JP2009154444A - 記録装置 - Google Patents

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孝治 川合
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Abstract

【課題】吐出タイミング異常が発生した原因を容易に特定できるようにする。
【解決手段】インクジェットヘッドのインク吐出面に、主走査方向に配列した複数のノズルからなるノズル列#1〜#16が形成されている。ノズル列#1〜#16は、用紙搬送方向に関して互いに離隔している。検査パターン形成部が、ノズル列#1〜#16毎に、ノズルから吐出されるインク滴によって形成された用紙搬送方向に延在する複数の直線が主走査方向に配列して直線群を形成する検査パターンを用紙に印刷させる。これらノズル列#1〜#16に対応する複数の直線群が用紙搬送方向に互いに隣接して配置されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、液滴を吐出して記録を行う記録装置に関する。
記録用紙等の記録媒体にインク滴を吐出するインクジェットプリンタが有するインクジェットヘッドとしては、共通インク室及び共通インク室の出口から圧力室を介してノズルに至る複数の個別インク流路が形成された流路ユニットと、複数の圧力室内のインクに吐出エネルギーを付与する複数のアクチュエータユニットと、アクチュエータユニットを駆動するための駆動信号を出力するドライバICとを含むものがある。アクチュエータユニットは、圧力室の容積を変化させることにより圧力室内の液体(インク)に圧力を付加するものであり、複数の圧力室に跨る圧電シート(圧電層)と、各圧力室に対向する複数の個別電極と、複数の個別電極に圧電シートを介して対向する基準電位が付与された共通電極(グランド電極)とを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このアクチュエータユニットは、ドライバICから出力されたパルス状の駆動信号が個別電極に付与されることによって、その個別電極と共通電極との間に挟まれた圧電シートの部分に対してその厚み方向に電界が作用し、この部分の圧電シートを面方向に収縮(厚み方向に伸張)させる。このとき、圧力室の容積が変化して圧力室内のインクに圧力(吐出エネルギー)が付与される。
特開2007−268751号公報(図3)
このようなインクジェットヘッドにおいては、共通インク室の形状の誤差、アクチュエータユニットの貼り付け位置の誤差、ドライバICとアクチュエータユニットとを接続する信号線の不良などにより、ノズルからのインク滴の吐出タイミング異常が発生することがある。吐出タイミング異常が発生した場合、いずれの原因によって吐出タイミングの誤差が発生しているのかを特定することが難しい。
そこで、本発明は、吐出タイミング異常が発生した原因を容易に特定することができる記録装置を提供することを目的とする。
本発明の記録装置は、複数のノズルが開口する吐出面を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させる移動機構と、前記移動機構によって前記記録ヘッドと前記記録媒体とを相対移動させて、前記移動方向に延在する直線が形成されるように、前記ノズルから液滴を吐出させて前記記録媒体に検査パターンを形成するパターン形成手段とを備えている。前記パターン形成手段は、前記記録ヘッドにおいて前記移動方向に関する配置形態を共通にする複数の前記ノズルからなるノズル群毎に、前記移動方向に直交する方向に前記直線が配列する直線群がそれぞれ形成され、前記複数の直線群が前記移動方向に互いに隣接して配置されるように、前記ノズルから液滴を吐出させる。
本発明によると、ノズル群単位で液滴の吐出タイミング異常が発生したときに、検査パターンにおいて、当該ノズル群に対応する直線群が、隣接すべき他の直線群から離隔したり、部分的に重なり合ったりする。このため、吐出タイミング異常が当該直線群に対応する移動方向に関する配置形態に係る原因によって発生していることを容易に特定することができる。
本発明においては、前記パターン形成手段によって前記記録媒体上に形成された検査パターンを読み取る画像センサと、前記画像センサによって読み取られた前記直線群同士の間隔から、液滴の吐出タイミングに異常がある前記ノズル群を検出する吐出タイミング異常検出手段とをさらに備えていることが好ましい。これによると、吐出タイミング異常が発生したことを自動的に検出することができる。
このとき、前記吐出タイミング異常検出手段が液滴の吐出タイミングに異常がある前記ノズル群を検出したとき、当該ノズル群に属する前記ノズルの液滴吐出タイミングを補正する補正手段をさらに備えていることがより好ましい。これによると、吐出タイミング異常が発生したとしても、記録品質が低下するのを抑制することができる。
また、本発明においては、前記ノズルが、前記吐出面においてマトリックス状に配置されており、前記ノズル群が、前記移動方向に直交する方向に配列された複数の前記ノズルからなるノズル列毎に形成されていてもよい。これによると、ノズル列毎に生成される吐出指令信号の出力タイミングに異常が発生することによって、吐出タイミング異常が発生したことを容易に特定することができる。
または、本発明においては、前記記録ヘッドが、前記移動方向に直交する方向に延在した複数の延在領域を含む共通インク室と、各延在領域の出口から圧力室を介して前記ノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットを有しており、前記ノズル群が、同一の前記延在領域と連通する複数の前記ノズル毎に形成されていてもよい。これによると、共通インク室の延在領域の形状に誤差があることによって、吐出タイミング異常が発生したことを容易に特定することができる。
さらには、本発明においては、前記記録ヘッドが、共通インク室と、前記共通インク室の出口から圧力室を介して前記ノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットと、前記流路ユニットに固定されているとともに、前記圧力室に対向して配置された複数の個別電極、基準電位が付与されたグランド電極及び前記複数の個別電極と前記グランド電極との間に配置された圧電層を含む、前記ノズルから液滴を吐出させる複数のアクチュエータユニットとを有しており、前記ノズル群が、同一の前記アクチュエータユニットに関する複数の前記ノズル毎に形成されていてもよい。これによると、アクチュエータユニットの配置位置にズレがあることによって、吐出タイミング異常が発生していることを容易に特定することができる。
加えて、本発明においては、前記記録ヘッドが、前記移動方向に直交する方向に延在した複数の延在領域を含む共通インク室と、各延在領域の出口から圧力室を介して前記ノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットと、前記流路ユニットに固定されているとともに、前記圧力室に対向して配置された複数の個別電極、基準電位が付与されたグランド電極及び前記複数の個別電極と前記グランド電極との間に配置された圧電層を含み、前記ノズルから液滴を吐出させる複数のアクチュエータユニットとを有しており、前記ノズルが、前記吐出面においてマトリックス状に配置されており、前記ノズル群が、同一の前記アクチュエータユニットに関しているとともに、同一の前記延在領域と連通しつつ前記移動方向に直交する方向に配列された複数の前記ノズル毎に形成されていてもよい。これによると、ノズル列毎に生成される吐出指令信号の出力タイミングがずれていること、共通インク室の延在領域の形状に誤差があること、及び、アクチュエータユニットの配置位置にズレがあることのいずれかによって、吐出タイミング異常が発生していることを容易に特定することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る好適な実施形態であるインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。図2は、インクジェットプリンタ101の上面図である。図1及び図2に示すように、インクジェットプリンタ101は、4つのインクジェットヘッド1を有するカラーインクジェットプリンタである。また、インクジェットプリンタ101は、インクジェットプリンタ101を制御する制御装置16を有している。このインクジェットプリンタ101には、図中左方に給紙部11が、図中右方に排紙部12がそれぞれ構成されている。
インクジェットプリンタ101の内部には、給紙部11から排紙部12に向かって用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙部11のすぐ下流側には、用紙を狭持搬送する一対の送りローラ5a、5bが配置されている。一対の送りローラ5a、5bは、用紙Pを給紙部11から図中右方に送り出す。用紙搬送経路の中間部には、搬送機構13が設けられている。この搬送機構13は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7の間に架け渡されるように巻き回されたエンドレスの搬送ベルト8と、搬送ベルト8によって囲まれた領域内に配置されたプラテン15とを含む。プラテン15は、インクジェットヘッド1と対向する位置において搬送ベルト8が下方に撓まないように搬送ベルト8を支持する。ベルトローラ7と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙部11から送りローラ5a、5bによって送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付ける。
搬送モータ19(図9参照)がベルトローラ6を回転させることによって、搬送ベルト8が走行する。これにより、搬送ベルト8が、ニップローラ4によって外周面8aに押さえ付けられた用紙Pを粘着保持しつつ排紙部12に向けて搬送する。なお、搬送ベルト8の表面には、弱粘着性のシリコン樹脂層が形成されている。
搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離プレート14が設けられている。剥離プレート14は、搬送ベルト8の外周面8aに粘着されている用紙Pを外周面8aから剥離して、図中右方の排紙部12に向けて導くように構成されている。
また、図1及び図2に示すように、インクジェットヘッド1のすぐ下流側には、画像センサ17が配置されている。画像センサ17は、搬送ベルト8の幅方向に配列された複数のレンズ17aと、各レンズ17aからの光を検知する図示しない光センサデバイスとを有するラインセンサである。後述するように、この画像センサ17は、インクジェットヘッド1に係るインク滴の吐出タイミング異常の検査において、用紙Pに印刷された検査パターンを読み取る。
4つのインクジェットヘッド1は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応して、用紙Pの搬送方向に沿って配列されている。つまり、このインクジェットプリンタ101は、ライン式プリンタである。4つのインクジェットヘッド1は、その下端にヘッド本体2をそれぞれ有している。ヘッド本体2は、搬送方向に直交した方向である主走査方向に長尺な細長い直方体形状となっている。また、ヘッド本体2の底面が搬送ベルト8の外周面8aに対向するインク吐出面2aとなっている。搬送ベルト8によって搬送される用紙Pが4つのヘッド本体2のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙Pの上面すなわち印刷面(印刷領域)に向けてインク吐出面2aから各色のインク滴が吐出される。これにより、用紙Pの印刷領域に所望のカラー画像を形成できるようになっている。
次に、図3を参照しつつインクジェットヘッド1について詳細に説明する。図3は、インクジェットヘッド1の短手方向に沿った断面図である。図3に示すように、インクジェットヘッド1は、内部に流路が形成された流路部材、流路部材からインク滴を吐出させる電装部材および電装部材を保護するカバー部材とから構成されている。流路部材は、流路ユニット9とアクチュエータユニット21とを含むヘッド本体2、及び、ヘッド本体2の上面に配置されているリザーバユニット71を含む。リザーバユニット71は、インクを一時的に貯溜してヘッド本体2に供給する。電装部材は、ドライバIC52が実装された4つのCOF(Chip On Film)50、及び、COF50と電気的に接続された基板54を含む。COF50の一端は、対応するアクチュエータユニット21に接続され、ドライバIC52が生成する駆動信号が当該アクチュエータユニット21に供給される。カバー部材は、サイドカバー53及びヘッドカバー55で構成されている。カバー部材は、電装部材を収納し、外部からインクやインクミストが侵入するのを防ぐ。
COF50は、後述する個別電極135及び共通電極134と電気的に接続されるように、その一方端部近傍がアクチュエータユニット21の上面に接着されている。さらに、COF50は、アクチュエータユニット21の上面からサイドカバー53とリザーバユニット71との間を通過するように上方に引き出されており、他方端部がコネクタ54aを介して基板54に接続されている。基板54は、制御装置16からの駆動信号(後述のタイミング信号を含む)をドライバIC52に出力するものである。
リザーバユニット71は、4枚のプレート91〜94が互いに位置合わせされて積層されたものであり、その内部に、図示しない流入流路、インクリザーバ61、及び、10個のインク流出流路62が互いに連通するように形成されている。そして、流入流路を介してインクリザーバ61に流れ込んだインクはインク流出流路62を通過し、インク供給口105b(後述)を介して流路ユニット9に供給される。
次に、図4〜図8を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。図4は、ヘッド本体2の平面図である。図5は、図4の一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。なお、図5では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及びノズル108を実線で描いている。図6は、インク吐出面2aの部分拡大図である。図7は、図5に示すVII−VII線に沿った部分断面図である。図8(a)はアクチュエータユニット21の拡大断面図であり、図8(b)は、図8(a)においてアクチュエータユニット21の表面に配置された個別電極を示す平面図である。
図4及び図5に示すように、ヘッド本体2は、流路ユニット9と、流路ユニット9の上面9aに固定された4つのアクチュエータユニット21とを含んでいる。アクチュエータユニット21は、流路ユニット9に形成された圧力室110に対向して設けられた複数のアクチュエータを含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
アクチュエータユニット21は、図4に示すように、略台形の形状を有している。また、圧力室110とノズル108も、各アクチュータに対応して、図5に示すように、略台形の配置領域にそれぞれ形成されている。各台形の配置領域は、各台形の上底を中央寄りにして、流路ユニット9の長手方向に沿って千鳥状に配置されている。
流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニット71のインク流出流路62(図3参照)に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、インク供給口105bに連通するマニホールド流路105及びマニホールド流路105から分岐して主走査方向に延在する延在領域である複数の副マニホールド流路105aが形成されている。流路ユニット9の下面には、図5及び図6に示すように、多数のノズル108がマトリクス状に配置されたインク吐出面2aが形成されている。
インク吐出面2aにおける各アクチュエータユニット21に対向する領域においては、多数のノズル108が、主走査方向に関して600dpiの間隔で千鳥状に、且つ、連続したパターンで配置されている(なお、図6においては、1パターンのみが表れている)。これにより、インク吐出面2aにおける各アクチュエータユニット21に対向する領域には、主走査方向に配列された複数のノズル108からなるノズル群であるノズル列#1〜#16が、副走査方向に互いに離隔するように16個形成されている。そして、圧力室110も、流路ユニット9におけるアクチュエータユニット21の固定面において、ノズル108と同様マトリクス状に多数配列されている。
本実施形態では、ノズル108(圧力室110)は、上述のように配置されて、流路ユニット9の長手方向(主走査方向)に配列された4つの台形の配置領域を作っている。ノズル108同士は、互いに37.5dpiの間隔で配列して、長手方向に延びる16本のノズル列を形成している。このように、各ノズル列は、複数のノズル108から構成され、4つに分断されつつ4つの台形の配置領域を形成している。
そして、図6に示すように、ノズル列#1、#2、#3、#5が同一の副マニホールド流路105aの両側に配置されており、ノズル列#1、#2、#3、#5の各ノズル108aが当該副マニホールド流路105aに連通している。また、ノズル列#4、#6、#7、#9が同一の副マニホールド流路105aの両側に配置されており、ノズル列#4、#6、#7、#9の各ノズル108aが当該副マニホールド流路105aに連通している。さらに、ノズル列#8、#10、#11、#13が同一の副マニホールド流路105aの両側に配置されており、ノズル列#8、#10、#11、#13の各ノズル108aが当該副マニホールド流路105aに連通している。加えて、ノズル列#12、#14、#15、#16が同一の副マニホールド流路105aの両側に配置されており、ノズル列#12、#14、#15、#16の各ノズル108aが当該副マニホールド流路105aに連通している。
このように、1つの副マニホールド流路105aを共通にして、その両側に2つずつのノズル列が配置されている。これを1つの組にして、4組が副走査方向(用紙搬送方向)に部分的に重なり合って配置されている。
図7に示すように、流路ユニット9は、9枚のステンレス鋼等の金属プレート122〜130から構成されている。これらプレート122〜130を互いに位置合わせしつつ積層することによって、プレート122〜130に形成された貫通孔が連結されて、流路ユニット9内に、マニホールド流路105から副マニホールド流路105a、そして副マニホールド流路105aの出口から圧力室110を経てノズル108に至る多数の個別インク流路132が形成される。
なお、リザーバユニット71からインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105から、各個別インク流路132に流れ込み、アパーチャ112及び圧力室110を介してノズル108に至る。
アクチュエータユニット21について詳細に説明する。図4に示すように、4つのアクチュエータユニット21は、それぞれ台形の平面形状を有しており、インク供給口105bを避けるよう千鳥状に配置されている。さらに、各アクチュエータユニット21の平行対向辺は流路ユニット9の長手方向(主走査方向)に沿っており、隣接するアクチュエータユニット21の斜辺同士は流路ユニット9の幅方向(副走査方向)に関して互いにオーバーラップしている。
図8(a)に示すように、アクチュエータユニット21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる3枚の圧電シート(圧電層)141〜143から構成されている。圧電シート141の上面には、圧力室110に対向する位置に個別電極135が形成されている。最上層の圧電シート141とその下側の圧電シート142との間には、シート全面に形成された共通電極(グランド電極)134が介在している。個別電極135は、図8(b)に示すように、圧力室110と相似な略菱形の平面形状を有する。個別電極135における鋭角部の一方は延出され、その先端には円形で導電性のランド136が設けられている。
共通電極134は、グランド電位(基準電位)が付与されている。一方、個別電極135は、各ランド136及びCOF50の内部配線を介して、ドライバIC52と電気的に接続されている。つまり、アクチュエータユニット21において、個別電極135と圧力室110とで挟まれた部分が、個別のアクチュエータとして働く。
ここで、アクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。圧電シート141は、多数の個別電極135と共通電極134とに挟持されており、圧電シート142、143は、共通電極134と流路ユニット9の上面とに挟持されている。ここで、個別電極135と共通電極134とに挟まれた圧電シート141の部分が、活性層として働き、両電極間に電圧を印加すると平面方向に伸縮する。また、この活性層として働く部分は、圧力室110側の圧電シート142、143と協働して、圧力室110の容積を変化するように変形する。活性層の分極方向と電界の方向とが共に厚み方向であれば、活性層が面方向に縮み、個別電極135に対応した部分は圧力室110の内側方向に凸状に変形する(ユニモルフ変形)。これにより、圧力室110内のインクに圧力(吐出エネルギー)が付与され、圧力室110内に圧力波が発生する。そして、発生した圧力波が圧力室110からノズル108まで伝播することによってノズル108からインク滴が吐出される。
なお、本実施形態においては、予め個別電極135に駆動電位を付与しておき、圧力室110の容積を縮めておく。その後、吐出要求があるごとに一旦個別電極135にグランド電位を付与し、これに続く所定のタイミングにて再び駆動電位を個別電極135に付与するような駆動信号がドライバIC52から出力される。この場合、個別電極135がグランド電位になるタイミングで、圧力室110内のインクの圧力が降下(圧力室110の容積が拡大)して、副マニホールド流路105aから個別インク流路132へとインクが吸い込まれる。その後、再び個別電極135を駆動電位にしたタイミングで、圧力室110内のインクの圧力が上昇(圧力室110の容積が縮小)し、ノズル108からインク滴が吐出される。
次に、図9を参照しつつ、制御装置16について説明する。図9は、制御装置16の機能ブロック図である。図9に示すように、制御装置16は、画像データ記憶部81と、搬送モータ制御部86と、ヘッド制御部82と、検査パターン形成部83と、吐出タイミング異常検出部84と、補正部85とを有している。
以下、各機能部について順に説明する。画像データ記憶部81は、用紙Pに印刷されるべき画像に関する画像データを記憶するものである。画像データは、印刷されるべき画像の各ドットに関するドットデータを含んでいる。このドットデータは、ノズル108から用紙Pに吐出されるインク滴の体積を示している。
搬送モータ制御部86は、所定の速度パターンで搬送ベルト8が走行するように搬送モータ19の駆動速度を制御するものである。駆動モータ19の駆動は、アクチュエータユニット21の駆動(後述)と同期しており、搬送される用紙Pの所定位置に所定画像が記録可能となっている。
ヘッド制御部82は、画像データ記憶部81に記憶された画像データにしたがって、所望のタイミングで各ノズル108からインク滴が吐出されるように、基板54及びドライバIC52を介してアクチュエータユニット21の駆動、すなわち、インクジェットヘッド1に係るインク滴の吐出を制御するものである。
図10を参照しつつ、基板54について詳細に説明する。図10は、基板54の機能ブロック図である。なお、図10においては、1つのアクチュエータユニット21に対応する部分のみを示している。図10に示すように、基板54は、ファイヤ信号生成回路56と、16個の遅延回路57と、波形信号生成回路58と、データ信号出力回路59とを有している。ファイヤ信号生成回路56は、ノズル108からインク滴を吐出するタイミングを決定するファイヤ信号を生成するものである。16個の遅延回路57は、ファイヤ信号生成回路56に生成されたファイヤ信号を順に遅延させるとともにドライバIC52に出力するものである。また、各遅延回路57の遅延時間は、外部から書き換え可能となっている。波形信号生成回路58は、ドットデータに対応する複数種類の駆動波形を生成するとともにドライバIC52に出力するものである。データ信号出力回路59は、画像データ記憶部81に記憶された画像データの各ドットデータに対応するものであって、波形信号生成回路58が生成する複数の駆動波形のいずれかを選択するためのデータ信号をドライバIC52に出力するものである。
上述したように、インク吐出面2aには、用紙搬送方向に関して互いに異なる位置に配置された16個のノズル列#1〜#16が形成されている。このため、用紙Pにおける用紙搬送方向に関する所定の位置にドットを形成する場合、ノズル列#1〜#16毎にインク滴の吐出タイミングを異ならせる必要がある。
本実施形態においては、ファイヤ信号生成回路56に生成されたファイヤ信号が、全ての遅延回路57(#1〜#16)に供給される。例えば、遅延回路57(#1)は、入力されたファイヤ信号を、所定の遅延量(遅延時間)を付加して後段のドライバIC52に出力する。これによって、ノズル列#1に係わるノズル108からインク滴を吐出するタイミングが決定される。このとき、上位の遅延回路57(#1)に比べて、下位の遅延回路57(#2〜#16)ほど付加される遅延量が大きくなっている。このように、各ノズル列#1〜#16に係るノズル108からのインク滴の吐出タイミングが、各遅延回路57から出力されるファイヤ信号によって決定される。また、各遅延回路57(#1〜#16)毎に、係わるノズル列に対応して遅延量が決められており、個別に遅延量を変更可能に構成されている。これによって、遅延量の調整が、ノズル列毎や副マニホールド流路105a毎に、あるいはアクチュエータユニット21毎に容易にできる。
ドライバIC52は、データ信号出力回路59から出力されたデータ信号に基づいて、波形信号生成回路58から出力された駆動波形のいずれかを選択するとともに、各遅延回路57から出力されるファイヤ信号のタイミングで、選択された駆動波形を有する駆動信号をアクチュエータユニット21の各個別電極135に出力する。これにより、アクチュエータユニット21が駆動される。
図11を参照しつつ、検査パターン形成部83について説明する。図11は、検査パターン形成部83によって用紙Pに印刷される検査パターンの一例を示している。検査パターン形成部83は、ノズル108に係る吐出タイミング異常の検査のための検査パターンが用紙Pに印刷されるように、搬送モータ制御部86を介して用紙Pを搬送させつつ、ヘッド制御部82を介してノズル108からインク滴が吐出されるようにインクジェットヘッド1を制御するものである。図11に示すように、検査パターンは、各アクチュエータユニット21に係るノズル列#1〜#16毎に対応する直線群が、用紙搬送方向に互いに隣接して配置されている。1つの直線群は、主走査方向に配列された複数の直線からなり、各直線は、用紙搬送方向に同じ長さで延在している。1つの直線は、ノズル列中の特定のノズル108によって形成されている。インク滴の吐出はノズル列毎に行われ、隣接ノズル列同士では、搬送方向上流側の直線の書き終わりが下流側の直線の書き始めに合わせて行われる。
図12を参照しつつ、吐出タイミング異常検出部84について説明する。図12は、検査パターンの一部を示した図である。吐出タイミング異常検出部84は、ノズル列#1〜#16単位で、ノズル108のインク滴の吐出タイミング異常を検出するものである。具体的には、検査パターン形成部83によって検査パターンが印刷された用紙Pが、排紙部12に向かって搬送されることによって画像センサ17の下方を通過する。このとき、吐出タイミング異常検出部84は、画像センサ17を介して用紙Pに印刷された検査パターンを読み取る。
例えば、図12(a)に示すように、正常時においては、ノズル列#1〜#3に対応する直線群が用紙搬送方向に関して互いに隣接した状態、すなわち、各直線群の直線の上流側端部と、当該直線群の上流側に形成された直線群の直線の下流側端部とが用紙搬送方向に関してドット単位で隣接した状態で形成されている。そして、図12(b)に示すように、ノズル列#2のノズル108からのインク滴の吐出タイミング異常が発生して、例えば、インク滴の吐出タイミングが遅れると、ノズル列#2に対応する直線群が、正常時と比較して用紙搬送方向に関する上流側に移動する。これにより、ノズル列#2に対応する直線群が、ノズル列#1に対応する直線群から離隔するとともに、ノズル列#3に対応する直線群と部分的に重なり合う。
吐出タイミング異常検出部84は、画像センサ17の読み取り結果に基づいて、ノズル列#1〜#16に対応する各直線群が位置ズレを起こしているか否かを判断することによって、ノズル列#1〜#16単位でインク滴の吐出タイミング異常が発生しているか否かを検出する。そして、吐出タイミング異常検出部84は、吐出タイミング異常を検出したとき、当該異常の内容を、インクジェットプリンタ101の図示しない表示パネルに表示させるとともに図示しない上位のコンピュータに送信する。
上述したように、各ノズル列#1〜#16に係るノズル108からのインク滴の吐出タイミングは、遅延回路57から出力されるファイヤ信号によって決定されている。ところで、遅延回路57に不具合が発生したり、COF50におけるファイヤ信号を伝達する各信号線又は信号線の接続部に不純物が付着して当該信号線の電気特性が変化したりすることによって、ファイヤ信号のタイミングが遅れると、各ノズル列#1〜#16に対応する直線群単位で位置ズレが発生する。また、上述したように、各ノズル列#1〜#16は、同一の副マニホールド流路105aに連通している。このため、例えば、ノズル列#1、#2、#3、#5に連通する副マニホールド流路105aの形状に誤差が生じている場合には、ノズル列#1、#2、#3、#5に対応する4つの直線群単位で位置ズレが発生する。したがって、位置ズレが発生した直線群が特定されれば、インクジェットヘッド1の上記不具合の内容が特定される。
図9に戻って、補正部85は、吐出タイミング異常検出部84が、吐出タイミング異常があるノズル列#1〜#16を検出したとき、以降の印刷動作において、当該ノズル列#1〜#16に属するノズル108のインク吐出タイミングを補正するものである。
具体的には、補正部85は、吐出タイミング異常検出部84によって検出された吐出タイミング異常を発生するノズル列#1〜#16のインク滴の吐出タイミングが正常になるように、対応する遅延回路57の遅延時間を書き換える。例えば、補正部85は、画像センサ17が検出した直線群同士の離隔量(重なり量)が吐出タイミング異常検出部84によって与えられるので、搬送モータ制御部86によって与えられる用紙搬送速度に基づいて、適正な遅延時間(付加すべき遅延量)を決定する。なお、用紙搬送速度は、搬送モータ19や搬送ベルト8に設けられたエンコーダ(不図示)からの出力によって求められる。
以上、説明した本実施形態によると、検査パターン形成部83が、各アクチュエータユニット21に係るノズル列#1〜#16毎に、ノズル108から吐出されるインク滴によって形成された用紙搬送方向に延在する複数の直線が、主走査方向に配列されて直線群をそれぞれ形成しているとともに、これらノズル列#1〜#16に対応する複数の直線群が用紙搬送方向に互いに隣接して配置された検査パターンを形成する。このため、遅延回路57に不具合が発生したり、COF50におけるファイヤ信号を伝達する各信号線の電気特性が変化したりすることによって、または、副マニホールド流路105aの形状に誤差があることによって、吐出タイミング異常が発生したときに、当該吐出タイミング異常の原因を容易に特定することができる。
また、吐出タイミング異常検出部84が、画像センサ17を介して用紙Pに印刷された検査パターンを読み取り、各ノズル列#1〜#16に対応する直線群単位で位置ズレが発生しているか否かによって、ノズル列#1〜#16単位のインク滴の吐出タイミング異常を検出するため、吐出タイミング異常が発生していることを自動的に検出することができる。
さらに、補正部85が、吐出タイミング異常検出部84によって検出された吐出タイミング異常があるノズル列#1〜#16のノズル108からのインク滴の吐出タイミングが正常になるように、当該吐出タイミングを決定しているファイヤ信号を出力する遅延回路57の遅延時間を書き換えるため、印刷画像品質が低下するのを抑制することができる。
<変形例>
上述した実施形態においては、検査パターン形成部83が、ノズル列#1〜#16毎に、ノズル108に対応する複数の直線が主走査方向に配列された直線群が形成された検査パターンを印刷させる構成であるが、ノズル108が用紙搬送方向に関して複数の配置形態を取り得る場合に、検査パターン形成部が、用紙搬送方向に関する配置形態を共通とする複数のノズル108に対応する直線が主走査方向に配列された直線群が形成された検査パターンを印刷する構成であってもよい。例えば、図13に示すように、検査パターン形成部が、用紙搬送方向に関する異なる位置に配置された主走査方向に延在する4つの各副マニホールド流路105a(図4参照)について、共通の副マニホールド流路105aに連通する複数のノズル108からなるノズル群(ノズル列#1、#2、#3、#5のノズル108からなるノズル群、ノズル列#4、#6、#7、#9のノズル108からなるノズル群、ノズル列#8、#10、#11、#13のノズル108からなるノズル群、ノズル列#12、#14、#15、#16のノズル108からなるノズル群)を構成し、当該ノズル群毎に、ノズル108に対応する複数の直線が主走査方向に配列された直線群がそれぞれ形成された検査パターンを印刷させる構成であってもよい。これによると、直線群の位置ズレを検出することによって、当該直線群に対応する副マニホールド流路105aの形状に誤差があることによって、吐出タイミング異常が発生していることを特定することができる。
また、1つのアクチュエータユニット21が、他のアクチュエータユニット21と異なるアクチュエータの変形特性を有している場合、このアクチュエータユニット21に係わるノズル列#1〜#16は、全体的に位置ズレを生じることになる。本発明を応用することによって、アクチュエータユニット21同士で変位特性に差がある場合でも、異なる特性のアクチュエータユニット21を特定することができる。
例えば、図14に示すように、検査パターン形成部が、用紙搬送方向に関して異なる位置に配置されるように主走査方向に千鳥状に配置された各アクチュエータユニット21(図4参照)と対向する複数のノズル108からなるノズル群u1〜u4を構成し、当該ノズル群毎に、ノズル108に対応する複数の直線が主走査方向に配列された直線群が形成された検査パターンを印刷させる構成であってもよい。これによると、直線群の位置ズレを検出することによって、当該直線群に対応するアクチュエータユニット21の貼り付け位置に誤差があることによって、吐出タイミング異常が発生していることを特定することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した実施形態においては、画像センサ17が用紙Pに印刷された検査パターンの読み取り、吐出タイミング異常検出部84が画像センサ17の読み取り結果に基づいて、ノズル108の吐出タイミング異常を検出する構成であるが、検査パターンが印刷された用紙Pをそのまま排出し、検査パターンを目視検査することによって、ノズル108の吐出タイミング異常を検出する構成であってもよい。
また、上述した実施形態においては、吐出タイミング異常検出部84が、吐出タイミング異常があるノズル列#1〜#16を検出したとき、当該ノズル列#1〜#16に属するノズル108のインク吐出タイミングを補正する補正部85を備える構成であるが、このような補正部85を備えない構成であってもよい。
また、上述した実施形態においては、固定されたインクジェットヘッド1に対して用紙Pが搬送されるインクジェットプリンタに本発明を適用した例について説明したが、用紙に対してインクジェットヘッドが移動するインクジェットプリンタについても本発明は適用可能である。
本発明の実施形態に係るインクジェットヘッドの外観側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの上面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの短手方向に沿った断面図である。 図3に示すヘッド本体の平面図である。 図4に示す一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図5に示すインク吐出面の部分拡大図である。 図5に示すVII−VII線断面図である。 図5に示すアクチュエータユニットの拡大図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 図9に示す基板の機能ブロック図である。 図9に示す検査パターン形成部によって用紙に形成される検査パターンの一例である。 図9に示す検査パターンの一部を示した図である。 検査パターンの変形例を示す図である。 検査パターンの変形例を示す図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
2a インク吐出面
2 ヘッド本体
13 搬送機構
16 制御装置
17 画像センサ
21 アクチュエータユニット
54 基板
56 ファイヤ信号生成回路
57 遅延回路
58 波形信号生成回路
59 データ信号出力回路
81 画像データ記憶部
82 ヘッド制御部
83 検査パターン形成部
84 吐出タイミング異常検出部
85 補正部
86 搬送モータ制御部
101 インクジェットプリンタ
105 マニホールド流路
105a 副マニホールド流路
108 ノズル

Claims (7)

  1. 複数のノズルが開口する吐出面を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させる移動機構と、
    前記移動機構によって前記記録ヘッドと前記記録媒体とを相対移動させて、前記移動方向に延在する直線が形成されるように、前記ノズルから液滴を吐出させて前記記録媒体に検査パターンを形成するパターン形成手段とを備えており、
    前記パターン形成手段は、前記記録ヘッドにおいて前記移動方向に関する配置形態を共通にする複数の前記ノズルからなるノズル群毎に、前記移動方向に直交する方向に前記直線が配列する直線群がそれぞれ形成され、前記複数の直線群が前記移動方向に互いに隣接して配置されるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする記録装置。
  2. 前記パターン形成手段によって前記記録媒体上に形成された検査パターンを読み取る画像センサと、
    前記画像センサによって読み取られた前記直線群同士の間隔から、液滴の吐出タイミングに異常がある前記ノズル群を検出する吐出タイミング異常検出手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記吐出タイミング異常検出手段が液滴の吐出タイミングに異常がある前記ノズル群を検出したとき、当該ノズル群に属する前記ノズルの液滴吐出タイミングを補正する補正手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記ノズルが、前記吐出面においてマトリックス状に配置されており、
    前記ノズル群が、前記移動方向に直交する方向に配列された複数の前記ノズルからなるノズル列毎に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記記録ヘッドが、前記移動方向に直交する方向に延在した複数の延在領域を含む共通インク室と、各延在領域の出口から圧力室を介して前記ノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットを有しており、
    前記ノズル群が、同一の前記延在領域と連通する複数の前記ノズル毎に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記記録ヘッドが、
    共通インク室と、前記共通インク室の出口から圧力室を介して前記ノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットと、
    前記流路ユニットに固定されているとともに、前記圧力室に対向して配置された複数の個別電極、基準電位が付与されたグランド電極及び前記複数の個別電極と前記グランド電極との間に配置された圧電層を含む、前記ノズルから液滴を吐出させる複数のアクチュエータユニットとを有しており、
    前記ノズル群が、同一の前記アクチュエータユニットに関する複数の前記ノズル毎に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記記録ヘッドが、
    前記移動方向に直交する方向に延在した複数の延在領域を含む共通インク室と、各延在領域の出口から圧力室を介して前記ノズルに至る複数の個別インク流路とが形成された流路ユニットと、
    前記流路ユニットに固定されているとともに、前記圧力室に対向して配置された複数の個別電極、基準電位が付与されたグランド電極及び前記複数の個別電極と前記グランド電極との間に配置された圧電層を含み、前記ノズルから液滴を吐出させる複数のアクチュエータユニットとを有しており、
    前記ノズルが、前記吐出面においてマトリックス状に配置されており、
    前記ノズル群が、同一の前記アクチュエータユニットに関しているとともに、同一の前記延在領域と連通しつつ前記移動方向に直交する方向に配列された複数の前記ノズル毎に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015208963A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 キヤノン株式会社 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置

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