JP2009123796A - リフロー加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリント基板及びこのプリント基板に実装される実装部品からなるワークを均一な熱風の対流によって、ムラなく且つ効率よく加熱することで、鉛フリーハンダに対応した実装が可能なリフロー加熱装置を提供することである。
【解決手段】 加熱空間26を有する加熱炉15と、外気を導入して圧縮空気を発生させる加圧ユニット50及び加熱ユニット40とを備えたリフロー加熱装置であって、前記加熱炉15には、載置したワーク20を挟んで対向する一対の側壁部47,48に設けられ、前記加圧ユニット50及び加熱ユニット40を経た圧縮空気による熱風を前記加熱空間26内に噴出する噴出部32,33と、加熱空間26内で循環させた熱風を排出する排出部34とが設けられ、前記噴出部32,33から噴出される熱風による対流によって、プリント基板からなるワーク20の加熱処理を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、プリント基板上に印刷されたハンダを加熱溶融させて各種の電子部品を実装するリフロー加熱装置に関するものである。
回路パターンが形成されたプリント基板上に、各種の電子部品、例えば、表面実装型の半導体素子やコネクタ類などを実装する場合、前記電子部品をプリント基板上の所定位置に載置した上で、ハンダなどの接続用溶接部材によって電気的に接続している。このような接続を行うため、加熱炉を備えたリフロー加熱装置では、前記プリント基板にクリーム状のハンダを印刷しておき、このハンダ印刷部分に前記電子部品の接続端子を載置する。そして、このプリント基板を前記加熱炉内において加熱することによって、前記ハンダを溶融させて電子部品との電気的接続を図っている。このようなリフロー加熱装置の中には、プリント基板を静止した状態で加熱する静止型と、加熱炉内を移動しながら加熱する移動型とがある。
従来の一般的なリフロー加熱装置は、特許文献1に開示されているように、複数の電子部品がハンダを介して配置されたプリント基板(ワーク)を収容する加熱炉と、この加熱炉内に設けられる遠赤外線式のヒータ部からなる輻射式加熱手段とを備えている。そして、前記ヒータ部を所定の温度に加熱し、この加熱された輻射熱を前記ワーク全体に浴びせることで、ハンダが溶融してプリント基板に電気的に接続されるようになっている。前記ヒータ部は、複数の発熱管によって構成され、ワークの上面あるいは下面全体をカバーするように平面状に形成されている。
加熱方法については、前述したようなヒータ部からの輻射熱を利用する輻射式加熱手段の他に、熱風式のヒータ部によって熱せられた空気をファンによって加熱室内に対流させることで、ハンダを溶融する循環式加熱手段を用いたものもある。なお、特許文献1に開示されているリフロー加熱装置は、前記輻射式加熱手段と循環式加熱手段を備えた構成になっている。
また、近年においては、環境問題の観点から、前記ハンダが鉛を含まない非鉛系のハンダ合金(鉛フリーハンダ)に置き換えられようとしている。しかしながら、このような鉛フリーハンダは、従来一般的に使用されてきた鉛系のハンダ合金に比べて融点が20〜30℃程度と高いものとなる。このようなことから、鉛フリーハンダに対応した加熱手段、特にその温度調整や温度管理等に関する内容の発明が多くなされており、前記特許文献1にも示されている。
特開2001−168517号公報
循環式加熱手段を用いた従来の加熱方式では、所定の温度に加熱したヒータ部に外部からの空気を通し、ここで熱せられた空気を加熱炉内の一端に設けられている送風口から送出するように構成されているものが多い。このようなヒータ部で熱せられた空気(熱風)は、ワークが配置された加熱炉内を循環する間に次第に温度が下がるため、鉛フリーハンダのような融点の高い溶接部材を十分に溶接できない場合があり、それによって電子部品の実装不良が発生するおそれがある。
また、A4サイズ程度の大型プリント基板を被加熱対象とした場合は、前記熱風の噴出量が少ないと、加熱ムラが生じてしまう場合がある。このため、熱風を多く噴出させるために大型の送風機を備えなければならないため、リフロー加熱装置が大型化するといった問題があった。
そこで、本発明の目的は、プリント基板及びこのプリント基板に実装される実装部品からなるワークを均一な熱風の対流によって、ムラなく且つ効率よく加熱することで、鉛フリーハンダに対応した実装が可能なリフロー加熱装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のリフロー加熱装置は、熱風を循環させるための加熱空間を有する加熱炉と、この加熱炉内に設けられ、電子部品が配置されたプリント基板からなるワークを浮かせた状態で支持するワーク支持部と、外気を導入して圧縮空気を発生させる加圧ユニット及び前記圧縮空気を熱して前記加熱炉内に熱風を送り込む加熱ユニットとを備えたリフロー加熱装置であって、前記加熱炉には、前記ワークを挟んで対向する一対の側壁部を有し、それぞれの側壁部の上辺部及び下辺部に前記加圧ユニット及び加熱ユニットを経た圧縮空気による熱風の噴出部が設けられると共に、前記上辺部と下辺部の中間に前記熱風の排出部が設けられ、前記熱風を前記ワークの上面側及び下面側の加熱空間内で対流させることによって、前記ワークの上面及び下面を均等に加熱することを特徴とする。
本発明に係るリフロー加熱装置によれば、電子部品が配置されたプリント基板からなるワークの上面側及び下面側に加熱空間を有し、この加熱空間に向けて、加圧ユニット及び加熱ユニットによってつくられる圧縮空気を加熱した熱風を噴出させ、対流を発生させることができるので、前記ワークの上面及び下面を高温で且つムラなく均等に加熱させることができる。これによって、前記電子部品をプリント基板に接続するためのハンダが融点の高い鉛フリーハンダを使用した場合にあっても、接合不良等が生じることがない。
また、本発明のリフロー加熱装置によれば、加熱炉内にヒータ部が直接設けられてなく、ワークを挟んで対向する一対の側壁部に開設される複数の貫通孔からなる噴出部あるいは排出部のみを有する構造となっているので、熱風の循環を妨げることなくワーク全体に対して理想的な対流を発生させることができる。これによって、前記ワークの全体をムラなく加熱させることができ、鉛フリーハンダによる実装をより確実に行うことができる。
以下、添付図面に基づいて本発明に係るリフロー加熱装置の実施形態を詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態のリフロー加熱装置10は、加熱炉15を有するリフローユニット12と、このリフローユニット12を背面側から所定の高さ位置で支持する支柱部16と、この支柱部16の下端からリフローユニット12と同じ水平方向に延びる一対の固定脚部17a,17bとからなるコ字状の側面形状を有した筐体18を備えて構成されている。
このリフロー加熱装置10では、図2(a),(b)に示すようなプリント基板21及びこのプリント基板21上にクリーム状に印刷されたハンダ22を介して配置される電子素子やコネクタなどの各種の電子部品23からなるワーク20を主な被加熱対象としている。前記プリント基板21は、厚みが1〜2mmのエポキシ樹脂やベークライトなどの絶縁板が用いられ、この上に30〜40μm程度の厚みの銅箔による配線パターンが形成される。前記ハンダ22は、前記配線パターンの所定箇所に印刷等によって形成される。このハンダ22は、従来のスズ-鉛を用いた共晶ハンダの他に、鉛を含まないスズ-銀-銅を用いた鉛フリーハンダが使用される。
前記リフローユニット12は、前記加熱炉15と、この加熱炉15の左右両側に設けられる熱風供給部13とを備える。前記一方の固定脚部17aには、前記熱風供給部13に備わるヒータ部の温度調整を行うための温度調整ユニット24が設けられ、他方の固定脚部17bには、リフロー加熱装置10全体の制御や状態を表示するための制御表示パネル25が設けられる。また、前記支柱部16の裏面側には、図示しない電源部、制御盤、圧縮エアー用の配管などが備えられている。
前記加熱炉15は、図3に示すように、上面部43、正面部44、下面部45、背面部46及び左右方向に面した一対の側壁部47,48とで構成された加熱空間26を有しており、図2に示したA4サイズ版までのプリント基板21からなるワーク20がワーク支持部27を介して略中央部に浮いた状態で配置される。このワーク支持部27は、前記ワーク20の左右の縁部を載せ置く略L字状の一対のガイドレール28と、このガイドレール28を加熱空間26の中間位置の高さで支持すると共に、互いに離間及び近接可能となるようにスライド可能に配置される一対の支持脚29とを有して構成されている。前記支持脚29をスライドさせることによって、B5やA5サイズ等のA4サイズ以下のワークにも対応させることができる。このスライド移動は、リフローユニット12の前面側に備わるダイヤルつまみ19によって操作される。なお、前記支持脚29のスライド移動は、左右方向の移動量が対称となるように構成されているため、どのサイズのワークに対しても加熱空間26内の中心部に位置するようになっている。
前記加熱空間26は、熱風の対流を考慮して、前記ワーク支持部27を介して載置されるワーク20の上面側及び下面側に約40mm程度の空間スペースを確保して形成されるのが好ましい。前記側壁部47,48及び背面部46は、耐熱性の金属面で構成され、上面部43、正面部44及び下面部45には、加熱炉15の内部の状態が視認可能な透過性を有した観察窓30a,30b,30cがそれぞれ設けられている。この観察窓30a,30b,30cは、耐熱性を有する合成石英ガラスの二重構造となっており、前記ワーク20の表裏の両平面及び正面側の側面が全て見渡せる広さに形成されている。このような観察窓30a,30b,30cを設けることで、加熱中の前記ワーク20の表面側及び裏面側に配置されている電子部品23の実装状態やプリント基板21の反りや変形などを三方向から観察することができる。なお、前記観察窓30aが設けられている加熱炉15の上面部は、ワーク20を出し入れさせるため、スライド開閉可能に取り付けられている。
前記加熱炉15内の側壁部47,48には、図1及び図3に示したように、前記ワーク支持部27に固定されているワーク20の表面及び裏面に熱風を吹き付けるための噴出部32,33と、吹き付けた後の熱風を外部に排出する排出部34が設けられる。噴出部32,33は、前記側壁部47,48の上辺部と下辺部に沿って設けられ、排出部34は前記上辺部及び下辺部に設けられている各噴出部32,33の中間部に設けられる。この排出部34は、前記ワーク支持部27に固定されているワーク20の高さと略同じ高さ位置に設定されている。また、前記噴出部32,33及び排出部34は、側壁部47,48を丸孔状に貫通して形成され、一列に等間隔ごとに配列構成されているが、前記排出部34の方が噴出部32,33よりも密に形成されるのが望ましい。前記噴出部32,33から噴出される熱風は、ワーク20の表面及び裏面のそれぞれの端部から中心部に向かって対流させた後、左右の側壁部47,48に設けられている排出部34から加熱炉15の外部に自然排出されることによって、加熱空間26内を一定の流量で循環させている。
図4及び図5に示すように、前記側壁部47,48の外側には、前記各噴出部32,33に対応した加熱ユニット40が4基設けられる。各加熱ユニット40は、前記各噴出部32,33に通じる空気の攪拌路41と、この各攪拌路41に対して熱した空気を供給するヒータ部42とを備える。このヒータ部42は、前記側壁部47,48の長手方向に沿って延びる複数の細長い発熱管と、この発熱管を所定の温度に設定調整するためのコントローラとを備える。
前記各加熱ユニット40の外側には、それぞれ加圧ユニット50が隣接して設けられる。この加圧ユニット50は、図6(a)に示すように、加熱ユニット40と略同じ長さ幅を有した加圧室51を備える。この加圧室51は、金属製の壁面によって密閉された中空状の内部空間を有して形成され、一端が外気の導入口52であり、前記加熱ユニット40に隣接する側壁面が圧縮空気を射出する射出面53となっている。前記導入口52には、図1に示したリフロー加熱装置10の支柱部16の背面側に配置されているポンプ部(図示せず)から外気を高速に吸引するための吸引管54が取り付けられ、この吸引管54には、外気の吸引量や吸引速度を調整するためのバルブ55が設けられている。また、それぞれのバルブ55には、ポンプ部との間にエアフローコントローラ(図示せず)が取り付けられ、加圧ユニット50に送り込まれる空気の流量が適宜調整される。本実施形態のリフローユニット12にあっては、加熱炉15を挟んで配設される4基の加圧ユニット50の各バルブ55に設けられるエアフローコントローラで空気の流量を制御することで、図5に示したように、加熱炉15内の4箇所の噴出部32,33からの熱風の噴出量を均一にし、ワーク20をムラなく均等に加熱させることができる。
前記各加圧室51内には、導入口52と距離を隔てて対向する端面の内側に隔壁部56が設けられると共に、前記導入口52から隔壁部56に至る外気の通気路を仕切る加圧壁57が設けられる。前記隔壁部56は、図6(a)に示されるように、断面半円状に湾曲して形成されており、前記導入口52から導入した外気を衝突させて圧縮させた後、この加圧室51の射出面53に向けて流れを変えるために設けられている。また、前記加圧壁57は、導入口52から供給される外気を前記隔壁部56に向けて徐々に流量を絞り込みながらガイドすると共に、前記隔壁部56によって流れを変えた圧縮空気と混在させないようにするために設けられる。したがって、この加圧壁57は、図6(a)のB−B断面である図6(b)に示すように、加圧室51内を天板部59から底板部60にかけて仕切られ、前記隔壁部56の湾曲した内周面に沿って空気を通過させるための僅かな隙間61を有して形成されている。
前記加圧ユニット50のヒータ部42に隣接する射出面53には、全面に亘って微小な射出孔58が多数設けられる。また、各射出孔58は、射出面53の厚みの範囲内で内側から外側に向けて放射状に広がるように形成するのが好ましい。このように、前記射出孔58が加圧ユニット50側からヒータ部42に向けて広くすることで、前記加圧室51内の圧縮空気を前記加熱ユニット40のヒータ部42に向けて勢いよく射出させることができる。
図5に示したように、前記加圧ユニット50によって圧縮空気を発生させ、加熱ユニット40によって前記圧縮空気を熱して攪拌路41を通して攪拌することで、前記噴出部32,33から前記ワーク20の中心部分に向かって勢いよく熱風(破線で示す)を噴出させることができる。この熱風は、所定の温度及び流速となるように、前記加圧ユニット50で圧縮空気の流量調整と、加熱ユニット40及び温度調整ユニット24での温度調整が行われる。
前記ワーク20の上方に位置する左右一対の噴出部32からは、ワーク20の表面の略中心部に到達する程度の流速によって、水平方向に熱風を噴出させる。一方、ワーク20の下方に位置する左右一対の噴出部33からは、ワーク20の裏面の略中心部に到達するように、前記同様の流速によって熱風を噴出させる。図5に示したように、前記ワーク20の図中左側に配置されている各噴出部32,33から噴出された熱風は、ワークの左半分の表面及び裏面を加熱した後、左側の排出部34から加熱炉15の外部に自然排気される。一方、前記ワーク20の図中右側に配置されている各噴出部32,33から噴出された熱風は、ワーク20の右半分の表面及び裏面を加熱した後、右側の排出部34から加熱炉15の外部に自然排気される。したがって、前記各噴出部32,33から噴出される熱風によって、ワーク20の上面側及び下面側のそれぞれの左右方向に図5の矢印線で示すような対流が生じ、このそれぞれの対流によって、ワーク20全体をムラなく均等に加熱することができる。
前記左右側の排出部34は、図4に示したように、加熱炉15の背面側に延びる共通の排気路35に繋がり、この排気路35から延びる排気ダクト36を通して外部に放出される。
次に、上記構成からなるリフロー加熱装置10によるワーク20の加熱方法及び作用について説明する。図1及び図3に示したように、加熱炉15の上面部43をスライド開放し、各種の電子部品やコネクタ類が配置されたプリント基板からなるワーク20の縁部をワーク支持部27の上に載置する。このワーク20の配置高さは、加熱炉15内の加熱空間26の略中間に位置するように設定されている。前記ワーク20を所定位置にセットした後、上面部43を前方側にスライド移動させて加熱炉15を密閉する。この密閉は加熱炉15内を加熱する際に熱が外部に漏れないようにするためのものであり、加熱中の内部も通常の大気圧状態に置かれる。
前記上面部43が閉じていることを確認した後、リフロー加熱装置10に備わる制御表示パネル25(図1)を操作して加熱ユニット40内のヒータ部42の温度設定を行う。この温度は、鉛フリー実装を行う場合、最大で約300℃までの範囲に設定される。ここで設定された温度は、前記加熱炉15内に備わる温度センサで感知され、前記温度調整ユニット24において設定した温度を維持するように自動制御される。
前記ヒータ部42の温度が設定された温度値になった後、リフロー加熱装置10の筐体18の背面側に備わる吸引ポンプ(図示せず)を駆動して、外気を加圧ユニット50の加圧室51内に導入する。この加圧室51内に導入された外気は、前述したように、加圧壁57及び隔壁部56によってさらに加速され、圧縮された霧状の圧縮空気が前記ヒータ部42に向けて放出される。このヒータ部42に噴き付けられた圧縮空気は、所定の温度に加熱された複数の発熱管の間を通過する過程で熱せられ、前記攪拌路41を経て、加熱炉15の側壁部47,48に設けられている噴出部32,33から放出される。
図7は、上記実施形態のリフロー加熱装置10における加熱炉15内での熱風の対流状態を示したものである。ワーク20を挟んだ4箇所の噴出部32,33からそれぞれワーク20の表面及び裏面の中心部Oに向かうように略水平方向に熱風が噴出される。中心部Oに達した熱風は、噴出される側に設けられているそれぞれの排出部34から自然排気されることによって、矢印線で示すようなU字状の熱風による対流が発生する。特に、前記熱風の排出部34が前記ワーク20と略同じ高さ位置に設けられているので、熱風の流れが滞ることなく常に一定の流量及び流速による対流を生じさせることができる。このように、前記それぞれの噴出部32,33から生じる熱風の対流によって、ワーク20の端部から中心部までを高温且つ均等に加熱させることができ、A4サイズ程度の大型のプリント基板においてもムラのない良好なハンダ実装が可能となる。
以上説明したように、本発明のリフロー加熱装置では、ワークを浮かせた状態で載置すると共に、前記ワークの表面側及び裏面側に均一な加熱空間を有し、この加熱空間において複数の熱風による対流を発生させるような構造となっている。これによって、ワークの表裏両面を高温度の熱風によってムラなく均等に加熱させることができ、鉛フリー対応よるハンダを用いた場合であっても電子部品の実装を迅速且つ精度よく行うことができる。
本発明に係るリフロー加熱装置の全体構成を示す斜視図である。 被加熱対象であるワークの一例を示す外観図である。 加熱炉の内部構造を示す斜視図である。 リフローユニットを背面から見た斜視図である。 図1のリフローユニットのA−A断面図である。 加圧ユニットの内部構造を示す断面図である。 加熱炉内の熱風の対流状態を示す説明図である。
符号の説明
10 リフロー加熱装置
12 リフローユニット
13 熱風供給部
15 加熱炉
16 支柱部
17a,17b 固定脚部
18 筐体
19 ダイヤルつまみ
20 ワーク
21 プリント基板
22 ハンダ
23 電子部品
24 温度調整ユニット
25 制御表示パネル
26 加熱空間
27 ワーク支持部
28 ガイドレール
29 支持脚
30a,30b,30c 観察窓
32 噴出部
33 噴出部
34 排出部
35 排気路
36 排気ダクト
40 加熱ユニット
41 攪拌路
42 ヒータ部
43 上面部
44 正面部
45 下面部
46 背面部
47 側壁部
48 側壁部
50 加圧ユニット
51 加圧室
52 導入口
53 射出面
54 吸引管
55 バルブ
56 隔壁部
57 加圧壁
58 射出孔
59 天板部
60 底板部
61 隙間

Claims (6)

  1. 熱風を循環させるための加熱空間を有する加熱炉と、
    この加熱炉内に設けられ、電子部品が配置されたプリント基板からなるワークを浮かせた状態で支持するワーク支持部と、
    外気を導入して圧縮空気を発生させる加圧ユニット及び前記圧縮空気を熱して前記加熱炉内に熱風を送り込む加熱ユニットとを備えたリフロー加熱装置であって、
    前記加熱炉には、前記ワークを挟んで対向する一対の側壁部を有し、それぞれの側壁部の上辺部及び下辺部に前記加圧ユニット及び加熱ユニットを経た圧縮空気による熱風の噴出部が設けられると共に、前記上辺部と下辺部の中間に前記熱風の排出部が設けられ、前記熱風を前記ワークの上面側及び下面側の加熱空間内で対流させることによって、前記ワークの上面及び下面を均等に加熱することを特徴とするリフロー加熱装置。
  2. 前記加圧ユニットは、一端に外気の導入口、この導入口から距離を隔てた他端に前記外気を衝突させるための隔壁部を有する中空状の加圧室と、この加圧室内を長手方向に沿って仕切ると共に、前記導入口から導入した外気を前記隔壁部に向けて絞り込むための加圧壁と、この加圧壁に沿って絞り込まれ、前記隔壁部によって衝突された圧縮空気を前記加熱ユニットに向けて射出するための射出孔が複数形成された射出面とを備える請求項1記載のリフロー加熱装置。
  3. 前記加熱ユニットは、前記各噴出部に通じる攪拌路と、この攪拌路に隣接するヒータ部とを備え、前記加圧ユニットによってつくられる圧縮空気を前記ヒータ部で加熱し、前記攪拌路を通して攪拌させた後、各噴出部から前記加熱炉内に噴出させる請求項1又は2記載のリフロー加熱装置。
  4. 前記加圧壁は、前記加圧室内を前記導入口から隔壁部に向けて狭める方向に傾斜して設けられる請求項2記載のリフロー加熱装置。
  5. 前記隔壁部は、内側が断面半円状に湾曲して形成されている請求項2記載のリフロー加熱装置。
  6. 前記加熱炉には、前記ワークの上面、正面及び下面を透過させる観察窓を備える請求項1記載のリフロー加熱装置。
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