JP2009160993A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤ温度、特に、ビード部近傍の温度の低減を図ることができ、タイヤの耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 本発明は、タイヤ表面15の少なくとも一部に、乱流を発生させる乱流発生用突起17が設けられる空気入りタイヤ1であって、乱流発生用突起17が、タイヤ最大幅の位置であるタイヤ幅最大位置(P1)から、リムフランジと接するビード部3のタイヤ径方向外側の位置であるビード外側位置(P2)までの範囲Rに設けられ、かつ、タイヤ周方向に沿って略円弧状に延在することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、特に、乱流を発生させる乱流発生用突起を備える空気入りタイヤに関する。
一般に、空気入りタイヤにおけるタイヤ温度の上昇は、材料物性の変化などの経時的変化を促進したり、高速走行時にはトレッド部の破損などの原因になり、耐久性の観点から好ましくないとされている。特に、重荷重での使用となるオフザロードラジアルタイヤ(ORR)や、トラック・バスラジアルタイヤ(TBR)、パンク走行時(内圧0kPa走行時)のランフラットタイヤにおいては、タイヤの耐久性を向上させるために、タイヤ温度を低減させることが大きな課題となっている。
例えば、ビード部がリムフランジと接する位置の近傍での厚さをトレッド幅方向外側へ厚くし、かつ、この厚くした補強部がリムフランジを包み込む形状(いわゆる、リムガード)で構成されていることにより、タイヤサイド部(特に、ビード部)の撓みを抑制してタイヤ温度を低減させる空気入りタイヤが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−76431号公報(第2〜5頁)
しかしながら、上述した従来の空気入りタイヤでは、ビード部が厚いことによって、該ビード部での温度が上昇してしまうため、荷重時の倒れ込みにより補強部が破壊されることがあり、この破壊で生じたクラック等の進展によりビード部近傍が故障してしまうという問題があった。
特に、重荷重用タイヤでは、荷重時の倒れ込みが大きいため、補強部を設けることが懸念されている。しかし、この重荷重用タイヤでは、ビード部に補強部が設けられていなくても、他のタイヤサイド部と比べてビード部は元々厚く形成されていることにより、該ビード部での温度が上昇してしまい、ビード部の耐久性のみならず、タイヤの耐久性が低下してしまう。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、タイヤ温度、特に、ビード部近傍の温度の低減を図ることができ、タイヤの耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した状況に基づいて、発明者らは、タイヤ温度を効率的に低減させることについて分析した。この結果、車両の走行に伴って車両前方から発生する風(走行風)の速度勾配(速度)を速くして、ビード部の温度上昇を抑制することが、タイヤ温度の放熱率を高めることが判明した。
そこで、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴に係る発明は、タイヤ表面の少なくとも一部に、乱流を発生させる乱流発生用突起が設けられる空気入りタイヤであって、乱流発生用突起が、タイヤ最大幅の位置であるタイヤ幅最大位置から、リムフランジと接するビード部のタイヤ径方向外側の位置であるビード外側位置までの範囲に設けられ、かつ、タイヤ周方向に沿って略円弧状に延在することを要旨とする。
なお、タイヤ表面は、タイヤ外面(例えば、トレッド部やタイヤサイド部の外表面)及びタイヤ内面(例えば、インナーライナーの内表面)を含むものとする。
かかる特徴によれば、乱流発生用突起がタイヤ幅最大位置からビード外側位置までの範囲に設けられ、かつ、タイヤ周方向に沿って略円弧状に延在することによって、走行風が乱流発生用突起を乗り越える際に、走行方向に対する乱流発生用突起の前側で圧力を上昇させることができ、この圧力上昇に伴い、乱流発生用突起を通過する走行風の流れを加速させる(すなわち、タイヤ温度の放熱率を高める)ことができる。この加速した走行風により、タイヤ温度、特に、ビード部近傍の温度の低減を図ることができ、タイヤの耐久性を向上させることができる。
その他の特徴に係る発明は、タイヤ表面から乱流発生用突起の最も突出する位置までの突起高さを“h”、乱流発生用突起のタイヤ径方向における下側辺の幅を“w”でとしたときに、1.0≦h/w≦10の関係を満たすことを要旨とする。
かかる特徴によれば、上記のように1.0≦h/w≦10の関係を満たすことによって、この乱流発生用突起を乗り越えて加速した走行風で、タイヤ温度、特に、ビード部近傍の温度の低減させる効果が高くなる。
その他の特徴に係る発明は、乱流発生用突起のタイヤ径方向における下側辺の幅(w)が、2〜10mmであることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、タイヤ表面から乱流発生用突起の最も突出する位置までの突起高さ(h)が、3〜20mmであることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、突起高さ(h)が、7.5〜15mmであることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、トレッド幅方向断面において、乱流発生用突起の最もタイヤ径方向内側である突起最内位置から、リムフランジの最もタイヤ径方向外側であるリム最外位置までの距離である突起リム距離(d)が、30〜200mmであることを要旨とする。
なお、突起リム距離(d)は、正規リムに装着された状態で正規内圧が充填された際(正規荷重が負荷された際も含む)で計測された値であるものとする。この「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim" を意味する。また、上記「正規内圧」とは、上記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。また、上記「正規荷重」とは、上記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
その他の特徴に係る発明は、乱流発生用突部では、延在方向に略直交する断面形状が略四角形で形成されていることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、乱流発生用突部では、延在方向に略直交する断面形状が略台形で形成されていることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、乱流発生用突部では、延在方向に略直交する断面形状が略三角形で形成されていることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、乱流発生用突部では、延在方向に略直交する断面形状が段差を有する段付き形状で形成されていることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、乱流発生用突起には、延在方向に略直交する方向に貫通する貫通孔が形成されていることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、タイヤ表面から乱流発生用突起の最も突出する位置までの突起高さを“h”、乱流発生用突起間のピッチを“p”、乱流発生用突起のタイヤ径方向における下側辺の幅を“w”でとしたときに、1.0≦p/h≦20.0、かつ、1.0≦(p−w)/w≦100.0の関係を満たすことを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、乱流発生用突起のタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)は、±20度であることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、重荷重用タイヤであることを要旨とする。
本発明によれば、タイヤ温度、特に、ビード部近傍の温度の低減を図ることができ、タイヤの耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することができる。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
[第1の実施の形態]
(空気入りタイヤの構成)
まず、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤの構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部断面斜視図であり、図2は、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示すトレッド幅方向断面図であり、図3は、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部側面図(図2のA矢視図)である。なお、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤは、重荷重用タイヤであるものとする。
図1〜図3に示すように、空気入りタイヤ1は、ビードコア3a及びビードフィラー3bを少なくとも含む一対のビード部3と、該ビードコア3aで折り返すカーカス層5とを備えている。このカーカス層5の内側には、チューブに相当する気密性の高いゴム層であるインナーライナー7が設けられている。
カーカス層5のタイヤ径方向外側には、路面と接するトレッド部9が設けられている。また、カーカス層5とトレッド部9との間には、トレッド部9を補強する複数のベルト層11が設けられている。さらに、ビード部3におけるタイヤ表面15(タイヤサイド部表面)には、乱流を発生させる乱流発生用突起17が設けられている。
(乱流発生用突起17の構成)
次に、乱流発生用突起17の構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、図4は、第1の実施の形態に係る乱流発生用突起を示す斜視図である。
図1〜図4に示すように、乱流発生用突起17は、タイヤ最大幅TWの位置であるタイヤ幅最大位置(P1)から、リムフランジと接するビード部3のタイヤ径方向外側の位置であるビード外側位置(P2)までの範囲Rに設けられている。
この乱流発生用突起17は、タイヤ周方向に沿って略円弧状に連続して延在する1つの突起により形成されている。また、乱流発生用突部17は、延在方向(すなわち、略タイヤ周方向)に略直交する断面形状が略四角形で形成されている。
具体的には、乱流発生用突起17は、タイヤ表面15から乱流発生用突起17の最も突出する位置までの突起高さを“h”、乱流発生用突起17のタイヤ径方向における下側辺の幅を“w”でとしたときに、1.0≦h/w≦10の関係を満たす。
なお、突起高さ(h)に対する幅(w)の比の値(h/w)が1.0よりも小さいと、乱流発生用突起17を乗り越える走行風の流れを加速させるには不十分であり、タイヤ温度、特に、ビード部3近傍の温度を効率的に低減させることができない場合がある。一方、突起高さ(h)に対する幅(w)の比の値(h/w)が10よりも大きいと、乱流発生用突起17内の温度(蓄熱温度)を低減させるには不十分であり、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。
また、乱流発生用突起17のタイヤ径方向における下側辺の幅(w)は、2〜10mmであることが好ましい。
なお、この幅(w)が2mmよりも小さいと、乱流発生用突起17の強度が弱くなりすぎてしまい、走行風により乱流発生用突起17が振動してしまい、乱流発生用突起17自体の耐久性が低下してしまう場合がある。一方、幅(w)が10mmよりも大きいと、乱流発生用突起17内の温度(蓄熱温度)を低減させるには不十分であり、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。
また、タイヤ表面15から乱流発生用突起17の最も突出する位置までの突起高さ(h)は、3〜20mmであることが好ましい。特に、突起高さ(h)は、7.5〜15mmであることが好ましい。
なお、突起高さ(h)が3mmよりも小さいと、乱流発生用突起17を乗り越える走行風の流れを加速させるには不十分であり、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。一方、突起高さ(h)が20mmよりも大きいと、乱流発生用突起17内の温度(蓄熱温度)を低減させるには不十分であるとともに、乱流発生用突起17の強度が弱くなりすぎてしまい、上述した問題が発生する場合がある。
また、トレッド幅方向断面において、乱流発生用突起17の最もタイヤ径方向内側である突起最内位置(P3)から、リムフランジ19の最もタイヤ径方向外側であるリム最外位置(P4)までの距離である突起リム距離(d)は、30〜200mmであることが好ましい。
なお、突起リム距離(d)が30mmよりも小さいと、乱流発生用突起17を乗り越える走行風がリムフランジ19へ流れてしまい、ビード部3近傍の温度を効率的に低減させることができない場合がある。一方、突起リム距離(d)が200mmよりも大きいと、他のタイヤサイド部と比べて元々厚く形成されるビード部3近傍の温度を低減させるには不十分であり、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。
(第1の実施の形態に係る変更例)
上述した第1の実施の形態に係る乱流発生用突起17は、略円弧状に連続して延在する1つの突起により形成されているものとして説明したが、以下のように変形してもよい。なお、上述した第1の実施の形態に係る空気入りタイヤ1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
図5は、第1の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部断面斜視図であり、図6は、第1の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部側面図である。
図5及び図6に示すように、乱流発生用突起17は、タイヤ周方向に沿って略円弧状に分断されて延在する複数の突起により形成されている。この乱流発生用突起17のタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)は、全て等しく設定されている。
具体的には、乱流発生用突起17のタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)は、±20度で設定される。すなわち、乱流発生用突起17では、タイヤ径方向に対する傾斜角が70〜90度で設定される。
なお、突起傾斜角(θ)が20度よりも大きいと、車両の走行に伴って車両前方から発生する走行風が乱流発生用突起17に対して傾斜して突き当たるため、乱流発生用突起17に対して略直交で流れるときと比べて、乱流発生用突起17を乗り越える走行風を加速させるには不十分であり、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。
ここで、乱流発生用突起17は、必ずしもタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)が全て等しく設定される必要はなく、突起傾斜角(θ)が上記範囲内であれば、それぞれ異なる突起傾斜角(θ)であってもよく、それぞれ異なる傾斜方向であっても勿論よい。
(第1の実施の形態に係る作用・効果)
以上説明した第1の実施の形態に係る空気入りタイヤ1によれば、乱流発生用突起17がタイヤ幅最大位置(P1)からビード外側位置(P2)までの範囲Rに設けられ、かつ、タイヤ周方向に沿って略円弧状に延在することによって、走行風が乱流発生用突起17を乗り越える際に、走行方向に対する乱流発生用突起17の前側で圧力を上昇させることができ、この圧力上昇に伴い、乱流発生用突起17を通過する走行風の流れを加速させる(すなわち、タイヤ温度の放熱率を高める)ことができる。この加速した走行風により、タイヤ温度、特に、ビード部3近傍の温度の低減を図ることができ、タイヤの耐久性を向上させることができる。
具体的には、図7に示すように、空気入りタイヤ1の回転に伴って車両前方から発生する走行風S1は、乱流発生用突起17よりタイヤ表面15から剥離されて乱流発生用突起17の前方側のエッジ部Eを乗り越えて、車両後方へ向けて加速する。
そして、加速した走行風S1は、乱流発生用突起17の後側でタイヤ表面15に対して略直角方向に流れる(いわゆる、下降流)。このとき、走行風S1の流れが滞留する部分(領域)で流れる流体S2は、乱流発生用突起17の後側で滞留する熱を奪って主流S1に再び流れる。
すなわち、走行風S1が乱流発生用突起17の前方側のエッジ部Eを乗り越えて加速し、かつ、加速した走行風S1(下降流)及び流体S2が熱を奪って走行風S1に再び流れることによって、タイヤ温度、特に、ビード部3近傍の温度の低減を図ることができ、タイヤの耐久性を向上させることができる。
また、1.0≦h/w≦10の関係を満たすことによって、この乱流発生用突起17を乗り越えて加速した走行風で、タイヤ温度、特に、ビード部近傍の温度の低減させる効果が高くなる。
また、乱流発生用突起17のタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)が±20度で設定されることによって、走行風を利用してタイヤ温度の低減を図ることは勿論、空気入りタイヤの回転に伴って発生する回転風をも利用してタイヤ温度の低減をさらに図ることが可能となる。
特に、建設車両(例えば、ダンプトラックやクレーダー、トラクター、トレーラー)等は、タイヤを覆うタイヤカバー(フェンダー等)が設けられていないため、該建設車両等に装着される重荷重タイヤに上記乱流発生用突起17を適用することによって、車両速度が遅い場合(例えば、10〜50km/h)であっても、乱流発生用突起17を乗り越える走行風の流れを加速させることができ、タイヤ温度を低減させることができる。
つまり、車両の走行に伴って車両前方側に位置する乱流発生用突起17に対して略直交で流れる走行風は、該乱流発生用突起17のタイヤ径方向内側(すなわち、ビード部3近傍)の温度を低減させることができる。一方、車両の走行に伴って車両後方側に位置する乱流発生用突起17に対して略直交で流れる走行風は、該乱流発生用突起17のタイヤ径方向外側(すなわち、タイヤサイド部)の温度を低減させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る空気入りタイヤ1に設けられる乱流発生用突起17の構成について、図8〜図10を参照しながら説明する。なお、上述した第1の実施の形態に係る空気入りタイヤ1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
図8は、第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部断面斜視図であり、図9は、第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部側面図であり、図10は、第2の実施の形態に係る乱流発生用突起を示すトレッド幅方向断面図である。
図8及び図9に示すように、乱流発生用突起17は、タイヤ幅最大位置(P1)からビード外側位置(P2)までの範囲Rに設けられている。この乱流発生用突起17は、タイヤ周方向に沿って略円弧状に連続して延在する2つの突起により形成されている。
具体的には、図10に示すように、タイヤ表面15から乱流発生用突起17の最も突出する位置までの突起高さを“h”、乱流発生用突起17間のピッチを“p”、乱流発生用突起17のタイヤ径方向における下側辺の幅を“w”でとしたときに、1.0≦p/h≦20.0、かつ、1.0≦(p−w)/w≦100.0の関係を満たす。
特に、2.0≦p/h≦15.0の関係に設定することが好ましく、4.0≦p/h≦10.0の関係に設定することがさらに好ましい。また、5.0≦(p−w)/w≦70.0の関係に設定することが好ましく、10.0≦(p−w)/w≦30.0の関係に設定することがさらに好ましい。このピッチ(p)は、各乱流発生用突起17の延在方向の中央における幅を2等分した互いの点間の距離とする。
なお、ピッチ(p)に対する突起高さ(h)の比の値(p/h)が1.0よりも小さいと、タイヤ表面15に対して略直角方向に流れる走行風(いわゆる、下降流)が乱流発生用突起17間のタイヤ表面15に突き当たらず、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。一方、ピッチ(p)に対する突起高さ(h)の比の値(p/h)が20.0よりも大きいと、最初の乱流発生用突起17を乗り越えた走行風の加速が乱流発生用突起17間で低減してしまい、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。
また、ピッチ(p)及び突起高さ(h)に対する突起高さ(h)の比の値((p−w)/w)が1.0よりも小さいと、放熱させる面積に対する乱流発生用突起17の表面積が等しい若しくは大きくなり、乱流発生用突起17内の温度(蓄熱温度)を低減させることができない場合がある。一方、ピッチ(p)及び突起高さ(h)に対する突起高さ(h)の比の値((p−w)/w)が100.0よりも大きいと、最初の乱流発生用突起17を乗り越えた走行風の加速が乱流発生用突起17間で低減してしまい、タイヤ温度を効率的に低減させることができない場合がある。
(第2の実施の形態に係る変更例)
上述した第1の実施の形態に係る乱流発生用突起17は、略円弧状に連続して延在する2つの突起により形成されているものとして説明したが、以下のように変形してもよい。なお、上述した第2の実施の形態に係る空気入りタイヤ1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
図11は、第2の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部断面斜視図であり、図12は、第2の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部側面図である。
図11及び図12に示すように、乱流発生用突起17は、タイヤ周方向に沿って略円弧状に分断されて延在する複数の突起により形成されている。この乱流発生用突起17のタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)は、全て等しく設定されている。
具体的には、乱流発生用突起17のタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)は、±20度で設定される。すなわち、乱流発生用突起17では、タイヤ径方向に対する傾斜角が70〜90度で設定される。
なお、乱流発生用突起17は、必ずしもタイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)が全て等しく設定される必要はなく、例えば、図13及び図14に示すように、突起傾斜角(θ)が上記範囲内であれば、それぞれ異なる突起傾斜角(θ)であってもよく、それぞれ異なる傾斜方向であっても勿論よい。
(第2の実施の形態に係る作用・効果)
以上説明した第2の実施の形態に係る空気入りタイヤ1によれば、乱流発生用突起17は、略円弧状に延在する複数の突起により形成されていることによって、タイヤ温度の低減をさらに図ることができ、タイヤの耐久性をさらに向上させることができる。
具体的には、空気入りタイヤ1の回転に伴って車両前方から発生する走行風S1は、最初に乗り越える乱流発生用突起17よりタイヤ表面15から剥離されて乱流発生用突起17の前方側のエッジ部Eを乗り越えて、車両後方へ向けて加速する(図10参照)。
そして、加速した走行風S1は、乱流発生用突起17の後側でタイヤ表面15に対して略直角方向に流れる(いわゆる、下降流)。このとき、走行風S1の流れが滞留する部分(領域)で流れる流体S2は、乱流発生用突起17の後側で滞留する熱を奪って走行風S1に再び流れる。
この走行風S1は、乱流発生用突起17間のタイヤ表面15の熱を奪って、上述した最初の乱流発生用突起17を乗り越える際と同様に、次に乗り越える乱流発生用突起17を乱流発生用突起17よりタイヤ表面15から剥離されて乱流発生用突起17の前方側のエッジ部Eを乗り越えて、車両後方へ向けて加速する。
この加速した走行風により、タイヤ温度、特に、ビード部3近傍の温度の低減を図ることができ、タイヤの耐久性を向上させることができる。
[乱流発生用突起の変形例]
上述した第1の実施の形態及び第2の実施形態に係る乱流発生用突起17は、延在方向(すなわち、略タイヤ周方向)に略直交する断面形状が略四角形で形成されているものとして説明したが、以下のように変形してもよい。
(変形例1)
まず、乱流発生用突起17の変形例1について、図15を参照しながら説明する。図15は、変形例1に係る乱流発生用突起17を示すトレッド幅方向断面図である。
図15(a)〜図15(c)に示すように、乱流発生用突起17は、延在方向(すなわち、略タイヤ周方向)に略直交する断面形状が略台形で形成されている。なお、この断面形状において、乱流発生用突起17の一方の側面とタイヤ表面15との傾斜角度(θ1)、及び、乱流発生用突起17の他方の側面とタイヤ表面15との傾斜角度(θ2)は、必ずしも同じ角度である必要はない。
(変形例2)
次に、乱流発生用突起17の変形例2について、図16を参照しながら説明する。図16は、変形例2に係る乱流発生用突起17を示すトレッド幅方向断面図である。
図16(a)及び図16(b)に示すように、乱流発生用突起17は、延在方向(すなわち、略タイヤ周方向)に略直交する断面形状が略三角形で形成されている。なお、この断面形状において、乱流発生用突起17の一方の側面とタイヤ表面15との傾斜角度(θ1)、及び、乱流発生用突起17の他方の側面とタイヤ表面15との傾斜角度(θ2)は、必ずしも同じ角度である必要はない。
(変形例3)
次に、乱流発生用突起17の変形例3について、図17を参照しながら説明する。図17は、変形例3に係る乱流発生用突起17を示すトレッド幅方向断面図である。
図17(a)及び図17(b)に示すように、乱流発生用突部17は、延在方向(すなわち、略タイヤ周方向)に略直交する断面形状が段差19を有する段付き形状で形成されている。この段差19は、図17(a)に示すように、乱流発生用突起17の両方の側面に設けられていてもよく、図17(b)に示すように、乱流発生用突起17の一方の側面に設けられていてもよい。なお、この断面形状において、乱流発生用突起17の一方の側面とタイヤ表面15との傾斜角度(θ1)、及び、乱流発生用突起17の他方の側面とタイヤ表面15との傾斜角度(θ2)は、必ずしも直角である必要はなく、かつ、同じ角度である必要はない。また、段差19の一方の面と他方の面とは、図17に示すように、交差角度(θ3)が略直角のみに限定されるものではなく、傾斜していても勿論よい。
(変形例4)
次に、乱流発生用突起17の変形例4について、図18を参照しながら説明する。図18は、変形例4に係る乱流発生用突起17を示すトレッド幅方向断面図である。
図18(a)及び図18(b)に示すように、乱流発生用突起17は、延在方向(すなわち、略タイヤ周方向)に略直交する断面形状が略四角形で形成されている。この乱流発生用突起17には、乱流発生用突起17自体の放熱率を高めるために、延在方向に略直交する方向(すなわち、略タイヤ径方向)に貫通する貫通孔21が形成されている。
なお、貫通孔21が形成される乱流発生用突起17では、必ずしも延在方向に略直交する断面形状が略四角形である必要はなく、例えば、図18(c)に示すように、略台形であってもよく、図18(d)に示すように、略三角形であってもよく、図18(e)に示すように、段差19を有する段付き形状であってもよい。
[その他の実施の形態]
上述したように、本発明の実施の形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、乱流発生用突起17は、第1の実施の形態では、タイヤ周方向に沿って略円弧状に連続して延在する1つの突起により形成され、第2の実施の形態では、タイヤ周方向に沿って略円弧状に連続して延在する2つの突起により形成されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、図19に示すように、タイヤ周方向に沿って略円弧状に連続して延在する3つ以上の突起により形成されていてもよい。
この場合、乱流発生用突起17は、必ずしも略円弧状に連続して延在する突起により形成される必要はなく、タイヤ周方向に沿って略円弧状に分断されて延在する突起により形成されていてもよい。
また、乱流発生用突起17は、タイヤ表面15と略平行な上面及びタイヤ表面15(底面)が平面である場合、この対向する面が必ずしも平行に形成されている必要はなく、例えば、タイヤ回転方向(車両走行方向)に向けて傾斜(上昇・下降)していてもよく、対向する面が非対称であってもよい。
また、乱流発生用突起17は、タイヤ周方向に沿って略円弧状に延在するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、タイヤ周方向に沿って略直線状に延在するものであっても勿論よい。
さらに、空気入りタイヤ1は、重荷重用タイヤであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、一般の乗用車用ラジアルタイヤ、バイアスタイヤ等であっても勿論よい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の従来例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った試験結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
従来例及び実施例に係る空気入りタイヤの構成及びビード部の温度上昇試験について、表1を参照しながら説明する。なお、ビード部の温度上昇試験は、タイヤサイズ:53/80R63、正規内圧、正規荷重の条件下(建設車両用タイヤ)で行う。
Figure 2009160993
表1に示すように、従来例に係る空気入りタイヤには、乱流発生用突起17が設けられていない。実施例に係る空気入りタイヤには、乱流発生用突起17が設けられている(図3参照)。
<ビード部の温度上昇試験>
各空気入りタイヤを正規リムに組んで上記条件下のもと、360トンのダンプの前輪に装着して、速度15km/hで24時間走行した後、リムフランジと接するビード部のタイヤ径方向外側の位置であるビード外側位置(P2)内の温度上昇を計測した。なお、このビード外側位置(P2)内の温度は、タイヤ周方向で6箇所均等に計測した平均値である。
この結果、実施例に係る空気入りタイヤは、従来例に係る空気入りタイヤと比べて、ビード部の温度上昇が少ない(5.1度少ない)ため、該ビード部近傍の温度の低減を図ることができると分かった。すなわち、実施例に係る空気入りタイヤは、乱流発生用突起が設けられているため、タイヤ温度、特に、ビード部近傍の温度の低減を図ることができると分かった。
<耐久性試験>
次に、乱流発生用突起のp/h、(p−w)/w、傾斜角度を変えたものを用いて、耐久性試験の結果を図20,図21に示す。なお、図20,図21のグラフの縦軸は、ヒータに定電圧を印加して一定の熱量を発生させ、それを送風機で送ったときのタイヤ表面の温度と風速を測定して求めた熱伝達率である。すなわち、この熱伝達率が大きいほど、冷却効果が高く、耐久性に優れている。ここでは、乱流発生用突起が設けられていない空気入りタイヤ(従来例)の熱伝達率を“100”に設定している。
なお、この熱伝達率測定試験は、以下の条件下(建設車両用タイヤ)で行った。
・ タイヤサイズ : 53/80R63
・ ホイールサイズ : 36.00/5.0
・ 内圧条件 : 600kPa
・ 荷重条件 : 83.6t
・ 速度条件 : 20km/h
図20に示すように、乱流発生用突起の間隔(p)と高さ(h)の比の値(p/h)と、耐久性能との関係は、p/hが1.0以上で、かつ20.0以下の範囲内であることにより熱伝達率が高まっている。p/hは、2.0から15.0の範囲に設定することで、さらに熱伝達率が良く耐久性が高くなっている。このため、1.0≦p/h≦20.0の範囲に設定することがよく、特に、2.0≦p/h≦15.0の範囲に設定することが好ましく、4.0≦p/h≦10.0の範囲に設定することがさらに好ましいことが分かる。
図21に示すように、(p−w)/wと熱伝達率(上記熱伝達率と同様の方法で測定)との関係は、1.0≦(p−w)/w≦100.0の範囲内であることにより熱伝達率が高まっている。特に、5.0≦(p−w)/w≦70.0の範囲に設定することが好ましく、10.0≦(p−w)/w≦30.0の範囲に設定することがさらに好ましいことが分かる。
第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部断面斜視図である。 第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示すトレッド幅方向断面図である。 第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部側面図である。 第1の実施の形態に係る乱流発生用突起を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部断面斜視図である。 第1の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部側面図である。 第1の実施の形態に係る乱流発生用突起を示すトレッド幅方向断面図である。 第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部断面斜視図である。 第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部側面図である。 第2の実施の形態に係る乱流発生用突起を示すトレッド幅方向断面図である。 第2の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部断面斜視図である(その1)。 第2の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部側面図である(その1)。 第2の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部断面斜視図である(その2)。 第2の実施の形態に係る変更例の空気入りタイヤを示す一部側面図である(その2)。 変形例1に係る乱流発生用突起17を示すトレッド幅方向断面図である。 変形例2に係る乱流発生用突起17を示すトレッド幅方向断面図である。 変形例3に係る乱流発生用突起17を示すトレッド幅方向断面図である。 変形例4に係る乱流発生用突起17を示す図である。 その他の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部断面斜視図である。 実施例における空気入りタイヤの熱伝達率を示すグラフである(その1)。 実施例における空気入りタイヤの熱伝達率を示すグラフである(その2)。
符号の説明
1…空気入りタイヤ、3…ビード部、3a…ビードコア、3b…ビードフィラー、5…カーカス層、7…インナーライナー、9…トレッド部、11…ベルト層、15…タイヤ表面、17…乱流発生用突起、17…乱流発生用突部、19…リムフランジ、19…段差、21…貫通孔、E…エッジ部

Claims (14)

  1. タイヤ表面の少なくとも一部に、乱流を発生させる乱流発生用突起が設けられる空気入りタイヤであって、
    前記乱流発生用突起は、タイヤ最大幅の位置であるタイヤ幅最大位置から、リムフランジと接するビード部のタイヤ径方向外側の位置であるビード外側位置までの範囲に設けられ、かつ、タイヤ周方向に沿って略円弧状に延在することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記タイヤ表面から前記乱流発生用突起の最も突出する位置までの突起高さを“h”、前記乱流発生用突起のタイヤ径方向における下側辺の幅を“w”でとしたときに、1.0≦h/w≦10の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記乱流発生用突起のタイヤ径方向における下側辺の幅(w)は、2〜10mmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記タイヤ表面から前記乱流発生用突起の最も突出する位置までの突起高さ(h)は、3〜20mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記突起高さ(h)は、7.5〜15mmであることを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. トレッド幅方向断面において、前記乱流発生用突起の最もタイヤ径方向内側である突起最内位置から、前記リムフランジの最もタイヤ径方向外側であるリム最外位置までの距離である突起リム距離(d)は、30〜200mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記乱流発生用突部は、延在方向に略直交する断面形状が略四角形で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記乱流発生用突部は、延在方向に略直交する断面形状が略台形で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記乱流発生用突部は、延在方向に略直交する断面形状が略三角形で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記乱流発生用突部は、延在方向に略直交する断面形状が段差を有する段付き形状で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記乱流発生用突起には、延在方向に略直交する方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記タイヤ表面から前記乱流発生用突起の最も突出する位置までの突起高さを“h”、前記乱流発生用突起間のピッチを“p”、前記乱流発生用突起のタイヤ径方向における下側辺の幅を“w”でとしたときに、1.0≦p/h≦20.0、かつ、1.0≦(p−w)/w≦100.0の関係を満たすことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記乱流発生用突起の前記タイヤ周方向に対する突起傾斜角(θ)は、±20度であることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  14. 重荷重用タイヤであることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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