JP2009159910A - 植物の増殖方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1度の作業でより多くの苗を生産できる植物の増殖方法を提供する。
【解決手段】地面とは分離された容器10に幼苗1を幹1aが露出するように横向きに植えることと、幼苗1から複数の新梢2が発育した後に、複数の新梢2の基部を土20で覆うことと、発根した後に、複数の新梢2をそれぞれ切り離すこととを有する。幼苗1が横向きに植えられた容器10をハウス内に設置して育成することをさらに有していてもよい。幼苗1としては、落葉樹の休眠中の苗木を用いることが好ましい。
【選択図】図7

Description

本発明は、植物を栄養繁殖により増殖させる方法に関するものである。
植物を栄養繁殖で増殖させる場合であって、挿し木などでは発根が困難である場合、取り木法が用いられることがある。取り木法を用いることにより、植物の本体から苗を得ることができる。
図10(a)〜(d)は、取り木法の一例を模式的に示している。この方法では、まず、図10(a)に示すように、植物21の幹や枝22の一部から樹皮を削ぐ。そして、図10(b)に示すように、樹皮を削いだ部分23を湿った水ゴケ24などで覆う。このまましばらくすると、図10(c)に示すように、樹皮を削いだ部分23から根25が生えてくる。ある程度根25が生えたら、図10(d)に示すように、根25を含む一部分を植物の本体21から切り離して苗26とする。
図11(a)〜(c)は、取り木法の他の例を模式的に示している。この方法は、枝の一部を地中に埋めて発根させる方法であって、圧条法などとも呼ばれている。この方法では、まず、植物31の枝32の一部の樹皮を削ぐ。そして、図11(a)に示すように、枝を撓ませながら、横に伏せた状態として、土中に埋める。このように、土に埋めると、しばらくして、図11(b)に示すように、樹皮を削いだ部分34から根35が生えてくる。ある程度根35が生えたら、図11(c)に示すように、根35を含む一部分を枝(植物の本体)32から切り分けて、苗36とする。
また、特許文献1には、成木の枝から苗木を取り木する方法が開示されている。この方法では、まず、枝元を任意の幅で環状剥皮する。環状剥皮した先端側の切り口から先端方向に、皮と木質部間の形成層に、任意の長さで数箇所切り込みを入れる。予め準備しておいた根の根元の一部に形成層が縦方向に露出するよう皮を削ぎ落し、さらに、先端を鋭角に削ぎ落し、根を枝の切り込みに挿入する。枝の形成層と根の形成層が重なる位置で皮の外周をテープなどで固定する。根全体を粘土質の土で団子状に固めて、濡れ布及びビニール袋などで乾燥防止処置をしておく。挿入された根と枝とが活着したのを確認した後、環状剥皮した切り口の先端部分の木質部を切断する。この方法は、異なった種の根を接ぎ木する際に用いられる。
特開2000−139202号公報
りんごなどの果樹などでは、良好な性質を持った樹木を無性繁殖(栄養繁殖)により増殖させたいという要求がある。この際、効率良く、たとえば1度の作業で、より多くの苗を生産できる植物の増殖方法(無性繁殖方法、栄養繁殖方法)が求められている。
図10に示した方法は、手間がかかり、しかも、繁殖効率が良くない。このため、1度の作業でより多くの苗を生産したい場合には、あまり好適ではない。
図11に示した方法は、枝を土に埋めるため、広大な土地(畑)が必要である。しかも、枝を土に埋めるため、根頭癌腫病などの土壌病害に罹病しやすい。
本発明の一態様は、地面とは分離された容器に幼苗を幹が露出するように横向きに植えること(横向きに植える工程)と、幼苗から複数の新梢が発育した後に、複数の新梢の基部を土で覆うこと(土で覆う工程)と、複数の新梢またはその近傍の幹から発根した後に、複数の新梢またはその近傍の幹をそれぞれ切り離すこと(切り離す工程)とを有する、植物の増殖方法(無性繁殖方法、栄養繁殖方法)である。
植物は、多くの場合、横向きの姿勢となると、植物ホルモンなどのはたらきにより、上向きに新梢が生えてくる。この方法では、幼苗を、地面とは分離された容器に、幹が露出するように横向きに植える。このため、幼苗から複数の新梢を発梢(発芽)させることができる。また、複数の新梢がある程度発育した後に、複数の新梢の基部を土で覆うことにより、新梢および/またはその近傍の幹から複数の根を発根させることができる。そして、複数の新梢および/またはその近傍から複数の根が発根した後に、新梢および根を含む状態で、複数の新梢またはその近傍の幹をそれぞれ切り離すことにより、複数の苗を得ることができる。
この方法によれば、植物本体の枝や幹などから苗を得るのではなく、幼苗を用いているため、幼苗自体をその幹が露出するように横向きに植えることが容易であり、このようにすることにより、一度の作業で複数の苗を生産することができる。さらに、幼苗であるため、地面とは分離された容器に横向きに、水平あるいはそれに近い状態で、植えることが容易である。地面とは分離された容器に幼苗を植えることにより、根頭癌腫病などの土壌病害の罹病を防ぐことができる。また、地面とは分離された容器に植えるため、苗の増殖(栽培)に消毒済みの土などを用いることもでき、土壌病害などをさらに抑制できる。しかも、地面とは分離された容器に植えることができるため、広大な土地を必要とせず、例えば、ハウス内などでも増殖(栽培)させたり、複数の容器を積み上げて狭い土地や屋内で育成したりすることができる。この方法によれば、無菌状態を保持し、しかも、所望によりハウス内などで温度管理した状態で、複数の苗を増殖することができる。
この植物の増殖方法において、容器としては、第1の容器部と第2の容器部とを含み、第1の容器部と第2の容器部とは横方向に隣接しているものを用いることができる。第1の容器部と第2の容器部とは、一体であっても別体であってもよい。この場合、横向きに植える工程は、幼苗の根の部分を第1の容器部に入れ、幼苗の幹の部分を第1の容器部および第2の容器部を横向きに通して第2の容器部の内部に入れ、第1の容器部に土を入れることを含むことが好ましい。
また、この植物の増殖方法は、落葉樹、特に、落葉果樹の増殖に好適である。この植物の増殖方法において、横向きに植える工程では、幼苗として落葉樹の休眠中の苗木を用いることができる。幼苗としては、落葉果樹の苗木を用いてもよい。落葉果樹の苗木の一例は、りんごの苗木である。冬季に限らず休眠中の幼苗を得るために、冷蔵庫などの低温環境で休眠中の幼苗を得るようにしてもよい。
さらに、この植物の増殖方法によれば、幼苗が横向きに植えられた容器をハウス内に設置して育成すること(育成する工程)をさらに有していてもよい。ハウス内を適当な温度に加温することにより、新梢の発梢を早めることができる。
本発明の他の態様は、植物を増殖させるためのシステムである。このシステムは、幼苗の根の部分が挿入可能であり、側壁に幼苗の幹の部分が貫通する開口または切り込みを有する第1の容器部と、側壁に幼苗の幹の部分が貫通する開口または切り込みを有し、第1の容器部と横方向に隣接する第2の容器部であって、幼苗の幹の部分を当該第2の容器部に横向きに配置して幼苗を第1の容器部に植えることが可能な第2の容器部とを有する。
例えば、このシステムを用いることにより、上述のような植物の増殖方法を、簡単な構成で実現することができる。すなわち、1度の作業でより多くの苗を生産できる。
このシステムにおいて、第2の容器部の底壁には、複数の開口が設けられていることが好ましい。新梢が生える幼苗の幹の部分の水はけを良くすることができる。
また、このシステムにおいて、第1の容器部と第2の容器部は、一体であっても、別体であってもよい。第1の容器部と第2の容器部が別体である場合、第1の容器部の一例は、軟質樹脂製の鉢であり、第2の容器部の一例は、扁平な育苗箱である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる植物増殖システム100(図3参照)の各構成を示す図である。図1(a)は幼苗1を示し、図1(b)は第1の容器部11を示し、図1(c)は第2の容器部12を示している。このシステム100は、幼苗1を横向きに植えるための容器10を含んでいる。本例では、容器10は、セパレートされた第1の容器部11と、第2の容器部12とを有しているが、一体型の容器であっても良い。
幼苗1としては、病害の無いものを用意する。また、本例では、幼苗1として、幹1aに他の植物の根1bを接いだもの(接木)を用いている。図1(a)中の符号1cは、接木部を示している。このような幼苗1は、例えば、特許文献1に記載の技術などを用いて用意することができる。なお、幼苗1は、自根をもつ苗木であってもよい。具体的には、本例では、幼苗1として、例えば、冬季などの低温環境で落葉した休眠中のりんご(落葉果樹)の苗木を2本用意している。なお、図1(a)では、幼苗1を1つだけ記載している。このシステム100では、容器10中で育成する幼苗1は、1本であってもよく、3本以上であってもよい。また、休眠中の幼苗(苗木)1を用意する際、幼苗(苗木)1を、冷蔵庫の低温環境が実現できる装置に入れて人工的に低温状態とし、休眠させてもよい。
容器10は、2つの第1の容器部11と1つの第2の容器部12とを含んでいる。2つの第1の容器部11と1つの第2の容器部12とは、それぞれ別体である。また、2つの第1の容器部11は、それぞれ同形状であるため、図1(b)では、第1の容器部11を1つだけ記載している。第1の容器部11は、例えば、用意した幼苗1の数だけ用意すればよい。第1の容器部11の大きさにもよるが、第1の容器部11内に複数の幼苗1を植えてもよい。また、第1の容器部11と第2の容器部12は、一体であってもよい。さらに、本例の容器10は、第1の容器部11と第2の容器部12とを含み、地面から切り離されているが、容器10は、シートなどにより地面から切り離したものであってもよい。
具体的には、第1の容器部11としては、図1(b)に示すように、それぞれ、幼苗1の根の部分1bが挿入可能な大きさの軟質樹脂製の鉢(ポリポット)を用いることができる。第1の容器部11の側壁(周壁)の一部、例えば、中央部または上部には、それぞれ、切り込み11aが形成されている。この切り込み11aは、幼苗1の幹の部分1aを貫通させることができる大きさに形成されている。第1の容器部11には、切り込み11aと置換し、幼苗1の幹の部分1aを貫通させることができる大きさの開口を形成してもよい。
また、第2の容器部12としては、図1(c)に示すように、扁平な育苗箱(園芸用フラット)を用いている。第2の容器部12は、側壁に、2つの幼苗1の幹の部分1aがそれぞれ貫通する2つの開口12aが形成されている。第2の容器部12には、開口12aと置換し、幼苗1の幹の部分1aを貫通させることができる大きさの切り込みを形成してもよい。第2の容器部12は、2つの幼苗1の幹の部分1aを、この第2の容器部12の底壁に沿って横向きに互いに略平行に配置することができる大きさに形成されている。水はけを良くするために、第2の容器部12の底壁は、網状あるいはメッシュ状になっており、複数の開口12bが設けられている。第2の容器部12のサイズがあらかじめ決まっているときは、容器12に収まる程度の長さまで育成された幼苗1を用いることが望ましい。幼苗1の幹の部分1aが長い方が、数多くの新梢を得られる可能性が高いからである。
また、本例では、第1の容器部(ポリポット)11の高さと比べて、第2の容器部(育苗箱)12は、高さが低い。第1の容器部11に横向きに植えられた幼苗1の幹の部分1aを第2の容器部12に無理なく収容するために、第2の容器部12の下には、高さ合わせ用の台13が設けられている。台13は、第2の容器部12に用いた育苗箱と同形状の育苗箱を用いることができる。すなわち、台13は、育苗箱を下側に開放するように配置したものであり、上壁(第2の容器部12では底壁となる部分)は、網状あるいはメッシュ状になっており、複数の開口が設けられ、空気の流通が良く、後で土を入れたときに水はけの良い環境が形成されるようになっている。
次に、本例のりんごの苗(幼苗)1の増殖方法について説明する。図2は、幹が露出するように横向きに配置して、幼苗1を第1の容器部11に植えた状態を示している。図3は、幼苗1を第1の容器部11に横向き(ほぼ水平方向)に植え、さらに、幼苗1の幹の部分1aを第2の容器部12に横向きに配置した状態を示している。図4は、幼苗1から複数の新梢2が生えてきた状態を示している。図5は、幼苗1から生えてきた複数の新梢2が所定の大きさまで発育した状態を示している。図6は、所定の大きさまで発育した複数の新梢2の基部を土20で覆った状態を示している。図7は、幼苗1から複数の根3が生えてきた状態を示している。図8は、発根した後に、複数の新梢2をそれぞれ幼苗1から切り離した状態を示している。図9は、切り離した複数の新梢2をポリポット9に植えた状態を示している。
本例のりんごの苗(幼苗)1の増殖方法においては、まず、幼苗1を、その根の部分1bが第1の容器部11内に入り、幹の部分1aが外部に露出するように、内側から外側に切り込みを介して幹の部分1aを貫通させる。これにより、幼苗1は、第1の容器部11に、横向きに配置される。そして、図2に示すように、第1の容器部11に、無菌状態の土(例えば、消毒済みの土)20を入れ、幼苗1の根の部分1bを埋める。このようにすることにより、地面とは分離された容器10に、幹の部分1aが露出するように横向きに植えられた幼苗1を用意できる。このように横向きに植えられた幼苗1を2つ用意する。
次に、図3に示すように、2つの幼苗1の幹の部分1aが、互いに略平行となるように、それぞれ、開口12aから第2の容器部12に挿入し、横向きに配置した状態にする(横向きに植える工程)。この段階で、幼苗1をハウスに移動させ、加温環境で苗を育成させてもよい。また、この段階で、幼苗1に対して、新梢の発芽を促進するための公知の適当な方法を合わせて適用しても良い。
幼苗1は、横向きに配置され、適当な温度環境で育成されると、植物ホルモンなどのはたらきにより、複数の新梢2が出てくる。上述のように幼苗1を容器10に入れることにより、幼苗1は横向きに配置された状態となる。したがって、この状態でしばらくすると、図4に示すように、幼苗1から複数の新梢2が発芽する。図5に示すように、幼苗1から発生した複数の新梢2が所定の大きさまで発育したら、図6に示すように、第2の容器部12の内部に、無菌状態の土(例えば、消毒済みの土)20を入れ、発育した複数の新梢2の基部を土20で覆う(土で覆う工程)。幼苗1としてりんごの苗木を用いる場合、新梢2の基部を土20で覆うタイミングの一例は、新梢2が10cm程度発育したときである。
新梢2の基部を土20で覆い、しばらくすると、図7に示すように、複数の新梢2あるいはその近傍の幹から複数の根3が出る。ある程度発根した後、図8に示すように、根3を含む状態で、それぞれの新梢2を幼苗1から切り離す。複数の新梢2は、その近傍の幹1aで切り離しても良い。切り離して得られた複数の苗8は、例えば、図9に示すように、ポリポット9などに植え変えて出荷したり、さらに育成し、幼苗として、さらに新梢2を育成するために使用したりすることができる。
以上のように、本例の植物増殖システム100および植物増殖方法によれば、幼苗を横に植えることを含む一度(一連)の作業で複数の苗8を生産することができる。さらに、本例の植物増殖システム100および植物増殖方法によれば、植物本体の枝や幹などから苗を得るのではなく、幼苗1を用いるため、地面とは分離された容器10により苗8を増殖させることが容易である。また、地面とは分離された容器10に幼苗1を植えるため、無菌状態を維持できる。したがって、根頭癌腫病などの土壌病害の罹病を防ぐことができる。また、地面とは分離された容器10に幼苗1を植えるため、苗8の増殖(栽培)に消毒済みの土などを用いることができ、土壌病害などをさらに抑制できる。しかも、地面とは分離された容器10に幼苗1を植えることができるため、広大な土地を必要としない。例えば、ハウス内などでも増殖(栽培)ができるため、新梢2の発芽を早めることができ、しかも、幼苗なので管理がしやすく、幼苗は植えられているので枯れるなどの問題は発生し難い。
なお、上記では幼苗の一例としてりんごの苗木を用いた例を示しているが、他の落葉果樹、たとえば、桃、梨、スモモ、栗、柿、さくらんぼ、梅、ブルーベリー、その他のベリー類などの苗木であっても良い。その他の落葉樹についても適用できる。さらに、葉を落としたり、公知の適当な方法で新梢の発芽を促進する必要がある可能性があるが、常緑果樹についても上記の方法を適用できる。
本発明の一実施形態にかかる植物増殖システムの各構成を示す図であって、(a)は幼苗を示し、(b)は第1の容器部を示し、(c)は第2の容器部を示している。 幹が露出するように横向きに配置して、幼苗を第1の容器部に植えた状態を示す図。 幼苗を第1の容器部に植え、幼苗の幹の部分を第2の容器部に横向きに配置した状態を示す図。 幼苗から複数の新梢が生えてきた状態を示す図。 幼苗から生えてきた複数の新梢が所定の大きさまで発育した状態を示す図。 所定の大きさまで発育した複数の新梢の基部を土で覆った状態を示す図。 幼苗から複数の根が生えてきた状態を示す図。 発根した後に、複数の新梢をそれぞれ幼苗から切り離した状態を示す図。 切り離した複数の新梢をポットに植えた状態を示す図。 (a)〜(d)は、従来の取り木方法の一例を説明するための図。 (a)〜(c)は、従来の取り木方法の他の例を説明するための図。
符号の説明
1 幼苗、 1a 幼苗の幹の部分、 1b 幼苗の根の部分
2 新梢、 3 根、 8 苗
10 容器、 11 第1の容器部、 12 第2の容器部
100 植物増殖システム

Claims (8)

  1. 地面とは分離された容器に幼苗を幹が露出するように横向きに植えることと、
    前記幼苗から複数の新梢が発育した後に、前記複数の新梢の基部を土で覆うことと、
    前記複数の新梢またはその近傍の前記幹から発根した後に、前記複数の新梢またはその近傍の前記幹をそれぞれ切り離すこととを有する、植物の増殖方法。
  2. 請求項1において、前記容器は、第1の容器部と第2の容器部とを含み、前記第1の容器部と前記第2の容器部とは横方向に隣接しており、
    前記横向きに植える工程は、前記幼苗の根の部分を前記第1の容器部に入れ、前記幼苗の幹の部分を前記第1の容器部および前記第2の容器部を横向きに通して前記第2の容器部の内部に入れ、前記第1の容器部に土を入れることを含む、植物の増殖方法。
  3. 請求項1または2において、前記横向きに植える工程では、前記幼苗として落葉樹の休眠中の苗木を用いる、植物の増殖方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記幼苗が横向きに植えられた前記容器をハウス内に設置して育成することをさらに有する、植物の増殖方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記幼苗はりんごの苗木である、植物の増殖方法。
  6. 植物を増殖させるためのシステムであって、
    幼苗の根の部分が挿入可能であり、側壁に前記幼苗の幹の部分が貫通する開口または切り込みを有する第1の容器部と、
    側壁に前記幼苗の幹の部分が貫通する開口または切り込みを有し、前記第1の容器部と横方向に隣接する第2の容器部であって、前記幼苗の幹の部分を当該第2の容器部に横向きに配置して前記幼苗を前記第1の容器部に植えることが可能な第2の容器部とを有するシステム。
  7. 請求項6において、前記第2の容器部の底壁には、複数の開口が設けられている、システム。
  8. 請求項6または7において、前記第1の容器部は軟質樹脂製の鉢であり、前記第2の容器部は扁平な育苗箱である、システム。
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