JP2009141458A - 記録再生装置、記録再生方法及びプログラム - Google Patents

記録再生装置、記録再生方法及びプログラム Download PDF

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修史 今村
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Abstract

【課題】正しく同期処理を行うことができると共に正しくPCR値の取得可能な記録再生装置及び記録再生方法を提供すること。
【解決手段】記録再生装置1は、2以上のチューナ11、12と、再生用クロック又は記録用クロックのカウント値を、受信パケットが受信された際にタイム打刻するストリーム処理部20と、送信側と同期が取れるよう、少なくとも再生用クロックの同期制御をする同期制御部とを有する。ストリーム処理部20は、受信パケットから送信側の時刻情報PCRを検出すると、そのタイムスタンプが、再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報をその受信パケットに付与し、同期制御部は、ストリーム処理部20からPCR及びタイムスタンプと共にタイムカウンタ識別情報を受け取り、これらの情報に基づき同期制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、2以上のチューナからデータを受信して視聴・記録するための記録再生装置、記録再生方法及びプログラムに関する。
伝送されてきたMPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)トランスポートストリーム(以下TS)を受信し、視聴もしくは記録を行う場合、受信側の処理は受信機内の基準クロックに基づいて行われる。この時、受信側は、自分の基準クロックを送信側の基準クロックに合わせるための同期システムが必要となる。
一方、記録媒体に記録されているMPEG2 TS、又はMPEG2プログラムストリーム(以下PS)を再生する場合は、伝送されてきたMPEG2 TSの視聴・記録時と異なり送信側のシステムが存在しないため、送信側のシステムと基準クロックを同期する必要はない。そこで通常は、水晶発振器により発生された周波数固定の基準クロックに基づいて各種の再生処理を実行する。
ところで、このような、伝送系同期システムを利用した再生(伝送系再生)と蓄積系同期システムを利用した再生(蓄積系再生)の両方を行うことができる再生装置には、通常、伝送系同期システムと蓄積系同期システムがそれぞれ独立して用意されている。しかしこのような場合、伝送系再生から蓄積系再生に、又は蓄積系再生から伝送系再生に再生モードが切り替わると、同期システムも切り替わる。よってその遷移時に同期が乱れ、再生画像が乱れる問題があった。そこで、特許文献1には、再生モードが切り替わるとき、再生画像が乱れないようにすることができる記録再生装置が開示されている。
図7は、特許文献1に記載の記録再生装置を示す図である。図7に示すように、BS/CSデジタルチューナ101は、放送衛星(Broadcasting Satellite)または通信衛星(Communications Satellite)を介して伝送されてきたデジタルテレビジョン放送を受信して復調し、選局されたチャンネルの、MPEG2の規格に準拠して符号化されたMPEG TSをセレクタ105に供給する。地上波デジタルチューナ102は、受信した地上波を復調し、選局されたチャンネルのMPEG TSをセレクタ105に供給する。イーサネット(登録商標)/無線LANインタフェース103は、イーサネット(登録商標)または無線LANから受信したMPEG TSを、セレクタ105に供給する。IEEE1394インタフェース104は、IEEE1394のネットワークを介して受信したMPEG TSをセレクタ105に供給する。
セレクタ105は、MPEG TSが図示せぬ記録媒体に記録される場合、記録されるMPEG TSを選択して、バッファコントローラ106に供給する。また、MPEG TSをリアルタイムで再生する場合(伝送系再生する場合)、再生されるMPEG TSを選択して、デマルチプレクサ108に供給する。また、セレクタ105は、記録媒体に記録されたMPEG TS等を蓄積系再生する場合、バッファコントローラ106から供給されるMPEG TSをデマルチプレクサ108に供給する。
バッファコントローラ106は、記録時において、セレクタ105から入力されるMPEG TSを、記録媒体に対応する転送レート、タイミングでストレージデバイス107に出力し、その記録媒体に記録させる。また、再生時において、ストレージデバイス107により記録媒体から読み出されて供給されたMPEG TSをセレクタ105に供給する。
デマルチプレクサ108は、セレクタ105から供給されたMPEG TSから、PES(Packetized Elementary Stream)パケットを抽出し、MPEG AVデコーダ109に供給する。また、MPEG TSから、PCR(Program Clock Reference:プログラム時刻基準参照値)を抽出し、PLL(Phase Lock Loop)回路113に供給する。
MPEG AVデコーダ109は、同期信号発生回路117から供給される同期信号を利用してフレーム同期を確立し、デマルチプレクサ108から入力されたPESパケットから、映像エレメンタリストリームと音声エレメンタリストリームを生成する。また、映像エレメンタリストリームをPLL回路115から供給されるビデオ信号処理用のクロックに従って復号し、その結果得られた映像データをポスト映像信号処理回路110に供給する。さらに、音声エレメンタリストリームを、PLL回路116から供給されるオーディオ信号処理用のクロックに従って復号し、その結果得られた音声データをD/A変換回路112に供給する。
ポスト映像信号処理回路110は、同期信号発生回路117から供給される同期信号を利用してフレーム同期を確立し、MPEG AVデコーダ9から入力された映像データに対するデジタル的なエフェクト処理やノイズフィルタ処理等を、PLL回路115から供給されるビデオ信号処理用のクロックに従って行う。そして各種処理を施して得られた信号を、D/A変換回路111に供給する。
D/A変換回路111は、同期信号発生回路117から供給される同期信号を利用して同期を確立し、PLL回路115から供給されるビデオ信号処理用のクロックに従って、入力されたデジタル映像信号(デジタルコンポーネント信号)をD/A変換し、その結果得られたアナログコンポーネット映像信号を外部の装置に出力する。また、PLL回路116から供給されるオーディオ信号処理用のクロックに従って、MPEG AVデコーダ109から入力されたデジタル音声信号をアナログステレオ音声信号に変換し、外部の装置に出力する。
PLL回路113は、BS/CSデジタルチューナ101乃至IEEE1394インタフェース104から入力されるMPEG TSが伝送系再生されるとき、デマルチプレクサ108から供給されるPCRに基づいて、内蔵するVCXO(voltage Control Crystal)125のクロックにPLLをかけ、MPEG TSの符号化時のクロック(27MHz)と同期するクロックを生成し、それを基準クロックとして、MPEG AVデコーダ109、PLL回路115、及びPLL回路116のそれぞれに供給する。PLL回路113はまた、記録媒体に記録されているMPEG TSが再生されるとき、すなわち蓄積系再生が行われるとき、VCXO125のデフォルトの周波数のクロックをそのまま基準クロックとして、MPEG AVデコーダ109、PLL回路115、及びPLL回路116のそれぞれに供給する。このPLL回路113の基準クロックの切り換え処理は、システムコントローラ114により制御される。
システムコントローラ114は、PLL回路113の他、記録再生装置の全体を制御する。
PLL回路115は、PLL回路113から供給された基準クロックにPLLで同期化して必要なクロックを生成し、それをビデオ信号処理用のクロックとして、MPEG AVデコーダ109、ポスト映像信号処理回路110、D/A変換回路111、および同期信号発生回路117のそれぞれに、所定のタイミングで供給する。
PLL回路116は、PLL回路113から供給された基準クロックにPLLで同期化して、必要なクロックを生成し、それをオーディオ信号処理用のクロックとして、MPEG AVデコーダ109及びD/A変換回路112のそれぞれに、所定のタイミングで供給する。
同期信号発生器117は、PLL回路115から供給されたクロックを用いて、自走周期で同期信号を生成し、MPEG AVデコーダ109、ポスト映像信号処理回路110、およびD/A変換回路111のそれぞれに、所定のタイミングで供給する。
この従来の記録再生装置では、伝送系再生および蓄積系再生における基準クロックが、いずれの場合においても1つのVCXOのクロックから生成されているので、再生モードが切り替わるときでも、基準クロックと同期信号の連続性が保たれる。その結果、乱れのない画像を表示することができる。
特開2003−244697号公報
しかしながら、従来の再生記録装置では番組Aを視聴しながら別の番組Bを記録するといった、いわゆる裏番組の記録ができない。従来の再生記録装置では基準クロックは1つしかなく、基準クロックは視聴対象ストリーム(番組A)の送信側と同期を合わせている。視聴対象ストリームに含まれるPCR(送信側が符号化した時の時間情報)とPLL回路内のSTCの比較結果からVCXOを調整して送信側と同期のとれた基準クロックを出力し、STCは最終的に視聴対象ストリームに含まれるPCRとほぼ等しくなる。
もし記録対象ストリーム(番組B)の送信側とも同期を合わせようとすると記録対象ストリームに含まれるPCRとSTCとの比較結果からVCXOを調整して記録対象ストリームの送信側と同期をとる。しかし、この結果、本来同期がとれていたはずの視聴対象ストリームの送信側と同期がとれなくなり、また視聴対象ストリームの送信側と同期をとろうとすると今度は記録対象ストリームの送信側と同期がとれなくなる。結局、視聴、記録両方の送信側と同期がとれなくなり、同期システムが破綻し、視聴の際にはデコーダバッファでのオーバーフロー、アンダーフローの発生による画像の乱れが発生し、記録では、記録したストリームを他機で再生した場合に、同期がとれていないために画像の乱れが起きる可能性が存在する。
このため、視聴を行う場合は視聴対象ストリーム(番組A)の送信側と同期をとるために基準クロックを占有して使用せねばならず、記録対象ストリーム(番組B)は同期をとることができないために記録ができない。
本発明に係る記録再生装置は、2以上のチューナと、受信パケットの再生に使用する再生用クロック又は前記受信パケットの記録に使用する記録用クロックのカウント値を、当該受信パケットが受信された際にタイム打刻するストリーム処理部と、送信側と同期が取れるよう、少なくとも前記再生用クロックの同期制御をする同期制御部とを有し、前記ストリーム処理部は、前記受信パケットから送信側の時刻情報を検出すると、前記タイム打刻されたカウント値であるタイムスタンプが、前記再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報を当該受信パケットに付与し、前記同期制御部は、前記ストリーム処理部から前記時刻情報及びタイムスタンプと共に前記タイムカウンタ識別情報を受け取り、これらの情報に基づき前記同期制御を行うものである。
本発明に係る記録再生方法は、2以上のチューナにより受信される受信パケットの再生に使用する再生用クロック又は前記受信パケットの記録に使用する記録用クロックのカウント値を、当該受信パケットが受信された際にタイム打刻し、前記受信パケットから送信側の時刻情報を検出すると、前記タイム打刻されたカウント値であるタイムスタンプが、前記再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報を当該受信パケットに付与し、前記時刻情報、タイムスタンプ及び前記タイムカウンタ識別情報に基づき前記同期制御を行うものである。
また、本発明に係るプログラムは、上述した同期制御処理をコンピュータに実行させるものである。
本発明においては、同期制御部は、タイムスタンプが、再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報を前記ストリーム処理部から受け取るため、当該タイムスタンプがいずれのクロックのカウント値か判別することができ、この判別結果に基づき同期制御を行うことができる。
本発明によれば、正しく同期処理を行うことができると共に正しくPCR値の取得可能な記録再生装置及び記録再生方法を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、視聴のみを行っている状態に記録動作を追加する遷移過程、及び視聴と記録の両方の動作を行っている状態から、記録を停止する遷移過程の両方の期間においても、正しくPCR値の取得とそれを用いた基準クロックの同期処理を行うことが可能な記録再生装置に適用したものである。
先ず、本実施の形態の理解を容易とするため、本願出願人が先に出願した特願2006−298833に記載された技術(以下、参照例という。)について説明する。この参照例にかかる記録再生装置は、伝送されてきたストリームの視聴や記録、及び蓄積媒体に記録済みのストリームの視聴の両方に対応する記録再生装置である。そして、視聴中の状態から視聴と記録の両方を行う状態への遷移や、視聴と記録の両方を行っている状態から視聴のみを行う状態への遷移動作を、視聴している画像の乱れや伝送系の処理において同期している基準クロックを狂わせることなく実現するものである。
図1は、参照例における記録再生装置を説明する図である。図1に示すように、参照例にかかる記録再生装置10においては、チューナ11はデジタルテレビジョン放送を受信して復調し、選局されたチャンネルのMPEG2 TSを記録再生機のストリーム処理部20へ供給する。ストリーム処理部20のストリーム入力コントローラ21は、MPEG2 TSを構成するMPEG2 TSパケットを受けつけると、リニアカウンタセレクタ25で選択されるリニアカウンタM26又はリニアカウンタR27のカウンタの値を入力パケットのデータとともにローカルバッファ22へ格納する。
図2は、ローカルバッファ22を示す模式図である。図2に示すように、ローカルバッファ22中には複数のMPEG2 TSパケットを格納可能である。MPEG2 TSパケットがローカルバッファ22中へ格納される際、パケット1つに対して1つ、ストリーム入力コントローラ21によって付加されたリニアカウンタM26又はリニアカウンタR27のパケット到着時におけるカウント値が、パケット到着時のタイムスタンプ情報として対にして記録される。
図2においては10個のMPEG2 TSパケットを格納する構成を示してあるが、10個より多くても、少なくても記録再生機システムが破綻しない範囲であれば問題ない。図1に戻って、ローカルバッファ22へ格納されたMPEG2 TSパケットは、デマックス23により映像情報を含むパケットや音声情報を含むパケット、記録対象のパケットなどが判定される。
対象MPEG2 TSストリームを視聴している場合は、デマックス23は映像及び音声情報を含むパケットからからPES(Packetized Elementary Stream)パケットを抽出し、AVデコーダ42用のデコーダバッファ40へ出力する。MPEG AVデコーダ42は、デコーダバッファ40中の音声エレメンタリストリームや映像エレメンタリストリームをClock Mにしたがって復号処理し、映像情報はClock Mに従って動作しているポスト映像信号処理部43へ、音声情報は図示せぬD/A(Digital Analog)変換回路へ出力する。
対象MPEG2 TSストリームを記録している場合は、デマックス23は記録対象のパケットとストリーム入力コントローラ21により付加リニアカウンタのカウンタ値の両方をレコードバッファ41へ出力する。レコードバッファ41へ出力されたパケットデータ及びカウンタ値は、その後図示せぬHDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disc)などのストレージデバイスへ送られる。
デマックス23において、MPEG2 TSパケット中にPCR(Program Clock Reference)が含まれることが検出された場合、検出されたPCRの値はPCRレジスタ24に保持される。このPCRは、受信側、即ちデコーダにおいて、時刻基準となるSTC(System Time Clock)(基準となる同期情報)の値を送信側(符号器側)で意図した値にセット、校正するための情報である。この時、PCRの検出がストリーム処理部20が視聴、又は記録といった動作開始後始めての検出である場合は、検出したPCR値をSTCカウンタに書き込む必要がある。STCカウンタは、基準クロックで動作するカウンタである。そして、初回以外のPCR検出では記録再生システムの基準クロックを送信側の基準クロックに同期させるために、PCRの値とPCR到着時のSTCの値を比較し、比較結果から記録再生機の基準クロックを調整する必要がある。
初回PCR検出時は、検出されたPCRの値を視聴中であればSTC Mカウンタ28へ書き込み、記録中であればSTC Rカウンタ29へ書き込み、視聴と記録の同時処理中であればSTC Mカウンタ28とSTC Rカウンタ29の両方に書き込む。しかし、PCRを含むパケットがストリーム処理部20へ到着した時刻から、デマックス23においてPCR値が検出されるまでにかかる時間は一定とは限らない。特にストリーム処理部20の処理をCPU(Central Processing Unit)上で動作するソフトウェアとして記述した場合には、パケット到着を示す割り込み処理要求への応答時間などが可変であり、PCR到着からPCR検出までの遅延時間はPCR検出毎に変動してしまう。そのため、STCカウンタに対して検出されたPCRの値を書き込む際には、PCRを含むパケットがストリーム処理部20へ到着してから、デマックス23によりPCRが検出されSTCカウンタへ書き込む処理が起動するまでの遅延時間を補正する必要がある。
STC Mカウンタ28に対する補正はSTC M補正部30において行われ、STC Rカウンタ29に対する補正はSTC R補正部31において行われる。補正動作は、以下の手順で行う。先ずPCRが検出されSTCカウンタへ書き込み処理を行う際にリニアカウンタの値を読み直す。そして、ストリーム入力コントローラ21によりローカルバッファ22へパケットを格納する際に付加されたタイムスタンプ値を上記リニアカウンタの値から引いた差分を求める。そして、PCRレジスタ24の値にその差分を加算してSTCカウンタへ書き込む。
視聴のみを行っている場合、STC Mカウンタ28とリニアカウンタM26の動作クロックは共にClock Mであることから、リニアカウンタM26の増加分はSTC Mカウンタ28の増加分と常に等しくなる。同様に記録のみを行っている場合、STC Rカウンタ29とリニアカウンタR27の動作クロックは共にClock RであることからリニアカウンタRの増加分はSTC Rカウンタ29の増加分と常に等しくなる。そのため上記の補正で、リニアカウンタM26もしくはリニアカウンタR27の増加分をもってSTC Mカウンタ28又はSTC Rカウンタ29の補正を行うことができる。この補正動作を行うために、ストリーム入力コントローラ21で到着したMPEG2 TSパケットに対してタイムスタンプの付加を行う。このためにリニアカウンタM26又はリニアカウンタR27の値を選択するリニアカウンタセレクタ25は、視聴動作時にはリニアカウンタM26をタイムスタンプ打刻用のリニアカウンタとして選択する必要があり、記録動作時にはリニアカウンタR27をタイムスタンプ打刻用のリニアカウンタとして選択する必要がある。
また、視聴と記録の両方を同時に行っている場合、STC Mカウンタ28とSTC Rカウンタ29の両方を補正する必要がある。ところで、ストリーム入力コントローラ21で付加されるタイムスタンプはパケットに対して1つであり、パケット到着時のリニアカウンタM26又はリニアカウンタR27どちらか一方のカウント値しか保持できない。しかし視聴と記録の両方を行っている場合、Clock M、Clock Rともに送信側システムの基準クロックに対して同期しているため、リニアカウンタR27の増加分をもってSTC Mカウンタ28の補正を行っても、リニアカウンタM26の増加分を持ってSTC Rカウンタ29の補正を行ってもよい。そのため初回検出PCRの値をSTCカウンタへ書き込む際の補正処理という観点からリニアカウンタセレクタ25でリニアカウンタM26、リニアカウンタR27のどちらを選択してもよい。しかし、ローカルバッファ22中にパケットと共に格納されるタイムスタンプ情報は、レコードバッファへ対しても出力され録画動作の途中で切り替わってはならない。そのため視聴と記録の両方を同時に行う場合は、リニアカウンタセレクタ25はリニアカウンタR27の値を選択する。
PCRを含むパケットは定期的に送信側システムより送出される。記録再生システムにおける初回以降のPCR検出時は、クロック調整部34及びクロック調整部35において、送信側のシステムの基準クロックに、記録再生機の基準クロックを同期させるための処理が行われる。クロック調整部34は検出されたPCRの値と前回検出されたPCRの値とからPCRを含むパケットの受信間隔におけるPCR値の増加量を求める。さらにクロック調整部34では前回PCRを含むパケットが検出された際のSTC Mカウンタ28の値から今回PCRが検出された際のSTC Mカウンタ28の値までの増加分を求め、それぞれの増加量を比較し、例えばSTC Mカウンタ28の増加量が大きい場合には、記録再生機の基準クロックが送信側システムの基準クロックよりも速いと判断し、PWM(Pulse Width Modulation) M36へ出力する値を調整することでVCXO(Voltage Controlled Xtal Oscillator)M38への供給電圧を調整する。VCXO M38は供給される電圧に応じて出力であるClock Mの周波数を速く、又は遅くする。この動作により、送信側システムと記録再生機のそれぞれの基準クロックを同期させることが可能である。
送信側システムの基準クロックと記録再生機の基準クロックを同期させる処理で利用するSTC Mカウンタ28やSTC Rカウンタ29のPCRを含むパケット到着時点における値は、PCRを含むパケットの到着からデマックス23においてPCRを含むことが検出されるまでの遅延時間を考慮して補正を行う必要がある。遅延時間は、デマックス23がPCRを検出した際に、STC M/R補正部が読み出したリニアカウンタM26の値から、ローカルバッファ22中にパケットと共に記録されているタイムスタンプの値を引くことで求められる。このため、ラッチドSTC M32レジスタにはこの補正を行った値を格納して同期処理に利用する。ラッチドSTC M32レジスタは、PCRを含むパケットの到着時点でのSTC Mカウンタ28の値を保持するレジスタである。同様にSTC Rカウンタ29のPCRを含むパケット到着時における値の補正は、デマックス23でPCRを検出した際にリニアカウンタR27の値を読み出して算出した遅延時間をSTC Rカウンタ29の値から引いた結果をラッチドSTC Rレジスタ33へ格納することで行われる。
視聴のみ、記録のみ、視聴と記録の同時動作のいずれの場合においても、上記のように基準クロック同期のための補正を行うことが可能であるが、視聴のみの状態から視聴を続けつつ記録を追加する場合、及び視聴と記録の両方を行っている状態から、記録を停止し視聴のみの状態になる場合の2つの遷移においては、リニアカウンタセレクタ25で選択するリニアカウンタが切り替わる必要がある。これは打刻されたタイムスタンプの値は、一回の記録動作中は継続する必要があるためである。
この切り替えが発生した場合、図2に示したローカルバッファ22中のパケット格納領域には、リニアカウンタM26の値をタイムスタンプとして打刻されたパケットと、リニアカウンタR27の値をタイムスタンプとして打刻されたパケットの両方が混在することになるが、デマックス23においてPCRが検出され前述の補正処理を行う際、タイムスタンプ打刻に使われたリニアカウンタがリニアカウンタM26であったか、リニアカウンタR27であったかが判別できず、正しく補正を行えない可能性がある。
そこで、この参照例にかかる記録再生装置では補正を誤ることがないよう、リニアカウンタセレクタ25でリニアカウンタの切り替えを行った後、ローカルバッファ22中のパケットがすべてリニアカウンタ切り替え後にタイムスタンプを打刻されたパケットになるまで一切の同期処理を行わないため、補正を誤って同期処理が破綻することがない。
しかしながら、参照例にかかる記録再生装置では、視聴のみの状態に記録を追加する場合や、視聴と記録を行っている状態から記録のみを停止する場合など、パケットにタイムスタンプを付加する際に使用するリニアカウンタを切り替える際に、PCRを含むMPEG2 TSパケットが到着すると、PCR値の取得処理が行えない。
これは、参照例にかかる記録再生装置で、リニアカウンタ切り替え時にSTC値の補正計算を誤って、送信側システムの基準クロックに記録再生機の基準クロックを同期させる処理が破綻しないよう、リニアカウンタ切り替えが発生した時点から、ローカルバッファ中のパケットがすべてリニアカウンタ切り替え後のパケットだけになるまでの間、一切の同期処理を行わないためである。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかる記録再生装置は、上述のPCR値の取得処理が行えないという問題点を解決する。すなわち、本発明の実施の形態にかかる記録再生装置は、チューナから受信したMPEG2 TSパケットを、受信パケットの一時保存用のバッファに格納する際に、パケットのデータ、打刻したタイムスタンプ、及び打刻されたタイムスタンプの値が再生用クロックのものであったか記録用のものであったかを識別可能なクロック選択情報の3つの情報を組にして保管する手段を備える。そして、PCRを含むパケットの受信の瞬間のSTC値を利用する処理において、再生用クロックまたは記録用クロックのうち、PCRを含むパケットと組にして記録されているタイムスタンプ選択情報が示す方のクロックのSTC利用処理時における値と、PCRを含むパケットと組にして記録されているタイムスタンプの値との差分を元に補正処理を行う。以下、本実施の形態について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態にかかる記録再生装置を示す図である。なお、図1に示す参照例にかかる記録再生装置と同一の構成要素には同一の符号を付している。図3に示すように、本実施の形態にかかる記録再生装置1は、2以上のチューナ11、12と、受信パケットの再生に使用する再生用クロックClockM又は受信パケットの記録に使用する記録用クロックClockRのカウント値を、受信パケットが受信された際にタイム打刻するストリーム処理部20、50と、送信側と同期が取れるよう、少なくとも前記再生用クロックの同期制御をする同期制御部とを有する。
ストリーム処理部20は、ストリーム入力コントローラ21、ローカルバッファ22、及びデマックス23を有する。ここで、本実施の形態にかかる記録再生装置1のストリーム入力コントローラ21は、リニアカウンタセレクタ25の他に、受信パケットの一時保存用のバッファに格納する際に、パケットのデータ、打刻したタイムスタンプ、及び打刻されたタイムスタンプの値が再生用クロックのものであったか記録用のものであったかを識別可能なクロック選択情報の3つの情報を組にして保管させるための情報付加部60を有する。また、デマックス23は、PCRレジスタ24を有する。
同期制御部は、再生用カウンタとしてのリニアカウンタM26、記録用カウンタとしてのリニアカウンタR27、第1カウンタとしてのSTC Mカウンタ28、第2カウンタとしてのSTC Rカウンタ29、STC M補正部30、STC R補正部31、ラッチドSTC Mレジスタ32、ラッチドSTC Rレジスタ33、クロック調整部34、35、PWM M36、PWM/R37、VCXO M38、VCXO R39、デコーダバッファ40、レコードバッファ41、AVデコーダ42、ポスト映像信号処理部43を有する。
ストリーム処理部20、50は、受信パケットから送信側の時刻情報PCRを検出すると、タイム打刻されたカウント値であるタイムスタンプが、再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報を当該受信パケットに付与する。そして、同期制御部は、ストリーム処理部20、50から時刻情報及びタイムスタンプと共にタイムカウンタ識別情報を受け取り、これらの情報に基づき前記同期制御を行う。以下、各ブロックについて詳細に説明する。
ストリーム入力コントローラ21はパケットの入力毎にパケットのデータにリニアカウンタセレクタ25が選択しているリニアカウンタM26又はリニアカウンタR27のいずれかの値をタイムスタンプとしてパケットに付加する。そして、本実施の形態においては、さらに、リニアカウンタM26とリニアカウンタR27のいずれの値をタイムスタンプとして付加したかを示すリニアカウンタ選択情報を情報付加部60にてパケットに付加する。そして、それをローカルバッファ22に入力する。
リニアカウンタセレクタ25は、ストリーム入力コントローラ21に入力されているストリームの視聴動作のみを行っている場合には、リニアカウンタM26の値を選択し、記録のみ又は視聴と記録の両方の動作を行っている場合はリニアカウンタR27の値を選択して、タイムスタンプとしてパケットに付加する。タイムスタンプとは、パケットのストリーム入力コントローラへの到着時刻情報である。さらに、リニアカウンタM26、又はリニアカウンタR27のどちらの値でタイムスタンプを付加したかを示すリニアカウンタ選択情報も、情報付加部60によりパケットに付加する。ストリーム処理部50の内部はストリーム処理部20と同じ構成であるが図3ではその記載を省略する。
図4はローカルバッファ22を示す模式図である。図4に示すように、ローカルバッファ22には複数のTSパケットが保持される。TSパケット用の格納領域はTSパケットより大きいサイズになっており、ストリーム入力コントローラ21により付加されたタイムスタンプ及びリニアカウンタ選択情報がTSパケットと合わせて保存される。
デマックス23はストリーム入力コントローラ21によってローカルバッファ22中に格納されたデータの解析、分離などの処理を行う。解析の結果、映像や音声のデータは、デコーダバッファ40へ出力し、記録対象のデータはレコードバッファ41へ出力する。また、デマックス23では、パケット中に送信側システムの基準クロックの情報であるPCRが含まれているかを判定し、PCRが含まれている場合には、PCRの値をデータから抜き出してデマックス23内に有しているPCRレジスタ24に保持すると共に、STC M補正部30、STC R補正部31、クロック調整部34、35へPCR検出通知を行う。
視聴のみを行っている場合には、STC M補正部30、及びクロック調整部34に対してだけデマックス23からのPCR検出通知が行われる。記録のみを行っている場合には、STC R補正部31、及びクロック調整部35に対してだけデマックス23からのPCR検出通知が行われる。視聴と記録の両方を行っている場合には、STC M補正部30、STC R補正部31、クロック調整部34、クロック調整部35のすべてに対してデマックス23からのPCR検出通知が行われる。これにより、ストリーム処理部20がチューナ11から供給されるストリームの視聴を行うと同時に、ストリーム処理部50でチューナ12から供給されるストリームの記録を行う、といった別チューナ12からの供給ストリームの視聴と記録の同時動作を行うことが可能となる。
AVデコーダ42は、デマックス23によってデコーダバッファ40へ供給された映像や音声のデータのデコード処理を行う。AVデコーダ42にはClock Mが供給されており、Clock Mのタイミングに従ってデコード処理を行う。デコード結果のうち映像情報は、Clock Mのタイミングに従って動作するポスト映像信号処理部43へ送られた後、図示せぬD/A変換器へ送られる。音声信号情報についても図示せぬD/A変換器へ送られる。
デマックス23からレコードバッファ41へ出力された記録対象のパケットデータは、図示せぬHDD、DVDなどのストレージデバイスに送られる。この際、MPEG2 TSパケットだけでなく、ストリーム入力コントローラ21によって付加されたタイムスタンプ情報も共にストレージデバイスへ送られる。
STC Mカウンタ28、及びSTC Rカウンタ29は、デジタル放送ストリームの受信側である記録再生機の時刻を管理するためのカウンタで、90KHzカウンタと27MHzカウンタとで構成される。90KHzカウンタは27MHzカウンタが300カウントするたびにカウントアップしていくカウンタである。STCカウンタは、90KHzのカウンタのカウント値と27MHzカウンタのカウント値を300で割った余りを出力する。STC Mカウンタ28はClock Mでカウント動作を行い、STC Rカウンタ29はClock Rでカウント動作を行う。
リニアカウンタM26及びリニアカウンタR27は、それぞれClock M、Clock Rのサイクル数をカウントする。リニアカウンタM26、R27のカウント値は、STC M補正部30、STC R補正部31で後述するPCRの遅延調整を行う際に利用する。また、リニアカウンタM26、R27のカウント値はストリーム入力コントローラ21においてパケットにタイムスタンプを付加する際にも利用する。
ラッチドSTC Mレジスタ32、ラッチドSTC Rレジスタ33は、それぞれPCRを含むパケットがストリーム入力コントローラに到着した時点におけるSTC Mカウンタ28、STC Rカウンタ29のカウント値を保持しておくレジスタである。PCRを含むパケットの到着時点のSTC M/Rカウンタの値は、デマックス23がパケット中にPCRを検出する毎に、デマックス23からのPCR到着通知を受けたSTC M補正部30及びSTC R補正部31により算出される。
STC M補正部30、STC R補正部31では、下記の2つの補正動作が行われる。1つは、デマックス23において視聴動作や記録動作の開始後、始めてPCRを含むパケットが検出された場合に行うSTC Mカウンタ28、STC Rカウンタ29へ初期値を設定する場合の補正である。もう1つは、デマックス23がPCRを含むパケットを初回以降に検出する毎に行う補正であって、ラッチドSTC Mレジスタ32、ラッチドSTC Rレジスタ33格納するための、PCRを含むパケットがストリーム入力コントローラ21へ到着した時点のSTC M/Rカウンタの値を算出する場合の補正である。
前者のPCRを含むパケットの初回検出時の補正は、PCRレジスタ24に保持されているPCR値に、ストリーム入力コントローラ21にPCRを含むパケットが到着してからデマックス23がパケット中にPCRを含むことを検出するまでにかかった時間を加算することで行われる。これにより、STC M/Rカウンタのカウント値は、PCRを含むパケットがストリーム入力コントローラ21に到着したタイミングでパケットに含まれるPCR値をSTC M/Rカウンタへ設定した場合と同じ値となる。
後者のPCRを含むパケットがストリーム入力コントローラ21へ到着した時点のSTC M/Rカウンタの値の算出は、デマックス23においてPCRを含むパケットが検出された時点のSTC M/Rカウンタの値から、ストリーム入力コントローラ21にPCRを含むパケットが到着してからデマックス23がパケット中にPCRが含まれることを検出するまでにかかった時間を減じることで行われる。ストリーム入力コントローラ21にPCRを含むパケットが到着してからデマックス23がパケット中にPCRが含まれることを検出するまでにかかった時間は、デマックス23がパケット中にPCRが含まれることを検出した時点のリニアカウント値からストリーム入力コントローラ21にPCRを含むパケットが到着した時点のリニアカウント値を減算することで求めることができる。
上記2つの補正で必要となる、PCRを含むパケットが到着してからデマックス23でPCRの検出が行われるまでの遅延時間の算出は、ローカルバッファ22中で、パケットと共に保持されているタイムスタンプの値(第1のカウント値、第2のカウント値)と、同じくパケットと共に保持されているタイムスタンプ打刻に利用したリニアカウンタ選択情報が示すリニアカウンタM又はRのデマックス23がパケット中にPCRを検出した時点における値(第3のカウント値、第4のカウント値)とから算出可能である。
デマックス23からPCR検出通知を受けたSTC M/R補正部は、ローカルバッファ22中にパケットと共に保持されているリニアカウンタ選択情報を確認する。STC M/R補正部は確認したリニアカウンタ選択情報が示すリニアカウンタの値を読み出し、読み出したリニアカウンタの値から、ローカルバッファ22中にパケットと共に保持されているタイムスタンプの値を減算する。これにより、PCRを含むパケットが到着してからデマックス23でPCRの検出が行われるまでにリニアカウンタセレクタ25が選択したリニアカウンタが増加した値が求められる。リニアカウンタMとSTC Mカウンタ28は共にClock Mをカウントするカウンタであるので、リニアカウンタMの増分はSTC Mの増分と等価である。同様にリニアカウンタRとSTC Rカウンタ27は共にClock Rをカウントするカウンタであるので、リニアカウンタRの増分はSTC Rの増分と等価である。このことから、リニアカウンタMの増分をSTC Mの増分として扱うことも、リニアカウンタRの増分をSTC Rの増分として扱うことも可能である。視聴と記録の両方を行う場合にリニアカウンタRの増加分でSTC Mの補正を行うタイミングが存在するが、この時、Clock MとClock Rはクロック調整部34、35により、同じ送信側システムの基準クロックに対して同期しているため、リニアカウンタR27の増加分はSTC Mカウンタ28の増加分と等価とみなしても問題とならない。
クロック調整部34、35においてデジタル放送ストリームの送信側の基準クロックに受信機側の基準クロックを同期させる同期処理を行う。同期処理は視聴のために用いられるClock Mと、記録のために用いられるClock Rに対してそれぞれ別々に行うことが可能である。
クロック調整部34、35は、デマックス23において検出されたPCR値と、ラッチドSTC M/Rレジスタに保持されている、PCRを含むパケットがストリーム入力コントローラ21に到着した時点におけるSTC M/Rカウンタの値を比較する。STC M/Rカウンタは、デマックス23が視聴又は記録の動作開始後に始めてPCRを検出した際に、PCRの値を初期値として上述の補正の上設定されている。PCRは送信側のシステムがPCRを含むパケットを送出するタイミングにおける送出側システム基準クロックでカウントしているSTCカウンタと同形式のカウント値である。そのため、ラッチドSTC M/Rレジスタの値とPCR値を比較することで、例えば、PCR値がラッチドSTC M/Rレジスタの値よりも大きい場合には、受信側システムの基準時刻が送信側のシステムの基準時刻に遅れていることがわかる。またPCR値が検出されてから、次回PCR値が検出されるまでの増分と、最初のPCRが検出されたときのラッチドSTC M/Rレジスタの値から次回PCR値が検出されたときのラッチドSTC M/Rレジスタの値までの増分を比較することで、受信側システムの基準クロックが、送信側システムの基準クロックに対して速いか遅いかを知ることができる。
クロック調整部34、35は、上記のようにPCR値とラッチドSTC M/Rレジスタの値の推移状況から、受信側である記録再生システムの基準クロックであるClock M、Clock Rの調整を行う。クロックの調整は、入力電圧に応じて出力周波数を変動させるVCXO M38、VCXO R39への供給電圧を調整することにより行う。電圧の調整はPWM M36、PWM/R37の出力を変えることによって行う。
本発明の実施の形態においては、チューナから受信したMPEG2 TSパケットを、受信パケットの一時保存用のバッファに格納する際に、パケットのデータ、打刻したタイムスタンプ、及び打刻されたタイムスタンプの値が再生用クロックのものであったか記録用のものであったかを識別可能なクロック選択情報の3つの情報を組にして保管する。そして、PCRを含むパケットの受信の瞬間のSTC値を利用する場合、再生用クロック又は記録用クロックのうち、PCRを含むパケットと組にして記録されているタイムスタンプ打刻クロックの選択情報に記されている方のクロックのSTC利用処理時における値と、PCRを含むパケットと組にして記録されているタイムスタンプの値との差分を元に補正処理を行う。このことにより、視聴のみを行っている状態に記録動作を追加する遷移過程や、視聴と記録の両方の動作を行っている状態から記録を停止する遷移過程においても、正しくPCR値を取得することができ、よってこの正しいPCRを使用して基準クロックの同期処理を行うことができる。
次に、本実施の形態にかかる記録再生装置の動作について説明する。図5は、本実施の形態にかかる動作を示すフローチャートである。図6は、遅延時間を示す模式図である。ここでは、チューナ11により番組Aを受信して再生していたのを切り替えて、チューナ12により番組Bを受信して記録する場合のSTC M補正部30の動作を中心に説明する。チューナ11により受信されたパケットはストリーム入力コントローラ21によって視聴用のリニアカウンタM26のカウント値がパケット到着時のタイムスタンプとして打刻されてローカルバッファ22に保持される。デマックス23は、パケット中にPCRが含まれているか調べ、最初に検出したPCRをPCRレジスタ24に保持すると共にSTC M補正部30に送る。そして、STCカウンタ M補正部30からSTM Mカウンタ28に送られ、STM Mカウンタ28はこのPCRを初期値としてロードする。ここで、PCRが到着してからPCRを検出するまでに遅延が生じているので遅延を考慮したPCR、すなわち遅延調整したPCRをSTC M/Rカウンタにロードしなければならない。この遅延調整するための遅延時間T1は下記式(1)から計算される。
[遅延時間T1]=PCR検知時のリニアカウンタカウント値−パケット到着時のリニアカウンタカウント値・・・(1)
図6に示すように、PCRが付されたパケット到着タイミングをt1、PCRの存在を確認したタイミングをt2、その直後のリニアカウンタM26のカウント値を取得したタイミングをt3とすると、PCRをSTC Mカウンタ28にロードする時点でt3−t1の遅延時間T1が生じる。そこで、受信パケットにPCRが含まれている場合には、デマックス23は、PCRの値をデータから抜き出してPCRレジスタ24に保持すると共に、STC M補正部30、STC R補正部31、クロック調整部34、35へPCR検出通知を行う(ステップS1)。STC M補正部30は、PCRが含まれているパケットに打刻されたタイムスタンプ(リニアカウンタのカウンタ値)を取得し(ステップS2)、さらにPCRを取得する(ステップS3)。このPCRが記録又は再生が開始されて初めてのPCRであれば、そのPCRは、STC Rカウンタ29の初期値となる。
次に、デマックス23からPCR検出通知を受けたSTC M/R補正部は、PCRを含む受信パケット共に保持されていたリニアカウンタ選択情報を取得する(ステップS4)。ここで、本実施の形態におけるSTM M/R補正部は、PCR検出通知と同時にリニアカウンタのカウント値を取得するが、この際、リニアカウンタ選択情報が示すリニアカウンタからカウント値を取得する。リニアカウンタ選択情報により、当該PCRを含む受信パケットのタイムスタンプがいずれのリニアカウンタのタイムスタンプであるかを判別し、同一のリニアカウンタのカウント値を取得することができる。
そして最初のPCRであれば(ステップS5:Yes)、上述の遅延時間T1を計算する(ステップS6)。そして、[PCR+遅延時間T1]を初期値としてSTC Mカウンタ28にロードする(ステップS7)。
初回のPCRロード以降は、PCRを検出したらSTC Mカウンタ28のカウント値とPCRとをPWM M36で比較することになる。ここで、上記と同じくPCRを含むパケットが到着してからPCRを検出するまでの時間(遅延)を考慮して、すなわちPCRと、遅延調整されたSTCとで比較を行なわなければならない。この遅延調整のための遅延時間T2は下記式(2)から計算される。
[遅延時間T2]=STCカウント値を取得する直前に取得したリニアカウンタカウント値−パケット到着時リニアカウンタカウント値・・・(2)
上述と同じく、図6に示すように、タイミングt3に取得したリニアカウンタM26のカウント値からPCRが付されたパケット到着タイミングt1のリニアカウンタM26のカウント値を引いた値が遅延時間T2である。
すなわち、初回以降は、STM M補正部30は、STC Mカウンタ値を取得し(ステップS8)、遅延時間T2を計算する(ステップS8)。そして、ステップS8で読み出したSTC Mカウンタ28のカウント値をSTCMとすると、[STCM−遅延時間T2]を、STC Mカウンタ26にロードし(ステップS10)、ステップS3で読み出したPCRと共にPWM M36へ送る(ステップS11)。PWM M36は、PCRと遅延調整されたSTC([STCM−遅延時間T2])とを比較し、この比較結果に基づきVCXO M38の電圧を調整する(ステップS12)。これにより、クロックMの調整を行って送信側と同期をとることができる。
ここで、本実施の形態においては、ステップS4において、リニアカウンタ選択情報により、リニアカウンタ値を読み出すリニアカウンタを選択することができる。このことにより、視聴のみの状態に記録を追加する場合や、視聴と記録を行っている状態から記録のみを停止する場合など、パケットにタイムスタンプを付加する際に使用するリニアカウンタを切り替える際に、PCRを含むMPEG2 TSパケットが到着しても、PCR値の取得処理を行うことができる。以下、その理由について説明する。
パケットは放送局から一定の間隔で送られてくるが、デマックス23が解析・分離化する速度と同期はとれておらず、そのためにローカルバッファ22は、図4に示すように、一時的に例えば10個など、任意の数だけのパケットを保持することができるようになっている。
切り替え前に送られてきたパケットについてはリニアカウンタM26のカウント値がタイムスタンプとして打刻されている。以下、視聴のみの状態に記録を追加する場合について説明する。切り替え後にパケットと同期をとる処理を行う場合、切り替え指示後のパケットのタイムスタンプは、リニアカウンタR27のカウント値となっているが、切り替え指示前のパケットのタイムスタンプは、リニアカウンタM26のカウント値がタイム打刻されている。
STCM M補正部30は、[STCカウント値を取得する直前に取得したリニアカウンタのカウント値−パケット到着時リニアカウンタカウント値(タイムスタンプ)]により遅延時間T4を計算する。ここで、タイムスタンプは、切り替え後であっても、しばらく、すなわち、ローカルバッファ22のデータが入れ替わるまでは、リニアカウンタR27ではなくリニアカウンタM26のカウント値が受信パケットにタイムスタンプとして打刻された状態である。したがって、STC M補正部30は、パケット到着時のリニアカウンタがリニアカウンタRに切り替わるまでは、ステップS2でリニアカウンタM26の値を取得し、上記遅延時関T4を演算する必要がある。そして、タイムスタンプがリニアカウンタR27に切り替わったら、リニアカウンタR27のカウント値を取得し、遅延時関T4を演算する必要がある。すなわち、タイム打刻するリニアカウンタが切り替わった直後のローカルバッファ22の受信パケットは、リニアカウンタM26とリニアカウンタR27のタイムスタンプが混在した状態にある。
これに対し、本実施の形態にかかるSTC M補正部30は、PCR、タイムスタンプと共に当該タイムスタンプがいずれのリニアカウンタのカウント値であるかを示すリニアカウンタ選択情報を受け取るため、このリニアカウンタ選択情報に基づき、ローカルバッファ22に格納されたデータのタイムスタンプが、リニアカウンタM26のものか、リニアカウンタR27のものかを判別することができる。すなわち、ローカルバッファ22のデータ入れ替えの間も、リニアカウンタ選択情報によりデータパケットに打刻されたタイムスタンプがいずれのタイムスタンプか判別できる。このため、タイムスタンプと同一のリニアカウンタのカウント値を取得することができ、よってPCR値を取得し、正しく同期制御を行うことができる。
本発明は上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態においては、2つのチューナを有し、最大1つの視聴と、最大1つの記録を任意のチューナから供給されるストリームに対して行うことができる記録再生装置を例にとって説明したが、独立して調整可能なクロックを増加させることで、2つ以上の視聴の同時動作に適応させることも、2つ以上の記録の同時動作に適応させることも可能である。また、本発明の実施の形態におけるクロック調整部34、35は、PWMを制御することでVCXOへの供給電圧を調整し、クロックを調整する形を例として採用したが、クロックの周波数を調整可能であるVCXO以外の機構を用いることも可能である。例えば、PLLなどを用いて任意周波数を生成可能なクロック生成回路などの代替機構が考えられる。
また、本発明の実施の形態においては、ハードウェア構成として記述してある処理の任意の処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供することも可能であり、また、インターネットやその他の伝送媒体を解して伝送することにより提供することも可能である。
本発明の参照例における記録再生装置を説明する図である。 本発明の参照例にかかる記録再生装置におけるローカルバッファを示す模式図である。 本発明の実施の形態にかかる記録再生装置を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる記録再生装置におけるローカルバッファを示す模式図である。 本発明の実施の形態にかかる動作を示すフローチャートである。 遅延時間を示す模式図である。 特許文献1に記載の記録再生装置を示す図である。
符号の説明
11、12 チューナ
20 ストリーム処理部
21 ストリーム入力コントローラ
22 ローカルバッファ
23 デマックス
24 PCRレジスタ
25 リニアカウンタセレクタ
26 リニアカウンタM
27 リニアカウンタR
28 STC Mカウンタ
29 STC Rカウンタ
30 STC M補正部
32 ラッチドSTC Mレジスタ
33 ラッチドSTC Rレジスタ
34、35 クロック調整部
40 デコーダバッファ
41 レコードバッファ
31 STC R補正部
41 レコードバッファ
31 STC補正部
43 ポスト映像信号処理部
50 ストリーム処理部
60 情報付加部

Claims (13)

  1. 2以上のチューナと、
    受信パケットの再生に使用する再生用クロック又は前記受信パケットの記録に使用する記録用クロックのカウント値を、当該受信パケットが受信された際にタイム打刻するストリーム処理部と、
    送信側と同期が取れるよう、少なくとも前記再生用クロックの同期制御をする同期制御部とを有し、
    前記ストリーム処理部は、前記受信パケットから送信側の時刻情報を検出すると、前記タイム打刻されたカウント値であるタイムスタンプが、前記再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報を当該受信パケットに付与し、
    前記同期制御部は、前記ストリーム処理部から前記時刻情報及びタイムスタンプと共に前記タイムカウンタ識別情報を受け取り、これらの情報に基づき前記同期制御を行う、記録再生装置。
  2. 前記再生用クロック及び前記記録用クロックをそれぞれカウントする再生用カウンタ及び記録用カウンタを有し、
    前記再生用カウンタ及び記録用カウンタの前記タイムスタンプを第1及び第2のカウント値とし、前記再生用カウンタ及び記録用カウンタの前記時刻情報の検出時のカウンタ値を第3及び第4のカウント値としたとき、前記同期制御部は、当該第3及び第4のカウント値を、それぞれ前記第1及び第2のカウント値で遅延調整し、この遅延調整した第3及び第4のカウント値と前記時刻情報とに基づき前記再生クロック及び記録クロックを制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記同期制御部は、前記時刻情報の検出時に、前記タイムカウンタ識別情報を参照し、前記タイムスタンプが前記再生用クロックのカウント値である場合は前記再生用クロックのカウント値を取得し、前記記録用クロックのカウント値である場合は前記記録用クロックのカウント値を取得する
    ことを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  4. 前記時刻情報は、前記受信パケットに定期的に含まれるものである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録再生装置。
  5. 前記時刻情報が付加された受信パケットを始めて受信した場合、前記タイムスタンプと前記受信パケットの受信時における前記再生用カウンタ及び記録用カウンタのカウント値とにより前記時刻情報を補正し、当該補正した時刻情報を前記第1及び第2カウンタの初期値としてロードする
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の記録再生装置。
  6. 送信側と同期をとるための第1カウンタ及び第2カウンタを有し、
    前記時刻情報が付加された受信パケットを始めて受信した場合、前記時刻情報の検出時の前記第1及び第2カウンタのカウント値を取得し、当該カウント値を取得する際に取得した前記再生用カウンタ及び記録用カウンタのカウント値と前記タイムスタンプにより、前記時刻情報の検出時の前記第1及び第2カウンタのカウント値を補正し、補正した前記第1及び第2カウンタのカウント値及び前記時刻情報と前回の補正した前記第1及び第2カウンタのカウント値及び前記時刻情報とから前記同期制御を行う
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項記載の記録再生装置。
  7. 2以上のチューナにより受信される受信パケットの再生に使用する再生用クロック又は前記受信パケットの記録に使用する記録用クロックのカウント値を、当該受信パケットが受信された際にタイム打刻し、
    前記受信パケットから送信側の時刻情報を検出すると、前記タイム打刻されたカウント値であるタイムスタンプが、前記再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報を当該受信パケットに付与し、
    前記時刻情報、タイムスタンプ及び前記タイムカウンタ識別情報に基づき前記同期制御を行う記録再生方法。
  8. 前記再生用クロック及び前記記録用クロックをそれぞれカウントする再生用カウンタ及び記録用カウンタの前記タイムスタンプを第1及び第2のカウント値とし、前記再生用カウンタ及び記録用カウンタの前記時刻情報の検出時のカウンタ値を第3及び第4のカウント値としたとき、当該第3及び第4のカウント値を、それぞれ前記第1及び第2のカウント値で遅延調整し、この遅延調整した第3及び第4のカウント値と前記時刻情報とに基づき前記再生クロック及び記録クロックを制御する
    ことを特徴とする請求項7記載の記録再生方法。
  9. 前記時刻情報の検出時に、前記タイムカウンタ識別情報を参照し、前記タイムスタンプが前記再生用クロックのカウント値である場合は前記再生用クロックのカウント値を取得し、前記記録用クロックのカウント値である場合は前記記録用クロックのカウント値を取得する
    ことを特徴とする請求項8記載の記録再生方法。
  10. 前記時刻情報は、前記受信パケットに定期的に含まれるものである
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項記載の記録再生方法。
  11. 前記時刻情報が付加された受信パケットを始めて受信した場合、前記タイムスタンプと前記受信パケットの受信時における前記再生用カウンタ及び記録用カウンタのカウント値とにより前記時刻情報を補正し、
    当該補正した時刻情報を前記第1及び第2カウンタの初期値としてロードする
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項記載の記録再生方法。
  12. 前記時刻情報が付加された受信パケットを始めて受信した場合、送信側と同期をとるための第1及び第2カウンタの前記時刻情報の検出時のカウント値を取得し、
    当該カウント値を取得する際に取得した前記再生用カウンタ及び記録用カウンタのカウント値と前記タイムスタンプにより、前記時刻情報の検出時の前記第1及び第2カウンタのカウント値を補正し、
    補正した前記第1及び第2カウンタのカウント値及び前記時刻情報と前回の補正した前記第1及び第2カウンタのカウント値及び前記時刻情報とから前記同期制御を行う
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項記載の記録再生方法。
  13. 送信側と同期が取れるよう、少なくとも受信パケットの再生に使用する再生用クロックの同期制御をする動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    2以上のチューナにより受信される受信パケットの前記再生用クロック又は前記受信パケットの記録に使用する記録用クロックのカウント値を、当該受信パケットが受信された際にタイム打刻し、
    前記受信パケットから送信側の時刻情報を検出すると、前記タイム打刻されたカウント値であるタイムスタンプが、前記再生用クロックのカウント値又は記録用クロックのカウント値のいずれで行われたかを示すタイムカウンタ識別情報を当該受信パケットに付与し、
    前記時刻情報、タイムスタンプ及び前記タイムカウンタ識別情報に基づき前記同期制御を行うプログラム。
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