JP2009129336A - 調理手順作成装置 - Google Patents

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優佳 田村
Kazuhiro Furuta
和浩 古田
Masumi Inaba
真純 稲葉
Takahiro Kawamura
隆浩 川村
Ryohei Orihara
良平 折原
Koji Urata
耕二 浦田
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Abstract

【課題】使用者が実際に保有している範囲内で調理用の資源を設定すること。
【解決手段】使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場合には仮想資源クラスに対して機能的に上位の実資源スーパークラスが仮想資源格納領域4の仮想資源データから選択され、家庭内実資源格納領域2の家庭内実資源データに設定された実資源インスタンスのうちから実資源スーパークラスの選択結果に応じたものが選択される。この家庭内実資源格納領域2の家庭内実資源データは使用者が実際に保有する調理用の資源に基づいて設定されたものであり、家庭内実資源格納領域2の家庭内実資源データから選択された実資源インスタンスは使用者が実際に保有するものである。従って、使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場合であってもレシピデータの仮想資源クラスに対して機能的に大差がない調理用の資源を実際に保有している範囲内で調理手順データに設定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は複数の調理工程のそれぞれに調理工程に応じた作業を行うために必要な調理用の資源が割当てられた調理手順データを作成する調理手順作成装置に関する。
上記調理手順作成装置には調理本等に記載された汎用のレシピを複数の単位レシピに分割し、複数の単位レシピのそれぞれに基づいて汎用の単位レシピデータを設定した構成のものがある。これら複数の単位レシピデータのそれぞれは調理工程データと資源データと所要時間データの3者から設定されたものである。調理工程データは調理工程の内容を特定するデータであり、例えば「肉をオーブンで焼きます。」が調理工程データに該当する。所要時間データは調理工程に応じた作業に要する所要時間を示すデータであり、資源データは調理工程データに応じた作業を遂行するために必要な調理用の資源を特定するデータであり、例えば「オーブン」が資源データに該当する。この調理手順作成装置では資源データに応じた調理用の資源を所要時間データに応じた所要時間だけ占有できるように調理工程データの開始時刻を設定する処理を単位レシピデータ毎に行うことに基づいて調理手順データを設定している。
特開2006−72894号公報 特開2003−141234号公報
上記調理手順作成装置の場合には調理本等に記載されたレシピに応じた調理用の資源が複数の単位レシピデータのそれぞれに設定されているので、使用者が保有していない調理用の資源が調理手順データに設定されることがある。この未保有の資源が調理手順データに設定されたときには使用者が未保有の資源を別の資源に読替えて調理を行う必要があるので、使い勝手の点で改善の余地がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、使用者が実際に保有している範囲内で調理用の資源を設定することができる調理手順作成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の調理手順作成装置は、下記1)のレシピデータが記録されたレシピデータ記録手段と、使用者が入力することに基づいて設定した下記2)の家庭内実資源データが記録された家庭内実資源データ記録手段と、下記3)の実資源データが記録された実資源データ記録手段と、下記4)の仮想資源データが記録された仮想資源データ記録手段と、前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータから単位レシピデータを検出し単位レシピデータの検出結果から仮想資源クラスを検出する仮想資源クラス検出手段と、前記実資源データ記録手段に記録された実資源データから仮想資源クラスの検出結果に応じた実資源クラスを選択する実資源クラス選択手段と、前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在するか否かを判断する実資源インスタンス判断手段と、前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在することが判断されることに基づいて前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データから実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスを選択する第1の実資源インスタンス選択手段と、前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在しないことが判断されることに基づいて前記仮想資源データ記録手段に記録された仮想資源データから仮想資源クラスの検出結果に応じた実資源スーパークラスを選択し前記実資源データ記録手段に記録された実資源データから実資源スーパークラスの選択結果に応じた実資源クラスを選択し前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データから実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスを選択する第2の実資源インスタンス選択手段と、前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータを単位レシピデータ毎に処理することに基づいて複数の調理工程のそれぞれに調理工程に応じた作業を行うために必要な調理用の資源が割当てられた調理手順データを作成するものであって前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータの調理工程データに基づいて調理手順データの調理工程を設定し前記レシピデータ記録手段に記録された仮想資源クラスを前記第1の実資源インスタンス選択手段の選択結果または前記第2の実資源インスタンス選択手段の選択結果に変換することに基づいて調理手順データの資源を設定する調理手順作成手段を備えたところに特徴を有している。
1)調理工程の内容を示す調理工程データおよび当該調理工程を遂行するために必要な調理用の資源を示す仮想資源クラスを有する複数の単位レシピデータからなるレシピデータ
2)複数の実資源インスタンスのそれぞれに1個の実資源クラスが割当てられたものであって、複数の実資源インスタンスのそれぞれとして使用者が実際に保有する調理用の資源が設定され、複数の実資源クラスのそれぞれとして使用者が実際に保有する調理用の資源を実資源インスタンスと同一の階級で示すものが設定された家庭内実資源データ
3)複数の実資源クラスのそれぞれに1個以上の仮想資源クラスおよび1個以上の実資源スーパークラスの双方が割当てられたものであって、複数の実資源スーパークラスのそれぞれとして実資源クラスを当該実資源クラスより上位の階級の調理用の資源または当該実資源クラスと同一の階級の調理用の資源で示すものが設定された実資源データ
4)複数の仮想資源クラスのそれぞれに1個の実資源スーパークラスが割当てられた仮想資源データ
使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場合には仮想資源クラスに対して機能的に上位の実資源スーパークラスが選択され、家庭内実資源データに設定された実資源インスタンスのうちから実資源スーパークラスに応じたものが選択される。この家庭内実資源データは使用者が実際に保有する調理用の資源に基づいて設定されたものであり、家庭内実資源データから選択された実資源インスタンスは使用者が実際に保有するものである。従って、使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場合であってもレシピデータの仮想資源クラスに対して機能的に大差がない調理用の資源を実際に保有している範囲内で調理手順データに設定することができる。下記[1]は使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有している場合の処理内容であり、下記[2]は使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場合の処理内容である。
[1]使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有している場合
レシピデータから単位レシピデータが検出される。この単位レシピデータの検出結果から仮想資源クラスが検出され、実資源データから仮想資源クラスの検出結果に応じた実資源クラスが選択される。この場合には家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在することが判断され、家庭内実資源データから実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが選択される。そして、レシピデータの調理工程データに基づいて調理手順データの調理工程が設定され、レシピデータの仮想資源クラスが実資源インスタンスの選択結果に変換されることに基づいて調理手順データの資源が設定される。
[2]使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場 合
レシピデータから単位レシピデータが検出される。この単位レシピデータの検出結果から仮想資源クラスが検出され、実資源データから仮想資源クラスの検出結果に応じた実資源クラスが選択される。この場合には家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在しないことが判断され、仮想実資源データから仮想資源クラスの検出結果に応じた実資源スーパークラスが選択され、実資源データから実資源スーパークラスの選択結果に応じた実資源クラスが選択され、家庭内実資源データから実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが選択される。そして、レシピデータの調理工程データに基づいて調理手順データの調理工程が設定され、レシピデータの仮想資源クラスが実資源インスタンスの選択結果に変換されることに基づいて調理手順データの資源が設定される。
調理手順作成装置は調理手順データを作成するものである。この調理手順データは複数種の調理工程のそれぞれに開始時刻と所要時間と資源を割当てたものであり、使用者は複数種の調理工程を割当てられた資源を用いて実行することから目的の調理メニューを最短の調理時間で完成させることができる。図1の(a)の調理手順データ1および図1の(b)の調理手順データ2のそれぞれは調理手順データの作成結果の一例であり、調理メニュー「スペアリブのグリル」を完成させるためのものである。
調理手順データ1には、図1の(a)に示すように、相互に異なる6種類の調理工程「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」と「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」と「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」と「焼き上がれば器に盛ります。」と「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」と「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」が設定されており、6種類の調理工程のそれぞれには所要時間および開始時刻が割当てられている。開始時刻は調理工程を開始する時刻であり、使用者の資源の保有状況等に基づいて設定されている。所要時間は調理工程を開始してから終了するまでに必要な時間であり、使用者の資源の保有状況等とは無関係に調理工程の種類に応じて設定されている。
調理手順データ1には、図1の(a)に示すように、調理工程「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」に対して資源「cook1」および資源「bowl1」のそれぞれが割当てられている。資源「cook1」は1人の調理者を示すものであり、資源「bowl1」は1個のボウルを示すものであり、調理手順データ1では調理工程「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」を一人の調理者が1個のボウルを用いて行うことが設定されている。この調理手順データ1には調理工程「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」および調理工程「焼き上がれば器に盛ります。」のそれぞれに対して資源「cook1」が割当てられており、調理手順データ1では調理工程「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」および調理工程「焼き上がれば器に盛ります。」のそれぞれを一人の調理者が行うことが設定されている。
調理手順データ1には、図1の(a)に示すように、調理工程「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」に対して資源「cook1」と資源「cuttingboard1」と資源「knife1」が割当てられている。資源「cuttingboard1」は1個のまな板を示すものであり、資源「knife1」は1個の包丁を示すものであり、調理手順データ1では調理工程「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」を一人の調理者が1個のまな板および1個の包丁を用いて行うことが設定されている。この調理手順データ1には調理工程「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」に対して資源「er_c2001」が割当てられている。この資源「er_c2001」は「型式ER−C200の1台のオーブンレンジ」を示すものであり、調理手順データ1では調理工程「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」を「型式ER−C200の1台のオーブンレンジ」を用いて行うことが設定されている。この調理手順データ1には調理工程「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」に対して資源「bhp_m40c_right1」が割当てられている。この資源「bhp_m40c_right1」は「型式BHP−M40Cの1台のガスコンロの右コンロ」を示すものであり、調理手順データ1では調理工程「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」を「型式BHP−M40Cの1台のガスコンロの右コンロ」を用いて行うことが設定されている。
調理手順データ2には、図1の(b)に示すように、調理工程として調理手順データ1と同一の6種類が設定されており、6種類の調理工程のそれぞれには所要時間および開始時刻が割当てられている。この調理手順データ2は「型式ER−C200の1台のオーブンレンジ」に換えて「型式ER−C300の1台のオーブンレンジ」を保有し、「型式BHP−M40Cの1台のガスコンロ」に換えて「型式BHP−M46Cの1台のIHクッキングヒータ」を保有している場合に設定されるものであり、調理手順データ2には調理工程「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」に対して調理手順データ1と異なる資源「er_c3001」が割当てられ、調理工程「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」に対して調理手順データ1と異なる資源「bhp_m46c_right1」が割当てられている。資源「er_c3001」は「型式ER−C300の1台のオーブンレンジ」を示すものであり、資源「bhp_m46c_right1」は「型式BHP−M46Cの1台のIHクッキングヒータの右コンロ」を示すものであり、調理手順データ2では調理工程「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」を「型式ER−C300の1台のオーブンレンジ」を用いて行うことが設定され、調理工程「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱する。」を「型式BHP−M46Cの1台のIHクッキングヒータの右コンロ」を用いて行うことが設定されている。
調理手順作成装置はパーソナルコンピュータを用いて構成されたものであり、キーボードと液晶表示器とハードディスクを有している。このハードディスクには、図2に示すように、レシピデータ記録手段に相当するレシピ格納領域1が設定されており、レシピ格納領域1には複数のレシピデータが予め定義された形式のデータベースとして記録されている。これら複数のレシピデータのそれぞれは調理メニューを完成させるための調理内容を示すものであり、複数の単位レシピデータの集合体から構成されている。これら複数の単位レシピデータのそれぞれは単位レシピ番号と調理工程データと仮想資源クラスと所要時間データと成果物データを有するものであり、複数の単位レシピデータのうち予め決められたものには開始条件データが割当てられている。
調理工程データは料理本等に記載された一般的なレシピを分割することから設定されたものである。このレシピの分割は同一の資源を用いて工程を遂行することができるように行われるものであり、調理工程データには調理工程を遂行するために必要な調理用の資源が仮想資源クラスとして割当てられている。図3は「スペアリブのグリル」用の一般的なレシピを示すものであり、「スペアリブのグリル」用の一般的なレシピには調理手順として「1.肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」「2.つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」「3.薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」「4.焼き上がれば器に盛ります。」が記述されている。
図3の最初の調理手順「1.肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」は調理者がボウルを用いて行うものであり、資源として調理者およびボウルが必要である。2番目の調理手順「2.つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」の前半部は調理者がまな板および包丁を用いて行うものであり、資源として調理者とまな板と包丁が必要である。2番目の調理手順「2.つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」の後半部は調理機能「blanch(ゆでる)」を備えた調理機器を用いて行われるものであり、資源として調理機能「blanch」を備えた調理機器が必要である。3番目の調理手順「3.薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」の前半部は調理者が行うものであり、資源として調理者が必要である。3番目の調理手順「3.薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」の後半部は調理機能「bake(ケーキ・クッキー・パン等を焼く)」を備えた調理機器を用いて行われるものであり、資源として調理機能「bake」を備えた調理機器が必要である。4番目の調理手順「4.焼き上がれば器に盛ります。」は調理者が行うものであり、資源として調理者が必要である。
図4の(a)はレシピ格納領域1に記録された「スペアリブのグリル」用のレシピデータを示している。このレシピデータは単位レシピデータ1〜単位レシピデータ6からなるものであり、単位レシピデータ1〜単位レシピデータ6のそれぞれには調理工程データが設定されている。これら調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」と「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」と「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」と「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」と「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」と「焼き上がれば器に盛ります。」のそれぞれは同一の調理用の資源を用いて工程を遂行することができるように設定されたものであり、調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」には必要な資源「cook(調理者)」および「bowl(ボウル)」が仮想資源クラスとして割当てられ、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」には必要な資源「cook」と「knife(包丁)」と「cuttingboard(まな板)」が仮想資源クラスとして割当てられ、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」には必要な資源「blanch」が仮想資源クラスとして割当てられ、調理工程データ「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」には必要な資源「cook」が仮想資源クラスとして割当てられ、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」には必要な資源「bake」が仮想資源クラスとして割当てられ、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。」には必要な資源「cook」が仮想資源クラスとして割当てられている。
所要時間データは調理工程データに応じた作業を開始してから終了するまでの所要時間を示すものである。例えば「スペアリブのグリル」用のレシピデータの場合には、図4の(a)に示すように、調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」および調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」のそれぞれに対して所要時間データ「600」が割当てられ、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」および調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。」のそれぞれに対して所要時間データ「300」が割当てられ、調理工程データ「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」に対して所要時間データ「180」が割当てられ、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」に対して所要時間データ「1200」が割当てられている。
単位レシピ番号は単位レシピデータを識別するための識別子であり、一般的なレシピで調理を行うときの時系列的な調理手順に即して設定されている。成果物データは調理工程データに応じた作業を行うことに基づいて生成される調理物を示すものであり、図4の(a)に示すように、調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」に対しては成果物データ「xmeat(肉)」が割当てられ、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」に対しては成果物データ「xpoteto(じゃがいも),xcarrot(にんじん)」が割当てられ、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」に対しては成果物データ「xxpoteto(じゃがいも),xxcarrot(にんじん)」が割当てられ、調理工程データ「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に、(1)の肉を並べて、」に対しては成果物データ「xxmeat(肉)」が割当てられ、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」に対しては成果物データ「xxxmeat(肉)」が割当てられ、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。」に対しては成果物データ「xsparelib(スペアリブ)」が割当てられている。但し、符号「x」は成果物データを相互に識別するための識別子である。
開始条件データは調理工程データに応じた作業を開始するために必要な調理物を示すものであり、図4の(a)に示すように、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」に応じた作業を開始するには調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」に応じた作業で調理された「じゃがいも(xpoteto) にんじん(xcarrot)」が必要になる。この場合には調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」に対して前段の調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」の成果物データ「xpoteto xcarrot」が開始条件データとして割当てられている。調理工程データ「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」に応じた作業を開始するには調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」に応じた作業で調理された「肉(xmeat)」が必要になる。この場合には調理工程データ「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」に対して前段の調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」の成果物データ「xmeat(肉)」が開始条件データとして割当てられている。
調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」に応じた作業を開始するには調理工程データ「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」に応じた作業で調理された「肉(xxmeat)」が必要になる。この場合には調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」に対して前段の調理工程データ「薄くサラダ油をぬったオーブン皿に、(1)の肉を並べて、」の成果物データ「xxmeat(肉)」が開始条件データとして割当てられている。調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。」に応じた作業を開始するには調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」に応じた作業で調理された「肉(xxxmeat)」および調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」で調理された「じゃがいも にんじん(xxpoteto xxcarrot)」のそれぞれが必要になる。この場合には調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。」に対して前段の調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」の成果物データ「xxxmeat」および前段の調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」の成果物データ「xxpoteto xxcarrot」のそれぞれが開始条件データとして割当てられている。
調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」に応じた作業および調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」に応じた作業のそれぞれを開始するには調理物が不要である。この場合には調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」および調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」のそれぞれに対して開始条件データが割当てられていない。図4の(b)は最終の成果物データ「xsparelib」を得るための調理の流れを単位レシピ番号(ID)で示すものであり、最終の成果物データ「xsparelib」を得るための調理の流れは成果物データを基準とするツリー形式で示される。
調理手順作成装置のハードディスクには、図2に示すように、家庭内実資源データ記録手段に相当する家庭内実資源格納領域2が設定されており、家庭内実資源格納領域2には家庭内実資源データが記録されている。この家庭内実資源データは予め定義された形式のリストとしてハードディスクに蓄えられたものであり、家庭内実資源データには複数の実資源インスタンスが設定されている。これら複数の実資源インスタンスは家庭が実際に保有する調理用の資源を特定する実例であり、家庭内実資源データには複数の実資源インスタンスのそれぞれに対して1個の実資源クラスが割当てられている。これら複数の実資源クラスのそれぞれは家庭が実際に保有する調理用の資源を実資源インスタンスと同一の階級で特定するものであり、実資源インスタンスおよび実資源クラスのそれぞれは使用者が調理手順作成装置のキーボードを操作することに基づいて家庭内実資源格納領域2に記録されている。
図5の(a)は家庭1で設定された家庭内実資源データ1を例示するものである。この家庭1は調理用の資源として「1人の調理者」と「2個のボウル」と「2個のフライパン」と「1個の包丁」と「1個のまな板」と「型式BHP−M40Cの1台のガスコンロ」と「型式ER−C200の1台のオーブンレンジ」と「型式RC−18VSの1台の炊飯器」を保有しており、家庭内実資源データ1では実資源インスタンスとして「cook1(調理者1)」と「bowl1(ボウル1)」と「bowl2(ボウル2)」と「pan1(フライパン1)」と「pan2(フライパン2)」と「knife1(包丁1)」と「cuttingboard1(まな板1)」と「bhp_m40c_right1(型式BHP−M40Cのガスコンロの右コンロ1)」と「bhp_m40c_left1(型式BHP−M40Cのガスコンロの左コンロ1)」と「bhp_m40c_roaster1(型式BHP−M40Cのガスコンロのロースター1)」と「er_c2001(型式ER−C200のオーブンレンジ1)」と「rc_18vs1(型式RC−18VSの炊飯器1)」が設定され、実資源インスタンス「cook1」〜「rc_18vs1」のそれぞれには実資源クラスとして実資源インスタンスから末尾の数字を削除したものが割当てられている。
図5の(b)は家庭2で設定された家庭内実資源データ2を例示するものである。この家庭2は「型式BHP−M40Cの1台のガスコンロ」に換えて「型式BHP−M46Cの1台のIHクッキングヒータ」を保有する点で家庭1に対して相違し、「型式ER−C200の1台のオーブンレンジ」に換えて「型式ER−C300の1台のオーブンレンジ」を保有する点で家庭1に対して相違しており、家庭内実資源データ2は実資源インスタンスとして「bhp_m40c_right1」と「bhp_m40c_left1」と「bhp_m40c_roaster1」と「er_c2001」のそれぞれが設定されておらず「bhp_m46c_right1(型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの右コンロ1)」と「bhp_m46c_left1(型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの左コンロ1)」と「bhp_m46c_roaster1(型式BHP−M46CのIHクッキングヒータのロースター)」と「er_c3001(型式ER−C300のオーブンレンジ1)」のそれぞれが設定されている。
調理手順作成装置のハードディスクには、図2に示すように、実資源データ記録手段に相当する実資源格納領域3が設定されており、実資源格納領域3には実資源データが記録されている。この実資源データは予め定義された形式のデータベースとしてハードディスクに蓄えられたものであり、実資源データには、図6に示すように、複数の実資源クラスが設定されている。これら複数の実資源クラスのそれぞれは調理用の資源を実資源インスタンスと同一の階級で特定したものであり、実資源データには実資源クラスとして「cook」と「bowl」と「pan」と「knife」と「cuttingboard」と「bhp_m46c_right」と「bhp_m46c_left」と「bhp_m46cs_right」と「bhp_m46cs_left」と「bhp_m46c_roaster」と「bhp_m40c_right」と「bhp_m40c_left」と「bhp_m40c_roaster」と「er_c200」と「er_c300」と「rc_18vs」のそれぞれが設定されている。
実資源データには、図6に示すように、複数の実資源クラスのそれぞれに対して1個または2個の実資源スーパークラスが割当てられている。この実資源スーパークラスは実資源クラスより上位の一般的な調理機器が存在しない場合には実資源クラスを実資源クラスと同名の階級で特定するものであり、「cook」〜「cuttingboard」のそれぞれは実資源クラスより上位の一般的な調理機器が存在しない実資源スーパークラスの一例である。この実資源スーパークラスは実資源クラスより上位の一般的な調理機器が存在する場合には実資源クラスを上位の一般的な調理機器の階級で特定するものであり、実資源クラス「bhp_m46c_right」と「bhp_m46c_left」と「bhp_m46cs_right」と「bhp_m46cs_left」「bhp_m40c_right」と「bhp_m40c_left」のそれぞれには上位の一般的な調理機器である実資源スーパークラス「ih_heat(コンロ)」が割当てられ、実資源クラス「bhp_m46c_roaster」と実資源クラス「bhp_m40c_roaster」のそれぞれには一般的な上位の調理機器である実資源スーパークラス「roaster(ロースター)」が割当てられ、実資源クラス「er_c200」と「er_c300」には一般的な上位の調理機器である実資源スーパークラス「oven(オーブン)」および「range(レンジ)」が割当てられ、実資源クラス「rc_18vs」には一般的な上位の調理機器である実資源スーパークラス「ricecooker(炊飯器)」が割当てられている。
実資源データには、図6に示すように、複数の実資源クラスのそれぞれに対して1個の仮想資源クラスまたは複数個の仮想資源クラスが割当てられている。この仮想資源クラスは実資源クラスに自動調理機能が存在しない場合には実資源クラスを実資源クラスと同名の階級で特定するものであり、「cook」と「bowl」と「pan」と「knife」と「cuttingboard」と「bhp_m40c_right」と「bhp_m40c_left」と「bhp_m40c_roaster」のそれぞれは自動調理機能が存在しない実資源クラスの一例である。この仮想資源クラスは実資源クラスに自動調理機能が存在する場合には実資源クラスを自動調理機能の階級で特定するものであり、自動調理機能が存在する実資源クラス「bhp_m46c_right」と「bhp_m46c_left」と「bhp_m46cs_right」と「bhp_m46cs_left」と「bhp_m46c_roaster」と「er_c200」と「er_c300」と「rc_18vs」のそれぞれには1個の仮想資源クラスまたは複数個の仮想資源クラスとして自動調理機能が割当てられている。
調理手順作成装置のハードディスクには、図2に示すように、仮想資源データ記録手段に相当する仮想資源格納領域4が設定されており、仮想資源格納領域4には仮想資源データが記録されている。この仮想資源データは複数種の仮想資源クラスのそれぞれに1個の実資源スーパークラスを割当てたものであり、予め定義された形式のデータベースとしてハードディスクに蓄えられている。仮想資源クラスは、上述したように、実資源クラスに自動調理機能が存在する場合に実資源クラスを自動調理機能の階級で特定し、実資源クラスに自動調理機能が存在しない場合に実資源クラスを実資源クラスと同名の階級で特定したものである。実資源スーパークラスは、上述したように、実資源クラスより上位の一般的な調理機器が存在しない場合に実資源クラスを実資源クラスと同名の階級で特定し、実資源クラスより上位の一般的な調理機器が存在する場合に実資源クラスを上位の一般的な調理器機器で特定したものである。
図7は仮想資源データの一例であり、図7の仮想資源データには仮想資源クラスとして「cook」〜「stirfry」が設定されている。仮想資源クラス「cook」〜「cuttingboard」のそれぞれには仮想資源クラスと同名の実資源スーパークラスが割当てられ、仮想資源クラス「toast」と「bake」と「bake_preheat」のそれぞれには実資源スーパークラス「oven」が割当てられ、仮想資源クラス「ricecook」には実資源スーパークラス「ricecooker」が割当てられ、仮想資源クラス「blanch」と「hotwater」と「boil」と「deepfry」と「steam」と「stirfry」のそれぞれには実資源スーパークラス「ih_heat」が割当てられ、仮想資源クラス「defrost」には実資源スーパークラス「range」が割当てられ、仮想資源クラス「ferment」と「grill」のそれぞれには実資源スーパークラス「oven」が割当てられ、仮想資源クラス「roast」には実資源スーパークラス「roaster」が割当てられている。但し、図7の中列は仮想資源クラスの意味内容を示すものであり、仮想資源データを示すものではない。
調理手順作成装置は、図2に示すように、レシピ入力部5と調理手順作成部6と調理手順表示部7を備えている。レシピ入力部5はパーソナルコンピュータのキーボードからなるものであり、使用者はレシピ入力部5を操作することに基づいて家庭内実資源データの設定処理およびレシピデータの指定処理のそれぞれを行う。調理手順作成部6はパーソナルコンピュータのCPUからなるものであり、仮想資源クラス検出手段と実資源クラス選択手段と実資源インスタンス判断手段と第1の実資源インスタンス選択手段と第2の実資源インスタンス選択手段と調理手順作成手段のそれぞれに相当する。この調理手順作成部6はレシピ格納領域1に記録された複数のレシピデータからレシピ入力部5の操作内容に応じたものを選択し、家庭内実資源格納領域2に記録された家庭内実資源データと実資源格納領域3に記録された実資源データと仮想資源格納領域4に記録された仮想資源データのそれぞれを使用してレシピデータの選択結果に応じた調理手順データを作成するものである。調理手順表示部7はパーソナルコンピュータの液晶表示器からなるものであり、調理手順データの作成結果は調理手順表示部7に表示される。この調理手順作成部6はレシピデータの選択処理および調理手順データの作成処理のそれぞれをハードディスクに記録された制御プログラムに基づいて実行するものであり、調理手順作成部6の処理内容は次の通りである。
調理手順作成部6は制御プログラムを起動すると、図8のステップS1でレシピデータが指定されたか否かを判断する。例えば使用者がレシピ入力部5を操作することに基づいてレシピデータの種類を指定すると、調理手順作成部6はステップS1でレシピデータが指定されたと判断する。そして、ステップS2でレシピ格納領域1に記録された複数のレシピデータからレシピ入力部5の操作内容に応じたものを選択し、レシピデータの選択結果をメモリのレシピデータ作業領域に記録する。次に、ステップS3の資源検索処理でレシピデータの選択結果に応じた実資源インスタンスを検索し、ステップS4のスケジュール作成処理でレシピデータの選択結果に応じた調理手順データを作成し、ステップS5で調理手順データの作成結果を調理手順表示部7に表示する。
図9はステップS3の資源検索処理の詳細を示すものであり、調理手順作成部6はステップS11でレシピデータの選択結果から全ての仮想資源クラスを検出し、仮想資源クラスの検出結果をメモリの仮想資源クラス作業領域に記録する。そして、ステップS12で実資源格納領域3から実資源データを検出し、ステップS13で家庭内実資源格納領域2から家庭内実資源データを検出し、ステップS14で仮想資源格納領域4から仮想資源データを検出する。
調理手順作成部6はステップS14で仮想資源データを検出すると、ステップS15で仮想資源クラス作業領域から1個の仮想資源クラスを抽出する。そして、ステップS16で仮想資源クラスの抽出結果に応じた全ての実資源クラスを実資源データから選択し、ステップS17で実資源クラスの選択結果が家庭内実資源データに設定されているか否かを判断する。ここで実資源クラスの選択結果が家庭内実資源データに設定されていることを判断したときにはステップS20へ移行し、実資源クラスの選択結果に応じた全ての実資源インスタンスを家庭内実資源データから選択する。
調理手順作成部6はステップS17で実資源クラスの選択結果が家庭内実資源データに設定されていないことを判断すると、ステップS18で仮想資源クラスの抽出結果に応じた全ての実資源スーパークラスを仮想資源データから選択する。そして、ステップS19で実資源スーパークラスの選択結果に応じた全ての実資源クラスを実資源データから選択し、ステップS17で実資源クラスの選択結果が家庭内実資源データに設定されているか否かを判断する。ここで実資源クラスの選択結果が家庭内実資源データに設定されていることを判断したときにはステップS20へ移行し、実資源クラスの選択結果に応じた全ての実資源インスタンスを家庭内実資源データから選択する。
調理手順作成部6はステップS20で実資源インスタンスを選択すると、ステップS21で仮想資源クラスの抽出結果を実資源インスタンスの選択結果に置換する。この置換処理はレシピデータ作業領域に記録されたレシピデータに対して行われるものであり、調理手順作成部6はステップS21で仮想資源クラスの抽出結果を実資源インスタンスの選択結果に置換したときにはステップS22へ移行し、仮想資源クラス作業領域から仮想資源クラスの抽出結果を削除する。
調理手順作成部6はステップS22で仮想資源クラスの抽出結果を削除すると、ステップS23で仮想資源クラス作業領域に仮想資源クラスが記録されているか否かを判断する。ここで仮想資源クラス作業領域に仮想資源クラスが記録されていることを判断したときにはステップS15に復帰し、仮想資源クラス作業領域から1個の仮想資源クラスを抽出する。そして、ステップS16〜ステップS22を実行することに基づいて仮想資源クラスの抽出結果を実資源インスタンスの選択結果に置換し、ステップS23で仮想資源クラス作業領域に仮想資源クラスが記録されていないことを判断するまでステップS15〜ステップS22を繰返す。
例えば仮想資源クラス作業領域から仮想資源クラス「blanch」が抽出されたときには図6の実資源データから仮想資源クラス「blanch」に応じた実資源クラス「bhp_m46c_right」と「bhp_m46c_left」と「bhp_m46cs_right」と「bhp_m46cs_left」と「er_c300」が選択される。図5の(a)の家庭内実資源データ1では実資源クラス「bhp_m46c_right」〜「er_c300」がいずれも設定されていないので、図7の仮想資源データから仮想資源クラス「blanch」に応じた実資源スーパークラス「ih_heat」が選択される。そして、図6の実資源データから実資源スーパークラス「ih_heat」に応じた実資源クラス「bhp_m46c_right」と「bhp_m46c_left」と「bhp_m46cs_right」と「bhp_m46cs_left」と「bhp_m40c_right」と「bhp_m40c_left」が選択される。この場合には図5の(a)の家庭内実資源データ1に実資源クラス「bhp_m40c_right」および「bhp_m40c_left」が存在するので、図5の(a)の家庭内実資源データ1から実資源クラス「bhp_m40c_right」に応じて実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」が選択され、実資源クラス「bhp_m40c_left」に応じて実資源インスタンス「bhp_m40c_left1」が選択され、レシピデータ作業領域のレシピデータのうち仮想資源クラス「blanch」が実資源インスタンス「bhp_m40c_right1 bhp_m40c_left1」に置換される。図10の(a)は図5の(a)の家庭内実資源データ1に基づいて全ての仮想資源クラスが実資源インスタンスに置換されたレシピデータの置換結果を示すものであり、図10の(a)のレシピデータはレシピデータ作業領域に記録されている。
図5の(b)の家庭内実資源データ2では実資源クラス「bhp_m46c_right」と「bhp_m46c_left」と「er_c300」のそれぞれが設定されているので、図5の(b)の家庭内実資源データ2から実資源クラス「bhp_m46c_right」に応じて実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が選択され、実資源クラス「bhp_m46c_left」に応じて実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」が選択され、実資源クラス「er_c300」に応じて実資源インスタンス「er_c3001」が選択される。そして、レシピデータ作業領域のレシピデータのうち仮想資源クラス「blanch」が実資源インスタンス「bhp_m46c_right1 bhp_m46c_left1 er_c3001」に置換される。図10の(b)は図5の(b)の家庭内実資源データ2に基づいて全ての仮想資源クラスが実資源インスタンスに置換されたレシピデータの置換結果を示すものであり、図10の(b)のレシピデータはレシピデータ作業領域に記録されている。
図8のステップS4のスケジュール作成処理はステップS3の実資源インスタンスの検索結果に基づいて調理手順データを作成するものであり、調理手順データは相互に異なる複数の調理工程が同一時期に実行されるときに相互に異なる複数の調理工程で共通の実資源インスタンスが使用されず且つ成果物が後段の調理工程で使用されることなく放置されないように設定される。
図11はステップS4のスケジュール作成処理の詳細を示すものであり、調理手順作成部6はステップS31でメモリのガントチャートを初期化する。このガントチャートは縦軸に複数の実資源インスタンスを一列に並べ、横軸を時間軸とし、複数の実資源インスタンスのそれぞれがいずれの時間にいずれの調理工程によって占有されているかを帯状のグラフで示すものであり、調理手順作成部6はステップS31でガントチャートを初期化したときにはステップS32へ移行し、時刻Tに初期値「0」を設定する。
調理手順作成部6はステップS32で時刻Tを初期化すると、ステップS33でレシピデータ作業領域のレシピデータから未処理の1個の単位レシピデータを抽出する。この未処理の単位レシピデータとはステップS44の処理順序の記録処理が行われていない単位レシピデータを称するものであり、調理手順作成部6はステップS33で単位レシピデータを抽出したときにはステップS34へ移行し、単位レシピデータの抽出結果に開始条件データが割当てられているか否かを判断する。ここで単位レシピデータの抽出結果に開始条件データが割当てられていないことを判断したときにはステップS36へ移行し、単位レシピデータの抽出結果から調理工程データと実資源インスタンスと所要時間データと成果物データのそれぞれを検出する。
調理手順作成部6はステップS34で単位レシピデータの抽出結果に開始条件データが割当てられていることを判断すると、ステップS35で単位レシピデータの抽出結果から開始条件データを検出し、開始条件データの検出結果に調理済みFが設定されているか否かを判断する。この調理済みFはステップS41でガントチャートが作成されることに基づいてステップS43で設定されるものであり、調理手順作成部6はステップS35で開始条件データの検出結果に調理済みFが設定されていることを判断したときにはステップS36へ移行し、単位レシピデータの抽出結果から調理工程データと実資源インスタンスと所要時間データと成果物データのそれぞれを検出する。
調理手順作成部6はステップS36で調理工程データ〜成果物データのそれぞれを検出すると、ステップS37で実資源インスタンスの検出結果に選択対象となるものが存在するか否かを判断する。この選択対象となる実資源インスタンスとは1個の仮想資源クラスに基づいて設定された複数個の実資源インスタンスを称するものであり、図10の(a)のレシピデータ1では単位レシピデータ1の実資源インスタンス「bowl1 bowl2」および単位レシピデータ3の実資源インスタンス「bhp_m40c_right1bhp_m40c_left1」のそれぞれが選択対象に相当し、図10の(b)のレシピデータ2では単位レシピデータ1の実資源インスタンス「bowl1 bowl2」および単位レシピデータ3の実資源インスタンス「bhp_m46c_right1 bhp_m46c_left1 er_c3001」のそれぞれが選択対象に相当する。
調理手順作成部6は図11のステップS37で実資源インスタンスの検出結果に選択対象となるものが存在することを判断すると、ステップS38で実資源インスタンスの検出結果から選択対象となるものを検出し、ステップS39で選択対象となる実資源インスタンスの全てに対して配置時刻を検出する。そして、ステップS40で配置時刻の検出結果を相互に比較することに基づいて最も早い配置時刻を選択し、ステップS38の選択対象となる実資源インスタンスのうちから配置時刻の選択結果に応じたものを有効な実資源インスタンスとして選択する。この配置時刻とは実資源インスタンスを所要時間データの検出結果に応じた所要時間だけ占有できる最も早い時刻であり、開始条件データが割当てられている場合には開始条件データが調理済みFに設定されている期間を対象に検出される。尚、配置時刻の選択結果に応じた複数の実資源インスタンスが存在するときには家庭内実資源データに対する記録番地が最も小さな実資源インスタンスが有効な実資源インスタンスとして選択される。
調理手順作成部6はステップS41へ移行すると、ガントチャートを作成する。このガントチャートの作成処理は調理工程データの検出結果を所要時間データの検出結果に応じた長さでガントチャート上に配置するものであり、調理工程データの検出結果は同一の単位レシピデータに属する全ての実資源インスタンスの検出結果のそれぞれに対して配置される。この調理工程データの配置処理は開始条件データが割当てられていない単位レシピデータに対しては実資源インスタンスの検出結果の全てを所要時間データの検出結果に応じた所要時間だけ占有できる最も早い時刻を基準に行われ、開始条件データが割当てられている単位レシピデータに対しては開始条件データが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンスの検出結果の全てを所要時間データの検出結果に応じた所要時間だけ占有できる最も早い時刻を基準に行われる。
調理手順作成部6はステップS41でガントチャートを作成すると、ステップS42でガントチャート上の最も遅い値を時刻Tに設定する。そして、ステップS43へ移行し、レシピデータ作業領域の開始条件データに調理済みFを設定する。この調理済みFは成果物データの検出結果と同一の開始条件データに対して設定されるものであり、調理手順作成部6はステップS43で開始条件データに調理済みFを設定したときにはステップS44へ移行し、単位レシピデータの処理順序を単位レシピ番号でメモリに記録する。
調理手順作成部6はステップS44で単位レシピデータの処理順序を記録すると、ステップS45でレシピデータ作業領域に未処理の単位レシピデータが存在するか否かを判断する。この処理はステップS44の処理順序に全ての単位レシピ番号が記録されているか否かを判断することに基づいて行われるものであり、調理手順作成部6はステップS45で未処理の単位レシピデータが存在することを判断したときにはステップS33に復帰する。
調理手順作成部6はレシピデータ作業領域の全ての単位レシピデータについてガントチャートを作成すると、ステップS45でレシピデータ作業領域に未処理の単位レシピデータが存在しないことを判断する。そして、ステップS46でガントチャートの作成結果を調理手順データの候補としてメモリのチャート保管領域に記録し、ステップS47で全調理時間として時刻Tの現在の設定結果を検出する。この全調理時間はガントチャート上で設定された最も遅い時刻であり、最初の調理工程データを開始してから最終の調理工程データを終えるまでの所要時間に相当する。
調理手順作成部6はステップS47で全調理時間を検出すると、ステップS48のスケジュール再作成処理へ移行する。このスケジュール再作成処理はステップS31〜ステップS47と同一の処理を処理順序の記録結果とは異なる順序で行うものであり、調理手順作成部6は新たな処理順序で新たなガントチャートを作成したときには新たなガントチャートの作成結果をチャート保管領域に記録し、新たな全調理時間を検出する。
調理手順作成部6はステップS48のスケジュール再作成処理で全ての処理順序でガントチャートを作成すると、ステップS49で全調理時間の検出結果を相互に比較することに基づいて最短の全調理時間を選択し、ステップS50でチャート保管領域から全調理時間の選択結果に応じたガントチャートを検出する。以下、図10の(a)のレシピデータ1および図10の(b)のレシピデータ2のそれぞれに基づいてスケジュール作成処理およびスケジュール再作成処理の双方を説明する。
[1]レシピデータ1について
レシピデータ作業領域から最初に単位レシピデータ1が抽出されたときには単位レシピデータ1から調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。」と実資源インスタンス「cook1」と実資源インスタンス「bowl1 bowl2」と所要時間データ「600」と成果物データ「xmeat」のそれぞれが検出される。この実資源インスタンス「bowl1 bowl2」は1個の仮想資源クラス「bowl」に基づいて設定された選択対象に該当するものであるので、実資源インスタンス「bowl1」および実資源インスタンス「bowl2」のそれぞれに対して配置時刻が検出される。この場合には単位レシピデータ1に開始条件データが割当てられていないので、実資源インスタンス「bowl1」に対して調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。(ID1)」用に実資源インスタンス「bowl1」を占有することができる最も早い時刻である配置時刻「0」が検出され、実資源インスタンス「bowl2」に対して調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。(ID1)」用に実資源インスタンス「bowl2」を占有することができる最も早い時刻である配置時刻「0」が検出され、実資源インスタンス「bowl1」が有効なものとして選択される。
実資源インスタンス「bowl1」が選択されたときには、図12の(a)に示すように、実資源インスタンス「cook1」および「bowl1」のそれぞれに対してガントチャート上で調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。(ID1)」が所要時間データ「600」に応じた長さで配置される。この場合には単位レシピデータ1に開始条件データが割当てられていないので、調理工程データ「肉は材料群(a)を合せたところに10分漬け込みます。(ID1)」は実資源インスタンス「cook1」および「bowl1」の全てを所要時間データ「600」に応じた所要時間だけ占有できる最も早い時刻「T=0」を基準に配置される。そして、時刻Tがガントチャート上で最も遅い値「600」に設定され、成果物データ「xmeat」と同一の開始条件データ「xmeat」が調理済みFに設定され、処理順序「1」が記録される。この単位レシピデータ1の処理時点では開始条件データが割当てられていない単位レシピデータ2および全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ4のそれぞれが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ1の次に単位レシピデータ2が抽出されたときには単位レシピデータ2から調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、」と実資源インスタンス「cook1」と実資源インスタンス「knife1」と実資源インスタンス「cuttingboard1」と所要時間データ「600」と成果物データ「xpoteto xcarrot」のそれぞれが検出され、図12の(a)に示すように、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、(ID2)」が実資源インスタンス「cook1」〜「cuttingboard1」のそれぞれの欄に所要時間データ「600」に応じた長さで配置される。この単位レシピデータ2には開始条件データが割当てられていないので、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、(ID2)」は実資源インスタンス「cook1」〜「cuttingboard1」の全てを所要時間データ「600」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「600」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1200(=600+600)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xpoteto xcarrot」と同一の開始条件データ「xpoteto xcarrot」が調理済みFに設定され、処理順序「1 2」が記録される。この単位レシピデータ2の処理時点では全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ3および単位レシピデータ4のそれぞれが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ2の次に単位レシピデータ3が抽出されたときには単位レシピデータ3から調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」と実資源インスタンス「bhp_m40c_right1 bhp_m40c_left1」と所要時間データ「300」と成果物データ「xxpoteto xxcarrot」のそれぞれが検出される。この実資源インスタンス「bhp_m40c_right1 bhp_m40c_left1」は1個の仮想資源クラス「blanch」に基づいて設定された選択対象に該当するものであるので、実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」および「bhp_m40c_left1」のそれぞれに対して配置時刻が検出される。この場合には単位レシピデータ3に開始条件データ「xpoteto xcarrot」が割当てられているので、開始条件データ「xpoteto xcarrot」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」に対して調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」用に実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」を占有することができる最も早い時刻である配置時刻「1200」が検出され、実資源インスタンス「bhp_m40c_lef1」に対して調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」用に実資源インスタンス「bhp_m40c_left1」を占有することができる最も早い時刻である配置時刻「1200」が検出され、実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」が有効なものとして選択される。
実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」が選択されたときには、図12の(a)に示すように、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」の欄に配置される。この単位レシピデータ3には開始条件データ「xpoteto xcarrot」が割当てられているので、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」は開始条件データ「xpoteto xcarrot」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1200」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1500(=1200+300)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxpoteto xxcarrot」と同一の開始条件データ「xxpoteto xxcarrot」が調理済みFに設定され、処理順序「1 2 3」が記録される。この単位レシピデータ2の処理時点では全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ4のみが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ3の次に単位レシピデータ4が抽出されたときには単位レシピデータ4から調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」と実資源インスタンス「cook1」と所要時間データ「180」と成果物データ「xxmeat」のそれぞれが検出され、図12の(a)に示すように、調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」が所要時間データ「180」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ4には開始条件データ「xmeat」が割当てられているので、調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」は開始条件データ「xmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「180」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1200」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1500」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxmeat」と同一の開始条件データが「xxmeat」調理済みFに設定され、処理順序「1 2 3 4」が記録される。この単位レシピデータ4の処理時点では全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ5のみが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ4の次に単位レシピデータ5が抽出されたときには単位レシピデータ5から調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」と実資源インスタンス「er_c2001」と所要時間データ「1200」と成果物データ「xxxmeat」のそれぞれが検出され、図12の(a)に示すように、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」が所要時間データ「1200」に応じた長さで実資源インスタンス「er_c2001」の欄に配置される。この単位レシピデータ5には開始条件データ「xxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」は開始条件データ「xxmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「er_c2001」を所要時間データ「1200」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1380」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「2580(=1380+1200)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxxmeat」と同一の開始条件データ「xxxmeat」が調理済みFに設定され、処理順序「1 2 3 4 5」が記録される。この単位レシピデータ5の処理時点では全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ6のみが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ5の次に単位レシピデータ6が抽出されたときには単位レシピデータ6から調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。」と実資源インスタンス「cook1」と所要時間データ「300」と成果物データ「xsparelib」のそれぞれが検出され、図12の(a)に示すように、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ6には開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」は開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「2580」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「2880(=2580+300)」が時刻Tに設定され、処理順序「1 2 3 4 5 6」が記録される。この場合の全調理時間は「2880」である。
図12の(b)は単位レシピデータ1の次に単位レシピデータ4が抽出された場合のガントチャートであり、単位レシピデータ4の調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」は所要時間データ「180」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ4には開始条件データ「xmeat」が割当てられているので、調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」は開始条件データ「xmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「180」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「600」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「780(=600+180)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxmeat」と同一の開始条件データ「xxmeat」が調理済みFに設定され、処理順序「1 4」が記録される。この単位レシピデータ4の処理時点では全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ5および開始条件データが割当てられていない単位レシピデータ2のそれぞれが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ4の次に単位レシピデータ5が抽出されたときには、図12の(b)に示すように、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」が所要時間データ「1200」に応じた長さで実資源インスタンス「er_c2001」の欄に配置される。この単位レシピデータ5には開始条件データ「xxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」は開始条件データ「xxmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「er_c2001」を所要時間データ「1200」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「780」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1980(=780+1200)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxxmeat」と同一の開始条件データ「xxxmeat」が調理済みFに設定され、処理順序「1 4 5」が記録される。この単位レシピデータ5の処理時点では開始条件データが割当てられていない単位レシピデータ2のみが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ5の次に単位レシピデータ2が抽出されたときには、図12の(b)に示すように、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、(ID2)」が所要時間データ「600」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」と実資源インスタンス「knife1」と実資源インスタンス「cuttingboard1」のそれぞれの欄に配置される。この単位レシピデータ2には開始条件データが割当てられていないので、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、(ID2)」は実資源インスタンス「cook1」〜「cuttingboard1」の全てを所要時間データ「600」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「780」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1980」が時刻Tに設定され、成果物データ「xpoteto xcarrot」と同一の開始条件データ「xpoteto xcarrot」が調理済みFに設定され、処理順序「1 4 5 2」が記録される。この単位レシピデータ2の処理時点では全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ3のみが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ2の次に単位レシピデータ3が抽出されたときには実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」の配置時刻および実資源インスタンス「bhp_m40c_left1」の配置時刻のそれぞれが相互に同一値「1980」であることが検出され、実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」が有効なものとして選択される。この実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」が選択されたときには、図12の(b)に示すように、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」の欄に配置される。この単位レシピデータ3には開始条件データ「xpoteto xcarrot」が割当てられているので、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」は開始条件データ「xpoteto xcarrot」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「bhp_m40c_right1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1980」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「2280(=1980+300)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxpoteto xxcarrot」と同一の開始条件データ「xxpoteto xxcarrot」が調理済みFに設定され、処理順序「1 4 5 2 3」が記録される。この単位レシピデータ3の処理時点では全ての開始条件データが調理済みFに設定されている単位レシピデータ6のみが次の処理対象となる。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ3の次に単位レシピデータ6が抽出されたときには、図12の(b)に示すように、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ6には開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」は開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「2280」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「2580(=2280+300)」が時刻Tに設定され、処理順序「1 4 5 2 3 6」が記録される。この場合の全調理時間が最短値「2580」であり、最短の全調理時間「2580」に応じて図12の(b)のガントチャートが選択される。
[2]レシピデータ2について
図13の(a)はレシピデータ作業領域から単位レシピデータが単位レシピ番号「123456」の順序で抽出された場合のガントチャートの作成結果を示すものであり、レシピ作業領域から単位レシピデータ3が抽出されたときには単位レシピデータ3から調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。」と実資源インスタンス「bhp_m46c_right1 bhp_m46c_left1 er_c3001」と所要時間データ「300」と成果物データ「xxpoteto xxcarrot」のそれぞれが検出される。この実資源インスタンス「bhp_m46c_right1 bhp_m46c_left1 er_c3001」は1個の仮想資源クラス「blanch」に基づいて設定された選択対象に該当するものであるので、実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」と実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」と実資源インスタンス「er_c3001」のそれぞれに対して配置時刻が検出される。この単位レシピデータ3には開始条件データが割当てられているので、開始条件データ「xpoteto xcarrot」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」〜「er_c3001」のそれぞれに対して配置時刻が検出される。この場合には実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」〜「er_c3001」のそれぞれの配置時刻として相互に同一な配置時刻「1200」が検出され、実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が有効なものとして選択される。
実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が選択されたときには調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」の欄に配置される。この単位レシピデータ3には開始条件データ「xpoteto xcarrot」が割当てられているので、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」は開始条件データ「xpoteto xcarrot」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1200」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1500(=1200+300)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxpoteto xxcarrot」と同一の開始条件データが調理済みFに設定され、処理順序「1 2 3」が記録される。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ4が抽出されたときには単位レシピデータ4から調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、」と実資源インスタンス「cook1」と所要時間データ「180」と成果物データ「xxmeat」のそれぞれが検出され、図13の(a)に示すように、調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」が所要時間データ「180」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ4には開始条件データ「xmeat」が割当てられているので、調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」は開始条件データ「xmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「180」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1200」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1500」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxmeat」と同一の開始条件データ「xxmeat」が調理済みFに設定され、処理順序「1 2 3 4」が記録される。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ5が抽出されたときには単位レシピデータ5から調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。」と実資源インスタンス「er_c3001」と所要時間データ「1200」と成果物データ「xxxmeat」のそれぞれが検出され、図13の(a)に示すように、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」が所要時間データ「1200」に応じた長さで実資源インスタンス「er_c3001」の欄に配置される。この単位レシピデータ5には開始条件データ「xxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」は開始条件データ「xxmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「er_c3001」を所要時間データ「1200」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1380(600+600+180)」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「2580(=1380+1200)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxxmeat」と同一の開始条件データ「xxxmeat」が調理済みFに設定され、処理順序「1 2 3 4 5」が記録される。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ6が抽出されたときには単位レシピデータ6から調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。」と実資源インスタンス「cook1」と所要時間データ「300」と成果物データ「xsparelib」のそれぞれが検出され、図13の(a)に示すように、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ6には開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」は開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「2580」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「2880(=2580+300)」が時刻Tに設定され、処理順序「1 2 3 4 5 6」が記録される。この場合の全調理時間は「2880」である。
図13の(b)は単位レシピデータ1の次に単位レシピデータ4が抽出された場合のガントチャートであり、単位レシピデータ4の調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」は所要時間データ「180」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ4には開始条件データ「xmeat」が割当てられているので、調理工程データ「薄くサラダ油を塗ったオーブン皿に(1)の肉を並べて、(ID4)」は開始条件データ「xmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「180」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「600」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「780(=600+180)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxmeat」と同一の開始条件データが調理済みFに設定され、処理順序「1 4」が記録される。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ4の次に単位レシピデータ5が抽出されたときには、図13の(b)に示すように、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」が所要時間データ「1200」に応じた長さで実資源インスタンス「er_c3001」の欄に配置される。この単位レシピデータ5には開始条件データ「xxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「オーブン(200℃ 20分)で肉を焼きます。(ID5)」は開始条件データ「xxmeat」が調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「er_c3001」を所要時間データ「1200」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「780(600+180)」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1980(=780+1200)」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxxmeat」と同一の開始条件データ「xxxmeat」が調理済みFに設定され、処理順序「1 4 5」が記録される。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ5の次に単位レシピデータ2が抽出されたときには、図13の(b)に示すように、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、(ID2)」が所要時間データ「600」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」と実資源インスタンス「knife1」と実資源インスタンス「cuttingboard1」のそれぞれの欄に配置される。この単位レシピデータ2には開始条件データが割当てられていないので、調理工程データ「つけあわせのじゃがいも、にんじんを食べやすい大きさにきり、(ID2)」は実資源インスタンス「cook1」〜「cuttingboard1」の全てを所要時間データ「600」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「780(600+180)」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1980」が時刻Tに設定され、成果物データ「xpoteto xcarrot」と同一の開始条件データ「xpoteto xcarrot」が調理済みFに設定され、処理順序「1 4 5 2」が記録される。
レシピ作業領域から単位レシピデータ2の単位レシピデータ3が抽出されたときには実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」と実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」と実資源インスタンス「er_c3001」のそれぞれに対して配置時刻が検出される。この単位レシピデータ3に開始条件データが割当てられているので、開始条件データ「xpoteto xcarrot」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」〜「er_c3001」のそれぞれに対して配置時刻が検出される。この場合には実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」および「bhp_m46c_left1」のそれぞれの配置時刻として相互に同一な配置時刻「1380(600+180+600)」が検出され、実資源インスタンス「er_c3001」の配置時刻として配置時刻「1980(600+180+1200)」が検出され、実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が有効なものとして選択される。
実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が選択されたときには調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」の欄に配置される。この単位レシピデータ3には開始条件データ「xpoteto xcarrot」が割当てられているので、調理工程データ「電子レンジでつけあわせのじゃがいも、にんじんを5分加熱します。(ID3)」は開始条件データ「xpoteto xcarrot」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1380」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「1980」が時刻Tに設定され、成果物データ「xxpoteto xxcarrot」と同一の開始条件データが「xxpoteto xxcarrot」調理済みFに設定され、処理順序「1 4 5 2 3」が記録される。
レシピデータ作業領域から単位レシピデータ3の次に単位レシピデータ6が抽出されたときには、図13の(b)に示すように、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」が所要時間データ「300」に応じた長さで実資源インスタンス「cook1」の欄に配置される。この単位レシピデータ6には開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」が割当てられているので、調理工程データ「焼き上がれば器に盛ります。(ID6)」は開始条件データ「xxpoteto xxcarrot xxxmeat」の全てが調理済みFに設定されている期間を対象に実資源インスタンス「cook1」を所要時間データ「300」に応じた時間だけ占有できる最も早い時刻「1980」を基準に配置される。そして、ガントチャート上で最も遅い時刻「2280(=1980+300)」が時刻Tに設定され、処理順序「1 4 5 2 3 6」が記録される。この場合の全調理時間が最短値「2280」であり、最短の全調理時間「2280」に応じて図13の(b)のガントチャートが選択される。
調理手順作成部6は図11のステップS50で全調理時間が最短の最適なガントチャートを選択すると、ステップS51でガントチャートの選択結果に基づいて調理手順データを作成する。この処理はガントチャートの選択結果から調理工程データと実資源インスタンスと所要時間データのそれぞれを検出し、実資源インスタンスの検出結果を資源に設定し、調理工程データの検出結果を調理工程に設定し、所要時間データの検出結果を所要時間に設定し、調理工程データが配置されている基準の時刻を開始時刻に設定することで行われるものであり、調理手順作成部6はステップS51で調理手順データを作成したときには図8のステップS5へ移行し、調理手順データの作成結果を調理手順表示部7に表示する。図1の(a)の調理手順データ1は図12の(b)のガントチャートに基づいて作成されたものであり、図1の(b)の調理手順データ2は図13の(b)のガントチャートに基づいて作成されたものである。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場合には仮想資源クラスに対して機能的に上位の実資源スーパークラスを仮想資源格納領域4の仮想資源データから選択し、実資源格納領域3の実資源データから実資源スーパークラスの選択結果に応じた実資源クラスを選択し、家庭内実資源格納領域2の家庭内実資源データから実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスを選択した。この家庭内実資源格納領域2の家庭内実資源データは使用者が実際に保有する調理用の資源に基づいて設定したものであり、家庭内実資源格納領域2の家庭内実資源データから選択した実資源インスタンスは使用者が実際に保有するものである。従って、使用者がレシピデータの仮想資源クラスに即した調理用の資源を保有していない場合であってもレシピデータの仮想資源クラスに対して機能的に大差がない調理用の資源を実際に保有している範囲内で調理手順データに設定することができる。
実資源格納領域3には図6の実資源データとは異なる実資源データが記録されている。この実資源データは、図14に示すように、実資源クラス「bhp_m42c」が新たに設定されたものであり、図14の実資源データには実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「hotwater」と実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「stirfry」と実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」と実資源クラス「bhp_m42c」の仮想資源クラス「hotwater」と実資源クラス「bhp_m42c」の仮想資源クラス「stirfry」のそれぞれに対して処理データが割当てられている。
実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「hotwater」と実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」と実資源クラス「bhp_m42c」の仮想資源クラス「hotwater」のそれぞれに割当てられた処理データは調理メニューの分量に基づいてレシピデータの所要時間データを設定するためのものであり、調理メニューの分量は、図15に示すように、予め決められた単位レシピデータに分量データとして設定されている。この分量データは制御データに相当するものである。
実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「stirfry」および実資源クラス「bhp_m42c」の仮想資源クラス「stirfry」のそれぞれに割当てられた処理データは火力の強さに基づいて所要時間データを設定するためのものであり、火力の強さは、図15に示すように、予め決められた単位レシピデータに火力データとして設定されている。この火力データは制御データに相当するものである。
図16は調理手順作成部6が図11のスケジュール作成処理に換えて実行するスケジュール作成処理の詳細を示すものであり、調理手順作成部6は図16のステップS36で単位レシピデータの抽出結果から調理工程データ〜成果物データのそれぞれを検出すると、ステップS52で単位レシピデータの抽出結果に火力データまたは分量データが設定されているか否かを判断する。ここで単位レシピデータの抽出結果に火力データまたは分量データが設定されていることを判断したときにはステップS53へ移行し、単位レシピデータの抽出結果に調理時間固定データが設定されているか否かを判断する。この調理時間固定データは、図15に示すように、使用者がレシピデータの種類を指定するときに調理手順作成装置のキーボードを用いて単位レシピデータ毎に入力することで設定するものであり、調理手順作成部6は図16のステップS53で単位レシピデータの抽出結果に調理時間固定データが設定されていることを判断したときにはステップS37へ移行する。即ち、使用者が調理時間固定データを設定したときには単位レシピデータに分量データまたは火力データが設定されているときであっても所要時間データの設定処理が行われない。
調理手順作成部6は図16のステップS53で単位レシピデータの抽出結果に調理時間固定データが設定されていないことを判断すると、ステップS54で実資源データから実資源クラスの仮想資源クラスに応じた処理データを検出する。この仮想資源クラスとは図9のステップS21で実資源インスタンスに置換される前の初期の仮想資源クラスであり、調理手順作成部6は図16のステップS54で実資源データから処理データを検出したときにはステップS55へ移行し、単位レシピデータの抽出結果から分量データの設定結果または火力データの設定結果を検出する。
調理手順作成部6はステップS55で単位レシピデータの抽出結果から分量データの設定結果または火力データの設定結果を検出すると、ステップS56で火力データの検出結果が存在するか否かを判断する。例えばステップS55で分量データを検出したときにはステップS56で火力データの検出結果が存在しないことを判断し、ステップS58で分量データの検出結果を処理データの検出結果に基づいて処理することで所要時間データを設定する。
調理手順作成部6はステップS55で火力データを検出したときにはステップS56で火力データの検出結果が存在することを判断し、ステップS57で処理データの検出結果から最大火力を検出して最大火力の検出結果を火力データの検出結果と比較する。ここで「最大火力の検出結果≧火力データの検出結果」であることを判断したときにはステップS58およびステップS59のそれぞれを実行せずにステップS37へ移行し、「最大火力の検出結果<火力データの検出結果」であることを判断したときにはステップS58で火力データの検出結果を処理データの検出結果に基づいて処理することで所要時間データを設定する。
調理手順作成部6はステップS58で所要時間データを設定すると、ステップS59でレシピデータ作業領域に記録されているレシピデータについて所要時間データの記録結果を設定結果に置換し、ステップS39の配置時刻の検出処理およびステップS41のガントチャートの作成処理のそれぞれを所要時間データの置換結果に基づいて実行する。以下、所要時間データの設定処理の具体例について説明する。
調理手順作成部6は図15の単位レシピデータ1を抽出しているときには単位レシピデータ1に分量データ「2合」が設定されていることを判断し、単位レシピデータ1に調理時間固定データが設定されていないことを判断する。この場合には実資源データから初期の実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」に割当てられた処理データを検出する。図17の(a)は実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」に割当てられた処理データの詳細を示すものである。この処理データには分量データ「1合」に対して調理時間「2400」が設定され、分量データ「2合」に対して調理時間「4800」が設定され、分量データ「3合」に対して調理時間「7200」が設定され、分量データ「4合」に対して調理時間「9600」が設定されており、調理手順作成部6は図17の(a)の処理データから分量データ「2合」に応じた調理時間「4800」を選択し、単位レシピデータ1の所要時間データ「2400」を調理時間「4800」に置換する。
調理手順作成部6は図15の単位レシピデータ5を抽出しているときには単位レシピデータ5に火力データ「1000W」が設定されていることを判断し、単位レシピデータ5に調理時間固定データが設定されていないことを判断し、実資源データから実資源クラスの初期の仮想資源クラスに割当てられた処理データを検出する。図17の(b)は実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「stirfry」に割当てられた処理データの詳細を示すものであり、火力「1000W」には調理時間「3x」が設定され、火力「1500W」には調理時間「2x」が設定され、火力「2000W」には調理時間「1.5x」が設定され、最大火力「3000W」には調理時間「x」が設定されている。図17の(c)は実資源クラス「bhp_m42c」の仮想資源クラス「stirfry」に割当てられた処理データの詳細を示すものである。この実資源クラス「bhp_m42c」の調理機器は実資源クラス「bhp_m46c_right」の調理機器に比べて最大火力が小さなものであり、火力「200W」には調理時間「7x」が設定され、火力「400W」には調理時間「3.2x」が設定され、火力「600W」には調理時間「2x」が設定され、火力「800W」には調理時間「1.7x」が設定され、火力「1000W」には調理時間「1.3x」が設定され、最大火力「1200W」には調理時間「x」が設定されている。
調理手順作成部6は単位レシピデータ5に実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が設定されているときには図17の(b)の実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「stirfry」用の処理データを検出する。そして、図17の(b)の処理データから最大火力「3000W」を検出し、最大火力「3000W」を単位レシピデータ5の火力データ「1000W」と比較する。この場合には最大火力「3000W」が単位レシピデータ5の火力データ「1000W」に比べて大きいことを判断し、所要時間データの設定処理を行わない。
調理手順作成部6は単位レシピデータ5に実資源インスタンス「bhp_m42c1」が設定されているときには図17の(c)の実資源クラス「bhp_m42c」の仮想資源クラス「stirfry」用の処理データを検出する。そして、図17の(c)の処理データから最大火力「1200W」を検出し、最大火力「1200W」を単位レシピデータ5の火力データ「1000W」と比較する。この場合には最大火力「1200W」が単位レシピデータ5の火力データ「1000W」に比べて大きいことを判断し、所要時間データの設定処理を行わない。
調理手順作成部6は図15の単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれを抽出しているときには単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれに火力データ「2000W」が設定されていることを判断し、単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれに調理時間固定データが設定されていないことを判断し、実資源データから初期の実資源クラスの仮想資源クラスに割当てられた処理データを検出する。例えば単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれに実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が設定されているときには図17の(b)の処理データを検出する。そして、図17の(b)の処理データから最大火力「3000W」を検出し、最大火力「3000W」を火力データ「2000W」と比較する。この場合には最大火力「3000W」が火力データ「2000W」に比べて大きいことを判断し、所要時間データの設定処理を行わない。図18の(a)は単位レシピデータ1に実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」が設定され、単位レシピデータ5と単位レシピデータ8と単位レシピデータ10のそれぞれに実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」が設定されている場合のレシピデータを示すものであり、図18の(a)のレシピデータでは単位レシピデータ5〜単位レシピデータ8のそれぞれに図15のレシピデータと同一の所要時間データが記録されている。この図18の(a)のレシピデータは、説明の便宜上、実資源インスタンスに換えて仮想資源クラスを記載したものである。
調理手順作成部6は単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれに実資源インスタンス「bhp_m42c1」が設定されているときには図17の(c)の処理データを検出する。そして、図17の(c)の処理データから最大火力「1200W」を検出し、最大火力「1200W」を火力データ「2000W」と比較する。この場合には最大火力「1200W」が火力データ「2000W」に比べて小さいことを判断し、図17の(c)の処理データに基づいて所要時間データを設定する。この所要時間データの設定処理は下記(1)〜(3)の手順で行われるものであり、調理手順作成部6は所要時間データを設定したときには単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれの火力データを図17の(c)の処理データに応じた最大火力「1200W」に置換し、単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれの所要時間データを設定結果に置換する。
(1)処理データに基づいて演算式「Y(調理時間)=k/X(火力)」の定数kを算出する。例えば図17の(c)の処理データの場合には「7x=k/200」から「k=1400」が算出され、「3.2x=k/400」から「k=1280」が算出され、「2x=k/600」から「k=1200」が算出され、「1.7x=k/800」から「k=1360」が算出され、「1.3x=k/1000」から「k=1300」が算出され、「x=k/1200」から「k=1200」が算出され、全ての平均として「k=1290」が算出される。
(2)演算式に火力データの検出結果を代入することで調理時間を算出する。例えば図17の(c)の処理データの場合には演算式「調理時間x=1290/2000」から調理時間「0.6x」が算出される。
(3)最大火力で加熱調理を行うときの調理時間「x」を火力データの検出結果に応じて算出した調理時間(2)および単位レシピデータの抽出結果に記録されている所要時間データの双方に基づいて算出し、所要時間データを調理時間「x」の算出結果に設定する。例えば単位レシピデータに火力データ「2000W」および所要時間データ「300」が記録されているときには火力データ「2000W」の検出結果に応じて算出した調理時間「0.6x」が所要時間データ「300」となるように最大火力「1200W」で加熱調理を行うときの調理時間「x」が算出される。この場合には最大火力「1200W」で加熱調理を行うときの調理時間「x」として「x=300×(1/0.6)=500」が算出され、所要時間データが「500」に設定される。
即ち、使用者が火力データの検出結果に応じた強さの火力を出力することが可能な調理機器を保有していない場合には使用者が保有している調理機器の最大火力で調理を行うための所要時間データが設定され、レシピデータに所要時間データの設定結果が最大火力と共に記録される。図18の(b)は単位レシピデータ1に実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」が設定され、単位レシピデータ5と単位レシピデータ8と単位レシピデータ10のそれぞれに実資源インスタンス「bhp_m42c」が設定されている場合のレシピデータを示すものであり、図18の(b)のレシピデータでは単位レシピデータ5に図15のレシピデータと同一の所要時間データが記録され、単位レシピデータ8および単位レシピデータ10のそれぞれに所要時間データの設定結果および最大火力の検出結果が記録されている。この図18の(b)のレシピデータは、説明の便宜上、実資源インスタンスに換えて仮想資源クラスを記載したものである。
調理手順作成部6は図15の単位レシピデータ12を抽出しているときには単位レシピデータ12に火力データ「2000W」が設定されていることを判断し、単位レシピデータ8に調理時間固定データが設定されていることを判断する。この場合には単位レシピデータ12の所要時間データを設定しない。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
単位レシピデータ1と単位レシピデータ5と単位レシピデータ8と単位レシピデータ10のそれぞれに対して分量データまたは火力データを処理データに基づいて処理することで所要時間データを設定し、所要時間データの設定結果に基づいて調理手順データの開始時刻を設定した。このため、単位レシピデータ1〜単位レシピデータ10のそれぞれの所要時間データが分量データまたは火力データに応じた正確なものになるので、調理手順データの開始時刻が調理メニューの分量または調理機器の火力に応じて正確に設定される。
使用者が単位レシピデータに対して調理時間固定データを設定したときには分量データまたは火力データが設定されていても所要時間データの設定処理が行われないようにしたので、調理手順データの中で調理工程の種類に応じて調理時間を意図的に固定することができる。
上記実施例2においては、実資源データの仮想資源クラスに処理データとして(1)で算出される演算式を予め割当てておく構成としても良い。
実資源格納領域3には図6の実資源データとは異なる実資源データが記録されている。この実資源データは、図19に示すように、実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「hotwater」と実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「deepfry」と実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」と実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「deepfry」と実資源クラス「bhp_m46c_roaster」の仮想資源クラス「toast」と実資源クラス「bhp_m46c_roaster」の仮想資源クラス「defrost」と実資源クラス「er_c300」の仮想資源クラス「toast」と実資源クラス「er_c300」の仮想資源クラス「defrost」と実資源クラス「rc_18vs」の仮想資源クラス「ricecook」のそれぞれに対して制約データが割当てられている点で図14の実資源データと相違するものである。これら複数の制約データのそれぞれは調理可能な最大分量を示すものであり、調理手順作成部6は図11のステップS38で実資源インスタンスの選択対象に応じた仮想資源クラスに制約データが設定されているか否かを図19の実資源データに基づいて判断する。この仮想資源クラスに制約データが設定されていることを判断したときには実資源データから仮想資源クラスに応じた制約データを検出し、単位レシピデータの抽出結果から分量データの設定結果を検出し、分量データの検出結果および制約データの検出結果を相互に比較する。ここで「分量データの検出結果>制約データの検出結果」を判断したときには制約データの検出結果に応じた実資源インスタンスを選択対象から削除し、「分量データの検出結果≦制約データの検出結果」を判断したときには制約データの検出結果に応じた実資源インスタンスを選択対象として残す。以下、実資源インスタンスの除外処理を図20の(a)のレシピデータおよび図20の(b)のレシピデータのそれぞれに基づいて説明する。
調理手順作成部6は実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」を図20の(a)の単位レシピデータ1の仮想資源クラス「ricecook」の選択対象としているときには単位レシピデータ1に分量データ「1合」が設定されていることを判断する。この場合には実資源データから実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」に応じた制約データ「3合」を検出し、制約データ「3合」が分量データ「1合」に比べて大きいことを判断する。この場合には実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」を選択対象から除外せず、選択対象として残す。
調理手順作成部6は実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」および実資源インスタンス「rc_18vs1」のそれぞれを図20の(b)の単位レシピデータ1の仮想資源クラス「ricecook」の選択対象としているときには単位レシピデータ1に分量データ「4合」が設定されていることを判断する。この場合には実資源データから実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」に応じた制約データ「3合」および実資源クラス「rc_18vs」の仮想資源クラス「ricecook」に応じた制約データ「5合」のそれぞれを検出し、制約データ「3合」が分量データ「4合」に比べて小さく、制約データ「5合」が分量データ「4合」に比べて大きいことを判断する。この場合には制約データ「3合」に応じた実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」を選択対象から除外し、制約データ「5合」に応じた実資源インスタンス「rc_18vs1」を選択対象として残す。
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
実資源クラスに制約データが設定されているときには実資源クラスの制約データをレシピデータの分量データと比較することに基づいて実資源インスタンスを選択対象から除外するか否かを判断した。このため、調理手順データに調理物の分量に応じた調理機器を設定することができるので、調理手順データに設定された調理機器を使用しているにも拘らず調理工程データに応じた作業を行うことができない事態が発生することがなくなる。
実資源格納領域3には図6の実資源データとは異なる実資源データが記録されている。この実資源データは、図21に示すように、実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「hotwater」〜仮想資源クラス「blanch」と実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」〜仮想資源クラス「blanch」と実資源クラス「bhp_m46c_roaster」の仮想資源クラス「toast」〜仮想資源クラス「grill」のそれぞれに対して使用消費電力データおよび電力制限データが割当てられている点で図6の実資源データに対して相違するものである。
複数の使用消費電力データのそれぞれは仮想資源クラスに応じた機能で調理を行うときの最大消費電力量を示すものであり、例えば実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「hotwater」に割当てられた使用消費電力データ「3000」は実資源クラス「bhp_m46c_right」で「hotwater(湯沸し)」を行うときの最大消費電力量が「3000」であることを示し、実資源クラス「bhp_m46c_roaster」の仮想資源クラス「toast」に割当てられた使用消費電力データ「1200」は実資源クラス「bhp_m46c_roaster」で「toast(トースト)」を行うときの最大消費電力量が「1200」であることを示している。
複数の電力制限データのそれぞれは実資源クラス「bhp_m46c_right」と実資源クラス「bhp_m46c_left」と「bhp_m46c_roaster」の3者を相互に同時に使用することが可能な最大電力量の上限値を示すものであり、電力制限データ「4800」は実資源クラス「bhp_m46c_right」〜実資源クラス「bhp_m46c_roaster」の3者を相互に同時に使用することが可能な最大電力量の上限値が「4800」であることを示している。この電力制限データは複数の実資源クラスに応じた調理用の資源の合計の最大消費電力を示す制約データに相当するものである。
調理手順作成部6は図11のステップS38で実資源インスタンスを選択するときに実資源インスタンスに応じた仮想資源クラスに電力制限データが設定されているか否かを実資源データに基づいて判断する。この仮想資源クラスに電力制限データが設定されていることを判断したときには実資源データから仮想資源クラスに応じた電力制限データおよび使用消費電力データのそれぞれを検出し、電力制限データの検出結果および使用消費電力データの検出結果に基づいて実資源インスタンスが使用可能であるか否かを判断する。ここで実資源インスタンスが使用不能であることを判断したときには実資源インスタンスを選択対象から除外し、実資源インスタンスが使用可能であることを判断したときには実資源インスタンスを選択対象として残す。以下、実資源インスタンスの除外処理を具体的に説明する。
実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」の仮想資源クラス「hotwater」には使用消費電力データ「3000」および電力制限データ「4800」のそれぞれが設定され、実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」の仮想資源クラス「toast」には使用消費電力データ「1200」および電力制限データ「4800」のそれぞれが設定されている。この実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」の仮想資源クラス「toast」を実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」の仮想資源クラス「hotwater」と同時に使用したときには使用消費電力データの加算結果「1200+3000」が電力制限データ「4800」を下回る。この場合には実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」を実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」と同時に使用することが可能であると判断され、実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」が選択対象として残される。
実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」の仮想資源クラス「hotwater」には使用消費電力データ「3000」および電力制限データ「4800」のそれぞれが設定され、実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」の仮想資源クラス「deepfry」には使用消費電力データ「2000」および電力制限データ「4800」のそれぞれが設定されている。この実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」の仮想資源クラス「deepfry」を実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」の仮想資源クラス「hotwater」と同時に使用したときには使用消費電力データの加算結果「2000+3000」が電力制限データ「4800」を上回る。この場合には実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」を実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」と同時に使用することが不能であると判断され、実資源インスタンス「bhp_m46c_left1」が選択対象から除外される。
上記実施例4によれば次の効果を奏する。
実資源クラスに制約データとして電力制限データが設定されているときには使用消費電力データおよび電力制限データの双方に基づいて実資源インスタンスを選択対象から除外するか否かを判断した。このため、調理手順データに使用可能な最大消費電力量の範囲内で調理機器を設定することができるので、調理手順データに設定された調理機器を使用しているにも拘らず調理工程データに応じた作業を行うことができない事態が発生することがなくなる。
家庭内実資源格納領域2には図5の(b)の家庭内実資源データに換えて図22の家庭内実資源データが記録されている。この家庭内実資源データは電力制限データが記録されている点で図5の(b)の家庭内実資源データに対して相違するものである。この電力制限データは使用者が調理手順作成装置のキーボードを操作することに基づいて入力するものであり、家庭のブレーカーが作動しない最大消費電力量を考慮して設定されている。この場合には調理手順作成部6は図11のステップS38で実資源インスタンスを選択するときに家庭内実資源データから電力制限データを検出し、家庭内実資源データから検出した電力制限データを図4の実資源データから検出した電力制限データに換えて使用する。
上記実施例5によれば次の効果を奏する。
実資源クラスに制約データとして電力制限データが設定されているときには使用消費電力データおよび電力制限データの双方に基づいて実資源インスタンスを選択対象から除外するか否かを判断した。このため、調理手順データにブレーカーが作動しない最大消費電力量の範囲内で調理機器を設定することができるので、調理手順データに設定された調理機器を使用している最中にブレーカーが作動する事態が発生することがなくなる。
実資源格納領域3には図6の実資源データに換えて新たな実資源データが記録されている。この実資源データは、図23に示すように、新たな実資源クラス「bhp_m47c_right」と「bhp_m47c_left」と「bhp_m47c_roaster」と「bhp_m47c_center」が追加されている点で図6の実資源データと相違するものであり、実資源クラス「bhp_m47c_roaster」の仮想資源クラス「toast」〜仮想資源クラス「grill」および実資源クラス「bhp_m47c_center」のそれぞれには制約データに相当する併用不能データが割当てられている。これら併用不能データのそれぞれは調理機器の機械的な仕組みの点で相互に同時に使用することができない機能を示すものであり、例えば実資源クラス「bhp_m46c_roaster」の仮想資源クラス「toast」に割当てられた併用不能データ「bhp_m46c_center」は実資源クラス「bhp_m46c_roaster」および実資源クラス「bhp_m46c_center」を相互に使用することができないことを示している。
調理手順作成部6は図11のステップS38で実資源インスタンスを選択するときに実資源インスタンスに応じた仮想資源クラスに併用不能データが設定されているか否かを図23の実資源データに基づいて判断する。この仮想資源クラスに併用不能データが設定されていることを判断したときには実資源データから仮想資源クラスに応じた併用不能データを検出し、併用不能データの検出結果に基づいて実資源インスタンスが使用可能であるか否かを判断する。ここで実資源インスタンスが使用不能であることを判断したときには実資源インスタンスを選択対象から除外し、実資源インスタンスが使用可能であることを判断したときには実資源インスタンスを選択対象として残す。以下、実資源インスタンス「bhp_m47c_center1」がガントチャート上に既に設定されている状態で実資源インスタンス「bhp_m47c_roaster1」および実資源インスタンス「bhp_m47c_right1」のそれぞれが抽出されたときの処理内容を具体的に説明する。
実資源インスタンス「bhp_m47c_roaster1」には併用不能データ「bhp_m47c_center」が設定されている。この実資源インスタンス「bhp_m47c_roaster1」が抽出されたときには実資源インスタンス「bhp_m47c_roaster1」を実資源インスタンス「bhp_m47c_center1」と同時に使用することが不能であると判断され、実資源インスタンス「bhp_m47c_roaster1」が選択対象から除外される。実資源インスタンス「bhp_m47c_right1」には併用不能データが設定されていない。この場合には実資源インスタンス「bhp_m47c_right1」を実資源インスタンス「bhp_m47c_center1」と同時に使用することが可能であると判断され、実資源インスタンス「bhp_m47c_right1」が選択対象として残される。
上記実施例6によれば次の効果を奏する。
実資源クラスに制約データとして併用不能データが設定されているときには実資源インスタンスを選択対象から除外した。このため、調理手順データに現実に使用できる範囲内で調理機器を設定することができるので、調理手順データに設定された調理機器を現実的には使用することができない事態が発生することがなくなる。
調理手順作成部6には、図24に示すように、「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータ」の調理制御回路8が接続されている。この調理制御回路8はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、調理制御回路8には右温度センサ9および左温度センサ10が接続されている。右温度センサ9は「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの右コンロ」の温度に応じた右温度信号を出力するものであり、調理制御回路8は右温度信号の検出結果が予め決められた温度に比べて高いことを判断したときには調理手順作成部6に調理情報として高温データを送信し、右温度信号の検出結果が予め決められた温度以下であることを判断したときには調理手順作成部6に調理情報として低温データを送信する。左温度センサ10は「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの左コンロ」の温度に応じた左温度信号を出力するものであり、調理制御回路8は左温度信号の検出結果が予め決められた温度に比べて高いことを判断したときには調理手順作成部6に調理情報として高温データを送信し、左温度信号の検出結果が予め決められた温度以下であることを判断したときには調理手順作成部6に調理情報として低温データを送信する。
右ロックスイッチ11と左ロックスイッチ12と中ロックスイッチ13のそれぞれは使用者が操作することが可能なものであり、図24に示すように、調理制御回路8に接続されている。右ロックスイッチ11は調理制御回路8に右ロックモードのオンオフを指示するものであり、調理制御回路8は右ロックスイッチ11の操作内容に応じて右ロックモードをオンしたときには調理手順作成部6に調理情報としてロックデータを送信し、右ロックスイッチ11の操作内容に応じて右ロックモードをオフしたときには調理手順作成部6に調理情報としてアンロックデータを送信する。この右ロックモードのオン状態では調理制御回路8は「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの右コンロ」をオンすることが指示されても「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの右コンロ」をオンせず、右ロックモードのオフ状態では「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの右コンロ」をオンすることが指示されることに応じて「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの右コンロ」をオンする。
左ロックスイッチ12は調理制御回路8に左ロックモードのオンオフを指示するものであり、調理制御回路8は左ロックスイッチ12の操作内容に応じて左ロックモードをオンしたときには調理手順作成部6に調理情報としてロックデータを送信し、左ロックスイッチ12の操作内容に応じて左ロックモードをオフしたときには調理手順作成部6に調理情報としてアンロックデータを送信する。この左ロックモードのオン状態では調理制御回路8は「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの左コンロ」をオンすることが指示されても「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの左コンロ」をオンせず、左ロックモードのオフ状態では「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの左コンロ」をオンすることが指示されることに応じて「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの左コンロ」をオンする。
中ロックスイッチ13は調理制御回路8に中ロックモードのオンオフを指示するものであり、調理制御回路8は中ロックスイッチ13の操作内容に応じて中ロックモードをオンしたときには調理手順作成部6に調理情報としてロックデータを送信し、中ロックスイッチ13の操作内容に応じて中ロックモードをオフしたときには調理手順作成部6に調理情報としてアンロックデータを送信する。この中ロックモードのオン状態では調理制御回路8は「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータのロースター」をオンすることが指示されても「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータのロースター」をオンせず、中ロックモードのオフ状態では「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータのロースター」をオンすることが指示されることに応じて「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータのロースター」をオンする。
実資源格納領域3には図6の実資源データに換えて新たな実資源データが記録されている。この実資源データは、図25に示すように、実資源クラス「bhp_m46c_right」の仮想資源クラス「hotwater」〜仮想資源クラス「blanch」と実資源クラス「bhp_m46c_left」の仮想資源クラス「ricecook」〜仮想資源クラス「blanch」と実資源クラス「bhp_m46c_roaster」の仮想資源クラス「toast」〜仮想資源クラス「grill」のそれぞれに対して制約データに相当する使用不能データが割当てられている点で図6の実資源データに対して相違するものである。これら使用不能データのそれぞれは仮想資源クラスに応じた機能を使用することができない条件を示すものであり、使用不能データのうちの高温データは調理制御回路8から高温データが送信されたときには仮想資源クラスに応じた機能を使用することができないことを示し、使用不能データのうちのロックデータは調理制御回路8からロックデータが送信されたときには仮想資源クラスに応じた機能を使用することができないことを示している。
調理手順作成部6は図11のステップS38で実資源インスタンスを選択するときに実資源インスタンスに応じた仮想資源クラスに使用不能データが設定されているか否かを図25の実資源データに基づいて判断する。この仮想資源クラスに使用不能データが設定されていることを判断したときには実資源データから仮想資源クラスに応じた使用不能データを検出し、使用不能データの検出結果に基づいて実資源インスタンスが使用可能であるか否かを判断する。ここで実資源インスタンスが使用不能であることを判断したときには実資源インスタンスを選択対象から除外し、実資源インスタンスが使用可能であることを判断したときには実資源インスタンスを選択対象として残す。以下、実資源インスタンスの除外処理について具体的に説明する。
調理手順作成部6は仮想資源クラス「hotwater」に基づいて実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」を選択しているときには実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」の仮想資源クラス「hotwater」に応じた使用不能データ「高温データ ロックデータ」を実資源データから検出し、調理制御回路8から実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」に応じた「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータの右コンロ」用の高温データまたはロックデータが送信されているか否かを判断する。ここで調理制御回路8から高温データまたはロックデータが送信されていることを判断したときには実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」を選択対象から除外し、調理制御回路8から高温データおよびロックデータがいずれも送信されていないことを判断したときには実資源インスタンス「bhp_m46c_right1」を選択対象として残す。
調理手順作成部6は仮想資源クラス「toast」に基づいて実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」を選択しているときには実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」の仮想資源クラス「toast」に応じた使用不能データ「ロックデータ」を実資源データから検出し、調理制御回路8から実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」に応じた「型式BHP−M46CのIHクッキングヒータのロースター」用のロックデータが送信されているか否かを判断する。ここで調理制御回路8からロックデータが送信されていることを判断したときには実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」を選択対象から除外し、調理制御回路8からロックデータが送信されていないことを判断したときには実資源インスタンス「bhp_m46c_roaster1」を選択対象として残す。
上記実施例7によれば次の効果を奏する。
実資源クラスに制約データとして使用不能データが設定されているときには使用不能データに応じたデータが送信されていることを検出することに基づいて実資源インスタンスを選択対象から除外した。このため、調理手順データに現実に使用できる範囲内で調理機器を設定することができるので、調理手順データに設定された調理機器を現実的には使用することができない事態が発生することがなくなる。
レシピ格納領域1には図4のレシピデータに換えて図26のレシピデータが記録されている。このレシピデータは仮想資源クラスに換えて実資源クラスが設定されている点で図4のレシピデータに対して相違するものであり、調理手順作成部6は図9の資源検索処理のステップS11でレシピデータの選択結果から仮想資源クラスに換えて全ての実資源クラスを検出し、実資源クラスの検出結果をメモリの実資源クラス作業領域に記録する。そして、ステップS12〜ステップS14のそれぞれを経てステップS15へ移行し、ステップS15で実資源クラス作業領域から1個の実資源クラスを選択し、ステップS16を行うことなくステップS17で実資源クラスの選択結果が家庭内実資源データに設定されているか否かを判断する。
実施例1を示す図(調理手順データの作成結果を示す図) 調理手順作成装置を示す図 一般的なレシピを示す図 (a)はレシピ格納領域の記録内容を示す図、(b)は単位レシピデータをツリー形式で示す図 家庭内実資源格納領域の記録内容を示す図 実資源格納領域の記録内容を示す図 仮想資源格納領域の記録内容を示す図 調理手順作成部の処理内容を示す図(メイン処理) 調理手順作成部の処理内容を示す図(資源検索処理) レシピデータの置換結果を示す図 調理手順作成部の処理内容を示す図(スケジュール作成処理) ガントチャートの作成結果を示す図 ガントチャートの作成結果を示す図 実施例2を示す図6相当図 図4相当図 図11相当図 処理データを示す図 レシピデータの置換結果を示す図 実施例3を示す図6相当図 図4の(a)相当図 実施例4を示す図6相当図 実施例5を示す図5の(b)相当図 実施例6を示す図6相当図 実施例7を示す図2相当図 図6相当図 実施例8を示す図4相当図
符号の説明
1はレシピ格納領域(レシピデータ記録手段)、2は家庭内実資源格納領域(家庭内実資源データ記録手段)、3は実資源格納領域(実資源データ記録手段)、4は仮想資源格納領域(仮想資源データ記録手段)、6は調理手順作成部(仮想資源クラス検出手段,実資源クラス選択手段,実資源インスタンス判断手段,第1の実資源インスタンス選択手段,第2の実資源インスタンス選択手段,調理手順作成手段)を示している。

Claims (6)

  1. 下記1)のレシピデータが記録されたレシピデータ記録手段と、
    1)調理工程の内容を示す調理工程データおよび当該調理工程を遂行するために必要な調理用の資源を示す仮想資源クラスを有する複数の単位レシピデータからなるレシピデータ
    使用者が入力することに基づいて設定した下記2)の家庭内実資源データが記録された家庭内実資源データ記録手段と、
    2)複数の実資源インスタンスのそれぞれに1個の実資源クラスが割当てられたものであって、複数の実資源インスタンスのそれぞれとして使用者が実際に保有する調理用の資源が設定され、複数の実資源クラスのそれぞれとして使用者が実際に保有する調理用の資源を実資源インスタンスと同一の階級で示すものが設定された家庭内実資源データ
    下記3)の実資源データが記録された実資源データ記録手段と、
    3)複数の実資源クラスのそれぞれに1個以上の仮想資源クラスおよび1個以上の実資源スーパークラスの双方が割当てられたものであって、複数の実資源スーパークラスのそれぞれとして実資源クラスを当該実資源クラスより上位の階級の調理用の資源または当該実資源クラスと同一の階級の調理用の資源で示すものが設定された実資源データ
    下記4)の仮想資源データが記録された仮想資源データ記録手段と、
    4)複数の仮想資源クラスのそれぞれに1個の実資源スーパークラスが割当てられた仮想資源データ
    前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータから単位レシピデータを検出し、単位レシピデータの検出結果から仮想資源クラスを検出する仮想資源クラス検出手段と、
    前記実資源データ記録手段に記録された実資源データから仮想資源クラスの検出結果に応じた実資源クラスを選択する実資源クラス選択手段と、
    前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在するか否かを判断する実資源インスタンス判断手段と、
    前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在することが判断されることに基づいて前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データから実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスを選択する第1の実資源インスタンス選択手段と、
    前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データに実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスが存在しないことが判断されることに基づいて前記仮想資源データ記録手段に記録された仮想資源データから仮想資源クラスの検出結果に応じた実資源スーパークラスを選択し、前記実資源データ記録手段に記録された実資源データから実資源スーパークラスの選択結果に応じた実資源クラスを選択し、前記家庭内実資源データ記録手段に記録された家庭内実資源データから実資源クラスの選択結果に応じた実資源インスタンスを選択する第2の実資源インスタンス選択手段と、
    前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータを単位レシピデータ毎に処理することに基づいて複数の調理工程のそれぞれに調理工程に応じた作業を行うために必要な調理用の資源が割当てられた調理手順データを作成するものであって、前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータの調理工程データに基づいて調理手順データの調理工程を設定し、前記レシピデータ記録手段に記録された仮想資源クラスを前記第1の実資源インスタンス選択手段の選択結果または前記第2の実資源インスタンス選択手段の選択結果に変換することに基づいて調理手順データの資源を設定する調理手順作成手段を備えたことを特徴とする調理手順作成装置。
  2. 前記レシピデータ記録手段には、調理工程データと仮想資源クラスと調理工程に応じた作業に要する所要時間を示す所要時間データを有する複数の単位レシピデータからなるレシピデータが記録され、
    前記調理手順作成手段は、前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータを単位レシピデータ毎に処理することに基づいて複数の調理工程のそれぞれに調理用の資源および調理工程に応じた作業を開始するための開始時刻が割当てられた調理手順データを作成するものであって、前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータの所要時間データに基づいて調理手順データの開始時刻を設定することを特徴とする請求項1に記載の調理手順作成装置。
  3. 前記レシピデータ記録手段に記録されたレシピデータには、予め決められた単位レシピデータに対して当該単位レシピデータの所要時間データを設定するための制御データが設定され、
    前記実資源データ記録手段に記録された実資源データには、予め決められた実資源クラスに対して単位レシピデータの制御データに基づいて所要時間データを設定するための処理データが設定され、
    前記調理手順作成手段は、予め決められた単位レシピデータについて制御データを処理データに基づいて処理することで所要時間データを設定する処理を行うことが可能なものであって、所要時間データを設定する処理を行ったときには所要時間データの設定結果に基づいて調理手順データの開始時刻を設定することを特徴とする請求項2に記載の調理手順作成装置。
  4. 前記レシピデータ記録手段には、
    調理工程データと仮想資源クラスと所要時間データと調理工程データに応じた作業を行うことに基づいて生成される成果物を示す成果物データを有する開始条件無しの単位レシピデータおよび調理工程データと仮想資源クラスと所要時間データと成果物データと調理工程に応じた作業を開始するのに必要な成果物を示す開始条件データを有する開始条件付きの単位レシピデータからなるレシピデータが記録され、
    前記調理手順作成手段は、
    開始条件付きの単位レシピデータについては開始条件データに応じた成果物データが既に調理されている期間を対象にして実資源インスタンスを所要時間データに応じた所要時間だけ占有できるように調理工程データの開始時刻を設定し、
    開始条件無しの単位レシピデータについては開始条件データに応じた成果物データが既に調理されている期間を対象にすることなく実資源インスタンスを所要時間データに応じた所要時間だけ占有できるように調理工程データの開始時刻を設定することを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載の調理手順作成装置。
  5. 前記実資源データ記録手段に記録された実資源データには、予め決められた実資源クラスに対して当該実資源クラスに応じた実資源インスタンスの使用を制約するための制約データが設定され、
    前記調理手順作成手段は、前記第1の実資源インスタンス選択手段の選択結果または前記第2の実資源インスタンス選択手段の選択結果に応じた実資源クラスに制約データが設定されているときには当該制約データを使用して調理手順データを作成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の調理手順作成装置。
  6. 前記実資源データ記録手段に記録された実資源データには、予め決められた実資源クラスに対して当該実資源クラスに応じた調理用の資源で調理することが可能な最大分量または当該実資源クラスに応じた調理用の資源および他の1個以上の実資源クラスに応じた調理用の資源の合計の最大消費電力または当該実資源クラスに応じた調理用の資源と併用することが不能な他の実資源クラスに応じた調理用の資源または当該実資源クラスに応じた調理用の資源を使用することが不能な状態が制約データとして設定されていることを特徴とする請求項5に記載の調理手順作成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024043184A1 (ja) * 2022-08-26 2024-02-29 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 情報処理方法、情報処理装置、プログラム

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