JP2009142413A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面シートが肌に貼りつき難く、着用感が良好で、防漏性にも優れる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】表面シート1は、1枚の不織布2からなり、且つ凹凸形状を有する凹凸領域Pと、該凹凸領域Pにおける凹凸形状とは異なる凹凸形状を有する準凹凸領域Q1又は凹凸形状を有しない平坦領域Q2の何れか一方とを具備している。凹凸領域Pは、表面31側が肌に接する表面部3と、表面41側が凹状をなし裏面42側が吸収体12側に向かって突出する多数の導液凹部4とを有しており、本体長手方向Xの左右両側部それぞれに凹凸領域Pが存し、これら凹凸領域P,Pの間に準凹凸領域Q1又は平坦領域Q2が存している。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等、身体から排出される液の吸収保持に用いられる吸収性物品に関する。
生理用ナプキンやパンティライナー等の表面シートを有する吸収性物品において、表面シートは、吸収性物品のフィット性や風合い、液吸収性、吸収された液の隠蔽性等の種々の特性を左右する重要な構成部材であり、改良技術が多数提案されている。
例えば特許文献1には、多数の開孔を有する部分が吸収性物品の長手方向に沿う中央部に形成され、且つ開孔を有しない部分が該長手方向に沿う両側部に形成され、開孔を有しない部分にエンボス処理がなされている表面シートを具備する吸収性物品が記載されている。
しかし、特許文献1に記載の吸収性物品は、長手方向に沿う左右両側部に凹凸形状が形成されておらず、該左右両側部は実質的に平坦状となっているため、該左右両側部が着用者の肌、特に足の付け根に貼りつきやすく、更に該左右両側部のクッション性が不足しており、着用感が良好とは言い難いものであった。また、長手方向に沿う左右両側部が平坦状であるため、側部からの液漏れ(横漏れ)が起こりやすいという問題もあった。
また特許文献2には、長手方向に沿う左右両側縁部の上面に、頂部が上面中央部よりも高く突出して長手方向へ互いに平行して延びる複数条の襞(凸部)が設けられているナプキンが記載されている。
また特許文献3には、襞(凸部)を有しない実質的に平滑な面を形成し且つ多数の導液開孔を有する第1の吸収面域を中央域に有し、該中央域の周辺へ延びる第2の吸収面域に長手方向に延びる多数条の襞が形成されている表面シートを具備する吸収性物品が記載されている。
また特許文献4には、長手方向に沿う左右両側部におけるトップシートに、帯状弾性片が連結されている吸収性物品が記載されている。この帯状弾性片には、変形部(凸部)及び非変形部(平面部)が設けられており、該非変形部が、長手方向に延びる連続直線状に形成されている。
しかし、特許文献2〜4に記載のナプキン等は、長手方向に沿う左右両側部における凸部又は凹部(平面部)が、ナプキン等の長手方向又は幅方向に連続直線状に形成されているため、該左右両側部の肌への貼りつきが起こりやすく、また、防漏性の点でも改善の余地がある。
表面シートの肌への貼りつきがなく、クッション性が良好で、着用感及び防漏性に優れる吸収性物品は未だ提供されていない。
特開平10−94558号公報 特開平8−117275号公報 特開2000−201974号公報 特開平8−215244号公報
従って本発明の目的は、表面シートが肌に貼りつき難く、着用感が良好で、防漏性にも優れる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を備える縦長の本体を具備する吸収性物品であって、前記表面シートは、1枚の不織布からなり、且つ凹凸形状を有する凹凸領域と、該凹凸領域における凹凸形状とは異なる凹凸形状を有する準凹凸領域又は凹凸形状を有しない平坦領域の何れか一方とを具備しており、前記凹凸領域は、表面側が肌に接する表面部と、表面側が凹状をなし裏面側が前記吸収体側に向かって突出する凹部とを有しており、本体長手方向の左右両側部それぞれに前記凹凸領域が存し、これら凹凸領域の間に前記準凹凸領域又は前記平坦領域が存している吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、表面シートが肌に貼りつき難く、着用感が良好で、防漏性に優れ横漏れを起こし難い。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの肌当接面側(表面シート側)を示す平面図、図2は、図1に示すI−I線断面を模式的に示す断面模式図である。肌当接面は、吸収性物品着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌当接面は、吸収性物品着用時に下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。
本実施形態のナプキン10は、肌当接面を構成する表面シート1、非肌当接面を構成する裏面シート11及びこれら両シート1,11間に介在された液保持性の縦長の吸収体12を備える、縦長の本体13を具備し、実質的に縦長の形状を有している。
表面シート1及び裏面シート11は、吸収体12の外周縁から延出してフラップ部を形成し、該フラップ部の外周縁において互いに接合されている。該フラップ部は、吸収体12の長手方向前後端から外方に延出している一対のエンドフラップ部と、吸収体12の長手方向左右両側縁から外方に延出している一対のサイドフラップ部とからなる。
表面シート1の肌当接面側には、表面シート1と吸収体12とが一体的に圧密化されて形成された防漏溝18,19が形成されている。防漏溝18は、実質的に縦長の閉じた環状を有しており、該防漏溝18の幅方向外方に、本体長手方向に延びる一対の防漏溝19,19が形成されている。防漏溝18,19は、例えばヒートエンボス加工により形成することができる。
本体13の長手方向Xに沿う左右両側には、表面シート1及び裏面シート11を含んで構成される一対のウイング部14,14が延設されている。ウイング部14は、ナプキン着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部において、前記サイドフラップ部が本体幅方向Yの外方に向かって大きく張り出すことにより形成されている。排泄部対向部は、ナプキン10の本体長手方向Xの略中央部に存する。
ウイング部14を構成する裏面シート11の外面(非肌当接面)には、ウイング部14を下着等の着衣に固定するウイング部粘着部15が配されている。ウイング部粘着部15は、縦長の矩形形状を有しており、その長手方向を本体長手方向Xに一致させて配されている。
ウイング部14は、ナプキン10を着衣に固定する際に、裏面シート11側に折り曲げられ、ウイング部粘着部15を介して着衣の非肌当接面に粘着固定される。
尚、本体長手方向Xは、縦長の本体13の長辺に沿う方向と平行な方向であり、本体幅方向Yは、該本体長手方向と直交する方向である。
ナプキン10に用いられている表面シート1は、図2に示すように、1枚の不織布2からなり、且つ凹凸形状を有する凹凸領域Pと、該凹凸領域Pにおける凹凸形状とは異なる凹凸形状を有する準凹凸領域Q1又は凹凸形状を有しない平坦領域Q2の何れか一方とを具備している。以下、両領域Q1,Q2をまとめて「領域Q」と総称する場合がある。図2においては、領域Qは平坦領域Q2となっている。ここで、「凹凸形状」とは、エンボス処理等の凹凸加工処理によって不織布に設けられた凹凸形状を意味し、該凹凸加工処理前から不織布が有している微細な凹凸形状(ミクロな意味での凹凸形状)は含まない。
本実施形態において、表面シート1として1枚の不織布2を用いている理由は、次の通りである。即ち、この種のナプキンにおける表面シートとしては、例えば特許文献2に記載されているように(特許文献2の〔0014〕及び〔図3〕の記載等参照)、複数枚のシートを接合してなる表面シートが用いられる場合があるが、このような複数枚のシートを接合してなる表面シートは、主としてその接合部分により、ナプキン着用時に着用者にごつごつした感じを与え、不快感を生じさせると共に、液の面方向に沿った拡散の抑制効果に乏しく、液を肌当接面側から非肌当接面側へ移行させにくいため、液吸収性の点で改良の余地がある。これに対し、本発明のように、表面シートが1枚の不織布からなる場合には、上述した、複数枚のシートを接合してなる表面シートに起因する不都合がなく、着用感及び液吸収性の点で良好な結果が得られる。尚、1枚の不織布2自体は、単層構造に限定されず、多層構造であっても良い。
不織布2としては、吸収性物品の表面シートに従来用いられている各種の不織布を特に制限なく用いることができ、例えば、エアースルー不織布、エアレイド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等を用いることができる。これらの中で好ましいのはエアースルー不織布である。エアースルー不織布は、カード法又はエアレイ法により形成した繊維ウエブをエアースルー法による熱風処理により不織布化して得られるものである。
不織布2(表面シート1)の坪量は、好ましくは15〜50g/m2、更に好ましくは20〜40g/m2である。
不織布2の構成繊維は、立体形状の安定性に優れた導液凹部を形成する観点から、熱融着性繊維、特に熱可塑性ポリマー材料からなる繊維が好ましい。熱可塑性ポリマー材料としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミドなどが挙げられる。またこれらの熱可塑性ポリマー材料の組合せからなる芯鞘型あるいはサイド・バイ・サイド型等の複合繊維も好ましく用いられる。これらの繊維は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
不織布2の構成繊維の繊度は、好ましくは1.2〜6.7dtexである。
不織布2は、熱融着性繊維以外にパルプ繊維等の熱融着性を有しない繊維や融点が高く実質的に熱融着性を有しない繊維(例えば処理温度より20℃以上融点が高い繊維)を含んでいても良い。不織布の全構成繊維中、熱融着性繊維の割合(重量基準)は50〜100%であることが好ましく、80〜100%がより好ましく、とりわけ100%であることが好ましい。また、不織布2中の熱融着性繊維は、親水化されていることが好ましい。
図3〜図5には、表面シート1の凹凸領域Pが示されている。凹凸領域Pは、表面31側が肌に接する表面部3と、表面41側が凹状をなし裏面42側が吸収体12側に向かって突出する凹部4とを有している。凹部4は、図5に示すように、凹凸領域Pに千鳥状に配置されている。
表面部3の表面31及び凹部4の表面41は、肌当接面を構成する表面シート1の片面であり、表面部3の裏面32及び凹部4の裏面42は、非肌当接面を構成する表面シート1のもう一方の面である。
本実施形態においては、表面部3及び凹部4は、図3及び図5に示すように、何れも本体長手方向X及び本体幅方向Yの両方向に不連続に配置されている。
ここで、「表面部3(凹部4)は、本体長手方向X及び本体幅方向Yの両方向に不連続に配置されている」とは、表面部3(凹部4)が、本体長手方向X及び本体幅方向Yの両方向に連続直線状に配置されていない状態を意味する。表面部3及び凹部4がこのように配置されていることにより、凹部4の数をより多く配置することができ、肌と接する表面部3の面積を低減させることができる。これにより肌に対するベタツキを抑えることができ、更に肌と表面部3との間を滲む液を連続直線状のものと比べて滲みにくくすることができる。
図6には、表面部3及び凹部4の別の配置形態が示されている。図6に示す配置形態においては、凹部4は、本体長手方向X及び本体幅方向Yの両方向に不連続に配置されているものの、表面部3が、これら両方向に連続直線状に配置されている。図6においては、直線LYに沿って表面部3が連続直線状に延びており、また、直線LXに沿って表面部3が連続直線状に延びている。図6に示す配置形態も本発明の範囲内である。
本実施形態においては、ナプキン10の本体長手方向Xの左右両側部それぞれに凹凸領域Pが存し、これら凹凸領域P,Pの間に領域Q(準凹凸領域Q1又は平坦領域Q2)が存している。凹凸領域P及び領域Qは、何れもナプキン1の本体長手方向Xの全長に亘って存している。
このように、ナプキン10の長手方向左右両側部それぞれにおける表面シート1に、凹凸形状を有する凹凸領域Pが存在していることにより、ナプキン着用者の肌、特に足の付け根に該長手方向左右両側部が貼りつくことが防止され、厚みのある該凹凸領域Pの高いクッション性と相俟って、良好な着用感が得られる。また、ナプキン10の排泄部対向部に排泄された液が、吸収されずに表面シート1の表面31上を本体幅方向Yに流れても、凹凸領域Pにて堰き止めて吸収することができるため、ナプキン側部からの液漏れ(横漏れ)が効果的に防止される。
凹凸領域Pの本体幅方向Yに沿った長さL1は、吸収体12の本体幅方向Yに沿った長さ(最大長さ)に対して、好ましくは20〜80%、更に好ましくは20〜60%である。
また、領域Qの本体幅方向Yに沿った長さL2は、吸収体12の本体幅方向Yに沿った長さ(最大長さ)に対して、好ましくは20〜80%、更に好ましくは45〜80%である。
また、領域Qの本体幅方向Yに沿った長さL2に対する、凹凸領域Pの本体幅方向Yに沿った長さL1の比(L1/L2)は、好ましくは0.1〜1.5、更に好ましくは0.2〜1.0である。
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、凹凸領域Pは、吸収体12の長手方向に沿う左右両側縁12a,12aを本体幅方向Yに跨るように存している。即ち、凹凸領域Pは、吸収体12の長手方向側縁12を境界として、ナプキンの内方側(本体13側)及び外方側(前記サイドフラップ側)それぞれに存している。
吸収体12の長手方向に沿う左右両側縁12a,12a又はその近傍は、ナプキン10の着衣への装着時において、ウイング部14を裏面シート11側に折り曲げるときに用いられる、本体長手方向Xに沿って延びる折曲線が形成される部位であり、該部位における表面シート1は、ナプキンの着用中、ナプキン着用者の足の付け根やその周辺と接触しやすい状態にある。従って、本実施形態のように、吸収体12の長手方向に沿う左右両側縁12a,12aを跨ぐように凹凸領域Pが存していることにより、該側縁12aを挟んで左右に位置する領域における、表面シート1の肌(足の付け根)への接触面積が低減し、これにより、不快感の原因となる表面シート1の肌への貼りつきがより効果的に防止されるようになる。また、凹凸領域Pが有する良好なクッション感がより有効に活用されるため、結果として、より良好な着用感が得られるようになる。
上記効果をより確実に奏させるようにする観点から、凹凸領域Pは、吸収体12の長手方向側縁12aを境界として、ナプキンの内方側(本体13側)及び外方側(前記サイドフラップ側)それぞれに、5mm以上、特に10〜40mmに亘って存していることが好ましい。
また、本実施形態においては、図1及び図2に示すように、ウイング部14を構成する表面シート1の外面(ウイング部表面)におけるウイング粘着部15と対向する部分14aは、凹凸形状を有していない。より具体的には、ウイング部14の付け根(本体13とウイング部14との境界)付近におけるウイング部表面は凹凸形状を有しているが、該付け根付近以外のウイング部表面は凹凸形状を有しておらず、略平坦状の非凹凸領域Rとなっている。この「凹凸形状」の意味は、前述した通りである。
このように、ウイング部表面におけるウイング粘着部15と対向する部分14aが凹凸形状を有していないことにより、ウイング部14を構成する表面シート1と裏面シート11との間の密着性が高まり、これによりウイング部14の剛性が高められ、ウイング部14の操作性が向上し、ウイング部14の引き裂き等強度不足による不具合が起こりにくいという効果が奏されるようになる。また、ウイング部表面の平滑性が向上するため、加工時のウイング部14への粘着剤の転着性が良く、糊残り現象が起こりにくくなる他、ウイング部14の下着への固定も良好となる。更には、ウイング部14の付け根付近におけるウイング部表面が凹凸形状を有しているため、ウイング部14を下着側に折り曲げてウイング部粘着部15を介して該下着に固定して使用した後、ウイング部14を該下着から引き剥がしてナプキン10を廃棄する際、ウイング部14が折り曲げられた状態から図1に示す如き開いた状態になりやすく、ナプキンの廃棄操作が容易になるという利点も有する。
このような作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、ウイング部粘着部15の本体幅方向Yに沿った長さ(最大長さ)L4に対する、非凹凸領域Rの本体幅方向Yに沿った長さL3の比(L3/L4)は、好ましくは1.2〜1.8、更に好ましくは1.3〜1.7である。
表面シート1の凹凸領域Pにおける表面部3は、各凹部4の周囲に連続して形成されており、略平坦状に形成されている。
凹凸領域Pは、多数の凹部4が、それぞれ、表面部3から吸収体12側に向かって突出するように形成されているため、肌側に向けて突出する多数の独立凸部を有する表面シートに比べて、肌を伝って流れる液を、より素早く表面シート1内に取り込むことができる。そのため、肌を伝って液が流れることによる不都合、例えば吸収性物品からの液漏れ等を効果的に防止することができる。
凹部4は、図3及び図4に示すように、表面41側が凹状をなし裏面42側が吸収体12側(図4の下方側)に向かって突出している。また、凹部4は、周壁部43及び底面部44を有している。また、底面部44は、表面部3の裏面32より吸収体側に位置している。即ち、底面部44は、表面シート1の厚み方向Z(図4参照)において、表面部3の裏面32の位置より吸収体12側(図4の下方側)に位置している。
周壁部43は、表面シート1の厚み方向に延びる垂直線に対して傾斜しており、表面シート1の該周壁部43に囲まれた部分の横断面(表面シート1の厚み方向に直交する平面による断面)の面積が表面部3側から底面部44に向かって漸減している。より具体的には、内面形状が略逆円錐台状をなしている。
底面部44は、平面視略円形であり、その周囲に周壁部43が連続している。本実施形態における底面部44は、略平坦状に形成されているが、断面が下方に向けて凸の円弧状をなす凸曲面形状に形成することもできる。
本実施形態における凹部4は、周壁部43における底面部44に隣接する部位(図4中に符号Aで示す部位、以下、底面部隣接部位Aともいう)の厚みTaが、表面部3の厚みT1より小さい。そのため、底面部隣接部位Aにおける不織布の繊維密度が、表面部3における不織布の繊維密度より高くなっている。このように、表面部3と底面部隣接部位Aとの間に繊維密度の差(勾配)があることによって、表面部3及び/又は周壁部43において表面シート1内に取り込まれた液が、底面部隣接部位Aへと移行し易くなっている。底面部隣接部位Aは、表面シート1を吸収体12上に配したときに、該吸収体12に接触ないし近接して、そこから吸収体12への液の移行が自然に生じ得る部位である。凹部4は、このように、表面部3及び/又は周壁部43において取り込んだ液を、吸収体12へと導く機能を有している。
本実施形態の表面シート1の凹凸領域Pは、このように、底面部隣接部位Aの厚みTaが表面部3の厚みT1より小さく、吸収体12への液の移行性に優れている。
しかも、本実施形態の凹凸領域Pは、上述したように、凹部4が底面部44を有し、凹部4の下端が開口していないため、凹部4の形態が安定しており、ナプキン10の着用中に表面シート1に厚み方向に圧縮力が加わっても、凹部4が潰れにくく、あるいは潰れたとしても圧縮力から解放されたときの復元力に優れている。そのため、良好なクッション性を有しており、風合いも良好なものとなる。
更に、凹部4が底面部44を有し、吸収体12に移行した液が、該底面部44によって隠蔽されるため、使用後のナプキン10において経血が目立つことを防止することができる。
吸収体12への液の移行性を向上させる観点から、底面部隣接部位Aの厚みTaは表面部3の厚みT1の3〜80%、特に5〜50%であることが好ましい。また、前記厚みT1は、0.4〜2.5mmであることが好ましく、前記厚みTaは、0.1〜0.4mmであることが好ましい。尚、表面部3の厚みT1は、図4に示すように、隣り合う凹部4間の略中央部において測定する。また、底面部隣接部位Aの厚みTaは、図4に示すように、凹部4を構成する不織布の該部位Aにおける厚みである。
また、本実施形態における凹部4の周壁部43は、図4に示すように、表面部3側から底面部44側に向かって厚みが漸減しており、それによって、周壁部43を構成する不織布2の繊維密度が、表面部3側から底面部44側に向かって漸増している。
そのため、表面部3及び/又は周壁部43から、底面部隣接部位Aへの液の移行性、延いては吸収体12への液の移行性に一層優れている。
吸収体12への液の移行性の向上の観点から、周面部43の底面部隣接部位Aの厚みTaは、該周壁部43における表面部3に隣接する部位(図4中に符号Bで示す部位、以下、表面部隣接部位Bともいう)の厚みTbの5〜80%であることが好ましく、より好ましくは5〜50%である。尚、表面部隣接部位Bの厚みTbは、図4に示すように、凹部4を構成する不織布の該部位Bにおける厚みである。
更に、本実施形態における凹部4は、表面部隣接部位Bの厚みTbが、前記表面部3の厚みT1より小さい。これにより、表面部3から周壁部43への液の移行性に一層優れ、吸収体12への液の移行性がより一層優れている。表面部3から周壁部43への液の移行性の向上の観点から、表面部隣接部位Bの厚みTbは、表面部3の前記厚みT1の20〜90%、特に40〜90%であることが好ましい。
前記厚みT1、Ta、Tbは、無荷重下の厚みであり、例えば断面を撮影した顕微鏡写真から求める。後述する表面シートの厚みTも同様である。
底面部44における不織布3は、繊維同士の結合点を有しており且つ液透過性を維持していることが好ましい。繊維同士の結合点の存在により凹部4の立体形状の安定性を向上させつつ、表面シート1の液透過性を向上させることができ、更にフィルム化させたときのような肌触りの悪化を防止することができる。繊維同士の結合点には、フィルム化した部分や、エンボス加工により不織布を加圧して形成したものは含まれない。繊維同士の結合点は、エアースルー法による熱風処理により繊維同士をそれらの交点において熱融着させたものが好ましい。
凹凸領域Pにおいては、上述した該凹凸領域Pによる作用効果(表面シートの肌への貼りつき防止、クッション性の向上、横漏れ防止等)をより確実に奏させるようにする観点から、以下の構成を有することが好ましい。
表面部3側の開口部(導液凹部4の開口部)の直径W1(図4参照、開口形状が非円形の場合は同一面積の円の直径)は2.0〜7.0mmであることが好ましく、底面部44の直径W2(図4参照、非円形の場合は同一面積の円の直径)は0.5〜2.5mmであることが好ましい。
凹凸領域Pにおける表面シート1の見掛け厚みT(図4参照)は0.5〜3.0mmであることが好ましく、該見掛け厚みTに対する表面部3の厚みT1の割合は、20〜90%、特に40〜90%であることが好ましい。
また、凹部4の個数は、凹凸領域Pの9cm2あたりの個数が、10〜100個程度が好ましく、より好ましくは20〜70個程度である。
隣接する凹部4,4間のピッチP1(図5参照、隣接する凹部4,4それぞれの平面視における中心間を結ぶ直線の長さ)は、好ましくは3.5〜8.0mm、更に好ましくは4.0〜7.0mmである。
上述したように、本体長手方向Xの左右両側部に位置する一対の凹凸領域P,P間に存する領域Qは、凹凸形状を有しない平坦領域Q2であっても良く、あるいは凹凸領域Pにおける凹凸形状とは異なる凹凸形状を有する準凹凸領域Q1であっても良い。領域Qは、身体から排泄された液を直接受ける、本体13の幅方向中央部に位置する領域であり、液の吸収性が特に重要な特性とされる領域であるから、良好な液吸収性(通液性)が確保できるように構成される。
ここで、準凹凸領域Q1が有する、「凹凸領域における凹凸形状とは異なる凹凸形状」には、例えば、凹部の開口部の直径、凹部のピッチ、凹凸形状の見掛け厚み(図4の符号Tで示す厚み)、及び凹部の深さの何れか1種以上の特性が、凹凸領域Pにおけるものと異なる場合が含まれる。また、本実施形態においては、上述したように、凹凸領域Pにおける表面部3及び凹部4が何れも本体長手方向X及び本体幅方向Yの両方向に不連続に配置されているので(図3及び図5参照)、準凹凸領域Q1の凹凸形状を構成する、表面部(凸部)及び/又は凹部が、本体長手方向X又は本体幅方向Yに連続直線状に配置されている場合は、斯かる準凹凸領域Q1は、凹凸領域Pにおける凹凸形状とは異なる凹凸形状を有していると言える。
図7は、図1に示すナプキン10における表面シート1の準凹凸領域Q1の一例の図4相当図である。準凹凸領域Q1においては、図7に示すように、該準凹凸領域Q1をその厚み方向に貫通する開孔7が複数形成されていても良い。準凹凸領域Q1にこのような開孔7が複数形成されていると、通液性及び通気性の点で有利である。開孔7の配置形態は特に制限されず、準凹凸領域Q1に千鳥状に配置されていても良い。
開孔7は、肌当接面71から非肌当接面72に向かって延出する、準凹凸領域Q1における表面シート1によって取り囲まれて形成されている。開孔7の内面は、不織布2の肌当接面71からの連続面で形成されており、開孔7は立体的な開孔である。立体的な開孔の態様としては、例えば、開孔7を取り囲む不織布が円筒状になっている開孔や、開孔7の径が肌当接面71から非肌当接面72に向かって漸次増加していく円錐状の開孔等が挙げられるが、図7に示す如き開孔、即ち、開孔7の径が肌当接面71から非肌当接面72に向かって漸次減少していく逆円錐状の開孔が好ましい。
凹凸領域Pにおける表面シート1の見掛け厚みT(図4参照)は、領域Q(準凹凸領域又は平坦領域)における表面シート1の見掛け厚みと同じか、又は該見掛け厚みより大きいことが、着用感の向上、横漏れ防止の点で好ましい。
ここで、「準凹凸領域又は平坦領域における表面シートの見掛け厚み」とは、準凹凸領域Q1においては、凹凸領域Pにおける表面シート1の見掛け厚みTと同様の測定方法で測定される、該準凹凸領域Q1の見掛け厚みT3(図7参照)を意味し、平坦領域Q2においては、該平坦領域Q2における表面シート1の厚みT3そのものを意味する。
また、「見掛け厚みが同じ」とは、領域Qの見掛け厚みT3に対する、凹凸領域Pの見掛け厚みTの比(T/T3)が、0.8〜1.3の範囲にあることを意味する。
特に上記のように、凹凸領域Pの見掛け厚みTと領域Qの見掛け厚みT3とが同じであると、凹凸領域Pと領域Qとの境界に段差が生じないため、良好な着用感が得られる。
また上記のように、凹凸領域Pの見掛け厚みTが領域Qの見掛け厚みT3よりも大きい(T>T3)と、上述したように本体長手方向Xに沿う左右両側部それぞれに凹凸領域Pが存し且つこれら凹凸領域P,Pの間に領域Qが存していることと相俟って、凹凸領域Pによる液の堰き止め効果が高まり、横漏れが効果的に防止される。但し、T>T3とすると、凹凸領域Pと領域Qとの境界に段差が生じやすく、着用感の点で問題が残るおそれがある。
上述した横漏れ防止効果を重視する場合には、凹凸領域Pの見掛け厚みTを領域Qの見掛け厚みT3よりもある程度以上大きくする必要があり、斯かる場合における見掛け厚みT3に対する見掛け厚みTの比(T/T3)は、好ましくは1.4〜3.5、更に好ましくは1.4〜2.5である。
準凹凸領域Q1に、図7に示す如き開孔、あるいは凹部4と同様に下端が開口していない凹部(図示せず)が複数形成されている場合、凹凸領域Pにおける表面部3側の開口部(凹部4の開口部)の直径W1は、準凹凸領域Q1における開孔あるいは凹部の開口部の直径W3(図7参照、非円形の場合は同一面積の円の直径)よりも大きいことが好ましく、W3に対するW1の比(W1/W3)は、好ましくは1.2〜3.0、更に好ましくは、1.2〜2.0である。
また、準凹凸領域Q1に、図7に示す如き開孔、あるいは凹部4と同様に下端が開口していない凹部(図示せず)が複数形成されている場合、凹凸領域Pにおける複数の凹部4のピッチP1(図5参照)は、準凹凸領域Q1における開孔あるいは凹部のピッチP3(図示せず)よりも大きいことが好ましく、P3に対するP1の比(P1/P3)は、好ましくは0.5〜3.0、更に好ましくは、0.5〜2.0である。
上述した本発明に係る表面シート1は、原料シート(不織布)の一部に、凹凸加工処理を施して、凹凸領域Pを形成すると共に、該原料シートの他の部分に、該凹凸加工処理とは処理条件の異なる他の凹凸加工処理(例えば、公知の立体開孔の形成処理)を施して、準凹凸領域Q1を形成することにより製造することができる。領域Qを準凹凸領域Q1とせずに平坦領域Q2とする場合は、凹凸加工処理は不要である。
表面シート1における凹凸領域Pの形成方法について一例を挙げて説明する。
凹凸領域Pの好ましい形成方法においては、図8に示すように、不織布からなる原料シート20に、一対のロール5,6を用いて多数の凹部4,4・・を形成して表面シート1を得る。原料シート20として用いる不織布は、エアースルー不織布が好ましい。エアースルー不織布は、適度な伸長性(繊維構造の変形自由度)を有すると共に、繊維同士の結合点を有することによって伸長させても繊維がばらばらになりにくいので、形態の安定した凹部4の形成に適している。
図8に示すように、本形成方法においては、凹部4の形成に、周面に多数の凸部51を有する第1のロール5と、周面に凸部51に対応する多数の凹部6を有する第2のロール6とを備えた延伸及び加熱装置を用いている。
本装置における第1のロール5及び第2のロール6は、同期して図8中矢印で示す方向に回転駆動されるようになされており、両ロール5,6の回転に伴い、個々の凸部5が、順次、対応する凹部6内に挿入(遊挿)されるように構成されている。凹部6内に挿入される凸部51は、該凹部6の内面囲に接触しないようになっている。
尚、図8に示す例において、凸部51は、円柱状をなしており、凹部6は、凸部51の直径よりも内径の大きい有底円筒状をなしている。
図8に示すように、回転する第1及び第2のロール5,6間に、不織布からなる原料シート20を導入すると、該原料シート20は、図9に示すように、第2のロール6の凹部61以外の部分が裏面に接触した状態において、凸部51による凹部61への押し込み部位へと搬送され、該押し込み部位において、該凹部61上に位置する部分が凸部51によって押圧され該凹部61内へと押し込まれる。
この押し込みの際には、原料シート20における、凸部51の先端部に接触して直接押圧される部分24の周囲に、凸部51及び凹部61のいずれにも接触しない部分23が存在しており、該部分23が他の部分に比してより大きく伸長する。
そして、伸長状態下における前記部分23に凹部61の内面から熱が与えられ、その熱により、その伸長状態が固定(熱セット)され、構造の安定した凹部4が形成される。
このようにして、多数の凹部4が多数形成された、表面シート1の凹凸領域Pが得られる。得られた凹凸領域Pにおいて、底面部44は、主として凸部51の先端部に直接押圧された部分24から構成され、周壁部43は、主として前記部分23から構成されている。
本実施形態のナプキン10の形成材料について説明する。
裏面シート11及び吸収体12としては、それぞれ当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば裏面シート11としては、熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等の、液透過性ないし撥水性のシートを用いることができる。裏面シート11は、水蒸気透過性を有していても良い。吸収体12としては、パルプ繊維等の繊維材料からなる繊維集合体又はこれに吸収性ポリマーを保持させたものを、ティッシュペーパーや不織布等の被覆シートで被覆してなるものを用いることができる。また、ウイング部粘着部15形成用の粘着剤としては、ホットメルト接着剤を用いることができる。
本実施形態のナプキン10は、ウイング部を有するこの種の生理用ナプキンと同様に、ウイング部粘着部15を介して下着に固定されて使用される。
本実施形態のナプキン10によれば、表面シート1が1枚の不織布からなり、且つ該表面シート1における、着用時に着用者の足の付け根と接触しやすい部位(ナプキンの長方向左右両側部)に、表面部3及び凹部4が本体長手方向X及び本体幅方向Yの両方向に不連続に配置されている、凹凸領域Pが形成されているため、該部位が肌に貼りつきにくく、ベタツキ感が少なく、凹凸領域Pの良好なクッション性と相俟って、良好な着用感が得られ、更には横漏れが効果的に防止される。
また、凹凸領域Pにおける表面シート1の見掛け厚みTを、領域Q(準凹凸領域Q1又は平坦領域Q2)における表面シート1の見掛け厚みT3と同じにした場合は、着用感の更なる向上が得られ、見掛け厚みT3よりも大きくした場合には、横漏れ防止の更なる向上が得られる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば、準凹凸領域Q1の凹凸形状は、図7に示す如き開孔7が複数形成された形態に制限されず、1)凹部4の如き、下端が開口していない凹部(但し、凹部4とは寸法あるいは形状等が異なる凹部)が複数形成された形態でも良く、あるいは、2)凹凸形状を構成する凸部や凹部が、本体長手方向X及び/又は本体幅方向Yに沿って連続直線状に延びる形態であっても良い。
また、凹部4の周壁部43や底面部44の平面視形状は、図5に示すような真円形に代えて楕円形とすることもでき、更には、菱形、正方形、長方形等の多角形状、あるいはハート型、星形等とすることもできる。例えば、多角形とする場合、角部には丸みをつけることが好ましい。また、凹部4は、下端が開口した開孔であっても良いが、開孔は無い方が好ましい。
また、本発明の吸収性物品の適用例の一つとして生理用ナプキンを挙げたが、例えばパンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、軽失禁ライナー等にも適用できる。
図1は、本発明の一実施形態である生理用ナプキンの表面シート側の面(肌当接面)を示す平面図である。 図2は、図1に示すI−I線断面を模式的に示す断面模式図である。 図3は、図1に示す生理用ナプキンにおける表面シートの凹凸領域の一部を拡大して示す斜視図である。 図4は、図3のII−II線断面の一部を拡大して示す拡大断面図である。 図5は、図3に示す表面シートの凹凸領域をその表面側から視た平面図である。 図6は、本発明に係る凹凸領域の別の実施形態の図5相当図である。 図7は、図1に示す生理用ナプキンにおける表面シートの準凹凸領域の一例の図4相当図である。 図8は、本発明に係る表面シートの凹凸領域の製造に好ましく用い得る装置の要部を示す図である。 図9は、図8の装置における第1及び第2ロールの軸長方向に沿う断面(図8のIII−III線断面)を示す断面図である。
符号の説明
10 生理用ナプキン(吸収性物品)
11 裏面シート
12 吸収体
13 本体
14 ウイング部
15 ウイング部粘着部
1 表面シート
2 不織布
3 表面部
4 凹部
43 周壁部
44 底面部
P 凹凸領域
Q1 準凹凸領域
Q2 平坦領域
R 非凹凸領域

Claims (3)

  1. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を備える縦長の本体を具備する吸収性物品であって、
    前記表面シートは、1枚の不織布からなり、且つ凹凸形状を有する凹凸領域と、該凹凸領域における凹凸形状とは異なる凹凸形状を有する準凹凸領域又は凹凸形状を有しない平坦領域の何れか一方とを具備しており、
    前記凹凸領域は、表面側が肌に接する表面部と、表面側が凹状をなし裏面側が前記吸収体側に向かって突出する凹部とを有しており、
    本体長手方向の左右両側部それぞれに前記凹凸領域が存し、これら凹凸領域の間に前記準凹凸領域又は前記平坦領域が存している吸収性物品。
  2. 前記凹凸領域における前記表面シートの見掛け厚みが、前記準凹凸領域又は前記平坦領域における該表面シートの見掛け厚みと同じか、又はこれより大きい請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記本体の長手方向に沿う左右両側に、前記表面シート及び前記裏面シートを含んで構成される一対のウイング部が延設され、該ウイング部を構成する該裏面シートの外面に、該ウイング部を着衣に固定するウイング部粘着部が配されており、
    前記ウイング部を構成する前記表面シートの外面における前記ウイング粘着部と対向する部分は、凹凸形状を有していない請求項1又は2記載の吸収性物品。
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