の上面にガラス製の操作パネル27が配置されている。操作パネル27には回転式操作部(つまみ入力部)を設けるために貫通孔32が形成されている。そして貫通孔32からは、操作パネル27の下方、すなわち枠体28内に配置されるボリュームエンコーダ34の回転軸35が上方へ突出する。そして、突出した回転軸35の周囲を囲むように、貫通孔32の周縁部に水封シールド環36が配置される。そしてその上につまみ土台37が設けられる。つまみ土台37は、たとえば樹脂で成形されており、回転軸35の周囲(より具体的には回転軸35の根元部35Bの周囲を囲み、かつ、貫通孔32の周縁部に載置された水封シールド環36を覆う形状をした環状部材である。この実施形態では、このつみ土台37および水封シールド環36を設けたことにより、操作パネル27の上面から貫通孔32を通って操作パネル27の下面、すなわち枠体28内へ水や埃が侵入することを防止できる。
つまみ土台37には、また、回転軸35の周囲を一定間隔あけて取り囲むように立ち上がった円筒壁37Fが備えられている。
枠体28の上に操作パネル27がセットされ、ボリュームエンコーダ34の回転軸35が貫通孔32から上方へ突出して、貫通孔32の周縁部に水封シールド環36が配置され、その上からつまみ土台37がセットされた後、回転軸35にワッシャ38が嵌められてナット39が螺合されることにより、枠体28に対するボリュームエンコーダ34、操作パネル27、水封シールド環36およびつまみ土台37の取り付けが完了する。そして回転軸35の上端部に操作ダイヤル23が嵌められる。
図6は、組み立てられた状態の回転式操作部(つまみ入力部)の縦断面図であり、図5に示す構成要素と同一部分には同一番号が付されている。図6に示されるように、操作パネル27に形成された貫通孔32の上面周囲には水封シールド環36が配置されており、しかも水封シールド環36はつまみ土台37で覆われているので、操作パネル27の上面から貫通孔32へ水や埃が侵入できない構造となっていることがわかる。
また、つまみ土台37には円筒壁37Fが備えられているから、操作ダイヤル23とつまみ土台37との隙間から水や埃が侵入しようとした場合、円筒壁37Fを乗り越えて侵入しなければならず、侵入しにくい構造であることがわかる。
図7は、静電容量式のタッチキーの要部構成を示す図解的な縦断面図である。
ガラス製の操作パネル27の下面27Dには、電極(タッチキー電極)41が配置されている。電極41は、電極基板42の上面所定位置に所定領域を有するように設けられている。そして操作パネル27の下面27Dに密着するように配置される。この状態で、操作パネル27の上面27Uの電極41に対応する位置にユーザの指が触れると、電極41は、静電容量変化を検出することができる。
この実施形態では、操作パネル27は、厚みAがたとえば4mmのガラス板が採用されている。よって電極41は、厚みA=4mmのガラス板(操作パネル)27を隔ててユーザの指が触れたことに基づく微小な静電容量変化を取り出す。
図8は、操作部24(図1、図2参照)に内蔵されている3つの電極基板42L、42C、42Rと、各電極基板42L、42C、42Rから与えられる静電容量変化をデジタル信号に変換して出力するための処理基板43と、電極基板42L、42Rと処理基板43との間を接続しているフレキシブル配線基板44(44L、44R)と、電極基板42Cと処理基板43との間を接続しているフレキシブル配線基板45と、フレキシブル配線基板44および45を支持するための支持体46の配置との関係を表わす上側から見た斜視図(図8(A))、正面図(図8(B))および下側から見た斜視図(図8(C))である。
図8を参照して、処理基板43は、電極基板42Cの近傍下方に配置されており、電極基板42Cとの空間距離はさほど離れていない。一方、電極基板42Lおよび42Rは、操作パネル27(図2参照)の左側下面よび右側下面に設けられるため、電極基板42Cと横方向に一定の間隔をあけて配置されており、処理基板43とも距離が離れている。よって、電極基板42Lと処理基板43との間は横方向に延びる比較的長いフレキシブル配線基板44(44L)で電気的に接続されている。また、電極基板42Rと処理基板43との間も、横方向に延びる比較的長いフレキシブル配線基板44(44R)により電気的に接続されている。
フレキシブル配線基板44は、その名前の通り、可撓性があり所望の経路に沿わせて配線することのできる薄いシート状(リボン状)の配線基板である。それゆえ、横方向(水平方向)に長く延びる配線状態では、上下に撓み易いという特性がある。
一方、フレキシブル配線基板44は電極基板42Lおよび42Rで検出される微小な静電容量変化を伝達する電気配線であり、その周囲に回路基板が近接していたり、金属体が近接していたりした場合に、フレキシブル配線基板44は近接している配線基板や金属体との間で部分的な容量結合を生じる。容量結合により発生する浮遊容量は、電極基板42L、42Rにより検出された静電容量にノイズとして加わり、正確な静電容量変化を処理基板43へ伝達できない可能性がある。
そこでこの実施形態では、支持体46を設け、フレキシブル配線基板44、45、特に横方向に長手のフレキシブル配線基板44が撓んだり、配置位置が微妙に変化したりしないように構成されている。
より具体的には、支持体46は、電極基板42L、42R、42Cよりも低い位置で横方向に延びる横長支持部47(47L,47R)を有している。この横長支持部47によってフレキシブル配線基板44の横方向に延びる部分が所定位置に維持されるように支持されている。横長支持部47は、一体的に設けられた複数の係止爪48を有し、フレキシブル配線基板44は横長支持部47に沿って動かないように支持されている。つまり、フレキシブル配線基板44は、横長支持部47から浮き上がったり離れたりすることが防止されている。特にフレキシブル配線基板44は、フラットケーブルに比べて不所望に撓みにくく、横長支持部47によって安定に支持できる。
なお、図8(A)において、各電極基板42L、42C、42Rの上面に配列されているのが電極41である。
図9は、操作部24の分解斜視図であり、下側から見た状態で示されている。図9において、28は金属製(たとえばアルミニウム製)の枠体であり、27はガラス板でできた操作パネルである。23L、23C、23Rは操作ダイヤル、37はつまみ土台、36は水封シールド環を示している。また、34はボリュームエンコーダであり、これらについては図6を参照して説明した構成を有している。
また、電極基板42、処理基板43、フレキシブル配線基板44、45および支持体46に関する配置構成は、図8(特に図8(C)で説明した構成)と同じであり、同一部分には同一番号が付されている。
図9の分解斜視図からわかるように、各電極基板42L、42Cおよび42Rの右側には表示部26L、26C、26R(図2参照)に表示制御を行わせるための表示回路基板50L、50C、50Rが備えられている。表示回路基板50L、50C、50Rは部分的に導電性のある材料を有している。このため、組み立てられた状態において、表示回路基板50L、50C、50Rとフレキシブル配線基板44、45との間を所定の離間状態に維持する必要がある。
そこで、図10(操作部24を裏面側から見た図であり、下方が正面になっている。)に示すように、支持体46には横長支持部47の長さ方向に対して交差方向に所定の突出量を有する突部51が備えられている。突部51は横長支持部47と一体成形されている。突部51は、表示回路基板50(50C、50L)とフレキシブル配線基板44(44L)との間を所定の離間距離に維持するためのスペーサとして機能する。
さらに、支持体46の底面側には、フレキシブル配線基板44の周囲を囲むように下方へ張り出した囲みリブ52が備えられている。この囲みリブ52は突部51と相挨って、操作部24の下面側に金属板(たとえば鉄板)が取り付けられたとき、あるいは、操作部24が加熱調理器1に装着され、操作部24の下面がキッチンに備えられたステーの上面に沿って配置される際に、取り付けられる天板またはステーとフレキシブル配線基板44との間を所定の離間状態に維持することができる。
図11は、加熱調理器1に操作部24が組み合わされた状態の部分断面図である。図11において4は天板であり、天板4の前縁に沿って操作部24が取り付けられている。操作部24の枠体28の上に配置された操作パネル27は天板4よりも一段高い位置に設けられている。操作パネル27の下面には電極基板42が配置され、電極基板42の下方には表示回路基板50が備えられている。そして表示回路基板50から所定の間隔をあけて下方にフレキシブル配線基板44が配線されている。この所定の間隔(離間状態)を維持するために、フレキシブル配線基板44は支持体46で支持されている。支持体46にはフレキシブル配線基板44を下面側に沿わせて案内するための横長支持部47、フレキシブル配線基板44を横長支持部47の下面に当接させた状態を維持するための係止爪48が備えられている。また、横長支持部47には、その長さ方向に交差方向へ突出する突部51が備えられている。突部51により、表示回路基板50とフレキシブル配線基板44との間に所定の離間状態が維持されている。さらに、支持体46には囲みリブ52が備えられている。囲みリブ52と下方に突出した突部51とは、枠体28の下面側に取り付けられる金属カバー53に当接して、金属カバー53がフレキシブル配線基板44に近付きすぎないように、フレキシブル配線基板44と金属カバー53との間に所定の離間状態を維持する働きをする。
また図11からわかるように、フレキシブル配線基板44は、操作部24内で、天板4から離れた位置、すなわち前方寄りに配線されている。このため、フレキシブル配線基板44は、天板4の下側に備えられた加熱コイル7(8,9)からの電磁ノイズ等の影響を受けにくい。
なお、操作部24の操作パネル27は、天板4よりも一段高い位置にあり、天板4と操作パネル27との間には枠体28が介在しているため、天板4上に載置された調理容器が加熱により吹きこぼれ等を生じても、こぼれた汁が操作パネル27にかかったりすることはない。また、操作部24は天板4よりも一段高くされているので、天板4上に載置された調理容器が天板4の前方側(図11において左側)へ滑っても、操作部24で止められ、天板4の前方側から落ちたりするのを防止できる。
さらに、天板4と表示パネル27とを、共にガラス板で構成すれば、平面視において、天板4のガラス板と操作パネル27のガラス板とが調和されており、デザイン的に統一のとれた加熱調理器1とすることができる。さらに操作パネル27の周囲を囲む枠体28を金属製、たとえばアルミニウム製とすることにより、高級感のある意匠とすることができる。
なお、この発明は、電極41の静電容量変化を伝達するためのフレキシブル配線基板の配置構造に主たる特徴がある。それゆえ、この発明に係るフレキシブル配線基板44の配置構造は、天板4の前縁下面にタッチパネルを構成する電極を配置した構成、すなわち天板4の前縁の一部が操作パネル27として機能するような構成のビルトイン型IH調理器にも適用することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係る加熱調理器1を正面右上から見た斜視図である。 操作部24の平面図である。 加熱調理器1の平面図で、左囲み線10の載置領域にフライパン30が載置された状態の平面図である。 図3の右側面図である。 操作部24の右端部分の分解斜視図である。 組み立てられた状態の回転式操作部(つまみ入力部)の縦断面図である。 静電容量式のタッチキーの要部構成を示す図解的な縦断面図である。 フレキシブル配線基板44、45の配置構造を説明するための上側から見た斜視図(A)、正面図(B)および下側から見た斜視図(C)である。 下側から見た状態で示された操作部24の分解斜視図である。 操作部24を裏面側から見た図である。 加熱調理器1に操作部24が組み合わされた状態の部分断面図である。
符号の説明
1 加熱調理器
7、8、9 加熱コイル
23 操作ダイヤル(つまみ入力部)
24 操作部
25 キー入力部
26 表示部
27 操作パネル
28 枠体
36 水封シールド環
37 つまみ土台
40 制御部
41 電極
42 電極基板
43 処理基板
44(44L、44R)、45 フレキシブル配線基板
46 支持体
47 横長支持部
48 係止爪
50 表示回路基板
51 突部
52 囲みリブ

Claims (11)

  1. キッチンキャビネットに形成された開口に上方から挿入され、前方部がキッチンキャビネットに備えられたステーに保持されるビルトイン型IH調理器であって、
    被加熱物を収容した調理容器が載置される天板と、
    前記天板の下側に配置され、天板に載置された調理容器を加熱するための加熱コイルと、
    前記天板の前縁に沿って、上面が水平に横方向に延びるように設けられた横長の操作パネルと、
    前記操作パネルの周囲を囲う枠体と、
    前記操作パネルの下面に配置され、前記操作パネルの上面に操作者が触れることによる静電容量変化を取り出すための電極と、
    前記操作パネルの下面に、前記電極に隣接して設けられた表示部と、
    前記表示部の下方に配置され、表示部に表示を行わせるための表示回路基板と、
    前記操作パネルの下方であって、前記電極から横方向へ離れた位置に設けられ、前記電極が取り出す静電容量変化をデジタル信号に変換し、前記加熱コイルを駆動するための制御部へ出力するための処理基板と、
    前記電極が取り出す静電容量変化を電極の下方であって、前記表示回路基板より低い位置まで導き、かつ、その低い位置で横方向へ導いて前記処理回路へ与えるためのフレキシブル配線基板と、
    前記フレキシブル配線基板を支持する樹脂製の支持体であって、前記低い位置で横方向へ延び、前記フレキシブル配線基板と前記操作パネルおよび前記表示回路基板との間を所定の離間状態に維持する横長支持部を含む支持体と、
    を備えたことを特徴とするビルトイン型IH調理器。
  2. キッチンキャビネットに形成された開口に上方から挿入され、前方部がキッチンキャビネットに備えられたステーに保持されるビルトイン型IH調理器であって、
    被加熱物を収容した加熱調理容器が載置される天板と、
    前記天板の下側に配置され、天板に載置された調理容器を加熱するための加熱コイルと、
    前記天板の前縁に沿って、上面が水平に横方向に延びるように設けられた横長の操作パネルと、
    前記操作パネルの周囲を囲う枠体と、
    前記操作パネルの下面に配置され、前記操作パネルの上面に操作者が触れることによる静電容量変化を取り出すための電極と、
    前記操作パネルの下方であって、前記電極から横方向へ離れた位置に設けられ、前記電極が取り出す静電容量変化をデジタル信号に変換し、前記加熱コイルを駆動するための制御部へ出力するための処理基板と、
    前記電極が取り出す静電容量変化を電極の下方の低い位置まで導き、かつ、その低い位置で横方向へ導いて前記処理基板へ与えるためのフレキシブル配線基板と、
    前記フレキシブル配線基板を支持する樹脂製の支持体であって、前記低い位置で横方向へ延び、前記フレキシブル配線基板と前記操作パネルとの間を所定の離間状態に維持する横長支持体を含む支持体と、
    を備えたことを特徴とするビルトイン型IH調理器。
  3. キッチンキャビネットに形成された開口に上方から挿入され、前方部がキッチンキャビネットに備えられたステーに保持されるビルトイン型IH調理器であって、
    被加熱物を収容した調理容器が載置される天板と、
    前記天板の下側に配置され、天板に載置された調理容器を加熱するための加熱コイルと、
    前記天板の前縁の下面に配置され、前記天板の前縁上面に操作者が触れることによる静電容量変化を取り出すための電極と、
    前記天板の下方であって、前記電極から横方向へ離れた位置に設けられ、前記電極が取り出す静電容量変化をデジタル信号に変換し、前記加熱コイルを駆動するための制御部へ出力するための処理基板と、
    前記電極が取り出す静電容量変化を電極の下方の低い位置まで導き、かつ、その低い位置で横方向へ導いて前記処理基板へ与えるためのフレキシブル配線基板と、
    前記フレキシブル配線基板を支持する樹脂製の支持体であって、前記低い位置で横方向へ延び、前記フレキシブル配線基板と前記天板との間を所定の離間状態に維持する横長支持部を含む支持体と、
    を備えたことを特徴とするビルトイン型IH調理器。
  4. 前記支持体は、上側に上側空間を確保するために突出するリブを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器。
  5. 前記枠体は金属で形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載のビルトイン型IH調理器。
  6. 前記操作パネルは、キッチンキャビネットへの組み込み完了時に前記ステーの上に配置される構成であり、配置時に、前記横長支持部は前記ステーの上面と対向する位置になり、
    前記支持体は、前記ステーの上面と前記横長支持部とを所定の離間状態に維持するために、横長支持部から下方へ突出する突起を有することを特徴とする、請求項1、2または5記載のビルトイン型IH調理器。
  7. 前記枠体は、操作パネルの下方を覆う金属製底板を含むことを特徴とする、請求項5記載のビルトイン型IH調理器。
  8. 前記支持体は、金属製底板との間を所定の離間状態に保つために、前記横長支持体から下方へ突出する突起を有することを特徴とする、請求項7記載のビルトイン型IH調理器。
  9. 前記横長支持部は、前記枠内の下方前側において、前記フレキシブル配線基板を支持することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器。
  10. 前記操作パネルは、前記天板より一段高い位置に設けられていることを特徴とする、請求項1、2または5記載のビルトイン型IH調理器。
  11. 前記操作パネルには、回転式操作部が設けられていて、
    回転式操作部は、前記操作パネルを上下に貫通する孔から上方へ突出する回転軸と、
    前記孔の周囲を覆うように、前記操作パネルの上面に配置された水封シールド環と、
    前記回転軸の周囲を囲み、かつ、前記水封シールド環を覆うように設けられた環状のつまみ土台と、
    前記つまみ土台を介在させ、回転軸の上端に取り付けられた操作ダイヤルと、
    を有することを特徴とする、請求項1、2または5記載のビルトイン型IH調理器。
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